JP6997632B2 - スノーボード用ビンディングのハイバック - Google Patents
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Description
このうちハイバック5は、主にバックサイドターン時に利用し、ブーツの背面側を支持してヒール側のエッジを立て易くしている。このハイバック5は所定の硬質性、及び転倒時の怪我防止のために柔軟性を兼ね備えた材料で形成されている。従来、後方又は左右方向の変形特性をユーザの好みや、滑走内容等に応じて最適化できる種々のハイバックが提案されている。
前記ハイバック本体の主面の上下中心部に軸心を取り付けて着脱可能なサポート部材と、
を備え、
前記サポート部材は、柱状であり、かつ前記ハイバック本体よりも剛性の高い部材であり、前記ハイバック本体は主面に前記サポート部材の着脱部を備え、
前記着脱部は、前記ハイバック本体の主面の上端に設けて前記サポート部材の一端が嵌る上部凹部と、前記サポート部材の他端が嵌る下部凹部を有するブラケットと、前記ブラケットを前記ハイバック本体に固定する締結ボルトからなることを特徴とするスノーボード用ビンディングのハイバックを提供することにある。
上記第1の手段によれば、ハイバックの特に後方への変形に対する反力となる剛性を備えることができる。またハイバックの左右方向(ハイバック本体の上端が捩れる方向)の変形にサポート部材が干渉することがなく、所定の柔軟性を有するハイバックの本来の左右方向の変形を維持することができる。
上記第2の手段によれば、ハイバックの特に後方への変形に対する反力となる剛性を備えることができる。またハイバックの左右方向(ハイバック本体の上端が捩れる方向)の変形に円柱形状のサポート部材が干渉することがなく、所定の柔軟性を有するハイバックを容易に変形(捩れる方向に変形)することができる。
前記着脱部は、前記ハイバック本体の主面の上端に設けて前記サポート部材の一端が嵌る上部凹部と、前記サポート部材の他端が嵌る下部凹部を有するブラケットと、前記ブラケットを前記ハイバック本体に固定する締結ボルトからなることを特徴とするスノーボード用ビンディングのハイバックを提供することにある。
上記第3の手段によれば、上下の凹部がサポート部材を軸支する構成であり、本来のハイバックの左右方向(ハイバック本体の上端が捩れる方向)の変形にサポート部材が干渉することがなく、所定の柔軟性を有するハイバックの本来の左右方向の変形を維持することができる。
前記着脱部は、前記ハイバック本体の主面の上端に設けて前記サポート部材の一端が嵌る凹部と、前記サポート部材の他端と接続するブラケットと、前記ブラケットを前記ハイバック本体に固定する締結ボルトからなることを特徴とするスノーボード用ビンディングのハイバックを提供することにある。
上記第4の手段によれば、サポート部材とブラケットを一体化して上方の凹部のみがサポート部材を軸支する構成であり、本来のハイバックの左右方向(ハイバック本体の上端が捩れる方向)の変形にサポート部材が干渉することがなく、所定の柔軟性を有するハイバックの本来の左右方向の変形を維持することができる。
前記着脱部は、前記ハイバック本体の主面の上端に設けて前記サポート部材の一端が嵌る上部凹部と、前記上部凹部と対向するとともに前記ハイバックの主面に設けて前記サポート部材の他端が嵌る下部凹部を有することを特徴とするスノーボード用ビンディングのハイバックを提供することにある。
上記第5の手段によれば、上下の凹部がサポート部材を軸支する構成であり、本来のハイバックの左右方向(ハイバック本体の上端が捩れる方向)の変形にサポート部材が干渉することがなく、所定の柔軟性を有するハイバックの本来の左右方向の変形を維持することができる。また着脱部の構成を簡易化及び軽量化でき、ハイバック本体の柔軟性を利用してサポート部材を容易に着脱できる。
上記第6の手段によれば、ハイバック本体に取り付けるサポート部材の本数を任意に変更することができ、ユーザの好み、滑走内容等に応じてハイバック本体の後方への変形に対する反力となる剛性を容易に調整できる。
上記第7の手段によれば、ハイバック本体の柔軟性を確保し易く、かつ捩じれる方向へ容易に変形し易くなる。
なお本明細書中のハイバックの後方とは、スノーボードに乗ったユーザの背面側を示している。また、ハイバックの左右方向とは、ハイバックの上端側が左右いずれかに捩れる方向を示している。またハイバックの上方とはベースプレートから離れる方向を示し、下方とはベースプレートに接近する方向を示している。
このようなハイバック本体20は、ポリウレタンエラストマ、ポリプロピレン、ナイロン、ポリカーボネイト、ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)、ポリエチレンなどの剛性樹脂及びそれらの複合体や、カーボン複合材、FRP(Fiberglass Reinforced Plastics)、その他の耐寒性があり柔軟性と硬質性を有する素材を適用することができる。
上部凹部42は、ハイバック本体20の主面の上部に設けている。上部凹部42は、サポート部材30の一端が嵌る凹状に形成して、開口面が下方を向くように形成している。
ブラケット46は、上面に下部凹部44を有する部材であり、ハイバック本体20の中心にとりつけることができる。下部凹部44は、サポート部材30の他端が嵌る凹状に形成している。ブラケット46は主面に締結ボルト48が螺合するメネジを施した締結穴461を有している(図4参照)。
なおブラケットの構成は、この他にも前述の上部凹部及びブラケットの位置関係を上下反対にしてもよい。
着脱部の構成は、この他にもブラケットを用いずに、ハイバック本体20の柔軟性を利用して、下部凹部をハイバック本体20の主面に直に設けてもよい。この場合下部凹部は開口部26の下端で、上部凹部42と対向する箇所に設けると良い。このような着脱部の構成によるサポート部材30の取り付けは、例えばハイバック本体20を捩れ方向に変形して上部及び下部凹部を離間させた状態で、サポート部材30の一端を上部凹部に挿入し、他端を下部凹部に挿入して取り付けることができる。
このようなサポート部材30は、ハイバック本体20よりも剛性の高い、カーボン複合素材、グラスファイバー素材等を適用して所定の剛性に設定することができる。またこのような素材に加えて直径を任意に変更することにより剛性を設定することもできる。
なお、サポート部材は、軸心をハイバック本体の上下中心部に取り付けていればよく、換言すると、上下中心線付近、例えば軸心を上下中心線からわずかに外れた位置や、上下中心線を僅かに傾けて上下方向に延びる直線上、又は上下中心線上又は上下中心線と所定間隔を開けて平行に取り付けていればよく、柱状の他にも平板状、軸心に沿って直径の異なる異形状に形成することもできる。
またサポート部材は、いずれか一端をブラケットに接続した一体型の構造であってもよい。
図6は変形例のスノーボード用ビンディングのハイバックの背面図である。図示のように変形例のスノーボード用ビンディングのハイバック10Aは、複数のサポート部材30をハイバック本体20に取り付けている(図6では3本)。
図6に示す着脱部40Aは3本のサポート部材30を取付けできるように上部及び下部凹部42A,44Aに3個の凹部を形成している。そして真ん中の凹部がハイバック本体20の上下中心線上と一致するように配置している。
このような構成の変形例のスノーボード用ビンディングのハイバック10Aによれば、ハイバック本体20に取り付けるサポート部材30の本数を任意に変更することができ、ユーザの好み、滑走内容等に応じてハイバック本体20の後方への変形に対する反力となる剛性を容易に調整できる。
このような構成の変形例のハイバック本体20Aであっても、柔軟性を確保し易く、かつ捩じれる方向へ容易に変形し易くなる。
上記構成による本発明のスノーボード用ビンディングのハイバックの作用について以下説明する。
ハイバック本体20のサポート部材30を取り付けたスノーボード用ビンディングのハイバック10は、バックサイドターン時にハイバックが後方に変形しようとすると、後方に変形しようとする方向とサポート部材の軸心が同一平面上にあるためサポート部材30の剛性が反力となって、後方への変形を抑制できる。
また、ハイバック10の左右方向に変形する場合には、上部及び下部凹部42,44に軸支されたサポート部材30の捩れる方向となるが、ハイバック本体20と両端(サポート部材の両端が上部又は下部凹部に嵌る構成)が又はいずれか一端(サポート部材の一端がブラケットに接続し、他端が凹部に嵌る構成)が直に接していない(一体的に構成していない)サポート部材30と、上部及び下部凹部42,44を固定したハイバック本体20と力の伝達が絶たれているため、左右方向の変形に干渉することがない。すなわち所定の柔軟性を有するハイバック本体20の本来の左右方向の変形を維持できる。
このような本発明のスノーボード用ビンディングのハイバックによれば、ハイバック本体が後方へ傾く力のみの反力を確保しつつ、後方以外の左右方向(捩じれ方向)に柔軟性を備えたスノーボード用ビンディングのハイバックを提供できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明した。しかしながら、本発明は、上記実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の変更が可能である。
また、本発明は、実施形態において示された組み合わせに限定されることなく、種々の組み合わせによって実施可能である。
10,10A………スノーボード用ビンディングのハイバック、
20,20A………ハイバック本体、21………中心孔、22………軸支部、24………角度調整部、26………開口部、
30………サポート部材、
40………着脱部、42………上部凹部、44………下部凹部、46………ブラケット、461………締結穴、48………締結ボルト。
Claims (5)
- ブーツの背面側を支持するハイバック本体と、
前記ハイバック本体の主面の上下中心部に軸心を取り付けて着脱可能なサポート部材と、
を備え、
前記サポート部材は、柱状であり、かつ前記ハイバック本体よりも剛性の高い部材であり、前記ハイバック本体は主面に前記サポート部材の着脱部を備え、
前記着脱部は、前記ハイバック本体の主面の上端に設けて前記サポート部材の一端が嵌る上部凹部と、前記サポート部材の他端が嵌る下部凹部を有するブラケットと、前記ブラケットを前記ハイバック本体に固定する締結ボルトからなることを特徴とするスノーボード用ビンディングのハイバック。 - ブーツの背面側を支持するハイバック本体と、
前記ハイバック本体の主面の上下中心部に軸心を取り付けて着脱可能なサポート部材と、
を備え、
前記サポート部材は、柱状であり、かつ前記ハイバック本体よりも剛性の高い部材であり、前記ハイバック本体は主面に前記サポート部材の着脱部を備え、
前記着脱部は、前記ハイバック本体の主面の上端に設けて前記サポート部材の一端が嵌る凹部と、前記サポート部材の他端と接続するブラケットと、前記ブラケットを前記ハイバック本体に固定する締結ボルトからなることを特徴とするスノーボード用ビンディングのハイバック。 - ブーツの背面側を支持するハイバック本体と、
前記ハイバック本体の主面の上下中心部に軸心を取り付けて着脱可能なサポート部材と、
を備え、
前記サポート部材は、柱状であり、かつ前記ハイバック本体よりも剛性の高い部材であり、前記ハイバック本体は主面に前記サポート部材の着脱部を備え、
前記着脱部は、前記ハイバック本体の主面の上端に設けて前記サポート部材の一端が嵌る上部凹部と、前記上部凹部と対向するとともに前記ハイバックの主面に設けて前記サポート部材の他端が嵌る下部凹部を有することを特徴とするスノーボード用ビンディングのハイバック。 - 前記サポート部材は、前記ハイバック本体の主面の上下中心線に沿って複数並べて配置したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1に記載のスノーボード用ビンディングのハイバック。
- 前記ハイバック本体は、主面の上下中心線を跨ぐ開口を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1に記載のスノーボード用ビンディングのハイバック。
Priority Applications (1)
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JP2018003434A JP6997632B2 (ja) | 2018-01-12 | 2018-01-12 | スノーボード用ビンディングのハイバック |
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JP2019122468A JP2019122468A (ja) | 2019-07-25 |
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ID=67397210
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20020070530A1 (en) | 2000-10-05 | 2002-06-13 | Philippe Gouzes | Bindings for skiboots for snowboards |
JP3087523U (ja) | 1998-10-09 | 2002-08-09 | ザ・バートン・コーポレイション | 調節可能な剛性を備えるハイバック |
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2018
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