JP6995106B2 - 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
近年、自動運転車の開発が急激に進展してきており、自動運転車を利用した無人タクシーの実用化も大いに期待されている。無人タクシーに関連する技術として、乗車位置に近い空車の無人タクシー端末に対して、乗客情報、乗車及び降車位置を送信する技術が開示されている。
特開2018-190317号公報
しかしながら、上記の従来技術では、店舗等に利用者を誘導できない。例えば、利用者を誘導したい店舗が目的地の周辺に所在していたとしても、利用者の印象の悪化を最小限にとどめつつ誘導する手段については、提案されていない。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、車両の乗客の降車場所を目的地の周辺に調整する情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、利用者の行き先となる目的位置を取得する取得部と、前記目的位置に停車可能であるか否かを判断し、前記目的位置に停車可能ではない場合には前記目的位置の周辺に所在する施設の前に停車可能であるか否かを判断し、前記施設の前に停車可能である場合には自動的に前記施設の前を停止位置に設定する判断部と、前記利用者を乗せた移動体に対して、前記目的位置の周辺に所在する前記施設の前を前記目的位置に向かう前記移動体の停止位置として示す停止位置情報を提供する提供部とを備えることを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、車両の乗客の降車場所を目的地の周辺に調整することができる。
図1は、実施形態に係る情報処理方法の概要を示す説明図である。 図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。 図4は、ユーザ情報記憶部の一例を示す図である。 図5は、店舗情報記憶部の一例を示す図である。 図6は、配車情報記憶部の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャートである。 図8は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.情報処理方法の概要〕
まず、図1を参照し、実施形態に係る情報処理装置が行う情報処理方法の概要について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理方法の概要を示す説明図である。なお、図1では、情報処理装置100が車両の乗客の降車場所(停車場所)を目的地の周辺に調整する場合を例に挙げて説明する。
図1に示す情報処理装置100は、車両の乗客の降車場所を目的位置の周辺に調整可能な情報処理装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。例えば、情報処理装置100は、利用者Uの端末装置10から目的地や降車場所が通知された場合、その目的地や降車場所の周辺にある店舗等の施設の前で降車することを提案したり調整したりする。
端末装置10は、利用者Uにより利用されるスマートフォンやPC(Personal Computer)等の情報処理装置である。例えば、端末装置10は、インターネット等のネットワークN(例えば、図2参照)を介して、情報処理装置100と通信可能である。なお、図1での図示は省略しているが、情報処理装置100は、さらに任意の数の端末装置10と通信可能であってもよい。
車載装置200は、車両Cに搭載された情報処理装置であり、車両Cの停止(停車)を制御する情報処理装置である。車両Cは、自律走行可能な無人タクシー等の自動運転車である。なお、実際には、車両Cは、人間が運転する有人車両であってもよい。この場合、車載装置200は、有人車両の運転者により利用される端末装置10である。利用者Uは、車両Cの乗客又は同乗者である。また、車両Cは、利用者Uを乗せることが可能な移動体の一例に過ぎない。例えば、車両Cの代わりに、水上移動体や飛行体、搭乗可能なロボット等を利用してもよい。
店舗装置300は、店舗Sに設置された情報処理装置であり、店舗Sの責任者や店員等により利用される情報処理装置である。店舗装置300は、情報処理装置100を介して、車載装置200に店舗Sの前に車両Cを停めるように提案する。
店舗Sは、情報処理装置100に登録された施設であって、目的地Dの周辺にある施設である。店舗Sは、例えば、コンビニエンスストア、コーヒーチェーン店、ハンバーガーチェーン店、ファミリーレストラン、喫茶店等である。店舗Sは、目的地Dとなる施設よりも、目的地Dに向かう前に気軽に立ち寄れる施設であると好ましい。
また、店舗Sの前とは、店舗Sに隣接する道路でもよいし、店舗Sの駐車場でもよい。すなわち、店舗Sの前とは、店舗Sの周辺の停車可能な場所であればよい。例えば、一般的にタクシーや自家用車等が停車する場所である。
なお、店舗Sは、高速道路以外の一般道路において、左側通行の場合、目的地Dに向かって走行している車両Cの走行車線の左側に位置していると好ましい。店舗Sが車両Cの走行車線の右側(すなわち反対車線)に位置している場合、特に中央分離帯が存在している場合には、店舗Sの前に停車することが不合理となるためである。但し、店舗Sが反対車線に位置していても、周辺に他の店舗が存在せず、交差点や横断歩道が降車場所の近くにあり、利用者が降車した後すぐに歩いて渡れる場合には、この限りではない。また、道路が住宅街の中の生活道路や私道、一方通行の道路である場合も、この限りではない。
例えば、図1に示すように、店舗Sの店舗装置300は、情報処理装置100に対して、店舗Sの周辺に所在する目的地Dに向かう利用者Uを乗せた無人タクシーを店舗Sの前に停車させることを希望している旨とともに、店舗Sの位置情報を通知する(ステップS1)。
なお、店舗Sの位置情報は、POI(Point of Interest)として地図上で指定できるようにしてもよい。また、店舗Sの位置情報は、停車を希望する店舗Sの名称(略称を含む)や住所等でもよい。
また、店舗装置300は、目的地Dを情報処理装置100に登録しておくようにしてもよい。目的地Dは、例えば、企業等の事業所(本社を含む)、工場、役所、学校、病院、イベント会場、スポーツ施設、宿泊施設、鉄道駅、空港、港湾(乗船場)、大型レジャー施設(テーマパーク/遊園地/遊戯場/動物園/水族館/プール/入浴施設/公園/庭園/名所)、寺社仏閣等であるが、これに限定されるものではない。
利用者Uは、端末装置10を用いて、情報処理装置100に対して、行き先である目的地Dの位置(以下、目的位置と称する)を示す目的位置情報を通知して、無人タクシーの配車を要求(依頼)する(ステップS2)。
なお、目的位置情報は、POIとして地図上で指定できるようにしてもよい。また、目的位置情報は、目的地Dの名称(略称を含む)や住所等でもよい。
情報処理装置100は、利用者Uの端末装置10から通知された目的位置情報に基づいて、目的位置の周辺に店舗Sがあるか否かを判断する(ステップS3)。
なお、目的位置の周辺とは、目的位置から半径200m圏内や、徒歩2分以内等、目的位置を中心とした所定範囲内を示す。目的位置と店舗Sとの間の距離は、利用者Uが徒歩で移動可能な距離であると好ましい。利用者Uが徒歩で移動可能な距離は、利用者Uの属性(性別、年齢、病気・障害の有無等)に応じて変更してもよい。
情報処理装置100は、目的位置の周辺に店舗Sがないと判断した場合には、利用者Uの乗車位置に近い空車の無人タクシーである車両Cの車載装置200に対して、乗客情報、乗車位置、及び目的位置を送信する(ステップS4)。
この場合、車両Cの車載装置200は、車両Cを利用者Uの乗車位置まで走行させ、利用者Uが車両Cに搭乗(乗車)した後、車両Cを目的位置まで走行させ、車両Cを目的位置に停める(ステップS5)。
情報処理装置100は、目的位置の周辺に店舗Sがあると判断した場合には、利用者Uの乗車位置に近い空車の無人タクシーである車両Cの車載装置200に対して、乗客情報、乗車位置、及び店舗Sの位置を送信する(ステップS6)。
一般的に、店舗Sの位置を目的位置とした場合には、店舗Sの前で停車することになる。なお、実際には、店舗Sの位置ではなく、店舗Sの前の位置でもよい。店舗Sの前の位置情報を具体的に示すことで、停車場所を特定することができる。
すなわち、情報処理装置100は、目的位置の周辺に店舗Sが存在しない場合、又は店舗Sの前で停車しない場合には、目的地Dを停車位置として示す停車位置情報を送信するが、目的位置の周辺に所在する店舗Sの前で停車する場合には、店舗Sの前を停車位置として示す停車位置情報を送信する。
この場合、車両Cの車載装置200は、車両Cを利用者Uの乗車位置まで走行させ、利用者Uが車両Cに搭乗(乗車)した後、車両Cを店舗Sの位置まで走行させ、車両Cを店舗Sの前に停める(ステップS7)。
このとき、情報処理装置100は、車両Cの車載装置200から、車両Cを店舗Sの前に停めた旨の通知を受け取り、店舗Sの店舗装置300に対して、車両Cが店舗Sの前に停車したことを通知してもよい。例えば、情報処理装置100は、車両Cの車載装置200に導入(インストール)されているナビゲーション用のアプリケーション(ナビアプリ)等から、車両Cが店舗Sの前に停車した旨の通知を受け取ってもよい。
店舗装置300は、車両Cの車載装置200が店舗Sの前に停車させた場合には、情報処理装置100を介して、車載装置200に対してインセンティブを提供し、車両Cから降車した利用者Uの端末装置10に対して店舗Sで利用可能なクーポン情報又はポイント等を提供する(ステップS8)。
インセンティブは、例えば電子決済や電子マネー、投げ銭等の形式で支払われてもよい。クーポン情報は、降車場所にある店舗Sのみで利用可能(店舗限定)であってもよい。また、クーポン情報は、店舗装置300からの要求を受けて、情報処理装置100が発行して利用者Uの端末装置10に提供するようにしてもよい。
(複数の店舗Sが存在する場合)
情報処理装置100は、目的位置の周辺に複数の店舗Sが存在する場合には、車載装置200に対して、目的位置に最も近い店舗Sの前を停車位置として示す停車位置情報を送信する。あるいは、最も高いインセンティブを提示した店舗Sの前を停車位置として示す停車位置情報を送信する。また、情報処理装置100は、入札形式(競争入札等)で、停車位置となる店舗を選択してもよい。例えば、目的地Dの近傍に、利用者の誘導に対する入札を行っている複数の店舗が存在する場合、各店舗の入札額の比較を行い、比較の結果、入札額が最も高い店舗を降車場所として選定してもよい。入札額は、乗車している利用者Uの属性以外にも、例えば、他に同乗者が存在するか否かを示すスコアや、目的地Dとは異なる店舗Sに誘導した際に利用者Uが許容できるか否かを示すスコア等に応じて、リアルタイムに変更される。なお、入札は、目的地Dに向かう車両Cがその店舗Sの前で停車する日/月/年単位の契約に対する入札であってもよい。
また、情報処理装置100は、車載装置200に対して、利用者Uが過去に利用した経験がある店舗(馴染みがある店舗)のチェーン店又は系列店である店舗Sの前を停車位置として示す停車位置情報を送信するようにしてもよい。あるいは、情報処理装置100は、利用者Uの属性(性別、年齢、年収、嗜好、利用頻度等)を考慮して、利用者Uにとって最適な店舗Sの前を停車位置として示す停車位置情報を送信するようにしてもよい。
また、情報処理装置100は、利用者Uの端末装置10から目的位置情報の通知を受けた際に、利用者Uの希望(コンビニエンスストア希望、コーヒーチェーン店希望等)を確認するようにしてもよい。このとき、具体的な店舗名を確認してもよい。
また、情報処理装置100は、利用者Uの端末装置10に対して、目的位置の周辺に存在する複数の店舗Sを利用者Uに提示して利用者U自身に選択させるようにしてもよい。この場合、情報処理装置100は、車載装置200に対して、利用者Uが選択した店舗Sの前を停車位置として示す停車位置情報を送信する。さらに、情報処理装置100は、利用者Uが選択した店舗Sについて学習し、次回以降の停車場所の決定に反映する。例えば、情報処理装置100は、複数の店舗Sのそれぞれに優先順位を設け、優先順位の高い店舗Sから順に利用者Uに提示し、利用者Uの選択に応じて優先順位を変更するようにしてもよい。このとき、情報処理装置100は、利用者Uがいずれの店舗Sも選択しなかった場合、又は目的位置に直接向かうように指示した場合には、車載装置200に対して、目的位置を送信する。
また、情報処理装置100は、道路渋滞等の交通状況に応じて、その時点で停車場所として最適な店舗Sの前を停車位置として示す停車位置情報を送信するようにしてもよい。また、情報処理装置100は、その店舗Sの混雑状況やサービス提供に要する時間等を考慮して、最適な店舗Sの前を停車位置として示す停車位置情報を送信するようにしてもよい。
なお、実際には、降車場所に選ばれた店舗Sからインセンティブやクーポン情報等の提供を受ければよいため、どの店舗Sを降車場所にするかは任意である。
(店舗Sに立ち寄る余裕がある場合)
情報処理装置100は、利用者Uが店舗Sに立ち寄る余裕があると判断した場合に限り、車載装置200に対して、店舗Sの前を停車位置として示す停車位置情報を送信する。利用者Uが急いでいる場合等、利用者Uが店舗Sに立ち寄る余裕がないと判断した場合には、車載装置200に対して、目的位置を送信する。
例えば、情報処理装置100は、利用者Uの端末装置10から目的位置情報とともに、目的地Dへの到着希望時間(予定時間)の登録を受け付け、目的地Dへの到着希望時間よりも所定時間(例えば20分)以上前に到着する場合に限り、車載装置200に対して、店舗Sの前を停車位置として示す停車位置情報を送信する。
あるいは、情報処理装置100は、利用者Uのスケジュール情報等に基づいて、スケジュール情報等に示された他者との待ち合わせ時間(面談時間、打合せ時間等)や、施設等の開場時間等の予定時間よりも所定時間(例えば20分)以上前に到着する場合に限り、車載装置200に対して、店舗Sの前を停車位置として示す停車位置情報を送信する。すなわち、予定時間の直前まで店舗Sでいわゆる「時間潰し」(待機)ができるようにする。例えば、遅刻のリスクを避けるために早めに出発することで、予定よりも早く到着することは往々にしてある。このような場合には、目的地Dの手前の店舗Sの前で降車して店舗Sに立ち寄りたいという需要が発生する。
また、情報処理装置100は、降車場所を決定する前に、各店舗Sの店舗装置300から、その店舗Sの混雑状況やサービス提供に要する時間等に関する通知を受信し、それらを考慮して、最適な店舗Sの前を停車位置として示す停車位置情報を送信するようにしてもよい。このとき、情報処理装置100は、サービス提供が利用者Uの予定時間を超過するような多忙な状況にある店舗Sを、降車場所の候補から除外する。また、情報処理装置100は、多忙な状況にある店舗Sの店舗装置300から、その店舗Sの前での降車を一時的に断る旨の通知を受信するようにしてもよい。情報処理装置100は、各店舗Sの状況に合わせて、各利用者Uの降車場所を振り分けるようにしてもよい。
一般的には、降車した乗客をターゲットとして、バスの停留所の前にコンビニエンスストア等が設けられていることがあるが、本実施形態によれば、タクシー等の降車場所においてもこれと同様のことが実現できる。
また、本実施形態によれば、目的位置に停車することが禁止されている場合、又は不可能である場合(工事中、渋滞中)において、代替の降車場所を探す手間が省ける。
また、本実施形態によれば、利用者が目的地周辺の地理に詳しくない(土地鑑がない)場合でも、目的地周辺で軽飲食が可能な休憩場所に自動的に到着することができる。
また、本実施形態によれば、店舗側から、タクシーの乗客等の降車場所について積極的に働きかけることができる。
〔2.情報処理システムの構成例〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る情報処理装置100が含まれる情報処理システム1の構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示す図である。図2に示すように、実施形態に係る情報処理システム1は、端末装置10と情報処理装置100とを含む。これらの各種装置は、ネットワークNを介して、有線又は無線により通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、LAN(Local Area Network)や、インターネット等のWAN(Wide Area Network)である。
また、図2に示す情報処理システム1に含まれる各装置の数は図示したものに限られない。例えば、図2では、図示の簡略化のため、端末装置10を1台のみ示したが、これはあくまでも例示であって限定されるものではなく、2台以上であってもよい。
端末装置10は、利用者Uによって使用される情報処理装置である。例えば、端末装置10は、スマートフォンやタブレット端末等のスマートデバイス、フィーチャーフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートウォッチ、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)、PC(Personal Computer)等である。
また、かかる端末装置10は、LTE(Long Term Evolution)、4G(4th Generation)、5G(5th Generation:第5世代移動通信システム)等の無線通信網や、Bluetooth(登録商標)、無線LAN(Local Area Network)等の近距離無線通信を介してネットワークNに接続し、情報処理装置100と通信することができる。
情報処理装置100は、例えばPCやサーバ、あるいはメインフレーム又はワークステーション等である。なお、情報処理装置100は、クラウドコンピューティングにより実現されてもよい。
〔3.情報処理装置の構成例〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る情報処理装置100の構成について説明する。図3は、実施形態に係る情報処理装置100の構成例を示す図である。図3に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。また、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続される。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図3に示すように、記憶部120は、ユーザ情報記憶部121と、店舗情報記憶部122と、配車情報記憶部123とを有する。
(ユーザ情報記憶部121について)
ユーザ情報記憶部121は、利用者Uに関する各種情報を記憶する。例えば、ユーザ情報記憶部121は、利用者Uの属性等の種々の情報を記憶する。図4は、ユーザ情報記憶部121の一例を示す図である。図4に示した例では、ユーザ情報記憶部121は、「ユーザID」、「年齢」、「性別」、「自宅」、「勤務地」、「興味」といった項目を有する。
「ユーザID」は、利用者Uを識別するための識別情報を示す。また、「年齢」は、ユーザIDにより識別される利用者Uの年齢を示す。なお、「年齢」は、例えば35歳など、ユーザIDにより識別される利用者Uの具体的な年齢であってもよい。また、「性別」は、ユーザIDにより識別される利用者Uの性別を示す。
また、「自宅」は、ユーザIDにより識別される利用者Uの自宅の位置情報を示す。なお、図4に示す例では、「自宅」は、「LC11」といった抽象的な符号を図示するが、緯度経度情報等であってもよい。また、例えば、「自宅」は、地域名や住所であってもよい。
また、「勤務地」は、ユーザIDにより識別される利用者Uの勤務地の位置情報を示す。なお、図4に示す例では、「勤務地」は、「LC12」といった抽象的な符号を図示するが、緯度経度情報等であってもよい。また、例えば、「勤務地」は、地域名や住所であってもよい。
また、「興味」は、ユーザIDにより識別される利用者Uの興味を示す。すなわち、「興味」は、ユーザIDにより識別される利用者Uが関心の高い対象を示す。なお、図4に示す例では、「興味」は、各利用者Uに1つずつ図示するが、複数であってもよい。
例えば、図4に示す例において、ユーザID「U1」により識別される利用者Uの年齢は、「20代」であり、性別は、「男性」であることを示す。また、例えば、ユーザID「U1」により識別される利用者Uは、自宅が「LC11」であることを示す。また、例えば、ユーザID「U1」により識別される利用者Uは、勤務地が「LC12」であることを示す。また、例えば、ユーザID「U1」により識別される利用者Uは、「スポーツ」に興味があることを示す。
図4に示す例では、理解の便宜のため、「U1」、「LC11」および「LC12」といった抽象的な符号を用いて図示するが、「U1」、「LC11」および「LC12」には具体的な情報が記憶されるものとする。以下、他の情報に関する図においても、抽象的な符号を図示する場合がある。
なお、ユーザ情報記憶部121は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、ユーザ情報記憶部121は、利用者Uのデモグラフィック属性に関する情報やサイコグラフィック属性に関する情報を記憶してもよい。例えば、ユーザ情報記憶部121は、氏名、家族構成、職業、職位、収入、資格、居住形態、車の有無、通学・通勤時間、趣味、ライフスタイル等の情報を記憶してもよい。
また、ユーザ情報記憶部121は、利用者Uが過去に利用した経験があるチェーン店の店舗(馴染みがある店舗)や、その店舗の利用頻度(週に○○回)等の情報を記憶してもよい。また、ユーザ情報記憶部121は、利用者Uが利用を拒否するチェーン店の店舗等の情報を記憶してもよい。例えば、ユーザ情報記憶部121は、降車場所の候補としての許可リストや拒否リストのような形で、店舗Sを記憶してもよい。
(店舗情報記憶部122について)
店舗情報記憶部122は、店舗Sに関する各種情報を記憶する。図5は、店舗情報記憶部122の一例を示す図である。図5に示した例では、店舗情報記憶部122は、「店舗ID」、「営業時間」、「所在地」、「周辺環境」、「駐車場」、「混雑状況」、「降車提案」といった項目を有する。
「店舗ID」は、店舗Sを識別するための識別情報を示す。「営業時間」は、対応付けられた「店舗ID」が示す店舗Sの営業時間、すなわち、対応付けられた「店舗ID」が示す店舗Sの開店時間と閉店時間とを示す。また、「営業時間」は、平日と土日祝日とで異なる営業時間を示してもよい。また、「営業時間」は、年中無休や24時間営業である旨を示してもよいし、定休日や臨時休業、営業開始時間遅延等を示してもよい。
また、「所在地」は、対応付けられた「店舗ID」が示す店舗Sの所在位置を示す。「所在地」は、例えば、対応付けられた「店舗ID」が示す店舗Sの緯度経度情報であってもよいし、店舗Sの住所であってもよい。
「周辺環境」は、対応付けられた「店舗ID」が示す店舗Sの周辺に存在する目的地Dを示す。「駐車場」は、対応付けられた「店舗ID」が示す店舗Sの駐車場の有無や、駐車可能な台数等を示す。
「混雑状況」は、対応付けられた「店舗ID」が示す店舗Sの混雑状況を示す。「混雑状況」は、例えば、対応付けられた「店舗ID」が示す店舗Sが来店者にサービスを提供するまでに要する平均時間等を示してもよい。
「降車提案」は、対応付けられた「店舗ID」が示す店舗Sが車両Cの乗客である利用者Uが店舗Sの前で降車することを提案していることを示す。すなわち、「降車提案」は、利用者Uが店舗Sの前で降車すること、すなわち車両Cが店舗Sの前で停車することを、店舗Sが提案していることを示す。
例えば、図5に示す例では、店舗ID「SR1」、営業時間「OP1」、所在地「PT1」、駐車場「有 10台」、混雑状況「○」、および降車提案「○」が対応付けて登録されている。このような情報は、店舗ID「SR1」が示す店舗Sが、営業時間「OP1」に営業中であり、所在地「PT1」に所在し、駐車場に10台分の駐車枠(車室)がある旨(「有 10台」)を示す。また、店舗ID「SR1」が示す店舗Sが、混雑状況に問題がなく(「○」)、利用者Uが店舗Sの前で降車することを提案している(「○」)。
なお、店舗情報記憶部122は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、店舗情報記憶部122は、店舗Sが属する企業グループ(チェーン店、系列店)等に関する情報を記憶していてもよい。
(配車情報記憶部123について)
配車情報記憶部123は、利用者Uからの配車要求(依頼)に関する各種情報を記憶する。図6は、配車情報記憶部123の一例を示す図である。図6に示した例では、配車情報記憶部123は、「車両ID」、「利用者」、「目的地」、「到着希望時間」、「周辺降車希望」といった項目を有する。
「車両ID」は、車両Cを識別するための識別情報を示す。「利用者」は、配車を要求(依頼)した利用者Uであって、車両Cの乗客となる利用者Uを示す。「利用者」は、例えば、図4に示した「ユーザID」により利用者Uを示す。
「目的地」は、対応付けられた「利用者」が示す利用者Uの行き先となる目的地Dであって、対応付けられた「車両ID」が示す車両Cの目的地Dを示す。「目的地」は、例えば、図5に示した「周辺環境」に記憶された目的地Dでもよい。「目的地」は、例えば、目的地Dの緯度経度情報であってもよいし、目的地Dの住所であってもよい。
「到着希望時間」は、対応付けられた「利用者」が示す利用者Uが、対応付けられた「目的地」が示す目的地Dに到着することを希望する時間(予定時間)を示す。すなわち、「到着希望時間」は、この時間までに利用者Uが目的地Dに到着することを希望していることを示す。「到着希望時間」は、例えば、目的地Dでの他人との待合せ時間や、目的地Dでのイベント開始時間等である。
「周辺降車希望」は、対応付けられた「利用者」が示す利用者Uが、対応付けられた「目的地」が示す目的地Dの周辺で降車することを希望していることを示す。すなわち、「周辺降車希望」は、車両Cの乗客である利用者Uが、車両Cが目的地Dの周辺で止まることを希望(又は許可)していることを示す。
例えば、図6に示す例では、車両ID「TX1」、利用者「U1」、目的地「DS1」、到着希望時間「SD1」、および周辺降車提案「○」が対応付けて登録されている。このような情報は、車両ID「TX1」が示す車両Cが、利用者「U1」が示す利用者Uを乗せて目的地「DS1」に向っており、到着希望時間「SD1」までに到着する必要があり、利用者Uが店舗Sの前で降車することを希望/許可している(「○」)旨を示す。
なお、配車情報記憶部123は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、配車情報記憶部123は、降車場所に選ばれた店舗Sから利用者Uに提供されたクーポン情報に関する情報を記憶していてもよい。
(制御部130について)
図3に戻り、説明を続ける。制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等によって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAM等の記憶領域を作業領域として実行されることにより実現される。図3に示す例では、制御部130は、受付部131と、判断部132と、検索部133と、提供部134と、学習部135とを有する。
(受付部131について)
受付部131は、通信部110を介して、利用者Uの端末装置10から、利用者Uに関する各種情報の登録を受付け、ユーザ情報記憶部121に記憶する。
また、受付部131は、通信部110を介して、各店舗Sの店舗装置300から、その店舗Sに関する各種情報の登録を受付け、店舗情報記憶部122に記憶する。
また、受付部131は、通信部110を介して、利用者Uの端末装置10から、配車の要求(依頼)とともに、行き先である目的地Dの位置(以下、目的位置と称する)を示す目的位置情報の登録を受付け、配車情報記憶部123に記憶する。すなわち、受付部は、利用者Uの行き先となる目的位置を取得する取得部としても機能する。
また、受付部131は、通信部110を介して、降車場所に選ばれた店舗Sの店舗装置300から、車両Cの車載装置200に対するインセンティブの登録を受付ける。さらに、受付部131は、通信部110を介して、降車場所に選ばれた店舗Sの店舗装置300から、店舗Sの前で降車する利用者Uの端末装置10に対するクーポン情報又はポイント等の登録を受付ける。
(判断部132について)
判断部132は、目的地Dに停車可能であるか否かを判断する。判断部132は、目的地Dに停車可能ではないと判断した場合には、車両Cを目的位置の周辺の店舗Sの前に停車させない。反対に、判断部132は、目的地Dに停車可能であると判断した場合には、車両Cを目的位置の周辺の店舗Sの前に停車させる。
また、判断部132は、目的地Dの周辺に店舗Sがあるか否かを判断する。判断部132は、目的地Dの周辺に店舗Sがないと判断した場合には、車両Cを目的位置の周辺の店舗Sの前に停車させない。反対に、判断部132は、目的地Dの周辺に店舗Sがあると判断した場合には、車両Cを目的位置の周辺の店舗Sの前に停車させる。
また、判断部132は、目的地Dの周辺の店舗Sから降車提案があるか否かを判断する。判断部132は、目的地Dの周辺の店舗Sから降車提案がないと判断した場合には、車両Cを目的位置の周辺の店舗Sの前に停車させない。反対に、判断部132は、目的地Dの周辺の店舗Sから降車提案があると判断した場合には、車両Cを目的位置の周辺の店舗Sの前に停車させる。
なお、判断部132は、目的地Dの周辺の店舗Sから降車提案があるか否かをもって、目的地Dの周辺に店舗Sがあるか否かを判断してもよい。例えば、判断部132は、目的地Dの周辺の店舗Sから降車提案がないと判断した場合には、目的地Dの周辺に店舗Sがないと判断する。反対に、判断部132は、目的地Dの周辺の店舗Sから降車提案があると判断した場合には、目的地Dの周辺に店舗Sがあると判断する。
また、判断部132は、目的地Dの周辺の店舗Sの営業時間中(営業中)であるか否かを判断する。判断部132は、目的地Dの周辺の店舗Sの営業時間中ではないと判断した場合には、車両Cを目的位置の周辺の店舗Sの前に停車させない。反対に、判断部132は、目的地Dの周辺の店舗Sの営業時間中であると判断した場合には、車両Cを目的位置の周辺の店舗Sの前に停車させる。
また、判断部132は、利用者Uが目的地Dの周辺での降車を希望(又は許可)しているか否かを判断する。判断部132は、利用者Uが目的地Dの周辺での降車を希望(又は許可)していないと判断した場合には、車両Cを目的位置の周辺の店舗Sの前に停車させない。反対に、判断部132は、利用者Uが目的地Dの周辺での降車を希望(又は許可)していると判断した場合には、車両Cを目的位置の周辺の店舗Sの前に停車させる。
また、判断部132は、時間に余裕があるか否かを判断する。例えば、判断部132は、利用者Uが登録した到着希望時間よりも所定時間(例えば20分)以上前に車両Cが店舗Sの前に到着する/しているか否かを判断する。判断部132は、時間に余裕がないと判断した場合には、車両Cを目的位置の周辺の店舗Sの前に停車させない。反対に、判断部132は、時間に余裕があると判断した場合には、車両Cを目的位置の周辺の店舗Sの前に停車させる。
なお、判断部132は、複数の店舗が利用者の誘導に対する入札を行っている場合、各店舗の入札額が他の店舗よりも高いか否かを判断するようにしてもよい。すなわち、判断部132は、各店舗の入札額の比較を行う比較部であってもよい。例えば、判断部132は、目的地Dの近傍に、利用者の誘導に対する入札を行っている複数の店舗が存在する場合、各店舗の入札額の比較を行い、比較の結果、入札額が最も高い店舗の前に停車させる。入札額は、乗車している利用者Uの属性以外にも、例えば、他に同乗者が存在するか否かを示すスコアや、目的地Dとは異なる店舗Sに誘導した際に利用者Uが許容できるか否かを示すスコア等に応じて、リアルタイムに変更される。
(検索部133について)
検索部133は、目的位置の周辺に所在する店舗Sを検索する。例えば、検索部133は、目的位置の周辺に所在する店舗Sであって、降車提案(店舗前での乗客の降車希望)をしており、営業中である店舗Sを検索する。
また、検索部133は、利用者Uが過去に利用した経験がある店舗(馴染みがある店舗)のチェーン店又は系列店である店舗Sを検索するようにしてもよい。あるいは、検索部133は、利用者Uの属性(性別、年齢、年収、嗜好、利用頻度等)を考慮して、利用者Uにとって最適な店舗Sを検索するようにしてもよい。
また、検索部133は、道路渋滞等の交通状況に応じて、その時点で停車場所として最適な店舗Sを検索するようにしてもよい。また、検索部133は、その店舗Sの混雑状況やサービス提供に要する時間等を考慮して、最適な店舗Sを検索するようにしてもよい。
(提供部134について)
提供部134は、車両Cを目的位置の周辺の店舗Sの前に停車させない場合には、通信部110を介して、車両Cの車載装置200に対して、乗客情報、乗車位置、及び目的位置を送信する。
また、提供部134は、車両Cを目的位置の周辺の店舗Sの前に停車させる場合には、通信部110を介して、車両Cの車載装置200に対して、乗客情報、乗車位置、及び店舗Sの前を停車位置として示す停車位置情報を送信する。
また、提供部134は、通信部110を介して、車両Cの車載装置200に対して、降車場所に選ばれた店舗Sの店舗装置300から提供されたインセンティブを提供する。さらに、提供部134は、通信部110を介して、降車場所に選ばれた店舗Sの店舗装置300から、店舗Sの前で降車する利用者Uの端末装置10に対して、降車場所に選ばれた店舗Sの店舗装置300から提供されたクーポン情報又はポイント等を提供する。
また、提供部134は、通信部110を介して、利用者Uの端末装置10に対して、目的位置で降車すると料金メータが上がり運賃が高くなるが、店舗Sの前で降車すると料金メータが上がらず運賃が安く済むといった情報を提供してもよい。これにより、利用者Uが店舗Sの前で降車する動機付けをすることができる。このとき、提供部134は、利用者Uが端末装置10を操作して店舗Sの前で降車することに同意した場合には、車両Cの車載装置200に店舗Sの前を停車位置として示す停車位置情報を送信する。
(学習部135について)
学習部135は、利用者Uと、目的地Dと、降車場所に選ばれた店舗Sとの関係について機械学習を行う。このとき、学習部135は、さらに、利用者Uの乗車時の道路渋滞や、天気、運賃等に関する情報を考慮して、上記の関係について機械学習を行うようにしてもよい。
学習部135は、上記の学習結果に基づいて、利用者Uと、目的地Dと、降車場所に選ばれた店舗Sとの関係に関する学習モデルを作成する。例えば、検索部133は、この学習モデルに基づいて、降車場所となる店舗Sを検索する。
機械学習は、例えばディープニューラルネットワークを利用したディープラーニング(深層学習)等である。また、データマイニングやその他の機械学習アルゴリズムを利用してもよい。
〔4.処理手順〕
次に、図7を用いて実施形態に係る情報処理装置100による処理手順について説明する。図7は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャートである。なお、以下に示す処理手順は、情報処理装置100の制御部130によって繰り返し実行される。
情報処理装置100の制御部130は、通信部110を介して、利用者Uの端末装置10から、配車の要求(依頼)とともに、行き先である目的地Dの位置を示す目的位置情報の登録を受付ける(ステップS101)。
制御部130は、目的地Dに停車可能であるか否かを判断する(ステップS102)。例えば、制御部130は、目的地Dに停車可能であるか否かについては、周辺の道路状況や、駐停車禁止に関する情報から判断する。
制御部130は、目的地Dに停車可能ではないと判断した場合には(ステップS102;No)、通信部110を介して、車両Cの車載装置200に対して、目的地Dの周辺の店舗Sの前を停車位置として示す停車位置情報を送信し、車両Cを店舗Sの前に停めるように指示する(ステップS107に移行)。
すなわち、目的地Dに停車可能ではない場合には、車両Cを目的地Dの周辺の適当な場所に停車させるしかないため、制御部130は、車両Cを目的地Dの周辺の店舗Sの前で停車させるようにする。
制御部130は、目的地Dに停車可能であると判断した場合には(ステップS102;Yes)、目的地Dの周辺の店舗Sから降車提案があるか否かを判断する(ステップS103)。
すなわち、制御部130は、目的地Dの周辺の店舗Sが、目的地Dに向かう車両Cの乗客である利用者Uの降車場所として選定されることを希望しているか否かを判断する。
制御部130は、目的地Dの周辺の店舗Sから降車提案がないと判断した場合には(ステップS103;No)、通信部110を介して、車両Cの車載装置200に対して、目的地Dの位置を送信し、車両Cを目的地Dに停めるように指示する(ステップS108に移行)。
制御部130は、目的地Dの周辺の店舗Sから降車提案があると判断した場合には(ステップS103;Yes)、目的地Dの周辺の店舗Sの営業時間中であるか否かを判断する(ステップS104)。
制御部130は、目的地Dの周辺の店舗Sの営業時間中ではないと判断した場合には(ステップS104;No)、通信部110を介して、車両Cの車載装置200に対して、目的地Dの位置を送信し、車両Cを目的地Dに停めるように指示する(ステップS108に移行)。
目的地Dの周辺の店舗Sの営業時間中ではない(準備中である)場合、すなわち目的地Dの周辺の店舗Sが開いていない場合には、店舗Sの前で利用者Uを降車させても入店できず意味がないためである。
このとき、制御部130は、目的地Dの周辺の店舗Sの営業時間中ではない場合や、店舗Sが混雑状態にある場合には、自動的に店舗Sからの降車提案を取り下げるようにしてもよい。そして、店舗Sの営業時間中となった場合や、店舗Sの混雑状態が緩和された場合に、自動的に店舗Sから降車提案を元に戻すようにしてもよい。さらに、制御部130は、営業中である店舗Sである他の店舗Sを検索してもよい。
制御部130は、目的地Dの周辺の店舗Sの営業時間中であると判断した場合には(ステップS104;Yes)、利用者Uが目的地Dの周辺での降車を希望(又は許可)しているか否かを判断する(ステップS105)。
制御部130は、利用者Uが目的地Dの周辺での降車を希望(又は許可)していないと判断した場合には(ステップS105;No)、通信部110を介して、車両Cの車載装置200に対して、目的地Dの位置を送信し、車両Cを目的地Dに停めるように指示する(ステップS108に移行)。
例えば、制御部130は、利用者Uが急いでおり、一刻も早く目的地Dに到着することを望んでいる場合には、車両Cを店舗Sの前で停車させずに、目的地Dへの到着を優先させる。また、制御部130は、雨が降っており、利用者Uが外を歩くことを避けたい場合には、車両Cを店舗Sの前で停車させずに、目的地Dへの到着を優先させる。
制御部130は、利用者Uが目的地Dの周辺での降車を希望(又は許可)していると判断した場合には(ステップS105;Yes)、時間に余裕があるか否かを判断する(ステップS106)。
例えば、制御部130は、利用者Uが登録した到着希望時間よりも所定時間(例えば20分)以上前に車両Cが店舗Sの前に到着する/しているか否かを判断する。
制御部130は、時間に余裕がないと判断した場合には(ステップS106;No)、通信部110を介して、車両Cの車載装置200に対して、目的地Dの位置を送信し、車両Cを目的地Dに停めるように指示する(ステップS108に移行)。
例えば、制御部130は、利用者Uが目的地Dの周辺での降車を希望(又は許可)していて、店舗Sの前で停車する予定であっても、道路渋滞やその他の不測の事態により到着が遅れて時間に余裕がなくなった場合には、車両Cを店舗Sの前で停車させずに、目的地Dへの到着を優先させる。
制御部130は、時間に余裕があると判断した場合には(ステップS106;Yes)、通信部110を介して、車両Cの車載装置200に対して、目的地Dの周辺の店舗Sの前を停車位置として示す停車位置情報を送信し、車両Cを店舗Sの前に停めるように指示する(ステップS107)。
このとき、制御部130は、通信部110を介して、車両Cの車載装置200から、車両Cを店舗Sの前に停めた旨の通知を受け取り、店舗Sの店舗装置300に対して、車両Cが店舗Sの前に停車したことを通知してもよい。
〔5.変形例〕
上述した端末装置10および情報処理装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、実施形態の変形例について説明する。
上記の実施形態において、情報処理装置100が実行している処理を、車両Cの車載装置200が実行するようにしてもよい。すなわち、車両Cの車載装置200が、情報処理装置100の役割を果たしていてもよい。また、車両Cが自動運転車である場合には、車両Cの車載装置200は、車両Cの制御装置であってもよい。例えば、利用者Uが、いわゆる「流し」や「付け待ち」をしているタクシーである車両Cをつかまえて、端末装置10を用いて、又は口頭で、車両Cの車載装置200に直接、行き先である目的地Dの位置(目的位置)を示す目的位置情報を通知してもよい。この場合、車両Cの車載装置200は、目的位置情報の通知を受けて、目的地Dに停車するか、目的地Dの周辺の店舗Sの前に停車するかを判断する。
あるいは、利用者Uの端末装置10が実行している処理を、車両Cの車載装置200が実行するようにしてもよい。例えば、車両Cの車載装置200が、車両Cの座席に設置されたタブレット端末等であって、利用者Uが乗車後に、車両Cの車載装置200を用いて、情報処理装置100に対して、行き先である目的地Dの位置を示す目的位置情報を通知してもよい。また、車両Cの車載装置200は、店舗Sから利用者Uに対して提供されるクーポン情報等を二次元コードの形式で表示してもよい。利用者Uは、自身の端末装置10を用いて、この二次元コードを読み取り、クーポン情報等を取得する。また、車両Cの車載装置200は、利用者Uから目的位置情報の入力を受けた際に、目的地Dの周辺にある店舗Sとクーポン情報等との組の一覧を表示し、降車場所となる店舗Sを利用者Uに選択させるようにしてもよい。
また、上記の実施形態においては、無人タクシー等の自動運転車から乗客を降車させる場合を例に説明しているが、実際には、有人車両で、家族や友人等の同乗者を目的地で降車させる際に、店舗Sの前で降車させるようにしてもよい。また、ヒッチハイクやライドシェア(相乗り)における同乗者の降車場所として店舗Sの前に停車するようにしてもよい。店舗Sからインセンティブの提供を受けることで、運転者にとってもメリットがある。
また、上記の実施形態においては、最終的な目的地Dの周辺にある店舗Sの前で乗客を降車させる場合を例に説明しているが、実際には、乗客が目的地Dに向かう途中にある店舗Sに立ち寄るために一時的に降車させる場合に用いてもよい。例えば、目的地Dの周辺にコンビニエンスストアやテイクアウト可能なチェーン店等の店舗Sが存在しない場合に、途中にある店舗Sに立ち寄りたいという需要がある。そこで、途中にある店舗Sから降車提案がある場合には、上記の実施形態と同様の処理を行うようにしてもよい。なお、途中にある店舗Sへの立ち寄り方は、ドライブスルー等でもよい。
また、上記の実施形態においては、店舗Sの店舗装置300が、情報処理装置100に対して、利用者Uの降車希望と、店舗Sの位置情報とを、事前に(配車前/利用者Uの乗車前に)通知する場合を例に説明しているが、実際には、利用者Uの乗車後に通知してもよい。例えば、店舗装置300は、利用者Uの乗車後、車両Cが店舗Sの前を通過する前に、利用者Uの降車希望と、店舗Sの位置情報とを通知してもよい。すなわち、店舗装置300は、利用者Uの乗車後であっても、車両Cが停車場所を店舗Sの前に変更可能な状況であれば、利用者Uの降車希望と、店舗Sの位置情報とを通知してもよい。
また、上記の実施形態においては、目的地Dの周辺にある一般営業施設である店舗Sの前で乗客を降車させる場合を例に説明しているが、実際には、インセンティブ等とは関係なく、営利を目的としない施設の前で乗客を降車させるようにしてもよい。例えば、車両Cは、目的地Dの周辺にある営利を目的としない施設であって、停車場所として最適であると判断した施設の前で利用者Uを降車させるようにしてもよい。
〔6.効果〕
上述してきたように、本願に係る情報処理装置は、取得部と、提供部とを備える。記憶部は、利用者の行き先となる目的位置を記憶する。提供部は、利用者を乗せた移動体に対して、目的位置の周辺に所在する施設の前を停止位置として示す停止位置情報を提供する。これにより、車両の乗客の降車場所を目的地の周辺の店舗等に調整することができる。
提供部は、目的位置に停止することができない場合、移動体に対して、停止位置情報を提供する。これにより、目的地に停車することが禁止されている場合、又は不可能である場合(工事中、渋滞中)において、自動的に店舗の前に停止するため、代替の降車場所を探す手間が省略できる。
提供部は、目的位置の周辺に所在する施設からの提案に応じて、移動体に対して、停止位置情報を提供する。これにより、店舗側から、車両の乗客又は同乗者の降車場所について積極的に働きかけることができる。
提供部は、目的位置の周辺に所在する施設が営業中である場合、移動体に対して、停止位置情報を提供する。これにより、施設が営業中である場合にのみ、店舗の前に停車させることができる。
提供部は、利用者が目的位置の周辺での停止を許容する場合、移動体に対して、停止位置情報を提供する。これにより、利用者が希望又は許可した場合にのみ、店舗の前に停車させることができる。
提供部は、利用者の時間に余裕がある場合、移動体に対して、停止位置情報を提供する。これにより、利用者の時間に余裕がある場合にのみ、店舗の前に停車させることができる。
提供部は、施設の前に停止させない場合、移動体に対して、目的位置を示す目的位置情報を提供する。これにより、施設の前に停止させない場合には、通常通り、目的地に向かうようにすることができる。
また、本願に係る情報処理装置は、検索部をさらに備える。検索部は、目的位置の周辺に所在する施設を検索する。これにより、目的地の周辺に所在する店舗を抽出することができる。
検索部は、目的位置の周辺に所在する複数の施設のうち、条件に適合する施設を検索する。これにより、降車提案をしている店舗や、そのうち営業中である店舗を抽出することができる。
検索部は、目的位置の周辺に所在する複数の施設のうち、利用者に適した施設を検索する。これにより、利用者の属性に合った店舗や、普段利用している店舗を抽出することができる。
提供部は、移動体に対して、目的位置の周辺に所在する複数の施設のうち、利用者が選択した施設の前を停止位置として示す停止位置情報を提供する。これにより、複数の店舗の中から、降車場所となる店舗を、利用者自身に選ばせることができる。
提供部は、移動体に対して、目的位置の周辺に、利用者の誘導に対する入札を行っている複数の施設が存在する場合、各施設の入札額の比較の結果、入札額が最も高い施設の前を停止位置として示す停止位置情報を提供する。これにより、これにより、複数の施設の中から、最も高い入札額を提示した店舗を降車場所として選定することができる。
また、本願に係る情報処理装置は、受付部をさらに備える。受付部は、利用者が配車を要求した時に、利用者の行き先となる目的位置の登録を受付ける。これにより、タクシー等の配車要求時に、行き先となる目的位置を取得することができる。
移動体は、自律移動可能である。提供部は、移動体の制御装置に対して、目的位置の周辺に所在する施設の前を停止位置として示す停止位置情報を提供する。これにより、無人タクシー等の自動運転車について、店舗の前に停車させることができる。
提供部は、移動体の運転者の端末装置に対して、目的位置の周辺に所在する施設の前を停止位置として示す停止位置情報を提供する。これにより、利用者を乗せた車両の運転者に、店舗の前に停止させるよう指示又は依頼することができる。
提供部は、施設の前に停止させた場合、施設からのインセンティブを移動体に提供し、施設からのクーポン情報を利用者の端末装置に提供する。これにより、店舗の前に停止させる動機付けができる。
〔7.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る情報処理装置100および端末装置10は、例えば図8に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、情報処理装置100を例に挙げて説明する。図8は、情報処理装置100および端末装置10の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM(Read Only Memory)1300、HDD(Hard Disk Drive)1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、およびメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に記憶されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を記憶する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、および、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(図2に示したネットワークNに対応)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを、通信網500を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に記憶されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、又は半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部120内のデータが記憶される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から通信網500を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔8.その他〕
以上、本願の実施形態を説明したが、これら実施形態の内容により本発明が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、上述した情報処理装置100は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットホーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティング等で呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、上述してきた実施形態および変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、受付部は、受付手段や受付回路に読み替えることができる。
1 情報処理システム
10 端末装置
100 情報処理装置
110 通信部
120 記憶部
121 ユーザ情報記憶部
122 店舗情報記憶部
123 配車情報記憶部
130 制御部
131 受付部
132 判断部
133 検索部
134 提供部
135 学習部
200 車載装置
300 店舗装置

Claims (18)

  1. 利用者の行き先となる目的位置を取得する取得部と、
    前記目的位置に停車可能であるか否かを判断し、前記目的位置に停車可能ではない場合には前記目的位置の周辺に所在する施設の前に停車可能であるか否かを判断し、前記施設の前に停車可能である場合には自動的に前記施設の前を停止位置に設定する判断部と、
    前記利用者を乗せた移動体に対して、前記目的位置の周辺に所在する前記施設の前を前記目的位置に向かう前記移動体の停止位置として示す停止位置情報を提供する提供部と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記提供部は、前記目的位置に停止することができない場合、前記移動体に対して、前記停止位置情報を提供する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記提供部は、前記目的位置の周辺に所在する前記施設からの提案に応じて、前記移動体に対して、前記停止位置情報を提供する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記提供部は、前記目的位置の周辺に所在する前記施設が営業中である場合、前記移動体に対して、前記停止位置情報を提供する
    ことを特徴とする請求項1~3のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  5. 前記判断部は、前記目的位置の周辺に所在する施設の前に停車可能であるか否かの判断として、前記利用者が前記目的位置の周辺での停止を許容するか否かを判断し、
    前記提供部は、前記利用者が前記目的位置の周辺での停止を許容する場合、前記移動体に対して、前記停止位置情報を提供する
    ことを特徴とする請求項1~4のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  6. 前記判断部は、前記目的位置の周辺に所在する施設の前に停車可能であるか否かの判断として、前記利用者の時間に余裕があるか否かを判断し、
    前記提供部は、前記利用者の時間に余裕がある場合、前記移動体に対して、前記停止位置情報を提供する
    ことを特徴とする請求項1~5のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  7. 前記判断部は、前記目的位置の周辺に所在する施設の前に停車可能であるか否かの判断として、前記施設の前に停止させるか否かを判断し、
    前記提供部は、前記施設の前に停止させない場合、前記移動体に対して、前記目的位置を示す目的位置情報を提供する
    ことを特徴とする請求項1~6のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  8. 前記目的位置の周辺に所在する前記施設を検索する検索部
    をさらに備えることを特徴とする請求項1~7のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  9. 前記検索部は、前記目的位置の周辺に所在する複数の前記施設のうち、条件に適合する施設を検索する
    ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記検索部は、前記目的位置の周辺に所在する複数の前記施設のうち、前記利用者に適した施設を検索する
    ことを特徴とする請求項8又は9に記載の情報処理装置。
  11. 前記提供部は、前記移動体に対して、前記目的位置の周辺に所在する複数の前記施設のうち、前記利用者が選択した施設の前を停止位置として示す前記停止位置情報を提供する
    ことを特徴とする請求項1~10のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  12. 前記提供部は、前記移動体に対して、前記目的位置の周辺に、前記利用者の誘導に対する入札を行っている複数の前記施設が存在する場合、各施設の入札額の比較の結果、前記入札額が最も高い前記施設の前を停止位置として示す前記停止位置情報を提供する
    ことを特徴とする請求項1~11のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  13. 前記利用者が配車を要求した時に、前記利用者の行き先となる前記目的位置の登録を受付ける受付部
    をさらに備えることを特徴とする請求項1~12のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  14. 前記移動体は、自律移動可能であり、
    前記提供部は、前記移動体の制御装置に対して、前記目的位置の周辺に所在する前記施設の前を停止位置として示す停止位置情報を提供する
    ことを特徴とする請求項1~13のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  15. 前記提供部は、前記移動体の運転者の端末装置に対して、前記目的位置の周辺に所在する前記施設の前を停止位置として示す停止位置情報を提供する
    ことを特徴とする請求項1~14のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  16. 前記提供部は、前記施設の前に停止させた場合、前記施設からのインセンティブを前記移動体に提供し、前記施設からのクーポン情報を前記利用者の端末装置に提供する
    ことを特徴とする請求項1~15のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  17. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    利用者の行き先となる目的位置を取得する取得工程と、
    前記目的位置に停車可能であるか否かを判断し、前記目的位置に停車可能ではない場合には前記目的位置の周辺に所在する施設の前に停車可能であるか否かを判断し、前記施設の前に停車可能である場合には自動的に前記施設の前を停止位置に設定する判断工程と、
    前記利用者を乗せた移動体に対して、前記目的位置の周辺に所在する前記施設の前を前記目的位置に向かう前記移動体の停止位置として示す停止位置情報を提供し、前記施設の前に停止させる提供工程と
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  18. 利用者の行き先となる目的位置を取得する取得手順と、
    前記目的位置に停車可能であるか否かを判断し、前記目的位置に停車可能ではない場合には前記目的位置の周辺に所在する施設の前に停車可能であるか否かを判断し、前記施設の前に停車可能である場合には自動的に前記施設の前を停止位置に設定する判断手順と、
    前記利用者を乗せた移動体に対して、前記目的位置の周辺に所在する前記施設の前を前記目的位置に向かう前記移動体の停止位置として示す停止位置情報を提供し、前記施設の前に停止させる提供手順と
    をコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
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