JP2020104144A - 溶接装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】よりハイパワーのレーザ光を用いてレーザ溶接が可能であり、かつレーザ装置の損傷が抑制される溶接装置を提供すること。【解決手段】溶接装置は、複数のレーザ装置と、前記複数のレーザ装置のそれぞれから出力されたレーザ光を加工対象の表面に向かって照射し、照射された部分の前記加工対象を溶融して溶接を行うための複数の光学ヘッドと、を備え、前記複数の光学ヘッドは、それぞれの光軸が前記加工対象の表面の法線に対して傾斜しており、かつ、前記光軸と前記法線とが成す平面が互いに異なるように配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、溶接装置に関する。
金属材料等からなる加工対象を溶接する手法の一つとして、レーザ溶接が知られている。レーザ溶接とは、レーザ光を加工対象の溶接すべき部分に照射し、レーザ光のエネルギーで当該部分を溶融させる溶接方法である。レーザ光が照射された部分には、溶融池と呼ばれる溶融した金属材料の液溜りが形成され、その後、溶融池が固化することによって溶接が行われる。
レーザ溶接を行う溶接装置の構成として、レーザ装置から出力されたレーザ光を光ファイバによって加工対象の近傍に導き、レンズ等の光学系を備える光学ヘッドによって加工対象に照射する構成が知られている(たとえば特許文献1参照)。
特表2010−508149号公報
レーザ溶接において、よりハイパワーのレーザ光を加工対象に照射したい場合がある。しかしながら、単一のレーザ装置当たりで出力可能なレーザ光のパワーは限られている。よりハイパワーのレーザ光を照射する方法として、複数のレーザ装置のそれぞれから出力されたレーザ光を、複数の光ファイバのそれぞれを介して、複数の光学ヘッドのそれぞれから加工対象の表面における略同一の位置に照射する方法が考えられる。このような方法によれば、複数のレーザ光の合計のパワーが加工対象に照射されるので、よりハイパワーのレーザ光の照射が可能になる。
しかしながら、上記方法の場合、或る光学ヘッドから加工対象の表面に照射されたレーザ光の一部が反射され、反射光として他の光学ヘッドに入力する場合がある。他の光学ヘッドに入力された反射光は、その光学ヘッドに接続されたレーザ装置に光ファイバを介して到達し、そのレーザ装置を損傷させるおそれがある。加工対象が、銅やアルミ等の比較的反射率の高い金属材料を含む場合、反射光のパワーも比較的高いので、特に問題となりやすい。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、よりハイパワーのレーザ光を用いてレーザ溶接が可能であり、かつレーザ装置の損傷が抑制される溶接装置を提供することにある。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係る溶接装置は、複数のレーザ装置と、前記複数のレーザ装置のそれぞれから出力されたレーザ光を加工対象の表面に向かって照射し、照射された部分の前記加工対象を溶融して溶接を行うための複数の光学ヘッドと、を備え、前記複数の光学ヘッドは、それぞれの光軸が前記加工対象の表面の法線に対して傾斜しており、かつ、前記光軸と前記法線とが成す平面が互いに異なるように配置されている。
本発明の一態様に係る溶接装置は、前記複数の光学ヘッドと前記加工対象とが相対的に移動可能に構成されている。
本発明の一態様に係る溶接装置は、前記複数の光学ヘッドの個数が奇数である。
本発明の一態様に係る溶接装置は、前記レーザ光の少なくとも1つが、前記加工対象の赤外領域の反射率よりも低い反射率を持つ波長を有する。
本発明の一態様に係る溶接装置は、前記レーザ光の少なくとも1つが、赤外領域の波長を有する。
本発明によれば、よりハイパワーのレーザ光を用いてレーザ溶接が可能であり、かつレーザ装置の損傷が抑制される溶接装置を実現できるという効果を奏する。
図1は、実施形態1に係るレーザ溶接装置の概略構成を示す模式図である。 図2は、光学ヘッドの配置を説明する模式図である。 図3は、光学ヘッドの配置を説明する模式図である。 図4は、反射光を説明する模式図である。 図5は、実施形態2に係るレーザ溶接装置の構成の一部を示す模式図である。 図6は、実施形態2に係るレーザ溶接装置の構成の一部を示す模式図である。 図7は、光学ヘッドの配置の別の一例を説明する模式図である。 図8は、光学ヘッドの配置のさらに別の一例を説明する模式図である。 図9は、光学ヘッドの配置のさらに別の一例を説明する模式図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態により本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一または対応する要素には適宜同一の符号を付している。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係るレーザ溶接装置の概略構成を示す模式図である。レーザ溶接装置100は、複数(本実施形態では奇数である3個)のレーザ装置111、112、113と、複数(本実施形態では3個)の光学ヘッド121、122、123と、複数(本実施形態では3本)の光ファイバ131、132、133と、を備えている。レーザ溶接装置100は、加工対象Wを溶接する溶接装置である。加工対象Wは、レーザ溶接が可能な材料、たとえば金属材料等からなり、本実施形態では板状である。加工対象Wは、溶接されるべき少なくとも2つの部材を重ねる、または接触させる、または隣接させること等により構成されている。
レーザ装置111、112、113は、それぞれレーザ発振器を備えており、溶接に適用できる程度の高いパワーのレーザ光を出力できるように構成されている。たとえば、レーザ装置111、112、113は、内部に複数の半導体レーザ素子を備え、当該複数の半導体レーザ素子の合計の出力として高いパワーのマルチモードのレーザ光を出力できるように構成されている。また、レーザ装置111、112、113は、ファイバレーザ、YAGレーザ、ディスクレーザ等様々なレーザ光源を備えていてもよい。レーザ装置111、112、113は、異なる種類のレーザ装置を適宜組み合わせてもよい。レーザ装置111、112、113が出力するレーザ光の波長は、同じであっても異なっていてもよいが、本実施形態では全てが同じ波長であり、かつ青色波長であるとする。ここで、青色波長とはたとえば約450nmから約500nmまでの範囲の波長である。
銅、アルミニウム、金、ニッケル、白金、銀、ステンレス鋼(たとえばSUS304)、チタン、スズなどの多くの金属は、可視光領域の波長において、赤外領域(たとえば、780nmより長い波長領域)の反射率よりも低い反射率を持つ。そこで、加工対象がこれらの金属材料を含む場合は、可視光領域の波長、たとえば青色波長のレーザ光を用いることが、反射光のパワーを抑制し、レーザ光のエネルギーを溶接に有効活用する点から好ましい。
光ファイバ131は、レーザ装置111から出力されたレーザ光を導波し、光学ヘッド121に入力させる。光ファイバ132は、レーザ装置112から出力されたレーザ光を導波し、光学ヘッド122に入力させる。光ファイバ133は、レーザ装置113から出力されたレーザ光を導波し、光学ヘッド123に入力させる。
光学ヘッド121は、光ファイバ131から入力されたレーザ光を加工対象Wに向かって照射するための光学装置である。光学ヘッド121は、コリメートレンズ121aと集光レンズ121bとを備えている。コリメートレンズ121aは、入力されたレーザ光を平行光にするための光学系である。集光レンズ121bは、平行光化されたレーザ光を集光し、レーザ光L1として加工対象Wに照射するための光学系である。
光学ヘッド122は、光ファイバ132から入力されたレーザ光を加工対象Wに向かって照射するための光学装置である。光学ヘッド122は、光学ヘッド121と同様の不図示のコリメートレンズと集光レンズとを備えている。光学ヘッド122は、入力されたレーザ光を平行光にし、平行光化されたレーザ光を集光し、レーザ光L2として加工対象Wに照射する。光学ヘッド123は、光ファイバ133から入力されたレーザ光を加工対象Wに向かって照射するための光学装置である。光学ヘッド123は、光学ヘッド121と同様の不図示のコリメートレンズと集光レンズとを備えている。光学ヘッド123は、入力されたレーザ光を平行光にし、平行光化されたレーザ光を集光し、レーザ光L3として加工対象Wに照射する。
光学ヘッド121、122、123は、それぞれ、レーザ光L1、L2、L3を、加工対象の表面の略同一箇所に照射するように配置される。レーザ溶接装置100は、レーザ光L1、L2、L3が照射された部分の加工対象Wを溶融して溶接を行う。
光学ヘッド121、122、123は、加工対象W上でレーザ光L1、L2、L3の照射を行いながらレーザ光L1、L2、L3を掃引するために、加工対象Wとの相対的な位置を変更可能に構成されている。加工対象Wとの相対的な位置を変更する方法としては、光学ヘッド121、122、123を一体的に移動することや、加工対象Wを移動することなどが含まれる。すなわち、光学ヘッド121、122、123は、レーザ光L1、L2、L3を、固定されている加工対象Wに対して掃引可能に構成されてもよい。このために、光学ヘッド121、122、123がそれぞれ公知のガルバノスキャナなどを備えていてもよい。または、光学ヘッド121、122、123からのレーザ光L1、L2、L3の照射位置は固定され、加工対象Wが、レーザ光L1、L2、L3に対して移動可能に保持されてもよい。このために、レーザ溶接装置100は、加工対象Wを保持しながら移動させるステージを備えていてもよい。
次に、光学ヘッド121、122、123の配置について説明する。図2は、光学ヘッドの配置を説明する模式図であって、光学ヘッド121、122、123を加工対象Wの表面の法線の方向から見た図である。また、図3は、光学ヘッドの配置を説明する模式図であって、光学ヘッド121、122を加工対象Wの表面に沿った方向から見た図である。なお、図2、3では光ファイバ131、132、133の図示を省略しており、図3ではさらに光学ヘッド123の図示を省略している。また、図3では加工対象Wの表面の法線Nを示している。この加工対象Wの表面は平坦であり、法線はその平坦な表面に垂直な線である。なお、加工対象Wの表面に凹凸や段差がある場合は、その凹凸や段差を考慮して近似的な平面を設定し、その平面に対して法線を規定してもよい。また、加工対象の表面が曲率を持つ場合は、その表面に対する接平面に対して法線を規定してもよい。
図2、3において、光軸X1、X2、X3は、それぞれ光学ヘッド121、122、123の光軸を示している。レーザ光L1は、光軸X1と略一致した光軸にて光学ヘッド121から出力し、加工対象Wに照射される。同様に、レーザ光L2は光軸X2と略一致した光軸にて光学ヘッド122から出力し、レーザ光L3は光軸X3と略一致した光軸にて光学ヘッド123から出力し、それぞれ加工対象Wに照射される。
ここで、光学ヘッド121は、光軸X1が加工対象Wの表面の法線Nに対して傾斜するように配置されている。本実施形態では光軸X1が法線Nに対して30°傾斜している。同様に、光学ヘッド122は、光軸X2が法線Nに対して30°傾斜するように配置されている。同様に、光学ヘッド123は、光軸X3が法線Nに対して30°傾斜するように配置されている。ただし、これらの光軸X1、X2、X3の傾斜角度は30°に限定されず、光学ヘッド121、122、123同士が接触しない程度の傾斜角度であればよい。また、光軸、たとえば光軸X1の傾斜角度が大きすぎると、レーザ光L1の加工対象Wの表面におけるビームの面積が大きくなってパワー密度が低くなる等の現象が生じるので、傾斜角度は適正な範囲内に設定すべきである。
また、図2に示すように、加工対象Wの法線の方向から見て、光学ヘッド121、122、123は、光軸X1、X2、X3が互いに120°の等角度となるように配置されている。この場合、光学ヘッド121、122、123は、光軸X1と法線Nとの成す平面(第1平面とする)と、光軸X2と法線Nとの成す平面(第2平面とする)と、光軸X3と法線Nとの成す平面(第3平面とする)と、が互いに異なるように配置されていることとなる。具体的には、第1平面、第2平面、第3平面は、いずれも法線Nを含むが、互いに非平行な平面である。
つぎに、加工対象Wの表面における反射光について、レーザ光L1を例として説明する。図4は、反射光を説明する模式図である。図4は、光軸X1と法線Nとの成す第1平面を、第1平面の法線の方向から見た図である。光学ヘッド121から加工対象Wの表面に照射されたレーザ光L1の一部は反射し、反射光RL1となる。反射光RL1の進行方向は第1平面内にある。ここで、上述したように、光軸X2が含まれる第2平面は第1平面とは非平行なので、反射光RL1の光学ヘッド122への結合はきわめて抑制される。同様に、反射光RL1は、光軸X3が第3平面に含まれる光学ヘッド123への結合がきわめて抑制される。その結果、反射光RL1はレーザ装置112、113に殆どまたは全く到達しないので、レーザ装置112、113の損傷が抑制される。また、光学ヘッド121の光軸X1が法線Nに対して傾斜しており、反射光RL1がレーザ装置111に殆どまたは全く戻ってこないので、レーザ装置111の損傷も抑制される。同様に、加工対象Wの表面に照射されたレーザ光L2、L3の一部である反射光によるレーザ装置111、112、113の損傷も抑制される。
さらに、本実施形態では、光学ヘッド121、122、123を、法線Nの周りに等角度に配置することによって、加工対象Wの表面におけるレーザ光L1、L2、L3のビームを重ね合わせた形状が、等方的になる。その結果、ビーム品質が良好になり、溶接の品質を高めることができる。また、光学ヘッドの個数が奇数であるので、等角度に配置しても第1平面、第2平面、第3平面が互いに一致することがない。
また、光学ヘッド121、122、123の光軸X1、X2、X3がいずれも法線Nに対して傾斜している。その結果、加工対象Wを水平に配置した場合に、加工対象Wの溶融した部分で金属ヒューム(蒸気)が発生しても、光学ヘッド121、122、123で囲まれた領域を上昇することとなる。これにより、光学ヘッド121、122、123の光学系、特に集光レンズに金属ヒュームが付着することを抑制できる。
(実施形態2)
図5、6は、実施形態2に係るレーザ溶接装置の構成の一部を示す模式図である。レーザ溶接装置100Aは、図1に示すレーザ溶接装置100の構成に、さらにレーザ装置114、光学ヘッド124、および光ファイバ134を追加した構成を有する。図5は、光学ヘッド121、122、123、124を加工対象Wの表面の法線Nの方向から見た図である。図6は法線Nと直交する方向から見た図である。図5、6では、レーザ溶接装置100と共通の構成についてはその一部のみ図示している。
レーザ装置114は、レーザ発振器を備えており、他のレーザ装置111、112、113よりも高いパワーのレーザ光を出力できるように構成されている。たとえば、レーザ装置114は、複数の半導体レーザ素子や、ファイバレーザ、YAGレーザ、ディスクレーザ等様々なレーザ光源を備えていてもよい。本実施形態では、レーザ装置114は、赤外領域の波長(たとえば900nmから1100nmまでの範囲の波長)を有する、たとえば数kWという高いパワーのレーザ光を出力する。
光ファイバ134は、レーザ装置114から出力されたレーザ光を導波し、光学ヘッド124に入力させる。
光学ヘッド124は、レーザ装置114から入力されたレーザ光を加工対象Wに向かって照射するための光学装置であり、光学ヘッド121と同様の不図示のコリメートレンズと集光レンズとを備えている。光学ヘッド124は、入力されたレーザ光を平行光にし、平行光化されたレーザ光を集光し、図6に示すレーザ光L4として加工対象Wに照射する。
光学ヘッド124は、その光軸または光軸の延長線が光学ヘッド121、122、123で囲まれた領域を通り、かつ加工対象Wの表面の法線Nに対して傾斜するように配置される。光学ヘッド124は、レーザ装置114から出力されたレーザ光を、加工対象Wの表面におけるレーザ光L1、L2、L3が照射される略同一箇所に照射する。これにより、加工対象Wに、レーザ光L1、L2、L3のパワーに加えて、レーザ装置114から出力されたレーザ光による、より高いパワーを与え、溶接することができる。
また、光学ヘッド124は、その光軸または光軸の延長線が光学ヘッド121、122、123で囲まれた領域を通り、かつ法線Nに対して傾斜するように配置される。さらに、光学ヘッド124の光軸と加工対象Wの表面の法線Nとが成す平面を第4平面とすると、第1平面、第2平面、第3平面、第4平面が互いに異なるように配置されている。そのため、光学ヘッド124から加工対象Wに向かって照射されたレーザ光の一部が加工対象Wの表面において反射しても、その反射光が光学ヘッド121、122、123、124に結合することが殆どまたは全くない。また、レーザ光L1、L2、L3の反射光が光学ヘッド124に結合することが殆どまたは全くない。
なお、光学ヘッド124は、図6では他の光学ヘッド121、122、123よりも、加工対象Wの表面から高い位置にあるが、他の光学ヘッド121、122、123より低い位置でもよいし、他の光学ヘッド121、122、123とほぼ同じ高さでもよい。また、光学ヘッド124と、他の光学ヘッド121、122、123のいずれか一つの位置を入れ換えてもよい。
なお、上記実施形態1では、奇数個の光学ヘッド121、122、123を等角度に配置しているが、本発明はこれに限られず、光学ヘッドを不等角度に配置してもよいし、光学ヘッドを偶数個にしてもよい。実施形態2は、複数の光学ヘッドを不等角度に配置し、かつ光学ヘッドを偶数個にしたものと考えることができる。たとえば、図7は、光学ヘッド121、122、123を110°、120°、130°の角度に配置した例である。また、図7は、光学ヘッド121、122、123を130°、130°、100°の角度に配置した例である。また、図9は、光学ヘッド121の光軸X1と法線Nとの成す角を30°とし、光学ヘッド122の光軸X2と法線Nとの成す角を50°とした例である。
また、上記実施形態1では、複数のレーザ装置が出力するレーザ光の波長が全て同じ波長であり、かつ青色波長であるが、本発明はこれに限られない。たとえば、実施形態1の構成において、複数のレーザ光の少なくとも1つが、加工対象の赤外領域の反射率よりも低い反射率を持つ波長を有していてもよい。また、実施形態1の構成において、複数のレーザ光の少なくとも1つが、赤外領域の波長を有していてもよい。さらには、複数のレーザ光の全てが、赤外領域の波長を有していてもよい。赤外領域の波長のレーザ光を出力できるレーザ装置は、比較的ハイパワーのものをより容易に準備できるので好ましい。
また、上記実施形態により本発明が限定されるものではない。上述した各実施形態の構成要素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
100、100A レーザ溶接装置
111、112、113、114 レーザ装置
121、122、123、124 光学ヘッド
121a コリメートレンズ
121b 集光レンズ
131、132、133、134 光ファイバ
L1、L2、L3、L4 レーザ光
N 法線
RL1 反射光
W 加工対象
X1、X2、X3 光軸

Claims (5)

  1. 複数のレーザ装置と、
    前記複数のレーザ装置のそれぞれから出力されたレーザ光を加工対象の表面に向かって照射し、照射された部分の前記加工対象を溶融して溶接を行うための複数の光学ヘッドと、
    を備え、前記複数の光学ヘッドは、それぞれの光軸が前記加工対象の表面の法線に対して傾斜しており、かつ、前記光軸と前記法線とが成す平面が互いに異なるように配置されている、
    溶接装置。
  2. 前記複数の光学ヘッドと前記加工対象とが相対的に移動可能に構成されている、
    請求項1に記載の溶接装置。
  3. 前記複数の光学ヘッドの個数が奇数である、
    請求項1または2に記載の溶接装置。
  4. 前記レーザ光の少なくとも1つが、前記加工対象の赤外領域の反射率よりも低い反射率を持つ波長を有する、
    請求項1〜3のいずれか1つに記載の溶接装置。
  5. 前記レーザ光の少なくとも1つが、赤外領域の波長を有する、
    請求項1〜4のいずれか1つに記載の溶接装置。
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