JP6961564B2 - 制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は制御装置に関し、より詳細には、音声通話を送受信可能な回線網を介して機器を遠隔制御する制御装置に関する。
近年では、名所、旧跡および遺跡等の観光地や、人が集まる街路の広場や娯楽施設等(以下、観光地等と記載する)において、照明機器を用いて電飾を飾り付けることがなされている。例えばクリスマス時期になると、目抜き通りに植えられた街路樹や歴史的な建造物には、LED等を用いた華やかな電飾が飾り付けられている。さらにスピーカが配置され、雰囲気に合った音楽が再生されていることもある。
照明機器やオーディオ機器等を遠隔制御する従来の技術としては、例えば特許文献1に記載の装置や、特許文献2に記載のシステムが挙げられる。
特開平6−133367号公報 特開2005−71853号公報
一般に、電飾の点灯制御や音楽の再生制御は、電飾やスピーカが配置されている空間や施設、各種イベント会場等の管理者によりなされている。つまり、電飾や音楽を制御するための制御権は管理者が排他的に有している。観光地等には多くの人が来訪するにもかかわらず、制御権は管理者以外の第三者には開放されていない。
仮に、電飾の点灯制御や音楽の再生制御に関する制御権を、管理者以外の第三者に与えることができると、照明機器やオーディオ機器等が設置された場所における演出効果やエンターテイメント性をより高めることができる。特に、人目に触れる場所に設置された照明機器やオーディオ機器等を、これらの機器が設置されたその場で第三者が制御したり、設置場所から離れた別の場所から第三者がリアルタイムで制御することができると、例えば観光地等における演出効果やエンターテイメント性を、より高めることができると期待される。
特許文献1または2に記載の技術によると、無線通信により照明機器やオーディオ機器等を遠隔制御することはできる。しかしながら、遠隔制御は専らイベント会場等の管理者によりなされており、制御権は管理者以外の第三者には開放されていない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、人目に触れる場所に設置された照明機器やオーディオ機器等を第三者が一時的に遠隔制御するための制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明は、例えば以下に示す態様を含む。
(項1)
音声通話が可能な送信機から前記音声通話を送受信可能な回線網を介して、対象機器の制御に関するDTMF信号を含む音声信号を受信する信号受信部と、
前記音声信号に基づいて、前記対象機器の制御信号を生成する制御信号生成部と、
前記対象機器の前記制御信号に基づいて、前記対象機器の動作を制御する対象機器制御部と、
を備える、制御装置。
(項2)
前記対象機器は、電飾を含む、項1に記載の制御装置。
(項3)
前記対象機器制御部は、発光制御部を含み、
前記音声信号は、電飾の制御に関するDTMF信号を含み、
前記制御信号生成部は、前記音声信号に基づいて、前記電飾の制御信号を生成し、
前記発光制御部は、前記電飾の制御信号に基づいて、前記電飾の発光を制御する、項2に記載の制御装置。
(項4)
前記対象機器は、スピーカを含む、項1〜3のいずれかに記載の制御装置。
(項5)
前記対象機器制御部は、スピーカ制御部を含み、
前記音声信号は、楽音の制御に関するDTMF信号を含み、
前記制御信号生成部は、前記音声信号に基づいて、前記楽音の制御信号を生成し、
前記スピーカ制御部は、前記楽音の制御信号に基づいて、前記スピーカによる楽音の再生を制御する、項4に記載の制御装置。
(項6)
前記信号受信部は、前記スピーカ制御部にて再生が制御される前記楽音の音声信号を、前記送信機に送信する、項5に記載の制御装置。
(項7)
前記スピーカ制御部にて再生が制御される前記楽音の音声信号と、前記送信機から受信される前記音声信号とを混合した混合音声信号を生成する音声混合部をさらに備える、項6に記載の制御装置。
(項8)
前記信号受信部は、前記音声混合部から出力される前記混合音声信号を、前記送信機に送信する、項7に記載の制御装置。
(項9)
前記回線網をインターネット網とした、項1〜8のいずれかに記載の制御装置。
(項10)
前記DTMF信号をダイヤルボタンまたはキーパットの信号とした、項1〜9のいずれかに記載の制御装置。
本発明によると、人目に触れる場所に設置された照明機器やオーディオ機器等を第三者が一時的に遠隔制御するための制御装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る制御装置の概略的な構成を模式的に示す図である。
以下、本発明の実施形態を、添付の図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明および図面において、同じ符号は同じまたは類似の構成要素を示すこととし、よって、同じまたは類似の構成要素に関する重複した説明を省略する。
[装置の構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る制御装置の概略的な構成を模式的に示す図である。
一実施形態に係る制御装置10は、信号受信部1と、DTMFデコーダ2と、制御信号生成部3と、対象機器5を制御する対象機器制御部4とを備える。任意の構成として、制御装置10は音声混合部6をさらに備えることができる。
ユーザ90は、制御装置10を介して対象機器5を遠隔制御する。本実施形態では、対象機器制御部4は、発光制御部4aとスピーカ制御部4bとを含み、対象機器5は、電飾5aとスピーカ5bとを含む。制御装置10および対象機器5は、例えば観光地等に配置されている。対象機器5は人目に触れる場所に配置されているのが好ましい。なお、制御装置10および対象機器5は、図示しない例えばモバイルバッテリー等の給電機器を備えることができる。
信号受信部1には、例えば050−XXXX−XXXX等の電話番号で表される、信号受信部1を特定する電話番号が付与されている。ユーザ90は、音声通話が可能な、例えば携帯電話端末等の送信機91を用いて信号受信部1に付与されている電話番号を発呼することにより、制御装置10を介して対象機器5を制御することができる。信号受信部1には、例示的には、スマートフォン等の無線端末装置1aや一般電話1b等の、音声通話が可能な種々の端末装置を用いることができる。
なお、信号受信部1を特定する情報に電話番号を利用することにより、信号受信部1と音声通話中のユーザ90の送信機91以外のユーザによる信号受信部1への発呼は、公衆電話網93において「通話中」と判断され、信号受信部1には接続されない。すなわち、制御装置10は、対象機器5を制御しているユーザ90以外のユーザに対して、一時的に排他的な扱いとなり、対象機器5への制御アクセスを遮断する。
信号受信部1は、制御装置10を制御するユーザ90側の送信機91から、無線基地局92aおよび公衆電話網93を介して、或いは、さらに無線基地局92bを介して、対象機器5の制御に関する信号を含む音声信号を受信する。
対象機器5の制御に関する信号には、本実施形態ではDTMF(Dual-Tone Multi Frequency)信号を用いる。DTMF信号は、送信機91の操作部(例えば、ダイヤルボタンまたはキーパッド)から、0から9までの数字と、「*」、「#」、「A」、「B」、「C」および「D」の記号との合計16種類の符号が入力されることにより、公衆電話網93内で生成される信号である。DTMF信号は、トーン信号またはプッシュ信号とも呼ばれ、音声通話が可能な公衆電話回線において、通話音声と混在した状態で送受信可能な音声信号である。すなわち、信号受信部1が送信機91から受信する音声信号は、DTMF信号を含む音声信号である。
信号受信部1は、対象機器5の制御に関する信号を含む音声信号を、後段のDTMFデコーダ2に出力する。本実施形態では、送信機91から受信した音声信号は、信号受信部1のイヤホン出力端子Voutから出力され、DTMFデコーダ2に入力される。
任意の構成として、信号受信部1は、ユーザ90側の送信機91から受信したユーザ90の通話音声を含む音声信号を、音声混合部6にも出力することができる。すなわち、信号受信部1が送信機91から受信する音声信号には、対象機器5の制御に関する信号を含む音声信号と、ユーザ90の通話音声の内容を含む音声信号とが混在した状態で含まれている。
音声通話が可能な送信機91には、例示的にはスマートフォンや携帯電話等の、音声通話が可能な無線端末装置91aを用いることができる。送信機91は、DTMF信号を発信することが可能な無線端末装置91aであることが好ましい。送信機91は、音声通話が可能であればよく、例えばプッシュ式電話機91b(プッシュホン91b)やファクシミリ装置、複合機であってもよい。この場合、プッシュ式電話機91bは、無線基地局92aを介さずに公衆電話網93に接続されており、制御装置10の信号受信部1(1b)に直接接続されているか、或いは、無線基地局92bを介して制御装置10の信号受信部1(1a)に接続されている。
送信機91が、音声信号であるDTMF信号を直接発信していない場合、例えばデジタル形式の信号を直接発信する送信機91である場合には、中継経路である無線基地局92a,92bまたは公衆電話網93が、送信機91から直接発信されるデジタル形式の信号をDTMF信号に変換してもよい。
無線基地局92a,92bは、公知の携帯電話の無線基地局である。公衆電話網93は、音声通話が可能な公知の公衆電話回線である。無線基地局92a,92bおよび公衆電話網93は、ユーザ90側の送信機91と制御装置10側の信号受信部1との間で、DTMF信号を送受信する。
DTMFデコーダ2は、対象機器5の制御に関するDTMF信号を、後段の制御信号生成部3が取り扱うことが可能な形式に変換して出力する。例示的には、本実施形態では、DTMFデコーダ2は、DTMF信号をBCD(Binary-Coded Decimal)形式に変換した信号を生成して出力する。
制御信号生成部3は、DTMFデコーダ2から入力されるBCD信号に基づいて、対象機器5を制御するための制御信号を生成する。制御信号は対象機器5の種類に応じて生成される。本実施形態では、制御信号生成部3は、電飾の制御に関する制御信号を生成して発光制御部4aに出力し、楽音の制御に関する制御信号を生成してスピーカ制御部4bに出力する。
任意の構成として、制御信号生成部3は、対象機器5の制御に関する音声ガイダンス信号Vgを生成することができる。音声ガイダンス信号Vgは、ユーザ90からの発呼に応じて、信号受信部1のマイク入力端子Vinを介して信号受信部1に送信される。信号受信部1は、公衆電話網93等を介して音声ガイダンス信号Vgを送信機91に送信することができる。ユーザ90は、送信機91から流れる音声ガイダンスに沿って、対象機器5の制御に関する信号を、制御信号生成部3に送信することができる。例示的に、音声ガイダンスにより再生する音声データは、例えば制御信号生成部3に備えられた図示しない記録部(例えば、EEPROM(登録商標)等)内に記録していてもよいし、信号受信部1内の記録部内に記録していてもよい。音声ガイダンスによる自動応答を行う装置は、IVR(Interactive Voice Response)装置として知られている。例えば、ユーザ90への音声ガイダンスを行う場合には、制御信号生成部3およびDTMFデコーダ2を、公知のIVR装置にて構成することもできる。
対象機器制御部4は、制御信号生成部3から入力される制御信号に基づいて、対象機器5の動作を制御する。本実施形態では、発光制御部4aおよびスピーカ制御部4bが、対象機器5の動作を制御する。発光制御部4aは、電飾の制御に関する制御信号に基づいて、電飾5aの発光を制御する。スピーカ制御部4bは、楽音の制御に関する制御信号に基づいて、スピーカ5bによる楽音の再生を制御する。スピーカ制御部4bは、楽音の再生と電飾5aの動作タイミングとを同期させるための制御信号を、発光制御部4aに送信することができる。
例示的には、発光制御部4aには、公知の調光器を用いることができる。スピーカ制御部4bには、複数の楽音を再生することが可能な、公知のメロディIC回路を用いることができる。メロディIC回路には、例えばクリスマスソングのメロディや誕生日を祝う歌のメロディが予め記録されており、回路に設けられた端子から再生するメロディを指定することにより、指定したメロディを再生することができる。または、例示的には、対象機器制御部4には、発光制御部4aとスピーカ制御部4bとを一体化した、例えばRGBミュージックコントローラを用いることができる。RGBミュージックコントローラによると、一体化された構成により、スピーカ5bにて再生する音楽に合わせて電飾5aの発光態様を制御することができる。
本実施形態では、発光制御部4aは電飾5aの明るさを制御し、スピーカ制御部4bはスピーカ5bにて再生する楽音の種類を制御する。他の実施形態では、発光制御部4aはさらに電飾5aの発光パターンを制御することができる。スピーカ制御部4bは、ユーザ90によって選択される楽音の種類に応じて、選択された楽音の音声信号Vmを再生するようにスピーカ5bを制御する。スピーカ制御部4bは、選択された楽音の音声信号Vmをスピーカ5bに送信し、選択された楽音の音声信号Vmがスピーカ5bにて再生される。
任意の構成として、スピーカ制御部4bは、選択された楽音の音声信号Vmを、信号受信部1のマイク入力端子Vinを介して信号受信部1に送信することができる。信号受信部1は、スピーカ制御部4bにて再生が制御される楽音の音声信号Vmを、公衆電話網93等を介して送信機91に送信することができる。これはすなわち、スピーカ5bが設置された場所で流れている、ユーザ90が再生を指定した楽音の現地でのライブ音声を、スピーカ5bの設置場所から離れた別の場所に居るユーザ90に、リアルタイムで届けることができることを意味している。また、このように、現地でのライブ音声を公衆電話網93等を介して送信機91に送信する場合、発光制御部4aと電飾5aとの間に、図示しない発光遅延回路を設けてもよい。これにより、ユーザ90側の送信機91にて再生される現地でのライブ音声と、ユーザ90が目視する電飾5aの動作タイミング(例えば、発光の強弱リズム)とを、より良く同期させることができる。発光遅延回路による遅延時間としては、例えば、信号の通信経路における平均的な遅延時間を予め設定することができる。
任意の構成として、音声混合部6には、送信機91から信号受信部1に送信される、ユーザ90の通話音声を含む音声信号が入力される。音声混合部6は、信号受信部1が送信機91から受信した音声信号と、スピーカ制御部4bにて再生が制御される楽音の音声信号Vmとを混合して、混合された音声信号Vmixを生成する。音声混合部6は、混合した音声信号Vmixをスピーカ5bに送信し、混合した音声信号Vmixがスピーカ5bにて再生される。これにより、ユーザ90の通話音声が、ユーザ90が再生を指定した楽音の音声と共に、ユーザ90が居る場所から離れた別の場所に設置されたスピーカ5bにて再生される。
なお、音声混合部6は、混合した音声信号Vmixを、信号受信部1のマイク入力端子Vinを介して信号受信部1に送信することもできる。信号受信部1は、公衆電話網93等を介して、混合した音声信号Vmixを送信機91に送信することができる。
[装置の利用手順]
以下、ユーザ90が制御装置10を介して対象機器5を遠隔制御する際の手順の一例を説明する。
一例として、制御装置10および対象機器5は、或る山中の山肌に位置する遺跡の一角に予め配置されている。対象機器5は電飾5aおよびスピーカ5bとし、電飾5aは、発光状態を山の麓から目視することが可能な状態で、遺跡の一角に予め配置されている。信号受信部1には、信号受信部1を特定する電話番号(例えば、050−XXXX−XXXX)が付与されており、電話番号は、遺跡を紹介する例えば観光案内のパンフレットやウェブサイトにて予め公開されている。ユーザ90は山の麓におり、山肌に位置する遺跡の一角に配置されている電飾5aの発光と、スピーカ5bによる楽音の再生とを制御する。
まず、ユーザ90は、送信機91を用いて、信号受信部1に付与されている電話番号である050−XXXX−XXXXを発呼する。着信待機状態にある信号受信部1は、送信機91からの発呼を受けて、電飾5aおよびスピーカ5bの制御に関する音声ガイダンスをユーザ90に提供する。
以後、ユーザ90は、音声ガイダンスに沿って送信機91のダイヤルボタンを操作することにより、対話形式で、電飾5aおよびスピーカ5bの制御に関するDTMF信号を信号受信部1に送信する。送信機91と信号受信部1とが音声通話が可能な状態で接続されている間は、制御信号生成部3は送信機91からの制御を常時受け付ける状態となっている。音声通話が遮断されると、または、所定の時間(例えば、2分)が経過すると、制御装置10の機能は初期状態にリセットされ、信号受信部1も着信待機状態に復帰する。
まず、ユーザ90は、音声ガイダンスに沿って、制御しようとする対象機器5を選択する。例えば、電飾5aを制御しようとする場合は、ダイヤルボタンから「*」を選択し、スピーカ5bを制御しようとする場合は、ダイヤルボタンから「#」を選択する。
ダイヤルボタンから「*」が入力された場合、制御信号生成部3は、発光制御部4aを制御するための制御信号を生成して発光制御部4aに送信する。ダイヤルボタンから「#」が入力された場合、制御信号生成部3は、スピーカ制御部4bを制御するための制御信号を生成してスピーカ制御部4bに送信する。
例えばユーザ90がダイヤルボタンから「*」を入力すると、次に、ユーザ90は、音声ガイダンスに沿って、電飾5aの発光強度を選択する。発光強度は、例えば「1」(弱い)、「2」(普通)、「3」(強い)の3段階で設定されており、例えば強い強度での発光を希望する場合は、ユーザ90はダイヤルボタンから「3」を入力する。制御信号生成部3は、電飾5aを強い発光強度「3」で発光させるための制御信号を生成して発光制御部4aに送信し、発光制御部4aは、電飾5aを強い発光強度で発光させる。これにより、電飾5aの遠隔制御が実現される。
電飾5aに対する制御を完了した後も、音声通話が可能な状態で接続されている間は、制御信号生成部3は送信機91からの制御を常時受け付ける状態となっている。
引き続き、例えばユーザ90がダイヤルボタンから「#」を入力すると、ユーザ90は、音声ガイダンスに沿って、スピーカ5bにより再生する楽音を選択することができる。再生する楽音の種類には、例えば「1」から「9」の9種類が設定されており、例えばクリスマスソングの再生を希望する場合は、ユーザ90はダイヤルボタンから「9」を入力する。制御信号生成部3は、スピーカ5bによりクリスマスソングを再生させるための制御信号を生成してスピーカ制御部4bに送信し、スピーカ制御部4bは、スピーカ5bからクリスマスソングを再生する。これにより、スピーカ5bの遠隔制御が実現される。
音声通話が遮断されると、または、所定の時間(例えば、2分)が経過すると、ユーザ90による制御装置10を介した対象機器5の遠隔制御は終了する。
[効果]
以上、本発明の一実施形態に係る制御装置10によると、人目に触れる場所に設置された照明機器やオーディオ機器等の制御対象機器を第三者が一時的に遠隔制御するための制御装置を提供することができる。制御装置10は、ユーザ90側の送信機91と制御装置10側の信号受信部1との間の接続に、音声通話が可能な公衆電話網93を利用することにより、以下に例示する種々の効果を奏する。
第1に、公衆電話網93は、多くの人にその利用が開放されており、制御装置10は管理者以外の多くの人からの制御を受け付けることができる。これにより、人目に触れる場所に設置された電飾5aやスピーカ5bを、これらの機器が設置された場所付近や遠く離れた別の場所から、多くの人がリアルタイムで遠隔制御することができるようになり、演出効果やエンターテイメント性が向上する。
第2に、公衆電話網93は、信号受信部1と音声通話中のユーザ90以外のユーザからの発呼を、「既に他のユーザと通話中」として処理して、自動的に排他的に遮断することができる。これにより、制御装置10は、対象機器5を制御しているユーザ90以外のユーザからの、対象機器5への制御アクセスを一定時間の間遮断することができる。
第3に、公衆電話網93が音声通話が可能な回線であることにより、音声信号を、DTMF信号の音声信号と通話音声の音声信号とを混在させた状態で、送信機91と信号受信部1との間で互いに送受信することができる。これにより、対象機器5が設置された現地からのライブ音声を、リアルタイムでユーザ90に届けることができ、演出効果やエンターテイメント性がさらに向上する。
第4に、音声通話が可能な公衆電話網93を利用することにより、音声信号であるDTMF信号を用いて対象機器5を制御することができる。これにより、信号受信部1毎に指定された特定の電話番号にダイヤルするだけで、制御装置10へ接続して対象機器5を制御することができる。専用のアプリ等を送信機91にインストールする必要はなく、対象機器5を手軽に遠隔制御することができる。送信機91は、音声通話が可能であればよく、例えばプッシュホン91bであってもよい。
[その他の形態]
以上、本発明を特定の実施形態によって説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。
上記した実施形態では、制御装置10および対象機器5のセットは、1セットが観光地等に設置されているが、これら複数の場所に制御装置10および対象機器5のセットを複数設置してもよい。それぞれの制御装置10が備える信号受信部1には、複数の信号受信部1の中から一台の信号受信部1を特定する電話番号が付与されている。よって、ユーザ90は、複数箇所に設置されている制御装置10および対象機器5の複数のセットの中から、遠隔制御を希望する場所に設置されている制御装置10の信号受信部1を特定して、対象機器5を遠隔制御することができる。信号受信部1に付与されている電話番号は、例えば観光案内のパンフレットやウェブサイトに予め記載して公開しておけばよい。
上記した実施形態では、制御信号生成部3は、送信機91の操作部からの1回のプッシュ毎に生成されるDTMF信号に基づいて、対象機器5を制御するための制御信号を生成しているが、対象機器5を制御するための制御信号を制御信号生成部3が生成する態様はこれに限定されない。制御信号生成部3は、連続して制御信号生成部3に入力される複数のDTMF信号に基づいて、対象機器5を制御するための制御信号を生成してもよい。
例えば、音声ガイダンスにより、送信機91の操作部から生成されるDTMF信号を、0から9までの数字に対応する10種類のDTMF信号に制限する場合であっても、制御信号生成部3が2つの連続するDTMF信号に基づいて制御信号を生成する場合は、制御信号生成部3は10=100通りの制御信号を生成することができる。同様に、制御信号生成部3が3つの連続するDTMF信号に基づいて制御信号を生成する場合は、制御信号生成部3は10=1000通りの制御信号を生成することができる。
また、対象機器5に対する制御内容も、電飾5aの発光強度の指定や、スピーカ5bにて再生する楽音の選択に限らず、対象機器5に対する様々な制御を行うことができる。
上記した実施形態では、ユーザ90が遠隔制御することができる対象機器5は電飾5aおよびスピーカ5bを含んでいるが、対象機器5はこれらに限定されない。例示的には、対象機器5は、動力学的な作用を対象物に与える、例えばステッピングモータ等の機器を含むことができ、対象機器制御部4は、ステッピングモータ等の動作を制御するための制御部を含むことができる。
上記した実施形態では、制御装置10は一体の装置として実現されているが、制御装置10は一体の装置である必要はなく、制御装置10を構成する各部が別所に配置され、これらが配線またはネットワークにより互いに接続されていてもよい。
上記した実施形態では、信号受信部1を除く制御装置10を構成する各部は、公知のIC回路やマイクロコントローラ等の個別のハードウェアにより実現されているが、これら信号受信部1を除く各部を、信号受信部1に一体化して構成してもよい。すなわち、信号受信部1を例えばスマートフォンにより実装する場合は、信号受信部1を含む制御装置10自体をスマートフォンにより一体化して実装してもよい。
上記した実施形態では、スピーカ制御部4bは公知のメロディIC回路により実現されているが、スピーカ制御部4bを実現する態様はこれに限定されない。例示的には、スピーカ制御部4bには、制御信号生成部3と同様にマイクロコントローラを用いることができる。この場合、スピーカ制御部4bは、図示しない記録部(例えば、EEPROM等)を備えることができ、スピーカ5bにて再生する楽音の音声信号Vmの元になるデータを、電子データのファイル形式で記録部内に保存することができる。
上記した実施形態において、公衆電話網93を介して制御装置10の信号受信部1に接続する利用者から、利用料を徴収してもよい。利用料は、例えば信号受信部1の電話番号が記載されたカードをプリペイド式で販売することにより徴収してもよい。
上記した実施形態において、公衆電話網93を、音声通話を送受信可能な回線網に代替してもよい。例えば、公衆電話網93を、VoIPを適用したインターネット網で代替してもよい。この場合、インターネットを介して制御装置10の信号受信部1に接続する利用者から、制御装置10への接続料として利用料を徴収してもよい。送信機91にスマートフォンを用いる場合、利用者への課金は、スマートフォンにインストールした専用のアプリを介して行えばよい。
上記した実施形態において、信号受信部1に接続する送信機91の発信元情報を、いわゆるビッグデータとして収集してもよい。また例えば、ユーザ90側の送信機91と制御装置10側の信号受信部1との双方をスマートフォンで構成する場合、スマートフォンの位置情報を利用することにより、制御装置10を利用しようとするユーザ90の位置と、ユーザ90が制御しようとする対象機器5の位置との相関関係を、ビッグデータとして収集してもよい。
上記した実施形態において、DTMF信号はダイヤルボタンまたはキーパット等の任意の信号で代替してもよい。
1 信号受信部
1a 無線端末装置
1b 一般電話
2 デコーダ
3 制御信号生成部
4 対象機器制御部
4a 発光制御部
4b スピーカ制御部
5 対象機器
5a 電飾
5b スピーカ
6 音声混合部
10 制御装置
90 ユーザ
91 送信機
91a 無線端末装置
91b プッシュホン
92a,92b 無線基地局
93 公衆電話網
Vg 音声ガイダンス信号
Vin マイク入力端子
Vout イヤホン出力端子
Vm 楽音の音声信号
Vmix 楽音と通話音声とを混合した音声信号

Claims (6)

  1. 音声通話が可能な送信機から前記音声通話を送受信可能な回線網を介して、対象機器の制御に関するDTMF信号を含む音声信号を受信する信号受信部と、
    前記音声信号に基づいて、前記対象機器の制御信号を生成する制御信号生成部と、
    前記対象機器の前記制御信号に基づいて、前記対象機器の動作を制御する対象機器制御部と、
    を備え
    前記対象機器は、スピーカを含み、
    前記対象機器制御部は、スピーカ制御部を含み、
    前記音声信号は、楽音の制御に関するDTMF信号を含み、
    前記制御信号生成部は、前記音声信号に基づいて、前記楽音の制御信号を生成し、
    前記スピーカ制御部は、前記楽音の制御信号に基づいて、前記スピーカによる楽音の再生を制御し、
    前記信号受信部は、前記スピーカ制御部にて再生が制御される前記楽音の音声信号を、前記送信機に送信し、
    前記スピーカ制御部にて再生が制御される前記楽音の音声信号と、前記送信機から受信される前記音声信号とを混合した混合音声信号を生成する音声混合部をさらに備える、制御装置。
  2. 前記対象機器は、電飾を含む、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記対象機器制御部は、発光制御部を含み、
    前記音声信号は、電飾の制御に関するDTMF信号を含み、
    前記制御信号生成部は、前記音声信号に基づいて、前記電飾の制御信号を生成し、
    前記発光制御部は、前記電飾の制御信号に基づいて、前記電飾の発光を制御する、請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記信号受信部は、前記音声混合部から出力される前記混合音声信号を、前記送信機に送信する、請求項に記載の制御装置。
  5. 前記回線網をインターネット網とした、請求項1〜のいずれかに記載の制御装置。
  6. 前記DTMF信号をダイヤルボタンまたはキーパットの信号とした、請求項1〜のいずれかに記載の制御装置。
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