JP6991821B2 - 植物用照明器具及び植物用照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、移動式植物用照明ユニットに関し、より詳細には植物に対して害を為す病害虫を防除し又は植物の成長を助長するための光を照射可能な移動式植物用照明ユニットに関する。
近年では高度に農業技術が発展しており、従来型の農業に対してエレクトロニクスを組み合わせることで農作物の生産効率を飛躍的に向上させる開発が進んでいる。例えば植物の成長に対して太陽の光は不可欠な場合が多いが、自然な日照時間はどうしても限られるため、これを人為的・疑似的に生成して植物に照射するシステムなどが提案されている。
例えば特許文献1では、温室内の作物を電照により抑制又は促進させて適期収穫を図るために、毎日所定時刻にモータと電照用光源に給電して光源装置を一定時間ガイド用レールに沿って走行させることで、作物に電照用光源を移動照射するようにした光源照射方法が開示されている。
また、特許文献2では、栽培植物に対して太陽光に近似した波長の光を照射することで不足する光合成エネルギーを補充させるため、栽培植物列の間に地上任意の高さで張架線またはレールを展張し、この上に植物育成用の照射器具を低速で往復移動させる植物育成用移動式照射装置が提案されている。
さらに、特許文献3では、植物の育成,花芽の抑制などを図るため、畑の一方向に対してレールが掛け渡され、LED照明部を吊り下げた移動部が、タイマーなどにより設定された時間にこのレール上を移動する可動式LED照明装置が開示されている。
特開昭58-63330号公報 特開平2-255019号公報 特開2005-27521号公報
しかしながら、上記した各特許文献を含む従来技術では、市場のニーズを適切に満たしているとは言えず、少なくとも下記の点において改善の余地は未だにあると言える。
すなわち、例えば特許文献1に開示された構成においては、単純な直線往復軌道のレール構成であるため電源線の長さがどうしても冗長となってしまうか、往復軌道の長さを短くできても複数台のユニット構成が必要となって装置規模が肥大してしまう。また、植物列間を移動するだけのレール構成であることから、どうしても作業者の邪魔になってしまう場合が生じてしまうことは否めない。さらに駆動台車に照明光源が直接搭載されているため、ユニット構成の拡張性に乏しい。
一方で特許文献2に開示された構成においても、植物列間を単純に往復運動するだけなのでやはり電源線が冗長となるし、どうしても作業者の邪魔になってしまう課題などがある。
特許文献3においては、移動部に照明光源が直接搭載されているため、やはり拡張性に乏しい点は同様の課題として残存している。また、特許文献3に記載の構成では、照明量を調整可能なように植物の頭上から照らす思想であって、葉裏までにも充分に照明可能となる構成ではない。さらに、単純な直線移動のため電源線が冗長となる可能性は否めない。
そもそも上記した特許文献1~3に共通して欠如している点として、植物の育成に必要な光(成長を助長する光や、病害虫を防除する光など)を適切に万遍なく照射しつつ、それでいて作業者の作業性や拡張性を同時に実現する思想は一切ないことが挙げられる。
本発明は、かような課題を解決することを一例に鑑みてなされたものであり、植物の育成に必要な光(成長を助長する光や、病害虫を防除する光など)を適切に万遍なく照射しつつ、それでいて作業者の作業性や拡張性を同時に実現することが可能な移動式植物用照明ユニットを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一実施形態にかかる移動式植物用照明ユニットは、(1)植物栽培室内に架設したレールの上を自走する駆動台車と、前記駆動台車と第1連結部材を介して連結されて前記レールの上を従走する連結台車と、前記連結台車に搭載されて、植物の育成に必要な光を照射する照明光源と、前記照明光源が照明開始するときに待機地点から照明地点へと前記駆動台車を移動させるとともに、照明終了時は前記駆動台車を前記待機地点へ戻す制御を行う制御装置と、を含み、前記連結台車は、前記駆動台車に複数連結され、前記第1連結部材は、前記連結台車の走行方向に関して伸縮動作をせず前記駆動台車と前記連結台車との距離を維持し、前記第1連結部材よりも前記連結台車の前記走行方向に関する前記伸縮動作が大きい第2連結部材を介して前記複数の連結台車が互いに接続されていることを特徴とする。
なお、上記した(1)に記載の移動式植物用照明ユニットにおいては、(2)前記移動式植物用照明ユニットは前記レールを含んで構成されてなり、前記レールは、前記植物栽培室の天井で植物栽培列間に沿ってそれぞれ分岐して架設された複数の照明領域用レールと、前記複数の照明領域用レールの其々に接続するとともに、前記植物栽培列領域の外に設けられた前記待機地点へと向けて架設された退避用レールと、を含むことが好ましい。
また、上記した(1)又は(2)に記載の移動式植物用照明ユニットにおいては、()前記第2連結部材は、隣り合う前記連結台車の間をつなぐ少なくとも2本の連結棒を含み、前記2本の連結棒同士の連結部は屈曲自在にし、且つ該連結台車と該連結棒との接続部が前記走行方向に対して交差する方向に搖動可能であることが好ましい。
また、上記した(1)~()のいずれか一項に記載の移動式植物用照明ユニットにおいては、()前記照明光源は、前記植物に付着する病害虫を防除するUV-B光を照射するランプを含むことが好ましい。
また、上記した()に記載の移動式植物用照明ユニットにおいては、()前記照明光源は、前記UV-B光の波長よりも長い波長を有するLED光源をさらに含み、前記複数の連結台車は波長が互いに異なる複数種類の光源を搭載することが好ましい。
本発明によれば、植物の育成に必要な光(成長を助長する光や、病害虫を防除する光など)を適切に万遍なく照射しつつ、且つ作業者の作業性や拡張性を同時に実現することが可能となる。
第1実施形態に係る移動式植物用照明ユニット100を示す模式図である。 移動式植物用照明ユニット100のうち駆動台車20付近の拡大図である。 第1連結部材J1および第2連結部材J2の一例を示す外観図である。複数の植物栽培列2が設置された植物栽培室1を上方から俯瞰した模式図である。 複数の植物栽培列2が設置された植物栽培室1、及びこの植物栽培室1内に移動式植物用照明ユニット100の一例を適用した場合を上方から俯瞰した模式図である。 植物栽培室1を実際に具現化した一例として、図4(a)における矢視G方向から見た場合の参考図である。 複数の植物栽培列2が設置された植物栽培室1、及びこの植物栽培室1内に移動式植物用照明ユニット100の一例を適用した場合を上方から俯瞰した模式図である。 複数の植物栽培列2が設置された植物栽培室1、及びこの植物栽培室1内に移動式植物用照明ユニット100の一例を適用した場合を上方から俯瞰した模式図である。 複数の植物栽培列2が設置された植物栽培室1、及びこの植物栽培室1内に移動式植物用照明ユニット100の一例を適用した場合を上方から俯瞰した模式図である。 第1実施形態に係る移動式植物用照明ユニット100を用いた照明方法を説明するフローチャートである。 移動式植物用照明ユニット100の駆動台車20が移動する軌跡例を示す模式図である。 第2実施形態に係る移動式植物用照明ユニット200を示す模式図である。
以下、本発明を実施するための実施形態について説明する。なお、それぞれの図中において、植物栽培列が延びる方向をX方向、植物栽培列の高さ(重力)方向をZ方向、このX方向及びZ方向と直交する方向をY方向として便宜的に定義した。しかしながらこれら方向付けは、説明の明瞭化を目的とするものであって本発明の技術的範囲を何ら制限するものではない。
[第1実施形態]
<移動式植物用照明ユニット100>
図1~図3を用いて本発明の第1実施形態に係る移動式植物用照明ユニット100について説明する。
図1は、移動式植物用照明ユニット100を示す模式図である。
同図に示すように、移動式植物用照明ユニット100は、レール10、駆動台車20、連結台車30、照明光源40、及び制御装置50を含んで構成されている。
駆動台車20は、後述する制御装置50の制御の下で、植物栽培室1内に架設したレール10の上を自走する機能を有している。そして後述するとおり、本実施形態の駆動台車20は、第1連結部J1を介して1又は複数の連結台車30を連結してレール10上を移動する。
かような駆動台車20は、図2にも示すとおり、外装ケース21、走行機構部22、センサー部23、電源ライン24、及び制御基板25を含んで構成されている。
外装ケース21は、上記したセンサー部23の一部や制御基板25などを収容する中空形状の筐体である。この外装ケース21の材質としては、対候性や耐湿性を有することが好ましく、例えばFRPなどの樹脂が用いられる。なお、耐湿性を確保できる限りにおいて、樹脂以外にもアルミニウムなど公知の金属材料を用いてもよい。
走行機構部22は、レール10に吊り下げられた状態で回転する車輪を備えた公知の滑車機構を採用できる。そして本実施形態の走行機構部22は、不図示の電気モータが搭載されており、後述する電源ライン24から給電を受けることでモータ駆動が可能となっている。
なお、本実施形態では滑車を利用したモータ駆動機構によってレール10上を走行する形態としたが、この形態に限られず電磁石を利用したリニアモータ駆動としてもよいし、他の公知の駆動機構を適用してもよい。
センサー部23は、本実施形態では走行方向TD(図2参照)に関して走行機構部22の前後に備え付けられている。なお、センサー部23の具体例としては、例えば公知の光学センサーや磁気センサーなどが適用できる。
その一方で、本実施形態のレール10上には、このセンサー部23と対向する形で読み取りタグが複数の所定個所(例えば後述する分岐点の前後など)に設けられている。
したがってセンサー部23は、走行中にこの読み取りタグをセンシングすることで、この読み取りタグから移動指令情報(通過、停止、反転など)を取得することが可能となっている。
電源ライン24は、不図示の電源(商用電源など)から駆動台車20や照明光源40に必要な電力を供給する機能を有している。なお、本実施形態においては、1本の電源ライン24から電力を分配することで駆動台車20や照明光源40へそれぞれ給電する形態としているが、この形態に限られず駆動台車20と照明光源40で個別の電源ラインを引いてきてもよい。
また、本実施形態における電源ライン24は、レール10上で公知のランナーによって吊り下げられることで、待機地点WPにおいて電源ライン24が不必要に垂れ下がってしまうことが抑制されている。
制御基板25は、後述する制御装置50との間で有線又は無線で通信を行う受信機としても機能する。また、この制御基板25は、制御装置50の制御の下で、走行機構部22を駆動させてレール10上を移動させる機能も備えている。
さらに本実施形態の制御基板25は、後述する照明光源40と電気的に接続されており、制御装置50の制御の下で、照明光源40を点灯したり消灯したりする機能を有している。なお、本実施形態では、複数の照明光源40を一括して点灯または消灯する例を説明するが、2つ以上の連結台車30(それぞれ照明光源40を搭載)が駆動台車20に連結される場合には、個別に点灯または消灯を制御するようにしてもよい。
連結台車30は、上記した駆動台車20と第1連結部材J1又は第2連結部材J2を介して連結されてレール10の上を従走する機能を有している。この連結台車30は、不図示の滑車を有してレール10上を移動可能ではあるが、連結台車30単独ではレール10上を自由に走行する機能は有していない。
そして本実施形態の連結台車30は、図2に示すとおり、固定部31を介して照明光源40を吊り下げ固定している。なお、この固定部31の具体例としては、ボルトによる締結やネジによる固定あるいは磁石(例えばネオジム磁石など)による吸着固定など公知の種々の固定方法を採用してもよい。
照明光源40は、上記した連結台車30に搭載されて、植物Pの育成に必要な光Lを照射する機能を有している。この照明光源40が照射する光Lとしては、例えば紫外光が例示される。このうち、特に植物に付着する病害虫を防除するために有効な波長を有するUV-B領域の光(以下、「UV-B光」とも称する)が本実施形態で使用されることが望ましい。
なお、本実施形態では病害虫防除のためUV-B光を用いたが、この形態に限られず、植物の成長を促進する限りにおいて、例えば植物の成長を助長する波長域であるUV-A領域の光やその他の波長域の光を用いてもよい。
また、具体的な照明光源40の構造としては、特に制限はないが、例えば縦長な円筒状の直管形電灯などが好ましい。また、照明光源40としては、コストや入手の容易さを考慮すると、いわゆる電球型光源(UV-Bの波長を有する電球型UVランプ)を用いてもよい。かような電球型光源としては、外形が電球状であればよく、例えば電球(白熱球)の他に、電球型ハロゲンランプ、電球型蛍光管、コンパクト形蛍光管、電球型LEDなど公知の種々の構造を適用してもよい。
上述したとおり、本実施形態の照明光源40は、制御装置50の制御の下で点灯および消灯が制御される。換言すれば、照明光源40は、リモートコントロールによって点灯および消灯が遠隔操作される形態となっている。なお、照明光源40が波長切替可能な光源であれば、当該制御装置50を介して植物Pに照射する波長を適宜切り替えてもよい。
制御装置50は、照明光源40が照明開始するときに待機地点WPから照明地点ILPへと駆動台車20を移動させるとともに、照明終了時は駆動台車20を待機地点WPへ戻す制御を行う機能を備えている。
かような制御装置50の具体例としては、中央演算装置CPU、通信デバイス、HDDやメモリなどの記憶部を備えた公知のコンピューターが例示される。また、制御装置50の他の例としては、上記通信デバイスや演算機能を備えたスマートフォンなどの携帯情報端末であってもよい。
本実施形態における制御装置50は、無線通信を介して駆動台車20の制御基板25と情報通信を行う。かような無線通信の一例として、本実施形態では無線LANの規格の一つであるWifiを適用している。なお、本実施形態ではWifiを採用しているが、この無線通信規格に限られず、例えばBluetoothやBluetooth Low Energy(BLE)など他の通信規格を適用してもよい。
<2種類の連結部材による連結形態>
次に図1及び図3を用いて、本実施形態における駆動台車20と連結台車30との連結態様、及び連結台車30同士の連結態様について説明する。
まず図1に示すとおり、本実施形態においては、駆動台車20と連結台車30とは第1連結部材J1を介して互いが連結されている一方で、連結台車30同士は第1連結部材J1とは構造の異なる第2連結部材J2を介して互いが連結されている。
この第1連結部材J1は、例えば図3(a)に例示される構造を有し、駆動台車20と連結台車30の距離は維持しつつ、走行方向TDを中心に水平方向HD(図2参照)へ一方に対して他方を揺動させることが可能となっている。これにより、例えばレール10が曲線である場合にはこの曲がり具合に追従して駆動台車20に対して連結台車30が水平方向に移動することができ、スムーズにレール10上のカーブ部位を曲がって走行することが可能となっている。
次に再び図1に戻り、本実施形態では、駆動台車20に対して複数台の連結台車(例えば4つの連結台車30a~30d)が第2連結部材J2を介して連結されている。
この第2連結部材J2は、上記した第1連結部材J1よりも連結台車20の走行方向TDに関する伸縮動作が大きくなっている。
より具体的には、本実施形態の第2連結部材J2は、図3(b)に一例として示す構造のように、隣り合う連結台車30の間をつなぐ少なくとも2本の連結棒J2aを含み、この少なくとも2本の連結棒同士の連結部J2bは屈曲自在にし、且つ該連結部J2bが走行方向TDに対して交差する水平方向HDに対して搖動可能となっている。
また、図1に示すように、本実施形態の連結棒J2a同士における連結部J2bは、伸縮時(連結台車30同士の距離が縮まるとき)にジグザグ状に折りたたまれるように、1つ飛びでレール10上に公知のランナーを介して吊り下げ支持されている。
以上説明した本実施形態の第2連結部材J2によれば、隣り合う連結台車30間の間隔が狭い状態と一定間隔の広い状態とで可変である。したがって、連結台車30上の照明光源40が点灯するときは照明光源40間の間隔を一定に保ちつつ、待機地点WPで待機する際にはコンパクトですっきりした形で移動式植物用照明ユニット100を待機させておくことが可能となっている。
また、第1連結部材J1と第2連結部材J2共に水平方向HDへの揺動(連結する一方に対して他方が水平方向HDへ移動することが可能)も許容できるので、レール10が曲線状となった場合でもスムーズに移動することが可能となっている。
<移動式植物用照明ユニット100の配置形態>
次に、図4を用いて植物栽培室1内における移動式植物用照明ユニット100の配置形態について説明する。
図4(a)に示すとおり、本実施形態の移動式植物用照明ユニット100が好適な植物栽培室1は、直方体状のビニールハウスなどの温室空間である。この植物栽培室1を実際に具現化した一例として、矢視G方向から見た場合の参考図として図4(b)に示す。
そして植物栽培室1内には、所定の大きさの植物栽培列2がX方向に延在するとともに、この植物栽培列2がY方向に所定の距離(例えば数十cm~数m)を隔てて並んで配置されている。本実施形態では、植物栽培室1内において、Y方向に9列の植物栽培列2が並置されている。
このような植物栽培室1に対して本実施形態の移動式植物用照明ユニット100を適用した例を、図4(c)~(e)に示す。
これらの図に示すとおり、レール10は、植物栽培室1の天井1aに架設されている。このレール10は、天井1aで植物栽培列2間に沿ってそれぞれ分岐して架設された複数の照明領域用レール11と、これら複数の照明領域用レール11の其々に接続するとともに植物栽培列領域PAの外に設けられた待機地点WPへと向けて架設された退避用レール12と、を含んで構成されている。
ここで、本実施形態の「分岐する」とは、植物栽培列領域PAの外に設けられた退避用レール12からそれぞれ植物栽培列2間に向かって枝分かれして延びる態様を言う。
また、本実施形態の「植物栽培列領域PA」とは、所定方向に沿って並ぶ複数の植物栽培列2のうち最外の植物栽培列2を含むように植物栽培室1内に配置された植物栽培列2の群を覆うXY平面方向の外縁の領域を言う(例えば図4(c)~(e)を参照)。
そして本実施形態ではこの植物栽培列領域PA内で照明光源40が点灯されるため、「照明地点」とは、照明領域用レール11上であって植物栽培列領域PA内のいずれかの位置であるということができる。
このうち図4(c)に示す配置形態(片側分岐タイプとも称する)においては、待機地点WPは植物栽培列2の群における中央よりも端部側(片側)にシフトして配置されるとともに、照明領域用レール11の夫々はこの待機地点WPの片側を起点に延びる退避用レール12から同じ形で順次分岐することを特徴としている。
一方で図4(d)に示す配置形態(両側分岐タイプとも称する)においては、待機地点WPは植物栽培列2の群におけるほぼ中央から両サイドへ向けて分岐可能なように配置されるとともに、この待機地点WPから両側に退避用レール12が延びて照明領域用レール11の夫々は待機地点WPを基準に対称となる形でそれぞれ両側に向けて順次分岐することを特徴としている。
なお、上記した図4(c)では待機位置WPが植物栽培列2の延在する方向の先(植物栽培列2の-X方向側端部から-X方向に離間した位置)に配置されていたが、図4(e)のように変形してもよい。すなわちこの図4(e)に示すように、植物栽培列2の群が並ぶ方向の先(左端の植物栽培列2から-Y方向に離間した位置)に待機位置WPが配置されていてもよい。
これら本実施形態の配置形態のうちいずれを採用してみても、分岐形式のレール構成とすることで、従来用いられていた構成に比して格段に電源ライン24の配線長を短くすることが可能となる。また、分岐形式のレール構成とすることで、植物栽培列2の群における各照射地点へと短時間及び短距離で移動することが可能となる。
そして本実施形態においては、照明領域用レール11は、植物栽培列2を一列飛びとなるように設置されており、これにより毎列間ごとに配置した場合の二重照射ムラなど照射量のムラを抑制できる。もちろん、照明光源40からの照射量を調整可能であれば、一列飛びでなく毎列間に照明領域用レール11を敷設してもよい。
なお、本実施形態における待機地点WPは、作業者の邪魔とならないよう植物栽培列領域PAの外側に設けられるのが好ましい。この場合、待機地点WPに待機する移動式植物用照明ユニット100を周囲から密閉するように収納ケースで区画してもよいし、密閉までせず例えばカーテンなどの遮蔽材を天井1aから垂らすことで周囲と区画する形態としてもよい。
<移動式植物用照明ユニット100を用いた照明方法>
次に、図5を参照しつつ、本実施形態における移動式植物用照明ユニット100を用いた照明方法について説明する。
本発明者らは、鋭意検討の結果、植物栽培列2の群に対して水平方向に均一に万遍なく光Lを照射するためには、照射する時間とその強さの積で算出される照射積算量が重要であるということに帰結した。
そして、例えば所定の照射区画を一定速度で走行する場合には上記の時間と強さから予想照射積算量を求めることができる。よって、予め植物Pに必要な目標照射積算量あるいは限界積算照射量を実験等で求めておけば、この目標照射積算量あるいは限界積算照射量から逆算して必要な走行速度を求めることができる。
なお、以下で説明する照明方法では、上記の視点に立脚して照明領域用レール11上を移動式植物用照明ユニット100が一定の速度で走行する例を説明する。しかしながら、一定速度で走行する区画は、植物栽培室1内に架設された照明領域用レール11上のすべてである必要は必ずしもなく、例えば照明領域用レール11上の一部毎(例えば分岐したそれぞれの照明領域用レール11毎)に区画を複数分けて、この区画内で一定速度とすればよい。この場合、複数の区画毎に相異なる速度で移動式植物用照明ユニット100が走行する形態であってもよい。
また、以下で説明する照明方法では、照明領域用レール11上を移動式植物用照明ユニット100が走行する速度と、退避用レール12上を移動式植物用照明ユニット100が走行する速度と、を同じ速度に設定した。しかしながら、この形態に限られず、これらの速度を互いに異ならせてもよい。
まず移動式植物用照明ユニット100の初期設定として、ステップS10では、プログラム動作によって植物Pに光Lを照射するか、マニュアル動作によって植物Pに光Lを照射するかが選択される。
このうちプログラム動作とは、予め設定された時間と設定された移動軌跡とに基づいて、照明光源40を駆動しつつ移動式植物用照明ユニット100を走行させる形態を言う。このプログラム動作によれば、例えば夜間など植物栽培室1内に人が存在しない時間帯に植物Pに光Lを自動的に照射することが可能となっている。
一方、マニュアル動作とは、作業者が上記制御装置50を介して移動式植物用照明ユニット100の移動軌跡を設定した後で任意の時間に照明光源40を駆動しつつ移動式植物用照明ユニット100を走行させる形態を言う。このプログラム動作によれば、作業者の意図する時間帯で、意図した走行速度によって意図した場所の植物Pに光Lを照射することが可能となっている。
すなわちステップS10でマニュアル動作が選択された場合には、ステップS21において、移動式植物用照明ユニット100の移動軌跡が決定される。このとき、上記のとおり、移動式植物用照明ユニット100の走行を開始する時間や走行速度もあわせて決定される。
なお、この走行速度の決定に際しては、例えば制御装置50によって積算照射量をモニターなどに表示しつつ決定する態様であってもよい。
ステップS22においては、上記ステップS21で決定された時刻で制御装置50によって照明光源40と駆動台車20が駆動される。これにより、移動式植物用照明ユニット100が待機地点WPから退避用レール12を走行し、さらに分岐して植物Pに光Lを照射しながらそれぞれの照明領域用レール11上(照明地点)を走行することになる。
次いでステップS23では、植物Pへの光Lの照射を終えて移動式植物用照明ユニット100が待機地点WPに帰還したかが判定される。より具体的には、レール10のうち待機地点WPに設けられた読み取りタグを駆動台車20のセンサー部23がセンシングしたか否かが検出される。
そしてステップS23で移動式植物用照明ユニット100が待機地点WPに帰還したと判定された場合には、このマニュアル動作に基づく植物Pへの光照射が完了する。
他方、ステップS10でプログラム動作が選択された場合には、作業者はいずれの動作プログラムを実行するかも選択する。
すなわち、制御装置50の不図示の記憶手段内には、予め移動軌跡が定められた複数種類の動作プログラムに関する情報が格納されている。
ここで、この動作プログラムの一例について、図6を用いて説明する。
まず図6(a)は、上記した片側分岐タイプにおける動作プログラムに基づく移動軌跡の例を示している。
図6(a)に示すとおり、まず待機地点WPからスタートすると、最初の分岐を曲がって「1」の照明領域用レール11上に入る。そしてこの「1」の照明領域用レール11の端部で折り返した後は「2」の地点まで戻り、再び「2」で折り返して「3」の照明領域用レール11上に入る。次いで、この「3」の照明領域用レール11の端部で折り返した後は「4」の地点まで戻り、再び折り返して同様に「5」から「9」までそれぞれ退避用レール12及び照明領域用レール11の上を走行する。
そして「9」の照明領域用レール11の端部で折り返した後は、待機地点WPへと帰還するように制御される。
このように、レール10上には「1」~「9」に対応する位置や分岐地点の前後などに読み取りタグが設けられており、駆動台車20のセンサー部23によって当該読み取りタグを順次読み取ることで、この移動軌跡に基づいて駆動台車20がレール10上を走行することになる。
次に図6(b)は、上記した両側分岐タイプにおける動作プログラムに基づく移動軌跡の例を示している。
図6(b)に示すとおり、待機地点WPからスタートすると、まず左右の植物栽培列2で共通の退避用レール12を通り、次いで最初の基準分岐Kを右折して図中における左側に位置する退避用レール12を通ってそのまま「1」の照明領域用レール11上(照明地点)に入る。そしてこの「1」の照明領域用レール11の端部で折り返した後は、上記した最初の基準分岐Kを一旦通過した後に方向転換して当該最初の基準分岐Kを今度は左折(図中では直進)して図中における右側に位置する退避用レール12を通って最初の分岐を曲がって「2」の照明領域用レール11上に入る。次いで、この「2」の照明領域用レール11の端部で折り返した後は、同様に上記した最初の基準分岐Kを一旦通過した後に方向転換して当該最初の基準分岐Kを右折して図中における左側に位置する退避用レール12を通って二番目の分岐を曲がって「3」の照明領域用レール11上に入る。以上と同様に、以降は「4」~「6」まで最初の基準分岐Kを経由してそれぞれ退避用レール12及び照明領域用レール11の上を走行する。
そして「6」の照明領域用レール11の端部で折り返した後は、最初の基準分岐Kをそのまま通過して待機地点WPへと帰還するように制御される。
このように、レール10上には「1」~「6」に対応する位置や、最初の基準分岐Kを含む各々の分岐地点の前後などに読み取りタグが設けられており、駆動台車20のセンサー部23によって当該読み取りタグを順次読み取ることで、この移動軌跡に基づいて駆動台車20がレール10上を走行することになる。
上述したようにステップS10でプログラム動作が選択された後は、ステップS31で規定時間が到来したか否かが判定される。換言すれば、制御装置50は、不図示のタイマーなどの計時装置を介して運転予定時間を管理する。この予定時間が到来したことを制御装置50が検知した場合には、ステップS32において、選択されたプログラム動作に基づく走行軌跡を不図示の記憶手段などから読み出す制御を行う。
選択されたプログラム動作に基づく走行軌跡が読み出された後は、ステップS33において、制御装置50は、前述したステップS22と同様に照明光源40と駆動台車20を駆動して照明領域用レール11上(照明地点)で植物Pに対して光Lを照射する制御を行う。
そしてステップS34においては、ステップS23と同様に、植物Pへの光Lの照射を終えて移動式植物用照明ユニット100が待機地点WPに帰還したかが判定される。
従来においては水平方向に均一に照射するために数多くの照明光源を必要としたが、本実施形態によれば比較的少数の照明光源を移動させて効率的に均一で万遍なく植物Pに光Lを照射することが可能となる。
また、本実施形態の照明光源40は移動式の照明なので、定置タイプの照明光源に比べて植物栽培区画当たりの照明器具数を削減できる。また、植物Pへの照明後は、待機地点WPに移動するので、照明光源40などが作業者の農作業中の邪魔にならない。
また、駆動台車20によって照明光源40を自走させる方式なので、例えば人手をかけず夜間などの時間帯に自動的に植物Pへ光Lを照射することが可能となる。
さらに、植物Pへ農薬などを散布する場合には照明光源40にも一部が飛散して付着してしまう恐れもあるが、本実施形態によれば不使用時は照明光源40を待機地点に置くことで上記した劣化を抑制することができる。
[第2実施形態]
次に図7を用いて本実施形態の第2実施形態について説明する。
上記した第1実施形態では駆動台車20に連結される連結台車30は合計4台であり、それぞれの連結台車30で同じ波長の照明光源40を備えていたが、本実施形態ではこれに代えて3台の連結台車30で複数種類の波長の照明光源40を搭載する点に主とした特徴がある。
よって、以下では既述した実施形態と異なる点を主として説明し、既述の実施形態と同様な機能を持つ部材については同じ番号を付してその説明は適宜省略する。
すなわち図7に示すとおり、本実施形態の移動式植物用照明ユニット200は、レール10、駆動台車20、連結台車30、照明光源40(ランプ40a、LED光源40b)、及び制御装置50を含んで構成されている。
特に本実施形態の照明光源40は、植物Pに付着する病害虫を防除するUV-B光を照射するランプ40aと、このUV-B光の波長よりも長い波長を有するLED光源40bとを含んでいることに特徴がある。
そして本実施形態の連結台車30は、駆動台車20と接続される側から順に30a、30bおよび30cとなっている。このうち、連結台車30aと30cにはランプ40aが搭載されるとともに、連結台車30bにはLED光源40bが搭載されている。
なお、本実施形態では、2種類の波長の光Lを連結台車30から植物Pに向けて照射する構成としたが、3種類以上の波長の光Lを植物Pに向けて照射する態様であってもよい。
そして本実施形態では、UV-B光を照射する光源の数は、UV-B光の波長よりも長い波長の光を照射する光源の数よりも多くなっている。これにより、植物Pの育成をUV-B光の波長よりも長い波長の光で助長しつつ、UV-Bの光で病害虫を防除することが可能となっている。
なお、UV-B光を照射する光源の数は、UV-B光の波長よりも長い波長の光を照射する光源の数と同じでもよいし、UV-B光の波長よりも長い波長の光を照射する光源の数より少なくともよい。
また、本実施形態では、3台の連結台車30を構成したが、2台または5台以上を連結する態様であってもよい。この場合においては、複数種類の波長の照明光源40を搭載することは必須ではなく、第1実施形態と同様に単一種類の照明光源40をそれぞれの連結台車30で搭載する形態でもよい。
以上説明した各実施形態は一例であって、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変形が可能である。
例えば、上記した第1実施形態と第2実施形態を適宜組み合わせて新たな移動式植物用照明ユニットを構成してもよい。
以上説明したように、本発明の移動式植物用照明ユニットは、植物の種類を問わず植物栽培分野で広く適用が可能である。
100、200 移動式植物用照明ユニット
1 植物栽培室
2 植物栽培列
10 レール
11 照明領域用レール
12 退避用レール
20 駆動台車
21 外装ケース
22 走行機構部
23 センサー部
24 電源ライン
25 制御基板
30 連結台車
31 固定部
40 照明光源
50 制御装置
J1 第1連結部材
J2 第2連結部材
P 植物
L 光
WP 待機地点
ILP 照明地点

Claims (5)

  1. 植物栽培室内に架設したレールの上を自走する駆動台車と、
    前記駆動台車と第1連結部材を介して連結されて前記レールの上を従走する連結台車と、
    前記連結台車に搭載されて、植物の育成に必要な光を照射する照明光源と、
    前記照明光源が照明開始するときに待機地点から照明地点へと前記駆動台車を移動させるとともに、照明終了時は前記駆動台車を前記待機地点へ戻す制御を行う制御装置と、を含み、
    前記連結台車は、前記駆動台車に複数連結され、
    前記第1連結部材は、前記連結台車の走行方向に関して伸縮動作をせず前記駆動台車と前記連結台車との距離を維持し、
    前記第1連結部材よりも前記連結台車の前記走行方向に関する前記伸縮動作が大きい第2連結部材を介して前記複数の連結台車が互いに接続されている、
    ことを特徴とする移動式植物用照明ユニット。
  2. 前記移動式植物用照明ユニットは前記レールを含んで構成されてなり、
    前記レールは、
    前記植物栽培室の天井で植物栽培列間に沿ってそれぞれ分岐して架設された複数の照明領域用レールと、
    前記複数の照明領域用レールの其々に接続するとともに、前記植物栽培列領域の外に設けられた前記待機地点へと向けて架設された退避用レールと、
    を含む請求項1に記載の移動式植物用照明ユニット。
  3. 前記第2連結部材は、隣り合う前記連結台車の間をつなぐ少なくとも2本の連結棒を含み、
    前記2本の連結棒同士の連結部は屈曲自在にし、且つ該連結台車と該連結棒との接続部が前記走行方向に対して交差する方向に搖動可能である請求項1又は2に記載の移動式植物用照明ユニット。
  4. 前記照明光源は、前記植物に付着する病害虫を防除するUV-B光を照射するランプを含む請求項1~のいずれか一項に記載の移動式植物用照明ユニット。
  5. 前記照明光源は、前記UV-B光の波長よりも長い波長を有するLED光源をさらに含み、前記複数の連結台車は波長が互いに異なる複数種類の光源を搭載する請求項に記載の移動式植物用照明ユニット。
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