以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。
(特徴1)特定のサービスは、第1の通信端末を修理し、第1の通信端末の修理中に第2の通信端末を代替端末として提供することを含んでもよい。
この構成によると、第1の通信端末の修理に伴って、ユーザが、第1の記録媒体を第1の通信端末から取り出し、新たに、代替端末である第2の通信端末に装着させる作業を行う必要がない。第1の通信端末の修理に伴って、ユーザの作業負担を軽減し得る。
(特徴2)記憶制御部は、さらに、第2の通信端末が提供された後で、第1の通信端末の修理が終了する場合に、記憶部の記憶内容を、第2の媒体IDと対象の加入者関連情報とが対応付けられている状態から、第1の媒体IDと対象の加入者関連情報とが対応付けられている状態に変更してもよい。
この構成によると、例えば、ユーザが、代替端末である第2の通信端末を返却して、修理が終了している第1の通信端末の引き渡しを受ける場合に、ユーザが、第2の記録媒体を第2の通信端末から取り出し、新たに、修理が終了した第1の通信端末に装着させる作業を行う必要がない。第1の通信端末の修理に伴うユーザの作業負担をさらに軽減し得る。
(特徴3)サービス提供システムは、さらに、サービスステーションと、サービスステーションと通信可能に設けられているサービスサーバと、を備えていてもよい。記憶部はサービスサーバに設けられていてもよい。要求取得部は、サービスサーバとサービスステーションの少なくとも一方に設けられていてもよい。記憶制御部は、サービスサーバとサービスステーションの少なくとも一方に設けられていてもよい。提供部は、サービスステーションに設けられていてもよい。
(第1実施例)
(サービス提供システム2の構成;図1)
図1に示すサービス提供システム2は、サービスステーション10と、サービスセンター6とを用いて、ユーザUに、主に携帯用の通信端末に関係する各種サービス(例えば、新規契約、機種交換、故障修理等)を提供するためのシステムである。図1の例では、サービス提供システム2は、サービスステーション10と、ユーザPC(Personal Computerの略)100と、サービスサーバ200と、オペレータ端末300と、を備えている。サービスステーション10と、ユーザPC100と、サービスサーバ200は、インターネット4を介して相互に無線通信を含む通信(具体的には、LAN、Wi-Fi通信、モバイルネットワーク通信等)を実行可能である。また、サービスサーバ200とオペレータ端末300は相互に有線通信を実行可能である。サービスセンター6は、サービスサーバ200とオペレータ端末300とによって構成されている。図1の例では、1台のサービスステーション10のみが図示されているが、実際には、サービス提供システム2は、複数台のサービスステーションを備えている。
また、図1の例では、ユーザUが、サービスの提供の対象の通信端末である対象端末410を所持している様子も示している。対象端末410には、SIM(Subscriber Identity Moduleの略)カード420が装着されている。SIMカード420には、固有の識別情報であるカードIDが記録されている。本システムでは、サービスサーバ200において、カードIDに関係する情報(SIM管理情報)を管理している。サービスサーバ200において、カードIDと電話番号等の加入者関連情報とを対応付けることで、加入者であるユーザUは、SIMカード420が装着された対象端末410を用いて通信を実行することができる。また、SIMカード420は対象端末410に対して着脱可能である。SIMカード420が装着されていない対象端末は、通信を実行することは不可能である。言い換えると、SIMカード420は、対象端末を通信不可能な状態から使用可能な状態に移行させることを可能にするための媒体である、と言い換えることができる。以下、本明細書で説明する各種の通信端末は、いずれも図1の対象端末410とほぼ同様の構成を備えている。
以下では、サービスステーション10のことを単に「ステーション10」と呼び、サービスサーバ200のことを単に「サーバ200」と呼ぶ場合がある。また、ユーザUが既に所有しており、修理等のサービスの提供の対象である通信端末のことを「対象端末」と呼び、対象端末へのサービスの提供中に代わりに提供される通信端末のことを「代替端末」と呼び、新規契約や機種変更に伴って提供される新しい通信端末のことを「新規端末」と呼ぶ場合がある。
(ステーション10の構成;図1~図3)
ステーション10は、ユーザUが各種サービスの提供を受けるための窓口として利用することができるサービス提供用端末装置である。図1に示すように、ステーション10は、略箱型の本体を有している。本体の2つの異なる側面には、第1インターフェース部12aと、第2インターフェース部12bとが設けられている。各インターフェース部には、ユーザUが各種サービスの提供を受ける際に必要な手続き等を実行するための各種設備(図1の符号14a~28a、14b~28b参照)が設けられている。また、各インターフェース部には、ユーザUが作業のために通信端末を置くことができる作業台部分11a、11bも設けられている。各インターフェース部は、ステーション10が設置される国や地域に存在する利用者の平均身長に鑑みて、操作し易い最適な高さに設けられている。また、ステーション10の本体の高さも、ステーション10が設置される国や地域に存在する利用者の平均身長に鑑みて、最適な高さに設定される。
図2を参照して、ステーション10の構成をさらに詳しく説明する。ステーション10は、第1インターフェース部12a及び第2インターフェース部12bに加えて、通信インターフェース(以下「通信I/F」と記載する場合がある)32、清掃部34、制御部40、メモリ42、及び、格納部60を備える。
第1インターフェース部12aは、表示部14a、操作部16a、マイク18a、カメラ22a、端末スロット24a、コネクタ26a、読取部28a、及び、搬送機構30aを備える。
表示部14aは、様々な情報を表示するためのディスプレイである。操作部16aは、いわゆるタッチパネルであり、表示部14aとしても機能する。ユーザUは、タッチパネル(即ち操作部16a)を操作することによって、様々な指示をステーション10に入力することができる。
マイク18aは、音声を入力するための装置である。スピーカ20aは、音声を出力するための装置である。ユーザUは、必要に応じてマイク18a及びスピーカ20aを用いてサービスセンター6のオペレータと音声通話を行うことができる。カメラ22aは、画像を撮影することができる装置である。ユーザUは、例えば、新規契約等の際に、必要に応じて、カメラ22aに身分証明書や自身の顔等を撮影させることができる。
端末スロット24aは、サービスの提供に伴って、回収されるべき通信端末(例えば、修理対象の通信端末等)が投入されたり、提供されるべき通信端末(例えば、機種変更後の新端末等)が排出されたりするスロットである。端末スロット24aは、通常時には扉によって閉塞されているが、必要に応じて開放される。端末スロット24aが開放されている間、ユーザUは、端末スロット24aの内部から端末を取り出したり、端末スロット24aの内部に端末を投入したりすることができる。
コネクタ26aは、通信端末の端子とステーション10の制御部40とを接続可能なコネクタである。ユーザUは、必要に応じてコネクタ26aを自身の通信端末の端子に接続することができる。読取部28aは、例えば、二次元コード、バーコード、ICタグ又はSIMカードに記録されている情報、通信端末の端末ID、通信端末の外観上の特徴や形状等の情報コードや特徴を読み取り可能な装置である。
搬送機構30aは、格納部60内に格納されている物品(例えば、提供される新規端末、提供される代替端末、修理済の対象端末、付属品等)を格納部60から取り出して端末スロット24aに配置したり、端末スロット24aに配置された物品(例えば、修理対象の対象端末、返却された代替端末等)を端末スロット24aから取り出して格納部60に格納したりする機構である。具体的に言うと、搬送機構30aは、ロボットアームである。また、本実施例では、搬送機構30aは、後述のタグ(図3の502a、502b等)を読み取り可能なタグ読取部をさらに備えている。搬送機構30aがタグを読み取って取得された情報は、制御部40に供給される。
第2インターフェース部12bも、第1インターフェース部12aと同様の構成を有する。即ち、第2インターフェース部12bも、表示部14b、操作部16b、マイク18b、カメラ22b、端末スロット24b、コネクタ26b、読取部28b、及び、搬送機構30bを備える。
以下では、第1インターフェース部12a、第2インターフェース部12bを区別せずに総称する場合、単に「インターフェース12」と呼ぶ場合がある。同様に、各インターフェース部12a、12bの構成要素14a~30a、14b~30bを区別せずに総称する場合も、例えば、単に「表示部14」、「操作部16」のように呼ぶ場合がある。
通信I/F32は、インターネット4を介して他の装置と無線通信を実行するためのインターフェースである。通信I/F32は、インターネット4に接続されている。清掃部34は、格納部60の代替端末格納部68(図3参照)内に格納される代替端末810a、810b等を清掃するための清掃機構である。
制御部40は、メモリ42に記憶されているプログラム44に従って、様々な処理を実行する。また、図示していないが、メモリ42は、プログラム44の他に、自機であるステーション10を識別するためのステーションIDを記憶している。さらに、メモリ42には、予約情報記憶領域46と、修理済チケット記憶領域48とが設けられている。予約情報記憶領域46は、サーバ200から受信した予約情報を記憶する領域である。後で詳しく説明するが、ユーザUは、自身のユーザPC100等を用いてサーバ200にアクセスし、各種サービスの予約手続きをオンラインで実行することができる(図6のS10~S16等参照)。その場合、サーバ200は、予約手続きの内容を示す予約情報を生成し、ステーション10に送信する(図6のS18等参照)。制御部40は、サーバ200から予約情報を受信すると、受信した予約情報を予約情報記憶領域46に記憶させる。
修理済チケット記憶領域48は、サーバ200から受信した修理済チケット50を記憶する領域である。後で詳しく説明するが、ユーザUが依頼した対象端末の修理がサービスセンター6において終了すると、サーバ200は、修理済チケットを生成し、ステーション10に送信する(図13のS228参照)。修理済チケットは、修理済の対象端末が格納されている箱(図3の700a参照)の箱IDと、対象端末を預かる際に提供された代替端末を示す端末IDと、終了した修理内容を示す終了修理情報と、ステーション10を示すステーションIDと、が対応付けられた情報を含む。終了修理情報は、修理を依頼したユーザのユーザ情報(即ち、ユーザID、パスワード、電話番号等)を含んでいる。制御部40は、サーバ200から修理済チケットを受信すると、受信した修理済チケットを修理済チケット記憶領域48に記憶させる。
格納部60は、サービスに関係する各種物品(例えば、提供される新規端末、提供される代替端末、修理を受け付けた対象端末、修理済の対象端末、付属品等)を格納するケースである。格納部60は、新規端末格納部62、修理受付端末格納部64、修理済端末格納部66、代替端末格納部68、及び、付属品格納部70を備えている。各格納部62~70は、それぞれ、格納する物品が異なる。
図3に示す新規端末格納部62は、新規端末を格納するためのケースである。新規端末格納部62は、棚状に構成されたケースであって、複数個の箱500a、500b等を格納している。図3では、箱500a、500bのみを図示しているが、実際には、新規端末格納部62には同様の構成の箱がこれら以外にも多数格納されている。複数個の箱500a、500bのそれぞれの中には、新規端末510a、510bが収容されている。また、箱500a、500bには、それぞれ、タグ502a、502bが貼り付けられている。タグ502a、502bには、それぞれ、箱500a、500bを示す箱IDが記録されている。新規端末510a、510bには、それぞれ、SIMカード520a、520bが装着されている。SIMカード520a、520bには、それぞれ、固有のカードIDが記録されている。
修理受付端末格納部64は、修理を受け付けた対象端末を格納するためのケースである。修理受付端末格納部64も、棚状に構成されたケースであって、複数個の箱600a、600b等を格納している。図3では、箱600a、600bのみを図示しているが、実際には、修理受付端末格納部64には同様の構成の箱がこれら以外にも多数格納されている。箱600aの中には、修理を受け付けた対象端末(修理前の対象端末)610aが収容されている。図3の例では、箱600bには、まだ対象端末が収容されていない。また、箱600a、600bには、それぞれ、タグ602a、602bが貼り付けられている。タグ602a、602bには、それぞれ、箱600a、600bを示す箱IDが記録されている。対象端末610aにはSIMカード620aが装着されている。SIMカード620aには、固有のカードIDが記録されている。
修理済端末格納部66は、修理が終了した対象端末を格納するためのケースである。修理済端末格納部66も、棚状に構成されたケースであって、複数個の箱700a、700b等を格納している。図3では、箱700a、700bのみを図示しているが、実際には、修理済端末格納部66には同様の構成の箱がこれら以外にも多数格納されている。箱700aの中には、修理が終了した対象端末710aが収容されている。図3の例では、箱700bには、収容されていた対象端末が既にユーザに引き渡されため、何も収容されていない。また、箱700a、700bには、それぞれ、タグ702a、702bが貼り付けられている。タグ702a、702bには、それぞれ、箱700a、700bを示す箱IDが記録されている。対象端末710aにはSIMカード720aが装着されている。SIMカード720aには、固有のカードIDが記録されている。
代替端末格納部68は、提供される代替端末を格納するためのケースである。代替端末格納部68は、棚状に構成されたケースであって、複数個の箱800a、800b等を格納している。図3では、箱800a、800bのみを図示しているが、実際には、代替端末格納部68には同様の構成の箱がこれら以外にも多数格納されている。複数個の箱800a、800bのそれぞれの中には、代替端末810a、810bが収容されている。また、箱800a、800bには、それぞれ、タグ802a、802bが貼り付けられている。タグ802a、802bには、それぞれ、箱800a、800bを示す箱IDが記録されている。代替端末810a、810bには、それぞれ、SIMカード820a、820bが装着されている。SIMカード820a、820bには、それぞれ、固有のカードIDが記録されている。そして、本実施例では、代替端末810a、810bには、当該代替端末を示す識別情報である端末IDが記録された情報コード830a、830bが取り付けられている。具体的には、情報コード830a、830bは、代替端末810a、810bの本体の表面の一部に取り付けられている。
付属品格納部70は、提供される新規端末及び新規端末のための付属品(例えば、充電器等)を格納するためのケースである。付属品格納部70は、棚状に構成されたケースであって、複数個の箱900a、900b等を格納している。図3では、箱900a、900bのみを図示しているが、実際には、付属品格納部70には同様の構成の箱がこれら以外にも多数格納されている。複数個の箱900a、900bのそれぞれの中には、付属品910a、910bがそれぞれ収容されている。また、箱900a、900bには、それぞれ、タグ902a、902bが貼り付けられている。タグ902a、902bには、それぞれ、箱900a、900bを示す箱IDが記録されている。
(ユーザPC100の構成;図4)
ユーザPC100は、ユーザUが所有しているPCである。ユーザUは、ユーザPC100を利用して、インターネット4を介してサーバ200にアクセスし、各種サービスの提供の申込み手続等をオンラインで行うことができる。図4に示すように、ユーザPC100は、表示部104、操作部106、カメラ108、スピーカ110、マイク112、通信I/F114、制御部116、及び、メモリ118を備えている。
表示部104は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。操作部106は、キーボードとマウスを備える。ユーザUは、操作部106を操作することによって、様々な指示をユーザPC100に入力することができる。カメラ108は、画像を撮影する装置である。ユーザUは、例えば、新規契約等の際に、必要に応じて、カメラ108に身分証明書と自身の顔を撮影させることができる。スピーカ110は、音声を出力するための装置である。マイク112は、音声を入力するための装置である。ユーザUは、必要に応じてマイク112及びスピーカ110を用いてサービスセンター6のオペレータと音声通話を行うことができる。通信I/F114は、インターネット4に接続されている。制御部116は、メモリ118に記憶されているプログラム(図示しない)に従って、様々な処理を実行する。メモリ118は、さらに、様々な情報を記憶するための記憶領域を有している。
(サービスセンター6の構成;図5)
上記の通り、サービスセンター6は、サーバ200とオペレータ端末300とによって構成される。サーバ200は、通信端末に関係する各種サービスの提供者(例えば、通信キャリア)によって設置されている管理装置である。図5に示すように、サーバ200は、制御部202、メモリ204、及び、通信I/F206を備えている。
制御部202は、メモリ204に記憶されているプログラム(図示しない)に従って、各種処理を実行する。メモリ204には、さらに、ユーザ情報記憶領域210、SIM管理情報記憶領域220、及び、修理チケット記憶領域230が設けられている。
ユーザ情報記憶領域210は、ユーザ情報212を記憶するための領域である。ユーザ情報212は、サービス提供者と契約を行った加入者であるユーザに関する各種情報である。ユーザ情報212は、契約した電話番号、ユーザID、パスワード、及び、ユーザ個人情報を含む。ユーザ個人情報は、例えば、ユーザの住所、クレジットカード番号、口座番号等の決済情報の各種情報を含む。ユーザ情報記憶領域210には、サービス提供者と契約しているユーザ毎のユーザ情報212が記憶されている。図示しないが、ユーザ情報212は、契約しているユーザが通信端末で利用する他の端末の電話番号等を含む電話帳情報、通信端末が取得した画像等の各種データも含んでいる。
SIM管理情報記憶領域220は、SIM管理情報222を記憶するための領域である。SIM管理情報222は、サービス提供者が提供しているSIMカードのカードIDと、サービス提供者が、加入者であるユーザに提供している電話番号と、を含む。言い換えると、SIM管理情報222は、カードIDと電話番号とが対応付けられた組合せ情報である。また、図5には示していないが、SIM管理情報222は、カードIDが過去のどの時期にどの電話番号と対応付けられていたのかを示す履歴情報も含んでいる。SIM管理情報記憶領域220には、サービス提供者が提供しているすべてのSIMカードのそれぞれについて、当該SIMカードのSIM管理情報222が記憶されている。即ち、SIM管理情報記憶領域220には、新規端末に装着されているSIMカード、既にユーザに引き渡している対象端末に装着されているSIMカード、及び、代替端末に装着されているSIMカード、のそれぞれについてのSIM管理情報222が記憶されている。
修理チケット記憶領域230は、修理チケット232を記憶するための領域である。修理チケット232は、修理受付された対象端末が格納されている箱(図3の600a参照)の箱IDと、対象端末を預かる際に提供された代替端末を示す端末IDと、申し込まれた修理内容を示す修理情報と、ステーション10を示すステーションIDと、が対応付けられた情報を含む。修理情報には、修理を申し込んだユーザのユーザ情報(即ち、ユーザID、パスワード、電話番号等)も含まれている。
通信I/F206は、インターネット4に接続されているとともに、オペレータ端末300と有線接続されている。
オペレータ端末300は、サービスセンター6の従業員であるオペレータが操作するための端末である。オペレータは、オペレータ端末300を利用して、ユーザPC100からサーバ200にアクセスしているユーザ、及び、ステーション10を操作しているユーザと、情報の通信や、音声通話等を行うことができる。詳しくは図示しないが、オペレータ端末300は、表示部、操作部、スピーカ、マイク、通信I/F、制御部、及び、メモリを備えている。
(各サービスの提供の流れ;図6~図14)
続いて、図6~図14を参照して、本実施例のサービス提供システム2によって、新規端末の提供(図6、図7参照)、機種変更(図8、図9参照)、端末修理(図10~図14参照)、の各サービスが提供される一連の流れを説明する。以下では、ステーション10の制御部40が実行する処理のことを単にステーション10の処理として説明し、サーバ200の制御部202が実行する処理のことを単にサーバ200の処理として説明する場合がある。
(新規端末の提供(オンライン手続);図6)
図6を参照して、ユーザUが、ユーザPC100を利用してサーバ200にアクセスし、新規端末の提供手続を申し込んだ場合の一連の流れを説明する。
S10では、ユーザUは、ユーザPC100を操作してサーバ200にアクセスする。サーバ200は、ユーザPC100の表示部104に所定のメイン画面を表示させる。そして、ユーザUは、表示部104に表示されるメイン画面において、所定の新規申込操作を入力する。新規申込操作が入力されると、サーバ200は、ユーザPC100の表示部104に所定の新規画面を表示させる。
次いで、S12では、ユーザUは、表示部104に表示された新規画面において、操作部106を操作して、ユーザID、パスワード、及び、ユーザ個人情報(即ち、新規契約に必要な各情報)を入力する。この際、必要に応じて、ユーザUは、カメラ108で自身の顔や身分証明書を撮影したり、スピーカ110及びマイク112を用いて、サービスセンター6のオペレータと音声通話をしたりすることもできる。ユーザID、パスワード、及び、ユーザ個人情報が入力されると、サーバ200は、各情報を対応付けて、ユーザ情報記憶領域210に記憶させる。そして、サーバ200は、ユーザPC100の表示部104に所定の電話番号画面を表示させる。
次いで、S14では、ユーザUは、表示部104に表示された電話番号選択画面において、希望する電話番号を選択する。電話番号選択画面には、サービス提供者が申込者(即ちユーザU)に対して提供可能な1個以上の電話番号が含まれる。S14では、ユーザUは、その1個以上の電話番号の中から、希望する1個の電話番号を選択する。1個の電話番号が選択されると、サーバ200は、ユーザPC100の表示部104に所定の機種選択画面を表示させる。
次いで、S16では、ユーザUは、表示部104に表示された機種選択画面において、希望する通信端末の機種を選択する。機種選択画面には、サービス提供者が申込者(即ちユーザU)に対して提供可能な1個以上の通信端末の機種が含まれる。ユーザUは、その1個以上の機種の中から、希望する機種を選択する。
S18では、サーバ200は、S12~S16で入力された各情報を含む予約情報を生成する。そして、サーバ200は、生成された予約情報を、ステーション10に送信する。ステーション10は、サーバ200から受信した予約情報を、メモリ42の予約情報記憶領域46(図2参照)に記憶させる。さらに、サーバ200は、予約情報を記録した情報コードを表わす情報コードデータを生成し、その情報コードデータをユーザPC100に供給する。また、サーバ200は、情報コードデータとともに、ユーザUが新規端末を受け取るためのステーション10(即ち引き渡しのためのステーション10)を示す情報を合わせて供給する。ユーザUは、ユーザPC100が取得した情報コードデータに基づいて、情報コードを出力することができる。情報コードの出力手法は任意であり、例えば、ユーザUは、紙等の記録媒体に情報コードを印刷することができる。また、ユーザUは、ユーザUが既に所有している別の端末に情報コードデータを記憶させ、その端末の表示部に情報コードを表示させてもよい。
そして、S20において、ユーザUは、サーバ200によって指定された引き渡しのためのステーション10のもとに赴く。そして、ユーザUは、ステーション10の操作部16(第1インターフェース部12aの操作部16a又は第2インターフェース部12bの操作部16b)を操作し、メニュー画面から、「新規」、「予約済」を選択する。ここで、メニュー画面には、「新規」「機種変更」「修理」等、各種手続のためのメニューボタンが表示されている。所望の手続(例えば「新規」)を選択すると、選択した手続に応じたサブメニューボタン(例えば「予約済」、「申込開始」等)が表示される。
S22では、ステーション10は、ユーザUが所持する情報コードを読み取る。具体的には、ステーション10は、読取部28に、情報コードデータ(S18参照)に基づいてユーザUによって予め出力された情報コードを読み取らせる。ステーション10は、情報コードを読み取ることによって、情報コードに記録されている予約情報(S18参照)を取得する。そして、ステーション10は、情報コードの読み取りによって取得された予約情報と一致する予約情報が、メモリ42の予約情報記憶領域46に記憶されていると判断する。
そして、S24では、ステーション10は、予約情報に含まれる機種(即ち、ユーザUが選択した機種)の新規端末を準備する。具体的には、まず、ステーション10は、搬送機構30を動作させて、新規端末格納部62から、予約情報に含まれる機種の新規端末が収容されている箱(例えば500a)を取り出す。この際、搬送機構30は、各箱に取り付けられているタグを読み取ることによって、予約情報に含まれる機種の新規端末が収容されている箱を特定するようにしてもよい。そして、ステーション10は、搬送機構30をさらに動作させて、新規端末格納部62から取り出された箱の中から、新規端末(例えば510a)を取り出す。取り出された新規端末は、所定の作業空間内に配置される。その後、搬送機構30は、新規端末が取り出された後の箱を、新規端末格納部62に戻す。
次いで、S26では、サーバ200は、S24で準備された新規端末に装着されているSIMカードのSIM管理情報を更新する。具体的に言うと、まず、ステーション10は、新規端末に装着されているSIMカードのカードIDを特定する。そして、ステーション10は、特定されたカードIDと、予約情報に含まれる電話番号(即ち、ユーザUが選択した電話番号)と、をサーバ200に送信する。ステーション10は、予め、新規端末を特定するための端末IDと、新規端末に装着されているSIMカードのカードIDとを対応付けた情報テーブルを記憶している。そして、それらの情報を新規端末格納部62に格納されている各箱の箱IDに対応付けて記憶している。即ち、ステーション10は、S22で箱を特定することにより、その箱の中に収容されている新規端末のSIMカードのカードIDを特定することができる。サーバ200は、ステーション10からカードID及び電話番号を受信すると、受信されたカードID及び電話番号を対応付ける。これにより、受信されたカードIDに対応するSIM管理情報が更新される。
次いで、S28では、ステーション10は、S24で準備された新規端末とともに使用される付属品を準備する。具体的には、まず、ステーション10は、搬送機構30を動作させて、付属品格納部70から、S24で準備された新規端末の機種に対応する付属品が収容されている箱(例えば902a)を取り出す。この際、搬送機構30は、各箱に取り付けられているタグを読み取ることによって、新規端末の機種に対応する付属品が収容されている箱を特定するようにしてもよい。そして、ステーション10は、搬送機構30をさらに動作させて、付属品格納部70から取り出された箱の中から、付属品(例えば910a)を取り出す。取り出された付属品は、既に準備されている新規端末とともに、所定の作業空間内に配置される。
次いで、S30では、ステーション10は、準備された新規端末及び付属品をユーザUに提供する。具体的には、ステーション10は、端末スロット24内に新規端末及び付属品を配置し、端末スロット24の扉を開く。ユーザUは、端末スロット24内に配置された新規端末及び付属品を取り出すことができる。ユーザUは、新規端末を受け取った直後から、新規端末を用いて、自身が契約した電話番号に基づく通信を行うことができる。また、ユーザUが新規端末を利用することによって生成される電話帳情報、画像等の各種データは、随時、サーバ200に送信される。サーバ200は、新規端末から受信した各種データを、当該ユーザUのユーザIDに対応するユーザ情報212に追加して記憶する。
(新規端末の提供(直接手続);図7)
図7を参照して、ユーザUが、ステーション10を利用して、新規端末の提供手続を直接申し込んだ場合の一連の流れを説明する。
S50では、ユーザUは、所望のステーション10に赴き、そのステーション10の操作部16(第1インターフェース部12aの操作部16a又は第2インターフェース部12bの操作部16b)を操作し、メニュー画面から、「新規」、「申込開始」を選択する。この場合、ステーション10は、表示部14に、新規画面を表示させる。ここで表示部14に表示される新規画面は、図6のS12で表示部104に表示される新規画面と同様の画面である。
S52では、ユーザUは、表示部14に表示された新規画面において、操作部16(タッチパネル)を操作して、ユーザID、パスワード、及び、ユーザ個人情報(即ち、新規契約に必要な各情報)を入力する。この際、必要に応じて、ユーザUは、カメラ22で自身の顔や身分証明書を撮影したり、スピーカ20及びマイク18を用いて、サービスセンター6のオペレータと音声通話をしたりすることもできる。ユーザID、パスワード、及び、ユーザ個人情報が入力されると、ステーション10は、表示部14に電話番号画面を表示させる。この電話番号画面も、図6のS14で表示部104に表示される電話番号画面と同様の画面である。
S54では、ユーザUは、表示部14に表示された電話番号選択画面において、希望する電話番号を選択する。S14では、ユーザUは、その1個以上の電話番号の中から、希望する1個の電話番号を選択する。1個の電話番号が選択されると、ステーション10は、表示部14に機種選択画面を表示させる。この機種選択画面も、図6のS16で表示部104に表示される機種選択画面と同様の画面である。
次いで、S56では、ユーザUは、表示部14に表示された機種選択画面において、希望する通信端末の機種を選択する。
次いで、S58では、ステーション10は、S56で選択された機種の新規端末を準備する。S58の処理の内容は、図6のS24と同様である。
次いで、S60では、サーバ200は、S58で準備された新規端末に装着されているSIMカードのSIM管理情報を更新する。S60の処理の内容も、図6のS26とほぼ同様である。即ち、まず、ステーション10は、S58で準備された新規端末に装着されているSIMカードのカードIDを特定する。そして、ステーション10は、特定されたカードIDと、S54で選択された電話番号と、S52で入力されたユーザ情報(即ち、ユーザID、パスワード、及び、ユーザ個人情報)をサーバ200に送信する。サーバ200は、ステーション10からカードID及びユーザの情報を受信すると、受信されたカードID及び電話番号を対応付ける。これにより、受信されたカードIDに対応するSIM管理情報が更新される。また、同時に、サーバ200は、ステーション10から受信したユーザ情報(即ち、ユーザID、パスワード、及び、ユーザ個人情報)を対応付けてユーザ情報記憶領域210に記憶させる。
次いで、S62では、サーバ200は、S58で準備された新規端末とともに使用される付属品を準備する。S62の処理の内容は、図6のS28と同様である。
次いで、S64では、ステーション10は、準備された新規端末及び付属品をユーザUに提供する。S64の処理の内容は、図6のS30と同様である。
(機種変更(オンライン手続);図8)
図8を参照して、ユーザUが、ユーザPC100を利用してサーバ200にアクセスし、機種変更手続を申し込んだ場合の一連の流れを説明する。この例では、ユーザUが、既に使用している通信端末である対象端末を所持している場合において、当該ユーザUが機種変更を希望する状況を想定する。
S90では、ユーザUは、ユーザPC100を操作してサーバ200にアクセスする。サーバ200は、ユーザPC100の表示部104にメイン画面を表示させる。そして、ユーザUは、メイン画面において、所定の機種変更申込操作を入力する。機種変更申込操作が入力されると、サーバ200は、ユーザPC100の表示部104に所定のログイン画面を表示させる。
次いで、S92では、ユーザUは、表示部104に表示されたログイン画面において、ユーザID、パスワード、及び、電話番号(即ち、ログイン情報)を入力する。これらの各情報は、新規契約時に入力(即ち登録)したものである。ユーザID、パスワード、及び、電話番号が入力されると、サーバ200は、入力されたユーザID、パスワード、及び、電話番号の組合せの認証を行い、認証が成功すると、ユーザPC100の表示部104に所定の機種選択画面を表示させる。
S94では、ユーザUは、表示部104に表示された機種選択画面において、希望する通信端末の機種を選択する。機種選択画面には、サービス提供者が申込者(即ちユーザU)に対して提供可能な1個以上の通信端末の機種が含まれる。ユーザUは、その1個以上の機種の中から、希望する機種を選択する。
S96では、サーバ200は、S92、S94で入力された各情報を含む予約情報を生成する。そして、サーバ200は、生成された予約情報を、ステーション10に送信する。ステーション10は、サーバ200から受信した予約情報を、メモリ42の予約情報記憶領域46に記憶させる。さらに、サーバ200は、予約情報を記録した情報コードを表わす情報コードデータを生成し、その情報コードデータをユーザPC100に供給する。また、サーバ200は、情報コードデータとともに、ユーザUが機種変更後の新端末を受け取るためのステーション10(即ち引き渡しのためのステーション10)を示す情報を合わせて供給する。ユーザUは、ユーザPC100が取得した情報コードデータに基づいて、情報コードを出力することができる。
S98では、ユーザUは、サーバ200によって指定された引き渡しのためのステーション10のもとに赴く。そして、ユーザUは、ステーション10の操作部16を操作し、メニュー画面から、「機種変更」、「予約済」を選択する。
そして、S100において、ステーション10は、ユーザUが所持する情報コードを読み取る。具体的には、ステーション10は、読取部28に、情報コードデータ(S96参照)に基づいてユーザUによって出力された情報コードを読み取らせる。ステーション10は、情報コードを読み取ることによって、情報コードに記録されている予約情報(S96参照)を取得する。そして、ステーション10は、情報コードの読み取りによって取得された予約情報と一致する予約情報が、メモリ42の予約情報記憶領域46に記憶されていると判断する。
S102では、ステーション10は、予約情報に含まれる機種(即ち、ユーザUが選択した機種)の新規端末を準備する。S102の処理の内容は、図6のS24と同様である。
S104では、サーバ200は、S102で準備された新規端末に装着されているSIMカードのSIM管理情報(第1のSIM管理情報)と、ユーザUが既に有している対象端末に装着されているSIMカードのSIM管理情報(第2のSIM管理情報)と、を更新する。具体的に言うと、まず、ステーション10は、S102で準備された新規端末に装着されているSIMカードのカードIDを特定する。そして、ステーション10は、特定されたカードIDと、予約情報に含まれる電話番号(即ち、ユーザUが契約している電話番号)と、をサーバ200に送信する。新規端末に装着されているSIMカードのカードIDを特定する手法は、図6のS26と同様であるため、詳しい説明を省略する。サーバ200は、ステーション10からカードID及び電話番号を受信すると、受信されたカードID(即ち、新規端末に装着されているSIMカードのカードID)を含む第1のSIM管理情報と、受信された電話番号にこれまで対応付けられていたカードID(即ち、これまでユーザUが使用してきた対象端末に装着されていたSIMカードのカードID)を含む第2のSIM管理情報と、を特定する。そして、サーバ200は、第1のSIM管理情報を、カードIDと電話番号とが対応付けられている状態に変更する(即ち、カードIDに電話番号を新たに対応付ける)。それとともに、サーバ200は、第2のSIM管理情報を、カードID(対象端末に装着されていたSIMカードのカードID)と電話番号とが対応付けられていない状態に変更する(即ち、カードIDと電話番号及びユーザIDの対応付けを解除する)。言い換えると、サーバ200は、S104において、電話番号に対応付けられているカードIDを変更する処理を行う。これにより、第1のSIM管理情報及び第2のSIM管理情報が更新される。
S106では、ステーション10は、S102で準備された新規端末とともに使用される付属品を準備する。S106の処理の内容は、図6のS28と同様である。
次いで、S108では、ステーション10は、準備された新規端末及び付属品をユーザUに提供する。S108の処理の内容は、図6のS30と同様である。ユーザUは、受け取った新規端末を、機種変更後の新端末として使用することができる。ユーザUは、新規端末を受け取った直後から、新規端末を用いて、自身が契約する電話番号に基づいて通信を実行することができる。また、ユーザUは、サーバ200に記憶されている当該ユーザのユーザIDに対応するユーザ情報212(例えば、電話帳情報、画像等の各種データ)を、新規端末を介して利用することもできる。さらに、ユーザUが新規端末を利用することによって生成される電話帳情報、画像等の各種データは、随時サーバ200に送信される。サーバ200は、新規端末から受信した各種データを、当該ユーザUのユーザIDに対応するユーザ情報212に追加して記憶する。そして、機種変更前の端末である対象端末は、上記のS104の処理の実行後に、通信を実行できない状態に移行する。以上の各処理が終了することにより、機種変更が終了する。
(機種変更(直接手続);図9)
図9を参照して、ユーザUが、ステーション10を利用して、機種変更手続を直接申し込んだ場合の一連の流れを説明する。
S120では、ユーザUは、所望のステーション10に赴き、そのステーション10の操作部16を操作し、メニュー画面から、「機種変更」、「申込開始」を選択する。この場合、ステーション10は、表示部14にログイン画面を表示させる。ここで表示部14に表示されるログイン画面は、図8のS92で表示部104に表示されるログイン画面と同様の画面である。
S122では、ユーザUは、表示部14に表示されたログイン画面において、操作部16を操作して、ユーザID、パスワード、及び、電話番号(即ち、ログイン情報)を入力する。ユーザID、パスワード、及び、電話番号が入力されると、サーバ200は、入力されたユーザID、パスワード、及び、電話番号の組合せの認証を行い、認証が成功すると、表示部14に機種選択画面を表示させる。ここで表示部14に表示される機種変更画面は、図8のS94で表示部104に表示される機種変更画面と同様の画面である。
S124では、ユーザUは、表示部14に表示された機種選択画面において、希望する通信端末の機種を選択する。S124の内容は、図8のS94と同様である。
次いで、S126では、サーバ200は、S124で選択された機種の新規端末を準備する。S126の処理の内容は、図8のS102と同様である。
次いで、S128では、サーバ200は、S126で準備された新規端末に装着されているSIMカードのSIM管理情報(即ち、第1のSIM管理情報)と、ユーザUが既に有している対象端末に装着されているSIMカードのSIM管理情報(即ち、第2のSIM管理情報)と、を更新する。S128の処理の内容も、図8のS104とほぼ同様である。即ち、まず、ステーション10は、S126で準備された新規端末に装着されているSIMカードのカードIDを特定する。そして、ステーション10は、特定されたカードIDと、S122で入力された電話番号(即ち、ユーザUが契約している電話番号)と、をサーバ200に送信する。サーバ200は、第1のSIM管理情報を、受信されたカードIDと電話番号とが対応付けられている状態に変更する(即ち、カードIDに電話番号を新たに対応付ける)。それとともに、サーバ200は、第2のSIM管理情報を、カードID(対象端末に装着されていたSIMカードのカードID)と電話番号とが対応付けられていない状態に変更する(即ち、カードIDと電話番号の対応付けを解除する)。これにより、第1のSIM管理情報及び第2のSIM管理情報が更新される。
S130では、サーバ200は、S126で準備された新規端末とともに使用される付属品を準備する。S130の処理の内容は、図8のS106と同様である。
次いで、S132では、準備された新規端末及び付属品をユーザUに提供する。S132の処理の内容は、図8のS108と同様である。
(修理申込及び代替端末貸出(オンライン手続);図10、図11)
図10を参照して、ユーザUが、ユーザPC100を利用してサーバ200にアクセスして、修理を申し込んで代替端末の貸出を受けるまでの一連の流れを説明する。この例では、ユーザUが、既に使用している通信端末である対象端末を所持している場合において、当該ユーザが当該対象端末の修理を希望する状況を想定する。
S150では、ユーザUは、ユーザPC100を操作してサーバ200にアクセスする。サーバ200は、ユーザPC100の表示部104にメイン画面を表示させる。そして、ユーザUは、メイン画面において、所定の修理申込操作を入力する。修理申込操作が入力されると、サーバ200は、ユーザPC100の表示部104にログイン画面を表示させる。
S152では、ユーザUは、表示部104に表示されたログイン画面において、ユーザID、パスワード、及び、電話番号(即ち、ログイン情報)を入力する。ユーザID、パスワード、及び、電話番号が入力されると、サーバ200は、入力されたユーザID、パスワード、及び、電話番号の組合せの認証を行い、認証が成功すると、ユーザPC100の表示部104に所定の状態入力画面を表示させる。
S154では、ユーザUは、表示部104に表示された状態入力画面で、修理対象の対象端末の故障状況を入力する。状態入力画面には、故障状況を分類したボタン(例えば、「ディスプレイが破損」、「電源が入らない」、「通信ができない」、「電池の消耗が著しい」等)に加えて、故障状況の詳細を説明するための入力欄が設けられている。ユーザUは、必要に応じて、カメラ108で故障中の対象端末を撮影したり、スピーカ110及びマイク112を用いて、サービスセンター6のオペレータと音声通話をしたりすることもできる。
S156では、サーバ200は、S154で入力された故障状況に基づいて、提案画面を表示する。提案画面には、S154で入力された故障状況に基づく各種情報が含まれる。具体的には、提案画面には、故障状況に基づいて予測される修理費用、故障中の対象端末を下取りに出した場合に予測される買い取り価格、新規端末に買い替える場合に予測される買い替え価格、買い替える場合のおすすめの機種等の各種情報が含まれる。ユーザUは、これらの情報を見て、修理を続行するのか、機種変更に移行するのか等を判断することができる。提案画面には、さらに、修理を続行することを指示するための修理続行ボタン、及び、機種変更に移行することを指示するための機種変更ボタンが含まれている。
S158では、ユーザUは、修理続行指示を入力する。即ち、ユーザUは、提案画面において修理続行ボタンを選択する。この場合、S160以降の各手続が実行される。一方、ユーザUが、提案画面において機種変更ボタンを選択すると、修理手続は中断され、機種変更手続へと移行する。この場合、図8のS94以降の各手続が実行される。
S160では、サーバ200は、S152、S154で入力された各情報を含む予約情報を生成する。そして、サーバ200は、生成された予約情報を、ステーション10に送信する。ステーション10は、サーバ200から受信した予約情報を、メモリ42の予約情報記憶領域46に記憶させる。さらに、サーバ200は、予約情報を記録した情報コードを表わす情報コードデータを生成し、その情報コードデータをユーザPC100に供給する。また、サーバ200は、情報コードデータとともに、ユーザUが、対象端末の修理期間中に使用する代替端末を受け取るためのステーション10を示す情報を合わせて供給する。ユーザUは、ユーザPC100が取得した情報コードデータに基づいて、情報コードを出力することができる。
S162では、ユーザUは、サーバ200によって指定された代替端末の受け取りのためのステーション10のもとに赴く。そして、ユーザUは、ステーション10の操作部16を操作し、メニュー画面から、「修理」、「予約済」を選択する。
そして、S164では、ステーション10は、ユーザUが所持する情報コードを読み取る。具体的には、ステーション10は、読取部28に、情報コードデータ(S160参照)に基づいてユーザUによって出力された情報コードを読み取らせる。ステーション10は、情報コードを読み取ることによって、情報コードに記録されている予約情報(S160参照)を取得する。そして、ステーション10は、情報コードの読み取りによって取得された予約情報と一致する予約情報が、メモリ42の予約情報記憶領域46に記憶されていると判断する。
次いで、S166では、ユーザUは、対象端末を端末スロット24に入れる。具体的には、まず、ステーション10は、端末スロット24の扉を開くとともに、表示部14に、ユーザUに対象端末を端末スロット24に配置するよう指示するメッセージを表示させる。そして、ユーザUは、対象端末を端末スロット24に配置する。
続くS168では、ステーション10は、端末スロット24に配置された対象端末を回収する。具体的には、ステーション10は、搬送機構30を動作させて、端末スロット24に配置された対象端末を端末スロット24から取り除く。そして、ステーション10は、修理受付端末格納部64内の箱のうちから、内部に対象端末が収容されていない1個の箱(例えば図3の600b)を特定し、その箱に、端末スロット24から取り除いた対象端末を収容する。この際、ステーション10は、搬送機構30に箱のタグを読み取らせ、対象端末を収容した箱の箱IDを取得する。ステーション10は、S168で対象端末を回収すると、表示部14に所定の指定画面を表示する。
次いで、図11のS170では、ユーザUは、表示部14に表示された指定画面において、修理済の対象端末を受け取る際のステーションを指定する。指定画面には、現在ユーザUが手続を行っているステーション10を含む候補ステーションが表示される。ユーザUは、候補ステーションの中から、修理済の対象端末を受け取る際の1個のステーションを指定する。
次いで、S172では、ステーション10は、代替端末を準備する。具体的には、まず、ステーション10は、搬送機構30を動作させて、代替端末格納部68から、ユーザUに提供される代替端末が収容されている箱(例えば800a)を取り出す。この際、搬送機構は、取り出された箱のタグに記録された箱IDを読み取る。図示しないが、箱IDには、内部に収容されている代替端末(例えば810a)の端末ID(即ち、当該代替端末の情報コード830a等に記録されている端末IDと同じID)が対応付けられている。ステーション10は、箱から代替端末を取り出す。取り出された代替端末は、所定の作業空間内に配置される。その後、搬送機構30は、代替端末が取り出された後の箱(即ち空き箱)を、代替端末格納部68に戻す。
S174では、サーバ200は、S172で準備された代替端末に装着されているSIMカードのSIM管理情報(第3のSIM管理情報)と、ユーザUが修理を依頼した対象端末に装着されているSIMカードのSIM管理情報(第4のSIM管理情報)と、を更新する。具体的に言うと、まず、ステーション10は、S172で準備された代替端末に装着されているSIMカードのカードIDを特定する。ステーション10は、予め、代替端末の端末IDと、代替端末に装着されているSIMカードのカードIDとを対応付けた情報テーブルを記憶している。そして、ステーション10は、特定されたカードIDと、予約情報に含まれる電話番号(即ち、ユーザUが契約している電話番号)と、をサーバ200に送信する。サーバ200は、ステーション10からカードIDと電話番号とを受信すると、受信されたカードID(即ち、代替端末に装着されているSIMカードのカードID)を含む第3のSIM管理情報と、受信された電話番号にこれまで対応付けられていたカードID(即ち、ユーザUが修理を依頼した対象端末に装着されていたSIMカードのカードID)を含む第4のSIM管理情報と、を特定する。そして、サーバ200は、第3のSIM管理情報を、カードIDと電話番号とが対応付けられている状態に変更する(即ち、カードIDに電話番号を新たに対応付ける)。それとともに、サーバ200は、第4のSIM管理情報を、カードID(対象端末に装着されていたSIMカードのカードID)と電話番号とが対応付けられていない状態に変更する(即ち、カードIDと電話番号の対応付けを解除する)。言い換えると、サーバ200は、S174において、電話番号に対応付けられているカードIDを変更する処理を行う。これにより、第3のSIM管理情報及び第4のSIM管理情報が更新される。
S176では、ステーション10は、S172で準備された代替端末とともに使用される付属品を準備する。S176の処理の内容は、図6のS28と同様である。
次いで、S178では、ステーション10は、準備された代替端末及び付属品をユーザに提供する。S178の処理の内容は、図6のS30と同様である。ユーザUは、受け取った代替端末を、対象端末の修理中の自身の通信端末として使用することができる。ユーザUは、代替端末を受け取った直後から、代替端末を用いて、自身が契約している電話番号に基づく通信を実行することができる。そして、修理依頼された対象端末は、上記のS174の処理の実行後に、通信を実行できない状態に移行する。また、ユーザUは、サーバ200に記憶されている当該ユーザのユーザIDに対応するユーザ情報212(例えば、電話帳情報、画像等の各種データ)を、代替端末を介して利用することもできる。さらに、ユーザUが代替端末を利用することによって生成される電話帳情報、画像等の各種データは、随時サーバ200に送信される。サーバ200は、代替端末から受信した各種データを、当該ユーザUのユーザIDに対応するユーザ情報212に追加して記憶する。
次いで、S180では、ステーション10は、ユーザUから回収した対象端末が収容された箱の箱ID(図10のS168参照)と、ユーザUに提供された代替端末を示す端末ID(図11のS172参照)と、対象端末に対して行われるべき修理内容を示す修理情報と、ユーザUが指定したステーション10を示すステーションID(図11のS170参照)と、を含む修理チケットを生成し、サーバ200に送信する。修理チケットに含まれる修理情報は、ステーション10によって生成される。具体的には、ステーション10は、ユーザUによって入力された故障状況(図10のS154参照)に応じて、対象端末に対して行われるべき修理内容(例えば、「ディスプレイ交換」等)を特定し、その修理内容を示す修理情報を生成する。また、修理情報には、ユーザID、パスワード、ユーザUの電話番号等の当該ユーザのユーザ情報も含まれている。サーバ200は、ステーション10から修理チケットを受信すると、受信した修理チケットを修理チケット記憶領域230(図5参照)に記憶させる。
以上の各処理が終了することにより、修理の申込から代替端末の貸出までの一連の手続が終了する。
(修理申込及び代替端末貸出(オンライン手続);図12、図11)
図12を参照して、ユーザUが、ステーション10を利用して、修理を申し込んで代替端末の貸出を受けるまでの一連の流れを説明する。
S190では、ユーザUは、所望のステーション10に赴き、そのステーション10の操作部16を操作し、メニュー画面から、「修理」、「申込開始」を選択する。この場合、ステーション10は、表示部14にログイン画面を表示させる。ここで表示部14に表示されるログイン画面は、図10のS92で表示部104に表示されるログイン画面と同様の画面である。
S192では、ユーザUは、表示部14に表示されたログイン画面において、操作部16を操作して、ユーザID、パスワード、及び、電話番号(即ち、ログイン情報)を入力する。ユーザID、パスワード、及び、電話番号が入力されると、サーバ200は、入力されたユーザID、パスワード、及び、電話番号の組合せの認証を行い、認証が成功すると、表示部14に状態入力画面を表示させる。ここで表示部14に表示される状態入力画面は、図10のS154で表示部104に表示される状態入力画面と同様の画面である。
S194では、ユーザUは、表示部14に表示された状態入力画面で、修理対象の対象端末の故障状況を入力する。ユーザUは、必要に応じて、カメラ22で故障中の対象端末を撮影したり、スピーカ20及びマイク18を用いて、サービスセンター6のオペレータと音声通話をしたりすることもできる。
S196では、ステーション10は、S194で入力された故障状況に基づいて、表示部14に提案画面を表示する。ここで表示部14に表示される提案画面は、図10のS156で表示部104に表示される提案画面と同様の画面である。
S198では、ユーザUは、修理続行指示を入力する。即ち、ユーザUは、提案画面において修理続行ボタンを選択する。この場合、S200以降の各手続が実行される。一方、ユーザUが、提案画面において機種変更ボタンを選択すると、修理手続は中断され、機種変更手続へと移行する。この場合、図9のS124以降の各手続が実行される。
S200では、ユーザUは、対象端末を端末スロット24に入れる。S200の処理の内容は、図10のS166と同様である。
続くS202では、ステーション10は、端末スロット24に配置された対象端末を回収する。S202の処理の内容は、図10のS168と同様である。
これ以降は、オンライン手続の場合と同様に、図11のS170~S180の各手続が実行される。
(バックエンド処理;図13)
図13を参照して、対象端末の修理が申し込まれた後で、対象端末の修理が行われ、修理終了後の対象端末がステーション10に納入されるまでの一連の流れ(いわゆるバックエンド処理)を説明する。この例では、ユーザUが、既に対象端末の修理を申込み、代替端末の貸出を受けている状況を想定している。
S220では、サービスセンター6の従業員が、ユーザUの対象端末を回収したステーション10から、修理受付端末格納部64を構成するケースを、内部に格納されている箱ごと回収する。そして、回収した修理受付端末格納部64のケースを、サービスセンター6に運ぶ。なお、従業員は、修理受付端末格納部64を構成するケースをステーション10から取り出す場合、代わりの修理受付端末格納部64のケースをステーション10に装着させる。
S222では、サービスセンター6において、修理を担当する修理員は、S220でサービスセンター6に運ばれた修理受付端末格納部64のケースから、修理対象の対象端末が収容された箱を取り出し、箱のタグを所定の読取装置で読み取り、箱IDを取得する。そして、修理員は、サービスセンター6に設けられた修理員用の端末装置を操作して、サーバ200の修理チケット記憶領域230に記憶されている複数の修理チケット232のうちから、取得された箱IDを含む修理チケット(以下では「特定の修理チケット」と呼ぶ)を特定する。修理員用の端末装置は、サーバ200の修理チケット記憶領域230にアクセス可能である。そして、修理員は、特定の修理チケットに含まれている修理情報が示す修理内容(例えば、「ディスプレイ交換」等)を特定する。
続くS224では、修理員は、箱から対象端末を取り出し、S222で特定された修理内容の修理を対象端末に対して行う。例えば、修理内容が「ディスプレイ交換」であれば、修理員は、対象端末のディスプレイを交換する。
次いで、S226では、修理員は、修理が終了した対象端末を、対象端末が収容されていた箱(即ち、修理受付端末格納部64のケースに格納されていた箱)に戻す。さらに、修理員は、対象端末を収容した箱を、特定の修理チケットに含まれるステーションIDが示すステーション10に対応する修理済端末格納部66を構成するケースに格納する。そして、修理員は、修理員用の端末装置を操作して、対象端末の修理が終了したことを示す所定の終了処理を行う。
続いて、S228において、サーバ200は、修理済チケットを生成する。具体的には、サーバ200は、特定の修理チケットのうちの修理情報を、終了した修理内容を示す終了修理情報に変更することで、修理済チケットを生成する。修理済チケットには、上述の通り、修理済の対象端末が格納されている箱の箱IDと、対象端末を預かる際に提供された代替端末を示す端末IDと、終了した修理内容を示す終了修理情報と、ユーザUによって引き渡し先として指定されたステーション10を示すステーションIDと、を含む。サーバ200は、生成した修理済チケットを、ステーションIDが示すステーション10に送信する。ステーション10は、サーバ200から修理済チケットを受信すると、修理済チケット記憶領域48(図2参照)に記憶させる。
次いで、S230では、従業員は、S226で箱が格納された修理済端末格納部66のケースを、対応するステーション10に納入する(即ち、装着する)。なお、従業員は、修理済端末格納部66を構成するケースをステーション10に納入する場合、それまで装着されていた修理済端末格納部66のケースを回収する。
その後、S232ではサーバ200は、ユーザUに対して、依頼中の修理が終了した旨のメッセージを送信する。メッセージは、例えばユーザPC100、代替端末等に送信されてもよい。また、メッセージは、修理済みの対象端末の引き渡しが可能なステーション10(即ち、申込み時にユーザUが指定したステーション10)を示す情報も含まれる。以上の各処理が終了すると、図13のバックエンド処理が終了する。
(代替端末回収及び修理済みの対象端末の引き渡し;図14)
図14を参照して、ユーザUが、ステーション10を利用して、代替端末の回収、及び、修理済みの対象端末の引き渡しを受けるまでの一連の流れを説明する。この例では、ユーザUが、サーバ200から、依頼した修理が終了した旨の修理終了メッセージ(図13のS232参照)を受信している状況を想定している。
S240では、ユーザUは、修理済みの対象端末の引き渡しが可能なステーション10(即ち、申込み時にユーザUが指定したステーション10)に赴き、そのステーション10の操作部16を操作し、メニュー画面から、「修理」、「引き渡し」を選択する。
次いで、S242では、ステーション10は、ユーザUが所持する代替端末に付されている情報コードを読み取る。具体的には、ステーション10は、読取部28に、代替端末に付されている情報コードを読み取らせる。ステーション10は、代替端末の情報コードを読み取ることにより、当該代替端末を示す端末IDを取得する。
そして、続くS244では、ステーション10は、修理済チケット記憶領域48に記憶されている複数の修理済チケット50のうちから、取得された端末IDを含む修理済チケット(以下では「特定の修理済チケット」と呼ぶ)を特定する。これにより、ステーション10は、ユーザUが依頼した対象端末の修理が終了し、その修理済みの対象端末が自機の修理済端末格納部66内に格納されていることを確認することができる。ステーション10は、特定の修理済みチケットを特定すると、端末スロット24の扉を開くとともに、表示部14に、ユーザUに代替端末を端末スロット24に配置するよう指示するメッセージを表示させる。
次いで、S246では、ユーザUは、代替端末を端末スロット24に配置する。
次いで、S248では、ステーション10は、端末スロット24に配置された代替端末を回収する。具体的には、ステーション10は、搬送機構30を動作させて、端末スロット24に配置された代替端末を端末スロット24から取り除く。
次いで、S250では、ステーション10は、回収した代替端末の清掃を行う。即ち、ステーション10は、清掃部34を動作させて、S248で回収した代替端末を清掃する。そして、ステーション10は、再び搬送機構30を動作させて、代替端末格納部68のうちから、内部に代替端末が収容されていない1個の箱を特定し、その箱に、清掃部34によって清掃された後の代替端末を収容する。この際、ステーション10は、搬送機構30に箱のタグを読み取らせ、代替端末を収容した箱の箱IDを取得し、代替端末の端末IDと対応付けて記憶する。
次いで、S252では、ステーション10は、修理済みの対象端末を準備する。具体的には、まず、ステーション10は、特定の修理済チケットに含まれる箱ID(即ち、修理済みの対象端末が収容されている箱の箱ID)を特定する。そして、ステーション10は、搬送機構30を動作させて、修理済端末格納部66の各箱の中から、特定された箱IDに対応する箱を特定する。この際、搬送機構30は、修理済端末格納部66の各箱のタグを読み取ることにより、特定された箱IDに対応する箱を特定する。次いで、ステーション10は、特定された箱から、修理済みの対象端末を取り出す。取り出された修理済みの対象端末は、所定の作業空間内に配置される。その後、搬送機構30は、修理済みの対象端末が取り出された後の箱(即ち空き箱)を、修理済端末格納部66に戻す。即ち、修理済端末格納部66に戻された代替端末は、再びユーザに貸し出すことができる。サービスセンター6の従業員等が使用済みの代替端末を回収したりする必要がない。
次いで、S254では、サーバ200は、S250で代替端末格納部68に戻された代替端末に装着されているSIMカードのSIM管理情報(即ち、上記の第3のSIM管理情報)と、S252で準備された修理済みの対象端末に装着されているSIMカードのSIM管理情報(即ち、上記の第4のSIM管理情報)と、を更新する。具体的には、まず、ステーション10は、代替端末に装着されているSIMカードのカードIDを特定する。代替端末の特定手法は上記の通りである。さらに、ステーション10は、特定の修理済みチケットの修理情報に含まれる電話番号を特定する。そして、ステーション10は、特定されたカードIDと、電話番号と、をサーバ200に送信する。サーバ200は、ステーション10からカードIDと電話番号とを受信すると、受信されたカードID(即ち、代替端末に装着されているSIMカードのカードID)を含む第3のSIM管理情報と、受信された電話番号に、修理依頼前に対応付けられていたカードID(即ち、修理済みの対象端末に装着されているSIMカードのカードID)を含む第4のSIM管理情報と、を特定する。サーバ200は、各SIM管理情報に含まれる履歴情報を参照することにより、受信された電話番号に修理依頼前に対応付けられていたカードIDを特定することができる。そして、サーバ200は、第4のSIM管理情報を、特定されたカードIDと電話番号とが対応付けられている状態に変更する(即ち、カードIDと電話番号とが対応付けられていた修理前の状態に戻す)。それとともに、サーバ200は、第3のSIM管理情報を、カードID(代替端末に装着されていたSIMカードのカードID)と電話番号とが対応付けられていない状態に変更する(即ち、カードIDと電話番号の対応付けを解除する)。言い換えると、サーバ200は、S254において、電話番号に対応付けられているカードIDを変更する処理を行う。これにより、第3のSIM管理情報及び第4のSIM管理情報が更新される。
次いで、S256では、ステーション10は、準備された修理済みの対象端末をユーザUに提供する。具体的には、ステーション10は、端末スロット24内に修理済みの対象端末を配置し、端末スロット24の扉を開く。ユーザUは、端末スロット24内に配置された修理済みの対象端末を取り出すことができる。ユーザUは、受け取った直後から、修理済みの対象端末を用いた通信を行うことができる。また、ユーザUは、サーバ200に記憶されている当該ユーザのユーザIDに対応するユーザ情報212(例えば、電話帳情報、画像等の各種データ)を、修理済みの対象端末を介して利用することができる。さらに、今後、ユーザUが修理済みの対象端末を利用することによって生成される電話帳情報、画像等の各種データは、随時サーバ200に送信される。サーバ200は、修理済みの対象端末から受信した各種データを、当該ユーザUのユーザIDに対応するユーザ情報212に追加して記憶する。
以上、本実施例のサービス提供システム2の構成及びサービス提供の流れについて説明した。上記の通り、本実施例では、修理済みの対象端末が修理済端末格納部66に格納された状態で、ステーション10が、代替端末に取り付けられた情報コードを読み取ることによって、代替端末から代替端末の端末IDを取得する場合に、その代替端末の端末IDに対応付けられている箱IDが示す箱に収容されている修理済みの対象端末をユーザUに引き渡す(図14のS242~S256参照)。即ち、ステーション10は、代替端末から取得された端末IDを用いて、修理済みの対象端末を特定してユーザUに引き渡すことができる。上記の構成によると。代替端末を所持しているユーザU(即ち、対象端末のユーザU)が、自身のユーザID、パスワード等、ユーザを識別できる情報を、ステーション10に手動で入力しなくても、ステーション10は、情報コードを読み取ることで代替端末から自動的に端末IDを取得し、その端末IDに基づいて修理済みの対象端末を特定してユーザに引き渡すことができる。そのため、対象端末の引き渡しを受ける際のユーザUの操作を簡略化することができる。従って、ユーザUによって利用されている対象端末に対して修理サービスが提供され、当該サービスの提供中に代替端末が貸し出されるような状況において、ユーザUの手続負担を軽減することができる。
また、本実施例では、ステーション10は、端末スロット24と搬送機構30を備え、修理を希望する対象端末を回収し(図10のS168、図12のS202参照)、代替端末を提供し(図11のS178)、ユーザUが持参した代替端末を回収する(図14のS248)ことができる。そのため、ユーザUは、対象端末の修理サービスの提供を希望する場合に、代理店等に赴くことなく、ステーション10において必要な手続きをすべて実行することができる。
また、本実施例では、機種変更サービスが提供される場合に、サーバ200は、新規端末に装着されているSIMカードのSIM管理情報(第1のSIM管理情報)と、ユーザUが既に有している対象端末に装着されているSIMカードのSIM管理情報(第2のSIM管理情報)と、を更新する(図8のS104参照)。具体的には、サーバ200は、第1のSIM管理情報を、カードIDと電話番号とが対応付けられている状態に変更する(即ち、カードIDに電話番号を新たに対応付ける)。それとともに、サーバ200は、第2のSIM管理情報を、カードID(対象端末に装着されていたSIMカードのカードID)と電話番号とが対応付けられていない状態に変更する(即ち、カードIDと電話番号及びユーザIDの対応付けを解除する)。これにより、ユーザUは、新規端末を受け取った直後から、新規端末を用いて、自身が契約する電話番号に基づく通信を実行することができる。従って、機種変更に伴って、ユーザUが、SIMカードを対象端末から取り外し、新たに新規端末に装着させる作業を行う必要がない。従って、本実施例のサービス提供システム2によると、機種変更サービスが提供される場合において、ユーザUの作業負担を軽減することができる。
同様に、本実施例では、修理サービスが提供される際に、代替端末が貸し出される場合にも、サーバ200は、準備された代替端末に装着されているSIMカードのSIM管理情報(第3のSIM管理情報)と、ユーザUが修理を依頼した対象端末に装着されているSIMカードのSIM管理情報(第4のSIM管理情報)と、を更新する(図11のS174参照)。具体的には、サーバ200は、第3のSIM管理情報を、カードIDと電話番号とが対応付けられている状態に変更する(即ち、カードIDに電話番号を新たに対応付ける)。それとともに、サーバ200は、第4のSIM管理情報を、カードID(対象端末に装着されていたSIMカードのカードID)と電話番号とが対応付けられていない状態に変更する(即ち、カードIDと電話番号の対応付けを解除する)。これにより、ユーザUは、代替端末を受け取った直後から、代替端末を用いて、自身が契約する電話番号に基づく通信を実行することができる。従って、修理の依頼に伴って、ユーザUが、SIMカードを対象端末から取り外し、代替端末に装着させる作業を行う必要がない。従って、本実施例のサービス提供システム2によると、修理サービスが提供される場合において、ユーザUの作業負担を軽減することができる。
さらに、本実施例では、代替端末が返却され、修理済みの対象端末が引き渡される場合にも、サーバ200は、回収された代替端末に装着されているSIMカードのSIM管理情報(即ち、上記の第3のSIM管理情報)と、修理済みの対象端末に装着されているSIMカードのSIM管理情報(即ち、上記の第4のSIM管理情報)と、を更新する(図14のS254参照)。具体的には、サーバ200は、第4のSIM管理情報を、特定されたカードIDと電話番号とが対応づけられている状態に変更する(即ち、カードIDと電話番号とが対応付けられていた修理前の状態に戻す)。それとともに、サーバ200は、第3のSIM管理情報を、カードID(代替端末に装着されていたSIMカードのカードID)と電話番号とが対応付けられていない状態に変更する(即ち、カードIDと電話番号の対応付けを解除する)。これにより、ユーザUは、修理済みの対象端末を受け取った直後から、対象端末を用いて、自身が契約する電話番号に基づく通信を実行することができる。従って、修理済みの対象端末の引き渡しに伴って、ユーザUが、SIMカードを代替端末から取り外し、対象端末に再び装着させる作業を行う必要がない。従って、本実施例のサービス提供システム2によると、修理サービスが提供される場合において、ユーザUの作業負担をより軽減することができる。
また、本実施例のステーション10は、第1インターフェース部12aと第2インターフェース部12bとを含む。そのため、第1のユーザが第1インターフェース部12aにおいて、サービスの提供に関係する入力の受け付け等を行っている間に、第2のユーザが第2インターフェース部12bにおいて、サービスの提供に関係する入力の受け付け等を行うことができる。そのため、1個のインターフェース部のみが備えられている従来の構成と比較すると、複数のユーザが存在する場合であっても、各ユーザが順番を待たなければならない時間が短く済む。また、上記のステーション10は、1個の格納部60を備えているが、端末スロット24a、24bのいずれからも、通信端末を取り出したり、通信端末を回収させたりすることができる。そのため、例えば、当該サービスステーションの利用を希望するユーザが多数存在する場合においても、各ユーザは、第1インターフェース部12aと第2インターフェース部12bのどちらかを使用して所望の通信端末を受け取ったり回収させたりすることができる。従って、1個のインターフェース部のみが備えられている従来の構成と比較すると、各ユーザの利便性を向上させることができる。
また、本実施例では、図10のS156において、サーバ200は、ユーザUによって入力された故障状況に基づいて、提案画面を表示する。同様に、図12のS196では、ステーション10は、ユーザUによって入力された故障状況に基づいて、提案画面を表示する。いずれの場合も、提案画面には、故障状況に基づいて予測される修理費用、故障中の対象端末を下取りに出した場合に予測される買い取り価格、新規端末に買い替える場合に予測される買い替え価格、買い替える場合のおすすめの機種等の各種情報が含まれる。ユーザUは、これらの情報を見て、修理を続行するのか、機種変更に移行するのか等を判断することができる。
(対応関係)
SIMカードが「記録媒体」の一例である。カードIDが「媒体ID」の一例である。電話番号が「加入者関連情報」の一例である。修理対象の対象端末、及び、機種変更前に使用されていた対象端末が「第1の携帯端末」の一例である。代替端末、及び、機種変更後の新規端末が「第2の携帯端末」の一例である。修理サービス、及び、機種変更サービスが「特定のサービス」の一例である。サーバ200のSIM管理情報記憶領域220が「記憶部」の一例である。図8のS90~S94、図9のS120~S124、図10のS150~S158、及び、図12のS190~S198が「要求取得部」が実行する処理の一例である。図8のS104、図9のS128、図11のS174、及び、図14のS254が「記憶制御部」が実行する処理の一例である。図8のS108、図9のS132、及び、図11のS178が「端末提供部」が実行する処理の一例である。
(第2実施例)
第1実施例と異なる点を中心に説明する。本実施例では、ステーション10において、各インターフェース部が、無線通信I/Fをさらに備えている。そして、ステーション10は、図14のS242において、代替端末と無線通信I/Fを介した無線通信を実行することにより、代替端末から端末IDを取得する。本実施例でも、対象端末の引き渡しを受ける際のユーザUの操作を簡略化することができる。ここで、無線通信は、例えば、Bluetooth(登録商標)通信、NFC(Near Field Communicationの略)通信、Wi-Fi通信等、任意の無線通信のうちのいずれかの通信である。
以上、本明細書で開示する技術の実施例を詳細に説明したが、上記の実施例は例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。例えば、以下の変形例を採用してもよい。
(変形例1)上記の各実施例では、サーバ200が、SIM管理情報を更新することにより、ユーザUは、交換後の通信端末(例えば、機種変更後の新規端末、修理申込み後の代替端末、代替端末回収後に引き渡される修理済みの対象端末)を用いて、自身が契約する電話番号に基づく通信を直ちに実行することができる(図8のS104、図9のS128、図11のS174、図14のS254参照)。しかしながら、サーバ200は、SIM管理情報を更新する処理を実行しなくてもよい。その場合、ステーション10が、表示部14に、SIMカードの着脱のための作業手順を説明するための画像を表示するようにしてもよい。ステーション10は、必要に応じて、スピーカ20から作業手順を説明するためのガイド音声を出力してもよい。ユーザUは、表示部14に表示された画像、及び、スピーカ20から出力されるガイド音声と、を参照しながら、SIMカードを交換前の通信端末から取り外し、交換後の通信端末に装着させる作業を実行することができる。この変形例では、図3の代替端末には、SIMカードが予め装着されていなくてもよい。
(変形例2)上記の各実施例では、ステーション10は、第1インターフェース部12a及び第2インターフェース部12bの2個のインターフェース部を有している。これに限られず、ステーションは、3個以上のインターフェース部を有していてもよい。
(変形例3)上記の各実施例では、サーバ200が、SIM管理情報を更新する(図8のS104、図9のS128、図11のS174、図14のS254参照)。これに限られず、変形例では、ステーション10が、SIM管理情報を更新してもよい。その場合も、ユーザUは、交換後の通信端末(例えば、機種変更後の新規端末、修理申込み後の代替端末、代替端末回収後に引き渡される修理済みの対象端末)を用いて、自身が契約する電話番号に基づく通信を直ちに実行することができる。
(変形例4)また、上記の各実施例における、SIM管理情報の更新手順(図8のS104、図9のS128、図11のS174、図14のS254参照)はあくまで一例であり、これに限定されるものではない。一般的に言うと、SIM管理情報の更新手順は、第1の媒体IDと対象の加入者関連情報とが対応付けられている状態から、第2の媒体IDと対象の加入者関連情報とが対応付けられている状態に変更することができれば、任意の手順を用いることができる。
(変形例5)上記の第1実施例では、代替端末の端末IDが記録された情報コード(図3の830a、830b参照)は、代替端末の表面に予め取り付けられている。これに限られず、代替端末の端末IDが記録された情報コードは、代替端末の操作部に所定の表示操作が入力される場合に、代替端末の表示部に表示されてもよい。
(変形例6)上記の各実施例では、ユーザUが、ステーション10を利用して、修理を申し込む場合に、ユーザUは、表示部14に表示された状態入力画面で、修理対象の対象端末の故障状況を入力する(図12のS194参照)。これに代えて、ユーザUは、表示部14に状態入力画面が表示されている間に、コネクタ26を対象端末の端子に接続するようにしてもよい。その場合、ステーション10は、コネクタ26に接続された対象端末と通信を行い、対象端末の故障状況を示す情報を取得してもよい。
(変形例7)上記の各実施例では、サービス提供システム2は、新規契約、機種変更、故障修理、の3種類のサービスをユーザに提供する。これに限られず、サービス提供システム2は、通信端末の清掃、通信端末のアップグレード等、上記以外のサービスを提供してもよい。
(変形例8)上記の各実施例では、サービス提供システム2は、ユーザに、主に携帯用の通信端末に関係する各種サービス(例えば、新規契約、機種交換、故障修理等)を提供するためのシステムである。サービス提供システムによって提供されるサービスの対象は、通信端末に限られず、通信機能を備えない任意の端末装置であってもよい。
(変形例9)上記の各実施例では、図14のS242において、ステーション10は、読取部28によって代替端末の情報コードを読み取ることによって端末IDを取得したり、代替端末と無線通信を実行することによって端末IDを取得している。これに代えて、図14のS242において、ステーション10は、読取部28によって代替端末の外観上の特徴及び形状を読み取ることにより、代替端末から端末IDを取得するようにしてもよい。
(変形例10)上記の各実施例では、ステーション10は、同様の構成を備える第1インターフェース部12aと第2インターフェース部12bとを有している。これに限られず、第1インターフェース部と第2インターフェース部とが異なる構成を有していてもよい。例えば、第1インターフェース部がメインインターフェース部として機能し、第2インターフェース部がサブインターフェース部として機能してもよい。その場合、例えば、第2インターフェース部は、マイク、スピーカ、カメラ等を有していなくてもよい。
(変形例11)また、上記の各実施例では、図1に示すように、ステーション10は、略箱型の本体の2つの異なる側面に、第1インターフェース部12aと第2インターフェース部12bとが設けられている。ステーション内における各インターフェース部の配置はこれには限られず、任意とすることができる。従って、例えば、各インターフェース部が横に一列に並べて配置されていてもよい。
(変形例12)また、上記の各実施例では、図5に示すように、サーバ200のメモリ204は、ユーザ情報記憶領域210、SIM管理情報記憶領域220、及び、修理チケット記憶領域230を全て備えている。これに限られず、ユーザ情報記憶領域210、SIM管理情報記憶領域220、修理チケット記憶領域230のうちの少なくとも1つが、サーバ200とは異なる外部サーバのメモリに備えられていてもよい。その場合、サーバ200と外部サーバとがインターネット4を介して通信可能であればよい。
(変形例13)また、上記の各実施例では、ユーザUは、サーバ200に記憶されている当該ユーザのユーザIDに対応するユーザ情報212(例えば、電話帳情報、画像等の各種データ)を、代替端末を介して利用可能である。さらに、ユーザUが代替端末を利用することによって生成される電話帳情報、画像等の各種データは、随時サーバ200に送信される。サーバ200は、代替端末から受信した各種データを、当該ユーザUのユーザIDに対応するユーザ情報212に追加して記憶する。これに限られず、代替端末は、サーバ200と通信不可能であってもよい。その場合、ステーション10からユーザUに提供される代替端末には、ユーザ情報212に含まれる電話帳情報、画像等の各種データが予め記憶されていてもよい。ステーション10は、代替端末を準備する際に、サーバ20からデータを取得して代替端末に記憶させる処理をさらに実行してもよい。また、この変形例による場合、ステーション10は、修理済みの対象端末をユーザUに提供する際に、代替端末を使用することで代替端末に新たに記憶された電話帳情報や画像等のデータ(以下、追加データと呼ぶ)を、代替端末から取り出してサーバ200に送信してもよい。サーバ200は、追加データを、当該ユーザUのユーザIDに対応するユーザ情報212に追加して記憶してもよい。
(変形例14)また、上記の各実施例では、通信端末(端末装置)の提供を含むサービスについて説明したが、サービス提供システムによって提供されるサービスの対象は、通信端末(端末装置)に限られず、物品や貨幣等であってもよい。例えば、本明細書で開示の技術は、銀行のATMや、クリーニング済の衣類の受けとり装置等にも適用することができる。
(変形例15)また、上記の各実施例では、代替端末を使用することで新たに追加されるデータは、サーバ200で統合する旨説明したが、ステーション10が代替端末の追加データを読み出し、サーバ200から読み出したユーザの各種データと結合し、修理済みの対象端末に記憶させてもよい。あるいは、修理済の端末には、既に元のデータが復元してあり、ステーション10で、代替端末のデータを付加することができてもよい。
また、本明細書又は図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書又は図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。