JP6988202B2 - 荷電粒子線露光用マスクおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
、荷電粒子線露光装置用マスクを提供する。
本明細書において、ある部材又は領域が、他の部材又は領域の「上に(又は下に)」あるとする場合、特段の限定がない限り、これは他の部材又は領域の直上(又は直下)にある場合のみでなく、他の部材又は領域の上方(又は下方)にある場合を含む。すなわち、他の部材又は領域の上方(又は下方)において間に別の構成要素が含まれている場合をも含むということである。
本開示の実施形態1に係る荷電粒子線露光装置用マスクについて、図1を用いて詳細に説明する。図1は、本開示の実施形態1に係る荷電粒子線露光装置用マスクの概要を示す断面図及び平面図である。図1では、基板として単結晶シリコン基板(ただし、「第3の層」に対応する。)上に酸化シリコン層(埋め込み酸化シリコン層;ボックス層ともいう)(ただし、「第2の層」に対応する)が配置され、当該酸化シリコン層上に薄膜の単結晶シリコン層(ただし、「第1の層」に対応する。)が配置されたSOI基板を使用し、SOI基板の単結晶シリコン層にメンブレン領域(薄板部)が設けられた構造について説明する。
さて、本開示の実施形態1に係る荷電粒子線露光装置用マスク10は、集積回路のパターンとしてよく使用される図形を装置のアパーチャの集まりとして登録するCP(Cell Projection)方式の露光装置において使用される。CP方式において、荷電粒子線露光装置用マスク10は、電子線の進行方向に複数の荷電粒子線露光装置用マスクが重ねて配置される。
図2乃至図13を用いて、本開示の実施形態1に係る荷電粒子線露光装置用マスクの製造方法を説明する。図2に荷電粒子線露光装置用マスクのプロセスフローを示し、図3乃至図13に図2の各プロセスフローにおける荷電粒子線露光装置用マスクの断面図を示す。また、以降の説明において、説明の便宜上、図の紙面上方を基板の表面側、図の紙面下方を基板の裏面側という。
本変形例は、上記実施形態にて説明した図10までの手順は同一であるが、上記図11を用いて説明した箇所が異なる。すなわち、図11で支持基板150を少なくともボックス層140に達するまでエッチングして開口部151を形成している箇所(図2のS201)に関し、エッチャントとして六フッ化硫黄(SF6)を使用し、シリコンを一部残すことでメンブレン領域を補強することができる、との変形である。図14を用いて説明する。図14に示すように、支持基板150をエッチングする際にエッチャントとしてSF6を使用するため、等方性エッチングとなり、支持基盤150の一部に湾曲部250を形成することができる。ここで、本開示において湾曲部とは、支持基盤150のうち、ボックス層140と接する部分の開口部151側に位置し、所定の曲率を有する部分を言う。
100:薄板部
110:透過部
120:非透過部
130:単結晶シリコン層
131:パターン
140:ボックス層
150:支持基板
151、301、311、321、341:開口部
200:支持部
300:表面ハードマスク
310:裏面ハードマスク
320:表面レジストマスク
330:樹脂層
340:裏面レジストマスク
Claims (16)
- 荷電粒子線の進行方向に複数の荷電粒子線露光装置用マスクが重ねて配置される露光装置に使用される荷電粒子線露光装置用マスクであって、
前記荷電粒子線を透過する透過部と、前記透過部の周囲に存在し前記荷電粒子線を遮断する非透過部と、を有する薄板部と、
前記薄板部を支持する枠状の支持部と、を有し、
前記薄板部は、1μm以上10μm以下の略均一の厚さの第1の層を有し、
前記支持部は、前記第1の層と、5μm以下の略均一の厚さの第2の層と、400μm以下の略均一の厚さの第3の層とを有し、
平面視において、前記薄板部の長辺の長さは10mm以上であり、
断面視において、前記支持部は、前記支持部の開口部側が湾曲した湾曲部を有する荷電粒子線露光装置用マスク。 - 前記薄板部の平面視における形状は、略矩形形状である、
請求項1に記載の荷電粒子線露光装置用マスク。 - 前記第1の層及び第3の層は、シリコン、窒化シリコン、炭化シリコン、ガリウム砒素、ダイヤモンドライクカーボン、サファイア又は金属を主成分とし、
第2の層はSiO2を主成分とする、
請求項1に記載の荷電粒子線露光装置用マスク。 - 前記透過部は、平面視における前記矩形形状のアスペクト比が略40である、
請求項2に記載の荷電粒子線露光装置用マスク。 - 前記透過部は第1透過部と第2透過部を含み、
前記第1透過部と前記第2透過部とは、平面視において互いに異なるアスペクト比を有する、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の荷電粒子線露光装置用マスク。 - 前記略矩形形状の角部がラウンド形状である、
請求項2に記載の荷電粒子線露光装置用マスク。 - 前記ラウンド形状は、曲率半径が1μm以上100μm以下の曲線形状である、
請求項6に記載の荷電粒子線露光装置用マスク。 - 荷電粒子線の進行方向に複数の荷電粒子線露光装置用マスクが重ねて配置される露光装置において、前記荷電粒子線を透過する透過部と前記透過部の周囲に存在し前記荷電粒子線を遮断する非透過部とを有する1μm以上10μm以下の略均一の厚さの薄板部と、前記薄板部を支持する枠状の支持部と、を有し、前記薄板部は、1μm以上10μm以下の略均一の厚さの第1の層を有し、前記支持部は、前記第1の層と、5μm以下の略均一の厚さの第2の層と、400μm以下の略均一の厚さの第3の層とを有し、平面視において、前記薄板部の長辺の長さは10mm以上であり、断面視において、前記支持部は、前記支持部の開口部側が湾曲した湾曲部を有する荷電粒子線露光装置用マスクを所定の基板から製造する製造方法であって、
前記基板の前記第1の層側の面に対し、前記薄板部に対応する領域に前記透過部に対応するパターンを形成し、
前記第1の層側の面に、前記パターンを覆う樹脂層を形成し、
前記薄板部に対応する領域の前記基板が1μm以上10μm以下の略均一の厚さとなり、平面視において前記薄板部の長辺の長さが10mm以上となり、断面視において前記支持部の前記開口部側が湾曲して、前記パターンが前記透過部となるように前記第1の層側の面とは反対側の第2の層側の面から前記第3の層をエッチングし、
前記樹脂層を除去する、
荷電粒子線露光装置用マスクの製造方法。 - 前記第3の層をエッチングにおいて、SF6をエッチャントとする
請求項8に記載の荷電粒子線露光装置用マスクの製造方法。 - 前記薄板部の平面視における形状は、略矩形形状である、
請求項8に記載の荷電粒子線露光装置用マスクの製造方法。 - 前記第1の層及び第3の層は、シリコン、窒化シリコン、炭化シリコン、ガリウム砒素、ダイヤモンドライクカーボン、サファイア又は金属を主成分とし、
第2の層はSiO2を主成分とする、
請求項8に記載の荷電粒子線露光装置用マスクの製造方法。 - 前記透過部は、平面視における矩形形状であり、アスペクト比が略40であることを特徴とする、
請求項10に記載の荷電粒子線露光装置用マスクの製造方法。 - 前記透過部は、第1透過部と第2透過部とを有し、
前記第1透過部と前記第2透過部とは、平面視において互いに異なるアスペクト比を有することを特徴とする、
請求項8〜12のいずれか1項に記載の荷電粒子線露光装置用マスクの製造方法。 - 前記略矩形形状の角部がラウンド形状である、
請求項10に記載の荷電粒子線露光装置用マスクの製造方法。 - 前記ラウンド形状は、曲率半径が1μm以上100μm以下の曲線形状であることを特徴とする、
請求項14に記載の荷電粒子線露光装置用マスクの製造方法。 - 前記パターンを形成する際に、レーザダイシング用の溝を同時に形成することを特徴とする、
請求項8に記載の荷電粒子線露光装置用マスクの製造方法。
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