JP6970330B6 - 沿道地物の座標付与方法 - Google Patents
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Description
(1)道路縦断図に添える平面図として利用すれば、道路の追加距離と沿道地物の第1軸座標値が一致するため、沿道地物の位置を直感的に把握することができる。
(2)道路縦断図の背景図として利用すれば、道路縦断図を俯瞰的かつ視覚的に把握することができる。
(3)道路縦断図に添える側面図として利用すれば、道路上を進行する感覚に合わせて沿道状況を直感的に把握することができる。
(4)のり面や擁壁等の構造物などの形状や寸法、あるいは道路からの離隔などの値を、現地に赴くことなく容易に取得することができる。
本願発明は、図1に示すように所定の座標軸(X−Y−Z)で表される座標値を、異なる座標軸(x−y−z)で表すものである。より具体的には、測地座標系や平面直角座標系などの3軸座標系(以下、「標準座標系」という。)で表される座標値を、道路中心線を第1軸とする3軸座標系(以下、便宜上「道路座標系」という。)で表わすものである。以下、本願発明を構成する主要な要素について詳述する。
道路座標系は、道路中心線を基準に設定される第1軸、そして第2軸と第3軸からなる座標系である。以下、第1軸、第2軸、第3軸それぞれについて説明する。なおここでは便宜上、図1に示すように第1軸をx軸、第2軸をy軸、第3軸をz軸として説明する。
ここまで説明したとおり本願発明の道路座標系の第1軸は、図2に示す道路中心線CLを基準として設定される。この道路中心線CLは、一般的には文字どおり道路の中心に設定される線であり、道路線形を表すものでもある。したがって道路設計の段階で設定された道路線形が、そのまま道路中心線CLとして取り扱われることも多い。ただし本願発明では、設計段階に設定された道路線形はもちろん、道路完成後に事後的に任意に設定した線形や、MMS等によって計測した際の計測軌跡、あるいは道路のセンターライン又は中央分離帯など、道路軸に沿って設定されるあらゆるものを道路中心線CLとして設定することがきる。
x軸が設定されると、このx軸に対して直角方向にy軸(第2軸)を設定し、さらにx軸とy軸に対して直角方向にz軸(第3軸)を設定する(図1)。なお原則として、x軸とy軸は水平面上に設定され、z軸は鉛直方向に設定される。そしてy軸は、道路の終点に向かって右方向を正(+)の方向、左方向を負の(+)方向とすることもできるし、その逆の向きに正負を設定することもできる。またz軸は、上向きを正(+)の方向、下向きを負の(+)方向とすることもできるし、その逆の向きに正負を設定することもできる。
道路座標系のz座標値とすることができる。
道路の線形が曲線等(曲線や屈折線。)である区間(以下、「特殊区間200」という。)と、この特殊区間を除く区間(以下、「標準区間300」という。)では、それぞれ異なる手法で指標ベクトル100を設定することができる。図5は、道路中心線CL上に特殊区間200を設定したモデル図であり、(a)は道路の線形が曲線である区間を特殊区間200として設定したケース、(b)は道路の線形が屈折線で構成される区間を特殊区間200として設定したケースを示している。なお、図5(a)では曲線区間すべてを特殊区間200として設定しているが、曲線区間の一部を特殊区間200として設定することもできるし、曲線区間に直線区間の一部を加えた区間を特殊区間200として設定することもできる。また屈折線で構成される区間では、図5(b)に示すように道路方向が極端に変化する「屈折点」を挟んで前後所定の範囲を指定して特殊区間200とすることができる。
図11に示すように、道路座標系の座標に変換された地物計測点を、道路縦断図に添える側面図(立面図)として利用すれば、道路上を進行する感覚に合わせて沿道状況(沿道地物の状況)を直感的に把握することができ手極めて好適となる。
110 指標ベクトル始点
200 特殊区間
300 標準区間
410 特殊視点
411 右側特殊視点
412 左側特殊視点
420 特殊区間起点
421 右側用特殊区間起点
422 左側用特殊区間起点
430 特殊区間終点
431 右側用特殊区間終点
432 左側用特殊区間終点
440 起点方向線
441 右側用起点方向線
442 左側用起点方向線
450 終点方向線
451 右側用終点方向線
452 左側用終点方向線
460 特殊領域
461 右側特殊領域
462 左側特殊領域
470 特殊地物計測点
471 右側特殊地物計測点
472 左側特殊地物計測点
500 標準地物計測点
CL 道路中心線
P 地物計測点
Pi 屈折内側の地物計測点
Po 屈折外側にある地物計測点
Pr 折点
Claims (3)
- 道路周辺の地物を計測した地物計測点の3次元座標を変換する方法において、
屈折点を含む区間、又は曲線区間の一部若しくは全部を含む区間を、特殊区間として道路中心線上に設定し、
前記特殊区間の起点に起点方向線を設定するとともに、前記特殊区間の終点に終点方向線を設定し、さらに該起点方向線と該終点方向線の交点を特殊視点として設定し、
前記起点方向線と前記終点方向線で挟まれた範囲を特殊領域として設定するとともに、該特殊領域にある前記地物計測点を特殊地物計測点として設定し、
前記道路中心線から前記特殊地物計測点に対して指標ベクトルを設定し、
前記道路中心線上に位置する前記指標ベクトルの始点に基づいて、前記地物計測点に第1座標軸の座標値を付与し、
前記指標ベクトルに基づいて、前記地物計測点に第2座標軸の座標値を付与し、
前記地物計測点の標高に基づいて、前記地物計測点に第3座標軸の座標値を付与し、
前記指標ベクトルは、該特殊地物計測点と前記特殊視点を通る直線上に設定される、
ことを特徴とする沿道地物の座標付与方法。 - 道路周辺の地物を計測した地物計測点の3次元座標を変換する方法において、
屈折点を含む区間、又は曲線区間の一部若しくは全部を含む区間を、特殊区間として道路中心線上に設定し、
前記特殊区間の起点に起点方向線を設定するとともに、前記特殊区間の終点に終点方向線を設定し、さらに該起点方向線と該終点方向線の交点を特殊視点として設定し、
前記起点方向線と前記終点方向線で挟まれた範囲を特殊領域として設定するとともに、該特殊領域にある前記地物計測点を特殊地物計測点として設定し、
道路中心線から前記特殊地物計測点に対して指標ベクトルを設定し、
前記道路中心線上に位置する前記指標ベクトルの始点に基づいて、前記地物計測点に第1座標軸の座標値を付与し、
前記指標ベクトルに基づいて、前記地物計測点に第2座標軸の座標値を付与し、
前記地物計測点と前記指標ベクトルの始点との比高差に基づいて、前記地物計測点に第3座標軸の座標値を付与し、
前記指標ベクトルは、該特殊地物計測点と前記特殊視点を通る直線上に設定される、
ことを特徴とする沿道地物の座標付与方法。 - 前記特殊区間を、右側用特殊区間と左側用特殊区間に分けて設定し、
前記右側特殊区間の起点に右側用起点方向線を設定するとともに、前記右側用特殊区間の終点に右側用終点方向線を設定し、さらに該右側用起点方向線と該右側用終点方向線の交点を右側特殊視点として設定し、
前記左側特殊区間の起点に左側用起点方向線を設定するとともに、前記左側用特殊区間の終点に左側用終点方向線を設定し、さらに該左側用起点方向線と該左側用終点方向線の交点を左側特殊視点として設定し、
前記右側用起点方向線と前記右側用終点方向線で挟まれた範囲を右側特殊領域として設定するとともに、該右側特殊領域にある前記地物計測点を右側特殊地物計測点として設定し、
前記左側用起点方向線と前記左側用終点方向線で挟まれた範囲を左側特殊領域として設定するとともに、該左側特殊領域にある前記地物計測点を左側特殊地物計測点として設定し、
前記右側特殊地物計測点の前記指標ベクトルは、該右側特殊地物計測点と前記右側特殊視点を通る直線上に設定され、
前記左側特殊地物計測点の前記指標ベクトルは、該左側特殊地物計測点と前記左側特殊視点を通る直線上に設定される、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の沿道地物の座標付与方法。
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JP2017173631A JP6970330B6 (ja) | 2017-09-11 | 2017-09-11 | 沿道地物の座標付与方法 |
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