JP6999271B2 - 評価方法 - Google Patents

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Description

本発明は、評価方法に関する。
従来、自動車の車載レーダ等では、たとえばプリント基板上に形成されたミリ波帯のアンテナが使用される。たとえば、特開2010-43872号公報(特許文献1)には、車両に搭載され、該車両の周囲に存在する物体を検出するレーダ装置であって、平板状のプリント基板と、予め設定された第1周波数の第1電磁波を送受信するべく、前記プリント基板上に形成されたアンテナと、前記プリント基板上に形成され、該レーダ装置の光軸調整において外部から照射される第2電磁波を反射可能に構成された鏡面部とを備える、レーダ装置が記載されている。
特開2010-43872号公報
車載レーダ等の車載機器は、非常に高温または非常に低温な環境であっても安定した性能が求められる。このため、特許文献1に記載のアンテナ基板等を車載機器に用いる場合、基板を加熱または冷却して温度特性を評価する必要がある。
しかしながら、基板を加熱または冷却した場合、基板と測定器との間で熱が移動することにより測定器が故障したり誤動作したりする可能性があり、基板の温度特性に関する正確な評価結果を得ることが困難な場合がある。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、基板の温度特性をより安定して評価することのできる評価方法を提供することである。
(1)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる評価方法は、信号の入力および出力の少なくともいずれか一方を行う基板を支持し、かつ第1導波管を含む支持部と、第2導波管を含み、前記支持部と他の部材とを接続する接続部とを備える評価システムを用いた評価方法であって、前記支持部のうち、前記接続部と対向する第1対向面を含む第1対向部分、および前記接続部のうち、前記支持部と対向する第2対向面を含む第2対向部分の少なくともいずれか一方に溝部が形成され、前記第1対向部分に前記溝部が形成されている場合、前記第1対向部分における前記溝部は、前記第1導波管の周りの一部または全部に形成されており、前記第2対向部分に前記溝部が形成されている場合、前記第2対向部分における前記溝部は、前記第2導波管の周りの一部または全部に形成されており、前記第1導波管と前記第2導波管との間で前記信号の伝達が可能となり、かつ前記第1対向面と前記第2対向面との間に間隙が設けられるように前記支持部と前記接続部とを接続するステップと、前記基板の特性を評価するステップとを含む。
本発明によれば、基板の温度特性をより安定して評価することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る評価システムの構成を示す図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る基板、ベースプレート、コンバータおよび第1連結部の構成を示す図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る第1連結部の詳細な構成を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態に係るベースプレートと第1連結部との接続状態を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態に係る第1連結部とコンバータとの接続状態を示す図である。 図6は、図2に示す位置P1,P2,P3の各位置の温度の計測結果の一例を示すグラフである。 図7は、図6に示すグラフの一部を拡大したグラフである。 図8は、図4に示すベースプレートと第1連結部との間の間隙S1の大きさL1と、間隙S1を通過する信号のVSWRとの関係のシミュレーション結果を示すグラフである。 図9は、図4に示すベースプレートと第1連結部との間の間隙S1の大きさL1と、間隙S1を通過する信号の伝送損失との関係のシミュレーション結果を示すグラフである。 図10は、本発明の実施の形態の変形例2に係るベースプレートと第1連結部との接続状態を示す図である。 図11は、図10に示すベースプレートと第1連結部との間隙S3の大きさL3と、間隙S3を通過する信号のVSWRとの関係のシミュレーション結果を示すグラフである。 図12は、図10に示すベースプレートと第1連結部との間隙S3の大きさL3と、間隙S3を通過する信号の伝送損失との関係のシミュレーション結果を示すグラフである。 図13は、本発明の実施の形態の変形例3に係る第1連結部の詳細な構成を示す図である。 図14は、本発明の実施の形態の変形例4に係る基板およびベースプレートを示す図である。
最初に、本発明の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本発明の実施の形態に係る評価方法は、信号の入力および出力の少なくともいずれか一方を行う基板を支持し、かつ第1導波管を含む支持部と、第2導波管を含み、前記支持部と他の部材とを接続する接続部とを備える評価システムを用いた評価方法であって、前記支持部のうち、前記接続部と対向する第1対向面を含む第1対向部分、および前記接続部のうち、前記支持部と対向する第2対向面を含む第2対向部分の少なくともいずれか一方に溝部が形成され、前記第1対向部分に前記溝部が形成されている場合、前記第1対向部分における前記溝部は、前記第1導波管の周りの一部または全部に形成されており、前記第2対向部分に前記溝部が形成されている場合、前記第2対向部分における前記溝部は、前記第2導波管の周りの一部または全部に形成されており、前記第1導波管と前記第2導波管との間で前記信号の伝達が可能となり、かつ前記第1対向面と前記第2対向面との間に間隙が設けられるように前記支持部と前記接続部とを接続するステップと、前記基板の特性を評価するステップとを含む。
このように、第1対向面と第2対向面との間に間隙が設けられることにより、支持部と接続部との接触面積を少なくすることができるので、基板の温度特性に関する評価を行う際、接続部を介した支持部と測定器との間における熱の移動を抑えることができ、測定器が故障したり誤動作したりすることを防ぐことができる。
また、第1対向部分および第2対向部分の少なくともいずれか一方に、導波管の周りにおける溝部が形成されているため、間隙が設けられるように支持部と接続部とを接続しても、当該間隙を通過する信号の伝送損失等を低く抑えることができる。したがって、基板の温度特性をより安定して評価することができる。
(2)好ましくは、前記溝部のサイズは、前記信号の波長に基づいて決定される。
このような構成により、間隙を通過する信号の伝送損失等を効果的に抑えることができる。
(3)好ましくは、前記接続部の熱伝導率は、前記支持部の熱伝導率よりも小さい。
このような構成により、接続部を介した支持部と測定器側との間における熱の移動をより確実に抑えることができる。
(4)好ましくは、前記接続部の熱伝導率は15W/m・K以下である。
このような熱伝導率とすることにより、接続部を介した支持部と測定器側との間における熱の移動をさらに確実に抑えることができる。
(5)好ましくは、前記接続部は、ステンレススチールを含む材料を用いて形成されている。
このような構成により、接続部を介した支持部と測定器側との間における熱の移動をより確実に抑え、さらに、加工作業の容易化およびコスト増加の抑制を実現することができる。
(6)好ましくは、前記支持部を挟んで前記基板と対向する位置に加熱部材または冷却部材が設けられ、前記支持部の熱伝導率は236W/m・K以上である。
このように、支持部側から基板を加熱または冷却する構成において、支持部の熱伝導率が高いことにより、基板の加熱または冷却を効率よく行うことができる。
(7)好ましくは、前記支持部を挟んで前記基板と対向する位置に加熱部材または冷却部材が設けられ、前記支持部は、アルミニウムを含む材料を用いて形成されている。
このような構成により、基板の加熱または冷却を効率よく行うことができ、さらに、加工作業の容易化およびコスト増加の抑制を実現することができる。
(8)好ましくは、前記支持部の厚さは5mm以上である。
このように、支持部の厚さが大きいことにより、たとえば、支持部の表面に基板が設けられ、支持部の裏面を加熱または冷却する場合、支持部の表面の温度をより確実に均一化することができる。したがって、支持部に設けられた基板の温度をより確実に均一化し、より正確な評価結果を得ることができる。
(9)好ましくは、前記支持部と前記接続部とを接続するステップにおいて、前記支持部と前記接続部との位置関係をネジを用いて固定し、前記ネジの熱伝導率は、前記支持部の熱伝導率よりも小さい。
このような構成により、支持部と接続部との位置関係を固定することができ、かつ支持部と接続部との間における熱の移動を抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。また、以下に記載する実施の形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
<構成および基本動作>
[評価システム]
本発明の実施の形態に係る評価システムは、信号の入力および出力の少なくともいずれか一方を行う基板に関する評価を行うシステムであり、測定器と、基板を支持する支持部と、測定器と支持部とを接続する接続部とを備える。基板の温度特性を評価する場合、たとえば、支持部を加熱または冷却することにより、基板全体を高温または低温にする。
図1は、本発明の実施の形態に係る評価システムの構成を示す図である。
図1を参照して、評価システム201は、ネットワークアナライザ102と、コンバータ103a,103bと、端末装置104と、ベースプレート121と、第1連結部122a,122bとを備える。
図1に示す例では、温度特性の評価時において加熱または冷却される部材である支持部が、ベースプレート121に相当する。また、支持部と測定器とを接続する部材である接続部が、第1連結部122a,122bに相当する。
ベースプレート121は、評価対象である基板101を支持する。基板101は、伝送路151を有する。第1連結部122aは、ベースプレート121とコンバータ103aとを接続する。第1連結部122bは、ベースプレート121とコンバータ103bとを接続する。
ネットワークアナライザ102は、たとえば、センチメートル波(SHF(Super High Frequency))帯の試験信号をコンバータ103aへ送信する。コンバータ103aは、ネットワークアナライザ102から受信した試験信号を、たとえばミリ波の信号にアップコンバートし、第1連結部122aおよびベースプレート121を介して基板101へ送信する。
コンバータ103bは、基板101の伝送路151を通過した試験信号を、ベースプレート121および第2連結部122bを介して受信し、受信した試験信号をSHF帯の信号にダウンコンバートしてネットワークアナライザ102へ送信する。
ネットワークアナライザ102は、コンバータ103bから受信した試験信号に基づいて、基板101の温度特性、たとえば高温時または低温時における伝送損失を評価する。そして、ネットワークアナライザ102は、評価結果を示す評価情報を端末装置104へ送信する。
なお、コンバータ103aが、アップコンバートして送信したミリ波の信号の反射波を基板101から受信し、受信した反射波をSHF帯の信号にダウンコンバートしてネットワークアナライザ102へ送信する機能を併せ持つと、ネットワークアナライザ102は、コンバータ103aから受信した反射波に基づいて、基板101の反射特性を評価することができる。
また、コンバータ103bがコンバータ103aと同様のアップコンバート機能を有する場合、逆方向の伝送特性、すなわちネットワークアナライザ102、コンバータ103b、基板101、コンバータ103aの順で経由してネットワークアナライザ102へ戻る試験信号に基づく伝送特性の評価を行うことができる。また、この場合、基板101からコンバータ103bを経由してネットワークアナライザ102へ到達する反射波に基づく反射特性を評価することもできる。
端末装置104は、たとえば、ネットワークアナライザ102から受信した評価情報に基づく内容を自己のモニタ等に表示する。
[基板、ベースプレート、コンバータおよび第1連結部]
図2は、本発明の実施の形態に係る基板、ベースプレート、コンバータおよび第1連結部の構成を示す図である。
基板101は、たとえば、LCP(Liquid Crystal Polymer)またはフッ素樹脂を含む材料を用いて形成され、ストリップライン等の伝送路151が設けられている。
ベースプレート121は、たとえば、直方体であって2つの主表面を有し、一方の主表面に基板101が設けられている。基板101が設けられている主表面を「表面121F」とし、他方の主表面を「裏面121B」とする。
また、ベースプレート121は、熱伝導率の大きい材料を用いて形成される。具体的には、ベースプレート121は、熱伝導率が236W/m・K以上であることが好ましく、たとえばアルミニウム、金、銀、銅および黄銅の少なくともいずれか1つを含む材料を用いて形成される。より好ましくは、ベースプレート121は、アルミニウムを含む材料を用いて形成される。
また、ベースプレート121の厚さは、大きい方が好ましく、たとえば5mm以上、より好ましくは10mm以上に形成される。また、ベースプレート121は、内部に導波管63a,63bが設けられている。
コンバータ103aは、本体部131aと、第2連結部132aとを含み、第2連結部132aは、本体部131aから突出した導波管81aと、導波管81aの端部であって本体部131aとは反対側の位置に設けられた連結フランジ82aとを有する。
コンバータ103bは、本体部131bと、第2連結部132bとを含み、第2連結部132bは、本体部131bから突出した導波管81bと、導波管81bの端部であって本体部131bとは反対側の位置に設けられた連結フランジ82bとを有する。
また、第2連結部132a,132bは、基板101の温度特性に関する評価を行う際の基板101とコンバータ103a,103bとの間における熱の移動を抑えるために、熱伝導率の小さい材料を用いて形成されることが好ましい。具体的には、第2連結部132a,132bは、熱伝導率が15W/m・K以下であることが好ましく、たとえばステンレススチールの一種であるSUS304、ニクロム、鉄およびチタンの少なくともいずれか1つを含む材料を用いて形成される。より好ましくは、第2連結部132a,132bは、SUS304を含む材料を用いて形成される。
なお、第2連結部132a,132bの材料は、熱伝導率の小さいものに限定されない。たとえば、第2連結部132a,132bの材料が熱伝導率の大きいものであっても、後述する第1連結部122a,122bが、SUS304などの熱伝導率の小さい材料を用いて形成される場合、基板101とコンバータ103a,103bとの間の温度勾配を確保することができる。
連結フランジ82aおよび連結フランジ82bは、たとえば、円形の平板状の部材であり、フランジ規格の「UG-387/U(MIL-F-3922/67B-010)に従う寸法で形成される。
連結フランジ82aは2つの主表面を有し、導波管81aと反対側の主表面を「表面82aF」とし、導波管81a側の主表面を「裏面82aB」とする。また、連結フランジ82bは2つの主表面を有し、導波管81bと反対側の主表面を「表面82bF」とし、導波管81b側の主表面を「裏面82bB」とする。
第1連結部122a,122bは、ベースプレート121よりも熱伝導率の小さい材料を用いて形成されることが好ましい。具体的には、第1連結部122a,122bは、熱伝導率が15W/m・K以下であることが好ましく、たとえばステンレススチールの一種であるSUS304、ニクロム、鉄およびチタンの少なくともいずれか1つを含む材料を用いて形成される。より好ましくは、第1連結部122a,122bは、SUS304を含む材料を用いて形成される。
第1連結部122aは、第1端および第2端を有する導波管11aと、導波管11aの第1端に設けられた上部チョークフランジ12aと、導波管11aの第2端に設けられた下部チョークフランジ13aとを有する。
第1連結部122bは、第1端および第2端を有する導波管11bと、導波管11bの第1端に設けられた上部チョークフランジ12bと、導波管11bの第2端に設けられた下部チョークフランジ13bとを有する。
[第1連結部の詳細な構成]
図3は、本発明の実施の形態に係る第1連結部の詳細な構成を示す図である。図3では、第1連結部122aを示しており、第1連結部122bは第1連結部122aと同様の構成である。
図3を参照して、第1連結部122aは、上述のとおり、導波管11aと、上部チョークフランジ12aと、下部チョークフランジ13aとを含む。導波管11aの内部に形成された貫通孔21を信号波が伝送する。
導波管11aの長さは、自己の第1連結部122aがベースプレート121とコンバータ103aとを接続した状態において、ベースプレート121からコンバータ103aへの温度勾配を確保することができ、かつ貫通孔21を通る信号の減衰を低く抑えることができるような長さに設定されている。具体的には、導波管11aの長さは、たとえば50mm~60mmである。
導波管11aの内径寸法は、たとえば、導波管規格の「WR-10」に従う寸法で形成される。具体的には、導波管11aの内径寸法は、2.54mm×1.27mmであり、導波管11aの肉厚は、上記の規格における肉厚よりも薄い0.65mmである。このように導波管11aの肉厚が薄く形成されていることにより、温度勾配を確保することができる、すなわちベースプレート121からコンバータ103aへの熱伝導を低く抑えることができる。このため、導波管11aの肉厚は薄い方が好ましい。
上部チョークフランジ12aおよび下部チョークフランジ13aは、たとえば、円形の平板状の部材であり、中心が導波管11aの軸と一致する。上部チョークフランジ12aおよび下部チョークフランジ13aは、たとえば、フランジ規格の「UG-387/U(MIL-F-3922/67B-010)に従う寸法で形成されたフランジにチョーク溝26,31を形成することにより製作される。
具体的には、上部チョークフランジ12aは2つの主表面を有し、導波管11aと反対側の主表面を「表面12F」とし、導波管11a側の主表面を「裏面12B」とする。
上部チョークフランジ12aには、たとえば、4つのネジ穴22が形成されている。また、上部チョークフランジ12aの表面12Fには、2つの位置決めピン23と、凸部24とが設けられている。なお、ネジ穴22の数は4つに限定されない。また、位置決めピン23の数は2つに限定されない。
上部チョークフランジ12aにおける位置決めピン23は、たとえば棒形状であり、上部チョークフランジ12aの表面12Fから突出している。
上部チョークフランジ12aにおける凸部24は、たとえば、厚さが0.76mmである円形の平板状である。また、凸部24の中心が、上部チョークフランジ12aの中心、および導波管11aの軸と一致する。すなわち、上部チョークフランジ12aと凸部24とは互いに同心円の関係にある。また、凸部24の中心付近に開口25が形成されており、開口25は導波管11aの貫通孔21と連通している。
また、凸部24には、導波管11aの周りにチョーク溝26が形成されている。具体的には、チョーク溝26は、導波管11aの軸を中心とする円形に形成されている。なお、チョーク溝26は、導波管11aの軸を中心とする円形の一部であってもよい。
下部チョークフランジ13aは2つの主表面を有し、導波管11aと反対側の面を「表面13F」とし、導波管11a側の面を「裏面13B」とする。
下部チョークフランジ13aには、上部チョークフランジ12aと同様に、たとえば、4つのネジ穴27が形成されている。また、下部チョークフランジ13aの表面13Fには、上部チョークフランジ12aと同様に、2つの位置決めピン28と、凸部29とが設けられている。なお、ネジ穴27の数は4つに限定されない。また、位置決めピン28の数は2つに限定されない。
下部チョークフランジ13aにおける位置決めピン28は、たとえば棒形状であり、下部チョークフランジ13aの表面13Fから突出している。
下部チョークフランジ13aにおける凸部29は、凸部24と同様に、たとえば、厚さが0.76mmである円形の平板状である。また、凸部29の中心が、下部チョークフランジ13aの中心、および導波管11aの軸と一致する。すなわち、下部チョークフランジ13aと凸部29とは互いに同心円の関係にある。また、凸部29の中心付近に開口30が形成されており、開口30は導波管11aの貫通孔21と連通している。
また、凸部29には、導波管11aの周りにチョーク溝31が形成されている。具体的には、チョーク溝31は、導波管11aの軸を中心とする円形に形成されている。なお、チョーク溝31は、導波管11aの軸を中心とする円形の一部であってもよい。
チョーク溝26,31のサイズは、たとえば、基板101を通過する信号の波長に基づいて決定される。具体的には、チョーク溝26,31は、たとえば、外径が4.4mmであり、内径が3.1mmであり、深さが1mmであるように形成される。なお、チョーク溝26,31のサイズは、基板101を通過する信号のある程度良好な特性が確保されていれば、必ずしも信号の波長に基づいて正確に決定されなくてもよい。
<基板の評価方法>
[ベースプレートと第1連結部との接続]
図4は、本発明の実施の形態に係るベースプレートと第1連結部との接続状態を示す図である。図4では、ベースプレート121と第1連結部122aとの接続状態を示しており、ベースプレート121と第1連結部122bとの接続状態も同様に、図4に示すような接続状態となる。
図4を参照して、ベースプレート121と第1連結部122aとを接続する場合、まず、作業者は、第1連結部122aにおける2つの位置決めピン23を、ベースプレート121の裏面121Bに形成された2つの位置決め穴61にそれぞれ挿入する。
これにより、ベースプレート121における導波管63aと、第1連結部122aにおける導波管11aとの間で信号の伝達が可能となる。たとえば、ベースプレート121と第1連結部122aとの位置関係は、導波管63aの軸と導波管11aの軸とが一致するような位置関係となる。
次に、作業者は、ベースプレート121における導波管63aの周りの部分と、上部チョークフランジ12aにおける導波管11aの周りの部分とをネジ41を用いて固定する。
具体的には、作業者は、ネジ41を、上部チョークフランジ12aにおけるネジ穴22を介して、ベースプレート121の裏面121Bに形成されたネジ穴62に挿入する。これにより、ベースプレート121に対する第1連結部122aの位置が固定される。
このとき、作業者は、上部チョークフランジ12aにおける凸部(第2対向部分)24の表面(第2対向面)24Fと、ベースプレート(第1対向部分)121の裏面(第1対向面)121Bとの間に間隙S1が設けられるような位置関係で、ベースプレート121に対する第1連結部122aの位置を固定する。
より詳細には、間隙S1は、ベースプレート121における導波管63aと、第1連結部122aにおける導波管11aとの間に設けられる。間隙S1の大きさL1、すなわち凸部24の表面24Fとベースプレート121の裏面121Bとの距離は、たとえば0.2mmである。
なお、凸部24の表面24Fとベースプレート121の裏面121Bとの間に、たとえば、内部にネジ41を挿入可能な筒形状であって、間隙S1の大きさL1を確保するためのスペーサが設けられてもよい。
また、ネジ41は、ベースプレート121よりも熱伝導性の小さい材料を用いて形成されることが好ましく、たとえば、ポリカーボネートなどを含む材料を用いて形成される。
[第1連結部とコンバータとの接続]
図5は、本発明の実施の形態に係る第1連結部とコンバータとの接続状態を示す図である。図5では、第1連結部122aとコンバータ103aとの接続状態を示しており、第1連結部122bとコンバータ103bとの接続状態も同様に、図5に示すような接続状態となる。
図5を参照して、第1連結部122aとコンバータ103aとを接続する場合、まず、作業者は、第1連結部122aにおける2つの位置決めピン28を、コンバータ103aにおける連結フランジ82aの表面82aFに形成された2つの位置決め穴71にそれぞれ挿入する。
これにより、第2連結部132aにおける導波管81aと、第1連結部122aにおける導波管11aとの間で信号の伝達が可能となる。たとえば、コンバータ103aと第1連結部122aとの位置関係は、導波管81aの軸と導波管11aの軸とが一致するような位置関係となる。
次に、作業者は、下部チョークフランジ13aにおける導波管11aの周りの部分と、連結フランジ82aにおける導波管81aの周りの部分とをネジ42を用いて固定する。
具体的には、作業者は、ネジ42を、下部チョークフランジ13aにおけるネジ穴27を介して、連結フランジ82aの表面82aFに形成されたネジ穴72に挿入する。これにより、コンバータ103aに対する第1連結部122aの位置が固定される。
このとき、作業者は、下部チョークフランジ13aにおける凸部29の表面29Fと、連結フランジ82aの表面82aFとの間に間隙S2が設けられるような位置関係で、コンバータ103aに対する第1連結部122aの位置を固定する。
より詳細には、間隙S2は、第1連結部122aにおける導波管11aと、第2連結部132aにおける導波管81aとの間に設けられる。間隙S2の大きさL2、すなわち凸部29の表面29Fと連結フランジ82aの表面82aFとの距離は、たとえば0.2mmである。
なお、凸部29の表面29Fと連結フランジ82aの表面82aFとの間に、たとえば、内部にネジ42を挿入可能な筒形状であって、間隙S2の大きさL2を確保するためのスペーサが設けられてもよい。
また、ネジ42は、連結フランジ82aよりも熱伝導性の小さい材料を用いて形成されることが好ましく、たとえば、ポリカーボネートなどを含む材料を用いて形成される。
ここでは、上部チョークフランジ12aにおける凸部24の表面24Fと、ベースプレート121の裏面121Bとの間に間隙S1が設けられ、かつ、下部チョークフランジ13aにおける凸部29の表面29Fと、連結フランジ82aの表面82aFとの間に間隙S2が設けられる構成であるとしたが、このような接続形態に限定されない。
たとえば、ベースプレート121と第1連結部122aとは、間隙S1が設けられるように接続され、第1連結部122aとコンバータ103aとは、間隙S2が設けられることなく接続されてもよい。この場合、下部チョークフランジ13aの代わりに、チョーク溝が形成されていないフランジが用いられてもよい。
[基板の加熱または冷却、および温度特性の評価]
再び図2を参照して、基板101の高温時における温度特性を評価する場合、作業者は、たとえば、ベースプレート121の裏面にラバーヒータ(加熱部材)161を付着させて、ラバーヒータ161を70Wで120℃以上の温度に設定することにより、基板101を加熱する。
ここで、温度特性に関する正確な評価結果を得るためには、基板101の表面温度が均一であることが好ましい。
そこで、たとえば、基板101の裏面、すなわちラバーヒータ161の付着箇所の一部分を位置P1、基板101の表面の中央付近の一部分を位置P2、基板101の表面の端付近の一部分を位置P3として、ラバーヒータ161を用いて基板101を加熱した場合における位置P1,P2,P3の温度をそれぞれ計測することにより、基板101の表面を均一に温度上昇させることができるか否かを確認する。
図6は、図2に示す位置P1,P2,P3の各位置の温度の計測結果の一例を示すグラフであり、図7は、図6に示すグラフの一部を拡大したグラフである。図6および図7に示す各グラフの縦軸は温度[℃]を示し、横軸は時間[分]を示す。
図6に示すように、基板101の裏面に付着したラバーヒータ161の温度を上昇させていくと、時刻t=0分から時刻t=30分までの30分間に、位置P1の温度は約125℃から約160℃まで上昇し、位置P2の温度は約95℃から約130℃まで上昇し、位置P3の温度は約90℃から約125℃まで上昇した。
そして、図7に示すように、時刻t=30分以降は、位置P1の温度が約(159±2)℃であり、位置P2の温度が約(127±2)℃であり、位置P3の温度が約(123±3)℃である状態が継続した。
このような計測結果から、基板101の裏面に付着したラバーヒータ161を用いて基板101を加熱する方法を用いることで、基板101の表面を120℃以上の略均一な温度に加熱することが可能であることを確認できた。
そして、このように、基板101の表面が120℃以上の略均一な温度となっている状態において、基板101の伝送路151を通過した試験信号を測定することにより、基板101の高温時における温度特性をより正確に評価することができる。
なお、基板101の加熱方法は、ラバーヒータ161を用いる方法に限定されず、たとえば、基板101の付近に熱源設備を配置するような方法を用いてもよい。この場合、熱源設備による熱がコンバータ103側へ伝わることを防ぐため、熱源設備は、コンバータ103から離れた位置であり、かつ第1連結部122a,122bよりも基板101側の位置に配置されることが好ましい。
また、基板101の低温時における温度特性を評価する場合、たとえばペルチェ素子(冷却部材)を基板101の裏面に付着させることにより、基板101の表面を-40℃以下の略均一な温度にすることが可能である。
そして、このように、基板101の表面が-40℃以下の略均一な温度となっている状態において、基板101の伝送路151を通過した試験信号を測定することにより、基板101の低温時における温度特性をより正確に評価することができる。
<間隙の大きさ>
図8は、図4に示すベースプレートと第1連結部との間の間隙S1の大きさL1と、間隙S1を通過する信号のVSWRとの関係のシミュレーション結果を示すグラフである。
図8は、ベースプレート121と第1連結部122aとの間に間隙S1が設けられ、第1連結部122aとコンバータ103aとの間に間隙S2が設けられていない場合に対応するシミュレーション結果を示している。図8に示すグラフの縦軸はVSWRを示し、横軸は周波数[GHz]を示す。
図8を参照して、たとえば、間隙S1を通過する信号、すなわちコンバータ103aによりアップコンバートされた信号の周波数が80GHzである場合、間隙S1の大きさL1を0mm~0.1mmにするとVSWR(Voltage Standing Wave Ratio)は約1となり、間隙S1の大きさL1を0.2mmにするとVSWRは約1.01となり、間隙S1の大きさL1を0.3mmにするとVSWRは約1.03となり、間隙S1の大きさL1を0.5mmにするとVSWRは約1.14となる。
また、たとえば、間隙S1を通過する信号の周波数が85GHzである場合、間隙S1の大きさL1を0mmにするとVSWRは約1となり、間隙S1の大きさL1を0.1mmにするとVSWRは約1.01となり、間隙S1の大きさL1を0.2mmにするとVSWRは約1.04となり、間隙S1の大きさL1を0.3mmにするとVSWRは約1.1となり、間隙S1の大きさL1を0.5mmにするとVSWRは約1.35となる。
図9は、図4に示すベースプレートと第1連結部との間の間隙S1の大きさL1と、間隙S1を通過する信号の伝送損失との関係のシミュレーション結果を示すグラフである。
図9は、ベースプレート121と第1連結部122aとの間に間隙S1が設けられ、第1連結部122aとコンバータ103aとの間に間隙S2が設けられていない場合に対応するシミュレーション結果を示している。図9に示すグラフの縦軸は伝送損失[dB]を示し、横軸は周波数[GHz]を示す。
図9を参照して、たとえば、間隙S1を通過する信号の周波数が80GHzである場合、間隙S1の大きさL1を0mm~0.2mmにすると伝送損失は約0dBとなり、間隙S1の大きさL1を0.3mmにすると伝送損失は約0.002dBとなり、間隙S1の大きさL1を0.5mmにすると伝送損失は約0.024dBとなる。
また、たとえば、間隙S1を通過する信号の周波数が85GHzである場合、間隙S1の大きさL1を0mm~0.1mmにすると伝送損失は約0dBとなり、間隙S1の大きさL1を0.2mmにすると伝送損失は約0.002dBとなり、間隙S1の大きさL1を0.3mmにすると伝送損失は約0.011dBとなり、間隙S1の大きさL1を0.5mmにすると伝送損失は約0.128dBとなる。
上述のとおり、第1連結部122aにおける上部チョークフランジ12aにはチョーク溝26が形成されているため、ベースプレート121と第1連結部122aとの間に間隙S1が設けられている場合でも、図8および図9に示すシミュレーション結果から、VSWRおよび伝送損失を抑制可能であることが分かる。
すなわち、ベースプレートと導波管とを接続する場合、通常、金属で形成された導波管のフランジをベースプレートに直接接触させる。これに対して、本発明の実施の形態に係る評価システム201では、チョークフランジというフランジ構造を採用したことにより、非接触でも良好な伝送特性を確保することができる。
また、図8および図9に示すシミュレーション結果から、間隙S1の大きさL1を大きくするほどVSWRおよび伝送損失が大きくなる傾向にあることが分かる。このため、VSWRおよび伝送損失を低く抑えるためには、大きさL1を小さくすることが好ましい。
一方、間隙S1の大きさL1を大きくするほど、ベースプレート121と第1連結部122aとの間における熱の移動を抑制することができるため、第1連結部122aを介したベースプレート121からコンバータ103aへの熱伝導を抑え、コンバータ103aが故障したり誤動作したりすることなどを防ぐことができる。このため、間隙S1を通過させる信号の周波数などに応じて、間隙S1の大きさL1を決定することが好ましい。
<変形例>
[変形例1]
再び図2を参照して、基板101の裏面にラバーヒータ161を付着させて基板101を加熱する代わりに、たとえば、基板101全体を恒温槽の内部に収容し、恒温槽の内部の高温にすることにより、基板101を加熱してもよい。
より詳細には、たとえば、第1連結部122a,122bの一部または全部、基板101、およびベースプレート121を恒温槽に収容して、恒温槽の内部を120℃以上にすることにより、基板101を加熱することができる。
上述のとおり、第1連結部122aと第2連結部132aとの間、および第1連結部122bと第2連結部132bとの間には、それぞれ間隙S2が設けられているため、第1連結部122a,122bを恒温槽に収容した場合でも、第1連結部122a,122bから第2連結部132a,132bへの熱の移動を抑制することができる。
このような方法で評価を行う場合、ベースプレート121と第1連結部122a,122bとは、間隙S1が設けられることなく接続されてもよい。すなわち、上部チョークフランジ12aの代わりに、チョーク溝が形成されていないフランジが用いられてもよい。
ベースプレート121と第1連結部122a,122bとが、間隙S1が設けられることなく接続される場合、基板101を支持する部材である支持部が、ベースプレート121および第1連結部122a,122bに相当する。また、支持部と測定器とを接続する部材である接続部が、第2連結部132a,132bに相当する。
また、この場合、下部チョークフランジ13a,13bの凸部29が第1対向部分に相当し、凸部29の表面29Fが第1対向面に相当する。また、連結フランジ82a,82bが第2対向部分に相当し、連結フランジ82a,82bの表面82aF,82bFが第2対向面に相当する。
[変形例2]
第1接続部122a,122bに加えて、さらに他の部材、具体的には、ベースプレート121および第2連結部132a,132bの少なくともいずれか一方にもチョーク溝が形成されてもよい。
図10は、本発明の実施の形態の変形例2に係るベースプレートと第1連結部との接続状態を示す図である。
図10を参照して、たとえば、ベースプレート121の一部分であって、ベースプレート121と第1連結部122aとの接続状態において第1連結部122aにおけるチョーク溝26に対向する位置に、チョーク溝76が形成されている。
チョーク溝76のサイズは、チョーク溝26と同様に、たとえば、基板101を通過する信号の波長に基づいて決定される。具体的には、チョーク溝76は、たとえば、外径が4.4mmであり、内径が3.1mmであり、深さが1mmであるように形成される。なお、チョーク溝76のサイズは、基板101を通過する信号のある程度良好な特性が確保されていれば、必ずしも信号の波長に基づいて正確に決定されなくてもよい。
このように、ベースプレート121および第1連結部122aの両方にチョーク溝が形成されている場合、ベースプレート121の裏面121Bと凸部24の表面24Fとの間の間隙S3の大きさL3と、間隙S3を通過する信号のVSWRおよび伝送損失との関係は、以下のようになる。
図11は、図10に示すベースプレートと第1連結部との間隙S3の大きさL3と、間隙S3を通過する信号のVSWRとの関係のシミュレーション結果を示すグラフである。
図11は、ベースプレート121と第1連結部122aとの間に間隙S3が設けられ、第1連結部122aとコンバータ103aとの間に間隙S2が設けられていない場合に対応するシミュレーション結果を示している。図11に示すグラフの縦軸はVSWRを示し、横軸は周波数[GHz]を示す。
図11を参照して、たとえば、間隙S3を通過する信号の周波数が85GHzである場合、間隙S3の大きさL3を0mm~0.1mmにするとVSWRは約1となり、間隙S3の大きさL3を0.2mmにするとVSWRは約1.02となり、間隙S3の大きさL3を0.3mmにするとVSWRは約1.05となり、間隙S3の大きさL3を0.5mmにするとVSWRは約1.15となる。
図12は、図10に示すベースプレートと第1連結部との間隙S3の大きさL3と、間隙S3を通過する信号の伝送損失との関係のシミュレーション結果を示すグラフである。
図12は、ベースプレート121と第1連結部122aとの間に間隙S3が設けられ、第1連結部122aとコンバータ103aとの間に間隙S2が設けられていない場合に対応するシミュレーション結果を示している。図12に示すグラフの縦軸は伝送損失[dB]を示し、横軸は周波数[GHz]を示す。
図12を参照して、たとえば、間隙S3を通過する信号の周波数が85GHzである場合、間隙S3の大きさL3を0mm~0.2mmにすると伝送損失は約0dBとなり、間隙S3の大きさL3を0.3mmにすると伝送損失は約0.002dBとなり、間隙S3の大きさL3を0.5mmにすると伝送損失は約0.015dBとなる。
このように、ベースプレート121および第1連結部122aの両方にチョーク溝が形成されている場合におけるVSWRおよび伝送損失は、第1接続部122aのみにチョーク溝が形成されている場合におけるVSWRおよび伝送損失、すなわち図8および図9に示すVSWRおよび伝送損失と比較して、低くなる傾向にある。このため、ベースプレート121および第1連結部122aの両方にチョーク溝が形成されている構成が、より好ましい。
[変形例3]
第1連結部122a,122bにおける凸部24に、複数のチョーク溝が形成されてもよい。
図13は、本発明の実施の形態の変形例3に係る第1連結部の詳細な構成を示す図である。
図13を参照して、たとえば、第1連結部122aにおける凸部24に、チョーク溝26およびチョーク溝56が形成されている。チョーク溝56は、チョーク溝26と同様に、導波管11aの軸を中心とする円形に形成されている。すなわち、チョーク溝26とチョーク溝56とは互いに同心円の関係にある。
このように、たとえば凸部24に複数のチョーク溝が形成されることにより、たとえば、VSWRおよび伝送損失を低く抑えることが可能となる周波数の帯域を広くすることができる。
また、凸部24と同様に、凸部29にも複数のチョーク溝が形成されてもよい。また、凸部24および凸部29のいずれか一方に複数のチョーク溝が形成されてもよい。
[変形例4]
図14は、本発明の実施の形態の変形例4に係る基板およびベースプレートを示す図である。
図14を参照して、基板101には、信号の入力および出力を行う伝送路151の代わりに、信号の入力および出力のいずれか一方を行う伝送路152が設けられてもよい。
ところで、車載レーダ等の車載機器は、非常に高温または非常に低温な環境であっても安定した性能が求められる。このため、特許文献1に記載のアンテナ基板等を車載機器に用いる場合、基板を加熱または冷却して温度特性を評価する必要がある。
しかしながら、基板を加熱または冷却した場合、基板と測定器との間で熱が移動することにより測定器が故障したり誤動作したりする可能性があり、基板の温度特性に関する正確な評価結果を得ることが困難な場合がある。また、評価対象である基板において入力または出力される信号が外乱を受けやすいミリ波の信号等である場合、正確な評価結果を得ることが特に困難である。
そこで、基板と測定器との間に設けられた導波管を冷却または加熱することにより測定器の動作温度を確保するという方法が考えられるが、このような方法では設備が複雑になるという問題がある。また、このような方法では、冷却する場所と加熱する場所との間の温度勾配が大きくなるため、基板の温度が安定しない可能性がある。
これに対して、本発明の実施の形態に係る評価方法は、ベースプレート121と、第1連結部122a,122bとを備える評価システム201を用いた評価方法である。ベースプレート121は、信号の入力および出力の少なくともいずれか一方を行う基板101を支持し、かつ導波管63a,63bを含む。第1連結部122a,122bは、導波管11a,11bを含み、ベースプレート121とコンバータ103a,103bとを接続する。ベースプレート121のうち、第1連結部122a,122bと対向する裏面121Bを含む部分、および第1連結部122a,122bのうち、ベースプレート121と対向する表面24を含む上部チョークフランジ12a,12bの少なくともいずれか一方に溝部26,76が形成されている。ベースプレート121に溝部76が形成されている場合、溝部76は、導波管63a,63bの周りの一部または全部に形成されている。上部チョークフランジ12a,12bに溝部26が形成されている場合、溝部26は、導波管11a,11bの周りの一部または全部に形成されている。そして、評価方法は、導波管63a,63bと導波管11a,11bとの間で信号の伝達が可能となり、かつベースプレート121の裏面121Bと凸部24の表面24Fとの間に間隙S1が設けられるようにベースプレート121と第1連結部122a,122bとを接続するステップと、基板101の特性を評価するステップとを含む。
このように、ベースプレート121の裏面121Bと凸部24の表面24Fとの間に間隙S1が設けられることにより、ベースプレート121と第1連結部122a,122bとの接触面積を少なくすることができ、基板101の温度特性に関する評価を行う際、第1連結部122a,122bを介したベースプレート121とコンバータ103との間における熱の移動を抑えて、コンバータ103またはネットワークアナライザ102が故障したり誤動作したりすることを防ぐことができる。
また、ベースプレート121および上部チョークフランジ12a,12bの少なくともいずれか一方に、導波管11a,11b周りの溝部26,76が形成されているため、間隙S1が設けられるようにベースプレート121と第1連結部122a,122bとを接続しても、間隙S1を通過する信号の伝送損失等を低く抑えることができる。したがって、基板101の温度特性をより安定して評価することができる。
また、本発明の実施の形態の変形例1に係る評価方法は、ベースプレート121と、第1連結部122a,122bと、第2連結部132a,132bとを備える評価システム201を用いた評価方法である。ベースプレート121は導波管63a,63bを含む。ベースプレート121および第1連結部122a,122bは、信号の入力および出力の少なくともいずれか一方を行う基板101を支持する。第2連結部132a,132bは、導波管81a,81bを含み、第1連結部122a,122bとコンバータ103a,103bとを接続する。第1連結部122a,122bのうち、第2連結部132a,132bと対向する表面29Fを含む凸部29、および第2連結部132a,132bのうち、第1連結部122a,122bと対向する表面82aF,82bFを含む連結フランジ82a,82bの少なくともいずれか一方に溝部31が形成されている。第1連結部122a,122bに溝部31が形成されている場合、溝部31は、導波管11a,11bの周りの一部または全部に形成されている。連結フランジ82a,82bに溝部が形成されている場合、当該溝部は、導波管81a,81bの周りの一部または全部に形成されている。そして、評価方法は、導波管11a,11bと導波管81a,81bとの間で信号の伝達が可能となり、かつ凸部29の表面29Fと連結フランジ82a,82bの表面82aF,82bFとの間に間隙S2が設けられるように第1連結部122a,122bと第2連結部132a,132bとを接続するステップと、基板101の特性を評価するステップとを含む。
このように、凸部29の表面29Fと連結フランジ82a,82bの表面82aF,82bFとの間に間隙S2が設けられることにより、第1連結部122a,122bと第2連結部132a,132bとの接触面積を少なくすることができるので、基板101の温度特性に関する評価を行う際、第2連結部132a,132bを介したベースプレート121とコンバータ103との間における熱の移動を抑えることができ、コンバータ103またはネットワークアナライザ102が故障したり誤動作したりすることを防ぐことができる。
また、凸部29および連結フランジ82a,82bの少なくともいずれか一方に、導波管11a,11bの周りにおける溝部31が形成されているため、間隙S2が設けられるように第1連結部122a,122bと第2連結部132a,132bとを接続しても、間隙S2を通過する信号の伝送損失等を低く抑えることができる。したがって、基板101の温度特性をより安定して評価することができる。
また、本発明の実施の形態に係る評価システム201における溝部26,31,76のサイズは、基板101を通過する信号の波長に基づいて決定される。
このような構成により、間隙S1を通過する信号および間隙S2を通過する信号の少なくともいずれか一方の伝送損失等を効果的に抑えることができる。
また、本発明の実施の形態に係る評価システム201では、第1連結部122a,122bおよび第2連結部132a,132bの熱伝導率は、ベースプレート121の熱伝導率よりも小さい。
このような構成により、ベースプレート121とコンバータ103側との間における熱の移動をより確実に抑えることができる。
また、本発明の実施の形態に係る評価システム201では、第1連結部122a,122bおよび第2連結部132a,132bの熱伝導率は、15W/m・K以下である。
このような熱伝導率とすることにより、ベースプレート121とコンバータ103側との間における熱の移動をさらに確実に抑えることができる。
また、本発明の実施の形態に係る評価システム201では、第1連結部122a,122bおよび第2連結部132a,132bは、ステンレススチールを含む材料を用いて形成されている。
このような構成により、ベースプレート121とコンバータ103側との間における熱の移動をより確実に抑え、さらに、加工作業の容易化およびコスト増加の抑制を実現することができる。
また、本発明の実施の形態に係る評価システム201では、ベースプレート121を挟んで基板101と対向する位置にラバーヒータ161またはペルチェ素子が設けられる。また、ベースプレート121の熱伝導率は236W/m・K以上である。
このように、ベースプレート121側から基板101を加熱または冷却する構成において、ベースプレート121の熱伝導率が高いことにより、基板101の加熱または冷却を効率よく行うことができる。
また、本発明の実施の形態に係る評価システム201では、ベースプレート121は、アルミニウムを含む材料を用いて形成されている。
このような構成により、基板101の加熱または冷却を効率よく行うことができ、さらに、加工作業の容易化およびコスト増加の抑制を実現することができる。
また、本発明の実施の形態に係る評価システム201では、ベースプレート121の厚さは5mm以上である。
このように、ベースプレート121の厚さが大きいことにより、たとえば、ベースプレート121の表面121Fに基板101が設けられ、ベースプレート121の裏面121Bを加熱または冷却する場合、ベースプレート121の表面121Fの温度をより確実に均一化することができる。したがって、ベースプレート121に設けられた基板101の温度をより確実に均一化し、より正確な評価結果を得ることができる。
また、本発明の実施の形態に係る評価方法では、ベースプレート121と第1連結部122a,122bとを接続するステップにおいて、ベースプレート121と第1連結部122a,122bとの位置関係をネジ41を用いて固定する。また、第1連結部122a,122bと第2連結部132a,132bとを接続するステップにおいて、第1連結部122a,122bと第2連結部132a,132bの位置関係をネジ42を用いて固定する。また、ネジ41,42の熱伝導率は、ベースプレート121の熱伝導率よりも小さい。
このような構成により、ベースプレート121と第1連結部122a,122bとの位置関係、および第1連結部122a,122bと第2連結部132a,132bとの位置関係を固定することができ、かつベースプレート121と第1連結部122a,122bとの間における熱の移動、および第1連結部122a,122bと第2連結部132a,132bとの間における熱の移動を抑えることができる。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上の説明は、以下に付記する特徴を含む。
[付記1]
信号の入力および出力の少なくともいずれか一方を行う基板を支持し、かつ第1導波管を含む支持部と、
第2導波管を含み、前記支持部と他の部材とを接続する接続部とを備える評価システムを用いた評価方法であって、
前記支持部のうち、前記接続部と対向する第1対向面を含む第1対向部分、および前記接続部のうち、前記支持部と対向する第2対向面を含む第2対向部分の少なくともいずれか一方に溝部が形成され、
前記第1対向部分に前記溝部が形成されている場合、前記第1対向部分における前記溝部は、前記第1導波管の周りの一部または全部に形成されており、
前記第2対向部分に前記溝部が形成されている場合、前記第2対向部分における前記溝部は、前記第2導波管の周りの一部または全部に形成されており、
前記第1導波管と前記第2導波管との間で前記信号の伝達が可能となり、かつ前記第1対向面と前記第2対向面との間に間隙が設けられるように前記支持部と前記接続部とを接続するステップと、
前記基板の特性を評価するステップとを含み、
前記信号はミリ波の信号であり、
前記溝部はチョーク溝であり、
前記間隙は、前記第1導波管と前記第2導波管との間に設けられ、
前記支持部における前記第1導波管の周りの部分と、前記接続部における前記第2導波管の周りの部分とを固定することにより、前記支持部と前記接続部との位置関係を固定する、評価方法。
11a,11b 導波管
12a,12b 上部チョークフランジ
12F 表面
12B 裏面
13a,13b 下部チョークフランジ
13F 表面
13B 裏面
21 貫通孔
22,27 ネジ穴
23 位置決めピン
24 凸部(第2対向部分)
24F 表面(第2対向面)
29 凸部(第1対向部分)
29F 表面(第1対向面)
24B 裏面
25,30 開口
26,31,56,76 チョーク溝(溝部)
28 位置決めピン
41,42 ネジ
61,71 位置決め穴
62,72 ネジ穴
63a,63b 導波管
81a,81b 導波管
82a,82b 連結フランジ(第2対向部分)
82aF,82bF 表面(第2対向面)
82aB,82bB 裏面
101 基板
102 ネットワークアナライザ
103a,103b コンバータ
104 端末装置
121 ベースプレート(支持部および第1対向部分)
121F 表面
121B 裏面(第1対向面)
122a,122b 第1連結部(接続部または支持部)
131a,131b 本体部
132a,132b 第2連結部(接続部)
151,152 伝送路
161 ラバーヒータ
201 評価システム

Claims (9)

  1. 信号の入力および出力の少なくともいずれか一方を行う伝送路を有する評価対象を支持し、かつ第1導波管を含む支持部と、
    第2導波管を含み、前記支持部と他の部材とを接続する接続部とを備える評価システムを用いた評価方法であって、
    前記支持部のうち、前記接続部と対向する第1対向面を含む第1対向部分、および前記接続部のうち、前記支持部と対向する第2対向面を含む第2対向部分の少なくともいずれか一方に溝部が形成され、
    前記第1対向部分に前記溝部が形成されている場合、前記第1対向部分における前記溝部は、前記第1導波管の周りの一部または全部に形成されており、
    前記第2対向部分に前記溝部が形成されている場合、前記第2対向部分における前記溝部は、前記第2導波管の周りの一部または全部に形成されており、
    前記第1導波管と前記第2導波管との間で前記信号の伝達が可能となり、かつ前記第1対向面と前記第2対向面との間に間隙が設けられるように前記支持部と前記接続部とを接続するステップと、
    前記評価対象を加熱または冷却するステップと、
    前記伝送路を通過する信号の高温時または低温時における伝送特性を評価するステップとを含む、評価方法。
  2. 前記溝部のサイズは、前記信号の波長に基づいて決定される、請求項1に記載の評価方法。
  3. 前記接続部の熱伝導率は、前記支持部の熱伝導率よりも小さい、請求項1または請求項2に記載の評価方法。
  4. 前記接続部の熱伝導率は15W/m・K以下である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の評価方法。
  5. 前記接続部は、ステンレススチールを含む材料を用いて形成されている、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の評価方法。
  6. 前記支持部を挟んで前記評価対象と対向する位置に加熱部材または冷却部材が設けられ、
    前記支持部の熱伝導率は236W/m・K以上である、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の評価方法。
  7. 前記支持部を挟んで前記評価対象と対向する位置に加熱部材または冷却部材が設けられ、
    前記支持部は、アルミニウムを含む材料を用いて形成されている、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の評価方法。
  8. 前記支持部の厚さは5mm以上である、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の評価方法。
  9. 前記支持部と前記接続部とを接続するステップにおいて、前記支持部と前記接続部との位置関係をネジを用いて固定し、
    前記ネジの熱伝導率は、前記支持部の熱伝導率よりも小さい、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の評価方法。
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