JP6963949B2 - 貨物支持固定用具、および貨物をコンテナ内に収容して固定する方法 - Google Patents

貨物支持固定用具、および貨物をコンテナ内に収容して固定する方法 Download PDF

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本発明は、貨物を支持し、コンテナ内に収容して固定するための貨物支持固定用具、および、この貨物支持固定用具を使用し、貨物をコンテナ内に収容して固定する方法に関するものである。
貨物をコンテナ内に収容して運搬することが、従来から一般に行われている。コンテナには、いろいろな種類があるが、一般的には一端部に開閉扉を有し、密閉可能な箱型の所謂ドライコンテナが使用されることが多い。このようなドライコンテナに貨物を搬入する場合(バンニング)、貨物をパレットに載置し、かかるパレットをフォークリフトなどで持ち上げて、ドライコンテナの開閉扉が設けられた開口部から進入して、この開口部と対向する奥壁に向かって所定の位置まで運搬する。
ところで、ドライコンテナ(以下では、単にコンテナという。)の場合、一般に長さ(例えば20フィート、40フィートなど)や高さ(例えば標準型の8フィート6インチ、背高形(ハイキューブ)の9フィート6インチなど)が規格化されている。一方、フォーククリフトは、貨物を持ち上げて運搬する出力が高いほど、大型となる。そのため、コンテナに収容する貨物が重量物や長尺物である場合には、これらの重量物等の貨物を比較的大型で高出力のフォークリフトで持ち上げてコンテナの開閉扉近くの床に載置し、その後、コンテナ内に入り得る大きさのフォークリフト、すなわち、比較的小型で低出力のフォークリフトを用いて、貨物をコンテナ内の所定の位置まで運搬していた。すなわち、従来の一般的な技術では、重量物等の貨物をコンテナ内に収容する場合、出力が異なるフォークリフトを用意する必要があった。
あるいは、重量物等の貨物をコンテナ内に収容(バンニング)するために、ドライコンテナに代えて、天井を有しない所謂オープントップコンテナを採用し、貨物をクレーンなどで持ち上げ、コンテナの上方から貨物を収容することが行われていた。
ここで、特許文献1には、重量物や長尺物を運搬するための重量物運搬用ソリ等が開示されている。特許文献1に開示された重量物運搬用ソリは、規格化されて重量物が載置される荷台と、荷台の下部に着脱可能に装着される複数の滑り部材とを含んで構成されている。特許文献1に記載された発明では、コンテナ内に重量物等の貨物を収容(バンニング)するに際して、重量物運搬用ソリの荷台に重量物等の貨物を載置し、上述したように比較的小型のフォークリフトで押して、コンテナの開口部から所定の位置まで移動させることができる。
しかしながら、上記の従来の技術では、いずれも、コンテナを運搬するときに、貨物がコンテナ内で移動して、内壁に衝突したり、貨物同士が互いに衝突するなどして破損することがないように、貨物を外装梱包したり、貨物を固定するためのショアリング部材を配置する必要があった。そして、ショアリング部材としては、たとえば、貨物の形状に応じて木材を切断したものや、エアーバッグ、あるいは特殊発泡材を使用したものを採用していた。さらに、コンテナの各壁に貨物が接触しても破損しないような特殊コンテナを採用する場合もあった。
特開2006−347744号公報
上記従来の技術のうち、貨物を外装梱包する場合にあっては、かかる外装梱包をするための材料や、外装梱包するための手間がかかる等、梱包コストが高いという問題があった。
また、上記従来の技術のうち、ショアリング部材を配置する場合にあっては、貨物の形状に応じてショアリング部材を成形する必要があり手間やコストがかかるという問題があった。そして、木材等のショアリング部材自体のコストが高いことから、貨物を破損させないように輸送するための費用がかかるという問題や、ショアリング部材を貨物の発送先から発送元まで戻す必要があり、また一度使用したショアリング部位材を再利用できない場合が多く、無駄が生じるという問題などがあった。
一方、上記従来の技術のうち、コンテナとしてオープントップコンテナや特殊コンテナを使用する場合には、これらのコンテナがドライコンテナと比較して一般的ではないために、コンテナ自体のコストがかかり、また、クレーンによる荷揚げ費用も掛かることとなり、貨物の運搬コストが高くなるという問題もあった。
本発明は、上記の問題を優位に解決するためになされたもので、貨物を容易に支持してコンテナ内に収容することができ、しかも、ショアリング部材などを使用することなく、コンテナ内に収容した貨物を確実に固定することができる貨物支持固定用具、およびこの貨物支持固定用具を使用して貨物を容易にコンテナ内に収容してコンテナ内で確実に固定することができる方法を提供することを目的とする。
請求項1の貨物支持固定用具に係る発明は、上記目的を達成するため、貨物を支持し、コンテナ内に収容して固定するための貨物支持固定用具であって、前記コンテナの側壁間の幅よりも短い長さに成形され、前記側壁間に延びるように配置され、前記貨物が着脱可能に取り付けられる根太と、前記根太を支持して前記コンテナの床を摺動する滑り部材と、前記根太の端部に、前記側壁に対して近接・遠退移動可能に設けられるスライダと、前記コンテナの側壁間の幅に応じて前記根太に対して前記スライダを固定する固定手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2の貨物支持固定用具に係る発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明において、さらに、前記スライダの先端に側部滑り部材を備えたことを特徴とする。
請求項3の貨物支持固定用具に係る発明は、上記目的を達成するため、請求項1または2のいずれかに記載の発明において、さらに、前記コンテナの側壁に沿って配置され、前記スライダと前記コンテナの側壁との間に介装される板材を備えたことを特徴とする。
請求項4の貨物支持固定用具に係る発明は、上記目的を達成するため、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、前記根太と、該根太に隣接する根太との間、前記根太と、前記コンテナの奥壁との間、前記根太と、前記コンテナの開閉扉との間、の少なくともいずれかに配置されて、前記根太が前記コンテナの側壁と平行な方向に移動するのを防止する当て部材を備えたことを特徴とする。
請求項5の貨物支持固定用具に係る発明は、上記目的を達成するため、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明において、前記根太が木材により構成されていることを特徴とする。
請求項6の貨物支持固定用具に係る発明は、上記目的を達成するため、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明において、前記根太が金属製チャンネル材により構成されていることを特徴とする。
請求項7の貨物支持固定用具に係る発明は、上記目的を達成するため、請求項1〜6のいずれか1項に記載の発明において、前記コンテナに固縛する固縛手段を備えたことを特徴とする。
請求項8の貨物支持固定用具に係る発明は、上記目的を達成するため、請求項1〜7のいずれか1項に記載の発明において、前記スライダは、下方が開放する断面コの字型に成形されていることを特徴とする。
請求項9の貨物支持固定用具に係る発明は、上記目的を達成するため、請求項1〜8のいずれか1項に記載の発明において、前記根太と前記滑り部材とは、嵌め合い結合構造であることを特徴とする。
また、請求項10の貨物をコンテナ内に収容して固定する方法に係る発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の貨物支持固定用具を使用し、貨物をコンテナ内に収容して固定する方法であって、前記貨物に前記貨物支持固定用具の根太を取り付けて前記コンテナの床に載置し、滑り部材を前記コンテナの床に摺動させて前記コンテナ内の所定の位置に移動させ、スライダを前記コンテナの側壁に当接させて固定手段により固定することを特徴とする。
請求項11の貨物をコンテナ内に収容して固定する方法に係る発明は、上記目的を達成するため、請求項10に記載の発明において、前記コンテナの側壁に沿って板材を配置し、その後、前記貨物を支持した前記貨物支持固定用具を前記コンテナ内の所定の位置に移動させることを特徴する。
請求項12の貨物をコンテナ内に収容して固定する方法に係る発明は、上記目的を達成するため、請求項10または11のいずれかに記載の発明において、前記貨物を支持した前記貨物支持固定用具を前記コンテナ内で移動させ得る位置に、前記スライダを前記根太から伸長移動させて前記固定手段により仮留めし、その後、前記貨物を支持した前記貨物支持固定用具を前記コンテナ内の所定の位置に移動させてから、前記スライダを前記コンテナの側壁に当接させて前記固定手段により固定することを特徴する。
請求項13の貨物をコンテナ内に収容して固定する方法に係る発明は、上記目的を達成するため、請求項10〜12のいずれか1項に記載の発明において、前記根太と、該根太に隣接する根太との間、前記根太と、前記コンテナの奥壁との間、前記根太と、前記コンテナの開閉扉との間、の少なくともいずれかに前記根太が前記コンテナの側壁と平行な方向に移動するのを防止する当て部材を配置することを特徴とする。
請求項14の貨物をコンテナ内に収容して固定する方法に係る発明は、上記目的を達成するため、請求項10〜13のいずれか1項に記載の発明において、さらに、固縛手段により前記コンテナに固縛することを特徴とする。
請求項1の貨物支持固定用具に係る発明では、根太は、コンテナの側壁間の幅よりも短い長さに成形され、その長手方向がコンテナの側壁間に延びるように配置した状態で、貨物の取付け位置に取り付けるための取付部が、貨物の取付け位置に応じた位置に設けられている。なお、貨物の取付け位置に応じて、複数の貨物支持固定用具を用意することができる。貨物の各取付け位置には、貨物支持固定用具の根太の各取付け部材がそれぞれ着脱可能に取り付けられる。この状態で貨物支持固定用具をコンテナの開口部近傍の床に載置し、コンテナ内の所定の位置まで移動させて収容する。このとき、滑り部材が床に対して摺動するため、容易にコンテナ内の所定の位置まで移動させることができる。また、このとき、スライダを、貨物を支持した貨物支持固定用具がコンテナ内を移動できる程度の位置に伸長して、固定手段により仮留めすることができる。この場合、貨物を支持した貨物支持固定用具がコンテナ内を移動する際のガイドとして機能する。貨物を支持した貨物支持固定用具をコンテナ内の所定の位置まで移動させると、スライダを根太の先端から伸長させてコンテナの側壁に近接させるように移動させて側壁に当接し、固定手段によりスライダを根太に対して固定する。これにより、貨物を支持した貨物支持固定用具は、コンテナの両側壁の間で固定される。なお、本発明は、スライダをコンテナの側壁に当接させるとは、スライダをコンテナの側壁に直接当接させるだけでなく、スライダとコンテナの側壁との間に介在物が存在する場合も含む。貨物をコンテナ内から搬出する場合には、固定手段によるスライダの根太に対する固定を解除し、コンテナの開口部近傍まで移動させる。このとき、上記コンテナ内への収容時と同様に、滑り部材が床に対して摺動するため、容易にコンテナの開口部近傍まで移動させることができる。
請求項2の発明では、請求項1に記載の発明において、貨物を支持した貨物支持固定用具をコンテナ内で移動させる際に、仮留めされたスライダの先端に設けられた側部滑り部材がコンテナの側壁を摺動する。そのため、貨物を支持した貨物支持固定用具がコンテナ内で容易に且つ円滑に移動する。
請求項3の発明では、請求項1または2のいずれかに記載の発明において、コンテナの側壁に沿って板材を配置することにより、コンテナの側壁が凹凸を有する場合であっても、貨物を支持した貨物支持固定用具をコンテナ内で移動させるときに、側壁の凹凸にスライダが引っかかることがない。また、貨物支持固定用具をコンテナの両側壁間で固定するときに、スライダを根太の先端から伸長させてコンテナの側壁に近接させるように移動させると、スライダが板材を介してコンテナの凹凸を有する側壁に当接する。そのため、コンテナの側壁の凹凸に影響されることなく、貨物支持固定用具がコンテナの両側壁間で確実に固定される。
請求項4の発明では、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、根太とこの根太に隣接する他の根太との間、根太とコンテナの奥壁との間、根太とコンテナの開口部に設けた開閉扉との間、の少なくともいずれかに当て部材を設けることにより、根太に取り付けられた貨物がコンテナ内で側壁と平行な方向に移動するのを規制する。したがって、貨物同士または貨物とコンテナの奥壁若しくは開閉扉との衝突を防止することができる。
請求項5の発明では、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明において、根太を木材により構成することにより、貨物の発送元において比較的容易に安価で根太を入手できる。したがって、スライダ、固定手段、滑り部材等、貨物支持固定用具の他の構成要素を貨物の発送元に用意するだけで済み、また、根太を発送先から発送元に送り返す必要がないので、貨物支持固定用具の運搬コストが削減される。
請求項6の発明では、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明において、根太を金属製チャンネル材により構成することにより、繰返し使用することができる。したがって、貨物支持固定用具自体のコストが削減される。
請求項7の発明では、請求項1〜6のいずれか1項に記載の発明において、固縛手段により貨物支持固定用具をコンテナに固縛する。貨物支持固定用具は、コンテナの両側壁間で固定されるだけでなく、側壁に沿う方向や上下方向にも固定される。
請求項8の発明では、請求項1〜7のいずれか1項に記載の発明において、スライダがその下方を開放した断面コの字型に成形されていることにより、根太の端部に対して上方から被せるようにして容易に取り付けることができる。
請求項9の発明では、請求項1〜8のいずれか1項に記載の発明において、根太と滑り部材とが嵌め合い結合構造であることにより、根太の下面に滑り部材を容易に取付けて、滑り部に根太を支持させることができ、また、コンテナの側壁間に延びるように配置された状態でコンテナの側壁に沿って移動される根太に対して、滑り部材が強固に結合される。
また、請求項10の貨物をコンテナ内に収容して固定する方法に係る発明では、支持する貨物に応じて、請求項1に記載の貨物支持固定用具を複数用意することができる。根太を、その長手方向がコンテナの側壁間に延びるように配置した状態で、その取付け部材を貨物に着脱可能に取り付ける。この状態で貨物支持固定用具をコンテナの開口部近傍の床に載置し、滑り部材をコンテナの床に対して摺動させて、コンテナ内の所定の位置まで移動させて収容する。このとき、スライダの位置を、コンテナの側壁から遠退した位置、または、側壁に接しても貨物支持固定用具の移動を阻害することがない位置としておく。貨物を支持した貨物支持固定用具をコンテナ内の所定の位置まで移動させると、スライダを根太の先端から伸長させてコンテナの側壁に近接させるように移動させて側壁に当接させ、固定手段によりスライダを根太に対して固定する。これにより、貨物を支持した貨物支持固定用具は、コンテナの両側壁の間で固定される。なお、本発明は、スライダをコンテナの側壁に当接させるとは、スライダをコンテナの側壁に直接当接させるだけでなく、スライダとコンテナの側壁との間に介在物が存在する場合も含む。貨物をコンテナ内から搬出する場合には、固定手段によるスライダの根太に対する固定を解除し、滑り部材をコンテナの床に対して摺動させて、コンテナの開口部近傍まで移動させる。このとき、スライダの位置を、コンテナの側壁から遠退した位置、または、側壁に接しても貨物支持固定用具の移動を阻害することがない位置としておく。
請求項11の発明では、請求項10に記載の発明において、コンテナの側壁に沿って板材を配置し、その後、前記貨物を支持した前記貨物支持固定用具を前記コンテナ内の所定の位置に移動させる。コンテナの側壁が凹凸を有する場合であっても、貨物が支持された貨物支持固定用具をコンテナ内で移動させるときに、側壁の凹凸にスライダが引っかかることがない。また、貨物支持固定用具をコンテナの両側壁間で固定するときに、スライダが板材を介してコンテナの凹凸を有する側壁に当接するため、コンテナの側壁の凹凸に影響されることなく、貨物支持固定用具をコンテナの両側壁間で確実に固定させることができる。
請求項12の発明では、請求項10または11のいずれかに記載の発明において、スライダの根太に対する位置を、貨物を支持した貨物支持固定用具がコンテナ内で移動できる程度にスライダを前記根太から伸長移動させて固定手段によりスライダを根太に仮留めする。この状態で、コンテナの開口部近傍の床に載置した貨物支持固定用具をコンテナ内の所定の位置まで移動させて収容する。このとき、貨物を支持した貨物支持固定用具がコンテナ内で側壁に近接または遠退するようにズレようとした場合であっても、スライダをコンテナの側壁に摺動するガイドとして機能させることができ、したがって、貨物を支持した貨物支持固定用具をコンテナ内で容易に移動させることができる。
請求項13の発明では、請求項10〜12のいずれか1項に記載の発明において、根太とこの根太に隣接する他の根太との間、根太とコンテナの奥壁との間、根太とコンテナの開口部に設けた開閉扉との間、の少なくともいずれかに当て部材を配置することにより、根太に取り付けられた貨物がコンテナ内で側壁と平行な方向に移動するのを規制し、貨物同士または貨物とコンテナの奥壁若しくは開閉扉とが衝突するのを防止する。
請求項14の発明では、請求項10〜13のいずれか1項に記載の発明において、固縛手段で前記根太または前記スライダをコンテナに固縛することにより、貨物支持固定用具を、コンテナの両側壁間で固定するだけでなく、側壁に沿う方向や上下方向にも固定することができる。
本発明によれば、貨物を容易に支持してコンテナ内に収容することができ、しかも、ショアリング部材などを使用することなく、コンテナ内に収容した貨物を確実に固定することができる貨物支持固定用具、およびこの貨物支持固定用具を使用して貨物を容易にコンテナ内に収容してコンテナ内で確実に固定することができる方法を提供することができる。
一つの長尺重量物を貨物として、本発明の貨物支持固定用具により支持してコンテナ内に収容した状態を説明するために示した、コンテナ全体の実施の一形態の横断平面図である。 二つの重量物のそれぞれを貨物として、本発明の貨物支持固定用具により支持してコンテナ内に収容した場合を説明するために示した、コンテナ全体の実施の一形態の横断平面図である。 本発明の貨物支持固定用具の実施の一形態の、スライダを退縮させた状態(a)と、伸長させた状態(b)を示した正面図である。 図3に示したスライダを退縮させた状態(a)と、伸長させた状態(b)のそれぞれの平面図である。 図3に示したスライダを退縮させた状態(a)と、伸長させた状態(b)のそれぞれの底面図である。 根太と滑り部材の嵌め合い結合構造と、貨物を取り付けた状態を説明するために示した、図5のV−V断面図である。 本発明における根太が木材により構成されている場合のスライダと固定手段の実施の一形態を説明するために示した部分拡大縦断正面図である。 図7の縦断側面図である。 本発明における根太が断面略C形状の金属製チャンネル材により構成されている場合のスライダと固定手段の実施の一形態を説明するために示した部分拡大縦断正面図である。 図9の縦断側面図である。
以下、本発明の実施の一形態について、図面に基づいて詳細に説明する。最初に、貨物Fを収容するコンテナCを図1および図2に基づいて説明する。図1および図2に示した実施の形態におけるコンテナCは、一端部に開閉扉Cdを有し、密閉可能な箱型で、長さや高さが規格化され積み重ねることができる所謂ドライコンテナである。コンテナCは、一対の側壁Ca、Caと、奥壁Cbと、開口部Ccを開閉する開閉扉Cdと、天井(図示は省略する)と、床Cfと、を有している。奥壁Cbと開口部Ccを閉じた状態の開閉扉Cdは、互いに対向するよう位置しており、コンテナの一対の端壁をそれぞれ構成する。そして、図1および図2に示した実施の形態では、貨物FをコンテナC内で移動させる方向は、奥壁Cbと開閉扉Cdにより構成される端壁間の方向、これを言い換えれば、側壁Caに沿う方向である。また、本実施の形態におけるコンテナCは、側壁Caに所謂コルゲート鋼板が用いられており、側壁Caの外側面と内側面の双方の面に凹凸が形成されている。
図1は、貨物Fが長尺重量物であり、この貨物Fを単一でコンテナ内に収容した場合を示したものであり、図2は、貨物Fとして二つの重量物F1、F2があり、この2つの貨物F1、F2をコンテナ内に収容した場合を示したものである。しかしながら、コンテナCに収容する貨物Fの数は、特に限定されることはなく、貨物の長さや重量などに応じて設定することができる。なお、以下の説明では、特にコンテナC内に収容する貨物の数に関連する場合の説明を除いて、単に貨物Fと記載することとする。
貨物Fは、たとえばプラントを構成する機械装置であり、図6に示すように、その下部には、この機械装置を設置するにあたり高さ調節可能な脚部を取り付けるための雌ねじ部Faが形成されている。雌ねじ部Faは、後述するように根太10に貨物Fを着脱可能に取り付けるための取付け位置を構成する(以下、雌ねじ部Faは、取付け位置Faといもいう)。
次に、本実施の形態における貨物支持固定用具1を図1〜6に基づいて詳細に説明する。貨物支持固定用具1は、貨物Fの取付け位置Faに着脱可能に取付けられる根太10と、根太10を支持する滑り部材20と、根太10の端部に伸縮可能に設けられるスライダ30と、コンテナCの側壁Ca、Ca間の幅に応じてスライダ30を根太10に固定する固定手段40とを有している。貨物支持固定用具1は、支持する貨物Fの形状などによる取付け位置Faに応じて、複数が用いられる。図1に示した実施の形態では、貨物Fに対して4組の貨物支持固定用具1を用いており、図2に示した実施の形態では、貨物F1、F2に対してそれぞれ2組の貨物支持固定用具1を用いている。なお、図3はコンテナCの長手方向に見た正面図であり、図4はコンテナCの天井から床Cf方向に見た平面図であり、図5はコンテナCの床Cfから天井方向に見た底面図であり、それぞれ、スライダ30を根太10に対して退縮させた状態(a)と、伸長させた状態(b)を示している。また、図6は、図5のV−V断面図であり、根太10の断面よりも図6の紙面における奥に滑り部材20が位置している。
根太10は、断面矩形の棒状または柱状のもので、コンテナCの両側壁Ca、Ca間の幅よりも短い長さに成形されており、その長手方向が両側壁Ca、Caの間に延びるように配置される。そして、根太10には、貨物Fの取付け位置となる雌ねじ部Faに螺合するためのボルト11を挿通する孔12が穿設されている。ボルト11は、貨物Fを根太10に取り付けるための取付け部材を構成し、孔12は、根太10の貨物Fを取付ける取付け部を構成する。根太10の孔12にボルト11を挿通して貨物Fの雌ねじ部Faに螺合することにより、取付け位置Faに根太10を着脱可能に取り付けることができる。しかしながら、根太10を貨物Fの取付け位置Faに取り付けるための構成は、この実施の形態に限定されることはなく、貨物Fの取付け位置Faの構成に応じたものとすることができる。たとえば、図示は省略するが、貨物Fが電気炉用電極のように略円柱状の重量物である場合には、この略円柱状の貨物Fが根太10の上を転動しないように略円柱状の貨物Fの周面を支持する支持溝が形成された支持部材を根太10の上に設け、略円柱状の貨物Fを支持部材または根太10に対してスチールベルトにより緊締して、根太10を略円柱状の貨物Fに取り付けることもできる。この場合、略円柱状の貨物Fの外周面が支持部材に形成された支持溝により支持されることから、根太が取り付けられる貨物の取付け位置は、略円柱状の貨物Fの外周面となる。根太10は、その端部がコンテナCの側壁Ca、Caにそれぞれ向くように、その長手方向がコンテナCの両側壁Ca、Caの間に延びるよう配設されればよく、貨物Fの取付け位置Faに応じた数が用意される。そのため、貨物Fに根太10を取り付ける自由度は、従来の技術で述べた一般的なパレットと比較して高い。
滑り部材20は、図6に示すように、その下面に、コンテナCの床Cfを摺動するすべり面21と、滑り面21の両端にそれぞれ形成され所定の曲率半径のアール形状を有する乗り上げ面22、22とを有している。また、滑り部材20の上面には、根太10を嵌め込み結合するための嵌め込み部23を有している。嵌め込み部23は、根太10の下面を受ける受圧面24と、この受圧面24の両端からそれぞれ立ち上がり根太10の側面に係合する挟面25、25とを備えている。滑り部材20が挟面25を備えているため、根太10と滑り部材20との結合は、根太10の長手方向に滑り部材20がずれない程度であればよく、たとえば両面テープなどにより接着することができる。滑り部材20の少なくともすべり面21と乗り上げ面22とを構成する部分の素材は、特に限定されることはないが、摩擦係数が小さいものを選択することが望ましい。根太10に対して滑り部材20を設ける数や位置は、根太10に取り付けられた貨物Fの荷重を適切に分配して支持することができるよう設定することができる。根太10は、その下面に滑り部材20が設けられているため、コンテナCの床Cfから所定の高さに保持される。そのため、貨物Fの取付け位置Faに根太10を着脱可能に取り付けるためのボルト11のヘッドがコンテナCの床Cfに干渉することがない。
スライダ30は、コンテナCの両側壁Ca、Ca間の幅よりも短い根太10の両端部に、コンテナCの側壁Ca、Caに対してそれぞれ近接・遠退移動可能に設けられている。各スライダ30は、根太10の端部から伸長されると、コンテナCの側壁Caに対して近接移動し、また、根太10の端部に対して退縮されると、コンテナCの側壁Caから遠退移動することとなる。スライダ30の長手方向の長さは、根太10の端部とコンテナCの側壁Caとの間の間隔よりも長く、根太10の端部から伸長させたときに、コンテナCの側壁に当接することができる長さを有している。さらに、本実施の形態におけるスライダ30は、その先端面に側部滑り部材50が設けられている。側部滑り部材50は、コンテナCの床Cfを摺動する滑り部材20の、滑り面21、乗り上げ面22と同様の構成を有することができる。
固定手段40は、根太10に対してスライダ30を任意の位置に固定させるためのものである。固定手段40の詳細は、根太10、スライダ30と共に、後述する実施の形態でさらに詳細に説明する。
さらに、本実施の形態では、コンテナCの側壁Caに沿って配置される板材60と、支持した貨物FがコンテナCの側壁Caに沿う方向に移動するのを阻止する当て部材70と、コンテナCに貨物支持固定用具1を固縛する固縛手段80とを備えている。
上述したように、本実施の形態におけるコンテナCは、その側壁Ca、Caに所謂コルゲート鋼板が用いられている。このようにコルゲート鋼板を用いたコンテナCに対しては、根太10の先端からスライダ30を伸長させても、コルゲート鋼板の凹凸により側壁Ca、Ca間で十分に固定できない可能性がある。また、貨物支持固定用具1に支持された貨物FをコンテナCの開口部Cc近傍から内部の所定の位置に移動させるときに、スライダ30がコルゲート鋼板からなる側壁Caの凹凸に引っ掛かり、根太10やスライダ30が破損する可能性がある。しかしながら、本実施の形態では、板材60がスライダ30またはスライダ30の先端面に設けられた側部滑り部材50とコンテナCのコルゲート鋼板からなる側壁Caとの間に介装されるため、コルゲート鋼板の凹凸に影響されることなく、確実に側壁Ca、Caの間で固定することができると共に、貨物支持固定用具1に支持された貨物FをコンテナCの開口部Cc近傍から内部の所定の位置に移動させる際に、スライダ30がコルゲート鋼板からなる側壁Caの凹凸に引っ掛かることがない。
また、当て部材70は、図1および図2に示すように棒状に成形されたもので、たとえば木製の角材により構成することができ、その長手方向が側壁Caに沿うよう配置される。そして、図1に示した実施の形態では、当て部材70は、コンテナCの最も奥壁Cbの近くに位置する根太10と奥壁Cbとの間、および、コンテナCの最も開口部Ccの近くに位置する根太10と開口部Ccを閉じた状態の開閉扉Cdとの間にそれぞれ配設されている。また、図2に示した実施の形態では、当て部材70は、コンテナCの最も奥壁Cbの近くに位置する根太10と奥壁Cbとの間、貨物F1、F2にそれぞれ取り付けられた互いに対向する根太10と根太10との間、およびコンテナCの最も開口部Ccの近くに位置する根太10と開口部Ccを閉じた状態の開閉扉Cdとの間にそれぞれ配設されている。このように当て部材70が配設されていることにより、根太10に取り付けられた貨物FがコンテナCの側壁Caに沿った方向に移動するのを阻止し、従って、図1に示した実施の形態では貨物Fが奥壁Cbや開閉扉Cdに衝突するのを防止し、また、図2に示した実施の形態では貨物F1が奥壁Cbと、互いに隣接する貨物F1、F2同士、および貨物F2が開閉扉Cdと、それぞれ衝突して破損するのを防止することができる。なお、当て部材70の長さは、配置する場所に応じて適宜設定し成形することができる。
コンテナCに固縛する固縛手段80は、コンテナCの側壁Caに設けられたリングなどの係合部Cgと、スライダ30の上方に突出する固定手段40である釘41(後に図7、図8に基づいて説明する)またはボルト42(後に図9、図10に基づいて説明する)とを緊締するラッシングベルト81により構成することができる。図3の(b)に示すように、係合部Cgは、コンテナCの側壁Caの下部に設けられている。ラッシングベルト81は、係合部Cgと固定手段40の釘41またはボルト42に係合することができるフックなどの係合手段を有している。図1および図2に示したように、コンテナCの側壁Caの2箇所の係合部Cgとスライダ30の上方に突出する固定手段40の釘41またはボルト42にラッシングベルト81を係合して緊締することにより、スライダ30をコンテナCの側壁Caに向かう方向に押し付けて、側壁Ca、Caの間でより強固に固定し、また、スライダ30を床面Cfに向かう方向に押し付けて、コンテナCが衝撃等を受けた際に貨物Fを支持した貨物支持固定用具1がコンテナCの床cfから浮き上がるのを防止し、さらにまた、コンテナCの運搬中に貨物Fを支持した貨物支持固定用具1がコンテナCの側壁Caに沿う方向に移動するのを阻止することができる。なお、固縛手段80のラッシングベルト81を係合する手段は、スライダ30の固定手段40である釘41またはボルト42に限定されることはなく、釘41やボルト42とは別に、スライダ30にリングやフック、係合孔などの係合手段を直接設けたり、根太10に設けることもできる。
次に、根太10、スライダ30、および固定手段40の詳細な構成を、図7および図8に示した実施の形態の場合と、図9および図10に示した実施の形態の場合とに基づいて説明する。
図7および図8に示した実施の形態における根太10は、断面が矩形の柱状の木材100により構成されている。このような木材100は一般に、貨物Fの発送元で比較的容易に安価で入手できる。また、根太10を木材100により構成する場合、図6に示すように、貨物Fの取付け位置に構成された雌ねじ部Faに応じて、ボルト11の雄ねじ部を挿通する孔12を容易に穿設することができる。根太10の下面の所定の位置に滑り部材20を設けることは、上述した通りである。
スライダ30は、図8に示すように、下方が開放した断面コの字型に成形されている。このような形状に成形されているため、スライダ30を根太10の上方から被せるだけで、根太10の端部に対してスライダ30を容易に取付けることができる。スライダ30の、根太10の側面10aに沿う垂直部分30aは、根太10に対してスライダ30がブレることなく伸長・退縮移動する際の摺動ガイドとして機能すると共に、スライダ30を伸長させてコンテナCの側壁Ca、Caの間で固定したときに根太10に対してスライダ30が曲がったりスライダ30に対して根太10がコンテナCの側壁Caに沿って移動することなく保持するための保持ガイドとして機能する。そのため、スライダ30の垂直部分30aの高さは、摺動ガイドおよび保持ガイドとして機能することができれば根太10の側面10aの高さと同じに設定する必要はなく、たとえば側面10aの高さのほぼ半分程度に設定することができる。このようにスライダ30の垂直部分30aの高さを設定することにより、スライダ30の重量を抑えることができる。スライダ30の素材は、コンテナC内に固定するために必要な剛性を有するものであれば、特に限定されることはなく、金属、プラスチックなどにより構成することができる。
本実施の形態における固定手段40は、木材100により構成された根太10に打ち込まれる釘41により構成されている。そして、スライダ30には、釘41を挿通するための孔31が形成されている。孔31は、必要に応じて複数設けることもできる。しかしながら、本実施の形態における固定手段40は、コンテナCの側壁Ca、Caの間でスライダ30を根太10の端部から伸長させた状態に保持できればよい。そのため、スライダ30に孔31を設けることなく、根太10の端部から伸長させた状態のスライダ30の端面30bに対して釘41の軸部を当接させて、かかる釘41を木材100により構成された根太10に打ち込むことで、根太10の端部に対してスライダ30が退縮しないようにすることもできる。
また、釘41は、根太10に対してスライダ30を固定することができればよく、その頭部が根太10またはスライダ30の表面に接する程度まで打ち込む必要はなく、スライダ30の表面から上方に突出する部分を残すことができる。この釘41のスライダ30から上方に突出する部分は、上述したラッシングベルト81の端部のフックまたはラッシングベルト81の中間部と係合する部分として利用することができる。
次に、根太10、スライダ30、および固定手段40の別の実施の形態を、図9および図10に基づいて説明する。この実施の形態では、上述した実施の形態と同様の構成については説明を省略し、異なる構成についてのみ説明することとする。
この実施の形態における根太10は、下方が開放した断面コの字型またはC字型に成形された金属製チャンネル材またはリップ溝形材(以下、金属製チャンネル材と総称する)101により構成されている。このような金属製チャンネル材101は、耐久性が高いので繰返し使用することができる。したがって、長期的な視点で見れば、貨物Fの輸送コストを低減することができる。また、根太10を金属製チャンネル材101により構成する場合、金属製チャンネル材101が板状の素材からなるものであるため、貨物Fの取付け位置に構成された雌ねじ部Faに応じて、ボルト11の雄ねじ部を挿通する孔12を容易に穿設することができ、また、この孔12に挿通して貨物Fを根太10に固定するためのボルト11を短いものにすることができる。根太10の下面の所定の位置に滑り部材20を設けることは、上述した通りである。
スライダ30は、図10に示すように、下方が開放した断面コの字型に成形されている。このような形状に成形されているため、スライダ30を根太10の上方から被せるだけで、根太10の端部に対してスライダ30を容易に取付けることができる。また、スライダ30の垂直部分30aの高さは、摺動ガイドおよび保持ガイドとして機能することができればよく、たとえば側面10aの高さのほぼ半分程度に設定して、スライダ30の重量を抑えることができる。スライダ30の素材については、図7、図8に示した実施の形態と同様である。
本実施の形態における固定手段40は、ボルト42と、一対のナット43、44を含んでいる。そして、スライダ30には、ボルト42を挿通するための長孔32が、スライダ30の長手方向に延びるよう形成されており、また、金属製チャンネル材101には、ボルト42を挿通するための孔102が形成されている。一方のナット43は、ボルト42の中間部に螺合され、ボルト42がスライダ30の長孔32および金属製チャンネル部材101の孔102に挿通された状態で、スライダ30の上方に配置される。他方のナット44は、ボルト42がスライダ30の長孔32および金属製チャンネル部材101の孔102に挿通された状態で、ボルト42の先端部に螺合され、金属製チャンネル部材101の下方に配置される。さらにこの実施の形態におけるボルト42は、ナット43を通ってスライダ30から上方に突出する長さを有しており、上端にリング部45を有するアイボルトにより構成されている。リング部45は、上述したラッシングベルト81の端部に設けられたフック、または、ラッシングベルト81の中間部を係合することができる。
本実施の形態では、ナット43、44を互いに近づけるようにねじ込んでスライダ30と根太10を締め付けることにより、スライダ30を根太10に対してその長手方向に伸縮移動できない状態に固定することができ、また、ナット43、44を互いに離間させて締付を緩めることにより、ボルト42が長孔32に挿通されたスライダ30を根太10の長手方向に移動させることができる。なお、ボルト42の先端側に螺合するナット44は、金属製チャンネル材101の孔102と対応する位置で内側面に対して固着してもよい。しかしながら、金属製チャンネル材101からなる根太10が滑り部材20によってコンテナCの床Cfから上方の離れた位置に保持されるため、ナット44に嵌めるソケットレンチのソケットなどの工具をコンテナCの床Cfと根太10の下面との間に隙間から挿入することもできるので、かかるナット44を金属製チャンネル材101に必ずしも固着させる必要はない。
次に、上述したよう構成された貨物支持固定用具1を使用して貨物FをコンテナC内に収容して固定する方法の実施の一形態を説明する。この実施の形態においては、図1に示したように貨物FをコンテナC内に収容して固定する場合で説明する。
貨物FをコンテナC内に収容して固定するに際して、最初に、各貨物Fの取付け位置Faにそれぞれ根太10の孔12を整合させ、この孔12にボルト11を挿通して貨物の取付け位置Faに螺合して、根太10を貨物Fに取り付ける。このとき、根太10は、その長手方向がコンテナCの側壁Ca、Caの間に延びるよう配置される。また、滑り部材20は、根太10の下面において、貨物Fの荷重を適切に分配して支持することができる位置に取り付けられている。
一方、コンテナCの内部には、側壁Caに沿って板材60が配設されている。なお、コンテナCの側壁Caに内貼りが設けられている場合や、側壁Caにコルゲート鋼板ではなく平滑な鋼板を用いたり、コルゲート鋼板の表面に内貼りを設けた場合など、側壁Caの内側面が凹凸を有していない場合には、必ずしも、板材60を側壁Caに沿って配設する必要はない。また、コンテナCの内部には、当て部材70の一端が奥壁Cbに接し、且つ、当て部材70の長手方向が側壁Caに沿って配置されている。
この状態で、貨物Fが根太10に取り付けられた貨物支持固定用具1の内で、奥壁Cb側に位置する貨物支持固定用具1をコンテナCの開閉扉Cdが設けられた開口部Cc近傍の床Cfに載置する。コンテナCの床Cfには根太10の下面に取り付けられた滑り部材20が接することとなる。
次いで、貨物支持固定用具1を奥壁Cbの方向にフォークリフトで押すなどして、貨物Fと共にコンテナC内の所定の位置に移動させる。滑り部材20がコンテナCの床Cfを摺動するため、貨物Fを支持した貨物支持固定用具1は、容易にコンテナC内の所定の場所まで移動される。
なお、各貨物支持固定用具1は、遅くともコンテナC内にその貨物支持固定用具1がそれぞれ位置するまでには、根太10の両端部にスライダ30が取り付けられ、貨物Fを支持した貨物支持固定用具1がコンテナC内を奥壁Cbに向かって移動できる程度にスライダ30を根太10に対してその長手方向に伸長させて、固定手段40によってスライダ30を根太10に対して仮留めする。
ここで、スライダ30の仮留めについて具体的に説明する。仮留めする際にスライダ30を根太10に対して伸長させる位置は、スライダ30の先端に設けられた側部滑り部材50を板材60に対して押圧させることなくただ単に接触させるか、または、板材60から僅かに離間させる程度とする(この状態の根太10に対するスライダ30の位置を「仮留め位置」と称する)。
そして、図7、8に示した実施の形態の場合には、スライダ30が移動することなく、且つ、後で釘41を木材100からなる根太10から容易に抜くことができる程度に、釘41を木材100からなる根太10に対して打ち込み仮留めする。
また、図9、10に示した実施の形態の場合には、スライダ30が移動することなく、且つ、スライダ30を仮留め位置に伸長させた状態で、後でナット43、44の少なくともいずれか一方を容易に緩めることができる程度に、ナット43、44により金属製チャンネル材101からなる根太10とスライダ30とを締め付け仮留めする。
このようにスライダ30を根太10に対し仮留め位置で固定手段40により仮留めすることにより、貨物支持固定用具1の根太10に取り付けられた貨物Fを奥壁Cbに向かって移動させる際に、各貨物支持固定用具1のスライダ30に取り付けられた側部滑り部材50がガイドとして機能することができ、したがって、貨物支持固定用具1を奥壁Cbに向かって円滑に安定して移動させることができる。
そして、本実施の形態では、コンテナCの側壁Caが所謂コルゲート鋼板によって構成されており凹凸を有しているが、かかる側壁Caに沿って板材60を設けているため、貨物支持固定用具1を奥壁Cbに向かって移動させるときに、根太10の両端に仮留めされたスライダ30が側壁Caの凹凸に引っ掛かることなく、貨物支持固定用具1を奥壁Caに向かって円滑に安定して移動させることができる。
貨物Fを支持した貨物支持固定用具1が奥壁Cbに向かってコンテナC内を移動すると、奥壁Cbと、この奥壁Cbに対向する側の根太10との間で当て部材70が挟まれ、かかる根太10が奥壁Cbの方向にさらに移動するのを規制される。そのため、貨物Fが奥壁Cbに衝突するのを防止することができる。
コンテナC内で、貨物Fを支持した貨物支持固定用具1が当て部材70によって奥壁Cbの方向にさらに移動するのを規制されると、図7および8に示した実施の形態の場合、根太10に仮留めした釘41を一旦抜いて、スライダ30をコンテナCの側壁Caに押し付けるように根太10からその長手方向にさらに伸長移動させ、この状態で、釘41を容易に抜けない程度まで根太10に打ち込み、スライダ30を根太10に固定する。
一方、図9および10に示した実施の形態の場合、ナット43、44を一旦緩めて、スライダ30をコンテナCの側壁Caに押し付けるように根太10からその長手方向にさらに伸長移動させ、この状態で、再びナット43、44を締め付け、スライダ30を根太10に固定する。
その後、コンテナCの側壁Caの下部に設けられたリングなどの係合部のうちの2箇所とスライダ30から上方に突出した釘41(図7、図8の場合)またはボルト42のリング部45(図9、図10の場合)とをラッシングベルト81で緊締することにより、貨物支持固定用具1をコンテナCに固縛し、貨物支持固定用具1に支持された貨物Fを強固に固定することができる。
コンテナC内に貨物Fを収容すると、その貨物Fに取り付けられた根太10の内で、コンテナCの開口部Cc側に位置する根太10の、開口部Cc側に当て部材70をコンテナCの側壁Caに沿って配置する。そして、コンテナCの開口部Ccに設けられた開閉扉Cdを閉じると、当て部材70は、貨物Fを支持している根太10と開閉扉Cdとの間に挟まれ、かかる根太10が開閉扉Cdに向かって移動するのを規制し、これに支持された貨物Fが開閉扉Cdに衝突するのを防止する。
次に、上述したよう構成された貨物支持固定用具1を使用して、図2に示したように複数の貨物F1、F2をコンテナC内に収容して固定する方法の別の実施の形態を説明する。なお、本実施の形態の説明では、主に、上述した貨物FをコンテナC内に収容して固定する方法の実施の形態と異なる部分について説明することとし、上述した貨物FをコンテナC内に収容して固定する方法の実施の形態と同様、または相当する部分については同じ符号を付してその説明を簡略化するかまたは省略する。
最初に、貨物F1、F2をコンテナC内に収容するに際して、各貨物F1、F2の取付け位置Faにそれぞれ根太10の孔12を整合させ、この孔12にボルト11を挿通して貨物の取付け位置Faに螺合して、根太10を貨物Fに取り付ける。根太10の長手方向をコンテナCの側壁Ca、Caの間に延びるよう配置すること、滑り部材20を根太10の下面に取り付けること、コンテナCの内部に側壁Caに沿って板材60を配設すること、さらに当て部材70をコンテナC内の奥壁Cbに配置することは、上述した実施の形態と同様である。
そして、貨物F1が根太10に取り付けられた貨物支持固定用具1の内で、奥壁Cb側に位置する貨物支持固定用具1をコンテナCの開閉扉Cdが設けられた開口部Cc近傍の床Cfに載置し、根太10の両端部のスライダ30を仮留め位置に仮留めした状態で、貨物F1が支持されている貨物支持固定用具1を奥壁Cbの方向に移動させ、奥壁Cbと根太10との間で当て部材70が挟まれると、根太10にスライダ30が仮留めされた状態を解除し、スライダ30を根太10に対してその長手方向に伸長移動させ、固定手段40によりスライダ30を根太10に対して固定して、コンテナCの側壁Ca、Caの間で固定し、また、ラッシングベルト81で緊締してコンテナCに固縛する。
貨物F1の固定が完了すると、この貨物F1を支持している根太10の内で、コンテナCの開口部Cc側に位置する根太10の、開口部Cc側に当て部材70を配置する。また、次にコンテナC内に収容する貨物F2に取り付けられた貨物支持固定用具1をコンテナCの床Cfに載置し、コンテナCの奥壁Cbに向けて移動させる。当て部材70は、先に収容した貨物F1に取り付けられた根太10と、次に収容した貨物F2に取り付けられた根太10との間で挟まれ、次に収容した貨物F2を支持している貨物支持固定用具10が奥壁Cbに向かってさらに移動するのを規制し、先に収容・固定した貨物F1と次に収容・固定した貨物F2とが衝突するのを防止する。
その後、先に収容した貨物F1と同様に、スライダ30の仮止め状態を解除し、スライダ30を根太10に対してその長手方向に伸長移動させ、固定手段40によりスライダ30を根太10に対して固定して、コンテナCの側壁Ca、Caの間でF2を支持している貨物支持固定用具1を固定し、また、ラッシングベルト81で緊締してコンテナCに固縛する。
その後、貨物F2に取り付けられた根太10の内で、コンテナCの開口部Cc側に位置する根太10の、開口部Cc側に当て部材70をコンテナCの側壁Caに沿って配置する。そして、コンテナCの開口部Ccに設けられた開閉扉Cdを閉じると、当て部材70は、貨物F2を支持している根太10と開閉扉Cdとの間に挟まれ、かかる根太10が開閉扉Cdに向かって移動するのを規制し、これに支持された貨物F2が開閉扉Cdに衝突するのを防止する。
したがって、本発明の貨物支持固定用具1を用いることにより、従来のショアリング部材を必要とすることなく、収容した貨物F1とF2同士、および、貨物F1またはF2とコンテナCの内面、すなわち側壁Ca、奥壁Cb、開閉扉Cd、床Cfとの衝突を防止することができる。
さらに、図7および図8に基づいて説明したように、根太10を木材100により構成した場合には、かかる木材100と固定手段40を構成する釘41を貨物Fの発送元で容易に安価で調達することができる。そのため、スライダ30と滑り部材20とを貨物Fの発送元に送るなどして用意するだけでよい。また、図9および図10に基づいて説明したように、根太10を金属製チャンネル材101によって構成した場合には、繰返し使用することができる。そのため、長期的な視点で見て、貨物Fの輸送コストを低減することができる。
なお、上記の実施の形態では、ドライコンテナに貨物F、またはF1とF2を収容する場合で説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されることはない。たとえば、コンテナCの天井の長手方向に沿って設けられた回動軸(図示は省略する)を中心として、側壁Caを跳ね上げるように開閉させるよう構成されたウイングコンテナにも本発明を適用することができる。この場合には、貨物Fが支持された貨物支持固定用具1をコンテナ内で移動させる方向は、そのコンテナの幅方向となる。そのため、滑り部材20の両乗り上げ面22(図6を参照)が根太10の真下に位置するように、滑り部材20を根太10と平行に配置することが望ましい。
また、コンテナは、トラックやトレーラなどの運搬車両に積載することができる。そして、貨物をコンテナに収容する際には、かかるコンテナをコンテナターミナルなどの地面に置いた状態や、運搬車両に積載した状態など、特にコンテナを置く場所が限定されることはない。ここで、コンテナの床と、コンテナを置いた地面との間には段差が形成される。そのため、コンテナの開口部には、地面からコンテナの床に連続するスロープを配置することもできる。
さらに、コンテナを運搬車両に積載した状態は、実質的にその運搬車両の荷室を構成することになる。そのため、本発明により貨物を収容するコンテナとは、運搬車両等とは分離したコンテナに限定されることはなく、運搬車両と一体に固定された荷室を含むことができる。
F(F1〜F3):貨物、 Fa:取付け位置、 C:コンテナ、 Ca:側壁、 Cc:開口部、 Cd:開閉扉、 Cf:床、 1:貨物支持固定用具、 10:根太、 20:滑り部材、 30:スライダ、 40:固定手段、 50:側部滑り部材、 60:板材、 70:当て部材、 80:固縛手段、 100:木材、 101:金属製チャンネル材

Claims (14)

  1. 貨物を支持し、コンテナ内に収容して固定するための貨物支持固定用具であって、
    前記コンテナの側壁間の幅よりも短い長さに成形され、前記側壁間に延びるように配置され、前記貨物が着脱可能に取り付けられる根太と、
    前記根太を支持して前記コンテナの床を摺動する滑り部材と、
    前記根太の端部に、前記側壁に対して近接・遠退移動可能に設けられるスライダと、
    前記コンテナの側壁間の幅に応じて前記根太に対して前記スライダを固定する固定手段と
    を備えたことを特徴とする、貨物支持固定用具。
  2. さらに、前記スライダの先端に側部滑り部材を備えたことを特徴とする、請求項1に記載の貨物支持固定用具。
  3. さらに、前記コンテナの側壁に沿って配置され、前記スライダと前記コンテナの側壁との間に介装される板材を備えたことを特徴とする、請求項1または2のいずれかに記載の貨物支持固定用具。
  4. 前記根太と、該根太に隣接する根太との間、
    前記根太と、前記コンテナの奥壁との間、
    前記根太と、前記コンテナの開閉扉との間、
    の少なくともいずれかに配置されて、前記根太が前記コンテナの側壁と平行な方向に移動するのを防止する当て部材を備えたことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の貨物支持固定用具。
  5. 前記根太が木材により構成されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の貨物支持固定用具。
  6. 前記根太が金属製チャンネル材により構成されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の貨物支持固定用具。
  7. 前記コンテナに固縛する固縛手段を備えたことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の貨物支持固定用具。
  8. 前記スライダは、下方が開放する断面コの字型に成形されていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の貨物支持固定用具。
  9. 前記根太と前記滑り部材とは、嵌め合い結合構造であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の貨物支持固定用具。
  10. 請求項1に記載の貨物支持固定用具を使用し、貨物をコンテナ内に収容して固定する方法であって、
    前記貨物に前記貨物支持固定用具の根太を取り付けて前記コンテナの床に載置し、滑り部材を前記コンテナの床に摺動させて前記コンテナ内の所定の位置に移動させ、
    スライダを前記コンテナの側壁に当接させて固定手段により固定することを特徴とする、貨物をコンテナ内に収容して固定する方法。
  11. 前記コンテナの側壁に沿って板材を配置し、その後、前記貨物を支持した前記貨物支持固定用具を前記コンテナ内の所定の位置に移動させることを特徴する、請求項10に記載の貨物をコンテナ内に収容して固定する方法。
  12. 前記貨物を支持した前記貨物支持固定用具を前記コンテナ内で移動させ得る位置に、前記スライダを前記根太から伸長移動させて前記固定手段により仮留めし、
    その後、前記貨物を支持した前記貨物支持固定用具を前記コンテナ内の所定の位置に移動させてから、前記スライダを前記コンテナの側壁に当接させて前記固定手段により固定することを特徴する、請求項10または11のいずれかに記載の貨物をコンテナ内に収容して固定する方法。
  13. 前記根太と、該根太に隣接する根太との間、
    前記根太と、前記コンテナの奥壁との間、
    前記根太と、前記コンテナの開閉扉との間、
    の少なくともいずれかに前記根太が前記コンテナの側壁と平行な方向に移動するのを防止する当て部材を配置することを特徴とする、請求項10〜12のいずれか1項に記載の貨物をコンテナ内に収容して固定する方法。
  14. さらに、固縛手段により前記根太または前記スライダを前記コンテナに固縛することを特徴とする請求項10〜13のいずれか1項に記載の貨物をコンテナ内に収容して固定する方法。
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