JP6975249B2 - 効率的なマルチユーザアドレス指定 - Google Patents

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Description

実施形態は、複数の受信機と通信するための送信機に関し、具体的には、複数の受信機のうちの1つの受信機又は受信機のグループを効率的にアドレス指定する送信機に関する。更なる実施形態は、受信機に関し、具体的には、効率的にアドレス指定可能な受信機に関する。幾つかの実施形態は、効率的なマルチユーザアドレス指定のための装置及び方法に関する。
低電力のワイドエリアネットワーク(LPWAN)では、1つの基地局(BS)が一般に複数の潜在的に数百万のセンサノード(SN)と通信する。SNは、多くの場合、バッテリ駆動であり、或いは、エネルギーハーベスティング技術を使用して電力網から独立している。
図1は、1つの基地局10と複数のセンサノード11とを伴う典型的なLPWANセットアップの概略図を示す。センサノード11から基地局10への送信はアップリンクと見なされ、基地局10からセンサノード11への送信はダウンリンクと見なされる。
ダウンリンク通信を実現するには、センサノード11が着信送信をリッスンする必要がある。電力消費の制約に起因して、センサノード11は、通常、連続的にデータを受信できないが、所定のダウンリンク送信タイムスロット中に短時間だけウェイクアップさせることができる。
したがって、同期LPWANセットアップにおいて、基地局10は、指定された間隔でブロードキャストテレグラム又はビーコンを送信し、ネットワーク全体にわたって送信スロット配列を確立して調整する。センサノード11は、受信されたビーコンデータから連続したビーコンの位置を抽出でき、最初のビーコン位置は、検索によって又は非同期接続手順を介して取得される必要がある。
同期後、次のビーコンが予定される直前にセンサノード11がウェイクアップする。センサノード11は、増大した最大遅延を低電力消費量と交換するために、ビーコンをスキップして1つおき、2つおき等のビーコンしか受信できない。基地局10は、センサノードのビーコン受信スケジュールを認識していなければならない。一定の間隔毎のビーコン受信のためのセンサノードにおける電力消費を最小限に抑えて基地局のデューティサイクルを減少させるために、ビーコンは、ビーコン間を数秒或いは更には数分の間隔に可能な限り短く保たれなければならない。
したがって、ビーコン自体を使用して、特定のセンサノードのために一定の間隔毎のダウンリンクペイロードデータを送信することはできない。代わりに、ペイロードデータ送信は、ビーコン間のタイムスロットで行われる。一部の非常に重要なダウンリンクペイロードデータもビーコン自体に含まれる場合がある。
送信開始及びスケジューリングのために2つの既知のオプションを利用できる。
<固定リスニング及び完全アドレス指定>
固定リスニングモードにおいて、ビーコンは、送信スロットスケジュールを調整するための位置決めマーカーとしてのみ使用される。ビーコンにはアドレス指定情報が含まれない。全てのセンサノード11は、固定送信スロットで又は所定の送信スロット順列でリッスンしている。
例えば、1つのセンサノード11は、2番目のビーコンごとに最初のスロットでリッスンするか、連続したビーコンが使用された後の送信スロットのセット間の交代を待つ。
また、異なるセンサノード11は、異なる周波数又はホッピングパターンもリッスンする場合もある。
このモードは、より高い遅延を許容できるシナリオ、又は電力バジェットによって更に頻繁なリスニングがより短い遅延を達成できるシナリオのための簡単なオプションを提供する。
リスニングタイムスロットは、基地局10によって割り当てられるか、又はセンサノード11によって選択されるが、いずれにしても基地局10で知られている必要がある。
これにより、センサノード11のリスニング時間は特定のタイムスロットに短縮される。基地局10は、全てのセンサノード11のリスニングタイムスロットを認識しており、したがって、それに応じてダウンリンク送信を開始することができる。タイムスロットパターンは、反復ビーコン送信によって調整される。
完全アドレス指定モードは、ビーコンに保留中のダウンリンク送信を伴う1つ以上のセンサノード11のアドレスを含む。タイムスロットの割り当ては、明示的に行うこともでき、或いは、他のビーコンデータから導出することもでき、或いは、アドレス指定されたセンサノードに関して固定することもできる。
このモードは、ダウンリンク送信のためにウェイクアップするために特にアドレス指定されるセンサノード11のみを必要とするため、これにより、遅延と電力消費との間のトレードオフが緩和される。しかしながら、大規模なネットワークでは、短いビーコン送信が幾つかのノードのための完全アドレス指定情報を含めることができない。
したがって、完全アドレス指定モードは、送信が少ないシナリオ又はセンサノードの数が少ないシナリオにより適している。
それにより、基地局10は、ビーコンを使用して、1つ以上のセンサノード11を完全にアドレス指定する。アドレス指定されたセンサノード11のみが、明示的又は黙示的に割り当てられた送信スロットでダウンリンク送信をリッスンする。アドレス指定とデータ送信とが時間領域で分離される。
本発明の目的は、少なくとも1つの送信機及び複数の受信機を備えた通信システムにおけるアドレス指定オーバーヘッドを低減することにある。
この目的は独立請求項によって解決される。
有利な実施が従属請求項に記載される。
実施形態は、複数の受信機と通信するように構成される送信機を提供し、送信機は第1のデータを送信するように構成され、第1のデータは、複数の受信機の1つのサブセットをアドレス指定する非一意的なアドレス指定情報を含み、サブセットが少なくとも2つの受信機を備え、送信機は第2のデータを送信するように構成され、第2のデータは、更なるアドレス指定情報を含み、又は、更なるアドレス指定情報にしたがって送信され、アドレス指定情報は、複数の受信機のサブセットの1つの受信機(又は受信機の1つのグループ)をアドレス指定する。
実施形態は、送信機と通信するための非一意的なアドレスを有する受信機を提供し、受信機は、非一意的なアドレス指定情報を含む第1のデータを受信するとともにこの受信機が非一意的なアドレス指定情報によってアドレス指定されるかどうかを決定するように構成され、受信機は、第2のデータが予定される更なるアドレス指定情報を含む又はこの受信機が非一意的なアドレス指定情報によってアドレス指定される場合に更なるアドレス指定情報にしたがって送信されるかどうかを決定するとともに、第2のデータが予定される更なるアドレス指定情報を含む又は予定される更なるアドレス指定情報にしたがって送信される場合に第2のデータを受信して処理するように構成される。
本発明の概念によれば、通常の一意的なアドレス指定情報を使用する代わりに、二段階アドレス指定配列が使用され、この場合、第1段階において、非一意的なアドレス指定情報(例えば短アドレス)は、通信システムの複数の受信機の1つのサブセットを非一意的にアドレス指定するために使用され、第2段階において、データは、第1段階でアドレス指定された受信機のサブセットに送信され、データは、第2のアドレス指定情報(例えば、一意的な同期パターン)を含み又は第2のアドレス指定情報(例えば、所定のタイムスロット、周波数帯域、又は、時間/周波数ホッピングパターン)にしたがって送信され、第2のアドレス指定情報は、第1段階でアドレス指定された受信機のサブセットの1つの受信機(又は随意的に受信機のグループ)をアドレス指定する。
更なる実施形態は、データを送信するための方法を提供する。
この方法は、第1のデータを送信するステップを含み、第1のデータは、複数の受信機の1つのサブセットをアドレス指定する非一意的なアドレス指定情報を含み、サブセットは少なくとも2つの受信機を備える。
更に、この方法は、複数の受信機のサブセットのうちの1つの受信機をアドレス指定する更なるアドレス指定情報を含む第2のデータを送信するステップを含む。
更なる実施形態は、データを受信するための方法を提供する。
この方法は、非一意的なアドレス指定情報を含む第1のデータを受信するステップを含む。
更に、この方法は、受信機が非一意的なアドレス指定情報によってアドレス指定されるかどうかを決定するステップを含む。
更に、この方法は、受信機が非一意的なアドレス指定情報によってアドレス指定される場合に、第2のデータが予定される更なるアドレス指定情報を含む又は更なるアドレス指定情報にしたがって送信されるかどうかを決定するステップを含む。
更に、この方法は、第2のデータが予定される更なるアドレス指定情報を含む又は予定される更なるアドレス指定情報にしたがって送信される場合に、第2のデータを受信して処理するステップを含む。
更なる実施形態は、同じ非一意的なアドレス指定情報を共有する受信機のサブセットを形成するための方法を提供する。
この方法は、複数の受信機の各受信機を、前記受信機の存在が同じサブセット内の他の受信機にどのように影響するかを定量化する1つ又は複数のパラメータ(例えば、受信機に送信される予定される送信数)と関連付けるステップを含む。
更に、この方法は、複数の受信機の各受信機を、同じサブセット内の他の受信機によって引き起こされる影響の重大度に重み付けする1つ又は複数のパラメータ(例えば、許容電力消費量)と関連付けるステップを含む。
更に、この方法は、重み付け影響の最小総数へ向けて全体の重み付け影響を最適化する又は異なるサブセット間の重み付け影響の変動の最小値へ向けて最適化する又は総重み付け影響へ向かう変動の偏差のペナルティによるそれらの組み合わせのステップを含む。
続いて、有利な実施について説明する。
実施形態において、非一意的なアドレス指定情報及び更なるアドレス指定情報は一緒に複数の受信機のうちの1つの受信機を一意的にアドレス指定する。
実施形態において、更なるアドレス指定情報は、複数の受信機のサブセットのうちの1つの受信機を一意的にアドレス指定する。
実施形態において、更なるアドレス指定情報は、複数の受信機のうちの1つの受信機を非一意的にアドレス指定する。
実施形態において、非一意的なアドレス指定情報は、複数の受信機のそれぞれを一意的に特定する一意的なアドレスよりも短い短アドレスである。
例えば、非一意的なアドレス指定情報は、複数の受信機のそれぞれを一意的に特定する一意的なアドレスのハッシュ化されたバージョンとしてもよい。
例えば、更なるアドレス指定情報は、それによって第2のデータが送信されるデータパケット内のデータフィールド、第2のデータの送信時間、第2のデータの送信周波数、第2のデータが送信されるタイムスロット、第2のデータが送信される周波数帯域、第2のデータが送信される周波数ホッピングパターン、第2のデータが送信される時間ホッピングパターン、及び、第2のデータが送信される時間−周波数ホッピングパターンのうちの少なくとも1つである。
実施形態では、第1のデータと第2のデータとが異なる種類のデータである。例えば、最初のデータがビーコンであってもよい。
第2のデータは、ペイロードデータを含むデータパケットであってもよい。
続いて、送信機の有利な実施について説明する。
実施形態において、送信機は、非一意的なアドレス指定情報及び更なるアドレス指定情報のうちの少なくとも1つを1つの受信機に割り当てるように構成されてもよい。
それにより、送信機は、同様に非一意的なアドレス指定情報によりアドレス指定される複数の受信機のサブセットの他の受信機の動作パラメータに応じて、非一意的なアドレス指定情報を1つの受信機に割り当てるように構成されてもよい。
それにより、送信機は、複数の受信機の動作パラメータに応じて複数の受信機のうちの受信機のサブセットを選択するとともに非一意的なアドレス指定情報を受信機の選択されたサブセットに割り当てるように構成されてもよい。
例えば、動作パラメータは、受信機の物理的制限、受信機の異なる所有者、及び、受信機への予定される送信数のうちの少なくとも1つであってもよい。
実施形態において、送信機は、変化する動作パラメータに応じて受信機の選択されたサブセットに対して非一意的なアドレス指定情報を静的に又は動的に再割り当てするように構成されてもよい。
実施形態において、送信機は、データパケットを複数のサブデータパケットに分離するように構成可能であり、サブデータパケットのそれぞれはデータパケットよりも短く、送信機は、周波数ホップパターン及び時間ホップパターンのうちの少なくとも1つを使用して複数のデータパケットを送信するように構成される。
続いて、受信機の有利な実施について説明する。
実施形態において、受信機は、一意的なアドレスから非一意的なアドレスを導出するように構成されてもよい。例えば、受信機は、非一意的なアドレスを取得するために一意的なアドレスをハッシュするように構成されてもよい。
実施形態において、受信機は、送信機又は中央ユニットから非一意的なアドレスを受信するように構成されてもよい。
実施形態において、受信機は、第1のデータを受信するために、第1のデータの既知の送信時間又は送信タイムスロットでウェイクアップさせるように構成されてもよい。
実施形態において、受信機は、受信機が第1のデータのアドレス指定情報によって選択されるサブセットに含まれる場合には、第2のデータを受信するために第2のデータの既知の送信時間又は送信タイムスロットでウェイクアップするように構成されてもよい。
例えば、受信機は、第2のデータを受信するための予定されるアドレス指定情報にしたがってウェイクアップするように構成されてもよい。
実施形態において、受信機は、第2のデータが更なるアドレス指定情報を含まない又は更なるアドレス指定情報にしたがって受信されない場合に、第2のデータの受信を停止するように構成されてもよい。
実施形態において、第2のデータは、複数のサブデータパケットに分離されて送信されるデータパケットであってもよく、各サブデータパケットはデータパケットよりも短く、複数のデータパケットは、周波数ホップパターン及び時間ホップパターンのうちの少なくとも1つを使用して送信される。
その場合、受信機は、複数のサブデータパケットを受信するとともに複数のサブデータパケットを組み合わせてデータパケットを取得するように構成されてもよい。
本明細書中では、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
1つの基地局と複数のセンサノードとを備えた典型的なLPWANセットアップの概略図を示す。 一実施形態に係る1つの送信機及び複数の受信機を備えた通信システムの概略ブロック図を示す。 一実施形態に係る送信機及び受信機の概略ブロック図を示す。 基地局及びセンサノードのダウンリンク通信送受信スケジュールを図で示す。 一実施形態に係るビーコンのデータ構造の概略図を示す。 ハッシュ関数を介したハッシュビンに対するセンサノードの割り当ての概略図を示す。 7つのセンサノードが3つのハッシュビンに既に割り当てられているシステムセットアップの概略図を示す。 適応型ハッシュアルゴリズムを介した新たなセンサノードの割り当ての概略図を示す。 連続送信としてビーコンコア及び拡張子を備えたマルチステップ事前選択の概略図を示す。 分離された送信としてのビーコンコア及び拡張子を備えたマルチステップ事前選択の概略図を示す。 周波数分割により組み合わされたビーコンコア、ビーコン拡張子、及びペイロードデータの送信を図で示す。 異なるホッピングパターンにより組み合わされたビーコンコア、ビーコン拡張子、及び、ペイロードデータの送信を図で示す。 ランダムアドレス及びモジュロハッシュに関する受信テレグラムカウントの分布を図で示す。 高アクティビティセンサノード及びモジュロハッシュに関する受信テレグラムカウントの分布を図で示す。 高アクティビティセンサノード及び予約済みビンに関する受信テレグラムカウントの分布を図で示す。 高アクティビティセンサノード及びアクティビティ優先度を伴わない適応型ハッシュに関する受信テレグラムカウントの分布を図で示す。 高アクティビティセンサノード及び二次アクティビティ優先度を伴う適応型ハッシュに関する受信テレグラムカウントの分布を図で示す。 異なる企業及びモジュロハッシュに関する受信テレグラムカウントの分布を図で示す。 異なる企業及び分離されたハッシュビンに関する受信テレグラムカウントの分布を図で示す。 異なる企業及び相互影響ペナルティを伴わない適応型ハッシュに関する受信テレグラムカウントの分布を図で示す。 異なる企業及び相互影響ペナルティを伴う適応型ハッシュに関する受信テレグラムカウントの分布を図で示す。 一実施形態に係るデータを送信するための方法200のフローチャートを示す。 一実施形態に係るデータを受信するための方法のフローチャートを示す。 同じ非一意的なアドレス指定情報を共有する受信機のサブセットを形成するための方法220のフローチャートを示す。
等しい又は同等の要素、或いは、等しい又は同等の機能を伴う要素は、以下の説明では、等しい又は同等の参照番号により示される。
以下の説明では、本発明の実施形態のより完全な説明を与えるために複数の詳細が記載される。しかしながら、当業者に明らかなように、本発明の実施形態はこれらの特定の詳細を伴うことなく実施されてもよい。他の場合には、本発明の実施形態を曖昧にするのを避けるために、周知の構造及びデバイスが詳細ではなくブロック図形式で示される。更に、以下に記載される様々な実施形態の特徴は、別段具体的に言及されなければ、互いに組み合わされてもよい。
図2は、一実施形態に係る1つの送信機100と複数の受信機110_1〜110_nとを備える通信システムの概略ブロック図を示す。
実施形態は、例えば送信機100から1つの受信機110にデータを送信するために、複数の受信機110_1〜110_nのうちの1つの受信機110(又は受信機のグループ)をアドレス指定する概念に関する。
送信機100は、複数の受信機110_1〜110_nと通信するように構成され、この場合、送信機100は第1のデータ102を送信するように構成され、第1のデータ102は、複数の受信機110_1〜110_nのサブセット112をアドレス指定する非一意的なアドレス指定情報を含み、サブセット112は少なくとも2つの受信機を備える。
例えば、第1のデータ102とともに送信される(または送信される)非固有のアドレス指定情報は、少なくとも2つの受信機を含む多数の受信機110_1〜110_nの受信機のサブセット112をアドレス指定することができる。
図2に一例として示されるように、受信機のサブセット112は、3つの受信機、詳細には、複数の受信機110_1〜110_nのうちの第1の受信機110_1、第2の受信機110_2、及び、第3の受信機110_3を備えてもよい。
更に、送信機100は、更なるアドレス指定情報を含む又は更なるアドレス指定情報にしたがって送信される第2のデータ104を送信するように構成され、更なるアドレス指定情報は、複数の受信機110_1から110_nのうちの受信機のサブセット112の1つの受信機110(又は受信機の1つのグループ)をアドレス指定する。
例えば、第2のデータとともに送信される、又はそれにしたがって第2のデータが送信される更なるアドレス指定情報は、受信機のサブセット112のうちの1つの受信機又は受信機のサブセット112のうちの受信機のグループをアドレス指定する。
図2に一例として示されるように、更なるアドレス指定情報は、受信機のサブセット112の第1の受信機110_1をアドレス指定してもよい。
受信機110、例えば第1の受信機110_1は、送信機100と通信するための非一意的なアドレスを有し、この場合、受信機110は、非一意的なアドレス指定情報を含む第1のデータ102を受信して、受信機が非一意的なアドレス指定情報によってアドレス指定されるかどうかを決定するように構成される。
例えば、通信システムの複数の受信機110_1〜110_nは、非一意的なアドレス指定情報を含む第1のデータ102を受信して、それらが非一意的なアドレス指定情報によってアドレス指定されるかどうかを決定してもよい。
非一意的なアドレス指定情報は、受信機のサブセット112をアドレス指定してもよく、受信機のサブセット112は、図2に一例として示されるように、第1の受信機110_1、第2の受信機110_2、及び、第3の受信機110_3を備える。受信機のサブセット112の一部ではない複数の受信機110_1〜110_nの他の受信機(例えば、第4の受信機110_4〜第10の受信機110_10)は、それらが非一意的なアドレス指定情報によってアドレス指定されないと決定した後、待機モードに切り替わってもよい。
更に、受信機110は、第2のデータが予定される更なるアドレス指定情報を含むか、又は受信機が非一意的なアドレス指定情報によってアドレス指定される場合には更なるアドレス指定情報にしたがって送信されるかどうかを決定するとともに、第2のデータが予定される更なるアドレス指定情報を含む、又は予定される更なるアドレス指定情報にしたがって送信される場合には第2のデータを受信して処理するように構成される。
例えば、受信機のサブセット112の受信機、例えば、図2に示される例では第1の受信機110_1、第2の受信機110_2、及び、第3の受信機110_3は、第2のデータが予定される更なるアドレス指定情報を含むか、又は更なるアドレス指定情報にしたがって送信されるかどうかを決定してもよい。受信機のサブセット112のうちの1つの受信機110、例えば、第1の受信機110_1は、該受信機が更なるアドレス指定情報によってアドレス指定されると決定した後に第2のデータ104を受信して処理してもよい。
受信機のサブセット112の他の受信機、例えば、第2の受信機110_2及び第3の受信機110_3は、それらが更なるアドレス指定情報によってアドレス指定されないと決定した後に待機モードに切り替わってもよい。
したがって、実施形態では、通常の一意的なアドレス指定情報を使用する代わりに、2段階アドレス指定配列が使用され、この場合、第1段階において、非一意的なアドレス指定情報(例えば短アドレス)は、通信システムの複数の受信機110_1〜110_nのうちの1つのサブセット112を非一意的にアドレス指定するために使用され、受信機のサブセット112は、少なくとも2つの受信機(例えば、第1の受信機110_1、第2の受信機110_2、及び、第3の受信機110_3)を備え、第2段階において、データ( =第2のデータ104)は、第1段階でアドレス指定された受信機のサブセット112に(すなわち、第1の受信機110_1、第2の受信機110_2、及び、第3の受信機110_3に)送信され、データは、第2のアドレス指定情報(例えば、一意的な同期パターン)を含み又は第2のアドレス指定情報(例えば、所定のタイムスロット、周波数帯域、又は、時間/周波数ホッピングパターン)にしたがって送信され、第2のアドレス指定情報は、第1段階でアドレス指定された受信機のサブセットの1つの受信機(例えば、第1の受信機110_1)(又は随意的に受信機のグループ)をアドレス指定する。
実施形態において、非一意的なアドレスは、複数の受信機の各受信機を一意的にアドレス指定する一意的なアドレスよりも(例えばビット長で)短くすることができる。
また、更なるアドレス指定情報は、1つの受信機110及び同様に複数の受信機の他の受信機、すなわち、複数の受信機の受信機の他のサブセットをアドレス指定する非一意的なアドレスにもなり得る。
しかしながら、非一意的なアドレス指定情報でアドレス指定される受信機のサブセット112に関して、更なるアドレス指定情報は、受信機のサブセット112のうちの1つの受信機110を一意的にアドレス指定する一意的なアドレスである。
したがって、非一意的なアドレス指定情報及び更なるアドレス指定情報は、一緒に複数の受信機110_1〜110_nのうちの1つの受信機110を一意的にアドレス指定する。
更なるアドレス指定情報は、例えば、それによって第2のデータが送信されるデータパケット内のデータフィールド、第2のデータの送信時間、第2のデータの送信周波数、第2のデータが送信されるタイムスロット、第2のデータが送信される周波数帯域、第2のデータが送信される周波数ホッピングパターン、第2のデータが送信される時間ホッピングパターン、及び、第2のデータが送信される時間−周波数ホッピングパターンであってもよい。
実施形態において、通信システムは、最大n個の受信機110_1〜110_nを備えることができ、nは、3以上の自然数、すなわち、n≧3となる。
図2に一例として示されるように、通信システムは、例えば、n=10個の受信機110_1〜110_nを備えることができる。
更に、受信機のサブセット112は少なくともm個の受信機を備えてもよく、mは、2以上の自然数、すなわち、m≧2である。
更に、受信機のサブセット112の数mは、複数の受信機110_1〜110_nの数nより小さくてもよく、すなわち、m<nであってもよい。
図3は、一実施形態に係る送信機100及び受信機110の概略ブロック図を示す。
送信機100は、第1のデータ102及び第2のデータ104を送信するように構成される送信機モジュール106を備えることができる。
送信機モジュール106は、送信機100のアンテナ107に接続され得る。
更に、送信機100は、データを受信するための受信機モジュール108を任意に備えてもよい。
受信機モジュール108は、アンテナ107、又は送信機100の他のアンテナ(図3に示されない)に接続されてもよい。
受信機110は、第1のデータ102及び第2のデータ104を受信するように構成される受信機モジュール116を備えることができる。
受信機モジュール116は、受信機110のアンテナ117に接続される。
更に、受信機110は、随意的に、データを送信するための送信機モジュール118を任意に備えてもよい。
送信機モジュール118は、受信機110のアンテナ117又は他のアンテナ(図3に示されない)に接続されてもよい。
実施形態では、送信機100が通信システムの基地局であってもよく、この場合、受信機110は、通信システムの複数のセンサノードのうちの1つのセンサノードであってもよい。
当然ながら、送信機100もセンサノードとなることができ、この場合、受信機110は基地局となり得る。更に、送信機100及び受信機110の両方が基地局又はセンサノードとなり得る。
実施形態において、データパケットは、送信機100から受信機110にデータ(例えば、第1のデータ102及び/又は第2のデータ104)を送信するために使用されてもよい。
更に、送信機100及び受信機110は、データパケット分割(又はテレグラム分割)を使用するように構成されてもよい。
詳細には、送信機100は、データパケットを複数のサブデータパケットに分離するように構成することができ、サブデータパケットのそれぞれはデータパケットよりも短い。
受信機110は、(例えば、特にデータパケット又はサブデータパケットがチャネルエンコードされるときには、サブデータパケットの一部のみがデータパケットを取得するために必要とされるように)サブデータパケット又はサブデータパケットの少なくとも一部を受信するとともに、データパケットを取得するために受信されたサブデータパケットを組み合わせるように構成されてもよい。
それにより、サブデータパケットは、例えば異なる送信時間で又は異なるタイムスロットで、又は、少なくとも2つの異なる周波数又は周波数バンディ又はチャネルを使用して、時間及び周波数のうちの少なくとも一方で配信されて送信されてもよい。
サブデータパケットは、時間ホップパターン及び/又は周波数ホップパターンにしたがって時間及び/又は周波数で配信されてもよい。
時間ホップパターンは、サブデータパケットが送信されるようになっている異なる送信時間又はタイムスロットを規定してもよい。
周波数ホップパターンは、サブデータパケットを送信するために使用されるべき異なる周波数、周波数帯域、チャネル、又は、サブチャネルを規定してもよい。
続いて、送信機100及び受信機110の詳細な実施形態について説明する。
この場合、送信機100が基地局であり、受信機110がセンサノードであると仮定される。
しかしながら、以下の説明は、送信機100がセンサノードであり且つ受信機110が基地局である実施形態、又は、送信機100及び受信機110の両方が基地局又はセンサノードである実施形態にも適用可能である。
更に、以下の説明では、送信機100及び受信機110が任意にデータを送信するためにデータパケット分割(又はテレグラム分割)を使用してもよい。
当然ながら、データパケットも全体として送信されてもよい。
<最初の詳細な実施形態(ハッシュベースの事前選択)>
センサノードアドレスは、一般に、世界中で潜在的に数十億のセンサノードを一意に特定できるように長さが複数バイトである(例:IPv6アドレス又はMACアドレス)。
ビーコンでセンサノードの完全なアドレスを使用すると、ビーコン送信が長くなり、センサノードのための受信時間と電力消費量が増大する。
これは、各ビーコンの後に多くの異なるセンサノード又はセンサノードのグループへのダウンリンク送信が必要とされる場合に特に当てはまる。
それとは対照的に、実施形態において、非一意的なアドレス指定情報は、複数の受信機110_1〜110_nのそれぞれを一意に特定する一意なアドレスよりも短い短アドレスである。
例えば、非一意的なアドレス指定情報は、複数の受信機110_1〜110_nのそれぞれを一意に特定する一意なアドレスのハッシュ化されたバージョンとなってもよい。
したがって、非一意的なアドレス指定モード(又はハッシュベースの事前選択モード)において、ビーコンにおけるアドレス情報は、差し迫ったダウンリンク送信の実際の受信者を含むセンサノード110_1〜110_nのサブセット112を事前に選択するために使用されてもよい。
事前に選択される全てのセンサノードは、その後、指定されたダウンリンクスロットでデータ送信をリッスンしてもよい。
アドレス指定されたセンサノードは、複数のユニキャスト送信のために異なるダウンリンクスロットでリッスンする、又は、センサノードグループへのマルチキャスト送信のために同じダウンリンクスロットでリッスンする。センサノードグループは、システムセットアップ後に動的に規定されてもよく、また、静的センサノードアドレスに依存すべきでない。データ送信は、誤って事前選択されたセンサノードが送信を破棄できるようにする完全アドレス指定情報を含んでもよい(暗号化を介して黙示的に行われてもよい)。その結果、ダウンリンク送信を2段階プロセスと見なすことができ、最初に実際のターゲットセンサノード110を含むセンサノードのサブセット112がビーコンでアドレス指定され、その後、送信は対応するダウンリンクスロットで送信される。
図4は、基地局及びセンサノードのダウンリンク通信の送受信スケジュールを図で示す。これにより、横座標は時間を表す。
図4に示されるように、第1のタイムスロット130_1において、基地局100は、非一意的なアドレス指定情報とともに第1のデータ(例えば、ビーコン)102を送信する。第1のセンサノード110_1及び第2のセンサノード110_2を含む全てのセンサノードは、基地局100のビーコンを第1のタイムスロット130_1でリッスンする。第1のセンサノード110_1及び第2のセンサノード110_2は、非一意的なアドレス指定情報によってアドレス指定される。
第1のセンサノード110_1及び第2のセンサノード110_2は、更なるアドレス指定情報によってアドレス指定が可能である。しかしながら、第1のセンサノード110_1及び第2のセンサノード110_2は、センサノードの異なるサブセットに対応する。図4に示される例において、更なるアドレス指定情報は、それぞれのセンサノードが基地局100からの送信を予定する特定のタイムスロットである。
詳細には、第1のセンサノード110_1は、第2のタイムスロット(DLスロット1)130_2で基地局100からの送信を予定し、すなわち、第1のセンサノード110_1は、第2のタイムスロット130_2で第2のデータ104の送信(=第1のセンサノード110_1をアドレス指定する更なるアドレス指定情報)によってアドレス指定され、この場合、第2のセンサノード110_2は、第3のタイムスロット(DLスロット2)130_3で基地局100からの送信を予定し、すなわち、第2のセンサノード110_2は、第3のタイムスロット130_3で第2のデータ104の送信(=第2のセンサノード110_2をアドレス指定する更なるアドレス指定情報)によってアドレス指定される。
基地局100は、第2のタイムスロット130_2及び第3のタイムスロット130_3の両方で第2のデータ104を送信するため、センサノード110_1及びセンサノード110_2の両方がアドレス指定されるとともに基地局100からのそれぞれの送信を受信して処理する。
したがって、本明細書中に記載されるアドレス指定配列は、全体的なリスニング時間の短縮に起因してセンサノードにおける電力消費量がより低いという利点を与える。
実施形態において、基地局100は、第1のデータ(例えば、ビーコン)102を使用し、非一意的なアドレス指定情報(又は部分的なアドレス指定情報(例えば、ハッシュ))によってセンサノードのサブセット112を事前選択する。サブセット112は、実際のダウンリンク受信者(すなわち、1つの受信機110)を含む。事前に選択されたセンサノードのみが、明示的又は黙示的に割り当てられた送信スロットにおけるダウンリンク送信をリッスンする。ダウンリンク送信は完全アドレス指定情報を含み(非一意的なアドレス指定情報と更なるアドレス指定情報とが一緒に一意的又は完全アドレス指定情報を形成する)、誤って事前選択されたセンサノードが送信を破棄する場合がある。
課題は、非常に限られたアドレスデータサイズでセンサノードのグループをアドレス指定するための高い柔軟性を維持しつつ、事前選択のための効率的な方法を見出して、無駄なセンサノードウェイクアップの数を最小限に抑えることである。更に、それぞれの送信ごとのダウンリンク送信スロットの割り当てが考慮されてもよい。
図5は、一実施形態に係るビーコンのデータ構造の概略図を示す。図5に示されるように、第1のデータ102はビーコンであり得る。ビーコンは、例えば1バイトを有する基地局IDフィールド、例えば1バイトを有するビーコンカウンタフィールド、例えば4バイトを有するセンサノードハッシュ値フィールド(=非一意的なアドレス指定情報)、及び、例えば1バイトを有するRS−Code及びCRCフィールドを含むことができる。
基地局100は、サブセット形成機能を使用してセンサノードのサブセットを形成するとともに、同じ非一意的なアドレス指定情報をセンサノードの各サブセットのセンサノードに割り当てるように構成される。
例えば、非一意的なアドレス割り当て関数(例えば、ハッシュ関数)が、任意の長さのアドレスを遥かに短い長さの非一意的なアドレス指定情報(例えば、ハッシュ)に対してマッピングできる。長さの短縮の結果として、複数のアドレスが同じ非一意的なアドレス指定情報(又は同じハッシュ)に対してマッピングされる。例えば、同じハッシュにマッピングされる全ての要素が同じハッシュビンを共有してもよい。
ビーコン内のダウンリンク送信のためのセンサノードの非一意的なアドレス指定情報(例えばハッシュ)を指定することにより、この同じ非一意的なアドレス指定情報(例えばハッシュ)を持つセンサノードのサブセット112を事前選択できる。
非常に単純化した非一意的なアドレス割り当て関数(例えば、ハッシュ関数)がセンサノードアドレスを切り取るようになっており、その結果、サブセット分割のようなマスクがもたらされる。又は、例えば、センサノードアドレスにわたって計算される所望の長さのCRCを非一意的なアドレス指定情報(例えばハッシュ)として使用できる。しかしながら、ハッシュ概念により、サブセット112又はハッシュビンを様々な条件に適応させる柔軟性が大幅に向上する。
図6は、ハッシュ関数によってセンサノードをハッシュビンに割り当てる概略図を示す。図6に示すように、第1のセンサノード110_1はハッシュ関数132によって第1のハッシュビン(例えばビン0)134_1に割り当てられ、この場合、第2のセンサノード110_2はハッシュ関数132によって第2のハッシュビン(例えばビン1)134_2に割り当てられ、第3のセンサノード110_3はハッシュ関数132によって第1のハッシュビン(例えばビン0)134_1に割り当てられ、及び、第4のセンサノード110_4はハッシュ関数132によって第2のハッシュビン(例えばビン1)134_2に割り当てられる。
それにより、基地局100は、複数のセンサノード110_1〜110_nの動作パラメータに応じて複数のセンサノード110_1〜110_nからセンサノードの異なるサブセットを形成するとともに、同じ非一意的なアドレス指定情報を各サブセットのセンサノードに割り当てるように構成することができる。
動作パラメータは、センサノードの物理的制限、センサノードの異なる所有者、及び、センサノードに対する予定される送信数のうちの少なくとも1つであってもよい。
既に述べたように、非一意的なアドレス割り当て関数は、例えばハッシュ関数であってもよい。
通常、ハッシュ関数は、全ての想定し得る入力値をハッシュビン全体にわたって均等に広げようとするにもかかわらず、最適化技術として非対称ビンを使用できる。
無駄なウェイクアップは殆ど問題がないため、電力消費量の制約があまり厳格でないセンサノード110_1〜110_nをより大きなハッシュビンに配置できる。
他の基準は、ダウンリンク送信の周波数であってもよく、より頻繁にアドレス指定されるセンサノード110_1〜110_nをより小さなハッシュビンにマッピングして付随的なセンサノードウェイクアップを減らすことができる。
更なる可能性は、基地局100における実際の存在するセンサノード110_1〜110_nの認識にあり、世界中で数十億の想定し得るアドレスが利用可能であり、これらのうちのほんの一部が1つの基地局100の範囲内にある。基地局100が到達できないアドレスを何ら害なく事前に選択することができ、それにより、実際の存在するセンサノードアドレスにビニングを集中させることができる。
実施形態では、電力消費量の制約、送信速度、及び/又は、実際に存在するアドレスに基づいて、センサノード110_1〜110_nのビニングを実行することができる。
非一意的なアドレス指定情報(ハッシュなど)の長さも、システムのコンステレーションに適合させるように可変にしてもよい。
これにより、ビーコン長さと事前選択精度との間のトレードオフを動的に調整できる。例えば、基地局100でのセンサノードカウントがシステムの寿命中に大きく変動する場合、非一意的なアドレス指定情報の長さ(例えば、ハッシュ長さ)は、ビューアセンサノードが存在する間にわたって減少されてもよい。
実施形態では、非一意的なアドレス指定情報の長さ(例えばハッシュ長)は、システムコンステレーションに対して動的に適合させることができる。
様々な企業の取り扱いに特別な配慮を払うこともできる。
センサノードのアドレスは、異なる企業に対する特定のアドレス範囲の割り当てを可能にするために、企業固有の部分を含んでもよい。複数の企業のセンサノード110_1〜110_nが基地局100に存在する場合には、アドレスの企業部分を使用して異なる企業を異なるハッシュビンにマッピングすることができる。
これにより、他の企業の通信動作によってある企業のセンサノードネットワークに対してより高い電力消費量が誘発することを回避できる。企業によってセンサノードの電力消費量、バッテリ寿命、又は、更新頻度に関する目標が大きく異なる場合があるため、そのような分離は特に価値がある。
また、ここでは、他の企業のセンサノードに意図的に悪影響を与えようとする試みを考慮することもできる(例えば、特定のハッシュビンにある自身のセンサノードを標的にして他のセンサノードのバッテリを消耗させることができる)。一方、基地局のカバレッジ内にセンサノードが配置されていない企業のアドレス範囲を考慮から除外することができ、それにより、関連するアドレス空間が大幅に減少され、したがって、実際の存在するセンサノードのよりきめ細かいビニングが可能になる。
実施形態では、相互影響を回避するために、ビニングが異なる企業のセンサノードを分離してもよい。
相互影響の原理をセンサノードの異なるグループにも同じように適用できる。異なる企業の代わりに、センサノードが異なるセット、タスク、プロジェクト、カテゴリ等に割り当てられるだけでもよい。
これは、1つの企業により独占的に運営されるセットアップで行われてもよく、又は共有システムで企業間処理と組み合わされてもよい。
実施形態では、相互影響を回避するために、ビニングが異なるプロジェクト、カテゴリなどのセンサノードを分離してもよい。
異なるセンサノード110_1〜110_n間のダウンリンク送信周波数に大きな変動がある場合、全ての送信に関して付随するウェイクアップで同じセンサノードをヒットすることが望ましくない場合がある。
例えば、幾つかのセンサノードが非常に頻繁な送信を必要とする場合、これらの送信のそれぞれごとにセンサノードの同じサブセット112をウェイクアップさせることが回避されるべきである。
送信周波数がより高いセンサノードをより小さなサブセット(例えばハッシュビン)にマッピングするための前述の手法は、総電力消費量を減少させるのに役立ち得るが、このビン内のセンサノードは依然として非常に迅速に消耗される。
また、全ての高周波センサノードを1つの専用のサブセット112(例えばビン)に組み合わせることは、それらのセンサノードに関して電力消費制限を完全に無視できる場合にのみ許容される。
全てのセンサノードの全体にわたって電力消費量のより良い平準化を可能にするために、サブセット112(例えばハッシュビン)をビーコンごとにシャッフルできる。これは、ビーコンカウンタ又はCRCのようなビーコンに含まれる任意の他の情報をハッシュ関数に含めることによって達成され得る。
実施形態では、ビーコン送信間のサブセット112(例えばハッシュビン)のシャッフルを実行して、それぞれの送信ごとに同じセンサノード間の静的な相互影響を回避することができる。
シャッフルは、例えば、ビーコンカウンタ又はCRCのような受信機及び送信機に知られる任意の他のビーコンデータに基づいて行うことができる。
センサノードのサブセット112(例えばハッシュビン)のシャッフルに代わる手段として、各センサノードには、複数の非一意的なアドレス指定情報(例えばハッシュ)が割り当てられてもよい。
更なる非一意的なアドレス指定情報(例えばハッシュ)の割り当てが、以前の非一意的なアドレス指定情報(例えばハッシュ)のために使用される情報に対して直交する情報を使用する場合、センサノードは、センサノードの複数のサブセット112(例えばハッシュビン)に存在するとともに各サブセット(又はビン)を他のセンサノードの異なるセットと共有する。
その後、基地局100は、異なる非一意的なアドレス指定情報(例えばハッシュ)によってセンサノードをアドレス指定することができ、したがって、特定のセンサノード110を頻繁にアドレス指定するときに他のセンサノードに対する効果を最適化することができる。
加えて、基地局100は、スケジュールされたダウンリンク送信に基づいて使用された非一意的なアドレス指定情報(例えばハッシュ)の選択を最適化できる。
その後、センサノードは、係属中のダウンリンク送信を伴う他の殆どのセンサノードを含む非一意的なアドレス指定情報(例えばハッシュ)を介してアドレス指定され得る。これは、1つのビーコン後の複数のユニキャストダウンリンク送信のより効果的な使用を可能にする。
実施形態では、複数の非一意的なアドレス指定情報(例えばハッシュ)を全てのセンサノードに割り当てることができる。
センサノードをアドレス指定するための非一意的なアドレス指定情報(例えばハッシュ)は、他のセンサノード電力消費量に対する影響の最適化及び/又は1つのビーコン後の複数のダウンリンク開始の組み合わせに基づいて選択され得る。
複数の基地局が互いの受信範囲内で動作する場合、基地局100は、非一意的なアドレス指定情報の割り当て(例えば、ハッシュ割り当て)を調整してもよい。
これは、専用の通信チャネルを介して能動的に行うことができ、或いは、第1のデータの他の基地局送信(例えばビーコン送信)をリッスンすることによって及び非一意的なアドレス指定情報の使用(例えばハッシュ使用)の解析によって受動的に行われてもよい。
これは、全てのセンサノードが1つの基地局の第1のデータ102(例えばビーコン)ブロードキャストを排他的に追跡していることが保証され得ない場合に特に役立つ。
実施形態において、範囲内の他の基地局での非一意的なアドレス指定情報(例えばハッシュ)の使用に関する情報は、能動的又は受動的のいずれかで回復される。
更に、それにしたがって、非一意的なアドレス指定情報の全体的な分布(例えば、ハッシュ分布)を最適化するべく非一意的なアドレス指定情報の割り当て(例えば、ハッシュ割り当て)が適合される。
任意のセンサノードグループの標的化を可能にするためには、非一意的でないアドレス割り当てに適した関数(例えば、ハッシュ関数)を選択してグループメンバーを同じサブセット(例えばハッシュビン)にマッピングするだけでは不十分な場合がある。
これは、センサノード110_1〜110_nのアドレスが固定されるシステムセットアップ後にグループが動的に形成されるようになっている場合に特に当てはまる。
複数の非一意的なアドレス指定情報(例えばハッシュ)を1つのセンサノードに割り当てることができるようにすることによって、より高い柔軟性を得ることができる。
例えば、グループハッシュの専用セット及び関連するハッシュビンを二次的ハッシュとしてセンサノードに割り当てることができる。
センサノードは、割り当てられた全てのハッシュをビーコン内の事前選択アドレス情報に一致させる必要があり、それにより、センサノードグループ及び単一のセンサノードを同じ方法でアドレス指定できる。
センサノードのアドレス範囲がグループに専用のアドレスサブセットを含む場合には、これらのアドレスサブセットを任意の他のアドレスと同様にマッピングするだけでグループハッシュを生成できる。
さもなければ、グループハッシュは、アドレスマッピングのために使用されないハッシュ範囲内の予約済みセットから単純に割り当てることもできる。
より多くの数のグループが必要な場合、同じハッシュビン内でグループと単一のセンサノードとを組み合わせることが必要な場合もある。
この場合、無駄なグループウェイクアップに関しては付随する電力消費の増大を考慮する必要がある。
したがって、例えば、送信周波数の高いグループとセンサノードとの組み合わせは回避されるべきである。
実施形態では、専用のハッシュビンを使用してセンサノードのグループをアドレス指定することができる。1つ以上のグループハッシュをセンサノードに割り当てることができる。グループハッシュを分離する又は通常のセンサノードハッシュビンと組み合わせることができる。
ビーコンは、ハッシュ関数自体又は一部或いはハッシュ関数のパラメータを直接に又は圧縮形式で含んでもよい。
ハッシュ関数の情報をビーコン内の他のデータから黙示的に導出することもできる。
これは、ビーコン間でビンをシャッフルできるようにするだけでなく、現在のダウンリンクスケジュールに対するハッシュ関数の適合も可能にする。
例えば、ハッシュ関数は、現在保留中のダウンリンク送信にしたがってビンを形成するようになっていてもよい。
実施形態では、動的に変化するハッシュ関数を、ビーコンを介して同期させることができる。更に、ハッシュ関数を現在の送信タスクに適合させることができる。
<第2の詳細な実施形態(適応型ハッシュアルゴリズム)>
通信システムの変化するコンステレーションに応じて、基地局100は、非一意的なアドレス指定情報をセンサノードの選択されたサブセット112に対して静的又は動的に再割り当てすることによって、センサノードの新たなサブセットを形成する或いはセンサノードのサブセットを適合させるように構成することができる。
基地局100は、例えば、非一意的なアドレス割り当て関数を使用して、非一意的なアドレス指定情報を静的又は動的に再割り当てするように構成されてもよい。
以下の説明では、非一意的なアドレス割り当て関数が(例えば前述のように)ハッシュ関数であり、また、センサノードの異なるサブセットに割り当てられる非一意的なアドレス情報がハッシュであると例示的に仮定される。
システムコンステレーションが非常に動的である又は推測的に知られていない場合、異なるセンサノードアクティビティクラス又は企業のためのハッシュビンの静的予約は実行可能な解決策ではない。
この場合、適応型ハッシュアルゴリズムを使用して、既に割り当てられたハッシュの制限下で現在の状態のハッシュビン分布を最適化できる。
システムに新たなセンサノードが付加されるたびに、基地局100は、それぞれのハッシュビンごとに新たなセンサノードの割り当てのためのコストを定量化してもよい。
新たなセンサノードは、例えば、更なるコストが最も低いハッシュビンに対して割り当てることができる。
コストの定量化は、企業、アクティビティ、電力制限のようなセンサノードに関する基本情報に基づいて行われ得る。必要に応じて他の基準を付加することができる。
この情報は、センサノード自体によって基地局に提供され得る、或いはセンサノードが基地局に登録されるときに他のソースから取り戻することができる。
電力制限は、値が大きいほど電力供給が制限されるペナルティ値によって表され得る。
無駄なウェイクアップは事実上無関係であるため、グリッド電動センサノードは0を使用できる。
ハッシュビン内のコストは、累積アクティビティと累積ペナルティの積として計算され得る。
企業間影響(偶発的又は意図的)を考慮するために、アクティビティ及びペナルティの値を企業ごとに個別に累積できる。
異なる企業のアクティビティ及びペナルティが掛け合わされるときに企業間因子を付加できる。
これにより、システム全体の最適化のための許容相互影響のレベルの制御を可能にする。異なる企業間因子が異なる企業組み合わせのために使用されてもよく、非対称の重み付けさえも可能である(相互影響因子マトリックス)。
先の場合と同様、同じ方法で相互影響を制御するために企業間原理をセンサノードの異なるグループ、カテゴリなどに適用することもできる。
実施形態では、センサノード属性のセットを介してシステムアクティビティに対する各センサノードの影響を定量化することができる。
新たなセンサノードは、例えば、割り当てによって引き起こされる悪影響が最も少ないハッシュビンに明示的に割り当てることができる。
図7は、3つのハッシュビン120_1〜120_3に既に割り当てられた7つのセンサノード110_1〜110_7を備えたシステムセットアップの概略図を示す。
この場合、図7は、3つのハッシュビン112_1〜112_3及び既に割り当てられた7つのセンサノード110_1〜110_7を備えた簡略化されたセットアップを用いて原理を示す。
累積されたアクティビティ及びペナルティの値並びに現在のビンコストの計算がビン112_1〜112_3の下側に示される。
計算は、基本的に、全ての企業の自己誘導コストと、企業間因子で重み付けされた他の企業のペナルティ値に企業のアクティビティを適用することによって誘発されるコストで構成される。
ビン0 112_1は、アクティビティが高いが電力供給が制限されない2つのセンサノード110_1及び110_2を含み、したがって、現在、総コストは0になっている。
ビン1 112_2は、企業A及び企業Bによって運営される3つの標準的なセンサノード110_3〜110_5を含み、その結果、13の総コストは13である。
ビン2 112_3は、企業Cのセンサノード110_6及び110_7によって排他的に占有され、9の総コストを有する。
この所定のシステムセットアップにより、新たなセンサノード110_8が基地局100に割り当てられるものとする。
新たなセンサノード110_8は、企業Cによって運営されるとともに、比較的低い電力消費量制限によって高いアクティビティ評価を有する。
新たなセンサノード110_8がどのビンに割り当てられるかを決定するために、3つの全てのビン112_1〜112_3に関して更なる負担コストが計算される。
これらのコストは、新たなセンサノード110_8の自己誘導コスト、及び、存在するセンサノードのペナルティに付加されたアクティビティを適用することによって誘導されるコスト、並びに、付加されたペナルティに存在するアクティビティを適用することによって誘導されるコストで構成される。
自己誘導コストは、ビンに依存せず、割り当て後の総コストに対するそれらの貢献に起因して含まれるにすぎない。3つのハッシュビンに関する計算が図8に示される。
図8は、適応型ハッシュアルゴリズムを介した新たなセンサノード110_8の割り当ての概略図を示す。図8に示されるように、センサノード110_8をビン0 112_1に割り当てるためのコストは、以下に相当する。
10・0.1+センサノードの自己誘導コスト+(10・0+10・0)・XC+存在するセンサノードに対する新たなセンサノードの影響+(10・0.1+10・0.1)・XC 新たなセンサノードに対する存在するセンサノードの影響=5=割り当ての総コスト
センサノード110_8をビン1 112_2に割り当てるためのコストは、以下に相当する。
10・0.1+センサノードの自己誘導コスト+(10・1+10・2)・XC+存在するセンサノードに対する新たなセンサノードの影響+(1・0.1+2・0.1)・XC 新たなセンサノードに対する存在するセンサノードの影響=61.6=割り当ての総コスト
センサノード110_8をビン2 112_3に割り当てるコストは、以下に相当する。
10・0.1+センサノードの自己誘導コスト+10・1.5+存在するセンサノードに対する新たなセンサノードの影響+6・0.1 新たなセンサノードに対する存在するセンサノードの影響=16.6=割り当ての総コスト
結果として、新たなセンサノード110_8がハッシュビン0 112_1に割り当てられ、それにより、その総コストが5に上がるはずである。
ビン1 112_2への割り当ては、新たなセンサノード110_8の高いアクティビティと存在するセンサノードの現在のペナルティ値とに起因して莫大なコストを課する。
ビン2 112_3には同じ企業のセンサノードのみが割り当てられ、また、ビン2 112_3は、より低い累積ペナルティを有するが、同じ効果がそれほどではない。
ペナルティセンサノードがより高いビンに対する高アクティビティセンサノードの割り当てが許容付加コストをもたらすため、ビン0 112_1が黙示的に高アクティビティの低電力制限ビンとして使用される。
統計的分布とは対照的に、ハッシュの明示的な割り当ては、電力消費量の大きな偏差を伴う単一センサノードを回避できる。
更に、センサノードのアクティビティを例えば二次的に又はより高い指数で重み付けて、システム最適化全体にわたって全てのセンサノードでアクティビティのバランスを強調することができる。
例えば、システム全体の観点から、新たなセンサノードをより頻繁に事前選択されるビンに対して割り当てて、既に存在する多くの稀にしかアドレス指定されないセンサノードを伴う他のビンに対する新たなセンサノードの影響を回避することが有利となり得る。
アクティビティに対してより多くの重みを与えると、新たなセンサノードを割り当てるときにアクティビティの大きな偏差にペナルティを課す。
実施形態では、システム全体の最適化と各センサノード間のバランスとの間の適応可能なトレードオフをもたらし得る。
既に割り当てられたハッシュによる制限に起因して、適応型ハッシュアルゴリズムは、特定のセンサノードの挿入順序に関してあまり理想的でないビン分布をもたらし得る。
更に、ビン割り当ては、センサノードの公表されたアクティビティに依存する可能性があり、正確ではないか、時間の経過とともに変化する可能性がある。
そのようなシナリオの重大性は、任意のセンサノードの実際のアクティビティを監視して、ビン間の不均衡閾値を超えるときにビンアクティビティに対する寄与度が高いセンサノードにハッシュビンを再割り当てすることによって減少することができる。
再割り当ては、例えば、オーバーヘッドを最小限に抑えるために、一定の間隔毎のデータ送信と組み合わせて行うことができる。
実施形態では、ハッシュビン分布を監視することができ、不均衡が閾値に達する場合には、影響の大きいセンサノードを再割り当てすることができる。
予定されるセンサノード特性に関する幾つかの統計情報が利用可能な場合には、結果を更に改善できる。
例えば、アクティビティが非常に高い特定の割合のセンサノードが予定される場合には、それに応じた割合のハッシュビンをそれらのセンサノードに関して予約できる。
これにより、センサノードの挿入順序に対する結果の依存性が減少する。
実施形態では、予定されるセンサノードコンステレーションに関する利用可能な情報を使用して、事前計画及び予約により割り当てを改善することができる。
<第3の詳細な実施形態(送信スロット選択)>
事前選択されたセンサノードがリッスンしているダウンリンク送信スロットの選択は、複数のハッシュを含むようにビーコン内のアドレス指定情報フィールドを分割することによって行われる。
全てのハッシュフィールドは、ビーコンに続く1つのダウンリンク送信スロットにマッピングできる。
これにより、事前選択されたノードにスロットを自由に割り当てることができるが、ハッシュの利用可能なサイズが減少し、ハッシュビンのサイズが増大することになる。
別の方法として、ダウンリンク送信スロットは、センサノードアドレスから黙示的に決定されてもよい。
システム要件に応じて、スロット割り当ては、ハッシュビンに対して直交、又は並列のいずれかになる。
直交とは、1つのハッシュビン内のセンサノードが、異なる送信スロットに拡散されることにより、ビーコンでの1つの共通の事前選択が行われた後に、異なるユニキャスト送信で標的にされることを意味する。
一方、ハッシュ及び送信スロットの並列な割り当ては、1つのハッシュによって事前選択される全てのセンサノードへのマルチキャスト送信を可能にする。
2^n個の利用可能な送信スロットを伴う直交割り当てに関する簡単な例は、アドレスのn個の最下位ビットを除く全てにわたるハッシング、及び、送信スロット番号としてのn個の最下位ビットの使用であってもよい。
したがって、並列割り当ての簡単な例は、ハッシュ自体のn個の最下位ビットを送信スロット番号として使用することである。
特定のシステムに向けて最適化するには、ハッシュビンと組み合わせて送信スロットを決定するために、センサノードのタイプや専用アドレス範囲を伴うように遥かに複雑な配列が使用されてもよい。
一般に、センサノードのアドレス指定及び送信スロットの選択は、センサノードアドレスが1つの次元であるとともに、送信スロットが他の次元である多次元問題と見なすことができる。
例えば、システムで周波数の分離を使用できる場合、周波数などに関して第3の次元を付加することができる。
これは、前述したようにテレグラム分割技術が使用される場合には、ホッピングパターンにも適用される。
ビーコンを介したアドレス指定プロセスでは、アドレス範囲のサブセットを利用可能な時間(スロット)(及び/又は周波数など)範囲に対してマッピングできる。
ビーコンで与えられるアドレス指定情報は、完全に又は部分的にマッピングを明示的に指定でき、この場合、残りは、例えば完全なセンサノードアドレスのようにセンサノード及び基地局に存在する他の情報から黙示的に決定される。
明示的なアドレス指定と黙示的なアドレス指定との間の比率の変更は、センサノード事前選択の柔軟性と精度との間のトレードオフを可能にする。
例えば、事前選択されたセンサノードに、送信スロット(周波数など)を明示的に割り当てるために使用される、ビーコン内のアドレス指定情報のすべてのビットに対して、事前選択されたサブセットはサイズが2倍となる。
実施形態において、送信スロット(周波数など)の選択は、多次元アドレス指定問題に対する解決策として明示的に又は暗示的に又はこれらの両方の組み合わせで実行され得る。
黙示的な選択は、例えば、システム要件に応じて、明示的に選択されたビンに対して直交又は並列に実行され得る。
<第4の詳細な実施形態(マルチステップ事前選択)>
ビーコンサイズをできるだけ大きく減少させるために、含まれるアドレス指定情報のサイズを減らすことができる。
この情報の最適な長さは、例えば、ビーコン受信のための電力消費量と、これらのノードに関係しないダウンリンク送信の受信のための更なる事前選択されたノードにおける電力消費との間のトレードオフとなり得る。
完全送信の無駄な受信は、事前に選択されたセンサノードにとってはかなり高価になる可能性があり、ビーコンサイズの増大は、全てのセンサノードにおいて電力消費量を増加させる。
これらのオプション間の妥協案は、ビーコンをコア部分と拡張子とに分割することにより、マルチステップ事前選択の使用となり得る。
各部分は、例えば、独立したデコードを可能にするための専用のエラー修正情報を含む。
図9は、連続送信としてのビーコンコア及び拡張子を伴うマルチステップ事前選択の概略図を示す。
この場合、横座標は時間を示す。図9に示されるように、ビーコン102は、コアシーケンス102_1と、少なくともの第1の拡張子シーケンス102_2及び第2の拡張子シーケンス102_3とを備える。
基地局100がコアシーケンス102_1を伴うビーコン102の送信を開始すると、全てのセンサノード110_1〜110_nが送信をリッスンする。
ビーコン102のコアシーケンス102_1を受信した後、ビーコン102のコアシーケンス102_1の非一意的なアドレス指定情報によりアドレス指定されているセンサノードのサブセット112_1のみが、ビーコン102の第1の拡張子シーケンス102_2の送信をリッスンし続け、一方、コアシーケンス102_1の非一意的なアドレス指定情報によりアドレス指定されない他のセンサノードは受信を破棄する(例えば、待機モードに切り替わる)。
ビーコン102の第1の拡張子シーケンス102_2を受信した後、ビーコン102の第1の拡張子シーケンス102_2の非一意的なアドレス指定情報によりアドレス指定されているセンサノードのサブセット112_2のみが、ビーコン102の第2の拡張子シーケンス102_3の送信をリッスンし続け、一方、第1の拡張子シーケンス102_2の非一意的なアドレス指定情報によりアドレス指定されない他のセンサノードは受信を破棄する(例えば、待機モードに切り替わる)。
ビーコン102の第2の拡張子シーケンス102_3を受信した後、ビーコン102の第2の拡張子シーケンス102_の非一意的なアドレス指定情報によりアドレス指定されているセンサノードのサブセット112_3のみが、基地局100の送信をリッスンし続け、一方、第2の拡張子シーケンス102_3の非一意的なアドレス指定情報によりアドレス指定されない他のセンサノードは受信を破棄する(例えば、待機モードに切り替わる)。
更に、図9に示されるように、ビーコン102のコア部分102_1は、センサノードをより大きなサブセットに絞り込むアドレス指定情報の第1のセクションを含んでもよい。
他の全てのセンサノードは、コア部分102_1の後にビーコン受信を中止できる。
ビーコンに対する1つ又は複数の拡張子102_2及び102_3は、アドレス指定情報に対してより高い精度を加え、それにより、事前選択されたセンサノードサブセットを減少させる。
これにより、全てのセンサノードに関してビーコン受信時間を増やすことなく、誤って事前選択されるセンサノードの数を最小限に抑えることができる。
ビーコン拡張子の受信は、一般に、ダウンリンクテレグラムの受信よりも遥かに少ないエネルギーしか必要とせず、そのため、関連するセンサノードの全体にわたって全電力消費量が減少される。
実施形態において、センサノードは、受信情報を同時に受信して処理できない場合がある。
この場合、ビーコン部分同士の間に所定の持続時間のギャップを挿入できる。
これにより、図10に示されるように、センサノード内の前の部分を評価して、次の部分が送信される前に更なるビーコン受信について決定することができる。
図10は、分離された送信としてのビーコンコア及び拡張子を伴うマルチステップ事前選択の概略図を示す。この場合、横座標は時間を示す。
図10に示されるように、ビーコン102は、コアシーケンス102_1と、異なるタイムスロット130_1〜130_2で送信される少なくとも第1の拡張子シーケンス102_2及び第2の拡張子シーケンス102_3とを備える。
基地局100が第1のタイムスロット130_1でコアシーケンス102_1を伴うビーコン102の送信を開始すると、全てのセンサノード110_1〜110_nが送信をリッスンする。
第1のタイムスロット130_1中にビーコン102のコアシーケンス102_1を受信した後、ビーコン102のコアシーケンス102_1の非一意的なアドレス指定情報によりアドレス指定されているセンサノードのサブセット112_1のみが、第2のタイムスロット130_2でビーコン102の第1の拡張子シーケンス102_2の送信をリッスンし続け、一方、コアシーケンス102_1の非一意的なアドレス指定情報によりアドレス指定されていない他のセンサノードは受信を破棄する(例えば、待機モードに切り替わる)。
第2のタイムスロット130_2中にビーコン102の第1の拡張子シーケンス102_2を受信した後、ビーコン102の第1の拡張子シーケンス102_2の非一意的なアドレス指定情報によりアドレス指定されているセンサノードのサブセット112_2のみが、第3のタイムスロット130_3でビーコン102の第2の拡張子シーケンス102_3の送信をリッスンし続け、一方、第1の拡張子シーケンス102_2の非一意的なアドレス指定情報によりアドレス指定されない他のセンサノードは受信を破棄する(例えば、待機モードに切り替わる)。
第3のタイムスロット130_3でビーコン102の第2の拡張子シーケンス102_3を受信した後、ビーコン102の第2の拡張子シーケンス102_3の非一意的なアドレス指定情報によりアドレス指定されているセンサノードのサブセット112_3のみが基地局100の送信をリッスンし続け、一方、第2の拡張子シーケンス102_3の非一意的なアドレス指定情報によりアドレス指定されない他のセンサノードは受信を破棄する(例えば、待機モードに切り替わる)。
実施形態において、アドレス指定情報は、センサノードによって次々に受信され得る複数の部分に分割され得る。各部分は、アドレス指定されるサブセットを絞り込み、アドレス指定されないセンサノードは、更なる部分の受信を中止できる。部品間の随意的なギャップは、センサノードのための処理時間を与える。
<第5の詳細な実施形態(部分スペクトルビーコン)>
ビーコン送信は、センサノードとの通信のために基地局100が利用できるスペクトルの一部のみを使用してもよい。
残りのスペクトルは、特定のセンサノード又はセンサノードのグループのためのダウンリンクデータを送信するために、基地局100によって使用され得る。
コア及び1つ又は複数の拡張子がスペクトルの異なる部分に配置されるときには、同じ原理をマルチステップ事前選択に適用できる。
これを組み合わせて、スペクトルの異なる部分にマルチパートビーコン及びダウンリンクペイロードデータを配置することもできる。
様々な成分のスペクトル分割は、図11及び図12から明らかになるように、例えば、周波数(FDMA)、コード(CDMA)、又は、テレグラム分割(ホッピングパターン)によるものであってもよい。
図11は、周波数分割により組み合わされたビーコンコア102_1、ビーコン拡張子102_2,102_3、及び、ペイロードデータ106_1,106_2の送信を図で示している。この場合、縦座標は周波数を示し、横座標は時間を示す。
図12は、異なるホッピングパターンにより組み合わされたビーコンコア102_1、ビーコン拡張子102_2、及び、ペイロードデータ106の送信を図で示す。この場合、縦座標は周波数を示し、横座標は時間を示す。
センサノードは、例えば、ビーコン送信中に全帯域幅で受信するが、最初は、直接的に又は受信終了後にビーコン102又はビーコンコア102_1を含む部分スペクトルのみを処理する。
これにより、センサノードはビーコン送信の処理労力を削減することができる。
ビーコンコア102_1でセンサノードが事前選択される場合、センサノードは送信の更なる部分を処理する。
マルチステップ事前選択の場合には、ビーコン拡張子102_2,102_3ごとに上記手順を繰り返すことができる。
最後に、アドレス指定されたセンサノードによって受信される信号からダウンリンクペイロードデータ106が抽出されてもよく、又は、アドレス指定されたセンサノードがダウンリンクペイロード送信を別個タイムスロットでリッスンする。
実施形態において、ビーコン及びビーコンの拡張子及び/又はダウンリンクペイロードデータは、スペクトルの異なる部分において利用可能な帯域幅内で組み合わせることができる。
センサノードは、例えば、全帯域幅を受信してもよいが、それらに関連する送信の部分のみを処理してもよい。
<シミュレーション>
以下に、様々なシナリオ及びハッシング技術におけるシミュレーション結果が与えられる。
関連するシステムパラメータが各シナリオの初めに挙げられる。
下位の節は、特定のハッシング技術におけるセンサノードアクティビティの統計分布を与える。
<ランダムセンサノードアドレスのシミュレーション結果>
これにより、以下のパラメータが使用された。
−ランダム48ビットアドレスの100000個のセンサノード
−それぞれのセンサノードごとに1回のダウンリンク送信(合計で100000回の送信)
−ランダムアドレスは良好な分布を保証するため、ハッシュ関数は任意である。
−より高度な統計的ハッシングの利点は実証できない
第1のシミュレーションに関し、以下の8ビットハッシュが使用された(モジュロハッシュ):
センサノードアドレス%256(=256によるセンサノードアドレスの整数除算の余り)が使用された(モジュロハッシュ)。
第1のシミュレーションは以下の結果をもたらす。
−平均:391.716800(0.4%)
−Std.dev.:20.655329
−最小:345
−最大:442
第1のシミュレーションの場合には、以下に留意し得る。
−センサノードを256個のビンに分離すると、それぞれのセンサノードごとに受信されるテレグラムが約100000/256=390.625まで減少する
−最もアクティブなセンサノードは、最もアクティブでないセンサノードよりも28%多くのテレグラムを受信する必要がある。
第1のシミュレーションに関し、図13は、ランダムアドレス及びモジュロハッシングのための受信テレグラムカウントの分布を図で示す。
図13において、縦座標はセンサノードの数(センサノードカウント)を示し、横座標は受信されたテレグラムカウント分布を示す。
第2のシミュレーションの場合、適応型ハッシュアルゴリズムを介して明示的に割り当てられる8ビットハッシュが使用された(適応型ハッシュ)。
第2のシミュレーションは以下の結果をもたらす。
−平均:390.63(0.4%)
−Std.dev.:0.48397
−最小:390
−最大:391
第2のシミュレーションに関しては、以下に留意し得る。
−センサノードはハッシュビン全体にわたって均等に分布される
−受信されたテレグラムカウントは390又は391である
−明示的な割り当ては、受信されるテレグラムの統計的広がりを回避する
−公表されるアクティビティとして理想的な結果は、実際には完全に正確ではない場合がある
<センサノードアドレスのクラスタにおけるシミュレーション結果>
これにより、以下のパラメータが使用された。
−100000センサノード、32個のアドレスのクラスタ内の連続したアドレス、ランダムクラスタプレフィックス
−それぞれのセンサノードごとに1つのダウンリンク送信
−簡単なアドレス切り捨ては、ハッシュビンの8分の1しか使用しない
−問題を任意の均一なハッシュ関数を用いて解決でき、この出願において特定の問題はない
−すなわち、単純なXORハッシュは問題を排除する
第3のシミュレーションに関し、以下の8ビットハッシュが使用された(モジュロハッシュ):
センサノードアドレス%256
第3のシミュレーションは以下の結果をもたらす。
−平均:3125.000000(3.1%)
−Std.dev:0.000000
−最小:3125
−最大:3125
第4のシミュレーションに関し、以下の8ビットハッシュが使用された(適応型ハッシュ):
センサノードアドレスにわたって8ビットXOR
第4のシミュレーションは以下の結果をもたらす。
−平均:391.376960(0.4%)
−Std.dev:17.090535
−最小:364
−最大:418
<高アクティビティセンサノードに関するシミュレーション結果>
これにより、以下のパラメータが使用された。
−ランダムアドレスを伴う100000センサノード
−センサノードごとに100個のダウンリンク送信を伴うこれらのセンサノードのうちの100
−それぞれ1つのダウンリンク送信を伴う残りのセンサノード(合計109900個の送信)
−付随的なウェイクアップを減らすための高アクティビティセンサノードにとって最適なハッシュビン
−センサノード全体にわたる電力消費バランスを改善するためのハッシュビンシャッフル
第5のシミュレーションの場合、8ビットハッシュ、すなわち、センサノードアドレス%256が使用され(モジュロハッシュ)。
第5のシミュレーションは以下の結果をもたらす。
−平均:430.718620(0.4%)
−Std.dev.:66.550649
−最小:346
−最大:698
第5のシミュレーションの場合、図14は、高アクティビティセンサノード及びモジュロハッシュに関する受信テレグラムカウントの分布を図で示す。図14では、縦座標がセンサノードの数(センサノードカウント)を示し、横座標が受信されたテレグラムカウント分布を示す。
第6のシミュレーションに関し、以下のハッシュが使用された(モジュロハッシュ+予約済みビン):
高アクティビティセンサノードのために予約されたビン0〜23
通常のセンサノードのための8ビットハッシュ:(アドレス%(256−24))+24
高アクティビティセンサノードのための8ビットハッシュ:アドレス%24
第6のシミュレーションは以下の結果をもたらす。
−平均:431.609400(0.4%)
−Std.dev.:20.945483
−最小:200
−最大:700
第6のシミュレーションに関しては、以下に留意し得る。
−システム全体のバランスが大幅に改善された
−高アクティビティセンサノードの低いカウントは、予約されたビンに対する準最適分布をもたらす
−受信カウントが非常に高い更に一部のセンサノード
第6のシミュレーションに関し、図15は、高アクティビティセンサノード及び予約済みビンに関する受信テレグラムカウントの分布を図で示す。
図15では、縦座標がセンサノードの数(センサノードカウント)を示し、横座標が受信テレグラムカウント分布を示す。
第7のシミュレーションの場合、適応型ハッシュアルゴリズムを介して明示的に割り当てられる8ビットハッシュが使用された。
この場合、高アクティビティセンサノードが最初に割り当てられた。
更に、1のアクティビティ優先度パラメータが使用された。
その結果、システム最適化全体にわたるセンサノードアクティビティのバランスに対して特別な焦点が設定されない。
第7のシミュレーションは以下の結果をもたらす。
−平均:427.80(0.4%)
−Std.dev.:23.720
−最小:410
−最大:460
第7のシミュレーションに関しては、以下に留意し得る。
−一部の標準的なセンサノードは、高アクティビティセンサノードを伴うビンに配置される
−標準偏差にとって理想的でない全システム労力の最適化
第7のシミュレーションに関し、図16は、高アクティビティセンサノード及びアクティビティ優先度を伴わない適応型ハッシュに関する受信テレグラムカウントの分布を図で示す。
図16では、縦座標がセンサノードの数(センサノードカウント)を示し、横座標が受信テレグラムカウント分布を示す。
第8のシミュレーションの場合、適応型ハッシュアルゴリズムを介して明示的に割り当てられた8ビットハッシュが使用された。
この場合、高アクティビティセンサノードが最初に割り当てられた。
更に、2のアクティビティ優先度パラメータが使用された。
その結果、アクティビティが二次的に重み付けされ、アクティビティの逸脱に対するペナルティが増大する。
第8のシミュレーションは以下の結果をもたらす。
−平均:429.25(0.4%)
−Std.dev.:0.43391
−最小:429
−最大:430
第8のシミュレーションに関しては、以下に留意し得る。
−アクティビティバランシングに対してより高い優先度を与えると、標準偏差が最適化される
−平均は、より良いバランスに起因してほんの僅か増大される
第8のシミュレーションに関し、図17は、高アクティビティセンサノード及び2次アクティビティ優先度を伴う適応型ハッシュに関する受信テレグラムカウントの分布を図で示す。
図17では、縦座標がセンサノードの数(センサノードカウント)を示し、横座標は受信テレグラムカウント分布を示す。
<企業相互影響におけるシミュレーション結果>
これにより、以下のパラメータが使用された。
−100000個のセンサノード、企業ごとに25000が企業IDとして16 MSBのアドレスを共有する。
−企業0に関してセンサノードごとの10個のダウンリンク送信
−他の企業に関してセンサノードごとに1つのダウンリンク送信(合計325000の送信)
−他の企業のセンサノードへの影響を回避するために最適化されたハッシュ
第9のシミュレーションに関し、以下の8ビットハッシュが使用された(モジュロハッシュ):
センサノードアドレス%256
第9のシミュレーションは以下の結果をもたらす。
−全てのセンサノード:平均:1272.396020(0.4%)、標準偏差:97.251658、最小:1052、最大:1607
−企業0:平均:1278.983600(0.4%)、標準偏差:97.910426、最小:1052、最大:1607
−企業1:平均:1269.186960(0.4%)、標準偏差:96.637009、最小:1052、最大:1607
第9のシミュレーションに関し、図18は、異なる企業及びモジュロハッシュに関する受信テレグラムカウントの分布を図で示す。図18では、縦座標がセンサノードの数(センサノードカウント)を示し、横座標が受信テレグラムカウント分布を示す。
第10のシミュレーションでは、以下の8ビットハッシュが使用された(企業別々のハッシュビン):
センサノードアドレス%64+センサノードアドレスの企業ID部分からの2 LSB
第10のシミュレーションは以下の結果をもたらす。
−全てのセンサノード:平均:1272.626500(0.4%)、標準偏差:1528.990707、最小:325、最大:4390
−企業0:平均:3915.579200(1.2%)、標準偏差:190.929810、最小:3450、最大:4390
−企業1:平均:391.788400(0.1%)、標準偏差:21.277843、最小:336、最大:447
第10のシミュレーションに関しては、以下に留意し得る。
−企業0の高いアクティビティによって影響されない企業1
−企業0は、全てのハッシュビンに拡散できず、したがって、非常に高い受信カウントを有する。
第10のシミュレーションに関し、図19は、異なる企業及び分離されたハッシュビンに関して受信テレグラムカウントの分布を図で示す。
図19では、縦座標がセンサノードの数(センサノードカウント)を示し、横座標が受信テレグラムカウント分布を示す。
第11のシミュレーションの場合、適応型ハッシュアルゴリズムを介して明示的に割り当てられる8ビットハッシュが使用された。
割り当てられた企業センサノードがインターリーブされる。
更に、1の企業間因子が使用された。このことは、他の企業への影響が同じ企業のセンサノードへの影響に対してペナルティを受けないことを意味する。
第11のシミュレーションは以下の結果をもたらす。
−全てのセンサノード:平均:949.34(0.3%)、標準偏差:741.83、最小:520、最大:2240
−企業0:平均:2232.6(0.7%)、標準偏差:3.9095、最小:2230、最大:2240
−企業1:平均:521.60(0.16%)、標準偏差:43.262、最小:520、最大:2231
−企業2:平均:521.60(0.16%)、標準偏差:43.262、最小:520、最大:2231
−企業3:平均:521.60(0.16%)、標準偏差:43.262、最小:520、最大:2231
第11のシミュレーションに関しては、以下に留意し得る。
−他の企業の一部のセンサノードは、企業0の高アクティビティセンサノードを伴うビンに対して割り当てられる。
−企業又は単一のセンサノードを考慮しない全システム効率の最適化
第11のシミュレーションに関し、図20は、異なる企業及び相互影響ペナルティを伴わない適応型ハッシュに関する受信テレグラムカウントの分布を図で示す。
図20では、縦座標がセンサノードの数(センサノードカウント)を示し、横座標が受信テレグラムカウント分布を示す。
第12のシミュレーションの場合、適応型ハッシュアルゴリズムを介して明示的に割り当てられる8ビットハッシュが使用された。
企業センサノードの割り当てがインターリーブされる。
更に、2の企業間因子が使用された。このことは、他の企業への影響が同じ企業のセンサノードへの影響に対して二重に重み付けられることを意味する。
第12のシミュレーションは以下の結果をもたらす。
−全てのセンサノード:平均:1269.5(0.4%)、標準偏差:1522.3、最小:390、最大:3910
−企業0:平均:3906.3(1.2%)、標準偏差:4.8398、最小:3900、最大:3910
−企業1:平均:390.63(0.1%)、標準偏差:0.4840、最小:390、最大:391
−企業2:平均:390.63(0.1%)、標準偏差:0.4840、最小:390、最大:391
−企業3:平均:390.63(0.1%)、標準偏差:0.4840、最小:390、最大:391
第12のシミュレーションに関しては、以下に留意し得る。
−企業1〜企業3は、企業0のアクティビティから隔離される。
−したがって、全システム効率及び企業0の受信カウントはより悪い。
−結果は、企業の別々のビンを模倣するが、変動を殆ど伴わない。
第12のシミュレーションに関し、図21は、異なる企業及び相互影響ペナルティを伴う適応型ハッシュに関する受信テレグラムカウントの分布を図で示す。
図21では、縦座標がセンサノードの数(センサノードカウント)を示し、横座標が受信テレグラムカウント分布を示す。
<更なる実施形態>
図22は、データを送信するための方法200のフローチャートを示す。
方法200は、第1のデータを送信するためのステップ202を含み、第1のデータは、複数の受信機の1つのサブセットをアドレス指定する非一意的なアドレス指定情報を含み、サブセットは少なくとも2つの受信機を備える。
更に、方法200は、複数の受信機のサブセットのうちの1つの受信機をアドレス指定する更なるアドレス指定情報を含む第2のデータを送信するステップ204を含む。
図23は、データを受信するための方法210のフローチャートを示す。
方法210は、非一意的なアドレス指定情報を含む第1のデータを受信するステップ212を含む。
更に、方法210は、受信機が非一意的なアドレス指定情報によってアドレス指定されるかどうかを決定するステップ214を含む。
更に、方法210は、受信機が非一意的なアドレス指定情報によってアドレス指定される場合に、第2のデータが予定される更なるアドレス指定情報を含む又は更なるアドレス指定情報にしたがって送信されるかどうかを決定するステップ216を含む。
更に、方法210は、第2のデータが予定される更なるアドレス指定情報を含む又は予定される更なるアドレス指定情報にしたがって送信される場合に、第2のデータを受信して処理するステップ218を含む。
図24は、同じ非一意的なアドレス指定情報を共有する受信機のサブセットを形成するための方法220のフローチャートを示す。
方法220は、複数の受信機の各受信機を、前記受信機の存在が同じサブセット内の他の受信機にどのように影響するかを定量化する1つ又は複数のパラメータ(例えば、受信機に送信される予定される送信数)と関連付けるステップ222を含む。
更に、方法220は、複数の受信機の各受信機を、同じサブセット内の他の受信機によって引き起こされる影響の重大度に重み付けする1つ又は複数のパラメータ(例えば、許容電力消費量)と関連付けるステップ224を含む。
更に、方法220は、重み付け影響の最小総数へ向けて全体の重み付け影響を最適化する又は異なるサブセット間の重み付け影響の変動の最小値へ向けて最適化する又は総重み付け影響へ向かう変動の偏差のペナルティによるそれらの組み合わせに関するステップ226を含む。
実施形態は、1つの基地局及び多くの(最大100,000を超える)センサノードを伴うLPWANに関して使用されてもよい。
実施形態では、センサノードが、稀に、例えば1日に1回アドレス指定され一部のセンサノードはかなり頻繁にアドレス指定される場合がある。
実施形態において、基地局は、所定の時間間隔でビーコン(=ブロードキャストテレグラム)を送信する。
実施形態において、センサノードは、ビーコンをリッスンしてもよく、必ずしも全てのビーコンをリッスンしなくてもよい。
実施形態において、ビーコンは、センサノードにおいて必要とされる受信時間を最小限に抑えるために可能な限り短くなることができる。
実施形態では、ビーコンを使用して、ダウンリンクデータ送信のためのセンサノードをアドレス指定することができる。
実施形態において、アドレス指定されたセンサノードは、ビーコン間の特定のタイムスロットで送信をリッスンする。
実施形態において、1つのビーコンは、マルチキャスト送信及び複数のユニキャスト送信を開始することができる。
実施形態において、マルチキャストのためのグループは、システムセットアップ後に動的に割り当てられることもできる。
実施形態では、ノードアドレスのハッシュを使用してノードのビンを事前選択できる。
実施形態では、アドレス指定を複数の次元で実行でき、アドレス及びタイムスロットは2つの次元であり、時間領域を黙示的に選択でき、周波数は第3の次元(オプション)として選択できる。
実施形態において、送信スロットは、事前に選択されたノードが個別のユニキャストを受信すべき場合にはハッシュビンに対して直交して(同じハッシュを伴うノードは異なるタイムスロットを使用する)、マルチキャストの場合にはハッシュビンに対して並列に(同じハッシュを伴うノードは同じタイムスロットを使用する)、ノードアドレスから決定されてもよい。
実施形態において、アドレス空間(すなわち、企業ごとに32ビット)は、1つの基地局で使用されるアドレス空間よりも遥かに大きくなってもよい。
したがって、実施形態では、使用されるアドレスのみを考慮する必要がある(すなわち、他の「サブネット」上のノードはとにかくこの基地局を受信せず且つ無駄な標的化は結果を有さないため、事前選択のための「サブネット」を省く)。
実施形態では、ビーコンカウンタを使用してそれぞれのビーコンごとにハッシュビンをシャッフルできるため、ウェイクアップカウントが高いノードは、同じ他のノードを毎回無駄にウェイクアップさせない(付随的なウェイクアップの電力消費量のより良い分散)。
実施形態において、1つ又は複数の拡張子は、別個のエラー修正/検出(リードソロモン、CRCなど)によりビーコンに添付してもよい。
これにより、コアビーコンを最初の事前選択、拡張のために使用して更に絞り込むことができ、この場合、1つの段階で除外されるノードは直ぐに受信を停止できる。
実施形態において、非対称ハッシュビンは、それらの送信周波数、電力制約などに基づいてノードをグループ化するために使用されてもよい(すなわち、無駄なウェイクアップが問題にならないため、AC電源ノードをより大きなビンにグループ化する)。
実施形態において、マルチキャストグループが同じハッシュを介してアドレス指定される場合、それらのグループは、無駄なグループウェイクアップが全てのグループメンバーにおいて電力の浪費を意味するため、「低ウェイクアップ周波数」ビンに配置されてもよい。
実施形態において、ノードは個々の要件に応じて全てのビーコンをリッスンしない場合があり、基地局は、どのノードがどのビーコンをリッスンしているかを知る必要があり、異なるビーコンをリッスンするノードは無駄なウェイクアップを引き起こすことなく同じハッシュビン内にあってもよい。
実施形態では、固定リスニングスロット、完全アドレス指定、及び/又はハッシュベースの事前選択などの切り替え可能なモードを使用することができる。
幾つかの態様が装置の文脈で説明したが、これらの態様が対応する方法の説明も表し、ブロック又はデバイスは方法ステップ又は方法ステップの特徴に対応することは明らかである。
同様に、方法ステップの文脈で説明される態様は、対応するブロック又はアイテム又は対応する装置の機能の説明も表す。
方法ステップの一部又は全部は、例えばマイクロプロセッサ、プログラム可能なコンピュータ、又は、電子回路のようなハードウェア装置によって(又は該装置を使用して)実行されてもよい。
幾つかの実施形態では、最も重要な方法ステップのうちの1つ又は複数をそのような装置によって実行することができる。
特定の実施要件に応じて、本発明の実施形態はハードウェア又はソフトウェアで実装することができる。
実装は、電子的に読み取り可能な制御信号が記憶されたデジタルストレージメディア、例えばフロッピーディスク、DVD、Blu−Ray、CD、ROM、PROM、EPROM、EEPROM又はフラッシュメモリを使用して実行でき、これらは、それぞれの方法が実行されるように、プログラム可能なコンピュータシステムと協働する(又は協働できる)。
したがって、デジタル記憶媒体はコンピュータ読み取り可能であってもよい。
本発明による幾つかの実施形態は、本明細書中に記載の方法の1つが実行されるように、プログラム可能なコンピュータシステムと協働することができる電子的に読み取り可能な制御信号を有するデータキャリアを含む。
一般に、本発明の実施形態は、プログラムコードを有するコンピュータプログラム製品として実装することができ、プログラムコードは、コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で動作するときに方法のうちの1つを実行するように動作可能である。
プログラムコードは、例えば、機械読み取り可能なキャリアに保存されてもよい。
他の実施形態は、機械読み取り可能なキャリアに記憶された、本明細書に記載の方法のうちの1つを実行するためのコンピュータプログラムを含む。
したがって、言い換えると、本発明の方法の実施形態は、コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されるときに、本明細書に記載の方法の1つを実行するためのプログラムコードを有するコンピュータプログラムである。
したがって、本発明の方法の更なる実施形態は、本明細書に記載の方法の1つを実行するためのコンピュータプログラムを記録したデータキャリア(又はデジタル記憶媒体、又はコンピュータ可読媒体)である。
データキャリア、デジタルストレージメディア、又は記録されたメディアは、通常、有形及び/又は非一時的である。
したがって、本発明の方法の更なる実施形態は、本明細書に記載の方法の1つを実行するためのコンピュータプログラムを表すデータストリーム又は信号のシーケンスである。
データストリーム又は信号シーケンスは、例えば、インターネットなどのデータ通信接続を介して転送されるように構成されてもよい。
更なる実施形態は、本明細書に記載の方法の1つを実行するように構成又は適合された処理手段、例えばコンピュータ、又はプログラマブルロジックデバイスを含む。
更なる実施形態は、本明細書に記載の方法の1つを実行するためのコンピュータプログラムをインストールしたコンピュータを含む。
本発明による更なる実施形態は、本明細書に記載の方法の1つを実行するためのコンピュータプログラムを受信機に(例えば、電子的又は光学的に)転送するように構成された装置又はシステムを含む。
受信機は、例えば、コンピュータ、モバイルデバイス、メモリデバイスなどであってもよい。
装置又はシステムは、例えば、コンピュータプログラムを受信機に転送するためのファイルサーバーを備えてもよい。
幾つかの実施形態では、プログラマブルロジックデバイス(例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ)を使用して、本明細書に記載の方法の機能の一部又は全てを実行することができる。
幾つかの実施形態では、フィールドプログラマブルゲートアレイは、本明細書に記載の方法の1つを実行するためにマイクロプロセッサと協働してもよい。
一般に、これらの方法は、任意のハードウェア装置によって実行されることが好ましい。
本明細書で説明する装置は、ハードウェア装置を使用して、又はコンピュータを使用して、又はハードウェア装置とコンピュータの組み合わせを使用して実装することができる。
本明細書に記載の装置、又は本明細書に記載の装置の任意のコンポーネントは、少なくとも部分的にハードウェア及び/又はソフトウェアで実装されてもよい。
本明細書で説明される方法は、ハードウェア装置を使用して、又はコンピュータを使用して、又はハードウェア装置とコンピュータの組み合わせを使用して実行されてもよい。
本明細書で説明される方法、又は本明細書で説明される装置の任意のコンポーネントは、ハードウェア及び/又はソフトウェアによって少なくとも部分的に実行されてもよい。
前述の実施形態は、本発明の原理を説明するための例示にすぎない。
本明細書に記載の配置及び詳細の修正及び変更は、当業者には明らかであることを理解されたい。
したがって、本明細書の実施形態の説明及び説明として提示される特定の詳細によってではなく、以下の特許請求の範囲によってのみ制限されることが意図されている。

Claims (41)

  1. 複数の受信機(110_1:110_n)と通信するように構成される送信機(100)であって、
    前記送信機(100)がビーコン(102)を送信するように構成され、
    前記ビーコン(102)は、前記複数の受信機(110_1:110_n)のサブセット(112)をアドレス指定する非一意的なアドレス指定情報を含み、前記サブセット(112)が少なくとも2つの受信機を備え、
    前記送信機(100)はデータパケット(104)を送信するように構成され、前記データパケット(104)が更なるアドレス指定情報を含み、又は、前記データパケット(104)が更なるアドレス指定情報にしたがって送信され、前記更なるアドレス指定情報は、前記サブセット(112)の、前記複数の受信機(110_1:110_n)のうちの1つの受信機(110)又は受信機の1つのグループをアドレス指定し、
    受信機の前記サブセット(112)の受信機の数は、前記複数の受信機(110_1:110_n)の受信機の数よりも少なく、
    前記ビーコン及び前記データパケットが異なるタイムスロットで送信され、
    前記データパケットが送信される前記更なるアドレス指定情報は、前記データパケット(104)の送信時間、前記データパケット(104)の送信周波数、前記データパケット(104)が送信されるタイムスロット、前記データパケット(104)が送信される周波数帯域、前記データパケット(104)が送信される周波数ホッピングパターン、前記データパケット(104)が送信される時間ホッピングパターン、及び、前記データパケット(104)が送信される時間−周波数ホッピングパターンのうちの少なくとも1つである、送信機(100)。
  2. 前記非一意的なアドレス指定情報及び前記更なるアドレス指定情報が一緒に前記複数の受信機(110_1:110_n)のうちの1つの受信機(110)を一意的にアドレス指定する請求項1に記載の送信機(100)。
  3. 前記更なるアドレス指定情報は、前記複数の受信機(110_1:110_n)の前記サブセット(112)のうちの前記1つの受信機(110)を一意的にアドレス指定する請求項1又は2に記載の送信機(100)。
  4. 前記更なるアドレス指定情報は、前記複数の受信機(110_1:110_n)のうちの前記1つの受信機(110)を非一意的にアドレス指定する請求項1から3のいずれか一項に記載の送信機(100)。
  5. 前記送信機(100)は、前記複数の受信機(110_1:110_n)のうちの1つの受信機を一意的にアドレス指定する一意的なアドレス指定情報を含む第3のデータを送信するように構成される請求項1から4のいずれか一項に記載の送信機(100)。
  6. 前記送信機(100)は、最後のデータが一意的なアドレス指定情報を含むとともに他のデータが既に選択されたサブセットのより小さいサブセットを選択するアドレス指定情報を伴う第4のデータを送信するように構成される請求項1から5のいずれか一項に記載の送信機(100)。
  7. 前記非一意的なアドレス指定情報は、前記複数の受信機(110_1:110_n)のそれぞれを一意的に特定する一意的なアドレスよりも短い短アドレスである請求項1から6のいずれか一項に記載の送信機(100)。
  8. 前記非一意的なアドレス指定情報は、前記複数の受信機(110_1:110_n)のそれぞれを一意的に特定する一意的なアドレスのハッシュ化されたバージョンである請求項1から7のいずれか一項に記載の送信機(100)。
  9. 前記データパケットが前記更なるアドレス指定情報を含み、
    前記データパケットは、前記データパケットのデータフィールドに前記更なるアドレス指定情報を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の送信機(100)。
  10. 前記送信機(100)は、前記非一意的なアドレス指定情報及び前記更なるアドレス指定情報のうちの少なくとも1つを前記1つの受信機(110)に割り当てるように構成される請求項1から9のいずれか一項に記載の送信機(100)。
  11. 前記送信機(100)は、同様に前記非一意的なアドレス指定情報によりアドレス指定される前記複数の受信機(110_1:110_n)の前記サブセット(112)の他の受信機の動作パラメータに応じて、前記非一意的なアドレス指定情報を前記1つの受信機(110)に割り当てるように構成される請求項10に記載の送信機(100)。
  12. 前記送信機(100)は、前記複数の受信機(110_1:110_n)の動作パラメータに応じて前記複数の受信機(110_1:110_n)のうちの受信機の前記サブセット(112)を選択するとともに前記非一意的なアドレス指定情報を受信機の前記選択されたサブセット(112)に割り当てるように構成される請求項10又は11に記載の送信機(100)。
  13. 前記動作パラメータは、前記受信機の物理的制限、前記受信機の異なる所有者、及び、前記受信機への予定される送信数のうちの少なくとも1つである請求項12に記載の送信機(100)。
  14. 前記送信機(100)は、変化する動作パラメータに応じて受信機の前記選択されたサブセット(112)に対して前記非一意的なアドレス指定情報を静的に又は動的に再割り当てするように構成される請求項12又は13に記載の送信機(100)。
  15. 請求項12から14のいずれか一項に記載の送信機(100)は、適応型ハッシュアルゴリズムを使用して前記複数の受信機(110_1:110_n)から受信機の前記サブセット(112)を選択するように構成され
    前記適応型ハッシュアルゴリズムは、
    各受信機を、前記受信機の存在が同じサブセット内の他の受信機にどのように影響するかを定量化する1つ又は複数のパラメータと関連付けること、
    各受信機を、同じサブセット内の他の受信機によって引き起こされる影響の重大度に重み付けする1つ又は複数のパラメータと関連付けること、及び
    重み付け影響の最小総数へ向けて全体の重み付け影響を最適化すること、又は
    異なるサブセット間の重み付け影響の変動の最小値へ向けて最適化すること、もしくは、総重み付け影響へ向かう変動の偏差のペナルティによるその組み合わせを最適化すること、を含む、送信機(100)
  16. 前記送信機(100)は、前記データパケットを複数のサブデータパケットに分離するように構成され、前記サブデータパケットのそれぞれは前記データパケットよりも短く、前記送信機(100)は、周波数ホップパターン及び時間ホップパターンのうちの少なくとも1つを使用して前記複数のデータパケットを送信するように構成される請求項1から15のいずれか一項に記載の送信機(100)。
  17. 送信機(100)と通信するための非一意的なアドレスを有する受信機(110)であって、
    前記受信機(110)は、非一意的なアドレス指定情報を含むビーコン(102)を受信するとともに前記受信機(110)が前記非一意的なアドレス指定情報によってアドレス指定されるかどうかを決定するように構成され、
    前記受信機(110)は、データパケット(104)が予定される更なるアドレス指定情報を含む又は受信機が前記非一意的なアドレス指定情報によってアドレス指定される場合に更なるアドレス指定情報にしたがって送信されるかどうかを決定するとともに、前記データパケット(104)が前記予定される更なるアドレス指定情報を含む又は前記予定される更なるアドレス指定情報にしたがって送信される場合に前記データパケットを受信して処理するように構成され、
    前記ビーコン及び前記データパケットが異なるタイムスロットで受信され、
    前記データパケットが受信される前記更なるアドレス指定情報は、前記データパケット(104)の送信時間、前記データパケット(104)の送信周波数、前記データパケット(104)が送信されるタイムスロット、前記データパケット(104)が送信される周波数帯域、前記データパケット(104)が送信される周波数ホッピングパターン、前記データパケット(104)が送信される時間ホッピングパターン、及び、前記データパケット(104)が送信される時間−周波数ホッピングパターンのうちの少なくとも1つである、受信機(110)。
  18. 前記受信機(110)が前記送信機(100)と通信するための一意的なアドレスも有する請求項17に記載の受信機(110)。
  19. 前記非一意的なアドレスが前記一意的なアドレスよりも短い請求項18に記載の受信機(110)。
  20. 前記受信機(110)は、前記一意的なアドレスから前記非一意的なアドレスを導出するように構成される請求項18又は19に記載の受信機(110)。
  21. 前記受信機(110)は、前記非一意的なアドレスを取得するために前記一意的なアドレスをハッシュするように構成される請求項20に記載の受信機(110)。
  22. 受信機(110)は、送信機(100)又は中央ユニットから前記非一意的なアドレスを受信するように構成される請求項18又は19に記載の受信機(110)。
  23. 前記非一意的なアドレス指定情報は、前記受信機(110)を一意的に特定する一意的なアドレスよりも短い短アドレスである請求項17から22のいずれか一項に記載の受信機(110)。
  24. 前記非一意的なアドレス指定情報は、前記受信機(110)を一意的に特定する一意的なアドレスのハッシュ化されたバージョンである請求項17から23のいずれか一項に記載の受信機(110)。
  25. 前記データパケットが前記予定される更なるアドレス指定情報を含み、
    前記データパケットは、前記データパケットのデータフィールドに前記予定される更なるアドレス指定情報を含む、請求項17から24のいずれか一項に記載の受信機(110)。
  26. 前記受信機(110)は、前記ビーコン(102)を受信するために前記第1のデータの既知の送信時間又は送信タイムスロットでウェイクアップするように構成される請求項17から25のいずれか一項に記載の受信機(110)。
  27. 前記受信機(110)は、前記受信機(110)が前記ビーコン(102)の前記アドレス指定情報によって選択されるサブセット(112)に含まれる場合には、前記データパケットを受信するために前記データパケット(104)の既知の送信時間又は送信タイムスロットでウェイクアップするように構成される請求項17から26のいずれか一項に記載の受信機(110)。
  28. 前記受信機(110)は、前記データパケット(104)を受信するための前記予定される更なるアドレス指定情報にしたがってウェイクアップするように構成される請求項17から25のいずれか一項に記載の受信機(110)。
  29. 前記受信機(110)は、前記データパケット(104)が前記更なるアドレス指定情報を含まない又は前記更なるアドレス指定情報にしたがって受信されない場合に、前記データパケット(104)の受信を停止するように構成される請求項17から28のいずれか一項に記載の受信機(110)。
  30. 前記データパケットは、複数のサブデータパケットに分離して送信されるデータパケットであり、前記サブデータパケットのそれぞれは前記データパケットよりも短く、前記複数のデータパケットは、周波数ホップパターン及び時間ホップパターンのうちの少なくとも1つを使用して送信され、
    前記受信機(110)は、前記複数のサブデータパケットを受信するとともに前記複数のサブデータパケットを組み合わせて前記データパケットを取得するように構成される、請求項17から29のいずれか一項に記載の受信機(110)。
  31. 請求項1から16のいずれか一項に記載の送信機(100)と、
    請求項17から30のいずれか一項に記載の受信機(110)と、を備えるシステム。
  32. データを送信するための方法(200)であって、前記方法は、
    ビーコンを送信するステップ(202)であって、前記ビーコンは、複数の受信機の1つのサブセットをアドレス指定する非一意的なアドレス指定情報を含み、前記サブセットが少なくとも2つの受信機を備える、ステップ(202)と、
    データパケットを送信するステップ(204)であって、前記データパケットが更なるアドレス指定情報を含み、又は、前記データパケットが更なるアドレス指定情報にしたがって送信され、前記更なるアドレス指定情報は前記複数の受信機の前記サブセットの1つの受信機をアドレス指定する、ステップ(204)と、を含み、
    受信機の前記サブセット(112)の受信機の数は、前記複数の受信機(110_1:110_n)の受信機の数よりも少なく、
    前記ビーコン及び前記データパケットが異なるタイムスロットで送信され、
    前記データパケットが送信される前記更なるアドレス指定情報は、前記データパケット(104)の送信時間、前記データパケット(104)の送信周波数、前記データパケット(104)が送信されるタイムスロット、前記データパケット(104)が送信される周波数帯域、前記データパケット(104)が送信される周波数ホッピングパターン、前記データパケット(104)が送信される時間ホッピングパターン、及び、前記データパケット(104)が送信される時間−周波数ホッピングパターンのうちの少なくとも1つである、方法(200)。
  33. データを受信するための方法(210)であって、前記方法は、
    非一意的なアドレス指定情報を含むビーコンを受信するステップ(212)と、
    受信機が前記非一意的なアドレス指定情報によってアドレス指定されるかどうかを決定するステップ(214)と、
    前記受信機が前記非一意的なアドレス指定情報によってアドレス指定される場合に、データパケットが予定される更なるアドレス指定情報を含む又は予定される更なるアドレス指定情報にしたがって送信されるかどうかを決定するステップ(216)と、
    前記データパケットが前記予定される更なるアドレス指定情報を含む又は前記予定される更なるアドレス指定情報にしたがって送信される場合に、前記データパケットを受信して処理するステップ(218)と、を含み、
    前記ビーコン及び前記データパケットが異なるタイムスロットで受信され、
    前記データパケットが受信される前記更なるアドレス指定情報は、前記データパケット(104)の送信時間、前記データパケット(104)の送信周波数、前記データパケット(104)が送信されるタイムスロット、前記データパケット(104)が送信される周波数帯域、前記データパケット(104)が送信される周波数ホッピングパターン、前記データパケット(104)が送信される時間ホッピングパターン、及び、前記データパケット(104)が送信される時間−周波数ホッピングパターンのうちの少なくとも1つである、方法(210)。
  34. 前記方法は、
    前記データパケットが前記予定される更なるアドレス指定情報を含む又は前記予定される更なるアドレス指定情報にしたがって送信される場合に、第3のデータが予定される更なるアドレス指定情報を含む又は前記更なるアドレス指定情報にしたがって送信されるかどうかを決定するステップと、
    前記第3のデータも前記予定される更なるアドレス指定情報を含む又は前記予定される更なるアドレス指定情報にしたがって送信される場合にのみ前記第3のデータ及び前記第2のデータも受信して処理するステップと、
    を更に含む請求項33に記載の方法。
  35. 請求項32から34のいずれか一項に記載の方法を実行するためのコンピュータプログラム。
  36. 複数の受信機(110_1:110_n)と通信するように構成される送信機(100)であって、
    前記送信機(100)が第1のデータ(102)を送信するように構成され、前記第1のデータ(102)は、前記複数の受信機(110_1:110_n)のサブセット(112)をアドレス指定する非一意的なアドレス指定情報を含み、前記サブセット(112)が少なくとも2つの受信機を備え、前記送信機(100)は、更なるアドレス指定情報を含む又は更なるアドレス指定情報にしたがって送信される第2のデータ(104)を送信するように構成され、前記更なるアドレス指定情報は、前記サブセット(112)の、前記複数の受信機(110_1:110_n)のうちの1つの受信機(110)又は受信機の1つのグループをアドレス指定し、
    前記第1のデータ(102)の前記送信と前記第2のデータ(104)の前記送信とが別個の及び/又は独立した送信であり、
    受信機の前記サブセット(112)の受信機の数は、前記複数の受信機(110_1:110_n)の受信機の数よりも少なく、
    前記第1のデータ及び前記第2のデータが異なるタイムスロットで送信され、
    前記第2のデータが送信される前記更なるアドレス指定情報は、前記第2のデータ(104)の送信時間、前記第2のデータ(104)の送信周波数、前記第2のデータ104)が送信されるタイムスロット、前記第2のデータ(104)が送信される周波数帯域、前記第2のデータ(104)が送信される周波数ホッピングパターン、前記第2のデータ(104)が送信される時間ホッピングパターン、及び、前記第2のデータ(104)が送信される時間−周波数ホッピングパターンのうちの少なくとも1つである、送信機(100)。
  37. データを送信するための方法(200)であって、
    前記方法は、
    第1のデータを送信するステップ(202)であって、前記第1のデータは、複数の受信機の1つのサブセットをアドレス指定する非一意的なアドレス指定情報を含み、前記サブセットが少なくとも2つの受信機を備える、ステップ(202)と、
    更なるアドレス指定情報を含む又は更なるアドレス指定情報にしたがって送信される第2のデータを送信するステップ(204)であって、前記更なるアドレス指定情報は前記複数の受信機の前記サブセットの1つの受信機をアドレス指定する、ステップ(204)と、
    を含み、
    前記第1のデータ(102)の前記送信と前記第2のデータ(104)の前記送信とが別個の及び/又は独立した送信であり、
    受信機の前記サブセット(112)の受信機の数は、前記複数の受信機(110_1:110_n)の受信機の数よりも少なく、
    前記第1のデータ及び前記第2のデータが異なるタイムスロットで送信され、
    前記第2のデータが送信される前記更なるアドレス指定情報は、前記第2のデータ(104)の送信時間、前記第2のデータ(104)の送信周波数、前記第2のデータ104)が送信されるタイムスロット、前記第2のデータ(104)が送信される周波数帯域、前記第2のデータ(104)が送信される周波数ホッピングパターン、前記第2のデータ(104)が送信される時間ホッピングパターン、及び、前記第2のデータ(104)が送信される時間−周波数ホッピングパターンのうちの少なくとも1つである、方法(200)。
  38. 送信機(100)と通信するための非一意的なアドレスを有する受信機(110)であって、前記受信機(110)は、非一意的なアドレス指定情報を含む第1のデータ(102)を受信するとともに前記受信機(110)が前記非一意的なアドレス指定情報によってアドレス指定されるかどうかを決定するように構成され、前記受信機(110)は、第2のデータ(104)が予定される更なるアドレス指定情報を含む又は前記受信機(110)が前記非一意的なアドレス指定情報によってアドレス指定される場合に予定される更なるアドレス指定情報にしたがって送信されるかどうかを決定するとともに、前記第2のデータ(104)が前記予定される更なるアドレス指定情報を含む又は前記予定される更なるアドレス指定情報にしたがって送信される場合に前記第2のデータを受信して処理するように構成され、
    前記第1のデータ(102)の前記受信と前記第2のデータ(104)の前記受信とが別個の及び/又は独立した受信であり、
    前記第1のデータ及び前記第2のデータが異なるタイムスロットで受信され、
    前記第2のデータが受信される前記更なるアドレス指定情報は、前記第2のデータ(104)の送信時間、前記第2のデータ(104)の送信周波数、前記第2のデータ104)が送信されるタイムスロット、前記第2のデータ(104)が送信される周波数帯域、前記第2のデータ(104)が送信される周波数ホッピングパターン、前記第2のデータ(104)が送信される時間ホッピングパターン、及び、前記第2のデータ(104)が送信される時間−周波数ホッピングパターンのうちの少なくとも1つである、受信機(110)。
  39. データを受信するための方法(210)であって、前記方法は、
    非一意的なアドレス指定情報を含む第1のデータを受信するステップ(212)と、
    受信機が前記非一意的なアドレス指定情報によってアドレス指定されるかどうかを決定するステップ(214)と、
    前記受信機が前記非一意的なアドレス指定情報によってアドレス指定される場合に、第2のデータが予定される更なるアドレス指定情報を含む又は予定される更なるアドレス指定情報にしたがって送信されるかどうかを決定するステップ(216)と、
    前記第2のデータが前記予定される更なるアドレス指定情報を含む又は前記予定される更なるアドレス指定情報にしたがって送信される場合に、前記第2のデータを受信して処理するステップ(218)と、を含み、
    前記第1のデータ(102)の前記受信と前記第2のデータ(104)の前記受信とが別個の及び/又は独立した受信であり、
    前記第1のデータ及び前記第2のデータが異なるタイムスロットで受信され、
    前記第2のデータが受信される前記更なるアドレス指定情報は、前記データパケット(104)の送信時間、前記データパケット(104)の送信周波数、前記データパケット(104)が送信されるタイムスロット、前記データパケット(104)が送信される周波数帯域、前記データパケット(104)が送信される周波数ホッピングパターン、前記データパケット(104)が送信される時間ホッピングパターン、及び、前記データパケット(104)が送信される時間−周波数ホッピングパターンのうちの少なくとも1つである、方法(210)。
  40. 複数の受信機(110_1:110_n)と通信するように構成される送信機(100)であって、前記送信機(100)がビーコン(102)を送信するように構成され、前記ビーコン(102)は、前記複数の受信機(110_1:110_n)のサブセット(112)をアドレス指定する部分アドレス指定情報を含み、前記サブセット(112)が少なくとも2つの受信機を備え、前記送信機(100)はデータパケット(104)を送信するように構成され、前記データパケット(104)が完全アドレス指定情報を含み、又は、前記データパケット(104)が前記完全アドレス指定情報にしたがって送信され、前記完全アドレス指定情報は、前記サブセット(112)の、前記複数の受信機(110_1:110_n)のうちの1つの受信機(110)又は受信機の1つのグループをアドレス指定し、
    受信機の前記サブセット(112)の受信機の数は、前記複数の受信機(110_1:110_n)の受信機の数よりも少なく、
    前記ビーコン及び前記データパケットが異なるタイムスロットで送信され、
    前記データパケットが送信される前記完全アドレス指定情報は、前記データパケット(104)の送信時間、前記データパケット(104)の送信周波数、前記データパケット(104)が送信されるタイムスロット、前記データパケット(104)が送信される周波数帯域、前記データパケット(104)が送信される周波数ホッピングパターン、前記データパケット(104)が送信される時間ホッピングパターン、及び、前記データパケット(104)が送信される時間−周波数ホッピングパターンのうちの少なくとも1つである、送信機(100)。
  41. 送信機(100)と通信するための非一意的なアドレスを有する受信機(110)であって、前記受信機(110)は、部分アドレス指定情報を含むビーコン(102)を受信するとともに前記受信機(110)が前記部分アドレス指定情報によってアドレス指定されるかどうかを決定するように構成され、前記受信機(110)は、データパケット(104)が予定される完全アドレス指定情報を含む又は受信機が前記部分アドレス指定情報によってアドレス指定される場合に前記完全アドレス指定情報にしたがって送信されるかどうかを決定するとともにデータパケットが前記予定される完全アドレス指定情報を含む又は前記予定される完全アドレス指定情報にしたがって送信される場合に前記データパケット(104)を受信して処理するように構成され、
    前記ビーコン及び前記データパケットが異なるタイムスロットで受信され、
    前記データパケットが受信される前記完全アドレス指定情報は、前記データパケット(104)の送信時間、前記データパケット(104)の送信周波数、前記データパケット(104)が送信されるタイムスロット、前記データパケット(104)が送信される周波数帯域、前記データパケット(104)が送信される周波数ホッピングパターン、前記データパケット(104)が送信される時間ホッピングパターン、及び、前記データパケット(104)が送信される時間−周波数ホッピングパターンのうちの少なくとも1つである、受信機(110)。
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