JP6970946B1 - 分布図作成装置、分布図作成方法、及び、プログラム - Google Patents
分布図作成装置、分布図作成方法、及び、プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6970946B1 JP6970946B1 JP2021035907A JP2021035907A JP6970946B1 JP 6970946 B1 JP6970946 B1 JP 6970946B1 JP 2021035907 A JP2021035907 A JP 2021035907A JP 2021035907 A JP2021035907 A JP 2021035907A JP 6970946 B1 JP6970946 B1 JP 6970946B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- state
- image
- mesh
- distribution map
- target area
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A90/00—Technologies having an indirect contribution to adaptation to climate change
- Y02A90/30—Assessment of water resources
Landscapes
- Image Processing (AREA)
- Image Analysis (AREA)
Abstract
Description
ここで、状態とは、例えば、河床材料であれば、対象領域内各部(単位の小領域)の砂礫や石或いは岩等の平均的なサイズや分布に止まらず、それらの混じり具合もまた、環境や植生或いは生態系にとって重要である。
その業務では、各々が状態の種別に対応する複数の状態区分を予め決めておき、格子状のメッシュ(単位の小領域)に区分した対象領域について、各メッシュが何れの状態区分に属するかを目視で確認して判別し、記録している。
UAV空撮画像のAI画像判別による河床材粒径の評価(非特許文献1)には、河川流域のUAV(ドローン)空撮画像から、砂礫の粒度を中央粒径と粒径分散によって計測し、サイズを50%粒径で3段階に分類する仕組みが記載されている。
また、本発明は、調査結果、即ち、砂礫や石等の河床材料のサイズやその混じり具合の分布状況を、分かり易く表示できるようにすることを目的とする。
また、本発明は、水辺に沿う領域の環境や生態系等に影響する要因の変化状況(変化した位置や変化の方向・様子)を、分かり易く表示できるようにすることを目的とする。
[1]発明1
水辺に沿う対象領域のオルソ画像に基づいて当該対象領域内の各位置の状態を調べ、状態の種別に対応する複数の状態区分0,1,2,3,4,5の何れかで規定される小領域の集まりとして、当該対象領域の状態分布図を作成する分布図作成装置であって、
前記オルソ画像を所定サイズのメッシュに区分して成る各メッシュ画像を、各々当該メッシュ画像の位置に対応付けて記憶装置23にて保持するメッシュ記憶手段231と、
前記メッシュ記憶手段231が保持するメッシュ画像の画像データを取得して、当該メッシュ画像が前記複数の状態区分の何れの状態区分として検出されるか調べ、検出された状態区分を当該メッシュ画像の状態区分とする状態区分検出手段211と、
前記状態区分検出手段211により検出された各メッシュ画像の状態区分と、前記メッシュ画像記憶手段が保持する各メッシュ画像の位置とに基づいて、前記小領域を構成して、それらの集まりとして前記状態分布図を形成する分布図形成手段213と、
を有し、
前記対象領域は河川の川岸であり、
前記状態は川岸の砂、砂礫、石、岩が混在する河床材料の状態であり、
前記状態区分は、砂、砂礫、石、岩の粒径範囲に基づいて設定されており、
前記粒径範囲は、異なる状態区分間で重複する粒径範囲を有し、
前記状態区分検出手段211は、川岸上空からの撮影画像に基づいて作成され、前記メッシュ画像の画像データと同サイズで、各々が前記複数の状態区分の中の一つに対応付けられている多数の画像データを、状態区分検出用の教師データとして用いる深層学習により調整されている、
ことを特徴とする分布図作成装置。
[2]発明2
水辺に沿う対象領域のオルソ画像に基づいて当該対象領域内の各位置の状態を調べ、状態の種別に対応する複数の状態区分の何れかで規定される小領域の集まりとして、当該対象領域の状態分布図を作成する分布図作成装置であって、
前記オルソ画像を所定サイズのメッシュに区分して成る各メッシュ画像を、各々当該メッシュ画像の位置に対応付けて記憶装置23にて保持するメッシュ記憶手段231と、
前記メッシュ記憶手段231が保持するメッシュ画像の画像データを取得して、当該メッシュ画像が前記複数の状態区分の何れの状態区分として検出されるかを、水辺に沿う領域上空からの撮影画像に基づいて作成され、前記メッシュ画像の画像データと同サイズで、各々が前記複数の状態区分の中の一つに対応付けられている多数の画像データを、状態区分検出用の教師データとして用いる深層学習により調整された分類器を用いて調べ、検出された状態区分を当該メッシュ画像の状態区分とする状態区分検出手段211と、
前記状態区分検出手段211により検出された各メッシュ画像の状態区分と、前記メッシュ記憶手段231が保持する各メッシュ画像の位置とに基づいて、前記小領域を構成して、それらの集まりとして前記状態分布図を形成する分布図形成手段213と、
を有することを特徴とする分布図作成装置。
水辺に沿う領域とは、例えば、河川の河岸や中州、海辺である。また、状態とは、例えば、川岸であれば、岸辺のサイズや範囲、河床材料の粒径や分布、流木やゴミの溜まり具合等である。また、海辺であれば、浜辺のサイズや範囲、護岸構造物の劣化や損傷、浜辺の砂礫の粒径や分布、ゴミの種別や溜まり具合等である。
オルソ画像とは、ここでは、正射投影図法で作成された画像を言う。即ち、各位置を真上から見て描いた平面図を言う。
状態区分は、例えば、環境調査に於いて環境変化の説明に供することができる区分である。例えば、砂礫の粒径範囲や分布の状態に基づいて設定され得る。
[3]発明3
発明1又は発明2に於いて、
前記メッシュ記憶手段231は、各メッシュ画像を、各々当該メッシュ画像が基づくオルソ画像の撮影期に対応付けて保持し、
さらに、
第1の撮影期のオルソ画像に基づいて形成された第1の状態分布図と、対象領域が同一である第2の撮影期のオルソ画像に基づいて形成された第2の状態分布図とを比較して、両状態分布図の差分画像を形成する差分画像形成手段215、
を有する、
ことを特徴とする分布図作成装置。
撮影期とは、同一対象領域・同一時期の撮影に要する期間で決まる。同一対象領域・同一時期の撮影に数日を要する場合は、例えば「2020年11月」のように年月や必要に応じて年・季節で規定され得る。また、撮影が1日で完了する場合は、例えば「2020年11月15日」のように年月日で規定され得る。また、撮影画像の影や反射光の強弱を考慮する必要がある場合は、年月日及び時間帯、さらには天候で規定されてもよい。
[4]発明4
コンピュータを、発明1〜発明3の何れかの分布図作成装置として機能させるためのプログラム。
水辺に沿う対象領域のオルソ画像に基づいて当該対象領域内の各位置の状態を調べ、状態の種別に対応する複数の状態区分0,1,2,3,4,5の何れかで規定される小領域の集まりとして、当該対象領域の状態分布図を作成する分布図作成方法であって、
前記対象領域は河川の川岸であり、
前記状態は川岸の砂、砂礫、石、岩が混在する河床材料の状態であり、
前記状態区分は、砂、砂礫、石、岩の粒径範囲に基づいて設定されており、
前記粒径範囲は、異なる状態区分間で重複する粒径範囲を有し、
前記オルソ画像を所定サイズのメッシュ領域に区分して成る各メッシュ画像の画像データを記憶装置23の画像データの領域から取得して、当該メッシュ画像が前記複数の状態区分の何れの状態区分として検出されるかを、川岸上空からの撮影画像に基づいて作成され、前記メッシュ画像の画像データと同サイズで、各々が前記複数の状態区分の中の一つに対応付けられている多数の画像データを、状態区分検出用の教師データとして用いる深層学習により調整された分類器を用いて調べ、検出された状態区分を当該メッシュ画像の状態区分として設定し、
前記設定した各メッシュ画像の状態区分と、当該各メッシュ画像に対応付けられている位置データとに基づいて、前記小領域を構成し、それらの集まりとして前記状態分布図を形成する、
ことを特徴とする分布図作成方法。
[6]発明6
水辺に沿う対象領域のオルソ画像に基づいて当該対象領域内の各位置の状態を調べ、状態の種別に対応する複数の状態区分の何れかで規定される小領域の集まりとして、当該対象領域の状態分布図を作成する分布図作成方法であって、
前記オルソ画像を所定サイズのメッシュ領域に区分して成る各メッシュ画像の画像データを記憶装置23の画像データの領域から取得して、当該メッシュ画像が前記複数の状態区分の何れの状態区分として検出されるかを、水辺に沿う領域上空からの撮影画像に基づいて作成され、前記メッシュ画像の画像データと同サイズで、各々が前記複数の状態区分の中の一つに対応付けられている多数の画像データを、状態区分検出用の教師データとして用いる深層学習により調整された分類器を用いて調べ、検出された状態区分を当該メッシュ画像の状態区分として設定し、
前記設定した各メッシュ画像の状態区分と、当該各メッシュ画像に対応付けられている位置データとに基づいて、前記小領域を構成し、それらの集まりとして前記状態分布図を形成する、
ことを特徴とする分布図作成方法。
[7]発明7
発明5又は発明6に於いて、
さらに、第1の撮影期のオルソ画像に基づいて形成された第1の状態分布図と、対象領域が同一である第2の撮影期のオルソ画像に基づいて形成された第2の状態分布図とを比較して、両状態分布図の差分画像を形成する、
ことを特徴とする分布図作成方法。
発明3は、発明1又は発明2に於いて、前記メッシュ記憶手段231は各メッシュ画像を各々当該メッシュ画像が基づくオルソ画像の撮影期に対応付けて保持し、さらに、第1の撮影期のオルソ画像に基づいて形成された第1の状態分布図と対象領域が同一である第2の撮影期のオルソ画像に基づいて形成された第2の状態分布図とを比較して両状態分布図の差分画像を形成する差分画像形成手段215を有する分布図作成装置であるため、対象領域の状態の経年変化を容易に知ることができる。
図1は実施の形態の分布図作成装置を示すブロック図、図2は図1内の記憶装置23内のメッシュテーブルとメッシュ画像記憶部を例示する説明図、図3はドローン空撮動画をメッシュ画像に加工する手順を示す説明図である。
教師画像としては、
状態区分0(m1)では、2m×2mの範囲内に存在する石等の粒径が、熟練者の目視で75〜500mmの範囲の画像を、略100枚、選定して用い、
状態区分1(m2)では、2m×2mの範囲内に存在する石等の粒径が、熟練者の目視で5〜200mmの範囲の画像を、略100枚、選定して用い、
状態区分2(m3)では、2m×2mの範囲内に存在する石等の粒径が、熟練者の目視で5〜75mmの範囲の画像を、略100枚、選定して用い、
状態区分3(m1+m3)では、2m×2mの範囲内に、上記状態区分0と2が混在する画像を、略100枚、熟練者の目視で選定して用い、
状態区分4(砂)では、2m×2mの範囲内に、熟練者の目視で砂が存在すると認められる画像を、略100枚、選定して用い、
状態区分5(砂礫)では、2m×2mの範囲内に、熟練者の目視で砂礫が存在すると認められる画像を、略100枚、選定して用いた。
この記憶装置23には、撮像装置10により撮影された空撮動画に基づいて生成されたメッシュ画像を保持する領域(メッシュ画像記憶部)、各メッシュ画像を規定する各項目のデータを保持する領域(メッシュテーブル)等が設けられている。
空撮動画及び空撮時に連携して取得・対応付けられるGPSデータに基づいて各メッシュ画像を生成する機能、及び、各メッシュ画像の位置等を規定する各項目のデータを生成する機能は、撮像装置10側で奏するように構成してもよく、また、分布図作成装置20側で奏するように構成してもよい。
本実施の形態では、空撮動画及び空撮時に連携して取得・対応付けられるGPSデータに基づいて生成されたデータ(各メッシュ画像、及び、各メッシュ画像の位置等を規定する各項目のデータ)は、分布図作成装置20の記憶装置23に保持されている。
まず、空撮動画とGPSデータから、3次元モデルを作成した後、公知の手法でオルソ化(正射投影画像化)する。次に、隣接する画像どうしを接合して、GeoTIFFフォーマットの当該対象領域の全域画像を生成する。即ち、位置情報付きのTIFFフォーマットの全域画像を生成する。次に、この全域画像にメッシュデータを合わせて正方形のメッシュに区分したタイル写真を得る。即ち、各々が位置情報を持つメッシュ画像(jpegフォーマット)を得る。メッシュのサイズは、上述のように、地表換算で2m×2mのサイズである。また、jpegへの変換は、後の処理のためである。
その後、後に詳述するように、ディープラーニングによる状態区分を経て、状態分布図を作成する。
前記制御装置27は、操作入力装置25からの指示に基づいて前記画像処理装置21や前記記憶装置23を制御して、状態分布図や差分画像を作成させ、さらには、前記表示装置(出力装置)29へ出力させる制御を行う。この制御装置27は、CPU等で構成され得る。
前記表示装置(出力装置)29はディスプレイ(及びプリンタ)で構成されるが、ネットを介して他の装置へデータを出力して該他の装置にて表示(プリント)させ、及び、他の装置からデータを入力する通信装置であってもよい。また、表示装置29に操作入力装置25としての機能を兼用させる構成(タッチ入力可の構成)でもよい。
前記状態区分検出部211は、対象のメッシュ画像をメッシュ画像記憶部(図2)から読み出して、状態区分0〜5の何れとして検出されるか(又は、状態区分0〜5の何れとしても検出されないか)を調べて(図4・S11)、検出された状態区分を、当該メッシュ画像の状態区分として決定し、決定した状態区分を、メッシュテーブル(図2)の当該メッシュのフィールドに保存する(図4・S13)。
項目「撮影期」は、同一対象領域・同一時期の撮影に要する期間で決まる。同一対象領域・同一時期の撮影に数日を要する場合は、例えば「2020年11月」のように年月で規定され得るが、必要に応じて年・季節等でも規定され得る。撮影が1日で完了する場合は、例えば「2020年11月15日」のように、年月日で規定され得る。撮影画像の影や反射光の強弱を考慮する必要がある場合は、年月日及び時間帯、さらには天候で規定されてもよい。その場合は、メッシュテーブルに当該の項目が設けられるものとする。
状態区分0として検出されるか、
状態区分1として検出されるか、
状態区分2として検出されるか、
状態区分3として検出されるか、
状態区分4として検出されるか、
状態区分5として検出されるか、
状態区分0〜5の何れとしても検出されないか、
を調べ、検出された状態区分を当該メッシュ画像の状態区分として決定している。
言い換えれば、何れの物体が検出されるかによって、メッシュ画像を、状態区分0〜5の何れかの状態区分に分類している。
このため、メッシュ画像の分類精度が高く、処理負荷が小さく、処理速度も速い。
前記状態分布図形成部213は、前記状態区分検出部211により検出・決定された各メッシュ画像の状態区分、各メッシュ画像の位置(緯度・経度)、作成対象の状態分布図の縮尺、当該縮尺でのメッシュ画像の縦横サイズに基づいて、状態分布図を形成して、表示装置29へ出力する。各メッシュ画像の状態区分及び各メッシュ画像の位置(緯度・経度)は、メッシュテーブル(図2)から取得する。これにより、表示装置29では、当該対象領域の状態分布図が表示される(図4・S17)。なお、各メッシュ画像の状態区分は、状態区分検出部211から入力されてもよい。
オルソ画像と、該オルソ画像から作成した状態分布図の例を、図8に示す。
前記差分画像形成部215は、同一対象領域の異なる時期(撮影期)のオルソ画像に基づいて作成された2つの状態分布図の差分画像を形成して、表示装置29へ出力して表示させる。例えば、上記2つの状態分布図のうち、撮影期の遅い(又は早い)時期の状態分布図を表示させるとともに、当該2つの体状態分布図間で状態区分が変化したメッシュに関しては、当該のメッシュを太枠で囲む等の表示を加えて、他のメッシュとの相違を強調表示させる。又は、太枠に代えて、点滅表示等でもよい。また、変化の方向(粗い→細かい)や、その度合い等に応じた色で当該のメッシュを表示してもよい。
例えば、画像No.1と画像No.5001は、項目「メッシュNo.」の項目値が何れも「1」で同一である。つまり、両者は、撮影期は異なるが、同一対象領域の同一メッシュである。この両者の「状態区分」の差分、例えば、
「遅い撮影期の状態区分−早い撮影期の状態区分」
を求めると、「3−0=3」となる。つまり、差分は「0」ではない。このことを、差分画像に反映させて、当該のメッシュを太枠等で強調表示する。或いは、上記計算結果の値に応じた色で、当該のメッシュを表示するのである。
図5に、撮影期が早い時期(過去)の状態分布図と、撮影期が遅い時期(最新)の状態分布図の例を示す。また、図6に、状態区分が変化したメッシュを太枠で囲った差分画像の例を示す。
20 分布図作成装置
21 画像処理装置
211 状態区分検出部
213 状態分布図形成部
215 差分画像形成部
23 記憶装置
231 メッシュ記憶部
25 操作入力装置
27 制御装置
29 表示装置(出力装置)
Claims (7)
- 水辺に沿う対象領域のオルソ画像に基づいて当該対象領域内の各位置の状態を調べ、状態の種別に対応する複数の状態区分の何れかで規定される小領域の集まりとして、当該対象領域の状態分布図を作成する分布図作成装置であって、
前記オルソ画像を所定サイズのメッシュに区分して成る各メッシュ画像を、各々当該メッシュ画像の位置に対応付けて記憶装置にて保持するメッシュ記憶手段と、
前記メッシュ記憶手段が保持するメッシュ画像の画像データを取得して、当該メッシュ画像が前記複数の状態区分の何れの状態区分として検出されるか調べ、検出された状態区分を当該メッシュ画像の状態区分とする状態区分検出手段と、
前記状態区分検出手段により検出された各メッシュ画像の状態区分と、前記メッシュ記憶手段が保持する各メッシュ画像の位置とに基づいて、前記小領域を構成して、それらの集まりとして前記状態分布図を形成する分布図形成手段と、
を有し、
前記対象領域は河川の川岸であり、
前記状態は川岸の砂、砂礫、石、岩が混在する河床材料の状態であり、
前記状態区分は、砂、砂礫、石、岩の粒径範囲に基づいて設定されており、
前記粒径範囲は、異なる状態区分間で重複する粒径範囲を有し、
前記状態区分検出手段は、川岸上空からの撮影画像に基づいて作成され、前記メッシュ画像の画像データと同サイズで、各々が前記複数の状態区分の中の一つに対応付けられている多数の画像データを、状態区分検出用の教師データとして用いる深層学習により調整されている、
ことを特徴とする分布図作成装置。 - 水辺に沿う対象領域のオルソ画像に基づいて当該対象領域内の各位置の状態を調べ、状態の種別に対応する複数の状態区分の何れかで規定される小領域の集まりとして、当該対象領域の状態分布図を作成する分布図作成装置であって、
前記オルソ画像を所定サイズのメッシュに区分して成る各メッシュ画像を、各々当該メッシュ画像の位置に対応付けて記憶装置にて保持するメッシュ記憶手段と、
前記メッシュ記憶手段が保持するメッシュ画像の画像データを取得して、当該メッシュ画像が前記複数の状態区分の何れの状態区分として検出されるかを、水辺に沿う領域上空からの撮影画像に基づいて作成され、前記メッシュ画像の画像データと同サイズで、各々が前記複数の状態区分の中の一つに対応付けられている多数の画像データを、状態区分検出用の教師データとして用いる深層学習により調整された分類器を用いて調べ、検出された状態区分を当該メッシュ画像の状態区分とする状態区分検出手段と、
前記状態区分検出手段により検出された各メッシュ画像の状態区分と、前記メッシュ記憶手段が保持する各メッシュ画像の位置とに基づいて、前記小領域を構成して、それらの集まりとして前記状態分布図を形成する分布図形成手段と、
を有することを特徴とする分布図作成装置。 - 請求項1又は請求項2に於いて、
前記メッシュ記憶手段は、各メッシュ画像を、各々当該メッシュ画像が基づくオルソ画像の撮影期に対応付けて保持し、
さらに、
第1の撮影期のオルソ画像に基づいて形成された第1の状態分布図と、対象領域が同一である第2の撮影期のオルソ画像に基づいて形成された第2の状態分布図とを比較して、両状態分布図の差分画像を形成する差分画像形成手段、
を有する、
ことを特徴とする分布図作成装置。 - コンピュータを、請求項1〜請求項3の何れかの分布図作成装置として機能させるためのプログラム。
- 水辺に沿う対象領域のオルソ画像に基づいて当該対象領域内の各位置の状態を調べ、状態の種別に対応する複数の状態区分の何れかで規定される小領域の集まりとして、当該対象領域の状態分布図を作成する分布図作成方法であって、
前記対象領域は河川の川岸であり、
前記状態は川岸の砂、砂礫、石、岩が混在する河床材料の状態であり、
前記状態区分は、砂、砂礫、石、岩の粒径範囲に基づいて設定されており、
前記粒径範囲は、異なる状態区分間で重複する粒径範囲を有し、
前記オルソ画像を所定サイズのメッシュ領域に区分して成る各メッシュ画像の画像データを記憶装置の画像データの領域から取得して、当該メッシュ画像が前記複数の状態区分の何れの状態区分として検出されるかを、川岸上空からの撮影画像に基づいて作成され、前記メッシュ画像の画像データと同サイズで、各々が前記複数の状態区分の中の一つに対応付けられている多数の画像データを、状態区分検出用の教師データとして用いる深層学習により調整された分類器を用いて調べ、検出された状態区分を当該メッシュ画像の状態区分として設定し、
前記設定した各メッシュ画像の状態区分と、当該各メッシュ画像に対応付けられている位置データとに基づいて、前記小領域を構成し、それらの集まりとして前記状態分布図を形成する、
ことを特徴とする分布図作成方法。 - 水辺に沿う対象領域のオルソ画像に基づいて当該対象領域内の各位置の状態を調べ、状態の種別に対応する複数の状態区分の何れかで規定される小領域の集まりとして、当該対象領域の状態分布図を作成する分布図作成方法であって、
前記オルソ画像を所定サイズのメッシュ領域に区分して成る各メッシュ画像の画像データを記憶装置の画像データの領域から取得して、当該メッシュ画像が前記複数の状態区分の何れの状態区分として検出されるかを、水辺に沿う領域上空からの撮影画像に基づいて作成され、前記メッシュ画像の画像データと同サイズで、各々が前記複数の状態区分の中の一つに対応付けられている多数の画像データを、状態区分検出用の教師データとして用いる深層学習により調整された分類器を用いて調べ、検出された状態区分を当該メッシュ画像の状態区分として設定し、
前記設定した各メッシュ画像の状態区分と、当該各メッシュ画像に対応付けられている位置データとに基づいて、前記小領域を構成し、それらの集まりとして前記状態分布図を形成する、
ことを特徴とする分布図作成方法。 - 請求項5又は請求項6に於いて、
さらに、第1の撮影期のオルソ画像に基づいて形成された第1の状態分布図と、対象領域が同一である第2の撮影期のオルソ画像に基づいて形成された第2の状態分布図とを比較して、両状態分布図の差分画像を形成する、
ことを特徴とする分布図作成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021035907A JP6970946B1 (ja) | 2021-03-07 | 2021-03-07 | 分布図作成装置、分布図作成方法、及び、プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021035907A JP6970946B1 (ja) | 2021-03-07 | 2021-03-07 | 分布図作成装置、分布図作成方法、及び、プログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6970946B1 true JP6970946B1 (ja) | 2021-11-24 |
JP2022136348A JP2022136348A (ja) | 2022-09-20 |
Family
ID=78605744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021035907A Active JP6970946B1 (ja) | 2021-03-07 | 2021-03-07 | 分布図作成装置、分布図作成方法、及び、プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6970946B1 (ja) |
Citations (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000089664A (ja) * | 1998-09-09 | 2000-03-31 | Taisei Corp | 土地利用計画方法 |
JP2006252529A (ja) * | 2005-02-09 | 2006-09-21 | Asia Air Survey Co Ltd | 地物環境状況提供方法及びそのプログラム |
JP2011209780A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Mitsubishi Space Software Kk | 変化領域特定装置および変化領域特定プログラム。 |
JP2011254711A (ja) * | 2010-06-05 | 2011-12-22 | Zukosha:Kk | 施肥マップ生成システム,その方法,産業用ヘリコプタ,サーバ,可変施肥機 |
JP2012088876A (ja) * | 2010-10-19 | 2012-05-10 | Hitachi Ltd | スペクトル情報抽出装置 |
JP5283100B1 (ja) * | 2013-01-31 | 2013-09-04 | 国際航業株式会社 | 太陽光発電ポテンシャル評価装置、及び太陽光発電ポテンシャル評価プログラム |
JP2014002738A (ja) * | 2012-06-14 | 2014-01-09 | Hitachi Ltd | 遠隔測定画像の混合画素物質構成精細化分解装置及び方法 |
JP2014126537A (ja) * | 2012-12-27 | 2014-07-07 | Kokusai Kogyo Co Ltd | 座標補正装置、座標補正プログラム、及び座標補正方法 |
JP2015207235A (ja) * | 2014-04-23 | 2015-11-19 | 日本電気株式会社 | データ融合装置、土地被覆分類システム、方法およびプログラム |
JP2016149006A (ja) * | 2015-02-12 | 2016-08-18 | アジア航測株式会社 | 空中移動体取得情報を用いた変化検出システム及び空中移動体取得情報を用いた変化検出方法並びにそのプログラム |
WO2017014288A1 (ja) * | 2015-07-21 | 2017-01-26 | 株式会社東芝 | ひび割れ解析装置、ひび割れ解析方法及びひび割れ解析プログラム |
JP2019158656A (ja) * | 2018-03-14 | 2019-09-19 | 朝日航洋株式会社 | 地盤の水分状態を検出するための方法および検出システム |
JP2020173150A (ja) * | 2019-04-10 | 2020-10-22 | 株式会社神戸製鋼所 | 土質判定装置、土質判定用学習モデル生成装置および土質判定方法 |
JP2021012432A (ja) * | 2019-07-03 | 2021-02-04 | ソニー株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、センシングシステム |
JP2021012433A (ja) * | 2019-07-03 | 2021-02-04 | ソニー株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、センシングシステム |
-
2021
- 2021-03-07 JP JP2021035907A patent/JP6970946B1/ja active Active
Patent Citations (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000089664A (ja) * | 1998-09-09 | 2000-03-31 | Taisei Corp | 土地利用計画方法 |
JP2006252529A (ja) * | 2005-02-09 | 2006-09-21 | Asia Air Survey Co Ltd | 地物環境状況提供方法及びそのプログラム |
JP2011209780A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Mitsubishi Space Software Kk | 変化領域特定装置および変化領域特定プログラム。 |
JP2011254711A (ja) * | 2010-06-05 | 2011-12-22 | Zukosha:Kk | 施肥マップ生成システム,その方法,産業用ヘリコプタ,サーバ,可変施肥機 |
JP2012088876A (ja) * | 2010-10-19 | 2012-05-10 | Hitachi Ltd | スペクトル情報抽出装置 |
JP2014002738A (ja) * | 2012-06-14 | 2014-01-09 | Hitachi Ltd | 遠隔測定画像の混合画素物質構成精細化分解装置及び方法 |
JP2014126537A (ja) * | 2012-12-27 | 2014-07-07 | Kokusai Kogyo Co Ltd | 座標補正装置、座標補正プログラム、及び座標補正方法 |
JP5283100B1 (ja) * | 2013-01-31 | 2013-09-04 | 国際航業株式会社 | 太陽光発電ポテンシャル評価装置、及び太陽光発電ポテンシャル評価プログラム |
JP2015207235A (ja) * | 2014-04-23 | 2015-11-19 | 日本電気株式会社 | データ融合装置、土地被覆分類システム、方法およびプログラム |
JP2016149006A (ja) * | 2015-02-12 | 2016-08-18 | アジア航測株式会社 | 空中移動体取得情報を用いた変化検出システム及び空中移動体取得情報を用いた変化検出方法並びにそのプログラム |
WO2017014288A1 (ja) * | 2015-07-21 | 2017-01-26 | 株式会社東芝 | ひび割れ解析装置、ひび割れ解析方法及びひび割れ解析プログラム |
JP2019158656A (ja) * | 2018-03-14 | 2019-09-19 | 朝日航洋株式会社 | 地盤の水分状態を検出するための方法および検出システム |
JP2020173150A (ja) * | 2019-04-10 | 2020-10-22 | 株式会社神戸製鋼所 | 土質判定装置、土質判定用学習モデル生成装置および土質判定方法 |
JP2021012432A (ja) * | 2019-07-03 | 2021-02-04 | ソニー株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、センシングシステム |
JP2021012433A (ja) * | 2019-07-03 | 2021-02-04 | ソニー株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、センシングシステム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2022136348A (ja) | 2022-09-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Westoby et al. | Cost-effective erosion monitoring of coastal cliffs | |
Duró et al. | Bank erosion processes measured with UAV-SfM along complex banklines of a straight mid-sized river reach | |
Colica et al. | Using unmanned aerial vehicle photogrammetry for digital geological surveys: Case study of Selmun promontory, northern of Malta | |
An et al. | A fast and practical method for determining particle size and shape by using smartphone photogrammetry | |
JP2024050847A (ja) | 評価装置、状態検査システム、評価方法およびプログラム | |
Collins et al. | Application of high resolution 3D laser scanning to slope stability studies | |
JP6970946B1 (ja) | 分布図作成装置、分布図作成方法、及び、プログラム | |
Bertoldi et al. | Applications of close‐range imagery in river research | |
US20230308777A1 (en) | Image capturing device, data acquisition unit, image capturing system, and image capturing method | |
Zhao et al. | Application of unmanned aerial vehicle tilt photography technology in geological hazard investigation in China | |
Entwistle et al. | Terrestrial laser scanning to derive surface grain size facies character of gravel bars | |
Patel et al. | Using ground-based photogrammetry for fine-scale gully morphology studies: Some examples | |
JP5671184B1 (ja) | 断層図作成装置及び断層図作成方法並びに断層図作成プログラム | |
JP2009169676A (ja) | 露出地層・露出岩盤のスケッチ図作成・記録支援システム | |
Collins et al. | Monitoring of coastal bluff stability using high resolution 3 D laser scanning | |
Decker et al. | Putting roman dams in context: A virtual approach | |
Oglesby et al. | Development and assessment of a photogrammetry system for rock specimen surface characterization | |
Verma et al. | A Structure from Motion photogrammetry-based method to generate sub-millimetre resolution Digital Elevation Models for investigating rock breakdown features | |
Yu et al. | Mid-and Short-Term Monitoring of Sea Cliff Erosion based on Structure-from-Motion (SfM) Photogrammetry: Application of Two Differing Camera Systems for 3D Point Cloud Construction | |
Pan | Monitoring coastal environments using remote sensing and GIS | |
Duró et al. | A low-cost technique to measure bank erosion processes along middle-size river reaches | |
WO2024070532A1 (ja) | 情報処理装置、情報処理方法、プログラムおよび情報処理システム | |
Saunders | Development of photogrammetric methods for landslide analysis | |
Loiotine | Integrated Approach to Evaluate Rock Mass Stability by Means of Remote Sensing Techniques and Conventional Geostructural and Geomechanical Surveys | |
Ivanov | MODERN TECHNOLOGIES IN THE STUDY, PRESERVATION AND MANAGEMENT OF CULTURAL HERITAGE: MODERN TECHNOLOGIES IN THE STUDY, PRESERVATION AND MANAGEMENT OF CULTURAL HERITAGE |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210322 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20210322 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210615 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210813 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211019 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211020 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6970946 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |