JP6959949B2 - 情報端末、プログラム、及び車両管理システム - Google Patents

情報端末、プログラム、及び車両管理システム Download PDF

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Description

本発明は、タクシーに搭載される情報端末、当該情報端末用のプログラム、タクシーの配車を管理する車両管理装置及び車両管理システムに関する。
タクシーの配車を管理するシステムが知られている。特許文献1には、タクシーに乗車したいユーザの端末においてタクシーの配車を要求する操作が行われた場合に、タクシーに搭載された端末(以下、「タクシー端末」という。)に対して、迎車を要求する情報(以下、「迎車要求」という。)を送信する車両管理装置が開示されている。
特開2017−204042号公報
タクシーが駅、空港、病院等の付け待ち場において乗客を待っている間、付け待ち場の構造によっては、タクシー端末が迎車の要求を受信したとしても、タクシーが迎車に向かえない場合がある。従来、タクシー事業者は、タクシー端末から送信される迎車可否に関する応答に基づいて配車の処理を行っている。したがって、タクシー事業者が、このように迎車に向かえないタクシー端末に迎車要求を送信すると、無駄な情報が送信されることになるので、配車が遅延してしまう場合がある。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、タクシーの配車を迅速化することを目的とする。
本発明の第1の態様の情報端末は、タクシーに搭載される情報端末である。当該情報端末は、前記タクシーに迎車要求を送信する車両管理装置が迎車要求を送信しない非送信エリアを示すエリア情報を取得するエリア情報取得部と、前記タクシーが前記非送信エリアにいる場合であっても前記迎車要求を受け付けられるようにするための許可操作を受け付ける操作受付部と、前記操作受付部が前記許可操作を受け付けた場合に、前記迎車要求の送信を許可することを示す許可情報を前記車両管理装置に送信する情報送信部と、を有する。
前記情報端末は、前記タクシーの位置を特定する位置特定部をさらに有し、前記操作受付部は、前記位置特定部が特定した位置が前記非送信エリアに含まれていることを条件として前記許可操作を受け付けてもよい。
前記操作受付部は、前記非送信エリアにいる前記タクシーが、前記非送信エリア内から前記非送信エリア外に移動できる位置にいることを条件として前記許可操作を受け付けてもよい。また、前記操作受付部は、前記タクシーが前記非送信エリアに入ってから前記非送信エリアに関連付けられた所定の時間範囲内であることを条件として前記許可操作を受け付けてもよい。
前記操作受付部は、前記タクシーが空車であることを条件として前記許可操作を受け付けてもよい。前記情報端末が、前記タクシーが空車になるまでの時間を予測する予測部をさらに有し、前記操作受付部は、前記予測部が予測した時間が所定の時間以内であると判定した場合に前記許可操作を受け付けてもよい。
前記情報端末は、情報を表示するための表示部をさらに有し、前記操作受付部は、前記タクシーが前記非送信エリアにいる場合に、前記タクシーが前記非送信エリアにいることを示す情報と、前記許可操作を受け付けるための操作用画像とを前記表示部に表示させてもよい。
前記情報送信部は、前記許可情報を送信した後に前記タクシーが前記非送信エリア内の所定の位置に到達した場合に、迎車の受付を禁止することを示す禁止情報を前記車両管理装置に対して送信してもよい。
前記情報送信部は、前記許可情報を送信してから前記非送信エリアに関連付けられた所定の時間が経過した場合に、迎車の受付を禁止することを示す禁止情報を前記車両管理装置に対して送信してもよい。
本発明の第2の態様のプログラムは、タクシーに搭載される情報端末用のプログラムである。当該プログラムは、前記情報端末を、前記タクシーに迎車要求を送信する車両管理装置が迎車要求を送信しない非送信エリアを示すエリア情報を取得するエリア情報取得部、前記タクシーが前記非送信エリアにいる場合であっても前記迎車要求を受け付けられるようにするための許可操作を受け付ける操作受付部、及び前記操作受付部が前記許可操作を受け付けた場合に、前記迎車要求の送信を許可することを示す許可情報を前記車両管理装置に送信する情報送信部、として機能させる。
本発明の第3の態様の車両管理装置は、タクシーの配車を要求するユーザの通信端末から配車要求を受信するメッセージ受信部と、前記メッセージ受信部が前記配車要求を受信した時点で、迎車要求を受け付けることが禁止された非送信エリア以外のエリアにタクシーがいる場合、又は前記非送信エリアにいるタクシーから前記迎車要求の送信を許可することを示す許可情報を受信済である場合に、前記迎車要求を当該タクシーに送信するメッセージ送信部と、を有する。
本発明の第4の態様の車両管理システムは、タクシーに搭載された情報端末と、前記タクシーに迎車要求を送信する車両管理装置と、を備える。前記情報端末は、前記タクシーが迎車要求を受け付けることが禁止された非送信エリアを示すエリア情報を取得するエリア情報取得部と、前記タクシーが前記非送信エリアにいる場合であっても前記迎車要求を受け付けられるようにするための許可操作を受け付ける操作受付部と、前記操作受付部が前記許可操作を受け付けた場合に、前記迎車要求の送信を許可することを示す許可情報を前記車両管理装置に送信する情報送信部と、を有する。前記車両管理装置は、前記許可情報を取得する許可情報取得部と、配車を要求するユーザの通信端末から配車要求を受信するメッセージ受信部と、前記メッセージ受信部が前記配車要求を受信した時点で、前記タクシーが前記非送信エリア以外のエリアにいる場合、又は前記非送信エリアにいる前記タクシーから前記許可情報を受信済である場合に、前記迎車要求を前記タクシーに送信するメッセージ送信部と、を有する。
本発明によれば、タクシーの配車を迅速化することができるという効果を奏する。
車両管理システムの概要を説明するための図である。 タクシー端末の構成例を示す図である。 車両管理装置の構成例を示す図である。 車両状態データベースに含まれるデータの一例を示す図である。 非送信エリアとしての付け待ち場の例を示す図である。 タクシー端末が予測部を有する場合の構成例を示す図である。 車両管理システムにおける通信シーケンスの一例を示す図である。 操作受付部が実行する迎車許可処理のフローチャートである。 メッセージ送信部が迎車要求を送信するタクシーを選択する処理のフローチャートである。
[車両管理システムSの概要]
図1は、車両管理システムSの概要を説明するための図である。車両管理システムSは、タクシーTを利用するユーザの要求に応じてタクシーTを配車するためのシステムであり、複数のユーザ端末1(ユーザ端末1−1からユーザ端末1−M、Mは自然数)と、複数のタクシー端末2(タクシー端末2−1からタクシー端末2−N、Nは自然数)と、車両管理装置3とを備える。
ユーザ端末1は、タクシーTを利用するユーザの情報端末であり、例えばスマートフォン、タブレット、又はパーソナルコンピュータである。ユーザ端末1は、無線通信回線及びネットワークNを介して車両管理装置3との間でデータを送受信することができる。ネットワークNは、例えばインターネットである。
タクシー端末2は、タクシーTに搭載された情報端末であり、各種の情報を表示するディスプレイ、及びタクシーの運転手の操作を受け付ける操作部を有している。タクシー端末2は、無線通信回線及びネットワークNを介して車両管理装置3との間でデータを送受信することができる。タクシー端末2は、定期的にタクシーTの位置を示す位置情報を車両管理装置3に送信する。
車両管理装置3は、例えばタクシー会社が管理しているサーバであり、ユーザ端末1から送信されたユーザからの配車要求に応じて、予め車両管理装置3に登録された複数のタクシーTから、迎車するタクシーTを選択する。車両管理装置3は、例えばタクシー会社の配車担当者の操作に基づいて、複数のタクシーTに搭載された複数のタクシー端末2に迎車要求を送信し、迎車することを運転手が承認したタクシーTを選択する。車両管理装置3は、配車要求を受けたことに応じて、ユーザの位置に到達できるまでの所要時間が短い順番にタクシーTの優先順位を決定し、優先順位が高いタクシーTのタクシー端末2から順番に迎車要求を送信してもよい。
ところで、タクシーTは、迎車要求を受けたとしても迎車することができない場合がある。例えば、タクシーTが駅、空港、病院等の施設におけるタクシー待機場である付け待ち場において乗客を待っている間には、タクシー端末2が迎車要求を受信したとしても、タクシーTが迎車をできない場合がある。迎車をできないタクシーTに迎車要求を送信すると、運転手にとって煩わしい上に、無駄な迎車要求が送信されることになってしまう。無駄な迎車要求を送信しないために、車両管理装置3は、タクシーTに対して迎車要求を送信しない場所として予め設定された非送信エリアにタクシーTが滞在している場合には、原則として迎車要求をタクシー端末2に送信しない。しかしながら、付け待ち場の構造、又は付け待ち場におけるタクシーTが停車している位置によっては、非送信エリアであってもタクシーTが迎車することができる場合もある。
そこで、車両管理装置3は、タクシー端末2から、迎車要求の送信を許可することを示す許可情報を受信した場合、タクシーTが非送信エリアにいるとしても迎車要求をタクシー端末2に送信する。車両管理装置3がこのように動作することにより、車両管理装置3は、迎車することができない蓋然性が高い非送信エリアにいる全てのタクシーTに対して迎車要求を送信することなく、非送信エリアにいても迎車が可能なタクシーTに対して迎車要求を送信することができる。その結果、迎車要求を受信でき、かつ迎車が可能なタクシーTの数が増えるので、ユーザから配車要求を受けてから迎車するタクシーTを選択するまでの時間が短縮されるので、タクシーの配車を迅速化することができる。
以下、タクシー端末2及び車両管理装置3の構成及び動作を詳細に説明する。
[タクシー端末2の構成]
図2は、タクシー端末2の構成例を示す図である。タクシー端末2は、通信部21と、表示部22と、操作部23と、GPS(Global Positioning System)受信機24と、記憶部25と、制御部26とを有する。
通信部21は、ネットワークNを介して車両管理装置3とデータを送受信するための通信インターフェイスであり、例えば無線通信コントローラを有する。通信部21は、車両管理装置3から受信したデータを制御部26に通知する。また、通信部21は、制御部26から入力されたデータをネットワークNに送信する。
表示部22は、タクシーTの運転手に通知するための情報を表示するデバイスであり、例えばディスプレイである。表示部22は、音声を出力するスピーカを含んでもよい。操作部23は、タクシーTの運転手の操作を受け付けるためのデバイスであり、例えば表示部22に重ねて設けられたタッチパネルを含む。
GPS受信機24は、GPSの衛星から送信される電波を受信し、受信した電波に含まれる情報に基づいて、タクシーTの位置を示す経度・緯度を算出する。GPS受信機24は、算出した経度・緯度を制御部26に通知する。
記憶部25は、各種のデータを記憶するためのデバイスであり、例えばROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びハードディスク等の記憶媒体を含む。記憶部25は、制御部26が実行するプログラムを記憶する。また、記憶部25は、車両管理装置3から受信した非送信エリアを示すエリア情報を記憶する。
制御部26は、例えばCPU(Central Processing Unit)であり、記憶部25に記憶されたプログラムを実行することにより、情報取得部261、位置特定部262、操作受付部263及び情報送信部264として機能する。
情報取得部261は、車両管理装置3から各種の情報を取得する。情報取得部261は、例えば迎車要求を車両管理装置3から取得する。情報取得部261は、迎車要求を取得したことを操作受付部263に通知する。
また、情報取得部261はエリア情報取得部として機能し、通信部21を介して、車両管理装置3が迎車要求を送信しない非送信エリアを示すエリア情報を車両管理装置3から取得する。エリア情報は、例えば、非送信エリアの境界位置、又は非送信エリア内の複数の位置の経度・緯度を示す情報である。情報取得部261は、取得したエリア情報を記憶部25に記憶させる。
迎車の送信を禁止すべきか否かが日時又は時間帯によって変化する場合も想定される。そこで、情報取得部261は、日時及び時間帯の少なくともいずれかに関連付けられた複数のエリア情報を取得し、日時又は時間帯に関連付けて、記憶部25にエリア情報を記憶させてもよい。
位置特定部262は、タクシーTの位置に対応する経度・緯度を示す位置情報をGPS受信機24から取得し、取得した位置情報に基づいてタクシーTの位置を特定する。位置特定部262は、特定した位置を操作受付部263に通知する。
操作受付部263は、タクシーTの運転手による操作を受け付ける。具体的には、操作受付部263は、操作用画面を表示部22に表示させ、操作用画面を表示している間に操作部23において検出された操作位置に基づいて、運転手が操作した内容を特定する。操作受付部263は、情報取得部261から迎車要求の通知を受けると、迎車要求があったことを示す情報とともに、迎車要求を受け付けるか否かを入力するための操作用画像を表示部22に表示させる。操作受付部263は、迎車要求があったことを示す音声をスピーカに出させてもよい。操作受付部263は、操作部23において迎車要求を受け付ける操作が行われたことを検出すると、迎車要求を受け付ける操作が行われたことを情報送信部264に通知する。
また、操作受付部263は、タクシーTが非送信エリアにいる場合であっても迎車要求を受け付けられるようにするための許可操作を受け付ける。具体的には、操作受付部263は、位置特定部262が特定した位置に基づいてタクシーTが非送信エリアにいることを条件として、車両管理装置3による迎車要求の送信を許可するための許可操作を受け付ける。
より具体的には、操作受付部263は、タクシーTが非送信エリアにいると判定した場合に、タクシーTが非送信エリアにいることを示す情報と、迎車要求の送信を許可するための許可操作を受け付けるための操作用画像とを表示部22に表示させる。操作受付部263は、例えば、タクシーTが非送信エリアにおいて停止していると判定したことを条件として、許可操作を受け付けるための操作用画像を表示部22に表示させる。操作受付部263は、運転手が当該操作用画像を操作したことを検出すると、情報送信部264を介して、許可操作が行われたことを車両管理装置3に通知する。操作受付部263がこのように動作することで、タクシーTが非送信エリアにいる場合であっても、車両管理装置3から迎車要求が送信され、タクシーTの運転手が迎車要求を受け付けることが可能になる。
情報送信部264は、迎車要求の送信を許可する操作が行われたことが操作受付部263から通知されると、通信部21を介して、迎車要求を受け付けることを示す迎車応答を車両管理装置3に送信する。また、情報送信部264は、操作受付部263が許可操作を受け付けた場合に、迎車要求の送信を許可することを示す許可情報を車両管理装置3に送信する。許可情報には、タクシーTを識別するためのタクシーIDが含まれている。情報送信部264は、タクシーTの位置を示す位置情報を許可情報とともに車両管理装置3に送信してもよい。
情報送信部264は、タクシーTが、非送信エリア内において迎車要求を受け付けることができる所定の位置にいることを条件として、許可情報を車両管理装置3に送信してもよい。情報送信部264は、例えば、操作受付部263が許可操作を受け付けたとしても、付け待ち場における乗車位置から所定の範囲内にタクシーTがいる場合には、許可情報を送信しない。情報送信部264がこのように動作することで、乗客を乗せる直前、又は乗客を乗せている間であるにもかかわらず迎車要求がタクシーTに送信されてしまうことを防止できる。
情報送信部264は、例えば、位置特定部262を介してGPS受信機24から受信したタクシーTの位置を示す位置情報、付け待ち場に備えられた情報発信機から受信した近距離無線通信ビーコンの強度、又はタクシーTに備えられたカメラによる撮像画像に含まれる建物等を認識した結果に基づいて、タクシーTが乗車位置から所定の範囲内にいることを特定することができる。
情報送信部264は、許可情報を送信した後にタクシーTが非送信エリア内の所定の位置に到達した場合に、迎車の受付を禁止することを示す禁止情報を車両管理装置3に対して送信してもよい。情報送信部264は、例えば、付け待ち場における乗車位置から所定の距離の位置にタクシーTが到達した場合に、禁止情報を車両管理装置3に送信する。
情報送信部264は、許可情報を送信してから非送信エリアに関連付けられた所定の時間が経過した場合に、迎車の受付を禁止することを示す禁止情報を車両管理装置に対して送信してもよい。所定の時間は、例えば、タクシーTが付け待ち場に入ってから乗車位置に到達するまでの所要時間の平均値又は中央値である。情報送信部264がこのように禁止情報を送信することによっても、乗客を乗せる直前、又は乗客を乗せている間であるにもかかわらず迎車要求がタクシーTに送信されてしまうことを防止できる。
[車両管理装置3の構成]
図3は、車両管理装置3の構成例を示す図である。車両管理装置3は、通信部31と、記憶部32と、制御部33とを有する。通信部31は、ネットワークNを介してユーザ端末1及びタクシー端末2とデータを送受信するための通信インターフェイスであり、例えばLAN(Local Area Network)コントローラを有する。通信部31は、ユーザ端末1及びタクシー端末2から受信したデータを制御部33に通知する。また、通信部31は、制御部33から入力されたデータをネットワークNに送信する。
記憶部32は、各種のデータを記憶するためのデバイスであり、例えばROM、RAM及びハードディスク等の記憶媒体を含む。記憶部32は、制御部33が実行するプログラムを記憶する。また、制御部33は、複数のタクシーTそれぞれの状態を管理するための車両状態データベースを記憶している。
図4は、車両状態データベースに含まれるデータの一例を示す図である。図4に示す例においては、車両IDと、車両の位置を示す情報と、タクシーTが空車であるか否かを示す空車フラグと、タクシーTが非送信エリアにいるか否かを示す非送信エリアフラグと、迎車要求の送信が許可されているか否かを示す許可フラグとが関連付けられている。車両IDは、タクシーTを識別するための識別情報であり、タクシー端末2に割り当てられた識別情報であってもよい。タクシー端末2は、例えば、タクシーTが空車であるか否かといったタクシーTのステータスを、タクシー端末2と通信可能なタクシーメーターから取得し、ステータスを示す情報を車両管理装置3に送信する。
図4の位置情報欄における数字は、タクシーTがいる位置の経度及び緯度を示している。図4の空車フラグ欄における○は、タクシーTが空車の状態であることを示しており、×は、タクシーTが賃走中又は迎車中であることを示している。図4の非送信エリアフラグ欄における〇は、タクシーTが非送信エリアにいることを示しており、×は、非送信エリアにいないことを示している。図4において、許可フラグ欄における〇は迎車受付が許可されていることを示しており、×は迎車受付が許可されていないことを示している。非送信エリアにいないタクシーTにおける許可フラグは、迎車要求の送信が許可されていることを示す状態になっている。図4に示す例において、車両IDが0003のタクシーT、及び車両IDが0005のタクシーTは、非送信エリアにいるが、迎車要求の送信が許可されている。
図3の説明に戻り、制御部33は、例えばCPUである。制御部33は、記憶部32に記憶されたプログラムを実行することにより、エリア情報管理部331、情報取得部332、メッセージ受信部333及びメッセージ送信部334として機能する。
エリア情報管理部331は、非送信エリアであることを示すエリア情報の設定を外部装置(不図示)から受け付けて、設定されたエリア情報を記憶部32に記憶させる。外部装置は、例えば車両管理装置3を使用するタクシー会社の従業員が使用するコンピュータであり、エリア情報管理部331は、通信部31を介して、当該コンピュータにおいて入力されたエリア情報を取得する。
情報取得部332は、複数のタクシーTに搭載された複数のタクシー端末2から送信された情報を取得する。情報取得部332は、例えば、情報送信部264から送信された、それぞれのタクシーTの位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部、及び迎車要求の送信を許可することを示す許可情報を取得する許可情報取得部として機能する。情報取得部332は、位置情報を取得すると、車両IDに関連付けて車両状態データベースに登録された位置情報を更新する。また、情報取得部332は、許可情報を取得すると、車両IDに関連付けて車両状態データベースに登録された許可フラグを更新する。
メッセージ受信部333は、配車を要求するユーザのユーザ端末1から配車要求を受信する。メッセージ受信部333は、ユーザの位置を示す位置情報とともに配車要求を受信する。メッセージ受信部333は、受信した配車要求及び位置情報をメッセージ送信部334に通知する。
また、メッセージ受信部333は、メッセージ送信部334が迎車要求を送信したタクシーTから、迎車要求を受け付けることを示す迎車応答を受信する。メッセージ受信部333は、迎車応答を受信したことをメッセージ送信部334に通知する。
メッセージ送信部334は、迎車を要求するための迎車要求をタクシーTに送信する。メッセージ送信部334は、例えば、メッセージ受信部333が配車要求を受信した時点で車両状態データベースを参照することによりタクシーTの状態を確認し、迎車要求を受け付けることができるタクシーTに対して迎車要求を送信する。すなわち、メッセージ送信部334は、タクシーTが非送信エリア以外のエリアにいる場合、又は非送信エリアにいるタクシーTから許可情報を受信済である場合に、迎車要求を送信する。メッセージ送信部334は、タクシーTが非送信エリアにいるか否かを判定できない場合にも、タクシーTに迎車要求を送信する。
メッセージ送信部334は、迎車要求の送信が許可された複数のタクシーTに対して同時に迎車要求を送信してもよく、迎車要求の送信が許可された複数のタクシーTから選択した一以上のタクシーTに対して迎車要求を送信してもよい。メッセージ送信部334は、例えば、迎車要求の送信が許可された複数のタクシーTそれぞれがユーザ端末1の位置に到達するまでの距離又は時間を算出し、算出した距離又は時間が短い順番に迎車要求を送信する。メッセージ送信部334がこのように動作することにより、ユーザ端末1の位置に最も早く到達することができるタクシーTに対して迎車要求を送信することができるので、ユーザの待ち時間を短縮することができる。
メッセージ送信部334は、車両状態データベースを参照することにより、迎車要求の送信が許可されたタクシーT(例えば、非送信エリア以外のエリアにいるタクシーT、及び非送信エリアにいるタクシーTのうち許可情報を受信済であるタクシーT)を示す情報をディスプレイに表示させたり、外部装置に送信したりしてもよい。この場合、メッセージ送信部334は、迎車要求の送信が許可された一以上のタクシーTを認識したタクシー会社の配車担当者により選択されたタクシーTに対して迎車要求を送信する。
メッセージ送信部334は、車両状態データベースの空車フラグを参照することにより、タクシーTが空車状態であることを条件として迎車要求を送信してもよい。メッセージ送信部334がこのように動作することで、メッセージ送信部334は、迎車することができないタクシーTに対して迎車要求を送信することを防止できる。
また、メッセージ送信部334は、メッセージ受信部333が迎車応答を受信した場合に、配車要求を送信したユーザ端末1に対して、迎車が可能であることを示す迎車情報を送信する。メッセージ送信部334は、迎車するタクシーTがユーザ端末1の位置に到達するまでの所要時間の予測値を含む迎車情報を送信してもよい。
なお、メッセージ送信部334は、車両管理装置3を使用するタクシー会社によって、非通信エリアにいるタクシーTに対して迎車要求を送信しないようにするか、非通信エリアにいるか否かによらずタクシーTに対して迎車要求を送信するかを切り替えてもよい。メッセージ送信部334は、例えば記憶部32に記憶された、タクシー会社を識別するための事業者識別情報と、事業者識別情報に関連付けられた、非通信エリアにいるタクシーTに迎車要求を送信するか否かを示すフラグとに基づいて、タクシーTに対して迎車要求を送信するか否かを決定する。メッセージ送信部334がこのように動作することで、車両管理装置3は、タクシーTを管理するタクシー会社のニーズに応じて、非通信エリアにいるタクシーTに迎車要求を送信するか否かを決定することができる。
[迎車要求の送信を許可する動作の詳細]
以下、操作受付部263が、迎車要求の送信を許可するための操作を受け付ける動作の詳細について説明する。操作受付部263は、タクシーTが非送信エリアにいる場合、タクシーTが非送信エリア内から非送信エリア外に移動できる位置にいることを条件として許可操作を受け付けてもよい。非送信エリア外に移動できる位置は、例えば、付け待ち場における道路に面している位置、又は付け待ち場における末尾から所定の範囲内の位置である。
図5は、非送信エリアとしての付け待ち場の例を示す図である。図5(a)は、非送信エリア外に移動できる付け待ち場の一例として、タクシー乗り場の位置まで道路に面した状態で一列になってタクシーTが待機するタイプの付け待ち場Aを示す図である。図5(b)は、非送信エリア外に移動できない付け待ち場の一例として、駅のロータリーに縦方向及び横方向に並んだ状態でタクシーTが待機するタイプの付け待ち場Bを示す図である。操作受付部263は、図5(a)に示す付け待ち場のように、タクシーTが待機している途中で道路に出ることができる位置にタクシーTがいる場合には、迎車要求の送信を許可するための許可操作を受け付ける。
操作受付部263は、タクシーTが、非送信エリア外に移動できる位置のうち、タクシー乗り場から所定の距離以上離れた位置にいることを条件として許可操作を受け付けてもよい。例えば、操作受付部263は、図5(b)におけるタクシーT8、T9、T10のように、道路に出ることができ、かつ付け待ち場における末尾付近にいる場合には許可操作を受け付ける。一方、操作受付部263は、タクシーTがタクシー乗り場の近くにいる場合には許可操作を受け付けない。例えば、操作受付部263は、図5(b)におけるタクシーT2、T3、T4のように、道路に出ることができる位置にいるとしても、付け待ち場における先頭付近にいる場合には許可操作を受け付けない。
操作受付部263がこのように動作することで、タクシーTがタクシー乗り場に到達するまでに長時間を要する場合に、タクシーTが迎車要求を受けられるようになる。また、タクシー乗り場で乗客を乗せる直前に許可操作が行われて、タクシーTが迎車要求を受けてしまうことを防止できる。
操作受付部263は、タクシーTが非送信エリアに入ってから、非送信エリアに関連付けられた所定の時間範囲内であることを条件として許可操作を受け付けてもよい。非送信エリアに関連付けられた所定の時間範囲は、例えば、タクシーTが非送信エリアに滞在する平均時間に基づいて定められ、タクシー乗り場に到達する可能性がある時刻よりも前の時間範囲である。操作受付部263がこのように動作することによっても、タクシーTがタクシー乗り場で乗客を乗せる直前に車両管理装置3から迎車要求が送信されることを防止できる。
操作受付部263は、所定の非送信エリアにおいては、常に許可操作を受け付けられないようにしてもよい。所定の非送信エリアは、例えば、待機している途中で道路に出ることが困難な付け待ち場である。操作受付部263がこのように動作することで、待機している途中で迎車するために道路に出ることが困難な場所にいるタクシーTに迎車要求が送信されてしまうことを防止できる。
また、操作受付部263は、タクシーTが所属する事業者を識別するための事業者識別情報を記憶部25から読み出して、読み出した事業者識別情報に基づいて、非送信エリアにおいて許可操作を受け付けられるようにするか否かを判定してもよい。操作受付部263がこのように動作することで、事業者によって、付け待ち場等の非送信エリアで迎車要求を受信できるようにするかどうかのニーズが異なる場合に、事業者のニーズに合わせた動作をすることができる。
また、操作受付部263は、タクシーTが空車であることを条件として許可操作を受け付けてもよい。操作受付部263がこのように動作することで、タクシーTが迎車することができないにもかかわらず、迎車要求の送信を許可する操作が行われることを防止できる。
タクシーTが空車でない場合であっても、近いうちに空車になる蓋然性が高い場合には、迎車要求を受け付けられるようにすることが望ましい。そこで、タクシー端末2は、タクシーTが空車になるまでの時間を予測する予測部265をさらに有し、操作受付部263は、予測部265が予測したタクシーTが空車になるまでの時間が所定の時間以内であると判定した場合に許可操作を受け付けてもよい。所定の時間は、例えば、車両管理装置3がユーザ端末1から配車要求を受信してから、迎車要求を受け付けたタクシーTがユーザの位置に到着するまでの時間の平均値又は中央値よりも短い時間である。操作受付部263は、例えばタクシーTの乗客が支払い中である場合に許可操作を受け付ける。
図6は、タクシー端末2が予測部265を有する場合の構成例を示す図である。予測部265は、例えば、位置特定部262が特定した位置と、ユーザ端末1から車両管理装置3に送信された配車要求に含まれる目的地を示す情報とに基づいて、タクシーTが目的地から所定の範囲内に到達した場合に、所定の時間以内に空車になると予測する。予測部265は、運転手により入力された目的地から所定の範囲内に到達した場合に、所定の時間以内に空車になると予測してもよい。操作受付部263が、タクシーTが空車になりそうな時点で許可操作を受け付けることで、タクシーTが空車になった時点で速やかに迎車を受け付けられる場合があるので、配車が迅速化され、ユーザを待たせる時間が短縮される。
なお、予測部265は、空車になるまでの時間を予測した結果を車両管理装置3に通知してもよい。車両管理装置3が、空車になるまでの時間を認識することで、車両管理装置3のメッセージ送信部334は、配車要求を送信したユーザ端末1の位置にタクシーTが到達するまでの所要時間と、タクシーTが空車になるまでの時間とを加算して得られた時間に基づいて、迎車要求を送信するタクシーTの優先順位を決定することができる。また、予測部265は、空車になるまでの時間を予測した結果に基づいて、近いうちに空車になるということを車両管理装置3に通知してもよい。車両管理装置3が、近いうちに空車になるタクシーTを認識することで、迎車要求を送信する対象となるタクシーTの数を増やすことができる。
[動作シーケンス]
図7は、車両管理システムSにおける通信シーケンスの一例を示す図である。図7に示す通信シーケンスは、車両管理装置3がタクシー端末2に対してエリア情報を送信する処理から開始している。タクシー端末2は、エリア情報を受信すると、受信したエリア情報を記憶部25に記憶させる。その後、タクシー端末2は迎車許可処理を実行する(S1)。迎車許可処理の詳細については後述する。
タクシー端末2が迎車許可処理を実行した結果、操作受付部263が、タクシーTの運転手による迎車要求の送信を許可する操作を受け付けると、情報送信部264は、許可情報を車両管理装置3に送信する。車両管理装置3の情報取得部332は、許可情報を受信すると、制御部33に記憶された車両状態データベースにアクセスして、許可情報を送信したタクシー端末2が搭載されているタクシーTの車両IDに関連付けられた許可フラグを許可状態に更新する。
その後、ユーザがユーザ端末1においてタクシーTを呼び出すための操作をすると、ユーザ端末1は配車要求を車両管理装置3に送信する。車両管理装置3のメッセージ受信部333は、配車要求を受信すると、車両状態データベースを参照することにより、タクシーTの位置、及び迎車要求の送信が許可されているか否かに基づいて、迎車要求を送信するタクシーTを選択する(S2)。メッセージ送信部334は、選択したタクシーTに対して迎車要求を送信する。
タクシー端末2の情報取得部261が迎車要求を取得し、運転手が迎車要求を受け付けるための操作を行うと、情報送信部264は、迎車応答を車両管理装置3に送信する。車両管理装置3のメッセージ受信部333が迎車応答を受信すると、メッセージ送信部334は迎車が可能であることを示す迎車情報をユーザ端末1に送信する。ユーザ端末1は、迎車情報を受信すると、タクシーTがユーザ端末1の位置に向かっているということをディスプレイに表示する。
図8は、操作受付部263が実行する迎車許可処理(図7におけるS1)のフローチャートである。図8に示すフローチャートは、車両管理装置3がタクシー端末2に対してエリア情報を送信した時点から開始している。情報取得部261は、車両管理装置3が送信したエリア情報を取得し、取得したエリア情報を記憶部25に記憶させる(S11)。
その後、操作受付部263は、位置特定部262が取得した位置情報に基づいて、タクシーTの位置を特定する(S12)。操作受付部263は、特定したタクシーTの位置が、エリア情報が示している非送信エリアに含まれるか否かを判定する(S13)。操作受付部263は、タクシーTの位置が非送信エリアに含まれていると判定した場合(S13においてYES)、タクシーTが停車中か否かを判定する(S14)。操作受付部263は、タクシーTが停車中であると判定した場合(S14においてYES)、処理をS15に進める。
続いて、操作受付部263は、迎車要求が送信されない非送信エリアにいることを示す情報とともに、迎車要求の送信を許可する操作を行うための許可操作画面を表示部22に表示させる(S15)。操作受付部263は、許可操作画面を表示部22に表示させた状態で、迎車要求を受け付ける許可操作が行われたか否かを判定する(S16)。操作受付部263は、許可操作画面において迎車要求の送信を許可する操作が行われたと判定した場合(S16においてYES)、情報送信部264に対して、許可情報を車両管理装置3に送信するように指示する(S17)。操作受付部263は、許可操作画面において迎車要求の送信を許可する操作が行われていない場合、処理をS15に戻す。
操作受付部263は、S13において、タクシーTの位置が非送信エリアに含まれていないと判定した場合(S13においてNO)、及びタクシーTが停車中でないと判定した場合(S14においてNO)、S12に処理を戻す。
図9は、メッセージ送信部334が迎車要求を送信するタクシーTを選択する処理(図7におけるS2)のフローチャートである。図9に示すフローチャートは、ユーザ端末1が車両管理装置3に対して配車要求を送信した時点から開始している。
メッセージ送信部334は、ユーザ端末1から配車要求を受信すると(S21)、配車要求に含まれる位置情報に基づいて、ユーザ端末1が配車要求を送信した時点でのユーザ端末1のユーザの位置を特定する(S22)。メッセージ送信部334は、特定したユーザ端末1の位置と、複数のタクシーTそれぞれの位置との関係に基づいて、迎車要求を送信する候補となるタクシーTを選択する(S23)。
続いて、メッセージ送信部334は、タクシーTが非送信エリアに滞在しているか否かを判定する(S24)。メッセージ送信部334は、選択したタクシーTが非送信エリアに滞在していると判定した場合、車両状態データベース内の許可フラグを参照し、迎車要求の送信が許可されているか否かを判定する(S25)。
メッセージ送信部334は、迎車要求の送信が許可されていると判定した場合(S25においてYES)、選択したタクシーTに対して迎車要求を送信する(S26)。メッセージ送信部334は、迎車要求の送信が許可されていないと判定した場合(S25においてNO)、他の候補となるタクシーTを選択して、S24に処理を戻す(S27)。
なお、図7から図9に示した処理の流れは一例に過ぎず、タクシー端末2及び車両管理装置3は、異なる順序で処理を実行してもよい。例えば、図9に示したフローチャートにおいては、1台のタクシーTに迎車要求を送信することが想定されていたが、迎車要求の送信が許可されている複数のタクシーTに対して同時に迎車要求を送信してもよい。
[第1変形例]
以上の説明においては、迎車要求の受付を許可することを示す許可情報が、許可する場合と許可しない場合との2つの場合を示す情報であったが、許可情報はこれに限らない。運転手は、迎車をぜひ行いたいという場合もあれば、迎車が必要であれば行ってもよいという場合もある。そこで、許可情報は、運転手が迎車要求を受け付ける希望の強さに対応する複数の状態を識別するための情報を含んでもよい。許可情報は、例えば、運転手が迎車要求を受け付けたいという希望が最も強いレベルであることを示す第1情報と、運転手が迎車要求を受け付けたいという希望が中間レベルであることを示す第2情報と、運転手が迎車要求を受け付けたいという希望が最も弱いレベルであることを示す第3情報のいずれかを含む。
操作受付部263は、迎車要求の強さを入力するための画面を表示部22に表示させ、迎車要求を受け付けたいという希望の強さの選択操作を受け付ける。操作受付部263は、選択された希望の強さに対応する情報を含む許可情報を情報送信部264に通知する。情報送信部264は、通知された許可情報を車両管理装置3に送信する。
この場合、車両管理装置3のメッセージ送信部334は、許可情報に含まれる迎車要求を受け付けたいという希望レベルに基づいて決定した順番に迎車要求を送信してもよい。具体的には、メッセージ送信部334は、迎車要求を受け付けたいという希望レベルが高いタクシーTから順番に迎車要求を送信する。メッセージ送信部334は、ユーザの位置に到着できるまでの所要時間の差が所定の範囲内であることを条件として、希望レベルの高さに基づく順番に迎車要求を送信してもよい。メッセージ送信部334がこのように希望レベルに基づいて迎車要求を送信することで、迎車を希望する運転手に優先的に迎車をさせることが可能になり、運転手のモチベーションの向上につながる。
[第2変形例]
以上の説明においては、操作受付部263が許可操作を受け付けた場合に、情報送信部264が許可情報を車両管理装置3に送信する場合を例示したが、非送信エリアにいるタクシーTが迎車要求を受けられるようにする方法はこれに限らない。情報送信部264が許可情報を車両管理装置3に送信せず、操作受付部263が、タクシーTが非送信エリアにおり、かつ許可操作を受け付け済である場合に迎車要求があったことを運転手に通知し、タクシーTが非送信エリアにおり、かつ許可操作を受け付けていない場合に迎車要求があったことを運転手に通知しないようにしてもよい。操作受付部263がこのように動作することで、車両管理装置3が、タクシーTが非送信エリアにいるか否かに基づいて迎車要求を送信するか否かを制御できない場合であっても、タクシーTが非送信エリアにいる間には原則として迎車要求が運転手に通知されず、運転手が許可した場合に限って迎車要求が運転手に通知される。
[車両管理システムSによる効果]
以上説明したように、車両管理システムSにおけるタクシー端末2は、タクシーTが、迎車要求を送信する対象でない非送信エリアにいる場合であっても、迎車要求の送信を許可するための許可操作を受け付ける。そして、タクシー端末2は、許可操作が行われた場合に、迎車要求の送信を許可することを示す許可情報を車両管理装置3に送信する。車両管理装置3は、許可情報を受信した場合、タクシーTが非送信エリアにいる場合であっても、迎車要求をタクシーTのタクシー端末2に送信する。
タクシー端末2及び車両管理装置3がこのように動作することにより、迎車要求を送信する対象でない非送信エリアにタクシーTがいる場合であっても、タクシーTが迎車をすることができる状態である場合には、タクシーTの運転手が迎車の要求があることを認識することができる。したがって、タクシーTの配車を希望しているユーザがいる場合に、タクシー会社が迎車をするタクシーTを迅速に決定することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
1 ユーザ端末
2 タクシー端末
3 車両管理装置
21 通信部
22 表示部
23 操作部
24 GPS受信機
25 記憶部
26 制御部
31 通信部
32 記憶部
33 制御部
261 情報取得部
262 位置特定部
263 操作受付部
264 情報送信部
265 予測部
331 エリア情報管理部
332 情報取得部
333 メッセージ受信部
334 メッセージ送信部

Claims (10)

  1. タクシーに搭載される情報端末であって、
    前記タクシーに迎車要求を送信する車両管理装置が迎車要求を送信しない非送信エリアを示すエリア情報を取得するエリア情報取得部と、
    前記タクシーが前記非送信エリアにいる場合であっても前記迎車要求を受け付けられるようにするための許可操作を受け付ける操作受付部と、
    前記操作受付部が前記許可操作を受け付けた場合に、前記迎車要求の送信を許可することを示す許可情報を前記車両管理装置に送信する情報送信部と、
    情報を表示するための表示部を有し、
    前記操作受付部は、前記タクシーが前記非送信エリアにおいて停止していると判定した場合に、前記タクシーが前記非送信エリアにいることを示す情報と、前記許可操作を受け付けるための操作用画像とを前記表示部に表示させる、
    情報端末。
  2. 前記タクシーの位置を特定する位置特定部をさらに有し、
    前記操作受付部は、前記位置特定部が特定した位置が前記非送信エリアに含まれていることを条件として前記許可操作を受け付ける、
    請求項1に記載の情報端末。
  3. 前記操作受付部は、前記非送信エリアにいる前記タクシーが、前記非送信エリア内から前記非送信エリア外に移動できる位置にいることを条件として前記許可操作を受け付ける、
    請求項1又は2に記載の情報端末。
  4. 前記操作受付部は、前記タクシーが前記非送信エリアに入ってから前記非送信エリアに関連付けられた所定の時間範囲内であることを条件として前記許可操作を受け付ける、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の情報端末。
  5. 前記操作受付部は、前記タクシーが空車であることを条件として前記許可操作を受け付ける、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の情報端末。
  6. 前記タクシーが空車になるまでの時間を予測する予測部をさらに有し、
    前記操作受付部は、前記予測部が予測した時間が所定の時間以内であると判定した場合に前記許可操作を受け付ける、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の情報端末。
  7. 前記情報送信部は、前記許可情報を送信した後に前記タクシーが前記非送信エリア内の所定の位置に到達した場合に、迎車の受付を禁止することを示す禁止情報を前記車両管理装置に対して送信する、
    請求項1からのいずれか一項に記載の情報端末。
  8. 前記情報送信部は、前記許可情報を送信してから前記非送信エリアに関連付けられた所定の時間が経過した場合に、迎車の受付を禁止することを示す禁止情報を前記車両管理装置に対して送信する、
    請求項1からのいずれか一項に記載の情報端末。
  9. タクシーに搭載される情報端末用のプログラムであって、前記情報端末を、
    前記タクシーに迎車要求を送信する車両管理装置が迎車要求を送信しない非送信エリアを示すエリア情報を取得するエリア情報取得部、
    前記タクシーが前記非送信エリアにいる場合であっても前記迎車要求を受け付けられるようにするための許可操作を受け付ける操作受付部、及び
    前記操作受付部が前記許可操作を受け付けた場合に、前記迎車要求の送信を許可することを示す許可情報を前記車両管理装置に送信する情報送信部、
    情報を表示するための表示部、
    として機能させ
    前記操作受付部は、前記タクシーが前記非送信エリアにおいて停止していると判定した場合に、前記タクシーが前記非送信エリアにいることを示す情報と、前記許可操作を受け付けるための操作用画像とを前記表示部に表示させる、
    機能を実現させるためのプログラム。
  10. タクシーに搭載された情報端末と、前記タクシーに迎車要求を送信する車両管理装置と、を備え、
    前記情報端末は、
    前記タクシーが迎車要求を受け付けることが禁止された非送信エリアを示すエリア情報を取得するエリア情報取得部と、
    前記タクシーが前記非送信エリアにいる場合であっても前記迎車要求を受け付けられるようにするための許可操作を受け付ける操作受付部と、
    前記操作受付部が前記許可操作を受け付けた場合に、前記迎車要求の送信を許可することを示す許可情報を前記車両管理装置に送信する情報送信部と、
    情報を表示するための表示部と、
    を有し
    前記操作受付部は、前記タクシーが前記非送信エリアにおいて停止していると判定した場合に、前記タクシーが前記非送信エリアにいることを示す情報と、前記許可操作を受け付けるための操作用画像とを前記表示部に表示させ、
    前記車両管理装置は、
    前記許可情報を取得する許可情報取得部と、
    配車を要求するユーザの通信端末から配車要求を受信するメッセージ受信部と、
    前記メッセージ受信部が前記配車要求を受信した時点で、前記タクシーが前記非送信エリア以外のエリアにいる場合、又は前記非送信エリアにいる前記タクシーから前記許可情報を受信済である場合に、前記迎車要求を前記タクシーに送信するメッセージ送信部と、
    を有する車両管理システム。
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