JP6991638B1 - 光照射制御システム、光照射制御装置および光照射制御用プログラム - Google Patents

光照射制御システム、光照射制御装置および光照射制御用プログラム Download PDF

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Abstract

ユーザの日次の睡眠時間帯を示す情報に基づいて、ユーザの概日リズムを特定する概日リズム特定部(12)と、特定した概日リズムに基づいて光照射タイミングを設定する光照射タイミング設定部(13)と、設定された光照射タイミングになったときに、端末の表示画面に対して所定強度以上の光を所定時間照射するようにバックライト(22)を制御する光照射制御部(15)とを備え、ユーザごとに異なる概日リズムに合わせて設定された光照射タイミングにて、所定強度以上の光を端末の表示画面に照射させることにより、光照射による生体リズムの調整効果を個々のユーザに合わせて最大限に引き出すことができるようにする。

Description

本発明は、光照射制御システム、光照射制御装置および光照射制御用プログラムに関し、特に、ディスプレイの光源から表示画面に対する光の照射を制御するシステムに用いて好適なものである。
生体は体内時計を持ち、生体機能に関する周期現象を制御している。代表的な周期現象としては、睡眠・覚醒、体温や血圧の変化などがあり、これらは特に概日周期(概日リズム)と呼ばれる生体リズムによって制御されている。概日リズムは、主として光環境により1日の周期である24時間周期に同調されている。
現代社会においては、照明の発達により生活の夜型化が進んでいる。このため、光環境による生体リズムの同調が上手くなされず、睡眠障害といった生体リズムのずれに起因した健康問題が生じている。これに対し、光環境を人為的にコントロールすることによって生体リズムの調整を行おうとする技術が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1に記載のシステムでは、スマートフォン、ゲーム機、パーソナルコンピュータ、液晶テレビ等の表示画面を用いて、使用者に向けて特定波長の光を照射することにより、種々の光によって生ずる悪影響を抑制し、かつ、身体に良い影響を与えることができるようにしている。この特許文献1には、あらかじめ定められた時刻(就寝前等の夜や起床時等の朝や昼の所定の時刻)になったときに特殊光を照射させることが開示されている。
特許文献2には、体内時計の調整機能を発揮する画像表示装置が開示されている。この特許文献2に記載の画像表示装置が備える表示部は、所定の画像を表示する第1の領域と、特定波長域(445nm~480nm)の光の強度が制御された画像を表示する第2の領域とを別個独立に備える。そして、使用者によって選択された制御パターンに従って、使用者を覚醒(または鎮静)させる時間に、第2の領域に照射する特定波長域の光の強度を強く(または弱く)するよう制御する。
WO2018/124036号公報 特開2009-37148号公報
しかしながら、上記特許文献1,2に記載の技術では、あらかじめ定められた時刻に光を照射するようになされているため、光照射による生体リズムの調整効果を個々のユーザに合わせて最大限に引き出すことが難しい。特許文献2に記載の技術では、いくつかの制御パターンの中から使用者が選択した制御パターンに従って、照射時刻が覚醒期に当たるか鎮静期に当たるかに応じて照射強度が調整されるが、選択可能な制御パターンに限って調整をすることができるに過ぎない。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、光照射による生体リズムの調整を個々のユーザに合わせてより効果的に行うことができるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、ユーザの日次の睡眠時間帯を示す情報に基づいて、ユーザの概日リズムを特定し、特定した概日リズムに基づいて光照射タイミングを設定する。そして、設定された光照射タイミングになったときに、端末の表示画面に対して所定強度以上の光を所定時間照射するようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、ユーザごとに異なる概日リズムに合わせて設定された光照射タイミングに所定強度以上の光が端末の表示画面に照射されるので、光照射による生体リズムの調整効果を個々のユーザに合わせて最大限に引き出すことができる。
本実施形態による光照射制御装置の機能構成例を示すブロック図である。 概日リズム睡眠障害のタイプを説明するための図である。 概日リズム睡眠障害のタイプを説明するための図である。 概日リズム睡眠障害のタイプを説明するための図である。 本実施形態による概日リズム特定部および光照射タイミング設定部の動作例を示すフローチャートである。 本実施形態による光照射制御部の動作例を示すフローチャートである。 第2の変形例に係る光照射制御装置の機能構成例を示すブロック図である。 第3の変形例に係る光照射制御装置の機能構成例を示すブロック図である。 本実施形態による光照射制御システムの全体構成例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態による光照射制御装置1の機能構成例を示すブロック図である。本実施形態の光照射制御装置1は、例えば、光源から表示画面に対して光を照射することによって情報を表示するディスプレイを有する携帯端末に備えられる。携帯端末は、例えば、バックライトを光源とする液晶表示装置または有機EL表示装置を備えたスマートフォンまたはタブレットにより構成される。
図1に示すように、本実施形態の光照射制御装置1は、機能構成として、情報入力部11、概日リズム特定部12、光照射タイミング設定部13、記録部14および光照射制御部15を備えている。また、本実施形態の光照射制御装置1を備えた携帯端末は、記憶媒体として睡眠関連情報記憶部21を備えるとともに、ディスプレイの光源としてバックライト22を備えている。
上記各機能ブロック11~15は、ハードウェア、DSP(Digital Signal Processor)、ソフトウェアの何れによっても構成することが可能である。例えばソフトウェアによって構成する場合、上記各機能ブロック11~15は、実際には携帯端末のCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリ等の記憶媒体に記憶された睡眠障害治療支援用プログラム(以下、治療用アプリという)が動作することによって実現される。
治療用アプリは、以下の機能の提供によってユーザの生活習慣の改善を図り、これをもって睡眠障害の治療を支援することを目的としたアプリケーションであり、光照射制御用プログラムを含む。治療用アプリは、ユーザが睡眠状態や体調などに関する種々の情報を随時入力する機能、ユーザが睡眠テストを実行する機能、入力情報および睡眠テストの実行結果に基づいて所定の分析を行う機能、その分析結果に基づいて、睡眠障害の改善に繋がる行動のアドバイスに関するメッセージを出力する機能、光暴露によってユーザの生体リズムを調整する機能などを有する。この治療用アプリは、インターネットや携帯電話網等の通信ネットワークを介して携帯端末にダウンロードしてインストールすることが可能である。
情報入力部11は、携帯端末の入力インタフェース(タッチパネル、キーボードおよびマウスなど)に対するユーザ操作を通じて、ユーザの睡眠時間帯を示す情報(以下、睡眠時間帯情報という)を入力する。この情報入力は、日次で毎日行う。情報入力部11により入力された睡眠時間帯情報は、睡眠関連情報記憶部21に記憶される。
睡眠時間帯情報は、例えば、入眠時刻および覚醒時刻を示す情報である。入眠時刻に関しては、ユーザ自身が正確な時刻を把握することはできないので、主観的に把握している大凡の時刻を入力すればよい。なお、情報入力部11により入力する睡眠時間帯情報は、就寝時刻および起床時刻を示す情報であってもよい。以下では、入眠時刻および覚醒時刻を用いる例について説明する。
概日リズム特定部12は、睡眠関連情報記憶部21に記憶されたユーザの日次の睡眠時間帯情報に基づいて、ユーザの概日リズムを特定する。例えば、概日リズム特定部12は、睡眠関連情報記憶部21に記憶されている一定期間分の睡眠時間帯情報に基づいて、ユーザの体内時計の周期として、ユーザが眠っている時間帯(入眠時刻から覚醒時刻までの時間帯)と起きている時間帯(眠っている時間帯以外の時間帯)の傾向を特定する。
例えば、概日リズム特定部12は、一定期間における入眠時刻および覚醒時刻のそれぞれについて分散を計算し、分散が所定値未満の場合は、一定期間における入眠時刻の平均値から覚醒時刻の平均値までの時間帯を眠っている時間帯(平均値)として特定し、それ以外の時間帯を起きている時間帯(平均値)として特定する。一方、分散が所定値以上の場合は、ユーザが眠っている時間帯の平均値と起きている時間帯の平均値を求めるのではなく、ユーザが眠っている時間帯と起きている時間帯とを日次で特定する。
また、概日リズム特定部12は、睡眠関連情報記憶部21に記憶された一定期間分の睡眠時間帯情報に基づいて、概日リズム睡眠障害のタイプを特定する。概日リズム特定部12が特定する概日リズム睡眠障害のタイプは、睡眠相後退症候群、睡眠相前進症候群、非24時間睡眠覚醒症候群の何れかである。分散が所定値未満の場合は睡眠相後退症候群または睡眠相前進症候群に該当し、分散が所定値以上の場合は非24時間睡眠覚醒症候群に該当すると認識することが可能である。
睡眠相後退症候群は、図2Aに示すように、一般的に正常と言われている睡眠時間帯(例えば、23~7時)と比較して覚醒時刻(または起床時刻)が概ね後退している症状である。睡眠相後前進候群は、図2Bに示すように、正常な睡眠時間帯と比較して入眠時刻(または就寝時刻)が概ね前進している症状である。非24時間睡眠覚醒症候群は、図2Cに示すように、体内時計が24時間よりも長く、睡眠時間帯が日ごとに後退していく症状である。
光照射タイミング設定部13は、概日リズム特定部12により特定されたユーザの概日リズムおよび概日リズム睡眠障害のタイプに応じて、体内時計が朝の時間帯または体内時計が夜の時間帯に光照射タイミングを設定する。記録部14は、光照射タイミング設定部13により設定された光照射タイミングを示す情報を睡眠関連情報記憶部21に記憶する。
概日リズム特定部12により特定された概日リズム睡眠障害のタイプが睡眠相後退症候群の場合、光照射タイミング設定部13は、概日リズム特定部12により特定された概日リズムに基づいて、体内時計が朝の時間帯に光照射タイミングを設定する。体内時計が朝の時間帯に光を照射することにより、体内時計を早めることが期待できる。
本実施形態では一例として、体内時計が朝の時間帯を、その体内時計を有するユーザが覚醒した時刻から数時間後(例えば、5時間後)までの時間帯と定義する。ただし、ユーザが覚醒した時刻は日々異なるので、例えば一定期間における覚醒時刻の平均値から数時間後までの時間帯を、睡眠相後退症候群の場合における「体内時計が朝の時間帯」とするようにしてもよい。
例えば、睡眠関連情報記憶部21に記憶された或る一定期間分の睡眠時間帯情報に基づいて概日リズム特定部12により特定された概日リズムが、図2Aのように、体内時計が正常な概日リズムから概ね4時間後退している場合、体内時計が朝の時間帯は11時~16時である。よって、光照射タイミング設定部13は、次の一定期間中における光照射タイミングを11時~16時の時間帯に設定する。
この場合、覚醒後のなるべく早いタイミングに光照射タイミングを設定するのが好ましく、例えば11時を光照射タイミングとして設定する。なお、覚醒時刻の平均値である11時よりも後に覚醒する日があり得ることを考慮して、平均値の所定時間後(例えば、1時間後)の12時を光照射タイミングとして設定するようにしてもよい。
概日リズム特定部12により特定された概日リズム睡眠障害のタイプが睡眠相前進症候群の場合、光照射タイミング設定部13は、概日リズム特定部12により特定された概日リズムに基づいて、体内時計が夜の時間帯に光照射タイミングを設定する。体内時計が夜の時間帯に光を照射することにより、体内時計を遅らせることが期待できる。
本実施形態では一例として、体内時計が夜の時間帯を、その体内時計を有するユーザが入眠した時刻の数時間前(例えば、5時間前)の時刻から覚醒した時刻までの時間帯と定義する。ただし、ユーザが入眠した時刻と覚醒した時刻は日々異なるので、例えば一定期間における入眠時刻の平均値の数時間前の時刻から覚醒時刻の平均値までの時間帯を、睡眠相前進症候群の場合における「体内時計が夜の時間帯」とするようにしてもよい。
例えば、睡眠関連情報記憶部21に記憶された或る一定期間分の睡眠時間帯情報に基づいて概日リズム特定部12により特定された概日リズムが、図2Bのように、体内時計が正常な概日リズムから概ね5時間前進している場合、体内時計が夜の時間帯は13時(18時の5時間前)以降である。よって、光照射タイミング設定部13は、次の一定期間中における光照射タイミングを13時以降の時間帯に設定する。この場合、就寝してから入眠するまでには時間がかかり、就寝前のなるべく遅いタイミングに光照射タイミングを設定するのが好ましいため、例えば17時(18時の1時間前)を光照射タイミングとして設定する。
概日リズム特定部により特定された概日リズム睡眠障害のタイプが非24時間睡眠覚醒症候群の場合、光照射タイミング設定部13は、概日リズム特定部12により特定された概日リズムに基づいて、ユーザの概日リズムが正常状態よりも第1所定時間T1以上後退している期間中は、体内時計が夜の時間帯に光照射タイミングを設定する一方、ユーザの概日リズムが正常状態よりも第2所定時間T2以上後退していない期間中は、体内時計が朝の時間帯に光照射タイミングを設定する(T1>T2)。
非24時間睡眠覚醒症候群の場合、ユーザの体内時計は日々後退していき、数週間後には元の体内時計に戻る。これを何度も繰り返す。よって、非24時間睡眠覚醒症候群の場合、ユーザが眠っている時間帯の平均値と起きている時間帯の平均値とから体内時計が夜の時間帯と朝の時間帯を特定するのではなく、体内時計が夜の時間帯と朝の時間帯を日次で特定する。これは、睡眠障害が改善しなければ、次の一定期間も同じように体内時計がずれていくという想定に基づくものである。
例えば、睡眠関連情報記憶部21に記憶された或る一定期間分の睡眠時間帯情報に基づいて概日リズム特定部12により特定された概日リズムが、図2Cのような非24時間睡眠覚醒症候群の概日リズムであった場合、光照射タイミング設定部13は、次の一定期間中における光照射タイミングを、例えば次のように設定する。
すなわち、上から4日間の期間中は、ユーザの概日リズムが正常状態よりも第2所定時間(例えば、2時間)以上後退していないので、体内時計が朝の時間帯に光照射タイミングを設定することにより、体内時計が後退するのを防ぐ。例えば、睡眠関連情報記憶部21に記憶されている4日間の期間中における睡眠時間帯情報で示されるそれぞれの覚醒時刻よりも所定時間後(例えば、1時間後)の時刻を、次の一定期間中における最初の4日間の光照射タイミングとしてそれぞれ設定する。
一方、下から6日間の期間中は、ユーザの概日リズムが正常状態よりも第1所定時間(例えば、10時間)以上後退しているので、体内時計が夜の時間帯に光照射タイミングを設定する。例えば、睡眠関連情報記憶部21に記憶されている6日間の期間中における睡眠時間帯情報で示されるそれぞれの入眠時刻よりも所定時間前(例えば、1時間前)の時刻を、次の一定期間中における最後の6日間の光照射タイミングとしてそれぞれ設定する。
光照射制御部15は、睡眠関連情報記憶部21に記憶された光照射タイミングの情報に基づいて、光照射タイミング設定部13により設定された光照射タイミングになったかどうかを監視し、光照射タイミングになったときに、携帯端末の表示画面に対して所定強度以上の光を所定時間照射するようにバックライト22を制御する。ここで、所定強度は、例えば晴れた日の日中に屋外にいるときに照射される太陽光の照射強度の平均値とすることが可能である。あるいは、ユーザが携帯端末に設定している通常使用時のバックライト22の照射強度を所定強度とし、通常使用時よりも強い光を所定時間照射するようにしてもよい。
タブレットやスマートフォンのような携帯端末の場合、ユーザがこれを使用するときには、ほぼ確実にディスプレイを見る。そのため、携帯端末の表示画面に対して所定強度以上の光を照射することにより、携帯端末を使用するユーザに対して強い光を暴露させることができる。ここで、本実施形態では、ユーザごとに異なる概日リズムに合わせて設定された光照射タイミングに所定強度以上の光が携帯端末の表示画面に照射されるので、光照射による生体リズムの調整効果を個々のユーザに合わせて最大限に引き出すことが可能である。
図3および図4は、本実施形態による光照射制御装置1の動作例を示すフローチャートである。図3は概日リズム特定部12および光照射タイミング設定部13の動作例を示し、図4は光照射制御部15の動作例を示している。図3に示すフローチャートは、一定期間ごと(例えば、2週間ごと)に実行される。図4に示すフローチャートは、毎日実行される。
図3において、概日リズム特定部12は、前回の処理から一定期間が経過したか否かを判定する(ステップS1)。一定期間が経過していない場合、処理はステップS1に戻る。一定期間が経過した場合、概日リズム特定部12は、睡眠関連情報記憶部21に記憶されたユーザの一定期間分の日次の睡眠時間帯情報に基づいて、ユーザの概日リズム(ユーザの体内時計の平均的な周期)を特定する(ステップS2)。
また、概日リズム特定部12は、睡眠関連情報記憶部21に記憶されたユーザの一定期間分の日次の睡眠時間帯情報に基づいて、概日リズム睡眠障害のタイプを特定する(ステップS3)。そして、光照射タイミング設定部13は、概日リズム特定部12により特定されたユーザの概日リズムおよび概日リズム睡眠障害のタイプに応じて、光照射タイミングを設定し(ステップS4)、記録部14は設定された光照射タイミングを示す情報を睡眠関連情報記憶部21に記憶させる(ステップS5)。これにより、図3に示すフローチャートの処理を終了する。
図4において、光照射制御部15は、睡眠関連情報記憶部21に記憶された光照射タイミングの情報に基づいて、光照射タイミング設定部13により設定された光照射タイミングになったかどうかを判定する(ステップS11)。光照射タイミングになっていない場合、処理はステップS11に戻る。
一方、光照射タイミングになったと判定された場合、光照射制御部15は、携帯端末の表示画面に対して所定強度以上の光を所定時間照射するようにバックライト22を制御する(ステップS12)。これにより、図4に示すフローチャートの処理は終了する。
以上詳しく説明したように、本実施形態では、ユーザの日次の睡眠時間帯を示す情報に基づいて、ユーザの概日リズムおよび概日リズム睡眠障害のタイプを特定し、特定した結果に基づいて光照射タイミングを設定するようにしている。そして、設定された光照射タイミングになったときに、携帯端末の表示画面に対して所定強度以上の光を所定時間照射するようにしている。
このように構成した本実施形態によれば、ユーザごとに異なる概日リズムおよび概日リズム睡眠障害のタイプに合わせて設定された光照射タイミングにおいて所定強度以上の光が端末の表示画面に照射されるので、光照射による生体リズムの調整効果を個々のユーザに合わせて最大限に引き出すことができる。
<第1の変形例>
上記実施形態では、特定の時刻を光照射タイミングとして設定する例について説明したが、光照射タイミングを時刻によって設定する例に限定されるものではない。例えば、光照射タイミングをユーザの状態によって設定するようにしてもよい。例えば、体内時計が朝の時間帯に光照射タイミングを設定する場合は、「体内時計が朝の時間帯においてユーザが起床した後、携帯端末を最初に使用するとき」を光照射タイミングとして設定するようにしてもよい。
この場合、光照射タイミング設定部13は、例えば、図2Aの例において体内時計が朝の時間帯として「11時~16時」を設定するとともに、ユーザの状態として「携帯端末を最初に使用するとき」を設定する。光照射制御部15は、11時~16時の時間帯で、携帯端末の最初の使用が検出されときに、携帯端末の表示画面に対して所定強度以上の光を所定時間照射するようにバックライト22を制御する。ここで、携帯端末の電源がオフからオンに切り替えられたこと、バックライト22が非駆動の状態から駆動の状態に切り替えられたこと、表示画面上のタッチパネルに対する操作が行われたことなどの何れかを検出することにより、携帯端末の最初の使用を検出することが可能である。
また、体内時計が夜の時間帯に光照射タイミングを設定する場合、光照射タイミング設定部13は、例えば、図2Bの例において体内時計が夜の時間帯として「13時以降」を設定するとともに、ユーザの状態として「ユーザが就寝する前のとき」を光照射タイミングとして設定するようにしてもよい。この場合、光照射制御部15は、例えば情報入力部11により就寝時刻の入力が行われていることが検出されときに、それがユーザの就寝前の最後の携帯端末の使用であるとみなして、その入力完了後に携帯端末の表示画面に対して所定強度以上の光を所定時間照射するようにバックライト22を制御するようにすることが可能である。
<第2の変形例>
上記実施形態では、携帯端末の表示画面を通じてユーザに強い光を照射する(光暴露量の増加)ことによって概日リズムの改善を図る例について説明したが、これに加えて、携帯端末の表示画面を通じたユーザに対する光の照射を制限する(光暴露量の減少)ことによって概日リズムの改善を図るようにしてもよい。図5は、この場合における光照射制御装置1Aの機能構成例を示すブロック図である。
図5において、図1に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。図5に示すように、第2の変形例に係る光照射制御装置1Aは、機能構成として、制限期間設定部16および使用制限部17を更に備えている。また、第2の変形例に係る光照射制御装置1Aは、記録部14に代えて記録部14Aを備えている。
制限期間設定部16は、概日リズム特定部12により特定されたユーザの概日リズムおよび概日リズム睡眠障害のタイプに基づいて、光照射タイミング設定部13により設定される光照射タイミングを含まない時間帯に、携帯端末の使用制限期間を設定する。記録部14Aは、制限期間設定部16により設定された使用制限期間を示す情報を睡眠関連情報記憶部21に記憶する。
例えば、概日リズム特定部12により特定された概日リズム睡眠障害のタイプが睡眠相後退症候群の場合、光照射タイミング設定部13により体内時計が朝の時間帯に光照射タイミングを設定するとともに、制限期間設定部16により体内時計が夜の時間帯に使用制限期間を設定する。例えば、図2Aのような概日リズムの場合、光照射タイミング設定部13は、11時を光照射タイミングとして設定する。また、制限期間設定部16は、例えば2~9時を携帯端末の使用制限期間として設定する。このようにすれば、体内時計が夜の時間帯にユーザが光をあびることによって概日リズムが後退することを防ぎつつ、体内時計が朝の時間帯に光をあびることによって概日リズムを早めて正常な状態に近づけることができる。
また、概日リズム特定部12により特定された概日リズム睡眠障害のタイプが睡眠相前進症候群の場合、光照射タイミング設定部13により体内時計が夜の時間帯に光照射タイミングを設定するとともに、制限期間設定部16により体内時計が朝の時間帯に使用制限期間を設定する。例えば、図2Bのような概日リズムの場合、光照射タイミング設定部13は、17時を光照射タイミングとして設定する。また、制限期間設定部16は、例えば2~7時を携帯端末の使用制限期間として設定する。
また、概日リズム特定部12により特定された概日リズム睡眠障害のタイプが非24時間睡眠覚醒症候群の場合、ユーザの概日リズムが正常状態よりも第1所定時間T1以上後退している期間中は、光照射タイミング設定部13により体内時計が夜の時間帯に光照射タイミングを設定する。一方、ユーザの概日リズムが正常状態よりも第2所定時間T2(T1>T2)以上後退していない期間中は、光照射タイミング設定部13により体内時計が朝の時間帯に光照射タイミングを設定するとともに、制限期間設定部16により体内時計が夜の時間帯に使用制限期間を設定する。
使用制限部17は、睡眠関連情報記憶部21に記憶された使用制限期間の情報に基づいて、制限期間設定部16により設定された使用制限期間中であるかどうかを監視し、使用制限期間中の場合は、携帯端末の使用に対して制限をかけるように制御する。例えば、使用制限部17は、治療用アプリを使用できないようにロックをかける。あるいは、ディスプレイの表示輝度が所定レベル以下となるようにバックライト22を制御することにより、所定輝度以上で表示画面が表示されることがないように制限するようにしてもよい。
<第3の変形例>
図6は、第3の変形例に係る光照射制御装置1Bの機能構成例を示すブロック図である。図6において、図1に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。図6に示すように、第3の変形例に係る光照射制御装置1Bは、機能構成として、報知部18を更に備えている。また、第3の変形例に係る光照射制御装置1Bは、光照射制御部15に代えて光照射制御部15Bを備えている。
報知部18は、光照射タイミング設定部13により設定された光照射タイミングになったときに、ユーザが携帯端末の表示画面を見ているか否かによらずユーザが認識可能な手段で報知を行う。例えば、報知部18は、携帯端末のバイブレータを作動させることによって携帯端末を振動させる。これに代えてまたは加えて、報知部18は、携帯端末のスピーカから所定の報知音を出力するようにしてもよい。
光照射制御部15Bは、報知部18による報知が行われた後に、表示画面に対して所定強度以上の光を照射するようにバックライト22を制御する。光照射タイミング設定部13により設定されたタイミングにおいて、ユーザが携帯端末を使用していない場合や、表示画面を見ていない場合があり得る。この場合でも、報知部18による報知が行われると、ユーザは、その報知の意味を確認するために表示画面を見る可能性が高い。このタイミングで光照射制御部15Bがバックライト22の制御を行うことにより、ユーザに対する光照射をより確実に行うことが可能となる。
なお、ここでは図1の構成をベースとして変形する構成例を示したが、図5の構成をベースとして変形する構成としてもよい。
<第4の変形例>
上記実施形態では、ユーザの概日リズムおよび概日リズム睡眠障害のタイプを特定し、これらに基づいて光照射タイミングを設定する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、概日リズム特定部12は、概日リズム睡眠障害のタイプの特定は行わず、概日リズムの特定だけを行うようにしてもよい。この場合、光照射タイミング設定部13は、概日リズム特定部12により特定された概日リズムに基づいて、光照射タイミングを設定する。
例えば、概日リズム特定部12により特定された概日リズムが正常な概日リズムより後退している場合に、体内時計が夜の時間帯に光照射タイミングを設定する一方、概日リズム特定部12により特定された概日リズムが正常な概日リズムより前進している場合に、体内時計が朝の時間帯に光照射タイミングを設定するようにしてもよい。
<第5の変形例>
上記実施形態では、概日リズム特定部12、光照射タイミング設定部13、記録部14および光照射制御部15を携帯端末の光照射制御装置1が備える構成について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図7に示すように、携帯端末100と、これが通信ネットワーク500を介して接続されるサーバ装置200とにより光照射制御システムを構成し、携帯端末100が情報入力部11、記録部14および光照射制御部15を備え、サーバ装置200が概日リズム特定部12および光照射タイミング設定部13を備えるようにしてもよい。
この場合、情報入力部11により入力された日次の睡眠時間帯情報をサーバ装置200に送信する。サーバ装置200では、一定期間ごとに概日リズムの特定および光照射タイミングの設定を行い、設定した光照射タイミングを示す情報を携帯端末100に送信する。携帯端末100では、サーバ装置200から送られた光照射タイミングの情報を睡眠関連情報記憶部21に記憶し、光照射制御部15が光照射タイミングに光照射を行うようにバックライト22を制御する。
第2の変形例~第4の変形例についても同様であり、携帯端末100とサーバ装置200とにより光照射制御システムを構成するようにしてもよい。例えば、第2の変形例において、携帯端末100が情報入力部11、記録部14A、光照射制御部15および使用制限部17を備え、サーバ装置200が概日リズム特定部12、光照射タイミング設定部13および制限期間設定部16を備えるようにしてもよい。また、第3の変形例において、携帯端末100が情報入力部11、記録部14、光照射制御部15Bおよび報知部18を備え、サーバ装置200が概日リズム特定部12および光照射タイミング設定部13を備えるようにしてもよい。
<その他の変形例>
上記実施形態では、一定期間における入眠時刻および覚醒時刻のそれぞれについて分散を計算し、分散が所定値未満の場合(概日リズム睡眠障害のタイプが睡眠相後退症候群または睡眠相前進症候群の場合)は、一定期間における入眠時刻の平均値から覚醒時刻の平均値までの時間帯をユーザが眠っている時間帯とし、それ以外の時間帯をユーザが起きている時間帯としてユーザの概日リズムを特定する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、一定期間における入眠時刻のうち最も早い時刻から、一定期間における覚醒時刻のうち最も遅い時刻までの時間帯をユーザが眠っている時間帯とし、それ以外の時間帯をユーザが起きている時間帯としてユーザの概日リズムを特定するようにしてもよい。
また、上記実施形態で説明した体内時計が朝の時間帯および体内時計が夜の時間帯は、定義の一例を示したものであり、これに限定されるものではない。例えば、正常な概日リズムの場合は7~12時を朝の時間帯、18~7時を夜の時間帯とし、ユーザの概日リズムが正常な概日リズムからn時間後退または前進している場合に、正常な朝の時間帯と夜の時間帯からn時間後退または前進させた時間帯を、そのユーザにとって体内時計が朝の時間帯および体内時計が夜の時間帯とするようにしてもよい。例えば、ユーザの概日リズムが正常な概日リズムから4時間後退している場合、体内時計が朝の時間帯は11~16時、体内時計が夜の時間帯は22~11時となる。
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1,1A,1B 光照射制御装置
11 情報入力部
12 概日リズム特定部
13 光照射タイミング設定部
14,14A 記録部
15,15B 光照射制御部
16 制限期間設定部
17 使用制限部
18 報知部

Claims (14)

  1. ユーザの日次の睡眠時間帯を示す情報に基づいて、上記ユーザの概日リズムを特定する概日リズム特定部と、
    上記概日リズム特定部により特定された上記概日リズムに基づいて、光照射タイミングを設定する光照射タイミング設定部と、
    上記光照射タイミング設定部により設定された上記光照射タイミングになったときに、端末の表示画面に対して所定強度以上の光を所定時間照射するように光源を制御する光照射制御部と、
    上記概日リズム特定部により特定された上記概日リズムに基づいて、上記光照射タイミングを含まない時間帯に上記端末の使用制限期間を設定する制限期間設定部と、
    上記制限期間設定部により設定された上記使用制限期間中は、上記端末の使用に対して制限をかけるように制御する使用制限部とを備えた
    ことを特徴とする光照射制御システム。
  2. 上記概日リズム特定部は、上記ユーザの日次の睡眠時間帯を示す情報に基づいて、概日リズム睡眠障害のタイプを更に特定し、
    上記光照射タイミング設定部は、上記概日リズム特定部により特定された上記概日リズムおよび上記概日リズム睡眠障害のタイプに応じて、体内時計が朝の時間帯または体内時計が夜の時間帯に上記光照射タイミングを設定し、
    上記制限期間設定部は、上記概日リズム特定部により特定された上記概日リズムおよび上記概日リズム睡眠障害のタイプに基づいて、上記光照射タイミングを含まない時間帯に上記端末の使用制限期間を設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光照射制御システム。
  3. 上記概日リズム特定部により特定された上記概日リズム睡眠障害のタイプが睡眠相後退症候群の場合、上記光照射タイミング設定部により体内時計が朝の時間帯に上記光照射タイミングを設定するとともに、上記制限期間設定部により体内時計が夜の時間帯に上記使用制限期間を設定することを特徴とする請求項2に記載の光照射制御システム。
  4. 上記概日リズム特定部により特定された上記概日リズム睡眠障害のタイプが睡眠相前進症候群の場合、上記光照射タイミング設定部により体内時計が夜の時間帯に上記光照射タイミングを設定するとともに、上記制限期間設定部により体内時計が朝の時間帯に上記使用制限期間を設定することを特徴とする請求項2に記載の光照射制御システム。
  5. 上記概日リズム特定部により特定された上記概日リズム睡眠障害のタイプが非24時間睡眠覚醒症候群の場合、上記ユーザの概日リズムが正常状態よりも第1所定時間以上後退している期間中は、上記光照射タイミング設定部により体内時計が夜の時間帯に上記光照射タイミングを設定し、上記ユーザの概日リズムが正常状態よりも第2所定時間以上後退していない期間中は(上記第2所定時間は上記第1所定時間より短い)、上記光照射タイミング設定部により体内時計が朝の時間帯に上記光照射タイミングを設定するとともに、上記制限期間設定部により体内時計が夜の時間帯に上記使用制限期間を設定することを特徴とする請求項2に記載の光照射制御システム。
  6. ユーザの日次の睡眠時間帯を示す情報に基づいて、上記ユーザの概日リズムを特定する概日リズム特定部と、
    上記概日リズム特定部により特定された上記概日リズムに基づいて、光照射タイミングを設定する光照射タイミング設定部と、
    上記光照射タイミング設定部により設定された上記光照射タイミングになったときに、上記ユーザが携帯端末の表示画面を見ているか否かによらず上記ユーザが認識可能な手段で報知を行う報知部と、
    上記報知部による報知が行われた後に、上記表示画面に対して所定強度以上の光を照射するように光源を制御する光照射制御部とを備えた
    ことを特徴とする光照射制御システム。
  7. 光源から表示画面に対して光を照射することによって情報を表示するディスプレイを有する携帯端末に備えられる光照射制御装置であって、
    ユーザの日次の睡眠時間帯を示す情報に基づいて特定された概日リズムに基づいて設定された光照射タイミングを示す情報と、上記ユーザの上記概日リズムに基づいて上記光照射タイミングを含まない時間帯に設定された、上記携帯端末の使用制限期間を示す情報とを記憶部に記憶させる記録部と、
    上記記憶部に記憶された上記光照射タイミングになったときに、上記表示画面に対して所定強度以上の光を照射するように光源を制御する光照射制御部と、
    上記記憶部に記憶された上記使用制限期間中に、上記携帯端末の使用に対して制限をかけるように制御する使用制限部とを備えた
    ことを特徴とする光照射制御装置。
  8. 上記ユーザの日次の睡眠時間帯を示す情報に基づいて、上記ユーザの概日リズムを特定する概日リズム特定部と、
    上記概日リズム特定部により特定された上記概日リズムに基づいて、上記光照射タイミングを設定する光照射タイミング設定部とを更に備えた
    ことを特徴とする請求項7に記載の光照射制御装置。
  9. 上記ユーザの日次の睡眠時間帯を示す情報に基づいて特定された上記概日リズムに基づいて、上記光照射タイミングを含まない時間帯に上記携帯端末の使用制限期間を設定する制限期間設定部を更に備えた
    ことを特徴とする請求項7または8に記載の光照射制御装置。
  10. 上記概日リズム特定部は、上記ユーザの日次の睡眠時間帯を示す情報に基づいて、概日リズム睡眠障害のタイプを更に特定し、
    上記光照射タイミング設定部は、上記概日リズム特定部により特定された上記概日リズムおよび上記概日リズム睡眠障害のタイプに応じて、体内時計が朝の時間帯または体内時計が夜の時間帯に上記光照射タイミングを設定する
    ことを特徴とする請求項8に記載の光照射制御装置。
  11. 上記ユーザの日次の睡眠時間帯を示す情報に基づいて、上記ユーザの概日リズムおよび概日リズム睡眠障害のタイプを特定する概日リズム特定部を更に備え、
    上記制限期間設定部は、上記概日リズム特定部により特定された上記概日リズムおよび上記概日リズム睡眠障害のタイプに基づいて、上記光照射タイミングを含まない時間帯に上記端末の使用制限期間を設定し、
    上記使用制限部は、上記制限期間設定部により設定された上記使用制限期間中は、上記携帯端末の使用に対して制限をかけるように制御する
    ことを特徴とする請求項9に記載の光照射制御装置。
  12. 光源から表示画面に対して光を照射することによって情報を表示するディスプレイを有する携帯端末に備えられる光照射制御装置であって、
    ユーザの日次の睡眠時間帯を示す情報に基づいて特定された概日リズムに基づいて設定された光照射タイミングを示す情報を記憶部に記憶させる記録部と、
    上記記憶部に記憶された上記光照射タイミングになったときに、上記ユーザが上記携帯端末の表示画面を見ているか否かによらず上記ユーザが認識可能な手段で報知を行う報知部と、
    上記報知部による報知が行われた後に、上記表示画面に対して所定強度以上の光を照射するように光源を制御する光照射制御部とを備えた
    ことを特徴とする光照射制御装置。
  13. 光源から表示画面に対して光を照射することによって情報を表示するディスプレイを有する携帯端末に実装される光照射制御用プログラムであって、
    ユーザの日次の睡眠時間帯を示す情報に基づいて特定された概日リズムに基づいて設定された光照射タイミングを示す情報と、上記ユーザの上記概日リズムに基づいて上記光照射タイミングを含まない時間帯に設定された、上記携帯端末の使用制限期間を示す情報とを記憶部に記憶させる記録手段
    上記記憶部に記憶された上記光照射タイミングになったときに、上記表示画面に対して所定強度以上の光を照射するように光源を制御する光照射制御手段、および
    上記記憶部に記憶された上記使用制限期間中に、上記携帯端末の使用に対して制限をかけるように制御する使用制限手段
    としてコンピュータを機能させるための光照射制御用プログラム。
  14. 光源から表示画面に対して光を照射することによって情報を表示するディスプレイを有する携帯端末に実装される光照射制御用プログラムであって、
    ユーザの日次の睡眠時間帯を示す情報に基づいて特定された概日リズムに基づいて設定された光照射タイミングを示す情報を記憶部に記憶させる記録手段、
    上記記憶部に記憶された上記光照射タイミングになったときに、上記ユーザが上記携帯端末の表示画面を見ているか否かによらず上記ユーザが認識可能な手段で報知を行う報知手段、および
    上記報知手段による報知が行われた後に、上記表示画面に対して所定強度以上の光を照射するように光源を制御する光照射制御手段
    としてコンピュータを機能させるための光照射制御用プログラム。
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