JP6969573B2 - ガラス製造装置、ガラス製造方法、ガラス供給管及び溶融ガラス搬送方法 - Google Patents

ガラス製造装置、ガラス製造方法、ガラス供給管及び溶融ガラス搬送方法 Download PDF

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Description

本発明は、板ガラスを製造するガラス製造装置及びガラス製造方法、溶融ガラスを搬送するガラス供給管及び溶融ガラス搬送方法に関する。
周知のように、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等のフラットパネルディスプレイには、板ガラスが使用される。近年、スマートフォンやタブレット型端末の登場により、フラットパネルディスプレイの薄型化及び軽量化と共に、高精細化が進んでおり、これに伴い、板ガラスの薄板化も推進されている。ガラス基板の材質としては、変形や重力たわみが小さく、高温プロセスでの寸法安定性に優れる無アルカリガラスが好適に使用される。
板ガラスは、特許文献1に開示されるように、溶解工程、清澄工程、均質化工程、成形工程等の工程を経て薄板状に形成される。この場合、無アルカリガラスは、高温粘性が高いため、溶解工程、清澄工程、均質化工程において1600℃以上の高温の溶融ガラスとなって移送される。
各工程間における溶融ガラスの移送には、耐熱性や耐酸化性の観点から白金や白金合金などからなる貴金属製のガラス供給管が使用される。特許文献1には、移送する溶融ガラスの温度を管理するために、管本体の周上を取り囲むフランジ部に電極部が形成されたガラス供給管が開示されている。ガラス供給管は、電極部に通電されることにより、フランジ部を介して加熱される。このガラス供給管では、電極部に切欠き部が形成されている。これにより、電極部に電流の分岐路が形成され、ガラス供給管は、当該電極部の局部過加熱を防止することができる。
また、特許文献2には、フランジ部を2つのリングにより構成したガラス供給管(白金含有容器)が開示されている。このガラス供給管のフランジ部では、2つのリングのうち、内側リングの厚さが外側リングよりも厚くなるように構成される。この構成により、フランジ部全体の電流密度をガラス供給管(容器)の壁よりも低く維持することができる。したがって、フランジ部における発熱を最小にし、ガラス供給管の壁に対する直接的な電気加熱を効率良く行うことができる。
特開2015−131761号公報 特許第5749778号公報
しかしながら、上記のいずれの公知技術においても、フランジ部の電流密度を可変に調整することができず、精度の高い温度制御を行うことができなかった。すなわち、特許文献1に係るガラス供給管では、電極に形成された切欠き部の大きさを溶融ガラスの移送中に変更することができない。特許文献2に係るガラス供給管においても、内側リング及び外側リングの厚さを溶融ガラスの移送中に変更することはできない。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたものであり、ガラス供給管の温度制御を精度良く行うことを技術的課題とする。
本発明は上記の課題を解決するためのものであり、ガラス原料を溶解させて溶融ガラスを生じさせる溶解槽と、前記溶融ガラスを所定形状に成形する成形槽と、前記溶解槽から前記成形槽へと前記溶融ガラスを搬送するガラス供給管とを備えるガラス製造装置において、前記ガラス供給管は、管本体と、前記管本体の外周部に設けられるとともに第一の部分と第二の部分とを有するフランジ部と、前記第一の部分に設けられる電極部と、前記第一の部分と前記第二の部分とに温度差を生じさせる温度差設定部と、を備え、前記温度差設定部は、前記第二の部分の温度を前記第一の部分の温度よりも低く設定するように構成されることを特徴とする。
本発明では、温度差設定部により、フランジ部の第二の部分の温度を前記第一の部分の温度より低く設定することで、フランジ部に流れる電流を好適に制御することができる。フランジ部の第一の部分は、電極部が設けられていることから、第二の部分と比較して電流密度が大きくなる。この第二の部分の温度を第一の部分よりも低くすること、すなわち第一の部分の温度を高く設定することで、第一の部分における抵抗値を高め、その電流密度を低下させることが可能になる。したがって、本発明に係るガラス製造装置では、温度差設定部により、フランジ部の第一の部分と第二の部分との電流密度の差を可及的に低減させることができ、これによりガラス供給管の温度制御を精度良く行うことが可能になる。
上記のガラス製造装置において、前記温度差設定部は、前記第一の部分に配置される第一冷却装置と、前記第二の部分に配置される第二冷却装置とを備えることが望ましい。このように、フランジ部における第一の部分の温度と第二の部分の温度を第一冷却装置と第二冷却装置とにより個別に冷却することで、第一の部分と第二の部分との電流密度の差を可及的に低減させ、ガラス供給管の温度制御を精度良く行うことができる。
本発明は、上記の課題を解決するためのものであり、上記のガラス製造装置を用いるガラス製造方法であって、前記温度差設定部により、前記フランジ部の前記第一の部分と前記第二の部分とに温度差を生じさせながら、前記管本体により前記溶融ガラスを前記溶解槽から前記成形槽へと搬送することを特徴とする。これによれば、温度差設定部により、フランジ部の第一の部分と第二の部分との電流密度の差を可及的に低減させることで、ガラス供給管の温度制御を精度良く行うことが可能になる。この場合において、温度差設定部により設定される前記温度差は、40℃以上200℃以下であることが望ましい。
本発明は上記の課題を解決するためのものであり、溶融ガラスを搬送可能なガラス供給管であって、管本体と、前記管本体の外周部に設けられるとともに第一の部分と第二の部分とを有するフランジ部と、前記第一の部分に設けられる電極部と、前記第一の部分と前記第二の部分とに温度差を生じさせる温度差設定部と、を備え、前記温度差設定部は、前記第二の部分の温度を前記第一の部分の温度よりも低く設定するように構成されることを特徴とする。これによれば、温度差設定部により、フランジ部の第一の部分と第二の部分との電流密度の差を可及的に低減させることができ、ガラス供給管の温度制御を精度良く行うことが可能になる。上記のガラス供給管において、前記温度差設定部は、前記第一の部分に配置される第一冷却装置と、前記第二の部分に配置される第二冷却装置とを備えることが望ましい。
本発明は上記の課題を解決するためのものであり、上記のガラス供給管を用いる溶融ガラス搬送方法であって、前記温度差設定部により、前記フランジ部の前記第一の部分と前記第二の部分とに温度差を生じさせながら、前記管本体により前記溶融ガラスを搬送することを特徴とする。これによれば、温度差設定部により、フランジ部の第一の部分と第二の部分との電流密度の差を可及的に低減させることができ、ガラス供給管の温度制御を精度良く行うことが可能になる。この場合において、前記温度差は、40℃以上200℃以下であることが望ましい。
本発明によれば、ガラス供給管の温度制御を精度良く行うことが可能になる。
図1は、ガラス製造装置の全体構成を示す側面図である。 図2は、ガラス供給管の要部断面図である。 図3は、ガラス供給管の他の実施形態を示す要部断面図である。 図4は、ガラス供給管の他の実施形態を示す要部断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。図1及び図2は、本発明に係るガラス製造装置の一実施形態を示す 図1に示すように、本実施形態に係るガラス製造装置は、上流側から順に、溶解槽1と、清澄槽2と、均質化槽(攪拌槽)3と、状態調整槽4と、成形槽5と、各槽1〜5を連結するガラス供給管6a〜6dとを備える。この他、ガラス製造装置は、溶解槽5により成形された板ガラスを徐冷する徐冷炉(図示せず)及び徐冷後に板ガラスを切断する切断装置(図示せず)を備え得る。
溶解槽1は、投入されたガラス原料を溶解して、溶融ガラスGを得る溶解工程を行うための容器である。溶解槽1は、ガラス供給管6aによって清澄槽2に接続されている。清澄槽2は、溶解槽1から供給された溶融ガラスGを清澄剤等の働きにより清澄する清澄工程を行うための容器である。清澄槽2は、ガラス供給管6bによって均質化槽3に接続されている。
均質化槽3は、清澄された溶融ガラスGを攪拌翼等により攪拌し、均一化する均質化工程を行うための容器である。均質化槽3は、ガラス供給管6cによって状態調整槽4に接続されている。状態調整槽4は、溶融ガラスGを成形に適した状態に調整する状態調整工程を行うための容器である。状態調整槽4は、ガラス供給管6dによって成形槽5に接続されている。
成形槽5は、溶融ガラスGを所望の形状に成形するための容器である。本実施形態では、成形槽5は、オーバーフローダウンドロー法によって溶融ガラスGを板状に成形する。詳細には、成形槽5は、断面形状(紙面と直交する断面形状)が略楔形状を成しており、この成形槽5の上部には、オーバーフロー溝(図示せず)が形成されている。成形槽5は、ガラス供給管6dによって溶融ガラスGがオーバーフロー溝に供給された後、溶融ガラスGをオーバーフロー溝から溢れ出させて、成形槽5の両側の側壁面(紙面の表裏面側に位置する側面)に沿って流下させる。成形槽5は、流下させた溶融ガラスGを側壁面の下頂部で融合させ、板状に成形する。
成形された板ガラスは、例えば、厚みが0.01〜10mmであって、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどのフラットパネルディスプレイ、有機EL照明、太陽電池などの基板や保護カバーに利用される。なお、成形槽5は、スロットダウンドロー法などの他のダウンドロー法を実行するものであってもよい。
以下、ガラス供給管6a〜6dの構成について、図2を参照しながら説明する。ガラス供給管6a〜6dは、管本体7と、この管本体7の外周部(外周面)に設けられるフランジ部8と、フランジ部8に一体に形成される電極部9と、温度制御を行うための温度差設定部(温度差設定装置)10とを備える。管本体7、フランジ部8及び電極部9は、白金又は白金合金により構成される。なお、ガラス供給管6a〜6dは、図示しない煉瓦等の断熱材により、その全体が被覆される。
管本体7は、円筒状に構成されているが、この形状に限定されるものではない。フランジ部8は、円板状に構成されており、管本体7の全周を囲むように形成される。フランジ部8は、管本体7と同心状となるように管本体7に固定(溶接)されている。フランジ部8は、水平方向に沿う中心線(以下「第一中心線」という)Xを介して仮想的に上下に二分される。以下、第一中心線Xに対して、上側に位置する部分を第一の部分8aといい、下側に位置する部分を第二の部分8bという。第一の部分8a及び第二の部分8bは、上下方向に沿う(第一中心線Xに直交する)中心線(以下「第二中心線」という)Yを介して仮想的に左右に二分される。
電極部9は、フランジ部8の第一の部分8aと一体に設けられる。電極部9は、直線部9aとテーパ部9bとを有する板形状である。電極部9は、テーパ部9bを介してフランジ部8と一体に形成される。電極部9は、フランジ部8の半径方向に沿って当該フランジ部8から突出するように構成される。すなわち、電極部9の直線部9a及びテーパ部9bは、フランジ部8における第二中心線Yに対して線対称となるように構成される。電極部9の厚さは、フランジ部8の厚さと同一にされるが、これに限定されず、フランジ部8の厚さと異なっていても良い。電極部9の表面は、フランジ部8の表面と面一に構成される。
図2に示すように、温度差設定部10は、フランジ部8の第一の部分8aに設けられる第一冷却装置11と、第二の部分8bに設けられる第二冷却装置12とを備える。第一冷却装置11は、第一の部分8aにおける一方の面に配置される一対の冷却配管11a,11bを有する。第二冷却装置12は、第二の部分8bにおける一方の面(第一の部分8aと同じ面)に配置される一対の冷却配管12a,12bを有する。
第一冷却装置11の冷却配管11a,11bと、第二冷却装置12の冷却配管12a,12bとは、フランジ部8の第一中心線Xに対して線対称となるように配置されている。各冷却配管11a,11b,12a,12bには、コンプレッサ等の圧送装置(図示せず)が接続されている。この圧送装置により、各冷却配管11a,11b,12a,12bに所定の冷却媒体が流通する。本実施形態では、冷却媒体として流体、例えば水が使用されるが、これに限定されない。
本実施形態では、各冷却配管11a,11b,12a,12bは、銅管を屈曲させることにより構成されるが、これに限定されない。各冷却配管11a,11b,12a,12bは、溶接によりフランジ部8の一方の面に固定される。各冷却配管11a,11b,12a,12bは、冷却媒体の供給部13及び排出部14を有する。フランジ部8の半径方向において、供給部13は外側に位置し、排出部14は内側に配置する。供給部13は冷却媒体の供給口13aを有し、排出部14は冷却媒体の排出口14aを有する。供給口13a及び排出口14aは、図示しない追加の配管に接続されるように、ジョイント部として構成され得る。
供給口13a及び排出口14aは、電極部9における直線部9aの近傍位置において並設されている。また、供給部13及び排出部14は、電極部9の直線部9aに対応して設けられる直線部13b,14bと、フランジ部8の周方向に沿うように配置される湾曲部13c,14cと、供給口13a及び排出口14aに繋がる傾斜部13d,14dとを有する。供給部13及び排出部14は、円弧状の連結部15を介して連通している。各冷却配管11a,11b,12a,12bにより、冷却媒体の流路が構成される。流路は、供給部13に構成される往路と排出部14に構成される復路とを含む。
以下、上記構成の製造装置を使用して板ガラスを製造する方法について説明する。本方法は、溶解槽1にて原料ガラスを溶解させ(溶解工程)、溶融ガラスGを得た後、この溶融ガラスGに対し、順に清澄槽2による清澄工程、均質化槽3による均質化工程、及び状態調整槽4による状態調整工程を実施する。その後、この溶融ガラスGを成形槽5に移送し、成形工程により溶融ガラスGから板ガラスを成形する。その後、板ガラスは、徐冷炉による徐冷工程、切断装置による切断工程を経て、所定寸法に形成される。
溶融ガラスGをガラス供給管6a〜6dにて移送する場合、管本体7を流動する溶融ガラスGの温度を管理すべく、電極部9に電圧を印加し、管本体7を加熱する。このとき、温度差設定部10は、第一冷却装置11に係る冷却配管11a,11b、及び第二冷却装置12の冷却配管12a,12bに冷却媒体を流通させ、フランジ部8を冷却する。温度差設定部10は、第一冷却装置11の冷却配管11a,11bにおける冷却媒体の流量と、第二冷却装置12の冷却配管12a,12bにおける冷却媒体の流量とを調整する。すなわち、温度差設定部10は、第二冷却装置12における冷却媒体の流量を、第一冷却装置11における冷却媒体の流量よりも大きく設定する。
このような冷却媒体の流量制御は、例えば、フランジ部8の第一の部分8aと第二の部分8bの所定位置の温度を測定しながら行っても良く、予め測定した管本体7の温度データ(データベース)に基づいて行ってもよい。フランジ部8の温度を測定する場合には、例えば、第一の部分8aにおいて、フランジ部8の周縁部の延長線(二点鎖線)Eと第二中心線Yとの交点C1にセンサ(例えば熱電対)を設置することが望ましい。また、第二の部分8bに対しては、フランジ部8の周縁部と第二中心線Yとの交点C2にセンサ(例えば熱電対)を設置することが望ましい。
交点C1と交点C2との温度を測定し、その温度差を計測できる。冷却媒体の流量制御は、この温度差を随時測定しながら実行され得る。あるいは、予めこの温度差と管本体7又は冷却媒体の温度との関係をデータベースとして用意し、このデータベースに基づいて、第一冷却装置11の冷却媒体の流量と、第二冷却装置12の冷却媒体の流量とを決定してもよい。交点C1と交点C2との温度差は、40℃以上200℃以下であることが好ましく、より好ましくは、50℃以上150℃以下である。
第一の部分8aと第二の部分8bの温度差に関しては、上記に限らず、以下のように設定してもよい。管本体7の外周面と、フランジ部8の第一の部分8aとの境界部分における第二中心線Yとの交点C3における温度を測定し、交点C1と交点C3と温度差を第一の部分8aの温度と見做す。同様に、管本体7の外周面と、フランジ部8の第二の部分8bとの境界部分における第二中心線Yとの交点C4の温度を測定し、交点C2と交点C4との温度差を第二の部分8bの温度と見做す。そして、第一の部分8aの温度と第二の部分8bの温度との差を、冷却媒体の流量の制御に対する基準値として使用してもよい。上記に限らず、第一の部分8aの温度の測定位置と第二の部分8bの温度の測定位置とは、フランジ部8の形状、電極部9の位置に応じて適宜設定できる。フランジ部8に複数の温度測定点を設定し、その平均値を第一の部分8a及び第二の部分8bの温度として設定してもよい。
温度差設定部10により、フランジ部8の第二の部分8bの温度を第一の部分8aの温度より低く設定する(第一の部分8aの温度を第二の部分8bよりも高く設定する)ことにより、フランジ部8に流れる電流を好適に制御することができる。すなわち、フランジ部8の第一の部分8aは、電極部9が設けられていることから、第二の部分8bと比較して電流密度が大きくなる。この第一の部分8aの温度を第二の部分8bよりも高く設定することで、第一の部分8aにおける抵抗値を高め、その電流密度を低下させることが可能になる。
これにより、第一の部分8aと第二の部分8bとの電流密度の差を可及的に低減させることができる。このように、フランジ部8の温度を調整することにより、管本体7の温度を精度良く制御することが可能になる。
図3は、ガラス供給管の他の実施形態を示す。本実施形態では、第一冷却装置11及び第二冷却装置12の構成が図2に示す形態と異なる。本実施形態において、第一冷却装置11は、二本の冷却配管11a,11bを有し、第二冷却装置12は、一本の冷却配管12aを有する。したがって、第一冷却装置11の冷却配管11a,11bと第二冷却装置12の冷却配管12aは、フランジ部8の第一中心線Xに対して非対称に構成される。第一冷却装置11の各冷却配管11a,11bは、供給口16aと、第一中心線Xとフランジ部8の周面との交点(以下「フランジ部の側端部」という)C5,C6の近傍に配置される第一直線部16bと、第一直線部16bと繋がる湾曲部16cと、湾曲部16cに繋がるとともに電極部9の直線部9aに沿うように配置される第二直線部16dと、第二直線部16dに繋がる傾斜部16eと、傾斜部16eの端部に設けられる排出口16fとを有する。
第二冷却装置12の冷却配管12aは、フランジ部8の一方の側端部C5の近傍に配置される供給口17aと、第一冷却装置11における一方の冷却配管11aの第一直線部16bとほぼ平行に配置される第一直線部17bと、この第一直線部17bに繋がる湾曲部17cと、第一冷却装置11の他方の冷却配管11bの第一直線部16bとほぼ平行に配置される第二直線部17dと、第二直線部17dの端部であって、フランジ部8の他方の側端部C6の近傍に設けられる排出口17eとを有する。
本実施形態では、第一冷却装置11の二本の冷却配管11a,11bにおいて、供給口16aから順に第一直線部16b、湾曲部16c、第二直線部16d、傾斜部16e、そして排出口16fへと冷却媒体を流通させる。また、第二冷却装置12の冷却配管12aにおいて、供給口17aから順に、第一直線部17b、湾曲部17c、第二直線部17dそして排出口17eへと冷却媒体を流通させる。
このとき、第一冷却装置11の冷却配管11a,11bにおける冷却媒体の流量よりも、第二冷却装置12の冷却配管12aにおける冷却媒体の流量を大きくする。すなわち、フランジ部8の第一の部分8aと第二の部分8bとの間に温度差を生じさせる。これにより、フランジ部8における第一の部分8aと第二の部分8bとの間で電流密度を調整し、管本体7の温度を精度良く制御することができる。
図4は、ガラス供給管の他の実施形態を示す。図2、図3の実施形態では、各冷却装置11,12の冷却配管11a,11b,12a,12bが銅管を屈曲させることにより構成されていたが、本実施形態に係る各冷却装置11,12は、内部に冷却媒体の流路が形成されたブロック状の構造体からなる冷却部18,19を有する。各冷却部18,19は、例えばニッケルにより構成されるが、これに限定されない。本実施形態では、冷却媒体として気体(空気)が使用されるが、これに限定されない。
第一冷却装置11は一対の冷却部18を有し、第二冷却装置12は一対の冷却部19を有する。第一冷却装置11の冷却部18と第二冷却装置12の冷却部19とは、フランジ部8の第一中心線Xに対して線対称となるように、フランジ部8の一方の面に配置されている。各冷却部18,19の内部に形成される冷却媒体の流路は、冷却媒体の供給部(往路)20と排出部(復路)21とを有する。供給部20と排出部21とは、連結部22を介して連通している。各供給部20は、供給口20aと、直線部20bと、湾曲部20cと、傾斜部20dとを有する。各排出部21は、排出口21aと、直線部21bと、湾曲部21cと、傾斜部21dとを有する。
本実施形態では、第一冷却装置11の一対の冷却部18において、冷却媒体を、内部の流路における供給部20から排出部21へと流通させる。また、第二冷却装置12の一対の冷却部19において、冷却媒体を、内部の流路における供給部20から排出部21へと流通させる。このとき、第一冷却装置11の冷却部18における冷却媒体の流量よりも、第二冷却装置12の冷却部19における冷却媒体の流量を大きくする。すなわち、フランジ部8の第一の部分8aと第二の部分8bとに温度差を生じさせる。これにより、フランジ部8における第一の部分8aと第二の部分8bとの間で電流密度を調整し、管本体7の温度を精度良く制御することができる。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、上記した作用効果に限定されるものでもない。本発明は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記の実施形態において、温度差設定部10は、第一冷却装置11及び第二冷却装置12を備えていたが、これに限定されるものではない。温度差設定部10は、フランジ部8の第一の部分8aに設けられる第一加熱装置と、第二の部分8bに設けられる第二加熱装置とを備えたものであってもよい。第一の部分8aと、第二の部分8bとに温度差が生じるように、これらの部分を各加熱装置により加熱することにより、上記の実施形態と同様に、管本体7を流通する溶融ガラスGの温度を好適に管理することができる。
上記の実施形態では、フランジ部8を上下に分けるとともに、上側の部分を第一の部分8aとし、下側の部分を第二の部分8bとした構成を示したが、これは例示にすぎず、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、フランジ部8を上下に分け、下側の部分を、電極部9が設けられる第一の部分とし、上側の部分を第二の部分としてもよい。また、フランジ部8を左右に分け、左右の部分の一方を第一の部分とし、他方の部分を第二の部分としてもよい。すなわち、仮想的な一本の直線または曲線によってフランジ部8を二分し、分けられた二つの部分のうち、一方の部分を第一の部分(電極部9が設けられる部分)とし、他方の部分を第二の部分とすることができる。さらに、仮想的な複数の直線または曲線によってフランジ部8を三つ以上の複数の部分に分け、分けられた複数の部分のうち、電極部9が設けられる部分を第一の部分とし、他の部分を第二の部分、第三の部分等としてもよい。
1 溶解槽
5 成形槽
6a ガラス供給管
6b ガラス供給管
6c ガラス供給管
6d ガラス供給管
7 管本体
8 フランジ部
8a 第一の部分
8b 第二の部分
9 電極部
10 温度差設定部
11 第一冷却装置
12 第二冷却装置
G 溶融ガラス

Claims (6)

  1. ガラス原料を溶解させて溶融ガラスを生じさせる溶解槽と、前記溶融ガラスを所定形状に成形する成形槽と、前記溶解槽から前記成形槽へと前記溶融ガラスを搬送するガラス供給管とを備えるガラス製造装置において、
    前記ガラス供給管は、管本体と、前記管本体の外周部に設けられるとともに第一の部分と第二の部分とを有するフランジ部と、前記第一の部分に設けられる電極部と、前記第一の部分と前記第二の部分とに温度差を生じさせる温度差設定部と、を備え、
    前記温度差設定部は、前記第二の部分の温度を前記第一の部分の温度よりも低く設定するように構成され
    前記温度差設定部は、前記第一の部分に配置される第一冷却装置と、前記第二の部分に配置される第二冷却装置とを備えることを特徴とする、ガラス製造装置。
  2. 請求項1に記載のガラス製造装置を用いるガラス製造方法であって、
    前記温度差設定部により、前記フランジ部の前記第一の部分と前記第二の部分とに温度差を生じさせながら、前記管本体により前記溶融ガラスを前記溶解槽から前記成形槽へと搬送することを特徴とする、ガラス製造方法。
  3. 前記温度差は、40℃以上200℃以下である、請求項に記載のガラス製造方法。
  4. 溶融ガラスを搬送可能なガラス供給管であって、
    管本体と、前記管本体の外周部に設けられるとともに第一の部分と第二の部分とを有するフランジ部と、前記第一の部分に設けられる電極部と、前記第一の部分と前記第二の部分とに温度差を生じさせる温度差設定部と、を備え、
    前記温度差設定部は、前記第二の部分の温度を前記第一の部分の温度よりも低く設定するように構成され
    温度差設定部は、前記第一の部分に配置される第一冷却装置と、前記第二の部分に配置される第二冷却装置とを備えることを特徴とする、ガラス供給管。
  5. 請求項に記載のガラス供給管を用いる溶融ガラス搬送方法であって、
    前記温度差設定部により、前記フランジ部の前記第一の部分と前記第二の部分とに温度差を生じさせながら、前記管本体により前記溶融ガラスを搬送することを特徴とする、溶融ガラス搬送方法。
  6. 前記温度差は、40℃以上200℃以下である、請求項に記載の溶融ガラス搬送方法。
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