JP6975521B2 - 乾燥装置 - Google Patents

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本発明は、プラスチック射出成形の樹脂材料(ペレットなど)の乾燥装置に関するものであり、更に具体的には、乾燥ドラムの清掃の容易化と、乾燥処理の作業効率改善に関するものである。
プラスチックの射出成形の材料としては、例えば、ペレット状のプラスチック材料(ないし樹脂材料)が用いられている。このような原料は、成形品の品質を保つため、成形機に送る前に乾燥処理が行われる。ペレットの乾燥処理に関する技術としては、例えば、下記特許文献1に記載の樹脂ペレットの熱風乾燥装置がある。当該特許文献1によれば、下端から一定範囲が下方に向けて直径収縮する円錐状に形成された筒状のホッパと、前記ホッパ内にこれと同軸状に収容された片持ち状態の回転軸と該回転軸に取付けられ且つ前記円錐状の部分に位置する攪拌羽根を具備する攪拌用回転体と、前記攪拌用回転体を駆動するモータと、前記ホッパ内に熱風を供給する熱風供給装置と、を具備し、前記ホッパの上部に形成された投入口から供給した樹脂ペレットを前記円錐状の部分に形成された吐出口から取り出す樹脂ペレットの熱風乾燥装置において、前記回転軸を前記ホッパから下方に突出させてこの突出部を軸受部で回転自在に支持し、前記モータの出力軸と前記突出部を動力伝達状態に連結したことが開示されている。
また、下記特許文献2には、上部に粒状プラスチック材料の流入口を設け内部空間に粒状プラスチック材料を滞留させ下部に粒状プラスチック材料の排出口を設けたホッパドライヤと、送気側と前記ホッパドライヤとの間に送気を加熱するヒータを介在させ熱風を前記ホッパドライヤへ送風すると共に前記ホッパドライヤからの循環ガスを吸気する送風機と、圧縮空気を取入れ該空気中の酸素等を分離し窒素を生成し該窒素を前記送風機の送気側に注入する窒素発生器と、前記ホッパドライヤからの循環ガスを前記送風機の吸気側に循環する熱風循環回路と、前記ホッパドライヤまたは前記熱風循環回路に取付けられ前記窒素発生器からの窒素の混入により前記循環ガス中の余剰となった循環ガスを排気する循環ガス排気口とからなる粒状プラスチック材料の乾燥装置が開示されている。
特開2000−301535号公報 特開2000−263549号公報
しかしながら、上述した特許文献1及び特許文献2のいずれの技術においても、プラスチック材料(樹脂ペレット)を乾燥させるホッパが固定式である。樹脂材料の色や種類を変えるときには、ホッパを清掃してから異なる材料を投入する必要があるが、上述した技術のように、ホッパが固定式であると、その場所で清掃しなければならないため、作業がしにくい。また、清掃中は乾燥処理を行うことができず、乾燥処理効率が上がらない。
本発明は、以上のような点に着目したもので、プラスチック成形材料の乾燥ドラムの清掃を容易にし、かつ、乾燥処理の作業効率が高い乾燥装置を提供することを、その目的とする。
本発明は、プラスチックの射出成形用の樹脂材料の投入口を上部に有し、前記樹脂材料の排出口を下部に有する円筒状の乾燥ドラムと、該乾燥ドラム内に設けられており、前記乾燥ドラム内に熱風を供給する熱風供給管と、前記乾燥ドラム外に設けられており、前記熱風供給管へ送る空気を吸入する吸気手段と、前記乾燥ドラム外に設けられており、前記吸気手段で吸入された空気を加熱する加熱手段と、前記乾燥ドラムの上部に設けられた熱風排出口と、前記加熱手段と前記熱風供給管とを接続する接続管とを備えるとともに、前記接続管が、前記熱風供給管から着脱可能であり、
前記乾燥ドラム外に設けられており、前記吸気手段及び前記加熱手段の駆動を制御する制御手段と、前記乾燥ドラムの排出口を受けるとともに、前記制御手段を支持する第1の支持手段と、該第1の支持手段に対して回転可能であって、前記吸気手段及び加熱手段を支持する第2の支持手段と、前記第1の支持手段及び第2の支持手段を相互に回転可能に連結する回転連結手段とを備えたことを特徴とする。
他の発明は、前記乾燥ドラムと、前記熱風供給管と、前記乾燥ドラム外に設けられており、前記熱風供給管へ送る空気を吸入する第1の吸気手段と、前記加熱手段と、前記熱風排出口と、前記接続管とを備えるとともに、前記接続管が、前記熱風供給管から着脱可能であり、
前記乾燥ドラム外に設けられており、前記第1の吸気手段及び前記加熱手段の駆動を制御する制御手段と、前記乾燥ドラムの上部に設けられており、前記樹脂材料を乾燥ドラムに供給する樹脂材料供給手段と、前記樹脂材料供給手段への樹脂材料の輸送を行う第1の輸送路と、前記乾燥ドラムの排出口から成形機ホッパへの樹脂材料の輸送を行う第2の輸送路と、前記制御手段に設けられており、前記樹脂材料を輸送するための空気を吸入する第2の吸気手段と、前記制御手段に設けられており、前記第2の吸気手段にフィルタを介して接続され、前記樹脂材料供給手段と前記成形機ホッパからの空気の吸引経路を切り換える第1の切り換え手段とを備えるとともに、前記第1の切り換え手段と前記樹脂材料供給手段との接続と、前記第1の輸送路と前記樹脂材料供給手段との接続と、前記乾燥ドラムと前記第2の輸送路との接続が、それぞれ着脱可能であることを特徴とする。
主要な形態の一つは、前記第2の吸気手段の排気側に接続されており、前記乾燥ドラムの排出口と該乾燥ドラムの外部とで空気の排出経路を切り換える第2の切り換え手段を前記制御手段に設けるとともに、前記第2の切り換え手段と前記乾燥ドラムの排出口との接続が、着脱可能であることを特徴とする。
他の形態の一つは、キャスタを有しており、前記乾燥ドラムの下部を受ける設置台を設けたことを特徴とする。
更に他の形態の一つは、除湿した空気を発生させるとともに、前記加熱手段に接続され、該加熱手段に除湿空気を供給する除湿空気発生手段、を備えたことを特徴とする。本発明の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
本発明によれば、プラスチックの射出成形用の樹脂材料の投入口を上部に有し、前記樹脂材料の排出口を下部に有する略円筒状の乾燥ドラムと、該乾燥ドラム内に設けられており、前記乾燥ドラム内に熱風を供給する熱風供給管と、前記乾燥ドラム外に設けられており、前記熱風供給管へ送る空気を吸入する吸気手段と、前記乾燥ドラム外に設けられており、前記吸気手段で吸入された空気を加熱する加熱手段と、前記乾燥ドラムの上部に設けられた熱風排出口と、前記加熱手段と前記熱風供給管とを接続する接続管と、を備えるとともに、前記接続管が、前記熱風供給管から着脱可能であることとした。このように乾燥ドラムを着脱可能とすることで、使用後の乾燥ドラムの清掃中に、他の乾燥ドラムを利用して乾燥処理を行うことができるため、乾燥ドラムの清掃を容易にし、かつ、乾燥処理の作業効率の向上が可能となる。
本発明の実施例1の乾燥装置を示す図であり、(A)は正面図,(B)は背面図である。 前記実施例1の回転支持機構を示す図である。 前記実施例1による乾燥処理及び乾燥ドラム交換の手順の一例を示す図である。 前記実施例1による乾燥処理及び乾燥ドラム交換の手順の一例を示す図である。 前記実施例1の応用例を示す図である。 本発明の実施例2の乾燥装置の全体構成を示す模式図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて詳細に説明する。
最初に、図1〜図5を参照しながら本発明の実施例1を説明する。本実施例は、プラスチックの射出成形の樹脂材料であるペレットを乾燥する乾燥装置である。図1は、本実施例の乾燥装置を示す図であり、(A)は正面図,(B)は背面図である。図2は、本実施例の回転支持機構を示す図であり、図1(A)を矢印FA方向から見た図に相当する。図3及び図4は、本実施例の乾燥装置による乾燥処理及び乾燥ドラム交換の手順の一例を示す図である。図5は、本実施例の応用例を示す図である。
図1(A)に示すように、本実施例の乾燥装置10は、略円筒状であって、ペレット98Aを熱風により乾燥させる乾燥ドラム12と、制御ボックス100を中心に構成されている。前記乾燥ドラム12の背面側には、図1(B)に示すように、ヒータを内部に備えた加熱部60と、吸気ブロワ68が配置されている。また、乾燥ドラム12の下部には、輸送装置90が配置され、射出成形機(成形機)92に、乾燥処理済みのペレット98Aが輸送される。なお、輸送装置90を省略し、直接射出成型機92に乾燥処理済みのペレット98Aを供給するようにしてもよい。
前記乾燥ドラム12は、上部14の上端と下端に2つのフランジ部14A,14Bを備えている。前記上部14は、本実施例では、例えば、ステンレス等により形成されており、熱風供給管18の熱風入口20が接続されている。また、乾燥ドラム12の本体16は、本実施例では、内部の様子を確認できるように、透明な耐熱性のガラス等により形成される。前記熱風供給管18は、例えば、ステンレス管により形成され、熱風入口20側が屈曲した略L字状となっている(図6参照)。また、熱風供給管18の下端側は、前記乾燥ドラム12内に投入されたペレット98Aに吹き付ける熱風を供給する熱風出口22となっており、先端に向けて径が拡大している。
前記乾燥ドラム12の下部は、下方に向けて径が縮小した円錐部24となっており、その先端には、フランジ部26とペレット98Aの排出口28が設けられている。前記排出口28には、緊急用レバー30が設けられている。該緊急用レバー30は、ペレット98Aの排出を一時的に停止するとき等に用いられる。
更に、前記乾燥ドラム12の上部には、略円筒状の熱風排出部80が設けられている。図示の例では、前記熱風排出部80は、多数のひだを有する紙製のフィルタであって、熱風供給管18から乾燥ドラム内12内に吹き出された熱風が、ペレット98Aに当たったあとに外部に排出される前に、カスなどを除去する。また、前記熱風排出部80の上部には、着脱可能な蓋82が設けられており、該蓋82を外すことでペレット98Aの投入口94が形成される。
以上のような構成の乾燥ドラム12は、前記排出口28を、支持体44の受部45に乗せることで、前記制御ボックス100に並んで設置される。前記支持体44は、図示の例では、水平部44Aと、該水平部44Aに連続する傾斜部44Bと、該傾斜部44Bに連続する垂直部44Cにより構成されている。前記水平部44Aの上面には、前記排出口28を受ける受部45が形成されており、前記水平部44Aの下面には、円錐部40が設けられている。該円錐部40を介して、前記排出口28から排出された乾燥処理済みのペレット98Aが、輸送装置90に送られ、該輸送装置90によって、ペレット98Aが成形機92に輸送される。
前記支持体44の傾斜部44Bは、前記垂直部44Cが、前記乾燥ドラム12から所定の間隔をおくために設けられている。前記垂直部44Cには、前記制御ボックス100が固定されている。制御ボックス100には、複数のボタンや表示パネルからなる制御パネル102が設けられている。
また、前記支持体44の垂直部44Cには、高さ方向の中間より下側に、該垂直部44Cと直交する方向(図1の紙面の表裏方向)に延設した延設部44Dが設けられている。該延設部44Dには、軸46が溶接等により固定されている。該軸46の上方には、スプリング48を介して、略円筒状の筒部50が嵌められており、該筒部50は、前記軸46に対して回転可能となっている。このため、図2(A)に示すように、加熱部60と吸気ブロワ68を乾燥ドラム12の背面側に配置した状態から、図2(B)に示すように、制御ボックス100と並ぶように位置を変えることができ、後述する乾燥ドラム12の交換作業がしやすく、乾燥装置10の設置場所に応じて、加熱部60やブロワ68の位置を調節することが可能となる。
前記筒部50には、図1(B)に示すように、ベースプレート52が、例えば溶接用により固定されている。前記ベースプレート52には、前記加熱部60が支持されている。前記加熱部60には、接続管66を介してブロワ68が接続されている。これにより、前記ベースプレート52に、加熱部60とブロワ68が支持される。前記加熱部60は、配線62により前記制御部100に接続され、ヒータの駆動が制御される。また、前記ブロワ68は、配線67により制御部100に接続され、吸気のON/OFFが制御される。
前記加熱部60の上部には、円錐状の熱風供給口64が設けられており、該熱風供給口64には、略L字状の接続管(R管)66が接続されている。該接続管66と前記熱風供給口64は、連結具72により着脱可能となっている。また、前記接続管66と、前記熱風供給管18の熱風入口20も、連結具70により着脱可能に連結されている。なお、前記接続管66には、図示しない温度センサ等が設けられており、該温度センサと前記制御ボックス100を配線69により接続することで、熱風供給管18に供給する熱風の温度調節等を行うことが可能となっている。
次に、図3及び図4を参照して、本実施例の乾燥装置10の乾燥ドラム12の交換手順の一例を説明する。図3(A)は、ペレット98Aの乾燥処理を行った後の状態を示す図であり、ドラム本体16の内側には、汚れ96が付着している。図3(B)は、ペレット98Aの乾燥処理を行っている間に用意する別の乾燥ドラム12Aである。乾燥ドラム12Aには、色や材質が異なるペレット98Bをあらかじめ投入口94から投入しておく。
次に、図4(A)に示すように、乾燥ドラム12によるペレット98Aの乾燥処理が終了したら、前記接続管66を熱風入口20から取り外し、排出口28を支持体44の受部45から持ち上げて外し、乾燥ドラム12自体を支持体44から取り外す。そして、図3(B)に示すようにペレット98Bを入れて準備していた別の乾燥ドラム12Aを、図4(B)に示すように、排出口28を支持体44の受部45に置き、熱風入口20を接続管66に接続する。このような乾燥ドラム12,12Aの交換の際、前記図2に示すように、必要に応じてベースプレート52を回転させて場所を広げ、交換作業をしやすくしてもよい。そして、熱風供給管18から熱風をドラム本体16内に吹き出し、ペレット98Bの乾燥処理を行う。乾燥ドラム12Aによる乾燥処理の間に、先の手順で取り外した前記乾燥ドラム12の内部の汚れ96を清掃する。
このように、実施例1によれば、次のような効果がある。
(1)ペレット98A,98Bの投入口94を上部に有し、前記ペレット98A,98Bの排出口28を下部に有する略円筒状の乾燥ドラム12と、該乾燥ドラム12内に設けられた熱風供給管18と、前記乾燥ドラム12外に設けられた加熱部60及びブロワ68と、乾燥ドラム12の上部に設けられた熱風排出部80と、前記加熱部60と熱風供給管18の熱風入口20とを接続する接続管66を設ける。そして、前記接続管66と、前記乾燥ドラム12の熱風入口20とを、連結具70により着脱可能に連結することとした。このため、接続管66と熱風入口20の接続を解除することで、乾燥ドラム12だけを取り外して他の乾燥ドラム12Aと交換することができる。このため、使用後の乾燥ドラム12の清掃中に、他の乾燥ドラム12Aを利用して、色や材質が異なるペレットの乾燥処理を行うことができるため、清掃中でも乾燥処理を中断する必要がなく、作業効率が高い。また、乾燥ドラム12,12Aの清掃自体も容易である。
(2)支持体40の延設部44Dに固定した軸46に、回転可能な筒部50を設け、筒部50にベースプレート52を固定して、該ベースプレート52に加熱部60及びブロワ68を支持することとした。このため、加熱部60及びブロワ68の位置が変えられるため、乾燥ドラム12の交換のときも場所を広げることで交換がしやすい。また、乾燥装置10の設置場所に応じて、加熱部60やブロワ68の位置が変えられるため、設置場所の自由度が上がる。
<応用例>・・・次に、図5を参照して、本実施例の応用例を示す。上述した図1〜図4に示す例では、加熱部60により加熱した熱風をそのまま接続管66を介して熱風供給管18へ送ることとしたが、図5に示すように、加熱部60に、除湿空気を供給するようにしてもよい。図示の例では、除湿した空気を発生させる除湿エア発生装置114が設けられており、該除湿エア発生装置114と、加熱部60に設けられた接続部110が、ホース112により接続されている。このように、加熱部60に除湿空気を送ることで、よりペレット98A,98Bの乾燥効果が高くなる。
次に、図6を参照しながら、本発明の実施例2を説明する。上述した実施例1は、乾燥ドラム12,12Aが比較的小型で、作業者がもって運んで交換できるものであったが、本実施例は、乾燥ドラムが大型な場合に適した例である。また、本実施例は、ペレットを空気輸送するものである。なお、上述した実施例1と同一ないし対応する構成要素には同一の符号を用いることとする。
本実施例の乾燥装置200は、図6に示すように、乾燥機ホッパ210と、乾燥ドラム220と、設置台234と、制御ボックス260を中心に構成されている。前記乾燥機ホッパ210は、略円筒状であて、情報には、輸送用エアの排気口212が設けられ、該排気口212よりも下方に、樹脂材料の供給口214が設けられている。前記排気口212は、後述する2連エア切換弁262にエア通路L3によって接続されている。また、前記供給口214は、図示しない樹脂材料の供給源と、輸送路L1によって接続されている。
次に、前記乾燥ドラム220は、略円筒状であって、前記乾燥機ホッパ210の下方に設けられている。該乾燥機ホッパ210の内部には、略L字状の熱風供給管222が設けられている。該熱風供給管222の構造は、上述した実施例1の熱風供給管18と基本的に同様であって、熱風入口224と、制御ボックス100側に設けられた加熱部264が接続管66により着脱可能に接続されている。前記加熱部264には、吸気ブロワ266から吸入された外気が送られる。
前記乾燥ドラム220の下方には、乾燥処理済みのペレットを成形機ホッパ240へ送るための排出口228が設けられている。成形機ホッパ240は、上方に材料入口242を備えており、該材料入口242と前記排出口228が、輸送路L2により接続されている。また、前記成形機ホッパ240には、前記材料入口242よりも下方に、輸送用エアを排気するための排気口244が設けられている。該排気口244は、エア通路L7によって、前記2連エア切換弁262に接続されている。前記2連エア切換弁262は、エア通路L3とエア通路L7を切り換えることで、乾燥機ホッパ210へのペレットの供給と、成形機ホッパ240へのペレットの供給を切り換えることができる。前記成形機ホッパ240へ供給されたペレットは、射出成形機250へ送られる。
以上のような乾燥機ホッパ210を備えた乾燥ドラム220は大型のため、清掃のために取り外して交換するときに作業者が持ち上げることは難しい。そのため、本実施例では、前記乾燥ドラム220の下方に、前記排出口230を受ける設置台234を設けている。該設置台234の底面には複数のキャスタ236が設けられているため、設置台234を押せば、乾燥ドラム220を容易に移動させることができる。
次に、前記制御ボックス260側には、前記2連エア切換弁262と、加熱部264とブロワ266を備えている。前記2連エア切換弁262は、フィルタ268を介して他のブロワ270に接続されている。ブロワ270には、エア通路L6が接続されている。該エア通路L6は、外部に排気する排気路である。他の2連エア切換弁280については後述する。
本実施例では、ブロワ270で吸気し、2連エア切換弁262を、エア通路L3とエア通路L7のどちらかに切り替えるかで、ペレットの輸送経路が切り替わる。具体的には、エア通路L3を開いているときには、輸送路L1からペレットが乾燥機ホッパ210に輸送され、エア通路L7を開いているときには、輸送路L2によって、乾燥処理済みのペレットが成形機ホッパ240へ輸送される。前記2連エア切換弁262のみを用いるエア輸送は、いわゆる、オープン輸送といわれるものである。
本実施例では、前記熱風供給管222の熱風入口224と加熱部264を接続する接続管66が着脱可能であるのみならず、エア通路L3及び輸送路L1が乾燥機ホッパ212から着脱可能となっており、乾燥ドラム220の排出口228と輸送路L2の接続も着脱可能となっている。このため、乾燥ドラム220での乾燥処理が終わったら、これらの接続を解除して、他の乾燥ドラム220Aに交換してから接続し直すことができる。
このように、本実施例によれば、乾燥ドラム220,220Aが交換可能なため、上述した実施例1と同様に、乾燥ドラム220,220Aの清掃を容易に行うことができる。また、一方の乾燥ドラムを清掃中も他の乾燥ドラムを用いて乾燥処理を引き続き行うことができるため、作業効率がおちることがない。また、乾燥ドラム220をキャスタ236付きの設置台234に設置しているため、大型であっても移動が簡単にできる。
<応用例>・・・上述した実施例2では、空気を利用したオープン輸送の例であるが、クローズ輸送としてもよい。例えば、図6に示すように、制御ボックス260側に、他の2連エア切換弁280を設ける。該2連エア切換弁280を前記ブロワ270に接続することで、前記エア通路L6から外部への排気をせず、フィルタ268を通過した空気が2連エア切換弁280に送られる。更に、前記2連エア切換弁280は、エア通路L9によって、前記乾燥ドラム220の吸気口226に接続され、エア通路L10により外部に通じる。
このように、前記2連エア切換弁280を設け、乾燥ドラム220の吸気口226とエア通路L9で接続した状態では、輸送用の空気が循環され、再利用される。この場合、上述した箇所に加え、前記吸気口226とエア通路L9の接続を解除可能とすることで、オープン輸送の場合と同様に、乾燥ドラム220を制御ボックス260側から切り離して交換することができる。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることができる。例えば、以下のものも含まれる。
(1)前記実施例で示した形状,寸法は一例であり、必要に応じて適宜変更可能である。
(2)前記実施例で示した材質も一例であり、同様の効果を奏する範囲内で適宜変更してよい。
(3)前記実施例1では、乾燥ドラム12,12Aを交換することとしたが、更に他の乾燥ドラムを用意し、3つ以上の乾燥ドラムを順番に使うようにしてもよい。実施例2についても同様である。
(4)前記実施例1で示した熱風排出部80も一例であり、同様の効果を奏する範囲内で適宜設計変更可能である。
(5)前記実施例1で示した支持体40やベースプレート52も一例であり、同様に効果を奏する範囲内で適宜設計変更可能である。
(6)前記実施例2で示したエア輸送も一例であり、他の材料輸送機構を用いることを妨げるものではない。
本発明によれば、プラスチックの射出成形用の樹脂材料の投入口を上部に有し、前記樹脂材料の排出口を下部に有する略円筒状の乾燥ドラムと、該乾燥ドラム内に設けられており、前記乾燥ドラム内に熱風を供給する熱風供給管と、前記乾燥ドラム外に設けられており、前記熱風供給管へ送る空気を吸入する吸気手段と、前記乾燥ドラム外に設けられており、前記吸気手段で吸入された空気を加熱する加熱手段と、前記乾燥ドラムの上部に設けられた熱風排出口と、前記加熱手段と前記熱風供給管とを接続する接続管と、を備えるとともに、前記接続管が、前記熱風供給管から着脱可能であることとした。このように乾燥ドラムを着脱可能とすることで、使用後の乾燥ドラムの清掃中に、他の乾燥ドラムを利用して乾燥処理を行うことができ、乾燥ドラムの清掃を容易にし、かつ、乾燥処理の作業効率の向上が可能となるため、プラスチック成形材料の乾燥装置の用途に適用できる。特に、材料の色や材質を変えて使用する場合に好適である。
10:乾燥装置
12,12A:乾燥ドラム
14:上部
14A,14B:フランジ部
16:ドラム本体
18:熱風供給管
20:熱風入口
22:熱風出口
24:円錐部
26:フランジ部
28:排出口
30:緊急用レバー
40:円錐部
44:支持体
44A:水平部
44B:傾斜部
44C:垂直部
44D:延設部
45:受部
46:軸
48:スプリング
50:筒部
52:ベースプレート
60:加熱部
62,67:配線
64:熱風供給口
66:接続管
68:ブロワ
70,72:連結具
80:熱風排出部
82:蓋
90:輸送装置
92:成形機(射出成形機)
94:投入口
96:汚れ
98A,98B:ペレット
100:制御ボックス
102:制御パネル
110:接続口
112:ホース
114:除湿エア発生装置
200:乾燥装置
210,210A:乾燥機ホッパ
212:排気口
214:吸気口
220:乾燥ドラム
222:熱風供給管
224:熱風入口
226:吸気口
228:排出口
230:接続部
234,234A:設置台
236:キャスタ
240:成形機ホッパ
242:材料入口
244:排気口
250:成形機
260:制御ボックス
262:2連エア切換弁
264:加熱部
266:ブロワ
268:フィルタ
270:ブロワ
280:2連エア切換弁
L1,L2:材料輸送路
L3〜L10:エア通路

Claims (5)

  1. プラスチックの射出成形用の樹脂材料の投入口を上部に有し、前記樹脂材料の排出口を下部に有する円筒状の乾燥ドラムと、
    該乾燥ドラム内に設けられており、前記乾燥ドラム内に熱風を供給する熱風供給管と、
    前記乾燥ドラム外に設けられており、前記熱風供給管へ送る空気を吸入する吸気手段と、
    前記乾燥ドラム外に設けられており、前記吸気手段で吸入された空気を加熱する加熱手段と、
    前記乾燥ドラムの上部に設けられた熱風排出口と、
    前記加熱手段と前記熱風供給管とを接続する接続管と、
    を備えるとともに、
    前記接続管が、前記熱風供給管から着脱可能であり、
    前記乾燥ドラム外に設けられており、前記吸気手段及び前記加熱手段の駆動を制御する制御手段と、
    前記乾燥ドラムの排出口を受けるとともに、前記制御手段を支持する第1の支持手段と、
    該第1の支持手段に対して回転可能であって、前記吸気手段及び加熱手段を支持する第2の支持手段と、
    前記第1の支持手段及び第2の支持手段を相互に回転可能に連結する回転連結手段と、
    を備えたことを特徴とする樹脂材料の乾燥装置。
  2. プラスチックの射出成形用の樹脂材料の投入口を上部に有し、前記樹脂材料の排出口を下部に有する円筒状の乾燥ドラムと、
    該乾燥ドラム内に設けられており、前記乾燥ドラム内に熱風を供給する熱風供給管と、
    前記乾燥ドラム外に設けられており、前記熱風供給管へ送る空気を吸入する第1の吸気手段と、
    前記乾燥ドラム外に設けられており、前記第1の吸気手段で吸入された空気を加熱する加熱手段と、
    前記乾燥ドラムの上部に設けられた熱風排出口と、
    前記加熱手段と前記熱風供給管とを接続する接続管と、
    を備えるとともに、
    前記接続管が、前記熱風供給管から着脱可能であり、
    前記乾燥ドラム外に設けられており、前記第1の吸気手段及び前記加熱手段の駆動を制御する制御手段と、
    前記乾燥ドラムの上部に設けられており、前記樹脂材料を乾燥ドラムに供給する樹脂材料供給手段と、
    前記樹脂材料供給手段への樹脂材料の輸送を行う第1の輸送路と、
    前記乾燥ドラムの排出口から成形機ホッパへの樹脂材料の輸送を行う第2の輸送路と、
    前記制御手段に設けられており、前記樹脂材料を輸送するための空気を吸入する第2の吸気手段と、
    前記制御手段に設けられており、前記第2の吸気手段にフィルタを介して接続され、前記樹脂材料供給手段と前記成形機ホッパからの空気の吸引経路を切り換える第1の切り換え手段と、
    を備えるとともに、
    前記第1の切り換え手段と前記樹脂材料供給手段との接続と、前記第1の輸送路と前記樹脂材料供給手段との接続と、前記乾燥ドラムと前記第2の輸送路との接続が、それぞれ着脱可能であることを特徴とする樹脂材料の乾燥装置。
  3. 前記第2の吸気手段の排気側に接続されており、前記乾燥ドラムの排出口と該乾燥ドラムの外部とで空気の排出経路を切り換える第2の切り換え手段を前記制御手段に設けるとともに、
    前記第2の切り換え手段と前記乾燥ドラムの排出口との接続が、着脱可能であることを特徴とする請求項記載の樹脂材料の乾燥装置。
  4. キャスタを有しており、前記乾燥ドラムの下部を受ける設置台を設けたことを特徴とする請求項又は記載の樹脂材料の乾燥装置。
  5. 除湿した空気を発生させるとともに、前記加熱手段に接続され、該加熱手段に除湿空気を供給する除湿空気発生手段、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の樹脂材料の乾燥装置。
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