JP6963094B2 - 非断熱型蒸留塔 - Google Patents

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Description

本発明は、非断熱型蒸留塔に関する。
蒸留操作は、石油精製や石油化学などの工業プロセスで広く利用されているが、消費エネルギーが非常に大きい単位操作でもある。そのため、従来から、蒸留操作の省エネルギー化を目的とした数多くの研究がなされている。
理論的には、可逆蒸留操作と呼ばれる仮想的操作が最も効率的な蒸留操作であることが知られている(例えば、非特許文献1参照)。可逆蒸留操作は、蒸留塔の濃縮部(原料供給位置より上の部分)で高さ方向に沿って連続的な冷却を行い、回収部(原料供給位置より下の部分)では連続的な加熱を行うものである。具体的には、段数が無限大の蒸留塔を仮定し、濃縮部の段ごとに無限小の熱量による冷却を行い、回収部の段ごとに無限小の熱量による加熱を行うものである。このような仮想的操作を実際の装置においていかに忠実に具現化するかが、蒸留操作の省エネルギー化を実現するための重要な指針となる。
特許文献1では、上述した可逆蒸留操作の概念を具現化する一つの構成として、SUPERHIDIC(登録商標)と呼ばれる熱交換型蒸留装置が提案されている。この蒸留装置は、濃縮塔と、濃縮塔の上方に配置された回収塔と、回収塔の塔頂部からの蒸気を圧縮して濃縮塔の塔底部に供給する圧縮機と、濃縮塔の所定の位置に設けられた熱交換器と、回収塔の所定の位置に設けられ、回収塔内の液体の一部を外部に抜き出すための液抜き部とを有している。液抜き部から抜き出された液体が熱交換器に導入されることで、濃縮塔内の蒸気の熱を奪うことができ、熱交換器に導入されて液相と気相が混在した流体が液抜き部の直下に導入されることで、その熱を回収塔に移動させることができる。そして、熱交換器および液抜き部をそれぞれ複数設置することで、濃縮塔の複数の適切な位置で冷却を行うことができ、かつ回収塔の複数の適切な位置で加熱を行うことができる。これにより、可逆蒸留操作に類似した操作を得ることができる。
こうして、上述した蒸留装置では、一般的な蒸留塔と比べて、濃縮塔の塔頂部に設けられたコンデンサーの除熱量と回収塔の塔底部に設けられたリボイラーの入熱量を共に小さくすることができ、省エネルギー性能を向上させることができる。また、この蒸留装置は、濃縮塔と回収塔との間の流体循環がサーモサイフォン効果を利用して行われるため、ポンプなどの圧送手段を必要としない点でも有利である。
特許第4803470号公報
中岩勝、外1名、「蒸留プロセスのイノベーション」、Synthesiology、独立行政法人産業技術総合研究所、2009年2月、Vol.2、No.1、p.51−59
特許文献1に記載の構成では、回収塔の塔頂部からの蒸気が圧縮機により圧縮され、昇圧および昇温された蒸気は濃縮塔の塔底部に供給される。このとき、回収塔の塔頂部から圧縮機までの配管やそこに設置される機器類には不可避の圧力損失が発生する。したがって、特許文献1に記載の構成を減圧蒸留装置など操作圧力の低いシステムに適用しようとすると、この圧力損失が圧縮機の圧縮比に大きな影響を及ぼしてしまい、省エネルギー性能を大きく損なう要因となる。このような観点から、可逆蒸留操作の概念を具現化する構成として、減圧蒸留装置など操作圧力の低いシステムにも適用可能なものが求められている。
そこで、本発明の目的は、操作圧力によらず優れた省エネルギー性を発揮する非断熱型蒸留塔を提供することである。
上述した目的を達成するために、本発明の一態様による非断熱型蒸留塔は、原料が供給される原料供給位置の上方に位置する濃縮部と、原料供給位置の下方に位置する回収部と、を有する非断熱型蒸留塔であって、作動流体により濃縮部内の流体を間接的に冷却する複数の冷却装置であって、濃縮部の第1の位置に設けられた第1の冷却装置と、濃縮部の第1の位置よりも下方の第2の位置に設けられた第2の冷却装置と、を含む複数の冷却装置と、複数の冷却装置との間で作動流体が循環され、循環する作動流体により回収部内の流体を間接的に加熱する複数の加熱装置であって、回収部の第1の位置に設けられた第1の加熱装置と、回収部の前記第1の位置よりも下方の第2の位置に設けられた第2の加熱装置と、を含む複数の加熱装置と、第1の冷却装置と第1の加熱装置との間で作動流体を循環させるための第1の循環経路上に設けられ、第1の冷却装置からの作動流体を圧縮する第1の圧縮機と、第2の冷却装置と第2の加熱装置との間で作動流体を循環させるための第2の循環経路上に設けられ、第2の冷却装置からの作動流体を圧縮する第2の圧縮機と、を含む複数の圧縮機と、第1の循環経路上に設けられ、第1の加熱装置からの作動流体を膨張させる第1の膨張装置と、第2の循環経路上に設けられ、第2の加熱装置からの作動流体を膨張させる第2の膨張装置と、を含む複数の膨張装置と、を有している。
また、本発明の他の態様による非断熱型蒸留塔は、原料が供給される原料供給位置の上方に位置する濃縮部と、原料供給位置の下方に位置する回収部と、を有する非断熱型蒸留塔であって、作動流体により前記濃縮部内の流体を間接的に冷却する複数の冷却装置であって、濃縮部の高さ方向の異なる位置に設けられた複数の冷却装置と、複数の冷却装置との間で作動流体が循環され、循環する作動流体により回収部内の流体を間接的に加熱する複数の加熱装置であって、回収部の第1の位置に設けられた第1の加熱装置と、回収部の第1の位置よりも下方の第2の位置に設けられた第2の加熱装置と、を含む複数の加熱装置と、複数の冷却装置と第1の加熱装置との間で作動流体を循環させるための第1の循環経路上に設けられ、複数の冷却装置からの作動流体を圧縮する第1の圧縮機と、第1の循環経路と第2の加熱装置との間で作動流体を循環させるための第2の循環経路上に設けられ、第1の循環経路からの作動流体を圧縮する第2の圧縮機と、を含む複数の圧縮機と、第1の循環経路上に設けられ、第1の加熱装置からの作動流体を膨張させる第1の膨張装置と、第2の循環経路上に設けられ、第2の加熱装置からの作動流体を膨張させる第2の膨張装置と、を含む複数の膨張装置と、を有している。
このような非断熱型蒸留塔によれば、複数の冷却装置により濃縮部の複数の適切な位置で冷却を行い、複数の加熱装置により回収部の複数の適切な位置で加熱を行うことができ、仮想的な可逆蒸留操作を実際の装置において模擬的に実行することができる。また、作動流体による冷却および加熱は、作業流体の圧縮および膨張を利用して行われるため、エネルギー効率の高い冷却および加熱システムを実現することができる。さらに、この冷却および加熱動作は、蒸留塔における蒸留操作とは切り離されて行われる。そのため、減圧蒸留など操作圧力の低い蒸留操作を行う場合にも、作動流体自体の圧力を低く設定しない限り、圧縮機の吸込側で発生する圧力損失がシステム全体の省エネルギー性能に影響を及ぼすことはない。
以上、本発明によれば、操作圧力によらず優れた省エネルギー性を発揮する非断熱型蒸留塔を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る非断熱型蒸留塔の概略構成図である。 本発明の第2の実施形態に係る非断熱型蒸留塔の概略構成図である。 本発明の第3の実施形態に係る非断熱型蒸留塔の概略構成図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る非断熱型蒸留塔の概略構成図である。なお、図示した構成は、あくまで一例であり、例えば、配管やバルブを追加したり、配管の設置位置を変更したりするなど、使用目的や用途、要求性能に応じて適宜変更可能であることは言うまでもない。
本実施形態の非断熱型蒸留塔(以下、単に「蒸留塔」ともいう)1は、一般的な蒸留塔と同様に、原料が供給される原料供給位置(原料供給配管P1の接続位置)の上方に位置する濃縮部2と、下方に位置する回収部3とから構成され、コンデンサー4と、リボイラー5とを有している。本実施形態の蒸留塔1は、塔内に設置された多数の水平な棚板(トレイ)を有する棚段塔であるが、中空の塔内にある種の充填物を有し、その表面で気液接触が行われる充填塔であってもよい。
棚段塔の各段(隣接する棚板間の各空間)では、気液接触が促進され、物質移動が行われる。その結果、より揮発性の高い成分に富んだ気相は上の段に送られ、より揮発性の低い成分に富んだ液相は下の段へ流れ落ちる。そして、それぞれの段でまた新たな液相または気相との気液接触が行われ、物質移動が行われる。こうして、塔の上部の段ほど揮発性の高い成分に富み、下部の段ほど揮発性の低い成分に富むことになり、蒸留操作が行われる。一方、充填塔では、棚段塔と同じ機構により、塔の上部の段ほど揮発性の高い成分に富み、下部の段ほど揮発性の低い成分に富むことになり、蒸留操作が行われる。
コンデンサー4は、蒸留塔1の塔頂部1aに接続された配管P2上に設けられ、塔頂部1aに上昇してきた蒸気を冷却する機能を有している。したがって、塔頂部1aの蒸気は、コンデンサー4で冷却され、液体になってドラム6へと送られる。その液体の一部は、配管P3を通じて揮発性の高い成分に富んだ留出液として得られ、残りは、濃縮部2の空間上部に接続された配管P4を通じて、必要に応じて塔頂部1aに還流される。
リボイラー5は、蒸留塔1の塔底部1bと塔底部1bの空間上部とを接続する配管P5上に設けられている。リボイラー5は、蒸留塔1の塔底液(蒸留塔1を流下して塔底部1bに溜まった液体)を加熱する機能を有している。したがって、蒸留塔1の塔底液の一部は、リボイラー5で加熱されて蒸気になり、蒸留塔1の塔底部1bに向かって上昇する。また、塔底部1bの最底部からは、配管P6を通じて、揮発性の低い成分に富んだ缶出液を得ることができる。
また、本実施形態の蒸留塔1は、複数の冷却装置11,12と、複数の加熱装置21,22と、複数の圧縮機31,3と、複数の膨張装置41,42とを有している。これらは、以下で詳述するように、蒸留塔1内の流体を間接的に冷却および加熱するための作動流体を循環させる互いに独立した複数の循環経路を構成している。なお、図示した実施形態では、冷却装置、加熱装置、圧縮器、および膨張装置のそれぞれの数は2つであるが、後述するように、3つ以上であってもよい。
複数の冷却装置11,12は、濃縮部2の所定の段(第1の位置)に設けられた第1の冷却装置11と、これよりも下方の段(第2の位置)に設けられた第2の冷却装置12とを含んでいる。第1および第2の冷却装置11,12は、それぞれ熱交換器から構成され、循環する作動流体により濃縮部2内の流体を間接的に冷却する機能を有している。
複数の加熱装置21,22は、回収部3の所定の段(第1の位置)に設けられた第1の加熱装置21と、これよりも下方の段(第2の位置)に設けられた第2の加熱装置22とを含んでいる。第1および第2の加熱装置21,22は、それぞれ熱交換器から構成され、循環する作動流体により回収部3内の流体を間接的に加熱する機能を有している。
複数の圧縮機31,32は、第1の圧縮機31と第2の圧縮機32とを含み、複数の膨張装置(膨張弁)41,42は、第1の膨張装置41と第2の膨張装置42とを含んでいる。
第1の圧縮機31と第1の膨張装置41は、第1の冷却装置11と第1の加熱装置21との間で作動流体を循環させるための第1の循環経路P11〜P14上に設けられている。すなわち、第1の圧縮機31は、吸込側で、配管P11を介して第1の冷却装置11に接続され、吐出側で、配管P12を介して第1の加熱装置21に接続されている。また、第1の膨張装置41は、一次側で、配管P13を介して第1の加熱装置21に接続され、二次側で、ドラム7および配管P14を介して第1の冷却装置11に接続されている。
したがって、第1の圧縮機31は、第1の冷却装置11からの作動流体を圧縮して加熱し、第1の加熱装置21に供給する機能を有し、第1の膨張装置41は、第1の加熱装置21からの作動流体を膨張させて冷却し、第1の冷却装置11に供給する機能を有している。これにより、第1の冷却装置11は、第1の膨張装置41で降温された作動流体により濃縮部2内の流体を間接的に冷却することができ、第1の加熱装置21は、第1の圧縮機31で昇温された作動流体により回収部3内の流体を間接的に加熱することができる。
一方、第2の圧縮機32と第2の膨張装置42は、第2の冷却装置12と第2の加熱装置22との間で作動流体を循環させるための第2の循環経路P21〜P24上に設けられている。すなわち、第2の圧縮機32は、吸込側で、配管P21を介して第2の冷却装置12に接続され、吐出側で、配管P22を介して第2の加熱装置22に接続されている。また、第2の膨張装置42は、一次側で、配管P23を介して第2の加熱装置22に接続され、二次側で、ドラム8および配管P24を介して第2の冷却装置12に接続されている。
したがって、第2の圧縮機32は、第2の冷却装置12からの作動流体を圧縮して加熱し、第2の加熱装置22に供給する機能を有し、第2の膨張装置42は、第2の加熱装置22からの作動流体を膨張させて冷却し、第2の冷却装置12に供給する機能を有している。これにより、第2の冷却装置12は、第2の膨張装置42で降温された作動流体により濃縮部2内の流体を間接的に冷却することができ、第2の加熱装置22は、第2の圧縮機32で昇温された作動流体により回収部3内の流体を間接的に加熱することができる。
なお、第1の循環経路P11〜P14上のドラム7は、配管P15を介して、第1の圧縮機31の吸込側の配管P11に接続されている。また、第2の循環経路P21〜P24上のドラム8は、配管P25を介して、第2の圧縮機32の吸込側の配管P21に接続されている。これらのドラム7,8は、作動流体の気液分離を行い、気相分をそれぞれ第1および第2の圧縮機32に直接導入するために設けられている。
このように、本実施形態によれば、複数の冷却装置11,12により濃縮部2の複数の適切な位置で冷却を行い、複数の加熱装置21,22により回収部3の複数の適切な位置で加熱を行うことができる。したがって、仮想的な可逆蒸留操作を実際の装置において模擬的に実行することができ、省エネルギー性能を向上させることができる。また、本実施形態では、作動流体の圧縮機31,32による圧縮と膨張装置41,42による膨張とを利用して冷却および加熱が行われるため、エネルギー効率の高い冷却および加熱システムを実現することができる。さらに、この冷却および加熱動作は、蒸留塔1における蒸留操作とは切り離されて行われる。そのため、減圧蒸留など操作圧力の低い蒸留操作を行う場合にも、作動流体の圧力がそのような低い操作圧力に影響を受けることがない。したがって、作動流体自体の圧力を低く設定しない限り、圧縮機31,32の吸込側で圧力損失が発生しても、そのような圧力損失が装置全体の省エネルギー性能に影響を及ぼすことはない。
冷却装置および加熱装置の設置数は、図示した2つに限定されるものではなく、蒸留塔に与えるべき熱負荷によっては、それぞれ3つ以上であってもよく、それに応じて、圧縮機および膨張装置の数もそれぞれ3つ以上であってもよい。このような場合、すなわち、作動流体の循環経路の数が3つ以上である場合、そのうちの少なくとも2つが、図示した構成を有することになる。また、冷却装置および加熱装置の設置位置も、図示した実施形態では、それぞれ濃縮部および回収部の中間段に設けられているが、これに限定されるものではない。例えば、複数の冷却装置のうち最も上方に位置する冷却装置が、コンデンサーとして利用されてもよく、あるいは、複数の加熱装置のうち最も下方に位置する加熱装置が、リボイラーとして利用されてもよい。
上述したように、作動流体による冷却および加熱動作は、蒸留操作とは切り離されて行われるため、使用する作動流体の種類に特に制約はない。そのため、様々な条件(温度など)を考慮して最適な作動流体を選択することができる。そのような作動流体としては、例えば、安全面を考慮すると、水(水蒸気)や代替フロンなどが挙げられる。特に、非常に安価であることや、仮に漏れが使用しても環境面で問題にならないことを考慮すると、水(水蒸気)を用いることが好ましい。
(第2の実施形態)
図2は、本発明の第2の実施形態に係る非断熱型蒸留塔の概略構成図である。以下、第1の実施形態と同様の構成については、図面に同じ符号を付してその説明を省略し、第1の実施形態と異なる構成のみ説明する。
第1の実施形態では、2つの循環経路は互いに接続されておらず、それぞれ独立して設けられている。これに対し、本実施形態では、2つの循環経路は、両者の間を作動流体が行き来するように互いに接続されている。具体的には、第1の圧縮機31からの作動流体が第2の圧縮機32にも供給されるように、第1の圧縮機31の吐出側の配管P12が、配管P16を介して第2の圧縮機32の吸込側の配管P21に接続されている。さらに、第2の膨張装置42からの作動流体が第1の冷却装置11にも供給されるように、第2の膨張装置42の二次側の配管P24が、配管P26を介してドラム7に接続されている。したがって、本実施形態では、第1の循環経路P11〜P14と第2の循環経路P21〜P24は、配管P16,P26を介して互いに接続されている。
第1の循環経路P11〜P14と第2の循環経路P21〜P24とが互いに接続されていることは、作動流体の流通により熱負荷の適切な振り分けが可能になる点で有利である。また、このような構成では、第1の圧縮機31と第2の圧縮機32が直列に接続されるため、第1の実施形態と比べて、第2の圧縮機32の圧縮比を低減することができ、圧縮機全体の仕事量を減らすことができる。なお、図示した例では、第1の圧縮機31と第2の圧縮機32は、それぞれ別個に設けられているが、まとめて1つの多段圧縮機を構成していてもよい。これにより、圧縮機31,32の動力源を一つにまとめることができ、コストダウンにもつなげることができる。
なお、本実施形態においても、作動流体の循環経路の数は3つ以上であってもよく、その場合、そのうちの少なくとも2つが図示した構成を有することになる。
(第3の実施形態)
図3は、本発明の第3の実施形態に係る非断熱型蒸留塔の概略構成図である。以下、上述した実施形態と同様の構成については、図面に同じ符号を付してその説明を省略し、上述した実施形態と異なる構成のみ説明する。
本実施形態は、2つの冷却装置11,12が並列に接続されている点で上述した実施形態と異なっている。すなわち、本実施形態の第2の冷却装置12は、入口側で、配管P17を介して、第1の冷却装置11の入口側の配管P14に接続され、出口側で、配管P18を介して、第1の冷却装置11の出口側の配管P11に接続されている。これに伴い、第2の圧縮機32の吸込側の配管P21は、第1の圧縮機31の吐出側の配管P12に接続され、したがって第2の実施形態と同様に、第1の圧縮機31と第2の圧縮機32は直列に接続されている。また、上述した実施形態のドラム8と配管P24,P25が省略され、第2の加熱装置22の出口側の配管P23はドラム7に接続されている。
換言すると、本実施形態では、複数の冷却装置11,12と第1の加熱装置21との間で作動流体を循環させるために、第1の循環経路P11〜P14,P17〜P18が構成され、この循環経路P11〜P14,P17〜P18上に、第1の圧縮機31と第1の膨張装置41が設けられている。また、第1の循環経路P11〜P14,P17〜P18と第2の加熱装置22との間で作動流体を循環させるために、第2の循環経路P21〜P23が構成され、この循環経路P21〜P23上に、第2の圧縮機32と第2の膨張装置42が設けられている。
したがって、第1の圧縮機31は、複数の冷却装置11,12からの作動流体を圧縮して加熱し、第1の加熱装置21に供給する機能を有し、第1の膨張装置41は、第1の加熱装置21からの作動流体を膨張させて冷却し、複数の冷却装置11,12に供給する機能を有している。また、第2の圧縮機32は、第1の循環経路P11〜P14,P17〜P18からの作動流体を圧縮して加熱し、第2の加熱装置22に供給する機能を有し、第2の膨張装置42は、第2の加熱装置22からの作動流体を膨張させて冷却し、複数の冷却装置11,12に供給する機能を有している。
このように、本実施形態は、複数の冷却装置11,12が並列に接続されているため、濃縮部2の必要な位置(高さ方向の異なる位置)に熱負荷を分配することが求められる場合に好適に用いられる。そのため、本実施形態の構成は、第1の実施形態や第2の実施形態に対しても組み合わせて用いることができる。また、本実施形態においても、第2の実施形態と同様に、圧縮機のコストダウンや圧縮比の低減効果が期待される。
なお、本実施形態は、冷却装置および加熱装置の設置数がそれぞれ3つ以上であってもよい点では上述した実施形態と同様である。ただし、上述した実施形態とは異なり、冷却装置の設置数は、それらが並列に接続されるという構成上の理由から、必ずしも加熱装置の設置数と同じでなくてもよい。例えば、蒸留塔に与えるべき熱負荷に応じて、2つの加熱装置に対して、3つ以上の冷却装置が設けられていてもよく、3つ以上の加熱装置に対して、2つの冷却装置が設けられていてもよい。
1 非断熱型蒸留塔
2 濃縮部
3 回収部
4 コンデンサー
5 リボイラー
6〜8 ドラム
11 第1の冷却装置
12 第2の冷却装置
21 第1の加熱装置
22 第2の加熱装置
31 第1の圧縮機
32 第2の圧縮機
41 第1の膨張装置
42 第2の膨張装置
P1 原料供給配管
P2〜P6,P11〜P18,P21〜P26 配管

Claims (9)

  1. 原料が供給される原料供給位置の上方に位置する濃縮部と、前記原料供給位置の下方に位置する回収部と、を有する非断熱型蒸留塔であって、
    作動流体により前記濃縮部内の流体を間接的に冷却する複数の冷却装置であって、前記濃縮部の第1の位置に設けられた第1の冷却装置と、前記濃縮部の前記第1の位置よりも下方の第2の位置に設けられた第2の冷却装置と、を含む複数の冷却装置と、
    前記複数の冷却装置との間で前記作動流体が循環され、該循環する作動流体により前記回収部内の流体を間接的に加熱する複数の加熱装置であって、前記回収部の第1の位置に設けられた第1の加熱装置と、前記回収部の前記第1の位置よりも下方の第2の位置に設けられた第2の加熱装置と、を含む複数の加熱装置と、
    前記第1の冷却装置と前記第1の加熱装置との間で前記作動流体を循環させるための第1の循環経路上に設けられ、前記第1の冷却装置からの前記作動流体を圧縮する第1の圧縮機と、前記第2の冷却装置と前記第2の加熱装置との間で前記作動流体を循環させるための第2の循環経路上に設けられ、前記第2の冷却装置からの前記作動流体を圧縮する第2の圧縮機と、を含む複数の圧縮機と、
    前記第1の循環経路上に設けられ、前記第1の加熱装置からの前記作動流体を膨張させる第1の膨張装置と、前記第2の循環経路上に設けられ、前記第2の加熱装置からの前記作動流体を膨張させる第2の膨張装置と、を含む複数の膨張装置と、を有する非断熱型蒸留塔。
  2. 前記第1の循環経路と前記第2の循環経路は、前記第1の循環経路と前記第2の循環経路との間を前記作動流体が行き来するように互いに接続されている、請求項1に記載の非断熱型蒸留塔。
  3. 前記第1の循環経路と前記第2の循環経路は、前記第1の圧縮機からの前記作動流体が前記第2の圧縮機に供給され、前記第2の膨張装置からの前記作動流体が前記第1の冷却装置に供給されるように接続されている、請求項2に記載の非断熱型蒸留塔。
  4. 前記第1の循環経路と前記第2の循環経路が、それぞれ独立して設けられている、請求項1に記載の非断熱型蒸留塔。
  5. 原料が供給される原料供給位置の上方に位置する濃縮部と、前記原料供給位置の下方に位置する回収部と、を有する非断熱型蒸留塔であって、
    作動流体により前記濃縮部内の流体を間接的に冷却する複数の冷却装置であって、前記濃縮部の高さ方向の異なる位置に設けられた複数の冷却装置と、
    前記複数の冷却装置との間で前記作動流体が循環され、該循環する作動流体により前記回収部内の流体を間接的に加熱する複数の加熱装置であって、前記回収部の第1の位置に設けられた第1の加熱装置と、前記回収部の前記第1の位置よりも下方の第2の位置に設けられた第2の加熱装置と、を含む複数の加熱装置と、
    前記複数の冷却装置と前記第1の加熱装置との間で前記作動流体を循環させるための第1の循環経路上に設けられ、前記複数の冷却装置からの前記作動流体を圧縮する第1の圧縮機と、前記第1の循環経路と前記第2の加熱装置との間で前記作動流体を循環させるための第2の循環経路上に設けられ、前記第1の循環経路からの前記作動流体を圧縮する第2の圧縮機と、を含む複数の圧縮機と、
    前記第1の循環経路上に設けられ、前記第1の加熱装置からの前記作動流体を膨張させる第1の膨張装置と、前記第2の循環経路上に設けられ、前記第2の加熱装置からの前記作動流体を膨張させる第2の膨張装置と、を含む複数の膨張装置と、を有する非断熱型蒸留塔。
  6. 前記第1の循環経路と前記第2の循環経路は、前記第1の圧縮機からの前記作動流体が前記第2の圧縮機に供給され、前記第2の膨張装置からの前記作動流体が前記複数の冷却装置に供給されるように互いに接続されている、請求項に記載の非断熱型蒸留塔。
  7. 前記蒸留塔の塔頂部に接続され、前記塔頂部内の流体を冷却するコンデンサーであって、前記複数の冷却装置のうち最も上方に位置する冷却装置であるコンデンサーを有する、請求項1からのいずれか1項に記載の非断熱型蒸留塔。
  8. 前記蒸留塔の塔底部に接続され、前記塔底部内の流体を加熱するリボイラーであって、前記複数の加熱装置のうち最も下方に位置する加熱装置であるリボイラーを有する、請求項1からのいずれか1項に記載の非断熱型蒸留塔。
  9. 前記作動流体が水である、請求項1からのいずれか1項に記載の非断熱型蒸留塔。
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