JP6967278B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技機に関する。
所定の演出要素が段階的に変化するステップアップ演出が公知である(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2017−169891号公報
本発明が解決しようとする課題は、ステップアップ演出の演出効果を向上させることが可能な遊技機を提供することにある。
上記課題を解決するためになされた本発明にかかる遊技機は、所定の演出要素が段階的にステップアップするステップアップ演出を実行することが可能な遊技機であって、前記ステップアップ演出において、X段階(Xは0を除く自然数である)からX+1段階以降の段階へのステップアップの発生を示す進行態様として、複数種の態様が設定されていることを特徴とする。
本発明にかかる遊技機によれば、ステップアップ演出の演出効果を向上させることが可能である。
本実施形態にかかる遊技機の正面図である。 表示装置(表示領域)に表示された識別図柄および保留図柄を示した図である。 ステップアップ演出の概要を説明するための図である。 第一進行態様を説明するための図である。 第二進行態様を説明するための図である。 第二具体例(特定演出の進行が併せて発生しうる例)を説明するための図である。 第二具体例(進行画像の種類とステップアップ数が関連する例)を説明するための図である。 第三具体例を説明するための図である。 第四具体例を説明するための図である。 第五具体例を説明するための図である。 第六具体例を説明するための図(その一)である。 第六具体例を説明するための図(その二)である。
以下、本発明にかかる遊技機1の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、図1を参照して遊技機1の全体構成について簡単に説明する。
遊技機1は遊技盤90を備える。遊技盤90は、ほぼ正方形の合板により成形されており、発射装置908(発射ハンドル)の操作によって発射された遊技球を遊技領域902に案内する通路を構成するガイドレール903が略円弧形状となるように設けられている。
遊技領域902には、表示装置91、始動入賞口904、大入賞口906、アウト口907などが設けられている。かかる表示装置91の表示領域911は、遊技盤90に形成された開口901を通じて視認可能となる領域である。なお、表示領域911の形状等は適宜変更可能である(開口901の形状や大きさ、表示装置91自体の形状や大きさを変更することで表示領域911の形状等を変更することができる)。
また、遊技領域902には、流下する遊技球が衝突することにより遊技球の流下態様に変化を与える障害物としての遊技釘が複数設けられている。遊技領域902を流下する遊技球は、遊技釘に衝突したときの条件に応じて様々な態様に変化する。
このような遊技機1では、発射装置908を操作することにより遊技領域902に向けて遊技球を発射する。遊技領域902を流下する遊技球が、始動入賞口904や大入賞口906等の入賞口に入賞すると、所定の数の賞球が払出装置により払い出される。
大当たりの抽選は、図示されない制御基板に設けられた当否判定手段が始動入賞口904への遊技球の入賞を契機として実行する(このような始動入賞口は複数設けられていてもよい)。具体的には、始動入賞口904への遊技球の入賞を契機として乱数源から数値(当否判定情報)が取得され、当該数値が予め定められた大当たりの数値と同じである場合には大当たりとなり、異なる場合にははずれとなる。本実施形態では、当該数値が取得された順に当否判定結果の報知が開始される(いわゆる変動が開始される)こととなるが、ある数値が取得されたときに、それより前に取得された数値に基づく当否判定結果が報知されている際には、当該ある数値に基づく当否判定結果が開始されるまで、図示されない制御基板に設けられた記憶手段に記憶される。未だ当否判定の報知が開始されていない数値(以下単に保留と称することもある)の最大の記憶数(最大保留数)は適宜設定することができる。本実施形態における記憶手段が記憶できる最大保留数は、一種の始動入賞口904につき四つである。記憶手段に上記数値(当否判定情報)が記憶されていることは、保留図柄80として表示される(図2参照)。なお、本実施形態では、当否判定の報知が開始される時点で、取得された数値が大当たりとなる数値か否かが判断されることとなるが、数値が取得されたときに当否判定を行い、当否判定結果自体を記憶させておく構成としてもよい(この場合には当否判定結果自体が、当否判定情報に相当することとなる)。また、取得された数値は、当否判定結果を報知する演出の具体的な内容を決定するための数値としても利用される。
なお、遊技機1の枠体、遊技球を貯留する下皿や上皿など、本発明に関係のない遊技機1の構成要素は説明を省略する。これらについては公知の遊技機と同様の構造のものが適用できる。
本実施形態では、公知の遊技機と同様に、表示装置91の表示領域911に表示される識別図柄70(図2参照)の組み合わせによって当否判定結果を遊技者に報知する。具体的には、複数種の識別図柄70を含む識別図柄群70g(左識別図柄群70gL、中識別図柄群70gC、右識別図柄群70gR)が変動を開始し、最終的に各識別図柄群70gから一の識別図柄70が選択されて停止する。大当たりに当選している場合には各識別図柄群70gから選択されて停止した識別図柄70の組み合わせは所定の組み合わせ(例えば、同じ識別図柄70の三つ揃い)となる。はずれである場合にはそれ以外(大当たりとなる組み合わせ以外)の組み合わせとなる。なお、各図においては、識別図柄70を構成する「数字(文字)」のみを図示するが、当該数字とキャラクタ等が組み合わされた図柄を識別図柄70として設定することができる。
当否判定結果を報知する演出として、種々の演出が実行される。本実施形態では、当該演出の一種として、ステップアップ演出10を実行することが可能である。すなわち、ステップアップ演出10は、対象の当否判定結果を報知する一連の報知演出(識別図柄70が変動を開始してから当否判定結果を示す組み合わせで停止するまでに実行される演出)の一部として発生しうるものである。なお、当該ステップアップ演出10が、複数の変動(複数の当否判定結果を報知する演出)に跨って発生するものとしてもよい。つまり、いわゆる先読み演出の一種として発生するようにしてもよい。この場合は、先読み対象となるものが、対象の当否判定結果ということになる。以下、当該ステップアップ演出10について詳細に説明する。特に明示した場合を除き、以下の説明における「画像」には、静止画と動画の両方が含まれるものとする。また、ステップアップを説明する各図においては、識別図柄70および保留図柄80の図示を省略する。
本実施形態におけるステップアップ演出10(図3参照)は、所定の演出要素が段階的にステップアップするものである。本実施形態におけるステップアップ演出10は、一段階(ステップアップ無)から最大四段階までステップアップするものであり、最終的に到達する段階が高いほど、対象の当否判定結果(ステップアップ演出10を含む報知演出によって報知される当否判定結果)が大当たりとなる蓋然性(以下、(大当たり)信頼度と称することもある)が高くなるように設定されたものである。よって、遊技者は、ステップアップ演出10が発生したとき、より高い段階に移行することを願うことになる。
本実施形態では、上記演出要素として各段階に対応する段階画像10pが設定されている。具体的には、第一段階にあることを示す第一段階画像、第二段階にあることを示す第二段階画像・・・というように、各段階に対応する第一段階画像〜第四段階画像が設定されている。ステップアップ演出10において、X段階(Xは0を除く自然数である。本実施形態では、最大四段階であるから、Xは1〜3の自然数である)からX+1段階に移行すること、すなわちステップアップが発生することは、表示領域911に、X段階の段階画像10pが表示された状態からX+1段階の段階画像10pが表示された状態に移行するということである。本実施形態では、ある段階(一段階〜三段階のいずれか)から次の段階へのステップアップが発生しなかった場合には、そこでステップアップ演出10が終了することになり、当該ある段階が大当たり信頼度を示唆する要素としての最終的な段階となる(図3(d)参照)。
当該ステップアップ演出10において、X段階からX+1段階へのステップアップが発生することを示す進行態様として、複数種の態様が設定されている。つまり、ステップアップが発生したことを示す演出態様は一種類のみではない。なお、ある段階からその次の段階に進行することを示す進行態様は複数種設定されているものの、上記ある段階とは異なる別の段階から次の段階に進行することを示す進行態様は一種のみである設定としてもよい。
本実施形態では、第一進行態様11(図4参照)と第二進行態様12(図5参照)が設定されている。三種以上の進行態様が設定された構成としてもよい。なお、同じ種類の進行態様は、具体的態様まで完全に同じものとなるというわけではない。同じ種類の進行態様はステップアップの発生ための演出の基本的態様が共通しており、異なる進行態様は当該基本的態様が異なるということである。本実施形態における第一進行態様11および第二進行態様12の基本的態様は以下に示す通りである。
第一進行態様11は、X段階にあることを示す段階画像10pが破壊されたかのような表示(図4(b)参照)がなされた上で、新たにX+1段階にあることを示す段階画像10pが表示される(図4(c)参照)態様である。つまり、ステップアップ発生前の段階画像10pが破壊され、ステップアップ発生後の段階画像10pが表示されるという基本的態様を有する。このように、ステップアップ発生間の段階画像10pが破壊されたかのような表示がなされることにより、遊技者は、次段階に進行したということを容易に理解することができる。
第二進行態様12は、まず、X段階を示す段階画像10pが表示された状態で、当該X段階を示す段階画像10pを覆う進行画像121が表示される(図5(b)参照)ものである。本実施形態では、X段階を示す段階画像10pの全体が進行画像121に覆われた状態となる。段階画像10pの内容が分からなくなる程度に、当該段階画像10pの一部が進行画像121に覆われる構成としてもよい。このようにすることで、進行画像121により、X段階を示す段階画像10pの内容が把握できなくなる。その後、当該進行画像121が消去されて、X+1段階を示す段階画像10pが表示される(図5(c)参照)。このような流れで、X段階からX+1段階に進行したことが示される。すなわち、第二進行態様12は、進行画像121が段階画像10pを覆う前後において、段階画像10pの変化を生じさせることにより、ステップアップが発生したことを遊技者に示すものである。
本実施形態におけるステップアップ演出10では、X段階の演出として、X段階を示す段階画像10pが破壊されそうな煽り演出20(段階画像10pにひび割れが発生したかのような演出)が行われる(図3(b)、図4(a)、図5(a)参照)。当該煽り演出20を経て当該段階画像10pが破壊されれば(第一進行態様が発生すれば)ステップアップが発生し、(第二進行態様が発生せずに)破壊されなければその段階でステップアップ演出10が終了するということになる。かかる煽り演出20は、結果として第一進行態様11が発生するときだけでなく、第二進行態様12が発生するときでも発生する。つまり、本実施形態におけるステップアップ演出10は、第一進行態様11が発生するかもしれないということを示す演出(当該演出が煽り演出20である)が必ず発生した上で、そのまま第一進行態様11により段階が進行することもあれば、第一進行態様11が発生せずに第二進行態様12により段階が進行することもある。換言すれば、煽り演出20により示されるのは第一進行態様11による段階の進行が発生するかもしれないということであるから、第一進行態様11が基本の態様(デフォルトの態様)であり、第二進行態様12がイレギュラーな態様であるということができる。各段階において発生する煽り演出20により、遊技者は第一進行態様11による段階の進行が発生することに期待するのであるから、第二進行態様12の発生は遊技者にとって意表を突かれるものとなる。このように、各段階において基本的には第一進行態様11によるステップアップが発生することが通常であることを示すため、第二進行態様12によるステップアップが発生する蓋然性は、第一進行態様11によるステップアップが発生する蓋然性よりも低く設定されているとよい。
以上説明したように、本実施形態にかかる遊技機1は、段階がステップアップする際の進行態様として複数種の態様が設定されているという、変化に富んだ趣向性の高いステップアップ演出10を実行することが可能である。
以下、上記実施形態にかかる遊技機1を改良、変形、具体化等した具体例について説明する。なお、可能であれば、以下の具体例を用いて説明する技術的事項を複数組み合わせて適用した構成としてもよい。
○第一具体例
上記実施形態におけるステップアップ演出10では、進行態様が発生したときに、一段階のステップアップが発生することを説明したが、一挙に二段階以上のステップアップが発生しうるようにしてもよい。つまり、複数種の進行態様のうちのいずれかの発生は、X段階からX+1段階以降の段階への移行を生じさせるものとしてもよい。
また、複数種の進行態様のうちのある進行態様は、二段階以上のステップアップは発生せず、一段階のステップアップに留まるものの、別の進行態様は二段階以上のステップアップが発生しうる設定としてもよい。
○第二具体例
複数種の進行態様のうち、ある進行態様が発生したときと、それとは別の進行態様が発生したときとでは、遊技者が享受する利益が異なるものとする。上記実施形態に則していえば、第一進行態様11が発生したときと、第二進行態様12が発生したときとでは、遊技者が享受する利益が異なるものとする。上述したように、第一進行態様11がデフォルトの態様であるとするのであれば、当該デフォルトの態様である第一進行態様11が発生したときよりも、第二進行態様12が発生したときの方が、遊技者が享受する利益が大きい設定とすることが好ましい。当該利益の差の設定手法としては、第一進行態様11が発生したときよりも、第二進行態様12が発生したときの方が、直接的または間接的に、対象の当否判定結果が大当たりとなる蓋然性が高くなるものとするとよい。以下にその例を示す((a)〜(c))。
(a)対象の当否判定結果が大当たりとなる蓋然性を示唆する演出として、ステップアップ演出10とともに、特定演出30(図6参照)が発生しうるものとする。特定演出30は、演出の進行の度合により、大当たり信頼度が示されるものとする。すなわち、演出が進行すればするほど、大当たり信頼度が高まる演出とする。当該「進行の度合」は遊技者がその五感で感じることができるものであればよい。例えば、「進行の度合」が画像として視覚的に表示領域911に表示されるものとすることが考えられる。演出が段階的に進行していくと捉えるのであれば、当該特定演出30も一種のステップアップ演出(上記ステップアップ演出10とは別のステップアップ演出)と捉えることができる。このような内容のものであれば、当該特定演出30の具体的態様はどのようなものであってもよい。
特定演出30として、演出が進行する度に所定の画像(以下、特定画像31と称することもある)が表示されていくもの(図6参照)が実行可能であるとする。つまり、演出の進行の度合が、特定画像31の数によって表されるというものである。特定画像31の数が多くなるほど、大当たり信頼度が高くなる。
ステップアップ演出10において、第二進行態様12が発生したときには、ステップアップが発生することに加え、それと略同時に特定演出30の進行(本例の場合は新たな特定画像31の表示)が発生しうるものとする(図6(c)参照)。特定演出30の進行が必ず発生する(100%)である設定としてもよいし、発生する可能性があるに留まる設定としてもよい。一方、第一進行態様11の発生時には、このような特定演出30の進行が発生しないものとする。これにより、第一進行態様11が発生した場合に比して、第二進行態様12が発生した場合の方が、特定演出30が進行し、それによって示唆される大当たり信頼度が高くなる可能性があるものとなる。つまり、いずれの進行態様もステップアップの段階が進行するという点では同じであるが、特定演出30の側面でみれば第二進行態様12の方が遊技者にとって有利であるということができる。このように、第二進行態様12が発生したときには、ステップアップ演出10における段階のステップアップと、特定演出30の進行が一度に発生する(両演出の大当たり信頼度が一度に高まる)可能性があることになるから、遊技の趣向性を高めることが可能となる。
これとは異なり、第一進行態様11の発生時にも、それと略同時に特定演出30の進行が発生しうるものとしてもよい。ただし、第一進行態様11が発生したときに特定演出30の進行が発生する蓋然性よりも、第二進行態様12が発生したときに特定演出30の進行が発生する蓋然性の方が高い設定とする。このようにすることで、デフォルトの態様である第一進行態様11よりも第二進行態様12の方が遊技者にとって価値の高いものとすることができる。
(b)第一進行態様11が発生したときよりも、第二進行態様12が発生したときの方が、最終的に到達する段階が高くなる蓋然性が高いものとする。例えば、あるステップアップ演出10において、一段階目から二段階目にステップアップする際の進行態様として、第一進行態様11が発生した場合よりも、第二進行態様12が発生した場合の方が、当該あるステップアップ演出10にて到達する最終的な段階が高くなる蓋然性が高い(最終的に到達する段階の期待値が大きい)ものとなるようにする。ステップアップ演出10が、最終的に到達する段階が高いときほど大当たり信頼度が高くなるものであるという点を踏まえれば、ある段階において第二進行態様12が発生することは、当該段階において第一進行態様11が発生するときよりも大当たり信頼度が高いということができる。
(c)第一具体例にて説明したように、一挙に二段階以上のステップアップが発生しうる態様とする場合において、第一進行態様11が発生したときよりも、第二進行態様12が発生したときの方が、当該進行態様が発生したことに伴って発生するステップアップの段数が多くなりやすい(ステップアップの段数の期待値が多くなりやすい)ものとする。例えば、一段階のステップアップまたは二段階のステップアップが発生しうる設定とするのであれば、第一進行態様11が発生したときよりも、第二進行態様12が発生したときの方が、二段階のステップアップが発生しやすいものとする。ステップアップ演出10が、より段階が進行するほど大当たり信頼度が高くなるものであるという点を踏まえれば、ある段階において第二進行態様12が発生することは、当該段階において第一進行態様11が発生するときよりもより多くの段階の進行が期待できるということであるから、大当たり信頼度が高いということができる。
これをさらに発展させ、第二進行態様12の具体的な態様に応じて、進行する段階が示唆されるような設定としてもよい。例えば、第二進行態様12時に表示される進行画像121として、第一進行画像Aとそれとは異なる第二進行画像Bが設定された構成とする。第一進行画像Aが表示されたときには、一段階のステップアップに留まる(図7(a)(b)(c)参照)一方、第二進行画像Bが表示されたときには、二段階(または二段階超)のステップアップが発生する(図7(a)(d)(e)参照)ものとする。
○第三具体例
ステップアップ演出10において、ある段階を示す段階画像10pが複数種設定された構成としてもよい。全ての段階において複数種の段階画像10pが設定された構成としてもよいし、一部の段階にのみ複数の段階画像10pが設定され、その他の段階については一の段階画像10pが設定された構成としてもよい。ある段階を示す複数種の段階画像10pが設定される場合には、当該複数種の段階画像10pが、対応する段階を示す要素を含むものとするとよい。例えば、三段階目を示す複数種の段階画像10pのいずれも、「SU3」の文字を含むものとする(図8参照)。このような要素を含むものとすれば、遊技者は、段階画像10pの態様が異なっていても、当該段階画像10pが示す段階を容易に把握することが可能となる。
〇第四具体例(第三具体例を発展させた例)
ある段階について複数種の段階画像10pが設定された構成を前提とした例である。例えば、X+1段階を示す段階画像10pについて、段階画像Aと段階画像Bという二種類が設定されているものとする。この場合、X段階からX+1段階への進行が第一進行態様11を経て実現されたときにはX+1段階を示す段階画像Aが表示される(図9(a)(b)(c)参照)一方、X段階からX+1段階への進行が第二進行態様12を経て実現されたときにはX+1段階を示す段階画像Bが表示される(図9(a)(d)(e)参照)ようにする。このように、進行態様と段階画像10pの態様がリンクするようにすることで、異なる進行態様が発生したときの違いをより分かりやすく示すことが可能となる。
〇第五具体例
ステップアップ演出10にて、ある段階から次の段階に進行するかどうかを示すときに、遊技者に対し、操作手段60(図1参照)の操作が促されるものとする。遊技者が意図的に操作すること(自らの力で変位させることができ、当該変位が検出されるもの)が可能なものであれば操作手段60の具体的態様はどのようなものであってもよいから説明を省略する。その一例としては公知の押しボタン等を例示することができる。また、遊技者の身体の一部を検出可能なセンサ等を設け、当該センサに遊技者の手等が検出されることを「操作手段の操作」とみなしてもよい。
例えば、上述した煽り演出20時に、遊技者に対して操作手段60の操作が促されるものとする。その際には、操作手段60を表した画像や、操作手段60の操作が有効となる操作有効期間の残り時間または経過時間を示す画像が表示されるようにするとよい(図10(a)参照)。操作有効期間中に操作手段60の操作がなされた場合には、それを契機として、次段階に進行するか否かが示される。すなわち、第一進行態様11や第二進行態様12が発生した上で次段階に進行する(図10(b)参照)か、これらの進行態様が発生せずに現状の段階に留まる(ステップアップ演出10が終了する)(図10(c)参照)かが示されるように(すなわち、演出の分岐が生じるように)する。このようにすることで、段階の進行が発生する場合には、操作手段60の操作を契機として(操作手段60の操作が検出されたことを契機として)いずれかの進行態様が示されることになるため、どちらの進行態様が発生するかを注視することが可能となる(不意に段階が進行し、いずれの進行態様が発生したのか分からなくなってしまうことが防止される)。なお、操作有効期間中に操作手段60が操作されなかった場合には、当該操作有効期間の経過を契機として演出の分岐が生じるようにするとよい。
なお、遊技者に対し、操作手段60を複数回操作すること(いわゆる「連打」すること)や、操作手段60の操作状態を維持すること(いわゆる「長押し」すること)が要求されるようにしてもよい。前者の場合は、例えば、操作手段60の操作回数が所定回数(当該回数は一定であってもよいし、演出毎に変化してもよい)に到達したことを契機として次段階に進行するか、現状の段階に留まるかが示されるようにするとよい。後者の場合は、例えば、操作手段60の操作状態が維持されている時間が所定時間(当該時間は一定であってもよいし、演出毎に変化してもよい)に到達したことを契機として次段階に進行するか、現状の段階に留まるかが示されるようにするとよい。
〇第六具体例(第五具体例の変形例)
発生する進行態様に応じて、操作手段60の操作が要求されるか否かが変化するものとする。例えば、第一進行態様11が発生する可能性があるときには遊技者に対し操作手段60の操作が促される(図11参照)一方、第二進行態様12が発生するときには遊技者に対し操作手段60の操作が促されない(操作手段60の操作を促す演出が発生しない)(図12参照)ものとする。具体的には、上述した煽り演出20中に操作手段60の操作が促され(図11(a)参照)、ステップアップが発生する場合には操作手段60の操作を契機として第一進行態様11にて段階が進行する(図11(b)参照)。ステップアップが発生しない場合には操作手段60が操作されても現状の段階に留まる(ステップアップ演出10が終了する)(図11(c)参照)。一方、第二進行態様12が発生する場合には、操作手段60の操作が促されずにいきなり進行画像121が表示されて段階が進行する(図12参照)。このように、基本的には煽り演出20中の操作手段60の操作を契機としてステップアップが発生するか否かが示されるものの、第二進行態様12が発生する場合には操作手段60の操作が促されずに突然ステップアップが発生するかのような態様とされる。これにより、第二進行態様12が発生したときの驚きを高めることが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
上記実施形態にかかる遊技機1はいわゆるぱちんこ遊技機であるが、演出用の表示装置を備えた遊技機であれば、回動式遊技機等の異なる遊技機に対しても同様の技術思想が適用可能である。
上記実施形態から得られる具体的手段(遊技機)を以下に列挙する。
・手段1
所定の演出要素が段階的にステップアップするステップアップ演出を実行することが可能な遊技機であって、
前記ステップアップ演出において、X段階(Xは0を除く自然数である)からX+1段階以降の段階へのステップアップの発生を示す進行態様として、複数種の態様が設定されていることを特徴とする遊技機。
上記遊技機は、ステップアップ演出におけるステップアップのパターンが複数種設定されたものであるから、ステップアップ演出の演出効果を向上させることが可能である。
・手段2
前記ステップアップ演出は、前記演出要素として示される段階画像の態様が変化することでステップアップの発生が示されるものであり、
前記進行態様として設定された複数種の態様のうちのいずれかは、X段階を示す前記段階画像が表示された後、当該X段階を示す段階画像を覆う進行画像が表示された上で、当該進行画像が消去されて、X+1段階以降の段階を示す前記段階画像が表示された状態に推移する態様であることを特徴とする手段1に記載の遊技機。
このように、段階画像を覆う進行画像が表示された上でステップアップが発生するようにすることで、突然ステップアップが発生したかのような印象を遊技者に与えることが可能である。
・手段3
前記進行態様として、第一進行態様と、当該第一進行態様が発生したときよりも遊技者に有利な事象が発生する蓋然性が高くなる第二進行態様と、が設定されていることを特徴とする手段1または手段2に記載の遊技機。
このようにすることで、ステップアップが発生するか否かということのみならず、どのような態様でステップアップが発生するかということにも注目させることが可能である。
・手段4
演出の進行の度合により、遊技者に有利な事象が発生する蓋然性を示唆する特定演出を実行することが可能であり、
前記第二進行態様が発生した場合には、前記ステップアップ演出のステップアップが発生することに加え、前記特定演出が進行する場合があることを特徴とする手段3に記載の遊技機。
このように、第二進行態様が発生したときには、ステップアップ演出がステップアップすることと、特定演出の進行という二つの事象が発生する可能性があるようにして、第二進行態様の発生が遊技者にとって喜ばしい状況であることを示すようにしてもよい。
1 遊技機
10 ステップアップ演出
10p 段階画像
11 第一進行態様
12 第二進行態様
121 進行画像
20 煽り演出
30 特定演出
31 特定画像
60 操作手段
91 表示装置
911 表示領域

Claims (3)

  1. 所定の演出要素が段階的にステップアップするステップアップ演出を実行することが可能な遊技機であって、
    前記ステップアップ演出は、前記演出要素として示される段階画像の態様が変化することでステップアップの発生が示されるものであり、
    前記ステップアップ演出は、所定の分岐箇所において複数種の進行態様のうちのいずれかが発生してX段階(Xは0を除く自然数である)からX+1段階以降の段階へのステップアップが発生するか、前記所定の分岐箇所において前記複数種の進行態様のうちのいずれも発生せずにX段階に留まる結果に至るものであり、
    前記複数種の進行態様のうちのいずれかは、X段階を示す前記段階画像が表示された後、当該X段階を示す段階画像を覆う進行画像が表示された上で、当該進行画像が消去されて、X+1段階以降の段階を示す前記段階画像が表示された状態に推移する態様であることを特徴とする遊技機。
  2. 前記進行態様として、第一進行態様と、当該第一進行態様が発生したときよりも遊技者に有利な事象が発生する蓋然性が高くなる第二進行態様と、が設定されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 演出の進行の度合により、遊技者に有利な事象が発生する蓋然性を示唆する特定演出を実行することが可能であり、
    前記第二進行態様が発生した場合には、前記ステップアップ演出のステップアップが発生することに加え、前記特定演出が進行する場合があることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
JP2018040003A 2018-03-06 2018-03-06 遊技機 Active JP6967278B2 (ja)

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