JP6997577B2 - 環状グリップ及び手すり - Google Patents

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Description

本発明は、壁や床等に設置される手すりに取り付けられる環状グリップ及び手すりに関するものである。
一般の住居或いは病院、公共施設等においては、特に高齢者等が安全に歩行、立ち上がり動作を行うことができるように、階段、玄関、便所、浴室等に手すりが設置されている。ところで、一般的に高齢者は、手すりを掴む手の力が弱いため、手すりをしっかりと掴むことが難しく、手すりを掴む手が滑ってしまい、手すりに掴まって立ち上がったり、階段を昇り降りしたりすることが困難である。
そこで、手すりを掴んだ手が滑るのを防止するものとして、手のひらに対応した球状の三次元曲面をなす手掛け面を外周に形成し、同一形状の2個の構成体を突き合わせた手掛け具が提案されている(特許文献1参照。)。
特開2011-38353号公報
しかしながら、特許文献1に記載の手掛け具にあっては、各構成体の周方向の一側に径面から周壁の途中までねじ穴が設けられ、他側に手掛け面から径面へ貫通する貫穴が設けられており、一方の構成他の貫穴を介し他方の構成体のねじ穴に締付ねじをねじ込んで手すりに手掛け具を装着する。そのため、各構成体にはねじ穴を形成するための厚みが必要になり、必然的に肉厚になってしまう。
そのため、特許文献1に記載の手掛け具は形状が大きくなり、高齢者や子供は握りづらいといった問題がある。
また、このような形状の大きい手掛け具を手すりに取り付けた場合には、手掛け具と壁との間が狭くなってしまうため、手掛け具を掴んだときに窮屈感を感じ、特に手の大きい利用者が握ったときには、壁に手が当たってしまうといった問題がある。
さらに、特許文献1に記載の手掛け具は、ねじ穴にごみが溜まりやすいといった問題がある。
本発明の目的は、掴みやすく且つ使用感が良好である環状グリップ及び該環状グリップを備えた手すりを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明にあっては次のような解決手法を採択してある。
すなわち、本発明の第1の特徴は、芯材の外周を被覆体で覆われた手すり笠木の外周に装着される環状グリップであって、前記被覆体には、その外周面から厚み方向に落ち込む係止穴が2つ形成されており、前記環状グリップは、円弧状の2つの分割グリップ部で構成されており、前記2つの分割グリップにはそれぞれ、その内周面から径方向内方に向けて突出した突起部が設けられ、前記2つの分割グリップ部にはいずれも、周方向の一端部の外周面に外周面嵌合部が、他端部の内周面に内周面嵌合部がそれぞれ設けられており、前記2つの係止穴に各分割グリップ部の前記突起部がそれぞれ挿入され、かつ、一方の分割グリップ部の一端部の外周面と他方の分割グリップ部の他端部の内周面とが重なり合った状態で、該一方の分割グリップ部の外周面嵌合部と該他方の分割グリップ部の内周面嵌合部とが嵌合し、かつ、一方の分割グリップ部の他端部の内周面と他方の分割グリップ部の一端部の外周面とが重なり合った状態で、該一方の分割グリップ部の内周面嵌合部と該他方の分割グリップ部の外周面嵌合部とが嵌合することにより、前記手すり笠木に固定されることにある。
本発明の第2の特徴は、前記第1の特徴に加え、前記手すり笠木には、前記芯材と前記被覆体の間に空隙部が形成されており、前記係止穴は、前記被覆体を貫通して前記空隙部に連通しており、前記突起部の先端部には爪部が設けられ、前記環状グリップが前記手すり笠木に固定される際、前記係止穴に挿入された前記突起部の前記爪部が前記空隙部に位置すると共に、前記被覆体の内周面における前記係止穴の周囲に係止することにある。
本発明の第3の特徴は、芯材の外周を被覆体で覆われた手すり笠木の外周に装着される環状グリップであって、前記被覆体には、その外周面から厚み方向に落ち込む係止穴が形成されており、前記環状グリップには、その内周面から径方向内方に向けて突出した突起部が設けられ、前記係止穴に前記突起部が挿入されることにより、前記手すり笠木に固定され、前記芯材には長手方向に延びる開口部が形成されており、前記被覆体における前記開口部に対向する位置には、長手方向に延びるスリットが形成されており、前記環状グリップは、前記被覆体の外周を覆う優弧状部を有するグリップ本体と、前記開口部に対応する位置で前記優弧状部の両端部に渡される劣弧状部を有するグリップ蓋部とで構成されており、前記グリップ本体は、前記優弧状部の両端から前記被覆体のスリット端面に沿って屈曲する屈曲部を備え、前記グリップ蓋部は、前記劣弧状部の内面から前記芯材の前記開口部に向けて突出する係止突部が設けられており、前記係止突部の先端部には係止爪が設けられ、前記劣弧部が前記屈曲部に当接すると共に、前記係止爪がスリットを介して前記開口部の内側周縁部に係止することにより、前記手すり笠木に固定されることにある。
本発明の第の特徴は、前記第1、第2又は第3の特徴に加え、幅方向の中央に凸湾曲状の山部が形成されており、該山部の両側に凹湾曲状に窪んだ窪み部が形成されていることにある。これにより、肉薄な環状グリップでも指をかけ易くなる。
本発明の第の特徴は、手すりにおいて、前記第1の特徴から前記第の特徴のいずれか一に記載の環状グリップと、該環状グリップが装着された前記手すり笠木とを備えていることにある。
本発明によれば、環状グリップの突起部を被覆体の係止穴に挿入することにより、環状グリップを手すり笠木に固定することができるため、環状グリップの厚みを肉薄化して全体をコンパクトにすることができる。これにより、手が小さい女性や子供でも環状グリップを掴みやすく、また、手の大きい人でも環状グリップを握ったときに壁との間で窮屈感を感じない。さらに、ねじを用いずに環状グリップを手すり笠木に固定することができるため、環状グリップにねじ穴を設ける必要がなく、ねじ穴にごみが溜まる問題も生じない。
本発明に係る実施形態の第1例であって、手すり笠木に環状グリップが装着された手すりを示す斜視図である。 図1のA-A線断面図である。 第1例の手すり笠木に装着された環状グリップを示す平面図である。 第1例の分割グリップ部を示す正面図である。 第1例の分割グリップ部を示す斜視図である。 本発明に係る実施形態の第2例であって、手すり笠木に環状グリップが装着された手すりを示す斜視図である。 図6のB-B線断面図である。 第2例の環状グリップを示す分解斜視図である。
以下、本発明に係る環状グリップ及び該環状グリップが備えられた手すりを実施するための形態を、図面を参照して詳細に説明する。先ずは、本発明の実施形態の第1例について、図1から図5を参照して説明する。
図1において、符号1は、建築物の壁面であり、この壁面1に手すり2が取付けられている。手すり2は、複数のブラケット3と、該ブラケット3に支持固定される手すり笠木4とを備えており、この手すり笠木4の外周に第1例の環状グリップ5が装着される。
ブラケット4は、壁面1に固定される基礎部6と、その基礎部6から伸びる取付部7とを有しており、取付部7の先端部が手すり笠木4に固定されるようになっている。手すり笠木4の端部には、手すり笠木4の端面を目隠しするエンドキャップ8が装着されている。図2に示すように、手すり笠木4は、芯材9に被覆体10を被覆して形成されている。
芯材9は、金属製の略四角筒状の長尺部材である。図2に示すように、芯材9は、断面が略矩形状に形成されており、左右一対の壁部11のそれぞれの外側面には、長手方向に延びる溝部12が形成されている。芯材9の下側の壁部には、長手方向に延びる開口部13と、開口部13に臨む左右一対の開口端部14とが設けられている。
被覆体10は、熱可塑性樹脂(例えば、ポリ塩化ビニル等)により略円筒形状に形成されており、被覆体10における芯材9の開口部13に対向する位置には、長手方向に延びるスリット16が形成されている。スリット16を成す被覆体10の両側端部には、内側方向に向かって折れ曲がる一対の折曲部17が形成されており、折曲部17が芯材9の係止壁15に係止されるようになっている。
芯材9の溝部12と被覆体10の内周面との間は、空隙部19となっている。
被覆体10には、被覆体10を厚み方向に貫通して空隙部19に連通する係止穴20が形成されている。
環状グリップ5は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ASA樹脂、ABS樹脂、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂により形成されている。図3に示すように、環状グリップ5の外周面には、幅方向の中央に凸湾曲状に隆起した山部21が形成されており、該山部21の両側に凹湾曲状に窪んだ窪み部22が形成されている。これら山部21と窪み部22は、環状グリップ5の周方向全周にわたって形成されている。
本実施形態における環状グリップ5は、円弧状の2つの分割グリップ部23a,23bで構成されており、2つの分割グリップ部23a,23bは同一形状となっている(図2)。
図4,図5に示すように、分割グリップ部23a,23bには、周方向の一方の端部の外周面に外周面嵌合部24が、他方の端部の内周面に内周面嵌合部25が設けられている。
2つの分割グリップ部23a,23bは、一方の分割グリップ23aの外周面嵌合部24aと、他方の分割グリップ部23bの内周面嵌合部25bとが嵌合し、一方の分割グリップ23aの内周面嵌合部25aと、他方の分割グリップ部23bの外周面嵌合部24bとが嵌合するようになっている。
分割グリップ部23の外周面嵌合部24及び内周面嵌合部25には、それぞれ複数の凸部と凹部が形成されている。本実施形態では、外周面嵌合部24には、周方向の先端から基端にかけて、第1凸部26a、第1凹部27a、第2凸部26b、第2凹部27bがこの順で形成されている。また、内周面嵌合部25には、周方向の先端から基端にかけて、第1凸部28a、第1凹部29a、第2凸部28b、第2凹部29bがこの順で形成されている。
分割グリップ23には、その内周面から径方向内方に向けて突出した突起部30が設けられている。突起部30は、間隙を挟んで対称に設けられた一対の突起片31で構成されており、突起片31は、弾性変形可能な脚部32と、この脚部32の先端に設けられる爪部33とを有している。
脚部32の長さは、被覆体10の厚みよりも僅かに長く形成されており、突起部30を係止穴20に挿入したときに、爪部33が係止穴20を貫通して空隙部19に露出すると共に被覆体10の内周面の係止穴20周りに係止可能となっている。
爪部33には、外側面に先端側に向けて先細りとなるテーパー部34が形成されており、テーパー部34の後端と脚部32との間には、段状に縮径した係止段部35が形成されている。突起部30における爪部33,33は、係止穴20に挿入した突起片31,31の爪部33が空隙部19に達したときに、係止段部35が係止穴20の周囲を係止することができる大きさとなっている。
次に、第1例の環状グリップを手すり笠木に装着する方法について説明する。
まず、被覆体10に対し、ドリル等の切削工具を用いて、芯材9の溝部12,12と対応する位置に係止穴20,20を貫通させる。そして、2つの分割グリップ部23a,23bのうち、一方の分割グリップ部23aの突起部30を係止穴20に挿入する。このとき、爪部33は、係止穴20に挿入される際に係止穴20による押圧をテーパー部34で受け、これにより突起片31が間隙を狭めるように弾性変形して係止穴20に挿入される。そして、爪部33が係止穴20を貫通したと同時に、突起片31が弾性復帰して係止段部35が係止穴20の周囲に係止する状態となる。
次に、他方の分割グリップ部23bについて、一方の分割グリップ部23aの外周面嵌合部24aに対し他方の分割グリップ部23bの内周面嵌合部25bが、一方の分割グリップ部23aの内周面嵌合部25aに対し他方の分割グリップ部23bの外周面嵌合部24bが、それぞれ向かい合うようにセットして、他方の分割グリップ部23bの突起部30を係止穴20に挿入する。そして、爪部33が係止穴20を貫通すると、突起片31が弾性復帰して係止段部35が係止穴20の周囲に係止すると共に、一方の分割グリップ部23aと他方の分割グリップ部23bの互いの外周側嵌合部24a,24bと内周側嵌合部25a,25bとが嵌合する(図2)。これにより、一方の分割グリップ部23aと他方の分割グリップ部23bとが一体化し、手すり笠木4に環状グリップ5が装着される。
このような第1例によれば、環状グリップ5の突起部30を被覆体10の係止穴20に挿入し、突起部30の爪部33を被覆体10の内周面の係止穴20周りに係止させることにより、環状グリップ5を手すり笠木4に固定することができるため、環状グリップ5の厚みを肉薄化して全体をコンパクトにすることができる。これにより、手が小さい女性や子供でも環状グリップ5を掴みやすく、また、手の大きい人でも環状グリップ5を握ったときに壁面1との間で窮屈感を感じない。
環状グリップ5は、同一形状の2つの分割グリップ部23a,23bで構成されているため、部品点数を削減することができ製造コストを低減することができる。また、環状グリップ5の手すり笠木4への取り付けにねじを用いないため、部品点数を削減することができ、さらに、環状グリップ5にねじ穴を形成するための厚みを確保する必要がないため、環状グリップ5の厚みを肉薄に形成することができる。
また、2つの分割グリップ部23a,23bは、外周面嵌合部24と内周面嵌合部25にそれぞれ形成された複数の凸部と凹部とを嵌合させることにより、内周面嵌合部25を外周面嵌合部24に堅固に嵌合させることができる。
次に、本発明の実施形態の第2例について、図6から図8を参照して説明する。
以下、第2例について、第1例と異なる部分を中心に説明することとし、第1例と同一の構成については同一の符号を付し、その詳細は第1例の説明を援用する。
図6に示すように、手すり2αは、ブラケット3に支持固定される手すり笠木4の外周に環状グリップ40が装着される。
図7に示すように、被覆体10には、その外周面から厚み方向に落ち込む係止穴41が形成されている。なお、係止穴41は、被覆体40を厚み方向に貫通して空隙部36に連通しているが、後述の突起部49を収納可能であれば、被覆体40を貫通していなくてもよい。
第2例の環状グリップ40は、第1例と同様に、幅方向の中央に凸湾曲状に隆起した山部42と、山部42の両側に凹湾曲状に窪んだ窪み部43が形成されている。これら山部42と窪み部43は、環状グリップ40の周方向のほぼ全周にわたって形成されている。
図8に示すように、環状グリップ5は、一方に開放する開放部44を有する略C字状のグリップ本体45と、グリップ本体45の開放部44を塞ぐグリップ蓋部50とで構成されている。
グリップ本体45は、被覆体10の外周を覆う優弧状部47と、優弧状部47の両端から被覆体10のスリット端面18に沿って屈曲する屈曲部48とを備えている。屈曲部48は、優弧状部47よりも肉薄に形成されており、優弧状部47の周方向端部が段状に縮径した段部46となっている。屈曲部48は、柔軟性のある合成樹脂により形成されており、スリット端面18に沿って屈曲可能になっている。なお、屈曲部48は、硬質な合成樹脂により予めスリット端面18の形状に合わせて成形されていてもよい。
グリップ本体45の優弧状部47には、その内周面から径方向内方に向けて円柱状に突出した突起部49が設けられており、突起部49は、被覆体10の係止穴41に嵌合可能な大きさとなっている。なお、本実施形態の突起部49は円柱状となっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば多角柱状等であってもよい。
グリップ蓋部50には、優弧状部47の両端部に渡されて開放部44を塞ぐ劣弧状部57と、劣弧状部57の内面から芯材9の開口部13に向けて突出する係止突部51とが設けられている。係止突部51は、間隙を挟んで対称に設けられた一対の係止突片52で構成されており、一対の係止突片52の先端部には、それぞれ係止爪53が設けられている。
一対の係止突片52は、スリット16に挿入されて劣弧状部57が優弧状部47の両端部に渡されたときに、係止爪53が芯材9の開口端部14に掛止される長さとなっている。
係止爪53には、外側面に先端側に向けて先細りとなる先細部54が形成されており、先細部54の後端側には、段状に減幅された係止段部55が形成されている。
グリップ蓋部50の劣弧部50の両側端部には、手すり笠木4のスリット16に向けて延びる側板部56が形成されており、一対の側板部56がスリット16に嵌合するようになっている。
グリップ本体45とグリップ蓋部50は、優弧状部47の段部46と劣弧状部57の周方向端縁とが当接し、グリップ本体45の開放部44をグリップ蓋部50の優弧状部47で塞ぐようになっている。
次に、第2例の環状グリップ40を手すり笠木4に装着する方法について説明する。
まず、被覆体10に対し、ドリル等の切削工具を用いて係止穴41を形成する。そして、グリップ本体45の開放部44を拡開させてグリップ本体45を被覆体10に被せ、グリップ本体45の突起部49を被覆体10の係止穴41に挿入する。そして、屈曲部48をスリット端面18に沿ってスリット16内に挿入する。
次に、グリップ蓋部50の係止突部51を手すり笠木4のスリット16内に挿入する。このとき、係止爪53は、スリット16に挿入される際にスリット端面18による押圧を先細部54で受け、これにより一対の係止突片52が互いの係止爪53を接近させるように弾性変形してスリット16に挿入される。そして、係止爪53がスリット16を経て芯材9の開口部13を通過すると、係止突片52が弾性復帰して係止段部55が開口端部14に係止する。これにより、グリップ本体45とグリップ蓋部50とが一体化し、手すり笠木4に環状グリップ40が装着される。なお、グリップ蓋部50は、係止突片52が屈曲部48を折曲部17(スリット端面18)に押圧するように形成されることが好ましい。
このような第2例の環状グリップによれば、グリップ本体45の突起部49を被覆体10の係止穴41に嵌合させると共に、グリップ蓋部50の係止突部51を芯材9の開口端部14に係止させることにより、環状グリップ40を手すり笠木4に固定することができるため、環状グリップ40の厚みを肉薄化して全体をコンパクトにすることができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜の変更が可能である。上記実施形態では、壁付ブラケットにより手すり笠木を壁面に取り付けた手すりを示したが、例えば、階段、廊下、スロープ等に立てられた複数の支柱に手すり笠木を架け渡した手すりにも本発明を適用することができる。
また、上述した実施形態を適宜組み合わせ、或いは、適宜組み替えてもよい。例えば、第1例の突起部を第2例のような円柱状としてもよいし、第2例の突起部を第1例のような先端に爪部を有する一対の突起片としてもよい。
1 壁面
2 手すり
3 ブラケット
4 手すり笠木
5,40 環状グリップ
6 基礎部
7 取付部
8 エンドキャップ
9 芯材
10 被覆体
11 壁部
12 溝部
13 開口部
14 開口端部
15 係止壁
16 スリット
17 折曲部
18 スリット端面
19,36 空隙部
20,41 係止穴
21,42 山部
22,43 窪み部
23,23a,23b 分割グリップ部
24,24a,24b 外周側嵌合部
25,25a,25b 内周側嵌合部
26a,28a 第1凸部
26b,28b 第2凸部
27a,29a 第1凹部
27b,29b 第2凹部
30,49 突起部
31 突起片
32 脚部
33 爪部
34 テーパー部
35 係止段部
44 開放部
45 グリップ本体
46 段部
47 優弧状部
48 屈曲部
50 グリップ蓋部
51 係止突部
52 係止突片
53 係止爪
54 先細部
55 係止段部
56 側板部
57 劣弧状部

Claims (5)

  1. 芯材の外周を被覆体で覆われた手すり笠木の外周に装着される環状グリップであって、
    前記被覆体には、その外周面から厚み方向に落ち込む係止穴が2つ形成されており、
    前記環状グリップは、円弧状の2つの分割グリップ部で構成されており、
    前記2つの分割グリップにはそれぞれ、その内周面から径方向内方に向けて突出した突起部が設けられ、
    前記2つの分割グリップ部にはいずれも、周方向の一端部の外周面に外周面嵌合部が、他端部の内周面に内周面嵌合部がそれぞれ設けられており、
    前記2つの係止穴に各分割グリップ部の前記突起部がそれぞれ挿入され、かつ、一方の分割グリップ部の一端部の外周面と他方の分割グリップ部の他端部の内周面とが重なり合った状態で、該一方の分割グリップ部の外周面嵌合部と該他方の分割グリップ部の内周面嵌合部とが嵌合し、かつ、一方の分割グリップ部の他端部の内周面と他方の分割グリップ部の一端部の外周面とが重なり合った状態で、該一方の分割グリップ部の内周面嵌合部と該他方の分割グリップ部の外周面嵌合部とが嵌合することにより、前記手すり笠木に固定されることを特徴とする環状グリップ。
  2. 前記手すり笠木には、前記芯材と前記被覆体の間に空隙部が形成されており、
    前記係止穴は、前記被覆体を貫通して前記空隙部に連通しており、
    前記突起部の先端部には爪部が設けられ、
    前記環状グリップが前記手すり笠木に固定される際、前記係止穴に挿入された前記突起部の前記爪部が前記空隙部に位置すると共に、前記被覆体の内周面における前記係止穴の周囲に係止することを特徴とする請求項1に記載の環状グリップ。
  3. 芯材の外周を被覆体で覆われた手すり笠木の外周に装着される環状グリップであって、
    前記被覆体には、その外周面から厚み方向に落ち込む係止穴が形成されており、
    前記環状グリップには、その内周面から径方向内方に向けて突出した突起部が設けられ、
    前記係止穴に前記突起部が挿入されることにより、前記手すり笠木に固定され、
    前記芯材には長手方向に延びる開口部が形成されており、
    前記被覆体における前記開口部に対向する位置には、長手方向に延びるスリットが形成されており、
    前記環状グリップは、前記被覆体の外周を覆う優弧状部を有するグリップ本体と、前記開口部に対応する位置で前記優弧状部の両端部に渡される劣弧状部を有するグリップ蓋部とで構成されており、
    前記グリップ本体は、前記優弧状部の両端から前記被覆体のスリット端面に沿って屈曲する屈曲部を備え、
    前記グリップ蓋部は、前記劣弧状部の内面から前記芯材の前記開口部に向けて突出する係止突部が設けられており、
    前記係止突部の先端部には係止爪が設けられ、
    前記劣弧状部が前記屈曲部に当接すると共に、前記係止爪がスリットを介して前記開口部の内側周縁部に係止することにより、前記手すり笠木に固定されることを特徴とする環状グリップ。
  4. 前記環状グリップの外周面には、幅方向の中央に凸湾曲状の山部が形成されており、該山部の両側に凹湾曲状に窪んだ窪み部が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の環状グリップ。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の環状グリップと、該環状グリップが装着された前記手すり笠木とを備えていることを特徴とする手すり
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