JP6993268B2 - 単動式油圧圧縮工具 - Google Patents

単動式油圧圧縮工具 Download PDF

Info

Publication number
JP6993268B2
JP6993268B2 JP2018052066A JP2018052066A JP6993268B2 JP 6993268 B2 JP6993268 B2 JP 6993268B2 JP 2018052066 A JP2018052066 A JP 2018052066A JP 2018052066 A JP2018052066 A JP 2018052066A JP 6993268 B2 JP6993268 B2 JP 6993268B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
ram
compression tool
coil
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018052066A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019162650A (ja
Inventor
良太 竹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Tekki Corp
Original Assignee
Sanwa Tekki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Tekki Corp filed Critical Sanwa Tekki Corp
Priority to JP2018052066A priority Critical patent/JP6993268B2/ja
Publication of JP2019162650A publication Critical patent/JP2019162650A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6993268B2 publication Critical patent/JP6993268B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Wire Processing (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
  • Processing Of Terminals (AREA)

Description

本発明は、電線接続用の金属スリーブを圧縮して電線に接続する作業等用いられる単動式の油圧圧縮工具に関する。
従来、電線接続用の金属スリーブ等の被圧縮材を圧縮するための油圧圧縮工具として特許文献1に記載のものが知られている。この圧縮工具は、一側方が略弓形で他側方が略コ字形に屈曲された顎状のヘッド部と、このヘッド部に螺着されたシリンダとから構成されている。シリンダ内のピストンには戻しばねが外嵌され、ピストンの先端部に可動ダイスが装着される。また、ヘッド部の屈曲部には、可動ダイスと対向する位置に固定ダイスが装着される。油圧源からシリンダへ送られる作動油によりピストンが往動し、可動ダイスと固定ダイスの間の被圧縮材を圧縮加工する。ピストンの復動は内装の戻しばねによる。
特許文献2に記載の油圧工具においては、工具基体に形成したシリンダ室にラムを嵌入し、これを戻しばねで復動方向に付勢する。プランジャのポンプで作動油をシリンダ室に送り、ラムを往動させる。オイルタンクとシリンダ室間の油路を切換え弁で開放し、ばね力でラムを復動させる。ラム内にばね室を形成して戻しばねを収容する。ピストンから延出するシャフト部をラム室内に貫通させ、それのばね受けで戻しばねを復動方向に圧縮可能とする。シリンダ室と同心に独立して設けた副シリンダ室にピストンを挿入する。副シリンダ室とシリンダ室間をピストンに内設した油路で連通させると共に、ピストンの前部側に構成される油室に作動油を送り、ピストンでラムを強制復動させる。ラムの復動を戻しばねのばね力によるほか、強制戻し機構の油圧により補助的に行う手動油圧式工具である。
特開平11-251030号公報 実開平5-85563号公報
上記従来の油圧工具を用いて、例えば断面C字状の金属スリーブを圧縮する場合、断面形状が圧縮軸に対して非対称であるため、圧縮過程でスリーブが軸周りに回転しながら変形し、その際に発生する水平分力が、ダイスを介してラム(ピストン)を傾斜させるように作用する。この結果、ラムが、摺動するシリンダー内の内周にかじり、あるいは金属スリーブにダイスが食い込んで、ラムが元位置に復帰しなくなる現象が生じる。この現象は、ラムの復帰をばね力で行う、いわゆる単動型の圧縮工具において生じやすい。
このような現象が生じると、傾斜したラムの前側をハンマー等で叩いたり、把持されたスリーブをラムの下降方向に叩いたりして、ラムの姿勢を矯正し、強制的にラムを下降させる操作が必要となる。このような操作は、作業を遅延させるばかりでなく、打撃に伴うラムやシリンダの損傷、被圧縮物であるスリーブの損傷を招くという問題点がある。
この問題点を解決するため、特許文献2に記載の油圧工具においては、ラムの復動に戻しばねのばね力に加えて油圧を用いる。これは複動型の構造を含むものであり、構造が複雑で大型化するし、操作が複雑になるという問題点がある。
したがって、本発明は、ラムの強制復動をばね力のみによって円滑に行える単動型の油圧圧縮工具を提供することを目的としている。
以下、添付図面の符号を参照して説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
上記課題を解決するための、本発明の油圧圧縮工具1は、油室10を有する筒状のシリンダ部3と顎状のヘッド部2とが一体に形成される。シリンダ部3には圧縮位置と元位置との間を往復動自在のラム4と当該ラム4を復動させる戻しばね18,19とが内挿される。ラム4には可動ダイス6が装着され、ヘッド部2には可動ダイス6と対向する位置に固定ダイス7が装着される。油圧圧縮工具1は、油圧によるラム4の往動に伴う可動ダイス6と固定ダイス7との圧接により被圧縮材の圧縮を行い、ラム4の復動は戻しばね18,19のばね力のみによる単動式である。戻しばね18,19は、ラム4の往動時の全行程において蓄圧される第1のコイルばね18と、往動時の最終行程付近においてのみ蓄圧される第2のコイルばね19とを含む。ラム4の強制復動が復動工程の初期に、2つのばねによる大きな復元力によって円滑に行える。
本発明の油圧圧縮工具1においては、ラム4の復動工程の初期に、2つのコイルばね18,19による大きな復元力を得ることができる。これにより、ラム4とシリンダ部3とのかじりや、ダイス6,7と被圧縮材との食い付きによる抵抗に抗して、ラム4を円滑に復帰させる。単動型であるから小型、軽量で、操作も簡易である。
本発明に係る油圧圧縮工具の非動作状態の断面図である。 図1の油圧圧縮工具の圧縮動作状態の断面図である。
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
油圧圧縮工具1は、図1に示すように、顎状のヘッド部2と、筒状のシリンダ部3とが一体に形成されてなる。シリンダ部3内にラム4が挿入される。ラム4の先端部には、ダイスホルダ5を介して可動ダイス6が装着される。ヘッド部2の屈曲部の内側には、可動ダイス6と対向する位置に固定ダイス7が装着される。
油圧圧縮工具1の基端部側には、取り付け部8とカプラ9が設けられる。取り付け部8は、図示しない作業用のマニプレータ等のアームに接続される。カプラ9は、シリンダ部3に図示しない油圧源から作動油を送る油圧ホースが接続される。
作動油が供給されるシリンダ部3の油室10内に、ラム4が、圧縮位置(図2)と元位置(図1)との間を往復動自在挿入される。シリンダ部3は円筒状で、ラム4の外周は、そのほぼ全長にわたって、シリンダ部3の内周に摺接する。
ラム4は、シリンダ部3の油室10に通じるばね室11を具備する。ばね室11は、油室10の基底部側の端部が開放し、この端部にスプリングシート12が固着される。
シリンダ部3内には、油室10の基底部から、その中心を軸方向に延びるスプリングステム13が設けられる。スプリングステム13は、スプリングシート12を自在に貫通して先端側がばね室11内に挿入され、先端部に、ばね受け鍔14を有する。スプリングステム13の軸部15の下端部とシリンダ部2の基底部との間には、油通路となる隙間116が形成される。これを通じて油圧源から作動油が油室10内へ供給される。
ばね室11は、スプリングシート12とスプリングステム13の軸部15との間の隙間17を通じて油室10に連通している。ばね室11には、常時作動油が満たされている。
ラム4を復動させるための戻しばねとして、第1及び第2のコイルばね18,19が、ばね室内11において、ばね受け鍔14とスプリングシート12との間に介設される。第1及び第2のコイルばね18,19は、いずれも断面矩形のコイルばねである。
第1のコイルばね18は、常時ばね受け鍔14とスプリングシート12との間を押し開いており、図1に示す非作動状態において、ラム4をシリンダ部3の基底部に押し付けて元位置に付勢している。
第2のコイルばね19は、第1のコイルばね18よりコイル外径及び自由高さが小さいが、これよりばね定数が大きいばねであり、第1のコイルばね18の内側に挿入される。
圧縮動作時に、油室10に作動油が送られると、第1のコイルばね18を圧縮してこれを蓄圧しつつ、ラム4が上昇する。ラム4が図2に示す圧縮動作位置の直前位置まで上昇すると、第2のコイルばね19が圧縮される。したがって、圧縮動作が終了して図示しない油通路の弁が開かれると、第1及び第2の2つのコイルばね18,19により、ラム4が復動を開始する。復動工程の初期における2つのコイルばね18,19による大きい復元力により、ラム4とシリンダ部3とのかじりや、ダイス6,7と被圧縮材との食い付きに抗してラムを円滑に強制復動させることができる。
1 油圧圧縮工具
2 ヘッド部
3 シリンダ部
4 ラム
5 ダイスホルダ
6 可動ダイス
7 固定ダイス
8 取り付け部
9 カプラ
10 油室
11 ばね室
12 スプリングシート
13 スプリングステム
14 ばね受け鍔
15 軸部
16 隙間
17 隙間
18 第1コイルばね
19 第2コイルばね

Claims (5)

  1. 油室を有する筒状のシリンダ部と顎状のヘッド部とが一体に形成され、前記シリンダ部には圧縮位置と元位置との間を往復動自在のラムと当該ラムを復動させる戻しばねとが内挿され、前記ラムには可動ダイスが装着され、前記ヘッド部には前記可動ダイスと対向する位置に固定ダイスが装着され、油圧による前記ラムの往動に伴う前記可動ダイスと前記固定ダイスとの圧接により被圧縮材の圧縮を行う単動式油圧圧縮工具であって、
    前記戻しばねは、前記ラムの往動時の全行程において蓄圧される第1のコイルばねと、往動時の最終行程付近においてのみ蓄圧される第2のコイルばねとを含み、
    それにより、前記ラムの復動工程の初期に、より大きい復元力が得られることを特徴とする単動式油圧圧縮工具。
  2. 前記第2のコイルばねは、前記第1のコイルばねより大きなばね定数を有することを特徴とする請求項1に記載の単動式油圧圧縮工具。
  3. 前記ラムは、前記シリンダ部の油室に通じるばね室を具備し、
    前記シリンダ部は、前記油室の基底部からその中心を軸方向に延びて先端側が前記ばね室に挿入され、先端部にばね受け鍔を有するスプリングステムを具備し、
    前記ばね室は、前記油室の基底部側の端部に、前記スプリングステムを貫通させるスプリングシートを具備し、
    前記第1及び第2のコイルばねは、前記ばね室内の前記ばね受け鍔と前記スプリングシートとの間に介設されることを特徴とする請求項1に記載の単動式油圧圧縮工具。
  4. 前記第1のコイルばねの内側に、これよりコイル外径及び自由高さが小さい前記第2のコイルばねが配置されることを特徴とする請求項3に記載の単動式油圧圧縮工具。
  5. 前記第1及び第2のコイルばねは、矩形断面のコイルばねであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の単動式油圧圧縮工具。
JP2018052066A 2018-03-20 2018-03-20 単動式油圧圧縮工具 Active JP6993268B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018052066A JP6993268B2 (ja) 2018-03-20 2018-03-20 単動式油圧圧縮工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018052066A JP6993268B2 (ja) 2018-03-20 2018-03-20 単動式油圧圧縮工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019162650A JP2019162650A (ja) 2019-09-26
JP6993268B2 true JP6993268B2 (ja) 2022-01-13

Family

ID=68065369

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018052066A Active JP6993268B2 (ja) 2018-03-20 2018-03-20 単動式油圧圧縮工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6993268B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015087397A1 (ja) 2013-12-10 2015-06-18 株式会社泉精器製作所 油圧工具
US20150364889A1 (en) 2013-01-09 2015-12-17 Gustav Klauke Gmbh Hydraulically actuatable crimping device, method for carrying out a crimping operation, method for producing an electroconductive compression joint, electroconductively crimped compression sleeve, method for clamping a workpiece and hydraulic device

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6393439A (ja) * 1986-06-10 1988-04-23 Kandenko Co Ltd 電線接続スリ−ブ圧縮装置
JPH02190269A (ja) * 1989-01-18 1990-07-26 Sanwa Tekki Corp 強制戻し式単動油圧工具
JP2507609Y2 (ja) * 1990-08-23 1996-08-14 株式会社泉精器製作所 油圧式圧縮工具

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150364889A1 (en) 2013-01-09 2015-12-17 Gustav Klauke Gmbh Hydraulically actuatable crimping device, method for carrying out a crimping operation, method for producing an electroconductive compression joint, electroconductively crimped compression sleeve, method for clamping a workpiece and hydraulic device
WO2015087397A1 (ja) 2013-12-10 2015-06-18 株式会社泉精器製作所 油圧工具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019162650A (ja) 2019-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7350774B2 (en) Long travel, high force combination spring
US10468847B2 (en) Hydraulically actuatable crimping device, method for carrying out a crimping operation, method for producing an electroconductive compression joint, electroconductively crimped compression sleeve, method for clamping a workpiece and hydraulic device
EP1714731A1 (en) Press for attaching nuts to pipes
CN100369695C (zh) 带有快进式压头的液压工具
US7685856B1 (en) Two mode hydroform seal apparatus and method
US6532635B1 (en) Installation tool for pull type fasteners
US7810620B2 (en) Bracket mounting structure and bracket mounting method
US9492862B2 (en) Fastener installation tool
AU2017221107B2 (en) Device and method for transmitting a mechanical force for driving a pressing device for press fittings
JP6993268B2 (ja) 単動式油圧圧縮工具
TWI622438B (zh) 鍛造成形裝置
CN109014859A (zh) 汽车节气阀与轴承压接铆合一体压头
JP2019099044A5 (ja)
US5119554A (en) Pintail ejector assembly for fastener installation tooling
US763833A (en) Hydraulic intensifier.
JP5232257B2 (ja) パーキングブレーキ装置
CN106734460B (zh) 具有液力缓冲控制机构的电液控制压力机械
KR20150016731A (ko) 셀프 피어싱 리벳 장치
CN211101341U (zh) 一种预应力钢棒小型墩粗系统
US20210268567A1 (en) Methods of, and apparatuses for, metal forming
CN106368995B (zh) 具有进给增压功能和回程保压功能的电液控制压力机械
CN106368993B (zh) 双蓄能器提供液压动力的电液控制压力机械
JP5280184B2 (ja) 打ち込み工具
JP5320583B2 (ja) 打ち込み工具
US9862019B2 (en) Fastener installation tool

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211209

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6993268

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150