JP6983544B2 - コントローラ、温度調節システム、温度調節方法、プログラムおよび住宅 - Google Patents

コントローラ、温度調節システム、温度調節方法、プログラムおよび住宅 Download PDF

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Description

本発明は、コントローラ、温度調節システム、温度調節方法、プログラムおよび住宅に関する。
日射熱を利用して住宅室内の温度を調節する技術が研究されている。特許文献1には、サンヒーティングルームの窓から入る日射量と室温に応じ、サンヒーティングルームに設置されたブラインドのフィン角度を自動制御することで、住宅室内の温度を調節するシステムが開示されている。これによると、サンヒーティングルームと透光面で接した部屋へサンヒーティングルームの暖気を伝える仕組みが採用されている。
特開2009−299314号公報
日射熱を利用して住宅室内の温度を調節する技術では、日射量の小さい部屋の温度を調節できない。したがって、日射量の大きい部屋から日射量の小さい部屋に伝熱することによって、日射量の小さい部屋の温度を調節する技術が望まれている。特許文献1に記載された技術では、サンヒーティングルームから日射量の小さい部屋に透光面を介して伝熱するため、部屋が透光面を介して接している必要があるという制約が発生する。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、部屋の間に透光面を設けなくても、複数の部屋の温度を調節することができるコントローラ、温度調節システム、温度調節方法、プログラムおよび住宅を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のコントローラは、室温取得部と、照射量予測部と、送風判定部と、送風指示部とを備える。室温取得部は、第1の部屋の温度と、第1の部屋とは異なる第2の部屋の温度とを取得する。照射量予測部は、第1の部屋に照射される外光の照射量を予測する。送風判定部は、室温取得部が取得した第1の部屋の温度及び第2の部屋の温度と、照射量予測部が予測した外光の照射量と、に基づいて、第1の部屋から第2の部屋に空気を送るか否かを判定する。送風指示部は、送風判定部が第1の部屋から第2の部屋に空気を送ると判定した場合に、第1の部屋と第2の部屋との間に空気を通す通風管を介して第1の部屋から第2の部屋に空気を送る送風機に、空気を送る指示を送信する。送風判定部は、照射量予測部が予測した外光の照射量が基準値以上である場合に、第1の部屋から第2の部屋に空気を送ると判定し、照射量予測部が予測した外光の照射量が基準値より小さい場合に、第1の部屋から第2の部屋に空気を送らないと判定する。
本発明によれば、通風管と送風機を利用して透光面の無い部屋に暖気を送ることによって、部屋の間に透光面を設けなくても、複数の部屋の温度を調節することができるコントローラ、温度調節システム、温度調節方法、プログラムおよび住宅を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係る温度調節システムを表す概念図 本発明の実施の形態1に係るルーバーの開閉動作を説明する図であり、(a)全開、(b)全閉、(c)半開、(d)ルーバー角度調整を表す図 本発明の実施の形態1に係るコントローラの機能ブロック図 本発明の実施の形態1に係る開閉度合い決定部が参照する対応表を示す図 本発明の実施の形態1に係るコントローラのハードウェア構成図 本発明の実施の形態1に係るルーバーの制御処理のフローチャート 本発明の実施の形態1に係る送風機の制御処理のフローチャート 本発明の実施の形態1の変形例に係る温度調節システムを表す概念図 本発明の実施の形態2に係る温度調節システムを表す概念図 本発明の実施の形態2に係るコントローラの機能ブロック図 本発明の実施の形態2に係る送風機の制御処理のフローチャート 本発明の実施の形態3に係る温度調節システムを表す概念図 本発明の実施の形態3に係るコントローラの機能ブロック図 本発明の実施の形態3に係る送風機の制御処理のフローチャート 本発明の実施の形態4に係る温度調節システムを表す概念図 本発明の実施の形態4に係るコントローラの機能ブロック図 本発明の実施の形態4に係るルーバーの制御処理のフローチャート
(実施の形態1)
本発明の温度調節システムを、住宅内の2つの居室の温度を調節する温度調節システムに適用した実施の形態について、図面を参照して説明する。
本実施の形態に係る温度調節システム1は、図1に示すように、外光の入射する窓150を備える第1の部屋10と、外光の入射しない第2の部屋20の温度を調節するシステムである。温度調節システム1は、第1の部屋10と第2の部屋20との間に空気を通す通風管110と、通風管110に空気を送るための送風機120とを備える。また、温度調節システム1は、第1の部屋10の温度を測定する第1の温度センサ130と、第2の部屋20の温度を測定する第2の温度センサ140とを備える。さらに、温度調節システム1は、窓150から入射する外光の入射量を調節するルーバー151を備え、ルーバー151と送風機120とを制御するコントローラ100を備える。
コントローラ100は、送風機120に送風指令を送り、ルーバー151に開閉指令を送る制御装置である。コントローラ100は、第1の温度センサ130と第2の温度センサ140から、それぞれの温度を表す信号を受信する。また、コントローラ100は、太陽光発電装置160と、ネットワーク170を介して通信可能に接続され、太陽光発電装置160から発電量を表す信号を受信する。
通風管110は、第1の部屋10の天井、壁等の開口と第2の部屋20の天井、壁等の開口をつなぐ管である。第1の部屋10の中の空気は、開口から通風管110に入り、第2の部屋20の開口を経て第2の部屋20の中に入ることができる。すなわち、通風管110は、第1の部屋10と第2の部屋20の間の空気を通す管である。
送風機120は、通風管110内に風を送る機器である。また、送風機120は、ネットワーク170を介して、コントローラ100と通信可能に接続されている。送風機120は、コントローラ100の送風指令を受けて稼働し、通風管110内に第1の部屋10から第2の部屋20に向かう空気の流れを生成する。
第1の温度センサ130と第2の温度センサ140は、それぞれ第1の部屋10の温度と第2の部屋20の温度を測定するセンサである。第1の温度センサ130と第2の温度センサ140とは、ネットワーク170を介して、それぞれコントローラ100と通信可能に接続され、測定した温度を表す信号をコントローラ100に送信する。
窓150は、第1の部屋10と屋外との間の壁に設置される。窓150を覆う位置に、ルーバー151が備えられる。ルーバー151は、細長い板状の部材を、隙間をあけて平行に組んだものである。ルーバー151は、ネットワーク170を介して、コントローラ100と通信可能に接続され、コントローラ100の開閉指令を受けて稼働し、第1の部屋10に入射する外光の入射量を調節することができる。窓150は、第1の部屋10に外光を入射させる開口部として機能する。また、ルーバー151は、開口部から第1の部屋10に入射する外光の入射量を調節する遮光部として機能する。
図2(a)に示すように、ルーバー151がすべて上部に収納された「全開」の状態で、窓150から入射する外光の入射量は最大となる。また、図2(b)に示すように、ルーバー151がすべて引き出された「全閉」の状態で、窓150から入射する外光の入射量は最小となる。図2(c)に示すように、ルーバー151の一部が引き出された「半開」の状態で、引き出されるルーバー151の長さを調節することによって、窓150から入射する外光の入射量を調節する。また、図2(d)に示すように、ルーバー151がすべて引き出された状態で、ルーバー角度を調整することによって、窓150から入射する外光の入射量を調整してもよい。
次に、コントローラ100について、図面を参照して説明する。コントローラ100は、図3に示すように、第1の部屋10の温度と第2の部屋20の温度を取得する室温取得部101を備える。室温取得部101は、第1の温度センサ130および第2の温度センサ140から温度を表す信号を受信して、第1の部屋10の温度と第2の部屋20の温度を取得する。
また、コントローラ100は、第1の部屋10と第2の部屋20にそれぞれ人が居るか否かを表す在室情報を取得する在室情報取得部102を備える。在室情報取得部102は、それぞれの部屋の図示しない家電、照明器具等の稼働状態または図示しないリモートコントローラの操作内容を、ネットワーク170を介して取得し、第1の部屋10と第2の部屋20にそれぞれ人が居るか否かを判定する。
また、コントローラ100は、窓150に照射する外光の照射量を予測する照射量予測部103を備える。照射量予測部103は、太陽光発電装置160から取得した発電量から、外光の照射量を予測する。
また、コントローラ100は、送風機120を稼働させるか否かを判定する送風判定部104を備える。送風判定部104は、室温取得部101が取得した第1の部屋10の温度と第2の部屋20の温度と、照射量予測部103が予測した窓150に照射する外光の照射量とに基づいて、送風機120を稼働させるか否かを判定する。
送風判定部104は、第2の部屋20の温度を何度にするかをあらかじめ決めた設定温度にしたがって、第2の部屋20の温度を上げる必要があるかどうかを判定する。このため、コントローラ100には、この設定温度が格納される。
また、コントローラ100は、ルーバー151の開閉度合いを決定する開閉度合い決定部106を備える。開閉度合い決定部106は、室温取得部101が取得した第1の部屋10の温度と第2の部屋20の温度と、在室情報取得部102が取得した第1の部屋10の在室情報と第2の部屋20の在室情報と、照射量予測部103が予測した窓150に照射する外光の照射量とに基づいて、ルーバー151の開閉度合いを決定する。
開閉度合い決定部106は、ルーバー151の開閉度合いを決定するにあたり、第1の部屋10の温度と、窓150に照射する外光の照射量とに基づいて、ルーバー151の開閉度合いをどの程度にすれば第1の部屋10の温度を維持できるかを算出する。具体的には、図4に示すように、外光の照射量と第1の部屋10の温度とを条件として、それを実現するルーバー151の開閉度合いを表す対応表をあらかじめ作成して、コントローラ100に格納しておく。また、コントローラ100には、人がいる場合の第1の部屋10の温度を設定温度として格納しておく。開閉度合い決定部106は、格納された対応表を参照することによって、第1の部屋10の温度を設定温度に維持するためのルーバー151の開閉度合いを決定する。
また、開閉度合い決定部106は、例えば、夜間、雨天等の日射が少ない時にルーバー151を全開にしても第1の部屋10の温度は上昇しないことから、照射量が基準値以下のときはルーバー151を全閉とする。この基準値は、ルーバー151を全開にする方が全閉にするよりも第1の部屋10の温度が上昇すると考えられる照射量で、あらかじめコントローラ100の内部に設定しておく。
逆に、窓150に照射する外光の照射量が少なく、かつ、窓150の外部の温度が第1の部屋10の温度よりも低い場合、ルーバー151が開いていると、第1の部屋10の空気が窓150から放熱し、第1の部屋10の温度が低下してしまう。そこで、窓150に照射する外光の照射量が基準値以下の場合は、開閉度合い決定部106がルーバー151を全閉とする。これにより、第1の部屋10の空気が窓150から放熱することを抑制し、第1の部屋10の温度が下がることを防ぐことができる。
また、コントローラ100は、送風機120に送風の指示信号を送信する送風指示部105を備える。送風指示部105は、送風判定部104で判定した判定結果によって、送風機120に稼働または停止の指示信号を送信する。
コントローラ100は、ルーバー151に開閉度合いを指示する信号を送信する開閉指示部107を備える。開閉指示部107は、開閉度合い決定部106で決定した開閉度合いを指示する信号をルーバー151に送信する。
次に、コントローラ100のハードウェア構成について、図5を参照して説明する。コントローラ100は、各種の処理を実行するプロセッサ1010と、各種情報を記憶するメモリ1020と、情報の送受信を行うインターフェース1030とを備える。
プロセッサ1010は、メモリ1020に記憶されているプログラムを実行することにより、後述する各種処理を実行する。
メモリ1020は、フラッシュメモリ、有機メモリ等の不揮発性メモリと、揮発性メモリとを備え、プロセッサ1010の作業領域またはプロセッサ1010が実行するコントローラ100の基本動作のための制御プログラム、BIOS(Basic Input Output System)等の記憶装置として用いられる。また、メモリ1020には、あらかじめ設定された対応表、基準値、設定温度等が格納される。
インターフェース1030は、ネットワーク170と通信可能に接続され、送風機120、ルーバー151等に指示信号を送信したり、第1の温度センサ130、第2の温度センサ140等から信号を受信したりする通信機器である。
次に、コントローラ100がルーバー151を制御する処理について、図6を参照して説明する。コントローラ100は、電源がONになると、ルーバー151の制御処理を開始する。
ルーバー151の制御処理が開始されると、照射量予測部103は、窓150に照射される外光の照射量を予測する(ステップS11)。続いて、開閉度合い決定部106は、照射量が基準値以上であるか否かを判定する(ステップS12)。この処理において、開閉度合い決定部106は、あらかじめ設定された基準値をメモリ1020から読み出す。
開閉度合い決定部106は、照射量が基準値以上であると判定すると(ステップS12:Yes)、在室情報取得部102は、第1の部屋10の在室情報を取得する(ステップS13)。このステップS13は、第1の部屋10に人が居るか居ないかを表す在室情報を取得する在室情報取得ステップとして機能する。
一方、開閉度合い決定部106は、照射量が基準値以上でないと判定すると(ステップS12:No)、ルーバー151の開閉度合いを「全閉」に決定する(ステップS18)。
ステップS13に続いて、開閉度合い決定部106は、第1の部屋10に人がいないかどうかを判定する(ステップS14)。開閉度合い決定部106が、第1の部屋10に人がいないと判定すると(ステップS14:Yes)、開閉度合い決定部106は、ルーバー151の開閉度合いを「全開」に決定する(ステップS15)。
一方、開閉度合い決定部106が、第1の部屋10に人がいると判定すると(ステップS14:No)、室温取得部101は、第1の部屋10の温度を取得する(ステップS16)。そして、開閉度合い決定部106は、ルーバー151の開閉度合いとして、第1の部屋10の温度をメモリ1020に格納された第1の部屋10の設定温度に維持する開閉度合いに決定する(ステップS17)。
なお、メモリ1020に、あらかじめ第1の部屋10のプライバシーを確保する開閉度合いを格納しておき、ステップS17において、開閉度合い決定部106は、メモリ1020に格納された第1の部屋10の設定温度に維持する開閉度合いが第1の部屋10のプライバシーを確保する開閉度合いよりも大きければ、ルーバー151の開閉度合いを第1の部屋10のプライバシーを確保する開閉度合いに決定してもよい。これにより、窓150を備える第1の部屋10に居る人のプライバシーを確保できる。
また、ステップS17において、開閉度合い決定部106は、第1の部屋10の設定温度を維持する開閉度合いを考慮せず、単にプライバシーを確保する開閉度合いに決定しても良い。
開閉指示部107は、ステップS15、ステップS17またはステップS18で決定した開閉度合いで、ルーバー151に開閉指示を送信する(ステップS19)。そして、コントローラ100は、ステップS11の処理に戻って実行する。
これらの処理において、ステップS15、ステップS17およびステップS18は、ルーバー151の開閉度合いを決定する開閉度合い決定ステップとして機能する。また、ステップS19は、ルーバー151に開閉を指示する開閉指示ステップとして機能する。
次に、コントローラ100が送風機120を制御する処理について、図7を参照して説明する。コントローラ100は、電源がONになると、図6に示すルーバー151の開閉制御処理と並行して、図7に示す送風機120の制御処理を開始する。
送風機120の制御処理が開始されると、照射量予測部103は、窓150に照射される外光の照射量を予測する(ステップS201)。
次に、送風判定部104は、照射量が基準値以上であるか否かを判定する(ステップS202)。送風判定部104が、照射量が基準値以上であると判定すると(ステップS202:Yes)、在室情報取得部102は、第1の部屋10の在室情報を取得する(ステップS203)。一方、送風判定部104が、照射量が基準値以上でないと判定すると(ステップS202:No)、コントローラ100は、ステップS201の処理に戻って実行する。
ステップS203に続いて、送風判定部104は、第1の部屋10に人がいないかどうかを判定する(ステップS204)。送風判定部104が、第1の部屋10に人がいないと判定すると(ステップS204:Yes)、室温取得部101は、第1の部屋10の温度と第2の部屋20の温度を取得する(ステップS205)。ステップS205は、第1の部屋10の温度と第2の部屋20の温度とを取得する室温取得ステップとして機能する。一方、送風判定部104が、第1の部屋10に人がいると判定すると(ステップS204:No)、コントローラ100は、ステップS201の処理に戻って実行する。
ステップS205に続いて、送風判定部104は、第2の部屋20の温度がメモリ1020に格納されている設定温度よりも低く、かつ、第1の部屋10の温度が第2の部屋20の温度よりも高いか否かを判定する(ステップS206)。送風判定部104が、第2の部屋20の温度が設定温度よりも低く、かつ、第1の部屋10の温度が第2の部屋20の温度よりも高いと判定すると(ステップS206:Yes)、送風指示部105は、送風機120に運転命令を送信する(ステップS207)。
このように、ステップS206は、第1の部屋10の温度と、第2の部屋20の温度とに基づいて、第1の部屋10から第2の部屋20に空気を送るか否かを判定する送風判定ステップとして機能する。また、ステップS207は、送風判定ステップで第1の部屋10から第2の部屋20に空気を送ると判定した場合に、第1の部屋10から第2の部屋20に空気を送る指示を送風機120に送信する送風指示ステップとして機能する。
一方、コントローラ100は、第2の部屋20の温度が設定温度よりも低くない、または、第1の部屋10の温度が第2の部屋20の温度よりも高くないと判定すると(ステップS206:No)、ステップS201の処理に戻って実行する。
ステップS207に続いて、室温取得部101は、第1の部屋10の温度と第2の部屋20の温度を取得する(ステップS208)。そして、コントローラ100は、送風判定部104の機能により、第2の部屋20の温度が設定温度以上であるか、または、第1の部屋10の温度が第2の部屋20の温度よりも低いか否かを判定する(ステップS209)。
送風判定部104が、第2の部屋20の温度が設定温度以上である、または、第1の部屋10の温度が第2の部屋20の温度よりも低いと判定すると(ステップS209:Yes)、送風指示部105は、送風機120に停止命令を送信する(ステップS210)。
一方、送風判定部104が、第2の部屋20の温度が設定温度以上でない、かつ、第1の部屋10の温度が第2の部屋20の温度よりも低くないと判定すると(ステップS209:No)、コントローラ100は、ステップS208の処理に戻って実行する。
このように、コントローラ100は、電源がONである間、ルーバー151の制御処理と、送風機120の制御処理を実行する。これらの処理によって、第1の部屋10と第2の部屋20の温度を調節することができる。具体的には、第1の部屋10に人がいる場合、ルーバー151の開閉によって、第1の部屋10の温度は設定温度に調節される。また、第1の部屋10に人がいない場合、第1の部屋10は高い温度に調節される。そして、第1の部屋10から第2の部屋20に空気を送ることによって、第2の部屋20の温度は調節される。
本実施の形態の温度調節システム1は、第1の部屋10と第2の部屋20とを通る通風管110を介して、空気を送ることができるため、第1の部屋10と第2の部屋20の間に透光面を設けることなく、日射量の小さい第2の部屋20の温度を調節することができる。これによって、第2の部屋20におけるプライバシーを保護することができる。
本実施の形態の温度調節システム1は、第1の部屋10に人が居ない場合には、第1の部屋10の温度を上げて、他の部屋の温度調節に利用することができるし、第1の部屋10に人が居る場合には、設定された温度を保つことができる。これによって、温度調節システム1を適用した住宅の使用者は、温度調節のための専用の部屋を設けなくても、居室を利用して、他の部屋の温度調節をすることができる。
本実施の形態の温度調節システム1は、第1の部屋10に入射する外光の入射量を調節する遮光部として、ルーバー151を使用しているが、本発明の範囲はこれに限られない。遮光部は、窓150からの外光の入射量を調節可能な機器であれば、例えば、シャッター、カーテン、ブラインド等でもよい。
なお、温度調節システム1が窓150の外部の温度を測定する図示しない第3の温度センサを備え、図6に示したルーバー151の制御処理のステップS18において、さらに窓150の外部の温度が第1の部屋10の温度よりも低い場合に、開閉度合い決定部106がルーバー151の開閉度合いを「全閉」に決定してもよい。これにより、第1の部屋10の空気が窓150から放熱することを抑制し、第1の部屋10の温度が下がることを防ぐことができる。
本実施の形態では、コントローラ100が、外光の照射量と第1の部屋10の温度とを条件として、それを実現するルーバー151の開閉度合いを表す対応表をあらかじめ作成しておくことによって、ルーバー151の開閉度合いを決定する例を例示した。本発明において、第1の部屋10の温度を維持するルーバー151の開閉度合いを決定する方法はこれに限られない。例えば、外光の照射量をSr、第1の部屋10の温度をTaとして、関数f(Sr,Ta)を作成しておく。これにより、ルーバー151の開閉度合いLoを、Lo=f(Sr,Ta)によって求めても良い。また、コントローラ100が第1の温度センサ130の計測した第1の部屋10の温度を定期的に取得して、取得した温度をフィードバックしてルーバー151の開閉度合いを決定しても良い。
本実施の形態では、コントローラ100が、太陽光発電装置160から取得した発電量によって、窓150に照射する外光の照射量を予測する例を例示したが、本発明の範囲はこれに限られない。例えば、外部のサーバから、コントローラ100が外光の照射量を予測する情報を取得するようにしても良い。この場合の温度調節システム2は、図8に示すように、サーバ210がネットワーク200を介して、内部のネットワーク170と通信可能に接続されている。サーバ210は、照射量を予測するための情報、例えば天気予報情報を配信するサーバである。コントローラ100は、サーバ210から、取得した情報と、窓150の向き、高さ等の条件に基づいて、窓150に照射する外光の照射量を予測してもよい。
このように、外部のサーバ210から照射量を予測するための情報を取得することによって、太陽光発電装置160が無い場合でも、本発明の機能および目的を果たすことができる。
(実施の形態2)
実施の形態1においては、第1の部屋10から第2の部屋20への送風を行うか否かを、コントローラ100が自動的に判定する構成を例示した。本実施の形態では、第1の部屋10から第2の部屋20への送風を行うか否かをユーザに確認する温度調節システム3について、図面を参照して説明する。なお、本実施の形態では、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
本実施の形態に係る温度調節システム3は、図9に示すように、ルーバー151と送風機120とを制御するコントローラ300と、情報の入出力を行う情報入出力装置310を備える。情報入出力装置310は、リモートコントローラ、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット等を含む、情報を入出力する装置である。情報入出力装置310は、ネットワーク170を介してコントローラ300と通信可能に接続される。情報入出力装置310は、コントローラ300からネットワーク170を介して受信した情報を表示し、ユーザの操作による情報の入力を受け付け、入力された情報を、ネットワーク170を介してコントローラ300に送信する。
コントローラ300は、図10に示すように、情報入出力装置310に情報を通知する指示を送る通知指示部301と、情報入出力装置310からユーザの操作を取得する操作取得部302とを備える。
次に、コントローラ300が送風機120を制御する処理について、図11を参照して説明する。コントローラ300は、電源がONになると、送風機120の制御処理を開始する。
送風機120の制御処理が開始されると、照射量予測部103は、窓150に照射される外光の照射量を予測する(ステップS301)。
次に、送風判定部104は、照射量が基準値以上であるか否かを判定する(ステップS302)。送風判定部104が、照射量が基準値以上であると判定すると(ステップS302:Yes)、室温取得部101は、第1の部屋10の温度と第2の部屋20の温度を取得する(ステップS303)。
一方、送風判定部104が、照射量が基準値以上でないと判定すると(ステップS302:No)、コントローラ300は、ステップS301の処理に戻って実行する。
ステップS303に続いて、送風判定部104は、第2の部屋20の温度が設定温度よりも低く、かつ、第1の部屋10の温度が第2の部屋20の温度よりも高いか否かを判定する(ステップS304)。送風判定部104が、第2の部屋20の温度が設定温度よりも低く、かつ、第1の部屋10の温度が第2の部屋20の温度よりも高いと判定すると(ステップS304:Yes)、通知指示部301は、情報入出力装置310に通知を指示する(ステップS305)。
一方、送風判定部104が、第2の部屋20の温度が設定温度よりも低くない、または、第1の部屋10の温度が第2の部屋20の温度よりも高くないと判定すると(ステップS304:No)、コントローラ300は、ステップS301の処理に戻って実行する。
ステップS305に続いて、操作取得部302は、情報入出力装置310からユーザの操作結果を取得する(ステップS306)。そして、送風判定部104は、取得した操作結果から、ユーザの承諾があったか否かを判定する(ステップS307)。
そして、送風判定部104が、ユーザの承諾があったと判定すると(ステップS307:Yes)、送風指示部105は、送風機120に運転命令を送信する(ステップS308)。一方、送風判定部104が、ユーザの承諾がなかったと判定すると(ステップS307:No)、コントローラ300は、ステップS301の処理に戻って実行する。
ステップS308に続いて、室温取得部101は、第1の部屋10の温度と第2の部屋20の温度を取得する(ステップS309)。そして、送風判定部104は、第2の部屋20の温度が設定温度以上であるか、または、第1の部屋10の温度が第2の部屋20の温度よりも低いか否かを判定する(ステップS310)。
送風判定部104が、第2の部屋20の温度が設定温度以上である、または、第1の部屋10の温度が第2の部屋20の温度よりも低いと判定すると(ステップS310:Yes)、送風指示部105は、送風機120に停止命令を送信する(ステップS311)。
一方、送風判定部104が、第2の部屋20の温度が設定温度以上でない、かつ、第1の部屋10の温度が第2の部屋20の温度よりも低くないと判定すると(ステップS310:No)、コントローラ300は、ステップS309の処理に戻って実行する。
本実施の形態の温度調節システム3によれば、第1の部屋10から第2の部屋20に送風するかどうかをユーザが判断することができる。
(実施の形態3)
実施の形態1においては、第1の部屋10から第2の部屋20への送風を行うか否かを、コントローラ100が第2の部屋20の在室情報に基づいて判定する構成を例示した。本実施の形態では、第1の部屋10から第2の部屋20への送風を行うか否かを、第2の部屋20に備えられた空気調和機410の稼働状態および空調設定温度に基づいて判定する温度調節システム4について、図面を参照して説明する。なお、本実施の形態では、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
本実施の形態に係る温度調節システム4は、図12に示すように、第2の部屋20の空気を調和する空気調和機410と、ルーバー151と送風機120と空気調和機410とを制御するコントローラ400を備える。空気調和機410は、ネットワーク170を介してコントローラ400と通信可能に接続される。空気調和機410は、稼働しているか否かを表す稼働情報と空調設定温度とを含む空調情報を、ネットワーク170を介してコントローラ400に送信する。
コントローラ400は、図13に示すように、空気調和機410の空調情報を取得する空調情報取得部401と、空気調和機410に、稼働を停止するかまたは空調設定温度を下げる指示を送信する空調指示部402とを備える。
送風判定部104は、第1の部屋10の温度、第2の部屋20の温度、窓150に照射する外光の照射量および空調情報取得部401が取得した空調情報に基づいて、送風機120を稼働させるか否かを判定するとともに、空気調和機410に稼働を停止するかまたは空調設定温度を下げる指示を送信するか否かを判定する。
次に、コントローラ400が送風機120を制御する処理について、図14を参照して説明する。コントローラ400は、電源がONになると、送風機120の制御処理を開始する。
送風機120の制御処理が開始されると、照射量予測部103は、窓150に照射される外光の照射量を予測する(ステップS401)。次に、送風判定部104は、照射量が基準値以上であるか否かを判定する(ステップS402)。送風判定部104が、照射量が基準値以上であると判定すると(ステップS402:Yes)、空調情報取得部401は、空気調和機410から空調情報を取得する(ステップS403)。
一方、送風判定部104が、照射量が基準値以上でないと判定すると(ステップS402:No)、コントローラ400は、ステップS401の処理に戻って実行する。
ステップS403に続いて、送風判定部104は、取得した空調情報を参照して、空気調和機410が稼働中か否かを判定する(ステップS404)。送風判定部104が、空気調和機410が稼働中であると判定すると(ステップS404:Yes)、室温取得部101は、第1の部屋10の温度と第2の部屋20の温度を取得する(ステップS405)。一方、送風判定部104が、空気調和機410が稼働中でないと判定すると(ステップS404:No)、コントローラ400は、ステップS401の処理に戻って実行する。
ステップS405に続いて、送風判定部104は、第2の部屋20の温度が空調設定温度よりも低く、かつ、第1の部屋10の温度が第2の部屋20の温度よりも高いか否かを判定する(ステップS406)。送風判定部104が、第2の部屋20の温度が空調設定温度よりも低く、かつ、第1の部屋10の温度が第2の部屋20の温度よりも高いと判定すると(ステップS406:Yes)、送風指示部105は、送風機120に運転命令を送信する(ステップS407)。
一方、送風判定部104が、第2の部屋20の温度が空調設定温度よりも低くない、または、第1の部屋10の温度が第2の部屋20の温度よりも高くないと判定すると(ステップS406:No)、コントローラ400は、ステップS401の処理に戻って実行する。
ステップS407に続いて、空調指示部402は、空気調和機410に制御命令を送信する(ステップS408)。制御命令は、空気調和機410に稼働を停止する命令でも良いし、空調設定温度を下げる指示を送信する命令でも良い。
次に、室温取得部101は、第1の部屋10の温度と第2の部屋20の温度を取得する(ステップS409)。そして、送風判定部104は、第2の部屋20の温度が空調設定温度以上であるか、または、第1の部屋10の温度が第2の部屋20の温度よりも低いか否かを判定する(ステップS410)。
送風判定部104は、第2の部屋20の温度が空調設定温度以上である、または、第1の部屋10の温度が第2の部屋20の温度よりも低いと判定すると(ステップS410:Yes)、送風指示部105は、送風機120に停止命令を送信する(ステップS411)。
一方、送風判定部104が、第2の部屋20の温度が空調設定温度以上でない、かつ、第1の部屋10の温度が第2の部屋20の温度よりも低くないと判定すると(ステップS410:No)、コントローラ400は、ステップS409の処理に戻って実行する。
本実施の形態の温度調節システム4は、空気調和機410によって第2の部屋20の温度を上げるかわりに、第1の部屋10から空気を送ることによって、第2の部屋20の温度を上げることができる。したがって、空気調和機410の負荷を下げることができる。
(実施の形態4)
実施の形態1においては、照射量予測部103の予測に基づいて、ルーバー151の開閉度合いを決定する温度調節システム1を例示した。本実施の形態では、窓150を照らす外光の照度を測定して、ルーバー151の開閉度合いを決定する温度調節システム5について、図面を参照して説明する。なお、本実施の形態では、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
本実施の形態に係る温度調節システム5は、図15に示すように、ルーバー151と送風機120とを制御するコントローラ500と、第1の部屋10の照度を測定する照度センサ510とを備える。照度センサ510は、ネットワーク170と通信可能に接続され、窓150を照らす外光の照度を測定する。
コントローラ500は、図16に示すように、照射量取得部501を備える。照射量取得部501は、照度センサ510から窓150を照らす外光の照度を取得し、それをもとに窓150から入射する外光の照射量を算出し、送風判定部104および開閉度合い決定部106に入力する。
次に、コントローラ500がルーバー151を制御する処理について、図17を参照して説明する。コントローラ500は、電源がONになると、ルーバー151の制御処理を開始する。
ルーバー151の制御処理が開始されると、照射量取得部501は、照度センサ510から窓150を照らす外光の照度を取得して、窓150から入射する外光の照射量を算出する(ステップS51)。続いて、開閉度合い決定部106は、照射量が基準値以上であるか否かを判定する(ステップS52)。この基準値には、例えば、夜間、雨天等の日射が少ない時にルーバー151を全開にしても第1の部屋10の温度および照度は上昇しないことから、ルーバー151を全開にする方が全閉にするよりも第1の部屋10の温度および照度が上昇する照射量として、あらかじめ設定しておく。
開閉度合い決定部106が、照射量が基準値以上であると判定すると(ステップS52:Yes)、在室情報取得部102は、第1の部屋10の在室情報を取得する(ステップS53)。一方、開閉度合い決定部106は、照射量が基準値以上でないと判定すると(ステップS52:No)、ルーバー151の開閉度合いを「全閉」に決定する(ステップS58)。
ステップS53に続いて、開閉度合い決定部106は、第1の部屋10に人がいないかどうかを判定する(ステップS54)。開閉度合い決定部106は、第1の部屋10に人がいないと判定すると(ステップS54:Yes)、ルーバー151の開閉度合いを「全開」に決定する(ステップS55)。
開閉度合い決定部106が、第1の部屋10に人がいると判定すると(ステップS54:No)、室温取得部101は、第1の部屋10の温度を取得する(ステップS56)。そして、開閉度合い決定部106は、ルーバー151の開閉度合いとして、第1の部屋10の温度をメモリ1020に格納された第1の部屋10の設定温度に維持する開閉度合いに決定する(ステップS57)。
開閉指示部107は、ステップS55、ステップS57またはステップS58で決定した開閉度合いで、ルーバー151に開閉指示を送信する(ステップS59)。そして、コントローラ500は、ステップS51の処理に戻って実行する。
本実施の形態の温度調節システム5は、照度センサ510の測定結果に基づいているため、太陽光発電装置160による発電量またはサーバ210から取得した情報に基づくよりも正確な判断が可能になる。
以上の実施の形態は、適宜組み合わせた形態としても良い。例えば、実施の形態1の照射量予測部103と実施の形態4の照射量取得部501を組み合わせても良い。これにより、照度センサの測定結果と太陽光発電装置160による発電量の両方のデータに基づいて、窓150に照射する外光の照射量を算出することができるため、さらに正確な判断を行う温度調節システムを提供できる。
上述した、ハードウェア構成、ソフトウェア構成、各種情報の例等は、発明の実施形態の理解を容易にするための例示であり、発明を限定するものではない。
以上の実施の形態にかかるコントローラ100、300、400、500は、専用の装置によらず、通常のコンピュータを用いて実現可能である。例えば、コンピュータに上述のいずれかを実行するためのプログラムを格納した記録媒体等から該プログラムをコンピュータにインストールすることにより、上述の処理を実行するコントローラ100、300、400、500を構成してもよい。また、複数のコンピュータが協同して動作することによって、1つのコントローラ100、300、400、500を構成してもよい。
また、コンピュータにプログラムを供給するための手法は、任意である。例えば、通信回線、通信ネットワーク、通信システム等を介して供給してもよい。
また、上述の機能の一部をOS(Operation System)が提供する場合には、OSが提供する機能以外の部分をプログラムで提供すればよい。
1,2,3,4,5…温度調節システム、10…第1の部屋、20…第2の部屋、100,300,400,500…コントローラ、101…室温取得部、102…在室情報取得部、103…照射量予測部、104…送風判定部、105…送風指示部、106…開閉度合い決定部、107…開閉指示部、110…通風管、120…送風機、130…第1の温度センサ、140…第2の温度センサ、150…窓、151…ルーバー、160…太陽光発電装置、170…ネットワーク、200…ネットワーク、210…サーバ、301…通知指示部、302…操作取得部、310…情報入出力装置、401…空調情報取得部、402…空調指示部、410…空気調和機、501…照射量取得部、510…照度センサ、1010…プロセッサ、1020…メモリ、1030…インターフェース

Claims (12)

  1. 第1の部屋の温度と、前記第1の部屋とは異なる第2の部屋の温度とを取得する室温取得部と、
    前記第1の部屋に照射される外光の照射量を予測する照射量予測部と、
    前記室温取得部が取得した前記第1の部屋の温度及び前記第2の部屋の温度と、前記照射量予測部が予測した前記外光の照射量と、に基づいて、前記第1の部屋から前記第2の部屋に空気を送るか否かを判定する送風判定部と、
    前記送風判定部が前記第1の部屋から前記第2の部屋に空気を送ると判定した場合に、前記第1の部屋と前記第2の部屋との間に空気を通す通風管を介して前記第1の部屋から前記第2の部屋に空気を送る送風機に、空気を送る指示を送信する送風指示部と、
    を備え、
    前記送風判定部は、
    前記照射量予測部が予測した前記外光の照射量が基準値以上である場合に、前記第1の部屋から前記第2の部屋に空気を送ると判定し、
    前記照射量予測部が予測した前記外光の照射量が前記基準値より小さい場合に、前記第1の部屋から前記第2の部屋に空気を送らないと判定する、
    コントローラ。
  2. 前記送風判定部は、前記第2の部屋の温度が第2の基準値より低く、かつ前記第1の部屋の温度より低い場合に、前記第1の部屋から前記第2の部屋に空気を送ると判定する、
    請求項1に記載のコントローラ。
  3. 前記第1の部屋に入射する外光の入射量を調節する遮光部の開閉度合いを決定する開閉度合い決定部と、
    前記開閉度合い決定部が決定した開閉度合いにする指示を前記遮光部に送信する開閉指示部と、を備え、
    前記開閉度合い決定部は、前記外光の照射量が第3の基準値以上である場合には、前記第1の部屋に入射する外光の入射量が、前記第1の部屋の温度を上昇させる入射量となる開閉度合いに、前記遮光部の開閉度合いを決定する、
    請求項またはに記載のコントローラ。
  4. 前記第1の部屋に人が居るか居ないかを表す在室情報を取得する在室情報取得部を備え、
    前記送風判定部は、前記在室情報取得部が取得した前記在室情報が前記第1の部屋に人が居ないことを表す場合に、前記第1の部屋から前記第2の部屋に空気を送ると判定する、
    請求項1からのいずれか1項に記載のコントローラ。
  5. 前記第1の部屋に入射する外光の入射量を調節する遮光部の開閉度合いを決定する開閉度合い決定部と、
    前記開閉度合い決定部が決定した開閉度合いにする指示を前記遮光部に送信する開閉指示部と、を備え、
    前記開閉度合い決定部は、前記在室情報取得部が取得した前記在室情報が前記第1の部屋に人が居ることを表す場合には、前記第1の部屋のプライバシーを確保する開閉度合いに前記遮光部の開閉度合いを決定する、
    請求項に記載のコントローラ。
  6. 前記開閉度合い決定部は、前記在室情報取得部が取得した前記在室情報が前記第1の部屋に人が居ないことを表す場合には、前記第1の部屋に入射する外光の入射量を、前記第1の部屋の温度を上昇させる入射量となる開閉度合いに、前記遮光部の開閉度合いを決定する、
    請求項に記載のコントローラ。
  7. 前記第2の部屋の温度を調節する空気調和機が稼働しているか否かを表す稼働情報と空調設定温度とを含む空調情報を取得する空調情報取得部と、
    前記空調情報取得部が取得した前記空調情報に含まれる前記稼働情報が、前記空気調和機が稼働していることを表し、前記空調設定温度が前記第2の部屋の温度より高く、前記第1の部屋の温度が前記第2の部屋の温度より高い場合に、前記空気調和機に稼働を停止するか、または空調設定温度を下げる指示を送信する空調指示部と、を備え、
    前記送風判定部は、前記空調情報取得部が取得した前記空調情報に含まれる前記稼働情報が、前記空気調和機が稼働していることを表し、前記空調設定温度が前記第2の部屋の温度より高く、前記第1の部屋の温度が前記第2の部屋の温度より高い場合に、前記第1の部屋から前記第2の部屋に空気を送ると判定する、
    請求項1からのいずれか1項に記載のコントローラ。
  8. 前記第1の部屋から前記第2の部屋に空気を送るか否かをユーザに確認する情報入出力装置を備え、
    前記送風判定部は、前記情報入出力装置から取得したユーザ確認結果に従って、前記第1の部屋から前記第2の部屋に空気を送ると判定する、
    請求項1からのいずれか1項に記載のコントローラ。
  9. 第1の部屋の温度と、前記第1の部屋とは異なる第2の部屋の温度とを取得する室温取得部と、
    前記第1の部屋に照射される外光の照射量を予測する照射量予測部と、
    前記室温取得部が取得した前記第1の部屋の温度及び前記第2の部屋の温度と、前記照射量予測部が予測した前記外光の照射量と、に基づいて、前記第1の部屋から前記第2の部屋に空気を送るか否かを判定する送風判定部と、
    前記第1の部屋と前記第2の部屋との間に空気を通す通風管と、
    前記送風判定部が前記第1の部屋から前記第2の部屋に空気を送ると判定した場合に、前記通風管を介して、前記第1の部屋から前記第2の部屋に空気を送る送風機と、を備え、
    前記送風判定部は、
    前記照射量予測部が予測した前記外光の照射量が基準値以上である場合に、前記第1の部屋から前記第2の部屋に空気を送ると判定し、
    前記照射量予測部が予測した前記外光の照射量が前記基準値より小さい場合に、前記第1の部屋から前記第2の部屋に空気を送らないと判定する、
    温度調節システム。
  10. 第1の部屋の温度と、前記第1の部屋とは異なる第2の部屋の温度とを取得する室温取得ステップと、
    前記第1の部屋に照射される外光の照射量を予測する照射量予測ステップと、
    前記室温取得ステップで取得した前記第1の部屋の温度及び前記第2の部屋の温度と、前記照射量予測ステップで予測した前記外光の照射量と、に基づいて、前記第1の部屋から前記第2の部屋に空気を送るか否かを判定する送風判定ステップと、
    前記送風判定ステップで前記第1の部屋から前記第2の部屋に空気を送ると判定した場合に、前記第1の部屋と前記第2の部屋との間に空気を通す通風管を介して前記第1の部屋から前記第2の部屋に空気を送る送風機に、空気を送る指示を送信する送風指示ステップと、を有
    前記送風判定ステップでは、
    前記照射量予測ステップで予測した前記外光の照射量が基準値以上である場合に、前記第1の部屋から前記第2の部屋に空気を送ると判定し、
    前記照射量予測ステップで予測した前記外光の照射量が前記基準値より小さい場合に、前記第1の部屋から前記第2の部屋に空気を送らないと判定する、
    温度調節方法。
  11. コンピュータに、
    第1の部屋の温度と、前記第1の部屋とは異なる第2の部屋の温度とを取得する室温取得ステップと、
    前記第1の部屋に照射される外光の照射量を予測する照射量予測ステップと、
    前記室温取得ステップで取得した前記第1の部屋の温度及び前記第2の部屋の温度と、前記照射量予測ステップで予測した前記外光の照射量と、に基づいて、前記第1の部屋から前記第2の部屋に空気を送るか否かを判定する送風判定ステップと、
    前記送風判定ステップで前記第1の部屋から前記第2の部屋に空気を送ると判定した場合に、前記第1の部屋と前記第2の部屋との間に空気を通す通風管を介して前記第1の部屋から前記第2の部屋に空気を送る送風機に、空気を送る指示を送信する送風指示ステップと、を実行させ、
    前記送風判定ステップでは、
    前記照射量予測ステップで予測した前記外光の照射量が基準値以上である場合に、前記第1の部屋から前記第2の部屋に空気を送ると判定し、
    前記照射量予測ステップで予測した前記外光の照射量が前記基準値より小さい場合に、前記第1の部屋から前記第2の部屋に空気を送らないと判定する、
    プログラム。
  12. 第1の部屋の温度と、前記第1の部屋とは異なる第2の部屋の温度とを取得する室温取得部と、
    前記第1の部屋に照射される外光の照射量を予測する照射量予測部と、
    前記室温取得部が取得した前記第1の部屋の温度及び前記第2の部屋の温度と、前記照射量予測部が予測した前記外光の照射量と、に基づいて、前記第1の部屋から前記第2の部屋に空気を送るか否かを判定する送風判定部と、
    前記第1の部屋と前記第2の部屋との間に空気を通す通風管と、
    前記送風判定部が前記第1の部屋から前記第2の部屋に空気を送ると判定した場合に、前記通風管を介して、前記第1の部屋から前記第2の部屋に空気を送る送風機と、を備え、
    前記送風判定部は、
    前記照射量予測部が予測した前記外光の照射量が基準値以上である場合に、前記第1の部屋から前記第2の部屋に空気を送ると判定し、
    前記照射量予測部が予測した前記外光の照射量が前記基準値より小さい場合に、前記第1の部屋から前記第2の部屋に空気を送らないと判定する、
    住宅。
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