JP6964490B2 - 航跡統合システム、送出先選定装置、航跡生成装置、航跡統合方法および航跡統合プログラム - Google Patents

航跡統合システム、送出先選定装置、航跡生成装置、航跡統合方法および航跡統合プログラム Download PDF

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Description

本発明は、航跡統合システム、航跡生成装置、送信先選定装置、航跡統合方法および航跡統合プログラムに関する。特に、移動体の部分航跡から統合航跡を得る航跡統合システム、航跡生成装置、送信先選定装置、航跡統合方法および航跡統合プログラムに関する。
複数のセンサをネットワークで接続して目標を追尾する方式として、探知データ統合方式、航跡統合方式および部分航跡統合方式がある。
探知データ統合方式は、センサの探知データを統合する方式である。
航跡統合方式は、航跡を統合する方式である。
部分航跡統合方式は、探知データを一定時間追尾して部分航跡を統合する方式である。部分航跡はデータ量を圧縮した航跡である。
相関統合された航跡を統合航跡と呼ぶ。
部分航跡統合方式では、センサネットワーク装置がセンサノードに搭載される。各センサノードにおいて、センサネットワーク装置は、センサから得られた観測値をもとにローカル航跡を生成する。その後、センサネットワーク装置は、ローカル航跡を断片化して得られる部分航跡を、ネットワークを介して、他のセンサネットワーク装置と交換する。そして、センサネットワーク装置は、部分航跡を相関統合して統合航跡を生成する。
特開2017−058192号公報
本発明は、複数の航跡生成装置によって通信されるデータの量を抑えながら、複数の航跡生成装置が移動体の航跡を得られるようにすることを目的とする。
本発明に係る航跡統合システムは、複数の航跡生成装置と、前記複数の航跡生成装置の各々と通信する送出先選定装置とを備えた航跡統合システムにおいて、
前記複数の航跡生成装置の各々は、
移動体を観測して得られる観測データに基づいて、前記移動体の航跡の一部を表す部分航跡データを生成する追尾部と、
前記部分航跡データを前記送出先選定装置に送信する生成側通信部を備え、
前記送出先選定装置は、
前記航跡生成装置から前記部分航跡データを受信するマスタ側通信部と、
前記部分航跡データを用いて前記移動体の航跡を表す統合航跡データを生成するマスタ側統合部と、
前記統合航跡データに基づいて、前記統合航跡データにより表される航跡を観測可能な航跡生成装置を前記複数の航跡生成装置から選定し、選定された航跡生成装置のアドレスのリストと前記統合航跡データを識別する統合航跡番号とをグループリストとして生成する選定部と
を備え、
前記マスタ側通信部は、
前記グループリストを少なくとも前記グループリストに含まれるアドレスに送信する。
本発明に係る航跡統合システムによれば、複数の航跡生成装置によって通信されるデータの量を抑えながら、複数の航跡生成装置の各々および送出先選定装置が移動体の航跡を得ることができる。
実施の形態1に係る航跡統合システムの構成図。 実施の形態1に係るノードの構成図。 実施の形態1に係るマスタノードの構成図。 実施の形態1に係る航跡生成装置による追尾処理のフローチャート。 実施の形態1に係る航跡生成装置による追尾処理のフローチャート。 実施の形態1に係る航跡生成装置によるローカル送出要求処理のフローチャート。 実施の形態1に係る航跡生成装置によるリモート送出要求処理のフローチャート。 実施の形態1に係る航跡生成装置による送出制御処理のフローチャート。 実施の形態1に係る航跡生成装置による航跡統合処理のフローチャート。 実施の形態1に係る航跡生成装置による送信処理のフローチャート。 実施の形態1に係る航跡生成装置によるリモート航跡受信処理のフローチャート。 実施の形態1に係る航跡生成装置によるリモート航跡受信処理のフローチャート。 実施の形態1に係る航跡生成装置によるグループリスト受信処理のフローチャート。 実施の形態1に係る送出先選定装置による送出先選定処理のフローチャート。 実施の形態1に係る送出先選定装置による送出先変更処理のフローチャート。 実施の形態1に係る航跡生成装置のハードウェア構成図。 実施の形態1に係る送出先選定装置のハードウェア構成図。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付している。実施の形態の説明において、同一または相当する部分については、説明を適宜省略または簡略化する。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1から図3に基づいて、本実施の形態に係る航跡統合システム100の構成について説明する。
航跡統合システム100は、移動体の航跡を得るためのシステムである。
具体的には、移動体は船舶または航空機である。
航跡は、移動体が通った経路を示す情報である。
航跡統合システム100は、複数のノード200と単一のマスタノード500とを備える。図2に示すように、ノード200は、航跡生成装置300を有する。また、図3に示すように、マスタノード500は、送出先選定装置600を有する。
各ノード200およびマスタノード500は、ネットワーク101を介して、部分航跡データ102を互いに通信する。すなわち、航跡統合システム100は、複数の航跡生成装置300と、複数の航跡生成装置の各々と通信する送出先選定装置600とを備えている。
部分航跡データ102は、移動体の航跡の一部を表すデータである。
マスタノード500は、ネットワーク101を介して、グループリスト103をノード200に送信する。
グループリスト103は、部分航跡データ102の送信先を示すデータである。
図2に基づいて、本実施の形態に係る航跡生成装置300を有するノード200の構成について説明する。
ノード200は、センサ201によって移動体を観測し、得られた観測データ401を用いて移動体の航跡を算出する。
センサ201は、移動体の位置を定期的に測定する装置である。具体的なセンサ201はレーダである。
移動体の航跡を算出する装置を航跡生成装置300という。
航跡生成装置300は、相関部301と、受付管理部303と、リスト処理部306と、統合航跡生成部310と、ネットワーク統合航跡生成部320といった「部」を備える。これらの「部」の機能については後述する。
統合航跡生成部310は、追尾部311と、送出制御部312と、統合部313とを備える。また、ネットワーク統合航跡生成部320は、追尾部321と、送出制御部322と、統合部323とを備える。これらの機能については後述する。
また、航跡生成装置300は、受付部302と、生成側通信部304と、表示部305とを備える。
受付部302は、オペレータ202の入力を受け付ける。
生成側通信部304は、部分航跡データ102およびグループリスト103といった情報を通信する。具体的には、生成側通信部304は、部分航跡データ102を送出先選定装置600に送信する。また、生成側通信部304は、グループリスト103を送出先選定装置600から受信する。
表示部305は、移動体の航跡を表示する。
また、航跡生成装置300は、統合航跡記憶部391、ローカル航跡記憶部392、ネットワークローカル航跡記憶部393、要求記憶部394、ネットワーク統合航跡記憶部395、およびローカルリスト記憶部396といった「記憶部」を備える。これらの「記憶部」に記憶されるデータについては後述する。
図3に基づいて、本実施の形態に係る送出先選定装置600を有するマスタノード500の構成について説明する。
マスタノード500は、ノード200から部分航跡データ102を受信し、受信した部分航跡データ102を用いて、移動体の航跡の算出とグループリスト103の作成とを実施する。
移動体の航跡の算出とグループリスト103の作成とを実施する装置を送出先選定装置600という。
送出先選定装置600は、マスタ側統合部602と、選定部604といった「部」を備える。これらの「部」の機能については後述する。
送出先選定装置600は、マスタ側通信部601と、表示部603と、受付部605とを備える。
マスタ側通信部601は、部分航跡データ102およびグループリスト103といった情報を通信する。
表示部603は、移動体の航跡を表示する。
受付部605は、オペレータ501の入力を受け付ける。
送出先選定装置600は、マスタ側航跡記憶部691と、マスタ側リスト記憶部692といった「記憶部」を備える。これらの「記憶部」に記憶されるデータについては後述する。
***動作の説明***
図4および図5に基づいて、本実施の形態に係る航跡生成装置300による追尾処理について説明する。
航跡生成装置300による追尾処理は、センサ201から観測データ401を受け付けた際の手順である。追尾部311,321は、移動体を観測して得られる観測データ401に基づいて、移動体の航跡の一部を表す部分航跡データをローカル航跡データ403,404として生成する。
ステップS101からステップS103は相関処理である。
ステップS101において、相関部301は、センサ201から出力された観測データ401を受け付ける。観測データ401は観測値を含んだデータである。観測値は、センサ201によって観測された移動体の位置を特定する情報である。具体的な観測値は座標値である。
相関部301は、統合航跡記憶部391に記憶されている各統合航跡データ402を参照する。統合航跡データ402は、統合航跡と統合航跡番号とを含んだデータである。統合航跡は、後述する部分航跡を統合した航跡である。統合航跡番号は、統合航跡データ402により表される統合航跡を識別する識別子である。
そして、相関部301は、観測データ401に含まれる観測値と、各統合航跡データ402に含まれる統合航跡との相関値を求める。
相関値は、相関の程度を示す値である。具体的な相関値は、統合航跡の誤差、観測値の誤差および統合航跡から観測点までの最短距離である。
ステップS102において、相関部301は、求めた相関値を用いて、観測値と相関がある統合航跡があるか判定する。
観測値と相関がある統合航跡がある場合、処理はステップS103に進む。いずれかの統合航跡と相関がある観測値を相関済観測値という。
観測値と相関がある統合航跡がない場合、相関部301は観測値を出力し、処理はステップS104およびS107に進む。いずれの統合航跡とも相関がない観測値を新規登録対象という。
ステップS103において、相関部301は、観測値と相関がある統合航跡を含んだ統合航跡データ402から統合航跡番号を取得し、取得した統合航跡番号を観測値に付与し、観測値と統合航跡番号とを出力する。
ステップS104からステップS106は、統合航跡生成部310の追尾部311による追尾処理である。
ステップS104において、追尾部311は、相関部301から出力された観測値に対応するローカル航跡データ403が、ローカル航跡記憶部392に登録されているか判定する。
ローカル航跡データ403は、ローカル航跡とローカル航跡番号と統合航跡番号とを含んだデータである。ローカル航跡は、観測値に基づいて算出される航跡である。ローカル航跡番号は、ローカル航跡を識別する識別子である。
以下の条件(1)が満たされる場合に、追尾部311は、当該観測値に対応するローカル航跡データ403が、ローカル航跡記憶部392に登録されている、と判定する。
(1)当該観測値が相関済観測値であり、相関済観測値に付与された統合航跡番号と同じ統合航跡番号を含んだローカル航跡データ403が、ローカル航跡記憶部392に登録されている。
以下の条件(2)(3)のいずれかが満たされる場合に、追尾部311は、当該観測値に対応するローカル航跡データ403が、ローカル航跡記憶部392に登録されていない、と判定する。
(2)当該観測値が相関済観測値であり、相関済観測値に付与された統合航跡番号と同じ統合航跡番号を含んだローカル航跡データ403が、ローカル航跡記憶部392に登録されていない。
(3)当該観測値が新規登録対象である。
当該観測値に対応するローカル航跡データ403がローカル航跡記憶部392に登録されている場合、処理はステップS105に進む。
当該観測値に対応するローカル航跡データ403がローカル航跡記憶部392に登録されていない場合、処理はステップS106に進む。
ステップS105において、追尾部311は、当該観測値に対応するローカル航跡データ403に含まれるローカル航跡を、当該観測値を用いて更新する。
具体的には、追尾部311は、当該ローカル航跡と当該観測値とに対して、予測処理および平滑化処理を行う。
予測処理は、航跡を時間変化させて位置と速度とのそれぞれの予測値を算出する処理である。
平滑化処理は、予測値と観測値とを用いて真値を推定する処理である。
ステップS106において、追尾部311は、新たなローカル航跡データ403を生成し、生成したローカル航跡データ403をローカル航跡記憶部392に登録する。
具体的には、追尾部311は新たなローカル航跡データ403を以下のように生成する。
相関部301から出力された観測値が相関済観測値である場合、追尾部311は、相関済観測値をローカル航跡として新たなローカル航跡データ403に設定する。さらに、追尾部311は、新たなローカル航跡番号を生成し、生成した新たなローカル航跡番号と相関済観測値に付与された統合航跡番号とを新たなローカル航跡データ403に設定する。
相関部301から出力された観測値が新規登録対象である場合、追尾部311は、新規登録対象をローカル航跡として新たなローカル航跡データ403に設定する。さらに、追尾部311は、新たなローカル航跡番号を生成し、生成した新たなローカル航跡番号を新たなローカル航跡データ403に設定する。この場合、新たなローカル航跡データ403に統合航跡番号は設定されない。
ステップS107からステップS109は、ネットワーク統合航跡生成部320の追尾部321による追尾処理である。
ステップS107において、追尾部321は、相関部301から出力された観測値に対応するローカル航跡データ404が、ネットワークローカル航跡記憶部393に登録されているか判定する。ローカル航跡データ404の内容はローカル航跡データ403と同様であり、判定方法はステップS104と同様である。
当該観測値に対応するローカル航跡データ404がネットワークローカル航跡記憶部393に登録されている場合、処理はステップS108に進む。
当該観測値に対応するローカル航跡データ404がネットワークローカル航跡記憶部393に登録されていない場合、処理はステップS109に進む。
ステップS108において、追尾部321は、当該観測値に対応するローカル航跡データ404に含まれるローカル航跡を、当該観測値を用いて更新する。更新方法はステップS105と同様である。
ステップS109において、追尾部321は、新たなローカル航跡データ404を生成する。生成方法はステップS106と同様である。
そして、追尾部321は、生成したローカル航跡データ404をネットワークローカル航跡記憶部393に登録する。
図6に基づいて、本実施の形態に係る航跡生成装置300によるローカル送出要求処理について説明する。
航跡生成装置300によるローカル送出要求処理は、ローカル送出要求491を受け付けた際の手順である。
ステップS201はローカル送出要求受付処理である。
ステップS201において、受付部302は、ローカル送出要求491を受け付け、受け付けたローカル送出要求491を出力する。
ローカル送出要求491は、ノード200のオペレータ202からの送出要求である。
送出要求は、統合航跡番号と、誤差上限値L_Upperと、誤差下限値L_Lowerとを含んだデータである。
ステップS202はローカル送出要求記憶処理である。
ステップS202において、受付管理部303は、受け付けたローカル送出要求491を要求記憶部394に記憶する。
ステップS203はローカル送出要求設定処理である。
ステップS203において、受付管理部303は、ローカル送出要求491に含まれる統合航跡番号と同じ統合航跡番号を含んだローカル航跡データ403を、ローカル航跡記憶部392から検索する。
そして、受付管理部303は、該当するローカル航跡データ403にローカル送出要求491を設定する。
図7に基づいて、本実施の形態に係る航跡生成装置300によるリモート送出要求処理について説明する。
航跡生成装置300によるリモート送出要求処理は、リモート送出要求492を受け付けた際の手順である。
ステップS301はリモート送出要求受付処理である。
ステップS301において、他のノード200からリモート送出要求492が送信された場合、生成側通信部304はリモート送出要求492を受信する。
そして、受付管理部303は、生成側通信部304によって受信されたリモート送出要求492を受け付ける。
ステップS302はリモート送出要求記憶処理である。
ステップS302において、受付管理部303は、受け付けたリモート送出要求492を要求記憶部394に記憶する。
ステップS303は対象要求選択処理である。
ステップS303において、受付管理部303は、ローカル送出要求491とリモート送出要求492とのうちのいずれかの種類の送出要求を選択する。選択された方の送出要求を対象要求という。
具体的には、受付管理部303は、要求度が高い方の送出要求を選択する。要求度が高いとは、送出要求に含まれる誤差上限値が低いことを意味する。ローカル送出要求491の要求度はローカル送出要求491における最小の誤差上限値であり、リモート送出要求492の要求度はリモート送出要求492における最小の誤差上限値である。
そして、受付管理部303は、選択した送出要求を要求記憶部394から読み出す。
ステップS304は対象要求設定処理である。
ステップS304において、受付管理部303は、読み出した対象要求毎に以下の処理を行う。
受付管理部303は、対象要求に含まれる統合航跡番号と同じ統合航跡番号を含んだローカル航跡データ404を、ネットワークローカル航跡記憶部393から検索する。そして、受付管理部303は、該当するローカル航跡データ404に対象要求を設定する。
図8に基づいて、本実施の形態に係る航跡生成装置300による送出制御処理について説明する。
航跡生成装置300による送出制御処理は、ローカル送出要求491が設定されたローカル航跡データ403の送出の要否を判定する。
航跡統合方法の送出制御処理は、ローカル航跡記憶部392に記憶されているローカル航跡データ403毎に、定期的に実行される。
ステップS401において、送出制御部312は、ローカル航跡データ403が新規登録対象であるか判定する。
具体的には、送出制御部312は、ローカル航跡データ403に統合航跡番号が含まれるか判定する。統合航跡番号が含まれないローカル航跡データ403が新規登録対象である。
ローカル航跡データ403が新規登録対象である場合、処理はステップS402に進む。
ローカル航跡データ403が新規登録対象でない場合、処理はステップS403に進む。
ステップS402において、送出制御部312は、ローカル航跡データ403を部分航跡データ102として出力する。そして、送出制御部312は、ローカル航跡データ403をローカル航跡記憶部392から削除する。
ステップS403において、送出制御部312は、ローカル航跡データ403に対応する統合航跡データ402に含まれる統合航跡の予測誤差λを算出する。
具体的には、送出制御部312は、以下のように予測誤差λを算出する。
送出制御部312は、ローカル航跡データ403に含まれる統合航跡番号と同じ統合航跡番号を含んだ統合航跡データ402を、統合航跡記憶部391から検索する。
そして、送出制御部312は、該当する統合航跡データ402に含まれる統合航跡を用いて、予測誤差λを算出する。
予測誤差λの算出とは、統合航跡に対してカルマンフィルタの誤差共分散行列から固有値を算出することを意味する。
ステップS404において、送出制御部312は、ローカル航跡データ403に含まれるローカル送出要求491から誤差上限値L_Upperを取得する。
そして、送出制御部312は、予測誤差λを誤差上限値L_Upperと比較する。
予測誤差λが誤差上限値L_Upperより大きい場合、処理はステップS405に進む。
予測誤差λが誤差上限値L_Upper以下である場合、処理はステップS406に進む。
ステップS405において、送出制御部312は、ローカル航跡データ403を部分航跡データ102として出力する。そして、送出制御部312は、ローカル航跡データ403をローカル航跡記憶部392から削除する。
ステップS406において、送出制御部312は、ローカル航跡データ403に含まれるローカル送出要求491から誤差下限値L_Lowerを取得する。
そして、送出制御部312は、予測誤差λを誤差下限値L_Lowerと比較する。
予測誤差λが誤差下限値L_Lowerより大きい場合、処理はステップS407に進む。
予測誤差λが誤差下限値L_Lower以下である場合、送出制御部312は、ローカル航跡データ403の送出を保留して、部分航跡データ102を出力しない。
ステップS407において、送出制御部312は、ローカル航跡データ403に含まれるローカル航跡を用いて、誤差改善量Iを算出する。
誤差改善量Iは、ローカル航跡データ403を部分航跡データ102として送出した場合に予測誤差λが改善される量である。
ステップS408において、送出制御部312は、誤差改善量Iを送出閾値Λと比較する。送出閾値Λは予め決められた値である。
誤差改善量Iが送出閾値Λより大きい場合、処理はS409に進む。
誤差改善量Iが送出閾値Λ以下である場合、送出制御部312は、ローカル航跡データ403の送出を保留して、部分航跡データ102を出力しない。
ステップS409において、送出制御部312は、ローカル航跡データ403を部分航跡データ102として出力する。
そして、送出制御部312は、ローカル航跡データ403をローカル航跡記憶部392から削除する。
図9に基づいて、本実施の形態に係る航跡生成装置300による航跡統合処理について説明する。
航跡生成装置300による航跡統合処理は、統合航跡を登録または更新する際の手順である。
ステップS501において、統合部313は、部分航跡データ102が新規登録対象であるか判定する。
具体的には、統合部313は、部分航跡データ102に統合航跡番号が含まれるか判定する。統合航跡番号が含まれない部分航跡データ102が新規登録対象である。
部分航跡データ102が新規登録対象である場合、処理はステップS502に進む。
部分航跡データ102が新規登録対象でない場合、処理はステップS503に進む。
ステップS502において、統合部313は、部分航跡データ102を用いて新たな統合航跡データ402を生成し、生成した統合航跡データ402を統合航跡記憶部391に登録する。
具体的には、統合部313は、以下のように新たな統合航跡データ402を生成する。
統合部313は、部分航跡データ102に含まれる部分航跡を統合航跡として新たな統合航跡データ402に設定する。
さらに、統合部313は、新たな統合航跡番号を生成し、生成した新たな統合航跡番号を新たな統合航跡データ402に設定する。
なお、統合航跡番号を生成する方法は、航跡統合システム100において統一されている。つまり、それぞれの航跡生成装置300は、同じ統合航跡に対して、同じ統合航跡番号を付与する。
そして、表示部305は、統合航跡記憶部391に登録された統合航跡データ402の内容を表示する。具体的には、表示部305は、統合航跡データ402に含まれる統合航跡といった情報を表示する。
ステップS503において、統合部313は、部分航跡データ102に対応する統合航跡データ402に含まれる統合航跡を、部分航跡データ102に含まれる部分航跡を用いて更新する。
具体的には、統合部313は、以下のように統合航跡を更新する。
統合部313は、部分航跡データ102に含まれる統合航跡番号と同じ統合航跡番号を含んだ統合航跡データ402を、統合航跡記憶部391から検索する。
そして、統合部313は、該当する統合航跡データ402に含まれる統合航跡と部分航跡データ102に含まれる部分航跡とに対して、統合処理を行う。
統合処理は、部分航跡が得られた時刻までの外挿を統合航跡に対して行い、統合航跡の誤差と部分航跡の誤差とを平滑化し、統合航跡の位置を算出する処理である。
そして、表示部305は、更新後の統合航跡データ402の内容を表示する。具体的には、表示部305は、更新後の統合航跡データ402に含まれる統合航跡といった情報を表示する。
図10に基づいて、本実施の形態に係る航跡生成装置300による送信処理について説明する。
航跡生成装置300による送信処理は、部分航跡データ102を他のノード200に送信する際の手順である。航跡生成装置300による送信処理は定期的に実行される。
まず、送信処理の概要について説明する。
送出制御部322は、部分航跡データ102が初探知の場合、部分航跡データ102を送出先選定装置600に送信する。
また、送出制御部322は、部分航跡データ102が初探知でない場合は、以下のように処理する。送出制御部322は、部分航跡データ102に含まれる統合航跡番号と同じ統合航跡番号を含むローカルリストがローカルリスト記憶部396に存在する場合、部分航跡データ102をローカルリストに含まれる航跡生成装置300および送出先選定装置600に送信する。また、送出制御部322は、部分航跡データが初探知でなく、部分航跡データ102に含まれる統合航跡番号と同じ統合航跡番号を含むローカルリストがローカルリスト記憶部396に存在しない場合、部分航跡データ102を送信しない。
次に、送信処理の具体的な処理内容について説明する。
ステップS601は送出制御処理である。
ステップS601において、送出制御部322は、対象要求が設定されたローカル航跡データ404の送出の要否を判定する。送出が必要と判定されたローカル航跡データ404は、部分航跡データ102として出力される。判定方法は、図8に基づいて説明した航跡生成装置300による送出制御処理と同様である。
ステップS602は初探知判定処理である。
ステップS602において、送出制御部322は、部分航跡データ102に含まれるローカル航跡が、初探知のローカル航跡であるか判定する。
具体的には、送出制御部322は、部分航跡データ102に統合航跡番号が設定されているか判定する。統合航跡番号が設定されていない場合、送出制御部322は、部分航跡データ102に含まれるローカル航跡が、初探知のローカル航跡であると判定する。
部分航跡データ102に含まれるローカル航跡が、初探知のローカル航跡である場合、処理はステップS603に進む。
部分航跡データ102に含まれるローカル航跡が、初探知のローカル航跡でない場合、処理はステップS604に進む。
ステップS603において、送出制御部322は、部分航跡データ102の送出先として、マスタノード500を設定する。
そして、生成側通信部304は、部分航跡データ102を、送出先として設定されたノードに送信する。
ステップS604において、送出制御部322は、部分航跡データ102に設定された統合航跡番号と同じ統合航跡番号を含んだローカルリスト407を、ローカルリスト記憶部396から検索する。
ローカルリスト407は、統合航跡番号と送出先リストとを含んだデータである。送出先リストはノードのリストである。ローカルリスト407の詳細は後述する。
ステップS605において、送出制御部322は、検索結果を判定する。
部分航跡データ102に設定された統合航跡番号と同じ統合航跡番号を含んだローカルリスト407がある場合、処理はステップS606に進む。
部分航跡データ102に設定された統合航跡番号と同じ統合航跡番号を含んだローカルリスト407がない場合、処理はステップS607に進む。
ステップS606において、送出制御部322は、部分航跡データ102の送出先として、ローカルリスト407に含まれる送出先リストのノードを設定する。
そして、生成側通信部304は、部分航跡データ102を、送出先として設定されたノードに送信する。
ステップS607は統合処理である。
ステップS607において、統合部323は、部分航跡データ102を用いてネットワーク統合航跡データ406を更新または登録する。
ネットワーク統合航跡データ406を更新または登録する方法は、ステップS501からステップS503と同様である。
図11および図12に基づいて、本実施の形態に係る航跡生成装置300によるリモート航跡受信処理について説明する。
航跡生成装置300によるリモート航跡受信処理は、リモート部分航跡データ405を受信した際の手順である。リモート部分航跡データ405は、他のノードから送信された部分航跡データ102のことである。
ステップS701はリモート部分航跡受付処理である。
ステップS701において、他のノード200から部分航跡データ102が送信された場合、生成側通信部304は部分航跡データ102を受信し、受信した部分航跡データ102を出力する。
生成側通信部304から出力される部分航跡データ102をリモート部分航跡データ405といい、リモート部分航跡データ405に含まれる部分航跡をリモート航跡という。
ステップS702からステップS705は、統合航跡生成部310の統合部313による処理である。
ステップS702において、統合部313は、リモート部分航跡データ405に含まれるリモート航跡と、各統合航跡データ402に含まれる統合航跡との相関を求める。相関を求める方法はステップS101と同様である。
ステップS703において、統合部313は、リモート航跡と相関がある統合航跡があるか判定する。
リモート航跡と相関がある統合航跡がある場合、処理はステップS704に進む。
リモート航跡と相関がある統合航跡がない場合、処理はステップS705に進む。
ステップS704において、統合部313は、リモート部分航跡データ405に対応する統合航跡データ402に含まれる統合航跡を、リモート部分航跡データ405に含まれるリモート航跡を用いて更新する。統合航跡を更新する方法はステップS503と同様である。
ステップS705において、統合部313は、リモート部分航跡データ405を用いて新たな統合航跡データ402を生成し、生成した統合航跡データ402を統合航跡記憶部391に登録する。新たな統合航跡データ402を生成する方法は、ステップS502と同様である。
ステップS706からステップS709は、ネットワーク統合航跡生成部320の統合部323による処理である。
ステップS706において、統合部323は、リモート部分航跡データ405に含まれるリモート航跡と、各ネットワーク統合航跡データ406に含まれる統合航跡との相関を求める。相関を求める方法はステップS101と同様である。
ステップS707において、統合部323は、リモート航跡と相関がある統合航跡があるか判定する。
リモート航跡と相関がある統合航跡がある場合、処理はステップS708に進む。
リモート航跡と相関がない統合航跡がない場合、処理はステップS709に進む。
ステップS708において、統合部323は、リモート部分航跡データ405に対応するネットワーク統合航跡データ406に含まれる統合航跡を、リモート部分航跡データ405に含まれるリモート航跡を用いて更新する。統合航跡を更新する方法はステップS503と同様である。
ステップS709において、統合部323は、リモート部分航跡データ405を用いて新たなネットワーク統合航跡データ406を生成し、生成したネットワーク統合航跡データ406をネットワーク統合航跡記憶部395に登録する。新たなネットワーク統合航跡データ406を生成する方法は、ステップS502と同様である。
図13に基づいて、本実施の形態に係る航跡生成装置300によるグループリスト受信処理について説明する。
航跡生成装置300によるグループリスト受信処理は、ノード200が、マスタノード500からグループリスト103を受信した際の手順である。
まず、グループリスト受信処理の概要について説明する。
ローカルリスト記憶部396は、部分航跡データ102を送出する際に用いられるグループリストをローカルリストとして記憶する。
生成側通信部304は、送出先選定装置600から送信されたグループリスト103を受信する。
リスト処理部306は、受信されたグループリスト103に含まれる統合航跡番号と同一の統合航跡番号を含むローカルリストがローカルリスト記憶部396に存在するか否かを判定する。存在しない場合、リスト処理部306は、受信されたグループリスト103をローカルリスト407としてローカルリスト記憶部396に記憶する。
また、リスト処理部306は、同一の統合航跡番号を含むローカルリストがローカルリスト記憶部に存在し、かつ、グループリスト103に自航跡生成装置のアドレスが含まれる場合、そのローカルリスト407を受信されたグループリスト103で更新する。
また、リスト処理部306は、同一の統合航跡番号を含むローカルリストがローカルリスト記憶部396に存在し、かつ、グループリスト103に自航跡生成装置のアドレスが含まれない場合、そのローカルリストをローカルリスト記憶部396から削除する。この処理は、送出先選定装置600においてグループリストが更新された結果、グループリストから自航跡生成装置が無くなったことを意味する。
次に、グループリスト受信処理の具体的な処理内容について説明する。
ステップS801はグループリスト受付処理である。
ステップS801において、マスタノード500からグループリスト103が送信された場合、生成側通信部304はグループリスト103を受信し、受信したグループリスト103を出力する。
グループリスト103は、統合航跡番号と送出先リストとを含んだデータである。送出先リストはノードのリストである。
ステップS802において、リスト処理部306は、グループリスト103に設定された統合航跡番号と同じ統合航跡番号を含んだローカルリスト407を、ローカルリスト記憶部396から検索する。
ステップS803において、リスト処理部306は、検索結果を判定する。
グループリスト103に設定された統合航跡番号と同じ統合航跡番号を含んだローカルリスト407がない場合、処理はステップS804に進む。
グループリスト103に設定された統合航跡番号と同じ統合航跡番号を含んだローカルリスト407がある場合、処理はステップS805に進む。
ステップS804において、リスト処理部306は、グループリスト103をローカルリスト407として、ローカルリスト記憶部396に登録する。
ステップS805において、リスト処理部306は、自ノードをグループリスト103に含まれる送出先リストから検索する。
ステップS806において、リスト処理部306は、検索結果を判定する。
自ノードがグループリスト103に含まれる送出先リストにある場合、処理はステップS807に進む。
自ノードがグループリスト103に含まれる送出先リストにない場合、処理はステップS808に進む。
ステップS807において、リスト処理部306は、ローカルリスト407をグループリスト103で更新する。
具体的には、リスト処理部306は、ローカルリスト407に含まれる送出先リストを、グループリスト103に含まれる送出先リストで上書きする。
そして、リスト処理部306は、ローカルリスト407をローカルリスト記憶部396に登録する。
ステップS808において、リスト処理部306は、ローカルリスト407をローカルリスト記憶部396から削除する。
図14に基づいて、本実施の形態に係る送出先選定装置600による送出先選定処理について説明する。
送出先選定装置600による送出先選定処理は、ノード200から部分航跡データ102を受信した際の手順である。
まず、送出先選定処理の概要について説明する。
マスタ側航跡記憶部691は、マスタ側統合部602により生成された統合航跡データに統合航跡データの統合航跡番号を付与して記憶する。ここで、マスタ側統合部602により生成された統合航跡データをネットワーク統合航跡データ702という。
マスタ側リスト記憶部692は、選定部604により生成されたグループリスト103を記憶する。
マスタ側統合部602は、マスタ側通信部601により受信された部分航跡データ102を取得する。マスタ側統合部602は、部分航跡データ102とマスタ側航跡記憶部691に記憶されているネットワーク統合航跡データ702との相関処理を実行する。マスタ側航跡記憶部691に部分航跡データ102と相関する統合航跡データが存在しない場合、マスタ側統合部602は、部分航跡データ102を用いて新たな統合航跡データを生成する。
そして、マスタ側航跡記憶部691は、新たな統合航跡データに新たな統合航跡データの統合航跡番号を付与して記憶する。そして、選定部604は、新たな統合航跡データに基づいてグループリスト103を生成する。
また、マスタ側航跡記憶部691に部分航跡データ102と相関する統合航跡データが存在する場合、マスタ側統合部602は、部分航跡データ102と相関するネットワーク統合航跡データ702を、部分航跡データ102を用いて更新する。このとき、選定部604は、更新された統合航跡データに付与されている統合航跡番号と同一の統合航跡番号を含むグループリストをマスタ側リスト記憶部692から抽出する。選定部604は、抽出したグループリスト103を更新された統合航跡データに基づいて更新する。
次に、送出先選定処理の具体的な処理内容について説明する。
ステップS901はリモート部分航跡受付処理である。
ステップS901において、他のノード200から部分航跡データ102が送信された場合、マスタ側通信部601は部分航跡データ102を受信し、受信した部分航跡データ102を出力する。
マスタ側通信部601から出力される部分航跡データ102をリモート部分航跡データ701といい、リモート部分航跡データ701に含まれる部分航跡をリモート航跡という。
ステップS902において、マスタ側統合部602は、リモート部分航跡データ701に含まれるリモート航跡と、各ネットワーク統合航跡データ702に含まれる統合航跡との相関を求める。相関を求める方法はステップS101と同様である。
ステップS903において、マスタ側統合部602は、リモート航跡と相関がある統合航跡があるか判定する。
リモート航跡と相関がある統合航跡がある場合、処理はステップS904に進む。
リモート航跡と相関がある統合航跡がない場合、処理はステップS908に進む。
ステップS904において、マスタ側統合部602は、リモート部分航跡データ701に対応するネットワーク統合航跡データ702に含まれる統合航跡を、リモート部分航跡データ701に含まれるリモート航跡を用いて更新する。統合航跡を更新する方法はステップS503と同様である。
そして、表示部603は、更新後のネットワーク統合航跡データ702の内容を表示する。具体的には、表示部603は、更新後のネットワーク統合航跡データ702に含まれる統合航跡といった情報を表示する。
ステップS905において、選定部604は、更新後のネットワーク統合航跡データ702に基づいて、グループリスト103を更新する。
具体的には、選定部604はグループリスト103を以下のように更新する。
選定部604は、ネットワーク統合航跡データ702に対して予測処理を行い、予測された航跡と各ノード200に含まれるセンサ201の覆域との交点を算出する。
予測処理は、航跡を時間変化させて位置と速度とのそれぞれの予測値を算出する処理である。
そして、選定部604は、ネットワーク統合航跡データ702に含まれる統合航跡番号と同じ統合航跡番号を含んだグループリスト103を、マスタ側リスト記憶部692から検索する。
さらに、選定部604は、算出した交点に基づいて、グループリスト103に含まれる送出先リストを以下のように更新する。
予測された航跡とノード200に含まれるセンサ201の覆域との交点があり、該当するノード200が送出先リストに含まれない場合、選定部604は、該当するノード200を送出先リストに追加する。
予測された航跡とノード200に含まれるセンサ201の覆域との交点がなく、該当するノード200が送出先リストに含まれる場合、選定部604は、該当するノード200を送出先リストから削除する。
予測された航跡とノード200に含まれるセンサ201の覆域との交点があり、該当するノード200が送出先リストに含まれる場合、選定部604は、送出先リストを変更しない。
予測された航跡とノード200に含まれるセンサ201の覆域との交点がなく、該当するノード200が送出先リストに含まれない場合、選定部604は、送出先リストを変更しない。
ステップS906において、選定部604は、グループリスト103に含まれる送出先リストに変更があるか判定する。
送出先リストに変更がある場合、処理はステップS907に進む。
送出先リストに変更がない場合、処理を終了する。
ステップS907において、選定部604は、更新したグループリスト103をマスタ側リスト記憶部692に登録する。
そして、マスタ側通信部601は、以下のように送信する。
マスタ側通信部601は、ネットワーク統合航跡データ702を、更新によりグループリスト103に追加されたノードに送信する。
マスタ側通信部601は、グループリスト103と部分航跡データ102とを、グループリスト103に含まれるノードに送信する。
マスタ側通信部601は、グループリスト103を、更新によりグループリスト103から削除されたノードに送信する。
ステップS908において、マスタ側統合部602は、リモート部分航跡データ701を用いて新たなネットワーク統合航跡データ702を生成し、生成したネットワーク統合航跡データ702をマスタ側航跡記憶部691に登録する。新たなネットワーク統合航跡データ702を生成する方法は、ステップS502と同様である。
そして、表示部603は、マスタ側航跡記憶部691に登録されたネットワーク統合航跡データ702の内容を表示する。具体的には、表示部603は、ネットワーク統合航跡データ702に含まれる統合航跡といった情報を表示する。
ステップS909において、選定部604は、ネットワーク統合航跡データ702に基づいて、グループリスト103を作成する。
具体的には、選定部604はグループリスト103を以下のように生成する。
選定部604は、ネットワーク統合航跡データ702に対して予測処理を行い、予測された航跡と各ノード200に含まれるセンサ201の覆域との交点を算出する。
予測処理は、航跡を時間変化させて位置と速度とのそれぞれの予測値を算出する処理である。
そして、選定部604は、算出した交点に基づいて、送出先リストを以下のように作成する。
予測された航跡とノード200に含まれるセンサ201の覆域との交点がある場合、選定部604は、該当するノード200を送出先リストに追加する。
予測された航跡とノード200に含まれるセンサ201の覆域との交点がない場合、選定部604は、該当するノード200を送出先リストに追加しない。
さらに、選定部604はマスタノード500を送出先リストに追加する。
ステップS910において、選定部604は、ネットワーク統合航跡データ702の統合航跡番号と送出先リストとをグループリスト103に設定し、グループリスト103をマスタ側リスト記憶部692に登録する。
そして、マスタ側通信部601は、グループリスト103と部分航跡データ102とを、グループリスト103の送出先リストに含まれるノードに送信する。
図15に基づいて、本実施の形態に係る送出先選定装置600による送出先変更処理について説明する。
送出先選定装置600による送出先選定処理は、送出先変更要求791を受け付けた際の手順である。
ステップS1001は送出先変更要求受付処理である。
ステップS1001において、受付部605は、送出先変更要求791を受け付け、受け付けた送出先変更要求791を出力する。
送出先変更要求791は、マスタノード500のオペレータ501からの送出先変更要求である。
送出先変更要求は、統合航跡番号と送出先リストとを含んだデータである。
ステップS1002において、選定部604は、送出先変更要求791に基づいて、グループリスト103を更新する。
具体的には、選定部604は、送出先変更要求791に含まれる統合航跡番号と同じ統合航跡番号を含むグループリスト103を、マスタ側リスト記憶部692から検索する。
そして、選定部604は、グループリスト103に含まれる送出先リストを、送出先変更要求791に含まれる送出先リストで上書きする。
ステップS1003において、選定部604は、更新したグループリスト103をマスタ側リスト記憶部692に登録する。
そして、マスタ側通信部601は、以下のように送信する。
マスタ側通信部601は、ネットワーク統合航跡データ702を、更新によりグループリスト103に追加されたノードに送信する。
マスタ側通信部601は、グループリスト103と部分航跡データ102とを、グループリスト103に含まれるノードに送信する。
マスタ側通信部601は、グループリスト103を、更新によりグループリスト103から削除されたノードに送信する。
***ハードウェア構成の説明***
図16に基づいて、航跡生成装置300のハードウェア構成について説明する。
航跡生成装置300は、プロセッサ801とメモリ802と補助記憶装置803と通信装置804と表示装置807と入力装置808といったハードウェアを備えるコンピュータである。プロセッサ801は、信号線を介して他のハードウェアと接続されている。
プロセッサ801は、プロセッシングを行うIC(Integrated Circuit)であり、他のハードウェアを制御する。具体的には、プロセッサ801は、CPU、DSPまたはGPUである。CPUはCentral Processing Unitの略称である。DSPはDigital Signal Processorの略称である。GPUはGraphics Processing Unitの略称である。
メモリ802は揮発性の記憶装置である。メモリ802は、主記憶装置またはメインメモリとも呼ばれる。具体的には、メモリ802はRAM(Random Access Memory)である。
補助記憶装置803は不揮発性の記憶装置である。具体的には、補助記憶装置803は、ROM、HDDまたはフラッシュメモリである。ROMはRead Only Memoryの略称である。HDDはHard Disk Driveの略称である。
通信装置804はレシーバ805とトランスミッタ806とを備える。具体的には、通信装置804は通信チップまたはNIC(Network Interface Card)である。
表示装置807はデータを表示するディスプレイである。具体的には、表示装置807は液晶ディスプレイである。
入力装置808はデータを受け付けるための装置である。具体的には、入力装置808は、キーボード、マウス、あるいはタッチパネルといった装置である。
航跡生成装置300は、相関部301、受付管理部303、リスト処理部306、統合航跡生成部310、およびネットワーク統合航跡生成部320といった「部」を機能構成の要素として備える。「部」の機能はソフトウェアで実現される。
補助記憶装置803には、「部」の機能を実現するプログラムが記憶されている。「部」の機能を実現するプログラムは、メモリ802にロードされて、プロセッサ801によって実行される。
さらに、補助記憶装置803にはOS(Operating System)が記憶されている。OSの少なくとも一部は、メモリ802にロードされて、プロセッサ801によって実行される。
つまり、プロセッサ801は、OSを実行しながら、「部」の機能を実現するプログラムを実行する。
「部」の機能を実現するプログラムを実行して得られるデータは、メモリ802、補助記憶装置803、プロセッサ801内のレジスタまたはプロセッサ801内のキャッシュメモリといった記憶装置に記憶される。これらの記憶装置は、データを記憶する「記憶部」として機能する。
なお、航跡生成装置300が複数のプロセッサ801を備えて、複数のプロセッサ801が「部」の機能を実現するプログラムを連携して実行してもよい。
通信装置804は生成側通信部304として機能し、レシーバ805はデータを受信する受信部として機能し、トランスミッタ806はデータを送信する送信部として機能する。
表示装置807は表示部305として機能する。
入力装置808は受付部302として機能する。
「部」は「処理」または「工程」に読み替えてもよい。「部」の機能はファームウェアで実現してもよい。
「部」の機能を実現するプログラムは、磁気ディスク、光ディスクまたはフラッシュメモリといった不揮発性の記憶媒体に記憶することができる。
図17に基づいて、送出先選定装置600のハードウェア構成について説明する。
送出先選定装置600は、プロセッサ901とメモリ902と補助記憶装置903と通信装置904と表示装置907と入力装置908といったハードウェアを備えるコンピュータである。プロセッサ901は、信号線を介して他のハードウェアと接続されている。
送出先選定装置600の各ハードウェアの詳細は、前述の航跡生成装置300の各ハードウェアの詳細と同様である。
なお、送出先選定装置600の機能構成の要素、すなわち送出先選定装置600の「部」は、マスタ側統合部602および選定部604である。
通信装置904はマスタ側通信部601として機能し、レシーバ905はデータを受信する受信部として機能し、トランスミッタ906はデータを送信する送信部として機能する。
表示装置907は表示部603として機能する。
入力装置908は受付部605として機能する。
***他の構成***
本実施の形態では、航跡生成装置300および送出先選定装置600の各装置の「部」の機能がソフトウェアで実現される。変形例として、航跡生成装置300および送出先選定装置600の各装置の「部」の機能がハードウェアで実現されてもよい。
具体的には、航跡生成装置300および送出先選定装置600の各装置は、プロセッサに替えて、電子回路を備えていてもよい。
電子回路は、航跡生成装置300および送出先選定装置600の各装置の「部」の機能を実現する専用の電子回路である。
電子回路は、具体的には、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA、ASIC、または、FPGAである。GAは、Gate Arrayの略語である。ASICは、Application Specific Integrated Circuitの略語である。FPGAは、Field−Programmable Gate Arrayの略語である。
航跡生成装置300および送出先選定装置600の各装置の「部」の機能は、1つの電子回路で実現されてもよいし、複数の電子回路に分散して実現されてもよい。
別の変形例として、航跡生成装置300および送出先選定装置600の各装置の「部」の一部の機能が電子回路で実現され、残りの機能がソフトウェアで実現されてもよい。
プロセッサと電子回路の各々は、プロセッシングサーキットリとも呼ばれる。つまり、航跡生成装置300および送出先選定装置600の各装置の「部」の機能は、プロセッシングサーキットリにより実現される。
航跡統合プログラムは、航跡生成装置300および送出先選定装置600の「部」を「処理」、「手順」あるいは「工程」に読み替えた各処理、各手順あるいは各工程を、コンピュータに実行させる。また、航跡統合方法は、航跡生成装置300および送出先選定装置600が航跡統合プログラムを実行することにより行われる方法である。
航跡統合プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に格納されて提供されてもよい。また、群集密度算出プログラムは、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
***本実施の形態の効果の説明***
本実施の形態に係る航跡統合システム100によれば、部分航跡データの通信先のノード数を抑えることによって、ネットワークの負荷を低減するとともに、複数の航跡生成装置によって移動体の航跡を得ることができる。
上記の実施の形態では、航跡生成装置および送出先選定装置の「部」の各々が独立した機能ブロックとして航跡生成装置および送出先選定装置の各々を構成している。しかし、上記のような構成でなくてもよく、航跡生成装置および送出先選定装置の各々の構成は任意である。航跡生成装置および送出先選定装置の各々の機能ブロックは、上記の実施の形態で説明した機能を実現することができれば、任意である。これらの機能ブロックを、他のどのような組み合わせ、あるいは任意のブロック構成で、航跡生成装置および送出先選定装置の各々を構成しても構わない。
実施の形態1について説明したが、この実施の形態のうち、複数の部分を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、この実施の形態のうち、1つの部分を実施しても構わない。その他、この実施の形態を、全体としてあるいは部分的に、どのように組み合わせて実施しても構わない。また、実施の形態においてフローチャートといった図を用いて説明した手順は、本発明に係る方法の手順の一例である。
なお、上記の実施の形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物および用途の範囲を制限することを意図するものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
100 航跡統合システム、101 ネットワーク、102 部分航跡データ、103 グループリスト、200 ノード、201 センサ、202 オペレータ、300 航跡生成装置、301 相関部、302 受付部、303 受付管理部、304 生成側通信部、305 表示部、306 リスト処理部、310 統合航跡生成部、311 追尾部、312 送出制御部、313 統合部、320 ネットワーク統合航跡生成部、321 追尾部、322 送出制御部、323 統合部、391 統合航跡記憶部、392 ローカル航跡記憶部、393 ネットワークローカル航跡記憶部、394 要求記憶部、395 ネットワーク統合航跡記憶部、396 ローカルリスト記憶部、401 観測データ、402 統合航跡データ、403 ローカル航跡データ、404 ローカル航跡データ、405 リモート部分航跡データ、406 ネットワーク統合航跡データ、407 ローカルリスト、491 ローカル送出要求、492 リモート送出要求、500 マスタノード、501 オペレータ、600 送出先選定装置、601 マスタ側通信部、602 マスタ側統合部、603 表示部、604 選定部、605 受付部、691 マスタ側航跡記憶部、692 マスタ側リスト記憶部、701 リモート部分航跡データ、702 ネットワーク統合航跡データ、791 送出先変更要求、801 プロセッサ、802 メモリ、803 補助記憶装置、804 通信装置、805 レシーバ、806 トランスミッタ、807 表示装置、808 入力装置、901 プロセッサ、902 メモリ、903 補助記憶装置、904 通信装置、905 レシーバ、906 トランスミッタ、907 表示装置、908 入力装置。

Claims (15)

  1. 複数の航跡生成装置と、前記複数の航跡生成装置の各々と通信する送出先選定装置とを備えた航跡統合システムにおいて、
    前記複数の航跡生成装置の各々は、
    移動体を観測して得られる観測データに基づいて、前記移動体の航跡の一部を表す部分航跡データを生成する追尾部と、
    前記部分航跡データを前記送出先選定装置に送信する生成側通信部を備え、
    前記送出先選定装置は、
    前記航跡生成装置から前記部分航跡データを受信するマスタ側通信部と、
    前記部分航跡データを用いて前記移動体の航跡を表す統合航跡データを生成するマスタ側統合部と、
    前記統合航跡データに基づいて、前記統合航跡データにより表される航跡を観測可能な航跡生成装置を前記複数の航跡生成装置から選定し、選定された航跡生成装置のアドレスのリストと前記統合航跡データを識別する統合航跡番号とをグループリストとして生成する選定部と
    を備え、
    前記マスタ側通信部は、
    前記グループリストを少なくとも前記グループリストに含まれるアドレスに送信する航跡統合システム。
  2. 前記送出先選定装置は、
    前記マスタ側統合部により生成された統合航跡データに前記統合航跡データの統合航跡番号を付与して記憶するマスタ側航跡記憶部を備え、
    前記マスタ側統合部は、
    前記マスタ側通信部により受信された部分航跡データを取得すると、前記部分航跡データと前記マスタ側航跡記憶部に記憶されている前記統合航跡データとの相関処理を実行し、前記マスタ側航跡記憶部に前記部分航跡データと相関する統合航跡データが存在しない場合に、前記部分航跡データを用いて新たな統合航跡データを生成し、
    前記マスタ側航跡記憶部は、
    前記新たな統合航跡データに前記新たな統合航跡データの統合航跡番号を付与して記憶し、
    前記選定部は、
    前記新たな統合航跡データに基づいてグループリストを生成する請求項1に記載の航跡統合システム。
  3. 前記マスタ側統合部は、
    前記マスタ側航跡記憶部に前記部分航跡データと相関する統合航跡データが存在する場合に、前記部分航跡データと相関する統合航跡データを、前記部分航跡データを用いて更新する請求項2に記載の航跡統合システム。
  4. 前記送出先選定装置は、
    前記選定部により生成されたグループリストを記憶するマスタ側リスト記憶部を備え、
    前記選定部は、
    前記マスタ側航跡記憶部に前記部分航跡データと相関する統合航跡データが存在する場合に、更新された統合航跡データに付与されている統合航跡番号と同一の統合航跡番号を含むグループリストを前記マスタ側リスト記憶部から抽出し、抽出したグループリストを前記更新された統合航跡データに基づいて更新する請求項3に記載の航跡統合システム。
  5. 前記航跡生成装置は、
    前記部分航跡データを送出する際に用いられるグループリストをローカルリストとして記憶するローカルリスト記憶部と、
    前記生成側通信部により前記送出先選定装置からグループリストが受信されると、受信されたグループリストに含まれる統合航跡番号と同一の統合航跡番号を含むローカルリストが前記ローカルリスト記憶部に存在しない場合、前記受信されたグループリストをローカルリストとして前記ローカルリスト記憶部に記憶するリスト処理部を備えた請求項1から4のいずれか1項に記載の航跡統合システム。
  6. 前記リスト処理部は、
    前記受信されたグループリストに含まれる統合航跡番号と同一の統合航跡番号を含むローカルリストが前記ローカルリスト記憶部に存在し、かつ、前記受信されたグループリストに自航跡生成装置のアドレスが含まれる場合、前記受信されたグループリストに含まれる統合航跡番号と同一の統合航跡番号を含むローカルリストを前記受信されたグループリストで更新する請求項5に記載の航跡統合システム。
  7. 前記リスト処理部は、
    前記受信されたグループリストに含まれる統合航跡番号と同一の統合航跡番号を含むローカルリストが前記ローカルリスト記憶部に存在し、かつ、前記受信されたグループリストに自航跡生成装置のアドレスが含まれない場合、前記受信されたグループリストに含まれる統合航跡番号と同一の統合航跡番号を含むローカルリストを前記ローカルリスト記憶部から削除する請求項5または6に記載の航跡統合システム。
  8. 前記航跡生成装置は、
    前記部分航跡データが初探知の場合、前記部分航跡データを前記送出先選定装置に送信し、前記部分航跡データが初探知でなく、前記部分航跡データに含まれる統合航跡番号と同じ統合航跡番号を含む前記ローカルリストが前記ローカルリスト記憶部に存在する場合、前記部分航跡データを前記ローカルリストに含まれる航跡生成装置および送出先選定装置に送信し、前記部分航跡データが初探知でなく、前記部分航跡データに含まれる統合航跡番号と同じ統合航跡番号を含む前記ローカルリストが前記ローカルリスト記憶部に存在しない場合、前記部分航跡データを送信しない送出制御部を備えた請求項5から7のいずれか1項に記載の航跡統合システム。
  9. 前記選定部は、
    前記マスタ側航跡記憶部に前記部分航跡データと相関する統合航跡データが存在しない場合に、前記新たな統合航跡データに対して予測処理を行い、予測された航跡と前記複数の航跡生成装置の各航跡生成装置に対応するセンサの覆域との交点を算出し、交点があるセンサに対応する航跡生成装置と送出先選定装置とを含むリストを前記グループリストとして作成する請求項2から4のいずれかに記載の航跡統合システム。
  10. 前記選定部は、
    前記マスタ側航跡記憶部に前記部分航跡データと相関する統合航跡データが存在する場合に、更新された統合航跡データに対して予測処理を行い、予測された航跡と各航跡生成装置に対応する各センサの覆域との交点を算出し、交点があるセンサに対応する航跡生成装置を前記グループリストに追加し、交点がないセンサに対応する航跡生成装置を前記グループリストから削除する請求項4に記載の航跡統合システム。
  11. 前記選定部は、
    送出先変更要求に含まれる統合航跡番号と同じ統合航跡番号を含む前記グループリストを前記リスト記憶部から検索し、該当する前記グループリストに前記送出先変更要求を上書きして前記リスト記憶部に登録する請求項4に記載の航跡統合システム。
  12. 複数の航跡生成装置の各々と通信する送出先選定装置において、
    移動体を観測して得られる観測データに基づいて、前記移動体の航跡の一部を表す部分航跡データを生成し、前記部分航跡データを送信する航跡生成装置から、前記部分航跡データを受信するマスタ側通信部と、
    前記部分航跡データを用いて前記移動体の航跡を表す統合航跡データを生成するマスタ側統合部と、
    前記統合航跡データに基づいて、前記統合航跡データにより表される航跡を観測可能な航跡生成装置を前記複数の航跡生成装置から選定し、選定された航跡生成装置のアドレスのリストと前記統合航跡データを識別する統合航跡番号とをグループリストとして生成する選定部と
    を備え、
    前記マスタ側通信部は、
    前記グループリストを少なくとも前記グループリストに含まれるアドレスに送信する送出先選定装置。
  13. 複数の航跡生成装置と、前記複数の航跡生成装置の各々と通信する送出先選定装置とを備えた航跡統合システムの航跡生成装置において、
    移動体を観測して得られる観測データに基づいて、前記移動体の航跡の一部を表す部分航跡データを生成する追尾部と、
    前記部分航跡データを前記送出先選定装置に送信する生成側通信部と、
    前記部分航跡データを用いて前記移動体の航跡を表す統合航跡データを生成し、前記統合航跡データに基づいて、前記統合航跡データにより表される航跡を観測可能な航跡生成装置を前記複数の航跡生成装置から選定し、選定された航跡生成装置のアドレスのリストと前記統合航跡データを識別する統合航跡番号とをグループリストとして生成する前記送出先選定装置から送信された前記グループリストをローカルリストとして記憶するローカルリスト記憶部と、
    前記部分航跡データが初探知の場合、前記部分航跡データを前記送出先選定装置に送信し、前記部分航跡データが初探知でなく、前記部分航跡データに含まれる統合航跡番号と同じ統合航跡番号を含む前記ローカルリストが前記ローカルリスト記憶部に存在する場合、前記部分航跡データを前記ローカルリストに含まれる航跡生成装置および送出先選定装置に送信し、前記部分航跡データが初探知でなく、前記部分航跡データに含まれる統合航跡番号と同じ統合航跡番号を含む前記ローカルリストが前記ローカルリスト記憶部に存在しない場合、前記部分航跡データを送信しない送出制御部と
    を備えた航跡生成装置。
  14. 複数の航跡生成装置と、前記複数の航跡生成装置の各々と通信する送出先選定装置とを備えた航跡統合システムの航跡統合方法において、
    前記複数の航跡生成装置の各々が、
    移動体を観測して得られる観測データに基づいて、前記移動体の航跡の一部を表す部分航跡データを生成し、前記部分航跡データを前記送出先選定装置に送信し、
    前記送出先選定装置が、
    前記航跡生成装置から前記部分航跡データを受信し、前記部分航跡データを用いて前記移動体の航跡を表す統合航跡データを生成し、前記統合航跡データに基づいて、前記統合航跡データにより表される航跡を観測可能な航跡生成装置を前記複数の航跡生成装置から選定し、選定された航跡生成装置のアドレスのリストと前記統合航跡データを識別する統合航跡番号とをグループリストとして生成し、前記グループリストを少なくとも前記グループリストに含まれるアドレスに送信する航跡統合方法。
  15. 複数の航跡生成装置と、前記複数の航跡生成装置の各々と通信する送出先選定装置とを備えた航跡統合システムの航跡統合プログラムにおいて、
    前記複数の航跡生成装置の各々が、
    移動体を観測して得られる観測データに基づいて、前記移動体の航跡の一部を表す部分航跡データを生成し、前記部分航跡データを前記送出先選定装置に送信する処理と、
    前記送出先選定装置が、
    前記航跡生成装置から前記部分航跡データを受信し、前記部分航跡データを用いて前記移動体の航跡を表す統合航跡データを生成し、前記統合航跡データに基づいて、前記統合航跡データにより表される航跡を観測可能な航跡生成装置を前記複数の航跡生成装置から選定し、選定された航跡生成装置のアドレスのリストと前記統合航跡データを識別する統合航跡番号とをグループリストとして生成し、前記グループリストを少なくとも前記グループリストに含まれるアドレスに送信する処理と
    をコンピュータに実行させる航跡統合プログラム。
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