JP6960958B2 - フィルタ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、石油燃料等の液体を濾過するフィルタ装置に関する。
例えば石油精製工場(精油所)には、蒸留工程や分解工程などの各種の工程を経て精製された石油燃料(以下、「燃料」又は「石油」と呼称する)が貯油タンクに貯蔵されている(例えば、特許文献1を参照)。この貯油タンク内は、一定の期間ごとに、清掃、点検などのメンテナンスの対象となる。
特開平7−331468号公報
従来、貯油タンク内を清掃等する場合、この貯油タンクに貯蔵された燃料を全て抜き、別の貯油タンクに移送する必要があったが、貯油タンクの底部に滞留する燃料は通常汚染されていることが多く、その汚れた燃料により移送先の貯油タンク内も汚染してしまうという問題がある。そのため、貯油タンク間に燃料フィルタ装置を設置して、この燃料フィルタ装置により貯油タンクに貯蔵された燃料を濾過することが考えられる。しかしながら、従来の燃料フィルタ装置は、コアレッサフィルタ部とセパレータフィルタ部とが複数列式の一体構造で構成されていたため、装置全体が大型化して可搬性が悪いことから、貯油タンク間に設置する作業に多大な負担がかかるという課題があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、小型且つ簡便な構造で、貯油タンク内の燃料を清浄化して別の貯油タンクに移送することのできる可搬式のフィルタ装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係るフィルタ装置は、内部に軸方向に延びる第1収容空間が形成された第1ケース部材と、内部に前記軸方向に延びて前記第1収容空間と前記軸方向に連通する第2収容空間が形成された第2ケース部材とを有し、前記第1ケース部材と前記第2ケース部材とを前記軸方向に着脱自在に連結して構成されるケース部材と、前記第1ケース部材の前記第1収容空間内に着脱自在に装着される第1濾過部材と、前記第2ケース部材の前記第2収容空間内に着脱自在に装着される第2濾過部材とを備え、前記ケース部材は、前記第1ケース部材の前記軸方向の一端側に形成されて前記第1収容空間に連通する流入口と、前記第2ケース部材の前記軸方向の他端側に形成されて前記第2収容空間に連通する流出口と、前記第1収容空間および前記第2収容空間を有する濾過部材収容空間とを有し、前記濾過部材収容空間内に第1濾過部材および第2濾過部材が装着されることで、前記濾過部材収容空間が前記第1濾過部材の内周側に形成されて前記流入口に連通する第1内周空間と、前記第2濾過部材の内周側に形成されて前記流出口に連通する第2内周空間と、前記第1濾過部材および前記第2濾過部材の外周側に形成される外周空間とに分割され、前記流入口から前記第1内周空間に導入した液体を、前記第1濾過部材に前記第1内周空間から前記外周空間に通過させた後、前記第2濾過部材に前記外周空間から前記第2内周空間に通過させて、前記流出口から排出するように構成されている。
そのうえで、本発明に係るフィルタ装置は、前記第1ケース部材は、前記軸方向の他端側に開口部を有して前記軸方向の一端側に前記流入口を有する本体ケース部材と、前記軸方向の両端側に開口部を有して前記本体ケース部材の前記軸方向の他端側に連結される中間ケース部材とを有して、内部に複数の前記第1濾過部材を収容可能に形成され、複数の前記第1濾過部材として、前記本体ケース部材内に収容されて前記流入口に繋がる一方側第1内周空間を有する一方の前記第1濾過部材と、前記中間ケース部材に収容されて前記一方側第1内周空間に繋がる他方側第1内周空間を有する他方の前記第1濾過部材とを備えて構成され、一方の前記第1濾過部材と他方の前記第1濾過部材とを前記軸方向に着脱自在に連結する濾過部材連結部を備え、前記ケース部材は、前記本体ケース部材と前記中間ケース部材とを前記軸方向に着脱自在に連結する第1連結部材と、前記中間ケース部材と前記第2ケース部材とを前記軸方向に着脱自在に連結する第2連結部材とを備えて構成されることを特徴とする。
また、上述の発明において、前記第1濾過部材が液体中の水分を凝集除去するコアレッサエレメントを有して構成され、前記第2濾過部材が液体中の水分を撥水除去するセパレータエレメントを有して構成されることが好ましい。
本発明によれば、第1濾過部材を収容する第1ケース部材(コアレッサフィルタ部)と第2濾過部材を収容する第2ケース部材(セパレータフィルタ部)とが着脱式の分割構造体として構成され、これらを軸方向に直列的に連結して、二つの貯油タンク間に接続することで、一方の貯油タンクから他方の貯油タンクへ清浄化された燃料を移送することができるため、小型且つ簡便な構造で、設置時の利便性や可搬性に優れた燃料フィルタ装置を実現することが可能となる。
また、上述の発明において、コアレッサフィルタ部が軸方向に直列的に連結された本体ケース部材および中間ケース部材を有してなる第1ケース部材と、該第1ケース部材内において軸方向に直列的に連結された複数の第1濾過部材(コアレッサカートリッジ)から構成されることで、燃料フィルタ装置の可搬性が一層向上するとともに、燃料フィルタ装置の設置時の利便性や可搬性を一切阻害することなく、燃料フィルタ装置の要求仕様などに応じて第1ケース部材の容積や第1濾過部材(コアレッサカートリッジ)の個数を適宜に増減することができ、燃料フィルタ装置の設計の自由度が向上する。
本実施形態に係る燃料フィルタ装置を示す正面図である。 上記燃料フィルタ装置の右側面図である。 上記燃料フィルタ装置の左側面図である。 上記燃料フィルタ装置の要部断面図である。 コアレッサカートリッジを本体ケースに取り付ける状態を示す分解図である。 本体ケースに第1中間ケースを取り付ける状態を示す分解図である。 第1コアレッサカートリッジに第2コアレッサカートリッジを取り付ける状態を示す分解図である。 第1中間ケースに第2中間ケースを取り付ける状態を示す分解図である。 第2コアレッサカートリッジに第3コアレッサカートリッジを取り付ける状態を示す分解図である。 コアレッサフィルタ部を示す斜視断面図である。 セパレータフィルタ部の分解図である。 セパレータフィルタ部を示す斜視断面図である。 上記燃料フィルタ装置の分解図である。 上記燃料フィルタ装置を示す斜視断面図である。 変形例に係る燃料フィルタ装置を示す斜視断面図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。本実施形態に係る
燃料フィルタ装置1を図1〜図14に示しており、まず、これらの図面を参照して燃料フィルタ装置1の全体構成について説明する。なお、以下では、説明の便宜上、図1〜図3に示す燃料フィルタ装置1の配設姿勢を基準として、図1〜図3の各矢印で示す方向をそれぞれ、前後方向、左右方向、上下方向と称して説明する。また、図4〜図14は、燃料フィルタ装置1の構造を理解し易くするため、要部のみを図示している。
燃料フィルタ装置1は、燃料を保管する貯油タンクの交換、清掃、点検時などにおいて、この貯油タンク(「一方の貯油タンク」と呼称する)に保管された燃料を別の貯油タンク(「他方の貯油タンク」と呼称する)に移送する際に、一方の貯油タンクと他方の貯油タンクとの間に接続されて、一方の貯油タンクから導入された燃料を濾過して、この清浄化された燃料を他方の貯油タンクに排出する可搬式フィルタセパレータである。
燃料フィルタ装置1は、左右方向(軸方向)に延びる内部空間11が形成された横長のケーシング10と、ケーシング10内に取り付けられる3つのコアレッサカートリッジ50(50A、50B,50C)と、ケーシング10内に取り付けられるセパレータカートリッジ80とを備えて構成される。なお、燃料フィルタ装置1は、機能的には、コアレッサフィルタ部2と、セパレータフィルタ部3とを具備している。本実施形態では、燃料フィルタ装置1の全長(軸方向の長さ)は約3300mmであり、ケーシング10の直径は約216mmである。
ケーシング10は、左方に向けて開口するコアレッサカートリッジ収容空間21が形成された円筒状のコアレッサケース20と、右方に向けて開口するセパレータカートリッジ収容空間31が形成された円筒状のセパレータケース30とを備え、互いの開口同士を相対向させた状態で一体的に連結されて構成される。コアレッサケース20の右端部には、一方の貯油タンクに接続される入口管継手(レバーカップリング)12が取り付けられている。セパレータケース30の左端部には、他方の貯油タンクに接続される出口管継手(レバーカップリング)13が取り付けられている。なお、ケーシング10の内部空間11は、コアレッサカートリッジ収容空間21とセパレータカートリッジ収容空間31とから形成される。
ケーシング10の下部には、燃料フィルタ装置1を支持する複数個(8個)の架台14がUボルト16により取り付けられている。架台14の下端には、高さ調節用のアジャスタボルト15が取り付けられている。それにより、燃料フィルタ装置1の設置場所が平坦ではない場所(傾斜や凹凸のある場所)であっても、アジャスタボルト15を回動させて架台14に対する突出量を調節することにより、燃料フィルタ装置1を略水平の高さに設置することができる。
ケーシング10の前後の側面には、該ケーシング10の搬送時や組み立て時に作業者が把持する複数のハンドル17が取り付けられている。
コアレッサケース20は、本体ケース200と、二つの中間ケース220,230とを備えて構成される。本体ケース200は、燃料フィルタ装置1の仕様に関わらず常に使用されるコアレッサケース20の必須の構成要素である。一方、中間ケース220,230は、燃料フィルタ装置1の仕様に応じて選択的に使用されるコアレッサケース20の任意の構成要素である。この二つの中間ケース220,230は、同一の構造・機能を有する。
本体ケース200は、中空の円筒状に形成されて左右の端部が開口されたケースボディ201と、ケースボディ201の右側の開口端を閉鎖する円板状の端板203とを備えて構成される。ケースボディ201の左側の端部には、このケースボディ201よりも大径
の円環状に形成された鍔部202が設けられている。端板203の軸心位置には、燃料を導入するための流入口204が表裏に貫通形成されている。端板203の右端側には、流入口204と同軸的に連通する入口管継手(レバーカップリング)12が接合され、端板203の左端側には、流入口204と同軸的に連通する中空の流入パイプ205が接合されている。流入パイプ205の左端部には、コアレッサカートリッジ50を取り付けるためのアダプタ210が接合されている。
アダプタ210は、段付きの円筒状に形成されており、その軸芯位置には左右方向に貫通して流入パイプ205に連通する流入通路211が形成されている。アダプタ210は、流入パイプ205の左端に接合されるアダプタ本体212と、アダプタ本体212の左端に一体的に設けられた筒部213とを備えて形成されている。筒部213の左端側(流入通路211の左側の開口端側)には、流入通路211の内周面の上下を繋ぐロッド固定部214が接合されている。このロッド固定部214の中心位置(アダプタ210の軸心位置)には、後述のセンタロッド57が螺着される雌ネジ孔215が形成されている。また、アダプタ本体212の左側の端面には、断面山型の環状突起216が板厚方向に突出形成されている。この環状突起216は、コアレッサカートリッジ50(第1コアレッサカートリッジ50A)の右側のガスケット55に密着して(食い込んで)、アダプタ210とコアレッサカートリッジ50との間を液密にシールする。
第1中間ケース220は、中空の円筒状に形成されて左右の端部が開口されたケースボディ221を基体として構成される。ケースボディ221の左右の端部には、このケースボディ221よりも大径の円環状に形成された一対の鍔部222,223が設けられている。右側の鍔部222には、シール部材としてのOリング224が装着されるOリング溝(図示せず)が凹設されている。Oリング224は、この第1中間ケース220の右側の鍔部222と本体ケース200の左側の鍔部202とに密着して、両者の間を液密にシールする。
第2中間ケース230は、中空の円筒状に形成されて左右の端部が開口されたケースボディ231を基体として構成される。ケースボディ231の左右の端部には、このケースボディ231よりも大径の円環状に形成された一対の鍔部232,233が設けられている。右側の鍔部232には、シール部材としてのOリング234が装着されるOリング溝(図示せす)が凹設されている。Oリング234は、この第2中間ケース230の右側の鍔部232と第1中間ケース220の左側の鍔部223とに密着して、両者の間を液密にシールする。
セパレータケース30は、本体ケース300から構成されている。本体ケース300は、中空の円筒状に形成されて左右の端部が開口されたケースボディ301と、ケースボディ301の左側の開口端を閉鎖する円板状の端版304とを備えて構成される。ケースボディ301の右側の端部には、このケースボディ301よりも大径の円環状に形成された鍔部303が設けられている。鍔部303には、シール部材としてのOリング309が装着されるOリング溝308が凹設されている。Oリング309は、このセパレータケース30の右側の鍔部303と中間ケース230の左側の鍔部233とに密着して、両者の間を液密にシールする。端板304の軸心位置には、燃料を排出するための流出口305が表裏に貫通形成されている。端板304の左端側には、流出口305と同軸的に連通する出口管継手(レバーカップリング)13が接合され、端板304の右端側には、流出口305と同軸的に連通する中空の流出パイプ306が接合されている。流出パイプ306の右端部には、セパレータカートリッジ80を取り付けるためのアダプタ310が接合されている。
アダプタ310は、段付きの円筒状に形成されており、その軸心位置には左右方向に貫
通して流出パイプ306に連通する流出通路(図示せず)が形成されている。アダプタ310には、図示を省略するが、流出通路の内周面の上下を繋ぐ(流出通路の一部を遮蔽する)ロッド固定部が接合されており、このロッド固定部の中心には、後述のセンタロッド89が螺着される雌ネジ孔が形成されている。また、アダプタ310には、セパレータカートリッジ80が挿入される筒部311が右方に延びて突出形成されている。
なお、セパレータケース30の上部には、燃料との比重差によりケーシング10内の上部に溜まった気体(空気溜まり)を機外に排気するためのベントバルブ32(図1〜図3を参照)が取り付けられている。また、セパレータケース30の下部には、燃料との比重差によりケーシング10内の底部に溜まった水分(水滴)を機外に排出するためのドレンバルブ33(図1〜図3を参照)が取り付けられている。各バルブ32,33は、例えば手動操作により開閉されるボールバルブから構成されている。
ケーシング10を構成する各ケース20,30同士は、後述のクランプ継手40を用いて着脱自在に連結される。すなわち、コアレッサケース20の本体ケース200と第1中間ケース220とは、互いの鍔部202,222同士を突き合わせた状態で、クランプ継手40により連結される。また、コアレッサケース20の第1中間ケース220と第2中間ケース230とは、互いの鍔部223,232同士を突き合わせた状態で、クランプ継手40により着脱自在に連結される。さらに、コアレッサケース20の中間ケース230とセパレータケース30の本体ケース300とは、互いの鍔部233,303同士を突き合わせた状態で、クランプ継手40により着脱自在に連結される。
クランプ継手40は、開閉自在なクランプバンド41を有して構成されており、開状態のクランプバンド41の内周溝41aに上記鍔部の突き合わせ部分を嵌め込んだ後、クランプバンド41を閉じて、そのクランプバンド41の開放端同士をロック部材42で固定することで、閉状態のクランプバンド41を介して上記繋部の突き合わせ部分が連結される。クランプバンド41は、詳細図示を省略しているが、互いに相対揺動自在に環状に連結されて開状態および閉状態に変形する複数のバンドセグメントからなる二ツ割式又は三ツ割式の構造を有している。なお、各ケースの連結手段として、クランプ継手40以外の他の配管継手を適用してもよい。
コアレッサカートリッジ50は、燃料中に含まれる固形物(異物)を濾過するとともに、燃料中に混入する水分を分離除去する濾過部材である。本実施形態において、3つのコアレッサカートリッジ50は、同一の構造および機能を有する。以下では、説明の便宜上、各コアレッサカートリッジ50を個別に指すときは、図1や図4などに示すように、右から左へ順に、第1コアレッサカートリッジ50A、第2コアレッサカートリッジ50B、第3コアレッサカートリッジ50Cと呼称する場合がある。なお、本実施形態では、3つのコアレッサカートリッジ50を有して構成されているが、1つ又は2つのコアレッサカートリッジ50を有して構成されてもよく、また、4つ以上のコアレッサカートリッジ50を有して構成されていてもよい。
各コアレッサカートリッジ50は、多層構造の濾材51と、濾材51の外周を覆う微細な網目(多孔性)のソックス52と、濾材51およびソックス52の左右の端部に接合されてこれらを挟持する一対のエンドプレート53,54とを有して構成される。濾材51は、燃料中の固形物(異物)を捕捉する固形物除去層(固形物除去部)と、燃料中の水分を凝集して水滴化する水凝集層(水凝集部)とを備え、略円筒形の固形物除去層の外周に、水凝集層が巻き付けられて一体的に形成されている。固形物除去層は、濾材シートを一定の折曲幅で蛇腹状にプリーツ成形したものを、略円筒形となるように巻回して構成される。水凝集層は、例えば親水性繊維(ガラス繊維など)等からなる不織布を複数層に巻回して構成される。また、各エンドプレート53,54の軸心位置には、円形の中心孔が表
裏に貫通形成されている。このエンドプレート53,54の端面には、上記中心孔の周囲に円板状のガスケット55が固着されている。
各コアレッサカートリッジ50の間には、各コアレッサカートリッジ50間を液密に保持するためのセンタシール60(60A,60B)が装着される。センタシール60(60A,60B)は、円板状のセンタシール本体61と、センタシール本体61の左右の端部に設けられた薄肉円筒状の筒部62,63とを有して構成される。センタシール本体61には、左右の筒部62,63よりも内径側に位置して表裏に貫通する円形の流通口(図示せず)が形成されている。センタシール本体61には、流通口の内周面の上下を繋ぐロッド通し部65が接合されている。このロッド通し部65の中心位置(基体部の軸心位置)には、センタロッド57,58が挿通されるロッド挿通孔66が表裏に貫通形成されている。また、センタシール本体61の左右の端面には、断面山型の環状突起67が板厚方向に突出形成されている。この環状突起67は、コアレッサカートリッジ50のガスケット55に密着して(食い込んで)、センタシール60とコアレッサカートリッジ50との間を液密にシールする。また、筒部62,63は、各エンドプレート53,54の中心孔に挿入可能に形成されている。
第1コアレッサカートリッジ50Aは、本体ケース200のアダプタ210とセンタシール60Aとの間に取り付けられる。第1コアレッサカートリッジ50Aの右エンドプレート53の中心孔には、アダプタ210の筒部213が挿入される。また、第1コアレッサカートリッジ50Aの左エンドプレート54の中心孔には、センタシール60Aの右側の筒部62が挿入される。
第2コアレッサカートリッジ50Bは、センタシール60Aとセンタシール60Bとの間に取り付けられる。第2コアレッサカートリッジ50Bの右エンドプレート53の中心孔には、センタシール60Aの左側の筒部63が挿入される。第2コアレッサカートリッジ50Bの左エンドプレート54の中心孔には、センタシール60Bの右側の筒部62が挿入される。
第3コアレッサカートリッジ50Cは、センタシール60Bとヨーク70との間に取り付けられる。第3コアレッサカートリッジ50Cの右エンドプレート53の中心孔には、センタシール60Bの左側の筒部63が挿入される。第3コアレッサカートリッジ50Cの左エンドプレート54の中心孔には、ヨーク70の筒部73が挿入される。
ヨーク70は、段付きの円筒状に形成され、その軸心位置にはセンタロッド59を挿通するロッド挿通孔71が表裏に貫通形成されている。ヨーク70は、円板状のヨーク本体72と、ヨーク本体72の右側の端部に設けられた薄肉円筒状の筒部73とを有して構成される。ヨーク本体72の右側の端面には、断面山型の環状突起(図示せず)が板厚方向に突出形成されている。この環状突起は、コアレッサカートリッジ50(第3コアレッサカートリッジ50C)のガスケット55に密着して(食い込んで)、ヨーク70とコアレッサカートリッジ50との間を液密にシールする。また、ヨーク本体72の左側の端部には、ガスケット75が装着される円環状のガスケット溝74が凹設されている。ガスケット75は、例えばニトリルゴム(NBR)などの合成ゴム材等から形成されており、センタロッド59の外周面とロッド挿通孔71の内周面とに密着して、両者の間を液密にシールする。
3つのコアレッサカートリッジ50は、その間に2つのセンタシール60A,60Bを介在させて、後述の3本のセンタロッド57〜59と六角ナット78との螺合により、アダプタ210とヨーク70との間に挟持された状態で締結固定される。3本のセンタロッド57,58,59は、軸方向に直列的に連結される。センタロッド57は、軸方向の両
端(左右端)に雄ネジ部57a,57bを有して形成されている。センタロッド58,59は、軸方向の一端(右端)に雌ネジ孔58a,59aを有し、軸方向の他端(左端)に雄ネジ部58b,59bを有して形成されている。センタロッド57の右端の雄ネジ部57aには、アダプタ210の雌ネジ孔215が螺合される。センタロッド57の左端の雄ネジ部57bには、センタロッド58の右端の雌ネジ孔58aが螺合される。センタロッド58の左端の雄ネジ部58bには、センタロッド59の右端の雌ネジ孔59aが螺合される。センタロッド59の左端の雄ネジ部59bには、ガスケット75、平座金76および歯付座金77などを介して、六角ナット78が螺合される。
セパレータカートリッジ80は、燃料中に混入する水分(コアレッサカートリッジ50で凝集し自重沈降しきれなかった水滴)を撥水除去する濾過部材である。セパレータカートリッジ80の内周空間には、円筒状のフローコントロールチューブ85が配設される。フローコントロールチューブ85は、アダプタ310の右側の端部上に設置されて、セパレータカートリッジ80に流れ込む燃料の流速を均一化する。フローコントロールチューブ85は、多数の小孔を有する金属平板(パンチングメタル)を円筒状に成形してなる。このフローコントロールチューブ85の右側の開口端には、該開口端を閉鎖する円板状の蓋部材86が被せられる。蓋部材86の中心孔(図示せず)には、センタロッド89の右側の雄ネジ部89aが挿通されており、この雄ネジ部に六角ナット87を螺着することにより、蓋部材86とフローコントロールチューブ85とアダプタ310とが締結固定される。
セパレータカートリッジ80は、多数の小孔を有する円筒形のパンチングメタルの周囲に、微細な網目(メッシュ)の金網が周方向に巻回されてなる濾材81と、この濾材81の左右の両端に固着された一対のガスケット82,83とを有して構成される。濾材(金網)の表面には、例えばポリフッ化エチレン系樹脂などの撥水材料が塗布されている。濾材81の左側の端部に設けられたガスケット82の内径部には、アダプタ310の筒部311が挿入される。濾材81の右側の端部に設けられたガスケット83の内径部には、後述のヨーク90の筒部93が挿入される。なお、このセパレータカートリッジ80は、一方のガスケット82がアダプタ310の鍔部に密着することで面シールされるとともに、他方のガスケット83がヨーク90の鍔部に密着することで面シールされるようになっている。
ヨーク90は、段付きの円筒状に形成されており、その軸心位置にはロッド挿通孔91が左右方向に貫通形成されている。ヨーク90は、円板状のヨーク本体92と、ヨーク本体92の左側の端部に設けられた円筒状の筒部93とを有して構成される。ヨーク90の右側の端部には、ガスケット95が装着される円環状のガスケット溝94が凹設されている。ガスケット95は、例えばニトリルゴム(NBR)などの合成ゴム材等から形成されており、センタロッド89の外周面とロッド挿通孔91の内周面とに密着して、両者の間を液密にシールする。また、ヨーク90のロッド挿通孔91には、センタロッド89の右側の雄ネジ部89aが挿通される。この雄ネジ部89aに、ガスケット95、平座金96および歯付座金97を介して、六角ナット98が螺着されることにより、セパレータカートリッジ80がヨーク90とアダプタ310との間に挟持された状態で締結固定される。
次に、本実施形態の燃料フィルタ装置1を組み立てる手順について説明する。なお、以下では、コアレッサフィルタ部2を組み立てた後に、セパレータフィルタ部3を組み立てているが、それとは逆に、セパレータフィルタ部3を組み立てた後に、コアレッサフィルタ部2を組み立てるようにしてもよい。
(コアレッサフィルタ部2の組み立て手順)
まず、図5に示すように、センタロッド57を本体ケース200内に挿入して、センタ
ロッド57の右側の雄ネジ部57aをアダプタ210の雌ネジ孔215に螺着させる。続いて、第1コアレッサカートリッジ50Aを本体ケース200内に挿入して、右エンドプレート53の中心孔にアダプタ210の筒部213を挿入することで、第1コアレッサカートリッジ50Aをアダプタ210に取り付ける。それにより、センタロッド57が第1コアレッサカートリッジ50Aの内周空間に挿通された状態となる。次いで、センタシール60Aのロッド挿通孔66にセンタロッド57の左側の雄ネジ部57bを挿通させながら、センタシール60Aの右側の筒部62を左エンドプレート54の中心孔に挿入することで、センタシール60Aを第1コアレッサカートリッジ50Aに取り付ける。
続いて、図6に示すように、センタロッド58の雌ネジ部58aをセンタロッド57の雄ネジ部57bに螺着して、2本のセンタロッド57,58を軸方向に沿って直列的に連結する。次いで、中間ケース220の右側の鍔部222のOリング溝にOリング224を嵌め込んだ状態で、この中間ケース220の右側の鍔部222と本体ケース200の左側の鍔部202とを突き合わせ、その両鍔部の周囲からクランプ継手40を装着することで、本体ケース200と中間ケース220とを連結する。
続いて、図7に示すように、第2コアレッサカートリッジ50Bを中間ケース220内に挿入して、第2コアレッサカートリッジ50Bの右エンドプレート53の中心孔にセンタシール60Aの左側の筒部63を挿入することで、第2コアレッサカートリッジ50Bをセンタシール60Aに取り付ける。次いで、センタシール60Bのロッド挿通孔66にセンタロッド58の左側の雄ネジ部58bを挿通させながら、センタシール60Bの右側の筒部62を第2コアレッサカートリッジ50Bの左エンドプレート54の中心孔に挿入することで、センタシール60Bを第2コアレッサカートリッジ50Bに取り付ける。
続いて、図8に示すように、センタロッド59の雌ネジ部59aをセンタロッド58の雄ネジ部58bに螺着して、3本のセンタロッド57〜59を軸方向に沿って直列的に連結する。次いで、中間ケース230の右側の鍔部232のOリング溝にOリング234を嵌め込んだ状態で、この中間ケース230の右側の鍔部232と中間ケース220の左側の鍔部223とを突き合わせ、その両鍔部の周囲からクランプ継手40を装着することで、中間ケース220,230同士を連結する。
続いて、図9に示すように、第3コアレッサカートリッジ50Cを中間ケース230内に挿入して、第3コアレッサカートリッジ50Cの右エンドプレート53の中心孔にセンタシール60Bの左側の筒部63を挿入することで、第3コアレッサカートリッジ50Cをセンタシール60Bに取り付ける。次いで、ヨーク70のロッド挿通孔71にセンタロッド59の左側の雄ネジ部59bを挿通させながら、ヨーク70の筒部73を第3コアレッサカートリッジ50Cの左エンドプレート54の中心孔に挿入することで、ヨーク70を第3コアレッサカートリッジ50Cに取り付ける。こうしてヨーク70を第3コアレッサカートリッジ50Cに取り付けると、センタロッド59の雄ネジ部59bがヨーク70のロッド挿通孔71から突出した状態となる。
続いて、図10に示すように、ガスケット75をヨーク70のガスケット溝74に嵌め込んで、二枚の座金(平座金76、歯付座金77)をセンタロッド59の雄ネジ部59bに挿入した後、六角ナット78をセンタロッド59の雄ネジ部59bに螺着させることで、3つのコアレッサカートリッジ50A,50B,50Cがヨーク70とアダプタ210との間に挟持された状態でコアレッサケース20に締結される。それにより、コアレッサフィルタ部2が組み立てられる。このとき、コアレッサケース20のコアレッサカートリッジ収容空間21は、コアレッサカートリッジ50A,50B,50Cの内周空間と外周空間とに分割される。各コアレッサカートリッジ50A,50B,50Cの内周空間は、アダプタ210の流入通路211、流入パイプ205、端板203の流入口204などを
通じて、入口管継手12(一方の貯油タンク)に連通する。
(セパレータフィルタ部3の組み立て手順)
続いて、図11に示すように、セパレータカートリッジ80をセパレータケース30に挿入して、セパレータカートリッジ80の左側のガスケット82の内径部に、アダプタ310の筒部311を挿入することで、セパレータカートリッジ80をセパレータケース30に取り付ける。それにより、セパレータカートリッジ80がフローコントロールチューブ85の外周側に同軸的に配設されることになる。また、ヨーク90の筒部93をセパレータカートリッジ80の右側のガスケット83の内径部に挿入することで、ヨーク90をセパレータカートリッジ80に取り付ける。それにより、このセパレータカートリッジ80は、一方のガスケット82がアダプタ310の鍔部に密着することで出口側(左端側)が面シールされ、他方のガスケット83がヨーク90の鍔部に密着することで入口側(右端側)が面シールされるようになっている。
続いて、図12に示すように、ガスケット95をヨーク90のガスケット溝94に嵌め込んで、二枚の座金(平座金96、歯付座金97)をセンタロッド89の雄ネジ部89aに挿入した後、六角ナット98をセンタロッド89の雄ネジ部89aに螺着させることで、セパレータカートリッジ80がヨーク90とアダプタ310との間に挟持された状態でセパレータケース30に締結固定される。それにより、セパレータフィルタ部3が組み立てられる。このとき、セパレータケース30のセパレータカートリッジ収容空間31は、セパレータカートリッジ80の内周空間と外周空間とに分割される。セパレータカートリッジ80の内周空間は、アダプタ310の流出通路(図示せず)、流出パイプ306、端板304の流出口305などを通じて、出口管継手13(他方の貯油タンク)に連通する。
(コアレッサフィルタ部2とセパレータフィルタ部3との組み立て手順)
続いて、図13に示すように、コアレッサフィルタ部2とセパレータフィルタ部3とを互いの開口同士を軸方向に相対向させた状態で配置する。そして、セパレータケース30の右側の鍔部303のOリング溝308にOリング309を嵌め込んだ状態で、セパレータケース30の右側の鍔部303とコアレッサケース20の中間ケース230の左側の鍔部233とを突き合わせて、その両鍔部の周囲からクランプ継手40を装着することで、コアレッサフィルタ部2とセパレータフィルタ部3とを連結する。
その結果、図14に示すように、燃料フィルタ装置1が組み立てられる。燃料フィルタ装置1が組み立てられると、コアレッサフィルタ部2とセパレータフィルタ部3とが一体化して、コアレッサカートリッジ50の外周空間とセパレータカートリッジ80の外周空間とが連通する。そして、ケーシング10(コアレッサケース20)の入口管継手12には、一方の貯油タンクに繋がれた入口配管(輸送ホース)が接続され、ケーシング10(セパレータケース30)の出口管継手13には、他方の貯油タンクに繋がれた出口配管(輸送ホース)が接続される。それにより、一方の貯油タンクと他方の貯油タンクとの間に燃料フィルタ装置1が接続され、一方の貯油タンクから他方の貯油タンクへ燃料フィルタ装置1を通して燃料を移送することが可能となる。
次に、以上のように組み立てられた燃料フィルタ装置1の作用について説明する。
一方の貯油タンクからポンプの吸引・吐出作動により移送された燃料は、コアレッサケース20の入口管継手12などを通じて、各コアレッサカートリッジ50の内周空間に導入される。コアレッサカートリッジ50の内周空間に流入した燃料は、コアレッサカートリッジ50の濾材51(固形物除去層、水凝集層)を通過して、コアレッサカートリッジ50の外周空間へ流れる。このとき、燃料が固形物除去層を通過する際に、該燃料に混入
する固形物(異物)が捕捉除去される。また、燃料が水凝集層を通過する過程で、該燃料に含まれる水分が徐々に凝集して水滴化(水滴に成長)する。この水滴は、燃料の流れに押し出されて、コアレッサカートリッジ50の外表面から離脱して、燃料と水との比重差により、ケーシング10の底部に沈降する。
コアレッサカートリッジ50の外周空間に流入した燃料は、セパレータカートリッジ80の外周空間に向けて流れる。セパレータカートリッジ80の外周空間に流入した燃料は、セパレータカートリッジ80の濾材81を通過して、セパレータカートリッジ80の内周空間へ流れる。このとき、セパレータカートリッジ80の濾材81の表面(金網)が微細な網目に形成され、且つ、この濾材81の表面(金網)に撥水材料が塗布されていることから、燃料に含まれる水分(自重沈降しきれなかった水分)が濾材81の表面で撥水除去される。そして、セパレータカートリッジ80の内周空間に流入した燃料(固形物および水分が除去された燃料)は、フローコントロールチューブ85の多数の小孔を通過した後、セパレータケース30の出口管継手13などを通じて、他方の貯油タンクに移送される。
以上、本実施形態によれば、コアレッサフィルタ部2とセパレータフィルタ部3とが着脱式の分割構造体として構成され、コアレッサフィルタ部2とセパレータフィルタ部3とを軸方向に直列的に連結して、二つの貯油タンク間に接続することで、一方の貯油タンクから他方の貯油タンクへ清浄化された燃料を移送することができるため、小型且つ簡便な構造で、設置時の利便性や可搬性に優れた燃料フィルタ装置1を実現することが可能となる。
また、本実施形態によれば、コアレッサフィルタ部2が軸方向に直列的に連結された複数のケース部材200,220,230と、該ケース部材200,220,230内において軸方向に直列的に連結された複数のコアレッサカートリッジ50A,50B,50Cから構成されることで、燃料フィルタ装置1の可搬性が一層向上するとともに、燃料フィルタ装置1の設置時の利便性や可搬性を一切阻害することなく、燃料フィルタ装置1の要求仕様などに応じてコアレッサケース20の容積やコアレッサカートリッジ50の個数を適宜に増減することができ、燃料フィルタ装置1の設計の自由度が向上する。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明してきたが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば適宜改良可能である。
上記実施形態では、コアレッサケース20が複数のケース200,220,230から形成されて、3つのコアレッサカートリッジ50(50A,50B,50C)を有して構成されているが、本発明の範囲はこの構成に限定されるものではなく、例えば、図15に示すように、コアレッサケース20が本体ケース200のみから形成されて、1つのコアレッサカートリッジ50(50A)のみを有して構成されてもよい。本変形例の燃料フィルタ装置1′では、コアレッサケース20の本体ケース200の鍔部202とセパレータケース30の本体ケース300の鍔部303とを突き合わさせた状態で、その両鍔部の周囲からクランプ継手40を装着することで、コアレッサフィルタ部2とセパレータフィルタ部3とが連結される。
上記実施形態では、燃料フィルタ装置1を水平方向に延びる横型のフィルタ装置として構成したが、本発明の範囲はこの構成に限定されるものではなく、燃料フィルタ装置1を垂直方向に延びる縦型のフィルタ装置として構成してもよい。その場合には、コアレッサフィルタ部2を軸方向の下側に設けて、セパレータフィルタ部3を軸方向の上側に設けることが好ましい。
上記実施形態では、濾過対象の液体として、灯油、軽油、ガソリン等の燃料を例示して説明したが、この構成に限定されるものではなく、例えば、潤滑油、作動油などの他の液体を適用してもよい。
1 燃料フィルタ装置(フィルタ装置)
2 コアレッサフィルタ部
3 セパレータフィルタ部
10 ケーシング(ケース部材)
11 内部空間(濾過部材収容空間)
20 コアレッサケース(第1ケース部材)
21 コアレッサカートリッジ収容空間(第1収容空間)
30 セパレータケース(第2ケース部材)
31 セパレータカートリッジ収容空間(第2収容空間)
40 クランプ継手
50A 第1コアレッサカートリッジ(第1濾過部材)
50B 第2コアレッサカートリッジ(第1濾過部材)
50C 第3コアレッサカートリッジ(第1濾過部材)
60A センタシール
60B センタシール
80 セパレータカートリッジ(第2濾過部材)
85 フローコントロールチューブ
200 本体ケース(本体ケース部材)
220 第1中間ケース(中間ケース部材)
230 第2中間ケース(中間ケース部材)
300 本体ケース

Claims (2)

  1. 内部に軸方向に延びる第1収容空間が形成された第1ケース部材と、内部に前記軸方向に延びて前記第1収容空間と前記軸方向に連通する第2収容空間が形成された第2ケース部材とを有し、前記第1ケース部材と前記第2ケース部材とを前記軸方向に着脱自在に連結して構成されるケース部材と、
    前記第1ケース部材の前記第1収容空間内に着脱自在に装着される第1濾過部材と、
    前記第2ケース部材の前記第2収容空間内に着脱自在に装着される第2濾過部材とを備え、
    前記ケース部材は、前記第1ケース部材の前記軸方向の一端側に形成されて前記第1収容空間に連通する流入口と、前記第2ケース部材の前記軸方向の他端側に形成されて前記第2収容空間に連通する流出口と、前記第1収容空間および前記第2収容空間を有する濾過部材収容空間とを有し、
    前記濾過部材収容空間内に第1濾過部材および第2濾過部材が装着されることで、前記濾過部材収容空間が前記第1濾過部材の内周側に形成されて前記流入口に連通する第1内周空間と、前記第2濾過部材の内周側に形成されて前記流出口に連通する第2内周空間と、前記第1濾過部材および前記第2濾過部材の外周側に形成される外周空間とに分割され、
    前記流入口から前記第1内周空間に導入した液体を、前記第1濾過部材に前記第1内周空間から前記外周空間に通過させた後、前記第2濾過部材に前記外周空間から前記第2内周空間に通過させて、前記流出口から排出するように構成され
    前記第1ケース部材は、前記軸方向の他端側に開口部を有して前記軸方向の一端側に前記流入口を有する本体ケース部材と、前記軸方向の両端側に開口部を有して前記本体ケース部材の前記軸方向の他端側に連結される中間ケース部材とを有して、内部に複数の前記第1濾過部材を収容可能に形成され、
    複数の前記第1濾過部材として、前記本体ケース部材内に収容されて前記流入口に繋がる一方側第1内周空間を有する一方の前記第1濾過部材と、前記中間ケース部材に収容されて前記一方側第1内周空間に繋がる他方側第1内周空間を有する他方の前記第1濾過部材とを備えて構成され、
    一方の前記第1濾過部材と他方の前記第1濾過部材とを前記軸方向に着脱自在に連結する濾過部材連結部を備え、
    前記ケース部材は、前記本体ケース部材と前記中間ケース部材とを前記軸方向に着脱自在に連結する第1連結部材と、前記中間ケース部材と前記第2ケース部材とを前記軸方向に着脱自在に連結する第2連結部材とを備えて構成されることを特徴とするフィルタ装置。
  2. 前記第1濾過部材が液体中の水分を凝集除去するコアレッサエレメントを有して構成され、
    前記第2濾過部材が液体中の水分を撥水除去するセパレータエレメントを有して構成されることを特徴とする請求項1に記載のフィルタ装置。
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