JP6965607B2 - ハンマー保持ユニット及び鍵盤装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ハンマー保持ユニット及び鍵盤装置に関する。
従来、電子鍵盤楽器の打鍵時の感触をアコースティックの鍵盤楽器に近づける目的で、鍵への押鍵操作に応じて揺動するハンマー部材を設けた鍵盤装置が知られている。
この種の鍵盤装置においては、鍵の全数に対応する多数のハンマー部材が用いられるため、このハンマー部材を1つずつ個別に組み付けていたのでは、組立時の作業効率が悪いという問題があった。
そこで、ハンマー組み付け時の作業効率を改善するために、複数のハンマー部材をいくつかのブロックに分割してシャーシへの組み付け前に予め組み立てておき、その後にこのブロックをシャーシに組み付ける手法が提案されている。
例えば、特許文献1では、複数のハンマー部材がまとめて保持部材(ハンマーサポート)に揺動可能に保持されて、この状態の保持部材が鍵盤装置のシャーシに固定される構成が開示されている。
特許第5864188号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、保持部材がハンマー部材を単純に揺動可能に保持しただけであるため、この状態の保持部材をシャーシに組み付ける際には、ハンマー部材が自由に揺動して暴れてしまい、組立が困難となってしまう。
本発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、ハンマー部材の組立時の作業性を向上させることができるハンマー保持ユニット及びこれを備える鍵盤装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明に係るハンマー保持ユニットは、鍵盤楽器における複数の鍵それぞれの動きに応じて前記複数の鍵それぞれに荷重を付与するための複数のハンマー部材と、前記複数のハンマー部材が第1の位置に仮固定された第1保持状態と、前記複数のハンマー部材の前記仮固定が解除された第2保持状態と、を取り得るように前記ハンマー部材を保持可能な保持部材と、を備え、前記複数のハンマー部材及び前記保持部材は、前記複数のハンマー部材が前記第1の位置のときに互いに係止する係止部として、いずれか一方に突起部、他方に突起受け部を有し、前記係止部は、前記複数のハンマー部材の揺動に伴って前記突起部及び前記突起受け部のうちいずれか一方が弾性変形して他方を乗り越えることにより、前記突起部と前記突起受け部とが係脱可能に構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、ハンマー部材の組立時の作業性を向上させることができるハンマー保持ユニット及びこれを備える鍵盤装置を提供することができる。
第1の実施形態における電子鍵盤楽器の側断面図である。 第1の実施形態におけるハンマー保持ユニットの斜視図であって、(a)は全ハンマー部材が初期状態のもの、(b)は数個のハンマー部材が揺動した状態のものである。 第1の実施形態におけるハンマー保持ユニットの側面図である。 第1の実施形態におけるハンマー保持ユニットの仮固定構造を説明するための図である。 ハンマー保持ユニットを鍵盤装置に組み付ける組立手順を説明するための図である。 第2の実施形態におけるハンマー保持ユニットの仮固定構造を説明するための図である。 第3の実施形態におけるハンマー保持ユニットの仮固定構造を説明するための図である。 第4の実施形態におけるハンマー保持ユニットの仮固定構造を説明するための図である。
[第1の実施形態]
以下、図1〜図5を参照して、本発明に係るハンマー保持ユニット及びこれを備える鍵盤装置の第1の実施形態について説明する。
なお、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1は、本実施形態におけるハンマー保持ユニット3を備える電子鍵盤楽器100の側断面図であり、図2は、ハンマー保持ユニット3の斜視図であって、(a)は全てのハンマー部材が初期状態のものであり、(b)はいくつかのハンマー部材が揺動した状態のものである。また、図3は、ハンマー保持ユニット3の側面図である。
図1に示すように、本実施形態における電子鍵盤楽器100は、楽器ケース101と、楽器ケース101内に収容された鍵盤装置1とを備えている。
鍵盤装置1は、電子鍵盤楽器100の左右方向(図1の紙面垂直方向)に並列に配列された複数の鍵2を備えている。
複数の鍵2は、白鍵2a及び黒鍵2bを有しており、それぞれ電子鍵盤楽器100の前後方向に延在するように配置されている。各鍵2は、後端部の回動軸21を中心に回動可能に構成されている。
また、鍵盤装置1は、左右方向に配列された複数のハンマー保持ユニット3を備えている。
各ハンマー保持ユニット3は、図2(a),(b)に示すように、複数の鍵2に対応して設けられ、これら複数の鍵2それぞれにアクション荷重を付与する複数のハンマー部材4と、これら複数のハンマー部材4を保持するハンマー保持部材5とを備えている。
このハンマー保持ユニット3は、いくつか(例えば8〜10個)のハンマー部材4をブロック毎にまとめて個別に保持するものであり、当該ハンマー保持ユニット3が複数並べられることにより、全数(例えば88個)の鍵2に対応するハンマー部材4が配列されるようになっている。
このうち、ハンマー部材4は、前後方向に長尺な形状に形成されており、軸支持部41と、鍵連結部42と、錘部43と、ハンマーアーム44とを有している。
軸支持部41は、ハンマー部材4のうち前端よりもやや後側に設けられ、ハンマー保持部材5に保持される部分である。この軸支持部41の左右両側面には回動軸41aが左右方向に突設されている。そして、この回動軸41aが後述するハンマー保持部材5の回動孔53に回動可能に嵌合されることにより、ハンマー部材4が回動軸41aを中心に上下方向に(つまり左右方向に垂直な面内で)回動するようになっている。
鍵連結部42は、軸支持部41から前方に突出した部分の先端(前端)に設けられている。この鍵連結部42は、当該ハンマー部材4に対応する鍵2の前端側に連結されており、この鍵2への押鍵操作に伴って下方に押し下げられるようになっている。
錘部43は、ハンマー部材4の後端部に設けられ、予め定められた重量を有している。
ハンマーアーム44は、軸支持部41と錘部43との間を連結する腕部である。このハンマーアーム44は、鍵2が押鍵操作されていない初期状態において、軸支持部41から後下がりに傾斜した後に屈曲して真っ直ぐ後方へ延在した形状に形成されている。
このような構成により、ハンマー部材4は、対応する鍵2への押鍵操作が行われると、当該鍵2に連結された鍵連結部42が押し下げられ、軸支持部41の回動軸41aを中心に錘部43が上昇する方向に回動する。また、押鍵操作が止んで離鍵されると、ハンマー部材4は、錘部43の自重によって当該錘部43が下降する方向に回動し、鍵2が押鍵操作されていない初期状態に復帰する。
一方、ハンマー保持部材5は、略平板状のベース板51上に、複数のハンマー部材4に対応して設けられた複数の嵌合部52を有している。
この嵌合部52は、左右方向に並設された2つの側板を有し、これら2つの側板の間にハンマー部材4が嵌合されるように構成されている。嵌合部52の左右両側板にはそれぞれ回動孔53が形成されており、この回動孔53にハンマー部材4の回動軸41aが嵌合されることにより、ハンマー部材4が回動軸41aを中心に回動可能に支持されるようになっている。複数の嵌合部52における回動孔53は互いの中心軸を一致させており、これにより、ハンマー保持部材5は、複数のハンマー部材4を共通の回転軸回りに個別に回動可能なように保持している。
また、嵌合部52は左右方向に規定の間隔で並設されており、これにより、ハンマー保持部材5は、複数のハンマー部材4を左右方向に規定の間隔で保持するように構成されている。
このハンマー保持ユニット3は、鍵盤装置1(電子鍵盤楽器100)内に組み込まれた状態においては、図3に示すように、鍵2が押鍵操作されておらず錘部43が下限位置に位置した初期状態Plと、鍵2が押鍵操作されて錘部43が上限位置に位置した押鍵状態Puとの間で、各ハンマー部材4を上下に揺動(回動)させるように構成されている。
より詳しくは、ハンマー部材4は、鍵盤装置1のシャーシ6に設けられた上限ストッパ61及び下限ストッパ62により、鍵盤装置1内での揺動範囲が規制される(図1参照)。つまり、ハンマー部材4は、錘部43が下限ストッパ62に上方から当接することにより下限位置が初期状態Plのものに規制され、錘部43が上限ストッパ61に下方から当接することにより上限位置が押鍵状態Puのものに規制されるようになっている。
また、ハンマー保持ユニット3は、鍵盤装置1(電子鍵盤楽器100)内に組み込まれていない単体の状態では、各ハンマー部材4を、初期状態Plから押鍵状態Puまでの通常使用時の揺動範囲から外れた仮固定状態Pfに保持できるように構成されている。この仮固定状態Pfは、錘部43を初期状態Plからさらに下降させた状態である。
ここで、ハンマー部材4を仮固定状態Pfに保持するハンマー保持ユニット3の仮固定構造について説明する。
図4は、ハンマー保持ユニット3の仮固定構造を説明するための図である。
図4(a)に示すように、ハンマー部材4は、ハンマーアーム44のうち、後下がりに傾斜した前半部分の中程の位置における下端部に、左右両方向に突出した突起部45を有している(図3参照)。この突起部45の左右両端面は、略半球状に丸みを帯びた形状に形成されている。
一方、ハンマー保持部材5は、図4(b)に示すように、ベース板51の後端部のうち、嵌合部52以外の部分(つまり嵌合部52よりも左右両側の部分)が後方に延出されてなる延出部55を有している。この延出部55は、左右方向における嵌合部52の内側を向いた内側面の後端に、当該嵌合部52の内側向きに突出した係止部55aを有している。係止部55aは、ハンマー部材4を回動軸41a回りに回動させたときに、ハンマーアーム44の突起部45と当接するように設けられるとともに、当該突起部45が乗り越えやすいように前後両側がR面取りされている。
ハンマー保持部材5に設けられた2つの係止部55aと、ハンマー部材4に設けられた2つの突起部45の互いに当接する部分の夫々の間隔は、次のような関係となるように設定されている。つまり、係止部55aが弾性変形していない状態での2つの係止部55aの当接部分の間隔は、2つの突起部45の当接部分の間隔よりも狭く設定されており、係止部55aが弾性変形することにより2つの係止部55aの当接部分の間隔が、2つの突起部45の当接部分の間隔よりも広くなるように設定されている。
このような構成により、ハンマー保持ユニット3では、錘部43を初期状態Plから下降させるようにハンマー部材4を回動させたときに、ハンマーアーム44の突起部45とハンマー保持部材5の係止部55aとが当接する。そして、この状態からさらにハンマー部材4を同方向に回動させると、図4(c)に示すように、ハンマーアーム44の突起部45がハンマー保持部材5の係止部55aを弾性変形させつつ乗り越えて当該係止部55aに係止され、ハンマー部材4が揺動を規制された仮固定状態Pfとなる。
また、この仮固定状態Pfから錘部43を上昇させる方向にハンマー部材4を回動させると、この方向にハンマーアーム44の突起部45がハンマー保持部材5の係止部55aを弾性変形させつつ乗り越えて当該係止部55aによる係止が解除される。これにより、ハンマー部材4は仮固定が解除され、仮固定状態Pfから揺動可能な状態に復帰する。
つまり、ハンマー保持ユニット3では、各ハンマー部材4が仮固定された仮固定状態Pfと、この仮固定が解除された状態とを取り得るように、ハンマー保持部材5が複数のハンマー部材4を保持している。また、ハンマー保持部材5は、ハンマー部材4を仮固定状態Pfとその解除状態とに相互に遷移させることが可能となっている。
なお、突起部45及び係止部55a(延出部55)の係脱にあたり、弾性変形するのはハンマー保持部材5側の係止部55aでなくともよく、突起部45及び係止部55aのうち少なくともいずれか一方が弾性変形するように構成されていればよい。
また、ハンマー保持部材5は、ハンマー部材4が仮固定状態Pfにあるときに、ハンマー部材4を任意の向きで保持した場合であっても、このハンマー部材4の自重によって仮固定状態Pfが解除されることのない強さでハンマー部材4を仮固定している。つまり、ハンマー部材4の突起部45とハンマー保持部材5の係止部55aとは、ハンマー部材4の回動によって係脱可能であると同時に、ハンマー部材4がいかなる向きで係止されていてもその自重によって係止状態が簡単に解除されてしまわないように、適度な強さで互いに係止している。
続いて、ハンマー保持ユニット3を鍵盤装置1(電子鍵盤楽器100)に組み込む組立手順について説明する。
図5は、この組立手順を説明するための図である。
なお、以下では、説明の簡単のために、鍵盤装置1のシャーシ6が、上限ストッパ61及び下限ストッパ62を有する上側シャーシ6U及び下側シャーシ6Lから構成されるものとし、図5においても、簡易的な形状の上側シャーシ6U及び下側シャーシ6Lを示している。
まず、図5(a)に示すように、ハンマー保持ユニット3を、各ハンマー部材4が仮固定状態Pfに保持された状態で、上限ストッパ61を有する上側シャーシ6Uに組み付ける。
このとき、各ハンマー部材4は仮固定されており、自由に揺動して暴れることがないため、容易にハンマー保持ユニット3を上側シャーシ6Uに組み付けることができる。
次に、図5(b)に示すように、下限ストッパ62を有する下側シャーシ6Lを、下側から上側シャーシ6Uに組み付ける。
このとき、下限ストッパ62が錘部43を上方に押圧することにより、各ハンマー部材4が錘部43を上昇させる方向に回動して仮固定状態Pfが解除され、ハンマー保持部材5により複数のハンマー部材4が個別に揺動可能に保持された状態となる。
そして、上側シャーシ6Uと下側シャーシ6Lを固定することにより、図5(c)に示すように、ハンマー部材4が初期状態Plと押鍵状態Puとの間で揺動可能な状態で、ハンマー保持ユニット3が鍵盤装置1のシャーシ6に組み付けられる。この状態では、ハンマー部材4は下限ストッパ62によって下限位置が規制されるため、仮固定状態Pfとなってしまうようなことはない。
以上のように、本実施形態によれば、ハンマー部材4が仮固定状態Pfとこの仮固定が解除された状態とを取り得るように、ハンマー保持部材5がハンマー部材4を保持可能となっている。そのため、ハンマー保持ユニット3をシャーシ6に組み付ける際に、ハンマー部材4が自由に揺動して暴れることがない。
したがって、ハンマー部材4をシャーシ6に組み付ける際の作業性を向上させることができる。
また、ハンマー部材4の仮固定状態Pfの位置が、当該ハンマー部材4の通常使用時における揺動範囲から外れた位置であるので、ハンマー部材4が通常使用時においてこの位置で仮固定されてしまうことがない。
また、ハンマー部材4の突起部45が、当該ハンマー部材4の回動に伴ってハンマー保持部材5の係止部55aを弾性変形させて乗り越えることにより、当該係止部55aと係脱可能に構成されているので、ハンマー部材4を回動させるだけで容易に仮固定とその解除を行うことができる。
また、ハンマー保持部材5が複数のハンマー部材4を個別に保持可能に構成されているので、複数のハンマー部材4をハンマー保持ユニット3としてまとめた状態でシャーシ6に組み付けることができ、さらに組立時の作業性を向上させることができる。
また、ハンマー保持部材5は、ハンマー部材4を仮固定状態Pfとその解除状態とに相互に遷移させることが可能となっている。すなわち、ハンマー保持ユニット3を、鍵盤装置1に組み込んだ状態から単体の状態に復帰させたときには、再びハンマー部材4を仮固定状態Pfにすることが可能となっている。これにより、鍵盤装置1(電子鍵盤楽器100)の分解時やその後の再組立時にも、ハンマー部材4を仮固定して作業性を向上させることができる。
また、ハンマー保持ユニット3は、下限ストッパ62を有する下側シャーシ6Lに組み付けたときに、ハンマー部材4が下限ストッパ62に押圧されることで仮固定状態Pfが解除される。
これにより、ハンマー部材4の仮固定状態Pfを解除するためだけの解除作業を行う必要がなく、より一層組立時の作業性を向上させることができる。
なお、ハンマー部材4の組み付けに伴ってその仮固定状態Pfを解除するものは、下限ストッパ62を有する鍵盤装置1の部品であればシャーシ6(下側シャーシ6L)でなくともよい。
さらに言えば、この仮固定状態Pfを解除するものは下限ストッパ62でなくともよく、鍵盤装置1(電子鍵盤楽器100)内の他の部品等であってもよい。
[第2の実施形態]
続いて、図6を参照して、本発明に係るハンマー保持ユニット及びこれを備える鍵盤装置の第2の実施形態について説明する。
なお、第2の実施形態は、ハンマー保持ユニットの仮固定構造が第1の実施形態と異なるものであるため、以下では、特に第1の実施形態と異なる点について説明する。
図6は、本実施形態におけるハンマー保持ユニット3の仮固定構造を説明するための図である。
図6(a)〜(c)に示すように、本実施形態におけるハンマー保持ユニット3では、ハンマー部材4が、第1の実施形態における突起部45に代えてリブ46を有しており、ハンマー保持部材5が、第1の実施形態における延出部55に代えて延出部56を有している。
このうち、ハンマー部材4のリブ46は、ハンマーアーム44の一方の側面のうち、軸支持部41近くの基端部に、仮固定状態Pfにおいて急峻な後上がりに傾斜するように立設されている。
一方、ハンマー保持部材5の延出部56は、ベース板51の後端部のうち、嵌合部52よりも一方の側面側の部分が後方に延出されて構成されている。この延出部56は、左右方向における嵌合部52の内側を向いた内側面の後端に、当該嵌合部52の内側向きに突出した係止部56aを有している。係止部56aは、ハンマー部材4を回動軸41a回りに回動させたときに、ハンマーアーム44のリブ46と当接するように設けられるとともに、当該リブ46が乗り越えやすいように前後両側がR面取りされている。
このような構成により、本実施形態におけるハンマー保持ユニット3は、第1の実施形態におけるものと同様に機能することができる。
すなわち、本実施形態におけるハンマー保持ユニット3では、錘部43を初期状態Plから下降させるようにハンマー部材4を回動させたときに、ハンマーアーム44のリブ46とハンマー保持部材5の係止部56aとが当接する。そして、この状態からさらにハンマー部材4を同方向に回動させると、ハンマーアーム44のリブ46がハンマー保持部材5の係止部56aを乗り越えて当該係止部56aに係止され、ハンマー部材4が揺動を規制された仮固定状態Pfとなる。
また、この仮固定状態Pfから錘部43を上昇させる方向にハンマー部材4を回動させると、この方向にハンマーアーム44のリブ46がハンマー保持部材5の係止部56aを乗り越えて当該係止部56aによる係止が解除され、仮固定状態Pfから揺動可能な状態に復帰する。
したがって、以上の第2の実施形態によれば、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
[第3の実施形態]
続いて、図7を参照して、本発明に係るハンマー保持ユニット及びこれを備える鍵盤装置の第3の実施形態について説明する。
なお、第3の実施形態は、ハンマー保持ユニットの仮固定構造が第1の実施形態と異なるものであるため、以下では、特に第1の実施形態と異なる点について説明する。
図7は、本実施形態におけるハンマー保持ユニット3の仮固定構造を説明するための図である。
図7(a)に示すように、本実施形態におけるハンマー保持ユニット3では、ハンマー部材4が、第1の実施形態における突起部45に代えて突設部47を有しており、ハンマー保持部材5が、第1の実施形態における延出部55に代えて係止リブ57を有している。
このうち、ハンマー部材4の突設部47は、図7(b)に示すように、ハンマーアーム44のうち、軸支持部41近くの基端部の下部に形成された略L字状の切欠き44a内から、仮固定状態Pfにおいて前下がりに傾斜するように突設されている。この突設部47の一方の側面の先端(下端)には、緩やかに膨出させた円形の膨出部47aが設けられている。
一方、ハンマー保持部材5の係止リブ57は、図7(c)に示すように、ベース板51の下面の後端部に、やや後方に突出させつつ立設されている。この係止リブ57は、ハンマー部材4を回動軸41a回りに回動させたときに、ハンマーアーム44の突設部47と左右方向に隣接する位置に設けられている。また、係止リブ57は、ハンマーアーム44の膨出部47aの形状に対応した円形状の係止孔57aを有している。この係止孔57aは、図7(d)に示すように、ハンマー部材4を回動軸41a回りに回動させたときに、ハンマーアーム44の膨出部47aが嵌まるように設けられている。
このような構成により、本実施形態におけるハンマー保持ユニット3は、第1の実施形態におけるものと同様に機能することができる。
すなわち、本実施形態におけるハンマー保持ユニット3では、錘部43を初期状態Plから下降させるようにハンマー部材4を回動させたときに、ハンマーアーム44の膨出部47aとハンマー保持部材5の係止リブ57の後端面とが当接する。そして、この状態からさらにハンマー部材4を同方向に回動させると、ハンマーアーム44の膨出部47aがハンマー保持部材5の係止孔57aに嵌まって係止され、ハンマー部材4が揺動を規制された仮固定状態Pfとなる。
また、この仮固定状態Pfから錘部43を上昇させる方向にハンマー部材4を回動させると、この方向にハンマーアーム44の膨出部47aがハンマー保持部材5の係止孔57aから外れて当該係止孔57aによる係止が解除され、仮固定状態Pfから揺動可能な状態に復帰する。
したがって、以上の第3の実施形態によれば、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
[第4の実施形態]
続いて、図8を参照して、本発明に係るハンマー保持ユニット及びこれを備える鍵盤装置の第4の実施形態について説明する。
なお、第4の実施形態は、ハンマー保持ユニットの仮固定構造が第1の実施形態と異なるものであるため、以下では、特に第1の実施形態と異なる点について説明する。
図8は、本実施形態におけるハンマー保持ユニット3の仮固定構造を説明するための図である。
図8(a)に示すように、本実施形態におけるハンマー保持ユニット3では、ハンマー部材4が、第1の実施形態における突起部45に代えて舌部48を有しており、ハンマー保持部材5が、第1の実施形態における延出部55に代えて係止板58を有している。
このうち、ハンマー部材4の舌部48は、図8(b)に示すように、ハンマーアーム44のうち、軸支持部41近くの基端部の下部に形成された略L字状の切欠き44b内から、仮固定状態Pfにおいて前方へ立設されている。この舌部48は、切欠き44bのうち、仮固定状態Pfにおける上辺よりもやや下側に設けられており、当該舌部48と切欠き44bの上辺との間に凹部49を画成している。
一方、ハンマー保持部材5の係止板58は、図8(c)に示すように、ベース板51の後端部を後方へ延出させるように、当該ベース板51の後端面から後方へ突設されている。この係止板58は、ハンマー部材4を回動軸41a回りに回動させたときに、ハンマーアーム44の舌部48と互いの先端で当接するように設けられている。
このような構成により、本実施形態におけるハンマー保持ユニット3は、第1の実施形態におけるものと同様に機能することができる。
すなわち、本実施形態におけるハンマー保持ユニット3では、錘部43を初期状態Plから下降させるようにハンマー部材4を回動させたときに、ハンマーアーム44の舌部48とハンマー保持部材5の係止板58との互いの先端が当接する。そして、この状態からさらにハンマー部材4を同方向に回動させると、ハンマーアーム44の舌部48がハンマー保持部材5の係止板58を乗り越えて凹部49内に係止され、ハンマー部材4が揺動を規制された仮固定状態Pfとなる。
また、この仮固定状態Pfから錘部43を上昇させる方向にハンマー部材4を回動させると、この方向にハンマーアーム44の舌部48がハンマー保持部材5の係止板58を乗り越えて当該係止板58による係止が解除され、仮固定状態Pfから揺動可能な状態に復帰する。
したがって、以上の第4の実施形態によれば、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、ハンマー保持ユニットの仮固定構造は、上述した第1〜第4の実施形態のものに限定されず、ハンマー部材4の回動に伴って当該ハンマー部材4とハンマー保持部材5の互いの係止部が係脱可能に構成されていればよい。
また、ハンマー保持部材5は、ハンマー部材4が仮固定から解除された状態にあるときに、少なくともハンマー部材4を仮固定する位置を含まない2つの位置(上記実施形態における初期状態Plの位置と押鍵状態Puの位置)の範囲内で、当該ハンマー部材4を揺動可能に保持するように構成されていればよい。さらに言えば、ハンマー保持部材5がハンマー部材4を仮固定する位置は、ハンマー部材4の通常使用時の揺動範囲から外れた位置でなくともよい。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
鍵盤装置の鍵の動きに応じて前記鍵に荷重を付与するためのハンマー部材と、
前記ハンマー部材が第1の位置に仮固定された第1保持状態と、前記ハンマー部材の前記仮固定が解除された第2保持状態と、を取り得るように前記ハンマー部材を保持可能な保持部材と、
を備えるハンマー保持ユニット。
<請求項2>
前記保持部材は、複数の前記ハンマー部材を規定の間隔で保持することを特徴とする請求項1に記載のハンマー保持ユニット。
<請求項3>
前記ハンマー部材が前記第2保持状態にあるときに、前記保持部材は、複数の前記ハンマー部材を個別に揺動可能に保持することを特徴とする請求項2に記載のハンマー保持ユニット。
<請求項4>
前記ハンマー部材が前記第2保持状態にあるときに、前記保持部材は、少なくとも前記第1の位置を含まない第2の位置から第3の位置までの範囲内で前記ハンマー部材を揺動可能に保持することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のハンマー保持ユニット。
<請求項5>
前記保持部材は、前記ハンマー部材を前記第1保持状態と前記第2保持状態とに相互に遷移させることが可能であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のハンマー保持ユニット。
<請求項6>
前記第1の位置は、前記ハンマー保持ユニットを前記鍵盤楽器に組み込んだ状態での通常使用時における前記ハンマー部材の揺動範囲から外れた位置であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のハンマー保持ユニット。
<請求項7>
前記ハンマー部材及び前記保持部材は、前記ハンマー部材が前記第1の位置のときに互いに係止する係止部を有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のハンマー保持ユニット。
<請求項8>
前記ハンマー部材及び前記保持部材は、前記係止部として、いずれか一方に突起部、他方に突起受け部を有し、
前記係止部は、前記ハンマー部材の揺動に伴って前記突起部及び前記突起受け部のうちいずれか一方が弾性変形して他方を乗り越えることにより、前記突起部と前記突起受け部とが係脱可能に構成されていることを特徴とする請求項7に記載のハンマー保持ユニット。
<請求項9>
前記保持部材が複数の前記ハンマー部材を共通の回転軸により個別に回動可能に保持するように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のハンマー保持ユニット。
<請求項10>
前記保持部材は、前記ハンマー部材が前記第1保持状態にあるときに、前記ハンマー部材を任意の向きで保持した場合であっても、前記ハンマー部材の自重によって前記第1保持状態が解除されることのない強さで前記ハンマー部材を仮固定していることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のハンマー保持ユニット。
<請求項11>
請求項1から請求項10のいずれか一項に記載のハンマー保持ユニットと、
前記ハンマー部材に対応する鍵と、
前記ハンマー保持ユニットが組み込まれた状態で前記ハンマー部材の揺動範囲を規制する規制部材を有する筐体部材と、
を備え、
前記第1の位置は、前記規制された揺動範囲の外に位置することを特徴とする鍵盤装置。
<請求項12>
前記ハンマー保持ユニットは、前記筐体部材に組み付けたときに、前記ハンマー部材が前記規制部材に押圧されることで前記第1の位置に固定された状態が解除されるように構成されていることを特徴とする請求項11に記載の鍵盤装置。
1 鍵盤装置
2 鍵
3 ハンマー保持ユニット
4 ハンマー部材
5 ハンマー保持部材
6 シャーシ
41a 回動軸
43 錘部
44 ハンマーアーム
45 突起部
46 リブ
47 突設部
47a 膨出部
48 舌部
49 凹部
55 延出部
55a 係止部
56 延出部
56a 係止部
57 係止リブ
57a 係止孔
58 係止板
61 上限ストッパ
62 下限ストッパ
Pf 仮固定状態
Pl 初期状態
Pu 押鍵状態

Claims (11)

  1. 鍵盤楽器における複数の鍵それぞれの動きに応じて前記複数の鍵それぞれに荷重を付与するための複数のハンマー部材と、
    前記複数のハンマー部材が第1の位置に仮固定された第1保持状態と、前記複数のハンマー部材の前記仮固定が解除された第2保持状態と、を取り得るように前記ハンマー部材を保持可能な保持部材と、
    を備え、
    前記複数のハンマー部材及び前記保持部材は、前記複数のハンマー部材が前記第1の位置のときに互いに係止する係止部として、いずれか一方に突起部、他方に突起受け部を有し、
    前記係止部は、前記複数のハンマー部材の揺動に伴って前記突起部及び前記突起受け部のうちいずれか一方が弾性変形して他方を乗り越えることにより、前記突起部と前記突起受け部とが係脱可能に構成されている、
    ハンマー保持ユニット。
  2. 鍵盤楽器における複数の鍵それぞれの動きに応じて前記複数の鍵それぞれに荷重を付与するための複数のハンマー部材と、
    前記複数のハンマー部材が第1の位置に仮固定された第1保持状態と、前記複数のハンマー部材の前記仮固定が解除された第2保持状態と、を取り得るように前記ハンマー部材を保持可能な保持部材と、
    を備え、
    前記複数のハンマー部材が前記第2保持状態にあるときに、前記保持部材は、少なくとも前記第1の位置を含まない第2の位置から第3の位置までの範囲内で前記複数のハンマー部材を揺動可能に保持する、
    ハンマー保持ユニット。
  3. 鍵盤楽器における複数の鍵それぞれの動きに応じて前記複数の鍵それぞれに荷重を付与するための複数のハンマー部材と、
    前記複数のハンマー部材が第1の位置に仮固定された第1保持状態と、前記複数のハンマー部材の前記仮固定が解除された第2保持状態と、を取り得るように前記ハンマー部材を保持可能な保持部材と、
    を備え、
    前記第1の位置は、前記ハンマー保持ユニットを前記鍵盤楽器に組み込んだ状態での通常使用時における前記ハンマー部材の揺動範囲から外れた位置である、
    ハンマー保持ユニット。
  4. 鍵盤楽器における複数の鍵それぞれの動きに応じて前記複数の鍵それぞれに荷重を付与するための複数のハンマー部材と、
    前記複数のハンマー部材が第1の位置に仮固定された第1保持状態と、前記複数のハンマー部材の前記仮固定が解除された第2保持状態と、を取り得るように前記ハンマー部材を保持可能な保持部材と、
    を備え、
    前記保持部材は、前記ハンマー部材が前記第1保持状態にあるときに、前記ハンマー部材を任意の向きで保持した場合であっても、前記ハンマー部材の自重によって前記第1保持状態が解除されることのない強さで前記ハンマー部材を仮固定している、
    ハンマー保持ユニット。
  5. 前記保持部材は、前記複数のハンマー部材を規定の間隔で保持する、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のハンマー保持ユニット。
  6. 前記複数のハンマー部材が前記第2保持状態にあるときに、前記保持部材は、前記複数のハンマー部材をそれぞれ個別に揺動可能に保持する、請求項5に記載のハンマー保持ユニット。
  7. 前記保持部材は、前記複数のハンマー部材を前記第1保持状態と前記第2保持状態とに相互に遷移させることが可能である、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のハンマー保持ユニット。
  8. 前記保持部材は、前記複数のハンマー部材が個別に揺動可能な軸を有する、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のハンマー保持ユニット。
  9. 複数の鍵と、
    前記複数の鍵それぞれの動きに応じて前記複数の鍵それぞれに荷重を付与する複数のハンマー部材と、前記複数のハンマー部材をそれぞれ揺動可能に保持する保持部材と、を含むハンマー保持ユニットと、
    前記複数のハンマー部材の揺動範囲を規制する規制部材を有する筐体部材と、
    を含み、
    前記ハンマー保持ユニットが前記筺体部材に組み込まれていない状態では、前記保持部材は、前記揺動範囲の範囲外の第1の位置で前記複数のハンマー部材が仮固定されており、
    前記ハンマー保持ユニットが前記筺体部材に組み込まれている状態では、前記保持部材は、前記仮固定が解除された状態で、前記揺動範囲の範囲内で前記複数のハンマー部材をそれぞれ揺動可能に保持している、
    鍵盤装置。
  10. 前記規制部材は、前記複数のハンマー部材のそれぞれが対応する鍵の押鍵操作に応じて制限範囲を超えて揺動するのを規制する上限ストッパ及び下限ストッパを含み、
    前記制限範囲は、前記仮固定が解除された状態で前記ハンマー部材が揺動可能な範囲よりも狭い、請求項9に記載の鍵盤装置。
  11. 前記ハンマー保持ユニットは、前記筐体部材に組み込まれたときに、前記複数のハンマー部材が前記規制部材にそれぞれ押圧されることで、前記第1の位置に固定された状態が解除される、請求項9または請求項10に記載の鍵盤装置。
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