JP6967375B2 - エアマット装置 - Google Patents

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本発明は、病人等が長期に渡って床に伏せる場合などに生じる床ずれを予防するためのベッドに載置して用いるエアマット装置に関するもので、特に、シンプルな構成によって、エアマットの厚み方向において、その硬さの違いを設け、エアマット利用者の部分的な過度の沈み込みを制御し、また、表面の凹凸感を抑えつつ、適切な除圧が可能なエアマット装置に関するものである。
寝返りを打てない病人等が長期に渡って床に伏していると、床ずれが体に生じる場合がある。床ずれの原因としては、寝返りを打てないことにより寝具からの圧が身体の一定箇所に集中して血行不良が生じることや、体力の衰えや栄養状態の悪化、あるいは汗等による過湿によって細菌の繁殖等が原因といわれている。
そこで、こういった問題に対応するため、従来から、様々なエアマット装置が、開発されてきている。例えば、特許文献1には、細長い袋状のフィルムからなるエアセルを上下方向にそれぞれ独立した三層3気室構造に形成して該エアセルを複数本並設させたエアマットレスであって、各エアセルの上層部を複数系統に分けて系統ごとに交互に所定の周期で膨張・収縮を繰り返すようにエアを供給・排気する波動領域とし、また各エアセルの中層部をAゾーン、Bゾーン、Cゾーンに分けて、Aゾーンを利用者の骨盤部に、Bゾーンを背部に、Cゾーンをそれ以外の部位に対応させ、その内圧をA>B≧Cとするとともに、各エアセル下層部はそれぞれ常時一定の内圧としたことを特徴とするエアマットレスが開示されている。
また、特許文献2には、マット基部に2層以上に配置された複数の空気袋と、下層と上層の空気袋に空気を給排気して該空気袋を膨張・収縮させてマッサージを行わせるとともに、下層の空気袋と上層の空気袋とに異なった圧力で空気圧を供給する給排気装置とを備えていることを特徴とするエアーマット装置が開示されている。
さらに、特許文献3には、矩形板状のベース部材と、流体を充填できる細長い袋状であって、上記ベース部材の上面に上下二段で、長手方向を上記ベース部材の幅方向に沿わせて上記ベース部材の長手方向に対して並設された複数の流体用バッグと、この流体用バッグに流体を供給する流体供給源と、この流体供給源と上記流体用バッグとの間に設けられ上記流体供給源から上記流体用バッグへ供給される流体の流れを切り換える切り換え手段と、この切り換え手段を制御して上記流体用バッグに供給される流体の流れを制御する制御手段を具備し、上記流体用バッグは、上下の異なる位置にあって、しかも上段と下段において互いに隣り合うことのない位置にある複数の流体用バッグを1つのグループとすることで、全体が2つのグループに分けられていて、一方のグループの流体用バッグと他方のグループのそれぞれ複数の流体用バッグは、上記流体供給源からの流体が上記切り換え手段を介して供給されるよう接続されていて、上記制御手段は、一方のグループの複数の流体用バッグと他方のグループの複数の流体用バッグとに対して上記流体が交互に供給されるよう上記切り換え手段を切り換え制御することを特徴とするマットレス装置が開示されている。
特開2015−73876号公報 特開平06−335501号公報 特開2013−215469号公報
しかしながら、特許文献1から特許文献3に開示されている技術は、マットレスの厚み(上下)方向において、硬さの違いを設けるため、従来の並設方向でのエアセルのエア系統分け以外に、厚み(上下)方向にもエア系統を設け、エアマット利用者の部分的な過度の沈み込みを抑制したり、表面の凹凸感(不快感)を抑えつつ、適切な除圧効果(圧力の局部的な集中の回避)を実現できるとしているが、分けるエア系統の数が多くなってしまうため、エアマット装置全体として、大掛かりなものとなってしまう。
本発明は、上述の問題を解決するためのもので、エアセルの並設方向だけのエア系統分けとして、少ないエア系統の数であっても、エアマットの厚み(上下)方向の硬さの違いを出すことができ、また、同一のエアセルを複数本並設するだけでも、エアマット表面の凹凸(硬さの違い)に多様なバリエーションを持たせることができるエアマット装置を提供することを目的としている。
上述の課題に対応するため、本発明は、以下の技術的手段を講じている。
即ち、請求項1記載の発明は、上下方向に、複数層の空気室に区画されるとともに、各層の空気室は、それぞれ、相互にエアが流通するように形成されており、エア制御部により、給気口からエアが供給されると、各層とも同じ内圧となるよう構成されたエアセルが、その軸線を、ベッドの長手方向と直交する方向連なった状態で、複数個並設させたエアマットを備え、前記エアセルは、その並設方向において、複数の系統に分けられ、それぞれ、系統ごとに独立した状態で連通されており、前記エア制御部は、系統ごとに、所定の内圧となるように、前記エアセルに対し、エアを供給・排気することができるエアマット装置であって、
前記エアセルのうち、少なくとも一部は、それぞれ、エアセルの軸線を回転中心として、前記ベッドの長手方向における一方向側に、所定角度で傾斜させて並設されていることを特徴とするエアマット装置である。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のエアマット装置であって、前記エア制御部は、前記複数の系統のうち、少なくとも1つの系統に分けられている前記エアセルに対して、その他の系統に分けられている前記エアセルよりも低い内圧となるようエアを供給・排気することを特徴としている。
そして、請求項3記載の発明は、請求項1記載のエアマット装置であって、前記エアセルは、その並設方向において、A系統、B系統、そして、C系統と、3系統に分けて、それぞれ連通されており、前記エア制御部は、前記A系統のエアセルの内圧を前記B系統のエアセル及び前記C系統のエアセルの内圧と比して低くなるように、且つ、前記B系統のエアセルに内圧を前記C系統のエアセルの内圧と比して低くなるように、対象の前記エアセルに対し、エアを供給・排気することを特徴としている。
本発明によると、エアセルのエア系統分けを並設方向だけとする少ないエア系統数による構成であっても、系統ごとの適切な内圧調整と、傾斜して配設されている各エアセルの相互作用により、エアマットの厚み(上下)方向において、硬さの違いを作り出すことができるため、製造コストの削減、製造性の向上を実現しながら、エアマット利用者の部分的な過度な沈み込みの抑制ができ、また、エアマット表面の凹凸感(不快感)を抑えつつ、適切な除圧効果を実現することができる。
本発明に係るエアマット装置の第1の実施形態を示した図で、(a)は概略側面図、(b)はエア系統分けの一例を示したエアマットの概略側面図である。 本発明に係るエアマット装置の第1の実施形態のうち、エアセルを示した図で、(a)はエアセルの側面図、(b)はエアセルの平面図である。 本発明に係るエアマット装置の第1の実施形態のうち、隣接するエアセル同士の相互作用を示した概略側面図で、(a)はエアマット全体、(b)は第1の範囲、(c)は第2の範囲、(d)は第3の範囲を示したものである。 各エアマットの沈み込み状態を示す概略側面図で、(a)は、従来のエアマット装置を構成するエアマット、(b)は、本発明に係るエアマット装置の実施形態におけるエアマットを示している。 従来のエアマット装置による体圧分散状態を示す体圧分布図である。 第1の実施形態におけるエアマット装置による体圧分散状態を示す体圧分布図である。 本発明に係るエアマット装置の第2の実施形態を示した図で、(a)は概略側面図、(b)はエア系統分けの一例を示したエアマットの概略側面図である。 本発明に係るエアマット装置の第2の実施形態のうち、隣接するエアセル同士の相互作用を示した概略側面図で、(a)はエアマット全体、(b)は第1の範囲、(c)は第2の範囲、(d)は第3の範囲を示したものである。
本発明に係るエアマット装置の第1の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係るエアマット装置の第1の実施形態を示した図で、(a)は概略側面図、(b)はエア系統分けの一例を示したエアマットの概略側面図で、図2は、本発明に係るエアマット装置の第1の実施形態のうち、エアセルを示した図で、(a)はエアセルの側面図、(b)はエアセルの平面図、そして、図3は、本発明に係るエアマット装置の第1の実施形態のうち、隣接するエアセル同士の相互作用を示した概略側面図で、(a)はエアマット全体、(b)は第1の範囲、(c)は第2の範囲、(d)は第3の範囲を示したものである。
なお、符号については、10がエアマット装置、12がベッド、14が空気室、15がエア流通部、16がエア制御部、18が給気口、20がエアセル、22がエアマット、24がエアポンプ、26がエアチューブを示している。
まず、本実施形態におけるエアマット装置10は、図1、図2に示すように、上下方向に、複数層の空気室14に区画されるとともに、各層の空気室14は、それぞれ、相互にエアが流通するように形成されており、エア制御部16により、給気口18からエアが供給されると、各層とも同じ内圧となるよう構成されたエアセル20が、その軸線を、ベッド12の長手方向と直交する方向連なった状態で、複数個並設さてなるエアマット22を備えている。
さらに、エアセル20は、その並設方向において、複数の系統に分けられており、それぞれ、系統ごとに独立した状態で連通されており、エア制御部16は、系統ごとに、所定の内圧となるように、エアセル20に対し、エアを供給・排気することができる。そして、エアセル20が、それぞれ、エアセルの軸線を回転中心として、前記ベッドの長手方向における一方向側に、所定角度で傾斜させて並設されているというものである。なお、本実施形態では、全てのエアセル20が、傾斜して配置されているが、他の実施形態として、エアセル20のうちの一部を傾斜させるとともに、それ以外のエアセル20は、傾斜させない配置とすることもでき、これらの配置パターンは、本発明を限定するものではない。
続いて、本実施形態におけるエアマット装置10について、詳細に説明する。まず、図1(a)に示すように、エアマット装置10は、ベッド12上にて使用することができるもので、図2に示すように、各エアセル20は、上下方向に、複数層の空気室14に区画されるとともに、各層の空気室14は、それぞれ、エア流通部15を通じて、相互にエアが流通するように形成されている。
次に、各層の空気室14は、図1(b)に示すように、エア制御部16を構成するエアポンプ24により、エアチューブ26を通じて、給気口18からエアが供給されると、各層とも同じ内圧となるよう構成されている。そして、この各エアセル20が、その軸線を、ベッド12の長手方向と直交する方向連なった状態で、複数個並設さることにより、エアマット22が構成されている。さらに、本実施形態においては、エアセル20は、図1、図3に示すように、それぞれ、エアセルの軸線を回転中心として、前記ベッドの長手方向における一方向側に、所定角度で傾斜させて並設されている。そのため、その最下層以外の各空気室14の少なくとも一部が、一方向側に隣接するエアセル20のうちの、一層下に位置する空気室14と、上下方向において、接触の有無は別として、それらの一部が重なるようになる。なお、傾斜角度は、限定されない。
また、エアセル20は、その並設方向において、複数の系統に分けられ、それぞれ、系統ごとに独立して連通されており、エア制御部16は、系統ごとに、所定の内圧となるように、エアセル20に対し、エアを供給・排気することができるようになっている。本実施形態では、図1(b)に示すように、エアセル20は、3系統(図中、A系統、B系統、C系統)に分けられ、それぞれ独立して連通されている。
さらに、エア制御部16は、図1においては、一方の系統(図中、C系統)のエアセル20の内圧を他方の系統(図中、A系統、B系統)のエアセル20の内圧よりも低くなるように、エアセル20に対し、エアを供給・排気する制御を行っている。そして、エア制御部16は、所定の時間経過後、例えば、図中のB系統のエアセル20の内圧を他の系統のエアセル20の内圧より低くなるように内圧を変動させ、さらに、所定の時間経過後、図中のA系統のエアセル20の内圧を他の系統のエアセル20の内圧より低くなるように内圧を変動させる制御を行うことができる。
なお、本実施形態では、他の系統のエアセル20の内圧はともに同値としている。また、図1、図3において、斜線で表されているエアセル20は、高い内圧であることを示している。さらに、本実施形態では、3系統に分けているが、これは本発明を限定するものではない。
本実施形態では、図3に示すように、C系統のエアセル20の内圧が、A系統と、B系統のエアセル20の内圧よりも低く制御されているとき、まず、図3(b)に示す第1の範囲では、上下方向のラインで、上層が高内圧、中層が高内圧+低内圧、下層が低内圧となり、また、図3(c)に示す第2の範囲では、上層が低内圧、中層が低内圧+高内圧、下層が高内圧、そして、図3(d)に示す第3の範囲では、上層が高内圧、中層が高内圧+高内圧、下層が高内圧となる。
このような構成としているため、例えば、臀部といった体重を多く受ける部分のエアセル20が収縮する場合に、図4(a)に示す従来のエアマット装置を構成するエアマットと比べ、図4(b)に示すように、本実施形態におけるエアマット装置を構成するエアマットは、その収縮しているエアセル20の上層・中層の空気室14の下層側には、膨張しているエアセル20の中層、或いは、下層の空気室14の一部が配置されているため、必要以上に沈み込みが発生せず、姿勢が崩れることなく、さらに、表面の凹凸感がなくなる。
また、図5に示す、従来のエアマット装置による体圧分散状態と比べ、図6に示す、第1の実施形態におけるエアマット装置による体圧分散状態は、図4(b)に示すように、膨張しているエアセル20の空気室14の下層側には、収縮しているエアセル20の空気室14の中層、或いは、下層の空気室14の一部が配置されており、エアセル20の一部が、必要以上に硬くなる現象が抑えられ、姿勢の崩れも制御できるため、図中、濃い色の領域(接触圧が大きい領域)が少ない、つまり、体圧の分散性においても、非常に良好なものとなることが分かる。
続いて、本発明に係るエアマット装置の第2の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図7は、本発明に係るエアマット装置の第2の実施形態を示した図で、(a)は概略側面図、(b)はエア系統分けの一例を示したエアマットの概略側面図で、図8は、本発明に係るエアマット装置の第2の実施形態のうち、隣接するエアセル同士の相互作用を示した概略側面図で、(a)はエアマット全体、(b)は第1の範囲、(c)は第2の範囲、(d)は第3の範囲を示したものである。符号については、28がA系統、30がB系統、32がC系統である以外は、図1と同様である。
本実施形態におけるエアマット装置10は、図7に示すように、上下方向に、複数層の空気室14に区画されるとともに、各層の空気室14は、それぞれ、相互にエアが流通するように形成されている。また、エア制御部16により、給気口18からエアが供給されると、各層とも同じ内圧となるよう構成されたエアセル20が、その軸線を、ベッドの長手方向にと直交する方向連なった状態で、複数個並設さてなるエアマット22を備えている。
さらに、エアセル20は、その並設方向において、図7(b)に示すように、A系統28、B系統30、C系統32と、3系統に分けて、それぞれ独立した状態で連通されており、エア制御部16は、系統ごとに、所定の内圧となるように、エアセル20に対し、エアを供給・排気することができ、そして、エアセル20は、エアセルの軸線を回転中心として、前記ベッドの長手方向における一方向側に傾斜させて並設されているというものである。なお、本実施形態では、全てのエアセル20が、傾斜して配置されているが、他の実施形態として、エアセル20のうちの一部を傾斜させるとともに、それ以外のエアセル20は、傾斜させない配置とすることもでき、これらの配置パターンは、本発明を限定するものではない。
また、本実施形態では、エア制御部16は、A系統28のエアセル20の内圧をB系統30のエアセル20及びC系統32のエアセル20の内圧よりも低くなるように、そして、B系統30のエアセル20の内圧をC系統32のエアセル20の内圧よりも低くなるように、対象のエアセル20に対し、エアを供給・排気する制御を行う。なお、図7、図8において、薄墨で表されているエアセル20は、最も高い内圧、斜線で表されているエアセル20は、中程度の内圧、白塗りで表されているエアセル20は、低内圧であることを示している。
続いて、本実施形態におけるエアマット装置10について、詳細に説明する。まず、図7(a)に示すように、エアマット装置10は、ベッド12上にて使用することができるもので、図2に示すように、各エアセル20は、上下方向に、複数層の空気室14に区画されるとともに、各層の空気室14は、それぞれ、エア流通部15を通じて、相互にエアが流通するように形成されている。
次に、各層の空気室14は、図7(b)に示すように、エア制御部16を構成するエアポンプ24により、エアチューブ26を通じて、給気口18からエアが供給されると、各層とも同じ内圧となるよう構成されている。そして、この各エアセル20が、その軸線を、ベッドの長手方向と直交する方向連なった状態で、複数個並設さることにより、エアマット22が構成されている。さらに、本実施形態においては、エアセル20は、図7、図8に示すように、それぞれ、エアセルの軸線を回転中心として、前記ベッドの長手方向における一方向側に、所定角度で傾斜させて並設されている。そのため、その最下層以外の各空気室14の少なくとも一部が、一方向側に隣接するエアセル20のうちの、一層下に位置する空気室14と、上下方向において、接触の有無は別として、それらの一部が重なるようになる。なお、傾斜角度は、限定されない。
また、エアセル20は、その並設方向において、複数の系統に分けて、それぞれ独立した状態で連通されており、エア制御部16は、系統ごとに、所定の内圧となるように、エアセル20に対し、エアを供給・排気することができるようになっている。本実施形態では、図7(b)に示すように、エアセル20は、交互に、3系統(図中、A系統28、B系統30、C系統32)に分けられ、それぞれ独立した状態で連通されている。
そして、エア制御部16は、A系統28のエアセル20の内圧をB系統30、C系統32のエアセル20の内圧よりも低くなるように、且つ、B系統30のエアセル20の内圧をC系統32のエアセル20の内圧よりも低くなるよう、エアセル20に対し、エアを供給・排気する制御を行う。
そして、エア制御部16は、所定の時間経過後、例えば、B系統30のエアセル20の内圧をA系統28、C系統32のエアセル20の内圧より低くなるように、且つ、C系統32のエアセル20の内圧をA系統28のエアセル20の内圧よりも低くなるよう内圧を変動させ、続いて、所定の時間経過後、C系統32のエアセル20の内圧をA系統28、B系統30のエアセル20の内圧より低くなるように、且つ、A系統28のエアセル20の内圧をB系統30のエアセル20の内圧より低くなるよう変動させるといった内圧の変動制御を行うことができるようになっている。
つまり、本実施形態では、図8に示すように、A系統28のエアセル20の内圧をB系統30のエアセル20の内圧よりも低く制御されているとき、まず、図8(b)に示す第1の範囲では、上下方向のラインで、上層が中内圧、中層が中内圧+低内圧、下層が低内圧となり、また、図8(c)に示す第2の範囲では、上層が低内圧、中層が低内圧+高内圧、下層が高内圧、そして、図8(d)に示す第3の範囲では、上層が高内圧、中層が高内圧+中内圧、下層が中内圧となる。
このような構成としているため、例えば、臀部といった体重を多く受ける部分のエアセル20が収縮する場合に、本実施形態におけるエアマット装置を構成するエアマットは、その収縮しているエアセル20の上層・中層の空気室14の下層側には、膨張しているエアセル20の中層・下層の空気室14の一部が配置されているため、必要以上に沈み込みが発生せず、姿勢が崩れることなく、さらに、表面の凹凸感がなくなる。
10 エアマット装置
12 ベッド
14 空気室
15 エア流通部
16 エア制御部
18 給気口
20 エアセル
22 エアマット
24 エアポンプ
26 エアチューブ
28 A系統
30 B系統
32 C系統

Claims (3)

  1. 上下方向に、複数層の空気室に区画されるとともに、各層の空気室は、それぞれ、相互にエアが流通するように形成されており、エア制御部により、給気口からエアが供給されると、各層とも同じ内圧となるよう構成されたエアセルが、その軸線を、ベッドの長手方向と直交する方向連なった状態で、複数個並設させたエアマットを備え、前記エアセルは、その並設方向において、複数の系統に分けられ、それぞれ、系統ごとに独立した状態で連通されており、前記エア制御部は、系統ごとに、所定の内圧となるように、前記エアセルに対し、エアを供給・排気することができるエアマット装置であって、
    前記エアセルのうち、少なくとも一部は、それぞれ、エアセルの軸線を回転中心として、前記ベッドの長手方向における一方向側に、所定角度で傾斜させて並設されていることを特徴とするエアマット装置。
  2. 前記エア制御部は、前記複数の系統のうち、少なくとも1つの系統に分けられている前記エアセルに対して、その他の系統に分けられている前記エアセルよりも低い内圧となるようエアを供給・排気することを特徴とする請求項1記載のエアマット装置。
  3. 前記エアセルは、その並設方向において、A系統、B系統、そして、C系統と、3系統に分けて、それぞれ連通されており、前記エア制御部は、前記A系統のエアセルの内圧を前記B系統のエアセル及び前記C系統のエアセルの内圧と比して低くなるように、且つ、前記B系統のエアセル内圧を前記C系統のエアセルの内圧と比して低くなるように、対象の前記エアセルに対し、エアを供給・排気することを特徴とする請求項1記載のエアマット装置。
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