JP6977665B2 - 生体センサが取り付けられた被服 - Google Patents

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Description

本発明は、生体センサが取り付けられた被服に関する。
ベスト形状の被服に生体センサをちりばめた装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。生体センサの電極は、ベスト形状に合わせて形成された可撓性の基材層に設置されている。互いの電極は、基材層に設けられた曲線状ストリップで接続されている。
特表2014−505529号公報
従来の装置は、被検者が横たわって心電検査を受けるような安静にした状態であれば、その利用に支障は無い。しかし、このような装置は、被検者が運動している状態で生体情報を取得したい場合であって、特に体部に限らず肩部や上肢部も検査対象とする場合には、運動箇所の配線材が繰り返される応力を受け、破損しやすいという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、被検者が運動状態であっても肩部や上肢部も検査対象とすることができる、生体センサが取り付けられた耐久性の高い被服を提供するものである。
本発明の具体的な態様における被服は、被検者が装着すると複数の検査部位のそれぞれに生体センサが接触するように取り付けられた、被検者の体部、肩部、および上肢部を被う被服であって、肩関節を挟んで隣接する生体センサのそれぞれは互いに肩峰端の上部を経由する配線ケーブルによって接続され、肘関節を挟んで隣接する生体センサのそれぞれは互いに外側上顆の外側部を経由する配線ケーブルによって接続されている。このように生体センサを互いに配線ケーブルで接続し、しかも被検者の運動箇所に対応して当該配線ケーブルを肩峰端の上部、外側上顆の外側部を経由させることにより、応力の集中を抑制して装置としての耐久性を向上させることに成功した。
上記の被服において、肩峰端の周囲に配された複数の生体センサは、肩峰端の上部に設けられた環状帯を経由して放射状に伸延する配線ケーブルによって互いに接続されていると良い。肩関節を中心に回動する腕運動の伸縮の影響は、このように肩峰端を中心に配線ケーブルを放射状に配置することにより抑制することができる。すなわち、配線ケーブルは、肩峰端を中心とする周方向への伸縮の影響をほとんど受けることがない。
上記の被服において、生体センサは、生地に設けられたそれぞれの取付部に対して着脱可能であり、取付部は、生体センサを構成するセンサ部が内側から、生体センサを構成するアンプ部が外側から、生地を挟み込んで取り付ける構造を有しても良い。このような構造であれば、簡単に生体センサを着脱でき、被検者の皮膚に触れる生地の部分を洗濯することができ、また、同じく皮膚に触れるセンサ部を消毒しやすい。
このとき、生体センサを互いに接続する配線ケーブルはアンプ部に結線されており、利用者が配線ケーブルを引張れば、それぞれのアンプ部が対をなすセンサ部から離脱するように装着力を調整すると良い。比較的把持しやすい配線ケーブルを掴んで引張るだけで生体センサを生地から分離させられれば、利用者の作業効率を高めることができる。
また、被服の生地は、取り付けられた生体センサを被検者の皮膚に密着させ、利用者が取り付けられた生体センサを皮膚の表面方向へずらして位置を調整できる、伸縮性を有すると良い。このように生地が伸縮性を有すると、被検者はざっと装着した上で生体センサを正しい位置に調整でき、しかも特別な器具を要すること無くその位置で皮膚に密着させられるので、使い勝手が良く、短時間のうちに計測を開始することができる。
このとき、被服の生地は、利用者が生体センサを皮膚の表面方向へずらして位置を調整するための、周囲より厚みのあるつまみ部を有すると良い。生地のつまむ箇所を厚みのあるつまみ部に集中させることにより、伸縮性を有する生地を破損してしまう可能性を軽減できる。
また、被服の生地は、被検者の骨格の基準位置に一致させるべき指標を有しても良い。このような指標があれば、専門知識を有する補助者がいなくても被検者が自身で被服を装着しやすくなる。
また、配線ケーブルが経由する経由点に、配線ケーブルを摺動可能に貫通させる環状帯を備えるようにしても良い。このような環状帯を利用すれば、配線ケーブルの経路を安定させることができ、また、応力の集中もより一段と抑制することができる。
また、胸部の締め付けを調整する調整部が被検者の背中側に設けられた後あきであると良い。後あきであると、被服に対して両腕と胸部を同時に押し当てるように装着することになるので、左右対称に配置される生体センサの位置決めがしやすく、装着感も向上する。
本発明により、被検者が運動状態であっても肩部や上肢部も検査対象とすることができる、生体センサが取り付けられた耐久性の高い被服を提供することができる。
計測システムの全体構成を示す概略図である。 被検者に装着した状態のセンサウェアを胸部側から観察した図である。 被検者に装着した状態のセンサウェアを背部側から観察した図である。 生体センサの生地への装着を説明する斜視図である。 生体センサの位置調整を説明する斜視図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、特許請求の範囲に係る発明を以下の実施形態に限定するものではない。また、実施形態で説明する構成の全てが課題を解決するための手段として必須であるとは限らない。
図1は、被検者の複数の検査部位における筋電信号を測定する計測システム100の全体構成を示す概略図である。計測システム100は、主に、被検者が装着するセンサウェア200と、センサウェア200からの筋電信号を取得して被検者の状態を解析する解析用PC300と、その結果を表示するモニタ400とによって構成される。
センサウェア200は、被検者が装着すると複数の検査部位のそれぞれに筋電信号を取得するための生体センサ230が接触するように取り付けられた被服であり、その生地210は、被検者の体部、肩部、および上肢部を被う。すなわち、生体センサ230は、被検者の体部、肩部、および上肢部の検査部位に対応して生地210に設けられている。
右半身に配置される生体センサ230のそれぞれ、および左半身に配置される生体センサ230のそれぞれは、制御ボックス270から配線ケーブル250を用いてデイジーチェーン形式により互いに接続されている。配線ケーブル250の取り回しについては、後に詳述する。
それぞれの生体センサ230の出力信号は、制御ボックス270に集約され、近距離無線通信によって解析用PC300へ送信される。すなわち、制御ボックス270は、各生体センサ230の制御機能と、解析用PC300との通信機能とを備える。また、制御ボックス270は、各生体センサ230への電力供給機能を備え、そのための二次電池を内蔵する。なお、制御ユニット220と解析用PC300との通信は、直接的な近距離無線通信に限らず、クラウドサーバーを介しての通信でも構わないし、有線接続による通信でも構わない。
解析用PC300は、例えばデスクトップPCであり、制御ボックス270から生体センサ230の出力信号を受信して被検者の状態や動作に関する解析を実行する解析装置として機能する。解析用PC300は、CPUである、制御演算プログラムを実行するシステム制御部310を備える。
モニタ400は、例えば液晶モニタであり、解析用PC300と接続されている。解析用PC300で解析された結果や、各生体センサ230の出力信号の推移は、被検者や補助者が視認可能なように、モニタ400に表示される。
図2は、被検者に装着した状態のセンサウェア200を胸部側から観察した簡略図である。また、図3は、被検者に装着した状態のセンサウェア200を背部側から観察した簡略図である。配線ケーブル250および環状帯240は、右半身に配置されるものに限って図示するが、これらは、左半身に対しても右半身と略対象に配置されている。
上述のように、各生体センサ230は生地210に取り付けられている。まず、被検者がセンサウェア200を装着した場合における、各生体センサ230の位置について説明する。被検者がセンサウェア200を装着した場合の各生体センサ230の位置は、筋電信号を取得したいそれぞれの検査部位に対応する。なお、ここでは一例としての検査部位を説明するが、検査の目的に応じて生体センサ230の位置は適宜変更され得る。
右半身に配置される生体センサ230は、具体的には、制御ボックス270から接続される順に、生体センサ230ra、230rb、230rc、230rd、230re、230rf、230rg、230rh、230ri、230rj、230rkの11個である。被検者がセンサウェア200を装着した場合に、右半身において、生体センサ230raは大胸筋、生体センサ230rbは三角筋前部、生体センサ230rcは三角筋中部、生体センサ230rdは三角筋後部、生体センサ230reは棘下筋、生体センサ230rfは僧帽筋、生体センサ230rgは上腕三頭筋、生体センサ230rhは上腕二頭筋、生体センサ230riは腕橈骨筋、生体センサ230rjは橈骨手根屈筋、生体センサ230rkは尺骨茎状突起に、それぞれ位置するように配置されている。
左半身に配置される生体センサ230は、具体的には、制御ボックス270から接続される順に、生体センサ230la、230lb、230lc、230ld、230le、230lf、230lg、230lh、230li、230lj、230lkの11個である。被検者がセンサウェア200を装着した場合に、左半身において、生体センサ230laは大胸筋、生体センサ230lbは三角筋前部、生体センサ230lcは三角筋中部、生体センサ230ldは三角筋後部、生体センサ230leは棘下筋、生体センサ230lfは僧帽筋、生体センサ230lgは上腕三頭筋、生体センサ230lhは上腕二頭筋、生体センサ230liは腕橈骨筋、生体センサ230ljは橈骨手根屈筋、生体センサ230lkは尺骨茎状突起に、それぞれ位置するように配置されている。左半身に配置されるそれぞれの生体センサ230は、右半身に配置されるそれぞれの生体センサ230と、左右対象に配置されている。
このように、被検者の体部、肩部、および上肢部を被うセンサウェア200において、被検者の運動に伴って伸縮や回動が大きく起こり得る箇所は、肩関節に対応する箇所と、肘関節に対応する箇所である。生体センサ230raと生体センサ230rb、生体センサ230rbと生体センサ230rc、生体センサ230rcと生体センサ230rd、生体センサ230rdと生体センサ230reは、それぞれ互いに右の肩関節を挟んで隣接する関係にある。同様に、生体センサ230laと生体センサ230lb、生体センサ230lbと生体センサ230lc、生体センサ230lcと生体センサ230ld、生体センサ230ldと生体センサ230leは、それぞれ互いに左の肩関節を挟んで隣接する関係にある。それぞれの生体センサ間を接続する配線ケーブル250は、それぞれ右の肩峰端の上部、または、左の肩峰端の上部を経由するように取り回しがなされている。配線ケーブル250のこのような取り回しにより、被検者の運動に起因する配線ケーブル250への応力の集中を回避することができる。したがって、配線ケーブル250が断線する可能性を極めて小さくすることができる。
より具体的には、生体センサ230ra、230rb、230rc、230rd、230reは、右の肩峰端の周囲に配された生体センサと言え、これらの生体センサは、右の肩峰端の上部に設けられた環状帯240を経由して放射状に伸延する配線ケーブル250によって互いに接続されている。同様に、生体センサ230la、230lb、230lc、230ld、230leは、左の肩峰端の周囲に配された生体センサと言え、これらの生体センサは、左の肩峰端の上部に設けられた環状帯240を経由して放射状に伸延する配線ケーブル250によって互いに接続されている。環状帯240は、配線ケーブル250を摺動可能に貫通させるループ状の帯である。環状帯240は、例えば、一端が生地210に縫い付けられており、他端に面ファスナーが設けられ、配線ケーブル250を通して適当な径のループを作れるように構成されている。このように配線ケーブル250を放射状に配置することにより、肩峰端を中心に回動する腕の運動による伸縮の影響を抑制することができる。すなわち、配線ケーブル250は、肩峰端を中心とする周方向に沿って配線されていないので、腕の伸縮の影響をほとんど受けることがない。
生体センサ230rhと生体センサ230riは、右の肘関節を挟んで隣接している。生体センサ230lhと生体センサ230liは、左の肘関節を挟んで隣接している。この間を接続する配線ケーブル250は、それぞれ右の外側上顆の外側部、左の外側上顆の外側部を経由するように取り回しがなされている。配線ケーブル250のこのような取り回しにより、被検者の運動に起因する配線ケーブル250への応力の集中を回避することができる。したがって、配線ケーブル250が断線する可能性を極めて小さくすることができる。
また、配線ケーブル250がこのような所定箇所を安定的に経由するために、所々の経由点にも環状帯240が設けられている。環状帯240を所々に設けることにより、配線ケーブル250が予め定められた経由点を経由し、かつ経由点において摺動できるので、配線ケーブル250にかかり得る応力をより効果的に逃がすことができる。環状帯240は、それぞれの肩峰端の上部の他に、腋窩後壁付近、外側上顆の外側部を挟む両側に設けると良い。
また、図3に示すように、センサウェア200は背中側で左右に開かれる後あきである。そして、生地210を被検者の身体に密着させるように、胸部の締め付けを調整する調整部が後あきの両側を跨いで設けられている。具体的には、調整部は、締帯211と面ファスナー212の組み合わせによって構成されている。締帯211は、一端が後あきの右側に縫い込まれている。面ファスナー212は、後あきの左側に設けられており、締帯211の他端を密着させる。締帯211の他端の密着位置を調整することにより、胸部の締め付けを調整することができる。
このように、センサウェア200が後あきの構成であると、被検者はセンサウェア200に対して両腕と胸部を同時に押し当てるように装着することになるので、左右対称に配置される生体センサの位置決めがしやすく、装着感も向上する。また、調整部を設けることにより、生体センサ230と皮膚の密着性を向上させることができるので、筋電信号の取得精度を向上させることもできる。
生体センサ230は、生地210に設けられたそれぞれの取付部に対して着脱可能である。図4は、生体センサ230の生地210への装着を説明する斜視図である。生体センサ230は、センサ部232とアンプ部231とによって構成される。生地210に設けられた貫通孔である取付部213は、センサ部232が被検者の皮膚側である内側から、アンプ部231が外側から、取付部213の周辺の生地210を挟み込んで取り付ける構造を有する。
アンプ部231は、生地210とは反対側の面に、配線ケーブル250を接続する結線端子235が2つ設けられている。配線ケーブル250は、端部にケーブル端子251を有し、ケーブル端子251が結線端子235へ差し込まれることにより、アンプ部231に固定される。配線ケーブル250は、隣接する生体センサ230や制御ボックス270との距離に応じて、適切な長さのものが選択される。なお、デイジーチェーンの端部である生体センサ230lk、230rkの場合は、一方の結線端子235に配線ケーブル250が接続され、他方の結線端子235には接続されない。なお、通信上の制約に応じて終端抵抗等を接続しても良い。
結線端子235は、アンプ部231の内部に収容されたアンプ回路233と結線されている。アンプ回路233は、取得した筋電信号を増幅し、AD変換を行い、制御ボックス270からの要求に応じて処理した筋電信号を出力する機能を担う。アンプ回路233は、アンプ部231のうち取付部213と対向する面側に設けられた、センサ部232側から筋電信号を取得するためのアンプ端子234に接続されている。アンプ端子234は、雌型コネクタである。
センサ部232は、電極が被検者の皮膚に接触するように外部に露出した筋電センサ237を収容している。筋電センサ237は、被検者の皮膚を介してセンシングした筋電信号を、センサ端子238から出力する。センサ端子238は、センサ部232のうち取付部213と対向する面側に突出して設けられた、雄型コネクタである。センサ端子238は、取付部213を貫通しアンプ端子234に受容される。これらの端子結合により、アンプ部231とセンサ部232は、取付部213の周囲の生地210を挟み込んで互いに固定される。また、センサ部232は、マグネット236を備え、マグネット236がアンプ部231の筐体に吸着することにより、アンプ部231とセンサ部232の固定を補強する。
上記のように、各生体センサ230は、生地210に設けられたそれぞれの取付部213に取り付けられる。被検者または補助者である利用者は、生体センサ230を生地210から取り外す場合に、配線ケーブル250を引張ることにより、配線ケーブル250と結線されたアンプ部231を、それぞれが対をなすセンサ部232から離脱させることができる。アンプ部231は、ケーブル端子251によって直列的に接続されているので、利用者は、一度に多くのアンプ部231を離脱させることができる。すなわち、アンプ部231とセンサ部232間の結合力は、利用者が引張れば離間する程度に調整されている。具体的には、アンプ端子234とセンサ端子238の嵌合力やマグネット236の磁力が、そのような結合力となるように調整されている。
このように生体センサ230と配線ケーブル250を生地210から簡単に引きはがすことができれば、被検者の皮膚に触れる生地210を容易に洗濯することができ、また、同じく皮膚に触れるセンサ部232を消毒しやすい。また、比較的把持しやすい配線ケーブル250を掴んで引張るだけで生体センサ230を生地から分離させられれば、利用者の作業効率を高めることができる。
図5は、生体センサ230の位置調整を説明する斜視図である。生地210は、ナイロン素材など伸縮性のある素材が用いられる。生地210が伸縮性を有すると、センサ部232を皮膚に押しつける効果を期待でき、これにより筋電信号の取得精度を向上させることができる。
生地210は伸縮性を有するので、利用者が生体センサ230を矢印で示す皮膚の表面方向へずらして位置を調整することができる。このとき、位置調整の対象となる生体センサ230の近傍には、周囲の生地より厚みのあるつまみ部215が生地210に設けられている。利用者は、このつまみ部215をつまんで生体センサ230の位置を調整する。つまみ部215は、生体センサ230の近傍に複数設けても良く、例えば、生体センサ230を挟んで2つのつまみ部215を設けても良い。このように、生地210のつまむ箇所を厚みのあるつまみ部215に集中させることにより、伸縮性を有する生地210を破損してしまう可能性を軽減できる。なお、つまみ部215は、生地210の一部を折曲げて形成しても良いし、当て布を施しても良い。また、ボタンのようにプラスチックや金属素材のつまみを取り付けても良い。
生地210は、生体センサ230の近傍に、被検者の骨格の基準位置に一致させるべき指標214を有しても良い。特に、尺骨や肩甲骨の隆起箇所の近傍に生体センサ230を配置する場合には、これらの隆起箇所に一致させるべき生地210上のポイントに指標214が設けられていると、利用者は当該生体センサ230の位置決めを行いやすい。
指標214の形式は図示するようなマークに限らず、文字やアイコン、イラストなども採用することができる。例えば、骨格や筋肉のイラストが描かれていれば、それらを被検者の骨格や筋肉に一致させるように調整することができる。このように、生地210につまみ部215や指標214を設けると、被検者はセンサウェア200を装着した上で生体センサ230を正しい位置に調整できる。しかも特別な器具を要すること無くその位置で皮膚に密着させられるので、使い勝手が良く、短時間のうちに生体計測を開始することができる。
以上、センサウェア200を被服の一例として説明したが、センサウェア200は、筋電信号を計測するものに限らず、生体センサを他のものに置き換えれば、様々な生体信号を計測するものとして構成することができる。もちろん、計測する生体信号に応じて取付部213を適切な検査箇所に設ければ良い。これまで、多くの生体センサをそれぞれ個別に検査箇所に載置して位置調整することは煩雑な作業であったが、本実施形態のようなセンサウェアを採用すれば、被検者がセンサウェアを装着するだけで、多くの生体センサを所定の位置に配置することができる。
また、上記のセンサウェア200は、後あきの被服として構成したが、前あきやポンチョタイプの構成であっても良い。生体センサ230の配置位置などを考慮して、適当な構成を選択すれば良い。また、上記の生体センサ230においては、生体センサ230と配線ケーブル250が着脱可能な構成であると説明したが、これに限らない。生体センサ230と配線ケーブル250を着脱可能な構成にすれば、計測したい検査箇所に応じて生体センサ230と配線ケーブル250の接続構成を適宜変更することができる。一方で、生体センサ230(その一部であるアンプ部231であっても良い)と配線ケーブル250が互いに固定された構成にすれば、決まった計測を繰り返す場合において利便性が高い。
また、センサウェア200においては、生体センサ230を直列に接続するデイジーチェーン形式を採用した。これは、並列で接続する場合に比べて配線ケーブル250の太さを抑制することができ、被検者の運動を妨げにくいからである。しかし、配線ケーブルの太さを抑制できるのであれば、デイジーチェーン形式に限らなくても良い。ただし、この場合であっても、肩関節を挟んで隣接する生体センサのそれぞれは互いに肩峰端の上部を経由する配線ケーブルによって接続されていることが好ましい。また、肘関節を挟んで隣接する生体センサのそれぞれは互いに外側上顆の外側部を経由する配線ケーブルによって接続されていることが好ましい。
100 計測システム、200 センサウェア、210 生地、211 締帯、213 取付部、214 指標、215 つまみ部、230 生体センサ、231 アンプ部、232 センサ部、233 アンプ回路、234 アンプ端子、235 結線端子、236 マグネット、237 筋電センサ、238 センサ端子、240 環状帯、250 配線ケーブル、251 ケーブル端子、270 制御ボックス、300 解析用PC、310 システム制御部、400 モニタ

Claims (9)

  1. 被検者が装着すると複数の検査部位のそれぞれに生体センサが接触するように取り付けられた、前記被検者の体部、肩部、および上肢部を被う被服であって、
    肩関節を挟んで隣接する前記生体センサのそれぞれは互いに肩峰端の上部を経由する配線ケーブルによって接続され、肘関節を挟んで隣接する前記生体センサのそれぞれは互いに外側上顆の外側部を経由する配線ケーブルによって接続されている被服。
  2. 前記肩峰端の周囲に配された複数の前記生体センサは、前記肩峰端の上部に設けられた環状帯を経由して放射状に伸延する前記配線ケーブルによって互いに接続されている請求項1に記載の被服。
  3. 前記生体センサは、生地に設けられたそれぞれの取付部に対して着脱可能であり、
    前記取付部は、前記生体センサを構成するセンサ部が内側から、前記生体センサを構成するアンプ部が外側から、前記生地を挟み込んで取り付ける構造を有する請求項1または2に記載の被服。
  4. 前記生体センサを互いに接続する配線ケーブルは前記アンプ部に結線されており、利用者が前記配線ケーブルを引張れば、それぞれの前記アンプ部が対をなす前記センサ部から離脱する請求項3に記載の被服。
  5. 前記被服の生地は、取り付けられた前記生体センサを前記被検者の皮膚に密着させ、利用者が取り付けられた前記生体センサを皮膚の表面方向へずらして位置を調整できる、伸縮性を有する請求項1から4のいずれか1項に記載の被服。
  6. 前記被服の生地は、前記利用者が前記生体センサを皮膚の表面方向へずらして位置を調整するための、周囲より厚みのあるつまみ部を有する請求項5に記載の被服。
  7. 前記被服の生地は、前記被検者の骨格の基準位置に一致させるべき指標を有する請求項1から6のいずれか1項に記載の被服。
  8. 配線ケーブルが経由する経由点に、前記配線ケーブルを摺動可能に貫通させる環状帯を備える請求項1から7のいずれか1項に記載の被服。
  9. 胸部の締め付けを調整する調整部が前記被検者の背中側に設けられた後あきである請求項1から8のいずれか1項に記載の被服。
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