JP6993948B2 - 飛翔装置 - Google Patents

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Description

本発明は飛翔装置に関し、更に詳細には揚力発生装置が発生する揚力によって垂直に離着陸可能な飛翔装置に関する。
垂直に離着陸可能な飛翔装置として、平面視で円形の環状胴体と、環状胴体から当該環状胴体の中心に向けて延在する複数の梁によって支持された2重反転翼とを有する遠隔操作可能な無人航空機(例えば、特許文献1)や、乗員座席を有する機体の前後に各々複数の回転翼による揚力発生装置が設けられたもの(例えば、特許文献2)、同心円上に配置された複数の円環形状の各フレームに複数の揚力発生装置(ロータユニット)が設けられ、中心部に撮影用カメラ等が設けられた胴体部を有するもの(例えば、特許文献3)等が知られている。
特開2001-26296号公報 特開2005-125976号公報 特開2014-240242号公報
飛翔装置は、飛行に必要な揚力の低減及び飛行時間の拡大のために、必要な強度及び剛性を確保した上で、軽量化及び小型化が重要な課題である。
本発明が解決しようとする課題は、飛翔装置において、必要な強度及び剛性を確保した上で、軽量化及び小型化を図ることである。
本発明の一つの実施形態による飛翔装置(10)は、機体(12)と、前記機体(12)に取り付けられた少なくとも1個の揚力発生装置(30)とを有する飛翔装置(10)であって、前記揚力発生装置(30)は、平面視で円環状のファンシュラウド(40)と、前記ファンシュラウド(40)に結合する基端(42A、44A)から当該ファンシュラウド(40)の中心に向けて延出した複数の上側アーム(42)及び複数の下側アーム(44)と、前記ファンシュラウド(40)の中心において前記複数の上側アーム(42)及び前記複数の下側アーム(44)によって支持された上側ファン支持部材(46)及び下側ファン支持部材(48)と、電動機(32、36)によって回転駆動される回転翼(34、38)を含み、前記上側ファン支持部材(42)の下部及び前記下側ファン支持部材(44)の上部に互いに同心且つ前記回転翼(34、38)が互いに対向するように設けられた上側電動ファン(32、34)及び下側電動ファン(36、38)とを含み、前記ファンシュラウド(40)は、円周方向に分割された複数のシュラウド構成部材(60)及び隣り合う前記シュラウド構成部材(60)を互いに結合する複数の結合部材(62)を含み、各結合部材(62)が対応する前記上側アーム(42)及び前記下側アーム(44)の各々の前記基端(42A、44A)を支持し、前記複数の結合部材(62)のうちの少なくとも一部に前記ファンシュラウド(40)を前記機体(12)に取り付けるための取付片(64)が設けられている。
この構成によれば、飛翔装置(10)として、必要な強度及び剛性を確保した上で、軽量化及び小型化が図られる。
上記飛翔装置(10)において、好ましくは、前記上側アーム(42)は前記基端(42A)から上方に向けて傾斜した傾斜部(42C)及び当該傾斜部(42C)の先端から水平に延在して前記上側ファン支持部材(46)を接合される水平部(42D)を含み、前記下側アーム(44)は前記基端(44A)から下方に向けて傾斜した傾斜部(44C)及び当該傾斜部(44C)の先端から水平に延在して前記下側ファン支持部材(48)を接合される水平部(44D)を含む。
この構成によれば、上側アーム(42)、下側アーム(44)の傾斜部(42C、44C)の傾斜度により、上下の回転翼(34、38)の上下方向の間隔を自由に設定することができる。
上記飛翔装置(10)において、好ましくは、各シュラウド構成部材(60)は中空体により構成され、各結合部材(62)は各シュラウド構成部材(60)の各端部の中空部に内接嵌合し、各結合部材(60)の外周面が面一に連続している。
この構成によれば、結合部材(62)の外周面において段差に起因する気流の乱れが生じることがない。
上記飛翔装置(10)において、好ましくは、各結合部材(62)は隣り合う前記シュラウド構成部材(60)の各々に結合され且つ互いに結合された2個の結合構成部材(66、68)により構成され、各結合部材(62)は前記2個の結合構成部材(66、68)によって前記上側アーム(42)及び前記下側アーム(44)の各々の前記基端(42A、44A)を挟み込むことにより、前記基端(42A、44A)を支持している。
この構成によれば、簡単で軽量な構造で、隣り合うシュラウド構成部材(60)同士の結合と、上側アーム(42)及び下側アーム(44)の支持とが行われる。
上記飛翔装置(10)において、好ましくは、前記ファンシュラウド(40)は、前記上側電動ファン(32、34)の前記回転翼(34)及び前記下側電動ファン(36、38)の前記回転翼(34)の外周を囲驍する上下方向長さの円筒内周面を含む。
この構成によれば、最小必要限度の円筒内周面(40A)をもって上下の回転翼(3438)の双方に対して損失が少ない流体力学的に最適なファン効率が得られる。
上記飛翔装置(10)において、好ましくは、前記上側アーム(42)及び前記下側アーム(44)は各々中空構造であり、前記上側アーム(42)及び前記下側アーム(44)各々の内部に前記上側電動ファン(32、34)及び前記下側電動ファン(36、38)に対して電力を供給する電力ケーブル(100、110)が配線されている。
この構成によれば、電力ケーブル(100、110)が上側アーム(42)、下側アーム(44)に内装され、電力ケーブル(100、110)の配線に特別な部品を必要としない。
本発明による飛翔装置によれば、必要な強度及び剛性を確保した上で、軽量化及び小型化を図ることができる。
本発明による飛翔装置の一つの実施形態を示す斜視図 本実施形態による飛翔装置の平面図 本実施形態による飛翔装置の揚力発生装置の斜視図 同揚力発生装置の縦断面図 同揚力発生装置の分解斜視図 同揚力発生装置のファンシュラウドの要部の拡大斜視図 同揚力発生装置のファン支持部材の斜視図
以下に、本発明による飛翔装置の一つの実施形態を、図1~図7を参照して説明する。
本実施形態による飛翔装置10は、図1及び図2に示されているように、機体12を有する。機体12は、前後に長い直方形状の箱状の主部機体14と、主部機体14の前端から前方に延出し、前方に向かうに従って横幅が小さくなる切頭四角錘形状の箱状の前部機体16と、主部機体14の後端から後方に延出し、後方に向かうに従って横幅が小さくなる切頭四角錘形状の箱状の後部機体18と、前後に長い直方体箱状をなして主部機体14の左側に連接して設けられた左側機体20と、前後に長い直方体箱状をなして主部機体14の右側に連接して設けられた右側機体22とを有する。
前部機体16と後部機体18とは主部機体14の前後方向に延在する中心線に沿って設けられて前後対称の配置である。左側機体20と右側機体22とは、主部機体14の左右両側にあって主部機体14の高さの略1/2の高さを有し、左右対称の配置である。
主部機体14上には箱状の座席台130が取り付けられている。座席台130には乗員用座席132が前向きに取り付けられている。座席台130の前部には乗員用座席132に着座した乗員のための左右のグリップ134を含む固定ハンドル136が取り付けられている。固定ハンドル136を含む乗員用座席132の近傍には飛行操縦装置(不図示)が設けられている。
主部機体14、左側機体20及び右側機体22は、箱状をなしていて、内部に電源バッテリ(不図示)が収納されている。
座席台130は主部機体14の一部をなす。座席台130には、3軸のジャイロセンサ140、3軸の加速度センサ142、飛行制御装置144及び自律飛行制御装置146が取り付けられている。ジャイロセンサ140は、機体12の姿勢制御が容易且つ適切に行われるべく、平面視で機体12の重心G或いは重心Gに近い位置に配置されている。
機体12の下部には前後方向に長いそり構造の脚体26が取り付けられている。
飛翔装置10は、図2に示されているように、機体12の重心Gを略中心とする半径R1による第1同心円C1上にあって機体12の前部及び後部に各々左右対称に配置され且つ機体12に取り付けられた4個の第1揚力発生装置30と、機体12の重心Gを略中心とする第1同心円C1より大径、つまり半径R1により大きい半径R2による第2同心円C2上且つ機体12の前後方向に延在する中心軸線X上にあって機体12の前方及び後方に配置され且つ機体12に取り付けられた2個の第2揚力発生装置70とを有する。
各第1揚力発生装置30は、図1に示されているように、上下に互いに同心に配置された2重反転翼によるものであり、上側電動機32と、上側電動機32の回転軸に下向きに取り付けられて上側電動機32によって回転駆動される上側回転翼34と、上側電動機32と同心配置の下側電動機36と、下側電動機36の回転軸に上向きに取り付けられて下側電動機36によって回転駆動される下側回転翼38と、上側回転翼34及び下側回転翼38の外周囲を一括して取り囲む平面視で円環形状の上下開放のファンシュラウド(ダクト)40とを有する。上側回転翼34と下側回転翼38とは、同心配置で、上下に間隔(図4参照)をおいて互いに対向し、互いに反対方向に回転する。
このように、上側電動機32及び上側回転翼34によって上側電動ファンが構成され、下側電動機36及び下側回転翼38によって下側電動ファンが構成される。
各第1揚力発生装置30は、実質的に互いに同一構造であり、その詳細を、図3~図7を参照して説明する。
各第1揚力発生装置30は、ファンシュラウド40に結合する基端42Aから当該ファンシュラウド40の中心に向けて延出した3個の上側アーム42と、ファンシュラウド40に結合する基端44Aから当該ファンシュラウド40の中心に向けて延出した3個の下側アーム44と、ファンシュラウド40の中心部において3個の上側アーム42が互いに協働にして支持する略トリポート形の1個の上側ファン支持部材46と、ファンシュラウド40の中心部において3個の下側アーム44が互いに協働して支持する略トリポート形の1個の下側ファン支持部材48とを含む。
各上側アーム42及び各下側アーム44は、軽量化及び飛翔装置10の昇降時の気流を阻害しないように、長円形の断面形状或いは翼断面形状の中空構造である。
各上側アーム42は、基端42Aから上方に向けて傾斜した傾斜部42C及び傾斜部42Cの先端から水平に延在して上側ファン支持部材46を接合される水平部42Dを含む。各上側アーム42と上側ファン支持部材46との接合は、図7に示されているように、上側ファン支持部材46に形成された上側アーム42毎の筒状部50に、対応する位置にある水平部42Dの遊端(先端)42Bが挿入嵌合され且つ筒状部50と水平部42Dとの挿入嵌合部が接着剤(不図示)によって接着されることにより行われている。これにより、接着が剥がれても上側アーム42と上側ファン支持部材46との接合が維持される。
上側ファン支持部材46は底面部46Aを有し、底面部46Aに上側電動機32がボルト(不図示)によって取り付けられる。上側アーム42のうち、後述する機体12に対する取付片64を含むものには、上側電動機32に電力を供給する電力ケーブル100が通されている。電力ケーブル100は上側アーム42から上側ファン支持部材46に形成されているケーブル通し孔46B、46Cを通過して上側電動機32に至る。これにより、電力ケーブル100が上側アーム42及び上側ファン支持部材46に内装され、電力ケーブル100の配線に特別な部品を必要としない。
上側ファン支持部材46には、上側ファン支持部材46を内包すべく、先端が略円錐状をなす砲弾形状(流線形)の中空のスピナーキャップ52(図3参照)が取り付けられている。これにより、飛翔装置10の昇降時の上側ファン支持部材46の部分における空気の流れ抵抗が低減する。
各下側アーム44は、基端44Aから下方に向けて傾斜した傾斜部44C及び傾斜部44Cの先端から水平に延在して下側ファン支持部材48(図7参照)を接合される水平部44Dを含む。下側アーム44及び下側ファン支持部材48は上側ファン支持部材46を上下反転したものであるから、各下側アーム44と下側ファン支持部材48との接合は、図7を援用して説明する。各下側アーム44と下側ファン支持部材48との接合は、下側ファン支持部材48に形成された下側アーム44毎の筒状部54に、対応する位置にある水平部44Dの遊端(先端)44Bが挿入嵌合され且つ筒状部54と水平部44Dとの挿入嵌合部が接着剤(不図示)によって接着されることにより行われている。これにより、接着が剥がれても下側アーム44と下側ファン支持部材48との接合が維持される。
下側ファン支持部材48は上面部48Aを有し、上面部48Aに下側電動機36がボルト(不図示)によって取り付けられる。下側アーム44のうち、後述する機体12に対する取付片を含むものには、下側電動機36に電力を供給する電力ケーブル110が通されている。電力ケーブル110は下側アーム44から下側ファン支持部材48に形成されているケーブル通し孔48B、48Cを通過して下側電動機36に至る。これにより、電力ケーブル110が下側アーム44及び下側ファン支持部材48に内装され、電力ケーブル110の配線に特別な部品を必要としない。
下側ファン支持部材48には、下側ファン支持部材48を内包すべく、先端が略円錐状をなす砲弾形状(流線形)の中空のスピナーキャップ56(図3参照)が取り付けられている。これにより、飛翔装置10の昇降時の下側ファン支持部材48の部分における空気の流れ抵抗が低減する。
ファンシュラウド40は、図3~図6に示されているように、円周方向に3個に分割されたシュラウド構成部材60及び3個の結合部材62を含む。
各シュラウド構成部材60は軽量化及び飛翔装置10の上昇時の気流を阻害しないように上側が半円形したアーチ状の断面形状或いは翼断面形状を有する中空体により構造されている。3個のシュラウド構成部材60の組み合わせによるファンシュラウド40は、上側回転翼34及び下側回転翼38の外周を囲驍する上下方向長さの円筒内周面40A(図4参照)を含む。
各結合部材62は2個の結合構成部材66、68により構成されている。結合構成部材66、68は、プレス成形品であり、板状部66A、68A及び板状部66A、68Aの外縁に沿って設けられた筒状の嵌合部66B、68Bを含み、嵌合部66B、68Bが隣り合い且つ突き合わされるシュラウド構成部材60の端部から中空部内に挿入され、シュラウド構成部材60の内周に各々嵌合、つまり内接嵌合し、接着剤(不図示)による接着によって隣り合うシュラウド構成部材60の各々に結合される。結合構成部材66及び68は、互い正対する板状部66Aと68Aとを接着剤(不図示)によって接着されることにより、互いに結合される。
これにより、各結合部材62の板状部66A、68Aは、隣り合うシュラウド構成部材60間にバルクベッドのように存在し、ファンシュラウド40の曲げ及び捩れの剛性を高める。また、各シュラウド構成部材60の互いの外周面が面一に連続し、これら外周面において段差に起因する気流の乱れが生じることがない。
結合構成部材66、68の板状部66A、68Aには、上側アーム42の基端42A、が嵌合する溝部66C、68C及び下側アーム44の基端44Aが嵌合する溝部66D、68Dが設けられている。結合構成部材66、68は接着剤(不図示)による接着によって互い結合されることにより、溝部66Cと68C及び溝部66Dと68Dとの各々において、上側アーム42の基端42A及び下側アーム44の基端44Aを両側から挟み込んでサンドウィッチ構造により支持している。
溝部66Cと68C及び溝部66Dと68Dとは、各々ファンシュラウド40の径方向外方に位置する側において溝部66E、68Eによって互いに接続されている。上側アーム42、下側アーム44に通された電力ケーブル100、110は、溝部66E、68Eによる空間から機体12の側に取り出される。
3個の結合部材62のうちの2個の結合部材62の結合構成部材68は板状部68Aから外方に延出した上下2個の取付片64を一体に有する。取付片64は機体12にボルト等によって固定されることにより、ファンシュラウド40を周方向に離れた2箇所において機体12に取り付けている。
かくして、各結合部材62は、隣り合うシュラウド構成部材60を互いに結合すると共に、各上側アーム42及び各下側アーム44の基端42A、44Aを支持する支持基部をなし、しかもそのうちの2個の結合部材62はファンシュラウド40を機体12に取り付ける取付部材をなす。このことにより、第1揚力発生装置30の構造が部品点数の削減のもとに簡単になると共に第1揚力発生装置30の軽量化及び小型化が図られる。
上側電動機32の下側に上側回転翼34があり、下側電動機36の上側にあって、上側回転翼34と下側回転翼38とが互いに対向しているから、上側回転翼34と下側回転翼38との上下方向の間隔の自由に設定でき、2重反転翼における揚力発生のための最適値に設定することができる。この上側回転翼34と下側回転翼38との上下方向の間隔は、上側アーム42、下側アーム44の傾斜部42C、44Cの傾斜度により設定することができる。
ファンシュラウド40は、上側回転翼34及び下側回転翼38の外周を囲驍する上下方向長さの円筒内周面40Aを含むから、最小必要限度の円筒内周面40Aをもって上側回転翼34及び下側回転翼38の双方に対して損失が少ない流体力学的に最適なファン効率が得られる。
これらのことにより、必要な強度及び剛性を確保した上で、軽量化及び小型化が図られ、飛行に必要な揚力の低減し、飛行時間が拡大する。
第2揚力発生装置70は第1揚力発生装置30と実質的に同一の構造である。従って、第2揚力発生装置70においても第1揚力発生装置30と同一の効果が得られる。
以上、本発明を、その好適な実施形態について説明したが、本発明はこのような実施形態により限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、ファンシュラウド40の分割数は3個に限られることなく、それ以上の分割数或いは2個であってもよい。主部機体14上に荷物の運搬のために荷台が設けられてもよい。第1揚力発生装置30及び第2揚力発生装置70の個数は、第1揚力発生装置30が4個、第2揚力発生装置70が2個に限られることはなく、第1揚力発生装置30の個数をN個、第2揚力発生装置70の個数をM個とした場合、N>Mであればよい。上記実施形態に示した構成要素は必ずしも全てが必須なものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
10 :飛翔装置
12 :機体
14 :主部機体
16 :前部機体
18 :後部機体
20 :左側機体
22 :右側機体
26 :脚体
30 :第1揚力発生装置
32 :上側電動機
34 :上側回転翼
36 :下側電動機
38 :下側回転翼
40 :ファンシュラウド
42 :上側アーム
42A :基端
42B :遊端
42C :傾斜部
42D :水平部
44 :下側アーム
44A :基端
44B :遊端
44C :傾斜部
44D :水平部
46 :上側ファン支持部材
46A :底面部
46B :ケーブル通し孔
46C :ケーブル通し孔
48 :下側ファン支持部材
48A :上面部
48B :ケーブル通し孔
48C :ケーブル通し孔
50 :筒状部
52 :スピナーキャップ
54 :筒状部
56 :スピナーキャップ
60 :シュラウド構成部材
60A :嵌合部
62 :各結合部材
64 :取付片
66 :結合構成部材
66A :板状部
66B :嵌合部
66C :溝部
66D :溝部
66E :溝部
68 :結合構成部材
68A :板状部
68B :嵌合部
68C :溝部
68D :溝部
68E :溝部
70 :第2揚力発生装置
100 :電力ケーブル
110 :電力ケーブル
130 :座席台
132 :乗員用座席
134 :グリップ
136 :固定ハンドル
140 :ジャイロセンサ
142 :加速度センサ
144 :飛行制御装置
146 :自律飛行制御装置

Claims (6)

  1. 機体と、前記機体に取り付けられた少なくとも1個の揚力発生装置とを有する飛翔装置であって、
    前記揚力発生装置は、
    平面視で円環状のファンシュラウドと、
    前記ファンシュラウドに結合する基端から当該ファンシュラウドの中心に向けて延出した複数の上側アーム及び複数の下側アームと、
    前記ファンシュラウドの中心において前記複数の上側アーム及び前記複数の下側アームによって支持された上側ファン支持部材及び下側ファン支持部材と、
    電動機によって回転駆動される回転翼を含み、前記上側ファン支持部材の下部及び前記下側ファン支持部材の上部に互いに同心且つ前記回転翼が互いに対向するように設けられた上側電動ファン及び下側電動ファンとを含み、
    前記ファンシュラウドは、円周方向に分割された複数のシュラウド構成部材及び隣り合う前記シュラウド構成部材を互いに結合する複数の結合部材を含み、各結合部材が対応する前記上側アーム及び前記下側アームの各々の前記基端を支持し、前記複数の結合部材のうちの少なくとも一部に前記ファンシュラウドを前記機体に取り付けるための取付片が設けられている飛翔装置。
  2. 前記上側アームは前記基端から上方に向けて傾斜した傾斜部及び当該傾斜部の先端から水平に延在して前記上側ファン支持部材を接合される水平部を含み、前記下側アームは前記基端から下方に向けて傾斜した傾斜部及び当該傾斜部の先端から水平に延在して前記下側ファン支持部材を接合される水平部を含む請求項1に記載の飛翔装置。
  3. 各シュラウド構成部材は中空体により構成され、各結合部材は各シュラウド構成部材の各端部の中空部に内接嵌合し、各結合部材の外周面が面一に連続している請求項1又は2に記載の飛翔装置。
  4. 各結合部材は隣り合う前記シュラウド構成部材の各々に結合され且つ互いに結合された2個の結合構成部材により構成され、各結合部材は前記2個の結合構成部材によって前記上側アーム及び前記下側アームの各々の前記基端を挟み込むことにより、前記基端を支持している請求項1~3の何れか一項に記載の飛翔装置。
  5. 前記ファンシュラウドは、前記上側電動ファンの前記回転翼及び前記下側電動ファンの前記回転翼の外周を囲驍する上下方向長さの円筒内周面を含む請求項1~4の何れか一項に記載の飛翔装置。
  6. 前記上側アーム及び前記下側アームは各々中空構造であり、前記上側アーム及び前記下側アーム各々の内部に前記上側電動ファン及び前記下側電動ファンに対して電力を供給する電力ケーブルが配線されている請求項1~5の何れか一項に記載の飛翔装置。
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