JP6981307B2 - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6981307B2
JP6981307B2 JP2018034741A JP2018034741A JP6981307B2 JP 6981307 B2 JP6981307 B2 JP 6981307B2 JP 2018034741 A JP2018034741 A JP 2018034741A JP 2018034741 A JP2018034741 A JP 2018034741A JP 6981307 B2 JP6981307 B2 JP 6981307B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
straight pipe
cooler
pipe portion
frame
electronic device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018034741A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019149907A (ja
Inventor
貴史 栗原
政徳 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2018034741A priority Critical patent/JP6981307B2/ja
Publication of JP2019149907A publication Critical patent/JP2019149907A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6981307B2 publication Critical patent/JP6981307B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Description

本発明は、電力変換装置に関する。
例えば、ハイブリッド自動車や電気自動車等の車両には、直流電力と交流電力との間で電力変換を行う電力変換装置が搭載されている。電力変換装置は、電力変換を行うための電子部品と、電子部品を冷却するための冷却器と、を有している。
例えば、特許文献1には、2つのパワー半導体モジュールと、これらのパワー半導体モジュールを冷却するための2つの冷却ジャケットと、を備えた電力変換装置が開示されている。各冷却ジャケットは、冷媒が流通する通路を有しており、通路同士はU字状に屈曲された通路接続部材によって互いに接続されている。通路接続部材としては、ゴム製のホースが用いられることがある。
特開2008−206243号公報
通路接続部材としてゴム製のホースを使用する場合には、冷媒の圧力に耐えられるように、比較的肉厚が厚く、硬いホースが用いられる。そのため、ホースをU字状に湾曲させようとすると、湾曲部分の曲率半径が大きくなり、ホースがパワー半導体モジュールから大きく突出した形状となりやすい。それ故、ゴム製のホースにより冷却ジャケット同士を接続する場合には、電力変換装置の体格の大型化を招きやすい。
また、通路接続部材の周辺に電子部品やケーブル等を配置すると、運転中の振動等により周辺機器のケーブル等と通路接続部材とが接触し、通路接続部材の劣化が早まることも考えられる。そのため、通路接続部材の周辺は、電子部品等を配置することが困難な、いわゆるデッドスペースとなりやすい。前述したようにホースがパワー半導体モジュールから大きく突出した形状となる場合には、ホースの周辺に形成されるデッドスペースの体積が大きくなり、周辺機器の配置スペースがホースによって制約されやすくなる。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、2つの冷却器同士をホースにより接続する構成において、ホースの突出を抑制し、容易に小型化することができる電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、第1電子装置(2)と、
前記第1電子装置に当接し、前記第1電子装置を冷却する第1冷却器(3)と、
第2電子装置(4、404)と、
前記第2電子装置に当接し、前記第2電子装置を冷却する第2冷却器(5、504)と、
前記第1電子装置、前記第1冷却器及び前記第2冷却器の周囲に配置され、これらを保持するフレーム(6、602、604)と、
前記フレームの外部に配置され、前記第1冷却器の冷媒流路と前記第2冷却器の冷媒流路とを直列的に接続する流路接続部(7、702、703、704)と、を有し、
前記流路接続部は、
前記第1冷却器の冷媒流路に接続され、前記フレームから外方(X1)に突出した第1直管部(71)と、
前記第2冷却器の冷媒流路に接続され、前記フレームから前記第1直管部と同一方向(X1)に突出した第2直管部(72、75)と、
前記第1直管部の先端(711)に連なり、前記第2直管部の先端(721、751)よりも前記フレームから離れた位置に配置され、前記第1直管部の延設方向に対して直角な方向のうち前記第2直管部へ向かう方向(Z2)に開口した屈曲部(73、76)と、
前記屈曲部と前記第2直管部とを接続するホース(74)と、を有している、電力変換装置(1、102、103、104)にある。
前記電力変換装置は、フレームの外部に配置され、第1冷却器の冷媒流路と第2冷却器の冷媒流路とを直列的に接続する流路接続部を有している。流路接続部は、第1冷却器の冷媒流路に接続された第1直管部と、第1直管部の先端に連なる屈曲部と、第2冷却器の冷媒流路に接続された第2直管部と、屈曲部と第2直管部とを接続するホースと、を有している。また、屈曲部は、第2直管部の先端よりも前記フレームから離れた位置に配置されており、第1直管部の延設方向に対して直角な方向のうち、第2直管部へ向かう方向に開口している。
このように、屈曲部と第2直管部の先端とを前記特定の位置関係となるように配置することにより、両者を接続するホースを、屈曲部から第2直管部の先端へ向かうにつれて緩やかに湾曲したL字状にすることができる。それ故、ホースがU字状に湾曲することを回避することができる。
また、ホースは、屈曲部から第2直管部の先端、つまり、フレームへ向かって延設されるため、ホースが屈曲部よりも外方に突出することを回避することができる。
これらの結果、前記電力変換装置によれば、比較的肉厚が厚く、硬いホースを用いる場合にもホースの突出を抑制することができる。
以上のごとく、上記態様によれば、2つの冷却器同士をホースにより接続する構成において、ホースの突出を抑制し、小型化が容易な電力変換装置を提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図1は実施形態1における電力変換装置の斜視図である。 図2は実施形態1における電力変換装置の側面図である。 図3は実施形態1の電力変換装置における第1電子装置の一例を示す斜視図である。 図4は実施形態1の電力変換装置における屈曲部の一部断面図である。 図5は実施形態2における電力変換装置の側面図である。 図6は実施形態3における電力変換装置の側面図である。 図7は実施形態4における電力変換装置の斜視図である。 図8は実施形態4における電力変換装置の分解斜視図である。 図9は実施形態4における電力変換装置の正面図である。 図10は実施形態4における電力変換装置の底面図である。 図11は実施形態4における電力変換装置から流路蓋部及びホースを取り除いた状態の底面図である。
(実施形態1)
前記電力変換装置に係る実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。電力変換装置1は、図1及び図2に示すように、第1電子装置2と、第1電子装置2に当接し、第1電子装置2を冷却する第1冷却器3と、第2電子装置4と、第2電子装置4に当接し、前記第2電子装置4を冷却する第2冷却器5と、を有している。第1電子装置2、第1冷却器3及び第2冷却器5の周囲には、これらを保持するフレーム6が配置されている。また、フレーム6の外部には、図2に示すように、第1冷却器3の冷媒流路と第2冷却器5の冷媒流路とを直列的に接続する流路接続部7が配置されている。
図1及び図2に示すように、流路接続部7は、第1冷却器3の冷媒流路に接続され、フレーム6から外方に突出した第1直管部71と、第2冷却器5の冷媒流路に接続され、フレーム6から第1直管部71と同一方向に突出した第2直管部72と、第1直管部71の先端711に連なった屈曲部73と、屈曲部73と第2直管部72とを接続するホース74と、を有している。屈曲部73は、第2直管部72の先端721よりもフレーム6から離れた位置に配置されており、第1直管部71の延設方向に対して直角な方向のうち第2直管部72へ向かう方向に開口している。
電力変換装置1の形状は特に限定されることはない。本形態の電力変換装置1は、図1に示すように、直方体状を呈している。本形態の電力変換装置におけるフレーム6は、第1電子装置2、第1冷却器3、第2電子装置4及び第2冷却器5を四方から取り囲むように配置された4枚の側壁部61を有している。フレーム6を構成する4枚の側壁部61のうち、長手方向の一端に配置された側壁部611の外側には、流路接続部7が配置されている。また、フレーム6の一方の開口は頂壁部62によって閉鎖されており、他方の開口は底壁部63によって閉鎖されている。
以下においては、フレーム6の長手方向を「縦方向X」、短手方向を「横方向Y」といい、縦方向X及び横方向Yの両方に直交する方向を「高さ方向Z」という。また、縦方向Xにおける流路接続部7側を「前方X1」、その反対側を「後方X2」といい、高さ方向Zにおける頂壁部62側を「上方Z1」、底壁部63側を「下方Z2」という。これらの方向に関する記載は、電力変換装置1を車両等に取り付ける際の向きとは何ら関係がない。
フレーム6、頂壁部62及び底壁部63によって囲まれた電力変換装置1の内部空間には、第1電子装置2、第1冷却器3、第2電子装置4及び第2冷却器5が収容されている。第1電子装置2、第1冷却器3及び第2冷却器5は、フレーム6に保持されている。第2電子装置4は、フレーム6に保持されていてもよいし、フレーム6に保持されていなくてもよい。本形態においては、第2電子装置4はフレーム6に保持されている。
第1電子装置2及び第1冷却器3の態様は、特に限定されることはない。第1電子装置2は、例えば、IGBT(つまり、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)等のスイッチング素子を備えた半導体モジュールであってもよいし、コンデンサやリアクトルなどの受動素子であってもよい。また、第1電子装置2は、半導体モジュールと受動素子とを電気的に接続してなるインバータやコンバータ等であってもよい。
本形態の電力変換装置1は、図3に示すように、複数の第1電子装置2を有している。第1電子装置2は、図3に示すように、板状を呈するモジュール本体部21と、モジュール本体部21から上方Z1に突出したパワー端子22と、下方Z2に突出した制御端子23と、を有している。図には示さないが、モジュール本体部21にはスイッチング素子が内蔵されている。パワー端子22は、図には示さない直流電源や交流負荷などに接続されている。制御端子23は、図には示さない回路基板などに接続されている。なお、図1及び図2においては、便宜上、第1電子装置2を簡略化して記載している。
第1冷却器3は、例えば、冷媒流路の外壁を構成するジャケットと、冷媒流路に冷媒を導入する冷媒導入管と、冷媒流路から冷媒を導出する冷媒導出管とを有していてもよい。この種の冷却器は、ジャケットの表面に第1電子装置2を当接させることにより、これらの電子装置を冷却することができる。
本形態の第1冷却器3は、図3に示すように、縦方向Xに間隔をあけて並んだ複数の冷却管31と、隣り合う冷却管31同士を接続する接続管(図示略)と、複数の冷却管31のうち最も前方X1に配置された冷却管に接続された冷媒導入管32及び冷媒導出管33と、を有している。なお、図1及び図2においては、便宜上、第1冷却器3を簡略化して記載している。
冷却管31は、横方向Yに延設されており、モジュール本体部21を縦方向Xの両側から狭持している。換言すると、本形態においては、第1電子装置2と冷却管31とが縦方向Xに交互に並んだ状態で積層されている。また、冷却管31の両端部は、横方向Yにおいてモジュール本体部21よりも外方に突出している。冷却管31の両端部には、隣り合う冷却管31を接続する接続管が配置されている。冷媒導入管32及び冷媒導出管33は、図1及び図2に示すように冷却管31から前方X1に延設されており、フレーム6を貫通し、その外方に突出している。
第2電子装置4及び第2冷却器5の態様も、第1電子装置2及び第1冷却器3と同様に、特に限定されることはない。つまり、第2電子装置4は、半導体モジュールであってもよいし、コンデンサやリアクトルなどの受動素子であってもよい。また、第2電子装置4は、インバータやコンバータ等であってもよい。第2冷却器5は、冷媒流路の外壁を構成するジャケットと、冷媒流路に冷媒を導入する冷媒導入管32と、冷媒流路から冷媒を導出する冷媒導出管33とを有していてもよい。
本形態の第2電子装置4及び第2冷却器5は、図には示さないが、第1電子装置2及び第1冷却器3と同様の構成を有している。また、第2電子装置4及び第2冷却器5は、図1及び図2に示すように、第1電子装置2及び第1冷却器3の下方Z2に配置されている。
第2冷却器5の冷媒導入管52及び冷媒導出管53は、第2冷却器5における最も前方X1に配置された冷却管(図示略)から、第1冷却器3の冷媒導入管32及び冷媒導出管33と同じ方向(つまり、前方X1)に延設されている。冷媒導入管52及び冷媒導出管53は、図1及び図2に示すように、フレーム6を貫通してその外部に突出している。また、第2冷却器5の冷媒導入管52は、第1冷却器3の冷媒導出管33と高さ方向Zに並んで配置されている。第2冷却器5の冷媒導出管53は、第1冷却器3の冷媒導入管32と高さ方向Zに並んで配置されている。
図1及び図2に示すように、本形態の電力変換装置1において、流路接続部7は、フレーム6における前方X1の側壁部61の外側に配置されている。流路接続部7は、第1直管部71、第2直管部72、屈曲部73及びホース74を有している。
第1直管部71は、フレーム6から前方X1に突出した直管状を呈している。本形態の第1直管部71は、第1冷却器3の冷媒導出管33におけるフレーム6の外部に突出した部分である。なお、第1直管部71は、冷媒導出管33とは別体の部品であってもよい。この場合には、例えば、フレーム6に冷媒導出管33と第1直管部71とを接続するコネクタを設け、コネクタを介して冷媒導出管33と第1直管部71とを接続すればよい。
第2直管部72は、フレーム6から第2直管部72と同じ方向、つまり前方X1に突出した直管状を呈している。図2に示すように、第2直管部72の先端721は、第1直管部71の先端711よりも後方X2に配置されている。本形態の第2直管部72は、第2冷却器5の冷媒導入管52におけるフレーム6の外部に突出した部分である。なお、第2直管部72は、冷媒導入管52とは別体の部品であってもよい。この場合には、例えば、フレーム6に冷媒導入管52と第2直管部72とを接続するコネクタを設け、コネクタを介して冷媒導入管52と第2直管部72とを接続すればよい。
屈曲部73は、第1直管部71の先端711に連なり、第2直管部72の先端721よりもフレーム6から離れた位置、つまり第2直管部72の先端721よりも前方X1に配置されている。屈曲部73は、第1直管部71の延設方向(つまり、前方X1)に対して直角な方向のうち第2直管部72へ向かう方向に開口していれば、どのような態様であってもよい。
なお、前述した「第1直管部71の延設方向に対して直角な方向」には、第1直管部71の延設方向に対して幾何学的に直角な方向と、当該方向に対して若干傾いた方向とが含まれる。つまり、屈曲部73の開口方向は、第1直管部71の延設方向に対して幾何学的に直角な方向に限定されるものではなく、ホースの突出を抑制するという作用効果を損なわない範囲であれば、第1直管部71の延設方向に対して幾何学的に直角な方向から若干傾いていてもよい。
また、「第2直管部72へ向かう方向」には、第1直管部71と第2直管部72との並び方向に平行な方向と、当該方向に対して若干傾いた方向とが含まれる。前述した「第1直管部71の延設方向に対して直角な方向」と同様に、屈曲部73の開口方向は、厳密に第2直管部72へ向かう方向に限定されるものではなく、ホースの突出を抑制するという作用効果を損なわない範囲であれば、第1直管部71と第2直管部72との並び方向に平行な方向から若干傾いていてもよい。
本形態の屈曲部73は、図4に示すように、後方X2に開口し、第1直管部71の先端が挿入された直管取り付け部732と、下方Z2に開口した筒状を呈し、ホース74内に挿入されたホース取り付け部733と、直管取り付け部732からホース取り付け部733までに亘って延設されたアダプタ流路734と、を備えたアダプタ731である。
ホース74は、アダプタ731と第2直管部72の先端721とを接続している。より具体的には、図2に示すように、ホース74の一端741内には、アダプタ731のホース取り付け部733が挿入されている。また、ホース74の他端742内には、第2直管部72の先端721が挿入されている。本形態のホース74は、図2に示すように、屈曲部73から第2直管部72側、つまり後方X2へ向かうにつれて緩やかに湾曲したL字状を呈している。
本形態の電力変換装置1において、第1冷却器3の冷媒流路と第2冷却器5の冷媒流路とが流路接続部7を介して直列的に接続されている。そのため、例えば第1冷却器3の冷媒導入管32から第1冷却器3に冷媒を導入することにより、第1冷却器3だけではなく第2冷却器5にも冷媒を供給することができる。即ち、第1冷却器3の冷媒導入管32から導入された冷媒は、複数の冷却管31及び接続管を通り、冷媒導出管33へ流出する。そして、冷媒は、図2に示す矢印F1〜F4のように、冷媒導出管33の一部である第1直管部71、屈曲部73、ホース74及び第2直管部72を順次通過し、第2冷却器5内へ流入する。第2冷却器5内に流入した冷媒は、第2冷却器5内の冷媒流路を通り、冷媒導出管53から電力変換装置1の外部へ流出する。
次に、本形態の作用効果を説明する。本形態の電力変換装置1においては、屈曲部73としてのアダプタ731と第2直管部72の先端721とが前記特定の位置関係となるように配置されている。そのため、例えば図2に示すように、両者を接続するホース74を、屈曲部73から第2直管部72の先端721へ向かうにつれて緩やかなL字状となるように湾曲させることができる。それ故、ホース74がU字状に湾曲することを回避することができる。
また、ホース74は、屈曲部73から第2直管部72の先端721、つまり、フレーム6へ向かって延設されるため、ホース74が屈曲部73よりも外方に突出することを回避することができる。
これらの結果、本形態の電力変換装置1によれば、比較的肉厚が厚く、硬いホース74を用いる場合にもホース74の突出を抑制することができる。その結果、2つの冷却器同士をホース74により接続する構成において、ホース74の突出を抑制し、小型化が容易な電力変換装置1を提供することができる。
(実施形態2)
本形態は、第2直管部75が第1直管部71よりも後方X2からフレーム602の外部に突出している電力変換装置102の例である。なお、実施形態2以降において用いた符号のうち、既出の実施形態において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の実施形態におけるものと同様の構成要素等を表す。
図5に示すように、本形態の電力変換装置102において、フレーム602の前方X1の側壁部612は、上方Z1の部分が下方Z2の部分に比べて前方に突出するような段差613を有している。そして、上方Z1の部分からは、第1冷却器3の冷媒導入管(図示略)及び冷媒導出管33が突出しており、下方Z2の部分からは、第2冷却器5の冷媒導入管52及び冷媒導出管(図示略)が突出している。
そのため、本形態の流路接続部702における第2直管部75は、第1直管部71よりも、その突出方向とは反対方向、つまり、後方X2に後退した位置からフレーム602の外部に突出している。換言すると、第2直管部75の基端752、つまり、第2直管部75におけるフレーム602と接する部分は、第1直管部71の基端712、つまり、第1直管部71におけるフレーム602と接する部分よりも後方X2に配置されている。
また、流路接続部702におけるホース74は、前述した側壁部612の段差613に沿うようにしてL字状に湾曲している。その他は実施形態1と同様である。
本形態のように、第2直管部75を、第1直管部71よりも、その突出方向とは反対方向に後退した位置(つまり、後方X2)からフレーム602の外部に突出させることにより、ホース74の曲率半径をより大きくすることができる。そのため、本形態の電力変換装置102によれば、第2直管部75の先端751をホース74内に挿入する際の負荷をより軽減し、組立作業時における第2直管部75の変形をより効果的に抑制することができる。
また、本形態の電力変換装置102は、第2直管部75を、その突出方向において第1直管部71と同じ位置からフレーム602の外部に突出させる場合に比べて、第1直管部71の突出量をより短くすることができる。そのため、本形態の電力変換装置102によれば、第1直管部71の突出量をより低減し、ひいては電力変換装置102の体格をより容易に小型化することができる。
また、本形態の電力変換装置102は、第1直管部71による体格の増大を回避しつつ、屈曲部73から第2直管部75の先端751までの距離をより長くすることができる。電力変換装置102に用いられるホース74は、前述したように肉厚が厚くて硬いため、所望の長さに切断する際に、所望の長さからのずれが大きくなりやすい。ホース74の長さが設計図面上の長さよりも過度に長くなると、ホース74がフレーム602に接触し、組立作業における作業性の悪化を招くおそれがある。
本形態の電力変換装置102は、前述した構成を有することにより、ホース74が所望の長さから若干長くずれた場合に、電力変換装置102の組み立て作業においてそのずれを吸収し、組立作業における作業性の悪化を回避することができる。その他、本形態の電力変換装置102は、実施形態1の電力変換装置1と同様の作用効果を奏することができる。
(実施形態3)
本形態は、屈曲部76が第1直管部71と一体的に形成されている電力変換装置103の例である。図6に示すように、本形態の電力変換装置103における屈曲部76は、第1直管部71の先端711から延設され、L字状に湾曲した管である。屈曲部76は、下方Z2に開口している。その他は実施形態2と同様である。
本形態のように、屈曲部76と第1直管部71とを一体的に形成することにより、屈曲部76を第1直管部71とは別の部品とする場合に比べて流路接続部703の部品点数を削減することができる。その他、本形態の電力変換装置103は、実施形態2の電力変換装置102と同様の作用効果を奏することができる。
(実施形態4)
本形態は、第2電子装置404をフレーム604の外部に配置した電力変換装置104の例である。本形態の電力変換装置104は、図7に示すように直方体状を呈している。電力変換装置104におけるフレーム604は、第1電子装置2及び第1冷却器3を取り囲む4枚の側壁部61を有している。図7に示すように、フレーム604の一方の開口は頂壁部62によって閉鎖されており、他方の開口は第2冷却器504によって閉鎖されている。
図9及び図10に示すように、第2冷却器504はフレーム604の外表面に露出しており、第2電子装置404は、フレーム604の外部から第2冷却器504に当接している。また、フレーム604を構成する4枚の側壁部61のうち短手方向の一端に配置された側壁部613の外側には、流路接続部704が配置されている。
本形態においては、フレーム604の短手方向を縦方向X、長手方向を横方向Yといい、縦方向X及び横方向Yの両方に直交する方向を「高さ方向Z」という。また、縦方向Xにおける流路接続部704側を「前方X1」、その反対側を「後方X2」といい、高さ方向Zにおける頂壁部62側を「上方Z1」、第2冷却器5側を「下方Z2」という。これらの方向に関する記載は、電力変換装置104を車両等に取り付ける際の向きとは何ら関係がない。
本形態の第1電子装置2及び第1冷却器3は、実施形態1と同様の構成を有している。つまり、本形態の電力変換装置104は、図3に示す複数の第1電子装置2を有しており、第1電子装置2と第1冷却器3の冷却管31とが縦方向Xに交互に積層されている。また、隣り合う冷却管31同士は、接続管(図示略)によって接続されている。縦方向Xにおける最も前方X1に配置された冷却管311には、冷媒導入管32と、冷媒導出管33とが接続されている。冷媒導入管32及び冷媒導出管33は、冷却管311から前方X1に延設され、フレーム604を貫通してその外部に突出している。なお、図7及び図8においては、便宜上、第1電子装置2及び第1冷却器3の記載を簡略化した。
本形態の第2冷却器504は、図8〜図10に示すように、板状を呈し、フレーム604に保持された流路床部54と、流路床部54の下方Z2に取り付けられた流路蓋部55とを有している。流路床部54と流路蓋部55との間には、図11に示すように、下面視においてU字状を呈するように湾曲した冷媒流路56が形成されている。また、冷媒流路56の内部には、流路床部54から下方Z2に突出した複数のフィン561が配置されている。フィン561は、下面視において、冷媒流路56に沿ったU字状を呈するように延設されている。
図8に示すように、第2冷却器504の冷媒導入管52及び冷媒導出管53は、流路蓋部55に設けられている。より具体的には、冷媒導入管52及び冷媒導出管53は、流路蓋部55の下面における、冷媒流路56の両端部、つまり、U字状の冷媒流路56の直線部分に対応する位置に配置されている。また、冷媒導入管52及び冷媒導出管53は、流路蓋部55から前方X1に延設されている。
本形態の流路接続部704は、図7、図9及び図10に示すように、第1直管部71、第2直管部75、屈曲部73としてのアダプタ731及びホース74を有している。第1直管部71は、第1冷却器3の冷媒導出管33におけるフレーム604の外部に突出した部分である。第2直管部75は、第2冷却器504の冷媒導入管52である。アダプタ731は、第1直管部71の先端711に連なっている。ホース74は、アダプタ731と第2直管部75の先端751とを接続している。
図10に示すように、第2直管部75の先端751は、屈曲部73よりも後方X2に配置されている。また、第2直管部75の基端752は、第1直管部71の基端712よりも後方X2に配置されている。
本形態の流路接続部704においては、図9及び図10に示すように、第1直管部が、第1電子装置2と第2電子装置404との並び方向(つまり、高さ方向Z)から視た平面視において、第2直管部75と重ならないように配置されている。換言すると、第1直管部71の横方向Yにおける位置と、第2直管部75の横方向Yにおける位置とが異なっている。そのため、ホース74は、屈曲部73から斜め下方に延設され、第2直管部75の先端751に接続されている。その他は実施形態1と同様である。
本形態の電力変換装置104においては、第2電子装置404がフレーム604の外部に配置されている。かかる態様においては、第2電子装置404がフレーム604の内部に配置されている場合に比べて、第1電子装置2と第2電子装置404との並び方向(つまり、高さ方向Z)における第1直管部71から第2直管部75までの距離が短くなりやすい。そのため、従来のようにホース74をU字状に湾曲させる場合には、その突出量が極めて大きくなり、電力変換装置104の体格の増大を招きやすい。
本形態の電力変換装置104は、屈曲部73としてのアダプタ731と第2直管部75の先端751とが前記特定の位置関係となるように配置されていることにより、第2電子装置404がフレーム604の外部に配置されている場合においても屈曲部73から第2直管部75の先端751までの距離を十分に長くすることができる。
更に、本形態においては、第1電子装置2と第2電子装置404との並び方向から視た平面視において、第1直管部71が、第2直管部75と重ならないように配置されている。そのため、前記平面視において、第1直管部71が第2直管部75と重なるように配置されている場合に比べて屈曲部73から第2直管部75の先端751までの距離を更に長くすることができる。
これらの結果、本形態の電力変換装置104によれば、その結果、ホース74を緩やかなL字状となるように湾曲させ、ひいては電力変換装置104の体格の増大を容易に回避することができる。
本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。
1、102、103、104 電力変換装置
2 第1電子装置
3 第1冷却器
4、404 第2電子装置
5、504 第2冷却器
6、602、604 フレーム
7、702、703、704 流路接続部
71 第1直管部
711 先端
72、75 第2直管部
721、751 先端
73、76 屈曲部
74 ホース

Claims (4)

  1. 第1電子装置(2)と、
    前記第1電子装置に当接し、前記第1電子装置を冷却する第1冷却器(3)と、
    第2電子装置(4、404)と、
    前記第2電子装置に当接し、前記第2電子装置を冷却する第2冷却器(5、504)と、
    前記第1電子装置、前記第1冷却器及び前記第2冷却器の周囲に配置され、これらを保持するフレーム(6、602、604)と、
    前記フレームの外部に配置され、前記第1冷却器の冷媒流路と前記第2冷却器の冷媒流路とを直列的に接続する流路接続部(7、702、703、704)と、を有し、
    前記流路接続部は、
    前記第1冷却器の冷媒流路に接続され、前記フレームから外方(X1)に突出した第1直管部(71)と、
    前記第2冷却器の冷媒流路に接続され、前記フレームから前記第1直管部と同一方向(X1)に突出した第2直管部(72、75)と、
    前記第1直管部の先端(711)に連なり、前記第2直管部の先端(721、751)よりも前記フレームから離れた位置に配置され、前記第1直管部の延設方向に対して直角な方向のうち前記第2直管部へ向かう方向(Z2)に開口した屈曲部(73、76)と、
    前記屈曲部と前記第2直管部とを接続するホース(74)と、を有している、電力変換装置(1、102、103、104)。
  2. 前記第2直管部(75)は、前記第1直管部よりも、その突出方向とは反対方向(X2)に後退した位置から前記フレームの外部に突出している、請求項1に記載の電力変換装置(102、103、104)。
  3. 前記屈曲部(76)は、前記第1直管部の先端から延設され、前記第1直管部の延設方向に対して直角であり、かつ、前記第2直管部へ向かう方向に湾曲した管である、請求項1または2に記載の電力変換装置(103)。
  4. 前記第2冷却器(504)は前記フレーム(604)の外表面に露出しており、前記第2電子装置(404)は、前記フレームの外部から前記第2冷却器に当接している、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力変換装置(104)。
JP2018034741A 2018-02-28 2018-02-28 電力変換装置 Active JP6981307B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018034741A JP6981307B2 (ja) 2018-02-28 2018-02-28 電力変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018034741A JP6981307B2 (ja) 2018-02-28 2018-02-28 電力変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019149907A JP2019149907A (ja) 2019-09-05
JP6981307B2 true JP6981307B2 (ja) 2021-12-15

Family

ID=67849659

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018034741A Active JP6981307B2 (ja) 2018-02-28 2018-02-28 電力変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6981307B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4172302B2 (ja) * 2003-03-26 2008-10-29 日産自動車株式会社 半導体モジュールの冷却装置
JP5532001B2 (ja) * 2011-03-29 2014-06-25 株式会社デンソー 電力変換装置
JP2013115904A (ja) * 2011-11-28 2013-06-10 Hitachi Automotive Systems Ltd 機電一体型の電動駆動装置
JP5983340B2 (ja) * 2012-11-19 2016-08-31 株式会社デンソー 電力変換装置
JP5924277B2 (ja) * 2013-01-28 2016-05-25 株式会社デンソー 電力変換装置
EP3043380B1 (en) * 2015-01-09 2021-09-22 ABB Schweiz AG Cooling apparatus
JP6760214B2 (ja) * 2017-06-21 2020-09-23 トヨタ自動車株式会社 接続構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019149907A (ja) 2019-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2018198883A1 (ja) 電力変換装置
US9184670B2 (en) Power conversion device
JP5991345B2 (ja) 電力変換装置
US10410953B2 (en) Power conversion device including semiconductor module provided with laminated structure
US11867467B2 (en) Cooling device with superimposed fin groups
US8736041B2 (en) Power converter
JP2014078599A (ja) 電力変換装置
JP5983340B2 (ja) 電力変換装置
US11064633B2 (en) Electrical connector
JP2013254787A (ja) 熱交換器及びその製造方法
JP6981307B2 (ja) 電力変換装置
JP2014230458A (ja) 電力変換装置
JP2019146409A (ja) 電力変換装置
JP6324457B2 (ja) 電気機器
JP2011234488A (ja) 電力変換装置
JP6984375B2 (ja) 電力変換装置
JP2014116400A (ja) コンデンサモジュール
JP6908004B2 (ja) 電力変換装置
JP6115430B2 (ja) 電力変換装置
JP6102641B2 (ja) 積層型冷却器
JP6784197B2 (ja) 電力変換装置
JP2016105671A (ja) 電力変換装置
JP6337707B2 (ja) 電力変換装置と電力変換装置の製造方法
JP2019062077A (ja) 冷却装置
US20190080985A1 (en) Liquid-cooled type cooling device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211013

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211019

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211101

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6981307

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151