JP6960121B2 - 胸腔内圧測定調整システムおよびその動作方法 - Google Patents

胸腔内圧測定調整システムおよびその動作方法 Download PDF

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Description

本発明は、気胸治療の初期診療において、簡便に胸腔内圧を測定し、且つ、該胸腔内圧を調整することのできる胸腔内圧測定調整システムおよびその動作方法に関するものである。
気胸とは、胸壁の内面を覆う側壁胸膜や肺を覆う臓側胸膜に開いた穴から胸腔内に空気が流入して貯留し、肺が虚脱(小さく萎縮)した状態になる症状をいう。穴が開く原因によって、自然気胸、外傷性気胸、医原性気胸の3つに大別されるが、最も多いのが自然気胸であり、肺胞の一部が嚢胞化したものや胸膜直下にできた嚢胞が破れ吸気が胸腔に漏れる(気漏)ことにより発症する。
胸腔とは、肋骨、胸椎、胸骨、及び横隔膜で囲まれた、ヒトや動物の体内空間のことであり、胸腔空間内の圧力を胸腔内圧という。通常、胸腔内は陰圧(大気圧より−4〜−10cmHO)に保たれており、これによって肺は拡張方向に引っ張られ、肺自体の弾性(縮む力)と均衡が取れて膨張状態を保持している。しかし、気胸になると、胸腔内圧が高まる方向に変化して陰圧が保持できなくなり、その結果、肺が膨らむことができなくなって萎縮する。
気胸の診療では、多くの場合に胸腔ドレナージが行われる。胸腔ドレナージとは、胸腔内に貯まった体液(血液、膿、滲・漏出液等)及び空気を体外に排出するためのものである。この胸腔ドレナージ内には水封部があり、患者の胸腔から排出される空気は気泡となってこの水封部を通過して外部に排出されるようになっている。
気胸の検出方法として気漏の発生に伴って、胸腔ドレナージの水封部に生じる気泡を医療従事者が目視で観察する方法が一般的に行われているが、あくまでも定性的な方法に過ぎない。この目視観察という不確かさを回避するために、水封室と吸引源又は伝動吸引ポンプとの間の圧力を測定し、その圧力変動に基づいて気泡の発生を検出して患者の気漏を発見・診断する装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2014−136104号公報
しかしながら、胸腔ドレナージは入院を要する治療であり、処置に際してはドレナージ・チューブが肋間神経を圧迫することなどによる強い疼痛があり、また体動が制限されることなどもあり、患者にとっては苦痛が大きい。胸腔ドレナージは気漏が止まっている場合にはその必要性は低くなるが、必要性の有無を正確に判断することは処置前には困難である。
また、気胸の診断として現在行える客観的評価として、胸部レントゲンやCTがあるが、これらは静止画像であり、1回の撮影だけでは気漏が継続状態であるか否かの動的所見を得ることができず、時間経過後の画像の比較により気漏を推測するというものである。気漏の判断方法として、胸腔内圧を測定することも考えられるが、胸腔ドレナージの実施下ではドレーンバッグの観察により可視的な判断は可能であるが、胸腔ドレナージを行っていない状態で簡便に胸腔内圧を測定することができない。
本発明は、以上のような従来の課題や医療現場からの要望を考慮してなされたものであり、特に、胸腔ドレナージを行っていない状態においても簡便に胸腔内圧を測定し、且つ、該胸腔内圧を調整することのできる胸腔内圧測定調整システムおよびその動作方法を提供するものである。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討する中で、まず、胸腔内圧が生理的な状態では陰圧(−8cmHO前後)であり、この範囲の空気圧を測定することは、工業用や研究用途で利用される高速サンプリング(10msec)で、且つ高精度(0.5%F.S.)の気体圧力測定機器を用いれば容易に行えると考えた。そして、胸腔内圧をリアルタイムで測定することができれば、気漏の有無を即時に判定できると考え、生理的に正常な胸腔内圧であるのか、あるいは高いのか、逆に低いのかを測定すること、及び併せてその処置をすることができると考えるに至り、本発明を完成した。
上記課題を解決し得た本発明の胸腔内圧測定調整システムは、胸腔内圧の測定と調整を相互に行うものであって、胸郭内に向けて胸腔穿刺する留置針部と、前記胸腔内圧を測定する圧力計部と、前記胸腔内の過剰空気を捕集する容器部と、前記捕集された過剰空気を外気に開放する排出口部と、を含み、さらに、前記留置針部と前記圧力計部を繋ぐ第1の経路と、前記留置針部と前記容器部を繋ぐ第2の経路と、前記容器部と前記排出口部を繋ぐ第3の経路と、前記圧力計部と前記排出口部を繋ぐ第4の経路と、を有し、前記第1の経路、前記第2の経路、前記第3の経路、及び前記第4の経路が、1個または2個の方向切り替え活栓によりそれぞれの経路に切り替えることができる点に特徴を有する。
本発明における第1の経路には第1の方向切り替え活栓を介装し、前記第1の方向切り替え活栓より分岐する経路には第2の方向切り替え活栓を介装して前記容器部に繋がるものであり、ここで、前記第1の方向切り替え活栓は、前記過剰空気を前記圧力計部へ送る方向の他、前記過剰空気を前記排出口部の方向への切り替えを行うものであり、前記第2の方向切り替え活栓は、前記過剰空気を前記容器部に捕集する方向の他、前記過剰空気を前記排出口部の方向の外気に開放する切り替えを行うものであることが好ましい。
本発明における容器部は、注射筒であることが好ましい。
本発明における第1の方向切り替え活栓から前記圧力計部に向かう経路の途中、または該第1の方向切り替え活栓の取付口には、滅菌フィルタが設けられていることが好ましい。
上記課題を解決し得た本発明の胸腔内圧測定調整システムは胸腔内気体排出管を有しており、該胸腔内気体排出管は、留置針部に接続するための第1開口と、圧力計部に接続するための第2開口と、吸引器具に接続するための第3開口と、前記第2開口と前記第3開口との間の通気を遮断する栓具を有しているものである。
本発明の胸腔内圧測定調整システムにおいて、前記胸腔内気体排出管は、胸腔内気体を外気に開放するための第4開口を更に有していることが好ましい。
本発明の胸腔内圧測定調整システムにおいて、前記第1開口が留置針部に接続されており、前記第3開口が吸引器具に接続されていることが好ましい。
本発明の胸腔内圧測定調整システムにおいて、前記第2開口が圧力計部に接続されていることが好ましい。
本発明の胸腔内圧測定調整システムにおいて、前記圧力計部が20ミリ秒以下の間隔で圧力を計測するものであることが好ましい。
本発明の胸腔内圧測定調整システムにおいて、前記第1開口にチューブが接続されていることが好ましい。
上記課題を解決し得た本発明の胸腔内圧測定調整システムの動作方法は、第1〜第3開口を有する胸腔内気体排出管と、前記第1開口に接続されている留置針部と、前記第2開口に接続されている圧力計部と、前記第3開口に接続されている吸引器具と、前記第2開口と前記第3開口との間の通気を遮断する栓具を有している胸腔内圧測定調整システムの動作方法であって、(1)前記第1開口と前記第2開口とを連通させている状態で、前記胸腔内気体排出管内の気圧を前記圧力計部により測定するステップと、(2)前記第1開口と前記第3開口とを連通させている状態で、前記留置針部から前記吸引器具に気体を搬送する第2ステップとを含むものである。
本発明の胸腔内圧測定調整システムおよびその動作方法によれば、胸腔内圧の測定と、その測定結果に基づいて該胸腔内圧の調整を行うことができることから、医療従事者は処置の前後を通じて患者の気胸等の状況をほぼリアルタイムで知ることが可能となる。
また、本発明の胸腔内圧測定調整システムを利用することにより、これまでの胸腔ドレナージ、胸部レントゲン、CT等に依存する診断・治療方針に対して、気胸に対する新たな治療方針を提供することが可能となり、医療分野への貢献が期待できる。
(a)および(b)は、本発明の実施の形態1に係る胸腔内圧測定調整システムの外観図である。 本発明の実施の形態1に係る胸腔内圧測定調整システムの方向切り替え活栓の一例を示した図である。 本発明の実施の形態1に係る胸腔内圧測定調整システムの方向切り替え活栓の他の一例を示した図である。 本発明の実施の形態1に係る胸腔内圧測定調整システムの方向切り替え活栓の他の一例を示した図である。 本発明の実施の形態1に係る胸腔内圧測定調整システムの方向切り替え活栓の他の一例を示した図である。 本発明の実施の形態1に係る胸腔内圧測定調整システムにおける方向切り替え活栓の向きと空気の流れの一例を示した図である。 本発明の実施の形態1に係る胸腔内圧測定調整システムにおける方向切り替え活栓の向きと空気の流れの他の一例を示した図である。 本発明の実施の形態1に係る胸腔内圧測定調整システムにおける方向切り替え活栓の向きと空気の流れの他の一例を示した図である。 本発明の実施の形態1に係る胸腔内圧測定調整システムにおける方向切り替え活栓の向きと空気の流れの他の一例を示した図である。 本発明の実施の形態1に係る胸腔内圧測定調整システムの検証に用いた簡易呼吸モデルを示す図面代用写真である。 本発明の実施の形態1に係る胸腔内圧測定調整システムの検証の全体構成を示す図面代用写真である。 本発明の実施の形態1に係る胸腔内圧測定調整システムの検証によって測定された通常呼吸モデルのデータの一例を示した図である。 本発明の実施の形態1に係る胸腔内圧測定調整システムの検証によって測定された緊張性気胸のモデルのデータの一例を示した図である。 本発明の実施の形態1に係る胸腔内圧測定調整システムの検証によって測定された緊張性気胸の穿刺脱気モデルのデータの一例を示した図である。 本発明の実施の形態2における胸腔内圧測定調整システムの構成図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明するが、本発明は以下の実施の形態のみに限定されず、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で変更を加えて実施することも可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。
(実施の形態1)
図1(a)に、本発明の実施の形態1にかかる胸腔内圧測定調整システムの外観図を示す。図1(a)に示すように、本発明の実施の形態1にかかる胸腔内圧測定調整システム1は、胸郭内に向けて胸腔穿刺する留置針部2と、胸腔内圧を測定する圧力計部3と、胸腔内の過剰空気を捕集する容器部4と、捕集された過剰空気を外気に開放する排出口部5を備えている。また、本発明の胸腔内圧測定調整システム1は、留置針部2と圧力計部3を繋ぐ第1の経路R1と、留置針部2と容器部4を繋ぐ第2の経路R2と、容器部4と排出口部5を繋ぐ第3の経路R3と、圧力計部3と排出口部5を繋ぐ第4の経路R4を備えている。ここで、第1の経路R1、第2の経路R2、第3の経路R3、及び第4の経路R4が、2個の方向切り替え活栓6Aによりそれぞれの経路に切り替えることができるようになっている。
図1(b)は、図1(a)に示した胸腔内圧測定調整システムにおける留置針部2の近辺を抜き出したものである。図1(b)に示すように留置針部2の近位側にはチューブ部材9が接続されている。これにより、医師が処置をしている最中に胸腔内圧測定調整システム1が動いてしまう場合でも、チューブ部材9が動きの緩衝部材として働くため、留置針部2が動いてしまうことを防止できる。そのため処置中の患者の痛みを軽減することができる。
図2〜図5に、方向切り替え活栓の他の一例を示す。方向切り替え活栓は、図1に示すように2個の方向切り替え活栓6Aを組み合わせて使用する場合の他に、図2〜図5に示すように、隣り合うL字2方向を繋ぐ経路を開くことができる1個の方向切り替え活栓6Bを用いても良い。具体的には、容器部4に向かう方向と排出口部5に向かう方向を閉鎖して、留置針部2と圧力計部3を繋ぐ第1の経路R1を開くことができる(図2参照)。また、圧力計部3に向かう方向と排出口部5に向かう方向を閉鎖して、留置針部2と容器部4を繋ぐ第2の経路R2を開くことができる(図3参照)。また、留置針部2に向かう方向と圧力計部3に向かう方向を閉鎖して、容器部4と排出口部5を繋ぐ第3の経路R3を開くことができる(図4参照)。さらに、留置針部2に向かう方向と容器部4に向かう方向を閉鎖して、圧力計部3と排出口部5を繋ぐ第4の経路R4を開くことができる(図5参照)。
方向切り替え活栓は、一般に、静脈麻酔や輸液療法、点滴などを行う際、薬液の流路を調整するために使用する市販の医療用コックを挙げることができる。具体的には、例えば、ポリカーボネートからなる本体と、ポリエチレンからなるハンドルとで構成されたものを用いることができ、ハンドルの向きにより流路方向を変えることが可能である。
なお、上記の方向切り替え活栓は、いずれも経路と開閉弁が一体の構成を有するものについて説明したが、本発明を実施するにあたり、経路と開閉弁が別体の構成を有するものを用いても良く、例えば、十字継手やY字継手を設けた上で、各々の経路に開閉弁を別個に設ける構成にしても良い。
留置針部2は、一般に採血・点滴の際に、静脈内に挿入して留置される医療器具であるが、本発明の実施に際しては、胸腔穿刺用の留置針を用い、例えば、18Gハッピーキャス(メディキット株式会社製)を挙げることができる。
圧力計部3は、市販のデジタルマノメータを用いることができる。具体的には、隔膜(ダイヤフラム)に圧力が加わることでダイヤフラムのたわみに応じた圧力が発生し、この圧力に比例してゲージ抵抗(ピエゾ抵抗)の抵抗率が変化し、この変化率をAD変換してデジタル信号に変換してデジタル信号処理した後、デジタル圧力値に変換してデータとして出力するものである。より詳細には、圧力をセンシングするセンサを備えており、MEMS(Micro Electro Mechanical System)方式を採用したものを用いることができ、例えば、デジタルマノメータDMH−01(株式会社木幡計器製作所製)を挙げることができる。
容器部4は、胸腔内の過剰空気を捕集するためのもので、当該捕集された過剰空気を外部に漏らすことなく捕集量を測定する観点から、注射筒(シリンジ)を用いることが好ましい。
次に、本発明の胸腔内圧測定調整システムの動作について、三方向の切り替え活栓を2個用いた場合を例にして、図面を参照しながら以下説明する。
図6〜図9は、本発明の胸腔内圧測定調整システムの各動作について、2個の三方向切り替え活栓のハンドルの向きに伴う胸腔内過剰空気の流れについて示した概略図である。図6〜図9に示すように、胸腔内圧測定調整システム1は、胸郭内に向けて胸腔穿刺する留置針部2と、胸腔内圧を測定する圧力計部3と、胸腔内の過剰空気を捕集する容器部4を備えており、留置針部2と圧力計部3を繋ぐ第1の経路R1には第1の方向切り替え活栓6A1を介装し、第1の方向切り替え活栓6A1より分岐する経路には第2の方向切り替え活栓6A2を介装して、第2の経路R2を経て容器部4に繋がっている。ここで、第1の方向切り替え活栓6A1は、胸腔内の過剰空気を圧力計部3へ送る方向の他、当該過剰空気を排出口部5の方向への切り替えを行うことができる。また、第2の方向切り替え活栓6A2は、胸腔内から排出された過剰空気を容器部4に捕集する方向の他、当該捕集された過剰空気を排出口部5から外気に開放する方向への切り替えを行うことができる。
(胸腔内過剰空気の脱気と容器への捕集:図6参照)
第1の方向切り替え活栓6A1のハンドルの向きを図6のように設定することにより、圧力計部3に向かう経路が閉鎖され、第1の方向切り替え活栓6A1より分岐して第2の方向切り替え活栓6A2に向かう経路が開かれる。さらに、第2の方向切り替え活栓6A2のハンドルの向きを図6のように設定することにより、空気を排出口部5から外部に開放する経路が閉鎖され、留置針部2と容器部4を繋ぐ第2の経路R2が開かれる。これにより、胸腔内からの過剰空気は第2の経路R2を経由して容器部4の中に捕集される。
(容器に捕集された過剰空気の排出:図7参照)
第1の方向切り替え活栓6A1のハンドルの向きは図6と同じ状態で、第2の方向切り替え活栓6A2のハンドルの向きを図7のように設定することにより、容器部4と排出口部5を繋ぐ第3の経路R3が開かれ、容器部4に捕集された空気は第3の経路R3を経由して排出口部5へ流れて外部に開放され、排出される。
(胸腔内の圧力測定:図8参照)
第2の方向切り替え活栓6A2のハンドルの向きは図7と同じ状態で、第1の方向切り替え活栓6A1のハンドルの向きを図8のように設定することにより、留置針部2と圧力計部3を繋ぐ第1の経路R1が開かれ、第1の方向切り替え活栓6A1から第2の方向切り替え活栓6A2に向かう経路が閉鎖される。これにより、胸腔内の過剰空気が第1の経路R1を経由して圧力計部3へ流れ、胸腔内圧が測定される。
(圧力計のゼロ補正:図9参照)
第1の方向切り替え活栓6A1のハンドルの向きと、第2の方向切り替え活栓6A2のハンドルの向きを図9のように設定することにより、圧力計部3と排出口部5を繋ぐ第4の経路R4が開かれ、留置針部2に向かう方向と容器部4に向かう経路が閉鎖される。これにより、圧力計部3に存在する空気が第4の経路R4を経由して排出口部5へ流れて外部に開放、排出され、圧力計のゼロ補正が行われる。
上記構成により、胸腔内に貯まった過剰空気の調整(具体的には、過剰空気の脱気、捕集、及び排出の動作)と胸腔内圧の測定を相互に行うことができる。つまり、医療従事者は、胸腔内に貯まった過剰空気を排出させると共に、胸腔内圧を測定することが可能となり、患者の気胸の状況をほぼリアルタイムで知ることが可能となる。
なお、上記構成(図8参照)の第1の方向切り替え活栓6A1から圧力計部3に向かう経路(第1の経路R1)の途中には、患者の胸腔内に貯まった過剰空気が直接滅菌されていない状態の空気と流通して圧力計部3に流れることを考慮して、図1に示すように当該経路途中に滅菌フィルタ7を設けることが好ましい。この滅菌フィルタ7は、上記経路の途中の他に、上記第1の方向切り替え活栓6A1の取付口に設けても良い。
次に、本発明の胸腔内圧測定調整システムについて、胸腔ドレナージを行っていない胸腔穿刺のみの状態を例にして、簡便に胸腔内圧を測定できる簡易呼吸モデルを作製し、本発明の胸腔内圧測定調整システムの検証を行った。なお、胸腔内圧測定の簡略化のため、方向切り替え活栓は三方活栓1個を用いて行い、胸腔内過剰空気を捕集する容器のない状態で行った。図面を参照しながら以下説明する。
(簡易呼吸モデルの作製)
図10は、本発明の胸腔内圧測定調整システムの検証に用いた簡易呼吸モデルの図面代用写真である。簡易呼吸モデル11の作製は以下のとおりである。図10に示すように、ペットボトル12の底を切り取り、別途準備したゴム風船13Aをペットボトル12の切り取り跡に貼付けることで、ヒトの横隔膜を模擬したもの(模擬横隔膜15)を準備した。次に、ゴム風船13Bをペットボトル12の中に入れ、ゴム風船13Bの口を反転させつつ、ペットボトル12の口の部分に被せることで、ヒトの気道・肺を模擬したもの(模擬気道16、模擬肺14)を準備した。このようにして、模擬横隔膜15、模擬気道16、及び模擬肺14を備えた簡易呼吸モデル11を構成した。
(胸腔内圧測定)
図11は、胸腔内圧測定調整システム1の検証の全体構成を示す図面代用写真である。
図11に示すように、簡易呼吸モデル11の胸郭部分(胸郭穿刺部17)に留置針部2の18Gハッピーキャス(メディキット株式会社製)を用いて穿刺し、胸腔内圧測定調整システム1を装着した。模擬横隔膜15に対して、ペットボトル12の内側へ向けて押圧し、模擬横隔膜15を下方へ牽引、または牽引解除を繰返すことで呼吸動作を模擬させ、通常呼吸のモデルとしての胸腔内圧を測定した(測定1)。次に、模擬肺14に小さな穴を開け、緊張性気胸のモデルとしての胸腔内圧を測定した(測定2)。次に、緊張性気胸のモデルから、測定回路の三方活栓18を外気に開放し、緊張性気胸の穿刺脱気モデルとしての胸腔内圧を測定した(測定3)。なお、胸腔内圧測定調整システム1の圧力計部3はデジタルマノメータDMH−01(株式会社木幡計器製作所製)を使用した。また、胸腔内圧データの解析は、圧力計部3に設けられた外部通信部とデータ解析用PCを接続して行った。圧力計部3、及びデータ解析ソフトの仕様は以下のとおりである。
データサンプリング:10msec
精度:0.5%F.S.
データ解析用ソフト:HM Viewer(株式会社木幡計器製作所製)
(胸腔内圧測定調整システムの検証)
図12に、上記測定1で得られた通常呼吸モデルにおけるデータの一例を示す。図12より、平圧から陰圧に至る周期的な胸腔内圧の変化を連続して測定できることがわかった。
図13に、上記測定2で得られた緊張性気胸のモデルにおけるデータの一例を示す。図13より、通常の陰圧呼吸から徐々に陽圧になっていく緊張性気胸のモデルにおいて、胸腔内圧を連続して測定できることがわかった。
図14に、上記測定3で得られた緊張性気胸の穿刺脱気モデルにおけるデータの一例を示す。図14より、緊張性気胸の治療のモデルにおいて、胸腔内圧を連続して測定し、脱気処置を行うことにより過陽圧を避けることができている様子が確認された。
以上の検証結果より、簡易呼吸モデルを用いて、本発明の実施の形態1における胸腔内圧測定調整システムは、通常呼吸、緊張性気胸、緊張性気胸の治療の状況をそれぞれ再現することができ、その模擬的な胸腔内圧を連続的でリアルタイムに測定することができた。
なお、上記実施の形態1において、胸腔ドレナージを行っていない胸腔穿刺のみの状態を例にして説明したが、本発明の胸腔内圧測定調整システムは、このような用途に限定されるものではなく、例えば、胸腔ドレナージを行っている状態においても使用することが可能であり、この場合、ドレーンバッグの観察により胸腔内圧を可視的に判断することに加えて、当該システムによる胸腔内圧の測定が定量的に行われることになる。
(実施の形態2)
図15は、本発明の実施の形態2にかかる胸腔内圧測定調整システムの構成図である。図15において、胸腔内気体排出管19は、留置針部2に接続するための第1開口V1と、圧力計部3に接続するための第2開口V2と、吸引器具4に接続するための第3開口V3と、第2開口と第3開口との間の通気を遮断する栓具、例えば栓具20a、栓具20bを有しているものであり、基本的な構成は実施の形態1にかかる胸腔内圧測定調整システムと同様であるので重複した説明は行わない。
胸腔内気体排出管19において第1開口V1〜第3開口V3が設けられる位置は特に限定されないが、例えば、上流部から順に、第1開口V1、第2開口V2、第3開口V3を配置することができる。或いは、上流部から順に、第1開口V1、第3開口V3、第2開口V2を配置することができる。第3開口V3に接続された吸引器具4に吸引された胸腔内気体は、そのまま吸引器具4から外気に放出されてもよいが、胸腔内気体を外気に開放するための第4開口V4を更に設けてもよく、第4開口V4は、第2開口V2または第3開口V3よりも下流側に設けられることが好ましい。
胸腔内気体排出管19を使い捨て品とする場合は、胸腔内気体排出管19の材質としてポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート等プラスチック材料を好ましく用いることができる。胸腔内気体排出管19を使い捨て品としない場合には、胸腔内気体排出管19の材質としてガラスを用いることができる。胸腔内気体排出管19は、第1開口V1〜第3開口V3を備える部分が一体形成された部材であっても良いが、例えば第1開口V1および第2開口V2を備えた第1管(不図示)と、第3開口V3および第4開口V4を備えた第2管(不図示)とを互いに接続して構成してもよい。第1管および第2管は、上記実施の形態1において説明したような三方活栓18を用いることができる。
圧力計部3が20ミリ秒以下の間隔で圧力を計測するものであることが好ましく、より好ましくは15ミリ秒以下、さらに好ましくは10ミリ秒以下である。計測間隔が短いものであれば、胸腔内気圧がリアルタイムで滑らかな出力グラフとして出力値を得ることができるからである。
実施の形態2においても、実施の形態1と同様に留置針部2と第1開口との間にチューブ部材9が接続されていることが好ましい。医師が処置をしている最中に胸腔内気体排出管19が動いてしまう場合でも、チューブ部材9が動きの緩衝部材として働くため、留置針部2が動いてしまうことを防止できるからである。
(胸腔内圧測定調整システムの動作方法)
本発明の実施の形態2における胸腔内圧測定調整システムは、少なくとも次の二つのステップにより動作させることが可能である。
(1)第1開口V1と第2開口V2とを連通させている状態で、胸腔内気体排出管19内の気圧を圧力計部3により測定するステップ
(2)第1開口V1と第3開口V3とを連通させている状態で、留置針部2から吸引器具4に気体を搬送するステップ
上記のステップ(1)とステップ(2)とは、順番を入れ替えても実施可能であるし、ステップ(1)とステップ(2)とを交互に繰り返し行ってもよい。ステップ(1)またはステップ(2)が行われている間は、圧力計部3と吸引器具4とが相互に干渉しないように、第2開口V2と第3開口V3との間の通気を遮断する栓具(例えば栓具20aおよび/または栓具20b)を閉じた状態とする。
本発明の胸腔内圧測定調整システムおよびその動作方法によれば、胸腔内に貯まった過剰空気を排出させながら胸腔内圧を測定することができるため、医療従事者は患者の気胸等の状況をほぼリアルタイムで知ることが可能となる。また、本発明の胸腔内圧測定調整システムは、穿刺脱気を行う際の気漏の有無を判定することを可能にし、気胸に対する治療方針を判断する指標を提供するものであり、医療分野へのさらなる貢献が期待できる。
本願は、2017年1月25日に出願された日本国特許出願第2017−011110号に基づく優先権の利益を主張するものである。2017年1月25日に出願された日本国特許出願第2017−011110号の明細書の全内容が、本願に参考のため援用される。
1 胸腔内圧測定調整システム
2 留置針部
3 圧力計部
4 容器部
5 排出口部
6A 方向切り替え活栓
6B 方向切り替え活栓
6A1 第1の方向切り替え活栓
6A2 第2の方向切り替え活栓
7 滅菌フィルタ
8 滅菌フィルタ
9 チューブ部材
11 簡易呼吸モデル
12 ペットボトル
13A ゴム風船
13B ゴム風船
14 模擬肺
15 模擬横隔膜
16 模擬気道
17 胸郭穿刺部
18 三方活栓
R1 第1の経路
R2 第2の経路
R3 第3の経路
R4 第4の経路
19 胸腔内気体排出管
V1 第1開口
V2 第2開口
V3 第3開口
V4 第4開口
20a 栓具
20b 栓具
20c 栓具

Claims (11)

  1. 胸腔内圧の測定と該胸腔内圧の調整を相互に行う胸腔内圧測定調整システムであって、
    胸郭内に向けて胸腔穿刺する留置針部と、
    前記胸腔内圧を測定する圧力計部と、
    前記胸腔内の過剰空気を捕集する容器部と、
    前記捕集された過剰空気を外気に開放する排出口部と、を含み、
    さらに、前記留置針部と前記圧力計部を繋ぐ第1の経路と、
    前記留置針部と前記容器部を繋ぐ第2の経路と、
    前記容器部と前記排出口部を繋ぐ第3の経路と、
    前記圧力計部と前記排出口部を繋ぐ第4の経路と、を有し、
    前記第1の経路、前記第2の経路、前記第3の経路、及び前記第4の経路は、1個または2個の方向切り替え活栓によりそれぞれの経路に切り替えることができることを特徴とする胸腔内圧測定調整システム。
  2. 前記第1の経路には第1の方向切り替え活栓を介装し、
    前記第1の方向切り替え活栓より分岐する経路には第2の方向切り替え活栓を介装して前記容器部に繋がるものであり、
    ここで、前記第1の方向切り替え活栓は、前記過剰空気を前記圧力計部へ送る方向の他、前記過剰空気を前記排出口部の方向への切り替えを行うものであり、
    前記第2の方向切り替え活栓は、前記過剰空気を前記容器部に捕集する方向の他、前記過剰空気を前記排出口部の方向の外気に開放する切り替えを行うものである請求項1に記載の胸腔内圧測定調整システム。
  3. 前記第1の方向切り替え活栓から前記圧力計部に向かう経路の途中、または該第1の方向切り替え活栓の取付口には、滅菌フィルタが設けられている請求項に記載の胸腔内圧測定調整システム。
  4. 前記容器部は、注射筒である請求項1〜3のいずれか一項に記載の胸腔内圧測定調整システム。
  5. 胸腔内気体排出管を有する胸腔内圧測定調整システムであって、
    前記胸腔内気体排出管は、留置針部に接続するための第1開口と、圧力計部に接続するための第2開口と、吸引器具に接続するための第3開口と、前記第2開口と前記第3開口との間の通気を遮断する栓具を有していることを特徴とする胸腔内圧測定調整システム。
  6. 前記胸腔内気体排出管は、胸腔内気体を外気に開放するための第4開口を更に有している請求項5に記載の胸腔内圧測定調整システム。
  7. 前記第1開口が留置針部に接続されており、前記第3開口が吸引器具に接続されている請求項5または6に記載の胸腔内圧測定調整システム。
  8. 前記第1開口にチューブが接続されている請求項5〜のいずれか一項に記載の胸腔内圧測定調整システム。
  9. 前記第2開口が圧力計部に接続されている請求項5〜のいずれか一項に記載の胸腔内圧測定調整システム。
  10. 前記圧力計部が20ミリ秒以下の間隔で圧力を計測するものである請求項1〜4および請求項のいずれか一項に記載の胸腔内圧測定調整システム。
  11. 第1〜第3開口を有する胸腔内気体排出管と、前記第1開口に接続されている留置針部と、前記第2開口に接続されている圧力計部と、前記第3開口に接続されている吸引器具と、前記第2開口と前記第3開口との間の通気を遮断する栓具を有している胸腔内圧測定調整システムの動作方法であって、
    (1)前記第1開口と前記第2開口とを連通させている状態で、前記胸腔内気体排出管内の気圧を前記圧力計部により測定するステップと、
    (2)前記第1開口と前記第3開口とを連通させている状態で、前記留置針部から前記吸引器具に気体を搬送する第2ステップと、
    を含むことを特徴とする胸腔内圧測定調整システムの動作方法。
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