JP6981816B2 - バルブメンテナンス支援装置および方法 - Google Patents
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Description
バルブが高温の流体の流量制御を扱う場合、バルブが全閉になると特に流体の出口側で高温流体の熱影響が低下することによる温度下降が発生する。そして、これによる高温と低温の状態が頻繁に発生するほど、実質的なヒートサイクルによる部品劣化が進行しやすくなり、例えばシートリングの緩みによるゼロ点推移という不具合に繋がる。すなわち、図2に示すように、開度設定値θspと実際の開度θとの間にずれが生じ、このずれが不具合に繋がる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態1に係るバルブメンテナンス支援装置の要部の構成を示すブロック図である。ここでは、説明を簡潔にするため、バルブのID(識別情報)の事例などは、実際のプラントで利用されるものよりもシンプルなものにする。
S=Σ(最高温度−最低温度)=312+324+・・・ …(1)
次に、本発明の実施の形態2に係るバルブメンテナンス支援装置について説明する。実施の形態2は、実施の形態1の実装例を説明するものである。図8はプラントとその機器管理システムの構成を示す図であり、図6と同一の構成には同一の符号を付してある。
以上、実施の形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の技術思想の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
Claims (6)
- 流体の流れを調節するバルブのメンテナンス作業を支援するバルブメンテナンス支援装置であって、
前記バルブの出口側の温度あるいは出口側の温度に対応する温度を計測する温度計測部から送信されてくる温度計測値データを記憶する計測値データ記憶部と、
前記計測値データ記憶部に記憶されている前記温度計測値データに基づいて前記バルブのヒートサイクルに関する情報を前記バルブの診断指標として算出する診断指標算出部と、
前記診断指標算出部によって算出された前記バルブの診断指標を提示する診断指標提示部と
を備えることを特徴とするバルブメンテナンス支援装置。 - 請求項1に記載されたバルブメンテナンス支援装置において、
前記診断指標に対する正常範囲の上限値を診断指標閾値として記憶する閾値記憶部と、
前記診断指標算出部によって算出された前記バルブの診断指標が前記診断指標閾値以上であった場合にそのバルブをメンテナンスが必要なバルブであると判定する判定部と、
前記判定部によってメンテナンスが必要と判定されたバルブを提示する判定結果提示部と
を備えることを特徴とするバルブメンテナンス支援装置。 - 請求項1又は2に記載されたバルブメンテナンス支援装置において、
前記診断指標算出部は、
診断対象期間内の「温度差×サイクル数」に相当する情報を前記診断指標として算出する
ことを特徴とするバルブメンテナンス支援装置。 - 請求項1〜3の何れか1項に記載されたバルブメンテナンス支援装置において、
前記診断指標提示部は、
前記バルブの診断指標と合わせて、この診断指標がそのバルブのシートリングのメンテナンスを対象としていることを提示する
ことを特徴とするバルブメンテナンス支援装置。 - 請求項1〜4の何れか1項に記載されたバルブメンテナンス支援装置において、
メンテナンスの候補のバルブとして登録されたバルブの識別情報を記憶するバルブ識別情報記憶部を備え、
前記計測値データ記憶部は、
前記メンテナンスの候補のバルブを含む複数のバルブを計測対象とし、この計測対象のバルブ毎にそのバルブの識別情報と対応づけて、前記温度計測値データを記憶し、
前記診断指標算出部は、
前記バルブ識別情報記憶部に記憶されている前記メンテナンスの候補のバルブの識別情報を読み出し、この読み出した識別情報と対応づけて前記計測値データ記憶部に記憶されている前記温度計測値データに基づいて、前記メンテナンスの候補のバルブ毎に前記診断指標を算出する
ことを特徴とするバルブメンテナンス支援装置。 - 流体の流れを調節するバルブのメンテナンス作業を支援するバルブメンテナンス支援装置により実行されるバルブメンテナンス支援方法であって、
前記バルブメンテナンス支援装置の計測値データ記憶部が、前記バルブの出口側の温度あるいは出口側の温度に対応する温度を計測する温度計測部から送信されてくる温度計測値データをメモリに記憶させるステップと、
前記バルブメンテナンス支援装置の診断指標算出部が、前記メモリに記憶されている前記温度計測値データに基づいて前記バルブのヒートサイクルに関する情報を前記バルブの診断指標として算出するステップと、
前記バルブメンテナンス支援装置の診断指標提示部が、前記診断指標算出ステップによって算出された前記バルブの診断指標を提示するステップと
を備えることを特徴とするバルブメンテナンス支援方法。
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JP2023043254A (ja) | 2021-09-16 | 2023-03-29 | アズビル株式会社 | バルブメンテナンス支援装置および方法 |
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