以下に、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。
<システムの構成>
初めに一実施形態に係る出席管理システムの概要について説明する。
図1は、一実施形態に係る出席管理システムの構成例を示す図である。出席管理システム100は、例えば、講義や授業等に出席する出席者の情報端末を利用して、出席者が講義や授業等に出席したか否かを示す情報(以下、出席情報と呼ぶ)を管理するシステムである。なお、出席者が出席する講義や授業は、例えば、大学、高校、小中学校、予備校、塾等の授業であっても良いし、企業や自治体等の団体が主催する講義、研修、イベント等であっても良い。
図1において、出席管理システム100は、位置情報管理サーバ101、出席管理サーバ102、コンテンツサーバ103、ゲートウェイ104、出力装置105、出席者106が所持する情報端末107、及び管理端末108等を含む。なお、図1のゲートウェイ104、出力装置105、情報端末107、及び管理端末108の数は一例であり、その数は1つ以上の他の数であっても良い。
位置情報管理サーバ(位置情報管理装置)101は、例えば、インターネットやLAN(Local Area Network)等のネットワーク109に接続された情報処理装置、又は複数の情報処理装置を含むシステムである。位置情報管理サーバ101は、ネットワーク109を介して、出席管理サーバ102、ゲートウェイ104、及び情報端末107等と通信可能である。また、位置情報管理サーバ101は、ゲートウェイ104が提供する無線ネットワークを介して、出力装置105と通信可能である。
位置情報管理サーバ101は、出席者106が出席する講義等が行われる出席場所110(例えば、教室等)に設置された出力装置105の音波の出力を制御する。例えば、位置情報管理サーバ101は、出力装置105による音波の出力、停止等の制御や、音波に含まれる所定の識別情報(以下、出力IDと呼ぶ)の設定、変更等を制御する。
また、位置情報管理サーバ101は、出力装置105が出力した音波に含まれる出力IDを含む要求情報を受信すると、要求情報の要求元(例えば、情報端末107、出席管理サーバ102等)に出席場所110の情報(例えば、教室名、教室ID等)を提供する。
出席管理サーバ(出席管理装置)102は、ネットワーク109に接続され、位置情報管理サーバ101、コンテンツサーバ103、情報端末107、及び管理端末108等と通信可能な情報処理装置、又は複数の情報処理装置を含むシステムである。
出席管理サーバ102は、出席者106の情報端末107から受信した在席情報に基づいて、出席者106が出席場所110で開催された講義等に出席したか否かを示す出席情報を管理する。なお、情報端末107が出席管理サーバ102に送信する在席情報には、例えば、情報端末107を識別する情報や、情報端末107が位置情報管理サーバ101から取得した出席場所110の情報等が含まれる。
また、別の一例として、情報端末107が出席管理サーバ102に送信する在席情報には、出席場所110の情報に代えて、情報端末107が出力装置105から取得した出力IDが含まれていても良い。この場合、出席管理サーバ102は、情報端末107から受信した出力IDを含む要求情報を位置情報管理サーバ101に送信して、位置情報管理サーバ101から、出席場所の情報を取得することができる。
コンテンツサーバ103、ネットワーク109に接続され、出席管理サーバ102、情報端末107、及び管理端末108等と通信可能な情報処理装置、又は複数の情報処理装置を含むシステムである。
コンテンツサーバ103は、例えば、出席場所110で開催される講義で使うコンテンツ(例えば、文書ファイル等)を予め登録しておき、出席者106の情報端末107にコンテンツを提供する。例えば、出席場所110で講義を行う講師は、管理端末108を用いて、講義で使う文書ファイル等をコンテンツサーバ103に予め登録しておく。また、出席者106は、情報端末107を用いてコンテンツサーバ103にアクセスし、文書ファイル等を閲覧、又は取得する。
ゲートウェイ104は、ネットワーク109を介して位置情報管理サーバ101と通信可能であり、出力装置105と共に無線ネットワークを形成する。ゲートウェイ104は、ゲートウェイ104が提供する無線ネットワークに接続された出力装置105と、位置情報管理サーバ101との間のデータの中継(転送)を行う。
出力装置105は、例えば、出席場所110の天井等に設置され、位置情報管理サーバ101による出力制御に応じて、指示された出力IDを含む音波を出席場所110で出力する。なお、出力装置105は、ゲートウェイ104を介して、位置情報管理サーバ101と通信可能である。
好ましくは、出力装置105は、出力装置105が出力する音波の到達範囲111が、出席場所110の範囲内であり、かつ出席場所110全体に音波が届くように設置されている。例えば、出席場所110が広い場合、出席場所には複数の出力装置105が設置される。
また、出力装置105が出力する音波は、一般的な人には聴こえない(又は聴こえ難い)非可聴音であることが望ましい。これにより、出力装置105は、出席場所110で開催される講義への影響を抑制しつつ、出力IDを含む音波を出力することができる。
好ましくは、出力装置105が出力する音波は、16kHz以上の音波である。周波数が高い音波は直進性が高く、壁などを透過し難いので、出力装置105の音波の到達範囲111を、出席場所110の範囲内に抑えることができる。
なお、出力装置105は、自装置で音波を出力するスピーカ装置であるものとして以下の説明を行うが、出力装置105は、例えば、出席場所110に設置された既設のスピーカ等に音波を出力させる音声信号の出力装置等であっても良い。
情報端末107は、出席者106が利用する、例えば、スマートフォン、タブレット端末、PC(Personal Computer)等の情報処理装置である。情報端末107は、無線通信により、ネットワーク109に接続して位置情報管理サーバ101、出席管理サーバ102、コンテンツサーバ103等と通信可能である。
情報端末107は、出席管理システム100に対応する情報端末107用のアプリケーションプログラム(以下、アプリと呼ぶ)を実行することにより、内蔵されたマイクを用いて、出力装置105が出力する音波に含まれる出力IDを抽出する。また、情報端末107は、例えば、出席場所110で取得した出力IDを含む要求情報を位置情報管理サーバ101に送信し、位置情報管理サーバ101から、出席場所110の情報を取得する。さらに、情報端末107は、情報端末107を識別する識別情報(以下、アプリIDと呼ぶ)と、位置情報管理サーバ101から取得した出席場所110の情報とを含む在席情報を、出席管理サーバ102に送信する。
出席管理サーバ102は、出席場所110にある1つ以上の情報端末107から受信した在席情報と、時刻情報を用いて、情報端末107の出席者の出席情報を管理する。なお、この出席情報の管理に用いられる時刻情報は、例えば、情報端末107が出力IDを取得した時刻の情報を、在席情報に含めて送信する。或いは、この出席情報の管理に用いられる時刻情報は、出席管理サーバ102が、情報端末107から在席情報を受信した時刻等を用いるものであっても良いし、出力装置105が出力IDを送信する時間帯の情報等を用いるものであっても良い。要するに、この出席情報の管理に用いられる時刻情報は、情報端末107が出席場所110で、出力IDを含む音波を取得した時刻、又は時間帯を特定できるものであれば良い。
管理端末108は、管理者(例えば、講師)が、出席管理サーバ102に講義のスケジュールの登録や、コンテンツサーバ103にコンテンツ(例えば、文書ファイル)を登録等に用いられるPC等の情報処理装置である。
好適な一例として、位置情報管理サーバ101は、位置情報管理サービスを提供するサービス提供者等によって運営されるクラウドサービスである。出席管理サーバ102を管理する管理者(例えば、学校等)は、クラウドサービスによって提供される出席場所110の情報を用いて、出席者106の出席を管理することにより、位置情報管理サーバ101の設置費用、管理費用等を節約することができる。
また、別の一例として、出席管理サーバ102は、位置情報管理サーバ101、又はコンテンツサーバの機能を有していても良い。
<動作の概要>
図2は、一実施形態に係る出席管理システムの動作スケジュールの一例を示す図である。
図2において、講義の「開始前」に、出席場所110に設置された出力装置105には、出力情報の設定が行われる。例えば、位置情報管理サーバ101は、出力装置105が音波を出力する複数の時間帯の情報と、複数の時間帯毎に異なる音波IDの情報とを含む出力情報を、講義の開始前に出力装置105に設定する。
また、講義の「開始前」に、情報端末107では、出席者106により出席管理システム100用のアプリが起動され、アプリが出席管理サーバ102から予定情報を取得し、情報端末107の時刻合わせを行う。なお、アプリが出席管理サーバ102から取得する予定情報には、例えば、その日の講義の予定や、各講義で、出席場所110の出力装置105から音波IDを含む音波が出力される時間帯の情報等が含まれている。
図2において、時刻9:00に「講義1」が開始されると、出席場所110に設置された出力装置105は、講義の開始前に設定された出力情報に基づいて、音波ID「ID001」を含む音波の送信(出力)を開始する。また、情報端末107は、講義の開始前に取得した予定情報に基づいて、アプリを自動的に起動させ、起動したアプリは、出席者106の在席確認の処理を実行する。この在席確認の処理は、例えば、情報端末107が、出力装置105から取得した音波IDを用いて位置情報管理サーバ101から出席場所の情報を取得し、取得した出席場所の情報とアプリIDとを含む在席情報を、出席管理サーバ102に送信する。
時刻9:10になると、出力装置105は、講義の開始前に設定された出力情報に基づいて、音波ID「ID001」を含む音波の送信を停止する。なお、この音波ID「ID001」を含む音波の送信時間の10分はあくまで一例である。
時刻9:30になると、出力装置105は、講義の開始前に設定された出力情報に基づいて、音波ID「ID002」を含む音波の送信を開始する。また、情報端末107は、講義の開始前に取得した予定情報に基づいて、アプリを自動的に起動させ、起動したアプリは、出席者106の在席確認の処理を実行する。
時刻9:40になると、出力装置105は、講義の開始前に設定された出力情報に基づいて、音波ID「ID002」を含む音波の送信を停止する。
時刻10:10になると、出力装置105は、講義の開始前に設定された出力情報に基づいて、音波ID「ID003」を含む音波の送信を開始する。また、情報端末107は、講義の開始前に取得した予定情報に基づいて、アプリを自動的に起動させ、起動したアプリは、出席者106の在席確認の処理を実行する。
好ましくは、このとき、情報端末107は、出席者106が講義1に対して、「出席」として登録されたか否かを示す出席結果を、表示画面に表示させる。
時刻10:20になると、出力装置105は、講義の開始前に設定された出力情報に基づいて、音波ID「ID003」を含む音波の送信を停止する。講義2においても、講義1と同様の処理が行われる。
このように、本実施形態では、予め設定された動作スケジュールに従って、出力装置105が、出席場所110で、予め定められた複数の時間帯に、時間帯に応じて異なる出力IDを含む音波を出力する。また、情報端末107は、予め取得した動作スケジュールに従って、出力装置105が音波を出力する時間帯に自動的にアプリを起動させ、出力装置105が出力する音波に含まれる音波IDを用いて、在席確認の処理を行う。
これにより、本実施形態では、予め定められた時間帯に、出席者106の情報端末107を起動させれば良いので、情報端末107の負荷を軽減させることができる。
また、本実施形態に係る出力装置105は、例えば、16kHz以上の非可聴音を用いて音波IDを出力するので、出席場所110(例えば、教室)の外部への音波の漏洩を抑制し、不正な利用者による、なりすましを抑制することができる。
さらに、本実施形態に係る出力装置105は、複数の時間帯に分けて、時間帯毎に異なる音波IDを出力するので、例えば、音波の録音等による不正な利用者による、なりすましも低減させることができる。
図3は、一実施形態に係る出席管理システムの動作スケジュールの別の一例を示す図である。図3は、講義1の中で、例えば、コンテンツサーバ103に登録されたコンテンツ等を用いて、小テスト等の確認を行う場合の例を示している。この場合、小テスト等を行う時間は、授業の進捗状況等に応じて前後する可能性があるので、図3の例では、講師の指示に応じて、例えば、出席者106が手動で情報端末107のアプリを起動させる。なお、手動によるアプリの起動は一例であり、例えば、管理端末108が、所定のメールを情報端末107に送信し、情報端末107は、所定のメールの受信に応じて、情報端末107のアプリを起動させるもの等であっても良い。
図3において、時刻9:50になると、講義1の講師は、管理端末108を用いて、例えば、コンテンツの配布操作を行う。これに応じて、出力装置105は、例えば、所定の出力ID「ID101」を含む音波の出力を開始する。
また、出席者106は、例えば、講師の指示に従って、情報端末107のアプリを、例えば、手動で起動させる。或いは、前述したように、情報端末107のアプリは、管理端末108から送信される所定のメール等に応じて、起動するものであっても良い。
情報端末107のアプリが起動すると、情報端末107は、出席管理サーバ102から、コンテンツを取得するためのアクセス情報を取得し、取得したアクセス情報を用いてコンテンツサーバ103からコンテンツを取得する。また、情報端末107は、例えば、コンテンツを取得したことを出席管理サーバ102に通知する確認処理を実行する。なお、コンテンツを取得したことを出席管理サーバ102に通知する確認処理は、例えば、小テストの回答等を、出席管理サーバ102に送信するもの等であっても良い。
時刻10:00になると、出力装置105は、例えば、位置情報管理サーバ101からの指示に応じて、音波の出力を停止する。
このように、本実施形態では、講師は、講義で用いるコンテンツ等を任意の時間に配布することができるので、コンテンツの配布結果やテスト結果等を用いて出席を管理することができる。これにより、出席管理システム100は、不正な利用者による、なりすましをより効果的に低減させることができる。
<ハードウェア構成>
(コンピュータのハードウェア構成)
位置情報管理サーバ101、出席管理サーバ102、コンテンツサーバ103、及び管理端末108は、一般的なコンピュータの構成を有している。ここでは、コンピュータのハードウェア構成例について説明する。
図4は、一実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。コンピュータ400は、例えば、CPU(Central Processing Unit)401、RAM(Random Access Memory)402、ROM(Read Only Memory)403、ストレージ部404、ネットワークI/F(Interface)部405、入力部406、表示部407、外部I/F部408、及びバス409等を有する。
CPU401は、ROM403やストレージ部404等に格納されたプログラムやデータをRAM402上に読み出し、処理を実行することで、コンピュータ400の各機能を実現する演算装置である。RAM402は、CPU401のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。ROM403は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性のメモリである。
ストレージ部404は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)や、SSD(Solid State Drive)等の大容量記憶装置であり、OS(Operation System)、アプリケーションプログラム、各種データ等を記憶する。
ネットワークI/F部405は、コンピュータ400をネットワーク109に接続するための通信インタフェースである。
入力部406は、マウス等のポインティングデバイスや、キーボード等の入力装置であり、コンピュータ400に各操作信号を入力するために用いられる。
表示部407はディスプレイ等の表示装置であり、コンピュータ400による処理結果等を表示する。
外部I/F部408は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、例えば、記録媒体410等が含まれる。コンピュータ400は、外部I/F部408を介して、記録媒体410の読取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体410には、例えば、光学ディスク、磁気ディスク、メモリカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ等が含まれる。また、コンピュータ400は、記録媒体410に所定のプログラムを格納し、この記録媒体410に格納されたプログラムを外部I/F部408を介して、コンピュータ400にインストールすることにより、所定のプログラムが実行可能となる。
バス409は、上記の各構成要素に接続され、アドレス信号、データ信号、及び各種制御信号等を伝送する。
なお、図4に示すコンピュータ400の構成はあくまで一例である。例えば、コンピュータ400は、入力部406、表示部407等を外部に有していても良いし、入力部406及び表示部407は、例えば、タッチパネルディスプレイ等の一体型の表示入力部等であっても良い。
(ゲートウェイのハードウェア構成例)
図5は、一実施形態に係るゲートウェイのハードウェア構成例を示す図である。ゲートウェイ104は、例えば、CPU501、RAM502、ROM503、無線通信部504、ネットワークI/F部505、及びバス506を有する。
CPU501は、ROM503等に格納されたプログラムを実行することにより、ゲートウェイ104の各機能を実現する演算装置である。RAM502は、CPU501のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。ROM503は、ゲートウェイ104のプログラム等を記憶する不揮発性のメモリである。ROM503は、例えば、フラッシュROM、EEPROM等の書き換え可能な不揮発性メモリであっても良い。
無線通信部504は、出力装置105と所定の無線通信方式により通信を行う無線回路やアンテナ等を含む。なお、所定の無線通信方式としては、例えば、無線LAN、Zigbee(登録商標)、又は、920MHz帯の特定省電力無線(IEEE802.15.4g)等を適用することができる。
ネットワークI/F部505は、ゲートウェイ104をネットワーク109に接続し、通信を行うための通信インタフェースである。バス506は、上記の各構成要素に接続され、アドレス信号、データ信号、及び各種制御信号等を伝送する。
(出力装置のハードウェア構成)
図6は、一実施形態に係る出力装置のハードウェア構成例を示す図である。出力装置105は、例えば、CPU601、RAM602、フラッシュROM603、無線通信部604、音波制御部605、スピーカ606、RTC(Real Time Clock)607、及びバス608等を有する。
CPU601は、フラッシュROM603等に格納されたプログラムを実行することにより、出力装置105の各機能を実現する演算装置である。RAM602は、CPU601のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。フラッシュROM603は、出力装置105のプログラムや、出力装置IDを識別する識別情報(以下、出力装置IDと呼ぶ)等の情報を記憶する不揮発性のメモリである。
無線通信部604は、前述したゲートウェイ104の無線通信部504と同じ無線通信方式により、ゲートウェイ104と通信を行う無線回路やアンテナ等を含む。
音波制御部605は、例えば、CPU601で動作するプログラム等の制御に従って、指定された周波数で音波IDを含む音波信号を生成し、指定された音量に増幅して出力する。
好ましくは、音波制御部605は、音波IDを含む音波信号を、音声周波数帯域のうち、例えば、16kHz以上の高い周波数の非可聴音として出力する。音波は、高い周波数ほど指向性が高く、16kHz以上の周波数は人間にはほとんど聞こえないため、音波ID等の情報を送信するために好適である。
なお、本実施形態では、具体的な音波によるデータ転送方法について、特に限定しないが、例えば、所定の周波数の音波に、FSK(Frequency Shift Keying)や、PSK(Phase Shift Keying)等の公知の変調をかけて、情報を伝送することができる。
また、別の一例として、音波制御部605の処理の少なくとも一部は、CPU601で動作するプログラムで実現されるものであっても良い。
スピーカ606は、音波制御部605から出力された音波信号を音波に変換して出力する。
RTC607は、時計機能を有し、CPU601等の要求に応じて、現在の時刻、日付等の時刻情報を出力する。また、RTC607は、設定された時刻にアラーム割込み等を発生させることができる。バス608は、上記の各構成要素に接続され、アドレス信号、データ信号、及び各種制御信号等を伝送する。
(情報端末のハードウェア構成)
図7は、一実施形態に係る情報端末のハードウェア構成例を示す図である。情報端末107は、一般的なコンピュータの構成を含み、例えば、CPU701、RAM702、ROM703、ストレージ部704、通信I/F部705、表示入力部706、マイク部707、スピーカ部708、RTC709、及びバス710等を有する。
CPU701は、ROM703やストレージ部704等に格納されたプログラムやデータをRAM702上に読み出し、処理を実行することで、情報端末107の各機能を実現する演算装置である。RAM702は、CPU701のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。ROM703は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性のメモリである。ストレージ部704は、例えば、HDD、SSD、フラッシュROM等のストレージ装置であり、OS、アプリケーションプログラム、及び各種データ等を記憶する。
通信I/F部705は、例えば、LTE(Long Term Evolution)等の移動通信網や、無線LAN等の無線通信に対応した通信インタフェースである。情報端末107は、通信I/F部705を介して、ネットワーク109に接続し、通信を行うことができる。
表示入力部706は、例えば、タッチパネルディスプレイ等の表示入力装置であり、情報端末107で実行されるプログラム等による表示画面を表示すると共に、利用者による入力操作を受け付ける。なお、表示入力部706は、表示部と、入力部とが別々に設けられていても良い。
マイク部707は、情報端末107の周囲の音や、利用者の音声等を音声信号に変換する。スピーカ部708は、音声信号を音声に変換して出力する。
RTC709は、時計機能を有し、CPU701等の要求に応じて、現在の時刻、日付等の時刻情報を出力する。また、RTC709は、設定された時刻にアラーム割込み等を発生させることができる。
<機能構成>
次に、出席管理システム100の機能構成について説明する。
図8は、一実施形態に係る出席管理システムの機能構成図である。出席管理システム100は、ネットワーク109を介して通信可能な位置情報管理サーバ101、出席管理サーバ102、コンテンツサーバ103、ゲートウェイ104、及び情報端末107等を有する。また、出席管理システム100は、ゲートウェイ104を介して、位置情報管理サーバ101と通信可能な出力装置105を含む。なお、図1に示した管理端末108は、例えば、ウェブブラウザを利用可能な汎用のPCなので、ここでは説明を省略する。
(位置情報管理サーバの機能構成)
位置情報管理サーバ101は、情報管理部801、情報受信部802、出力制御部803、情報提供部804、通信制御部805、及び記憶部806を有する。
情報管理部801は、1つ以上の出力装置105が設置された場所の情報を、記憶部806の出力装置情報807に記憶して、管理する。情報管理部801は、例えば、図4のCPU401で動作するプログラムによって実現される。
情報管理部801が管理する出力装置情報807の例を、図9(a)に示す。図9(a)の例では、出力装置情報807には、出力装置105の識別情報である複数の出力装置IDと、各出力装置105が設置されている場所の情報である場所情報とが対応づけて記憶されている。図9(a)に示す出力装置情報807において、例えば、出力装置ID「SP0001」の出力装置105は、第1教室に設置されていることが示されている。
なお、図9(a)の出力装置情報807はあくまで一例である。例えば、出力装置情報807の場所情報は、出力装置105が設置されている場所の識別情報である場所IDや、出力装置105が設置されている場所の位置情報(座標情報等)等であっても良い。
情報受信部802は、出席管理サーバ102から、出席を管理する対象となる出席場所110の情報と、出席場所110で出力装置105が音波を出力する時間帯の情報とを、通信制御部805を介して受信する。情報管理部801は、例えば、図4のCPU401で動作するプログラムによって実現される。
出力制御部803は、情報受信部802が出席管理サーバ102から受信した時間帯の情報と出席場所110の情報とに基づいて、対応する時間帯に、出席場所110に設置された出力装置105に、指定した出力IDを含む音波を出力させる。出力制御部803は、例えば、図4のCPU401で動作するプログラムによって実現される。
例えば、出力制御部803は、図9(b)に示すような出力制御情報808を、記憶部806に記憶して、管理する。図9(b)の例では、出力制御情報808には、「場所情報」、「出力装置ID」、「時間帯」、「日時」、「出力ID」の項目が含まれる。
「場所情報」は、情報受信部802が、出席管理サーバ102から受信した出席場所110の情報である。
「出力装置ID」は、「場所情報」に対応する出席場所110に設置された出力装置105の出力装置IDであり、例えば、出力制御部803が、図9に示した出力装置情報807から取得して、記憶する。
「時間帯」、及び「日時」は、情報受信部802が、出席管理サーバ102から受信した時間帯の情報である。
「出力装置ID」は、出力制御部803が、出力装置105に出力をさせる出力IDである。図9(b)の例では、第1教室に設置された出力装置ID「SP0001」の出力装置105は、日時「20xx.01.20 09:00―090:10」(第1の時間帯)に、出力ID「ID001」を含む音波を出力させることが示されている。
出力制御部803は、例えば、「出力装置ID」に対応する出力装置105に、1つ以上の時間帯の情報(例えば、「時間帯」、及び「日時」)と、時間帯毎の「出力装置ID」とを含む出力制御情報を出力装置105に送信し、記憶させる。出力装置105は、出力制御部803から、自装置宛てに送信された出力制御情報を予め記憶しておき、記憶した時間帯になると、指定された出力IDを含む音波の出力処理を実行する。
また、別の一例として、出力制御部803は、図9(b)に示すような出力制御情報808に基づいて、各出力装置105が音波を出力する時間帯になると、各出力装置105に「出力ID」を含む音波出力の開始指示、停止指示を送信するものであっても良い。
さらに、出力制御部803は、上記の2つの出力制御方法を併用するものであっても良い。
好ましくは、出力制御部803は、出力装置105に出力させる出力IDを、時間帯に応じて変更する。また、複数の出席場所110(例えば、教室)がある場合、出力制御部803は、出席場所毎に異なる出力IDを出力させる。
出力IDを変更する方法は任意で良いが、例えば、出席場所の数より多い、互いに異なる出力IDを予め用意しておいても良い。或いは、時間帯に応じて異なる符号(例えば、暗号化キー、スクランブルコード等)を用いて、例えば、出力装置ID等に基づいて、出力IDを生成するものであっても良い。
情報提供部804は、通信制御部805が、出席場所110に設置された出力装置105が出力する音波に含まれる出力IDを含む要求情報を受信したとき、要求情報の要求元に出席場所110の情報を提供する。情報提供部804は、例えば、図4のCPU401で動作するプログラムによって実現される。
例えば、情報提供部804は、情報端末107から、上記の出力IDに対応する出席場所110の場所情報の取得を要求する要求情報を受信したとき、出力制御情報808に基づいて、情報端末107に出席場所110の情報(例えば、第1教室等)を送信する。同様に、情報提供部804は、出席管理サーバ102から、上記の要求情報を受信したとき、出席管理サーバ102に、出席場所110の情報を送信する。
通信制御部805は、図4のネットワークI/F部405を用いて、出席管理サーバ102、ゲートウェイ104、及び情報端末107等と通信を行う手段であり、図4のCPU401で動作するプログラムによって実現される。
記憶部806は、出力装置情報807、出力制御情報808等を記憶する手段であり、例えば、図4のストレージ部404、RAM402、及び図4のCPU401で動作するプログラム等によって実現される。
(出席管理サーバの機能構成)
出席管理サーバ102は、通信制御部811、講義情報管理部812、予定情報管理部813、予定情報通知部814、出席情報管理部815、コンテンツ情報管理部816、在席情報受信部817、完了情報送信部818、及び記憶部819等を有する。
通信制御部811は、図4のネットワークI/F部405を用いて、位置情報管理サーバ101、コンテンツサーバ103、及び情報端末107等と通信を行う手段であり、例えば、図4のCPU401で動作するプログラムによって実現される。
講義情報管理部812は、出席場所110で開催される講義に関する情報である講義情報820を記憶部819に記憶して、管理する。講義情報管理部812は、例えば、図4のCPU401で動作するプログラムによって実現される。
図10(a)に、講義情報820の例を示す。図10(a)の例では、講義情報820には、「講義」、「講義ID」、「場所」、「時間」、「講師」、「受講者」、「受講者ID」、「アプリID」等の項目が含まれる。
「講義」は、出席管理サーバ102が出席を管理する対象となる講義の名前である。「講義ID」は、講義を識別するための識別情報である。「場所」は、講義が行われる場所(出席場所110)の情報である。「時間」は、講義が開催される時間帯の情報である。「講師」は、講義の講師の情報(例えば、講師の氏名、講師ID等)である。
「受講者」は、講義に受講が認められている出席者106である受講者の情報(例えば、受講者の氏名等)である。「受講者ID」は、受講者を識別するための識別情報(例えば、学生証ID、社員ID、受講ID等)である。「アプリID」は、受講者の情報端末107を識別する識別情報である。
なお、アプリIDは、例えば、情報端末107に、出席管理システム100に対応するアプリをインストールした際等に、アプリによって生成されるアプリの識別情報である。情報端末107で動作するアプリは、例えば、情報端末107の識別情報、例えば、IMEI(International Mobile Equipment Identity)等の固有情報に基づいて、情報端末107毎に固有のアプリIDを生成することができる。このようなアプリIDを用いることにより、出席管理システム100は、出席者106の個人情報によらずに、出席者106の情報端末107を識別することができるようになる。
なお、アプリIDは、情報端末107を識別する端末識別情報の一例である。例えば、端末識別情報は、情報端末107に固有の識別情報(デバイスID)、電話番号、MACアドレス等の情報であっても良い。
講義情報管理部812は、管理者(例えば、講師)によって、管理端末108のウェブブラウザ等を用いて、講義情報820の作成に必要な情報が入力されると、図10(a)に示すような講義情報820を生成し、記憶部819に記憶する。
予定情報管理部813は、記憶部819に記憶された講義情報820に基づいて、出席場所110で、出力装置105が出力IDを含む音波を出力する1つ以上の時間帯の情報である予定情報821を作成し、記憶部819に記憶する。予定情報管理部813は、例えば、図4のCPU401で動作するプログラムによって実現される。
図10(b)に予定情報821の例を示す。図10(b)の例では、予定情報821には、「場所」、「時間帯」、「日時」等の項目が含まれる。
「場所」は、講義が行われる出席場所110の情報である。
「時間帯」、及び「日時」は、出席場所110で、出力IDを含む音波を出力する時間帯の情報である。
好ましくは、予定情報821には複数の時間帯が含まれる。この複数の時間帯の回数や、長さ等は、管理者が管理端末108で指定するものであっても良いし、予定情報管理部813が、自動的に生成するものであっても良い。
例えば、予定情報管理部813は、講義の開始時間から第1の期間(例えば10分間)を第1の時間帯、講義終了前の第3の期間(例えば10分間)を第3の時間帯とし、講義の途中に第2の期間(例えば10分間)、第2の時間帯を設定するものであっても良い。或いは、予定情報管理部813は、さらに多くの時間帯を設定するものであっても良い。
予定情報通知部814は、予定情報管理部813が作成した予定情報821を、通信制御部811を介して、位置情報管理サーバ101や、情報端末107に通知する。予定情報通知部814は、例えば、図4のCPU401で動作するプログラムによって実現される。
例えば、予定情報通知部814は、予定情報821が更新されると、更新された予定情報821を位置情報管理サーバ101に通知する。
また、予定情報通知部814は、出席者106の情報端末107からの予定情報の取得要求に応じて、出席者106が受講する講義に関する予定情報を情報端末107に通知する。例えば、図10において、予定情報通知部814は、アプリID「1010001」の情報端末107から予定の情報の取得要求を受信すると、受講者Aが受講する講義1が開催される第1教室の予定情報を、要求元の情報端末107に通知する。
出席情報管理部815は、通信制御部811を介して、出席者106の情報端末107から送信された在席情報に基づいて、出席者の出席情報を管理する。出席情報管理部815は、例えば、図4のCPU401で動作するプログラムによって実現される。
出席者106の情報端末107から送信される在席情報には、例えば、情報端末107のアプリIDと、情報端末107が位置する出席場所110を特定するための情報とが含まれる。
出席場所110を特定するための情報は、例えば、情報端末107が、出力装置105から取得した出席場所110の情報である。或いは、出席場所110を特定する情報は、出席場所110で、情報端末107が出力装置105から取得した出力IDであっても良い。
図11(a)に出席情報822の一例を示す。図11(a)の例では、出席情報822には、「講義」、「講義ID」、「時間」、「受講者」、「受講者ID」、「アプリID」、「第1の時間帯」〜「第3の時間帯」、及び「出席判定」等の項目が含まれる。
このうち、「講義」、「講義ID」、「時間」、「受講者」、「受講者ID」、及び「アプリID」の情報は、図10(a)の講義情報820に含まれる「講義」、「講義ID」、「時間」、「受講者」、「受講者ID」、及び「アプリID」の情報に対応している。
「第1の時間帯」〜「第3の時間帯」の情報は、各時間帯に、出席者106の情報端末107により、出席者106の在席が確認できたか否かを示す情報である。図11(a)の例では、「在席」は、出席者106の在席が確認できたことを示しており、「不在」は、出席者の在席が確認できなかったことを示している。
例えば、出席情報管理部815は、第1の時間帯に、出席者106の情報端末107から、アプリID「1010001」と、講義1が開催されている出席場所110の場所情報「第1教室」とを含む在席情報を受信したものとする。このとき、出席情報管理部815は、例えば、受信したアプリID「1010001」と出席場所110の場所情報「第1教室」講義情報820とが、講義情報820に含まれているか否かを検証する。出席情報管理部815は、受信したアプリIDと出席場所110の場所情報が、講義情報820に含まれている場合、アプリID「1010001」の「第1の時間帯」を、「在席」とする。
「出席判定」の情報は、出席情報管理部815が、「第1の時間帯」〜「第3の時間帯」の情報に基づいて判定した、出席者106が講義に参加したか否かを示す情報である。図11(a)に示す出席判定は一例であり、出席情報管理部815による、「第1の時間帯」〜「第3の時間帯」の情報に基づく出席判定方法は任意で良い。
例えば、出席情報管理部815、「第1の時間帯」〜「第3の時間帯」のいずれも「在席」のとき、出席と判定するものであっても良い。或いは、出席情報管理部815、「第1の時間帯」〜「第3の時間帯」のうち、2回以上「在席」のとき、出席と判定するものであっても良い。
図11(b)は、出席情報822の別の一例を示している。図11(b)の例では、出席情報822には、「講義ID」、「時間」、「第1の時間帯の在席者」〜「第3の時間帯の在席者」、及び「講義の出席者」等の項目が含まれる。
このうち、「講義ID」、「時間」は、図10(a)の講義情報820に含まれる「講義ID」、及び「時間」の情報に対応している。
「第1の時間帯の在席者」〜「第3の時間帯の在席者」の情報には、各時間帯に在席が確認できた情報端末107のアプリIDが記憶されている。
「出席判定」の情報は、出席情報管理部815が、「第1の時間帯の在席者」〜「第3の時間帯の在席者」の情報に基づいて判定した、講義に参加したか出席者106の受講者IDである。
例えば、このように、出席情報管理部815は、出席者106の情報端末107から複数の時間帯に受信した複数の在席情報に基づいて、出席者106の出席に関する情報(例えば、図11の「出席判定」、「講義の出席者」等)を管理する。
コンテンツ情報管理部816は、講義で使用する文書ファイル等のコンテンツの情報と、出席者106がコンテンツにアクセスするための情報とを含むコンテンツ情報823を、記憶部819に記憶して、管理する。コンテンツ情報管理部816は、例えば、図4のCPU401で動作するプログラムによって実現される。
例えば、コンテンツ情報管理部816は、講師が、管理端末108を用いて、コンテンツサーバ103に、講義で利用する文書ファイル等のコンテンツを登録した場合、図11(c)に示すようなコンテンツ情報823を作成する。
図11(c)にコンテンツ情報823の例を示す。図11(c)の例では、コンテンツ情報823には、「講義ID」、「コンテンツID」、「アプリID」、「アクセスコード」等の項目が含まれる。
「講義ID」は、コンテンツに対応する講義の講義IDである。「コンテンツID」は、コンテンツを識別する識別情報である。
「アプリID」、及び「アクセスコード」は、出席者106がコンテンツにアクセスするためのアクセス情報である。なお、アクセス情報は、例えば、図11(c)に示すように、出席者106毎に異なることが望ましい。
在席情報受信部817は、出席者106の情報端末107から、前述した在席情報を受信し、受信した在席情報を出席情報管理部815に通知する。在席情報受信部817は、例えば、図4のCPU401で動作するプログラムによって実現される。
完了情報送信部818は、在席情報受信部817が受信した在席情報の出席情報822への登録が完了したことを示す完了情報を、在席情報の送信元の情報端末107へ送信する。また、完了情報送信部818は、出席者106の講義への出席が認められたか否かを示す結果を、出席者106の情報端末107に通知する。完了情報送信部818は、例えば、図4のCPU401で動作するプログラムによって実現される。
記憶部819は、例えば、講義情報820、予定情報821、出席情報822、及びコンテンツ情報823等を記憶する手段であり、例えば、図4のストレージ部404、RAM402、及び図4のCPU401で動作するプログラム等によって実現される。
(情報端末の機能構成)
情報端末107は、通信制御部831、音波取得部832、情報抽出部833、表示制御部834、操作受付部835、起動制御部836、予定情報受信部837、要求情報送信部838、在席情報送信部839、コンテンツ取得部840、記憶部841等を含む。
通信制御部831は、例えば、図7の通信I/F部705を用いて、情報端末107をネットワーク109に接続し、位置情報管理サーバ101、出席管理サーバ102、コンテンツサーバ103等との通信を行う。通信制御部831は、例えば、図7のCPU701で動作するプログラムによって実現される。
音波取得部832は、例えば、図7のマイク部707を用いて、情報端末107の周辺の音波を取得する手段であり、例えば、図7のCPU701で動作するプログラムによって実現される。
情報抽出部833は、音波取得部832が取得した音波に含まれる出力IDを抽出する手段であり、例えば、図7のCPU701で動作するプログラムによって実現される。
表示制御部834は、例えば、図7の表示入力部706に様々な情報を表示させる手段であり、例えば、図7のCPU701で動作するプログラムによって実現される。
操作受付部835は、例えば、図7の表示入力部706に対する出席者106の入力操作を受け付ける手段であり、例えば、図7のCPU701で動作するプログラムによって実現される。
起動制御部836は、出席管理サーバ102から取得した予定情報に基づいて、出席場所110で音波が出力される時間帯に、アプリを起動させる手段であり、例えば、図7のRTC709、及び図7のCPU701で動作するプログラム等によって実現される。
予定情報受信部837は、出席管理サーバ102から、出席場所110で音波が出力される時間の情報を含む予定情報を受信し、受信した予定情報を記憶部841に記憶する。予定情報受信部837は、例えば、図7のCPU701で動作するプログラムによって実現される。
要求情報送信部838は、情報抽出部833が抽出した音波IDを含む要求情報を位置情報管理サーバ101に送信し、出席場所110の情報の取得を要求する手段であり、例えば、図7のCPU701で動作するプログラムによって実現される。
在席情報送信部839は、出席者106の情報端末107のアプリIDと、位置情報管理サーバ101から取得した出席場所110の情報とを含む在席情報を出席管理サーバ102に送信し、出席管理サーバ102に在席情報の登録を要求する。在席情報送信部839は、例えば、図7のCPU701で動作するプログラムによって実現される。
コンテンツ取得部840は、例えば、出席管理サーバ102から通知されたコンテンツIDと、アクセス情報を用いて、コンテンツサーバ103に登録されたコンテンツを取得、又は閲覧する。コンテンツ取得部840は、例えば、図7のCPU701で動作するプログラムによって実現される。
記憶部841は、例えば、情報端末107のアプリID、予定情報受信部837が受信した予定情報、コンテンツ取得部840が取得したコンテンツ等を記憶する手段である。記憶部841は、例えば、図7のストレージ部704、RAM702、及び図7のCPU701で動作するプログラム等によって実現される。
(コンテンツサーバの機能構成)
コンテンツサーバ103は、例えば、コンテンツ登録部851、コンテンツ提供部852、通信制御部853、及び記憶部854等を含む。
コンテンツ登録部851は、例えば、出席管理サーバ102や、管理端末108等から要求されたコンテンツ855を、記憶部854に記憶して、管理する。コンテンツ登録部851は、例えば、図4のCPU401で動作するプログラムによって実現される。
コンテンツは、例えば、文書ファイルであっても良いし、ウェブページ、音声、画像等のコンテンツであっても良い。
好ましくは、コンテンツ登録部851は、コンテンツと、コンテンツIDと、出席者106の情報端末107がコンテンツにアクセスするためのアクセス情報とを対応づけて、記憶部854に記憶する。
コンテンツ提供部852は、情報端末107からの要求に応じて、記憶部854に記憶されたコンテンツ855を情報端末に提供する。
好ましくは、コンテンツ提供部852は、情報端末107からの要求に、記憶部854に記憶されたアクセス情報が含まれる場合、情報端末107にコンテンツ855を提供する。
通信制御部853は、図4のネットワークI/F部405を用いて、出席管理サーバ102、及び情報端末107等と通信を行う手段であり、例えば、図4のCPU401で動作するプログラムによって実現される。
記憶部854は、コンテンツ855等を記憶する手段であり、例えば、図4のストレージ部404、及び図4のCPU401で動作するプログラム等によって実現される。
(出力装置の機能構成)
出力装置105は、例えば、音波出力部861、及び出力制御情報記憶部862等を有する。
音波出力部861は、位置情報管理サーバ101からの制御に応じて、指定された音波IDを含む音波を出力する手段であり、例えば、図6の音波制御部605、スピーカ606、及び図6のCPU601で動作するプログラム等によって実現される。
例えば、音波出力部861は、位置情報管理サーバ101の出力制御部803から通知された音波を出力する時間帯の情報、及び出力IDを、出力制御情報記憶部862に記憶しておき、指定された時間帯に、指定された出力IDを含む音波を出力する。
また、音波出力部861は、位置情報管理サーバ101から受信した、音波の出力、停止を指示する制御情報に基づいて、指定された出力IDを含む音波の出力の開始、停止を行う。
出力制御情報記憶部862は、位置情報管理サーバ101の出力制御部803から通知された音波を出力する時間帯の情報、及び出力IDを記憶する手段であり、例えば、図6のフラッシュROM603、及び図6のCPU601で動作するプログラム等によって実現される。
<処理の流れ>
続いて、出席管理システム100の出席管理方法、及び情報提供方法の処理の流れについて説明する。
[第1の実施形態]
(講義情報の登録処理)
図12は、第1の実施形態に係る講義情報の登録処理の一例のシーケンス図である。
ステップS1201において、講義情報を登録する講師は、管理端末108の講義情報の登録画面に、講義の情報(例えば、講義名、場所、講師、時間等の情報)を入力する。例えば、講師は、管理端末108のウェブブラウザを用いて、出席管理サーバ102の講義情報管理部812が提供するウェブサーバにアクセスし、表示された講義情報の登録画面に、講義の情報を入力する。
ステップS1202において、管理端末108は、ステップS1201で入力された講義の情報の登録を出席管理サーバ102に要求する。例えば、管理端末108のウェブサーバは、ステップS1201で入力された講義の情報を、出席管理サーバ102に送信する。
ステップS1203において、出席管理サーバ102の講義情報管理部812は、ステップS1202で管理端末108から受信した講義の情報に基づいて、例えば、図10(a)に示すような講義情報820を作成し、記憶部819に記憶する。
ステップS1204において、出席管理サーバ102の予定情報管理部813は、ステップS1203で作成された講義情報820に基づいて、例えば、図10(b)に示すような予定情報821を作成し、記憶部819に記憶する。
ステップS1205において、出席管理サーバ102の予定情報通知部814は、ステップS1204で作成された予定情報821の登録を、位置情報管理サーバ101に要求する。この登録の要求には、少なくとも、講義が行われる出席場所110の情報、出力IDを含む音波を出力する1つ以上の時間帯の情報が含まれる。
ステップS1206において、位置情報管理サーバ101の情報受信部802は、情報端末107から送信された登録の要求を受信し、受信した情報に基づいて、例えば、図9(b)に示すような出力制御情報808を作成し、記憶部806に記憶する。
続いて、ステップS1207、S1209において、位置情報管理サーバ101の出力制御部803は、ステップS1208で作成された出力制御情報808に基づいて、出力装置105に、出力制御情報の設定を要求する。
例えば、出力制御部803は、ステップS1207において、出力装置ID「SP0001」の出力装置105−1に、音波を出力する複数の時間帯の情報、及び時間帯毎の出力IDの情報を含む設定要求を送信する。
ステップS1208において、出力装置105−1の音波出力部861は、設定を要求された複数の時間帯の情報、及び時間帯毎の出力IDを、出力制御情報記憶部862に記憶する。
ステップS1209において、出力制御部803は、出力装置ID「SP0002」の出力装置105−2に、音波を出力する複数の時間帯の情報、及び時間帯毎の出力IDの情報を含む設定要求を送信する。
ステップS1210において、出力装置105−1の音波出力部861は、設定を要求された複数の時間帯の情報、及び時間帯毎の出力IDを、出力制御情報記憶部862に記憶する。
上記の処理により、講義が行われる出席場所110で、出力IDを含む音波を出力する複数の時間帯の情報が、出席管理サーバ102、位置情報管理サーバ101、及び出席場所110に設置された出力装置105に記憶される。また、各時間帯に出力装置105が出力する音波に含まれる出力IDの情報が、位置情報管理サーバ101と出力装置105とに記憶される。
なお、図12の例は講義情報の登録処理の一例である。例えば、位置情報管理サーバ101は、ステップS1207、S1209の処理を行わずに、出力制御情報808に記憶された時間帯の情報に従って、音波の出力要求、及び停止要求を、出力装置105に送信するものであっても良い。
(情報端末の処理)
出席者106が、講義が始まる前に、出席者106の情報端末107にインストールされた出席管理システム100用のアプリを起動させると、情報端末107は、例えば、図13に示す処理を実行する。
ステップS1301において、情報端末107の起動制御部836は、例えば、OSが備える日付と時刻の自動設定機能を利用して、情報端末107の時刻情報を補正する。
ステップS1302において、情報端末107の予定情報受信部837は、出席管理サーバ102から、出席場所110で音波が出力される時間帯の情報を含む予定情報を取得する。
ステップS1303において、情報端末107の起動制御部836は、予定情報受信部837が受信した予定情報に含まれる1つ以上の時間帯に、情報端末107、及びアプリを起動させるように、起動スケジュールを設定する。
ステップS1304において、ステップS1303で設定された起動スケジュールの起動予定時刻になると、情報端末107は、ステップS1305以降の処理を実行する。
ステップS1305において、情報端末107の起動制御部836は、例えば、RTC709のアラーム割込み等を利用して、起動予定時刻に、情報端末107、及びアプリを起動させる。
ステップS1306において、情報端末107の音波取得部832は、マイク部707を用いて情報端末107の周辺の音波を取得し、情報抽出部833は、取得した音波に含まれる出力IDを取得する。
ステップS1307において、情報端末107の要求情報送信部838は、ステップS1306で取得した出力IDを含む要求情報を位置情報管理サーバ101に送信し、位置情報管理サーバ101から提供される出席場所110の情報(場所情報)を取得する。
ステップS1308において、情報端末107の在席情報送信部839は、取得した出席場所110の情報と、情報端末107のアプリIDと、時刻情報(例えば、出力IDを取得した時刻の情報)を含む在席情報の登録要求を出席管理サーバ102に送信する。
ステップS1309において、出席管理サーバ102から、在席情報が登録されたことを示す登録結果を受信すると、表示制御部834は、受信した登録結果を表示入力部706に表示する。
ステップS1310において、情報端末107の起動制御部836は、次の起動予定があるか否かを判断する。次の起動予定がある場合、情報端末107は、処理をステップS1304に移行させて、同様の処理を繰り返す。一方、次の起動予定がない場合、情報端末107は、処理を終了させる。
上記の処理により、情報端末107は、出席管理サーバ102から取得した予定情報に基づいて、出席場所110で音波が出力される時間帯に起動し、在席登録の処理(ステップS1306〜S1309の処理)を実行することができる。
(在席情報の登録処理)
図14は、第1の実施形態に係る在席情報の登録処理の一例を示すシーケンス図である。出席管理システム100は、予め設定された予定情報に基づいて、所定の時間帯になると、例えば、図14に示すような在席情報の登録処理を実行する。
ステップS1401において、出席場所110に設置された出力装置105の音波出力部861は、出力制御情報記憶部862に記憶された、音波を出力する時間帯の開始時刻になると、その時間帯に対応する出力IDを含む音波の出力を開始する。
ステップS1402において、出席者106の情報端末107の起動制御部836は、図13のステップS1303で設定された起動スケジュールに基づいて、開始時刻に、出席管理システム100用のアプリを自動的に起動させる。
ステップS1403において、情報端末107の音波取得部832は、出席場所110に設置された出力装置105から出力された音波を取得する。
ステップS1404において、情報端末107の情報抽出部833は、音波取得部832が取得した音波に含まれる出力IDを抽出する。
ステップS1405において、情報端末107の要求情報送信部838は、情報端末107のアプリIDと、情報抽出部833が抽出した出力IDとを含む要求情報を、位置情報管理サーバ101に送信する。なお、位置情報管理サーバ101の宛先情報は、予め情報端末107のアプリに設定されているものとする。
ステップS1406において、情報端末107から送信された要求情報を受信した位置情報管理サーバ101の情報提供部804は、例えば、図9(b)に示すような出力制御情報808から、出力IDに対応する場所情報を抽出する。例えば、図9(b)に示す出力制御情報808において、日時「20xx.01.20 9:00−9:10」に受信した出力IDが「ID001」である場合、抽出される場所情報は「第1教室」となる。
ステップS1407において、位置情報管理サーバ101の情報提供部804は、ステップS1406で抽出した場所情報(出席場所110の情報)を、要求情報の要求元の情報端末107に通知する。
ステップS1408において、情報端末107の在席情報送信部839は、情報端末107のアプリIDと、位置情報管理サーバ101から受信した出席場所110の情報と、出力IDを取得した時刻情報とを含む在席情報を、出席管理サーバ102に送信する。
ステップS1409において、出席管理サーバ102は、在席情報に含まれるアプリID、及び出席場所110が講義情報820に登録されており、かつ時刻情報が、予定情報821の日時に適合している場合、受信した在席情報を、出席情報822に登録する。
ステップS1410において、出席管理サーバ102の完了情報送信部818は、在席情報の送信元の情報端末107に、在席情報を登録したことを示す登録完了通知を通知する。
ステップS1411において、情報端末107の表示制御部834は、登録結果を表示入力部706に表示させる。なお、情報端末107の在席情報送信部839は、ステップS1408で送信した在席情報に対して、登録完了通知を受信できない場合、例えば、ステップS1408の処理、又はステップS1403以降の処理を再度実行することが望ましい。
ステップS1412において、出席場所110に設置された出力装置105の音波出力部861は、出力制御情報記憶部862に記憶された、音波を出力する時間帯の停止時刻になると、音波の出力を停止する。
上記の処理により、出席管理システム100では、予め設定された予定情報に基づいて、所定の時間帯になると、図14に示すような在席情報の登録処理が自動的に実行される。これにより、情報端末107を所持する出席者106が、所定の時間帯に出席場所110に在席していることを確認することができるようになる。
なお、図14の処理は一例であり、出席管理システム100における在席情報の登録処理は、様々な応用や変形が可能である。
(変形例1)
図15は、変形例1に係る在席情報の登録処理の例を示すシーケンス図である。なお、図15において、ステップS1401〜S1407の処理は、図14に示す在席情報の登録処理と同様なので、ここでは差分を中心に説明を行う。
ステップS1501において、位置情報管理サーバ101の情報提供部804は、出力制御情報808に記憶した時間帯の開始時刻になると、要求情報の受付処理(又は出席場所110の情報の提供処理)を開始する。
ステップS1502において、情報端末107の在席情報送信部839は、情報端末107のアプリIDと、位置情報管理サーバ101から受信した出席場所110の情報とを含む在席情報を、出席管理サーバ102に送信する。
ステップS1503において、出席管理サーバ102の出席情報管理部815は、在席情報に含まれるアプリID、及び出席場所110が講義情報820に登録されている場合、受信した在席情報を、出席情報822に登録する。
ステップS1504において、出席管理サーバ102の完了情報送信部818は、在席情報の送信元の情報端末107に、在席情報を登録したことを示す登録完了通知を通知する。
ステップS1505において、情報端末107の表示制御部834は、登録結果を表示入力部706に表示させる。
ステップS1506において、出席場所110に設置された出力装置105の音波出力部861は、出力制御情報記憶部862に記憶された、音波を出力する時間帯の停止時刻になると、音波の出力を停止する。
ステップS1507において、予定情報に予め設定された時間帯の停止時刻になると、位置情報管理サーバ101の情報提供部804は、要求情報の受付処理(又は出席場所110の情報の提供処理)を停止する。
変形例1では、情報端末107は、所定の時間帯のみ、位置情報管理サーバ101から出席場所110の情報を取得できるので、図14の処理で在席情報に含まれていた出力IDを取得した時刻情報の管理を省略することができる。また、要求情報の受付時間が限定されるので、例えば、録音等によるなりすましを低減させることができる。
(変形例2)
図16は、変形例2に係る在席情報の登録処理の例を示すシーケンス図である。図14、15に示す在席情報の登録処理では、情報端末107が位置情報管理サーバ101から出席場所110の情報を取得していた。変形例2では、出席管理サーバ102が、情報端末107が取得した出力IDを用いて、位置情報管理サーバ101から、出席場所110の情報を取得する。なお、図16のステップS1401〜S1404の処理は、図14に示す在席情報の登録処理と同様なので、ここでは差分を中心に説明を行う。
ステップS1601において、情報端末107の在席情報送信部839は、情報端末107のアプリIDと、出力装置105から取得した出力IDと、出力IDを取得した時刻の情報と、を含む在席情報を、出席管理サーバ102に送信する。
ステップS1602において、情報端末107から在席情報を受信した出席情報管理部815は、受信した出力IDを含む要求情報を、位置情報管理サーバ101に送信する。
ステップS1603において、位置情報管理サーバ101の情報提供部804は、受信した要求情報に対応する場所情報(出席場所110の情報)を抽出する。
ステップS1604において、位置情報管理サーバ101の情報提供部804は、ステップS1603で抽出された出席場所110の情報を、要求情報の要求元の出席管理サーバ102に送信する。
ステップS1605において、出席管理サーバ102は、在席情報に含まれるアプリID、及び取得した出席場所110が講義情報820に登録されており、時刻情報が予定情報821の日時に適合している場合、受信した在席情報を、出席情報822に登録する。
ステップS1606において、出席管理サーバ102の完了情報送信部818は、在席情報の送信元の情報端末107に、在席情報を登録したことを示す登録完了通知を通知する。
ステップS1607において、情報端末107の表示制御部834は、登録結果を表示入力部706に表示させる。
ステップS1608において、出席場所110に設置された出力装置105の音波出力部861は、出力制御情報記憶部862に記憶された、音波を出力する時間帯の停止時刻になると、音波の出力を停止する。
上記の処理により、出席管理サーバ102は、1つの時間帯に複数の情報端末107から受信した出力IDが同一である場合、2回目以降の要求情報の送信処理を省略することができる。これにより、位置情報管理サーバ101の情報提供部804の負荷を軽減させることができる。また、情報端末107が送信する在席情報に含まれる出力IDは、所定の時間帯に出席場所110にある情報端末107のみ取得できる情報なので、不正ななりすましを低減させることができる。
<表示画面の例>
図17は、第1の実施形態に係る情報端末の表示画面の例を示す図である。
図17(a)は、例えば、図14のステップS1411において、情報端末107の表示制御部834が表示させる表示画面の一例を示している。図17(a)の例では、例えば、図2に示す動作スケジュールにおいて、講義1の9:00〜9:10の在席確認の処理が終了したときに表示される表示画面の例が示されている。
図17(a)において、情報端末107の表示画面1701には、在席情報の登録が完了したことを示すメッセージ1702、登録された在席情報に関する情報1703、及び確認ボタン1704等を含むポップアップ1705が表示されている。情報端末107は、確認ボタン1704が選択されると、ポップアップ1705を閉じて、例えば、アプリのメニュー画面等を表示画面1701に表示させる。なお、ポップアップ1705は、在席情報の登録が完了したことを示す表示方法の一例である。
図17(b)は、情報端末107の表示画面の別の一例を示している。図17(b)の例では、例えば、図2に示す動作スケジュールにおいて、講義1の終了時の在席確認の処理が終了したときに表示される表示画面の例を示している。
図17(b)において、情報端末107の表示画面1711には、在席情報の登録が完了したことを示すメッセージ1712、登録済の複数の在席情報に関するメッセージ1713、及び講義1の出席が登録結果を示すメッセージ1714が表示されている。
この表示画面1711により、出席者106は、講義1に出席登録されたことを確認することができる。また、情報端末107は、確認ボタン1715が選択されると、例えば、アプリのメニュー画面等を情報端末107の表示画面1711に表示させる。
なお、図17の例では、文字列で在席情報の登録結果を表示しているが、登録結果の表示方法は画像や、音、振動等によるものであっても良い。例えば、情報端末107は、円グラフを、複数の時間帯に対応する複数の領域に分割して表示し、各時間帯の在席情報の登録が完了すると、対応する領域を順次に塗りつぶしていくような表示方法であっても良い。また、情報端末107は、バイブレータの振動パターンの違いにより、在席情報の登録が成功したこと、又は在席情報の登録に失敗したことを出席者106に通知するもの等であっても良い。
[第2の実施形態]
第2の実施形態では、コンテンツの登録処理、及び提供処理について説明する。
図18は、コンテンツ情報の登録処理の一例のシーケンス図である。図18の処理により、例えば、講師は、講義で使用するコンテンツをコンテンツサーバ103に登録することができる。
ステップS1801において、コンテンツを登録する講師は、管理端末108のコンテンツの登録画面に、コンテンツの情報(例えば、講義ID)と、コンテンツ(例えば、文書ファイル等)の登録操作を行う。例えば、講師は、管理端末108のウェブブラウザを用いて、出席管理サーバ102のコンテンツ情報管理部816が提供するウェブサーバにアクセスして、表示されたコンテンツの登録画面に、講義IDを入力し、登録する文書ファイル等を指定する。
ステップS1802において、管理端末108は、ステップS1801で指定された文書ファイル等と、講義ID等を含むコンテンツの登録要求を、出席管理サーバ102に送信する。
ステップS1803において、出席管理サーバ102のコンテンツ情報管理部816は、講義情報820の受講者の情報に基づいて、講義IDに対応する受講者のアプリIDを取得する。また、取得した各受講者のアプリIDに対応するアクセスコードを作成し、例えば、図11(b)に示すようなコンテンツ情報823を作成する。
ステップS1804において、出席管理サーバ102のコンテンツ情報管理部816は、管理端末108から受信した文書ファイル等と、ステップS1803で作成したアクセスコードとを含む登録要求を、コンテンツサーバ103に送信する。
ステップS1805において、コンテンツサーバ103のコンテンツ登録部851は、受信した文書ファイル等と、アクセスコードとを対応づけて記憶部854に記憶し、記憶したコンテンツにコンテンツIDを付与する。
ステップS1806において、コンテンツサーバ103のコンテンツ登録部851は、コンテンツの登録が完了したことを示す登録完了の通知を、登録要求の要求元の出席管理サーバ102に送信する。この登録完了の通知には、例えば、登録された文書ファイル等に対応するコンテンツIDが含まれる。
ステップS1807において、出席管理サーバ102のコンテンツ情報管理部816は、記憶部819のコンテンツ情報823に、講義IDと、コンテンツIDと、アクセスコードとを対応づけて記憶する。
例えば、上記の処理により、講師は、コンテンツサーバ103に講義で使用するコンテンツを登録すると共に、出席管理サーバ102に、登録されたコンテンツの情報(コンテンツ情報823)を登録することができるようになる。
なお、図18の処理は、コンテンツの登録処理の一例である。例えば、講師は、管理端末108を用いてコンテンツサーバ103にコンテンツの登録を要求し、コンテンツサーバ103が、登録したコンテンツのコンテンツIDや、アクセスコード等を出席管理サーバ102に通知するものであっても良い。
(コンテンツの配布処理)
図19は、第2の実施形態に係るコンテンツ配布、及び在席情報の登録処理の例を示すシーケンス図である。例えば、図18の処理により、コンテンツが登録された講義中に、講師により、管理端末108に対して、コンテンツの配布操作が行われると、図19に示すコンテンツの配布処理が実行される。
ステップS1901において、管理端末108が、コンテンツの配布操作を受け付けると、ステップS1902において、管理端末108は、出席管理サーバ102に、コンテンツの配布を要求するコンテンツ配布要求を送信する。このコンテンツ配布要求には、例えば、講義ID、コンテンツID等が含まれる。
ステップS1903において、コンテンツ配布要求を受信した出席管理サーバ102の予定情報通知部814は、音波の出力要求を位置情報管理サーバ101に送信する。この音波の出力要求には、講義IDに対応する場所の情報と、音波の出力時間(例えば、10分間等)の情報が含まれる。
ステップS1904において、位置情報管理サーバ101の出力制御部803は、ステップS1903で受信した場所の情報に対応する出席場所110の出力装置105に対して、音波出力の開始指示を送信する。この音波出力の開始指示には、出力IDが含まれる。
ステップS1905において、出席場所110の出力装置105は、指定された出力IDを含む音波の出力を開始する。
ステップS1906において、出席者106は、例えば、講師のコンテンツ配布の指示に応じて、情報端末107のアプリを手動で起動させる。或いは、情報端末107は、管理端末108から受信した、アプリの起動を要求するメール等に応じて、アプリを起動させるものであっても良い。
ステップS1907において、情報端末107は、出力IDの取得処理を行う。この処理は、例えば、図14のステップS1403、S1402の処理に対応している。
ステップS1908において、情報端末107の要求情報送信部838は、情報端末107のアプリIDと、取得した出力IDとを含む要求情報を、位置情報管理サーバ101に送信する。
ステップS1909において、位置情報管理サーバ101の情報提供部804は、出力IDに対応する場所情報(出席場所110の情報)を、要求情報の要求元の情報端末107に送信する。
ステップS1910において、情報端末107の在席情報送信部839は、情報端末107のアプリIDと、出席場所110の情報と、出力IDを取得した時刻の情報を含む在席情報を、出席管理サーバ102に送信する。
ステップS1911において、出席管理サーバ102のコンテンツ情報管理部816は、在席情報の送信元の情報端末107に、コンテンツIDと、コンテンツにアクセスするためのアクセスコードを含むコンテンツ情報を送信する。
ステップS1912において、例えば、情報端末107の表示制御部834が、コンテンツ取得の確認画面を表示入力部706に表示させ、操作受付部835が、コンテンツアクセスの操作を受け付けると、ステップS1913以降の処理を実行する。
ステップS1913において、情報端末107のコンテンツ取得部840は、コンテンツの取得を要求するコンテンツ要求を、コンテンツサーバ103に送信する。このコンテンツ要求には、例えば、ステップS1911で、出席管理サーバ102から通知されたコンテンツID、及びアクセスコードと、情報端末107のアプリID等の情報が含まれる。
ステップS1914において、コンテンツサーバ103のコンテンツ提供部852は、コンテンツ要求に含まれるアクセスコードを検証し、検証が許可されると、ステップS1915以降の処理が実行される。
ステップS1915において、コンテンツサーバ103のコンテンツ提供部852は、コンテンツへのアクセスが許可されたことを示す許可通知を、情報端末107に通知する。これにより、情報端末107は、コンテンツサーバ103に登録されたコンテンツを閲覧(又は取得)することができるようになる(ステップS1916)。
ステップS1917において、情報端末107のコンテンツ取得部840は、コンテンツへのアクセスが成功したことを示すアクセス報告を、出席管理サーバ102に送信する。このアクセス報告には、例えば、情報端末107のアプリIDが含まれる。
ステップS1918において、出席管理サーバ102の出席情報管理部815は、情報端末107からアクセス報告を受け付けると、ステップS1910で受信した在席情報を、出席情報822に登録する。
ステップS1919において、出席管理サーバ102の完了情報送信部818は、在席情報の登録が完了したことを示す登録完了通知を、情報端末107に送信する。
ステップS1920において、情報端末107の表示制御部834は、表示入力部706に、在席情報の登録結果を表示させる。
ステップS1921において、位置情報管理サーバ101の出力制御部803は、例えば、ステップS1903で受信した出力時間を経過すると、出力装置105に音波出力の停止を指示する。
ステップS1922において、出力装置105の音波出力部861は、音波の出力を停止する。
上記の処理により、講師は、講義で使用するコンテンツを任意のタイミングで、出席者106の情報端末107に配布することができるようになる。また、例えば、コンテンツの取得を出席の条件の1つとし、任意のタイミングで、出席者106の在席確認を行うことができるようになる。