JP6987334B2 - レーザー溶接方法およびレーザー溶接装置 - Google Patents

レーザー溶接方法およびレーザー溶接装置 Download PDF

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本発明は、レーザー溶接方法およびレーザー溶接装置に関する。
従来、複数の金属板を突き合わせ、その突き合わせ部(界面)に対してレーザーを照射することで溶接するレーザー溶接方法が知られている。
ここで、互いに融点の異なる2つの金属板をレーザー溶接するためには技術的な困難性があるが、例えば特許文献1には、レーザーの焦点位置を、互いに融点の異なる2つの金属の突き合わせ位置から融点の高い方の金属側へ所定長だけずらして、レーザー溶接する技術が開示されている。
特開2005−254282号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された技術では、レーザー溶接後の接合面を平坦にすることは困難であったという問題がある。
本発明は、レーザー溶接後の接合面を平坦にすることが可能なレーザー溶接方法およびレーザー溶接装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、第1の金属と、前記第1の金属よりも融点の高い第2の金属とを突き合わせ、レーザーを照射して溶接するレーザー溶接方法であって、前記第1の金属の両端のうち前記第2の金属と突き合わせる方の端部の角部が削られた状態であり、前記第2の金属の両端のうち前記第1の金属と突き合わせる方の端部の角部がある状態であり、前記第1の金属と前記第2の金属との突き合わせ位置から前記第2の金属側へ所定長ずれた位置を前記レーザーの焦点位置として、前記レーザーを照射する照射工程を有する。
本発明によれば、レーザー溶接後の接合面を平坦にすることができる。
図1は、実施形態のレーザー溶接装置の概略構成の一例を示す図である。 図2は、第1の実施形態の接合部の断面を示す図である。 図3は、第1の実施形態の第1の金属の上面を示す図である。 図4は、第1の実施形態の突き合わせ面を示す図である。 図5は、対比例の接合部の断面を示す図である。 図6は、対比例の溶接後の状態を示す図である。 図7は、第1の実施形態の接合部の断面を示す図である。 図8は、第1の実施形態の溶接後の状態を示す図である。 図9は、第1の金属および第2の金属として採用可能な金属の組み合わせの表を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係るレーザー溶接方法およびレーザー溶接装置の実施形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態のレーザー溶接装置1の概略構成の一例を示す図である。レーザー溶接装置1は、2つの金属(金属板)を突き合わせ、レーザーを照射して溶接するための装置(レーザー溶接を行うための装置)である。図1に示すように、レーザー溶接装置1は、レーザー照射部10と、ステージ20と、加圧部30と、移動機構40と、制御部50と、を備える。
レーザー照射部10は、レーザーを照射する装置である。図1の例では、レーザー照射部10は、発振器11と、光路12と、集光部13と、を含んで構成される。
発振器11はレーザーを発振する。光路12は、発振器11で発振されたレーザーを集光部13へ導く。例えばレーザーとしてファイバーレーザーを採用する場合、光路12は光ファイバで構成される。集光部13は、レーザーを集光して照射する。以上のように構成されたレーザー照射部10は、制御部50の制御の下、レーザーを照射する。
ステージ20は、溶接対象の金属を載せるための部材である。ここでは、ステージ20は、第1の金属21と、第1の金属21よりも融点の高い第2の金属22と、を突き合わせた状態で載せるための部材である。第1の金属21および第2の金属22の各々は板状の部材である。以下では、第1の金属21は銅であり、第2の金属22はチタンである場合を例に挙げて説明する。
加圧部30は、制御部50の制御の下、ステージ20上の第1の金属21および第2の金属22の各々の側面を加圧して突き合わせる装置である。移動機構40は、ステージ20を移動させて、レーザー照射部10とステージ20との相対位置を変えるための部材である。移動機構40は、制御部50の制御の下、ステージ20を水平方向(X方向)および奥行方向(Z方向)に移動させることができる。なお、図1では、鉛直方向はY方向として表記している。
制御部50は、レーザー溶接装置1の動作を統括的に制御する装置である。
ここで、図2に示すように、本実施形態では、第1の金属21の両端のうち第2の金属22と突き合わせる方の端部の角部が削られた状態(面取りされた状態)で、第1の金属21と第2の金属22との突き合わせ位置から第2の金属22側へ所定長S(以下の説明では「オフセット長S」と称する場合がある)ずれた位置をレーザーの焦点位置として、レーザーを照射する。つまり、本実施形態のレーザー溶接方法は、第1の金属21の両端のうち第2の金属22と突き合わせる方の端部の角部が削られた状態で、第1の金属21と第2の金属22との突き合わせ位置から第2の金属22側へオフセット長S(所定長)ずれた位置をレーザーの焦点位置として、レーザーを照射する照射工程を有する。
制御部50は、第1の金属21と第2の金属22との突き合わせ位置から第2の金属22側へオフセット長Sだけずれた位置をレーザーの焦点位置とし、レーザーが突き合わせ線(突き合わせた第1の金属21と第2の金属22との界面を表す線)と同じ方向に沿って照射されるよう、レーザー照射部10および移動機構40を制御する。このようにしてレーザー溶接が行われる。なお、第1の金属21と第2の金属22との溶接部分の酸化等を防ぐために、例えばアルゴン、ヘリウム、窒素等のアシストガスが溶接部分に対して噴き付けられる構成を採るのが一般的である。
なお、本実施形態では、制御部50は、レーザー照射部10および移動機構40の両方を制御しているが、これに限られるものではない。例えばレーザー照射部10によるレーザーの照射を制御する装置と、移動機構40を制御する装置とが別々に設けられる形態であってもよい。
また、例えば制御部50は、CPU((Central Processing Unit)と、プログラム等の各種データを記憶する記憶装置(ROM、RAM、HDD等)と、を備えた構成であってもよい。つまり、制御部50のハードウェア構成として、通常のコンピュータと同様の構成を採用することもできる。このような構成の下、CPUがプログラムを実行することにより、制御部50による制御が実行される。
以下、第1の金属21の両端のうち第2の金属22と突き合わせる方の端部の角部が削られた状態について説明する。なお、「端部」とは、「端の部分」、つまり端の近傍を含めた、ある程度の範囲を持った領域であると考えることができる。図3は、第1の金属21の上面を示す図である。第1の金属21の上面は、レーザーが照射される側の面である。図4は、第1の金属21のうち第2の金属22と突き合わせる面を示す突き合わせ面を示す図である。突き合わせ面は、上面と隣り合う面である。
本実施形態において、第1の金属21の両端のうち第2の金属22と突き合わせる方の端部の角部が削られた状態は、第1の金属21の上面のうち、上面と突き合わせ面とが交差する辺(以下、「第1の交差辺」と称する場合がある。図3参照)から第1の長さt1だけ第2の金属22とは反対側に延びる面を示す第1の面(図3参照)、および、第1の金属21の突き合わせ面のうち、上面と突き合わせ面とが交差する辺(以下、「第2の交差辺」と称する場合がある。図4参照)から第2の長さt2だけレーザーが照射される方向に延びる面を示す第2の面(図4参照)が削られた状態である。
つまり、第1の金属21の端部の角部が削られた状態とは、上述の第1の面と上述の第2の面とを含む三角柱を第1の金属21の端部から切り落とされた状態であり、その三角柱の断面は、第1の長さt1の辺と、第2の長さt2の辺とが直交する直角三角形となる。なお、上記に限らず、角部が削られた形態(面取りの形態)は任意であり、例えば角部が丸く面取りされた形態であってもよい。
いま、第1の金属21として銅を採用し、第2の金属22としてチタンを採用することを前提とし、図5に示すように、銅(第1の金属21)の両端のうちチタン(第2の金属22)と突き合わせる方の端部の角部が削られない状態とする構成を対比例として想定する。この対比例では、図5に示すように、銅(第1の金属21)とチタン(第2の金属22)との突き合わせ位置からチタン側へオフセット長Sだけずれた位置をレーザーの焦点位置としてレーザーを照射する。
この対比例によれば、溶接対象の2つの金属のうち融点の高い方のチタンを十分に溶融させ、その溶解熱を利用して融点の低い方の銅を溶融させることができるものの、図6に示すように、両者が溶融した合金層が表面よりも盛り上がってしまうという問題がある。
そこで、本実施形態では、図7に示すように、銅(第1の金属21)の両端のうちチタン(第2の金属22)と突き合わせる方の端部の角部が削られた状態とし、銅とチタンとの突き合わせ位置からチタン側へオフセット長Sだけずれた位置をレーザーの焦点位置としてレーザーを照射する。これにより、銅とチタンとが溶融した合金層を、削られた角部に相当する空間(三角柱状の空間)へ導くことができるので、図8に示すように、接合部の表面が合金層で盛り上がることを抑制できる。
ここで、上述のオフセット長Sが小さいほど、レーザーにより溶融された第2の金属22が第1の金属21側へ流れ込む量が増えるため、本実施形態では、オフセット長Sが小さいほど、銅(第1の金属21)の両端のうちチタン(第2の金属22)と突き合わせる方の端部の角部が削られた量(面取り量)を大きくする。これにより、接合部の表面が合金層で盛り上がることをより効果的に抑制できる。
また、本実施形態では、図7に示すように、上述の第1の長さt1は上述の第2の長さt2よりも長い値に設定される。これにより、銅(第1の金属21)の端部のうち角部が削られた部分の断面の傾きを緩やかにすることができるので、角部が削られた部分の断面の傾きが急峻である場合(断面の面積は同じとする)に比べて、削られた角部に相当する空間へ合金層が導かれた後の表面をより平坦に近い状態にすることができる。なお、この例における「削られた角部」とは、上述の第1の面と上述の第2の面とを含む上記三角柱を指し、銅(第1の金属21)の端部のうち角部が削られた部分の断面とは、上記三角柱を銅の端部から切り落としたときの断面(矩形)を指す。
なお、上記の形態に限らず、例えば第1の長さt1と第2の長さt2とが同じ値に設定される形態であってもよいし、第1の長さt1は第2の長さt2よりも短い値に設定される形態であってもよい。
要するに、本実施形態の照射工程では、第1の金属21の両端のうち第2の金属22と突き合わせる方の端部の角部が削られた状態とし、第1の金属21(例えば銅)と第2の金属22(例えばチタン)との突き合わせ位置から第2の金属22側へオフセット長Sだけずれた位置をレーザーの焦点位置としてレーザーを照射する形態であればよい。これにより、第1の金属21と第2の金属22とが溶融した合金層を、削られた角部に相当する空間へ導くことができるので、接合部の表面が合金層で盛り上がることを抑制できる。したがって、レーザー溶接後の接合面を平坦にすることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。なお、上述の第1の実施形態と共通する部分については適宜に説明を省略する。本実施形態では、レーザー照射部10は、第2の金属22の吸収率の方が第1の金属21の吸収率よりも高い波長のレーザーを照射する。より具体的には、レーザー照射部10は、第2の金属22の吸収率が閾値以上となる波長のレーザーを照射する。なお、吸収率は放射率と同義であり、物質が放出する光のエネルギーを、同温の黒体が放出する光のエネルギーを1としたときの比で表すことができる。
例えばレーザー照射部10は、第2の金属22の吸収スペクトル(物質がどの波長の光をどの程度吸収するかを表す)において吸光度が最大となる波長(極大波長)のレーザーを照射することもできる。なお、レーザーの波長は発振媒体で決まるので、所望の波長のレーザーを発振する発振媒体を予め選定しておく。
いま、例えばレーザーとして、光ファイバを増幅媒質とする固体レーザーであるファイバーレーザーを使用する場合を想定する。ここでは、一例として、ファイバーレーザーの波長は1070nmであることを前提とする。この場合、第2の金属22であるチタンの上記ファイバーレーザーの吸収率は上記閾値(例えば0.3以上の値)を超える値を示すものの、第1の金属21である銅の吸収率は上記閾値を大幅に下回る値を示す。なお、上記閾値は任意に変更可能であり、チタン(第2の金属22)を十分に溶融させることが可能な値であればよい。
本実施形態では、上述の第1の実施形態と同様に、銅(第1の金属21)の両端のうちチタン(第2の金属22)と突き合わせる方の端部の角部が削られた状態とする(図7参照)。そして、銅とチタンとの突き合わせ位置からチタン側へオフセット長Sだけずれた位置をレーザーの焦点位置として、チタンの吸収率の方が銅の吸収率よりも高い波長の上記ファイバーレーザーを照射する。これにより、溶接対象の2つの金属のうち融点の高い方のチタンを十分に溶融させ、その溶解熱を利用して融点の低い方の銅を溶融させることができるので、両者を十分に溶融させて接合しつつ、溶接後の接合面を平坦にできる。
以上より、本実施形態によれば、互いに融点が異なる異種金属を十分に溶融させて接合しつつ、溶接後の接合面を平坦にできるという有利な効果を奏する。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述の実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
以下に変形例を記載する。以下の変形例は、上述の各実施形態と任意に組み合わせることができるし、変形例同士を組み合わせることもできる。
(1)変形例1
上述の各実施形態では、第1の金属21として銅を採用し、第2の金属22としてチタンを採用した場合を例に挙げて説明したが、これに限られるものではなく、第1の金属21および第2の金属22の種類は任意である。例えばレーザーとして上述のファイバーレーザー(波長1070nm)を使用する場合、第1の金属21として、銅、金、銀、アルミニウムのうちの何れかを採用し、第2の金属22として、チタンおよびインコネルの何れかを採用することもできる。また、例えばレーザーとして波長532nmのYAGレーザーを使用する場合、第1の金属21としてアルミニウムを採用し、第2の金属22として金を採用する形態であってもよい。
また、例えば図9に示す表において、「〇」が付された組み合わせとなる2つの金属は、従来のレーザー溶接では溶接困難であった組み合わせを示している。これらの組み合わせであっても、上述したように、第1の金属21と第2の金属22との突き合わせ位置から第2の金属22側へオフセット長Sずれた位置をレーザーの焦点位置として、第2の金属22の吸収率の方が第1の金属21の吸収率よりも高い波長のレーザーを照射することで、適切に溶接することが可能になる。なお、第1の金属21および第2の金属22として採用可能な2つの金属の組み合わせは、図9に示す表において「〇」が付された組み合わせに限られるものではなく、互いに融点の異なる2つの金属を、第1の金属21および第2の金属22として採用可能である。
また、第2の金属22としては、第1の金属21よりも融点が高く、かつ、第1の金属21の沸点よりも融点が低い金属を採用することが望ましい。例えば第2の金属22として、第1の金属21の沸点よりも融点が高い金属を採用すると、第2の金属22の溶融時に第1の金属21が気化してしまい、接合部にブローホールなどの欠陥空洞が発生し、接合強度が著しく低下するという問題が起こる。そのため、第2の金属22としては、第1の金属21よりも融点が高く、かつ、第1の金属21の沸点よりも融点が低い金属を採用することが望ましい。
(2)変形例2
上述の各実施形態では、移動機構40は、ステージ20を移動させて、レーザー照射部10とステージ20の相対位置を変えているが、これに限られるものではない。例えば移動機構40は、レーザー照射部10を移動させて、レーザー照射部10とステージ20の相対位置を変える形態であってもよいし、レーザー照射部10とステージ20の両方を移動させて、レーザー照射部10とステージ20の相対位置を変える形態であってもよい。要するに、移動機構40は、レーザー照射部10およびステージ20の少なくとも一方を移動させて、レーザー照射部10とステージ20の相対位置を変えるための部材であればよい。また、上記に限らず、例えばレーザー照射部10とステージ20を動かさずに、レーザーの照射位置を変える方法を採用してもよい。例えばレンズを用いたガルバノ方式を採用することもできる。
また、上述した各実施形態の制御部50で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよいし、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。また、各種プログラムを、例えばROM等の不揮発性の記憶媒体に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
1 レーザー溶接装置
10 レーザー照射部
11 発振器
12 光路
13 集光部
20 ステージ
21 第1の金属
22 第2の金属
30 加圧部
40 移動機構
50 制御部

















Claims (8)

  1. 第1の金属と、前記第1の金属よりも融点の高い第2の金属とを突き合わせ、レーザーを照射して溶接するレーザー溶接方法であって、
    前記第1の金属の両端のうち前記第2の金属と突き合わせる方の端部の角部が削られた状態であり、
    前記第2の金属の両端のうち前記第1の金属と突き合わせる方の端部の角部がある状態であり、
    前記第1の金属と前記第2の金属との突き合わせ位置から前記第2の金属側へ所定長ずれた位置を前記レーザーの焦点位置として、前記レーザーを照射する照射工程を有する、
    レーザー溶接方法。
  2. 前記角部が削られた量は、前記所定長が小さいほど大きい、
    請求項1に記載のレーザー溶接方法。
  3. 前記第1の金属および前記第2の金属の各々は板状の部材であり、
    前記第1の金属の上面は前記レーザーが照射される側の面であり、
    前記第1の金属のうち前記第2の金属と突き合わせる面を示す突き合わせ面は前記上面と隣り合う面であり、
    前記角部が削られた状態は、前記上面のうち、前記上面と前記突き合わせ面とが交差する辺から第1の長さだけ前記第2の金属とは反対側に延びる面と、前記突き合わせ面のうち、前記上面と前記突き合わせ面とが交差する辺から第2の長さだけ前記レーザーが照射される方向に延びる面と、が削られた状態である、
    請求項1または2に記載のレーザー溶接方法。
  4. 前記第1の長さは前記第2の長さよりも長い、
    請求項3に記載のレーザー溶接方法。
  5. 前記照射工程では、前記第2の金属の吸収率の方が前記第1の金属の吸収率よりも高い波長の前記レーザーを照射する、
    請求項1乃至4のうちの何れか1項に記載のレーザー溶接方法。
  6. 前記照射工程では、前記第2の金属の吸収率が閾値以上となる波長の前記レーザーを照射する、
    請求項5に記載のレーザー溶接方法。
  7. 前記第1の金属は銅であり、
    前記第2の金属はチタンである、
    請求項1乃至6のうちの何れか1項に記載のレーザー溶接方法。
  8. 第1の金属と、前記第1の金属よりも融点の高い第2の金属とを突き合わせた状態で載せるためのステージと、
    前記第1の金属の両端のうち前記第2の金属と突き合わせる方の端部の角部が削られた状態であり、
    前記第2の金属の両端のうち前記第1の金属と突き合わせる方の端部の角部がある状態であり、
    前記第1の金属と前記第2の金属との突き合わせ位置から前記第2の金属側へ所定長ずれた位置をレーザーの焦点位置として、前記レーザーを照射するレーザー照射部と、を備える、
    レーザー溶接装置。
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