JP6988259B2 - 固液分離装置および固液分離システム - Google Patents
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Description
図1〜図10を参照して、本発明の一実施形態について説明する。本発明の一実施形態による固液分離システム100は、図1に示すように、固液分離装置100aと、凝集部100bとを含んでいる。
次に、図1〜図10を参照して固液分離装置100aの構成について説明する。
図1に示すように、タンク1は、貯留部10と、ろ液受け部11とを一体的に含んでいる。貯留部10とろ液受け部11とは、平面視(上方から見て)において、互いに重なるように構成されている。貯留部10とろ液受け部11とは、互いに区切られて設けられており、互いに被処理物の直接的な受け渡しが行われないように構成されている。また、タンク1には、スクリュ式濃縮部2と回転体式脱水部3とが直上に設置されている。スクリュ式濃縮部2と回転体式脱水部3とは、タンク1を介して一体的に設けられている。
図1に示すように、スクリュ式濃縮部2は、被処理物の流入口21aを含む供給部材21と、スクリュ22と、積層状ろ体23と、外枠24と、モータ25と、を備えている。
図1に示すように、供給部材21は、中空の管状の部材である。供給部材21は、上端に流入口21aが設けられている。供給部材21の内側には、スクリュ22の一部が配置されている。供給部材21のA2方向側には、モータ25が隣接して配置されている。
図1に示すように、スクリュ22は、第1回転軸22aと、羽根部22bとを含んでいる。第1回転軸22aは、供給部材21をA方向に貫通し、A2方向端部においてモータ25に接続されている。スクリュ22は、流入口21aから供給された被処理物を、A1方向(回転体式脱水部3側)に送るように構成されている。
図1に示すように、積層状ろ体23は、全体として、スクリュ22を取り囲むようにスクリュ22を内側に配置するとともに、A方向に延びる筒形状を有している。
図2に示すように、固定板26は、A方向に略直交する方向に延びる円環形状を有している。すなわち、固定板26は、中心に固定板26をA方向に貫通する円形状の貫通穴26aを有している。なお、固定板26は、動くことがないように、固定板26の外縁部の複数箇所に接触する外枠24により、固定されている。
図3に示すように、スペーサ27は、A方向に延びる雄ネジ部27aと、A2方向側から雄ネジ部27aの一端を支持する柱形状の本体部27bとを有している。本体部27bは、A方向において厚みt1を有している。
図2に示すように、可動板28は、A方向に略直交する方向に延びる円環形状を有している。すなわち、可動板28は、中心に固定板26をA方向に貫通する円形状の貫通穴28aを有している。
図2に示すように、隣接する固定板26間には、スペーサ27により、隙間t1の第1ろ過溝S1が形成されている。また、A方向において、隣接する固定板26間の第1ろ過溝S1の可動板28を除く部分には、隙間(t1−t2)の第1ろ水流出溝G1が形成されている。第1ろ水流出溝G1とは、A方向に隣接して配置される2個の固定板26と、可動板28との間の隙間部分である。
図1に示すように、外枠24は、積層状ろ体23を外側から取り囲む骨組み構造を有している。外枠24は、固定板26の外縁部の周方向の複数箇所に接触することにより、積層状ろ体23を構成する各固定板26を互いに固定している。
図1に示すように、接続部材6は、スクリュ式濃縮部2と回転体式脱水部3との間に配置され、スクリュ式濃縮部2と回転体式脱水部3とを接続している。
回転体式脱水部3は、図4に示すように、側壁31aおよび31bを含む筐体31と、複数の回転体32と、複数のモータ33(図5参照)と、バッフル板34と、汚泥掻き取り板35と、排出シュート36と、水位計37とを備えている。
回転体32は、積層状回転ろ体300と、積層状回転ろ体300に挿通され、Y方向に延びる第2回転軸310とを含んでいる。
中径円板ろ片301は、円板形状の板状部301aと、板状部301aの一方表面に設けられる複数(4個)の凸部301bと、板状部301aの他方表面に設けられる複数(4個)の凸部301cとを有している。
図8に示すように、小径円板ろ片302は、概して、円板形状を有している。また、小径円板ろ片302は、周方向において等ピッチ間隔で配置され、外縁部から小径円板ろ片302の中心に向けて切り欠かれた複数(4個)の切欠部302aを有している。複数の切欠部302aは、Y方向において、中径円板ろ片301の凸部301bおよび凸部301cと重なる位置に設けられている。また、切欠部302aは、凸部301bに係合するように構成されている。小径円板ろ片302は、切欠部302aを、中径円板ろ片301の凸部301bに係合させた状態で、隣接する2個の中径円板ろ片301(板状部301a)間に配置されている。
図8に示すように、大径円板ろ片303は、円板形状を有している。また、大径円板ろ片303は、大径円板ろ片303の中心から所定距離だけ離間した位置に配置されるとともに、周方向において等ピッチ間隔で配置される複数(4個)の貫通穴303aを有している。
次に、図1を参照して、凝集部100bの構成について説明する。
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
次に、本発明の実施例および比較例について説明する。
実施例および比較例では、スクリュの回転数が5[rpm]、10[rpm]、17.5[rpm]である各場合において、濃縮処理後の被処理物の含水率、および、被処理物の処理量を測定した。なお、処理量とは、スクリュ式濃縮装置により処理される被処理物の量を意味する。
比較例では、5[rpm]の場合、含水率が90[%]弱となり、処理量が排出不良(被処理物の詰まり)により測定不能となった。
実施例では、5[rpm]の場合、含水率が95.1[%]となり、処理量が13.3[kg−DS/h]となった。
<評価>
実施例では、小さい回転数で、適度に流動性を有し、濃縮処理後の被処理物として好ましいとされる96[%]前後の含水率の被処理物が得られることがわかった。一方、比較例では、実施例よりも含水率が小さくなり、排出不良を起こしやすいことがわかった。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
2 スクリュ式濃縮部
3 回転体式脱水部
6 接続部材
6b 端部
6c 開口
7 混和槽
7a 越流口
10 貯留部
10b 供給ポンプ(ポンプ)
11 ろ液受け部
21a 流入口
22 スクリュ
22a 第1回転軸
23 積層状ろ体
31 筐体
31a 側壁
31c 排出口
100 固液分離システム
100a 固液分離装置
300 積層状回転ろ体
310 第2回転軸
S1 第1ろ過溝
S2 第2ろ過溝
Claims (6)
- 第1回転軸を有し、供給された被処理物を前記第1回転軸の回転に伴い送るスクリュと、前記スクリュを取り囲むように配置され、第1ろ過溝が形成された積層状ろ体とを含み、被処理物の濃縮を行うスクリュ式濃縮部と、
第2回転軸と、前記第2回転軸の軸方向に沿って配置され、第2ろ過溝が形成された積層状回転ろ体と、前記積層状回転ろ体を内側に収容する筐体とを含み、前記スクリュ式濃縮部に接続され、前記スクリュ式濃縮部により濃縮された被処理物の脱水を行う回転体式脱水部とを備え、
前記スクリュ式濃縮部は、下流側に向けて斜め上方に15度以上45度以下の角度範囲で傾斜して配置され、
前記スクリュ式濃縮部と前記回転体式脱水部の前記筐体の側壁とを接続する筒形状の接続部材をさらに備え、
前記接続部材は、前記回転体式脱水部の脱水処理が完了した被処理物の排出口の下端よりも下方に設けられている、固液分離装置。 - 前記接続部材は、前記回転体式脱水部の前記筐体の側壁から、前記回転体式脱水部の前記筐体の内側に突出して設けられる端部を含む、請求項1に記載の固液分離装置。
- 前記接続部材は、前記スクリュ式濃縮部への被処理物の流入口の下端よりも上方に設けられている、請求項1または2に記載の固液分離装置。
- 前記スクリュ式濃縮部の前記第1ろ過溝を通過したろ液を受け取るろ液受け部と、前記ろ液受け部とは区切られて設けられ、前記回転体式脱水部の前記第2ろ過溝を通過したろ液を貯留する貯留部とを一体的に含むタンクと、
前記貯留部に貯留されたろ液中に含まれる被処理物を、前記スクリュ式濃縮部に返送するポンプとをさらに備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の固液分離装置。 - 第1回転軸を有し、供給された被処理物を前記第1回転軸の回転に伴い送るスクリュと、前記スクリュを取り囲むように配置され、第1ろ過溝が形成された積層状ろ体とを含み、被処理物の濃縮を行うスクリュ式濃縮装置と、
第2回転軸と、前記第2回転軸の軸方向に沿って配置され、第2ろ過溝が形成された積層状回転ろ体と、前記積層状回転ろ体を内側に収容する筐体とを含み、前記スクリュ式濃縮装置に接続され、前記スクリュ式濃縮装置により濃縮された被処理物の脱水を行う回転体式脱水装置と、
被処理物が供給され、供給された被処理物の固体成分を凝集してフロック化するとともに、被処理物を前記スクリュ式濃縮装置に供給する混和槽とを備え、
前記スクリュ式濃縮装置は、下流側に向けて斜め上方に15度以上45度以下の角度範囲で傾斜して配置され、
前記スクリュ式濃縮装置と前記回転体式脱水装置の前記筐体の側壁とを接続する筒形状の接続部材をさらに備え、
前記接続部材は、前記回転体式脱水装置の脱水処理が完了した被処理物の排出口の下端よりも下方に設けられている、固液分離システム。 - 前記混和槽は、越流により前記スクリュ式濃縮装置に被処理物を供給する越流口を有し、
前記接続部材は、被処理物を前記回転体式脱水装置に供給する開口を含み、
前記接続部材の前記開口の下端は、前記越流口の下端よりも上方に設けられている、請求項5に記載の固液分離システム。
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