JP6973268B2 - 物理量計測装置 - Google Patents

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Description

この明細書による開示は、物理量計測装置に関する。
流体の物理量を計測する物理量計測装置として、例えば特許文献1には、内燃機関に吸入される吸入空気の流量を計測する物理量計測装置が開示されている。この物理量計測装置は、流体が通過する湾曲通路と、この湾曲通路に設けられた流量計測素子とを有している。上記特許文献1では、流体と共にダスト等の異物が湾曲通路に進入して流量計測素子に衝突した場合、この異物の大きさや速度によっては流量計測素子が破損することがある、としている。この対策として、湾曲通路の内壁面を粗面としており、これにより、湾曲通路に進入した異物については、この粗面に衝突して進行方向が変わることで速度が低下し、これに伴って運動エネルギが低減される。このように、上記特許文献1では、仮にこの異物が流量計測素子に衝突したとしても流量計測素子の破損が抑制される、としている。
特許第4553898号公報
しかしながら、異物が湾曲通路に進入した場合、この異物と流量計測素子等の物理量検出部との間に電気的な引力が発生すると、異物が物理量検出部に付着しやすくなり、その結果、物理量の検出精度が低下することが懸念される。このため、例えば上記特許文献1のように、湾曲通路にて異物の速度を低下させると、異物の衝突による物理量検出部の破損を抑制できても、却って異物が物理量検出部に付着しやすくなると考えられる。
本開示の主な目的は、物理量検出部への異物の付着によって物理量検出部の検出精度が低下するということを抑制できる物理量計測装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、開示された第1の態様は、
流体の物理量を計測する物理量計測装置(20)であって、
流体が流れるバイパス流路(30)と、
バイパス流路において流体の物理量を検出する物理量検出部(22)と、物理量検出部に電気的に接続された検出ターミナル(52)とを有する検出ユニット(50)と、
絶縁性を有し且つバイパス流路を形成する流路形成部(61)、及び絶縁性を有し且つ検出ターミナルを収容したターミナル収容部(65)を有するハウジング(21)と、
流路形成部をグランド(GND)に接続した接地部(23d)と、
を備え、
流路形成部の体積抵抗率が1.0×1011Ωcm以上且つ1.0×1014Ωcm以下の範囲に含まれており、
ターミナル収容部は、
ターミナル収容部に絶縁性を付与する絶縁部(71c)と、
絶縁部に混じった状態で設けられ、導電性を有していることでターミナル収容部の体積抵抗率を絶縁部の体積抵抗率より小さくしている導電部(72c)と、
ターミナル収容部の外面(65a,65b)を形成する外層(66)と、
絶縁部に対する導電部の含有率が外層に比べて低く、外層の内側に設けられた内層(67)と、
を有しており、
検出ターミナルは内層に収容されている、物理量計測装置である。
物理量計測装置の周囲を流れる流体に、プラスに帯電しやすい砂等の異物が混じっている場合、異物が物理量計測装置の流路形成部に接近したり接触したりすることで、異物がプラスに帯電しやすく、流路形成部がマイナスに帯電しやすいと考えられる。この場合、流路形成部に異物が付着しやすくなる。また、流路形成部に帯電したマイナス電荷が物理量検出部に移動することで、この物理量検出部もマイナスに帯電しやすくなる。既にプラスに帯電した砂等の異物がバイパス流路に進入して物理量検出部に接近したり接触したりすると、この異物と物理量検出部との間に電気的な引力が発生して、異物が物理量検出部に付着しやすくなってしまう。
これに対して、第1の態様によれば、流路形成部の体積抵抗率は、1.0×1011Ωcm以上且つ1.0×1014Ωcm以下の範囲に含まれており、一般的な絶縁材料の体積抵抗率である1.0×1015〜1016Ωcmより小さくなっている。この構成では、流路形成部への異物の接近や接触により流路形成部がマイナスに帯電した場合に、マイナス電荷により生じた電圧により流路形成部にて絶縁破壊が生じることで、マイナス電荷が接地部を介してグランドに放出されやすくなっている。この場合、物理量検出部に帯電していたマイナス電荷も流路形成部及び接地部を介してグランドに放出されることで、流路形成部及び物理量検出部の両方の帯電が解消される。このため、流路形成部や物理量検出部に異物が付着しにくくなり、その結果、物理量検出部への異物の付着によって物理量検出部の検出精度が低下するということを抑制できる。
なお、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものにすぎず、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
第1実施形態における燃焼システムの構成を示す図。 吸気管に取り付けられた状態のエアフロメータの正面図。 図2のIII−III線断面図。 センサSAの構成を示す正面図。 センサSAの内部構造を示す縦断面図。 第1流路部材及び第2流路部材での絶縁部及び導電部の配置について説明するための図。 ターミナル収容部での絶縁部及び導電部の配置について説明するための図。 エアクリーナを通過する異物の帯電について説明するための図。 第1流路部材にて発生する絶縁破壊について説明するための図。 エアフロメータの計測誤差率とハウジングの体積抵抗率との関係を示す図。 第2実施形態におけるターミナル収容部での絶縁部及び導電部の配置について説明するための図。 第3実施形態におけるターミナル収容部での絶縁部について説明するための図。
以下、本開示の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施例の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合わせることができる。そして、複数の実施形態及び変形例に記述された構成同士の明示されていない組み合わせも、以下の説明によって開示されているものとする。
(第1実施形態)
図1に示す燃焼システム10は、ガソリンエンジン等の内燃機関11、吸気通路12、排気通路13、エアフロメータ20及びECU15を有しており、例えば車両に搭載されている。エアフロメータ20は、吸気通路12に設けられており、内燃機関11に供給される吸入空気の流量や温度、湿度、圧力といった物理量を計測する。エアフロメータ20は、吸入空気等の流体を計測対象とした物理量計測装置に相当する。吸入空気は、内燃機関11の燃焼室11aに供給される気体である。燃焼室11aにおいては、吸入空気と燃料との混合気が点火プラグ17により点火される。
ECU(Engine Control Unit)15は、燃焼システム10の動作制御を行う制御装置である。ECU15は、プロセッサ、RAM、ROM及びフラッシュメモリ等の記憶媒体、並びに入出力部を含むマイクロコンピュータと、電源回路等と、によって構成された演算処理回路である。ECU15には、エアフロメータ20から出力されるセンサ信号や、複数の車載センサから出力されるセンサ信号などが入力される。ECU15は、エアフロメータ20による計測結果を用いて、インジェクタ16の燃料噴射量やEGR量などについてエンジン制御を行う。ECU15は、内燃機関11の運転制御を行う制御装置であり、燃焼システム10をエンジン制御システムと称することもできる。また、ECU15は、外部装置に相当する。
燃焼システム10は、車載センサとして複数の計測部を有している。計測部としては、エアフロメータ20の他に、スロットルセンサ18aや吸気圧センサ18b、水温センサ18c、クランク角センサ18d、空燃比センサ18e、ノックセンサ18f、カム角センサ18gなどがある。これら計測部は、いずれもECU15に電気的に接続されており、ECU15に対して検出信号を出力する。
燃焼システム10は、吸入空気を浄化するエアクリーナ19を有している。エアクリーナ19は、吸気通路12の上流端部に設けられている。エアクリーナ19は、吸気通路12に取り込まれる吸入空気から異物を除去するエアフィルタ19aを有している。エアフィルタ19aは、吸入空気を通過させる一方で異物を引っ掛けるメッシュ等を有しており、例えばポリエチレン等の合成樹脂材料により形成されている。
エアフロメータ20は、吸気通路12においてエアクリーナ19の下流側であって、スロットルセンサ18aが取り付けられたスロットルバルブの上流側に設けられている。図2、図3に示すように、エアフロメータ20は、吸気通路12を形成するダクト等の吸気管12aに取り付けられている。吸気管12aには、その外周部を貫通する貫通孔としてエアフロ挿入孔12bが設けられている。このエアフロ挿入孔12bには円環状の管フランジ12cが取り付けられており、この管フランジ12cは吸気管12aに含まれている。エアフロメータ20は、管フランジ12c及びエアフロ挿入孔12bに挿入されることで吸気通路12に入り込んだ状態になっており、この状態で吸気管12aや管フランジ12cに固定されている。
本実施形態では、エアフロメータ20について、幅方向X、高さ方向Y及び奥行き方向Zを定義しており、これら方向X,Y,Zは互いに直交している。エアフロメータ20は高さ方向Yに延びており、吸気通路12は奥行き方向Zに延びている。図3に示すように、エアフロメータ20は、吸気通路12に入り込んだ入り込み部分20aと、吸気通路12に入り込まずに管フランジ12cから外部にはみ出したはみ出し部分20bとを有している。これら入り込み部分20aとはみ出し部分20bとは高さ方向Yに並んでいる。エアフロメータ20においては、高さ方向Yに並んだ一対の端面20c,20dのうち、入り込み部分20aに含まれた方をエアフロ先端面20cと称し、はみ出し部分20bに含まれた方をエアフロ基端面20dと称する。なお、エアフロ先端面20c及びエアフロ基端面20dは高さ方向Yに直交している。また、管フランジ12cの先端面も高さ方向Yに直交している。
図2〜図5に示すように、エアフロメータ20は、ハウジング21と、吸入空気の流量を検出する流量検出部22と、吸入空気の温度を検出する吸気温センサ23(図4参照)とを有している。ハウジング21は、樹脂材料等により形成されている。エアフロメータ20においては、ハウジング21が吸気管12aに取り付けられていることで、流量検出部22が、吸気通路12を流れる吸入空気と接触可能な状態になる。ハウジング21は、ハウジング本体24、リング保持部25、フランジ部27及びコネクタ部28を有しており、リング保持部25に対してOリング26が取り付けられている。
ハウジング本体24は全体として筒状に形成され、ハウジング21においては、リング保持部25、フランジ部27及びコネクタ部28がハウジング本体24に一体的に設けられた状態になっている。リング保持部25は入り込み部分20aに含まれ、フランジ部27及びコネクタ部28ははみ出し部分20bに含まれている。
リング保持部25は、管フランジ12cの内部に設けられており、Oリング26を高さ方向Yに位置ずれしないように保持している。Oリング26は、管フランジ12cの内部において吸気通路12を密閉するシール部材であり、リング保持部25の外周面と管フランジ12cの内周面との両方に密着している。フランジ部27には、エアフロメータ20を吸気管12aに固定するネジ等の固定具を固定するネジ孔等の固定孔が形成されている。コネクタ部28は、流量検出部22に電気的に接続された複数のコネクタ端子28aを保護する保護部である。コネクタ部28には、プラグ部が装着される。プラグ部は、ECU15に電気的に接続された接続線の端部に設けられており、プラグ部がコネクタ部28に装着されることで、ECU15と流量検出部22とが電気的に接続される。
流量検出部22はハウジング21の内部に設けられている。これに対して、図4に示すように、吸気温センサ23はハウジング21の外側に設けられている。吸気温センサ23は、吸入空気の温度を感知する感温素子23aと、感温素子23aから延びた一対のリード線23b、検出信号を送る信号ターミナル23cと、グランドGND(図9参照)に接地された接地ターミナル23dとを有している。感温素子23aは、一対のリード線23bにかけ渡された状態になっており、一対のリード線23bの一方に信号ターミナル23cが接続され、他方に接地ターミナル23dが接続されている。感温素子23aは、リード線23bを介して信号ターミナル23c及び接地ターミナル23dに接続されている。
信号ターミナル23c及び接地ターミナル23dは、それぞれコネクタ端子28aに電気的に接続されている。複数のコネクタ端子28aには、プラグ部がコネクタ部28に装着された状態でグランドGNDに接地される接地端子が含まれており、接地ターミナル23dは、この接地端子に接続されていることでグランドGNDに接地されている。
ハウジング21は、信号ターミナル23c及び接地ターミナル23dを支持するターミナル支持部21aを有している。ターミナル支持部21aは、ハウジング21の外面が外部に向けて突出することで形成されており、信号ターミナル23c及び接地ターミナル23dは、ターミナル支持部21aの内部を貫通していることでそのターミナル支持部21aにより支持されている。接地ターミナル23dの少なくとも一部がハウジング21の外部に露出した状態になっている。なお、図2においては、流量検出部22の図示を省略している。
図3、図5に示すように、ハウジング21は、吸気通路12を流れる吸入空気の一部が流れ込むバイパス流路30を形成している。バイパス流路30は、エアフロメータ20の入り込み部分20aに配置されている。バイパス流路30は、通過流路31及び計測流路32を有しており、これら通過流路31及び計測流路32は、ハウジング21の内部に形成されている。なお、吸気通路12を主通路と称し、バイパス流路30を副通路と称することもできる。
通過流路31は、奥行き方向Zにハウジング21を貫通している。通過流路31は、その上流端部である流入口33と、下流端部である流出口34とを有している。計測流路32は、通過流路31の中間部分から分岐した分岐流路であり、この計測流路32に流量検出部22が設けられている。計測流路32は、その上流端部である計測入口35と、下流端部である計測出口36とを有している。通過流路31から計測流路32が分岐した部分はこれら通過流路31と計測流路32との境界部になっており、この境界部に計測入口35が含まれていることになる。なお、計測入口35が分岐入口に相当し、計測出口36が分岐出口に相当する。また、通過流路31と計測流路32との境界部を流路境界部と称することもできる。
流量検出部22は、ヒータ部を有する熱式の流量センサである。流量検出部22は、ヒータ部の発熱に伴って温度変化が生じた場合に、その温度変化に応じた検出信号を出力する。流量検出部22は直方体状のチップ部品であり、流量検出部22をセンサチップと称することもできる。なお、流量検出部22が、吸入空気の流量を流体の物理量として検出する物理量検出部に相当する。また、流量検出部22は、熱式の流量センサに限定されず、可動フラップ式の流量センサやカルマン渦式の流量センサ等であってもよい。
エアフロメータ20は、流量検出部22を含んで構成されたセンササブアッセンブリを有しており、このセンササブアッセンブリをセンサSA50と称する。センサSA50は、流量検出部22を計測流路32に露出させた状態で、ハウジング21の内部に収容されている。なお、センサSA50を計測ユニット、センサパッケージと称することもできる。
センサSA50は、計測流路32に入り込んだ入り込み部分50aと、計測流路32に入り込まずに計測流路32からはみ出したはみ出し部分50bとを有している。入り込み部分50aとはみ出し部分50bとは高さ方向Yに並んでおり、流量検出部22は入り込み部分50aに含まれている。
センサSA50は、流量検出部22を有するSA本体51と、SA本体51から突出したリードターミナル52とを有している。センサSA50においては、流量検出部22の検出結果が回路チップ等の処理部に入力され、処理部の処理結果等がリードターミナル52を介してECU15に出力される。SA本体51は、処理部やこの処理部等を保護するモールド部を有しており、モールド部の内部においてリードターミナル52が処理部等を介して流量検出部22に電気的に接続されている。モールド部の単位体積当たりの抵抗である体積抵抗率は、1.0×1014Ωcmより大きくなっている。リードターミナル52は、導電性を有する金属等の導電材料により形成されており、SA本体51から複数突出している。複数のリードターミナル52の少なくとも1つは、複数のコネクタ端子28aに含まれた接地端子に接地ターミナル23dと共に接続されている。なお、センサSA50が検出ユニットに相当し、リードターミナル52が検出ターミナルに相当する。
ハウジング21は、複数の部材を組み合わせることで形成されている。図2〜図5に示すように、ハウジング21は、複数の部材として、バイパス流路30を形成する部材である流路形成部61と、リードターミナル52を収容する部材であるターミナル収容部65とを有している。なお、リードターミナル52は、ターミナル収容部65にインサートされたインサートターミナルでもある。
流路形成部61とターミナル収容部65とは高さ方向Yに並べられており、ハウジング21においては、入り込み部分20aの大部分が流路形成部61により形成され、はみ出し部分20bの大部分がターミナル収容部65により形成されている。流路形成部61とターミナル収容部65との境界部は、高さ方向Yに直交する方向に延びており、入り込み部分20aとはみ出し部分20bとの境界部にほぼ一致している。なお、流路形成部61とターミナル収容部65との境界部は、入り込み部分20aとはみ出し部分20bとの境界部からエアフロ先端面20c側やエアフロ基端面20d側にずれた位置にあってもよい。
ターミナル収容部65は、リードターミナル52の全体を収容している。リードターミナル52は、流路形成部61とターミナル収容部65との境界部よりもエアフロ基端面20d側に配置されている。ハウジング21においては、フランジ部27及びコネクタ部28がターミナル収容部65に含まれている。
流路形成部61は、複数の部材を組み合わせることで形成されており、これら部材として、図2に示すように、第1流路部材62及び第2流路部材63を有している。第1流路部材62と第2流路部材63とは幅方向Xに並べられており、これら流路部材62,63の境界部は幅方向Xに直交する方向に延びている。第1流路部材62及び第2流路部材63のそれぞれには、互いに重ね合わされる面に溝が設けられており、これら溝が組み合わされることでバイパス流路30が形成される。流路形成部61には、バイパス流路30及びリング保持部25が含まれている。
第1流路部材62はターミナル支持部21aを有している。このため、第1流路部材62は、ターミナル支持部21aにて接地ターミナル23dを介してグランドGNDに接地されている。第1流路部材62と第2流路部材63とターミナル収容部65とは、樹脂材料等により互いに接合されている。このため、第2流路部材63及びターミナル収容部65は、第1流路部材62を介して接地ターミナル23dによりグランドGNDに接地されている。すなわち、ハウジング21は接地ターミナル23dによりグランドGNDに接地されている。この場合、接地ターミナル23dが接地部に相当する。
図6、図7に示すように、流路部材62,63及びターミナル収容部65のそれぞれにおいては、絶縁性を有する絶縁部71a,71b,71cに、導電性を有する複数の導電部72a,72b,72cが混じって分散した状態になっている。絶縁部71a〜71cは、絶縁材料としての樹脂材料により形成されており、樹脂材料としては、例えばポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT樹脂)やポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS樹脂)などの熱可塑性樹脂が挙げられる。絶縁部71a〜71cは、熱可塑性樹脂の特性により可逆的に固化している。導電部72a〜72cには、1種類の熱可塑性樹脂が含まれていてもよく、複数種類の熱可塑性樹脂が含まれていてもよい。
導電部72a〜72cは、導電材料としてのカーボン材料により形成されており、カーボン材料としては、カーボン粉やカーボン繊維、ナノカーボン、グラフェン、炭素マイクロ粒子などが挙げられる。導電部72a〜72cには、これらカーボン粉、カーボン繊維、ナノカーボン、グラフェン及び炭素マイクロ粒子のうち複数が含まれている。ナノカーボンとしては、カーボンナノチューブやカーボンナノファイバー、フラーレンなどが挙げられる。
流路部材62,63及びターミナル収容部65の単位体積当たりの抵抗である各体積抵抗率は、いずれも1.0×1011Ωcm以上且つ1.0×1014Ωcm以下の範囲に含まれている。絶縁部71a〜71cの体積抵抗率は、1.0×1014Ωcmより大きい値である。絶縁部71a〜71cに複数の導電部72a〜72cが混ざっていることで、流路部材62,63及びターミナル収容部65の各体積抵抗率が、絶縁部71a〜71cの体積抵抗率よりも小さい値になっている。流路部材62,63及びターミナル収容部65においては、絶縁部71a〜71cを形成する絶縁材料が主材料であり、導電部72a〜72cを形成する導電材料は主材料に添加された添加材料である。
流路部材62,63及びターミナル収容部65においては、体積抵抗率が1.0×1011Ωcm〜1.0×1014Ωcmの範囲に含まれる値になるように、絶縁部71a〜71cに対する導電部72a〜72cの含有率や含有量が設定されている。流路部材62,63及びターミナル収容部65に含まれる含有量は、絶縁部71a〜71cが導電部72a〜72cより多くなっている。例えば、導電部72a〜72cの質量は、絶縁部71a〜71cの質量の2%〜20%の範囲に含まれている。本実施形態では、導電部72a〜72cの質量は、絶縁部71a〜71cの質量の12%程度に設定されている。
図6に示すように、流路部材62,63においては、導電部72a,72bが絶縁部71a,71bの全体に分散した状態になっている。これら流路部材62,63は、ハウジング21の外面に含まれる外面62a,63aと、バイパス流路30を形成する内面62b,63bとを有している。ハウジング21の内面はバイパス流路30を形成する形成面であり、流路部材62,63の内面62b,63bはハウジング21の内面に含まれている。これら流路部材62,63の各体積抵抗率は、外面62a,63aと内面62b,63bとの間の抵抗を示す値である。体積抵抗率の測定方法としては、外面62a,63aと内面62b,63bとの間に電流を流す2端子法などがある。
図7に示すように、ターミナル収容部65は、ハウジング21の外面に含まれる露出面65aと、流路部材62,63に接合される接合面65bとを有している。ターミナル収容部65の体積抵抗率は、露出面65aと接合面65bとの間の抵抗を示す値であり、上述した2端子法などにより測定することができる。なお、露出面65a及び接合面65bは、ターミナル収容部65の外面に含まれている。
ターミナル収容部65は、露出面65a及び接合面65bを形成する外層66と、外層66の内側に設けられた内層67とを有している。外層66は、ターミナル収容部65の外面に沿って延びていることで内層67の全体を覆った状態になっている。ターミナル収容部65においては、絶縁部71cに対する導電部72cの含有率が、外層66の方が内層67に比べて大きくなっている。内層67には、導電部72cが含まれていない又は僅かに含まれている程度であり、内層67の体積抵抗率が外層66の体積抵抗率より大きくなっている。
流路部材62,63及びターミナル収容部65を互いに組み付けることで形成されたハウジング21についても、単位体積当たりの抵抗である体積抵抗率は1.0×1011Ωcm〜1.0×1014Ωcmの範囲に含まれる値になっている。ハウジング21の体積抵抗率は、第1流路部材62の外面62aと第2流路部材63の外面62aとターミナル収容部65の露出面65aとのうち2つの面の間の抵抗を示す値であり、上述した2端子法などにより測定することができる。すなわち、ハウジング21の体積抵抗率は、ハウジング21の外面において互いに離間した部分の間の抵抗を示す値である。
また、流路部材62,63を互いに組み付けることで形成された流路形成部61についても、単位体積当たりの抵抗である体積抵抗率は1.0×1011Ωcm〜1.0×1014Ωcmの範囲に含まれる値になっている。流路形成部61の体積抵抗率は、第1流路部材62の外面62aと第2流路部材63の外面62aとの間の抵抗を示す値であり、上述した2端子法などにより測定することができる。すなわち、流路形成部61の体積抵抗率は、流路形成部61の外面において互いに離間した部分の間の抵抗を示す値である。
センサSA50のリードターミナル52は、その全体がターミナル収容部65の内層67に収容されており、内層67から突出していない。上述したように、ターミナル収容部65において、内層67には導電部72cがほとんど含まれていないことで、内層67の絶縁性能は外層66に比べて高くなっている。このため、ターミナル収容部65においてリードターミナル52の漏電が生じるということが抑制されている。なお、図7においては、コネクタ端子28aやSA本体51の図示を省略している。
流路部材62,63及びターミナル収容部65は、絶縁材料に導電材料が混合された状態の溶融樹脂が射出成形機から金型等の型装置に注入されることで製造される。射出成形機から型装置に溶融樹脂を注入する速度は、流路部材62,63を製造する場合の方が、ターミナル収容部65を製造する場合に比べて遅くされる。このように、溶融樹脂の注入速度が比較的遅いことで、導電材料が流路部材62,63の全体に行き渡りやすくなっている。また、溶融樹脂の注入速度が比較的速いことで、導電材料が、ターミナル収容部65の全体に行き渡らずに内層67に比べて外層66の方が多くなるように偏って配置されやすくなっている。なお、第1流路部材62と第2流路部材63とターミナル収容部65とは、これら流路部材62,63及びターミナル収容部65の樹脂成型に用いられる溶融樹脂を用いて互いに接合されている。このため、これら接合部分においても、絶縁部に導電部が混じって分散した状態になっている。
型装置を用いた樹脂成型においては、型装置の内部に注入された溶融樹脂のうち型装置の表面に接触した溶融樹脂が冷えて固化することでスキン層が形成され、スキン層よりも内側の溶融樹脂がスキン層よりも遅いタイミングで固化することでコア層が形成される。流路部材62,63及びターミナル収容部65においては、スキン層に導電材料が含まれやすくなっている。流路部材62,63では、スキン層とコア層とで導電材料の含有率が同程度になっている。一方、ターミナル収容部65においては、コア層に比べてスキン層の方が導電部72cの含有率が高くなっている。また、ターミナル収容部65においては、スキン層が外層66になっており、コア層が内層67になっている。
吸入空気に含まれる異物がエアフィルタ19aを通過できるほどに小さい場合、この異物は、エアクリーナ19を通過してエアフロメータ20に到達する。この異物がエアフロメータ20のハウジング21に接触すると、摩擦帯電や接触帯電によって異物やハウジング21が静電気を帯びて帯電することがある。ハウジング21に比べてプラスに帯電しやすい異物がハウジング21に接触した場合、この異物はプラスに帯電したプラス異物Fpになり、ハウジング21にはマイナス電荷75が生じる(図9参照)。このマイナス電荷75は、ハウジング21においてスキン層など外面や内面に近い位置に存在する。また、プラスに帯電しやすい異物が既にプラス異物Fpになっていても、このプラス異物Fpがハウジング21に接触することで、プラス異物Fpは更にプラスに帯電し、ハウジング21は更にマイナスに帯電してマイナス電荷75が増加する。
プラスに帯電しやすい異物としては、砂や砂塵などのガラス成分を含む異物が挙げられる。物質ごとにプラス及びマイナスのいずれに帯電しやすいのかを示す帯電列において、ハウジング21を形成する材料よりもプラスに帯電しやすい位置に配置された物質が異物である場合は、異物がプラスに帯電し、ハウジング21がマイナスに帯電しやすい。
図8に示すように、異物Fが吸入空気と共にエアクリーナ19を通過する際にエアフィルタ19aに接触した場合、この異物Fは、帯電列においてエアフィルタ19aの材料よりプラスに帯電しやすいことで、プラスに帯電してプラス異物Fpになる。この場合、エアフィルタ19aはマイナスに帯電する。また、プラスに帯電しやすい異物が、プラスに帯電しないままエアクリーナ19を通過することも想定される。
エアクリーナ19を通過したプラス異物Fpは、図5に示すように、エアフロメータ20に到達することで、ハウジング21の外面や内面に接近する。この場合、プラス異物Fpは、ハウジング21への接触により生じた又は既に存在していたマイナス電荷75に電気的に吸引されることで、ハウジング21の外面62aや内面62bに付着しやすい。エアフロメータ20では、異物によるハウジング21の帯電が繰り返されることでマイナス電荷75がハウジング21にてある程度増えてくると、これらマイナス電荷75がハウジング21からセンサSA50の流量検出部22に拡散しやすくなる。流量検出部22に移動したマイナス電荷75により流量検出部22がマイナスに帯電すると、吸入空気と共に計測流路32に進入したプラス異物Fpは、流量検出部22でのマイナス電荷75に電気的に吸引されることで流量検出部22に付着しやすくなる。このように、流量検出部22に異物が付着すると、異物の存在によって流量検出部22の検出精度が低下することが懸念される。
これに対して、本実施形態では、上述したように、流路部材62,63の各体積抵抗率が1.0×1011Ωcm〜1.0×1014Ωcmの範囲に含まれる値になっているため、マイナス電荷75による絶縁破壊が比較的発生しやすくなっている。
例えば、図9に示すように、複数のマイナス電荷75が外面62aに近い導電部72Xに集まっており、複数のプラス異物Fpがこれらマイナス電荷75により電気的に吸引されていることで第1流路部材62の外面62aに付着している場合を想定する。この場合、第1流路部材62は静電気によりマイナスに帯電した状態であり、導電部72Xは第1流路部材62のスキン層に含まれている。第1流路部材62においては、導電部72Xに集まったマイナス電荷75の数が多いほどこの導電部72Xの電位が負側に高くなり、この電位による電圧がある程度高くなると、導電部72Xとその近くの導電部72Yとの間で放電Edが生じる。
導電部72X,72Yの間での放電Edが発生すると、絶縁部71aにおいて導電部72X,72Yの間の部分にて絶縁破壊が生じ、導電部72Xのマイナス電荷75が導電部72Yに移動する。このような放電及び絶縁破壊が、導電部72Xと接地ターミナル23dとを結ぶ経路において複数の位置で発生することで、導電部72Xに溜まっていたマイナス電荷75が複数の導電部72a及び接地ターミナル23dを通じてグランドGNDに放出される。このように、複数のプラス異物Fpを電気的に吸引していたマイナス電荷75が導電部72Xからなくなると、これらプラス異物Fpは第1流路部材62の外面62aから離間しやすくなる。このため、外面62aに接触しているプラス異物Fpにより第1流路部材62が再びマイナスに帯電してマイナス電荷75が生じるということが抑制される。
このような静電気による絶縁破壊が生じやすい電圧としては0.1kV〜10kVが想定される。第1流路部材62において絶縁破壊が生じやすい体積抵抗率は、静電気によって生じる電圧に応じて異なる。例えば、体積抵抗率が大きいほど静電破壊の生じやすい電圧は大きくなる。具体的には、0.1kVの静電気の場合は体積抵抗率が1.0×1011Ωcm程度であると絶縁破壊が比較的発生しやすく、1kVの静電気の場合は体積抵抗率が1.0×1012Ωcm程度であると絶縁破壊が比較的発生しやすい。また、10kVの静電気の場合は体積抵抗率が1.0×1013Ωcm程度であると絶縁破壊が比較的発生しやすい。このため、車両に搭載された状態のエアフロメータ20について、静電気によりハウジング21に生じやすい電圧値を試験等で取得しておき、この取得結果に応じてエアフロメータ20の製造時にハウジング21の体積抵抗率が設定することが好ましい。
なお、図9では、マイナス電荷75が通る経路が明確になるように、接地ターミナル23dを内面62bに近い位置に図示したが、上述したように、接地ターミナル23dは実際には外面62aに近い位置に配置されている。
第2流路部材63においても、外面63aに付着したプラス異物Fpを複数のマイナス電荷75が電気的に吸引している場合、これらマイナス電荷75と接地ターミナル23dとを結ぶ経路において放電及び絶縁破壊が複数の位置で発生しやすい。この場合、第2流路部材63には接地ターミナル23dが接続されていないことに起因して、第2流路部材63に溜まっていたマイナス電荷75は、第1流路部材62を通ってグランドGNDに放出される。
ターミナル収容部65の外層66においても、露出面65aに付着したプラス異物Fpを複数のマイナス電荷75が電気的に吸引している場合、これらマイナス電荷75と接地ターミナル23dとを結ぶ経路において放電及び絶縁破壊が複数の位置で発生しやすい。ただし、ターミナル収容部65においては、導電部72cが内層67にほとんど含まれていないことに起因して、内層67では放電及び絶縁破壊が発生しにくくなっている。さらに、ターミナル収容部65には接地ターミナル23dが設けられていないこともあり、ターミナル収容部65の外層66に溜まっていたマイナス電荷75は、内層67を通らずに第1流路部材62や第2流路部材63を通ってグランドGNDに放出される。
次に、エアフロメータ20の計測精度とハウジング21の体積抵抗率との関係について説明する。ここでは、エアフロメータ20の計測精度として、吸気通路12での吸入空気量について、真の値である真値に対するエアフロメータ20の計測値の誤差の大きさを割合で算出した誤差率を用いている。図10に示すように、ハウジング21の体積抵抗率が1.0×1014Ωcm以下である範囲においては、計測値の誤差率が十分に小さくなっている。これに対して、ハウジング21の体積抵抗率が1.0×1014Ωcmより大きい範囲においては、計測値の誤差率が急増している。このように、ハウジング21の体積抵抗率と計測値の誤差率との関係を取得する試験では、ハウジング21の体積抵抗率が1.0×1014Ωcm以下の値に設定されることで流量検出部22による検出精度が向上するという試験結果が得られている。
また、流路部材62,63やターミナル収容部65、流路形成部61、ハウジング21の体積抵抗率が1.0×1011Ωcmより小さい構成では、ハウジング21に溜まった静電気のエネルギが比較的小さくても放電及び絶縁破壊が発生することが想定される。この構成では、絶縁部71a〜71cにて発生する放電及び絶縁破壊の回数が過剰に多くなりやすく、絶縁破壊に伴って絶縁部71a〜71cの劣化が進行しやすくなることが懸念される。これに対して、本実施形態では、ハウジング21等の体積抵抗率が1.0×1011Ωcm以上の値になっている。このため、ハウジング21の帯電に伴って過剰に多くの絶縁破壊が発生するということが生じにくくなり、その結果、絶縁破壊に伴って絶縁部71a〜71cの劣化が進行することを抑制できると考えられる。
ここまで説明した本実施形態によれば、流路形成部61の体積抵抗率が1.0×1011Ωcm〜1.0×1014Ωcmの範囲に含まれる値になっている。この構成では、流路形成部61に溜まったマイナス電荷75の電気的エネルギにより放電及び絶縁破壊が比較的発生しやすくなっているため、このマイナス電荷75が接地ターミナル23dを通じてグランドGNDに放出されやすくなっている。この場合、仮に流路形成部61に溜まったマイナス電荷75が流量検出部22に拡散していたとしても、流量検出部22に溜まっていたマイナス電荷75も流路形成部61を通じてグランドGNDに放出できる。このように、流路形成部61や流量検出部22がマイナスに帯電した状態を解消することで流量検出部22に異物が付着しにくくなるため、流量検出部22への異物の付着によって流量検出部22の検出精度が低下するということを抑制できる。
また、流量検出部22の検出精度が向上することで、ECU15に入力されるエアフロメータ20の出力である計測結果が安定することになる。このため、本実施形態のように、ECU15がエアフロメータ20の出力を用いて内燃機関11の出力を制御する構成では、エアフロメータ20の出力が安定することで、内燃機関11の出力を安定させ且つ向上させることができる。さらに、ハウジング21や流量検出部22へのプラス異物Fpの付着によりハウジング21や流量検出部22の汚損が発生するということを抑制できる。この場合、ハウジング21の外面に付着した異物により吸気通路12での吸入空気の流れにロスが生じるということが抑制されるため、吸気効率を向上させることができ、さらに、スロットルセンサ18aなど他製品への悪影響が及ぶことを排除できる。また、この場合、ハウジング21の内面に付着した異物によりバイパス流路30にてスムーズな吸入空気の流れを保つことが可能であるため、エアフロメータ20の出力安定性を高めることができる。
本実施形態によれば、ターミナル収容部65の体積抵抗率が1.0×1011Ωcm〜1.0×1014Ωcmの範囲に含まれる値になっている。このため、仮にターミナル収容部65がマイナスに帯電したとしても、流路形成部61がマイナスに帯電した場合と同様に、絶縁破壊が生じることでマイナス電荷75をグランドGNDに放出できる。したがって、ターミナル収容部65や流量検出部22がマイナスに帯電した状態を解消できる。
本実施形態によれば、ハウジング21の体積抵抗率が1.0×1011Ωcm〜1.0×1014Ωcmの範囲に含まれる値になっている。このため、仮にハウジング21がマイナスに帯電したとしても、流路形成部61がマイナスに帯電した場合と同様に、絶縁破壊が生じることでマイナス電荷75をグランドGNDに放出できる。したがって、ハウジング21や流量検出部22がマイナスに帯電した状態を解消できる。
本実施形態によれば、ハウジング21においては、絶縁部71a〜71cに導電部72a〜72cが混じった状態になっている。この構成では、ハウジング21の外面付近にマイナス電荷75が溜まった場合に、マイナス電荷75が溜まっている部分から近くの導電部72a〜72cまで絶縁破壊が行われることで、マイナス電荷75が接地ターミナル23dに向けて移動することができる。このように、絶縁部71a〜71cにおいて導電部72a〜72cにより仕切られた部分という短い距離の絶縁破壊が複数ヵ所で生じることにより、マイナス電荷75が接地ターミナル23dまで到達することができる。したがって、ハウジング21に溜まったマイナス電荷75が絶縁破壊に伴ってグランドGNDに放出されやすい構成を実現できる。
本実施形態によれば、導電部72a〜72cが複数種類のカーボン材料を複合して形成されている。このため、溶融樹脂を用いて流路部材62,63及びターミナル収容部65の樹脂成型を行う場合に、溶融樹脂では導電材料が絶縁材料の全体に行き渡りやすくなっている。この場合、流路部材62,63及びターミナル収容部65が複雑な形状を有していたとしても、これら流路部材62,63及びターミナル収容部65のスキン層など表面に近い位置に導電部72a〜72cを配置することができる。このため、表面に近い位置に集まった複数のマイナス電荷75が絶縁破壊に伴って近くの導電部72a〜72cに移動しやすくなっている。このように、ハウジング21の複雑な製品形状などにも効率よく対応して、マイナス電荷75をグランドGNDに放出することができる。
本実施形態によれば、絶縁部71a〜71cが、可逆的に固化した熱可塑性樹脂により形成されている。このため、流路部材62,63及びターミナル収容部65において、静電気による絶縁破壊が生じた場合に、その絶縁破壊が生じた位置にて絶縁部71a〜71cが溶融したとしても、その溶融した部分が再び固化すると考えられる。この場合、絶縁部71a〜71cにおいては、絶縁破壊の発生に伴って劣化するということが生じにくいと想定される。したがって、絶縁破壊を生じさせることでハウジング21や流量検出部22が帯電しにくい構成を実現した上で、絶縁破壊によりハウジング21が劣化するということを抑制できる。
本実施形態によれば、ターミナル収容部65においては、リードターミナル52を収容した内層67の方が外層66に比べて導電部72cの含有率が低くなっている。このため、ターミナル収容部65がマイナスの帯電した場合に、外層66にて絶縁破壊を生じさせることでマイナス電荷75をグランドGNDに放出できる一方で、内層67では、リードターミナル52の漏電が発生しないように絶縁性を確保できる。このため、静電気によって流量検出部22の検出精度が低下することを外層66により抑制しつつ、リードターミナル52とECU15等の外部装置との間で信号の授受を精度良く行わせることができる。
ターミナル収容部65においては、外層66と内層67とが共通の溶融樹脂により一体的に成型されている。この構成では、電気導通を可能にするリードターミナル52に対する電気的な絶縁と、ターミナル収容部65の帯電を防止する電気的な導電という異なる機能を、複数種類の溶融樹脂を使わずに、1種類の溶融樹脂により実現することができる。このため、構造についてもコストについても優れたターミナル収容部65を製造できる。
本実施形態によれば、接地ターミナル23dが流路形成部61の外面から外部に露出している。この構成では、流路形成部61がマイナスに帯電した場合に、マイナス電荷75が流路形成部61の外面近くを移動して接地ターミナル23dに到達することが可能になる。この場合、流路形成部61においては、絶縁破壊を伴う内部経路と、外面に沿って延びる外部経路との両方の経路を通じてマイナス電荷75をグランドGNDに放出できるため、流路形成部61がマイナスに帯電することをより確実に抑制できる。
本実施形態によれば、流路形成部61の体積抵抗率は、外面62a,63aと内面62b,63bとの間の抵抗を示す値である。このため、流路形成部61の体積抵抗率が1.0×1011Ωcm〜1.0×1014Ωcmに設定されていることで、絶縁破壊に伴ってマイナス電荷75が流路形成部61の内部を通って接地ターミナル23dに到達するという事象の発生しやすさを管理できる。したがって、流路形成部61において外面62a,63a及び内面62b,63bのうち一方だけに接地ターミナル23dが接続された構成でも、他方側に溜まったマイナス電荷75を絶縁破壊の発生に伴って接地ターミナル23dに到達させることができる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、ターミナル収容部65での絶縁部71cの分布が偏っていることで内層67及び外層66が形成されていた。これに対して、第2実施形態では、絶縁部71cがターミナル収容部65の全体に拡散していることで内層67及び外層66が形成されていない。本実施形態では、上記第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図11に示すように、ターミナル収容部65においては、流路部材62,63と同様に、導電部72cが絶縁部71cの全体に拡散した状態になっている。この構成でも、ターミナル収容部65の体積抵抗率は、1.0×1011Ωcm〜1.0×1014Ωcmの範囲に含まれる値になっている。この場合、ターミナル収容部65においては、リードターミナル52の周辺に導電部72cが存在するものの、リードターミナル52に印加される程度の電圧では絶縁部71cの絶縁破壊が生じにくくなっているため、リードターミナル52の漏電を抑制できる。
本実施形態では、ターミナル収容部65を樹脂成型する場合に、射出成形機から型装置への溶融樹脂の注入速度が、流路部材62,63を樹脂成型する場合の溶融樹脂の注入速度と同程度になるように遅くされる。この場合、型装置の内部に注入された溶融樹脂の全体に導電材料が混じった状態が保持されやすいため、絶縁部71cの全体に導電部72cが拡散しやすくなる。
(第3実施形態)
上記第1実施形態では、ターミナル収容部65に導電部72cが含まれていたが、第3実施形態では、図12に示すように、ターミナル収容部65に導電部72cが含まれていない。本実施形態では、上記第1実施形態との相違点を中心に説明する。
ターミナル収容部65に導電部72aが含まれていないことで、ターミナル収容部65の体積抵抗率は、絶縁部71cの体積抵抗率と同様に、1.0×1014Ωcmより大きい値になっている。この構成では、ターミナル収容部65によるリードターミナル52の絶縁性が高められているため、リードターミナル52とECU15との信号授受の精度を更に高めることができる。
(他の実施形態)
以上、本開示による複数の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定して解釈されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
変形例1として、流路部材62、63が、絶縁部71a,71bに導電部72a,72bが混じった外層と、絶縁部71a,71bに対する導電部72a,72bの含有率が外層より低い内層とを有していてもよい。この場合でも、流路部材62,63や流路形成部61、ハウジング21の体積抵抗率が1.0×1011Ωcm〜1.0×1014Ωcmの範囲に含まれる値になっていればよい。
変形例2として、ターミナル収容部65においては、外層66がスキン層よりも分厚い層であってもよい。この場合、スキン層とコア層の一部とにより外層66が形成されている。すなわち、コア層においても、その周縁部側の一部に導電部72cが多く含まれた部分があり、この部分が外層66を形成している一方で、残りの部分が内層67を形成している。
変形例3として、流路部材62,63といった複数の部材を組み付けて流路形成部61を製造するのではなく、流路形成部61が1つの部材により形成されていてもよい。例えば、流路形成部61が一体的に樹脂成型された構成とする。この構成でも、流路形成部61の体積抵抗率が1.0×1011Ωcm〜1.0×1014Ωcmの範囲に含まれる値になっていることで、流路形成部61に溜まったマイナス電荷75が絶縁破壊に伴ってグランドGNDに放出されやすくなる。また、流路形成部61において、絶縁部に導電部が混じった状態になっていることで、絶縁部での絶縁破壊が生じやすくなる。
変形例4として、流路部材62,63やターミナル収容部65といった複数の部材を組み付けてハウジング21を製造するのではなく、ハウジング21が1つの部材により形成されていてもよい。例えば、ハウジング21が一体的に樹脂成型された構成とする。この構成でも、ハウジング21の体積抵抗率が1.0×1011Ωcm〜1.0×1014Ωcmの範囲に含まれる値になっていることで、ハウジング21に溜まったマイナス電荷75が絶縁破壊に伴ってグランドGNDに放出されやすくなる。また、ハウジング21において、絶縁部に導電部が混じった状態になっていることで、絶縁部での絶縁破壊が生じやすくなる。
変形例5として、流路部材62,63やターミナル収容部65においては、絶縁部71a〜71cに導電部72a〜72cが混じっていなくてもよい。例えば、絶縁部71a〜71cの体積抵抗率が1.0×1011Ωcm〜1.0×1014Ωcmの範囲に含まれる値になっている構成とする。この構成では、絶縁部71a〜71cを形成する絶縁材料の体積抵抗率が1.0×1011Ωcm〜1.0×1014Ωcmの範囲に含まれる値になっている。
変形例6として、絶縁部71a〜71cを形成する樹脂材料として、熱可塑性樹脂ではなく熱硬化性樹脂などが用いられてもよい。また、絶縁部71a〜71cを形成する絶縁材料として、樹脂材料ではなくゴム材料などが用いられてもよい。
変形例7として、導電部72a〜72cを形成するカーボン材料として、カーボン粉やカーボン繊維、ナノカーボン、グラフェン、炭素マイクロ粒子のうち1種類だけが用いられてもよい。また、導電部72a〜72cを形成する導電材料として、カーボン材料ではなくアルミニウム等の金属材料が用いられてもよい。
変形例8として、流路部材62,63やターミナル収容部65、流路形成部61、ハウジング21といった部材の各体積抵抗率は、これら部材の単位面積当たりの抵抗である表面抵抗率を用いて算出されてもよい。
変形例9として、流路部材62,63やターミナル収容部65、流路形成部61、ハウジング21といった部材において、抵抗値が最も大きい部分の抵抗値が1.0×1011Ω〜1.0×1014Ωの範囲に含まれる値になっていてもよい。例えば、ハウジング21において、互いに最も離間した2点の間の抵抗値が1.0×1011Ω〜1.0×1014Ωの範囲に含まれる値になっている構成とする。この構成でも、ハウジング21が静電気により帯電した場合に、ハウジング21の内部において放電に伴う絶縁破壊を生じさせてマイナス電荷75をグランドGNDに放出することができる。
変形例10として、吸入空気等の流体が流れる計測流路32には、流量検出部22等の物理量検出部として、流体の温度を検出する温度センサや、流体の湿度を検出する湿度センサ、圧力を検出する圧力センサなどが設けられていてもよい。
変形例11として、バイパス流路30は、通過流路31及び計測流路32のうち計測流路32だけを有していてもよい。例えば、流入口33に代えて計測入口35がハウジング21の外面に設けられた構成とする。
変形例12として、ハウジング21に取り付けられる接地ターミナル23d等の接地部は複数でもよい。例えば、流路部材62,63及びターミナル収容部65のそれぞれに1つずつ接地部が取り付けられた構成とする。また、第1流路部材62や第2流路部材63、ターミナル収容部65の少なくとも1つに接地部が複数取り付けられていてもよい。例えば、第1流路部材62において外面62a及び内面62bのそれぞれに接地部が個別に取り付けられた構成とする。
20…物理量計測装置としてのエアフロメータ、21…ハウジング、22…物理量検出部としての流量検出部、23d…接地部としての接地ターミナル、30…バイパス流路、50…検出ユニットとしてのセンサSA、52…検出ターミナルとしてのリードターミナル、61…流路形成部、62a,63a…外面、62b,63b…内面、65…ターミナル収容部、65a…外面としての露出面、65b…外面としての接合面、66…外層、67…内層、71a,71b,71c…絶縁部、72a,72b,72c…導電部、GND…グランド。

Claims (7)

  1. 流体の物理量を計測する物理量計測装置(20)であって、
    前記流体が流れるバイパス流路(30)と、
    前記バイパス流路において前記流体の物理量を検出する物理量検出部(22)と、前記物理量検出部に電気的に接続された検出ターミナル(52)とを有する検出ユニット(50)と、
    絶縁性を有し且つ前記バイパス流路を形成する流路形成部(61)、及び絶縁性を有し且つ前記検出ターミナルを収容したターミナル収容部(65)を有するハウジング(21)と、
    前記流路形成部をグランド(GND)に接続した接地部(23d)と、
    を備え、
    前記流路形成部の体積抵抗率が1.0×1011Ωcm以上且つ1.0×1014Ωcm以下の範囲に含まれており、
    前記ターミナル収容部は、
    前記ターミナル収容部に絶縁性を付与する絶縁部(71c)と、
    前記絶縁部に混じった状態で設けられ、導電性を有していることで前記ターミナル収容部の体積抵抗率を前記絶縁部の体積抵抗率より小さくしている導電部(72c)と、
    前記ターミナル収容部の外面(65a,65b)を形成する外層(66)と、
    前記絶縁部に対する前記導電部の含有率が前記外層に比べて低く、前記外層の内側に設けられた内層(67)と、
    を有しており、
    前記検出ターミナルは前記内層に収容されている、物理量計測装置。
  2. 前記流路形成部は、
    前記流路形成部に絶縁性を付与する絶縁部(71a,71b)と、
    前記絶縁部に混じった状態で設けられ、導電性を有していることで前記流路形成部の体積抵抗率を前記絶縁部の体積抵抗率より小さくしている導電部(72a,72b)と、
    を有している請求項1に記載の物理量計測装置。
  3. 前記導電部は、カーボン粉、カーボン繊維、ナノカーボン、グラフェン及び炭素マイクロ粒子の少なくとも1つを含んで形成されている、請求項2に記載の物理量計測装置。
  4. 前記絶縁部は熱可塑性樹脂により形成されている、請求項2又は3に記載の物理量計測装置。
  5. 前記ターミナル収容部の体積抵抗率が、1.0×1011Ωcm以上且つ1.0×1014Ωcm以下の範囲に含まれている、請求項1〜4のいずれか1つに記載の物理量計測装置。
  6. 前記接地部は、前記流路形成部の外面(62a)から外部に露出している、請求項1〜のいずれか1つに記載の物理量計測装置。
  7. 前記流路形成部の体積抵抗率は、前記流路形成部の外面(62a,63a)と内面(62b,63b)の間の抵抗を示す値である、請求項1〜のいずれか1つに記載の物理量計測装置。
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