JP6965064B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、扉への入力操作を受け付ける構成とされた冷蔵庫に関する。
冷蔵庫として、扉への入力操作(例えば扉に設けられた操作部に対する入力操作)を受け付ける構成とされたものが従来から知られている。このような冷蔵庫では、扉が開いているときに、使用者の身体の一部等が扉に接触するというように、使用者が意図しない扉への入力操作を受け付けてしまうと、例えば、冷蔵庫の温度調節や諸機能の調節等の冷蔵庫の各種設定が変更され、各種制御が意図せずに変わってしまうといった不都合がある。
この点に関し、特許文献1には、扉が開いているときには、扉への入力操作を受け付けないことで、扉が開いているときの冷蔵庫の各種設定の変更を禁止し、各種制御が意図せずに変わってしまうことを防止する冷蔵庫が提案されている。
ところで、使用者が扉を開いて庫内を確認しながら扉への入力操作を行いたい場合がある。例えば、近年では、対話型の冷蔵庫、例えば、AI(Artificial Intelligence:人工知能)と、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)とを組み合わせて食材管理や献立相談等の機能を搭載した冷蔵庫が提案されている。このような冷蔵庫では、例えば、使用者は、扉を開いて庫内(具体的には食材)を確認しながら扉への入力操作を行うことがある。
特開2011−58662号公報
しかしながら、特許文献1に記載のような冷蔵庫では、例えば、使用者は、扉を開いて庫内を確認しながら扉への入力操作を行う場合、庫内を確認しながら扉への入力操作を行う毎に扉を閉める必要がある。このため、庫内を確認しながらの扉への入力操作が煩雑になり、従って、扉への入力操作性が悪化する。
そこで、本発明は、扉への入力操作を受け付ける構成とされた冷蔵庫であって、扉への入力操作性を向上させると共に、使用者が意図しない扉への入力操作を受け付けないようにすることができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る冷蔵庫は、扉への入力操作によって所定のコマンドを実行する構成とされた冷蔵庫であって、前記扉が閉じているときに前記扉への所定の入力操作に基づいて前記所定のコマンドを実行する構成とされており、前記扉が開いているときは、前記扉への前記所定の入力操作とは異なる特定の入力操作に基づいて前記所定のコマンドを実行することを特徴とする。
本発明によると、扉への入力操作性を向上させると共に、使用者が意図しない扉への入力操作を受け付けないようにすることが可能となる。
扉に対して有線給電を行う有線給電方式の冷蔵庫の一例の外観を示す概略正面図である。 扉に対して無線給電を行う無線給電方式の冷蔵庫の一例の外観を示す概略正面図である。 図1に示す冷蔵庫のシステム構成を示す概略ブロック図である。 図2に示す冷蔵庫のシステム構成を示す概略ブロック図である。 本実施の形態に係る制御構成による基本制御動作の流れの一例を示すフローチャートである。 図1に示す冷蔵庫における操作部に対して入力操作不能な非入力操作画面及び操作スイッチの一例を示す平面図である。 図1に示す冷蔵庫における操作部に対して入力操作可能な入力操作画面の一例を示す平面図である。 図1に示す冷蔵庫の第1の実施形態に係る制御構成による制御動作の流れの一例を示すフローチャートである。 図2に示す冷蔵庫における操作部に対して入力操作不能な非入力操作画面の一例を示す平面図である。 図2に示す冷蔵庫の第2の実施形態に係る制御構成による制御動作の流れの一例を示すフローチャートである。 図1に示す冷蔵庫の第3の実施形態に係る制御構成による制御タイミングの一例を示すタイミングチャートである。 図1に示す冷蔵庫の第3の実施形態に係る制御構成による制御動作の流れの一例を示すフローチャートである。 図2に示す冷蔵庫の第3の実施形態に係る制御構成による制御タイミングの一例を示すタイミングチャートである。 図2に示す冷蔵庫の第3の実施形態に係る制御構成による制御動作の流れの一例を示すフローチャートである。 図1に示す冷蔵庫の第4の実施形態に係るシステム構成を示す概略ブロック図である。 図1に示す冷蔵庫の第4の実施形態に係る操作部の開扉画面の一例を示す平面図である。 図1に示す冷蔵庫の第4の実施形態に係る制御構成による制御動作の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照しながら説明する。以下の説明では、同一又は実質的に同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同じである。従って、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[冷蔵庫の全体構成]
先ず、本実施の形態に係る冷蔵庫1a,1bの全体構成を説明する。図1は、扉に対して有線給電を行う有線給電方式の冷蔵庫1aの一例の外観を示す概略正面図である。図2は、扉に対して無線給電を行う無線給電方式の冷蔵庫1bの一例の外観を示す概略正面図である。
図1及び図2に示すように、冷蔵庫1a,1bは、上段に第1の冷蔵室2、中段右側に第2の冷蔵室3、下段に第1の冷凍室4、及び、中段左側に第2の冷凍室5を備えている。第2の冷蔵室3には、引き出し式の冷蔵室扉31が設けられている。第1の冷凍室4及び第2の冷凍室5には、それぞれ、引き出し式の冷凍室扉41,51,52が設けられている。図1に示す冷蔵庫1aの第1の冷蔵室2には、正面から視て左右に分割された観音開き(いわゆるフレンチドアタイプ)の扉21(右側の冷蔵室扉211及び左側の冷蔵室扉212)が設けられている。つまり、2枚の冷蔵室扉211,212の冷蔵庫本体1xへの連結構造は、図示を省略した右側端部及び左側端部のヒンジによって常時連結される構造となっている。これに対し、図2に示す冷蔵庫1bの第1の冷蔵室2には、右側支点で左側から開くことも左側支点で右側から開くこともできる単一の扉21(冷蔵室扉213)が設けられている。つまり、単一の冷蔵室扉213の冷蔵庫本体1xへの連結構造は、冷蔵室扉213が何れか片側から開くときにもう片側端部のヒンジに連結される構造となっている。これらの各扉は、図示しないマグネットにより閉じた状態に保持される。
また、冷蔵庫1a,1bは、冷蔵室扉211,212,213への入力操作(入力操作による指示)によって所定の機能や動作を行うコマンドを実行する構成とされている。この例では、冷蔵室扉211,212,213の所定の箇所をタッチするタッチ入力操作を受け付ける構成とされている。
冷蔵庫1a,1bの冷蔵室扉211,213の外面(具体的には前面)には、入力操作可能かつ表示可能な操作部110a,110bと、冷蔵室扉211,212,213の所定の箇所への入力操作(この例では冷蔵室扉211,212,213の所定の箇所のタッチ入力操作)を検知する検知スイッチ120(この例ではタッチスイッチ)とが設けられている。検知スイッチ120は、操作部110a,110bに対する入力操作を許可するための操作スイッチ121を含んでいる。操作スイッチ121は、冷蔵室扉211,212,213の前面の操作部110a,110bの近傍(この例では下部)に設けられている。また、冷蔵庫1a,1bは、冷蔵室扉211,212,213を開放する扉開放装置30を備えている。検知スイッチ120は、扉開放装置30による冷蔵室扉211,212,213の開放(自動開放)を指示する開扉スイッチ122,123を含んでいる。扉開放装置30は、従来公知のものを採用することができ、ここでは詳しい説明を省略する。開扉スイッチ122,123は、冷蔵室扉211,212,213の引き手部の近傍に設けられている。冷蔵庫1aでは、使用者により右側の開扉スイッチ122又は左側の開扉スイッチ123が入力操作されると扉開放装置30により右側の冷蔵室扉211を左側開きで又は左側の冷蔵室扉212を右側開きで自動的に開放する。また、冷蔵庫1bでは、使用者により右側の開扉スイッチ122又は左側の開扉スイッチ123が入力操作されると扉開放装置30により冷蔵室扉213を右側開き又は左側開きで自動的に開放する。
冷蔵庫1a,1bは、冷蔵室扉211,212,213の開閉を検出可能な構成とされている。詳しくは、冷蔵庫1aは、冷蔵室扉211,212の開閉を検知する扉開閉検知部として作用する扉開閉検知スイッチ131,132を備えている。冷蔵庫1bは、冷蔵室扉213の開閉を検知する扉開閉検知部として作用する扉開閉検知スイッチ133,134を備えている。扉開閉検知スイッチ131,132,133,134は、例えば、磁石感応型のリードスイッチを挙げることができ、冷蔵室扉211,212,213に設けられた磁石(図示せず)の磁力の接近により、内部の接点を閉に変更することができる。なお、扉開閉検知部はリードスイッチに限定されるものではなく、光学式センサ等の他の構成のものを用いても良い。
<有線給電方式の冷蔵庫>
図1に示す有線給電方式の冷蔵庫1aは、冷蔵庫本体1xから冷蔵室扉211,212へ有線により直接給電する構成とされている。詳しくは、冷蔵庫本体1xから冷蔵室扉211,212への給電は、図示を省略した電力ケーブルにより行われる。冷蔵庫本体1xと冷蔵室扉211,212とは、電力ケーブルにより電気的に接続されている。これにより、冷蔵庫1aは、冷蔵庫本体1xから、冷蔵室扉211における操作部110a、操作スイッチ121及び開扉スイッチ122、並びに、冷蔵室扉212における開扉スイッチ123に電力を供給することができる。また、冷蔵庫1aは、冷蔵庫本体1xと冷蔵室扉211,212との間で有線により通信する構成とされている。詳しくは、冷蔵庫本体1xと冷蔵室扉211,212との有線通信は、図示を省略した信号ケーブルにより行われる。冷蔵庫本体1xと冷蔵室扉211,212とは、信号ケーブルにより電気的に接続されている。これにより、冷蔵庫1aは、冷蔵庫本体1xにおける制御部20aと、冷蔵室扉211における操作部110a、操作スイッチ121及び開扉スイッチ122、並びに、冷蔵室扉212における開扉スイッチ123との間で情報交換を行うことができる。
本実施形態では、電力ケーブル及び信号ケーブルは、冷蔵室扉211の右側端部及び冷蔵室扉212の左側端部のヒンジ内を通して、冷蔵室扉211,212と冷蔵庫本体1xとを電気的に接続する。
<無線給電方式の冷蔵庫>
図2に示す無線給電方式の冷蔵庫1bは、冷蔵庫本体1xから冷蔵室扉213へ無線により無接点給電する構成とされている。詳しくは、冷蔵庫本体1xから冷蔵室扉213への給電は、無接点給電装置310により行われる。無接点給電装置310は、冷蔵庫本体1x側に設けられた送電部311と、冷蔵室扉213側に設けられた受電部312とからなる。これにより、冷蔵庫1bは、冷蔵庫本体1xから、冷蔵室扉213における操作部110b、操作スイッチ121及び開扉スイッチ122,123に電力を供給することができる。なお、無接点給電装置310は、例えば、低電力向けQi規格などの電磁誘導式や磁界共鳴式等の無線給電といった従来公知のものを採用でき、ここでは詳しい説明を省略する。また、冷蔵庫1bは、冷蔵庫本体1xと冷蔵室扉213との間で無線により通信する構成とされている。詳しくは、冷蔵庫本体1xと冷蔵室扉213との無線通信は、無線通信装置320により行われる。無線通信装置320は、冷蔵庫本体1x側に設けられた本体側通信部321と、冷蔵室扉213側に設けられた扉側通信部322とからなる。これにより、冷蔵庫1bは、冷蔵庫本体1xにおける制御部20bと、冷蔵室扉213における操作部110b、操作スイッチ121及び開扉スイッチ122,123との間で情報交換を行うことができる。なお、無線通信装置320は、例えば、IrDAの赤外線通信やIEEE802.11規格の無線LAN通信等の無線通信といった従来公知のものを採用でき、ここでは説明を省略する。
無接点給電装置310及び無線通信装置320は、冷蔵室扉213が閉じているときに給電及び通信が可能となるように配設されている。なお、無線通信装置320を無接点給電装置310と同じ位置に配してもよく、また、無線通信装置320が無接点給電装置310に含まれていてもよい。
[制御部の制御構成]
図3及び図4は、それぞれ、図1及び図2に示す冷蔵庫1a,1bのシステム構成を示す概略ブロック図である。冷蔵庫1a,1bは、制御部20a,20bをさらに備えている。制御部20a,20bは、冷蔵庫本体1xに設けられており、冷蔵庫1a,1b全体の制御を司る。制御部20a,20bは、CPU等のマイクロコンピュータからなる処理部21a,21bと、ROM等の不揮発性メモリ、RAM等の揮発性メモリを含む記憶部22a,22bとを有している。
操作部110a,110bは、操作表示部として作用する入力操作可能な表示部111(具体的にはタッチ入力操作可能な表示液晶タッチパネル)を備えている。すなわち、操作部110a,110bは、表示を行うと共に使用者による入力操作を受け付けるようになっている。操作スイッチ121は、操作部110a,110bが使用者により入力操作可能な状態になるように(具体的には液晶タッチパネルを点灯してタッチ入力操作可能な状態になるように)指示する。操作スイッチ121及び開扉スイッチ122,123は、この例では、静電センサとされている。操作スイッチ121及び開扉スイッチ122,123は、タッチ面が扉表面(前面)に対して段差のない平坦な形状とされている。扉開閉検知スイッチ131,132,133,134は、制御部20a,20bの入力系に電気的に接続されている。これにより、制御部20a,20bは、冷蔵室扉211,212,213の開閉を検出することができる。
また、制御部20a,20bは、冷蔵室扉211,212,213が開いているときに冷蔵室扉211,212,213への所定の入力操作(具体的には一般的なタッチ入力操作)に基づいて所定のコマンドを実行する構成とされている。
そして、制御部20a,20bは、冷蔵室扉211,212,213が開いているときは、冷蔵室扉211,212,213への所定の入力操作とは異なる特定の入力操作(この例では特定のタッチ入力操作)に基づいて所定のコマンドを実行する。ここで、「特定の入力操作」とは、使用者が意図しない冷蔵室扉211,212,213への入力操作によるコマンドの実行を防止するための特殊な入力操作をいう。「特定の入力操作」としては、例えば、それには限定されないが、代表的には、操作スイッチや開扉スイッチ等のスイッチに対して所定時間を超えて長押しする入力操作や、2つ以上の操作スイッチや開扉スイッチ等のスイッチを同時に押す入力操作を挙げるこことができる。
本実施の形態によれば、制御部20a,20bは、冷蔵室扉211,212,213が閉じているときは、冷蔵室扉211,212,213への所定の入力操作に基づいて所定のコマンドを実行することができる。そして、冷蔵室扉211,212,213が開いているときに冷蔵室扉211,212,213への特定の入力操作がなされない限り、所定の機能を実行しない。これにより、冷蔵室扉211,212,213が開いているときに使用者が意図しない冷蔵室扉211,212,213への入力操作によってコマンドが実行されることを回避することができる。一方、制御部20a,20bは、冷蔵室扉211,212,213が開いているときに冷蔵室扉211,212,213への特定の入力操作がなされると、所定のコマンドを実行する。これにより、冷蔵室扉211,212,213への入力操作性を向上させることができる。例えば、使用者は、冷蔵室扉211,212,213を開いて庫内(具体的には食材)を確認しながら冷蔵室扉211,212,213への入力操作を行う場合、庫内を確認しながら冷蔵室扉211,212,213への入力操作を行う毎に冷蔵室扉211,212,213を閉める必要がない。このため、庫内を確認しながらの冷蔵室扉211,212,213への入力操作の簡素化を実現させることができる。しかも、使用者への利便性を向上させることができる。
本実施の形態において、制御部20a,20bは、冷蔵室扉211,212,213の開閉状態にかかわらず、冷蔵室扉211,212,213への入力操作の受け付けを可能な状態にするが、冷蔵室扉211,212,213が開いているときに冷蔵室扉211,212,213への所定の入力操作に対応するコマンドの実行を禁止した状態にして冷蔵室扉211,212,213への特定の入力操作を受け付けた場合には該特定の入力操作に対応するコマンドを実行する。また、冷蔵室扉211,212,213が閉じているときは冷蔵室扉211,212,213への所定の入力操作に対応するコマンドの実行を許可する。これにより、冷蔵室扉211,212,213が閉じているときは、特定の入力操作ではない一般的な操作である所定の操作によってコマンドが実行される。こうすることで、冷蔵室扉211,212,213が開いているときに使用者が意図しない冷蔵室扉211,212,21への入力操作(この例ではタッチ入力操作)によってコマンドが実行されることを回避することができると共に、冷蔵室扉211,212,213への入力操作性を向上させることができる。
上記の様に、冷蔵室扉211,212,213への入力操作に対し、冷蔵室扉211,212,213が開いているときと閉じているときで、コマンドの実行を許可する入力操作が異なるが、冷蔵室扉211,212,213が開いているか閉じているかの判断は、冷蔵室扉211,212,213への入力操作が有った時点での扉の状態とすることが好ましい。本実施形態での具体例としては、操作スイッチ121及び開扉スイッチ122,123の静電センサがタッチ状態を検出しはじめた時が扉の状態の判断時点とする。これにより、操作スイッチ121及び開扉スイッチ122,123にタッチしたまま冷蔵室扉211,212,213を閉じた場合であっても、操作スイッチ121及び開扉スイッチ122,123へのタッチ開始時点では扉は開いているため、特定の入力操作以外でのコマンドの実行を禁止する。従って、使用者が意図せずに操作部に触れたまま冷蔵庫扉を閉めたとしても、扉が閉まったと同時にコマンドが実行されることを防止できる。
ここで、「入力操作の受け付けを可能な状態にする」とは、冷蔵室扉211,212,213が開いているときに制御部20a,20bが冷蔵室扉211,212,213への入力操作を必ず受け付ける状態にする(例えばスイッチを必ず反応する状態にする)構成になっていることを意味する。例えば、有線給電方式の冷蔵庫1aでは、冷蔵庫本体1xから冷蔵室扉211,212へ有線により直接給電するので、冷蔵室扉211,212の開閉に関わらず冷蔵庫本体1xから冷蔵室扉211,212へ常時給電する。従って、制御部20aは、冷蔵室扉211,212が開いているときでも冷蔵室扉211,212への入力操作の受け付けを可能な状態にすることができる。また、無線給電方式の冷蔵庫1bでは、無線により無接点給電するので、冷蔵室扉213が閉じて給電可能範囲内及び無線通信範囲内にあるとき、及び、冷蔵室扉213が若干開いていても給電可能範囲内及び無線通信範囲内にあるときには、冷蔵庫本体1xから冷蔵室扉213へ給電及び通信する。一方、冷蔵室扉213が開いて給電可能範囲から逸脱しているときには冷蔵庫本体1xから冷蔵室扉213への給電が強制的に遮断される。しかし、冷蔵室扉213が開いていても給電可能範囲内及び無線通信範囲内に入ると、直ちに冷蔵庫本体1xから冷蔵室扉213に対する給電及び通信を開始する。従って、制御部20bは、冷蔵室扉213が開いているときでも冷蔵室扉213への入力操作の受け付けを可能な状態にすることができる。また、「所定の入力操作に対応するコマンドの実行を禁止する」とは、例えば、有線給電方式の冷蔵庫1aでは、制御部20aは、冷蔵室扉211,212が開いているときに冷蔵室扉211,212への所定の入力操作に対応するコマンドの実行を禁止し、無線給電方式の冷蔵庫1bでは、制御部20bは、冷蔵室扉213が開いていて給電可能範囲から逸脱しているときには給電の遮断により冷蔵室扉213への入力操作の受け付けが不可能であり、結果的に所定の入力操作に対応するコマンドの実行が禁止されるが、冷蔵室扉213が開いていて給電可能範囲内及び無線通信範囲内にあるときでも冷蔵室扉213への所定の入力操作に対応するコマンドの実行を禁止することを意味する。
図5は、本実施の形態に係る制御構成による基本制御動作の流れの一例を示すフローチャートである。図5に示すように、制御部20a,20bは、先ず、冷蔵室扉211,212,213が開いているか否かを判断し(S1)、冷蔵室扉211,212,213が開いていると判断した場合には(S1:Yes)、特定のタッチ入力操作を受け付けたか否かを判断し(S2)、特定のタッチ入力操作を受け付けていない場合には(S2:No)、処理を終了する一方、特定のタッチ入力操作を受け付けた場合には(S2:Yes)、タッチ入力操作に対応するコマンドを実行する(S3)。また、制御部20a,20bは、冷蔵室扉211,212,213が閉じていると判断した場合には(S1:No)、タッチ入力操作に対応するコマンドを実行する(S3)。
<第1の実施形態>
図6は、図1に示す冷蔵庫1aにおける操作部110aに対して入力操作不能な非入力操作画面G1a及び操作スイッチ121の一例を示す平面図である。図7は、図1に示す冷蔵庫1aにおける操作部110aに対して入力操作可能な入力操作画面G2の一例を示す平面図である。
ところで、図1に示す冷蔵庫1aにおいて、冷蔵室扉211が開いているときには、使用者が意図しない操作部110aへの入力操作を受け付けてしまうことで、例えば、冷蔵庫1aの温度調節や諸機能の調節等の冷蔵庫1aの各種設定が変更され、各種制御が意図せずに変わってしまうといった不都合を回避する観点から、冷蔵室扉211が開いているときには、操作部110aへの入力操作(この例では各種設定)を禁止することが好ましい。その一方で、使用者は、冷蔵室扉211が開いているときに操作部110aへの入力操作を行いたいこともある。
この点、図1に示す冷蔵庫1aでは、制御部20aは、冷蔵室扉211の開閉状態にかかわらず、操作スイッチ121(例えばホームキー)を反応する状態にするが、冷蔵室扉211が開いているときに操作部110aには図6に示す非入力操作画面G1aを表示して操作スイッチ121に対する所定の入力操作に対応するコマンドの実行を禁止した状態にする。制御部20aは、操作スイッチ121に対する特定の入力操作(この例では長押し操作)を受け付けた場合には該特定の入力操作に対応するコマンドを実行して操作部110aに非入力操作画面G1aに代えて図7に示す入力操作画面G2を表示し、操作部110aに対する入力操作を許可する。こうすることで、制御部20aは、冷蔵室扉211が開いているときは、操作スイッチ121に対する特定の入力操作がなされない限り、操作部110aには非入力操作画面G1aを表示して操作スイッチ121に対する所定の入力操作に対応するコマンドの実行を禁止し、操作部110aに対する入力操作を禁止する。これにより、冷蔵室扉211が開いているときに使用者が意図しないで操作部110aや操作スイッチ121に対して入力操作を行っても入力操作が許可されないため、冷蔵庫1aの各種設定が変更され、各種制御が意図せずに変わってしまうことを回避することができる。一方、制御部20aは、冷蔵室扉211が開いているときに操作スイッチ121に対する特定の入力操作がなされると、該特定の入力操作に対応するコマンドを実行して操作部110aに入力操作画面G2を表示し、操作部110aに対する入力操作を許可する。例えば、冷蔵室扉211が閉じているときと同じ機能を提供することができる。これにより、冷蔵室扉211が開いているときでも操作部110aに対する入力操作を行うことができる。従って、冷蔵室扉211への入力操作性を向上させることができる。このように、冷蔵室扉211が開いているときにも、操作スイッチ121に対する特定の入力操作に対応するコマンドの実行により操作部110aに対する入力操作を許可することから、例えば、冷蔵室扉211が開いているときに在庫管理などの機能を使用者に対してより手軽に提供することが可能となる。
図8は、図1に示す冷蔵庫1aの第1の実施形態に係る制御構成による制御動作の流れの一例を示すフローチャートである。図8に示す制御例では、制御部20aは、冷蔵室扉211が開いているときに(S100)、操作部110aに図6に示す非入力操作画面G1aを表示し(S101)、使用者により操作スイッチ121に対して長押し操作されたか否かを判断する(S102)。制御部20aは、長押し操作されていないと判断した場合には(S102:No)、S101に移行する一方、長押し操作されたと判断した場合には(S102:Yes)、操作部110aに図7に示す入力操作画面G2を表示する(S103)。
<第2の実施形態>
図9は、図2に示す冷蔵庫1bにおける操作部110bに対して入力操作不能な非入力操作画面G1bの一例を示す平面図である。なお、冷蔵庫1bにおいても図6と同様に操作部110b対する入力操作を許可するための操作スイッチ121を有している。図2に示す冷蔵庫1bでは、制御部20bは、冷蔵室扉213が閉じているときに、操作部110bに図9に示す非入力操作画面G1bを表示し、操作スイッチ121を反応する状態にし、操作スイッチ121に対する所定の入力操作(通常の単純なタッチ入力操作)を受け付けると、操作部110bに図7に示す入力操作画面G2を表示する。これにより、使用者は操作部110bの入力操作画面G2に対して入力操作(この例では各種設定)を行うことができる。
ところで、図2に示す冷蔵庫1bにおいて、使用者は、冷蔵室扉213を閉じたときに操作部110bに対してすぐ入力操作を行いたいこともある。
この点、図2に示す冷蔵庫1bでは、制御部20bは、冷蔵室扉213の開閉状態にかかわらず、操作スイッチ121(例えばホームキー)を反応する状態にするが、冷蔵室扉213が開いているときには操作部110b及び操作スイッチ121に対して給電がされず、制御部20bは、必然的に操作部110bに何も表示しない。従って、制御部20bは、操作部110bの図7に示す入力操作画面G2に対する入力操作(この例では各種設定)が実質的に禁止状態になっている。しかし、このとき、制御部20bは、操作スイッチ121に対して給電がされると直ぐに操作スイッチ121を反応する状態にしている。つまり、制御部20bは、操作スイッチ121に対して給電及び通信が開始して起動すれば操作スイッチ121が直ぐに反応する状態になるようになっている。冷蔵室扉213が閉じたときに操作部110a及び操作スイッチ121に対して給電し起動すると、制御部20bは、操作スイッチ121が反応する状態からの操作スイッチ121に対する特定の入力操作(この例では開扉時から続けて閉扉時でも行っているタッチ入力操作)を受け付けた場合には該特定の入力操作に対応するコマンドを実行して操作部110bに図9に示す非入力操作画面G1bに代えて図7に示す入力操作画面G2を表示し、操作部110bに対する入力操作を許可する。こうすることで、制御部20bは、冷蔵室扉213が開いているときは、操作部110b及び操作スイッチ121に対して給電がされていないことから操作部110bに対する入力操作が不能となる。これにより、冷蔵室扉213が開いているときに使用者が意図しない操作部110bへの入力操作を回避することができる。一方、制御部20bは、操作スイッチ121が反応する状態からの操作スイッチ121に対する特定の入力操作がなされると、該特定の入力操作に対応するコマンドを実行して操作部110bに入力操作画面G2を表示し、操作部110bに対する入力操作を許可する。これにより、冷蔵室扉213を閉じたときに操作部110bに対して改めて入力操作を行うことなくすぐ入力操作を行うことができる。従って、冷蔵室扉213への入力操作性を向上させることができる。
図10は、図2に示す冷蔵庫1bの第2の実施形態に係る制御構成による制御動作の流れの一例を示すフローチャートである。図10に示す制御例では、冷蔵室扉213が開いているときには(S200)、操作部110b及び操作スイッチ121に対して給電がされておらず、操作部110bには何も表示されない(S201)。このとき、使用者により冷蔵室扉213が閉操作されることで冷蔵室扉213が給電可能範囲内及び無線通信範囲内に入ると、操作部110b及び操作スイッチ121に対する給電及び通信を開始する(S202)。そうすると、制御部20bは、操作部110b及び操作スイッチ121に対して給電及び通信を開始して起動する(S203)。そして、制御部20bは、操作スイッチ121に対してタッチ入力操作がなされていたか否かを判断する(S204)。かくして、冷蔵室扉213が使用者により閉じられて操作スイッチ121が起動して反応する状態となった時点で、制御部20bが、タッチ入力操作がなされていたと判断した場合には(S204:Yes)、操作スイッチ121に対して特定のタッチ入力操作(例えば長押し操作)がなされていたか否かを判断する(S205)。制御部20bは、操作スイッチ121に対して特定のタッチ入力操作がなされていたと判断した場合には(S205:Yes)、該特定のタッチ入力操作に対応するコマンドを実行して操作部110bに図7に示す入力操作画面G2を表示し(S206)、操作スイッチ121に対して特定のタッチ入力操作がなされていないと判断した場合には(S205:No)、操作部110bに図9に示す非入力操作画面G1bを表示する(S208)。一方、制御部20bは、操作スイッチ121が起動して反応する状態となった時点でタッチ入力操作がなされていないと判断した場合には(S204:No)、操作スイッチ121が起動した後に操作スイッチ121に対してタッチ入力操作がなされたか否かを判断する(S207)。制御部20bは、操作スイッチ121が起動した後に操作スイッチ121に対してタッチ入力操作がなされたと判断した場合には(S207:Yes)、該タッチ入力操作に対応するコマンドを実行して操作部110bに図7に示す入力操作画面G2を表示し(S206)、操作スイッチ121が起動した後に操作スイッチ121に対してタッチ入力操作がなされていないと判断した場合には(S207:No)、操作部110bに図9に示す非入力操作画面G1bを表示する(S208)。
<第3の実施形態>
ところで、図1及び図2に示す冷蔵庫1a,1bでは、冷蔵室扉211,212,213が開いているときには、冷蔵室扉211,212,213の開扉動作を行っても意味がないため、開扉動作を禁止することが好ましい。また、使用者は、冷蔵室扉211,212,213を閉じる意思を持って閉じたものの考え直して冷蔵室扉211,212,213を閉じた後にすぐ開けたいこともある。
この点、制御部20a,20bは、冷蔵室扉211,212,213の開閉状態にかかわらず、開扉スイッチ122,123を反応する状態にするが、冷蔵室扉211,212,213が開いているときに開扉スイッチ122,123に対する所定の入力操作に対応するコマンドの実行を禁止した状態にする。一方で、制御部20a,20bは、冷蔵室扉211,212,213が閉じたときには、開扉スイッチ122,123に対する所定の入力操作に対応するコマンドの実行を許可する。そして、冷蔵室扉211,212,213が開いた状態から閉じられたときに開扉スイッチ122,123に対する所定の入力操作とは異なる特定の第1入力操作を受け付けた場合には該特定の第1入力操作に対応するコマンドを実行して扉開放装置30による開扉動作を実行する。一方、制御部20a,20bは、冷蔵室扉211,212,213が開いた状態から閉じられたときに開扉スイッチ122,123に対する第1入力操作とは異なる特定の第2入力操作を受け付けた場合には扉開放装置30による開扉動作を禁止する。こうすることで、制御部20a,20は、冷蔵室扉211,212,213が開いた状態から閉じられたときは、開扉スイッチ122,123に対する特定の第1入力操作がなされない限り、扉開放装置30による開扉動作を禁止する。これにより、使用者が意図しないで開扉スイッチ122,123に触れながら冷蔵室扉211,212,213を閉めた場合であっても扉開放装置30による開扉動作を行ってしまうことを回避することができる。一方、制御部20a,20bは、開扉スイッチ122,123に対する特定の第1入力操作がなされると、該特定の第1入力操作に対応するコマンドを実行して扉開放装置30による開扉動作を実行する。これにより、使用者は、冷蔵室扉211,212,213を閉じる意思を持って閉じたものの考え直して冷蔵室扉211,212,213を閉じた後にすぐ開けることができる。従って、冷蔵室扉211,212,213への入力操作性を向上させることができる。また、制御部20a,20bは、冷蔵室扉211,212,213が開いているときに開扉スイッチ122,123に対する特定の第2入力操作がなされると、扉開放装置30による開扉動作を禁止する。これにより、冷蔵室扉211,212,213が閉じたときに使用者が意図しないで扉開放装置30による開扉動作を行ってしまうことを回避することができる。
また、制御部20a,20bは、扉開放装置30による開扉動作を禁止した場合には、その旨を報知(例えば音及び/又は光により通知)する。例えば、音による通知としては、ピーやピーピーといった1又は2以上の単一周波音の報知音や、音声による説明を挙げることができ、光による通知としては、LED等の発光素子の色分け、点灯及び点滅或いはこれらの組み合わせを挙げることができる。
ところで、使用者は、開扉スイッチ122,123を意図せずに(開扉動作の意思を持たずに)入力操作(具体的にはオン)した場合には、比較的短い時間(例えば5秒程度)が経過する前に開扉スイッチ122,123に対する入力解除操作(具体的にオフ)することが考えられる。或いは、使用者が冷蔵室扉211,212,213にもたれるといったように使用者の身体の一部等が開扉スイッチ122,123に接触して開扉スイッチ122,123を意図せずに(無意識に)オンしている場合には、比較的長い時間(例えば10秒程度)が経過してから開扉スイッチ122,123から離れて開扉スイッチ122,123をオフすることが考えられる。従って、開扉スイッチ122,123を意図してオンした場合には、比較的短い時間(例えば5秒程度)と比較的長い時間(例えば10秒程度)との間で開扉スイッチ122,123をオフすることが考えられる。
(有線給電方式の冷蔵庫の場合)
図11は、図1に示す冷蔵庫1aの第3の実施形態に係る制御構成による制御タイミングの一例を示すタイミングチャートである。図11に示すように、第1入力操作P1は、冷蔵室扉211,212が閉じて制御部20aが扉開閉検知スイッチ131,132による閉扉(OFF→ON)を検出したときに、開扉スイッチ122,123に対する入力操作(オン)を受け付けた受け付けタイミングRから所定の第1時間T1(T1a)(例えば5秒)が経過した以降であって第1時間T1(T1a)よりも大きい所定の第2時間T2(T2a)(例えば10秒)が経過するまでに開扉スイッチ122,123に対する入力解除操作(オフ)を受け付ける入力操作(第2パターン参照)を含む。第2入力操作P2は、受け付けタイミングRから第1時間T1が経過するまでに開扉スイッチ122,123のオフを受け付ける入力操作P21(第1パターン参照)と、受け付けタイミングRから第2時間T2(T2a)が経過した以降に開扉スイッチ122,123のオフを受け付ける入力操作P22(第3パターン参照)とを含む。こうすることで、使用者が開扉スイッチ122,123を意図せずにオンした場合と使用者が開扉スイッチ122,123を意図してオンした場合とを時間で場合分けすることができ、これにより、使用者が開扉スイッチ122,123を意図せずにオンした場合と使用者が開扉スイッチ122,123を意図してオンした場合とを検出するための制御構成を簡素化させることができる。
図12は、図1に示す冷蔵庫1aの第3の実施形態に係る制御構成による制御動作の流れの一例を示すフローチャートである。図12に示す制御例では、制御部20aは、冷蔵室扉211,212が開いているときに(S300)、開扉スイッチ122,123に対する所定のタッチ入力操作に対応するコマンドの実行を禁止し(S301a)、扉開閉検知スイッチ131,132による閉扉を検出するまでS301a〜S302aの処理を繰り返す(S302a:No)。このとき、使用者により冷蔵室扉211,212が閉操作されることで、制御部20aは、扉開閉検知スイッチ131,132による閉扉を検出すると(S302a:Yes)、開扉スイッチ122,123に対するタッチ入力操作を受け付けているか否かを判断する(S303)。かくして、冷蔵室扉213が使用者により閉じられる。制御部20aは、扉開閉検知スイッチ131,132による閉扉の検出時に開扉スイッチ122,123に対するタッチ入力操作を受け付けたと判断した場合には(S303:Yes)、S304に移行する一方、開扉スイッチ122,123に対するタッチ入力操作を受け付けていないと判断した場合には(S303:No)、処理を終了する。制御部20aは、扉開閉検知スイッチ131,132による閉扉を検出してから第1時間T1(T1a)が経過した以降に開扉スイッチ122,123に対するタッチ入力解除操作を受け付けたと判断した場合であって(S304:Yes)、第2時間T2(T2a)が経過するまでに開扉スイッチ122,123に対するタッチ入力解除操作を受け付けたと判断した場合には(S305:Yes)、第1入力操作P1として、扉開放装置30による開扉動作を許可する旨を報知音(例えばピー音)により報知し(S306)、第1入力操作P1に対応するコマンドを実行して扉開放装置30による開扉動作を実行する(S307)。また、制御部20aは、第1時間T1(T1a)が経過するまでに開扉スイッチ122,123に対するタッチ入力解除操作を受け付けたと判断した場合(S304:No)、又は、第2時間T2(T2a)が経過した以降に開扉スイッチ122,123に対するタッチ入力解除操作を受け付けたと判断した場合には(S305:No)、第2入力操作P2として、扉開放装置30による開扉動作を禁止する旨を報知音(例えばピーピー音)により報知し(S308)、扉開放装置30による開扉動作を禁止して(S309)処理を終了する。なお、図12に示す処理例は、冷蔵室扉211,212が開いているときに開扉スイッチ122,123に対するタッチ入力操作があった場合の処理であり、上記処理終了後は冷蔵室扉211,212が閉じた状態であるため、冷蔵室扉211,212が閉じた状態で開扉スイッチ122,123に対するタッチ入力操作があった場合の処理が別途実行される。
(無線給電方式の冷蔵庫の場合)
図13は、図2に示す冷蔵庫1bの第3の実施形態に係る制御構成による制御タイミングの一例を示すタイミングチャートである。図13において、符号Qは開扉スイッチ122,123に対する給電を開始した給電開始タイミングを示している。符号Tsは開扉スイッチ122,123が給電開始タイミングQから起動するまでの起動時間を示している。また、符号Tdは制御部20bが扉開閉検知スイッチ133,134による閉扉(OFF→ON)を検出したときに開扉スイッチ122,123に対して操作されているが開扉スイッチ122,123が起動していないために開扉スイッチ122,123に対する入力操作を受け付けていない非受け付け時間を示している。そして、第1時間T1(T1b)及び第2時間T2(T2b)は、図11に示す第1時間T1(T1a)及び第2時間T2(T2a)よりも非受け付け時間Td(例えば4秒)分だけ小さい時間となっている。
図14は、図2に示す冷蔵庫1bの第3の実施形態に係る制御構成による制御動作の流れの一例を示すフローチャートである。図14に示す制御例では、図12に示すS301a〜S303aの処理以外は図12に示す制御例と同じである。図14に示す制御例では、冷蔵室扉213が開いているときには(S300)、開扉スイッチ122,123に対して給電がされておらず、扉開放装置30による開扉動作が行われない。このとき、使用者により冷蔵室扉213が閉操作されることで冷蔵室扉213が給電可能範囲内及び無線通信範囲内に入ると、開扉スイッチ122,123に対する給電及び通信を開始する(S301b)。そうすると、制御部20bは、開扉スイッチ122,123に対して給電及び通信を開始して起動する(S302b)。そして、制御部20bは、開扉スイッチ122,123に対するタッチ入力操作を受け付けているか否かを判断する(S303)。これ以降は、図12に示す制御動作と同じであり、説明を省略する。
このように、無線給電方式の構造においても、特定の第1入力操作により開扉動作を許可する一方、特定の第2入力操作により開扉動作の禁止を維持することができる。
<第4の実施形態>
図15は、図1に示す冷蔵庫1aの第4の実施形態に係るシステム構成を示す概略ブロック図である。図1に示す冷蔵庫1aは、冷蔵室扉31、冷凍室扉41,51,52の開閉を検知する扉開閉検知部として作用する扉開閉検知スイッチ135,136,137,138をさらに備えている。扉開閉検知スイッチ135,136,137,138は、制御部20aの入力系に電気的に接続されている。制御部20aは、冷蔵室扉31、冷凍室扉41,51,52の開閉を検出することができる。
ところで、図1に示す冷蔵庫1aでは、使用者は、冷蔵室扉211,212,31、冷凍室扉41,51,52が閉じているときに冷蔵室扉211,212,31、冷凍室扉41,51,52の閉扉状態に関連する表示の確認、及び/又は、設定を行うことができる。閉扉状態に関連する表示及び/又は設定としては、例えば、節電、イオン発生、製氷、冷凍、温度等の表示及び/又は設定を挙げることができる。一方、使用者は、冷蔵室扉211,212,31、冷凍室扉41,51,52が開いているときに冷蔵室扉211,212,31、冷凍室扉41,51,52の開扉状態に関連する表示の確認、及び/又は、設定を行いたいこともある。開扉状態に関連する表示及び/又は設定としては、例えば、所定時間を超えた開扉時の報知有無、報知音解除、開扉場所、開扉時間、庫内の上昇温度等の表示及び/又は設定を挙げることができる。
図16は、図1に示す冷蔵庫1aの第4の実施形態に係る操作部110aの開扉画面G3の一例を示す平面図である。
図1に示す冷蔵庫1aでは、制御部20aは、冷蔵室扉211,212,31、冷凍室扉41,51,52の全てが閉じているときには、操作部110aには冷蔵室扉211,212,31、冷凍室扉41,51,52の閉扉状態に関連する表示及び/又は設定を行うための入力操作画面G2(図7参照)を表示する。一方、制御部20aは、冷蔵室扉211,212,31、冷凍室扉41,51,52の少なくとも1つの扉が開いているときに操作スイッチ121を反応する状態にするが、操作部110aには入力操作画面G2に代えて少なくとも1つの扉の開扉状態に関連する表示及び/又は設定を行うための開扉画面G3(図16参照)を表示して操作スイッチ121に対する所定の入力操作に対応するコマンドの実行を禁止した状態にする。制御部20aは、操作スイッチ121に対する特定の入力操作(例えば長押し操作)を受け付けた場合には該特定の入力操作に対応するコマンドを実行して操作部110aに図7に示す入力操作画面G2を表示し、操作部110aに対する入力操作を許可する。こうすることで、制御部20aは、冷蔵室扉211,212,31、冷凍室扉41,51,52の少なくとも1つの扉が開いているときは、操作スイッチ121に対する特定の入力操作がなされない限り、操作部110aには開扉画面G3を表示して操作部110aへの図7に示す入力操作画面G2の表示を禁止し、操作部110aに対する入力操作を禁止する。これにより、少なくとも1つの扉が開いているときに使用者が意図しないで入力操作画面G2の設定を行ってしまうことを回避することができる。一方、制御部20aは、少なくとも1つの扉が開いているときに操作部110aに開扉画面G3を表示することで、少なくとも1つの扉が開いているときに開扉画面G3の表示及び/又は設定を行うことができる。従って、使用者への利便性を向上させることができる。
ここで、制御部20aは、開扉画面G3において、表示項目及び/又は設定項目の表示・非表示を使用者により選択可能となるように構成されていても良い。また、制御部20aは、閉扉時に動作している機能別に表示・非表示を使用者により設定変更可能となるように構成されていても良い。例えば、在庫リスト編集画面中は開扉画面G3を表示しない制御構成などを挙げることができる。また、制御部20aは、何れの扉が開いているかを判別して開扉画面G3に扉が開いている開扉時間を表示する。この場合において、制御部20aは、複数扉が開いている場合には、開いている扉をすべて開扉画面G3に表示することができる。また、制御部20aは、開扉画面G3において開扉検知で一定時間経過前に「報知しない」をタッチ入力操作すると、報知までのカウンタを停止する。若しくは、制御部20aは、報知カウンタの閾値の延長を設定変更可能となるように構成されている。例えば、制御部20aは、既定値では30秒のところ5分に延長することができる。また、制御部20aは、開扉検知で一定時間経過後の報知音が鳴っているときに、「報知音解除」をタッチすると報知音を停止する。但し、制御部20aは、開扉中は閉扉まで表示している開扉時間のカウントアップを継続する。また、制御部20aは、開扉期間内で庫内が上昇した温度を表示することができる。また、制御部20aは、上昇した温度に対応する電力料金の上昇を示す表示を行うように構成されていても良い。これにより、使用者に省エネルギー意識を持たせることができる。
図17は、図1に示す冷蔵庫1aの第4の実施形態に係る制御構成による制御動作の流れの一例を示すフローチャートである。図17に示す制御例では、制御部20aは、冷蔵室扉211が開いているときに(S400)、操作部110aに図16に示す開扉画面G3を表示し(S401)、使用者により操作スイッチ121に対して長押し操作されたか否かを判断する(S402)。制御部20aは、長押し操作されていないと判断した場合には(S402:No)、S401に移行する一方、長押し操作されたと判断した場合には(S402:Yes)、操作部110aに図7に示す入力操作画面G2を表示する(S403)。
(その他の実施の形態)
本実施の形態に係る冷蔵庫1a,1bは、例えば、対話型の冷蔵庫、特に、AIとIoTとを組み合わせて食材管理や献立相談等の機能を搭載した冷蔵庫として好適に適用することができる。また、有線給電方式の冷蔵庫1aにおいて入力操作する扉は、観音開きのものであったが、片側開きのものであってもよい。本実施の形態において入力操作する扉は、上下方向に沿った支点軸線回りに回動するものであったが、水平方向に沿った支点軸線回りに回動するものであっても良いし、直線方向にスライドするものであっても良い。
本発明は、以上説明した実施の形態に限定されるものではなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、かかる実施の形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
1a,1b 冷蔵庫
1x 冷蔵庫本体
20a,20b 制御部
30 扉開放装置
110a,110b 操作部
111 表示部
121 操作スイッチ
122,123 開扉スイッチ
131〜138 扉開閉検知スイッチ
211〜213 冷蔵室扉(扉の一例)
310 無接点給電装置
320 無線通信装置
G1a,G1b 非入力操作画面
G2 入力操作画面
G3 開扉画面
P1 第1入力操作
P2 第2入力操作
Q 給電開始タイミング
R 受け付けタイミング
T1 第1時間
T2 第2時間
Ts 起動時間
Td 非受け付け時間

Claims (5)

  1. 扉への入力操作によって所定のコマンドを実行する構成とされた冷蔵庫であって、
    前記扉が閉じているときは、前記扉への所定の入力操作に基づいて、前記所定のコマンドを実行する構成とされており、
    前記扉が開いているときは、前記扉への所定の入力操作に対応する前記所定のコマンドの実行を禁止し、前記扉への前記所定の入力操作とは異なる特定の入力操作を受け付けた場合には、前記所定のコマンドを実行すること
    を特徴とする冷蔵庫。
  2. 扉への入力操作によって所定のコマンドを実行する構成とされた冷蔵庫であって、
    前記扉には、入力操作可能な操作部と、該操作部に対する入力操作を許可するための操作スイッチとが設けられており、
    前記操作スイッチは、前記扉の開閉状態にかかわらず反応する状態とされ、
    前記扉が閉じているときは、前記操作スイッチに対する所定の入力操作に基づいて、前記所定のコマンドを実行して前記操作部に対する入力操作を許可し、
    前記扉が開いているときは、前記操作スイッチに対する前記所定の入力操作に対応する前記所定のコマンドの実行を禁止した状態にし、前記操作スイッチに対する前記所定の入力操作とは異なる特定の入力操作を受け付けた場合には、前記所定のコマンドを実行して前記操作部に対する入力操作を許可すること
    を特徴とする冷蔵庫。
  3. 請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫であって、
    前記扉が閉じているか前記扉が開いているかの判断は、前記入力操作が開始された時点での前記扉の状態に基づくこと
    を特徴とする冷蔵庫。
  4. 扉への入力操作によって所定のコマンドを実行する構成とされた冷蔵庫であって、
    前記扉が閉じているときは、前記扉への所定の入力操作に基づいて、前記所定のコマンドを実行する構成とされており、
    前記扉が開いているときは、前記扉への入力操作に反応せず、
    前記扉が閉じられて前記扉への入力操作に反応する状態となった時点で、前記扉への前記所定の入力操作とは異なる特定の入力操作を受け付けた場合には、前記所定のコマンドを実行すること
    を特徴とする冷蔵庫。
  5. 扉への入力操作によって所定のコマンドを実行する構成とされた冷蔵庫であって、
    前記扉には、入力操作可能な操作部と、該操作部に対する入力操作を許可するための操作スイッチとが設けられており、
    前記操作スイッチは、前記扉が開いているときには反応せず、
    前記扉が閉じているときは、前記操作スイッチに対する所定の入力操作に基づいて、前記所定のコマンドを実行して前記操作部に対する入力操作を許可し、
    前記扉が閉じられて前記操作スイッチが反応する状態となった時点で、前記操作スイッチに対する前記所定の入力操作とは異なる特定の入力操作を受け付けた場合には、前記所定のコマンドを実行して前記操作部に対する入力操作を許可すること
    を特徴とする冷蔵庫。
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