JP6962593B2 - コシヒカリの判別方法 - Google Patents

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本発明は、コシヒカリの判別方法などに関する。
コシヒカリは昭和54年以降40年にわたりコメの作付面積1位を続け、現在でも全作付面積の約3分の1を占めるブランド品種である。そのため、表示義務のある精米・玄米にとどまらず、様々な加工食品等においても原材料として強調表示されており、その信頼性を担保するための品種判別技術が求められている。
これまでに開発されたイネの品種識別法としては、用いる分析技術の名称ごとに、RAPD−STS法(特許文献1および2)、SNP法(特許文献3および4)、SSR法(特許文献5〜8)などが挙げられる。
一方、コメの品種判別方法については、mPingの挿入部位を利用する方法も報告されている(特許文献9および10、非特許文献1)。mPingは、数あるトランスポゾンの一種である。通常、mPingは、430bpのポリヌクレオチドであり、ゲノム中の挿入部位のTAA若しくはTTAを複製してその挿入部位の両端に持つため、挿入がある場合には(430bp+3)bp長くなることが知られている(下記を参照)。
Figure 0006962593
特開2001−095589号公報 特開2005−073655号公報 特開2004−248635号公報 特開2009−219498号公報 特開平10−057073号公報 特開2004−065251号公報 特開2007−037468号公報 特開2012−055253号公報 特開2014−230526号公報 特開2015−139425号公報
岸根雅宏・奥西智哉 2014年、育種学研究、vol.16、139−146
従来の品種識別法(特許文献1〜8)はいずれも、数個から数十のDNAマーカーを用いて試料を解析し、得られた個々のDNA型を予め取得しておいた基準品種のDNA型に照合することで品種の特定を行っている。そのため、分析試料ごとに数個から数十のDNAマーカー解析を行う必要があり、多大な時間・労力を要するなどの課題がある。
また、mPingの挿入部位を利用するコメの品種判別方法(特許文献9および10、非特許文献1)は、コシヒカリを判別対象としていない。
日本のイネ品種はいずれも近縁な関係に有る。特に、コシヒカリは、その近縁品種と極めて近縁な関係に有り、コシヒカリをその近縁品種と識別できるマーカーの同定は困難とされている。
このような背景の下、本発明は、コシヒカリをその近縁品種と判別可能なマーカーを利用するコシヒカリの判別方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意検討した結果、コシヒカリをその近縁品種と識別するためにはmPing挿入多型の挿入の有無の利用が有益であり、3箇所のmPing挿入多型の特定の組合せを利用することで、コシヒカリをその近縁品種から高度に判別可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。mPingの挿入部位を利用するコメの品種判別方法として、このような3箇所のmPing挿入部位の特定の組合せを利用する方法は報告されていない。
すなわち、本発明は、以下のとおりである。
〔1〕被験試料について下記3箇所のmPing挿入多型におけるmPing挿入の有無を分析することを含む、コシヒカリの判別方法:
(1)mPing挿入多型X(第2染色体28,948,534位);
(2)mPing挿入多型Y(第4染色体31,997,420位);および
(3)mPing挿入多型Z(第10染色体20,918,188位)。
〔2〕mPing挿入多型Xが、配列番号1の塩基配列において、1001〜1430番目のヌクレオチド残基からなる部位に対応するものであり、
mPing挿入多型Yが、配列番号2の塩基配列において、1001〜1430番目のヌクレオチド残基からなる部位に対応するものであり、
mPing挿入多型Zが、配列番号3の塩基配列において、1001〜1430番目のヌクレオチド残基からなる部位に対応するものである、〔1〕の方法。
〔3〕被験試料が単一品種の試料であり、かつ、以下のように判別される方法である、〔1〕または〔2〕の方法:
(i)3箇所のmPing挿入多型XYZの全てにおいてmPing挿入有りが確認された場合
被験試料は、コシヒカリ由来である可能性が高いと判別され;
(ii)3箇所のmPing挿入多型XYZのうちの少なくとも1箇所においてmPing挿入有りが確認されなかった場合
被験試料は、コシヒカリ由来ではないと判別される。
〔4〕被験試料が複数品種の混合物を含む疑いのある試料であり、かつ、以下のように判別される方法である、〔1〕または〔2〕の方法:
(a)3箇所のmPing挿入多型XYZの全てにおいてmPing挿入有りが確認された場合
(a1)3箇所のmPing挿入多型XYZの全てにおいてmPing挿入無しが確認されなかったとき、被験試料は、コシヒカリにのみ由来する可能性が高いと判別され、
(a2)3箇所のmPing挿入多型XYZのうちの少なくとも1箇所においてmPing挿入無しが確認されたとき、被験試料は、コシヒカリとコシヒカリ以外の他品種の混合物またはコシヒカリ以外の他品種同士の混合物に由来する可能性が高いと判別され;
(b)3箇所のmPing挿入多型XYZのうちの少なくとも1箇所においてmPing挿入有りが確認されなかった場合
被験試料は、コシヒカリ以外の他品種またはコシヒカリ以外の他品種同士の混合物に由来する可能性が高いと判別される。
〔5〕下記3箇所のmPing挿入多型におけるmPing挿入の有無を検出し得る2以上のプライマーから構成されるプライマーセットを含む、コシヒカリの判別用キット:
(1)mPing挿入多型X(第2染色体28,948,534位)におけるmPing挿入の有無を検出し得る2以上のプライマー;
(2)mPing挿入多型Y(第4染色体31,997,420位)におけるmPing挿入の有無を検出し得る2以上のプライマー;および
(3)mPing挿入多型Z(第10染色体20,918,188位)におけるmPing挿入の有無を検出し得る2以上のプライマー。
〔6〕プライマーセットがPCR用プライマーセットである、〔5〕の判別用キット。
〔7〕プライマーセットが下記プライマーを含む、〔5〕または〔6〕の判別用キット:
(1’)配列番号4の塩基配列からなるプライマー、および配列番号5の塩基配列からなるプライマー;
(2’)配列番号6の塩基配列からなるプライマー、および配列番号7の塩基配列からなるプライマー;ならびに
(3’)配列番号8の塩基配列からなるプライマー、および配列番号9の塩基配列からなるプライマー。
本発明によれば、迅速かつ簡便に、コシヒカリを他のコシヒカリ近縁品種を含む多品種から判別可能である。
図1は、mPing挿入多型X(第2染色体28,948,534位)について、コシヒカリのmPing挿入部位(配列番号1の塩基配列中、下線を付した1001〜1430番目のヌクレオチド残基からなる部位)およびその隣接部位(それぞれ1kb)を示す図である。 図2は、mPing挿入多型Y(第4染色体31,997,420位)について、コシヒカリのmPing挿入部位(配列番号2の塩基配列中、下線を付した1001〜1430番目のヌクレオチド残基からなる部位)およびその隣接部位(それぞれ1kb)を示す図である。 図3は、mPing挿入多型Z(第10染色体20,918,188位)について、コシヒカリのmPing挿入部位(配列番号3の塩基配列中、下線を付した1001〜1430番目のヌクレオチド残基からなる部位)およびその隣接部位(それぞれ1kb)を示す図である。 図4は、mPingの挿入の有無を検出するための2以上のプライマーの概要を示す図である。 図5は、農産物検査数量(注)上位16品種の分析例を示す図である。(注)平成29年産米確定値(http://www.maff.go.jp/j/seisan/syoryu/kensa/kome/) 図6は、コシヒカリへの他品種混入試料の分析例を示す図である。コシヒカリのDNAに7品種のDNAを25%混合し、分析した。
本発明は、コシヒカリの判別方法を提供する。本発明の方法は、被験試料について下記3箇所のmPing挿入多型におけるmPing挿入の有無を分析することを含む。
(1)mPing挿入多型X(第2染色体28,948,534位);
(2)mPing挿入多型Y(第4染色体31,997,420位);および
(3)mPing挿入多型Z(第10染色体20,918,188位)。
本明細書では、mPing挿入部位XYZの上記位置は、日本米の基準品種である日本晴(全ゲノム配列が解読され公開済)における位置を参照して特定するものとする。
(1)mPing挿入多型X(第2染色体28,948,534位)
mPing挿入多型Xは、日本米の基準品種である日本晴には存在しないものの、日本米の基準品種である日本晴を基準とした場合に、第2染色体の28,948,534位と28,948,535位のヌクレオチド残基との間に存在するmPing挿入多型である。図1に示される配列番号1の塩基配列は、日本晴におけるmPing挿入多型X(第2染色体28,948,534位)(配列番号1の塩基配列中、下線を付した1001〜1430番目のヌクレオチド残基からなる部位)およびその隣接部位(それぞれ1kb)を示すものであるが、日本晴がコシヒカリを始めとする日本米の基準品種であることに照らすと、コシヒカリにおけるmPing挿入多型Xの周辺塩基配列情報として活用することができる。
(2)mPing挿入多型Y(第4染色体31,997,420位)
mPing挿入多型Yは、日本米の基準品種である日本晴には存在しないものの、日本米の基準品種である日本晴を基準とした場合に、第4染色体の31,997,420位と31,997,421位のヌクレオチド残基との間に存在するmPing挿入多型である。図2に示される配列番号2の塩基配列は、日本晴におけるmPing挿入多型X(第4染色体31,997,420位)(配列番号2の塩基配列中、下線を付した1001〜1430番目のヌクレオチド残基からなる部位)およびその隣接部位(それぞれ1kb)を示すものであるが、日本晴がコシヒカリを始めとする日本米の基準品種であることに照らすと、コシヒカリにおけるmPing挿入多型Xの周辺塩基配列情報として活用することができる。
(3)mPing挿入多型Z(第10染色体20,918,188位)
mPing挿入多型Zは、日本米の基準品種である日本晴には存在しないものの、日本米の基準品種である日本晴を基準とした場合に、第10染色体の20,918,188位と20,918,189位のヌクレオチド残基との間に存在するmPing挿入多型である。図3に示される配列番号3の塩基配列は、日本晴におけるmPing挿入多型Z(第10染色体20,918,188位)(配列番号3の塩基配列中、下線を付した1001〜1430番目のヌクレオチド残基からなる部位)およびその隣接部位(それぞれ1kb)を示すものであるが、日本晴がコシヒカリを始めとする日本米の基準品種であることに照らすと、コシヒカリにおけるmPing挿入多型Xの周辺塩基配列情報として活用することができる。
本発明の方法で用いられる被験試料は、コメまたはその加工品由来のゲノムDNAを含む、または含む可能性があるサンプルである。コメは、玄米または精米のいずれであってもよい。コメはまた、国産米または外国産米のいずれであってもよい。コメの加工品としては、例えば、炊飯米、加工米飯、みそ、米菓、米穀粉、包装もち、ビーフン、玄米茶、米粉パン、米粉麺、日本酒、ビールが挙げられる。被験試料はまた、単一品種の試料(例えば、コメ一粒単位の試料)、または複数品種の混合物を含む疑いのある試料(例えば、コメ複数粒単位の試料、コメの加工品)であってもよい。
mPing挿入の有無の分析は、DNAの増幅反応、またはDNAシーケンシングにより行うことができるが、簡便かつ迅速な分析のためには、DNAの増幅反応により分析することが好ましい。DNAの増幅反応としては、2以上のプライマーを用いたDNAの増幅による検査が可能である限り特に限定されないが、例えば、非等温条件下での増幅反応、および等温条件下での増幅反応が挙げられる。非等温条件下での増幅反応としては、例えば、PCR法が挙げられる。等温条件下での増幅反応としては、例えば、LAMP(Loop−mediated Isothermal Amplification)法、ICAN(Isothermal and Chimeric Primer−initiated Amplification of Nucleic Acids)法、HDA(Helicase−dependent Amplification)法、RPA(Recombinase Polymerase Amplification)法が挙げられる。本発明では、DNAの増幅反応としては、PCRが好ましい。
一実施形態では、本発明の方法は、単一品種の試料を被験試料とすることができる。この場合、以下のように判別することができる。
(i)3箇所のmPing挿入多型XYZの全てにおいてmPing挿入有りが確認された場合
被験試料は、コシヒカリ由来である可能性が高いと判別され、
(ii)3箇所のmPing挿入多型XYZのうちの少なくとも1箇所においてmPing挿入有りが確認されなかった場合
被験試料は、コシヒカリ由来ではないと判別される。
別の実施形態では、本発明の方法は、複数品種の混合物を含む疑いのある試料を被験試料とすることができる。この場合、以下のように判別することができる。
(a)3箇所のmPing挿入多型XYZの全てにおいてmPing挿入有りが確認された場合
(a1)3箇所のmPing挿入多型XYZの全てにおいてmPing挿入無しが確認されなかったとき、被験試料は、コシヒカリにのみ由来する可能性が高いと判別され、
(a2)3箇所のmPing挿入多型XYZのうちの少なくとも1箇所においてmPing挿入無しが確認されたとき、被験試料は、コシヒカリとコシヒカリ以外の他品種の混合物またはコシヒカリ以外の他品種同士の混合物に由来する可能性が高いと判別され、
(b)3箇所のmPing挿入多型XYZのうちの少なくとも1箇所においてmPing挿入有りが確認されなかった場合
被験試料は、コシヒカリ以外の他品種またはコシヒカリ以外の他品種同士の混合物に由来する可能性が高いと判別される。
上記別の実施形態について補足説明する。複数品種の混合物を含む試料の分析を前提にすると、1つのマーカーからは、「挿入有り」、「挿入無し」、「挿入有り無し両方」の3通りの結果が得られるため、3マーカーの組み合わせについては27通りの結果が得られることになる。ここで、「挿入有り」とは、同時に挿入無しが検出されないことも意味する(「挿入無し」の場合も同様)。この場合、複数品種の混合物を含む疑いのある試料におけるmPing挿入多型XYZと判別結果との関係は、下表のとおりとなる。
Figure 0006962593
DNAの増幅反応に用いられるプライマーセットは、以下を含むことができる:
(1)mPing挿入多型X(第2染色体28,948,534位)におけるmPing挿入の有無を検出し得る2以上のプライマー;
(2)mPing挿入多型Y(第4染色体31,997,420位)におけるmPing挿入の有無を検出し得る2以上のプライマー;および
(3)mPing挿入多型Z(第10染色体20,918,188位)におけるmPing挿入の有無を検出し得る2以上のプライマー。
各mPing挿入多型に対応するプライマーの個数は、採用されるDNAの増幅反応により変動するが、例えば、2〜6個である(例えば、PCRでは2個である)。複数のプライマーは、予め混合されて、1個の容器に格納された形態にあってもよいが、予め混合されておらず、別個の容器に格納された形態にあってもよい。
プライマーを構成するヌクレオチド残基(標的部位にアニーリングする相補部分のヌクレオチド残基)の数は、プライマーが標的部位にアニーリングして、目的産物を特異的に増幅できる限り特に限定されず、例えば、15個以上、16個以上、17個以上、18個以上、または20個以上であってもよい。また、プライマーを構成するヌクレオチド残基の数は、例えば、50個以下、40個以下、または30個以下であってもよい。
プライマーは、増幅産物の検出を容易に行うため、蛍光物質等の物質で標識されていてもよい。このような蛍光物質としては、例えば、6−FAM、VIC、NED、PETが挙げられる。勿論、プライマーは、必ずしもこのような物質で標識される必要はない。例えば、ゲル電気泳動で増幅産物のサイズの差異を確認してもよい。また、LAMP法による検出では、増幅反応の副産物であるピロリン酸マグネシウムの白濁を目視で確認することにより、増幅の有無を確認できる。このような場合、蛍光物質等の物質によるプライマーの標識は不要である。
以下、本発明の方法で好適に用いられる特定のプライマーセットについて詳述する。
(1)mPing挿入多型X(第2染色体28,948,534位)におけるmPing挿入の有無を検出し得る2以上のプライマー
配列番号1の塩基配列において、mPing挿入多型XにおけるmPing挿入領域は、1001〜1430番目のヌクレオチド残基からなる領域である(図1)。したがって、mPing挿入多型XにおけるmPing挿入の有無を検出するための2以上のプライマーとして、本領域の上流部位(センス鎖またはアンチセンス鎖)に対応する塩基配列を有する第1のプライマー、および本領域の下流部位(アンチセンス鎖またはセンス鎖)に対応する塩基配列を有する第2のプライマーの組合せ(mPingの挿入の有無に応じてサイズの異なる増幅産物を得ることにより、mPingの挿入の有無を検出し得るプライマーの組合せ)、ならびに本領域の上流部位(センス鎖またはアンチセンス鎖)、または本領域の下流部位(アンチセンス鎖またはセンス鎖)に対応する塩基配列を有する第1のプライマー、および本領域(センス鎖またはアンチセンス鎖)に対応する塩基配列を有する第2のプライマーの組合せ(増幅の有無によりmPingの挿入の有無を検出し得るプライマーの組合せ)を用いることができる(図4を参照)。
具体的には、mPing挿入多型Xに対するプライマーセットとしては、以下のプライマー対を少なくとも含むプライマーの組合せ(例、PCR用プライマー)が挙げられる:
1a)配列番号1の塩基配列における1〜1000番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列を有する第1のプライマー、および配列番号1の塩基配列における1431〜2430番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列の相補配列を有する第2のプライマーの組合せ;
1b)配列番号1の塩基配列における1〜1000番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列の相補配列を有する第1のプライマー、および配列番号1の塩基配列における1431〜2430番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列を有する第2のプライマーの組合せ;
1c)配列番号1の塩基配列における1〜1000番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列を有する第1のプライマー、および配列番号1の塩基配列における1001〜1430番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列の相補配列を有する第2のプライマーの組合せ;
1d)配列番号1の塩基配列における1〜1000番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列の相補配列を有する第1のプライマー、および配列番号1の塩基配列における1001〜1430番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列を有する第2のプライマーの組合せ;
1e)配列番号1の塩基配列における1001〜1430番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列を有する第1のプライマー、および配列番号1の塩基配列における1431〜2430番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列の相補配列を有する第2のプライマーの組合せ;
1f)配列番号1の塩基配列における1001〜1430番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列の相補配列を有する第1のプライマー、および配列番号1の塩基配列における1431〜2430番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列を有する第2のプライマーの組合せ。
(2)mPing挿入多型Y(第4染色体31,997,420位)におけるmPing挿入の有無を検出し得る2以上のプライマー
配列番号2の塩基配列において、mPing挿入多型YにおけるmPing挿入領域は、1001〜1430番目のヌクレオチド残基からなる領域である(図2)。したがって、mPing挿入多型YにおけるmPing挿入の有無を検出するための2以上のプライマーとして、本領域の上流部位(センス鎖またはアンチセンス鎖)に対応する塩基配列を有する第1のプライマー、および本領域の下流部位(アンチセンス鎖またはセンス鎖)に対応する塩基配列を有する第2のプライマーの組合せ(mPingの挿入の有無に応じてサイズの異なる増幅産物を得ることにより、mPingの挿入の有無を検出し得るプライマーの組合せ)、ならびに本領域の上流部位(センス鎖またはアンチセンス鎖)、または本領域の下流部位(アンチセンス鎖またはセンス鎖)に対応する塩基配列を有する第1のプライマー、および本領域(センス鎖またはアンチセンス鎖)に対応する塩基配列を有する第2のプライマーの組合せ(増幅の有無によりmPingの挿入の有無を検出し得るプライマーの組合せ)を用いることができる(図4を参照)。
具体的には、mPing挿入多型Yに対するプライマーセットとしては、以下のプライマー対を少なくとも含むプライマーの組合せ(例、PCR用プライマー)が挙げられる:
1a)配列番号2の塩基配列における1〜1000番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列を有する第1のプライマー、および配列番号2の塩基配列における1431〜2430番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列の相補配列を有する第2のプライマーの組合せ;
1b)配列番号2の塩基配列における1〜1000番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列の相補配列を有する第1のプライマー、および配列番号2の塩基配列における1431〜2430番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列を有する第2のプライマーの組合せ;
1c)配列番号2の塩基配列における1〜1000番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列を有する第1のプライマー、および配列番号2の塩基配列における1001〜1430番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列の相補配列を有する第2のプライマーの組合せ;
1d)配列番号2の塩基配列における1〜1000番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列の相補配列を有する第1のプライマー、および配列番号2の塩基配列における1001〜1430番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列を有する第2のプライマーの組合せ;
1e)配列番号2の塩基配列における1001〜1430番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列を有する第1のプライマー、および配列番号2の塩基配列における1431〜2430番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列の相補配列を有する第2のプライマーの組合せ;
1f)配列番号2の塩基配列における1001〜1430番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列の相補配列を有する第1のプライマー、および配列番号2の塩基配列における1431〜2430番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列を有する第2のプライマーの組合せ。
(3)mPing挿入多型Z(第10染色体20,918,188位)におけるmPing挿入の有無を検出し得る2以上のプライマー
配列番号3の塩基配列において、mPing挿入多型ZにおけるmPing挿入領域は、1001〜1430番目のヌクレオチド残基からなる領域である(図3)。したがって、mPing挿入多型ZにおけるmPing挿入の有無を検出するための2以上のプライマーとして、本領域の上流部位(センス鎖またはアンチセンス鎖)に対応する塩基配列を有する第1のプライマー、および本領域の下流部位(アンチセンス鎖またはセンス鎖)に対応する塩基配列を有する第2のプライマーの組合せ(mPingの挿入の有無に応じてサイズの異なる増幅産物を得ることにより、mPingの挿入の有無を検出し得るプライマーの組合せ)、ならびに本領域の上流部位(センス鎖またはアンチセンス鎖)、または本領域の下流部位(アンチセンス鎖またはセンス鎖)に対応する塩基配列を有する第1のプライマー、および本領域(センス鎖またはアンチセンス鎖)に対応する塩基配列を有する第2のプライマーの組合せ(増幅の有無によりmPingの挿入の有無を検出し得るプライマーの組合せ)を用いることができる(図4を参照)。
具体的には、mPing挿入多型Zに対するプライマーセットとしては、以下のプライマー対を少なくとも含むプライマーの組合せ(例、PCR用プライマー)が挙げられる:
1a)配列番号3の塩基配列における1〜1000番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列を有する第1のプライマー、および配列番号3の塩基配列における1431〜2430番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列の相補配列を有する第2のプライマーの組合せ;
1b)配列番号3の塩基配列における1〜1000番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列の相補配列を有する第1のプライマー、および配列番号3の塩基配列における1431〜2430番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列を有する第2のプライマーの組合せ;
1c)配列番号3の塩基配列における1〜1000番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列を有する第1のプライマー、および配列番号3の塩基配列における1001〜1430番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列の相補配列を有する第2のプライマーの組合せ;
1d)配列番号3の塩基配列における1〜1000番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列の相補配列を有する第1のプライマー、および配列番号3の塩基配列における1001〜1430番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列を有する第2のプライマーの組合せ;
1e)配列番号3の塩基配列における1001〜1430番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列を有する第1のプライマー、および配列番号3の塩基配列における1431〜2430番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列の相補配列を有する第2のプライマーの組合せ;
1f)配列番号3の塩基配列における1001〜1430番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列の相補配列を有する第1のプライマー、および配列番号3の塩基配列における1431〜2430番目の塩基配列の少なくとも一部の塩基配列またはその均等な塩基配列を有する第2のプライマーの組合せ。
上述したプライマーセットを構成する各種プライマーにおける用語「均等な塩基配列」とは、イネの品種、特に、コシヒカリと日本晴における塩基配列のバリエーションに対応する塩基配列であることを意味する。したがって、所定の塩基配列に均等な塩基配列は、当該所定の塩基配列において数個(例えば1〜100個、好ましくは1〜50個、より好ましくは1〜20個、さらにより好ましくは1〜10個、特に好ましくは1、2、3、4または5個)の塩基の修飾(例、置換、欠失、挿入、付加)を含む塩基配列であり得る。このような均等な塩基配列は、当該技術分野における当業者にとって明らかであり、イネの品種の遺伝子情報を登録しているデータベースを参照することにより、あるいはイネの品種における上記標的mPingの挿入領域周辺の塩基配列を解読することにより、決定できる。
本発明はまた、本発明の方法で用いられる上述した各種プライマーセット、およびこのような各種プライマーセットを含むキットに関する。
本発明のキットは、増幅反応で用いられるタンパク質をさらに含んでいてもよい。このようなタンパク質としては、例えば、DNAポリメラーゼ(例、LAMPでは、鎖置換型DNAポリメラーゼ)、制限酵素、リボヌクレアーゼH、ライゲース、ヘリカーゼおよびリコンビナーゼが挙げられる。本発明のキットはまた、蛍光試薬、dNTPs等の基質、ATP等の補酵素を含んでいてもよい。本発明のキットはさらに、コントロールとして用いることができるハウスキーピング遺伝子(例、GAPDH、β−アクチン、β2−マイクログロブリン、HPRT1)をコードするコントロールDNA、およびこのようなコントロールDNAに対する2以上のプライマーを含んでいてもよい。本発明のキットはまた、ポジティブコントロール(例、コシヒカリのゲノムDNA)および/またはネガティブコントロール(例、コシヒカリ以外の品種のゲノムDNA、多品種のゲノムDNA)を含んでいてもよい。本発明のキットは、個々の容器(例、チューブ)に隔離された形態で各成分を含んでいてもよいが、2種以上の成分が同一容器中で予め混合されていてもよい。
以下、本発明を実施例により詳細に説明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
1.ゲノム解析によるイネの国産品種のmPing挿入多型の同定
イネの国内品種(全186品種)のゲノムにおけるmPing挿入多型(全224箇所)を網羅的に解析したところ、全224箇所のうち3箇所のmPing挿入多型(XYZ)の全てにおいてmPing挿入を確認することにより、186品種中5品種を除いて、いずれもコシヒカリと判別可能であることが明らかとなった(表1−1、1−2)。特に、うるち米の約87%を占める上位25品種(平成29年産米検査数量)では、コシヒカリと同じ多型となる品種は存在しなかった(表1−1、1−2)。
mPing挿入多型XYZの情報は、以下のとおりである。
(1)mPing挿入多型X:第2染色体28,948,534位におけるmPing挿入多型
(2)mPing挿入多型Y:第4染色体31,997,420位におけるmPing挿入多型
(3)mPing挿入多型Z:第10染色体20,918,188位におけるmPing挿入多型
なお、上記位置は、日本米の基準品種である日本晴(全ゲノム配列が解読され公開済)における位置を参照して特定した。
mPing挿入多型XYZ以外の221箇所のmPing挿入多型の情報は、本発明で用いられないものであるため記載を省略する。
Figure 0006962593
Figure 0006962593
2.農産物検査数量上位16品種の分析
農産物検査数量(注)上位16品種について、PCRにより分析した。農産物検査数量上位16品種は、コシヒカリ、ひとめぼれ、あきたこまち、ななつぼし、ヒノヒカリ、はえぬき、まっしぐら、ゆめぴりか、こしいぶき、つや姫、あさひの夢、きぬむすめ、きらら397、キヌヒカリ、つがるロマン、ふさこがね、である。
(注)平成29年産米確定値(http://www.maff.go.jp/j/seisan/syoryu/kensa/kome/)
PCR条件は、以下である。
Figure 0006962593
PCRに用いられたプライマーのヌクレオチド配列は、表3のとおりであった(3箇所の多型XYZの解析に用いられたプライマーのヌクレオチド配列のみ示す)。
Figure 0006962593
その結果、コシヒカリを他の品種と判別することができた(図2)。
3.DNA混入試料の分析
コシヒカリのDNAに、7品種のDNAを25%混入させたDNA混入試料について、実施例2と同様にしてPCRにより分析した。ここで用いた7品種は、はえぬき、ふさこがね、まっしぐら、ひとめぼれ、ゆめぴりか、ななつぼし、あきたこまち、であった。
その結果、全てのDNA混入試料において他品種のDNAの混入を検出することができた(図3)。
本発明は、コシヒカリの判別に有用である。

Claims (5)

  1. 被験試料(ただし、ミルキークイーン、てんこもり、フクヒカリ、きらりん、およびヤマヒカリからなる群より選ばれる1以上の品種を含む試料を除く)について下記3箇所のmPing挿入多型におけるmPing挿入の有無を分析することを含む、コシヒカリの判別方法:
    (1)mPing挿入多型X(第2染色体28,948,534位);
    (2)mPing挿入多型Y(第4染色体31,997,420位);および
    (3)mPing挿入多型Z(第10染色体20,918,188位)。
  2. mPing挿入多型Xが、配列番号1の塩基配列において、1001〜1430番目のヌクレオチド残基からなる部位に対応するものであり、
    mPing挿入多型Yが、配列番号2の塩基配列において、1001〜1430番目のヌクレオチド残基からなる部位に対応するものであり、
    mPing挿入多型Zが、配列番号3の塩基配列において、1001〜1430番目のヌクレオチド残基からなる部位に対応するものである、請求項1記載の方法。
  3. 被験試料が単一品種の試料であり、かつ、以下のように判別される方法である、請求項1または2記載の方法:
    (i)3箇所のmPing挿入多型XYZの全てにおいてmPing挿入有りが確認された場合
    被験試料は、コシヒカリ由来である可能性が高いと判別され;
    (ii)3箇所のmPing挿入多型XYZのうちの少なくとも1箇所においてmPing挿入有りが確認されなかった場合
    被験試料は、コシヒカリ由来ではないと判別される。
  4. 被験試料(ただし、ミルキークイーン、てんこもり、フクヒカリ、きらりん、およびヤマヒカリからなる群より選ばれる1以上の品種を含む試料を除く)について下記3箇所のmPing挿入多型におけるmPing挿入の有無を検出し得る2以上のプライマーから構成されるプライマーセットを含む、コシヒカリの判別用キット:
    (1)mPing挿入多型X(第2染色体28,948,534位)におけるmPing挿入の有無を検出し得る2以上のプライマー;
    (2)mPing挿入多型Y(第4染色体31,997,420位)におけるmPing挿入の有無を検出し得る2以上のプライマー;および
    (3)mPing挿入多型Z(第10染色体20,918,188位)におけるmPing挿入の有無を検出し得る2以上のプライマー;であって
    プライマーセットが下記プライマーを含む:
    (1’)配列番号4の塩基配列からなるプライマー、および配列番号5の塩基配列からなるプライマー;
    (2’)配列番号6の塩基配列からなるプライマー、および配列番号7の塩基配列からなるプライマー;ならびに
    (3’)配列番号8の塩基配列からなるプライマー、および配列番号9の塩基配列からなるプライマー。
  5. プライマーセットがPCR用プライマーセットである、請求項4記載の判別用キット。
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