JP6997191B2 - フレッシュコンクリートを取り扱うための方法およびシステム - Google Patents

フレッシュコンクリートを取り扱うための方法およびシステム Download PDF

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Description

本改善は一般にフレッシュコンクリートの取扱いに関し、より詳細にはフレッシュコンクリートのワーカビリティを決定する方法に関する。
図1を参照すると、フレッシュコンクリート10は、所与の割合の少なくともセメントベース材料および水を含む原料の混合物で形成される。原料は、典型的には、流し込む前にフレッシュコンクリート10を混合することができるミキサートラック14のドラム12の内部に輸送される。
フレッシュコンクリートを取り扱っている間、満足すべきワーカビリティを達成しおよび/または維持することが重要である。ワーカビリティ試験を実施することによってワーカビリティの指標を得ることは、当分野では当然のことである。ワーカビリティは、次に、フレッシュコンクリートに水、骨材および/または混合剤を加えることによって調整することができる。
スランプ試験JIS1 100、スプレッド試験DIN EN 12350、スランプフロー試験ASTMC143およびBS EN12350などのこれらのワーカビリティ試験のいくつかは規格化されている。一般に、これらの標準ワーカビリティ試験では、フレッシュコンクリートの試料を引き出し、引き出した試料を所与の方法で操作し、また、その操作に対するフレッシュコンクリートの反応の様子に基づいてワーカビリティ値を導き出すための人が必要である。
近年では、標準ワーカビリティ試験に関連するいくつかの欠点を回避するためのレオロジープローブが開発されている。例えばこれらの試験は、操作の誤りが測定されたワーカビリティにおける実質的な偏りの原因になり得ることに加えて時間および資源を消費することが分かっている。例えば国際公開第2011/042880号パンフレットは、コンクリートミキサーのドラム中におけるフレッシュコンクリートのワーカビリティの決定に使用するためのレオロジープローブの例を開示している。既存のレオロジープローブは特定の範囲までは満足すべきものであるが、依然として改善の余地が残されている。他の例は、例えば、スランプフローを監視するための方法およびシステムを開示している国際公開第2010/110814号、自動スランプ監視および制御システムを開示している国際公開第2015/057380号、または骨材コンクリート混合物のレオロジー特性を測定するための方法およびシステムを開示している米国特許出願公開第2015/035516号明細書に見出すことができる。
図1に示されているように、レオロジープローブ18は、国際公開第2011/042880号に記載されているように、ドラム12が回転する際にワーカビリティ、粘性、等々のレオロジー特性を測定するために、ミキサートラック14のドラム12の内部に取り付けられている。より詳細には、ワーカビリティの場合、フレッシュコンクリート10のワーカビリティは、フレッシュコンクリート10によってレオロジープローブ18に加えられる圧力を示す圧力値を測定し、次に、測定された圧力値を、複数の異なる基準圧力値Pr1と関連する基準ワーカビリティ値Wr1との組合せを含む所定の校正表と比較することによって決定することができる。
校正表20は、校正プロセスを介して予め決定することができる。校正プロセスの例は理解を容易にするために説明されている。この例では、フレッシュコンクリートの標準混合物が最初に準備され、よって比較的硬い。例えば校正プロセスの開始時は、フレッシュコンクリートは30mmから50mm(1.25インチから2インチ)のスランプ値、または300mm(11.75インチ)のスプレッド値を有している。校正混合物は、水を加えることによって増分的に修正され、また、校正混合物が完全な崩壊点に到達するまで、個々の増分における中間測定によってデータ点が収集される。例えば水は、10L/m3(2gal/yd3)の増分で加えることができる。水の個々の増分追加の後、ドラムが少なくとも3分間にわたって混合速度で回転される。混合が完了すると、基準圧力値を得るために、少なくとも3回転するまで毎分2回転などの校正速度でドラムが回され、その間にレオロジープローブによって基準圧力値Pr1が測定される。それと同時に、2つの独立した標準ワーカビリティ試験が実施され、基準ワーカビリティ値Wr1が獲得される。校正表20は、個々の基準ワーカビリティ値Wr1を対応する基準圧力値Pr1と関連付けることによって増分的に作成されている。一般に、校正速度は、圧力に対する降伏応力の効果の方が粘性の効果より優勢である速度などの遅い速度になるように選択される。
校正表20が準備されると、システムは、次にその校正表20を使用してレディーミクストコンクリートのワーカビリティを決定することができる。より詳細には、プローブによって所与の「試験速度」で圧力が測定され、また、圧力測値は、校正表20の中の対応するワーカビリティ値を見出すためにキーとして使用することができる。試験速度は、そのようにして獲得されるワーカビリティ値の精度に影響を及ぼし得る。例えば、校正速度が低速(例えば0.25m/sと0.75m/sの間)である状況では、圧力に対する粘性の効果は典型的には速度に比例して大きくなるが、プローブが速い試験速度(例えば1.5m/sと2m/sの間)で移動されると、圧力に対する粘性の効果は、速い試験速度によってもたらされる圧力読値を著しく偏らせ、校正表における不適切な組み合わせをもたらし得る。試験速度が遅い場合、圧力に対する粘性の効果は小さく、圧力に対する降伏応力の効果が優勢になり得る。このような場合、試験速度が校正速度に完全に等しくない場合であっても、圧力に対する試験速度と校正速度の間の差の影響は無視し得る。したがって、校正速度および試験速度の両方に対して遅い速度を選択することが実際的であり得る。別法としては、より速い校正速度も同じく満足すべき結果をもたらし得る。例えばより速い校正速度が使用される場合、試験速度が校正速度に等しいことを保証するために試験速度が監視され、その試験速度で獲得された圧力読値は、校正表における満足すべき組み合わせをもたらし得る。
コンクリート10中のプローブ18の接線方向の速度は、ドラム12の寸法(例えば円周)およびドラム12のRPM数に基づいて計算することができる。
図2は、校正表20の例を示したものであり、一方、図3は、校正表20の基準圧力値Pr1および基準ワーカビリティ値Wr1に基づく校正曲線22を示したものである。
とりわけ混合物が高強度コンクリートのためのものである場合、あるいは混合物がスラップなどのセメント置換材を含んでいる場合、フレッシュコンクリートの異なる混合物のための固有校正表を使用することにより、結果として得られるワーカビリティ測定値に偏りを導入することができることが分かっている。この偏りは、とりわけ試験中の混合物が、校正表20が最初に決定された混合物の基準粘性値Vr1とは著しく異なる粘性を有している場合に特に重要であり得る。この問題は、個々の校正表がそれぞれの基準粘性値Vrと関連付けられる2つ以上の校正表を使用することによって軽減することができることが分かった。
例えば図4は、図2の第1の校正表20と関連付けられた標準混合物の基準粘性値、すなわち基準粘性値Vr1とは異なる基準粘性値V2を有するフレッシュコンクリートのための基準圧力値Pr2および関連する基準ワーカビリティ値Wr2の組合せを含む第2の校正表26を示したものである。図3から分かるように、第2の校正表26に基づく第2の校正曲線28は、第1の校正表26に基づく第1の校正曲線22の隣に示されている。所与の基準圧力値、例えばPr1に対して、その所与の基準圧力値Pr1と関連付けられた基準ワーカビリティ値Wr1およびWr2は互いに異なっており、この基準ワーカビリティ値Wr1およびWr2に基づいて校正曲線22および28のうちの1つが使用されることを理解することができる。したがって、正しい校正曲線または表を選択することにより、とりわけフレッシュコンクリートの測定された圧力値が小さくなる場合にワーカビリティ測定値の誤差を小さくすることができる。
一態様によれば、フレッシュコンクリートの粘性値およびフレッシュコンクリートの中を移動するレオロジープローブに加えられる圧力の圧力値を受け取るステップと、プロセッサを使用して、少なくとも2つの基準粘性値のうちの対応する1つに対する複数の異なる基準圧力値と関連する基準ワーカビリティ値との組合せを含む少なくとも2つの校正データセットにアクセスし、受け取った粘性値を少なくとも2つの基準粘性値と比較することによって粘性差値を決定し、また、少なくとも2つの校正データセット内の受け取った圧力値に対応する基準圧力値に関連付けられた基準ワーカビリティ値に基づいて、また、粘性差値に基づいて、フレッシュコンクリートのワーカビリティのワーカビリティ値を決定するステップと、決定されたワーカビリティ値に基づいてフレッシュコンクリートを取り扱うステップとを含む、フレッシュコンクリートを取り扱う方法が提供される。
以下で説明されるように、フレッシュコンクリートの取扱いは、実施形態に応じて、フレッシュコンクリートに原料を加えるステップ、フレッシュコンクリートをさらに混合するステップおよび/またはフレッシュコンクリートを流し込むステップを含むことができる。
別の態様によれば、コンクリートミキサーに取り付けられた少なくとも1つのレオロジープローブであって、コンクリートミキサーの内部のフレッシュコンクリートの中を移動する少なくとも1つのレオロジープローブに加えられる圧力の圧力値を測定するように構成されるレオロジープローブと、レオロジープローブと通信結合された計算デバイスであって、フレッシュコンクリートの粘性値を受け取るステップと、計算デバイスによるアクセスが可能なメモリ上に記憶された少なくとも2つの校正データセットにアクセスするステップであって、校正データセットのそれぞれが、少なくとも2つの基準粘性値にそれぞれ対応し、複数の異なる基準圧力値と関連する基準ワーカビリティ値との組合せを含む、ステップと、受け取った粘性値を少なくとも2つの基準粘性値と比較することによって粘性差値を決定するステップと、少なくとも2つの校正データセット内の測定された圧力値に対応する基準圧力値に関連付けられた基準ワーカビリティ値と、粘性差値とに基づいて、フレッシュコンクリートのワーカビリティのワーカビリティ値を決定するステップとを実施するために構成される計算デバイスと、計算デバイスと通信結合されたユーザインタフェースであって、フレッシュコンクリートのワーカビリティ値を示す信号を出力するように構成されるユーザインタフェースとを備えるシステムが提供される。
別の態様によれば、フレッシュコンクリートの中を移動するレオロジープローブに加えられる圧力の圧力値を受け取るステップと、フレッシュコンクリートの粘性を示す識別データを受け取るステップと、プロセッサを使用して、複数の異なる基準粘性のうちのそれぞれの基準粘性を有するフレッシュコンクリートに対する複数の異なる基準圧力値と関連する基準ワーカビリティ値との組合せを含む複数の校正データセットにアクセスし、識別データに基づいて複数の校正データセットのうちの1つを選択し、また、受け取った圧力値に基づいて、また、複数の校正データセットのうちの選択された1つに基づいて、フレッシュコンクリートのワーカビリティを示すワーカビリティ値を決定するステップと、決定されたワーカビリティ値に基づいてフレッシュコンクリートを取り扱うステップとを含む、フレッシュコンクリートを取り扱う方法が提供される。
別の態様によれば、コンクリートミキサーに取り付けられた少なくとも1つのレオロジープローブであって、コンクリートミキサーの内部のフレッシュコンクリートの中を移動する少なくとも1つのレオロジープローブに加えられる圧力の圧力値を測定するように構成されるレオロジープローブと、レオロジープローブと通信結合された計算デバイスであって、フレッシュコンクリートの粘性を示す識別データを受け取るステップと、複数の異なる基準粘性のそれぞれの基準粘性を有するフレッシュコンクリートに対する異なる基準圧力値と関連する基準ワーカビリティ値との組合せを含む複数の校正データセットにアクセスするステップと、識別データに基づいて少なくとも2つの校正データセットのうちの1つを選択するステップと、測定された圧力値に基づいて、また、複数の校正データセットのうちの選択された1つに基づいて、フレッシュコンクリートのワーカビリティを示すワーカビリティ値を決定するステップとを実施するために構成される計算デバイスと、計算デバイスと通信結合されたユーザインタフェースであって、フレッシュコンクリートのワーカビリティ値を示す信号を出力するように構成されるユーザインタフェースとを備えるシステムが提供される。
コンピュータ化されたシステムでは、例えば、校正表の実験点から補間された方程式の形態で校正表を使用することができ、あるいはこの形態で校正曲線を提供して校正表の代わりに使用することができることに留意されたい。しかしながら校正データセットを使用して(例えば校正データセットを)メモリ上に容易に記憶することができ、また、プロセッサによってプログラム命令を単純に実施することができることが分かっている。
本改善に関する多くの他の特徴およびそれらの組合せは、簡単な開示についての以下の説明から当業者には明らかであろう。
実施形態による、ミキサートラックのドラムの内部のフレッシュコンクリートのワーカビリティ値を決定するためのシステムの例の略図である。 実施形態による、フレッシュコンクリートの標準混合物のための標準校正データセットを示す表である。 実施形態による、2つの基準粘性値のうちのそれぞれの基準粘性値を有するフレッシュコンクリートと関連付けられた第1の校正曲線および第2の校正曲線を示すグラフである。 実施形態による、図2の標準校正データセットと関連付けられたフレッシュコンクリートの標準混合物とは異なるフレッシュコンクリートの混合物のための第2の校正データセットを示すグラフである。 実施形態による、フレッシュコンクリートを取り扱う第1の方法のフローチャートである。 実施形態による、図5の第1の方法を実施する計算デバイスの例のブロック図である。 実施形態による、フレッシュコンクリートを取り扱う第2の方法のフローチャートである。 実施形態による、図6の第2の方法を実施する計算デバイスの例のブロック図である。 計算デバイスの例のブロック図である。 実施形態による、フレッシュコンクリートのワーカビリティ値を決定するための例示的システムを示す図である。 実施形態による、フレッシュコンクリートのワーカビリティ値を決定する例示的方法のフローチャートである。
図1は、フレッシュコンクリートを取り扱うために使用されるコンクリートミキサーの例を示したものである。示されているように、コンクリートミキサーは、排出シュート38を介してフレッシュコンクリート10を含有し、混合し、また、流し込むように構成された回転可能ドラム12を有するミキサートラック14として具体化されている。使用中は、一般に、流し込む前にフレッシュコンクリート10のワーカビリティの指標を得ることが望ましい。したがって、原料成分をフレッシュコンクリート10に加えてそのワーカビリティを目標ワーカビリティ値に向かって修正することができる。フレッシュコンクリート10のワーカビリティが目標ワーカビリティ値に対応することが決定されると、所望の構造に固めるための所望の位置でフレッシュコンクリート10を流し込むことができる。
システム100は、フレッシュコンクリート10がミキサートラック14によって取り扱われている間(例えば混合または流し込まれている間)、フレッシュコンクリート10のワーカビリティ値を決定するために提供される。図に示されている例では、システム100は、ドラム12の内部に取り付けられたレオロジープローブ18を含む。レオロジープローブ18は、校正プロセスで使用される校正速度に対応する回転速度でドラム12が回転すると、フレッシュコンクリート10の中を移動するレオロジープローブ18のボディーに加えられる圧力の圧力値を測定するように構成される。校正プロセスにおけるドラムの校正速度は遅い速度になるように選択されるため、圧力値を測定している間のドラム12の回転速度は、それに応じて遅い速度に設定される。いくつかの実施形態では、圧力値は、レオロジープローブ18を遅い速度範囲(例えば0.25m/sと0.75m/sの間)の速度で移動させる回転速度でドラム12が回転すると測定される。このようなレオロジープローブの例は、国際公開第2011/042880号に記載されている。この例では、レオロジープローブ18はフレッシュコンクリート10の粘性値を同じく測定することができる。
この実施形態では、システム100は、レオロジープローブ18と通信結合された計算デバイス32を含み、すなわち計算デバイス32は、測定された圧力値および粘性値をレオロジープローブ18から受け取ることができる。したがって、レオロジープローブ18は、測定された圧力値および/または粘性値を計算デバイス32に送信するための送信機を含む。
システム100は、典型的にはミキサートラック14に取り付けられ、また、計算デバイス32と通信結合されるユーザインタフェース34を含む。計算デバイス32とユーザインタフェース34の間の接続は、有線であっても、あるいは無線であってもよい。いくつかの実施形態では、この接続は直接接続であるが、例えばインターネットなどのネットワークを介した伝送を同じく含むことができる。
図に示されている実施形態では、計算デバイス32は、ミキサートラック14に取り付けられたオンボードコンピュータの形態で提供され、ユーザインタフェース34はオンボードコンピューと一体になされている。この例では、レオロジープローブ18は、トランシーバ36を介して計算デバイス32と通信している。トランシーバ36はミキサートラック14に取り付けられており、測定された圧力値および/または粘性値をレオロジープローブ18から受け取るための受信機として、また、測定された圧力値および/または粘性値を計算デバイス32に送信するための送信機として作用することができる。ユーザインタフェース34は、ディスプレイ、キーボード、接触感応ディスプレイ、LEDライトおよび/またはそれらの任意の組合せを含むことができる。任意の他の適切なタイプのユーザインタフェースを使用することも同じく可能である。
図2は、第1の校正表20の形態で示された第1の校正データセットの例を示したものである。示されているように、第1の校正表20は、フレッシュコンクリートの標準混合物を使用した校正プロセスを通じて得ることができるため、本質的に標準校正表20と呼ぶことができる。フレッシュコンクリートの標準混合物は、通常、標準の基準粘性値Vr1によって特性化されるため、標準校正表20は、基準粘性値Vr1と関連付けることができる。この例では、基準粘性値Vr1は、相対粘性値2として設定することができる。この例では、標準校正表20は、一連の基準圧力値Pr1を有する縦列、および基準圧力値Pr1のうちの対応する基準圧力値と関連付けられた一連の基準ワーカビリティ値Wr1を有するもう1つの縦列を含む。参照を容易にするために、第1の校正データセットはしたがって(Pr1,Wr1)Vr1として認定し得る。
図4は、第2の校正表26の形態で示された第2の校正データセットの例を示したものである。この例では、第2の校正表26は、フレッシュコンクリートの標準混合物とは異なるフレッシュコンクリートの第2の混合物に対する校正プロセスを通じて獲得されている。したがって、フレッシュコンクリートの第2の混合物は、基準粘性値Vr1とは異なる基準粘性値Vr2によって特性化されている。この例では、基準粘性値Vr2は、相対粘性値4として、すなわちフレッシュコンクリートの標準混合物よりも高い粘性として設定することができるこの例では、第2の校正表26は、一連の基準圧力値Pr2を有する縦列、および基準圧力値Pr2のうちの対応する基準圧力値と関連付けられた一連の基準ワーカビリティ値Wr2を有するもう1つの縦列を含む。参照を容易にするために、第2の校正データセットはしたがって(Pr2,Wr2)Vr2として認定し得る。
恣意的に、この例では基準圧力値Pr1およびPr2はキロパスカルの単位で表されており、一方、基準ワーカビリティ値Wr1およびWr2はセンチメートルの単位で表されている。しかしながらこれらの値は任意の等価単位で表すことができることに留意されたい。例えば基準ワーカビリティ値Wr1およびWr2は、実施形態に応じてスランプ値、スプレッド値および/またはスランプフロー値の形で表すことができる。標準校正表20および第2の校正表26の値は、それぞれ第1の校正曲線22および第2の校正曲線28として図3のグラフにプロットされている。
図5は、フレッシュコンクリートを取り扱う方法500の例のフローチャートを示したものである。方法500の説明は、理解を容易にするために図1に示されている実施形態を参照してなされる。例えば方法500は、フレッシュコンクリートのワーカビリティ値Wを決定し、また、決定されたワーカビリティ値Wに基づいてフレッシュコンクリートを取り扱うためにシステム100によって実施することができる。
ステップ502で、計算デバイス32はフレッシュコンクリートの粘性の粘性値Vを受け取る。いくつかの実施形態では、粘性値Vは、計算デバイス32がレオロジープローブ18から粘性値Vを受け取るよう、レオロジープローブ18によって測定される。いくつかの他の実施形態では、粘性値Vは、計算デバイス32がユーザインタフェース34から粘性値を受け取るよう、ユーザインタフェース34に入力される。例えばこの例では、粘性値Vは相対粘性値4として入力され得る。
ステップ504で、計算デバイス32はフレッシュコンクリート10の圧力の圧力値Pを受け取る。いくつかの実施形態では、圧力値Pは、計算デバイス32がレオロジープローブ18から圧力値Pを受け取るやり方でレオロジープローブ18によって測定される。いくつかの実施形態では、粘性値Vは、圧力値Pが第1のレオロジープローブとは異なる第2のレオロジープローブによって測定されている間、第1のレオロジープローブによって測定される。
ステップ506で、計算デバイス32は、校正データセット(Pr1,Wr1)Vr!および(Pr2,Wr2)Vr2にアクセスする。上で言及したように、校正データセット(Pr1,Wr1)Vr1および(Pr2,Wr2)Vr2は、異なる基準圧力値Pr1およびPr2と、2つの基準粘性Vr1およびVr2のうちの対応する1つに対応した関連する基準ワーカビリティ値Wr1およびWr2の組合せを含む。校正データセット(Pr1,Wr1)Vr1および(Pr2,Wr2)Vr2は、異なる校正プロセスを介して既に獲得されているため、これらのデータは、計算デバイス32によるアクセスが可能なメモリ上に記憶することができる。例えば、この実施形態では、校正データセット(Pr1,Wr1)Vr1および(Pr2,Wr2)Vr2は、計算デバイス32のメモリ上に記憶されており、ステップ506は、計算デバイス32のプロセッサによる、計算デバイス32のメモリ上の校正データセット(Pr1,Wr1)Vr1および(Pr2,Wr2)Vr2へのアクセスを含む。
計算デバイス32のメモリは、ただ2つの校正データセット(Pr1,Wr1)Vr1および(Pr2,Wr2)Vr2だけでなく、もっと多くの校正データセットを記憶することができることに留意されたい。実際、計算デバイス32がアクセスすることができる、nが1、2、3、4、等々に等しい複数の校正データセット(Prn,Wrn)Vrnが存在し得る。いくつかの実施形態では、計算デバイス32は、測定された粘性値Vを計算デバイス32のメモリ上に記憶されている校正データセットの各々と関連付けられた基準粘性値Vrnと比較することによって2つの校正データセット(Pr1,Wr1)Vr1および(Pr2,Wr2)Vr2を選択する。例えば、計算デバイス32は、測定された粘性値Vが基準粘性値Vr1と基準粘性値Vr2の間に包含されるように、すなわちVr1<V<Vr2になるように2つの校正データセット(Pr1,Wr1)Vr1および(Pr2,Wr2)Vr2を選択する。測定された粘性値Vが基準粘性値Vr1と基準粘性値Vr2の間に包含され得ない場合、測定された粘性値Vに可能な限り近くなるように2つの校正データセット(Pr1,Wr1)Vr1および(Pr2,Wr2)Vr2が選択される。実際、2つの校正データセット(Pr1,Wr1)Vr1および(Pr2,Wr2)Vr2は、基準粘性値Vr1およびVr2が差|V-Vr1|および|Vr2-V|を最小化するように選択されることが好ましく、|( )|は( )の値の絶対値を表し、満足すべき精度で補間/補外を提供することができる。いくつかの他の実施形態では、計算デバイス32は、図6および図6Aを参照して以下で説明されるように、ユーザインタフェース34に入力される入力に基づいて2つの校正データセット(Pr1,Wr1)Vr1および(Pr2,Wr2)Vr2を選択する。例えば、ユーザ入力が相対粘性値3に対応すると、相対粘性2を有する校正データセット(Pr1,Wr1)Vr1と相対粘性4を有する校正データセット(Pr2,Wr2)Vr2が選択される。
図5に戻ると、ステップ508で、計算デバイス32は、測定された粘性値Vを2つの基準粘性値Vr1およびVr2と比較することによって粘性差値Rvを決定する。例えば、いくつかの実施形態では、粘性差値Rvは、測定された粘性値Vと少なくとも2つの基準粘性値Vr1およびVr2のうちの1つとの間の差を2つの基準粘性値Vr1およびVr2と比較することによって決定される。例えば、粘性差値Rvは、以下の数学的関係、Rv=(V-Vr1)/(Vr2-Vr1)と等価の数学的関係によって与えることができる。
ステップ510で、計算デバイス32は、校正データセット(Pr1,Wr1)Vr1および(Pr2,Wr2)Vr2内の測定された圧力値Pに対応する基準圧力値Pr1およびPr2と関連付けられた基準ワーカビリティ値Wr1およびWr2に基づいて、フレッシュコンクリートのワーカビリティのワーカビリティ値Wを決定する。
ここで図5Aを参照すると、計算デバイス32は、互いに通信結合された1つ以上のプロセッサ(「プロセッサ40」)および1つ以上のメモリ(「メモリ42」)を含む。より詳細には、示されているようにプロセッサ40は、校正データセット(Pr1,Wr1)Vr1にアクセスし、受け取った圧力値Pに対応する基準圧力値Pr1を検索し、次に、検索された基準圧力値Pr1と関連付けられた基準ワーカビリティ値Wr1を出力する。同様に、プロセッサ40は、校正データセット(Pr2,Wr2)Vr2にアクセスし、受け取った圧力値Pに対応する基準圧力値Pr2を検索し、次に、検索された基準圧力値Pr2と関連付けられた基準ワーカビリティ値Wr2を出力する。基準ワーカビリティ値Wr1およびWr2が検索されると、計算デバイス32は、検索されたワーカビリティ値Wr1およびWr2に基づいて、また、粘性差値Rvに基づいてワーカビリティ値Wを決定する。例えばいくつかの実施形態では、ワーカビリティ値は、数学的関係W=Wr1+Rv・(Wr2Wr1)と等価の数学的関係によって与えられる。
それぞれ図2および図4に示されている第1の校正表20および第2の校正表26のデータを参照して説明されている例では、第1の校正表20の基準粘性値Vr1は任意の単位の2であり、また、第2の校正表26の基準粘性値Vr2は任意の単位の4である。例えば、この例では、粘性値Vは3として測定され、また、圧力値Pは7kPaとして測定されている。この場合、計算デバイス32は、粘性差値はRv=(V-Vr1)/(Vr2-Vr1)=(3-2)/(4-2)によって与えられ、0.50の粘性差値Rvをもたらすことを決定する。計算デバイス32は、第1の校正表20に基づいて、また、圧力値Pに対する第2の校正表26に基づく7kPaの圧力値Pおよび15cmのワーカビリティ値Wr2に基づいて18cmのワーカビリティ値Wr1を検索する。したがって、計算デバイス32は、ワーカビリティ値WはWr1+Rv・(Wr2-Wr1)=18+0.5・(15-18)=16.5cmによって与えられることを決定することができる。
方法500のステップ508および510は、受け取った圧力値Pおよび粘性値Vに基づいて、また、校正データセット(Pr1,Wr1)Vr1および(Pr2,Wr2)Vr2に基づいて、線形補間または線形補外と見なすことができることは理解されよう。したがって、いくつかの実施形態では、ワーカビリティ値Wは、測定された圧力値Pに対応する基準圧力値に関連付けられた2つの基準ワーカビリティ値の間を、粘性差値Rvに基づき補間することによって決定される。同様に、測定された圧力値Pが基準圧力値を含む範囲の範囲外である実施形態では、ワーカビリティ値Wは、測定された圧力値Pに対応する基準圧力値と関連付けられた2つの基準ワーカビリティ値から、粘性差値Rvに基づき補外することによって決定される。
図5に戻ると、ステップ512で、決定されたワーカビリティ値Wに基づいてフレッシュコンクリートが取り扱われる。例えば、他の原料成分をフレッシュコンクリートに加えるか、またはフレッシュコンクリートをさらに混合するか、あるいは流し込むことができる。
いくつかの事例では、測定された圧力値Pは、基準圧力値Pr1およびPr2のいずれとも異なっていてもよい。したがって、補間および/または補外に基づく追加予測ステップを実施することができる。より詳細には、いくつかの実施形態では、計算デバイスは、測定された圧力値Pを基準圧力値Pr1およびPM”またはPr2およびPr2’の2つと比較することによって圧力差値Rpを決定する。より詳細には、圧力差値Rpは、Rp=(P-Pr1)/(Pr2-Pr1)によって与えることができる。計算デバイス32は、次に、第1の校正データセット(Pr1、Wr1)Vr1を使用して、基準圧力値Pr1およびPM”の2つと関連付けられた基準ワーカビリティ値Wr1およびWr1’に基づいて、また、圧力差値Rpに基づいて第1の中間基準ワーカビリティ値Wr1iを決定する。同様に、計算デバイス32は、第2の校正データセット(Pr2,Wr2)Vr2を使用して、基準圧力値Pr2およびPr2’の2つと関連付けられた基準ワーカビリティ値Wr2およびWr2’に基づいて、また、圧力差値Rpに基づいて第2の中間基準ワーカビリティ値Wr2iを決定する。次に、第1および第2の中間基準ワーカビリティ値Wr1iおよびWr2iに基づいて、また、粘性差値Vrに基づいてワーカビリティ値Wを決定することができる。
それぞれ図2および図4に示されている第1の校正表20および第2の校正表26のデータを参照して説明されている例では、測定された圧力値Pは、基準圧力値Pr1およびPr2のいずれとも異なっている。この例では、第1の校正表20の基準粘性値Vr1は2であり(単位は任意)、また、第2の校正表26の基準粘性値Vr2は4である。例えばこの例では、粘性値Vは3として測定され、また、圧力値Pは13kPaとして測定されている。この場合、粘性差値はRv=(V-Vr1)/(Vr2-Vr1)=(3-2)/(4-2)=0.50として決定され、圧力差値はRp=(P-Pr1)/(Pr1’-Pr1)=(P-Pr2)/(Pr2’-Pr2)=(13-11)/(15-11)=0.50によって与えられ、第1の中間ワーカビリティ値Wr1iは、第1の校正表20に基づいてWr1i=Wr1+Rp(Wr1’-Wr1)=13+0.5・(9-13)=11cmとして決定され、また、第2の中間ワーカビリティ値Wr2iは、第2の校正表26に基づいてWr2i=Wr2+Rp(Wr2’-Wr2)=11+0.5(11-14)=9.5cmによって与えられる。したがって、この場合、ワーカビリティ値WはW=Wr1i+Rv(Wr2i-Wr1i)=11+0.5・(9.5-11)=10.25cmとして決定することができる。
図6は、フレッシュコンクリートを取り扱う方法600の例のフローチャートを示したものである。方法600の説明は、図1に示されている実施形態を参照してなされる。したがって、方法600は、フレッシュコンクリートのワーカビリティ値Wを決定し、また、決定されたワーカビリティ値Wに基づいてフレッシュコンクリートを取り扱うためにシステム100によって実施することができることに留意されたい。
方法500のステップ504と同様、方法600のステップ602で、計算デバイス32はフレッシュコンクリート10の圧力の圧力値Pを受け取る。いくつかの実施形態では、圧力値Pは、計算デバイス32がレオロジープローブ18から圧力値Pを受け取るやり方でレオロジープローブ18によって測定される。
ステップ604で、計算デバイス32は、フレッシュコンクリートの粘性を示す識別データIDを受け取る。識別データIDは、フレッシュコンクリートの特定の混合物、所与のフレッシュコンクリートのフレッシュコンクリート相対粘性の混合物のファミリー、校正データセット、または等価的に所与の相対粘性を示すことができる。例えば、識別データIDは、フレッシュコンクリートが標準粘性値(例えば相対粘性値2)より高い(例えば相対粘性値4)、または低い(例えば相対粘性値1)相対粘性を有していることを示す。いくつかの実施形態では、識別データIDは、ユーザ入力の形態でユーザインタフェース34で受け取られること、また、いくつかの他の実施形態では、識別データIDは、測定された粘性値Vの形態でレオロジープローブ18から受け取られることが想定されている。
ステップ606で、計算デバイス32は複数の校正データセット(Prn,Wrn)Vrnにアクセスする。校正データセット(Prn,Wrn)Vrnは、複数の基準粘性値Vrnのうちの対応する1つに対応した異なる基準圧力値Prnおよび関連する基準ワーカビリティ値Wrnの組合せを含む。
ステップ608で、計算デバイス32は、識別データIDに基づいて複数の校正データセット(Prn,Wrn)Vrnのうちの1つを選択する。例えば計算デバイス32は校正データセット(Pr1,Wr1)Vr1を選択する。
ステップ610で、計算デバイス32は、受け取った圧力値Pに基づいて、また、校正データセット(Prn,Wrn)Vrnのうちの選択された1つに基づいて、フレッシュコンクリートのワーカビリティを示すワーカビリティ値Wを決定する。
ここで図6Aを参照すると、計算デバイス32のプロセッサ40は、識別データIDに基づいて、メモリ42上に記憶されている校正データセット(Pr1,Wr1)Vr1を選択する。より詳細には、この例では識別データIDは、フレッシュコンクリートが何らかの基準粘性値Vrnより大きい基準粘性値Vr1と関連付けられた粘性を有していることを示しており、したがって、校正データセット(Pr1,Wr1)Vr1がプロセッサ40によって選択される。識別データIDは、ユーザインタフェースから受け取った相対粘性の形態、測定された粘性値の形態、またはフレッシュコンクリートの混合物、あるいは基準粘性値Vr1と関連付けられることが分かっているフレッシュコンクリートの混合物のファミリーの形態、あるいは校正データセットの形態で提供することができる。適切な校正データセット(Pr1,Wr1)Vr1が選択されると、プロセッサ40は、受け取った圧力値Pに対応する基準圧力値Pr1を検索し、次に、検索された基準圧力値Pr1と関連付けられる基準ワーカビリティ値Wr1を出力する。計算デバイスは、次に、検索されたワーカビリティ値Wr1をワーカビリティ値Wとして設定することによってワーカビリティ値Wを決定する。
図6に戻ると、ステップ612で、決定されたワーカビリティ値Wに基づいてフレッシュコンクリートが取り扱われる。例えば他の原料成分をフレッシュコンクリートに加えるか、またはフレッシュコンクリートをさらに混合するか、あるいは流し込むことができる。
図7は、方法500、600および/または900(図9参照)の例示的実施態様をソフトウェア構成要素およびハードウェア構成要素の組合せとして概略的に示したものである。計算デバイス32は、プロセッサ40と、プロセッサ40に1つ以上の入力に基づいて1つ以上の出力を生成させるように構成されたプログラム命令50を記憶したメモリ42と共に示されている。入力は、圧力値P、粘性値Vおよび/または識別データIDを表す1つ以上の信号を含むことができる。出力は、ワーカビリティ値Wを表す1つ以上の信号を含むことができる。
プロセッサ40は、計算デバイス32または他のプログラム可能装置によって実行されると、命令50が本明細書において説明されている方法の中で指定された機能/作用/ステップを実行することができるよう、一連のステップを実施して方法500、600および/または900を実現するように構成された任意の適切なデバイスを備えることができる。プロセッサ40は、例えば任意のタイプの汎用マイクロプロセッサまたはマイクロコントローラ、デジタル信号処理(DSP)プロセッサ、中央処理装置(CPU)、集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、再構成可能プロセッサ、他の適切にプログラムされた、または適切にプログラムすることができる論理回路、あるいはそれらの任意の組合せを備えることができる。
メモリ42は、任意の適切な知られている機械可読記憶媒体または他の機械可読記憶媒体を備えることができる。メモリ42は、それらに限定されないが、例えば電子、磁気、光、電磁、赤外線または半導体のシステム、装置またはデバイス、あるいはそれらの任意の適切な組合せなどの非一時的コンピュータ可読記憶媒体を備えることができる。メモリ42は、デバイスの内部または外部のいずれかに配置される、例えばランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CDROM)、光電気メモリ、光磁気メモリ、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM)および電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、強誘電性RAM(FRAM(登録商標))、等々などの任意のタイプのコンピュータメモリの適切な組合せを含むことができる。メモリ42は、プロセッサ40による実行が可能な機械可読命令を検索可能に記憶するのに適した任意の記憶手段(例えばデバイス)を備えることができる。
次に図8を参照すると、いくつかの実施形態では、計算デバイス32は、接続54を介して複数の外部デバイス52のうちの任意の1つから遠隔でアクセス可能であってもよい。外部デバイス52は、計算デバイス32にアクセスするためのアプリケーションまたはアプリケーションの組合せを有することができる。別法としては、外部デバイス52は、例えば任意のタイプのウェブブラウザを介してアクセスすることができるウェブアプリケーションを介して計算デバイス32にアクセスすることも可能である。
接続54は、電気配線またはケーブルおよび/または光ファイバなどの配線ベース技術を備えることができる。また、接続54は、RF、赤外線、Wi-Fi、Bluetooth(登録商標)、等々などの無線であってもよい。したがって、接続54は、当業者に知られているネットワーク、等々を備えることができる。ネットワークを介した通信は、コンピュータネットワーク内の外部デバイス52による情報の交換を可能にする任意の知られているプロトコルを使用して生じ得る。プロトコルの例には、IP(インターネットプロトコル)、UDP(ユーザデータグラムプロトコル)、TCP(伝送制御プロトコル)、DHCP(ダイナミックホスト構成プロトコル)、HTTP(ハイパーテキスト転送プロトコル)、FTP(ファイル転送プロトコル)、Telnet(テルネット遠隔プロトコル)またはSSH(セキュアシェル遠隔プロトコル)がある。
いくつかの実施形態では、計算デバイス32は、外部デバイス52のうちの任意の1つの上の少なくとも一部に提供される。例えば計算デバイス32は、圧力値Pおよび/または粘性値Vを獲得して、外部デバイス52のうちの1つの上に提供された第2の部分に送信するためにシステム100の中に提供された第1の部分として構成することができる。第2の部分は、圧力値Pおよび/または粘性値Vを受け取り、また、外部デバイス52のうちの1つの上で方法500のステップ506~510および/または方法600のステップ606~610のうちの任意の1つを実施するように構成することができる。別法としては、計算デバイス32は、その全体が外部デバイス52のうちの1つの上に提供され、また、圧力値Pおよび/または粘性値Vを受け取るように構成される。
メモリ42などの1つ以上のデータベース56は、計算デバイス32および外部デバイス52のうちの任意の1つの上に局所的に提供することができ、あるいはそれらとは別に提供することができる(図に示されているように)。データベース56に遠隔でアクセスする場合、アクセスは、上で示したように任意のタイプのネットワークの形態を取る接続54を介して生じ得る。本明細書において説明されている様々なデータベース56は、コンピュータによる速やかな探索および検索のために編成された校正データセットまたは情報のコレクションとして提供することができる。データベース56は、1つ以上のサーバなどのデータ記憶媒体上のデータの記憶、検索、修正および削除を容易にするように構造化することができる。データベース56は、その中に記憶された、システム100の複数の特徴を表す生データを例証的に有しており、特徴は、例えば校正データセット(Prn,Wrn)Vrn、またはフレッシュコンクリートの特定の混合物(またはそれらのファミリー)とそれらの個々の基準粘性Vrの間の関係である。
本明細書において説明されている個々のコンピュータプログラムは、コンピュータシステムと通信するために、高水準手続きまたはオブジェクト指向のプログラミング言語またはスクリプティング言語、あるいはそれらの組合せで実現することができる。別法としては、プログラムは、アセンブリ言語または機械言語で実現することも可能である。言語は、コンパイル済み言語または翻訳済み言語であってもよい。コンピュータ実行可能命令は、1つ以上のコンピュータまたは他のデバイスによって実行される、プログラムモジュールを含む多くの形態であってもよい。通常、プログラムモジュールは、特定のタスクを実施し、あるいは特定の抽象データ型を実現する、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造、等々を含む。典型的には、プログラムモジュールの機能性は、様々な実施形態における要望に応じて結合し、あるいは分散させることができる。
図9は、実施形態による、フレッシュコンクリートのワーカビリティの1つ以上のワーカビリティ値Wを決定するためのフローチャート900の例を示したものである。図9は、図1に示されている実施形態を参照して説明される。
示されているように、ステップ902で、計算デバイス32は、ワーカビリティを測定するためのいくつかの条件が満たされているかどうかを決定する。このような条件の例は、ドラム12の回転速度またはプローブの接線速度が対応する閾値(例えば0.75m/s)を超えているか否か、およびドラム12の内部のフレッシュコンクリートのレベルが閾値を超えているか否かを含むことができる。いくつかの他の条件を同じく使用することができる。
ステップ904で、計算デバイス32は、フレッシュコンクリートに関する識別データIDを利用することができるかどうかを決定する。識別データIDを利用することができない場合、計算デバイス32はステップ906へ進行する。識別データIDを利用することができる場合、計算デバイス32はステップ908へ進行する。
ステップ906で、計算デバイス32は、粘性値Vが受け取られている(例えば測定されている)かどうかを検証する。粘性値Vが計算デバイス32で受け取られている場合、ステップ910で、計算デバイス32は、受け取った粘性値Vに基づいて、メモリ上に記憶されている、異なる基準粘性値を有する複数の校正データセットのうちの1つを選択する。ステップ910では、選択された校正データセットがスランプ、スプレッドおよび/またはスランプフローの形で表されている場合、ワーカビリティ値Wは、それに応じてスランプ、スプレッドおよび/またはスランプフローの形で決定される。例えば基準ワーカビリティ値Wr1およびWr2は、図2および図4では、スランプの形で表されている。しかしながらこれらの基準ワーカビリティ値Wr1およびWr2は、追加または別法として、スプレッドまたはスランプフローのいずれかの形で表すことも可能であることが想定されている。
粘性値Vが計算デバイス32で受け取られていない場合、ステップ912で、計算デバイス32は、標準校正データセット、例えば図2に示されている第1の校正表20に基づいてワーカビリティ値Wを決定する。標準校正データセットは、通常、スランプ、スプレッドおよび/またはスランプフローの形で表されるため、ステップ912では、ワーカビリティ値Wは、それに応じてスランプ、広がりおよび/またはスランプフローの形で決定される。
ステップ908で、計算デバイス32は、特定の校正データセットが提供されているかどうか、例えばユーザインタフェース34に入力されているかどうかを決定する。特定の校正データセットが提供されている場合、ステップ914で、計算デバイス32は、提供された校正データセットに基づいてワーカビリティ値Wを決定する。特定の校正データセットが提供されていない場合、ステップ916で、計算デバイス32は、ワーカビリティ値がスランプ、広がりおよび/またはスランプフローの形で表されることが期待されているかどうかを決定する。
好ましいワーカビリティ試験に関する指示がない場合、計算デバイス32はステップ912へ進行して、標準校正データセットに基づいて、スランプ、広がりおよび/またはスランプフローの形でワーカビリティ値Wを決定する。
好ましいワーカビリティ試験に関する指示がある場合、計算デバイスはステップ918へ進行する。ステップ918で、計算デバイス32は、粘性値Vが受け取られているかどうかを決定する。粘性値Vが受け取られていない場合、計算デバイス32はステップ920へ進行し、また、粘性値Vが実際に受け取られている場合、計算デバイス32はステップ922へ進行する。
ステップ920で、計算デバイス32は、標準校正データセットに基づいてワーカビリティ値Wを決定し、また、好ましいワーカビリティ試験(例えばスランプ、スプレッドまたはスランプフロー)の形態でワーカビリティ値Wを出力する。
ステップ922で、計算デバイス32は、受け取った粘性値Vに基づいて、メモリ上に記憶されている、異なる基準粘性値を有する複数の校正データセットのうちの1つを選択し、選択された校正データセットに基づいてワーカビリティ値を決定し、また、好ましいワーカビリティ試験(例えばスランプ、スプレッドまたはスランプフロー)の形態でワーカビリティ値Wを出力する。
理解されるように、上で説明し、また、例証された例には、単に例示的なものとしてしか意図されていない。図に示されているように、システムを受け取るコンクリートミキサーはミキサートラックの形態であってもよい。別の実施形態では、システムは、コンクリート製造工場の固定ミキサーなどの、コンクリートミキサーとは別の形態に取り付けることができる。いくつかの実施形態では、計算デバイスは、レオロジープローブ18のハウジングの内部に密閉され、決定されたワーカビリティ値は、有線接続または無線接続を介してユーザインタフェースに送信される。「校正データセット」という表現は、表、アレイの形態で、さらには数学的関係の形態で記憶されるデータを包含するべく広義に解釈されることを意味している。2つ以上の校正データセットを単一の校正セットの形態で同じく提供することができ、少なくとも2つの粘性基準値のうちの対応する1つに対する組合せをプロセッサによって検索することができる(例えば基準粘性値Vr、基準圧力値Prおよびワーカビリティ値Wrのうちのそれぞれの1つのための3つの列を有する1つの行列)。範囲は、添付の特許請求の範囲によって示される。

Claims (14)

  1. フレッシュコンクリートを取り扱う方法であって、
    前記フレッシュコンクリート(10)の粘性値Vと、前記フレッシュコンクリート(10)の中を移動するレオロジープローブ(18)に加えられる圧力の圧力値Pとを受け取るステップと、
    プロセッサ(40)を使用して、
    少なくとも2つの校正データセット(Pr1,Wr1) Vr1 ,(Pr2,Wr2) Vr2 にアクセスするステップであって、前記校正データセット(Pr1,Wr1) Vr1 ,(Pr2,Wr2) Vr2 のそれぞれが、受け取った前記粘性値Vとは異なる少なくとも2つの基準粘性値Vr1,Vr2のうちの対応する1つに対応した複数の異なる基準圧力値Pr1,Pr2と関連する基準ワーカビリティ値Wr1,Wr2との組合せを含む、ステップと、
    受け取った前記粘性値Vを前記少なくとも2つの基準粘性値Vr1,Vr2と比較して粘性差値Rvを、
    Rv=(V-Vr1)/(Vr2-Vr1)
    との数学的関係に基づき決定するステップと、
    前記少なくとも2つの校正データセット(Pr1,Wr1) Vr1 ,(Pr2,Wr2) Vr2 内の、受け取った前記圧力値Pに対応する基準圧力値Pr1,Pr2に関連付けられた前記基準ワーカビリティ値Wr1,Wr2と、前記粘性差値Rvとを用いて、前記フレッシュコンクリート(10)のワーカビリティのワーカビリティ値Wを、
    W=Wr1+Rv・(Wr2-Wr1)
    との数学的関係に基づき決定するステップと、
    を実行するステップと、
    決定された前記ワーカビリティ値Wに基づいて前記フレッシュコンクリート(10)を取り扱うステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、前記比較することが、受け取った前記粘性値Vと前記少なくとも2つの基準粘性値Vr1,Vr2のうちの1つとの間の差を、前記少なくとも2つの基準粘性値Vr1,Vr2と比較することを含むことを特徴とする方法。
  3. 請求項1に記載の方法であって、前記ワーカビリティ値Wを決定する前記ステップが、受け取った前記圧力値Pに対応する基準圧力値Pr1,Pr2に関連付けられた2つの前記基準ワーカビリティ値Wr1,Wr2の間を、前記粘性差値Rvに基づき補間するステップを含むことを特徴とする方法。
  4. 請求項1に記載の方法であって、前記粘性値Vを受け取る前記ステップが、前記レオロジープローブ(18)を使用して前記フレッシュコンクリート(10)の前記粘性値を測定するステップを含むことを特徴とする方法。
  5. 請求項1に記載の方法であって、前記圧力値Pを受け取る前記ステップが、前記レオロジープローブ(18)を使用して、前記レオロジープローブ(18)が遅い速度範囲に包含される接線速度で移動される際に前記フレッシュコンクリート(10)によって前記レオロジープローブ(18)に加えられる圧力の前記圧力値を測定するステップを含むことを特徴とする方法。
  6. 請求項1に記載の方法であって、前記基準ワーカビリティ値Wr1,Wr2および決定された前記ワーカビリティ値Wがスランプ値の形態で提供されることを特徴とする方法。
  7. 請求項1に記載の方法であって、受け取った前記圧力値Pが前記基準圧力値Pr1,Pr2のうちのいずれとも異なる場合、当該方法が、さらに、
    受け取った前記圧力値Pを前記基準圧力値Pr1,Pr2のうちの少なくとも2つと比較することによって圧力差値Rpを決定するステップと、
    前記少なくとも2つの校正データセット(Pr1,Wr1) Vr1 ,(Pr2,Wr2) Vr2 のうちの1つを使用して、前記基準圧力値Pr1,Pr2のうちの前記少なくとも2つにそれぞれ関連付けられた基準ワーカビリティ値Wr1,Wr2と、前記圧力差値Rpとに基づいて第1の中間基準ワーカビリティ値Wr1iを決定するステップと、
    前記少なくとも2つの校正データセット(Pr1,Wr1) Vr1 ,(Pr2,Wr2) Vr2 のうちの別の1つを使用して、前記基準圧力値Pr1,Pr2のうちの前記少なくとも2つにそれぞれ関連付けられた基準ワーカビリティ値Wr1,Wr2と、前記圧力差値Rpとに基づいて第2の中間基準ワーカビリティ値Wr2iを決定するステップと、
    をさらに含み、
    前記ワーカビリティ値Wを決定する前記ステップが、前記第1および第2の中間基準ワーカビリティ値Wr1i,Wr2iと、前記粘性差値Rvとに基づいて前記フレッシュコンクリート(10)の前記ワーカビリティ値を決定するステップを含むことを特徴とする方法。
  8. 請求項1に記載の方法であって、前記フレッシュコンクリート(10)を取り扱う前記ステップが前記フレッシュコンクリート(10)に原料成分を加えるステップを含むことを特徴とする方法。
  9. 請求項1に記載の方法であって、前記フレッシュコンクリート(10)を取り扱う前記ステップが前記フレッシュコンクリート(10)を流し込むステップを含むことを特徴とする方法。
  10. コンクリートミキサーに取り付けられた少なくとも1つのレオロジープローブ(18)であって、前記コンクリートミキサーの内部のフレッシュコンクリート(10)の中を移動する当該レオロジープローブ(18)に加えられる圧力の圧力値Pを測定するように構成される少なくとも1つのレオロジープローブ(18)と、
    前記レオロジープローブ(18)と通信結合された計算デバイス(32)であって、
    前記フレッシュコンクリート(10)の粘性値Vを受け取るステップと、
    当該計算デバイス(32)によるアクセスが可能なメモリ上に記憶された少なくとも2つの校正データセット(Pr1,Wr1)Vr1,(Pr2,Wr2)Vr2にアクセスするステップであって、前記2つの校正データセット(Pr1,Wr1)Vr1,(Pr2,Wr2)Vr2のそれぞれが、受け取った前記粘性値Vとは異なる少なくとも2つの基準粘性値Vr1,Vr2のうちの対応する1つに対応した異なる基準圧力値Pr1,Pr2と関連する基準ワーカビリティ値Wr1,Wr2との組合せを含む、ステップと、
    受け取った前記粘性値Vを前記少なくとも2つの基準粘性値Vr1,Vr2と比較して粘性差値Rvを、
    Rv=(V-Vr1)/(Vr2-Vr1)
    との数学的関係に基づき決定するステップと、
    前記少なくとも2つの校正データセット(Pr1,Wr1)Vr1,(Pr2,Wr2)Vr2内の測定された前記圧力値Pに対応する前記基準圧力値Pr1,Pr2に関連付けられた前記基準ワーカビリティ値Wr1,Wr2と前記粘性差値Rvとを用いて、前記フレッシュコンクリート(10)のワーカビリティのワーカビリティ値Wを、
    W=Wr1+Rv・(Wr2-Wr1)
    との数学的関係に基づき決定するステップと
    を実施するために構成される計算デバイス(32)と、
    前記計算デバイス(32)と通信結合されたユーザインタフェース(34)であって、前記フレッシュコンクリート(10)の前記ワーカビリティ値Wを示す信号を出力するように構成されるユーザインタフェース(34)と、
    を備えることを特徴とするシステム。
  11. 請求項10に記載のシステムであって、前記計算デバイス(32)が前記レオロジープローブ(18)内に封入されることを特徴とするシステム。
  12. 請求項10に記載のシステムであって、前記レオロジープローブ(18)が測定された前記圧力値Pを前記計算デバイス(32)に送信するための送信機を含むことを特徴とするシステム。
  13. 請求項10に記載のシステムであって、前記レオロジープローブ(18)が前記粘性値Vを測定するように構成され、前記粘性値Vが前記計算デバイス(32)によって前記レオロジープローブ(18)から受け取られることを特徴とするシステム。
  14. 請求項10に記載のシステムであって、前記粘性値Vが前記ユーザインタフェース(34)から受け取られることを特徴とするシステム。
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