JP6965073B2 - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、磁気共鳴イメージング装置に関する。
磁気共鳴イメージング(Magnetic Resonance Imaging:以下、MRIと呼ぶ)において撮像に使用されるRF(Radio Frequency)パルスに関する入力信号は、被検体内で発生するSAR(Specific Absorption Rate:比吸収率)が基準値以下となるように設定される。SARは、被検体の生体組織に吸収されるRFパルスのエネルギーの指標であって、被検体の安全に係わる指標である。しかしながら、RFパルスに関する入力信号の設定毎に、被検体の全身に亘ってSARを計算する場合、SARの計算に時間がかかることがある。
SARの計算時間を短縮するために、例えば、複数のRFコイルによって被検体内の各点において生じる電界ベクトルを合成した合成電界ベクトルの相似度に応じて合成電界ベクトルを複数のクラスタに分類し、複数のクラスタ各々の代表点においてSARを計算する手法がある。局所的に最大となるSAR(以下、最大局所SARと呼ぶ)の発生場所は、人体形状に依存することが知られているが、上記手法では人体形状を考慮していない。このため、上記手法で推定された最大局所SARは、実際の最大局所SARに比べて過小評価される可能性がある。
米国特許出願公開第2013/063143号明細書
目的は、SARを過小評価することなく、かつ短時間で推定することにある。
本実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置によれば、人体モデル選択部と、SAR(Specific Absorption Rate)推定部と、撮像制御部とを有する。人体モデル選択部は、被検体の体型に応じた人体モデルを、複数の人体モデルから選択する。SAR推定部は、前記被検体に対して予定されている磁気共鳴撮像に関する撮像プロトコルにおけるRFパルスの振幅と位相とのうち少なくとも一方と、前記選択された人体モデルとに基づいて、前記人体モデルを用いて決定された複数の評価点における複数の局所SARを推定する。撮像制御部は、前記推定された局所SARに対応する前記RFパルスの振幅と位相とを用いて、前記撮像プロトコルを実行する。
図1は、本実施形態における磁気共鳴イメージング装置の構成を示す図である。 図2は、本実施形態における評価点決定処理における処理手順の一例を示す図である。 図3は、本実施形態における評価点決定機能を実現する処理回路により実行される処理の手順の一例を示す図である。 図4は、本実施形態における評価点決定処理において、繰り返し総数に対する評価点の総数の変化の一例を示す図である。 図5は、本実施形態における異なる過大評価係数において、本実施形態における評価点決定処理による評価点の総数と、従来の評価点の総数との比較の一例を示す図である。 図6は、本実施形態における人体モデル選択処理およびSAR推定処理における処理手順の一例を示す図である。 図7は、本実施形態における評価点決定処理により決定された複数の評価点に対応する最大局所SARに対するSAR推定処理により推定された局所SAR推定値の分布の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置(以下、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置と呼ぶ)を説明する。以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
図1を用いて、本実施形態におけるMRI装置100の全体構成について説明する。図1は、本実施形態におけるMRI装置100の構成を示す図である。図1に示すように、MRI装置100は、静磁場磁石101と、傾斜磁場コイル103と、傾斜磁場電源105と、寝台107と、寝台制御回路109と、送信回路(送信部)113と、送信コイル115と、受信コイル117と、受信回路(受信部)119と、撮像制御回路(撮像制御部)121と、バス123と、インタフェース(入力部)125と、ディスプレイ(表示部)127と、記憶装置(記憶部)129と、処理回路(処理部)131とを備える。なお、MRI装置100は、静磁場磁石101と傾斜磁場コイル103との間において中空の円筒形状のシムコイルを有していてもよい。
静磁場磁石101は、中空の略円筒形状に形成された磁石である。なお、静磁場磁石101は、略円筒形状に限らず、開放型の形状で構成されてもよい。静磁場磁石101は、内部の空間に一様な静磁場を発生する。静磁場磁石101としては、例えば、超伝導磁石等が使用される。
傾斜磁場コイル103は、中空の円筒形状に形成されたコイルである。傾斜磁場コイル103は、静磁場磁石101の内側に配置される。傾斜磁場コイル103は、互いに直交するX、Y、Zの各軸に対応する3つのコイルが組み合わされて形成される。Z軸方向は、静磁場の方向と同方向であるとする。また、Y軸方向は、鉛直方向とし、X軸方向は、Z軸及びY軸に垂直な方向とする。傾斜磁場コイル103における3つのコイルは、傾斜磁場電源105から個別に電流供給を受けて、X、Y、Zの各軸に沿って磁場強度が変化する傾斜磁場を発生させる。
ここで、傾斜磁場コイル103によって発生するX、Y、Z各軸の傾斜磁場は、例えば、スライス選択用傾斜磁場、位相エンコード用傾斜磁場および周波数エンコード用傾斜磁場(リードアウト傾斜磁場ともいう)にそれぞれ対応している。スライス選択用傾斜磁場は、任意に撮像断面を決めるために利用される。位相エンコード用傾斜磁場は、空間的位置に応じて磁気共鳴(Magnetic Resonance:以下、MRと呼ぶ)信号の位相を変化させるために利用される。周波数エンコード用傾斜磁場は、空間的位置に応じてMR信号の周波数を変化させるために利用される。
傾斜磁場電源105は、撮像制御回路121の制御により、傾斜磁場コイル103に電流を供給する電源装置である。
寝台107は、被検体Pが載置される天板1071を備えた装置である。寝台107は、寝台制御回路109による制御のもと、被検体Pが載置された天板1071を、ボア111内へ挿入する。寝台107は、例えば、長手方向が静磁場磁石101の中心軸と平行になるように、本MRI装置100が設置された検査室内に設置される。
寝台制御回路109は、寝台107を制御する回路である。寝台制御回路109は、インタフェース125を介した操作者の指示により寝台107を駆動することで、天板1071を長手方向および上下方向へ移動させる。
送信回路113は、撮像制御回路121の制御により、ラーモア周波数で変調された高周波パルス(RF(Radio Frequency)パルス)を送信コイル115に供給する。
送信コイル115は、傾斜磁場コイル103の内側に配置されたRFコイルである。送信コイル115は、送信回路113からRFパルスの供給を受けて、高周波磁場に相当する送信RF波を発生する。送信コイル115は、例えば、複数のコイルエレメントを有する全身用コイル(whole body coil:WBコイル)である。WBコイルは、送受信コイルとして使用されてもよい。また、送信コイル115は、1つのコイルにより形成されるWBコイルであってもよい。
受信コイル117は、傾斜磁場コイル103の内側に配置されたRFコイルである。受信コイル117は、高周波磁場によって被検体Pから放射されるMR信号を受信する。受信コイル117は、受信されたMR信号を受信回路119へ出力する。受信コイル117は、例えば、1以上、典型的には複数のコイルエレメントを有するコイルアレイである。なお、図1において送信コイル115と受信コイル117とは別個のRFコイルとして記載されているが、送信コイル115と受信コイル117とは、一体化された送受信コイルとして実施されてもよい。送受信コイルは、被検体Pの撮像対象に対応し、例えば、頭部コイルのような局所的な送受信RFコイルである。
受信回路119は、撮像制御回路121の制御により、受信コイル117から出力されたMR信号に基づいて、デジタルのMR信号(以下、MRデータと呼ぶ)を生成する。具体的には、受信回路119は、受信コイル117から出力されたMR信号に対して各種信号処理を施した後、各種信号処理が施されたデータに対してアナログ/デジタル(A/D(Analog to Digital))変換を実行する。受信回路は119は、A/D変換されたデータに対して標本化(サンプリング)を実行する。これにより、受信回路119は、MRデータを生成する。受信回路119は、生成されたMRデータを、撮像制御回路121に出力する。
撮像制御回路121は、処理回路131から出力された撮像プロトコルに従って、傾斜磁場電源105、送信回路113及び受信回路119等を制御し、被検体Pに対する撮像を行う。撮像プロトコルは、検査に応じた各種パルスシーケンスを有する。撮像プロトコルには、傾斜磁場電源105により傾斜磁場コイル103に供給される電流の大きさ、傾斜磁場電源105により電流が傾斜磁場コイル103に供給されるタイミング、送信回路113により送信コイル115に供給されるRFパルスの大きさや時間幅、送信回路113により送信コイル115にRFパルスが供給されるタイミング、受信コイル117によりMR信号が受信されるタイミング等が定義されている。撮像制御回路121は、送信コイル115における複数のコイルエレメントまたは一つのコイルから送信された送信RF波により形成される送信RF磁場分布(Bマップともいう)を取得する。撮像制御回路121は、取得したBマップを記憶装置129に記憶させる。
バス123は、インタフェース125と、ディスプレイ127と、記憶装置129と、処理回路131との間でデータを伝送させる伝送路である。バス123には、ネットワーク等を介して、各種生体信号計測器、外部記憶装置、各種モダリティなどが適宜接続されてもよい。
インタフェース125は、操作者からの各種指示や情報入力を受け付ける回路を有する。インタフェース125は、例えば、マウス等のポインティングデバイス、あるいはキーボード等の入力デバイスに関する回路を有する。なお、インタフェース125が有する回路は、マウス、キーボードなどの物理的な操作部品に関する回路に限定されない。例えば、インタフェース125は、本MRI装置100とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、受け取った電気信号を種々の回路へ出力するような電気信号の処理回路を有していてもよい。
ディスプレイ127は、処理回路131におけるシステム制御機能1311による制御のもとで、画像生成機能1313により生成された各種MR画像、撮像および画像処理に関する各種情報などを表示する。また、ディスプレイ127は、SAR(Specific Absorption Rate:比吸収率)推定機能1319により推定されたSARを表示する。なお、ディスプレイ127は、SARが基準値を超える場合、警告を表示してもよい。ディスプレイ127は、例えば、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、LEDディスプレイ、プラズマディスプレイ、又は当技術分野で知られている他の任意のディスプレイ、モニタ等の表示デバイスである。
記憶装置129は、画像生成機能1313を介してk空間に充填されたMRデータ、画像生成機能1313により生成された画像データ、Bマップ等を記憶する。記憶装置129は、各種撮像プロトコル、撮像プロトコルを規定する複数の撮像パラメータを含む撮像条件等を記憶する。また、記憶装置129は、SARに関する複数の基準値を記憶する。基準値は、規制値または制限値とも称される。SARに関する複数の基準値とは、局所基準値および全身基準値である。局所基準値は、SAR推定機能1319により推定された局所的なSAR(以下、局所SARと呼ぶ)が安全限界を超えているか否かを判定するための値である。また、全身基準値は、SAR推定機能1319により推定された全身に亘る平均的なSAR(以下、全身平均SARと呼ぶ)が安全限界を超えているか否かを判定するための値である。
記憶装置129は、処理回路131で実行される各種機能に対応するプログラムを記憶する。記憶装置129は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスクドライブ(hard disk drive)、ソリッドステートドライブ(solid state drive)、光ディスク等である。また、記憶装置129は、CD−ROMドライブやDVDドライブ、フラッシュメモリ等の可搬性記憶媒体との間で種々の情報を読み書きする駆動装置等であってもよい。
処理回路131は、ハードウェア資源として図示していないプロセッサ、ROM(Read−Only Memory)やRAM等のメモリ等を有し、本MRI装置100を統括的に制御する。処理回路131は、システム制御機能1311、画像生成機能1313、評価点決定機能1315、人体モデル選択機能1317、SAR推定機能1319を有する。システム制御機能1311、画像生成機能1313、評価点決定機能1315、人体モデル選択機能1317、SAR推定機能1319にて行われる各種機能は、コンピュータによって実行可能なプログラムの形態で記憶装置129に記憶されている。処理回路131は、これら各種機能に対応するプログラムを記憶装置129から読み出し、実行することで各プログラムに対応する機能を実現するプロセッサである。換言すると、各プログラムを読みだした状態の処理回路131は、図1の処理回路131内に示された複数の機能等を有することになる。
なお、図1においては単一の処理回路131にてこれら各種機能が実現されるものとして説明したが、複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路131を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより機能を実現するものとしても構わない。換言すると、上述のそれぞれの機能がプログラムとして構成され、1つの処理回路が各プログラムを実行する場合であってもよいし、特定の機能が専用の独立したプログラム実行回路に実装される場合であってもよい。なお、処理回路131が有するシステム制御機能1311、画像生成機能1313、評価点決定機能1315、人体モデル選択機能1317、SAR推定機能1319は、それぞれシステム制御部、画像生成部、評価点決定部、人体モデル選択部、SAR推定部の一例である。
上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。
プロセッサは、記憶装置129に保存されたプログラムを読み出し実行することで各種機能を実現する。なお、記憶装置129にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むよう構成しても構わない。この場合、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。なお、寝台制御回路109、送信回路113、受信回路119、撮像制御回路121等も同様に、上記プロセッサなどの電子回路により構成される。
処理回路131は、システム制御機能1311により、MRI装置100を統括的に制御する。具体的には、処理回路131は、記憶装置129に記憶されているシステム制御プログラムを読み出してメモリ上に展開し、展開されたシステム制御プログラムに従って本MRI装置100の各回路を制御する。例えば、処理回路131は、システム制御機能1311により、インタフェース125を介して操作者から入力された撮像条件に基づいて、撮像プロトコルを記憶装置129から読み出す。なお、処理回路131は、撮像条件に基づいて、撮像プロトコルを生成してもよい。処理回路131は、撮像プロトコルを撮像制御回路121に送信し、被検体Pに対する撮像を制御する。
処理回路131は、画像生成機能1313により、リードアウト傾斜磁場の強度に従って、k空間のリードアウト方向に沿ってMRデータを充填する。処理回路131は、k空間に充填されたMRデータに対してフーリエ変換を行うことにより、MR画像を生成する。処理回路131は、MR画像を、ディスプレイ127や記憶装置129に出力する。
以上が本実施形態に係るMRI装置100の全体構成についての説明である。以下、本実施形態における評価点決定機能1315、人体モデル選択機能1317、およびSAR推定機能1319等について詳述する。以下の説明において、送信コイル115は、複数のコイルエレメントを有するものとして説明しているが、一つのコイルであってもよい。
記憶装置129は、局所SARおよび全身平均SARの推定に用いられる複数の人体モデルを記憶する。複数の人体モデルは、被検体Pの性別、年齢、身長、体重等の被検体情報に応じた平均的な体型、体格で区分される。複数の人体モデル各々は、数値人体モデルである。例えば、数値人体モデルは、密度分布および導電率分布などのSARの計算に寄与する各種物性値の分布および人体形状を、人体内における各種組織の解剖学的構造に従って複数のボクセルにより模擬している。記憶装置129は、複数の人体モデル各々に複数の評価点を関連付けて記憶する。評価点は、SAR推定機能1319において、複数の人体モデル各々のうち被検体Pに対応する人体モデルにおいて、局所SARが推定(計算)される位置である。評価点は、評価点決定機能1315により人体モデル各々を用いて決定される。評価点の決定については、後程の評価点決定処理において説明する。
記憶装置129は、過大評価係数uを記憶する。過大評価係数uは、評価点決定機能1315により評価点を決定するときに用いられる。また、過大評価係数uは、SAR推定機能1319により局所SARおよび全身平均SARが推定されるときに用いられる。過大評価係数uは、複数の人体モデル各々において、想定される最大の局所SARに所定の割合を乗ずることにより計算される。所定の割合は、0.1%、0.5%、1%、5%、10%などであり、デフォルトで設定され、記憶装置129に記憶される。所定の割合は、インタフェース125を介した操作者の指示により、適宜変更、設定可能である。
過大評価係数uは、例えば、以下のような手順により計算されてもよい。まず、評価点決定機能1315を実現する処理回路131により、RFコイルにおける複数のコイルエレメントにより生成される定常状態の複数の電界分布が計算される。次いで、計算された複数の電界分布における位相を揃えて加算した加算電界分布を実現するように、RFパルスにおける振幅および位相が、処理回路131により設定される。続いて、設定された振幅および位相と複数の人体モデル各々とを用いて、複数の人体モデル各々における全身の複数点に対応する複数の局所SARが計算される。最後に、複数の局所SARのうち最大となる最大局所SARに所定の割合を乗ずることで過大評価係数uが計算され、記憶装置129に記憶される。なお、過大評価係数uの設定は、上記手順の計算に限定されず、デフォルト値として、記憶装置129に記憶されてもよい。
記憶装置129は、評価点決定機能1315により実行される評価点決定処理において繰り返される計算回数の総数(以下、繰り返し総数と呼ぶ)kを記憶する。なお、繰り返し総数kは、インタフェース125を介して操作者の指示により、適宜入力、設定されてもよい。また、記憶装置129は、評価点決定処理における繰り返し計算の初回において用いられるRFパルスの初期振幅Aと初期位相φとを記憶する。初期振幅Aと初期位相φとは、過大評価係数uの計算に用いられた振幅と位相とであってもよいし、パルスシーケンスにおいてRFパルスが最大となる振幅と位相とであってもよい。また、初期振幅Aと初期位相φとは、インタフェース125を介した操作者の指示に従って入力、設定されてもよい。
記憶装置129は、評価点決定処理により抽出された評価点Pと、評価点決定処理において繰り返される計算回数(以下、繰り返し回数と呼ぶ)nとを記憶する。評価点Pの識別子m、および繰り返し回数を示すnは、自然数である。また、記憶装置129は、評価点決定機能1315およびSAR推定機能1319において、SARの推定に用いられる電磁場解析に関するプログラム(以下、電磁場解析プログラムと呼ぶ)等を記憶する。
記憶装置129は、複数の撮像プロトコル各々において、RFパルスの振幅と位相とのデフォルト値を記憶する。RFパルスの振幅と位相とは、例えば、複数のコイルエレメント各々を用いたパラレル送信(pTx)が撮像プロトコルとして実行される場合、パラレル送信におけるpTxパルスウェイトに相当する。なお、記憶装置129は、RFパルスの振幅と位相とに応じた正弦波信号を複数のコイルエレメント各々に供給することにより生成される定常状態の電界分布のうち評価点における電界分布を、評価点と対応付けて記憶してもよい。
評価点決定機能1315を実現する処理回路131は、複数の人体モデル各々に対してRFパルスの振幅と位相との組み合わせを異ならせながら局所SARの計算を繰り返すことで、繰り返し計算された複数の局所SARのうち最大となる最大局所SARに対応する位置を、複数の人体モデル各々における評価点として決定する。以下、図2、図3を用いて、評価点決定処理の手順について説明する。
(評価点決定処理)
図2および図3は、評価点決定処理における処理手順の一例を示す図である。図2および図3における処理手順は、人体モデルごとに、全ての人体モデルに亘って実行される。また、図2および図3における処理手順は、ボア111の形状が異なる複数のMRI装置ごと、例えばMRI装置の型番ごとに実行される。
(ステップSa1)
過大評価係数uと、繰り返し総数kと、RFパルスの振幅Aおよび位相φとが設定され、評価点Pにおけるmおよびnの初期値として1が適用される。具体的には、処理回路131は、評価点決定処理の実行指示に応答して、過大評価係数uと、繰り返し総数kと、RFパルスの初期振幅Aおよび初期位相φと、評価点決定処理に用いられる人体モデルとを、記憶装置129から読み出す。処理回路131は、記憶装置129から電磁場解析プログラムを読み出す。
(ステップSa2)
処理回路131は、読み出された初期振幅Aと初期位相φと人体モデルとを用いて、読み出された人体モデルの複数点にそれぞれ対応する複数の局所SARを計算する。具体的には、処理回路131は、初期振幅Aと初期位相φと人体モデルとを電磁界プログラムに入力する。このとき、処理回路131は、電磁界シミュレータとして機能する。電磁界シミュレータとして機能する処理回路131は、人体モデルの複数点にそれぞれ対応する複数の局所SARを計算する。人体モデルは人体の体型、体格を反映しているため、計算された複数の局所SARは、人体形状を反映した値となる。
なお、複数の局所SARの計算は、上記電磁界シミュレータを用いた手法に限定されない。例えば、以下のような手順により、複数の局所SARが計算されてもよい。まず、処理回路131は、初期振幅Aと初期位相φと人体モデルとを用いて、RFコイルにおける複数のコイルエレメントにより生成される定常状態の複数の電界分布を、人体モデルにおいて計算する。次いで、処理回路131は、複数の電界分布と人体モデルとを用いて、人体モデルの複数点にそれぞれ対応する複数の局所SARを計算する。この手法(以下、電界分布変化法と呼ぶ)では、RFパルスの振幅および位相の変化に比例して、定常状態の複数の電界分布を変化させることができるため、上記電磁界シミュレータを用いた手法に比べてSARの計算を高速化することができる。
(ステップSa3)
処理回路131は、計算された複数の局所SARのうち最大となる第1最大局所SARを特定する。処理回路131は、人体モデルにおいて、第1最大局所SARの位置(以下、第1最大局所位置と呼ぶ)を特定する。処理回路131は、第1最大局所位置を評価点Pとして、第1最大局所SARとともに、自身のメモリに記憶する。すなわち、評価点決定処理における繰り返し計算での最初の試行では、計算された複数の局所SARから最大局所SARを抽出し、抽出された最大局所SARの発生場所を、評価点Pとして決定する。なお、処理回路131は、複数の局所SARのうち値が大きい順に複数の第1局所SARと、複数の第1局所SARの位置とを、評価点としてさらに決定してもよい。処理回路131は、決定された評価点を自身のメモリに記憶する。
なお、処理回路131は、本ステップにおいて、第1最大局所SARに所定の割合を乗ずることで、過大評価係数uを計算してもよい。このとき、ステップSa1において過大評価係数uは読み出されず、計算された過大評価係数uは、記憶装置129に記憶されることになる。
(ステップSa4)
処理回路131は、繰り返し回数nをインクリメントする。すなわち、処理回路131は、繰り返し回数nをn+1に置換する。
(ステップSa5)
処理回路131は、RFパルスにおける振幅An−1と位相φn−1との組み合わせを異ならせた振幅Aと位相φとを設定する。すなわち、処理回路131は、n回目以降での局所SARに関する繰り返し計算において、(n−1)回目の繰り返し計算以前における振幅An−1と位相φn−1との組み合わせとは異なる振幅Aと位相φとの組わ合わせを設定する。例えば、処理回路131は、振幅An−1と位相φn−1との組み合わせと異なるように、振幅Aと位相φとの組み合わせをランダムに設定する。具体的には、振幅Aは0乃至1の範囲でランダムに設定され、位相φは、0乃至360°の範囲でランダムに設定される。なお、振幅Aと位相φとの設定はランダムに限定されず、例えば、パルスシーケンスにおけるRFパルスの大きい順に設定されてもよい。処理回路131は、設定された振幅Aおよび位相φと人体モデルとを用いて、人体モデルの複数点にそれぞれ対応する複数の局所SARを再度計算する。
複数の局所SARを再計算は、電磁界シミュレータを用いた場合、ステップSa2と同様なため説明は省略する。電界分布変化法では、処理回路131は、まず、振幅An−1と振幅Aとの差分値と、位相φn−1と位相φとの差分値とを計算する。次いで、処理回路131は、計算されたこれらの差分値に従って、(n−1)回目の繰り返し計算で用いられた電界分布を変化させる。続いて、処理回路131は、変化された電界分布と人体モデルとを用いて、複数の局所SARを再度計算する。
(ステップSa6)
処理回路131は、人体モデルにおける全身探索により、再度計算された複数の局所SARのうち最大となる第n最大局所SAR(MaxSAR)と、第n局所SARの位置(以下、第n最大局所位置と呼ぶ)とを特定する。なお、処理回路131は、再度計算された複数の局所SARのうち大きい順に複数の第n局所SARと、複数の第n局所SARの位置とを特定してもよい。
(ステップSa7)
処理回路131は、繰り返し計算において抽出および記憶された複数の評価点にそれぞれ対応する複数の最大局所SARのうちの最大値(MaxSARext)に対して過大評価係数uを加算することにより、加算値(MaxSARext+u)を計算する。例えば、処理回路131は、評価点Pにおける局所SARに過大評価係数uを加算することにより、加算値を計算する。
(ステップSa8)
処理回路131は、第n最大局所SARと加算値とを比較する。第n最大局所SARが加算値より大きければ(MaxSARext+u<MaxSAR:ステップSa8のYes)、処理回路131は、ステップSa9の処理を実行する。第n最大局所SARが加算値以下であれば(MaxSARext+u≧MaxSAR:ステップSa8のNo)、処理回路131は、ステップSa11の処理を実行する。
(ステップSa9)
処理回路131は、評価点Pの識別子mをインクリメントする。すなわち、処理回路131は、評価点Pの識別子mをm+1に置換する。
(ステップSa10)
処理回路131は、第n最大局所位置を評価点Pm+1として、第n最大局所SARとともに、自身のメモリに記憶する。なお、処理回路131は、特定された複数の第n局所SARの位置を更なる評価点として、特定された複数の第n局所SARとともに、自身のメモリに記憶してもよい。
(ステップSa11)
処理回路131は、繰り返し回数nと、繰り返し総数kとを比較する。繰り返し回数nと、繰り返し総数kとが等しくなければ(n≠k:ステップSa11のNo)、処理回路131は、ステップSa4乃至11の処理を繰り返す。繰り返し回数nと、繰り返し総数kとが等しければ(n=k:ステップSa11のYes)、処理回路131は、ステップSa12の処理を実行する。
図4は、評価点決定処理において、繰り返し総数kに対する評価点の総数の変化の一例を示す図である。図4に示すように、過大評価係数uの値が大きいほど、小さい繰り返し総数kで抽出点の総数は収束する。このため、繰り返し総数kは、過大評価係数uの大きさに応じて、処理回路131によりまたはデフォルトとして設定されてもよい。
なお、ステップSa11における処理は、評価点決定処理における繰り返し計算の判定に関する処理であるが、繰り返し計算の停止は、上記判定に限定されない。例えば、図4に示すように、処理回路131は、繰り返し計算における評価点の増加の収束状態に基づいて、繰り返し計算を停止してもよい。このとき、記憶された評価点の総数が繰り返し計算において収束したとき、処理回路131は、ステップSa12の処理を実行する。具体的には、処理回路131は、閾値として設定された所定の繰り返し回数(以下、回数閾値と呼ぶ)に亘って評価点の総数が増加しない場合、ステップSa12の処理を実行する。このとき、繰り返し総数kは不要となる一方で、回数閾値が記憶装置129に記憶される。なお、回数閾値は、過大評価係数uの大きさに応じて、処理回路131によりまたはデフォルトとして設定されてもよい。
(ステップSa12)
処理回路131は、自身のメモリに記憶された複数の評価点の位置を、人体モデルと関連付けて記憶装置129に記憶させる。上記ステップSa1乃至ステップSa12による評価点決定処理は、ネットワーク等を介して新たな人体モデルが記憶装置129に記憶されると、評価点を決定するために実行されてもよい。以上の処理手順により、処理回路131は、複数の人体モデル各々において、記憶された複数の最大局所SARに対応する複数の位置を評価点として決定し、決定された評価点を人体モデルとともに、例えばルックアップテーブル(LUT)として記憶装置129に記憶させる。
図5は、異なる過大評価係数において、本実施形態における評価点決定処理による評価点の総数と、従来の評価点の総数との比較の一例を示す図である。図5に示すように、本実施形態における評価点の総数は、従来に比べて大幅に削減される。この評価点の低減は、撮像プロトコルにおけるRFパルスの振幅と位相とを決定する際に用いられる局所SARの推定にかかる時間の削減に寄与する。
以下、決定された評価点を用いて局所SARを推定することにより、撮像プロトコルにおけるRFパルスの振幅と位相とを決定する処理について説明する。
人体モデル選択機能1317を実現する処理回路131は、被検体Pの体型に応じた人体モデルを、複数の人体モデルから選択する。具体的には、処理回路131は、被検体Pに関する被検体情報と不図示の光学カメラにより取得された被検体Pの体型画像とのうち少なくとも一つに基づいて、複数の人体モデルから、SAR推定機能1319に用いられる人体モデルを選択する。光学カメラは、例えば、本MRI装置100が設置される検査室、本MRI装置100における架台、検査室の出入り口等に設けられる。人体モデルの選択に係る処理(以下、人体モデル選択処理と呼ぶ)については、後程詳述する。
SAR推定機能1319を実現する処理回路131は、被検体Pに対して予定されている磁気共鳴撮像に関する撮像プロトコルにおけるRFパルスの振幅と位相とのうち少なくとも一方と、被検体Pの体型に応じて選択された人体モデルとに基づいて、人体モデルを用いて決定された複数の評価点における局所SARを推定する。具体的には、処理回路131は、推定された局所SARが局所基準値以下となるまで振幅と位相とのうち少なくとも一つを変化させながら、複数の評価点における複数の局所SARを繰り返し計算する。次いで、処理回路131は、局所基準値以下となる局所SARに対応する振幅と位相と人体モデルとを用いて、全身平均SARが全身基準値以下となるまで振幅と位相とのうち少なくとも一つを変化させながら、複数の評価点における複数の局所SARと全身平均SARとを繰り返し計算する。以下、図6を用いて、SAR推定機能に係る処理(以下、SAR推定処理と呼ぶ)と人体モデル選択処理とについて説明する。
(SAR推定処理および人体モデル選択処理)
図6は、人体モデル選択処理およびSAR推定処理における処理手順の一例を示す図である。
(ステップSb1)
処理回路131は、人体モデル選択機能1317により、複数の人体モデルから、被検体Pの体型に類似する人体モデルを選択する。具体的には、処理回路131は、被検体Pの体型画像における体型の画像認識結果と被検体Pに関する被検体情報とに従って、被検体Pの体型に類似する複数の人体モデルを特定する。処理回路131は、特定された人体モデルの名称を、リスト形式でディスプレイ127に表示する。なお、処理回路131は、特定された人体モデルのサムネイル画像を、ディスプレイ127に表示してもよい。インタフェース125を介した操作者の指示により人体モデルの名称または人体モデルのサムネイル画像が選択されると、処理回路131は、選択された人体モデルを、SAR推定機能1319で用いられる人体モデルとして設定する。
(ステップSb2)
処理回路131は、人体モデル選択機能1317により、選択された人体モデルに関連づけられた複数の評価点と、選択された人体モデルと、評価点における電界分布とを、記憶装置129から読み出す。ステップSb1とステップSb2の処理とは、人体モデル選択処理に対応する。
(ステップSb3)
処理回路131は、インタフェース125を介した操作者の指示により撮像プロトコルが選択されると、記憶装置129からデフォルト値としての振幅と位相とを読み出す。処理回路131は、読み出された振幅と位相とをBマップを用いて変更することにより、局所SARおよび全身平均SARの推定に用いられる振幅と位相とを設定する。
(ステップSb4)
処理回路131は、SAR推定機能1319により、設定された振幅および位相と、人体モデルと、電界分布とを用いて、複数の評価点における複数の局所SARを推定する。局所SARの推定手法は、ステップSa2における処理での計算と同様なため説明は省略する。
(ステップSb5)
処理回路131は、SAR推定機能1319により、複数の局所SARから最大の局所SARを選択する。処理回路131は、選択された局所SARに過大評価係数uを加算することにより、局所SAR推定値を計算する。
(ステップSb6)
処理回路131は、SAR推定機能1319により、記憶装置129から局所基準値を読み出す。処理回路131は、計算された局所SAR推定値と局所基準値とを比較する。局所SAR推定値が局所基準値以上であれば(ステップSb6のNo)、処理回路131は、ステップSb7の処理を実行する。局所SAR推定値が局所基準値未満であれば(ステップSb6のYes)、処理回路131は、ステップSb8の処理を実行する。
(ステップSb7)
処理回路131は、SAR推定機能1319により、RFパルスにおける振幅と位相とのうち少なくとも一方を再設定する。例えば、処理回路131は、ステップSb3において設定された振幅を減少させる。なお、処理回路131は、ステップSb3において設定された位相を変化させてもよい。また、処理回路131は、ステップSb3において設定された振幅を減少させ、かつステップSb3において設定された位相を変化させる。ステップSb7の処理の後、処理回路131は、ステップSb4乃至ステップSb6の処理を繰り返す。繰り返されるステップSb4の処理内容は、ステップSa5における処理内容に対応する。
(ステップSb8)
処理回路131は、ステップSb3において設定された振幅及び位相と、選択された人体モデルとを用いて、電磁界プログラムにより、全身平均SARを推定する。全身SARの推定手法は、ステップSa2における処理での計算に準ずるため、説明は省略する。
(ステップSb9)
処理回路131は、SAR推定機能1319により、記憶装置129から全身基準値を読み出す。処理回路131は、推定された全身平均SARと全身基準値とを比較する。全身平均SARが全身基準値以上であれば(ステップSb9のNo)、処理回路131は、ステップSb7の処理を実行する。全身平均SARが全身基準値未満であれば(ステップSb9のYes)、SAR推定処理は終了する。このとき、処理回路131は、撮像プロトコルに関するRFパルスの振幅及び位相を、ステップSb3またはステップSb7により設定された振幅および位相として決定する。
ステップSb9の後、インタフェース125を介した操作者の指示により磁気共鳴撮像の開始指示が入力されると、撮像制御回路121は、ステップSb9の処理により決定された振幅および位相を用いて、撮像プロトコルを実行する。すなわち、撮像制御回路121は、SAR推定機能1319により推定された局所SARが局所基準値以下となり、かつ推定された全身平均SARが全身基準値以下となるRFパルスの振幅と位相とを用いて、撮像プロトコルを実行する。
図7は、評価点決定処理により決定された複数の評価点に対応する最大局所SARに対するSAR推定処理により推定された局所SAR推定値の分布の一例を示す図である。図7に示すように、本実施形態によれば、撮像プロトコルにおける送信RFパルスの振幅および位相の設計、すなわちpTxパルスウェイトの設計において、局所SAR推定値を過小評価することなく、評価点が決定されている。
以上に述べた構成によれば、以下に示す効果を得ることができる。
本実施形態に係るMRI装置100によれば、被検体Pの体型に応じた人体モデルを複数の人体モデルから選択し、被検体Pに対して予定されている磁気共鳴撮像に関する撮像プロトコルにおけるRFパルスの振幅と位相とのうち少なくとも一方と、選択された人体モデルとに基づいて、人体モデルを用いて決定された複数の評価点における複数の局所SARを推定し、推定された局所SARに対応するRFパルスの振幅と位相とを用いて、撮像プロトコルを実行することができる。
具体的には、本MRI装置100によれば、被検体Pに関する被検体情報と光学カメラを用いた被検体Pの体型画像とのうち少なくとも一つに基づいて、複数の人体モデルから、SAR推定処理に用いられる人体モデルを選択し、推定された局所SARが局所基準値以下となるまで、振幅と位相とのうち少なくとも一つを変化させながら、評価点における局所SARを繰り返し計算し、局所基準値以下となる局所SARに対応する振幅と位相と人体モデルとを用いて、全身平均SARが全身基準値以下となるまで振幅と位相とのうち少なくとも一つを変化させながら、評価点における局所SARと全身平均SARとを繰り返し計算し、局所SARが局所基準値以下となり、かつ全身平均SARが全身基準値以下となるRFパルスの振幅と位相とを用いて、撮像プロトコルを実行することができる。
加えて、本MRI装置100によれば、SAR推定処理において、RFパルスの振幅と位相とに応じた正弦波信号をコイルエレメントに供給することにより生成される電界分布をさらに用いて、評価点における局所SARを繰り返し推定することができる。また、本MRI装置100によれば、コイルエレメントから送信された送信RF波により形成される送信RF磁場分布を取得し、SAR推定処理において、送信RF磁場分布と撮像プロトコルとを用いて、局所SARを繰り返し計算するための初期値としての振幅と位相とを設定することができる。
また、本MRI装置100によれば、評価点決定処理において、被検体Pの体型に応じた複数の人体モデルを記憶し、複数の人体モデル各々に対してRFパルスの振幅と位相との組み合わせを異ならせながら局所SARの計算を繰り返すことで、複数の人体モデル各々における評価点を決定することができる。具体的には、評価点決定処理の局所SARに関する繰り返し計算の初回で、RFパルスの初期振幅および初期位相と複数の人体モデル各々とを用いて、複数の人体モデル各々における全身の複数点に対応する複数の局所SARを計算し、複数の局所SARのうち最大となる第1最大局所SARと第1最大局所位置とを記憶し、評価点決定処理の局所SARに関する(n+1)回目以降での繰り返し計算において、n回目の繰り返し計算以前における振幅と位相との組み合わせとは異なる振幅と位相との組わ合わせと複数の人体モデル各々とを用いて、再度複数の局所SARを計算し、再度計算された複数の局所SARのうち最大となる第(n+1)最大局所SARが加算値より大きければ、第(n+1)最大局所SARと第(n+1)最大局所位置とを記憶し、複数の人体モデル各々において、記憶された複数の最大局所SARに対応する複数の位置を、評価点として決定することができる。また、評価点決定処理において、評価点の総数が繰り返し計算において収束したとき、繰り返し計算を停止することができる。
また、本MRI装置100によれば、評価点決定処理における繰り返し計算の初回において、複数の局所SARのうち値が大きい順に複数の第1局所SARと、複数の第1局所SARの位置とを、評価点としてさらに記憶し、(n+1)回目以降での繰り返し計算において、第(n+1)最大局所SARが加算値より大きければ、再度計算された複数の局所SARのうち大きい順に複数の第(n+1)局所SARと、複数の第(n+1)局所SARの位置とを、評価点としてさらに記憶することができる。
加えて、本MRI装置100によれば、評価点決定処理における繰り返し計算の初回において、RFコイルにおける複数のコイルエレメントにより生成される定常状態の複数の電界分布における位相を揃えてこれらの電界分布を加算した加算電界分布を実現する初期振幅および初期位相と、複数の人体モデル各々とを用いて、複数点に対応する複数の局所SARを計算することができる。また、評価点決定処理に用いられる過大評価係数を、評価点決定処理の繰り返し計算の初回における第1最大局所SARを用いて設定することができる。
これらのことから、本実施形態に係るMRI装置100によれば、図5に示すように人体形状を反映した人体モデルを用いて従来より少ない評価点を決定することができるため、撮像プロトコルにおける送信RFパルスの振幅および位相の設計、すなわちpTxパルスウェイトの設計において、図7に示すように局所SAR推定値を過小評価することなく、かつSARの計算時間を短縮することができる。
本実施形態の変形例として、本MRI装置100の技術的思想をSAR評価装置135で実現する場合には、例えば図1の構成図における破線内の構成要素を有するものとなる。本SAR評価装置135に関する効果は、本実施形態と同様なため、説明は省略する。
加えて、本実施形態における評価点決定機能1315、人体モデル選択機能1317、SAR推定機能1319のうち少なくとも一つの機能等は、当該機能を実行するプログラム(評価点決定プログラム、人体モデル選択プログラム、SAR推定プログラム)をワークステーション等のコンピュータにインストールし、これらをメモリ上で展開することによっても実現することができる。このとき、これらのプログラムは、例えば、コンピュータに、評価点決定処理と、人体モデル選択処理と、SAR推定処理とを実現させる。また、コンピュータに当該手法を実行させることのできるプログラムは、磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリなどの各種可搬型記憶媒体に格納して頒布することも可能である。
以上に述べた実施形態等のMRI装置100およびSAR評価装置135によれば、SARを過小評価することなく、かつ短時間で推定することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100…MRI装置、101…静磁場磁石、103…傾斜磁場コイル、105…傾斜磁場電源、107…寝台、109…寝台制御回路、111…ボア、113…送信回路、115…送信コイル、117…受信コイル、119…受信回路、121…撮像制御回路、123…バス、125…インタフェース、127…ディスプレイ、129…記憶装置、131…処理回路、135…SAR評価装置、1071…天板、1311…システム制御機能、1313…画像生成機能、1315…評価点決定機能、1317…人体モデル選択機能、1319…SAR推定機能。

Claims (13)

  1. 複数の人体モデルを記憶する記憶部と、
    前記複数の人体モデル各々に対してRFパルスの振幅と位相との組み合わせを異ならせながら局所SAR(Specific Absorption Rate)の計算を繰り返すことで、前記複数の人体モデル各々における複数の評価点を決定する評価点決定部と、
    被検体の体型に応じた人体モデルを、前記複数の人体モデルから選択する人体モデル選択部と、
    前記被検体に対して予定されている磁気共鳴撮像に関する撮像プロトコルにおけるRFパルスの振幅と位相とのうち少なくとも一方と、前記選択された人体モデルとに基づいて、前記選択された人体モデルを用いて決定された前記複数の評価点における複数の局所SARを推定するSAR推定部と、
    前記推定された局所SARに対応する前記RFパルスの振幅と位相とを用いて、前記撮像プロトコルを実行する撮像制御部と、
    を具備する磁気共鳴イメージング装置。
  2. 被検体の体型に応じた人体モデルを、複数の人体モデルから選択する人体モデル選択部と、
    前記被検体に対して予定されている磁気共鳴撮像に関する撮像プロトコルにおけるRFパルスの振幅と位相とのうち少なくとも一方と、前記選択された人体モデルとに基づいて、前記選択された人体モデルを用いて決定された複数の評価点における複数の局所SAR(Specific Absorption Rate)を推定するSAR推定部と、
    前記推定された局所SARに対応する前記RFパルスの振幅と位相とを用いて、前記撮像プロトコルを実行する撮像制御部と、を具備し、
    前記SAR推定部は、
    前記推定された局所SARが局所基準値以下となるまで前記振幅と前記位相とのうち少なくとも一つを変化させながら、前記評価点における前記局所SARを繰り返し計算し、
    前記局所基準値以下となる前記推定された局所SARに対応する前記振幅と前記位相と前記人体モデルとを用いて、全身平均SARが全身基準値以下となるまで前記振幅と前記位相とのうち少なくとも一つを変化させながら、前記評価点における前記局所SARと前記全身平均SARとを繰り返し計算し、
    前記撮像制御部は、前記局所SARが前記局所基準値以下となり、かつ前記全身平均SARが前記全身基準値以下となる前記RFパルスの振幅と位相とを用いて、前記撮像プロトコルを実行する、
    磁気共鳴イメージング装置。
  3. 複数の人体モデルを記憶する部であって、前記複数の人体モデル各々はRFパルスの振幅と位相との複数の組合せに対応する複数の評価点を有し、前記複数の評価点各々は、当該組合せにおいて複数点で計算された複数の局所SAR(Specific Absorption Rate)のうちの最大局所SARを有する点である、記憶部と、
    被検体の体型に応じた人体モデルを、前記複数の人体モデルから選択する人体モデル選択部と、
    前記被検体に対して予定されている磁気共鳴撮像に関する撮像プロトコルにおけるRFパルスの振幅と位相とのうち少なくとも一方と、前記選択された人体モデルとに基づいて、前記選択された人体モデルを用いて決定された前記複数の評価点における複数の局所SARを推定するSAR推定部と、
    前記推定された局所SARに対応する前記RFパルスの振幅と位相とを用いて、前記撮像プロトコルを実行する撮像制御部と、
    を具備する磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記複数の人体モデルを記憶する記憶部と、
    前記複数の人体モデル各々に対して前記RFパルスの振幅と位相との組み合わせを異ならせながら局所SARの計算を繰り返すことで、前記複数の人体モデル各々における前記評価点を決定する評価点決定部と、
    をさらに具備する請求項2または3に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記評価点決定部は、
    前記局所SARに関する繰り返し計算の初回において、前記RFパルスの初期振幅および初期位相と前記複数の人体モデル各々とを用いて、前記複数の人体モデル各々における全身の複数点に対応する複数の局所SARを計算し、前記複数の局所SARのうち最大となる第1最大局所SARと前記第1最大局所SARの位置とを記憶し、
    前記局所SARに関するn(nは2以上の自然数)回目以降での前記繰り返し計算において、(n−1)回目の繰り返し計算以前における前記組み合わせとは異なる振幅と位相との組合わせと前記複数の人体モデル各々とを用いて、複数の局所SARを再度計算し、
    前記再度計算された複数の局所SARのうち最大となる第n最大局所SARが、前記(n−1)回目までの繰り返し計算において記憶された複数の最大局所SARのうちの最大値に過大評価係数を加算した加算値より大きければ、前記第n最大局所SARと前記第n最大局所SARの位置とを記憶し、
    前記複数の人体モデル各々において、前記記憶された複数の最大局所SARに対応する複数の位置を、前記評価点として決定する、
    請求項1または4に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 前記評価点決定部は、
    前記評価点の総数が前記繰り返し計算において収束したとき、前記繰り返し計算を停止する、
    前記請求項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  7. 前記評価点決定部は、
    前記繰り返し計算の初回において、前記複数の局所SARのうち値が大きい順に複数の第1局所SARと複数の第1局所SARの位置とを、前記評価点としてさらに記憶し、
    前記n回目以降での前記繰り返し計算において、前記第n最大局所SARが前記加算値より大きければ、前記再度計算された複数の局所SARのうち前記大きい順に複数の第n局所SARと複数の第n局所SARの位置とを、前記評価点として記憶する、
    請求項5または6に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  8. 前記評価点決定部は、前記繰り返し計算の初回において、RFコイルにおける複数のコイルエレメントにより生成される定常状態の複数の電界分布における位相を揃えて前記電界分布を加算した加算電界分布を実現する前記初期振幅および前記初期位相と、前記複数の人体モデル各々とを用いて、前記複数点に対応する前記複数の局所SARを計算する、
    請求項5乃至7のうちいずれか一項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  9. 前記評価点決定部は、前記繰り返し計算の初回における前記第1最大局所SARを用いて前記過大評価係数を設定する、
    請求項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  10. 前記SAR推定部は、前記RFパルスの振幅と位相とに応じた正弦波信号を前記コイルエレメントに供給することにより生成される前記電界分布をさらに用いて、前記評価点における前記局所SARを繰り返し推定する、
    請求項8または9に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  11. 前記撮像制御部は、前記コイルエレメントから送信された送信RF波により形成される送信RF磁場分布を取得し、
    前記SAR推定部は、前記送信RF磁場分布と前記撮像プロトコルとを用いて、前記局所SARを繰り返し推定するための初期値として、前記RFパルスの振幅と位相とを設定する、
    請求項8乃至10のうちいずれか一項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  12. 前記人体モデル選択部は、前記被検体に関する被検体情報と光学カメラを用いた前記被検体の体型画像とのうち少なくとも一つに基づいて、前記人体モデルを選択する、
    請求項1乃至11のうちいずれか一項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  13. 前記SAR推定部は、
    前記推定された局所SARが局所基準値以下となるまで前記振幅と前記位相とのうち少なくとも一つを変化させながら、前記評価点における前記局所SARを繰り返し計算し、
    前記局所基準値以下となる前記推定された局所SARに対応する前記振幅と前記位相と前記人体モデルとを用いて、全身平均SARが全身基準値以下となるまで前記振幅と前記位相とのうち少なくとも一つを変化させながら、前記評価点における前記局所SARと前記全身平均SARとを繰り返し計算し、
    前記撮像制御部は、前記局所SARが前記局所基準値以下となり、かつ前記全身平均SARが前記全身基準値以下となる前記RFパルスの振幅と位相とを用いて、前記撮像プロトコルを実行する、
    請求項1または3記載の磁気共鳴イメージング装置。
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