JP6985253B2 - eベイピング装置内の酸性度を制御するための予気化製剤 - Google Patents

eベイピング装置内の酸性度を制御するための予気化製剤 Download PDF

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Description

本発明は一般に、eベイピング装置内の酸性度を制御するように構成されたeベイピング装置用の予気化製剤に関連する。電子ベイピング装置(またはeベイピング装置)は、例えば、液体材料などの予気化製剤を気化させて、成人の電子たばこを吸う人(ユーザー)によって吸入される蒸気にするために使用される。Eベイピング装置は一般に、予気化製剤を気化して蒸気を生成するように構成されているヒーターを含む。eベイピング装置は、電源と、カートリッジまたはヒーターを含むeベイピングタンクと、予気化製剤を保持する貯蔵部とを含むいくつかのeベイピング要素を含みうる。例えば、予気化製剤は、水、ビーズ、溶媒、活性成分、エタノール、植物抽出物、天然または人工の香料、グリセリンおよびプロピレングリコールなどの蒸気形成体、ならびにそれらの組み合わせを含むがこれに限定されない、液体、固体およびゲルのうちの少なくとも1つを含みうる。
一般に、たばこベースの喫煙物品は、咽喉中に低度〜中程度のとげとげしさの応答および成人喫煙者の胸部に知覚される暖かさまたは強さを含む、成人喫煙者に馴染みのある感覚的経験を創出することが知られている蒸気を生む。eベイピング装置に関連して、一般に成人の電子たばこを吸う人の喉で経験される感覚として理解される蒸気のとげとげしさ、および一般に成人の電子たばこを吸う人の胸部で経験される感覚として理解される蒸気の強さは、成人の電子たばこを吸う人により吸入される蒸気を形成するために使用される、蒸気中のニコチンの濃度を含むがこれに限定されない、予気化製剤の含有量および濃度に基づき変化しうる。一部の場合、類似した量のニコチンについて、たばこ由来の製品がガス相中で送達するよりも、eベイピング装置はガス相中で実質的に多くのニコチンを成人の電子たばこを吸う人に送達するが、これが蒸気のとげとげしさを増大し、とげとげしさ増大の結果として成人の電子たばこを吸う人の感覚的経験を低下させる。従って、酸を予気化製剤に追加して、eベイピング装置によって発生するガス相中に存在するニコチンの量を減少させうる。ところが、予気化製剤中の酸のレベルが高すぎると、蒸気の味覚を低下させることにもなりうる。
本発明の第一の態様によれば、eベイピング装置の予気化製剤が提供されており、予気化製剤は、蒸気形成体、ニコチン、重酒石酸ニコチンおよび複数の酸の組み合わせを含む。予気化製剤のpHは約4〜約6である。
予気化製剤のpHは約4.5〜約5.5としうる。予気化製剤のpHは約5としうる。
予気化製剤は水をさらに含みうる。
予気化製剤は、eベイピング装置内のヒーターによって加熱される時に粒子相およびガス相を持つ蒸気を形成するように構成されうる。予気化製剤および予気化製剤を含むeベイピング装置は、eベイピング装置によって発生される蒸気の酸性度を増大させることなく、ガス相中によりも粒子相中に大きな比率のニコチンを提供するように構成されうる。
予気化製剤および予気化製剤を含むeベイピング装置は、成人の電子たばこを吸う人のために、たばこ由来の製品を喫煙する間に享受される感覚的経験と類似した、知覚される感覚的経験を提供するように構成されうる。
予気化製剤および予気化製剤を含むeベイピング装置は、たばこ由来の製品を喫煙した時に経験されるものと類似した喉のとげとげしさおよび胸部で知覚される強さまたは暖かさのレベルの感覚的経験を提供するように構成されうる。強さおよびとげとげしさの望ましいバランスを達成するにあたり、そのとげとげしさを増大させることなく、eベイピング製品の強さを増大させうる。
予気化製剤中の酸は、蒸気のガス相中のニコチン含有量を減少させるように、eベイピング装置によって発生する蒸気に対して作用しうる。例えば、1つ以上の酸は、少なくとも約100℃の沸点を持ちうるが、eベイピング装置内のヒーターによって加熱された時に気化するように構成されることが好ましい。各種の酸は異なる強さを持ちうるため、蒸気中のニコチンの減少に対して異なる影響度を持ちうる。
予気化製剤では、動的平衡が、一般に分離された酸分子と分離されていない酸分子の間、プロトン化ニコチン分子と非プロトン化ニコチン分子の間に存在し、それぞれの種の濃度は、酸の強度および製剤中の酸およびニコチンそれぞれの濃度に依存する。プロトン化ニコチン(塩中にあるような共役酸塩基によって結合)は、非プロトン化ニコチンよりも揮発性が低い。それゆえ、酸濃度が増大(または同じ酸濃度で酸強度が増大)するに伴い、より多くのプロトン化ニコチンが形成される。予気化製剤が加熱される時、製剤の構成要素が気化され、その後の冷却によって、製剤の構成要素が凝縮して蒸気を形成する。酸が含まれることによりプロトン化した形態でのニコチンの存在が増大すると、エアロゾル粒子中のニコチンに結合し、蒸気のガス相に利用できる量が低減する。ガス相中のニコチン含有量が低い結果として、成人の電子たばこを吸う人による知覚される喉のとげとげしさの量が低減される。従って、予気化製剤に含まれる酸の組み合わせは、予気化製剤がニコチン塩の形成によって加熱される時にガス相のニコチンを減少させ、またそれによって粒子相からガス相へのニコチンの移動効率を低減させる。ガス相中のニコチン含有量が低い結果として、成人の電子たばこを吸う人による知覚される喉のとげとげしさの量が低減される。
予気化製剤は、約80/20の比での蒸気形成体および水の混合物と、最大3重量パーセントの量のニコチンと、約1パーセントの重酒石酸ニコチン塩と、約0.5パーセントのピルビン酸と、約0.25パーセントの酢酸とを含みうる。結果的な蒸気は、酸を含まない類似した製剤と比較して低減されたとげとげしさを持つ。
1つ以上の酸は、約50パーセント以上の液体から蒸気への移動効率を持ちうると共に、予気化製剤中にニコチンのガス相構成要素を約70重量パーセント以上だけ減少させるのに十分な量が含まれうる。その他の実施形態では、1つ以上の酸は、ニコチンのガス相構成要素を約40パーセント〜約70重量パーセント減少させるのに十分な量が含まれうる。
ガス相中のニコチンの濃度は、送達される合計ニコチンの実質的に1重量パーセントと等しいかまたはそれより小さくてもよい。その結果、蒸気中に送達される合計ニコチンの実質的に99パーセントは粒子相中にありうる。
酸の組み合わせは、ピルビン酸、ギ酸、シュウ酸、グリコール酸、酢酸、イソ吉草酸、吉草酸、プロピオン酸、オクタン酸、乳酸、ソルビン酸、リンゴ酸、酒石酸、コハク酸、クエン酸、安息香酸、オレイン酸、アコニット酸、酪酸、ケイ皮酸、デカン酸、3,7−ジメチル−6−オクテン酸、1−グルタミン酸、ヘプタン酸、ヘキサン酸、3−ヘキサン酸、トランス−2−ヘキサン酸、イソ酪酸、ラウリン酸、2−メチル酪酸、2−メチル吉草酸、ミリスチン酸、ノナン酸、パルミチン酸、4−ペンテン酸、フェニル酢酸、3−フェニルプロピオン酸、塩酸、リン酸、硫酸およびそれらの組み合わせのうち1つ以上を含みうる。
酸の組み合わせは、ピルビン酸、酒石酸および酢酸を含みうる。
酸の組み合わせの濃度は、実質的に0.25重量パーセント〜実質的に2重量パーセントとしうる。酸の組み合わせの濃度はまた、実質的に0.5重量パーセント〜実質的に1.5重量パーセント、または実質的に1.5重量パーセント〜実質的に2重量パーセントとしうる。酸の組み合わせは、2〜10種の酸を含みうる。例えば、酸の組み合わせは3種の酸を含みうる。酸の組み合わせはまた、組み合わせに含まれる個別の酸のそれぞれを実質的に等しい量で含みうる。例えば、酸の組み合わせは、実質的に等しい量のピルビン酸、酒石酸および酢酸を含みうる。代わりに、酸の組み合わせは、酒石酸および酢酸のうち1つ以上よりも多くのピルビン酸を含みうる。
予気化製剤中のニコチンの濃度は、実質的に1.5重量パーセント〜実質的に6重量パーセントとしうる。予気化製剤中のニコチンの濃度は、実質的に3重量パーセント〜実質的に5重量パーセントとしうる。予気化製剤中のニコチンの濃度は、実質的に3重量パーセントとしうる。
蒸気のガス相中のニコチンの濃度は約1.5パーセント未満としうる。蒸気のガス相中のニコチンの濃度は、約2パーセント未満、約1パーセント、約0.5パーセントまたは約0.1パーセントとしうる。
予気化製剤中の重酒石酸ニコチンの濃度は、実質的に0.5重量パーセント〜実質的に1.5重量パーセントとしうる。予気化製剤中の重酒石酸ニコチンの濃度は、実質的に1重量パーセント〜実質的に2重量パーセントとしうる。
予気化製剤は、重量で実質的に3パーセントのニコチン、実質的に0.5パーセントのピルビン酸、実質的に0.4パーセントの酒石酸および実質的に0.1パーセントの酢酸を含みうる。
予気化製剤は、重量で実質的に3パーセントのニコチン、実質的に0.5パーセント〜1パーセントの重酒石酸ニコチン、実質的に0.5パーセントのピルビン酸、実質的に0.4パーセントの乳酸および実質的に0.1パーセントの塩酸を含みうる。
予気化製剤は、重量で実質的に3パーセントのニコチン、実質的に0.5パーセントの重酒石酸ニコチンおよび実質的に0.2パーセントの塩酸を含みうる。
予気化製剤は、重量で実質的に3パーセントのニコチン、実質的に0.5パーセント〜1パーセントの重酒石酸ニコチン、実質的に0.5パーセントのピルビン酸、実質的に0.4パーセントの乳酸および実質的に0.5パーセントの酒石酸を含みうる。
予気化製剤は、重量で実質的に3パーセントのニコチン、実質的に0.5パーセント〜1パーセントの重酒石酸ニコチン、実質的に0.5パーセントのピルビン酸、実質的に0.4パーセントの乳酸、実質的に0.1パーセントの安息香酸および実質的に0.1パーセントのオレイン酸を含みうる。
予気化製剤は、重量で実質的に3パーセントのニコチン、実質的に1パーセントの重酒石酸ニコチン、実質的に0.5パーセントのピルビン酸、実質的に0.2パーセントの酢酸および実質的に0.1パーセントの酒石酸を含みうる。
予気化製剤は、重量で実質的に3パーセントのニコチン、実質的に0.5パーセントの重酒石酸ニコチン、実質的に0.5パーセントのピルビン酸、実質的に0.4パーセントの乳酸、実質的に0.1パーセントの安息香酸および実質的に1パーセントのオレイン酸を含みうる。
予気化製剤は、重量で実質的に3パーセント〜5パーセントのニコチン、実質的に1パーセント〜2パーセントの重酒石酸ニコチンおよび実質的に0.4パーセント〜0.9パーセントの酢酸を含みうる。例えば、予気化製剤は、重量で実質的に3パーセントのニコチン、実質的に1パーセントの重酒石酸ニコチンおよび実質的に0.4パーセントの酢酸を含みうる。
予気化製剤は、重量で実質的に3パーセント〜5パーセントのニコチン、実質的に0.5パーセント〜1パーセントの重酒石酸ニコチン、および実質的に0.5パーセント〜1パーセントの実質的に等しい量のピルビン酸、安息香酸、乳酸および酢酸の混合物を含みうる。
予気化製剤は、重量で実質的に3パーセント〜5パーセントのニコチン、実質的に0.5パーセント〜1パーセントの重酒石酸ニコチンおよび実質的に0.01パーセント〜0.1パーセントの塩酸を含みうる。
予気化製剤は、重量で実質的に3パーセント〜5パーセントのニコチン、実質的に0.5パーセント〜1パーセントの重酒石酸ニコチン、実質的に0.5パーセント〜1パーセントのオレイン酸、および実質的に0.5パーセント〜1.5パーセントの実質的に等しい量のピルビン酸、酒石酸および酢酸の混合物を含みうる。
予気化製剤は、重量で実質的に3パーセント〜5パーセントのニコチン、実質的に0.5パーセントの重酒石酸ニコチン、実質的に0.1パーセント〜0.5パーセントのソルビン酸、実質的に0.1パーセント〜0.5パーセントの酒石酸および実質的に0.1パーセント〜0.75パーセントのピルビン酸を含みうる。例えば、重量でのニコチン濃度が実質的に5パーセントである時、塩酸は実質的に0.01パーセント〜0.1パーセントの濃度で追加されうる。
予気化製剤は、重量で実質的に3パーセント〜5パーセントのニコチン、実質的に0.5パーセントの重酒石酸ニコチン、実質的に0.1パーセント〜0.5パーセントのコハク酸、実質的に0.1パーセント〜0.75パーセントのピルビン酸および実質的に0.1パーセント〜0.5パーセントの乳酸を含みうる。例えば、重量でのニコチン濃度が実質的に5パーセントである時、塩酸は実質的に0.01パーセント〜0.1パーセントの濃度で追加されうるか、または酒石酸は実質的に0.1パーセント〜0.25パーセントの濃度で追加されうる。
予気化製剤は、約1パーセントの重酒石酸ニコチンの濃度、約0.5パーセントのピルビン酸の濃度、約0.25パーセントの酢酸の濃度および約0.1パーセントの酒石酸の濃度を含みうる。
予気化製剤は、約0.5パーセントの重酒石酸ニコチンの濃度、約0.5パーセントのピルビン酸の濃度、約0.4パーセントの乳酸の濃度、約0.1パーセントの安息香酸の濃度および約1パーセントのオレイン酸の濃度を含みうる。
予気化製剤は、約3重量パーセントのニコチンの濃度、約1パーセントの重酒石酸ニコチンの濃度および約0.4パーセントの酢酸の濃度を含みうる。
予気化製剤は、約0.5パーセント〜約1パーセントの重酒石酸ニコチンの濃度および約0.5パーセント〜約1パーセントのほぼ等しい量のピルビン酸、酒石酸および酢酸の混合物の濃度を含みうる。
予気化製剤は、約0.5パーセント〜約1パーセントの重酒石酸ニコチンの濃度および約0.01パーセント〜約0.1パーセントの塩酸の濃度を含みうる。
予気化製剤は、約0.5パーセント〜約1パーセントのオレイン酸の濃度および約0.5パーセント〜約1.5のほぼ等しい量のピルビン酸、酒石酸および酢酸の混合物の濃度を含みうる。
予気化製剤は、約0.1パーセント〜約0.5パーセントのソルビン酸の濃度、約0.1パーセント〜約0.5パーセントの酒石酸の濃度、および約0.1パーセント〜約0.75パーセントのピルビン酸の濃度を含みうる。
予気化製剤は、約0.1パーセント〜約0.5パーセントのコハク酸の濃度、約0.1パーセント〜約0.75パーセントのピルビン酸の濃度、および約0.1パーセント〜約0.5パーセントの乳酸の濃度を含みうる。
酸の組み合わせは、酒石酸および酢酸の1つ以上よりも多くのピルビン酸を含めうる。
酸の組み合わせは、それぞれ約20パーセント〜約30パーセントのピルビン酸、酒石酸および酢酸を含みうる。
酸の組み合わせは、それぞれ約15パーセント〜約35パーセントのピルビン酸、酒石酸および酢酸を含みうる。
酸の組み合わせは、それぞれ約10パーセント〜約40パーセントのピルビン酸、酒石酸および酢酸を含みうる。
酸の組み合わせは、それぞれ約5パーセント〜約45パーセントのピルビン酸、酒石酸および酢酸を含みうる。
酸の組み合わせは、それぞれ約50パーセント未満のピルビン酸、酒石酸および酢酸を含みうる。
予気化製剤は、ピルビン酸、酒石酸および酢酸の組み合わせを含みうる。ピルビン酸、酒石酸および酢酸は、等しい比率としうる。予気化製剤により発生される結果的な蒸気は、ガス相中に送達される合計ニコチンのうち実質的に1パーセント以下の量のニコチンを含みうる。その結果、蒸気中に送達される合計ニコチンの約99パーセントは粒子相中にありうる。蒸気のピルビン酸、酒石酸および酢酸の組み合わせは、送達される合計ニコチンの実質的に1パーセント以下の蒸気のガス相中のニコチン濃度と共に、とげとげしさや成人の電子たばこを吸う人によって経験される味覚の結果的な劣化を増大させることなく、胸部での暖かさとガス相中のより高い濃度のニコチンとの組み合わせを有する吸入可能な蒸気をもたらす。
本発明は、本明細書に説明された任意の実施形態に従う、本発明の第一の態様による予気化製剤を含むeベイピング装置に拡張される。本発明の第二の態様によれば、予気化製剤を保持する貯蔵部、マウスピース、および予気化製剤を加熱するように構成されたヒーターを含むカートマイザーを備えたeベイピング装置が提供されている。eベイピング装置はさらに、コネクターを介してカートマイザーと取り外し可能な形で接続され、かつハウジング内に格納されたセンサーを含む電源セクションと、センサーを保持するセンサーホルダーと、第二の部分内に配置され、かつヒーターに電源を供給するように構成された電源とを備える。予気化製剤は、蒸気形成体、ニコチン、重酒石酸ニコチンおよび酸の組み合わせを含む。予気化製剤のpHは約4〜約6である。
本発明の第三の態様によれば、ニコチンを含むeベイピング装置の気化された製剤について知覚される喉内のとげとげしさを低減する方法が提供されており、蒸気の味覚を劣化させることなく知覚される喉内のとげとげしさを低減させるのに十分な量の1つ以上の酸を予気化製剤に追加する工程を含む。予気化製剤はさらに、本発明の第一の態様に関連して説明した任意の構成要素を含みうる。方法はさらに、予気化製剤に、本発明の第一の態様に関連して説明した1つ以上の構成要素を追加する工程を備えうる。ガス相中のニコチンの濃度は、送達される合計ニコチンの実質的に1重量パーセントと等しいかまたはそれより小さくてもよい。その結果、蒸気中に送達される合計ニコチンの実質的に99パーセントは、粒子相中にありうる。
本発明の第三の態様によると、eベイピング装置用の予気化製剤が提供されており、予気化製剤は、蒸気形成体と、随意に水と、ニコチンと、一つ以上の酸を含む。予気化製剤はさらに、本発明の第一の態様に関連して本明細書で説明した任意の随意的かつ好ましい特徴を含みうる。
各種の実施形態例において、予気化製剤は、蒸気の味覚を劣化させかねないレベルにまで結果的な蒸気の酸性度を増大させることなく、一般的にeベイピング装置内部に形成される望ましくない堆積物を減少させることにより、蒸気pHの低下および維持をもたらし、とげとげしさに関する感覚的経験を向上させ、ニコチンおよび酸の気化を低減し、eベイピング装置の性能を向上させる。
例示的な実施形態の上記およびその他の特徴および利点は、例示的な実施形態を添付の図面を参照しながら詳細に説明することによってさらに明らかとなる。添付の図面は、例示的な実施形態を描写することを意図したものであり、意図された請求の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。添付の図面は、明示的に注記されていない限り、実寸に比例して描かれていると考えられるべきでない。
図1は、例示的な実施形態によるeベイピング装置の側面図である。 図2は、例示的な実施形態によるeベイピング装置の長軸方向の断面図である。 図3は、例示的な実施形態によるeベイピング装置の別の長軸方向の断面図である。 図4は、ガス相中のニコチンの濃度と予気化製剤のpHとの間の関係を図示したものである。
いくつかの詳細な例示的な実施形態が本明細書で開示されている。ところが、本明細書に開示されている特定の構造面および機能面の詳細は、例示的な実施形態を説明することを目的とした単なる典型である。ところが、例示的な実施形態は、数多くの代替的な形態で具体化されることができ、本明細書に記載の実施形態のみに限定されるものと解釈されるべきではない。
従って、例示的な実施形態は、様々な変更および代替的形態が可能である一方で、その実施形態は図面の例によって示されており、本明細書で詳細に説明する。ところが、当然のことながら、開示された特定の形態に対する例示的な実施形態に限定する意図はなく、反対に、例示的な実施形態は、請求の範囲に収まるあらゆる変更、同等物、代替物が網羅される。同様の数字は、図の説明の全体で同様の要素を意味する。
要素または層が別の要素もしくは層「の上にある」、「に接続される」、「に連結される」、または「を覆う」と言及される時、これはもう一方の要素もしくは層の直接的に上にある、それに直接的に接続される、それに直接的に連結される、またはそれを直接的に覆う、あるいは介在する要素もしくは層が存在してもよいことが理解されるべきである。対照的に、要素が、別の要素もしくは層「の直接的に上にある」、「に直接的に接続される」、または「に直接的に連結される」と言及される時、介在する要素もしくは層は存在しない。同様の数字は、明細書の全体で同様の要素を指す。
第一の、第二の、第三のなどという用語は、様々な要素、構成要素、領域、層、またはセクションを記述するために本明細書で使用されてもよいが、これらの要素、構成要素、領域、層、またはセクションはこれらの用語によって限定されないことを理解するべきである。これらの用語は、一つの要素、構成要素、領域、層、またはセクションを別の領域、層、またはセクションと区別するためにのみ使用される。それ故、下記で考察される第一の要素、構成要素、領域、層、またはセクションは、例示的な実施形態の教示内容から逸脱することなく、第二の要素、構成要素、領域、層、またはセクションと呼ぶこともできる。
空間的関係の用語(例えば、「下に」、「下方に」、「下部」、「上方に」、「上部」、およびこれに類するもの)は、図中で図示する際に、1つの要素または特徴と他の要素または特徴との間の関係を説明しやすくするために本明細書で使用されてもよい。空間的関係の用語は、図に図示されている方向に加えて、使用時または動作時に装置の異なる方向を包含することが意図されていることを理解するべきである。例えば、図中の装置をひっくり返した場合、他の要素または特徴の「下方に」または「下に」と説明されている要素は、その後は他の要素または特徴の「上方に」方向付けられることになる。それ故、用語「下方に」は上方および下方の両方の方向を包含する場合がある。装置は、その他の方法で(90度回転して、または他の方向で)方向付けられる場合があり、本明細書で使用される空間的関係の記述語は適宜に解釈される。
本明細書で使用される用語は、様々な実施形態を説明する目的のみのものであり、例示的な実施形態の制限を意図しない。単数形「1つの(a)」、「1つの(an)」、および「その(the)」は本明細書で使用される場合、複数形も含むことが意図されているが、文脈によって明らかにそうではないことが示される場合はその限りではない。本明細書で使用される時、「含む(includes)」、「含む(including)」「備える(comprises)」、および「備える(comprising)」という用語は述べられた特徴、整数、工程、動作、要素、または構成要素の存在を特定するが、1つ以上の他の特徴、整数、工程、動作、要素、構成要素、またはこれらの群の存在または追加を除外しないことがさらに理解されるであろう。
例示的な実施形態は、例示的な実施形態の理想的な実施形態の概略図(および中間構造)である断面図を参照して本明細書で説明される。このように、例えば、製造技法および許容差の結果として得られた図の形状からの変化が予想される。従って、例示的な実施形態は、本明細書に図示された領域の形状を限定するものとして解釈されるべきでなく、例えば、製造に起因する形状の逸脱を含む。従って、図に図示された領域は、事実上概略的なものであり、それらの形状は、装置の領域の実際の形状を図示する意図はなく、例示的な実施形態の範囲を限定する意図はない。
その他の方法で定義されない限り、本明細書で使用されるすべての用語(技術的用語および科学的用語を含む)は、例示的な実施形態が属する当該技術分野の当業者が通常理解しているものと同じ意味を有する。用語(一般的に使用されている辞書で定義された用語を含む)は、関連する技術分野の文脈でのそれらの用語の意味と一致する意味を有するものと解釈されるべきであり、理想的なまたは過度に正式な意味で解釈されないが、本明細書で明示的にそのように定義されている場合はその限りではないことがさらに理解されるであろう。
この明細書において数値と組み合わせて用語「約」又は「実質的に」を用いる場合、別の文脈を示さない限り、それに伴う数値が、明示した数値の前後±10%の許容度を含むということを意図する。さらに、この明細書において、百分率に言及する場合、それら百分率は、重さに基づき、すなわち重量百分率に基づくことを意図している。「最大〜まで」という表現は、ゼロから、その表現した上限までの量及びその間にある全ての値を含む。範囲を明記する場合には、この範囲は、例えば0.1%単位でその間の全ての値を含む。
その上、「一般に」および「実質的に」という単語が幾何学的形状に関連して使用される時、その幾何学的形状の正確さは要求されず、形状の許容範囲が本開示の範囲内であることが意図される。実施形態の管状要素は円筒型でもよいが、正方形、長方形、楕円、三角形およびその他などのその他の管状の断面形態も意図されている。
本明細書で使用される場合、「蒸気形成体」という用語は、使用時に蒸気の形成を促進し、かつ蒸気発生装置の動作温度にて熱分解に対して実質的に抵抗性である任意の適切な周知の化合物または化合物の混合物を説明する。適切な蒸気形成体は、プロピレングリコールなどの多価アルコール類の様々な組成物からなる。少なくとも一つの実施形態では、蒸気形成体はプロピレングリコールである。
図1は、例示的な実施形態によるeベイピング装置60の側面図である。図1では、eベイピング装置60は、ねじ付き継手74で、または滑り嵌め、スナップ嵌め、戻り止め、クランプ、留め金またはこれに類するものなどその他の接続構造によって相互に結合された、第一のセクションまたはカートマイザー70および第二のセクション72を含む。一つの実施形態で、第一のセクションまたはカートマイザー70は、交換可能なカートリッジでもよく、第二のセクション72は再使用可能なセクションでもよい。代わりに、第一のセクションまたはカートマイザー70および第二のセクション72は、単品で一体型に形成されてもよい。
図2は、eベイピング装置の例示的実施形態の断面図である。図2に図示するように、第一のセクションまたはカートマイザー70は、口側の端部インサート20、毛細管18を含む毛細蒸気発生装置、毛細管18の少なくとも一部を加熱するためのヒーター19、貯蔵部14を収容しうる。
第二のセクション72は、電源12、電源12を制御するように構成された制御回路11、および吸煙センサー16を格納しうる。吸煙センサーは、成人の電子たばこを吸う人がeベイピング装置60を喫煙する時を感知するように構成されており、これが制御回路11を介して電源12の動作を誘発し、ヒーター19を起動して貯蔵部14内に格納された予気化製剤を加熱し、蒸気を形成する。第二のセクション72のねじ部74は、第一のセクションまたはカートマイザー70に接続されない場合には、電池充電器に接続して電池または電源12を充電することができる。
図2に図示するように、別の実施形態の例では、バルブ40は双方向バルブであり、貯蔵部14は加圧されうる。例えば、貯蔵部14は、貯蔵部14に一定の圧力を印加するよう構成された加圧機構405を用いて加圧されうる。そのため、貯蔵部14内に格納されている予気化製剤の加熱によって形成された蒸気の放出が促進される。
例示的実施形態では、毛細管18は、導電材料から形成される、またはこれを含み、管に電流を流すことで固有のヒーター19として機能する。毛細管18は、毛細管18が経験する動作温度において必要な構造的完全性を維持しながらも抵抗加熱が可能であり、予気化製剤とは反応しない導電性材料であってもよい。毛細管18を形成するために適切な材料は、ステンレス鋼、銅、銅合金、フィルム抵抗性材料で覆われた多孔性のセラミック材料、ニッケル・クロム合金、およびその組み合わせのうちの1つ以上である。例えば、毛細管18はステンレス鋼毛細管18でもよく、毛細管18の長さに沿って直流または交流の通路のためにそこに取り付けられる電気リード26を介してヒーター19として機能しうる。したがって、ステンレス鋼毛細管18は、抵抗加熱によって加熱される。代わりに、毛細管18は、例えば、ガラス管などの非金属管でもよい。こうした実施形態では、ヒーター19は、例えば、ガラス管に沿って配置されるステンレス鋼、ニクロームまたはプラチナワイヤなどの、抵抗加熱可能な導電材料で形成されるか、これを含む。ガラス管に沿って配置されるヒーターが加熱されると、毛細管18内の予気化製剤は、毛細管18内の予気化製剤を少なくとも部分的に揮発させるのに十分な温度まで加熱される。
少なくとも一つの実施形態では、少なくとも2本の電気リード26が金属毛細管18に接合される。少なくとも一つの実施形態では、1本の電気リード26が毛細管18の第一の上流部分101に結合され、第二の電気リード26が毛細管18の下流の端部102に連結される。
動作時、成人の電子たばこを吸う人がeベイピング装置を喫煙する時、吸煙センサー16は、成人の電子たばこを吸う人の喫煙により生じた圧力の勾配を検出し、制御回路11は、ヒーター19を起動して、貯蔵部14に位置する予気化製剤を加熱する。毛細管18が加熱されると、毛細管18の加熱部分内に含まれる予気化製剤が気化されて出口63から現れ、ここで予気化製剤が拡張し、空気と混合されて、混合チャンバー240内で蒸気を形成する。
実施形態例の電源12は、eベイピング装置60の第二のセクション72内に配置された電池を含みうる。電源12は、ヒーター19全体に電圧をかけるように構成され、ヒーター19は貯蔵部14内に格納された予気化製剤を気化させる。
少なくとも一つの実施形態では、ヒーター19は実質的に抵抗性があると同時に、ヒーター19と電気リード26との間の電気接点または接続が実質的に導電性であるため、熱発生は、接点においてではなく主にヒーター19に沿って生じる。
電源または電池12は、再充電可能であり、電池を外部充電装置によって充電可能にさせる回路を含みうる。その場合、回路は、充電される時に、予め決められた吸煙数回分の電力を提供し、その後、回路を外部充電装置に再接続される必要があるようにしてもよい。
少なくとも一つの実施形態では、eベイピング装置60は、プリント基板11に搭載されうる制御回路を含みうる。制御回路11は、ヒーター19が起動された時に発光するように構成されたヒーター作動灯27も含みうる。少なくとも一つの実施形態では、ヒーター作動灯27は、少なくとも1つのLEDを含み、eベイピング装置60の遠位端28にあって、ヒーター作動灯27が吸煙中に燃焼する石炭の外観をしたキャップを照らすようにする。さらに、ヒーター作動灯27は、成人の電子たばこを吸う人から見えるように構成することができる。作動灯27はまた、望ましい時に成人の電子たばこを吸う人が作動灯27を起動または停止できるように、希望に応じて作動灯27がベイピング中に起動できないように構成されうる。
少なくとも一つの実施形態では、eベイピング装置60はさらに、少なくとも2つの軸から離れた分岐出口21を有する口側端インサート20を含む。少なくとも一つの実施形態では、口側端インサート20は、少なくとも2つの分岐する出口21(例えば、3〜8個以上の出口)を含む。少なくとも一つの実施形態では、口側端インサート20の出口21は、軸から離れた通路23の端部に位置し、eベイピング装置60の長軸方向に対して外向きの角度を有する(すなわち、分岐状)。本明細書で使用される場合、「軸から離れた」という用語はeベイピング装置の長軸方向に対してある角度を有することを意味する。また、口側端インサート(または流れガイド)20は、使用時、蒸気を成人の電子たばこを吸う人の口に実質的に均一に分配するように、口側端インサート20の周りに均一に分布された出口を含んでもよい。
少なくとも一つの実施形態では、eベイピング装置60は、従来的なたばこ由来の製品とほぼ同じサイズである。一部の実施形態では、eベイピング装置60は、約80ミリメートル〜約110ミリメートルの長さ、例えば、約80ミリメートル〜約100ミリメートルの長さおよび約7ミリメートル〜約10ミリメートルの直径としうる。
eベイピング装置60の外側円筒形ハウジング22は、適切な任意の材料または材料の組み合わせから形成されるか、これを含んでもよい。少なくとも一つの実施形態では、外側の円筒形ハウジング22は、少なくとも部分的に金属で形成され、制御回路11、電源12、吸煙センサー16およびヒーター19を接続する電気回路の一部である。
図3は、例示的な実施形態によるeベイピング装置の断面図である。図3に図示するように、eベイピング装置60は、液体の予気化製剤貯蔵部14およびヒーター19を収容しうる中間セクション(第三のセクション)73を含んでもよい。中間セクション73は、第一のセクションまたはカートマイザー70の上流端においてねじ接合部74’に、第二のセクション72の下流端においてねじ接合部74に嵌合されるように構成されてもよい。この実施形態例では、第一のセクションまたはカートマイザー70は口側端インサート20を収容し、一方で第二のセクション72は電源12および電源12を制御するように構成された制御回路11を収容する。
少なくとも一つの実施形態では、第一のセクションまたはカートマイザー70、第二のセクション72、および第三のセクション73は、eベイピング装置60の長さに沿って長軸方向に延伸する共通の外側円筒形ハウジング22を含む。さらに、少なくとも一つの実施形態では、中間セクション73は使い捨てであり、第一のセクションまたはカートマイザー70および第二のセクション72の一方または両方は再利用できる。セクション70、72、73はねじ接続またはコネクター74および74’によって取り付けられ、これによって、貯蔵部14を使い切った時に中間セクション73を交換することができる。別の実施形態では、毛細管18とヒーター19の一方または両方をクリーニングする必要を回避するように、第一のセクションまたはカートマイザー70は交換可能である。少なくとも一つの実施形態では、第一のセクションまたはカートマイザー70と第二のセクション72および第三のセクション73は、ねじ接続なしで一体として形成されて使い捨て可能なeベイピング装置を形成してもよい。
図3に図示した実施形態の例では、貯蔵部14は、エラストマー材料から成るまたはこれを含む管状の細長い本体であって、圧迫すると少なくとも可撓性であるか圧縮可能であるかのいずれかである。少なくとも一つの実施形態では、エラストマー材料は、シリコーン、プラスチック、ゴム、ラテックス、およびその組み合わせのうちの1つとしうる。
少なくとも一つの実施形態では、圧迫されると、貯蔵部14が液体材料などのある量の予気化製剤を毛細管18に送達できるように、貯蔵部14は毛細管18と流体連通する。予気化製剤を毛細管に送達するのと同時に、電源12は貯蔵部14に手動で圧力がかけられると作動し、毛細管18が加熱されて加熱セクションを形成し、ここで予気化製剤が揮発する。加熱された毛細管18から放出されると、揮発された材料が膨張して、空気と混合して蒸気を形成する。
図3に示す通り、貯蔵部14は、液体の予気化製剤を貯蔵部14内に維持し、かつ貯蔵部14が圧迫され、貯蔵部14に圧力がかけられた時に開くように構成された弁40を含む。少なくとも一つの実施形態では、臨界の最小圧力に達した時に弁40が開き、貯蔵部14から予気化製剤が不注意に分配されたりヒーター19が起動したりすることが回避される。少なくとも一つの実施形態では、圧力スイッチ44を押すのに必要な圧力は意図しない加熱を回避するように十分に高い。こうした構成は、毛細管にポンプで送られる予気化製剤がないときにヒーター19が作動するのを回避する。
貯蔵部14に対する圧力が軽減されると弁40は閉じ、加熱された毛細管18は、弁40の下流に残留している予気化製剤があれば放出する。
例示的実施形態では、予気化製剤は、ニコチン分子(非プロトン化かつ非荷電)と酸との混合物を含み、これは、予気化製剤中のニコチン分子のほぼ全てをプロント化し、それによってeベイピング装置のヒーターによって予気化製剤を加熱する時に、多量のプロトン化ニコチンと少量の非プロトン化ニコチンを有する蒸気が生成され、これによって、通常は蒸発した全ニコチンの小部分のみが蒸気のガス相に残る。ガス相におけるニコチンの留分は、咽喉のとげとげしさの知覚や他の知覚される異味の少なくとも一つの原因となりうる。ガス相におけるニコチンの割合レベルを低減することは、ガス相におけるニコチンに関連付けられる知覚される主観的欠陥を改善しうる。例えば、予気化製剤は最大5パーセントのニコチンを含みうるが、蒸気のガス相中のニコチンの比率は、予気化製剤中の合計ニコチンの実質的に1パーセント未満としうる。
一部の実施形態では、予気化製剤に追加される酸の量は、酸の強さおよび揮発性、ならびに予気化製剤のpHを望ましい範囲に調節するために必要な量に依存する。多すぎる酸が追加された場合、ほとんどまたは実質的に全部の使用可能なニコチンがプロトン化されて蒸気の粒子相になる可能性があり、蒸気のガス相には非常にわずかな非プロトン化ニコチンが残され、従って成人の電子たばこを吸う人の味覚の期待を満足させるために十分なとげとげしさを持たない蒸気が発生する。反対に、少なすぎる酸または効果のない(弱い)酸が追加された場合はより大量のニコチンがプロトン化されないまま蒸気のガス相中に残りうることになり、成人の電子たばこを吸う人は恐らくは望ましくない喉のとげとげしさが増すことを経験しかねない。およそ2重量パーセントを超えるニコチン含有量を有する予気化製剤を用い、かつ本明細書で説明した酸の組み合わせがない場合、知覚される喉のとげとげしさは、成人の電子たばこを吸う人によって吸入された時に蒸気を不快なものにするレベルに近づきかねない。およそ4重量パーセントを超えるニコチン含有量を有する予気化製剤を用い、かつ本明細書で説明した酸の組み合わせがない場合、知覚される喉のとげとげしさは、蒸気を成人の電子たばこを吸う人による吸入に適さないものにするレベルに近づきかねない。本明細書の教示による酸を追加することで、知覚される喉のとげとげしさが、たばこ由来の製品で経験される知覚される喉のとげとげしさと類似した望ましいレベルに維持される。
少なくとも一つの実施形態例によれば、酸は蒸気内に移動する能力を持つ。酸の移動効率は、液体予気化製剤中の酸の質量分率に対する蒸気中の酸の質量分率の比である。少なくとも一つの実施形態では、酸または酸の組み合わせは、約50パーセント以上の、例えば約60パーセント以上の液体から蒸気への移動効率を持つ。例えば、ピルビン酸、酒石酸および酢酸は、約50パーセント以上の蒸気移動効率を持つ。少なくとも一つの実施形態では、予気化製剤は、約50パーセント以上の蒸気移動効率を持つ、酸または酸の組み合わせを含む。
少なくとも一つの実施形態例によれば、酸は、少なくとも約100℃の沸点を持ち、予気化製剤のpHを約3〜約8の範囲に調節するのに十分な量で予気化製剤に含まれうる。図4は、ガス相中のニコチンの濃度と蒸気のpHとの間の関係を図示したものである。図4では、ガス相中のニコチンの濃度は、pHが約6よりも大きい時に実質的に増大する。従って、約6よりも低いpH、例えば、約4〜約6、または約4.5〜5.5、または約5のpHを持つ蒸気は、ガス相中のニコチンの濃度を減少させるのに有利な可能性があり、従って知覚されるとげとげしさが少ない蒸気になりうる。
少なくとも一つの実施形態では、酸は、酸を含まない予気化製剤によって生成されるニコチンのガス相構成要素のレベルの約30重量パーセント以上、約60パーセント〜約70重量パーセント、約70重量パーセント以上、約85重量パーセント以上だけ減少させるのに十分な量が予気化製剤に含まれる。
少なくとも1つの例示的実施形態によると、予気化製剤は、ピルビン酸、ギ酸、シュウ酸、グリコール酸、酢酸、イソ吉草酸、吉草酸、プロピオン酸、オクタン酸、乳酸、レブリン酸、ソルビン酸、リンゴ酸、酒石酸、コハク酸、クエン酸、安息香酸、オレイン酸、アコニット酸、酪酸、ケイ皮酸、デカン酸、3,7−ジメチル−6−オクテン酸、1−グルタミン酸、ヘプタン酸、ヘキサン酸、3−ヘキサン酸、トランス−2−ヘキサン酸、イソ酪酸、ラウリン酸、2−メチル酪酸、2−メチル吉草酸、ミリスチン酸、ノナン酸、パルミチン酸、4−ペンテン酸、フェニル酢酸、3−フェニルプロピオン酸、塩酸、リン酸、硫酸、およびその組み合わせのうちの1つ以上を含む。酸は、塩の形態で組み込まれてもよい。予気化製剤はまた、蒸気形成体、随意的に水、および随意的に風味剤を含む。
本明細書で使用される場合、「蒸気形成体」という用語は、使用時に蒸気の形成を促進し、かつ蒸気発生物品の動作温度にて熱分解に対して実質的に抵抗性である任意の適切な周知の化合物または化合物の混合物を説明する。適切な蒸気形成体は、多価アルコール(プロピレングリコール、トリエチレングリコール、1,3−ブタンジオールおよびグリセリンなど)、多価アルコールのエステル(グリセロールモノ−、ジ−またはトリアセテートなど)、およびモノ−、ジ−またはポリカルボン酸の脂肪族エステル(ドデカン二酸ジメチルおよびテトラデカン二酸ジメチルなど)を含むが、これらに限定されない。蒸気形成体の例は、多価アルコールまたはその混合物、例えばプロピレングリコール、トリエチレングリコール、1,3−ブタンジオールおよびグリセリンである。蒸気形成基体は、単一の蒸気形成体、例えば、グリセリンなどを含みうる。代わりに、蒸気形成基体は、2つ以上の蒸気形成体の組み合わせを含みうる。
少なくとも一つの実施形態では、蒸気形成体は、プロピレングリコール、グリセリンおよびその組み合わせのうち1つである。別の実施形態では、蒸気形成体はグリセリンである。少なくとも一つの実施形態では、蒸気形成体は、予気化製剤の重量に基づき約40重量パーセント〜予気化製剤の重量に基づき約90重量パーセント(例えば、約50パーセント〜約80パーセント、約55パーセント〜約75パーセントまたは約60パーセント〜約70パーセント)の範囲の量が含まれる。その上、少なくとも一つの実施形態では、予気化製剤は、約3:2の比で含まれるプロピレングリコールおよびグリセリンを含みうる。少なくとも一つの実施形態では、プロピレングリコールおよびグリセリンの比は、実質的に2:3および3:7でもよい。
予気化製剤は随意的に水を含む。水は、予気化製剤の重量に基づき約5重量パーセント〜予気化製剤の重量に基づき約40重量パーセントの範囲の量が、または予気化製剤の重量に基づき約10重量パーセント〜予気化製剤の重量に基づき約15重量パーセントの範囲の量が含まれうる。
少なくとも一つの実施形態では、酸または酸の組み合わせは、塩の形態で予気化製剤に組み込まれうる。少なくとも一つの実施形態では、塩形態の酸は、酸の添加が蒸気移動効率および対応する遊離酸形態のニコチンとの反応に有意な副作用を有しないように選択される。
予気化製剤に含まれる酸は、少なくとも約100℃の沸点を有してもよい。例えば、酸は、約100℃〜約300℃、または150℃〜約250℃(例えば、約160℃〜約240℃、約170℃〜約230℃、約180℃〜約220℃、または190℃〜約210℃)の沸点を有しうる。上記範囲の沸点を有する酸を含めることで、図2および3に関連して上述した通り、酸はeベイピング装置のヒーター要素によって加熱された時に気化されうる。ヒーターコイルおよび芯を利用する少なくとも一つの実施形態では、ヒーターコイルは、およそ300℃の動作温度に達しうる。
予気化製剤の合計酸含有量は、予気化製剤の重量に基づき約0.1重量パーセント〜約6重量パーセント、または約0.1重量パーセント〜約2重量パーセントの範囲でありうる。予気化製剤はまた、重量で最大3パーセント〜5パーセントのニコチンを含みうる。少なくとも一つの実施形態では、予気化製剤の合計酸含有量は、約3重量パーセント未満である。別の実施形態では、予気化製剤の合計酸含有量は約0.5重量パーセント未満である。予気化製剤はまた、重量で最大4.5パーセント〜5パーセントのニコチンを含みうる。酒石酸、ピルビン酸、または酢酸が使用される時、予気化製剤の合計酸含有量は、約0.05重量パーセント〜約2重量パーセント、または約0.1重量パーセント〜約1重量パーセントとしうる。
少なくとも一つの実施形態では、ピルビン酸は、約0.1重量パーセント〜約5.0重量パーセントの範囲の量、例えば約0.5重量パーセントが含まれる。酒石酸は、約0.1重量パーセント〜約5.0重量パーセントの範囲の量、例えば約0.4重量パーセントが予気化製剤に含まれうる。酢酸は、約0.1重量パーセント〜約5.0重量パーセントの範囲の量が含まれうる。少なくとも一つの実施形態では、予気化製剤の合計酸含有量は、約3重量パーセント未満である。
その上、酸は選択でき、その濃度は、予気化製剤中のニコチン含有量レベルが比較的高い場合でも望ましい低いレベルのガス相ニコチンを維持するように調節されうる。
実施形態例では、予気化製剤の合計酸含有量は、約0.1重量パーセント〜約6重量パーセントの範囲、例えば約0.5パーセント〜約4重量パーセント、または約1パーセント〜約3重量パーセント、または約1.5パーセント〜約2.5重量パーセント、または約0.1重量パーセント〜約2重量パーセントとしうる。例えば、実施形態では、予気化製剤の合計酸含有量は、予気化製剤の総重量に基づき約0.5パーセント〜約2.5パーセント、例えば約1.5パーセント〜約2.0重量パーセントとしうるが、ここで予気化製剤は、約2〜約5パーセントのニコチン、例えば約2.5パーセント〜約4.5パーセントのニコチンを含みうる。
実施形態では、ピルビン酸は予気化製剤の重量に基づき約0.1〜約2重量パーセントの範囲の量で含まれ、酒石酸は予気化製剤の重量に基づき約0.1〜約2重量パーセントの範囲の量で含まれ、酢酸は予気化製剤の重量に基づき約0.1〜約2重量パーセントの範囲の量で含まれる。実施形態では、ピルビン酸、酒石酸および酢酸の組み合わせは、予気化製剤の重量に基づき約0.1〜約2重量パーセント、例えば約1.5〜約2重量パーセントの合計量で予気化製剤中に存在する。実施形態では、ピルビン酸、酒石酸および酢酸はそれぞれ、例えば、ほぼ同一の量(予気化製剤の重量パーセントで等しい)で追加される。製剤は、約2重量パーセント〜約10重量パーセントの範囲の量、例えば約2パーセント〜約9パーセント、または約2パーセント〜約8パーセント、または約2パーセント〜約6パーセント、または約2パーセント〜約5パーセントでニコチンを含みうる。例えば、実施形態では、製剤は、予気化製剤の総重量に基づき約2.5パーセント〜約4.5パーセントのニコチンを含みうる。製剤はまた、重酒石酸ニコチンを約0.5パーセント〜約1.5パーセントの範囲の濃度で含みうる。
予気化製剤はまた、風味剤を約0.01重量パーセント〜約15重量パーセントの範囲の量(例えば約1パーセント〜約12パーセント、または約2パーセント〜約10パーセント、または約5パーセント〜約8パーセント)で含みうる。風味剤は、天然風味剤としても、人工風味剤としてもよい。少なくとも一つの実施形態では、風味剤は、タバコフレーバ、メントール、ウインターグリーン、ペパーミント、ハーブフレーバ、フルーツフレーバ、ナッツフレーバ、リカーフレーバ、およびその組み合わせのうちの1つである。
実施形態では、ニコチンは、予気化製剤の総重量に基づき約2重量パーセント〜約6重量パーセント(例えば、約2パーセント〜約3パーセント、約2パーセント〜約4パーセント、約2パーセント〜約5パーセント)の範囲の量で予気化製剤に含まれる。少なくとも一つの実施形態では、ニコチンは、予気化製剤の総重量に基づき最大約5重量パーセントの量で追加される。少なくとも一つの実施形態では、予気化製剤のニコチン含有量は、予気化製剤の総重量に基づき約2重量パーセント以上である。別の実施形態では、予気化製剤のニコチン含有量は、予気化製剤の総重量に基づき約2.5重量パーセント以上である。別の実施形態では、予気化製剤のニコチン含有量は、予気化製剤の総重量に基づき約3重量パーセント以上である。別の実施形態では、予気化製剤のニコチン含有量は、予気化製剤の総重量に基づき約4重量パーセント以上である。別の実施形態では、予気化製剤のニコチン含有量は、予気化製剤の総重量に基づき約4.5重量パーセント以上である。
重量で2パーセント以上を超える、例えば2パーセント〜約6重量パーセントの濃度でニコチンを含む予気化製剤を提供し、併せて実施形態例に従い予気化製剤に酸を追加することで、成人の電子たばこを吸う人にとって、より高いニコチンレベルに関連付けられた知覚される感覚の利益が達成され(胸部の暖かさ)、一方でそれまではより高いニコチンレベルに関連付けられていた感覚の不利な点(喉内の過度のとげとげしさ)も回避される。
以下のeベイピング装置の実施例について説明する。
重量で約3パーセントのニコチン、80パーセントのグリセリンおよび20パーセントの水を含む予気化製剤。予気化製剤はまた、重量で約1パーセントの重酒石酸ニコチン塩、約0.5パーセントのピルビン酸および0.25パーセントの酢酸を含む。発生する蒸気は、上記構成要素を上記の濃度で含まない予気化製剤と比較して、吸込みおよび吐出し時の両方でより軽度の喉のとげとげしさがあり、過度の酸性の味覚を蒸気に与えない。
重量で約3パーセントのニコチン、80パーセントのグリセリンおよび20パーセントの水を含む予気化製剤。予気化製剤はまた、合計濃度が重量で約2パーセントの実質的に等しい濃度の酒石酸、ピルビン酸および酢酸の組み合わせを含む。
重量で約3パーセントのニコチン、80パーセントのグリセリンおよび20パーセントの水を含む予気化製剤。予気化製剤はまた、重量で約0.5パーセントの酒石酸の組み合わせ、約1パーセントのピルビン酸および約0.5パーセントの酢酸を含む。
重量で約3パーセントのニコチン、80パーセントのグリセリンとプロピレングリコールの組み合わせおよび20パーセントの水を含む予気化製剤。予気化製剤はまた、重量で約0.25パーセントの酒石酸の組み合わせ、約1パーセントのピルビン酸および約0.75パーセントの酢酸を含む。
こうして例示的な実施形態を説明してきたが、これらは多くの方法で変形されうることが明らかになるであろう。こうした変形は、例示的な実施形態の意図する範囲から逸脱するものとして扱われるべきではなく、当業者であれば明らかであるようなこうした変形の全ては、続く請求項の範囲内に含めるべきであることを意図している。

Claims (12)

  1. eベイピング装置の予気化製剤であって、前記予気化製剤が、
    蒸気形成体と、
    ニコチンと、
    重酒石酸ニコチンと、
    複数の酸の組み合わせとを含み、前記複数の酸がピルビン酸、酒石酸および酢酸を含み、前記酸の組み合わせが前記ピルビン酸、前記酒石酸および前記酢酸をそれぞれ等しい量で含み、
    前記予気化製剤のpHが4〜6である、予気化製剤。
  2. 前記予気化製剤の前記pHが4.5〜5.5である、請求項1に記載の予気化製剤。
  3. 前記酸の組み合わせが3〜10種の酸を含む、請求項1または2に記載の予気化製剤。
  4. 前記複数の酸の組み合わせがさらに、ギ酸、シュウ酸、グリコール酸、イソ吉草酸、吉草酸、プロピオン酸、オクタン酸、乳酸、ソルビン酸、リンゴ酸、コハク酸、クエン酸、安息香酸、オレイン酸、アコニット酸、酪酸、ケイ皮酸、デカン酸、3,7−ジメチル−6−オクテン酸、1−グルタミン酸、ヘプタン酸、ヘキサン酸、3−ヘキサン酸、トランス−2−ヘキサン酸、イソ酪酸、ラウリン酸、2−メチル酪酸、2−メチル吉草酸、ミリスチン酸、ノナン酸、パルミチン酸、4−ペンテン酸、フェニル酢酸、3−フェニルプロピオン酸、塩酸、リン酸、硫酸およびそれらの組み合わせのうち1つ以上を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の予気化製剤。
  5. ピルビン酸の濃度が0.5パーセント、乳酸の濃度が0.4パーセント、および塩酸の濃度が0.1パーセントである、請求項4に記載の予気化製剤。
  6. ピルビン酸の濃度が0.5パーセント、乳酸の濃度が0.4パーセント、および酒石酸の濃度が0.5パーセントである、請求項4に記載の予気化製剤。
  7. ピルビン酸の濃度が0.5パーセント、乳酸の濃度が0.4パーセント、安息香酸の濃度が0.1パーセント、およびオレイン酸の濃度が0.1パーセントである、請求項4に記載の予気化製剤。
  8. 前記酸の組み合わせの濃度が0.25パーセント〜2パーセントである、請求項1〜7のいずれか1項に記載の予気化製剤。
  9. 前記ニコチンの濃度が1.5重量パーセント〜6重量パーセントである、請求項1〜のいずれか1項に記載の予気化製剤。
  10. 前記重酒石酸ニコチンの濃度が0.5重量パーセント〜1.5重量パーセントである、請求項1〜のいずれか1項に記載の予気化製剤。
  11. 前記重酒石酸ニコチンの濃度が1重量パーセント〜2重量パーセントである、請求項1〜1のいずれか1項に記載の予気化製剤。
  12. eベイピング装置であって、
    予気化製剤を保持する貯蔵部と、マウスピースと、前記予気化製剤を加熱するように構成されたヒーターとを含む、カートマイザーと、
    コネクターを介して前記カートマイザーと取り外し可能な形で接続され、かつハウジング内に格納されたセンサーを含む電源セクションと、前記センサーを保持するセンサーホルダーと、前記第二の部分内に配置され、かつ前記ヒーターに電源を供給するように構成された電源とを備え、
    前記予気化製剤が、
    蒸気形成体と、
    ニコチンと、
    重酒石酸ニコチンと、
    ピルビン酸、酒石酸、および酢酸の組み合わせとを含み、前記組み合わせが前記ピルビン酸、前記酒石酸および前記酢酸をそれぞれ等しい量で含み、
    前記予気化製剤のpHが4〜6である、eベイピング装置。
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