JP6991821B2 - 植物用照明器具及び植物用照明装置 - Google Patents
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Description
すなわち、例えば特許文献1に開示された構成においては、単純な直線往復軌道のレール構成であるため電源線の長さがどうしても冗長となってしまうか、往復軌道の長さを短くできても複数台のユニット構成が必要となって装置規模が肥大してしまう。また、植物列間を移動するだけのレール構成であることから、どうしても作業者の邪魔になってしまう場合が生じてしまうことは否めない。さらに駆動台車に照明光源が直接搭載されているため、ユニット構成の拡張性に乏しい。
特許文献3においては、移動部に照明光源が直接搭載されているため、やはり拡張性に乏しい点は同様の課題として残存している。また、特許文献3に記載の構成では、照明量を調整可能なように植物の頭上から照らす思想であって、葉裏までにも充分に照明可能となる構成ではない。さらに、単純な直線移動のため電源線が冗長となる可能性は否めない。
そもそも上記した特許文献1~3に共通して欠如している点として、植物の育成に必要な光(成長を助長する光や、病害虫を防除する光など)を適切に万遍なく照射しつつ、それでいて作業者の作業性や拡張性を同時に実現する思想は一切ないことが挙げられる。
<移動式植物用照明ユニット100>
図1~図3を用いて本発明の第1実施形態に係る移動式植物用照明ユニット100について説明する。
同図に示すように、移動式植物用照明ユニット100は、レール10、駆動台車20、連結台車30、照明光源40、及び制御装置50を含んで構成されている。
したがってセンサー部23は、走行中にこの読み取りタグをセンシングすることで、この読み取りタグから移動指令情報(通過、停止、反転など)を取得することが可能となっている。
次に図1及び図3を用いて、本実施形態における駆動台車20と連結台車30との連結態様、及び連結台車30同士の連結態様について説明する。
この第2連結部材J2は、上記した第1連結部材J1よりも連結台車20の走行方向TDに関する伸縮動作が大きくなっている。
次に、図4を用いて植物栽培室1内における移動式植物用照明ユニット100の配置形態について説明する。
図4(a)に示すとおり、本実施形態の移動式植物用照明ユニット100が好適な植物栽培室1は、直方体状のビニールハウスなどの温室空間である。この植物栽培室1を実際に具現化した一例として、矢視G方向から見た場合の参考図として図4(b)に示す。
これらの図に示すとおり、レール10は、植物栽培室1の天井1aに架設されている。このレール10は、天井1aで植物栽培列2間に沿ってそれぞれ分岐して架設された複数の照明領域用レール11と、これら複数の照明領域用レール11の其々に接続するとともに植物栽培列領域PAの外に設けられた待機地点WPへと向けて架設された退避用レール12と、を含んで構成されている。
また、本実施形態の「植物栽培列領域PA」とは、所定方向に沿って並ぶ複数の植物栽培列2のうち最外の植物栽培列2を含むように植物栽培室1内に配置された植物栽培列2の群を覆うXY平面方向の外縁の領域を言う(例えば図4(c)~(e)を参照)。
そして本実施形態ではこの植物栽培列領域PA内で照明光源40が点灯されるため、「照明地点」とは、照明領域用レール11上であって植物栽培列領域PA内のいずれかの位置であるということができる。
なお、上記した図4(c)では待機位置WPが植物栽培列2の延在する方向の先(植物栽培列2の-X方向側端部から-X方向に離間した位置)に配置されていたが、図4(e)のように変形してもよい。すなわちこの図4(e)に示すように、植物栽培列2の群が並ぶ方向の先(左端の植物栽培列2から-Y方向に離間した位置)に待機位置WPが配置されていてもよい。
そして本実施形態においては、照明領域用レール11は、植物栽培列2を一列飛びとなるように設置されており、これにより毎列間ごとに配置した場合の二重照射ムラなど照射量のムラを抑制できる。もちろん、照明光源40からの照射量を調整可能であれば、一列飛びでなく毎列間に照明領域用レール11を敷設してもよい。
次に、図5を参照しつつ、本実施形態における移動式植物用照明ユニット100を用いた照明方法について説明する。
そして、例えば所定の照射区画を一定速度で走行する場合には上記の時間と強さから予想照射積算量を求めることができる。よって、予め植物Pに必要な目標照射積算量あるいは限界積算照射量を実験等で求めておけば、この目標照射積算量あるいは限界積算照射量から逆算して必要な走行速度を求めることができる。
なお、この走行速度の決定に際しては、例えば制御装置50によって積算照射量をモニターなどに表示しつつ決定する態様であってもよい。
そしてステップS23で移動式植物用照明ユニット100が待機地点WPに帰還したと判定された場合には、このマニュアル動作に基づく植物Pへの光照射が完了する。
すなわち、制御装置50の不図示の記憶手段内には、予め移動軌跡が定められた複数種類の動作プログラムに関する情報が格納されている。
まず図6(a)は、上記した片側分岐タイプにおける動作プログラムに基づく移動軌跡の例を示している。
そして「9」の照明領域用レール11の端部で折り返した後は、待機地点WPへと帰還するように制御される。
そして「6」の照明領域用レール11の端部で折り返した後は、最初の基準分岐Kをそのまま通過して待機地点WPへと帰還するように制御される。
そしてステップS34においては、ステップS23と同様に、植物Pへの光Lの照射を終えて移動式植物用照明ユニット100が待機地点WPに帰還したかが判定される。
さらに、植物Pへ農薬などを散布する場合には照明光源40にも一部が飛散して付着してしまう恐れもあるが、本実施形態によれば不使用時は照明光源40を待機地点に置くことで上記した劣化を抑制することができる。
次に図7を用いて本実施形態の第2実施形態について説明する。
上記した第1実施形態では駆動台車20に連結される連結台車30は合計4台であり、それぞれの連結台車30で同じ波長の照明光源40を備えていたが、本実施形態ではこれに代えて3台の連結台車30で複数種類の波長の照明光源40を搭載する点に主とした特徴がある。
よって、以下では既述した実施形態と異なる点を主として説明し、既述の実施形態と同様な機能を持つ部材については同じ番号を付してその説明は適宜省略する。
そして本実施形態の連結台車30は、駆動台車20と接続される側から順に30a、30bおよび30cとなっている。このうち、連結台車30aと30cにはランプ40aが搭載されるとともに、連結台車30bにはLED光源40bが搭載されている。
なお、本実施形態では、2種類の波長の光Lを連結台車30から植物Pに向けて照射する構成としたが、3種類以上の波長の光Lを植物Pに向けて照射する態様であってもよい。
例えば、上記した第1実施形態と第2実施形態を適宜組み合わせて新たな移動式植物用照明ユニットを構成してもよい。
1 植物栽培室
2 植物栽培列
10 レール
11 照明領域用レール
12 退避用レール
20 駆動台車
21 外装ケース
22 走行機構部
23 センサー部
24 電源ライン
25 制御基板
30 連結台車
31 固定部
40 照明光源
50 制御装置
J1 第1連結部材
J2 第2連結部材
P 植物
L 光
WP 待機地点
ILP 照明地点
Claims (5)
- 植物栽培室内に架設したレールの上を自走する駆動台車と、
前記駆動台車と第1連結部材を介して連結されて前記レールの上を従走する連結台車と、
前記連結台車に搭載されて、植物の育成に必要な光を照射する照明光源と、
前記照明光源が照明開始するときに待機地点から照明地点へと前記駆動台車を移動させるとともに、照明終了時は前記駆動台車を前記待機地点へ戻す制御を行う制御装置と、を含み、
前記連結台車は、前記駆動台車に複数連結され、
前記第1連結部材は、前記連結台車の走行方向に関して伸縮動作をせず前記駆動台車と前記連結台車との距離を維持し、
前記第1連結部材よりも前記連結台車の前記走行方向に関する前記伸縮動作が大きい第2連結部材を介して前記複数の連結台車が互いに接続されている、
ことを特徴とする移動式植物用照明ユニット。 - 前記移動式植物用照明ユニットは前記レールを含んで構成されてなり、
前記レールは、
前記植物栽培室の天井で植物栽培列間に沿ってそれぞれ分岐して架設された複数の照明領域用レールと、
前記複数の照明領域用レールの其々に接続するとともに、前記植物栽培列領域の外に設けられた前記待機地点へと向けて架設された退避用レールと、
を含む請求項1に記載の移動式植物用照明ユニット。 - 前記第2連結部材は、隣り合う前記連結台車の間をつなぐ少なくとも2本の連結棒を含み、
前記2本の連結棒同士の連結部は屈曲自在にし、且つ該連結台車と該連結棒との接続部が前記走行方向に対して交差する方向に搖動可能である請求項1又は2に記載の移動式植物用照明ユニット。 - 前記照明光源は、前記植物に付着する病害虫を防除するUV-B光を照射するランプを含む請求項1~3のいずれか一項に記載の移動式植物用照明ユニット。
- 前記照明光源は、前記UV-B光の波長よりも長い波長を有するLED光源をさらに含み、前記複数の連結台車は波長が互いに異なる複数種類の光源を搭載する請求項4に記載の移動式植物用照明ユニット。
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