JP6964565B2 - 電力変換器及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電力変換器、特にフライバックコンバータの性能を最適化する電力管理及び制御方法に関する。
ワイドバンドギャップ半導体デバイスの使用、及び今日の外部電源(例えば、ラップトップ、タブレット、モバイルデバイス、ゲーム機、及びプリンタ用のアダプタまたは充電器)の小型化の要求により、高効率及び高出力密度の電力変換技術における多大な開発及び研究努力が続けられている。一般に、スイッチモード電源のサイズは、スイッチング周波数を増加させることによって小型化することができる。高いスイッチング周波数では、受動素子(例えば、トランス、入力フィルタ、出力フィルタ)のサイズを小さくできるためである。
シリコンベースデバイスがその理論上の性能限界に近づくにしたがって、電源のさらなる性能向上はますます困難になってきている。しかしながら、新たなワイドバンドギャップデバイス(例えば、GaNベースデバイス、SiCベースデバイス)は、シリコンベースデバイスよりも大幅に低いゲート電荷及び出力キャパシタンスを有するので、将来の漸進的な効率向上をもたらすことが期待されている。ワイドバンドギャップデバイスは、効率を低下させることなく、高いスイッチング周波数で動作することができるので、電源サイズのさらなる小型化を可能にする。
低電力用途では、そのシンプルさと低コストのために、フライバック・トポロジが広く使用されている。高いスイッチング周波数で高効率を達成するためには、スイッチング損失を低減する必要がある。スイッチング損失の低減は、回路の寄生要素(例えば、トランスの漏れインダクタンス、半導体デバイスの静電容量)を使用して、低減した電圧でスイッチをオンにするか、または低減した電流でスイッチをオフにする様々なソフトスイッチング技術を用いて実現することができる。具体的には、ゼロ電圧スイッチング(ZVS)技術下では、ゼロ電圧でデバイスをオンにすることによってターンオンスイッチング損失が除去され、ゼロ電流スイッチング(ZCS)技術下では、ゼロ電流でデバイスをオフにすることによってターンオフスイッチング損失が除去される。
フライバックコンバータの不可欠な部分は、メインスイッチをオフにした後にフライバックトランスの漏れインダクタンスに蓄積されたエネルギを処理するクランプ回路である。一般に、フライバック・トポロジは、いくつかのクランプ構造で実現することができる。2つの一般的なクランプ構造は、図1(a)及び図1(b)にそれぞれ示すRCDクランプ及びアクティブクランプである。RCDクランプでは、フライバックトランスの漏れインダクタンスに蓄積されたエネルギは、クランプ抵抗で減衰される。アクティブクランプでは、漏れインダクタンスに蓄積されたエネルギはリサイクルされ、メインスイッチのZVSターンオンを実現するために使用される。RCDクランプ構造では、メインスイッチのZVSターンオンは、出力電圧(V)よりもN倍低い入力電圧(VIN)でのみ実現できることに留意されたい。Nは、トランスの巻数比(すなわち、一次巻線の巻数の二次巻線の巻数に対する比)である。したがって、ZVS及び漏れエネルギのリサイクルにより、アクティブクランプ方式は、一般に、高負荷及び高入力電圧の条件下で、RCDクランプ方式よりも優れた性能を示す。対照的に、軽負荷の条件下では(すなわち、フライバックコンバータが不連続導通モード(DCM)で動作し、フライバックトランスの磁化インダクタンスと回路の寄生容量との間の共振がほぼ完全に減衰したときにアクティブクランプのスイッチがオンになる場合)、低入力電圧(すなわち、VIN<NV)でのアクティブクランプのスイッチのターンオン損失は、メインスイッチのZVSターンオンによって得られる損失低減よりも大きくなる。さらに、非常に軽い負荷ではフライバックトランスの漏れインダクタンスに蓄積されたエネルギは実質的に無視できるので、非常に軽い負荷及び低入力電圧(すなわち、VIN<NV)の条件下では、RCDクランプを備えたフライバックコンバータの性能は、アクティブクランプを備えたフライバックコンバータの性能よりも優れている。
したがって、全ライン及び負荷範囲にわたってフライバックコンバータの性能を最適化することが望まれている。
本発明は、ハイブリッド型クランプ回路(すなわち、パッシブRCD回路特性とアクティブクランプ特性との両方を有する複合回路)と、それに対応する電力管理ユニットであって、フライバック電力変換器の性能をその全ライン及び負荷範囲で大幅に最適化する電力管理ユニットとを備えたフライバック電力変換器を提供する。本発明の一実施形態によれば、クランプ回路は、フライバックトランスの一次巻線に並列に接続されている。このクランプ回路は、スイッチ及びダイオードの並列組み合わせに対して直列に接続されたコンデンサ及び負荷の並列組み合わせを含む。動作条件を検出することにより、電力管理ユニットは、クランプ回路をパッシブクランプまたはアクティブクランプのいずれかとして構成する。パッシブクランプ構成では、スイッチはオフにされる。アクティブクランプ構成では、スイッチは、メインスイッチのZVSターンオンを可能にするパルス幅変調(PWM)制御下でオンオフされる。一実施形態では、電力管理ユニットは、入力電圧検出回路、出力電圧検出回路、出力電流検出回路、及び、クランプ回路のスイッチを制御するためのイネーブルまたはディスエーブル信号を提供する回路(またはアルゴリズム)を含む。
本発明は、添付図面と併せてなされる以下の詳細な説明によって、より良く理解されるであろう。
RCDクランプを備えた従来のフライバックコンバータを示す図 アクティブクランプを備えた従来のフライバックコンバータを示す図 本発明の一実施形態による、ハイブリッド型クランプ回路220を備えたフライバックコンバータ200の回路図 本発明の一実施形態による、出力電流I及び入力電圧VINに対応するパッシブクランプ動作及びアクティブクランプ動作のそれぞれの望ましい動作領域を示す図 本発明の一実施形態による、図3の動作点A及びBでの、入力電圧VIN、出力電流I、制御信号EN、メインスイッチ206のスイッチ制御信号SW、及びクランプスイッチ205のスイッチ制御信号SWについての信号遷移を示す図 本発明の一実施形態による、図2のフライバックコンバータの実装500であって、シリコンMOSFET(金属酸化物半導体電界効果トランジスタ)スイッチ501、502、及び503を使用して、図2のメインスイッチ206、クランプスイッチ205、及び同期整流器スイッチ208をそれぞれ実現した実装500を示す図 本発明の一実施形態による、図2のフライバックコンバータの実装600であって、外部ダイオード601を使用して、パッシブクランプ構造を実現した実装600を示す図 本発明の別の実施形態による、ハイブリッド型クランプ回路720を備えたフライバックコンバータ700の回路図 フライバックコンバータ200がCCMで動作する場合の、パッシブクランプ動作時のキー波形を示す図 フライバックコンバータ200がCCM/DCMの境界で動作する場合の、パッシブクランプ動作時のキー波形を示す図 フライバックコンバータ200がDCMで動作する場合の、パッシブクランプ動作時のキー波形を示す図 フライバックコンバータ200がCCMで動作する場合の、アクティブクランプ動作時のキー波形を示す図 フライバックコンバータ200がCCM/DCMの境界で動作する場合の、アクティブクランプ動作時のキー波形を示す図 フライバックコンバータ200がDCMで動作する場合の、アクティブクランプ動作時のキー波形を示す図
以下の詳細な説明では、同様の要素には同じ参照番号が付されている。
図2は、本発明の一実施形態による、ハイブリッド型クランプ回路220を備えたフライバックコンバータ200の回路図である。図2に示すように、ハイブリッド型クランプ回路220は、フライバックトランス201の一次巻線201aに対して並列に接続されている。このハイブリッド型クランプ回路220は、クランプスイッチ205及びダイオード204の並列組み合わせに対して直列に接続されたコンデンサ202及び抵抗203の並列組み合わせを含む。図2はまた、コントローラ261及び電力管理ユニット262を含む制御ブロック260を示す。コントローラ261及び電力管理ユニット262は、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアとの任意の組み合わせによって実現できることに留意されたい。一般に、ハードウェア実装は、アナログ及びデジタル回路を含む。一方、ソフトウェア実装は、コントローラ261及び電力管理ユニット262を構成するアルゴリズムを実行する1以上のマイクロコントローラ、デジタルシグナルプロセッサ、またはその両方を含む。
コントローラ261は、出力電圧、出力電流、またはその両方を調節(制御)するための制御信号SW(メインスイッチ206用)、SW(クランプスイッチ205用)、及びSW(存在する場合は、同期整流器スイッチ208用)を提供する。図2の例示的な実施形態では、出力制御信号は、コントローラ261で生成される。コントローラ261では、出力制御信号は、検出された出力電圧V(出力コンデンサ207の両端での)、負荷209によって引き出された検出された出力電流I、検出されたメインスイッチ電流ISW1、検出されたメインスイッチ電圧VSW1、及び電力管理ユニット262から受け取ったアクティブクランプ・イネーブル信号ENに基づいて生成される。しかしながら、コントローラ261は、コンバータの他の変数を検出することによっても、出力制御信号の生成を実施することができる。加えて、複数の出力変数(例えば、出力電圧Vまたは出力電流I)のうちの1つのみを調節する場合、調節しない変数を検出する必要はない。
電力管理ユニット262は、フライバックコンバータ200の動作条件に基づいて、クランプスイッチ205の制御信号SWのアクティブ制御をイネーブルにするアクティブクランプ・イネーブル信号ENを生成する。図2の実施形態では、フライバックコンバータ200の動作条件は、出力電圧V、出力電流I、及び入力電圧VINを検出することによって決定することができる。出力電圧Vが一定である場合、出力電流I及び入力電圧VINを用いて、フライバックコンバータ200の動作条件を決定することできる。フライバックコンバータ200の動作条件を決定するのに、他の変数(例えば、一次スイッチ電流ISW1、一次スイッチ電圧VSW1、二次整流器電流ISW3、及びスイッチング周波数)を用いてもよい。図2では、信号ENがLOW(低)のときには、ハイブリッド型クランプ回路220は、クランプスイッチ205を開くことによって、パッシブクランプになるように構成される(「パッシブクランプ動作」)。あるいは、信号ENがHIGH(高)のときには、メインスイッチ206をZVS(ゼロ電圧スイッチング)条件下でオンにすることを可能にするために、ハイブリッド型クランプ回路220は、クランプスイッチ205をメインスイッチ206と同じ周波数でスイッチングすることによって、アクティブクランプになるように構成される(「アクティブクランプ動作」)。アクティブクランプ動作中は、メインスイッチ206とクランプスイッチ205は、互いに同時に動作しない(すなわち、メインスイッチ206をオフにした後にクランプスイッチ205をオンにする。その逆も同様)。
図3及び図4は、ハイブリッド型クランプ回路220の動作原理を示す。例えば、図3は、出力電流I及び入力電圧VINに対する、PCL(パッシブクランプ動作)及びACL(アクティブクランプ動作)の望ましい動作領域を示す。図3では、PCL領域とACL領域との間の境界は、様々な好ましい最適化基準(例えば、最大効率)によって決定されるように、破線で示されている。例えば、フライバックコンバータ200の入力電圧VIN及び出力電流Iが図3の動作点「A」に対応する値を有する場合は、パッシブクランプ動作が最適である。そのため、電力管理ユニット262は、信号ENを論理LOW状態に設定する。したがって、動作点Aでは、フライバックコンバータ200は、図4に示すように、パッシブクランプとして構成されたハイブリッド型クランプ回路220により動作する(すなわち、メインスイッチ206の制御信号SWのみが調節される)。あるいは、フライバックコンバータ200の入力電圧VIN及び出力電流Iが図3の動作点「B」に対応する値を有する場合、アクティブクランプ動作が最適である。そのため、電力管理ユニット262は、信号ENを論理HIGH状態に設定する。この結果、動作点Bでは、フライバックコンバータ200は、図4に示すように、アクティブクランプとして構成されたハイブリッド型クランプ回路220により動作する。アクティブクランプ動作下では、図4に示すように、メインスイッチ206のスイッチ制御信号SWとクランプスイッチ205のスイッチ制御信号SWの両方が調節される。
一般に、パッシブクランプ動作及びアクティブクランプ動作の望ましい動作領域は、任意の設計最適化基準に基づいて決定され得る。例えば、効率の他にも、電磁干渉(EMI)、コンポーネント応力、及びトランス性能が、最適化基準として使用され得る。望ましい動作領域は、分析的にまたは実験的に(例えば、計算、シミュレーション、またはプロトタイプ回路での測定によって)決定され得る。解析的であろうと実験的であろうと、パッシブクランプ動作下及びアクティブクランプ動作下で、様々な動作点について望ましい最適化基準が評価される。この評価により、アクティブクランプ動作またはパッシブクランプ動作が各動作点でより良い性能を提供するか否かが決定される。そして、パッシブクランプ動作が好適な領域とアクティブクランプ動作が好適な領域との間の境界が規定され、電力管理ユニット262に実装された電力管理アルゴリズムで使用される。デジタル実装では、電力管理アルゴリズムが、パッシブクランプ動作とアクティブクランプ動作との間でより好ましい動作点を選択するべく、実際の動作点を動的に試験することを可能にするために、例えば、境界動作点は、ルックアップテーブルに記憶される。
図5は、本発明の一実施形態に係る実装500であって、シリコンMOSFET(金属酸化物半導体電界効果トランジスタ)スイッチ501、502、及び503を使用して、図2のメインスイッチ206、クランプスイッチ205、及び同期整流器スイッチ208をそれぞれ実現した実装500を示す。図5では、MOSFETクランプスイッチ502のボディダイオードにより、パッシブクランプ構造のダイオード204が実現されている。しかしながら、図6の実装600に示すように、外部ダイオード601をMOSFETクランプスイッチ502に接続することによって、パッシブクランプ構造のダイオード204を実現することができる。また、図2、図5、及び図6に示した本発明の実施形態は、図7に示すように、ハイブリッド型クランプ回路220をメインスイッチ501に対して並列に接続することによっても実現することもできる。
また、本発明の実施形態は、GaNスイッチまたはSiCスイッチを使用して実施することもできる。具体的には、有益であれば、図2のメインスイッチ206、クランプスイッチ205、及び同期整流器スイッチ208の一部または全部を、エンハンスドモード(エンハンスメントモード)またはカスコードGaN HEMT(高電子移動度トランジスタ)、またはSiC MOSFETによって実現することができる。クランプスイッチ205が、ボディダイオードを有していないエンハンスドモードGaN HEMTにより実現される実装では、スイッチを通る逆電流は、スイッチの逆導通によって流れる。
図2のコントローラ261に実装された制御アルゴリズムによれば、ハイブリッド型クランプ回路220を備えたフライバックコンバータ200は、連続導通モード(CCM)、CCMとDCMとの境界(CCM/DCM)、または不連続導通モード(DCM)で動作することができる。ハイブリッド型クランプ回路220がパッシブクランプとして構成された場合、図8(a)に示すように、電圧VSW1が「VIN+NV」と等しいときに、CCM下で動作するメインスイッチ206がオンになるとともに、(i)メインスイッチ206がオフになるまさに直前に電圧VCTRLまで増加する、メインスイッチ206の電流ISW1が流れる電流検出抵抗器RCS(図2では図示せず)の両端での電圧降下、(ii)メインスイッチ206のゲート・ソース間電圧である電圧VGS1、及び(iii)クランプスイッチ205のゲート・ソース間電圧である電圧VGS2を含むキー信号の波形を示す。DCM/CCM動作下またはDCM動作下では、図8(b)及び図8(c)にそれぞれ示すように、メインスイッチ206は、バレースイッチングによりオンになる。具体的には、図8(b)に示すように、CCM/DCM動作下では、メインスイッチ206は最初の谷(第1の谷)でオンになる。DCM動作下では、図8(c)に示すように、メインスイッチ206は、第2の谷またはそれ以降の谷のうちの1つでオンになる。メインスイッチ206のバレースイッチングを実現するために、図2のコントローラ261は、谷検出回路及び谷カウンタ回路を含み得る。
ハイブリッド型クランプ回路220がアクティブクランプとして構成されている場合、図9(a)−図9(c)に示すように、3つの動作モード(すなわち、CCM、CCM/DCM、及びDCM)の全てにおいて、メインスイッチ206をZVS(ゼロ電圧スイッチング)によってオンにすることができる。DCMでのメインスイッチ206のZVSを実現するために、図2のコントローラ261は、ピーク検出回路及びピークカウンタ回路を含む。図9(c)に示すように、ハイブリッド型クランプ回路220のスイッチは、電圧VSW1の適切なピーク検出の後にオンになる。
パッシブクランプ動作下またはアクティブクランプ動作下では、動作モードを選択することにより、所与の動作状態についての最適な性能を実現することができる。例えば、フライバックコンバータ200が高周波数でのパッシブクランプ動作用に構成されている場合には、CCM/DCMが、中負荷または全負荷、または低入力電圧(VIN)条件での最適動作モードである。CCM/DCMは、メインスイッチ206のZVSまたは略ZVS、及び二次側整流器ダイオードまたは同期整流器スイッチ208のZVSを提供するためである。同様に、軽負荷では、一般に、DCMが好適である。DCMは、周波数フォールドバック(すなわち、より小さい負荷またはより大きい入力電圧に応答してスイッチング周波数を減少させること)が可能であるためである。周波数フォールドバックは、スイッチング損失を低減し、変換効率を向上させる。
フライバックコンバータ200がアクティブクランプ動作用に構成されている場合には、フライバックコンバータ200は、動作条件に応じて、CCM、CCM/DCM、またはDCMで動作する。
一般に、パッシブクランプ動作またはアクティブクランプ動作での動作モード最適化は、電力管理ユニット262及びコントローラ261の一方または両方で実施される。電力管理ユニット262の一部として実施される場合、電力管理ユニット262は、例えば動作モードを特定するために、制御信号ENに加えて、追加的な情報(図示せず)をコントローラ261に提供する。
上述した詳細な説明は、本発明の特定の実施形態を例示するために提供され、本発明を限定することを意図するものではない。本発明の範囲内で様々な変形及び変更が可能である。本発明は、特許請求の範囲に記載されている。

Claims (21)

  1. 入力電圧を受けて、出力電圧及び出力電流を負荷に供給するフライバック電力変換器であって、
    一次巻線及び二次巻線を有し、前記出力電圧及び出力電流を前記二次巻線から前記負荷に供給するトランスと、
    前記一次巻線に接続された第1のスイッチであって、該第1のスイッチがオンにされたときに前記一次巻線の両端に前記入力電圧を接続する、該第1のスイッチと、
    互いに直列に接続された第1の並列回路及び第2の並列回路を含むクランプ回路であって、前記第1の並列回路は第2のスイッチ及びクランプダイオードを有し、前記第2の並列回路はクランプコンデンサ及びクランプ抵抗を有し、前記第2のスイッチが閉じているかまたは開いているかに応じてアクティブクランプまたはパッシブクランプを提供する、該クランプ回路と、
    前記第1のスイッチを周期的にオンオフすることによって出力電圧または出力電流を調節するコントローラと、
    当該フライバック電力変換器の動作条件に基づいて、前記第2のスイッチのスイッチングをイネーブルまたはディスエーブルするための電力管理ユニットと、を備えたフライバック電力変換器。
  2. 前記電力管理ユニットは、前記動作条件のサブセットに対して、前記第2のスイッチを継続的にオフに維持する、請求項1に記載のフライバック電力変換器。
  3. 前記動作条件は、前記入力電圧、前記第1のスイッチを流れる電流、前記出力電圧、前記出力電流、及びスイッチング周波数のうちの少なくとも1つに基づいて決定される、請求項1に記載のフライバック電力変換器。
  4. 前記二次巻線を前記負荷に接続する整流器をさらに備え、
    前記動作条件は、前記整流器を流れる電流に基づいてさらに決定される、請求項3に記載のフライバック電力変換器。
  5. 当該フライバック電力変換器は、連続導通モード、不連続導通モード、または前記連続導通モードと前記不連続導通モードとの間の境界で動作する、請求項1に記載のフライバック電力変換器。
  6. 前記電力管理ユニットは、変換効率、コンポーネント応力、電磁干渉(EMI)性能、及びトランス性能のうちの少なくとも1つを最適化する、請求項1に記載のフライバック電力変換器。
  7. 前記電力管理ユニットは、前記動作条件に基づいて、当該フライバック電力変換器の動作モードとして、連続導通モード、不連続導通モード、または前記連続導通モードと不連続導通との間の境界のうちの1つを選択する、請求項1に記載のフライバック電力変換器。
  8. 前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチは、当該フライバック電力変換器の動作中に、互いに同時にオンにされない、請求項1に記載のフライバック電力変換器。
  9. 前記クランプ回路は、前記トランスの前記一次巻線に並列に接続されている、請求項1に記載のフライバック電力変換器。
  10. 前記クランプ回路は、前記第1のスイッチに並列に接続されている、請求項1に記載のフライバック電力変換器。
  11. 前記第1のスイッチは、ゼロ電圧でオンになるか、または前記入力電圧が前記出力電圧よりもN倍大きいときに前記入力電圧と前記出力電圧のN倍の電圧との差に実質的に等しい電圧でオンになり、前記Nは一次巻線の巻数の二次巻線の巻数に対する比である、請求項1に記載のフライバック電力変換器。
  12. 前記第2のスイッチのボディダイオードが前記クランプダイオードとして機能する、請求項1に記載のフライバック電力変換器。
  13. 前記負荷の両端に並列に接続されたフィルタコンデンサをさらに備え、
    前記フィルタコンデンサ及び前記負荷は、前記トランスの前記二次巻線に接続されている、請求項1に記載のフライバック電力変換器。
  14. 整流器ダイオードをさらに備え、
    前記フィルタコンデンサ及び前記負荷は、前記整流器ダイオードを介して、前記トランスの前記二次巻線に接続されている、請求項13に記載のフライバック電力変換器。
  15. 第3のスイッチをさらに備え、
    前記フィルタコンデンサ及び前記負荷は、前記第3のスイッチを介して、前記トランスの前記二次巻線に接続されている、請求項13に記載のフライバック電力変換器。
  16. 前記第3のスイッチは整流を提供する、請求項15に記載のフライバック電力変換器。
  17. 前記第1のスイッチは、前記第2のスイッチがディスエーブルのとき、前記第1のスイッチの両端の電圧の谷でオンになる、請求項1に記載のフライバック電力変換器。
  18. 前記第2のスイッチは、前記第1のスイッチの両端の電圧のピークでオンになる、請求項1に記載のフライバック電力変換器。
  19. 前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチの少なくとも一方は、GaNスイッチまたはSiCスイッチを含む、請求項1に記載のフライバック電力変換器。
  20. 前記第2のスイッチは、エンハンスメントモードのGaNスイッチを含む、請求項1に記載のフライバック電力変換器。
  21. 前記GaNスイッチは、該スイッチの逆導通によって逆電流を流す、請求項20に記載のフライバック電力変換器。
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