JP6977400B2 - 水中機器および水中機器管理システム - Google Patents

水中機器および水中機器管理システム Download PDF

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Description

本発明は、水中機器および水中機器管理システムに関する。
海等の水中に設置される水中機器が知られている。特許文献1には、海中に設置されたタービンの回転を制御する制御部(制御装置)を備えた水力発電タービン配列システムが記載されている。また特許文献2には、水面下に配置されタービンに対する制御用の機器(制御装置)を提供する基盤を備える水力発電設備のための基盤構成が記載されている。
特表2014−529031号公報 特表2015−521015号公報
水中機器の制御装置は、外部または水中機器に含まれる発電機から電力の供給を受けて動作することがある。このような水中機器では、外部または発電機からの電力供給が低下または遮断した場合でも、制御対象に対する制御を継続するために、無停電電源装置を介して制御装置に電力が供給されることがある。ところで、制御装置の処理負荷が過度となる等の原因で制御装置が制御不能になる場合がある。制御装置が制御不能になった場合には、制御装置の復旧を行う必要がある。
復旧手段の一つとして、制御装置への電力供給を遮断し、再度供給を開始することで再起動を試みることがある。しかしながら、外部からの電力供給を遮断したとしても、制御装置は無停電電源装置から電力供給を受けているので、制御装置には電力が供給され続ける。そのため、制御装置への電力供給を遮断するには、ある程度の時間が必要となる。その結果、制御装置の復旧に要する時間が長くなってしまう。
本発明は、制御装置の復旧に要する時間を短縮できる水中機器および水中機器管理システムを提供する。
本発明の一側面に係る水中機器は、無停電電源装置と、無停電電源装置から電力の供給を受け、制御対象を制御する制御装置と、無停電電源装置と制御装置との間に設けられ、開閉動作により制御装置への電力供給を停止状態または供給状態に切り替える開閉スイッチと、外部からの開閉指示信号に基づいて開閉スイッチを開閉させる入出力装置と、を備える。
この水中機器では、外部からの開閉指示信号に基づいて、入出力装置が、無停電電源装置と制御装置との間に設けられた開閉スイッチを開閉させる。開閉スイッチの開閉動作によって、無停電電源装置から制御装置への電力供給は、停止状態または供給状態に切り替えられる。そのため、制御装置への電力供給を一旦停止状態にし、再度、供給状態に戻す供給電力遮断による再起動を、外部からの信号に基づいて行うことができる。このとき、開閉スイッチによって無停電電源装置から制御装置への電力供給路が電気的に遮断されるので、無停電電源装置に蓄えられた電力が減少するまで待つことなく供給電力遮断による再起動を行うことができる。この結果、水中機器の制御装置の復旧に要する時間を短縮することができる。
無停電電源装置には、外部から電力が供給されていてもよい。この場合、外部から無停電電源装置への電力供給を停止したとしても、無停電電源装置に蓄えられた電力から制御装置への電力供給が続く。しかしながら、無停電電源装置に電力が残っていても、開閉スイッチによる開閉動作により、無停電電源装置から制御装置への電力供給を強制的に遮断することができる。そのため、水中機器の制御装置の復旧に要する時間を短縮することができる。
水の流れにより発電する発電機をさらに備えていてもよく、無停電電源装置には、発電機から電力が供給されていてもよい。この場合、制御装置が制御不能に陥っても、発電機の発電機能は動作を継続し、発電機から無停電電源装置への電力供給が続く可能性がある。そのため、無停電電源装置に電力が残っている間に加え、発電機の発電機能の動作が継続している間、無停電電源装置から制御装置への電力供給が続く。このような場合であっても、開閉スイッチによる開閉動作により、無停電電源装置から制御装置への電力供給を強制的に遮断することができる。そのため、水中機器の制御装置の復旧に要する時間を短縮することができる。
本発明の別の側面に係る水中機器管理システムは、水中機器と、水中機器を管理する管理機器と、を備え、水中機器は、無停電電源装置と、無停電電源装置から電力の供給を受け、制御対象を制御する第1制御装置と、無停電電源装置と第1制御装置との間に設けられ、開閉動作により第1制御装置への電力供給を停止状態または供給状態に切り替える開閉スイッチと、開閉スイッチを開閉させる入出力装置と、を含み、管理機器は、入出力装置に開閉スイッチを開閉させるための開閉指示信号を送信する第2制御装置を含む。
この水中機器管理システムでは、管理機器の第2制御装置からの開閉指示信号に基づいて、入出力装置が、無停電電源装置と第1制御装置との間に設けられた開閉スイッチを開閉させる。開閉スイッチの開閉動作によって、無停電電源装置から第1制御装置への電力供給は、停止状態または供給状態に切り替えられる。そのため、第1制御装置への電力供給を一旦停止状態にし、再度、供給状態に戻す供給電力遮断による再起動を、管理機器の第2制御装置からの信号に基づいて行うことができる。このとき、開閉スイッチによって無停電電源装置から第1制御装置への電力供給路が電気的に遮断されるので、無停電電源装置に蓄えられた電力が減少するまで待つことなく供給電力遮断による再起動を行うことができる。この結果、水中機器の第1制御装置の復旧に要する時間を短縮することができる。
管理機器は、第1制御装置に対して、第1制御装置を再起動させる指示を与える操作装置をさらに含んでいてもよい。この場合、管理機器から第1制御装置に再起動を指示することができる。第1制御装置が再起動を行うことで、第1制御装置が復旧することがある。そのため、第1制御装置への電力供給を遮断する前に、第1制御装置の復旧を試すことができる。
本発明の一側面によれば、水中機器の制御装置の復旧に要する時間を短縮することができる。
一実施形態に係る水中機器を含む水中機器管理システムの概略構成を示す図である。 図1の水中機器管理システムを示すブロック図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において同一部分または相当部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、一実施形態に係る水中機器を含む水中機器管理システムの概略構成を示す図である。図1に示される水中機器管理システム1は、水中機器を管理するシステムである。例えば水中機器管理システム1では、管理対象である水中機器から送られる情報に基づいて、管理機器3にて水中機器への操作指令および水中機器の状態の監視が行われる。以下、水中機器の一例として、発電装置2を用いて説明する。
水中機器管理システム1は、発電装置2と、管理機器3と、を備えている。発電装置2と管理機器3とは、ケーブル4によって接続されている。なお、図1では、異なる深度に存在する複数の発電装置2が示されている。
発電装置2は、水の流れを利用して電力を生成する。発電装置2は、例えば海中に浮遊した状態で設置されている水中浮遊型の発電装置である。発電装置2は、ポッド5とタービン6とを備えている。ポッド5の一端にタービン6が設けられている。ポッド5は、例えば円筒状であり、タービン6を回転可能に支持しつつ、タービン6に適切な浮力を付与する。ポッド5は、ポッド5の内部に後述する制御装置10(図2参照)および発電機等を収容する。タービン6は、海流を受けて回転する。タービン6が回転することによる運動エネルギーが発電機によって電気エネルギーに変換されることで、電力が生成される。生成された電力は、不図示の電力ケーブルを介して、水上または陸上に送られる。
発電装置2は、海底に固定されたシンカー(水底の固定点)7に対して、係留ロープ8を介して接続されている。係留ロープ8の一端は、ポッド5に接続されている。係留ロープ8の他端は、シンカー7に接続されている。なお、係留ロープ8の他端を海底に固定する固定点として、シンカー7に代えて、アンカーが用いられてもよい。
管理機器3は、発電装置2を管理する。管理機器3は、例えば水上または陸上に設けられ、操作員が出入りできる空間を備える操作室21内に設置される。管理機器3は、例えば発電装置2からの監視信号に基づく発電装置2の状態を操作員に提示する。管理機器3は、例えば操作員の指示を受け、その指示内容を指示信号に変換して発電装置2に送信する。なお、操作室21内には、発電装置2を駆動させるための外部電源20が設置される。
ケーブル4は、給電ケーブル14、第1通信ケーブル18、および第2通信ケーブル19を備えている(図2参照)。ケーブル4は、例えば係留ロープ8に沿って発電装置2からシンカー7まで延び、シンカー7に固定されている。また、ケーブル4は、シンカー7から管理機器3および外部電源20に延びている。なお、シンカー7に固定されている位置に中継器が設けられていてもよい。発電装置2の状態を示す監視信号が、第1通信ケーブル18を介して発電装置2から管理機器3に送られる。管理機器3から発電装置2への制御指示を与える指示信号が、第1通信ケーブル18を介して発電装置2に送られる。発電装置2内の装置を駆動させる電力が、給電ケーブル14を介して、外部電源20から発電装置2に送られる。
図2は、図1の水中機器管理システムを示すブロック図である。図2を用いて、水中機器管理システム1および発電装置2について、さらに説明する。
発電装置2は、無停電電源装置9、制御装置10(第1制御装置)、制御対象装置11、開閉スイッチ12、および入出力装置13を備えている。
無停電電源装置(UPS;Uninterruptible Power Supply)9は、例えば二次電池またはキャパシタを含む蓄電部を備えている。無停電電源装置9は、給電ケーブル14を介して外部電源20から電力の供給を受ける。無停電電源装置9は、蓄電部に電力を蓄えた上で、制御装置10および入出力装置13に電力を供給する。無停電電源装置9は、外部電源20からの電力供給が停止または低下した場合に、蓄えられた電力から制御装置10および入出力装置13に電力を供給する。
制御装置10は、制御対象装置11を制御するためのコントローラである。制御装置10は、無停電電源装置9から電力の供給を受ける。制御装置10は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)および入出力インターフェース等から構成されている。制御装置10には、例えば発電装置2の発電機の回転数および発電装置2の傾斜角度等のセンサ値が入力される。制御装置10は、例えば制御対象装置11のアクチュエータに対して制御信号を出力することで、制御対象装置11を制御する。制御装置10は、入出力装置13と通信可能に接続されている。制御装置10は、入力されたセンサ値の監視信号を第1通信ケーブル18を介して後述の管理機器3の制御装置16に送信する。制御装置10は、制御装置16から指示信号を受信し、指示信号に基づいて制御対象装置11を制御する。制御装置10は、後述の管理機器3の操作装置17と第2通信ケーブル19を介して通信可能に接続されている。
制御対象装置11は、制御装置10の制御対象である。制御対象装置11では、制御装置10からの制御信号に基づき、例えば制御対象装置11のアクチュエータが動作する。また、制御対象装置11は、制御対象に関するセンサ値を制御装置10に送信してもよい。制御対象装置11としては、例えば不図示の、浮力の微調整を行うためのタンクにおけるバルブ装置および付随するポンプ、タービンの回転数を調整するためのインバータ装置、並びにタービンのピッチ角調整機構等が挙げられる。なお、制御装置10は、制御対象装置11に設けられたセンサからのセンサ値に応じて制御信号を制御対象装置11に送信してもよく、他のセンサからのセンサ値に応じて制御信号を制御対象装置11に送信してもよい。制御装置10は、制御装置16からの制御指示に基づいて制御信号を制御対象装置11に送信してもよい。
本実施形態では、制御対象装置11は、発電機を含む。制御装置10および入出力装置13を駆動させるための電力として、発電機が生成した電力の一部が利用されている。発電機は、無停電電源装置9と電気的に接続され、無停電電源装置9に電力を供給する。
開閉スイッチ12は、開閉動作により無停電電源装置9から制御装置10への電力供給を停止状態または供給状態に切り替える。開閉スイッチ12は、無停電電源装置9と制御装置10との間の電力供給路に設けられる。開閉スイッチ12は、例えばリレー、マグネットコンタクタ、または半導体スイッチ(FET;Field Effect Transistor)等で構成される。開閉スイッチ12は、入出力装置13から出力された開閉信号に基づき、開閉動作を行う。開閉スイッチ12がリレーである場合、開閉信号は、接点状態を変化させるためにコイルに印加する信号である。コイルに印加される開閉信号に基づきリレー(開閉スイッチ12)の接点状態が変化することで、リレー(開閉スイッチ12)の開閉状態が切り替わる。例えば、開閉スイッチ12が閉状態となることで、無停電電源装置9と制御装置10との間の電力供給路が導通し、電力供給が供給状態となる。開閉スイッチ12が開状態となることで、無停電電源装置9と制御装置10との間の電力供給路が遮断し、電力供給が停止状態となる。
入出力装置13は、制御装置16に対する入出力インターフェースの一部として機能する。つまり、入出力装置13は、制御装置16に対するデジタル信号の入出力機能、アナログ信号の入出力機能、およびシリアル通信機能等を備えている。入出力装置13は、第1通信ケーブル18を介して、制御装置16と通信可能に接続されている。入出力装置13は、制御装置16に対して距離を空けて設けられているので、リモートI/O(Input/Output)とも称される。
例えば、入出力装置13は、開閉指示信号に基づいて開閉スイッチ12を開閉させる。具体的には、入出力装置13は、制御装置16からの指示信号の一つである開閉指示信号に基づいて、開閉信号を開閉スイッチ12に出力する。開閉信号の出力に基づいて、開閉スイッチ12の開閉状態が切り替わる。入出力装置13は、例えば、開閉スイッチ12を閉状態に保つ通常時には、開閉信号を出力せず、開閉スイッチ12を開状態にする時には、開閉信号を出力する。
管理機器3は、監視装置15、制御装置16(第2制御装置)、および操作装置17を備えている。
監視装置15は、操作員に対して発電装置2の状態を提示する。監視装置15には、操作員からの指示が入力される。監視装置15は、例えばモニタ装置を備え、制御対象装置11に設けられたセンサからのセンサ値等をモニタ装置に表示する。監視装置15は、例えばキーボードを備え、操作員からの指示がキーボードに入力されることで、制御装置16に操作員からの指示が与えられる。なお、監視装置15は、SCADA(Supervisory Control And Data Acquisition)とも称される。
制御装置16は、発電装置2を制御するためのコントローラである。制御装置16は、CPU、RAM、ROM及び入出力インターフェース等から構成されている。制御装置16は、第1通信ケーブル18を介して入出力装置13と通信可能に接続されており、入出力装置13との間で信号の送受を行う。制御装置16は、発電装置2から受信した監視信号を監視装置15に送信する。制御装置16は、監視装置15から指示内容を受信し、指示信号を入出力装置13に送信する。操作員から入力される指示の一つに、制御装置10に対する供給電力遮断による再起動(ハードウェアリブート)の指示がある。ハードウェアリブートの指示を受けた制御装置16は、開閉スイッチ12を開閉させるための開閉指示信号を入出力装置13に送信する。
操作装置17は、制御装置10を遠隔操作する。操作装置17は、第2通信ケーブル19を介して制御装置10と通信可能に接続されている。操作装置17と制御装置10との間の通信には、例えばEthernet(登録商標)規格が用いられる。操作装置17により制御装置10を遠隔操作することで、例えば制御装置10において実行されているプログラムの動作状態の確認または制御装置10に書き込まれているプログラムの書き換えを行うことができる。操作員は、操作装置17から制御装置10に対して、制御装置10を再起動させる指示を与えることができる。制御装置10は、再起動の指示を受けると、起動中のプログラムを終了させCPUの処理を自身で停止させた後、CPUでの処理を再開する再起動(ソフトウェアリブート)を行う。なお、操作装置17は、エンジニアリングツールとも称される。
外部電源20は、例えば、操作室21内に設置された外部発電機である。管理機器3が収容されている操作室21内または操作室21近傍にて、操作員は、外部電源20から無停電電源装置9への電力供給を停止状態または供給状態に切り替えることができる。
次に、発電装置2の制御装置10が制御不能に陥った場合の復旧作業の一例を説明する。
制御装置10が、例えば処理負荷が過度となるまたは無限ループの計算をしてしまう等の原因により制御不能になることがある。制御装置10が制御不能となると、例えば、制御装置10は、センサからのセンサ値を適切に受信できず、制御対象装置11に制御信号を適切に送信できなくなるおそれがある。このような場合、操作員は、管理機器3から発電装置2を適切に管理できなくなる。
操作員は、例えば監視装置15の監視結果を確認することで、制御装置10が制御不能であるかどうかを判断する。具体的には、正常時とは異なる監視結果が監視装置15に表示されている場合、操作員は、制御装置10が制御不能であると判断する。または、操作員は、所望の指示を発電装置2の制御装置10に与え、所望の指示に対する応答が得られない場合、制御装置10が制御不能であると判断する。
操作員は、制御装置10が制御不能であると判断すると、制御装置10の復旧を試みる。最初に、操作員は、操作装置17により制御装置10のソフトウェアリブートを試みる。具体的には、操作員は、再起動指示を操作装置17に入力する。操作装置17は、第2通信ケーブル19を介して、再起動指示を与える信号を制御装置10に送信する。そして、操作員は、制御装置10が正常状態に復旧したか否か、を判断する。制御装置10が正常状態に復旧したと判断されると、復旧作業は終了する。しかしながら、制御装置10が再起動指示を与える信号を受信できない場合、および、制御装置10がソフトウェアリブートを行っても復旧しない場合がある。
このような場合、次に、操作員は制御装置10に対するハードウェアリブートを試みる。具体的には、操作員は、制御装置10のハードウェアリブートの指示を監視装置15に入力する。監視装置15にハードウェアリブートの指示が入力されることで、制御装置16はハードウェアリブートの指示を受ける。
制御装置16は、ハードウェアリブートの指示を受けると、開閉スイッチ12を開状態へ切り替える開閉指示信号を、入出力装置13に送信する。入出力装置13は、開状態へ切り替える開閉指示信号を受信すると、開閉信号を開閉スイッチ12に出力する。これにより、開閉スイッチ12が開状態に切り替わり、無停電電源装置9から制御装置10への電力供給が、供給状態から停止状態へと切り替わる。所定時間経過後、制御装置16は、開閉スイッチ12を閉状態に切り替える開閉指示信号を、入出力装置13に送信する。入出力装置13は、閉状態に切り替える開閉指示信号を受信すると、開閉信号の出力を停止する。開閉信号の出力が停止することで、開閉スイッチ12が閉状態に切り替わり、無停電電源装置9から制御装置10へ電力供給が停止状態から供給状態へ切り替わる。これらの一連の動作を経ることで、制御装置10のハードウェアリブートが行われ、復旧作業が終了する。
以上説明した水中機器管理システム1および発電装置2では、入出力装置13は、発電装置2の外部にある管理機器3の制御装置16から開閉指示信号を受信する。入出力装置13は、開閉指示信号に基づき、無停電電源装置9と制御装置10との間に設けられた開閉スイッチ12を開閉させる。開閉スイッチ12の開閉動作によって、無停電電源装置9から制御装置10への電力供給は、停止状態または供給状態に切り替えられる。そのため、制御装置10への電力供給を一旦停止状態にし、再度、供給状態に戻すハードウェアリブートを、発電装置2の外部からの信号に基づいて行うことができる。このとき、開閉スイッチ12によって無停電電源装置9から制御装置10への電力供給路が電気的に遮断されるので、無停電電源装置9に蓄えられた電力が減少するまで待つことなくハードウェアリブートを行うことができる。この結果、発電装置2の制御装置10の復旧に要する時間を短縮することができる。
無停電電源装置9は、外部電源20から電力供給を受けている。そのため、外部電源20から無停電電源装置9への電力供給を停止したとしても、無停電電源装置9に蓄えられた電力から制御装置10への電力供給が続く。しかしながら、無停電電源装置9に電力が残っていても、開閉スイッチ12による開閉動作により、無停電電源装置9から制御装置10への電力供給を強制的に遮断することができる。これにより、発電装置2の制御装置10の復旧に要する時間を短縮することができる。
無停電電源装置9に対して、発電装置2に設けられた発電機により生成された電力の一部が供給されている。制御装置10が制御不能に陥っても、発電機の発電機能は動作を継続し、発電機から無停電電源装置9への電力供給が続く可能性がある。そのため、無停電電源装置9に電力が残っている間に加え、発電機の発電機能の動作が継続している間、無停電電源装置9から制御装置10への電力供給が続く。しかしながら、無停電電源装置9に電力が残っており、さらに発電機から無停電電源装置9へ電力供給が続いても、開閉スイッチ12による開閉動作により、無停電電源装置9から制御装置10への電力供給を強制的に遮断することができる。そのため、発電装置2の制御装置10の復旧に要する時間を短縮することができる。
管理機器3は、操作装置17をさらに含んでいる。操作装置17によって制御装置10を遠隔操作できるので、操作員は、操作装置17を介して制御装置10のソフトウェアリブートを指示することができる。制御装置10がソフトウェアリブートを行うことで、制御装置10が復旧することがある。そのため、ハードウェアリブートを行う前に、制御装置10が復旧することがある。その結果、再起動に伴う制御装置10に掛かる負担を低減することができる。
無停電電源装置9に蓄えられた電力(電荷)の放電時間は、負荷または無停電電源装置9の容量により異なるが、例えば数分から数時間程度である。発電装置2は、海流の流速に応じて最適な出力電力が得られるように、例えばタービン6のトルクまたは回転速度を制御装置10により制御する。発電装置2が設置される海中では、一般的に水の流れに乱れがあり、例えば数秒から数分に及ぶ時間内で、水流の流速が変化する場合がある。発電装置2は、その水流の流速変化に応じて、最適な出力電力が得られるように、制御対象の一例であるタービン6のトルクまたは回転速度を制御することが望ましい。しかし、制御装置10が制御不能になると、その間、最適な出力電力が得られず、出力電力量が低下するおそれがある。しかしながら、水中機器管理システム1および発電装置2では、復旧作業の時間を短くすることで、出力電力量の低下を抑制することができる。
本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られない。
例えば、発電装置2は、水中浮遊型の発電装置でなくてもよい。発電装置2は、水中の一定位置に固定して設置され水の流れにより発電する発電装置でもよい。発電装置2に代えて、水中に常時設置され、水上または陸上において管理機器3により状態を監視または制御される水中機器が用いられてもよい。
発電装置2と管理機器3との間の通信は、第1通信ケーブル18および第2通信ケーブル19の代わりに、有線以外の音響または無線により行われてもよい。
発電装置2は、2つのポッド5を並列に設置し、2つのポッド5の間をビームで連結している構成でもよい。このような発電装置2において、2つのポッド5内に、それぞれ制御装置10が設けられていてもよい。それぞれの制御装置10のうち一方が主の制御装置であり、他方が従の制御装置である。主の制御装置は、第1通信ケーブル18を介して制御装置16と通信可能に接続されており、従の制御装置は、主の制御装置と通信線を介して通信可能に接続されていてもよい。従の制御装置を備えるポッド5内において、無停電電源装置9から従の制御装置への電力供給を遮断状態または供給状態に切り替えるために、管理機器3からの開閉指示信号が、主の制御装置を介して、従の制御装置を備えるポッド5内の入出力装置13に送信されてもよい。
外部電源20は、電力系統であってもよい。無停電電源装置9は、外部電源20だけから電力供給を受けていてもよい。無停電電源装置9は、発電装置2の発電機だけから電力供給を受けていてもよい。このような水中機器管理システム1および発電装置2でも、制御装置10が制御不能となると、操作員は、操作装置17によるソフトウェアリブートでの復旧を試みることができる。ソフトウェアリブートにより復旧できなかった場合、開閉スイッチ12を開閉させることによるハードウェアリブートでの復旧を試みることができる。
例えば、無停電電源装置9が発電機だけから電力供給を受けている発電装置2が、開閉スイッチ12による復旧手段を備えていないとすると、ソフトウェアリブートにより復旧できなかった後は、操作員は、水中にある発電装置2を水上または陸上まで引き上げて、制御装置10の復旧を行う必要がある。水上または陸上に引き上げるためには時間を要するので、発電装置2の稼働率が大きく低下する。水の流れを利用して発電する発電装置2は、再生可能なエネルギーを利用する発電装置であり、電力の安定供給または採算性の観点から稼働率を一定以上に保つことが望まれている。しかしながら、開閉スイッチ12による復旧手段を備える水中機器管理システム1および発電装置2では、ハードウェアリブートを行う復旧作業を水上または陸上からの指示により行うことできる。そのため、発電装置2を水中に設置したままの状態で制御装置10を復旧できる可能性が高まり、発電装置2を水上または陸上まで引き上げる割合が減少する。その結果、制御装置10が制御不能となることに起因する発電装置2の稼働率の低下を緩和することができる。
制御装置16は、発電装置2から送信されるウォッチドック信号等の検査信号を受信してもよい。制御装置16は、検査信号に基づき制御装置10が制御不能になっている可能性があることを示すアラームを監視装置15に出力してもよい。操作員は、このアラームを確認することで、制御装置10が制御不能となっていると判断してもよい。操作員は、操作装置17を介して制御装置10のプログラムの実行状況を確認することで、制御装置10が制御不能となっていると判断してもよい。操作員は、監視装置15および操作装置17双方の確認結果から、総合的に制御装置10が制御不能となっていると判断してもよい。
1 水中機器管理システム
2 発電装置
3 管理機器
9 無停電電源装置
10 制御装置
11 制御対象装置
12 開閉スイッチ
13 入出力装置
15 監視装置
16 制御装置
17 操作装置
20 外部電源

Claims (5)

  1. 無停電電源装置と、
    前記無停電電源装置から電力の供給を受け、制御対象を制御する制御装置と、
    前記無停電電源装置と前記制御装置との間に設けられ、開閉動作により前記制御装置への電力供給を停止状態または供給状態に切り替える開閉スイッチと、
    水上又は陸上に設けられた管理機器から開閉指示信号を受信し、前記開閉指示信号に基づいて前記開閉スイッチを開閉させる入出力装置と、
    を備え
    前記制御装置は、再起動指示を与える信号を前記管理機器から受信したことに応じてソフトウェアリブートし、
    前記入出力装置は、前記開閉スイッチを開状態へ切り替える前記開閉指示信号を前記管理機器から受信したことに応じて、前記開閉スイッチを開状態に切り替え、所定時間経過後に、前記開閉スイッチを閉状態に切り替える前記開閉指示信号を前記管理機器から受信したことに応じて、前記開閉スイッチを閉状態に切り替えることによって、前記制御装置をハードウェアリブートする水中機器。
  2. 前記無停電電源装置には、外部から電力が供給される、
    請求項1に記載の水中機器。
  3. 水の流れにより発電する発電機をさらに備え、
    前記無停電電源装置には、前記発電機から電力が供給される、
    請求項1または請求項2に記載の水中機器。
  4. 水中機器と、前記水中機器を管理する水上又は陸上に設けられた管理機器と、を備える水中機器管理システムであって、
    前記水中機器は、
    無停電電源装置と、
    前記無停電電源装置から電力の供給を受け、制御対象を制御する第1制御装置と、
    前記無停電電源装置と前記第1制御装置との間に設けられ、開閉動作により前記第1制御装置への電力供給を停止状態または供給状態に切り替える開閉スイッチと、
    前記管理機器から開閉指示信号を受信し、前記開閉指示信号に基づいて前記開閉スイッチを開閉させる入出力装置と、を含み、
    前記管理機器は、
    前記入出力装置に前記開閉指示信号を送信する第2制御装置を含み、
    前記第1制御装置は、再起動指示を与える信号を前記管理機器から受信したことに応じてソフトウェアリブートし、
    前記第2制御装置は、ハードウェアリブートの指示に応じて、前記開閉スイッチを開状態へ切り替える前記開閉指示信号を前記入出力装置に送信し、所定時間経過後に、前記開閉スイッチを閉状態に切り替える前記開閉指示信号を前記入出力装置に送信する、水中機器管理システム。
  5. 前記管理機器は、
    前記再起動指示を与える信号を前記第1制御装置に送信する操作装置をさらに含む、
    請求項4に記載の水中機器管理システム。
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