JP6991405B2 - タッチパネル装置、タッチパネル制御方法、及びタッチパネル制御プログラム - Google Patents

タッチパネル装置、タッチパネル制御方法、及びタッチパネル制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、タッチパネル装置、タッチパネル制御方法、及びタッチパネル制御プログラムに関する。
タッチパネルの操作面に対する押下力の付与を伴うタッチ操作によって押下位置の接点をオンにするタッチパネル装置が提案されている。例えば、特許文献1を参照。
特開2011-048425号公報(例えば、段落0074)
しかしながら、タッチパネル装置では、温度変化によってタッチパネルの一部を構成する弾性部材の特性(例えば、粘性又は剛性)に変化が生じることがある。この場合、タッチパネル装置では、ユーザが押下力の付与を伴うタッチ操作を行ったにもかかわらずタッチ操作が検出されない状況、又はタッチ操作を意図しない指の接触がタッチ操作であると検出される状況が発生しやすくなる。つまり、温度変化によってタッチ操作を誤判定しやすくなる。
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたものであり、温度変化に起因するタッチ操作の誤判定を生じにくくすることができるタッチパネル装置、タッチパネル制御装置、及びタッチパネル制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るタッチパネル装置は、タッチ操作が行われる操作面を有し、前記操作面に付与される押下力に応じて撓むカバーパネルと、前記タッチ操作に対応するタッチセンサ信号を出力するタッチセンサ電極を有するタッチセンサ部と、温度に対応して変化する誘電率を有し、前記カバーパネルの撓みによって変形する弾性部材と、前記誘電率と前記弾性部材の厚さとに応じて変化する静電容量を検知する第1のセンサ部と、前記第1のセンサ部によって検知された静電容量に基づいて前記温度を推定する温度推定部と、推定された前記温度と前記第1のセンサ部によって検知された静電容量とに基づいて前記押下力を検出する押下力検出部と、検出された前記押下力に基づいて前記タッチセンサ信号の処理を行うタッチ操作処理部と、を有し、前記弾性部材は、前記カバーパネルと前記タッチセンサ部との間に備えられた接着剤を含むことを特徴とする。
本発明の他の態様に係るタッチパネル制御方法は、タッチ操作が行われる操作面を有し、前記操作面に付与される押下力に応じて撓むカバーパネルと、前記タッチ操作に対応するタッチセンサ信号を出力するタッチセンサ電極を有するタッチセンサ部と、前記カバーパネルと前記タッチセンサ部との間に備えられ、温度に対応して変化する誘電率を有し、前記カバーパネルの撓みによって変形する弾性部材と、前記誘電率と前記弾性部材の厚さとに応じて変化する静電容量を検知する第1のセンサ部とを有するタッチパネル装置が実行するタッチパネル制御方法であって、前記第1のセンサ部によって検知された静電容量に基づいて前記温度を推定するステップと、推定された前記温度と前記第1のセンサ部によって検知された静電容量とに基づいて前記押下力を検出するステップと、検出された前記押下力に基づいて前記タッチセンサ信号の処理を行うステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、温度変化に起因するタッチ操作の誤判定を生じにくくすることができる。
(A)及び(B)は、本発明の実施の形態1に係るタッチパネル装置の構造を概略的に示す断面図である。 実施の形態1に係るタッチパネル装置の要部の構造を概略的に示す拡大断面図である。 実施の形態1に係るタッチパネル装置の要部の構造を概略的に示す拡大断面図である。 実施の形態1に係るタッチパネル装置を概略的に示す平面図である。 実施の形態1に係るタッチパネル装置の制御部の構成を概略的に示す機能ブロック図である。 実施の形態1に係るタッチパネル装置のハードウェア構成の例を示す図である。 実施の形態1に係るタッチパネル装置のハードウェア構成の他の例を示す図である。 実施の形態1に係るタッチパネル装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の第1変形例に係るタッチパネル装置の要部の構造を概略的に示す拡大断面図である。 実施の形態1の第2変形例に係るタッチパネル装置の要部の構造を概略的に示す拡大断面図である。 実施の形態1の第3変形例に係るタッチパネル装置の要部の構造を概略的に示す拡大断面図である。 実施の形態1の第4変形例に係るタッチパネル装置の要部の構造を概略的に示す拡大断面図である。 本発明の実施の形態2に係るタッチパネル装置の制御部の構成を概略的に示す機能ブロック図である。 (A)及び(B)は、1kHzの交流電圧を印加しているときと100kHzの交流電圧を印加しているときの比誘電率の温度特性を示すグラフである。 実施の形態2に係るタッチパネル装置の動作を示すフローチャートである。 (A)は、本発明の実施の形態3に係るタッチパネル装置の構造を概略的に示す断面図であり、(B)及び(C)は、誘電率比較部に備えられた差動回路を示す図である。 実施の形態3に係るタッチパネル装置の制御部の構成を概略的に示す機能ブロック図である。 (A)及び(B)は、実施の形態3に係るタッチパネル装置の構造を概略的に示す断面図である。 図18(A)及び(B)のタッチパネル装置で使用される差動回路の動作を示す図である。 実施の形態3に係るタッチパネル装置のハードウェア構成の例を示す図である。 実施の形態3に係るタッチパネル装置のハードウェア構成の他の例を示す図である。 (A)及び(B)は、本発明の実施の形態4に係るタッチパネル装置の構造を概略的に示す断面図である。 実施の形態4に係るタッチパネル装置の要部の構造を概略的に示す拡大断面図である。 実施の形態4に係るタッチパネル装置の制御部の構成を概略的に示す機能ブロック図である。 (A)から(D)は、実施の形態4に係るタッチパネル装置の動作を示す図である。 実施の形態4に係るタッチパネル装置のハードウェア構成の例を示す図である。 実施の形態4に係るタッチパネル装置のハードウェア構成の他の例を示す図である。 実施の形態4に係るタッチパネル装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態5に係るタッチパネル装置の要部の構造を概略的に示す拡大断面図である。 実施の形態5に係るタッチパネル装置を概略的に示す平面図である。
以下に、本発明の実施の形態に係るタッチパネル装置、タッチパネル制御方法、及びタッチパネル制御プログラムを、図面を参照しながら説明する。以下の実施の形態は、例にすぎず、本発明の範囲内で種々の変更が可能である。
《1》実施の形態1.
図1(A)及び(B)は、実施の形態1に係るタッチパネル装置1の構造を概略的に示す断面図である。図1(A)は、タッチパネル装置1の操作面11にタッチ操作を行っていない状態を示す。図1(B)は、タッチパネル装置1の操作面11に指700で押下力を付与しながらタッチ操作を行っている状態を示す。
図2は、タッチパネル装置1の要部の構造を概略的に示す拡大断面図である。図2は、タッチパネル装置1の操作面11にタッチ操作を行っていない状態を示す。図3は、タッチパネル装置1の要部の構造を概略的に示す拡大断面図である。図3は、タッチパネル装置1の操作面11に押下力を付与しながらタッチ操作を行っている状態を示す。また、図4は、タッチパネル装置1を概略的に示す平面図である。
タッチパネル装置1は、カバーパネル20と、タッチセンサ部40と、弾性部材としての接着剤30と、第1のセンサ部61とを有している。カバーパネル20とタッチセンサ部40とは、接着剤30によって貼り合わせられている。カバーパネル20とタッチセンサ部40と接着剤30とは、タッチパネル部10を構成している。
また、タッチパネル装置1は、表示パネル部80と、表示パネル部80に備えられたフレーム81と、表示パネル部80とタッチパネル部10との間に備えられた弾性部材としての弾性材50とを有している。弾性材50は、誘電体である。
カバーパネル20は、指700などの導電体によってタッチ操作が行われる操作面11を有している。図1(B)及び図3に示されるように、カバーパネル20は、操作面11に付与される押下力に応じて撓む。つまり、カバーパネル20の全体が、操作面11に付与される押下力に応じて僅かに湾曲する。カバーパネル20は、例えば、透明なガラスである。カバーパネル20は、保護ガラスとも呼ばれる。また、カバーパネル20は、筐体90によって支持されている。筐体90にカバーパネル20を固定する構造は、コンプレッションマウント構造とも呼ばれる。
図2及び図3に示されるように、タッチセンサ部40は、導電体によるタッチ操作に対応するタッチセンサ信号を出力する複数のタッチセンサ電極41を有している。タッチセンサ信号は、タッチ操作によって変化するタッチセンサ電極41の静電容量に対応する信号である。タッチセンサ電極41は、例えば、透明電極であるITO(Indium Tin Oxide)によって形成される。
接着剤30は、誘電体である。接着剤30の誘電率は、温度に対応して変化する。接着剤30は、カバーパネル20の撓みによって変形する弾性部材である。接着剤30は、接着シートであってもよい。
第1のセンサ部61は、接着剤30の誘電率と接着剤30の厚さとに応じて変化する静電容量C61を検知する第1の静電容量センサを有している。第1のセンサ部61は、接着剤30を挟んで互いに向かい合う位置に配置された第1の変位検出電極61aと第2の変位検出電極61bとを有している。第1の変位検出電極61aと第2の変位検出電極61bは、例えば、ITOによって形成される。第1の変位検出電極61aは、タッチセンサ部40の接着剤30側の面に配置されている。第2の変位検出電極61bは、カバーパネル20の接着剤30側の面に配置されている。図4の例では、第1のセンサ部61は、4個の第1の静電容量センサを有している。ただし、第1の静電容量センサの数は4個に限定されない。
表示パネル部80は、タッチパネル部10を通して視認可能な画像を表示する。表示パネル部80は、例えば、GUI(Graphical User Interface)などの画像を表示する。表示パネル部80は、例えば、液晶ディスプレイとバックライトユニットとを含む液晶パネル部である。
図5は、タッチパネル装置1の制御部100の構成を概略的に示す機能ブロック図である。タッチパネル装置1は制御部100を有している。制御部100は、実施の形態1に係るタッチパネル制御方法を実施することができる。制御部100は、実施の形態1に係るタッチパネル制御プログラムを実行するコンピュータなどの情報処理装置の一部であってもよい。
制御部100は、タッチ検出部101と、交流電圧印加部102と、誘電率検出部103と、温度推定部104と、温度特性情報記憶部105と、押下力検出部106と、タッチ操作判定部107とを有している。温度特性情報記憶部105は、タッチパネル装置1とは異なる外部の装置に備えられてもよい。
タッチ検出部101は、複数のタッチセンサ電極41から出力される複数のタッチセンサ信号を受け取り、複数のタッチセンサ信号に基づくタッチ検出信号を温度推定部104に与える。タッチ検出信号は、例えば、操作面11におけるタッチ操作の位置であるタッチ位置を示す座標信号を含む。
交流電圧印加部102は、予め決められた周波数の交流電圧を第1のセンサ部61の第1の変位検出電極61aに供給する。
誘電率検出部103は、第1のセンサ部61から出力される静電容量C61の検出値から誘電率を求め、弾性部材である接着剤30の誘電率を示す信号を温度推定部104に供給する。
温度推定部104は、第1のセンサ部61によって検知された静電容量C61に基づいて接着剤30の温度を推定する。図5の例では、温度推定部104は、第1のセンサ部61から出力される静電容量C61の検出値に基づいて算出された誘電率に基づいて接着剤30の温度を推定する。接着剤30の温度の推定に際しては、温度特性情報記憶部105に予め格納されている温度特性情報が参照される。温度特性情報は、例えば、誘電率と温度との対応関係を示す情報である。
押下力検出部106は、温度推定部104によって推定された温度と、第1のセンサ部61によって検知された静電容量C61とに基づいて押下力を検出(例えば、算出)する。つまり、押下力検出部106は、第1のセンサ部61によって検知された静電容量C61に基づいて押下力を検出(例えば、算出)する際に、温度推定部104によって推定された温度を用いて補正された押下力を出力する。
タッチ操作判定部107は、押下力検出部106から出力された押下力を用いて、タッチセンサ信号の処理を行う。例えば、タッチ操作判定部107は、タッチ操作が、予め決められた基準値以上の押下力を伴うタッチ操作であるか否かを判定する。つまり、タッチ操作判定部107は、タッチ操作が、予め決められた基準値以上の押下力を伴うタッチ操作である場合には、タッチ操作を有効なタッチ操作であると判定し、タッチ操作が行われたときの押下力が予め決められた基準値未満であるときには、そのタッチ操作は無効なタッチ操作であると判定する。
押下力検出部106が温度推定部104によって推定された温度を参照する理由は、弾性部材である接着剤30の性質(例えば、剛性又は弾性)は、温度によって変化するからである。一般には、接着剤30は温度の上昇に応じて変形しやすくなる。つまり、同じ押下力が付与されたときであっても、温度が低いときにおける接着剤30の変形は小さく、温度が高いときにおける接着剤30の変形は大きい。また、弾性部材である接着剤30の誘電率は、温度に応じて変化する。したがって、実施の形態1においては、押下力センサである第1のセンサ部61と誘電率検出部103によって、接着剤30の誘電率を検出し、温度推定部104によって検出された誘電率から接着剤30の温度を推定している。また、押下力検出部106は、温度推定部104によって推定された温度を用いて補正された押下力を出力している。
図6は、タッチパネル装置1のハードウェア構成の例を示す図である。タッチパネル装置1は、プログラムを記憶することができるメモリ902と、このプログラムを実行する情報処理部としてのプロセッサ901とを有している。プログラムは、実施の形態1に係るタッチパネル制御プログラムを含む。プログラムは、情報を記録する記録媒体によって提供可能である。また、既に説明したように、タッチパネル装置1は、複数のタッチセンサ電極を有するタッチセンサ部40と、押下力センサ及び誘電率センサとしての機能を持つ第1のセンサ部61と、表示パネル部80とを有している。図4に示される制御部100は、ソフトウェアとしてのプログラムを格納する記憶装置としてのメモリ902と、メモリ902に格納されているプログラムを実行する情報処理部としてのプロセッサ901とを用いて実現することができる。プロセッサ901は、例えば、コンピュータなどの情報処理装置の一部であってもよい。
図7は、タッチパネル装置1のハードウェア構成の他の例を示す図である。タッチパネル装置1は、処理回路903を有している。図4に示される制御部100は、処理回路903によって実現することができる。なお、図4に示される制御部100の一部を、処理回路で構成し、残りの部分を図6に示されるメモリ902とプロセッサ901とによって実現してもよい。
図8は、タッチパネル装置1の動作を示すフローチャートである。ステップS11において、誘電率検出部103は、第1のセンサ部61によって検知された静電容量C61に基づいて接着剤30の誘電率を検出して、これを温度推定部104に与える。次のステップS12において、温度推定部104は、受け取った誘電率と温度特性情報とに基づいて接着剤30の温度を推定し、これを押下力検出部106に与える。次のステップS13において、押下力検出部106は、タッチ操作時に第1のセンサ部61によって検知された静電容量C61と受け取った温度とに基づいて押下力を検出する。次のステップS14において、タッチ操作判定部107は、検出された押下力に基づいてタッチセンサ信号の処理を行う。タッチ操作判定部107は、例えば、検出された押下力が予め定められた閾値以上であるか否かを判定する処理を行い、この判定の結果に基づく処理を行う。
以上に説明したように、実施の形態1に係るタッチパネル装置1によれば、温度変化による押下力の検出誤差を小さくすることができる。このため、温度変化が大きい場合であっても、タッチ操作における誤判定を減らすことができる。
図9は、実施の形態1の第1変形例に係るタッチパネル装置の要部の構造を概略的に示す拡大断面図である。図1から図4に示される例では、弾性部材が接着剤30である場合を説明した。図9に示される例は、弾性部材が弾性材50である場合を示している。図9に示されるタッチパネル装置は、図1から図4における第1のセンサ部61の代わりに、第1のセンサ部62を有している。第1のセンサ部62は、第1の変位検出電極62aと第2の変位検出電極としてのフレーム81とを有している。この点以外に関して、図9に示されるタッチパネル装置は、図1から図4に示されるものと同じである。
図10は、実施の形態1の第2変形例に係るタッチパネル装置の要部の構造を概略的に示す拡大断面図である。図1から図4に示される例では、弾性部材が接着剤30である場合を説明した。図10に示される例は、弾性部材が接着剤30及び弾性材50である場合を示している。図10に示されるタッチパネル装置は、図1から図4における第1のセンサ部61に加えて、第1のセンサ部62を有している。第1のセンサ部62は、第1の変位検出電極62aと第2の変位検出電極としてのフレーム81とを有している。誘電率検出部103は、第1のセンサ部62から出力される静電容量C62に基づいて誘電率を検出する。押下力検出部106は、推定された温度と第1のセンサ部62から出力される静電容量C62とに基づいて押下力を検出する。この点以外に関して、図10に示されるタッチパネル装置は、図1から図4に示されるものと同じである。
図11は、実施の形態1の第3変形例に係るタッチパネル装置の要部の構造を概略的に示す拡大断面図である。図1から図4に示される例では、弾性部材が接着剤30である場合を説明した。図11に示されるタッチパネル装置は、図1から図4における第1のセンサ部61に加えて、接着剤30に隣接する空間を挟んで互いに向かい合うように配置された第2のセンサ部71を有している。第2のセンサ部71は、第3の変位検出電極71aと第4の変位検出電極71bとを有している。誘電率検出部103は、第1のセンサ部61から出力される静電容量C61と第2のセンサ部71から出力される静電容量C71とに基づいて誘電率を検出する。押下力検出部106は、推定された温度と、第1のセンサ部61から出力される静電容量C61と、第2のセンサ部71から出力される静電容量C71とに基づいて押下力を検出する。この点以外に関して、図10に示されるタッチパネル装置は、図1から図4に示されるものと同じである。
図12は、実施の形態1の第4変形例に係るタッチパネル装置の要部の構造を概略的に示す拡大断面図である。図12に示されるタッチパネル装置は、第1のセンサ部61と第2のセンサ部71に加えて、第3のセンサ部72,73を有している。第3のセンサ部72は、第5の変位検出電極72aと第6の変位検出電極としてのフレーム81とを有している。第3のセンサ部73は、第7の変位検出電極73aと第8の変位検出電極としてのフレーム81とを有している。誘電率検出部103は、第1のセンサ部61から出力される静電容量C61と、第2のセンサ部71から出力される静電容量C71と、第3のセンサ部72,73から出力される静電容量C72、C73とに基づいて誘電率を検出する。押下力検出部106は、推定された温度と、第1のセンサ部61から出力される静電容量C61と、第2のセンサ部71から出力される静電容量C71と、第3のセンサ部72,73から出力される静電容量C72、C73とに基づいて押下力を検出する。この点以外に関して、図10に示されるタッチパネル装置は、図11に示されるものと同じである。
《2》実施の形態2.
図13は、実施の形態2に係るタッチパネル装置2の制御部200の構成を概略的に示す機能ブロック図である。図13において、図5に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図5に示される符号と同じ符号が付されている。タッチパネル装置2の制御部200は、交流電圧印加部102aが、駆動周波数を複数の周波数に切り替え可能である点において、図5に示される制御部100と異なる。
図14(A)及び(B)は、第1のセンサ部61に駆動周波数が1kHzである交流電圧を印加しているときと駆動周波数が100kHzの交流電圧を印加しているときの比誘電率の温度特性を示すグラフである。図14(A)及び(B)に示されるように、第1のセンサ部61によって検出される静電容量に基づいて得られる弾性部材としての接着剤30の比誘電率εの温度特性は、第1のセンサ部61に印加される交流電圧の周波数によって変化する。例えば、図14(A)の場合には、温度T1[℃]のときの比誘電率ε(T1)と、温度T2[℃]のときの比誘電率ε(T2)とは、ほぼ同じ値ε(T12)になる。したがって、誘電率検出部103によって比誘電率ε(T12)が検出されたときには、温度推定部12は、2つの温度T1[℃]とT2[℃]を推定結果として得ることになる。そこで、実施の形態2においては、図14(B)の場合において、温度T1[℃]のときの比誘電率ε(T1)と、温度T2[℃]のときの比誘電率ε(T2)とを取得する。図14(B)の場合には、ε(T1)<<ε(T2)である。温度推定部12は、2つの温度T1[℃]とT2[℃]を区別することができる。
図15は、タッチパネル装置2の動作を示すフローチャートである。図15に示されるように、ステップS11において、誘電率検出部103は、第1の駆動周波数の交流電圧が印加された状態で第1のセンサ部61によって検知された静電容量C61に基づいて接着剤30の誘電率を検出して、これを温度推定部104に与える。ステップS21において、誘電率検出部103は、第1の駆動周波数とは異なる第2の駆動周波数の交流電圧が印加された状態で第1のセンサ部61によって検知された静電容量C61に基づいて接着剤30の誘電率を検出して、これを温度推定部104に与える。次のステップS12において、温度推定部104は、受け取った誘電率と温度特性情報とに基づいて接着剤30の温度を推定し、これを押下力検出部106に与える。次のステップS13及びS14の処理は、図8における処理と同じである。
以上に説明したように、実施の形態2に係るタッチパネル装置2によれば、温度変化による押下力の検出誤差を小さくすることができる。また、弾性部材である接着剤30の比誘電率の温度特性が、単調増加又は単調減少していない場合であっても、温度を正確に推定できるので、タッチ操作における誤判定を減らすことができる。
上記以外の点について、実施の形態2は実施の形態1と同じである。
《3》実施の形態3.
図16(A)は、実施の形態3に係るタッチパネル装置3の構造を概略的に示す断面図であり、図16(B)及び(C)は、誘電率比較部301に備えられた差動回路を示す図である。図16(A)に示される構造は、図11のものと同じである。実施の形態3に係るタッチパネル装置3は、第1のセンサ部61と第2のセンサ部71とを有している。Cp0とCp1は、電極間の距離と誘電率とによって決まる静電容量である。CR0とCR1は、図16(B)のチャージによって蓄えられる電荷を示す。
図17は、実施の形態3に係るタッチパネル装置3の制御部300の構成を概略的に示す機能ブロック図である。図17において、図5に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図5に示される符号と同じ符号が付されている。タッチパネル装置3の制御部300は、誘電率比較部301を有する点、及び温度推定部104が誘電率の差分に基づいて温度を推定する点において、図5に示される制御部100と異なる。
誘電率の差分の算出に際しては、図16(B)に示されるように、(CR1+Cp1)に対応する量の電荷と(CR0+Cp0)に対応する量の電荷とをチャージし、その後、図16(C)に示されるように、両方の電荷を放出したときの電圧Vと電圧Vとの差分(V-V)を出力する。温度推定部104は、差分(V-V)に基づいて温度を推定する。
図18(A)及び(B)は、実施の形態3に係るタッチパネル装置3の構造の他の例を概略的に示す断面図である。図18(A)及び(B)に示される構造は、図11のものと同じである。図19は、誘電率比較部301の他の構成を示す図である。この例では、第2の変位検出電極61b及び第4の変位検出電極71bに交流電圧を印加しながら、静電容量CとCとの差分を求める。図19に示されるように、温度変化による静電容量Cの変化は、静電容量Cの変化より大きい。また、操作面11に押下力が付与される、C>Cとなる。また、押下力が付与されていないときには、(C-C)は一定である。したがって、制御部300は、タッチ操作なしのときに、静電容量の差分(C-C)がゆっくり変化する状態で、静電容量の差分(C-C)から温度を求めることができる。また、制御部300は、タッチ操作ありのときに、(C-C)が急に変化する状態における静電容量の差分(C-C)から押下力を求めることができる。
図20は、タッチパネル装置3のハードウェア構成の例を示す図である。タッチパネル装置3は、プログラムを記憶することができるメモリ902と、このプログラムを実行する情報処理部としてのプロセッサ901とを有している。図17に示される制御部300は、ソフトウェアとしてのプログラムを格納する記憶装置としてのメモリ902と、メモリ902に格納されているプログラムを実行する情報処理部としてのプロセッサ901とを用いて実現することができる。
図21は、タッチパネル装置3のハードウェア構成の他の例を示す図である。タッチパネル装置3は、処理回路903を有している。図17に示される制御部300は、処理回路903によって実現することができる。なお、図17に示される制御部300の一部を、処理回路で構成し、残りの部分を図20に示されるメモリ902とプロセッサ901とによって実現してもよい。
以上に説明したように、実施の形態3に係るタッチパネル装置3によれば、温度変化による押下力の検出誤差を小さくすることができる。このため、温度変化が大きい場合であっても、タッチ操作における誤判定を減らすことができる。
また、実施の形態3に係るタッチパネル装置3によれば、静電容量の差分に基づいて温度を推定しているので、静電容量の検出値に含まれるノイズの影響を排除することができる。このため、温度推定の精度を高めることができ、タッチ操作における誤判定を減らすことができる。
上記以外の点について、実施の形態3は実施の形態1と同じである。
《4》実施の形態4.
図22(A)及び(B)は、実施の形態4に係るタッチパネル装置4の構造を概略的に示す断面図である。図22(A)は、タッチパネル装置4の操作面11にタッチ操作を行っていない状態を示す。図22(B)は、タッチパネル装置1の操作面11に指700で押下力を付与しながらタッチ操作を行っている状態を示す。図23は、タッチパネル装置4の要部の構造を概略的に示す拡大断面図である。図23は、タッチパネル装置1の操作面11にタッチ操作を行っていない状態を示す。
タッチパネル装置4は、カバーパネル20と、タッチセンサ部40と、接着剤30とを有している。また、タッチパネル装置4は、表示パネル部80と、表示パネル部80に備えられたフレーム81と、表示パネル部80とタッチパネル部10との間に備えられた弾性部材としての弾性材50とを有している。弾性材50は、誘電体である。弾性材50の誘電率は、温度に対応して変化する。弾性材50は、カバーパネル20の撓みによって変形する弾性部材である。
カバーパネル20は、指700などの導電体によってタッチ操作が行われる操作面11を有している。図22(B)に示されるように、カバーパネル20は、操作面11に付与される押下力に応じて撓む。つまり、カバーパネル20の全体が、操作面11に付与される押下力に応じて僅かに湾曲する。実施の形態4においては、カバーパネル20は、筐体91によって支持されておらず、フレーム81及び表示パネル部80が筐体91によって支持されている。筐体91がフレーム81及び表示パネル部80を支持する構造は、サイドマウント構造とも呼ばれる。
図22(A)及び(B)並びに図23に示されるように、タッチパネル装置4は、第1のセンサ部62と第3のセンサ部72とを有している。第1のセンサ部62は、弾性材50の誘電率と弾性材50の厚さとに応じて変化する静電容量C62を検知する第1の静電容量センサを有している。第1のセンサ部62は、弾性材50を挟んで互いに向かい合う位置に配置された第1の変位検出電極62a(すなわち、透過導電膜74)と第2の変位検出電極(すなわち、フレーム81)とを有している。第1の変位検出電極62aと第2の変位検出電極は、例えば、ITOによって形成される。第3のセンサ部72は、弾性材50に隣接する空間を挟んで互いに向かい合う位置に配置された第5の変位検出電極72a(すなわち、透過導電膜74)と第6の変位検出電極(すなわち、フレーム81)とを有している。第5の変位検出電極72aと第6の変位検出電極は、例えば、ITOによって形成される。なお、図23において、75はシールド用の電極である。
図24は、タッチパネル装置4の制御部400の構成を概略的に示す機能ブロック図である。タッチパネル装置4は制御部400を有している。制御部400は、実施の形態4に係るタッチパネル制御方法を実施することができる。制御部400は、実施の形態4に係るタッチパネル制御プログラムを実行するコンピュータなどの情報処理装置の一部であってもよい。
制御部400は、透過導電膜74の静電容量を検出し、静電容量の検出値を温度推定部104に提供する透過導電膜検出部401を有する点と、透過導電膜に電力を供給して透過導電膜74をヒータとして動作させる透過導電膜制御部402を有する点が、実施の形態1から3における制御部と異なる。
図25(A)から(D)は、実施の形態4に係るタッチパネル装置4の動作を示す図である。図25(A)は、電荷のチャージ動作を示し、図25(B)は、静電容量のセンシング動作を示す。図25(C)は、透過導電膜74を発熱させる温め動作を示し、図25(D)は、リセット動作を示す。実施の形態4においては、図25(A)に示されるように、透過導電膜74に電荷をチャージし、図25(B)に示されるように、チャージされた電荷をADC(analog to digital converter)回路を通して出力する。第1のセンサ部62の静電容量Cは、温度変化によって変わる容量である。第3のセンサ部72の静電容量Cは、押下力に応じて変わる容量である。温度推定部104は、静電容量Cに基づいて温度を推定する。透過導電膜制御部402は、推定された温度が予め定められた閾値温度未満であるときに、図25(C)に示されるように、透過導電膜74に電流を流すことによって透過導電膜74を発熱させる。
図26は、タッチパネル装置4のハードウェア構成の例を示す図である。タッチパネル装置4は、プログラムを記憶することができるメモリ902と、このプログラムを実行する情報処理部としてのプロセッサ901とを有している。図26に示される制御部400は、ソフトウェアとしてのプログラムを格納する記憶装置としてのメモリ902と、メモリ902に格納されているプログラムを実行する情報処理部としてのプロセッサ901とを用いて実現することができる。
図27は、タッチパネル装置4のハードウェア構成の他の例を示す図である。タッチパネル装置4は、処理回路903を有している。図27に示される制御部400は、処理回路903によって実現することができる。なお、図27に示される制御部400の一部を、処理回路で構成し、残りの部分を図26に示されるメモリ902とプロセッサ901とによって実現してもよい。
図28は、タッチパネル装置4の動作を示すフローチャートである。図28に示されるように、ステップS11において、誘電率検出部103は、第1の駆動周波数の交流電圧が印加された状態で第1のセンサ部62によって検知された静電容量Cに基づいて接着剤30の誘電率を検出して、これを温度推定部104に与える。ステップS41において、透過導電膜検出部401は、図25(A)及び(B)の処理によって、透過導電膜74にチャージされた電荷を検出する。次のステップS42において、図25(C)に示されるように、透過導電膜制御部402は、透過導電膜74に電流を供給して発熱させる。次のステップS12において、温度推定部104は、受け取った誘電率と温度特性情報とに基づいて弾性材50の温度を推定し、これを押下力検出部106に与える。次のステップS13及びS14の処理は、図8の場合と同じである。
以上に説明したように、実施の形態4に係るタッチパネル装置4によれば、温度変化による押下力の検出誤差を小さくすることができる。このため、温度変化が大きい場合であっても、タッチ操作における誤判定を減らすことができる。
また、透過導電膜74を発熱させる動作によって、タッチパネル装置4の使用可能温度範囲を広げることができる。
上記以外の点について、実施の形態4は実施の形態1から3のいずれかと同じである。
《5》実施の形態5.
図29は、実施の形態5に係るタッチパネル装置の要部の構造を概略的に示す拡大断面図である。図29において、図11に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図11に示される符号と同じ符号が付される。また、図30は、実施の形態5に係るタッチパネル装置を概略的に示す平面図である。
実施の形態5に係るタッチパネル装置では、接着剤30は、第1の変位検出電極61aと第2の変位検出電極61bとの間に配置された第1の接着剤30aと、カバーパネル20とタッチセンサ電極41との間に配置された第2の接着剤30bとを有している。また、第1の接着剤30a及び第2の接着剤30bは、温度変化に伴う第1の接着剤30aの誘電率の変化率が、温度変化に伴う第2の接着剤30bの誘電率の変化率よりも高いという要件を満たすものが使用されている。製造時には、図30に示されるように、第1の接着剤30aとして矩形の枠状の接着剤シートをタッチセンサ部40上に貼り付け、その後、枠状の接着剤シートの中央の領域に液体の接着剤を流し込む又は塗布し、その上にカバーパネル20を張り合わせる。液体の接着剤は、例えば、OCR(Optical Clear Resin)である。
第1の接着剤30aとして、温度変化に伴う誘電率の変化率の高いものを用いることによって、第1のセンサ部61による温度の検出精度を向上させることができる。
また、第2の接着剤30bとして、温度変化に伴う誘電率の変化率の低いものを用いることによって、タッチセンサ電極41によるタッチ操作の検出の温度による影響を減らすことができ、タッチ操作の検出精度を向上させることができる。
なお、上記以外の点について、実施の形態5は、上記実施の形態1から4のいずれかを同じである。
また、実施の形態5に係るタッチパネル装置は、第2のセンサ部71を備えないこともできる。さらに、実施の形態5に係るタッチパネル装置は、第3のセンサ部72又は73などの他の静電容量センサを備え、これを温度検出に用いてもよい。
《6》変形例.
実施の形態1から5の各々は、コンプレッションマウント構造及びサイドマウント構造のいずれにも適用可能である。
また、実施の形態1から5の各構成を、適宜、組み合わせることが可能である。
1~4 タッチパネル装置、 10 タッチパネル部、 11 操作面、 20 カバーパネル、 30 接着剤、 40 タッチセンサ部、 41 タッチセンサ電極、 50 弾性材、 61、62 第1のセンサ部、 61a、62a 第1の変位検出電極、 61b 第2の変位検出電極、 71 第2のセンサ部、 71a 第3の変位検出電極、 71b 第4の変位検出電極、 72、73 第3のセンサ部、 72a 第5の変位検出電極、 73a 第7の変位検出電極、 74 透過導電膜、 80 表示パネル部、 81 フレーム、 90、91 筐体、 100、200、300、400 制御部、 101 タッチ検出部、 102、102a 交流電圧印加部、 103 誘電率検出部、 104 温度推定部、 105 温度特性情報記憶部、 106 押下力検出部、 107 タッチ操作判定部、 301 誘電率比較部、 401 透過導電膜検出部、 402 透過導電膜制御部。

Claims (17)

  1. タッチ操作が行われる操作面を有し、前記操作面に付与される押下力に応じて撓むカバーパネルと、
    前記タッチ操作に対応するタッチセンサ信号を出力するタッチセンサ電極を有するタッチセンサ部と、
    温度に対応して変化する誘電率を有し、前記カバーパネルの撓みによって変形する弾性部材と、
    前記誘電率と前記弾性部材の厚さとに応じて変化する静電容量を検知する第1のセンサ部と、
    前記第1のセンサ部によって検知された静電容量に基づいて前記温度を推定する温度推定部と、
    推定された前記温度と前記第1のセンサ部によって検知された静電容量とに基づいて前記押下力を検出する押下力検出部と、
    検出された前記押下力に基づいて前記タッチセンサ信号の処理を行うタッチ操作処理部と、
    を有し、
    前記弾性部材は、前記カバーパネルと前記タッチセンサ部との間に備えられた接着剤を含む
    ことを特徴とするタッチパネル装置。
  2. 画像を表示する表示パネル部をさらに有し、
    前記弾性部材は、前記表示パネル部と前記タッチセンサ部との間に備えられた弾性材を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル装置。
  3. タッチ操作が行われる操作面を有し、前記操作面に付与される押下力に応じて撓むカバーパネルと、
    前記タッチ操作に対応するタッチセンサ信号を出力するタッチセンサ電極を有するタッチセンサ部と、
    温度に対応して変化する誘電率を有し、前記カバーパネルの撓みによって変形する弾性部材と、
    前記誘電率と前記弾性部材の厚さとに応じて変化する静電容量を検知する第1のセンサ部と、
    前記第1のセンサ部によって検知された静電容量に基づいて前記温度を推定する温度推定部と、
    推定された前記温度と前記第1のセンサ部によって検知された静電容量とに基づいて前記押下力を検出する押下力検出部と、
    検出された前記押下力に基づいて前記タッチセンサ信号の処理を行うタッチ操作処理部と、
    画像を表示する表示パネル部と、
    有し、
    前記弾性部材は、前記表示パネル部と前記タッチセンサ部との間に備えられた弾性材を含む
    ことを特徴とするタッチパネル装置。
  4. 前記第1のセンサ部は、第1の静電容量センサを有し、
    前記第1の静電容量センサは、前記接着剤を挟んで互いに向かい合う位置に配置された第1の変位検出電極と第2の変位検出電極とを有する
    ことを特徴とする請求項に記載のタッチパネル装置。
  5. 前記第1のセンサ部は、第2の静電容量センサを有し、
    前記第2の静電容量センサは、前記弾性材を挟んで互いに向かい合う位置に配置された第3の変位検出電極と第4の変位検出電極とを有する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のタッチパネル装置。
  6. 前記第1のセンサ部は、第1の静電容量センサと第2の静電容量センサとを有し、
    前記第1の静電容量センサは、前記接着剤を挟んで互いに向かい合う位置に配置された第1の変位検出電極と第2の変位検出電極とを有し、
    前記第2の静電容量センサは、前記弾性材を挟んで互いに向かい合う位置に配置された第3の変位検出電極と第4の変位検出電極とを有する
    ことを特徴とする請求項に記載のタッチパネル装置。
  7. 前記接着剤は、
    前記第1の変位検出電極と前記第2の変位検出電極との間に配置された第1の接着剤と、
    前記カバーパネルと前記タッチセンサ電極との間に配置された第2の接着剤と、
    を有し、
    温度変化に伴う前記第1の接着剤の誘電率の変化率は、温度変化に伴う前記第2の接着剤の誘電率の変化率よりも高い
    ことを特徴とする請求項又はに記載のタッチパネル装置。
  8. 前記カバーパネルと前記タッチセンサ部との間の距離に応じて変化する静電容量を検知する第2のセンサ部をさらに有し、
    前記押下力検出部は、前記第1のセンサ部によって検知された静電容量に基づいて推定された前記温度と前記第2のセンサ部によって検知された静電容量とに基づいて前記押下力を検出する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のタッチパネル装置。
  9. 前記カバーパネルと前記タッチセンサ部との間の距離に応じて変化する静電容量を検知する第2のセンサ部をさらに有し、
    前記温度推定部は、前記第1のセンサ部によって検知された静電容量と前記第2のセンサ部によって検知された静電容量との差分に基づいて前記温度を推定する
    ことを特徴とする請求項及びのいずれか1項に記載のタッチパネル装置。
  10. 前記タッチセンサ部と前記表示パネル部との間の距離に応じて変化する静電容量を検知する第3のセンサ部をさらに有し、
    前記押下力検出部は、前記第1のセンサ部によって検知された静電容量に基づいて推定された前記温度と前記第3のセンサ部によって検知された静電容量とに基づいて前記押下力を検出する
    ことを特徴とする請求項又はに記載のタッチパネル装置。
  11. 前記タッチセンサ部と前記表示パネル部との間の距離に応じて変化する静電容量を検知する第3のセンサ部をさらに有し、
    前記温度推定部は、前記第1のセンサ部によって検知された静電容量と前記第3のセンサ部によって検知された静電容量との差分に基づいて前記温度を推定する
    ことを特徴とする請求項又はに記載のタッチパネル装置。
  12. 前記第1のセンサ部に、交流電圧を印加する交流電圧印加部をさらに有することを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載のタッチパネル装置。
  13. 前記第1のセンサ部に、予め決められた複数の駆動周波数の交流電圧を印加する交流電圧印加部をさらに有することを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載のタッチパネル装置。
  14. 前記第1のセンサ部を発熱させる電力を供給する透過導電膜制御部をさらに有することを特徴とする請求項12又は13に記載のタッチパネル装置。
  15. 前記押下力検出部によって検出された前記押下力が予め定められた閾値以上であるときに前記タッチ操作が有効なタッチ操作であると判定するタッチ操作判定部をさらに有することを特徴とする請求項1から14のいずれか1項にタッチパネル装置。
  16. タッチ操作が行われる操作面を有し、前記操作面に付与される押下力に応じて撓むカバーパネルと、前記タッチ操作に対応するタッチセンサ信号を出力するタッチセンサ電極を有するタッチセンサ部と、前記カバーパネルと前記タッチセンサ部との間に備えられ、温度に対応して変化する誘電率を有し、前記カバーパネルの撓みによって変形する弾性部材と、前記誘電率と前記弾性部材の厚さとに応じて変化する静電容量を検知する第1のセンサ部とを有するタッチパネル装置が実行するタッチパネル制御方法であって、
    前記第1のセンサ部によって検知された静電容量に基づいて前記温度を推定するステップと、
    推定された前記温度と前記第1のセンサ部によって検知された静電容量とに基づいて前記押下力を検出するステップと、
    検出された前記押下力に基づいて前記タッチセンサ信号の処理を行うステップと、
    を有することを特徴とするタッチパネル制御方法。
  17. タッチ操作が行われる操作面を有し、前記操作面に付与される押下力に応じて撓むカバーパネルと、前記タッチ操作に対応するタッチセンサ信号を出力するタッチセンサ電極を有するタッチセンサ部と、前記カバーパネルと前記タッチセンサ部との間に備えられ、温度に対応して変化する誘電率を有し、前記カバーパネルの撓みによって変形する弾性部材と、前記誘電率と前記弾性部材の厚さとに応じて変化する静電容量を検知する第1のセンサ部とを有するタッチパネル装置によって実行されるタッチパネル制御プログラムであって、
    前記第1のセンサ部によって検知された静電容量に基づいて前記温度を推定するステップと、
    推定された前記温度と前記第1のセンサ部によって検知された静電容量とに基づいて前記押下力を検出するステップと、
    検出された前記押下力に基づいて前記タッチセンサ信号の処理を行うステップと、
    を前記タッチパネル装置に実行させることを特徴とするタッチパネル制御プログラム。
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