JP6999231B2 - 表示制御装置、表示制御方法及びカメラモニタリングシステム - Google Patents

表示制御装置、表示制御方法及びカメラモニタリングシステム Download PDF

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Description

本発明は、表示制御装置、表示制御方法及びカメラモニタリングシステムに関する。
従来より、車両にカメラモニタリングシステムを搭載し、車両後方の撮影画像を表示装置等に表示することで、当該表示装置等を電子ミラーとして機能させる表示制御技術が知られている。かかるカメラモニタリングシステムの場合、一般的なミラーとは異なり、夜間等のように車両の周辺環境が暗い状況下では、後方車両のヘッドライトに起因してハレーションが発生するため、一時的に視認性が低下することがある。
これに対して、例えば、予め異なるゲインを用いて撮影を行い、ハレーションの発生に応じて、適宜、撮影画像を切り替えて表示する構成とすることが考えられる。
特許第3970903号
しかしながら、撮影画像を切り替えて表示する構成とした場合、適切なタイミングで切り替えが行われない限り、車両の運転者は、電子ミラーの視認性が低下した状態で、運転を継続することになる。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、車両運転中の電子ミラーの視認性を向上させることを目的とする。
一態様によれば、撮像装置に接続される表示制御装置は、
前記撮像装置が車両の後方を第1ゲインで撮影した第1画像データと、前記撮像装置が車両の後方を該第1ゲインよりも低い第2ゲインで撮影した第2画像データと、を取得する取得部と、
前記第1画像データにおいて所定の輝度値を有する第1領域と、前記第2画像データにおいて前記所定の輝度値を有する第2領域との位置関係から、該第1領域内に含まれる該第2領域の数をカウントし、カウント結果に応じて表示する画像データを切り替える切替部とを有する。
車両運転中の電子ミラーの視認性を向上させることができる。
第1の実施形態におけるカメラモニタリングシステムのシステム構成の一例を示す図である。 撮像装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 表示装置の配置例を示す図である。 表示制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 表示制御装置の機能構成の一例を示す図である。 第1の実施形態における表示制御処理の流れを示すフローチャートである。 表示制御処理の具体例を示す第1の図である。 表示制御処理の具体例を示す第2の図である。 表示装置の表示例を示す図である。 第2の実施形態における表示制御処理の流れを示すフローチャートである。 第3の実施形態におけるカメラモニタリングシステムのシステム構成の一例を示す図である。
以下、各実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
[第1の実施形態]
<カメラモニタリングシステムのシステム構成>
はじめに、車両に搭載されるカメラモニタリングシステムのシステム構成について説明する。図1は、第1の実施形態におけるカメラモニタリングシステムのシステム構成の一例を示す図である。図1(a)に示すように、カメラモニタリングシステム100は、撮像装置110と、表示制御装置120と、表示装置130とを有する。なお、本実施形態において、カメラモニタリングシステム100は、車両のイグニッションスイッチがON状態になることで起動し、OFF状態になることで停止するものとする。ただし、カメラモニタリングシステム100の起動、停止のタイミングはこれに限定されず、例えば、車両のイグニッションスイッチがON状態になった後で、車両の運転者の指示に基づいて起動、停止するように構成してもよい。
撮像装置110は車両後方を撮影し、撮影画像を左右反転した画像データを表示制御装置120に送信する。なお、撮像装置110は、異なる2種類のパラメータを用いて撮影を行い、表示制御装置120に対して、第1画像データと第2画像データとを送信するものとする。ここでいうパラメータとは、ゲインや露光時間等、撮影画像の輝度値に影響を与える因子またはそれらの因子の組み合わせを指す。ただし、第1の実施形態では説明の簡略化のため、異なる2種類のパラメータは、異なる2種類のゲインを指すものとして説明する。
表示制御装置120は、撮像装置110より送信された第1画像データ及び第2画像データを処理することで表示画像データを生成し、表示装置130に送信する。なお、図1(b)に示すように、表示制御装置120は、表示画像データを表示する表示モードとして、2種類のモード(通常モード140、PLS(Point Light Source)モード150)を有する。そして、表示制御装置120は、表示モードを自動及び手動で切り替えられるように構成されている。
通常モード140の場合、表示制御装置120は、表示画像データとして、第1画像データと第2画像データとを合成した通常モード画像データを表示装置130に送信する。一方、PLSモード150の場合、表示制御装置120は、表示画像データとして、第2画像データであるPLS画像データを表示装置130に送信する。
表示装置130は出力装置の一例であり、第1の実施形態においては液晶表示装置により構成され、表示制御装置120より送信された表示画像データ(通常モード140の場合は通常モード画像データ、PLSモード150の場合はPLS画像データ)を表示する。
<撮像装置のハードウェア構成>
次に、撮像装置110のハードウェア構成について説明する。図2は、撮像装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示すように、撮像装置110は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ201、AFE(Analog Front End)202、DSP(Digital Signal Processor)203を有する。また、撮像装置110は、CPU204、ROM205、RAM206を有する。
CCDイメージセンサ201は、所定の露光時間で撮影を行い、撮影画像をAFE202に送信する。AFE202は、ゲインコントロール、A/D変換等の処理を行う。上述したとおり、第1の実施形態では、異なる2種類のゲインを用いて撮影画像を処理するため、AFE202からは、第1ゲインで処理された第1画像データと、第1画像データよりも低い第2ゲインで処理された第2画像データとが出力される。
DSP203は、第1画像データ及び第2画像データに対して各種処理(ノイズ除去、左右反転等)を行い、表示制御装置120に送信する。なお、CPU204、ROM205、RAM206は、撮像装置110全体の動作(CCDイメージセンサ201、AFE202、DSP203の動作を含む)を制御する。
<表示装置の配置例>
次に、表示装置130の配置例について説明する。図3は、表示装置の配置例を示す図である。図3に示すように、表示装置130は、例えば、車両の室内後写鏡の位置(フロントウィンドウの手前側の中央位置)に配置され、室内後写鏡を代替する電子ミラーとして機能する。
<表示制御装置のハードウェア構成>
次に、表示制御装置120のハードウェア構成について説明する。図4は、表示制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図4に示すように、表示制御装置120は、CPU(Central Processing Unit)401、ROM(Read Only Memory)402、RAM(Random Access Memory)403を有する。また、表示制御装置120は、GPU(Graphic Processing Unit)404、I/F(Interface)装置405を有する。なお、表示制御装置120の各部は、バス406を介して相互に接続されている。
CPU401は、ROM402にインストールされている各種プログラム(例えば、表示制御プログラム等)を実行するデバイスである。ROM402は、不揮発性メモリであり、CPU401によって実行される各種プログラムを格納する、主記憶デバイスとして機能する。RAM403は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等の揮発性メモリである。RAM403は、ROM402にインストールされている各種プログラムがCPU401によって実行される際に展開される作業領域を提供する、主記憶デバイスとして機能する。
GPU404は、画像処理を行う専用の集積回路であり、第1の実施形態では、表示制御プログラムを実行するCPU401からの指示に基づき、表示装置130に表示される表示画像データの生成等を行う。I/F装置405は、撮像装置110及び表示装置130と、表示制御装置120とを接続するための接続デバイスである。
<表示制御装置の機能構成>
次に、表示制御装置120の機能構成について説明する。図5は、第1の実施形態における表示制御装置の機能構成の一例を示す図である。上述したとおり、表示制御装置120には、表示制御プログラムがインストールされており、カメラモニタリングシステム100が起動することで、表示制御装置120は、表示制御プログラムを実行する。これにより、表示制御装置120は、第1画像データ取得部510、第1画像データ解析部511、第2画像データ取得部520、第2画像データ解析部521、合成部530、判定部540として機能する。
第1画像データ取得部510は取得部の一例であり、撮像装置110より送信された第1画像データを取得する。第1画像データ取得部510は、取得した第1画像データを第1画像データ解析部511、合成部530に送信する。
第1画像データ解析部511は、第1画像データを解析し、所定の輝度値以上の画素を抽出する。また、第1画像データ解析部511は、抽出した画素のうち、隣接する画素同士をブロック化し、白色領域を生成する。更に、第1画像データ解析部511は、生成した白色領域を含む矩形領域を特定し、ハレーション領域(第1領域)として判定部540に通知する。
第2画像データ取得部520は取得部の一例であり、撮像装置110より送信された第2画像データを取得する。第2画像データ取得部520は、取得した第2画像データを第2画像データ解析部521、合成部530に送信する。
第2画像データ解析部521は、第2画像データを解析し、所定の輝度値以上の画素を抽出する。また、第2画像データ解析部521は、抽出した画素のうち、隣接する画素同士をブロック化し、白色領域を生成する。また、第2画像データ解析部521は、生成した白色領域を含む矩形領域を特定し、点光源領域(第2領域)として判定部540に通知する。更に、第2画像データ解析部521は、第2画像データを、PLSモード画像データとして判定部540に送信する。
合成部530は、第1画像データと第2画像データとを合成し、通常モード画像データを生成する。また、合成部530は、生成した通常モード画像データを、判定部540に送信する。
判定部540は切替部の一例である。判定部540は、第1画像データ解析部511より通知されたハレーション領域と、第2画像データ解析部521より通知された点光源領域との位置関係を比較する。また、判定部540は、比較した位置関係から、ハレーション領域内に含まれる点光源領域の数をカウントする。
判定部540は、カウント結果が所定数未満(例えば、2未満)であった場合、通常モード140を継続すると判定し、合成部530より送信された通常モード画像データを、表示画像データとして表示装置130に送信する。一方、カウント結果が所定数以上(例えば、2以上)であった場合、判定部540は、PLSモードに切り替えると判定し、第2画像データ解析部521より送信されたPLSモード画像データを、表示画像データとして表示装置130に送信する。
<表示制御処理の流れ>
次に、表示制御装置120による表示制御処理の流れについて説明する。図6は、第1の実施形態における表示制御処理の流れを示すフローチャートである。カメラモニタリングシステム100が起動することにより、表示制御装置120では、図6に示す表示制御処理を実行する。
ステップS601において、第1画像データ取得部510は、第1画像データを取得し、第1画像データ解析部511及び合成部530に送信する。また、第2画像データ取得部520は、第2画像データを取得し、第2画像データ解析部521及び合成部530に送信する。これにより、第1画像データ解析部511は、第1画像データにおいてハレーション領域を特定し、第2画像データ解析部521は、第2画像データにおいて点光源領域を特定する。
ステップS602において、合成部530は、第1画像データと第2画像データとを合成することで、通常モード画像データを生成し、判定部540に送信する。また、第2画像データ解析部521は、第2画像データを、PLSモード画像データとして、判定部540に送信する。
ステップS603において、判定部540は、通常モード140とPLSモード150との切り替えが、手動で行われるように設定されているか自動で行われるように設定されているかを判定する。ステップS603において、手動で行われるように設定されている場合には(ステップS603においてNoの場合には)、ステップS610に進む。
ステップS610において、判定部540は、現在の表示モードが通常モード140に設定されているのか、PLSモードに設定されているのかを判定し、判定した表示モードに応じて、表示装置130に表示画像データを送信する。具体的には、現在の表示モードが通常モード140に設定されている場合には、判定部540は、表示画像データとして、通常モード画像データを表示装置130に送信する。また、現在の表示モードがPLSモード150に設定されている場合には、判定部540は、表示画像データとして、PLSモード画像データを表示装置130に送信する。
一方、ステップS603において、自動で行われるように設定されている場合には(ステップS603においてYesの場合には)、ステップS604に進む。ステップS604において、判定部540は、第1画像データにおいてハレーション領域が特定されたか否かを判定する。
第1画像データ解析部511において、所定の輝度値以上の画素が抽出されなかった場合、または、ブロック化された白色領域が所定の画素数未満であった場合、第1画像データ解析部511は、判定部540に対してハレーション領域を通知しない。この場合、判定部540では、第1画像データでハレーション領域が特定されなかったと判定し(ステップS604においてNoと判定し)、ステップS609に進む。そして、ステップS609において、判定部540は、通常モードを維持すると判定し、表示画像データとして、通常モード画像データを表示装置130に送信する。
一方、第1画像データ解析部511において、所定の輝度値以上の画素が抽出され、かつ、ブロック化された白色領域が所定の画素数以上であった場合には、第1画像データ解析部511は、判定部540に対してハレーション領域を通知する。この場合、判定部540では、第1画像データでハレーション領域が特定されたと判定し(ステップS604においてYesと判定し)、ステップS605に進む。
ステップS605において、判定部540は、第2画像データ解析部521より通知された点光源領域と、ハレーション領域との位置関係を比較する。そして、判定部540は、比較した位置関係から、ハレーション領域内に含まれる点光源領域の数をカウントする。
ステップS606において、判定部540は、カウントした点光源領域の数が2以上であるか否かを判定する。ステップS606において、2以上でないと判定された場合には(ステップS606においてNoの場合には)、ステップS609に進む。一方、ステップS606において、2以上であると判定された場合には(ステップS606においてYesの場合には)、ステップS607に進む。
ステップS607において、判定部540は、表示モードを通常モードからPLSモードに切り替えると判定する。ステップS608において、判定部540は、表示画像データとして、PLS画像データを表示装置130に送信する。
ステップS611において、判定部540は表示制御処理を終了するか否かを判定する。ステップS611において、表示制御処理を継続すると判定した場合には(ステップS611においてNoの場合には)、ステップS601に戻る。一方、ステップS611において、表示制御処理を終了すると判定した場合には(ステップS611においてYesの場合には)、表示制御処理を終了する。
<表示制御処理の具体例>
次に、通常モード140とPLSモード150との切り替えが自動で行われるように設定されている場合の、表示制御装置120による表示制御処理の具体例(PLSモード150の具体例、通常モード140の具体例)について説明する。
(1)PLSモードの具体例
図7は、表示制御処理の具体例を示す第1の図である。図7に示すように、第1画像データ710には、後方車両のヘッドライトに起因して発生したハレーションに基づく白色領域741(所定の輝度値以上の画素がブロック化された領域)が含まれる。
一方、第2画像データ720は、第1画像データ710と同じタイミングで撮影された画像データである。第2画像データ720の場合、第1画像データ710よりも低いゲインで撮影が行われているため、後方車両のヘッドライトが白色領域751、752として含まれることになる。
第1画像データ710は、第1画像データ解析部511により解析され、白色領域741を含む矩形領域である、ハレーション領域742が特定される。また、第2画像データ720は、第2画像データ解析部521により解析され、白色領域751、752を含む矩形領域である、点光源領域753、754が特定される。更に、第1画像データ710及び第2画像データ720は、合成部530により合成され、通常モード画像データ730が生成される。
ここで、判定部540では、ハレーション領域742と、点光源領域753、754との位置関係を比較し、ハレーション領域742内に含まれる点光源領域の数をカウントする。図7の例では、点光源領域753、754がいずれもハレーション領域742内に含まれるため(図7の右上参照)、判定部540では、ハレーション領域742内に含まれる点光源領域の数を"2"と判定する。
上述したとおり、ハレーション領域に含まれる点光源領域の数が2以上の場合、判定部540では、表示モードを通常モード140からPLSモード150に切り替える。このため、判定部540では、PLSモード画像データである第2画像データ720を表示装置130に送信する。
(2)通常モードの具体例
図8は、表示制御処理の具体例を示す第2の図である。図8に示すように、第1画像データ810には、後方車両のヘッドライトに起因する白色領域801、802が含まれる。
第2画像データ720は、第1画像データ810と同じタイミングで撮影された画像データである。第2画像データ720の場合、第1画像データ810よりも低いゲインで撮影されているため、後方車両のヘッドライトが白色領域751、752として含まれることになる。
第1画像データ810は、第1画像データ解析部511により解析され、白色領域801、802をそれぞれ含む矩形領域である、ハレーション領域811、812が特定される。また、第2画像データ720は、第2画像データ解析部521により解析され、白色領域751、752を含む矩形領域である、点光源領域753、754が特定される。更に、第1画像データ810及び第2画像データ720は、合成部530により合成され、通常モード画像データ830が生成される。
ここで、判定部540では、ハレーション領域811、812と、点光源領域753、754との位置関係を比較し、ハレーション領域811、812内にそれぞれ含まれる点光源領域の数をカウントする。図8の例では、点光源領域753、754がハレーション領域811、812内にそれぞれ含まれるため(図8の右上参照)、判定部540では、ハレーション領域811、812内に含まれる点光源領域の数を"1"と判定する。
上述したとおり、ハレーション領域に含まれる点光源領域の数が2未満の場合、判定部540では、表示モードを通常モード140のまま維持する。このため、判定部540では、通常モード画像データ830を表示装置130に送信する。
<表示装置の表示例>
次に、表示装置130に表示される表示画像データの表示例について説明する。図9は、表示装置の表示例を示す図である。このうち、図9(a)は、後方車両のヘッドライトに起因して第1画像データにハレーションが発生した状態において、表示装置130に、通常モード画像データが表示された様子を示している。
表示モードの切り替えが適切なタイミングで行われなかった場合、車両の運転者は、表示装置130に、図9(a)に示す表示画像データが表示された状態のまま、運転を継続することになる。一方、第1の実施形態におけるカメラモニタリングシステム100では、第1画像データにハレーションが発生したタイミングで、PLSモードに切り替えることができる。この結果、表示装置130には、PLSモード画像データである第2画像データが送信され、表示装置130には、図9(b)に示す表示画像データが表示されることになる。
<まとめ>
以上の説明から明らかなように、第1の実施形態に係る表示制御装置は、
・撮像装置が車両後方を第1ゲインで撮影した第1画像データと、撮像装置が車両後方を該第1ゲインよりも低い第2ゲインで撮影した第2画像データと、を取得する。
・第1画像データにおいて特定したハレーション領域と、第2画像データにおいて特定した点光源領域との位置関係から、ハレーション領域内に含まれる点光源領域の数をカウントする。
・カウント結果に応じて表示モードを切り替えることで、表示装置に送信する表示画像データを切り替える。
これにより、第1の実施形態に係る表示制御装置では、後方車両のヘッドライトに起因するハレーションが発生したタイミングで、表示画像データを切り替えることが可能となる。この結果、車両の運転者は、電子ミラーの視認性が低下した状態で、運転を継続するといった事態を回避することができる。つまり、第1の実施形態に係る表示制御装置によれば、車両運転中の電子ミラーの視認性を向上させることができる。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、表示モードを切り替えるか否かを判定するにあたり、ハレーション領域と点光源領域との位置関係を比較する構成とした。これに対して、第2の実施形態では、更に、点光源領域の位置座標を参照して、表示モードを切り替えるか否かを判定する。以下、第2の実施形態について、上記第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
<表示制御処理の流れ>
図10は、第2の実施形態における表示制御処理の流れを示すフローチャートである。図6との相違点は、ステップS1001である。ステップS1001において、判定部540は、点光源領域の位置座標を参照し、位置座標が所定の条件を満たすか否かを判定する。第2画像データにおいて、後方車両のヘッドライトが描画される位置は所定の範囲に限定される。このため、判定部540は、点光源領域が、所定の範囲に含まれるか否か(つまり、点光源領域の位置座標が所定の条件を満たすか否か)を判定し、所定の条件を満たすと判定した場合に(ステップS1001においてYesの場合に)、ステップS607に進む。
一方、ステップS1001において、点光源領域の位置座標が所定の条件を満たさないと判定した場合には(ステップS1001においてNoの場合には)、ステップS609に進む。これにより、判定部540では、後方車両のヘッドライト以外の点光源領域を、後方車両のヘッドライトの点光源領域と誤って特定し、PLSモード150に切り替えてしまうといった事態を回避することができる。
<まとめ>
以上の説明から明らかなように、第2の実施形態に係る表示制御装置は、
・撮像装置が車両後方を第1ゲインで撮影した第1画像データと、撮像装置が車両後方を該第1ゲインよりも低い第2ゲインで撮影した第2画像データと、を取得する。
・第1画像データにおいて特定したハレーション領域と、第2画像データにおいて特定した点光源領域との位置関係から、ハレーション領域に含まれる点光源領域の数をカウントする。
・カウントした結果、所定数以上含まれると判定した場合であって、点光源領域の位置座標が所定の条件を満たすと判定した場合に、表示モードをPSLモードに切り替えることで、表示装置に送信する表示画像データをPLSモード画像データに切り替える。
これにより、第2の実施形態に係る表示制御装置では、後方車両のヘッドライトに起因するハレーションが発生したタイミングで、表示画像データを切り替えることが可能となる。また、後方車両のヘッドライト以外の要因でハレーションが発生したことで表示画像データが切り替えられてしまうといった事態を回避することが可能となる。
この結果、車両の運転者は、車両運転中、適切な表示モードの表示画像データを視認することができる。つまり、第2の実施形態に係る表示制御装置によれば、車両運転中の電子ミラーの視認性を向上させることができる。
[第3の実施形態]
上記第1及び第2の実施形態では、室内後写鏡の位置に表示装置130を配置し、表示装置130を電子ミラーとして機能させるカメラモニタリングシステム100について説明した。しかしながら、カメラモニタリングシステムの構成はこれに限定されない。例えば、室内後写鏡の位置に投影用のミラーを配置し、プロジェクタを介して当該投影用のミラーに対して表示画像データを投影することで、当該投影用のミラーを電子ミラーとして機能させる構成としてもよい。
図11は、第3の実施形態におけるカメラモニタリングシステムのシステム構成の一例を示す図である。図11(a)に示すカメラモニタリングシステム1100の図1との相違点は、出力装置として表示装置130に代えて、プロジェクタ(画像投影装置)1110が配されている点である。なお、カメラモニタリングシステム1100の場合、表示画像データは投影用のミラーに投影され、投影用のミラーにおいて光学的に左右反転されるため、撮像装置110において撮影画像を左右反転させる必要はない。したがって、表示制御装置120からプロジェクタ1110に送信される表示画像データは、撮影画像が左右反転されていない表示画像データとなる。
図11(b)は、プロジェクタ1110と投影用のミラー1120との関係を示した図である。本実施形態において、プロジェクタ1110は車内の天井部分に配置されるものとする。図11(b)に示すように、天井部分に配置されたプロジェクタ1110より出射された表示画像データは、室内後写鏡の位置に配置された投影用のミラー1120に投影される。これにより、車両の運転者は、投影用のミラー1120を介して表示画像データを視認することができる。
[その他の実施形態]
上記第1乃至第3の実施形態では、2種類のパラメータのもとで第1画像データと第2画像データとを撮影するものとして説明したが、3種類以上のパラメータのもとで3種類以上の画像データを撮影するように構成してもよい。
また、上記第1乃至第3の実施形態では、第1画像データと第2画像データとを合成することで通常モード画像データを生成するものとして説明したが、第1画像データ自体を通常モード画像データとして送信してもよい。
また、上記第1乃至第3の実施形態では、第1画像データと第2画像データとをそれぞれ並行して撮影するものとして説明したが、第1画像データと第2画像データとは、交互に撮影するように構成してもよい。あるいは、所定のタイミングごとに切り替えて撮影するように構成してもよい。更に、上記第1乃至第3の実施形態では、固定のパラメータで撮影を行うものとして説明したが、可変のパラメータで撮影を行ってもよい。
また、上記第1乃至第3の実施形態では、表示装置130を室内後写鏡の位置に配置する場合について説明したが、表示装置130の配置は、これに限定されず、例えば、左右のドアや、センタコンソール等に配置してもよい。
また、上記第1乃至第3の実施形態では、ハレーション領域内に含まれる点光源領域の数が2以上であるか否かに基づいて、表示モードを切り替えるものとして説明したが、表示モードの切り替え条件は、これに限定されない。更に、上記第1乃至第3の実施形態では、白色領域を含む矩形領域を、ハレーション領域または点光源領域としたが、ハレーション領域または点光源領域は、矩形領域に限定されず、円形領域であってもよい。あるいは、白色領域自体を、ハレーション領域または点光源領域としてもよい。
なお、上記実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせ等、ここで示した構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
100 :カメラモニタリングシステム
110 :撮像装置
120 :表示制御装置
130 :表示装置
140 :通常モード
150 :PLSモード
510 :第1画像データ取得部
511 :第1画像データ解析部
520 :第2画像データ取得部
521 :第2画像データ解析部
530 :合成部
540 :判定部
710 :第1画像データ
720 :第2画像データ
730 :通常モード画像データ
742 :ハレーション領域
753、754 :点光源領域
820 :第2画像データ
852 :点光源領域
1100 :カメラモニタリングシステム
1110 :プロジェクタ
1120 :投影用のミラー

Claims (8)

  1. 撮像装置に接続される表示制御装置であって、
    前記撮像装置が車両の後方を第1ゲインで撮影した第1画像データと、前記撮像装置が車両の後方を該第1ゲインよりも低い第2ゲインで撮影した第2画像データと、を取得する取得部と、
    前記第1画像データにおいて所定の輝度値を有する第1領域と、前記第2画像データにおいて前記所定の輝度値を有する第2領域との位置関係から、該第1領域内に含まれる該第2領域の数をカウントし、カウント結果に応じて、表示する画像データを切り替える切替部と
    を有することを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記切替部は、
    前記第1領域内に含まれる前記第2領域の数が、所定数以上であった場合、前記表示する画像データを、前記第2画像データに切り替えることを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記切替部は、
    前記第1領域内に含まれる前記第2領域の数が、所定数以上であり、かつ、前記第2領域の位置を示す位置座標が、所定の条件を満たす場合に、前記表示する画像データを、前記第2画像データに切り替えることを特徴とする請求項2に記載の表示制御装置。
  4. 前記切替部は、
    前記第1領域内に含まれる前記第2領域の数が、所定数未満であった場合、前記表示する画像データを、前記第1画像データに基づく画像データに切り替えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  5. 前記切替部は、
    前記第1領域内に含まれる前記第2領域の数が、所定数以上であり、かつ、前記第2領域の位置を示す位置座標が、所定の条件を満たさない場合に、前記表示する画像データを、前記第1画像データに基づく画像データに切り替えることを特徴とする請求項3に記載の表示制御装置。
  6. 前記第1画像データに基づく画像データは、前記第1画像データ、または、前記第1画像データと前記第2画像データとを合成することで生成される画像データ、のいずれかであることを特徴とする請求項4または5に記載の表示制御装置。
  7. 表示制御装置の表示制御方法であって、
    撮像装置が車両の後方を第1ゲインで撮影した第1画像データと、前記撮像装置が車両の後方を該第1ゲインよりも低い第2ゲインで撮影した第2画像データと、を取得する取得工程と、
    前記第1画像データにおいて所定の輝度値を有する第1領域と、前記第2画像データにおいて前記所定の輝度値を有する第2領域との位置関係から、該第1領域内に含まれる該第2領域の数をカウントし、カウント結果に応じて、表示する画像データを切り替える切替工程と
    を有することを特徴とする表示制御方法。
  8. 車両の後方を撮影する撮像装置と、
    前記撮像装置で撮影された画像データを処理する表示制御装置と、
    前記表示制御装置に接続された出力装置と、を有するカメラモニタリングシステムであって、
    前記表示制御装置は、
    前記撮像装置が車両の後方を第1ゲインで撮影した第1画像データと、前記撮像装置が車両の後方を該第1ゲインよりも低い第2ゲインで撮影した第2画像データと、を取得する取得部と、
    前記第1画像データにおいて所定の輝度値を有する第1領域と、前記第2画像データにおいて前記所定の輝度値を有する第2領域との位置関係から、該第1領域内に含まれる該第2領域の数をカウントし、カウント結果に応じて、表示する画像データを切り替える切替部と
    を有することを特徴とするカメラモニタリングシステム。
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