JP6970961B2 - ベースブロック、流体制御機器、および流体制御装置 - Google Patents

ベースブロック、流体制御機器、および流体制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、半導体製造装置等に使用されるベースブロック、流体制御機器、および流体制御装置に関する。
半導体製造装置向けの流体制御装置は、近年小型化が進められている。ガスラインの幅を狭くするために、流体制御弁を流路ブロックへ取り付けるための取付ボルトと、流路のポートとを平面視で一直線上に並ぶように構成する流体制御装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)
特開2015−178892号公報
しかし、特許文献1に開示された流体制御装置では、シール部材によるシール性を確保しながら流体制御弁を流路ブロックに強固に取り付けるためには、1つの流体制御弁の上流側接続部と下流側接続部との間について、流路ブロックに高い剛性を必要とする。このため、小さな流路ブロックを複数並べるという従前の手法が使えず、長手方向に連なる流路ブロックを一体的に構成しているが、流路の開口部の損傷等の一箇所の不適合により巨大な流路ブロック全体が不適合となってしまうために歩留まりが良くなく、かつ装置毎に専用の流路ブロックを作成する必要があり汎用化が困難であった。
そこで本発明は、容易に製造でき、シール部材によるシール性を容易に確保することが可能で、さらなる小型化が可能なベースブロック、流体制御機器、および流体制御装置を提供することを目的の一つとする。
上記目的を解決するために、本発明の一態様であるベースブロックは、機器保持部と、前記機器保持部に対し隣り合うように位置し流路が形成された流路形成部と、を有し、前記機器保持部には、所定の方向の両側に、前記所定の方向の端面および前記機器保持部の前記流路形成部に対する反対側の面に開口する一対の保持凹部が形成され、前記流路の両端は、それぞれ前記一対の保持凹部に向かって開口し、前記一対の保持凹部には、それぞれネジ部が形成されている。
また、前記保持凹部は、前記反対側の面に開口する円柱状凹部と、前記円柱状凹部に対し長手方向の外側に位置し前記反対側の面および長手方向の端面に開口する開口凹部と、を有し、前記流路の両端は、それぞれ前記円柱状凹部に向かって開口し、前記ネジ部は、前記円柱状凹部の内周に形成されていてもよい。
また、本発明の一態様である流体制御装置は、所定の方向の両側に一対の保持凹部が形成されたベースブロックに固定される流体制御機器であって、機器本体と、前記機器本体の前記所定の方向の両側に設けられ、流路が形成され、隣り合う前記ベースブロックの前記所定の方向において互いに対向する各保持凹部に挿入される一対の被保持部と、を備える。
また、前記被保持部は、円柱状部と、接続部とを有し、前記接続部は、前記円柱状部と前記機器本体との間に位置し、平面視で、前記所定の方向に垂直な方向の幅が、前記円柱状部の最大幅よりも小さいくびれ部を持っていてもよい。
また、本発明の一態様である流体制御装置は、ベースと、長手方向に沿って複数並べられた状態で前記ベースに固定されたベースブロックと、隣り合う前記ベースブロックに固定される流体制御機器と、前記流体制御機器を隣り合う前記ベースブロックに固定するための一対の固定ネジと、一対のシール部材と、を備え、前記ベースブロックは、前記流体制御機器を保持する機器保持部と、前記機器保持部よりも前記ベース側に位置し流路が形成された流路形成部と、を有し、前記機器保持部には、長手方向の両側に、前記ベースに対し直交する方向に延び、長手方向の端面および前記機器保持部の前記流路形成部に対する反対側に開口する一対の保持凹部が形成され、前記流路の両端は、それぞれ前記一対の保持凹部に向かって開口し、前記流体制御機器は、機器本体と、前記機器本体の長手方向の両端に設けられ流路が形成された一対の被保持部とを有し、各被保持部が、隣り合う前記ベースブロックの長手方向において互いに対向する各保持凹部に、前記ベースブロックの前記流路の開口の周囲に配置されたシール部材を挟むように挿入され、各保持凹部に形成されたネジ部に各固定ネジが螺合されることにより、前記流体制御機器が前記ベースブロックに固定されている。
円筒状の管部と、被保持部とを有し、プロセスガスの入口となる入口管をさらに備え、前記入口管の被保持部は、前記ベースブロックの前記保持凹部に、前記ベースブロックの前記流路の開口の周囲に配置されたシール部材を挟むように挿入され、前記保持凹部に形成されたネジ部に固定ネジが螺合されることにより、前記入口管が前記ベースブロックに固定されていてもよい。
円筒状の管部と、被保持部とを有し、プロセスガスの出口となる出口管をさらに備え、前記出口管の被保持部は、前記ベースブロックの前記保持凹部に、前記ベースブロックの前記流路の開口の周囲に配置されたシール部材を挟むように挿入され、前記保持凹部に形成されたネジ部に固定ネジが螺合されることにより、前記出口管が前記ベースブロックに固定されていてもよい。
前記シール部材の軸と、前記固定ネジの軸とが同軸上に位置してもよい。
本発明によれば、容易に製造でき、シール部材によるシール性を容易に確保することが可能で、さらなる小型化が可能なベースブロック、流体制御機器、および流体制御装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る流体制御装置の斜視図を示す。 流体制御装置の平面図を示す。 図2に示した流体制御装置のIII−III線に沿った断面図を示す。 (a)は、ベースブロックの斜視図、図4(b)は、ベースブロックの平面図を示す。 (a)は、入口管(出口管)の斜視図、図5(b)は、入口管(出口管)の断面図を示す。 (a)は、バルブの斜視図を示し、図6(b)は、ボディのみ断面であるバルブの斜視図を示す。 レギュレータ(圧力計)の斜視図を示す。 (a)は、ブロックバルブの斜視図を示し、図8(b)は、ブロックバルブの平面図を示し、図8(c)は、ブロックバルブのボディの一部断面図を示す。 MFCの斜視図を示す。 (a)は、マニホールドの斜視図を示し、図9(b)は、マニホールドに側面図を示す。 バルブのベースブロックへの取り付け方についての説明図を示す。
本発明の第1の実施形態に係る継手および流体制御装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る流体制御装置1の斜視図を示している。図2は、流体制御装置1の平面図を示している。図3は、図2に示した流体制御装置1のIII−III線に沿った断面図を示している。
流体制御装置1は、ベース2と、複数のガスライン3とを備える。ベース2は、鋼材等により構成され、平板状をなしている。ベース2には、複数の図示せぬボルト螺合孔が形成されている。各ガスライン3の構成は同じであるので、以下では複数のガスライン3のうちの一つのガスライン3についてのみ説明を行う。
図1〜図3に示すように、各ガスライン3は、複数のベースブロック10と、入口管11と、複数の流体制御機器12〜17と、出口管18と、マニホールド19と、複数のボルト20と、複数のイモネジ21と、複数のガスケット22(図10(b)参照)とを備える。なお、図の簡略化のために、複数のボルト20および複数のイモネジ21については、一つのボルト20およびイモネジ21にのみ参照番号を付している。ガスケット22は、シール部材であり、例えば金属または樹脂等により構成される。イモネジ21は、六角穴付き止めネジである。なお、イモネジ21に形成された穴は、六角穴に限らず+形状や−形状であったり、イモネジ21ではなくキャップボルトや鍋ネジ等の通常のボルトであったりしてもよい。
図4(a)は、ベースブロック10の斜視図、図4(b)は、ベースブロック10の平面図を示している。
複数のベースブロック10は、ガスライン3の長手方向に沿って一列に並ぶように配置されている。図4に示すように、ベースブロック10は、略直方体形状をなし、機器保持部10Aと、機器保持部10Aに対し隣り合うように位置する流路形成部10Bとを有している。
機器保持部10Aには、所定の方向である長手方向の両側に、一対の保持凹部10cが形成されている。各保持凹部10cは、ベース2に対し直交する方向(長手方向に直交する方向)に延び、円柱状凹部10dと、開口凹部10eとを有している。円柱状凹部10dは、円柱状をなし、機器保持部10Aの上方(機器保持部10Aの前記流路形成部10Bに対する反対側の面)に開口している。開口凹部10eは、円柱状凹部10dに対し長手方向の外側に位置して、円柱状凹部10dに連なり、機器保持部10Aの上方および長手方向の端面に開口している。円柱状凹部10dの上側部の内周には、雌ネジ部10Fが形成されている。開口凹部10eは、平面視で、円柱状凹部10dから機器保持部10Aの長手方向の端面に向かうにつれて、機器保持部10Aの幅方向(短手方向)の端面に向かって徐々に広がるように開口している。
図11(b)に示すように、流路形成部10Bには、略V字状をなす流路10gが形成されている。図4に示すように、流路10gの両端は、それぞれ流路形成部10Bの上面10Hにおいて、円柱状凹部10dに向かって開口している。流路形成部10Bの上面10Hであって、流路10gの各端部が開口する周りには、ガスケット22を受け入れる受入凹部10iが形成されている。
流路形成部10Bの下端であって長手方向の両側には、長手方向に突出する一対の固定部10Jが設けられている。一方の固定部10Jは、幅方向の一方側の方が他方側よりも突出量が多く、他方の固定部10Jは、幅方向の他方側の方が一方側よりも突出量が多く構成されている。よって、図4(b)に示すように、ベースブロック10は、平面視で略平行四辺形をなしている。このため、長手方向において隣り合うベースブロック10の固定部10Jは、幅方向から見て互いに重なるように配置可能である。また、各固定部10Jには、挿通孔10kが形成されている。各固定部10Jの挿通孔10kにボルト20が挿通され、ボルト20がベース2の図示せぬボルト螺合孔に螺合されることにより、ベースブロック10はベース2に固定される。
図5(a)は、入口管11(出口管18)の斜視図、図5(b)は、入口管11(出口管18)の断面図を示している。
入口管11は、円筒状の管部11Aと、被保持部11Bとを備える。被保持部11Bは、円柱状部11Cと、接続部11Dとを有する。円柱状部11Cは、その径がベースブロック10の円柱状凹部10dの径よりも僅かに小さく構成されている。また、円柱状部11Cの高さは、ベースブロック10の流路形成部10Bの上面10Hから、雌ネジ部10Fの下端までの距離よりも僅かに高く構成されている。接続部11Dは、ベースブロック10の開口凹部10eに沿った形状を有し、平面視で略台形形状をなしている。接続部11Dは、長手方向における一方側に円柱状部11Cが接続され、他方側に管部11Aが接続されている。接続部11Dは、平面視で、長手方向に垂直な方向の幅が円柱状部11Cの最大幅よりも小さくなるくびれ部を有している。当該構成により、ベースブロック10の保持凹部10cに、入口管11の被保持部11Bが保持されると、入口管11の長手方向へのずれを抑制することができる。
図5(b)に示すように、入口管11には、管部11Aを貫通し、円柱状部11Cの下面11Eに開口する流路11fが形成されている。円柱状部11Cの下面11Eあって、流路11fの端部が開口する周りには、ガスケット22を受け入れる受入凹部11gが形成されている。
また、出口管18も、入口管11と同様の形状を有し、管部18Aと、被保持部18Bとを備え、被保持部18Bは、円柱状部18Cと、接続部18Dとを有する。出口管18には、流路18fが形成され、円柱状部18Cの下面18Eあって、流路18fの端部が開口する周りには、ガスケット22を受け入れる受入凹部18gが形成されている。
複数の流体制御機器12〜17は、自動弁(例えば流体駆動式の自動弁)であるバルブ12、17と、レギュレータ(減圧弁)13と、圧力計14と、ブロックバルブ15と、流量制御機器(例えば、マスフローコントローラ(MFC:Mass Flow Controller))16とにより構成されている。
図6(a)は、バルブ12、17の斜視図を示し、図6(b)は、ボディ12A、17Aのみ断面であるバルブ12の斜視図を示している。
バルブ12は、ボディ12Aと、アクチュエータ12Bとを備える。ボディ12Aは、略直方体形状の本体部12Cと、一対の被保持部12Dとを備える。各被保持部12Dは、本体部12Cの長手方向の両端にそれぞれ設けられている。各被保持部12Dは、入口管11の被保持部11Bと同様の形状を有している。すなわち、各被保持部12Dは、円柱状部12Eと、接続部12Fとを有し、接続部12Fは、平面視で長手方向に垂直な方向の幅が円柱状部12Eの最大幅よりも小さいくびれ部12Lを持つ。円柱状部12Eは、円柱状凹部10dよりも僅かに小さな径を有し、接続部12Fは、円柱状部12Eと本体部12Cとの間に位置し、円柱状部12Eから本体部12Cに向かうにつれて、平面視で、本体部12Cの幅方向(短手方向)の端面(長手方向に平行な端面)に向かって徐々に広がる形状をなしている。当該構成により、ベースブロック10の保持凹部10cに、バルブ12の被保持部12Dが保持されると、バルブ12の長手方向へのずれを抑制することができる。
また、図6(b)に示すように、ボディ12Aには、第1流路12gおよび第2流路12hが形成されている。ボディ12Aの下面12Jあって、第1流路12gおよび第2流路12hの端部が開口する周りには、それぞれガスケット22を受け入れる受入凹部12i、12kが形成されている。
また、バルブ17も、バルブ12と同様の形状を有し、ボディ17Aとアクチュエータ17Bを備え、ボディ17Aは、本体部17Cと、一対の被保持部17Dとを備える。各被保持部17Dは、円柱状部17Eと、接続部17Fとを有し、接続部17Fはくびれ部17Lを持つ。ボディ17Aには、第1流路17gおよび第2流路17hが形成され、ボディ17Aの下面17Jには、受入凹部17i、17kが形成されている。
図7は、レギュレータ13(圧力計14)の斜視図を示している。
レギュレータ13は、ボディ13Aと、機能部13Bとを備える。ボディ13Aは、バルブ12のボディ12Aと同様の形状を有する。よって、ボディ13Aは、本体部13Cと、一対の被保持部13Dとを備える。各被保持部13Dは、円柱状部13Eと、接続部13Fとを有する。ボディ13Aには、第1流路13gおよび第2流路13hが形成され、ボディ13Aの下面13Jには、受入凹部13i、13kが形成されている(図3参照)。圧力計14については、レギュレータ13と同様の形状を有するので、図7、図3において、レギュレータ13と対応する参照番号を付して説明を省略する。
図8(a)は、ブロックバルブ15の斜視図を示し、図8(b)は、ブロックバルブ15の平面図を示し、図8(c)は、ブロックバルブ15のボディ15Aの一部断面図を示している。
ブロックバルブ15は、二つのバルブを備える。ブロックバルブ15は、ボディ15Aと、2つのアクチュエータ15Bとを有する。
ボディ15Aは、本体部15Cと、一対の被保持部15Dとを備える。本体部15Cは、基部15Eと、2つのアクチュエータ15Bに対応する2つの突出部15Fとを有する。各突出部15Fは、基部15Eの上面15Tから上方に突出している。2つの突出部15Fの長手方向において互いに対向する側には、それぞれ螺合部15Gが設けられている。各螺合部15Gの内周の上側部には、雌ネジ部15Hが形成されている。
各被保持部15Dは、本体部15Cの基部15Eの長手方向の両端にそれぞれ設けられている。各被保持部15Dは、バルブ12の被保持部12Dと同様の形状を有している。すなわち、各被保持部15Dは、円柱状部15Jと、接続部15Kとを有する。
図8(c)に示すように、ボディ15Aには、第1流路15i、中継流路15m、第2流路15n、およびパージガス流路15pが形成されている。中継流路15mの一端は、一方のアクチュエータ15Bに、中継流路15mの他端は、他方のアクチュエータ15Bに通じている。パージガス流路15pの一端は、ボディ15Aの基部15Eの上面15Tであって、互いに対向する螺合部15Gの間の位置に開口している。パージガス流路15pの他端は、他方のアクチュエータ15Bに通じている。よって、他方のアクチュエータ15Bは、三方弁として機能する。
また、ボディ15Aの下面15Lであって、第1流路15iおよび第2流路15nの端部が開口する周りには、それぞれガスケット22を受け入れる受入凹部15q、15rが形成されている。ボディ15Aの基部15Eの上面15Tであって、パージガス流路15pの一端が開口する周りには、ガスケット22を受け入れる受入凹部15sが形成されている。
図9は、MFC16の斜視図を示している。
MFC16は、MFC本体16Aと、一対の被保持部16Bとを備える。各被保持部16Bは、MFC本体16Aの長手方向の両端にそれぞれ設けられている。各被保持部16Bは、バルブ12の被保持部12Dと同様の形状を有している。すなわち、各被保持部16Bは、円柱状部16Cと、接続部16Dとを有する。また、一方の被保持部16Bには、第1流路16e、他方の被保持部16Bには第2流路16fが形成され、各被保持部16Bの下面であって、第1流路16eおよび第2流路16fの端部が開口する周りには、それぞれガスケット22を受け入れる受入凹部16g、16hが形成されている。
各流体制御機器12〜17において、一対の被係合部12D、13D、14D、16B、17Dの間に位置する部分が機器本体に相当する。
図10(a)は、マニホールド19の斜視図を示し、図10(b)は、マニホールド19に側面図を示している。
マニホールド19は、円筒状の管部19Aと、流路部19Bとを有する。流路部19Bは、複数の直方体部19Cと、複数の円柱状部19Dとを備え、それらが交互に接続されて構成されている。円柱状部19Dは、その径がブロックバルブ15の互いに対向する螺合部15Gの間の距離よりも僅かに小さく構成されている。マニホールド19には、管部19Aを貫通し、流路部19Bの下面19Eであって各円柱状部19Dの下側に開口する流路19fが形成されている。流路部19Bの下面19Eであって、流路11fの各円柱状部19Dの下側に開口する周りには、ガスケット22を受け入れる受入凹部19gが形成されている。
また、マニホールド19は、その円柱状部19Dが、各ガスライン3のブロックバルブ15の螺合部15Gの間に嵌り、各ガスライン3を跨ぐように配置される。よって、跨ぐガスライン3の数に応じて、流路部19Bの長さ、すなわち直方体部19Cと円柱状部19Dの数が変化する。
次に、入口管11、流体制御機器12〜17、および出口管18のベースブロック10への取り付け方について、図11を参照して説明する。
各部材(入口管11、流体制御機器12〜17、および出口管18)のベースブロック10への取り付け方は同じであるので、代表してバルブ12のベースブロック10への取り付け方について説明する。
図11は、バルブ12のベースブロック10への取り付け方についての説明図を示している。
図11(a)に示すように、ベース2(図1、2)に固定されたベースブロック10の受入凹部10iにガスケット22を配置し、バルブ12の各被保持部12Dを対応するベースブロック10の保持凹部10cに挿入する。イモネジ21を円柱状凹部10dの雌ネジ部10Fに螺合させて締め付けることにより、受入凹部10i、12i、12k内のガスケット22がその軸方向に押しつぶされる。
このようにして、バルブ12がベースブロック10へ取り付けられ、図11(b)に示すように、バルブ12の第1流路12g、第2流路12hと、ベースブロック10の流路10gとが連通する。同様に、入口管11等がベースブロック10へ取り付けられることにより、図2に示すように、入口管11から出口管18に至るプロセスガスの流路が形成される。
そして、入口管11から流入するプロセスガスは、流体制御機器12〜17、複数のベースブロック10、出口管18を通過して、図示せぬチャンバへ供給される。また、図示せぬパージガス配管から供給されるパージガス(例えば、窒素)は、マニホールド19の流路19fに流入し、ブロックバルブ15のパージガス流路15pを通過して、中継流路15mから入口管11側へ、第2流路15nから出口管18側へ流れる。
上記のような流体制御装置1によれば、流体制御機器12〜17を固定するイモネジ21と、ガスケット22の配置される流路開口部とを、平面視で同じ位置に配置することができるため、ガスケット22によるシール性を容易に確保することができ、ベースブロック10および流体制御機器12〜17の小型化を図ることができる。ひいては、流体制御装置1の小型化を図ることができる。また、異なる設計の流体制御装置1に対しても同じベースブロック10の並べ方を変えることで対応できるため、部品を共用化できる。さらに、複数のベースブロック10が互いに高い剛性で接続されている必要がないため、ベースブロック10とボルト20との間にゴムワッシャを配置することができる。これにより、ベースブロック10の高さの公差をゴムワッシャの潰れにより吸収することができ、シール部の信頼性を高めることができる。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されない。当業者であれば、本発明の範囲内で、種々の追加や変更等を行うことができる。
例えば、イモネジ21と被保持部12Dとの間に板バネまたはゴムワッシャ等を配置してもよい。これにより、被保持部12Dに対する押圧力を増加させることができる。
円柱状部11C、12E、13E、14E、15J、16C、17E、18C、19Dの上面はイモネジ21によって押されるために、本実施形態では組立時にイモネジ21の軸に対し垂直な平面としたが、例えばイモネジ21の軸の位置に突起部を設けるなどの凹凸を設けても良い。また、この上面とイモネジ21との間にスラストベアリングを配置しても良い。これらにより、イモネジ21の回転に伴う摩擦を軽減し、パーティクルの発生を抑えたり、振動に伴うイモネジ21の緩みを防止したりする効果がある。
上記の実施形態では、流体制御装置1は、流体制御機器として開閉弁(バルブ)、レギュレータ、圧力計およびマスフローコントローラを備えていたが、これらの他に、フィルタ、逆止弁等を備えていても良い。
1:流体制御装置、 2:ベース、 3:ガスライン、 10:ベースブロック、 10A:機器保持部、 10B:流路形成部、 10c:保持凹部、 10d:円柱状凹部、 10e:開口凹部、 10g:流路、 11:入口管、 11A、18A:管部、 11B、18B:被保持部、 18:出口管、 12、17:バルブ、 13:レギュレータ、 14:圧力計、 15:ブロックバルブ、 16:MFC、 12D、13D、14D、15D、16B、17D:被保持部、 12E、13E、14E、15E、16C、17E:円柱状部、 12F、13F、14F、15F、16D、17F:接続部、 21:イモネジ、 22:ガスケット

Claims (8)

  1. 機器保持部と、前記機器保持部に対し隣り合うように位置し流路が形成された流路形成部と、を有し、
    前記機器保持部には、所定の方向の両側に、前記所定の方向の端面および前記機器保持部の前記流路形成部に対する反対側の面に開口する一対の保持凹部が形成され、
    前記流路の両端は、それぞれ前記一対の保持凹部に向かって開口し、
    前記一対の保持凹部には、それぞれネジ部が形成されているベースブロック。
  2. 前記保持凹部は、前記反対側の面に開口する円柱状凹部と、前記円柱状凹部に対し長手方向の外側に位置し前記反対側の面および長手方向の端面に開口する開口凹部と、を有し、
    前記流路の両端は、それぞれ前記円柱状凹部に向かって開口し、
    前記ネジ部は、前記円柱状凹部の内周に形成されている、請求項1に記載のベースブロック。
  3. 所定の方向の両側に一対の保持凹部が形成されたベースブロックに固定される流体制御機器であって、
    機器本体と、
    前記機器本体の前記所定の方向の両側に設けられ、流路が形成され、隣り合う前記ベースブロックの前記所定の方向において互いに対向する各保持凹部に挿入される一対の被保持部と、を備える流体制御機器。
  4. 前記被保持部は、円柱状部と、接続部とを有し、
    前記接続部は、前記円柱状部と前記機器本体との間に位置し、平面視で、前記所定の方向に垂直な方向の幅が、前記円柱状部の最大幅よりも小さいくびれ部を持つことを特徴とする、請求項3に記載の流体制御機器。
  5. ベースと、
    長手方向に沿って複数並べられた状態で前記ベースに固定されたベースブロックと、
    隣り合う前記ベースブロックに固定される流体制御機器と、
    前記流体制御機器を隣り合う前記ベースブロックに固定するための一対の固定ネジと、
    一対のシール部材と、を備え、
    前記ベースブロックは、前記流体制御機器を保持する機器保持部と、前記機器保持部よりも前記ベース側に位置し流路が形成された流路形成部と、を有し、
    前記機器保持部には、長手方向の両側に、前記ベースに対し直交する方向に延び、長手方向の端面および前記機器保持部の前記流路形成部に対する反対側に開口する一対の保持凹部が形成され、
    前記流路の両端は、それぞれ前記一対の保持凹部に向かって開口し、
    前記流体制御機器は、機器本体と、前記機器本体の長手方向の両端に設けられ流路が形成された一対の被保持部とを有し、
    各被保持部が、隣り合う前記ベースブロックの長手方向において互いに対向する各保持凹部に、前記ベースブロックの前記流路の開口の周囲に配置されたシール部材を挟むように挿入され、各保持凹部に形成されたネジ部に各固定ネジが螺合されることにより、前記流体制御機器が前記ベースブロックに固定されている、流体制御装置。
  6. 円筒状の管部と、被保持部とを有し、プロセスガスの入口となる入口管をさらに備え、
    前記入口管の被保持部は、前記ベースブロックの前記保持凹部に、前記ベースブロックの前記流路の開口の周囲に配置されたシール部材を挟むように挿入され、前記保持凹部に形成されたネジ部に固定ネジが螺合されることにより、前記入口管が前記ベースブロックに固定されている、請求項5に記載の流制御装置。
  7. 円筒状の管部と、被保持部とを有し、プロセスガスの出口となる出口管をさらに備え、
    前記出口管の被保持部は、前記ベースブロックの前記保持凹部に、前記ベースブロックの前記流路の開口の周囲に配置されたシール部材を挟むように挿入され、前記保持凹部に形成されたネジ部に固定ネジが螺合されることにより、前記出口管が前記ベースブロックに固定されている、請求項5または請求項6に記載の流制御装置。
  8. 前記シール部材の軸と、前記固定ネジの軸とが同軸上に位置する、請求項5から請求項7のいずれか一項に記載の流体制御装置。
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