JP6967306B1 - 通信用ヘッドセット - Google Patents
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請求項3の発明は、前記ヘッドバンドの左右の柔軟なサイドバンドの中間部に袋状の送受信部を配置し、ヘッドセットの持ち運びや取扱いの利便性を向上するようにしている。
請求項3の発明は、前記ヘッドバンドの左右の柔軟なサイドバンドの中間部に袋状の送受信部を配置したから、ヘッドセットの持ち運びや取扱いの利便性を向上することができる。
前記ヘッドバンド3の中央部に送受信部4が設けられ、該送受信部4はアンテナと無線モジュールで構成され、通信相手が所有する外部機器と無線で通信可能にされている。通信方式としては、例えば422MHz帯または440MHzの周波数が用いられ、外部機器との通信を中継する中継器(図示略)を介して通信する場合は、例えばブルートゥース(Bluetooth:登録商標)のような2.4GHz帯の周波数帯が用いられ、通信部4で受信した信号を内蔵した制御部5で増幅可能にされている。
前記屈曲部6の前部内側に木の葉形の扁平な振動体であるスピーカ9が配置され、該スピーカ9は鼓膜と同様な機能を有する金属製の振動板を有する骨伝導スピーカからなり、使用者2の皮膚に接触可能に配置され、スピーカ9による振動を耳7の前方の皮膚から頭骨を経由して聴覚神経へ伝達可能にされている。したがって、ヘッドセットの使用者は骨伝導によって通信相手の音声を認識可能にされている。
前記話者用マイク11は、送信部4を介して周辺機器に音声指令を発する場合や、他のヘッドセット(図示略)に対し無線通信する場合に使用可能にしている。
前記外部音集音マイク12は、ヘッドバンド3と略同幅で屈曲部6の開口幅と略同長の扁平な板体に形成されている。
前記相関処理部(図示略)は、要求されたモードで相関を行い、必要な成分だけを出力するようにされ、したがって、DSP適応処理部(図示略)と相関処理部(図示略)とで適応フィルタを構成している。
これにより、無線通信系の音と相関する部分が取り除かれ、よりクリアになった外部の直接音が、振動体であるスピーカ9へ送るようにしている。
前記比率の変化例として実施形態では、(A)送受信部4で受信音を優先的に聞きたい場合と、(B)外部集音マイク12で採取した直接音を優先的に聞きたい場合、(C)送受信部4からの受信音のみを聞きたい場合、(D)送信元の位置情報を基に、送信元と受信側のヘッドセット1との位置関係によって、受信音の音量を調整可能にする、の4種類がある。
(B)の場合は、例えば直接音と相関のない部分を全て排除し、相関のある成分だけを取り出すようにしている。これにより、ヘッドセット1を付けたままの状態でも、外部からの直接音が強調されて聞き易くなる。特に、比較的近い位置でヘッドセット1を介して対話的に無線コミュニケーションする場合、同じ内容の直接音と受信音が混在し、却って聞き難くなる事態を解消する。
前記ヘッドバンド3の両端部の何れか一方に外部音集音マイク12を取付け、その近傍からマイク取付けアーム10の一端を突設し、該アーム10を湾曲して使用者2の口元の近辺に配置し、その端部に話者用マイク11を取付け、使用者2の音声を集音可能にする。
また、モード切替スイッチ14を音声処理部13からコードで接続して、使用者2の手元で操作できるボタン方式に構成し、その操作によって音声処理部13における複数の処理を状況に応じて選択可能にする。
また、送受信部4で受信した信号を増幅して振動体であるスピーカ9,9へ出力し、更に話者用マイク11から入力された音声を電気信号に変換し、これを送受信部4を介して他のヘッドセットを含む外部機器へ送信可能にする。
使用者2はモード切替スイッチ14を操作し、状況に応じて複数の処理を選択する。
前記(B)の場合は、例えば直接音と相関のない部分を全て排除し、相関のある成分だけを取り出す。これにより、ヘッドセット1を付けたままの状態でも、外部からの直接音が強調されて聞き易くなる。特に、比較的近い位置でヘッドセット1を介して対話的に無線コミュニケーションする場合、同じ内容の直接音と受信音が混在し、却って聞き難くなる事態を解消し得る。
その際、音声処理部13は、無線送信系で受信された信号をリファレンス信号として、デジタル技術によって高音質に補正するDSP(Digital Signal Processor)適応処理を施すDSP適応処理部(図示略)と、DSP処理された受信信号を外部集音マイク12で採取した外部からの直接音と相関させる相関処理部(図示略)とを備え、前記相関処理部は、要求されたモードで相関を行い、必要な成分だけを出力する。したがって、DSP適応処理部と相関処理部とで適応フィルタを構成する。
これにより、無線通信系の音と相関する部分が取り除かれ、よりクリアになった外部の直接音が、スピーカ9に送られる。
この実施形態は、比較的柔軟なサイドバンド3a,3bによって側頭部に対する着脱を簡便に行なうとともに、使用後はコンパクトに収納可能にして携行に至便にしている。
3 ヘッドバンド
4 送受信部
9 振動体(骨伝導スピーカ)
11 話者用マイク
12 外部集音マイク
13 音声処理部
14 モード切替スイッチ
Claims (3)
- 使用者の側頭部に装着可能な略U字形状のヘッドバンドの中間部に短距離無線信号を送受信可能な送受信部を設け、前記ヘッドバンドの両端部に略U字形の屈曲部と、骨伝導スピーカを設けるとともに、外部から伝播する直接音を集音可能な外部音集音マイクと、使用者の口元近傍に配置する話者用マイクを設け、前記送受信部で受信した受信信号を前記骨伝導スピーカへ入力可能にするとともに、前記外部音集音マイクと話者用マイクで採取した音声を前記送受信部から外部へ送信可能にした通信用ヘッドセットにおいて、前記外部音集音マイクをヘッドバンドと同幅の扁平な板体に形成し、その長さを屈曲部の開口幅と略同長に形成し、該外部音集音マイクをヘッドバンドの外面に装着したことを特徴とする通信用ヘッドセット。
- 前記ヘッドバンドを柔軟かつ折曲げ可能に構成し、使用後コンパクトに収納可能にした請求項1記載の通信用ヘッドセット。
- 前記ヘッドバンドの左右の柔軟なサイドバンドの中間部に袋状の送受信部を配置した請求項2記載の通信用ヘッドセット。
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JP2020091044A JP6967306B1 (ja) | 2020-05-26 | 2020-05-26 | 通信用ヘッドセット |
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JP2020091044A JP6967306B1 (ja) | 2020-05-26 | 2020-05-26 | 通信用ヘッドセット |
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Family Applications (1)
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JP2020091044A Active JP6967306B1 (ja) | 2020-05-26 | 2020-05-26 | 通信用ヘッドセット |
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