JP7002618B1 - 電子機器、及び制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
まず、本実施形態に係る電子機器の概要を説明する。
図1は、本実施形態に係る電子機器の一例を示す外観図である。図示する電子機器10は、ラップトップ型(ノート型)のパーソナルコンピュータであるが、デスクトップ型やタブレット型などのパーソナルコンピュータであってもよい。電子機器10は、機械学習を用いてシステムのスローダウン(パフォーマンスの低下)などの異常を検出し、異常を引き起こしているプログラムの中で問題のあるスレッドを検出する。例えば、電子機器10は、異常を検出した場合、異常の通知と対応の選択肢などをユーザに示すための表示を行う。異常の通知には、異常検出時にCPU(Central Processing Unit)使用率が最も高かったスレッドのCPU使用率の情報(図示では、99%)、予期しないCPU使用率が検出されたこと(すなわち、異常が検出されたこと)を示す情報等が含まれる。また、異常の通知には、上記のCPU使用率が高いスレッドのプログラムの情報などが含まれてもよい。また、電子機器10は、対応の選択肢として、ユーザが選択可能な操作アイコン(「IGNORE」、「SUSPEND」、及び「CLOSE」)を表示する。「IGNORE」が選択された場合、電子機器10は、現在の処理状態を継続する。「SUSPEND」が選択された場合、電子機器10は、異常を引き起こしているプログラム(プロセス)を一時的に停止させる。「CLOSE」が選択された場合、電子機器10は、異常を引き起こしているプログラムを終了する。
停止させる期間が実行させる期間より長くなるように間欠動作させる方が、より効果的にCPU使用率を低下させることができる。また、停止させる期間を実行させる期間より長くしていくと、図2(E)に示す10秒停止と1秒実行を繰り返す間欠動作までは、急激にCPU使用率が低下しているが、それ以降は図2(F)、(G)に示すように、停止させる期間を長くしても、CPU使用率の低下の度合いは鈍化する。よって、この測定結果からすると、CPU使用率の低下と処理速度との両方を考慮し、10秒停止と1秒実行を繰り返す間欠動作が好適な例の一つといえる。そこで、例えば電子機器10は、問題のあるスレッドに対して10秒停止(Suspend)と1秒実行(Run)を繰り返す間欠動作を行わせる。この間欠動作によってCPU使用率を約10分の1にすることが可能となる。
次に、電子機器10が自身の異常を検出する異常検出処理の概要を説明する。
図4は、本実施形態に係る異常検出処理の概要を説明する図である。電子機器10は、自身のパフォーマンスの低下などの異常(問題)を検出し、更にその原因を検出する。
次に、電子機器10の構成について詳しく説明する。
図5は、本実施形態に係る電子機器10のハードウェアの構成例を示す概略ブロック図である。電子機器10は、通信部11、表示部12、スピーカ13、入力部14、電源部15、温度センサ17、ファン16、EC(Embedded Controller)18、記憶部19、及びシステム処理部100を含んで構成される。システム処理部100は、CPU101、GPU102、メモリコントローラ103、I/O(Input-Output)コントローラ104、及びシステムメモリ105を含んで構成され、オペレーティングシステム(OS:Operating System)によるシステム処理によって、OS上で各種アプリケーションのプログラムの処理が実行可能である。CPU101とGPU102をプロセッサと総称することがある。
ファン16は、電子機器10の内部の上昇した温度を低下させるための冷却用として設けられている。
スリープ状態は、システムメモリ105とEC18とその配下にあるデバイス以外のデバイスへの給電を停止し、プロセッサによるプログラムの実行を伴わない動作モードである。
ハイバネーション状態は、スリープ状態においてプロセッサから即座にアクセス可能とする補助記憶装置にシステムメモリ105に記憶していた情報を全て退避させ、その後、システムメモリ105への給電をさらに停止するモードである。従って、ハイバネーション状態から起動処理を開始する際、CPU101は、補助記憶装置に退避された情報をシステムメモリ105に記憶する。
パワーオフ状態は、EC18とその配下にあるデバイス以外のデバイスへの給電を停止した状態である。
I/Oコントローラ104は、通信部11、表示部12、スピーカ13、及びEC18とのデータの入力または出力を制御する。
システムメモリ105は、CPU101が実行するプログラムの読み込み領域ならびに処理データを書き込む作業領域として用いられる。
次に、電子機器10における異常検出制御処理に関する機能構成について説明する。
図6は、本実施形態に係る電子機器10の機能構成の一例を示すブロック図である。制御部110は、CPU101が異常検出制御処理に関する1又は複数のアプリケーションのプログラムを実行することにより実現する機能構成を示している。制御部110は、取得部111と、異常検出部112と、処理制御部113とを備えている。また、異常検出制御処理に用いるデータを記憶する構成として、記憶部19は、システム情報記憶部191と、異常情報記憶部192と、異常検出モデル記憶部193とを備えている。
次に、電子機器10において制御部110が実行する異常検出制御処理の動作について説明する。図7は、本実施形態に係る異常検出制御処理の一例を示すフローチャートである。
(ステップS101)制御部110は、予め設定されたタイミングで、電子機器10のシステムの状態情報を取得し、取得した情報を取得したタイミングを示す情報と関連付けて、システム情報記憶部191に記憶させる。例えば、制御部110は、実行中のプログラム(プロセス)に含まれるスレッドごとのCPU使用率を含む情報をシステムの状態情報として取得し、取得したタイミングを示す情報と関連付けて、システム情報記憶部191に記憶させる。そして、ステップS103の処理に進む。
次に、システムの状態情報に基づいて異常を検出する異常検出処理について詳しく説明する。まず、取得部111がシステムの状態情報を取得するタイミングについて説明する。図8は、本実施形態に係るシステムの状態情報の取得タイミングの一例を説明する図である。図示する例は、システムの状態情報の取得タイミングを示しており、縦軸がCPU使用率であり、横軸が時間軸である。取得部111は、時刻t1においてトリガイベントを検出すると、当該検出タイミングに応じてシステムの状態情報を取得する。
ThreCU0105R
=ThreCU0105×100/(NumOfThread-ThreCU00)
で表すことができる。
なお、前述したように、ThreCU00は、CPU使用率の測定中にCPU使用率が0%のスレッドの数である。ThreCU0105は、CPU使用率の測定中にCPU使用率が1~5%のスレッドの数である。NumOfThreadは、CPU使用率の測定中に、実行されていたスレッドの合計数である。
前述したように、問題のあるスレッドとは、例えば、異常検出時に実行されているプログラム(プロセス)に含まれるスレッドのうちCPU使用率が最も高いスレッドである。または、問題のあるスレッドとは、例えば、異常検出時に実行されているプログラム(プロセス)の中で異常と判断されるプログラム(プロセス)に含まれるスレッドのうちCPU使用率が最も高いスレッドであってもよい。
Claims (9)
- プログラムに基づいて処理を実行するプロセッサと、
前記処理における異常を検出するとともに、前記異常の要因となる問題のあるスレッドを検出する異常検出部と、
前記異常検出部により検出された問題のあるスレッドに対して停止と実行を繰り返す間欠動作を行わせる処理制御部と、
を備える電子機器。 - 前記処理におけるスレッドごとの前記プロセッサの使用率を示す情報を取得する取得部をさらに備え、
前記異常検出部は、
前記取得部が取得した前記スレッドごとの前記プロセッサの使用率に基づいて、前記異常及び前記問題のあるスレッドを検出する、
請求項1に記載の電子機器。 - 前記停止させる期間が前記実行させる期間より長い、
請求項1または請求項2に記載の電子機器。 - 前記停止させる期間及び前記実行させる期間が予め設定されている、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電子機器。 - 前記取得部は、
前記スレッドごとの前記プロセッサの使用率が含まれるシステムの状態に関する状態情報を取得し、
前記処理制御部は、
前記停止させる期間及び前記実行させる期間を前記状態情報に基づいて決定する、
請求項2に記載の電子機器。 - 前記処理制御部は、
前記停止させる期間及び前記実行させる期間を、前記間欠動作を行わせるスレッドの前記プロセッサの使用率に応じて決定する、
請求項5に記載の電子機器。 - 前記異常検出部は、
前記スレッドごとの前記プロセッサの使用率と異常の有無に関する情報とに基づいて機械学習された学習済みモデルを用いて、前記異常及び前記問題のあるスレッドを検出する、
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の電子機器。 - 前記異常検出部は、
前記プロセッサを使用しているスレッドの合計数に対する特定の前記プロセッサの使用率であるスレッドの数の割合に基づいて機械学習された学習済みモデルを用いて、前記異常及び前記問題のあるスレッドを検出する、
請求項7に記載の電子機器。 - プログラムに基づいて処理を実行するプロセッサを備える電子機器における制御方法であって、
異常検出部が、前記処理における異常を検出するとともに、前記異常の要因となる問題のあるスレッドを検出するステップと、
処理制御部が、前記異常検出部により検出された問題のあるスレッドに対して停止と実行を繰り返す間欠動作を行わせるステップと、
を有する制御方法。
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Citations (5)
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