JP7004627B2 - 映像音声再生システム、映像表示装置及び映像表示方法 - Google Patents

映像音声再生システム、映像表示装置及び映像表示方法 Download PDF

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本発明は、デジタルテレビの映像音声再生システム及び映像表示装置に関する。
従来、映像を表示する装置と音声を出力する装置とを有し、映像を表示する装置から音声を出力する装置へ音声を表す信号が無線で伝送されるシステムにおいて、映像と音声とを同期させる装置が知られている。映像の表示と音声の出力の同期化にあっては、映像を表示する装置において無線通信信号が生成されるまでの時間と、無線通信信号がリモコンまで送信されるに要する時間と、音声を出力する装置で出力されるまでの時間との合計時間を演算しておこなう。例えば映像を表示する装置であるテレビと、テレビと無線で接続した音声を出力する装置であるヘッドホンとで構成されるAVシステムにおいて、テレビで出力される映像と、ヘッドホンで出力する音声とを同期させる(例えば特許文献1参照)。
特開2013-187765(第9-11頁、第2図)
特許文献1のAVシステムでは、テレビのスピーカから無線で接続したヘッドホンに音声出力を切り替える際に、同期のための遅延時間を機械的に決定することが可能と記してあるが、例示された“音圧レベルのピークのタイミングの比較”という方法は映像コンテンツの音声信号には適応が困難であり、実際に特許文献1には設定専用の音声を再生する設定モードが必要であることが書かれている。この場合、遅延時間調整を行うために視聴していた映像や音声を中断する必要があり、同様にテレビのスピーカからヘッドホン等の外付けの音声を出力する装置への音声出力の切り替えをスムーズに行うことが困難である。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ユーザの映像コンテンツ視聴を中断させることなく、表示機の出力する映像と外部スピーカの出力する音声との再生タイミングを同期させる映像音声再生システムを得るものである。
この発明に係る映像音声再生システムにおいては、映像表示装置と音声出力装置とを有し、前記映像表示装置において、出力装置用音声信号を前記音声出力装置に無線で送信し、前記音声出力装置において、前記出力装置用音声信号を受信し音声に変換して出力する映像音声再生システムであって、前記映像表示装置は、映像信号を映像に変換して表示する映像表示部と、表示装置用音声信号を音声に変換して出力する音声出力部と、前記出力装置用音声信号を前記音声出力装置に無線で送信する音声送信部と、前記音声出力部から出力される音声と前記音声出力装置から出力される音声との間の時間差に基づいて、前記映像信号の遅延時間である映像遅延時間を決定する遅延時間決定部と、前記映像信号を前記映像遅延時間だけ遅延させ、前記映像表示部から出力される映像の出力タイミングと前記音声出力装置から出力される音声の出力タイミングとを同期させる映像遅延部とを備え、前記音声出力装置は、前記音声出力部から出力される音声と前記音声出力装置から出力される音声との合成音声を収録する音声収録部を備え、前記音声出力装置又は前記映像表示装置は、前記合成音声から前記時間差を演算する遅延時間演算部をさらに備えるものである。
本発明によれば、映像音声再生システムが、ユーザが視聴している映像コンテンツの映像と音声とを出力しながら、表示機の内部スピーカの出力した音声と外付けスピーカの外部スピーカの出力した音声との間の時間差を遅延時間として演算することで、ユーザの映像コンテンツ視聴を中断させることなく、表示機の出力する映像と外部スピーカの出力する音声との再生タイミングを同期させることができる。
本発明の実施の形態1における映像音声再生システム1の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1における映像音声再生システム1の映像再生及び音声再生に関するタイミングチャート例である。 本発明の実施の形態1における遅延時間演算の実行処理及び適用処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1における遅延時間演算部305で行う遅延時間演算処理の説明図である。 本発明の実施の形態1における遅延時間演算部305で行う遅延時間演算処理における音声信号の処理経過をグラフで表した模式図である。 本発明の実施の形態2における映像音声再生システム1aの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2における遅延時間演算の実行処理及び適用処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3における映像音声再生システム1bの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3における遅延時間演算の実行処理及び適用処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4における映像音声再生システム1cの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4における遅延時間演算の実行処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態5における映像音声再生システム1dの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態5における遅延時間演算の実行処理及び適用処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態6における映像音声再生システム1eの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態6における遅延時間演算の実行処理及び適用処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態6における遅延時間演算部214で行う遅延時間演算処理の説明図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1における映像音声再生システム1の構成を示すブロック図である。
本実施の形態の映像音声再生システム1は、表示機2と外付けスピーカ3とを備える。
表示機2は、デジタルテレビや車載モニターなどがこれに該当する。表示機2は、また映像表示装置である。なお、以降デジタルテレビをテレビと称す。
外付けスピーカ3は、無線接続可能なスピーカやヘッドホン、イヤホンなどがこれに該当する。外付けスピーカ3は、また音声出力装置である。
映像音声再生システム1では、表示機2が出力する音声を、無線を通じて外付けスピーカ3に送信可能であり、表示機2と外付けスピーカ3とから音声を出力する。また外付けスピーカ3は、表示機2の内部スピーカ215が出力する音声と外付けスピーカ3の外部スピーカ308が出力する音声との合成音声を収録し、遅延時間の演算を行い、遅延時間を表示機2に送信する。
なお、表示機2と外付けスピーカ3との間の通信規格としては、例えば、Bluetooth(登録商標)があげられる
本実施の形態における表示機2は、映像音声分離部201、映像処理部202、映像遅延部203、映像表示部204、音声処理部205、音声遅延部206、音声再生部207、音声送信部208、遅延時間決定部209、遅延時間受信部210、パイロット信号保存部211、及び内部スピーカ215を備える。内部スピーカ215は、また音声出力部である。
映像音声分離部201は、外部から入力された信号を映像コンテンツ情報と音声情報とに分離する。また、映像音声分離部201は、映像コンテンツ情報を映像処理部202に送信し、音声情報を音声処理部205に送信する。表示機2がテレビである場合、テレビにおいて操作される映像コンテンツ情報は、例えば、テレビが受信した放送波に含まれる映像コンテンツ情報でもよいし、DVDやBlu-lay Disc(登録商標)やHDDなどの映像媒体に記憶された映像コンテンツ情報でもよい。
映像処理部202は、映像音声分離部201から送信された映像情報について輝度調整、コントラスト調整、及びカラーバランス調整などの各種映像調整処理を実施し、生成された映像信号を映像遅延部203に送信する。
映像遅延部203は、遅延時間決定部209により決定される一定の遅延時間である映像遅延時間だけ待機した後、受信した映像信号を映像表示部204へ出力する。この映像信号は、映像表示部204から映像として出力される。なお、映像遅延部203は、映像信号を映像遅延時間だけ遅延させ、映像表示部から出力される映像の出力タイミングと音声出力装置から出力される音声の出力タイミングとを同期させる。
音声処理部205は、映像音声分離部201から送信された音声信号について周波数バランス調整や反響度合の調整などの各種音声調整処理を実施し、生成された音声信号を音声遅延部206に送信する。また、パイロット信号保存部211からパイロット信号が送信された場合は、生成された音声信号にパイロット信号を加算し、音声遅延部206に送信する。
音声遅延部206は、遅延時間決定部209により決定される一定の遅延時間だけ待機した後、受信した音声信号を、音声再生部207と音声送信部208の両方に送信する。
音声再生部207は、受信した音声信号を増幅し、この増幅した音声信号を音声に変換して内部スピーカ215から出力する。また、内部スピーカ215から出力される音声は、表示装置用音声信号を音声に変換したものである。表示装置用音声信号は、表示機2における音声信号であり、外付けスピーカ3に無線を通じて送信される。
音声送信部208は、受信した音声信号を外付けスピーカ3の音声受信部301に無線を通じて送信する。
遅延時間決定部209は、遅延時間受信部210で受信した遅延時間を使用して、映像の再生タイミングと音声の再生タイミングとを同期させるように映像信号及び音声信号の遅延時間を決定する。なお、遅延時間決定部209は、音声出力部から出力される音声と音声出力装置から出力される音声との間の時間差に基づいて、映像信号の遅延時間である映像遅延時間を決定する。
パイロット信号保存部211は、映像音声分離部201から送信された音声信号から生成されたパイロット信号を音声処理部205に送信する。パイロット信号はどのような音声信号でもよいが、人の可聴領域の端である10kHz以上の音声信号で、周波数が階段状に上下するなど自然には生成されないような音声信号であることが望ましい。またパイロット信号の音量についてもどのような音量でもよいが、音声信号より小さくテレビ視聴者が不快にならない程度の音量であり、かつ、マイク309が収録するには十分な音量であることが望ましい。
本実施の形態における外付けスピーカ3は、音声受信部301、音声バッファ310、音声再生部302、外部スピーカ308、マイク309、音声入力部303、バンドパスフィルタ304、遅延時間演算部305、及び遅延時間送信部306を備える。
音声受信部301は、表示機2の音声送信部208から送信される音声信号を、受信し、復調し、伝送路でのゆらぎを吸収するために音声バッファ310に出力する。音声バッファ310は、音声受信部301から出力された音声信号を蓄積する。
音声バッファ310で蓄積された音声信号は、音声再生部302により増幅され、外部スピーカ308から音声に変換して出力される。外部スピーカ308から出力される音声は、出力装置用音声信号を音声に変換したものである。出力装置用音声信号は、外付けスピーカ3における音声信号である。
マイク309は、表示機2の内部スピーカ215が出力する音声と外付けスピーカ3の外部スピーカ308が出力する音声との合成音声を収録する。マイク309は、また音声収録部である。
音声入力部303は、マイク309で収録した音声を入力して音声信号に変換する。音声入力部303は、音声信号を増幅し、バンドパスフィルタ304へと送信する。
バンドパスフィルタ304は、音声入力部303から送信された音声信号にフィルタ処理を施す。実施されるフィルタ処理は、パイロット信号において含まれない周波数成分がカットオフされるような処理を含む。例えば、10kHz以上の周波数で構成されるパイロット信号の場合は、フィルタ処理は10kHz以上を通過域とするハイパスフィルタを含んだフィルタにより行われる。この処理により、パイロット信号をユーザの映像コンテンツ視聴を阻害しないような小さな音量、例えば音圧比1/10程度のパイロット信号とすることができる。フィルタ処理された音声信号は、遅延時間演算部305に送信される。
遅延時間演算部305は、フィルタ処理された音声信号を入力し、表示機2の内部スピーカ215の出力した音声と外付けスピーカ3の外部スピーカ308の出力した音声との間の時間差を遅延時間として演算し、遅延時間送信部306から表示機2へと送信する。
図2は、本発明の実施の形態1における映像音声再生システム1の映像再生及び音声再生に関するタイミングチャート例である
映像音声再生システム1では、既に述べたように映像と音声との同期処理(リップシンク)を行うために遅延時間の付与が必要である。
図2(a)は、表示機2の内部スピーカ215を使用して音声を再生する場合に、リップシンクが行われている状態のタイミングチャート例である。図2(a)において、上側の図が映像信号のタイミングを示し、下側の図が表示機2の内部スピーカ215における音声信号のタイミングを示す。
図2(b)は、表示機2の内部スピーカ215での音声の再生と、外付けスピーカ3の外部スピーカ308での音声の再生とを共に行う場合のタイミングチャート例である。図2(b)において、上側の図が表示機2の内部スピーカ215における音声信号のタイミングを示し、下側の図が外付けスピーカ3の外部スピーカ308における音声信号のタイミングを示す。
図2(c)は、外付けスピーカ3の外部スピーカ308を使用して音声を再生する場合に、リップシンクが行われている状態のタイミングチャート例である。図2(c)において、上側の図が映像信号のタイミングを示し、下側の図が外付けスピーカ3の外部スピーカ308における音声信号のタイミングを示す。
一般的に映像コンテンツから映像信号と音声信号とを取り出すときには、映像信号を取り出す時間が音声信号を取り出す時間よりも長い。そのため、表示機2が内部スピーカ215を使用して音声を再生するなど他に時間を要する処理がない場合は、図2(a)に示すように、音声遅延部206が音声信号に対する音声遅延のための遅延時間を付与することで音声再生を遅延させ、映像と音声とのリップシンクを行う。
このとき、表示機2の内部スピーカ215での音声の再生と、外付けスピーカ3の外部スピーカ308での音声の再生とを共に行うと、無線伝送遅延時間及び無線伝送音声信号デコードを実施するための所要時間及び音声バッファ310での伝送路時間ゆらぎ吸収のための遅延時間が発生するため、図2(b)に示すように音声再生タイミングに差が発生してしまう。この時間の差を遅延時間と定義する。
表示機2が外付けスピーカ3の外部スピーカ308を使用して音声を再生するなど音声信号を無線通信で送信する場合でも、図2(c)に示すように、この遅延時間をもとに映像遅延部203が映像遅延時間を付与することで映像再生を遅延させ、映像と音声とのリップシンクを行うことができる。
遅延時間は、図2に示すように望ましくは遅延時間の合計が最短となるように決定されてもよいが、映像及び音声一方の遅延時間を固定し、もう一方の遅延時間を動的に変更するような決定方法でもよい。
以下で図3から図5までを用いて、映像音声再生システム1での遅延時間演算の実行処理の流れについて説明を行う。本実施の形態では、音声のエネルギー差分をもとにした適応フィルタの更新を行うことで遅延時間の演算を行う方法についての説明を行うが、その他の音声の遅延時間を検出する方法であればどのような方法であってもよい。
図3は、本発明の実施の形態1における遅延時間演算の実行処理及び適用処理を示すフローチャートである。
図3中の各ブロックの説明を行う。ステップS101では、表示機2と外付けスピーカ3の通信を開始することを表す。ステップS102では、表示機2が音声信号にパイロット信号を加算する。ステップS103では、表示機2と外付けスピーカ3とがパイロット信号が加算された音声信号を音声に変換して出力し、外付けスピーカ3がその出力された音声を収録する。ステップS104では、外付けスピーカ3が収録した音声を用いて遅延時間を演算する。ステップS105では、外付けスピーカ3が演算された遅延時間を表示機2に送信する。ステップS106では、遅延時間を決定し表示機2にて適用する。
図4は、本発明の実施の形態1における遅延時間演算部305で行う遅延時間演算処理の説明図である。
遅延時間演算部305は、適応フィルタ311を備える。
適応フィルタ311は、表示機2において加算されたパイロット信号に適応フィルタ311が持つパラメータで以てフィルタ処理を行うことで、バンドパスフィルタ304によってフィルタ処理された目標となる音声信号との誤差が最小となるように逐次的にフィルタ係数を変化させる音声信号フィルタである。
なお、例えば遅延時間演算部305は、パイロット信号保存部211と同様のパイロット信号を保存し、必要なタイミングで適応フィルタ311にパイロット信号を送信するようなパイロット信号保存部をさらに設けてもよい。
図5は、本発明の実施の形態1における遅延時間演算部305での遅延時間演算処理における音声信号の処理経過をグラフで表した模式図である。なお図は模式図であるため、使用する音声信号の波形パターンはこの限りではない。
図5(a)は、パイロット信号保存部211が持つパイロット信号の一例である。図5(b)は、表示機2の音声処理部205にてパイロット信号と映像情報コンテンツとを加算した後の音声信号の一例である。図5(c)は、外付けスピーカ3のマイク309にて収録した音声を変換した音声信号の一例である。図5(d)は、外付けスピーカ3のバンドパスフィルタ304にてフィルタ処理が実行された後の音声信号の一例である。図5(e)は、外付けスピーカ3の適応フィルタ311のフィルタ係数演算結果の一例である。
以下で、実施の形態1における遅延時間演算の実行処理及び適用処理の流れを示す。
図3に示すように、まず表示機2と外付けスピーカ3との通信が開始されることをトリガに、遅延時間演算の実行処理及び適用処理は開始される(ステップS101)。
次に、パイロット信号保存部211は、図5(a)で示すようなパイロット信号を音声処理部205に送信する。音声処理部205は、パイロット信号を音声信号に加算する処理を行う(ステップS102)。このとき、図5(b)のような音声信号が得られる。
次に、音声が表示機2の内部スピーカ215と外付けスピーカ3の外部スピーカ308とから出力される。このとき既に述べたように音声信号が無線により送信されるため、外部スピーカ308から出力される音声は、内部スピーカ215から出力される音声に比べ、遅れて出力される。それと並行して、外付けスピーカ3のマイク309が収録を開始し、内部スピーカ215が出力する音声と外部スピーカ308が出力する音声との合成音声が収録される(ステップS103)。マイク309が収録した音声を変換した音声信号は、図5(c)に示すように、図5(b)で示した音声信号が内部スピーカ215と外部スピーカ308との間の時間差及び音量差を以て合成された音声を変換した音声信号になる。
マイク309にて合成音声が収録されると、バンドパスフィルタ304が音声信号にフィルタ処理を行い、遅延時間演算部305が表示機2の内部スピーカ215の出力した音声と外付けスピーカ3の外部スピーカ308の出力した音声との間の時間差を遅延時間として演算する(ステップS104)。
具体的には、以下の手順で行う。以下では。パイロット信号を適応フィルタ311にてフィルタ処理をした音声信号をy(k)とし、内部スピーカ215、外部スピーカ308が出力する音声がマイクに到達し、バンドパスフィルタ304によってフィルタ処理された音声信号をd(k)と定義する。なお図5(d)はバンドパスフィルタ304にてフィルタ処理が実行された後の音声信号の一例であり、パイロット信号において含まれない周波数成分がカットオフされパイロット信号の特徴を強調できている状態が図に示されている。
遅延時間演算部305では、図4に示すように、まずy(k)-d(k)の差分波形e(k)の音圧エネルギーを演算する。このエネルギー成分が0になるように適応フィルタ311のフィルタパラメータを変化させる。この操作は言い換えると、d(k)に含まれる内部スピーカ215と外部スピーカ308とから出力されるパイロット信号の時間遅れがそれぞれどのようになっているかを演算することに等しい。このとき図5(e)に示すように、2つのピークがフィルタパラメータの係数列上に発生するので、この差をもとに遅延時間の演算を行うことができる。
続いて、演算した遅延時間を遅延時間送信部306から表示機2の遅延時間受信部210に送信する(ステップS105)。
最後に、遅延時間受信部210で受信した遅延時間を遅延時間決定部209に送信し、遅延時間決定部209が遅延時間を映像遅延部203と音声遅延部206とのそれぞれにどの程度の時間をもって適用するかを決定する(ステップS106)。例えば、内部スピーカ215の音声出力は表示機2の映像出力を基準として遅延時間が決められる。また、映像出力は外部スピーカ308が出力する音声出力を基準として遅延時間が決められる。
以上で、実施の形態1での遅延時間演算の実行処理が完了となる。
以上のように本実施の形態の映像音声再生システム1によれば、ユーザが視聴している映像コンテンツの映像と音声とを出力しながら、表示機2の出力する音声と外付けスピーカ3の出力する音声とを合成した合成音声を収録し、表示機2の出力する音声と外付けスピーカ3の出力する音声との時間差を遅延時間として自動的に演算することで、ユーザの映像コンテンツ視聴を中断させることなく、表示機2の出力する映像と外付けスピーカ3の出力する音声との再生タイミングを同期させることができる。
なお、表示機2の出力する映像と外付けスピーカ3の出力する音声との再生タイミングを同期させた後、表示機2の出力する音声と外付けスピーカ3の出力する音声とは、上記表示機2の出力する映像と外付けスピーカ3の出力する音声とのように同期させてもよいし、又は、表示機2の出力する音声を無音としてもよい。
実施の形態2.
図6は、この発明の実施の形態2における映像音声再生システム1aの構成を示すブロック図である。
本実施の形態における表示機2aは、映像音声分離部201、映像処理部202、映像遅延部203、映像表示部204、音声処理部205、音声遅延部206、音声再生部207、音声送信部208、遅延時間決定部209、パイロット信号保存部211、音声受信部212、バンドパスフィルタ213、遅延時間演算部214、及び内部スピーカ215を備える。
音声受信部212は、外付けスピーカ3aで収録した音声を変換した音声信号を受信する。
バンドパスフィルタ213は、実施の形態1のバンドパスフィルタ304と同様に、音声受信部212で受信した音声信号にフィルタ処理を施す。フィルタ処理された音声信号は、遅延時間演算部214に送信される。
遅延時間演算部214は、実施の形態1の遅延時間演算部305と同様に、フィルタ処理された音声信号をもとに表示機2aの内部スピーカ215の出力した音声と外付けスピーカ3aの外部スピーカ308の出力した音声との間の時間差を遅延時間として演算する。演算した遅延時間は、遅延時間決定部209に送信される。
外付けスピーカ3aは、音声受信部301、音声バッファ310、音声再生部302、音声入力部303、音声送信部307、外部スピーカ308、及びマイク309を備える。
音声入力部303は、マイク309で収録された音声を音声信号に変換する。音声送信部307は、音声入力部303で変換された音声信号を表示機2aに送信する。
この構成によると、本実施の形態の映像音声再生システム1aは、外付けスピーカ3aにて、マイク309で収録された音声を変換した音声信号を複雑な信号処理をすることなく音声送信部307から表示機2aの音声受信部212に送信し、表示機2aにて、バンドパスフィルタ213が受信された音声信号のフィルタ処理を行い、遅延時間演算部214がフィルタ処理された音声信号を用いて遅延時間の演算を行う点が、実施の形態1と異なる。
図7は、本発明の実施の形態2における遅延時間演算の実行処理及び適用処理を示すフローチャートである。
図7中の各ブロックのうち、実施の形態1と異なるステップS204及びステップS205についての説明を行う。ステップS204では、外付けスピーカ3aが収録した音声を表示機2aに送信する。ステップS205では、表示機2aが受信した音声を用いて遅延時間を演算する。
以下で、実施の形態2における遅延時間演算の実行処理及び適用処理の流れを示す。
図7に示すように、まず表示機2aと外付けスピーカ3aとの通信が開始されることをトリガとして遅延時間演算の実行処理及び適用処理が開始される(ステップS201)。
次に、パイロット信号保存部211は、パイロット信号を音声処理部205に送信する。音声処理部205は、パイロット信号と音声信号とを加算する処理を行う。(ステップS202)。
次に、表示機2aの内部スピーカ215と外付けスピーカ3aの外部スピーカ308とから音声が出力される。このとき実施の形態1と同様に音声信号が無線により送信されるため、外付けスピーカ3aから出力される音声は、内部スピーカ215から出力される音声に比べ、遅れて出力される。それと並行して、外付けスピーカ3aのマイク309が収録を開始し、内部スピーカ215が出力する音声と外部スピーカ308が出力する音声との合成音声を収録する(ステップS203)。
音声入力部303にてマイク309が収録した合成音声が入力されると、音声入力部303は、入力された合成音声を変換した音声信号を増幅し、音声送信部307は、音声信号を表示機2aの音声受信部212に送信する(ステップS204)
音声受信部212が音声信号を受信すると、バンドパスフィルタ213が音声信号にフィルタ処理を行い、遅延時間演算部214がフィルタ処理された音声信号を入力とし、表示機2aの内部スピーカ215の出力した音声と外付けスピーカ3aの外部スピーカ308の出力した音声との間の時間差を遅延時間として演算する(ステップS205)。
最後に、遅延時間演算部214が演算した遅延時間を遅延時間決定部209に送信し、遅延時間決定部209が遅延時間を映像遅延部203と音声遅延部206とのそれぞれにどのように適用するかを決定する(ステップS206)。
以上で、実施の形態2での遅延時間演算の実行処理が完了となる。
以上のように本実施の形態によれば、映像音声再生システム1aが、ユーザが視聴している映像コンテンツの映像と音声とを出力しながら、外付けスピーカ3aが、表示機2aの出力する音声と外付けスピーカ3aの出力する音声とを収録し、表示機2aが、リモコンで収録した合成音声から表示機2aの内部スピーカ215の出力した音声と外付けスピーカ3aの外部スピーカ308の出力した音声との時間差を遅延時間として自動的に演算することで、ユーザの映像コンテンツ視聴を中断させることなく、表示機2aの出力する映像と外付けスピーカ3aの出力する音声との再生タイミングを同期させることができる。
実施の形態3.
図8は、本発明の実施の形態3における映像音声再生システム1bの構成を示すブロック図である。
実施の形態1、2における映像音声再生システムは、表示機及び外付けスピーカを備えていたが、本実施の形態における映像音声再生システム1bは、リモコン4をさらに備える。
リモコン4は、例えば表示機2のリモートコントローラや利用者のスマートフォンなどがこれに該当する。リモコン4は、また遠隔操作器である。
なお、表示機2とリモコン4との間の通信規格としては、例えば、Wi-Fi(Wireless Fidelity)方式やBluetooth(登録商標)があげられる
本実施の形態における表示機2は、実施の形態1と同様である。
本実施の形態における外付けスピーカ3bは、音声受信部301、音声バッファ310、音声再生部302、及び外部スピーカ308を備える。
本実施の形態におけるリモコン4は、音声入力部401、バンドパスフィルタ402、遅延時間演算部403、遅延時間送信部404、及びマイク406を備える。
マイク406は、実施の形態1におけるマイク309と同様に、内部スピーカ215が出力する音声と外部スピーカ308が出力する音声との合成音声を収録する。マイク406は、また音声収録部である。
音声入力部401は、実施の形態1の外付けスピーカ3bにおける音声入力部303と同様に、マイク406で収録された合成音声を変換した音声信号を増幅し、バンドパスフィルタ402へと送信する。
バンドパスフィルタ402は、実施の形態1の外付けスピーカ3bにおけるバンドパスフィルタ304と同様に、音声入力部401から送信された音声信号にフィルタ処理を施す。フィルタ処理された音声信号は、遅延時間演算部403に送信される。
遅延時間演算部403は、実施の形態1の外付けスピーカ3bにおける遅延時間演算部305と同様に、フィルタ処理された音声信号を入力し、表示機2の内部スピーカ215の出力した音声と外付けスピーカ3bの外部スピーカ308の出力した音声との間の時間差を遅延時間として演算する。遅延時間演算部403は、遅延時間送信部404及び遅延時間受信部210を経由して、演算された遅延時間を遅延時間決定部209に送信する。
この構成によると、本実施の形態の映像音声再生システム1bは、リモコン4のマイク406で収録した合成音声を変換した音声信号に対して、バンドパスフィルタ402が音声信号のフィルタ処理を行い、遅延時間演算部403がフィルタ処理された音声信号を用いて遅延時間の演算を行う点で、実施の形態1と異なる。
図9は、本発明の実施の形態3における遅延時間演算の実行処理及び適用処理を示すフローチャートである。
図9中の各ブロックのうち、実施の形態1に追加されたステップS302とステップS303についての説明を行う。ステップS302では、リモコン4と表示機2とが通信可能であるかを判定する。ステップS303では、映像音声再生システム1bが、遅延時間演算処理を行わずに既定の遅延時間を適用することを決定する。
以下で、実施の形態3における遅延時間演算の実行処理及び適用処理の流れを示す。
表示機2と外付けスピーカ3bとの通信が開始されることをトリガとして遅延時間演算の実行及び適用処理が開始される(ステップS301)。
次に映像音声再生システム1bは、リモコン4と表示機2とが通信可能であるかを判定する(ステップS302)。別の判定方法としては、例えばリモコン4がスマートフォンである場合は、無線通信で接続されているので常に送受信可能であるかを判定できる。
リモコン4と表示機2とが通信可能でない場合(ステップS302:No)、映像音声再生システム1bとして、表示機2が遅延時間演算処理を行わずに既定の遅延時間を適用することを決定する(ステップS303)。
リモコン4と表示機2とが通信可能である場合(ステップS302:yes)、パイロット信号保存部211は、パイロット信号を音声処理部205に送信する。音声処理部205がパイロット信号と音声信号とを加算する処理を行う。(ステップS304)。
次に、音声が表示機2の内部スピーカ215と外付けスピーカ3bの外部スピーカ308とから出力される。このとき既に述べたように音声信号が無線により送信されるため、外付けスピーカ3bから出力される音声は、表示機2から出力される音声に比べ、遅れて出力される。それと並行して、リモコン4のマイク406が収録を開始し、内部スピーカ215が出力する音声と外付けスピーカ3bが出力する音声との合成音声を収録する(ステップS305)。
マイク406にて合成音声が収録されると、音声入力部401は収録された合成音声が入力される。音声入力部401は、合成音声を変換した音声信号を増幅し、バンドパスフィルタ402は、音声信号にフィルタ処理を行う。遅延時間演算部403は、フィルタ処理された音声信号を入力し、表示機2の内部スピーカ215の出力した音声と外付けスピーカ3bの外部スピーカ308の出力した音声との間の時間差を遅延時間として演算する(ステップS306)。
遅延時間送信部404は、遅延時間演算部403が演算した遅延時間を表示機2の遅延時間受信部210に送信する(ステップS307)。
遅延時間受信部210は、受信した遅延時間を遅延時間決定部209に送信する。遅延時間決定部209は、遅延時間を映像遅延部203と音声遅延部206とのそれぞれにどのように適用するかを決定する(ステップS308)。
以上で、実施の形態3での遅延時間演算の実行処理が完了となる。
以上のように本実施の形態によれば、映像音声再生システム1bが、ユーザが視聴している映像コンテンツの映像と音声とを出力しながら、リモコン4が、表示機2の出力する音声と外部スピーカ308の出力する音声とを収録し、収録した音声から表示機2の内部スピーカ215の出力した音声と外付けスピーカ3bの外部スピーカ308の出力した音声との間の時間差を遅延時間として自動的に演算することで、ユーザの映像コンテンツ視聴を中断させることなく、表示機2の出力する映像と外部スピーカ308の出力する音声との再生タイミングを同期させることができる。
実施の形態4.
図10は、本発明の実施の形態4における映像音声再生システム1cの構成を示すブロック図である。
本実施の形態における表示機2aは、実施の形態2と同様に、映像音声分離部201、映像処理部202、映像遅延部203、映像表示部204、音声処理部205、音声遅延部206、音声再生部207、音声送信部208、遅延時間決定部209、パイロット信号保存部211、音声受信部212、バンドパスフィルタ213、遅延時間演算部214、及び内部スピーカ215を備える。
本実施の形態におけるリモコン4aは、音声入力部401、音声送信部405、及びマイク406を備える。
音声入力部401は、マイク406で収録された音声を音声信号に変換する。音声送信部405は、音声入力部401で変換された音声信号を出力する。
音声送信部405は、入力された音声を音声信号に変換して表示機2aに送信する。また、本実施の形態における外付けスピーカ3bは、実施の形態3と同様である。
この構成によると、リモコン4aは音声信号を表示機2aの音声受信部212に送信し、表示機2aは、バンドパスフィルタ213が受信した音声信号のフィルタ処理を行い、遅延時間演算部214がフィルタ処理された音声信号を用いて遅延時間の演算を行う点が、実施の形態3と異なる。
図11は、本発明の実施の形態4における遅延時間演算の実行処理及び適用処理を示すフローチャートである。
表示機2aと外付けスピーカ3bとの通信が開始されることをトリガとして遅延時間演算の実行処理及び適用処理が開始される(ステップS401)。
次に映像音声再生システム1cは、リモコン4aと表示機2aとが通信可能であるかを判定する(ステップS402)。
リモコン4aと表示機2aとが通信可能でない場合(ステップS402:no)、映像音声再生システム1cとして、表示機2aが遅延時間演算処理を行わずに既定の遅延時間を適用することを決定する(ステップS403)。
リモコン4aと表示機2aとが通信可能である場合(ステップS402:yes)、パイロット信号保存部211は、パイロット信号を音声処理部205に送信する。音声処理部205がパイロット信号と音声信号とを加算する処理を行う。(ステップS404)。
次に、音声信号が表示機2aの内部スピーカ215と外付けスピーカ3bの外部スピーカ308とから出力される。このとき既に述べたように音声信号が無線により送信されるため、外付けスピーカ3bから出力される音声は、表示機2aから出力される音声に比べ、遅れて出力される。それと並行して、リモコン4aのマイク406が収録を開始し、内部スピーカ215が出力する音声と外付けスピーカ3bが出力する音声との合成音声を収録する(ステップS405)。
マイク406にて合成音声が収録されると、音声入力部401が収録された合成音声を変換した音声信号を増幅し、音声送信部405が音声信号を表示機2aの音声受信部212に送信する(ステップS406)
音声受信部212が音声信号を受信すると、バンドパスフィルタ213が音声信号にフィルタ処理を行い、遅延時間演算部214がフィルタ処理された音声信号を入力し、表示機2aの内部スピーカ215の出力した音声と外付けスピーカ3bの外部スピーカ308の出力した音声との間の時間差を遅延時間として演算する(ステップS407)。
最後に、演算した遅延時間受信部210で受信した遅延時間を遅延時間決定部209に送信し、遅延時間決定部209が遅延時間を映像遅延部203と音声遅延部206とのそれぞれにどのように適用するかを決定する(ステップS408)。
以上で、実施の形態4の遅延時間演算の実行処理が完了となる。
以上のように本実施の形態によれば、映像音声再生システムが、ユーザが視聴している映像コンテンツの映像と音声とを出力しながら、リモコン4aが、表示機2aの出力する音声と外付けスピーカ3bの出力する音声とを収録し、表示機2aが、リモコン4aで収録した合成音声から表示機2aの内部スピーカ215の出力した音声と外付けスピーカ3bの外部スピーカ308の出力した音声との間の時間差を遅延時間として自動的に演算することで、ユーザの映像コンテンツ視聴を中断させることなく、表示機2aの出力する映像と外付けスピーカ3bの出力する音声との再生タイミングを同期させることができる。
実施の形態5.
図12は、本発明の実施の形態5における映像音声再生システム1dの構成を示すブロック図である。
本実施の形態における外付けスピーカ3cは、音声受信部301、音声バッファ310、音声再生部314、外部スピーカ308、音声入力部303、音声混合部313、バンドパスフィルタ304、遅延時間演算部305、遅延時間送信部306、及びマイク309を備える。
音声混合部313は、表示機2が外付けスピーカ3cへと無線で送信した音声信号と、表示機2が内部スピーカ215より出力した音声を変換した音声信号とを混合する。この操作により外付けスピーカ3cは、実施の形態1で述べたような内部スピーカ215が出力する音声と外部スピーカ308が出力する音声との合成音声を変換した音声信号に相当する音声信号を生成し、バンドパスフィルタ304に送信する。
この構成によると、本実施の形態の映像音声再生システム1dは、外付けスピーカ3cにて受信した音声信号を出力しないので、映像音声再生システム1dから発せられる音声が多重化することなく、遅延時間の演算を行うことができる点が実施の形態1と異なる。
図13は、本発明の実施の形態5における遅延時間演算の実行処理及び適用処理を示すフローチャートである。
図13中の各ブロックのうち、実施の形態1と異なるステップS503とステップS504についての説明を行う。ステップS503は、表示機2がパイロット信号の加算された音声信号を外付けスピーカ3cに送信するブロックである。ステップS504は、外付けスピーカ3cが表示機2の出力した音声を変換した音声信号と表示機2から無線で送信された音声信号とを加算するブロックである。
以下で、実施の形態5における遅延時間演算の実行処理及び適用処理の流れを示す。
図に示すように、まず表示機2と外付けスピーカ3cとの通信が開始されることをトリガに、遅延時間演算の実行及び適用処理は開始される(ステップS501)。
次に、パイロット信号保存部211は、パイロット信号を音声処理部205に送信する。音声処理部205がパイロット信号と音声信号とを加算する処理を行う。(ステップS502)。
次に、表示機2がパイロット信号の加算された音声信号を外付けスピーカ3cに送信し、表示機2がパイロット信号の加算された音声信号を増幅し、この増幅した音声信号を音声に変換して内部スピーカ215から出力する。それと並行して、外付けスピーカ3cのマイク309が収録を開始し、内部スピーカ215が出力する音声を収録し、表示機2の音声送信部208から無線で音声信号を送信する(ステップS503)。
音声入力部303にて音声が収録されると、音声混合部313が、表示機2の出力音声を変換した音声信号と表示機2から無線で送信された音声信号とを混合する(ステップS504)。
音声混合部313にて音声信号が混合されると、バンドパスフィルタ304が音声信号にフィルタ処理を行い、遅延時間演算部305が表示機2の内部スピーカ215の出力した音声と外付けスピーカ3cの外部スピーカ308の出力した音声との間の時間差を遅延時間として演算する(ステップS505)。
続いて、演算した遅延時間を遅延時間送信部306から表示機2の遅延時間受信部210に送信する(ステップS506)。
最後に、遅延時間受信部210で受信した遅延時間を遅延時間決定部209に送信し、遅延時間決定部209が遅延時間を映像遅延部203と音声遅延部206とのそれぞれにどのように適用するかを決定する(ステップS507)。
以上で、実施の形態5での遅延時間演算の実行処理が完了となる。
以上のように本実施の形態によれば、映像音声再生システムが、ユーザが視聴している映像コンテンツの映像と音声とを出力しながら、外付けスピーカ3cが、表示機2の出力する音声を収録し、表示機2の内部スピーカ215の出力した音声と外付けスピーカ3cの外部スピーカ308の出力した音声との間の時間差を遅延時間として自動的に演算することで、ユーザの映像コンテンツ視聴を中断させることなく、表示機2の出力する映像と外付けスピーカ3cの出力する音声との再生タイミングをさせることができる。
また、以上のように本実施の形態によれば、音声が表示機2からのみ出力され外付けスピーカ3cからは出力されずに遅延時間を演算できるため、映像音声再生システムから発せられる音声が多重化することなく、ユーザは映像コンテンツの音声を複数のスピーカから聞くことがない。その結果としてユーザは映像コンテンツの視聴を快適に行うことができる。
実施の形態6.
図14は、本発明の実施の形態6における映像音声再生システム1eの構成を示すブロック図である。
本実施の形態における映像音声再生システム1eの表示機2bは、映像音声分離部201、映像処理部202、映像遅延部203、映像表示部204、音声処理部205、音声遅延部206、音声再生部207、音声送信部208、遅延時間決定部209、音声受信部212、遅延時間演算部214、及び内部スピーカ215を備える。内部スピーカ215は、また音声出力部である。
本実施の形態における映像音声再生システム1eの外付けスピーカ3aは、音声受信部301、音声バッファ310、音声再生部302、音声入力部303、音声送信部307、外部スピーカ308、及びマイク309を備える。
この構成によると、表示機2bにてパイロット音声の付与をすることなく遅延時間の演算を行い、リップシンクを行う点が実施の形態2と異なる。
図15は、本発明の実施の形態6における遅延時間演算の実行処理及び適用処理を示すフローチャートである。
図15中の各ブロックのうち、音声処理部205がパイロット信号と音声信号とを加算するステップが存在しない点が、実施の形態2と異なる。
図16は、本発明の実施の形態6における遅延時間演算部214で行う遅延時間演算処理の説明図である。
本発明の実施の形態6における適応フィルタ311では、映像コンテンツの音声信号に対してフィルタ処理を行い(y(k))、マイク309にて収録した音声を変換した音声信号(d(k))との誤差信号(e(k))を最小化することを目的とする。このようにすることで、パイロット音声の付与をすることなく遅延時間の演算を行い、リップシンクを行う点が実施の形態2と異なる。
以上のように本実施の形態によれば、映像音声再生システムが、ユーザが視聴している映像コンテンツの映像と音声とを出力しながら、外部スピーカ308が、表示機2bの出力する音声と外部スピーカ308の出力する音声との合成音声を収録し、リモコンで収録した合成音声から表示機2bの出力する音声と外部スピーカ308の出力する音声との時間差を遅延時間として自動的に演算することで、ユーザの映像コンテンツ視聴を中断させることなく、表示機2bの出力する映像と外部スピーカ308の出力する音声との再生タイミングを同期させることができる。
さらに本実施の形態によれば、表示機2bにてパイロット音声の付与をすることなく遅延時間の演算を行うため、ユーザの映像コンテンツ視聴を阻害することなく、リップシンクを行うことができる。
なお、以上の実施形態はあくまでも例示であって、本発明はこれらの実施形態によって限定されるものではない。
1,1a,1b,1c,1d,1e 映像音声再生システム
2,2a,2b 表示機
201 映像音声分離部
202 映像処理部
203 映像遅延部
204 映像表示部
205 音声処理部
206 音声遅延部
207 音声再生部
208 音声送信部
209 遅延時間決定部
210 遅延時間受信部
211 パイロット信号保存部
212 音声受信部
213 バンドパスフィルタ
214 遅延時間演算部
215 内部スピーカ
3,3a,3b,3c 外付けスピーカ
301 音声受信部
302 音声再生部
303 音声入力部
304 バンドパスフィルタ
305 遅延時間演算部
306 遅延時間送信部
307 音声送信部
308 外部スピーカ
309 マイク
310 音声バッファ
311 適応フィルタ
312 パイロット信号保存部
313 音声混合部
314 音声再生部
4,4a リモコン
401 音声入力部
402 バンドパスフィルタ
403 遅延時間演算部
404 遅延時間送信部
405 音声送信部
406 マイク

Claims (8)

  1. 映像表示装置と音声出力装置とを有し、
    前記映像表示装置において、出力装置用音声信号を前記音声出力装置に無線で送信し、
    前記音声出力装置において、前記出力装置用音声信号を受信し音声に変換して出力する映像音声再生システムであって、
    前記映像表示装置は、
    映像信号を映像に変換して表示する映像表示部と、
    表示装置用音声信号を音声に変換して出力する音声出力部と、
    前記出力装置用音声信号を前記音声出力装置に無線で送信する音声送信部と、
    前記音声出力部から出力される音声と前記音声出力装置から出力される音声との間の時間差に基づいて、前記映像信号の遅延時間である映像遅延時間を決定する遅延時間決定部と、
    前記映像信号を前記映像遅延時間だけ遅延させ、前記映像表示部から出力される映像の出力タイミングと前記音声出力装置から出力される音声の出力タイミングとを同期させる映像遅延部とを備え
    前記音声出力装置は、前記音声出力部から出力される音声と前記音声出力装置から出力される音声との合成音声を収録する音声収録部を備え、
    前記音声出力装置又は前記映像表示装置は、前記合成音声から前記時間差を演算する遅延時間演算部をさらに備える
    映像音声再生システム。
  2. 映像表示装置と音声出力装置と遠隔操作器とを有し、
    前記映像表示装置において、出力装置用音声信号を前記音声出力装置に無線で送信し、
    前記音声出力装置において、前記出力装置用音声信号を受信し音声に変換して出力し、
    前記遠隔操作器において、前記映像表示装置を遠隔から操作する映像音声再生システムであって、
    前記映像表示装置は、
    映像信号を映像に変換して表示する映像表示部と、
    表示装置用音声信号を音声に変換して出力する音声出力部と、
    前記出力装置用音声信号を前記音声出力装置に無線で送信する音声送信部と、
    前記音声出力部から出力される音声と前記音声出力装置から出力される音声との間の時間差に基づいて、前記映像信号の遅延時間である映像遅延時間を決定する遅延時間決定部と、
    前記映像信号を前記映像遅延時間だけ遅延させ、前記映像表示部から出力される映像の出力タイミングと前記音声出力装置から出力される音声の出力タイミングとを同期させる映像遅延部とを備え
    前記遠隔操作器は、前記音声出力部から出力される音声と前記音声出力装置から出力される音声との合成音声を収録する音声収録部を備え、
    前記遠隔操作器又は前記映像表示装置は、前記合成音声から前記時間差を演算する遅延時間演算部をさらに備える
    映像音声再生システム。
  3. 映像表示装置と音声出力装置とを有し、
    前記映像表示装置において、出力装置用音声信号を前記音声出力装置に無線で送信し、
    前記音声出力装置において、前記出力装置用音声信号を受信し音声に変換して出力する映像音声再生システムであって、
    前記映像表示装置は、
    映像信号を映像に変換して表示する映像表示部と、
    表示装置用音声信号を音声に変換して出力する音声出力部と、
    前記出力装置用音声信号を前記音声出力装置に無線で送信する音声送信部と、
    前記音声出力部から出力される音声と前記音声出力装置から出力される音声との間の時間差に基づいて、前記映像信号の遅延時間である映像遅延時間を決定する遅延時間決定部と、
    前記映像信号を前記映像遅延時間だけ遅延させ、前記映像表示部から出力される映像の出力タイミングと前記音声出力装置から出力される音声の出力タイミングとを同期させる映像遅延部とを備え
    前記音声出力装置は、
    前記出力装置用音声信号と前記音声出力装置から出力される音声を変換した音声信号とを合成する音声混合部と、
    前記合成された音声信号にフィルタ処理を行い、前記時間差を演算する遅延時間演算部とを備える
    映像音声再生システム。
  4. 前記映像表示装置は、前記映像遅延部が前記映像信号を前記映像遅延時間だけ遅延させ、前記映像表示部から出力される映像の出力タイミングと前記音声出力装置から出力される音声の出力タイミングとを同期させた後に、前記表示装置用音声信号を遅延させ、前記音声出力部から出力される音声の出力タイミングと前記音声出力装置から出力される音声の出力タイミングとを同期させる
    請求項1からのいずれか1項に記載の映像音声再生システム。
  5. 前記映像表示装置は、前記映像遅延部が前記映像信号を前記映像遅延時間だけ遅延させ、前記映像表示部から出力される映像の出力タイミングと前記音声出力装置から出力される音声の出力タイミングとを同期させた後に、前記表示装置用音声信号を無音とする
    請求項1からのいずれか1項に記載の映像音声再生システム。
  6. 映像を表示するとともに、出力装置用音声信号を外部の音声出力装置に無線で送信する映像表示装置であって、
    映像信号を前記映像に変換して表示する映像表示部と、
    表示装置用音声信号を音声に変換して出力する音声出力部と、
    前記出力装置用音声信号を前記音声出力装置に無線で送信する音声送信部と、
    前記音声出力部から出力される音声と前記音声出力装置から出力される音声との合成音声から、前記音声出力部から出力される音声と前記音声出力装置から出力される音声との間の時間差を演算する遅延時間演算部と、
    前記時間差に基づいて、前記映像信号の遅延時間である映像遅延時間を決定する遅延時間決定部と、
    前記映像信号を前記映像遅延時間だけ遅延させ、前記映像表示部から出力される映像の出力タイミングと前記音声出力装置から出力される音声の出力タイミングとを同期させる映像遅延部とを備える
    映像表示装置。
  7. 映像を表示するとともに、出力装置用音声信号を外部の音声出力装置に無線で送信する映像表示方法であって、
    映像信号を前記映像に変換して表示するステップと、
    表示装置用音声信号を音声に変換して出力するステップと、
    前記出力装置用音声信号を前記音声出力装置に無線で送信するステップと、
    音声出力部から出力される音声と前記音声出力装置から出力される音声との合成音声を収録するステップと、
    前記合成音声から、前記音声出力部から出力される音声と前記音声出力装置から出力される音声との間の時間差を演算するステップと、
    前記時間差に基づいて、前記映像信号の遅延時間である映像遅延時間を決定するステップと、
    前記映像信号を前記映像遅延時間だけ遅延させ、映像表示部から出力される映像の出力タイミングと前記音声出力装置から出力される音声の出力タイミングとを同期させるステップとを備える
    映像表示方法。
  8. 映像を表示するとともに、出力装置用音声信号を外部の音声出力装置に無線で送信する映像表示方法であって、
    映像信号を前記映像に変換して表示するステップと、
    表示装置用音声信号を音声に変換して出力するステップと、
    前記出力装置用音声信号を前記音声出力装置に無線で送信するステップと、
    前記出力装置用音声信号と前記音声出力装置から出力される音声を変換した音声信号とを合成するステップと、
    前記合成された音声信号にフィルタ処理を行い、音声出力部から出力される音声と前記音声出力装置から出力される音声との間の時間差を演算するステップと、
    前記時間差に基づいて、前記映像信号の遅延時間である映像遅延時間を決定するステップと、
    前記映像信号を前記映像遅延時間だけ遅延させ、映像表示部から出力される映像の出力タイミングと前記音声出力装置から出力される音声の出力タイミングとを同期させるステップとを備える
    映像表示方法。
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