JP6958276B2 - Air conditioning system - Google Patents
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Description
本発明は、車両用の空調システムに関するものである。 The present invention relates to an air conditioning system for a vehicle.
従来、車室内の空調を行う空調システムが知られている。特許文献1に記載の空調システムは、インストルメントパネルに設けられた吹出口から吹き出される空調風の風量を、車両前後方向に移動する前座席の位置に応じて調整するものである。具体的には、この空調システムは、前座席の位置が吹出口に近づくほど、吹出口から吹き出される風量を小さくし、前座席の位置が吹出口から遠くなるほど、吹出口から吹き出される風量を大きくしている。
Conventionally, an air conditioning system for air conditioning the interior of a vehicle is known. The air-conditioning system described in
ところで、近年、吹出口から吹き出された空調風を乗員に到達するまでに拡散させ、乗員の身体全体に空調風を均一に供給する、いわゆる「包み込み送風」のニーズが高まっている。この包み込み送風により、乗員をリラックスさせることが可能である。 By the way, in recent years, there is an increasing need for so-called "wrapping air blowing" in which the air-conditioning air blown out from the air outlet is diffused by the time it reaches the occupant and the air-conditioning air is uniformly supplied to the entire occupant's body. It is possible to relax the occupants by this wrapping blast.
これに対し、特許文献1に記載の空調システムは、前座席の位置が吹出口に近づいた場合、吹出口から吹き出された空調風がその前座席に着座する乗員の身体の1か所に集中して送風されてしまう。そのため、この空調システムは、前座席の位置によって、包み込み送風ができない場合が生じることとなる。
On the other hand, in the air conditioning system described in
本発明は上記点に鑑みて、前座席の位置に関わらず、包み込み送風を行うことの可能な空調システムを提供することを目的とする。 In view of the above points, it is an object of the present invention to provide an air conditioning system capable of wrapping and blowing air regardless of the position of the front seat.
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、車両前後方向に移動可能な可動部(32、33)を少なくとも一部に有する前座席(3)を備えた車両(2)に搭載される空調システムであって、
空調風を送風する送風機(13)、その送風機により送風される空調風を前座席に着座する乗員(6)に対し車両前方から吹き出す第1吹出口(110)、および、送風機により送風される空調風を前座席に着座する乗員に対し車両後方から吹き出す第2吹出口(210)を有する空調装置(10)と、
前座席が有する可動部の位置または角度を検出する位置検出部(30、34)と、
位置検出部により検出される可動部の位置または角度に応じて空調装置の駆動を制御する制御装置(40)と、を備え、
制御装置は、
可動部が車両前後方向に移動する範囲の全域もしくは一部において、
可動部が第1吹出口に近づくほど、第1吹出口から吹き出される風量を小さくし、第2吹出口から吹き出される風量を大きくし、
可動部が第2吹出口に近づくほど、第1吹出口から吹き出される風量を大きくし、第2吹出口から吹き出される風量を小さくする。
In order to achieve the above object, the invention according to
A blower (13) that blows air-conditioning air, a first outlet (110) that blows air-conditioning air blown by the blower from the front of the vehicle to an occupant (6) seated in the front seat, and air-conditioning blown by the blower. An air conditioner (10) having a second outlet (210) that blows wind from the rear of the vehicle to the occupants seated in the front seats.
Position detection units (30, 34) that detect the position or angle of the movable part of the front seat,
A control device (40) that controls the drive of the air conditioner according to the position or angle of the movable part detected by the position detection unit is provided.
The control device is
In the entire or part of the range where the moving parts move in the front-rear direction of the vehicle
The closer the moving part is to the first outlet, the smaller the air volume blown from the first outlet and the larger the air volume blown from the second outlet.
The closer the movable portion is to the second outlet, the larger the air volume blown from the first outlet and the smaller the air volume blown from the second outlet.
これによれば、制御装置は、第1吹出口と第2吹出口のうち、前座席の可動部に対して遠い方の吹出口から吹き出される風量を大きくする。そのため、その可動部から遠い方の吹出口から吹き出される空調風を乗員に到達するまでに拡散させ、乗員の身体全体に空調風を均一に供給することが可能となる。したがって、この空調システムは、前座席の可動部が車両前後方向のいずれの位置または角度にある場合でも、その前座席に着座する乗員に対して包み込み送風を行うことができる。 According to this, the control device increases the amount of air blown from the first air outlet and the second air outlet, whichever is farther from the movable portion of the front seat. Therefore, the air-conditioning air blown out from the air outlet far from the movable portion can be diffused by the time it reaches the occupant, and the air-conditioning air can be uniformly supplied to the entire body of the occupant. Therefore, this air conditioning system can wrap and blow air to the occupant seated in the front seat regardless of the position or angle of the movable part of the front seat in the front-rear direction of the vehicle.
また、第1吹出口と第2吹出口のそれぞれから吹き出される空調風が乗員付近でぶつかり合い、乗員近傍に空調風が滞留する効果が得られる。したがって、この空調システムは、包み込み空調による乗員の快適感をより高めることができる。さらに、この空調システムは、乗員近傍に空調風が滞留するので、空調効率を高めることもできる。 Further, the air-conditioning air blown from each of the first air outlet and the second air outlet collide with each other in the vicinity of the occupant, and the effect of the air-conditioning air staying in the vicinity of the occupant can be obtained. Therefore, this air conditioning system can further enhance the comfort of the occupants due to the wrapped air conditioning. Further, in this air conditioning system, since the air conditioning air stays in the vicinity of the occupants, the air conditioning efficiency can be improved.
なお、上記各構成に付した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載する具体的構成との対応関係の一例を示したものである。 The reference numerals in parentheses attached to each of the above configurations indicate an example of the correspondence with the specific configurations described in the embodiments described later.
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In each of the following embodiments, the same or equal parts are designated by the same reference numerals, and the description thereof will be omitted.
(第1実施形態)
第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態の空調システム1は、車両2に搭載され、所定の空調モードに応じて温度および湿度を調整した空調風を複数の吹出口から車室内に吹き出すことで、車室内の空気調和を行うものである。
(First Embodiment)
The first embodiment will be described with reference to the drawings. The air-
図1に示すように、この車両2は、前座席3と後座席4を備えている。前座席3は、車両前後方向に延びるレール31と、そのレール31の上を移動可能な座部32および背凭れ33を有している。第1実施形態では、前座席3の座部32が、車両前後方向に移動可能な可動部に相当する。
As shown in FIG. 1, the
空調システム1は、第1空調装置10、第2空調装置20、位置検出部30および制御装置40などを備えている。第1空調装置10は、インストルメントパネル5の内側に設けられている。第1空調装置10は、空調風を生成する第1空調ユニット100と、その第1空調ユニット100で生成された空調風を、前座席3に着座する乗員6に対し車両前方から吹き出す第1吹出口110を有している。
The air-
図4は、第1空調装置10の模式図である。図4に示すように、第1空調装置10は、第1空調ユニット100と、複数のダクト51、52、53を備えている。第1実施形態では、複数のダクトのうち、フェイスダクト51の吹出口が、上述の第1吹出口110に相当する。フェイスダクト51は、インストルメントパネル5に設けられた第1吹出口110から前座席3に着座する乗員6の上半身またはその周囲に向けて空調風を吹き出すことが可能である。なお、第1空調装置10は、第1空調ユニット100と複数のダクト51、52、53とを一体に構成してもよい。または、第1空調装置10の吹出開口部114、115、116から空調風が直接吹き出される構成としてもよい。
FIG. 4 is a schematic view of the
第1空調ユニット100の構成について説明する。第1空調ユニット100は、空調ケース11の内側に、内外気切替ドア12、送風機13、エバポレータ14、ヒータコア15、エアミックスドア16およびモード切替ドア17、18、19などを備えている。空調ケース11に内側には、空気が流れる通風路111が形成されている。また、空調ケース11は、通風路111の空気流れ方向上流側に、車室内の所定箇所から通風路111に内気を導入するための内気導入口112と、車外から通風路111に外気を導入するための外気導入口113を有している。
The configuration of the first
内外気切替ドア12は、内気導入口112の開口面積と、外気導入口113の開口面積を連続的に調整するものである。内外気切替ドア12は、内気導入口112と外気導入口113のうち、一方の開口部を開くほど他方の開口部を閉じるように回転動作する。これにより、内外気切替ドア12は、通風路111に導入される内気の風量と外気の風量の割合を調整することが可能である。
The inside / outside
送風機13は、遠心ファン131と、その遠心ファン131を回転駆動するモータ132などから構成されている。モータ132の駆動と共に遠心ファン131が回転すると、通風路111に空気が送風される。これにより、内気導入口112または外気導入口113から通風路111に内気または外気が導入される。送風機13により送風されて通風路111を流れる空気は、エバポレータ14およびヒータコア15により温度および湿度が調整され、通風路111に連通する複数の吹出開口部114、115、116のいずれかを経由して車室内に吹き出される。
The
エバポレータ14は、通風路111を流れる空気を冷却するための熱交換器である。エバポレータ14は、図示していない圧縮機、凝縮器および膨張弁などと共に周知の冷凍サイクルを構成している。エバポレータ14が有する図示していないチューブの中を、気液二層状態となった冷媒が流れる。エバポレータ14は、そのチューブの内側を流れる冷媒の蒸発潜熱により、通風路111を流れる空気を冷却する。
The
ヒータコア15は、通風路111を流れる空気を加熱するための熱交換器である。ヒータコア15が有する図示していないチューブの内側を温水等が流れる。ヒータコア15は、そのチューブの内側を流れる温水等と、通風路111を流れる空気との熱交換により、通風路111を流れる空気を加熱する。
The
エバポレータ14とヒータコア15との間には、エアミックスドア16が設けられている。エアミックスドア16は、エバポレータ14を通過した後にヒータコア15を迂回して流れる風量と、エバポレータ14を通過した後にヒータコア15を通過する風量との割合を調整する。
An
空調ケース11は、通風路111の空気流れ方向下流側に、通風路111から車室内に空気を送風するための複数の吹出開口部114、115、116を有している。複数の吹出開口部114、115、116は、例えば、フェイス吹出開口部114、フット吹出開口部115、デフロスタ吹出開口部116などにより構成されている。フェイス吹出開口部114は、前座席3に着座する乗員6の上半身またはその周囲に向けて空調風を吹き出すものである。フット吹出開口部115は、その乗員6の足元に向けて空調風を吹き出すものである。デフロスタ吹出開口部116は、車両2のフロントガラスに向けて空調風を吹き出すものである。
The
フェイス吹出開口部114、フット吹出開口部115およびデフロスタ吹出開口部116には、それぞれの開口部を開閉するためのモード切替ドア17、18、19が設けられている。モード切替ドア17、18、19は、フェイスドア17、フットドア18およびデフロスタドア19により構成されている。フェイスドア17は、フェイス吹出開口部114を開閉する。フットドア18は、フット吹出開口部115を開閉する。デフロスタドア19は、デフロスタ吹出開口部116を開閉する。なお、上述した内外気切替ドア12、エアミックスドア16、フェイスドア17、フットドア18およびデフロスタドア19はそれぞれ、図示していないサーボモータなどのアクチュエータによって駆動される。
The
第1空調ユニット100の空調ケース11が有する複数の吹出開口部114、115、116にはそれぞれ、空調ケース11とは別部材として構成された複数のダクト51、52、53が接続される。複数のダクト51、52、53は、例えば、フェイスダクト51、フットダクト52およびデフロスタダクト53等により構成される。フェイスダクト51は、フェイス吹出開口部114に接続される。フットダクト52は、フット吹出開口部115に接続される。デフロスタダクト53は、デフロスタ吹出開口部116に接続される。
A plurality of
次に、第2空調装置20について説明する。第2空調装置20は、空調風を生成する第2空調ユニット200と、その第2空調ユニット200で生成された空調風を、前座席3に着座する乗員6に対し車両後方から吹き出す第2吹出口210を有している。なお、図1〜図3では、第2空調ユニット200を車両天井に設置しているが、第2空調ユニット200を設置する位置はこれに限らない。第2空調ユニット200は、例えば、車両天井、後座席4の後方、または後座席4の側方などに設置することが可能である。
Next, the
図5は、第2空調装置20の模式図である。図5に示すように、第2空調装置20は、第2空調ユニット200と、複数のダクト61、62を備えている。第2空調ユニット200も、第1空調ユニット100と同様に、空調ケース21の内側に、内外気切替ドア22、送風機23、エバポレータ24、ヒータコア25、エアミックスドア26およびモード切替ドア27、28などを備えている。送風機23は、遠心ファン231と、その遠心ファン231を回転駆動するモータ232などから構成されている。なお、第2空調ユニット200の空調ケース21が有する通風路211の下流側には、天井吹出開口部214とフット吹出開口部215が設けられており、デフロスタ吹出開口部は設けられていない。
FIG. 5 is a schematic view of the
第2空調ユニット200の空調ケース21に設けられた天井吹出開口部214には、天井ダクト61が接続されている。第2実施形態では、その天井ダクト61の吹出口が、上述の第2吹出口210に相当する。天井ダクト61は、車両天井に設けられた第2吹出口210から前座席3に着座する乗員6の上半身またはその周囲に向けて空調風を吹き出すことが可能である。なお、第2空調装置20も、第2空調ユニット200と複数のダクト61、62とを一体に構成してもよい。または、第2空調装置20の吹出開口部214、215から空調風が直接吹き出される構成としてもよい。
A
以下の説明では、第1空調ユニット100が備える各構成を、適宜、第1空調ケース11、第1内外気切替ドア12、第1送風機13、第1エバポレータ14、第1ヒータコア15、第1エアミックスドア16および第1モード切替ドア17、18、19と呼ぶことがある。また、第2空調ユニット200が備える各構成を、適宜、第2空調ケース21、第2内外気切替ドア22、第2送風機23、第2エバポレータ24、第2ヒータコア25、第2エアミックスドア26および第2モード切替ドア27、28と呼ぶことがある。
In the following description, each configuration provided in the first
図2および図3に示すように、第1実施形態の空調システム1は、前座席3の可動部としての座部32の位置に応じて、第1空調装置10と第2空調装置20の駆動が制御装置40により制御される構成である。前座席3の座部32の位置は、位置検出部30によって検出される。位置検出部30によって検出された前座席3の座部32の位置情報は、制御装置40に伝送される。
As shown in FIGS. 2 and 3, the
制御装置40は、プロセッサ、メモリ等を有するコンピュータ、およびその周辺回路で構成されている。制御装置40のメモリは、非遷移的実体的記憶媒体で構成されている。なお、図1〜図3では、第1空調装置10と第2空調装置20が1個の制御装置40により駆動制御されるように記載しているが、制御装置40の個数、配置等はこれに限らない。第1空調装置10と第2空調装置20を、別々の制御装置により駆動制御するように構成してもよい。
The
制御装置40は、位置検出部30により検出される前座席3の座部32の位置に応じて第1空調装置10と第2空調装置20の駆動を制御する。第1実施形態では、制御装置40は、前座席3の座部32が車両前後方向に移動する範囲の全域もしくは一部において、第1空調装置10と第2空調装置20の駆動を制御する。
The
図2は、前座席3の座部32が車両前後方向に移動する範囲の中で、その座部32が最前部に位置する状態を示している。制御装置40は、前座席3の座部32が第1吹出口110に近づくほど、第1吹出口110から吹き出される風量を小さくし、第2吹出口210から吹き出される風量を大きくするよう、第1送風機13と第2送風機23の駆動を制御する。
FIG. 2 shows a state in which the
一方、図3は、前座席3の座部32が車両前後方向に移動する範囲の中で、その座部32が最後部に位置する状態を示している。制御装置40は、前座席3の座部32が第2吹出口210に近づくほど、第2吹出口210から吹き出される風量を小さくし、第1吹出口110から吹き出される風量を大きくするよう、第1送風機13と第2送風機23の駆動を制御する。なお、制御装置40は、前座席3の座部32の位置に応じて、第2吹出口210から吹き出される空調風の送風方向の上下角度を自動調節する。
On the other hand, FIG. 3 shows a state in which the
ここで、図2に示すように、前座席3の座部32が最前部に位置するとき、第1吹出口110から吹き出される風量をA1とし、第2吹出口210から吹き出される風量をB1とする。一方、図3に示すように、前座席3の座部32が最後部に位置するとき、第1吹出口110から吹き出される風量をA2とし、第2吹出口210から吹き出される風量をB2とする。このとき、各風量の大小関係は、A2>A1≧0、B1>B2≧0 である。そして、第1吹出口110と第2吹出口210からそれぞれ吹き出される風量A1、A2、B1、B2は、前座席3の座部32がどの位置にあっても、その前座席3に着座する乗員6に供給される合計空調能力がほぼ同一になるよう設定されている。なお、第1吹出口110と第2吹出口210からそれぞれ吹き出される風量の変化率は、正比例的なものに限らず、前座席3の各位置ごとに乗員6が最適な空調効果を得られるよう、実験等により適宜設定することが可能である。
Here, as shown in FIG. 2, when the
上述した第1実施形態と比較するため、比較例の空調システム9を図6および図7に示す。比較例の空調システム9は、前座席3の座部32の位置に応じて第1空調装置10の第1吹出口110から吹き出される風量のみが制御されるように構成されている。具体的には、比較例の制御装置40は、前座席3の位置が吹出口に近づくほど、第1吹出口110から吹き出される風量を小さくし、前座席3の位置が吹出口から遠くなるほど、第1吹出口110から吹き出される風量を大きくする。なお、比較例においても、第1吹出口110は、インストルメントパネル5に設けられているものとする。
The air conditioning system 9 of the comparative example is shown in FIGS. 6 and 7 for comparison with the first embodiment described above. The air-conditioning system 9 of the comparative example is configured so that only the amount of air blown from the
ここで、図6に示すように、前座席3の座部32が最前部に位置するとき、第1吹出口110から吹き出される風量をα1とする。一方、図7に示すように、前座席3の座部32が最後部に位置するとき、第1吹出口110から吹き出される風量をα2とする。
Here, as shown in FIG. 6, when the
この場合、第1実施形態の空調システム1が備える各吹出口から吹き出される風量と、比較例の空調システム9が備える吹出口から吹き出される風量とを比較すると、A2≦α2、B1≦α2 である。その理由は、次のとおりである。すなわち、第1実施形態では、前座席3の座部32が後方寄りの場合、第1吹出口110から吹き出される風量A2をメインに使用して空調するが、第2吹出口210から吹き出される風量B2による空調補助効果も加わることになる。また、前座席3の座部32が前方寄りの場合、第2吹出口210から吹き出される風量B1をメインに使用して空調するが、第1吹出口110から吹き出される風量A1による空調補助効果も加わることになる。これに対し、比較例では、インストルメントパネルに設けられた第1吹出口110しかないので、第1実施形態のようなメインの吹出口とは反対側の吹出口から送風される空調風による空調補助効果は存在しない。そのため、第1実施形態では、その空調補助効果の分、比較例に対して、メインの吹出口から吹き出される最大風量A2、B1を小さくすることが可能である。なお、第1実施形態においても、メインの吹出口とは反対側の吹出口から送風される風量A1、B2が0の場合、メインの吹出口から吹き出される風量A2、B1は、比較例の第1吹出口110から吹き出される風量α2とほぼ同じになる。
In this case, when the air volume blown out from each air outlet included in the
以上説明した第1実施形態の空調システム1は、次の作用効果を奏するものである。
(1)第1実施形態では、第1吹出口110と第2吹出口210のうち、前座席3の座部32に対して遠い方の吹出口から吹き出される風量を大きくする。これにより、前座席3の座部32から遠い方の吹出口から吹き出される空調風を乗員6に到達するまでに拡散させ、乗員6の身体全体に空調風を均一に供給することが可能となる。したがって、この空調システム1は、前座席3の座部32が車両前後方向のいずれの位置にある場合でも、そこに着座する乗員6に対して包み込み送風を行うことができる。
The air-
(1) In the first embodiment, the air volume blown out from the air outlet farther from the
(2)また、第1実施形態では、第1吹出口110と第2吹出口210のそれぞれから吹き出される空調風が乗員付近でぶつかり合い、前座席3に着座する乗員6の近傍に空調風が滞留する効果が得られる。したがって、この空調システム1は、包み込み空調による乗員6の快適感をより高めることができる。さらに、この空調システム1は、乗員近傍に空調風が滞留するので、空調効率を高めることもできる。
(2) Further, in the first embodiment, the conditioned air blown from each of the
(3)第1実施形態では、第1空調装置10で生成される空調風と、第2空調装置20で生成される空調風により、前座席3に着座する乗員6に対する空調を行うものである。これにより、第1空調装置10が有する第1送風機13と第2空調装置20が有する第2送風機23の両方に負荷を分散させることが可能となる。したがって、この空調システム1は、個々の送風機13、23の負荷を軽減し、その送風機13、23の寿命を延ばすことができる。
(3) In the first embodiment, the air conditioning air generated by the
(第2実施形態)
第2実施形態について図8〜図11を参照しつつ説明する。第2実施形態は、第1実施形態に対して空調装置の構成を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
(Second Embodiment)
The second embodiment will be described with reference to FIGS. 8 to 11. The second embodiment is a modification of the configuration of the air conditioner with respect to the first embodiment, and the other parts are the same as those of the first embodiment. Therefore, only the parts different from the first embodiment will be described.
第2実施形態の空調システム1が備える空調装置10は、空調風を生成する1個の空調ユニット100と、その空調ユニット100で生成された空調風を吹き出す第1吹出口110と第2吹出口210を有している。なお、第1実施形態と同様に、第1吹出口110は、空調ユニット100で生成された空調風を、前座席3に着座する乗員6に対して車両前方から吹き出すものである。第2吹出口210は、空調ユニット100で生成された空調風を、前座席3に着座する乗員に対し車両後方から吹き出すものである。
The
図9は、第2実施形態の空調装置10の模式図である。図9に示すように、空調装置10は、空調ユニット100と、複数のダクト51、52、53、61を備えている。
FIG. 9 is a schematic view of the
第2実施形態の空調ユニット100は、通風路111の空気流れ方向下流側に、通風路111から車室内に空気を送風するための複数の吹出開口部114、115、116、214を有している。複数の吹出開口部114、115、116、214は、例えば、フェイス吹出開口部114、フット吹出開口部115、デフロスタ吹出開口部116、天井吹出開口部214などにより構成されている。
The
フェイス吹出開口部114はフェイスドア17により開閉される。フット吹出開口部115は、フットドア18により開閉される。デフロスタ吹出開口部116は、デフロスタドア19によりを開閉される。天井吹出開口部214は、天井吹出ドア27により開閉される。
The
空調ユニット100が有する複数の吹出開口部114、115、116に接続される複数のダクト51、52、53、61は、例えば、フェイスダクト51、フットダクト52、デフロスタダクト53、および天井ダクト61などにより構成される。フェイスダクト51は、フェイス吹出開口部114に接続される。フットダクト52は、フット吹出開口部115に接続される。デフロスタダクト53は、デフロスタ吹出開口部116に接続される。天井ダクト61は、天井吹出開口部214に接続される。
The plurality of
第2実施形態では、複数のダクトのうち、フェイスダクト51の吹出口が、上述の第1吹出口110に相当する。また、複数のダクトのうち、天井ダクト61の吹出口が、上述の第2吹出口210に相当する。なお、空調ユニット100と、複数のダクト51、52、53、61とは、一体に構成してもよい。または、空調装置10の吹出開口部114、115、116、214から空調風が直接吹き出される構成としてもよい。
In the second embodiment, of the plurality of ducts, the outlet of the
図10および図11に示すように、第2実施形態の空調システム1は、前座席3の座部32の位置に応じて、空調装置10の駆動が制御装置40により制御される構成である。
As shown in FIGS. 10 and 11, the
図10に示すように、制御装置40は、前座席3の座部32が第1吹出口110に近づくほど、第1吹出口110から吹き出される風量A1を小さくし、第2吹出口210から吹き出される風量B1を大きくするよう、フェイスドア17と天井吹出ドア27の駆動を制御する。なお、フェイスドア17と天井吹出ドア27は、第1吹出口110から吹き出される風量と第2吹出口210から吹き出される風量を調整する風量調整部の一例である。
As shown in FIG. 10, the
一方、図11に示すように、制御装置40は、前座席3の座部32が第2吹出口210に近づくほど、第1吹出口110から吹き出される風量A2を大きくし、第2吹出口210から吹き出される風量B2を小さくするよう、フェイスドア17と天井吹出ドア27の駆動を制御する。
On the other hand, as shown in FIG. 11, the
以上説明した第2実施形態の空調システム1は、第1実施形態と同様に、前座席の位置に関わらず、乗員に対して包み込み送風を行うことができる。また、第2実施形態では、1個の空調ユニット100により第1吹出口110と第2吹出口210の両方に空調風を供給できるので、空調装置10の構成を簡素なものにすることができる。
Similar to the first embodiment, the
(第3実施形態)
第3実施形態について図12および図13を参照しつつ説明する。第3実施形態は、第1実施形態に対して前座席3の可動部の構成を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
(Third Embodiment)
The third embodiment will be described with reference to FIGS. 12 and 13. The third embodiment is a modification of the configuration of the movable portion of the
第3実施形態の前座席3は、座部32および背凭れ33を有している。第3実施形態では、前座席3の背凭れ33が、車両前後方向に移動可能な可動部に相当する。前座席3の背凭れ33の角度は、背凭れ検出部34により検出される。第3実施形態の背凭れ検出部34は、前座席3の可動部の位置を検出する位置検出部30の一例に相当する。背凭れ検出部34によって検出された背凭れ33の角度に関する情報は、制御装置40に伝送される。制御装置40は、背凭れ検出部34により検出される前座席3の背凭れ33の角度に応じて第1空調装置10と第2空調装置20の駆動を制御する。
The
図12は、前座席3の背凭れ33の頭部側の部位331が車両前後方向に移動する範囲の中で、その背凭れ33の頭部側の部位331が最前部に位置する状態、すなわち背凭れ33の角度が直立に近い状態を示している。制御装置40は、背凭れ33が車両前後方向において第1吹出口110に近づくほど、第1吹出口110から吹き出される風量A1を小さくし、第2吹出口210から吹き出される風量B1を大きくする。
FIG. 12 shows a state in which the head-
一方、図13は、前座席3の背凭れ33の頭部側の部位331が車両前後方向に移動する範囲の中で、その背凭れ33の頭部側の部位331が最後部に位置する状態、すなわち背凭れ33の角度がフラット状態に近づくようにリクライニングした状態を示している。制御装置40は、背凭れ33のうち頭部側の部位331が車両前後方向において第2吹出口210に近づくほど、第1吹出口110から吹き出される風量A2を大きくし、第2吹出口210から吹き出される風量B2を小さくする。なお、制御装置40は、背凭れ33の角度または位置に応じて、第2吹出口210から吹き出される空調風の送風方向の上下角度を自動調節する。
On the other hand, FIG. 13 shows a state in which the head-
第3実施形態においても、第1吹出口110と第2吹出口210からそれぞれ吹き出される各風量の大小関係は、A2>A1≧0、B1>B2≧0 である。そして、第1吹出口110と第2吹出口210からそれぞれ吹き出される風量A1、A2、B1、B2は、前座席3の背凭れ33がどのような角度にあっても、その背凭れ33に凭れかかって着座する乗員に対して供給される合計空調能力がほぼ同一になるよう設定されている。
Also in the third embodiment, the magnitude relation of each air volume blown out from the
上述した第3実施形態も、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。また、第3実施形態では、リクライニング時は特に包み込み送風のニーズが高いので、特に高い効果を奏する。 The above-described third embodiment can also exhibit the same effects as those of the first embodiment. Further, in the third embodiment, since the need for wrapping and blowing is particularly high at the time of reclining, a particularly high effect is exhibited.
(第4実施形態)
第4実施形態について図14および図15を参照しつつ説明する。第4実施形態は、第1実施形態に対して第1空調装置10と第2空調装置20の構成を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
(Fourth Embodiment)
The fourth embodiment will be described with reference to FIGS. 14 and 15. The fourth embodiment is a modification of the configurations of the
第4実施形態では、第1空調装置10の第1空調ユニット100には、フェイス吹出開口部114、図示していないフット吹出開口部、図示していないデフロスタ吹出開口部に加えて、第1他用途吹出開口部117が設けられている。第1他用途吹出開口部117には、第1他用途ダクト54が接続されている。第1他用途ダクト54の吹出口は、第1他用途吹出口540に相当する。なお、第1空調装置10は、第1空調ユニット100と各ダクト51、54を一体に構成してもよい。または、第1空調装置10の吹出開口部114、117から空調風が直接吹き出される構成としてもよい。
In the fourth embodiment, in the first
また、第2空調装置20の第2空調ユニット200には、天井吹出開口部214、図示していないフット吹出開口部に加えて、第2他用途吹出開口部216が設けられている。第2他用途吹出開口部216には、第2他用途ダクト63が接続されている。第2他用途ダクト63の吹出口は、第2他用途吹出口630に相当する。なお、第2空調装置20は、第2空調ユニット200と各ダクト61、63を一体に構成してもよい。または、第2空調装置20の吹出開口部214、216から空調風が直接吹き出される構成としてもよい。
Further, in the second
第1他用途吹出口540と第2他用途吹出口630から吹き出される空調風は、いずれも車室内空調以外の用途に用いられる。第4実施形態では、それらの空調風は、車両に搭載されるバッテリパック70に供給され、そのバッテリパック70に格納される図示していないバッテリの温度調整に用いられる。なお、第1他用途吹出口540と第2他用途吹出口630から吹き出される空調風は、バッテリの温度調整に限らず、車両に搭載される温冷蔵庫の温度調整、または、車室内空気の排出(すなわち車内の換気)に用いることも可能である。
The air-conditioning air blown from the first other-
さらに、第1空調装置10は、第1吹出口110から吹き出される風量と第1他用途吹出口540から吹き出される風量を調整する第1風量調整部120を有している。第1風量調整部120は、例えば、フェイス吹出開口部114を開閉するフェイスドア17と、第1他用途吹出開口部117を開閉する第1他用途ドア121により構成されている。なお、第1風量調整部120は、フェイス吹出開口部114と第1他用途吹出開口部117のうち一方の開口部を開くほど他方の開口部を閉じるように構成されたロータリドアまたはスライドドアなどにより構成してもよい。
Further, the
また、第2空調装置20も、第2吹出口210から吹き出される風量と第2他用途吹出口630から吹き出される風量を調整する第2風量調整部220を有している。第2風量調整部220は、例えば、天井吹出開口部214を開閉する天井吹出ドア27と、第2他用途吹出開口部216を開閉する第2他用途ドア221により構成されている。なお、第2風量調整部220も、天井吹出開口部214と第2他用途吹出開口部216のうち一方の開口部を開くほど他方の開口部を閉じるように構成されたロータリドアまたはスライドドアなどにより構成してもよい。
Further, the
第4実施形態の制御装置40も、位置検出部30により検出される前座席3の可動部としての座部32の位置に応じて第1空調装置10と第2空調装置20の駆動を制御する。図14に示すように、制御装置40は、前座席3の座部32が第1吹出口110に近づくほど、第1吹出口110から吹き出される風量A1を小さくし、第2吹出口210から吹き出される風量B1を大きくする。その際、制御装置40は、前座席3の座部32が第1吹出口110に近づくほど、第1他用途吹出口540から吹き出される風量C1を大きくし、第2他用途吹出口630から吹き出される風量D1を小さくする。具体的には、制御装置40は、前座席3の座部32が第1吹出口110に近づくほど、第1風量調整部120を駆動制御することにより、第1吹出口110から吹き出される風量A1を小さくし、第1他用途吹出口540から吹き出される風量C1を大きくする。その際、制御装置40は、第2風量調整部220を駆動制御することにより、第2吹出口210から吹き出される風量B1を大きくし、第2他用途吹出口630から吹き出される風量D1を小さくする。
The
一方、図15に示すように、制御装置40は、前座席3の座部32が第2吹出口210に近づくほど、第1吹出口110から吹き出される風量A2を大きくし、第2吹出口210から吹き出される風量B2を小さくする。その際、制御装置40は、前座席3の座部32が第2吹出口210に近づくほど、第1他用途吹出口540から吹き出される風量C2を小さくし、第2他用途吹出口630から吹き出される風量D2を大きくする。具体的には、制御装置40は、前座席3の座部32が第2吹出口210に近づくほど、第1風量調整部120を駆動制御することにより、第1吹出口110から吹き出される風量A2を大きくし、第1他用途吹出口540から吹き出される風量C2を小さくする。その際、制御装置40は、第2風量調整部220を駆動制御することにより、第2吹出口210から吹き出される風量B2を小さくし、第2他用途吹出口630から吹き出される風量D2を大きくする。
On the other hand, as shown in FIG. 15, the
以上説明した第4実施形態では、第1空調装置10と第2空調装置20を、車室内空調以外の種々の用途に使用することが可能である。そして、第1空調装置10と第2空調装置20のうち、車室内空調を行う負荷が小さい方の空調装置が有する他用途吹出口540、630から吹き出される空調風が、主に、車室内空調以外の用途に利用される。そのため、第1空調装置10または第2空調装置20のいずれか一方の送風機13、23に負荷が集中することが防がれる。したがって、この空調システムは、第1空調装置10と第2空調装置20がそれぞれ有する送風機13、23の負荷を軽減し、寿命を延ばすことができる。
In the fourth embodiment described above, the
また、第4実施形態では、制御装置40は、第1風量調整部120を駆動制御することにより、第1吹出口110から吹き出される風量と、第1他用途吹出口540から吹き出される風量を調整することが可能である。また、制御装置40は、第2風量調整部220を駆動制御することにより、第2吹出口210から吹き出される風量と、第2他用途吹出口630から吹き出される風量を調整することが可能である。
Further, in the fourth embodiment, the
(第5実施形態)
第5実施形態について図16〜図18を参照しつつ説明する。第5実施形態は、第1実施形態に対して第1空調装置10と第2空調装置20の吹出口の構成を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
(Fifth Embodiment)
The fifth embodiment will be described with reference to FIGS. 16 to 18. The fifth embodiment is a modification of the configuration of the air outlets of the
第5実施形態では、第1空調装置10の第1空調ユニット100に設けられた第1フット吹出開口部115に接続する第1フットダクト52の吹出口が、第1吹出口110に相当する。第1フットダクト52は、インストルメントパネルの下方に設けられた第1吹出口110から前座席3に着座する乗員の足元に向けて空調風を吹き出すことが可能である。なお、第1空調装置10は、第1空調ユニット100と第1フットダクト52とを一体に構成してもよい。または、第1空調装置10の吹出開口部115から空調風が直接吹き出される構成としてもよい。
In the fifth embodiment, the outlet of the
また、第5実施形態では、第2空調装置20の第2空調ユニット200に設けられた第2フット吹出開口部215に接続する第2フットダクト62の吹出口が、第2吹出口210に相当する。第2フットダクト62は、前座席3の後方に設けられた第2吹出口210から前座席3に着座する乗員の足元に向けて空調風を吹き出すことが可能である。なお、第2空調装置20は、第2空調ユニット200と第2フットダクト62とを一体に構成してもよい。または、第2空調装置20の吹出開口部215から空調風が直接吹き出される構成としてもよい。
Further, in the fifth embodiment, the outlet of the
ここで、図18に示すように、前座席3の座部32と車体の床面7との間には、風が通過することの可能な空間35が設けられている。そのため、第2吹出口210から吹き出された空調風は、前座席3の座部32と車体の床面7の間の空間35を通り、前座席3に着座する乗員の足元に届けられる。
Here, as shown in FIG. 18, a
第5実施形態の制御装置40も、位置検出部30により検出される前座席3の座部32の位置に応じて第1空調装置10と第2空調装置20の駆動を制御する。図16に示すように、制御装置40は、前座席3の座部32が第1吹出口110に近づくほど、第1吹出口110から吹き出される風量A1を小さくし、第2吹出口210から吹き出される風量B1を大きくするよう、第1送風機13と第2送風機23の駆動を制御する。
The
一方、図17に示すように、制御装置40は、前座席3の座部32が第2吹出口210に近づくほど、第1吹出口110から吹き出される風量A2を大きくし、第2吹出口210から吹き出される風量B2を小さくするよう、第1送風機13と第2送風機23の駆動を制御する。
On the other hand, as shown in FIG. 17, the
このとき、各風量の大小関係は、A2>A1≧0、B1>B2≧0 である。そして、第1吹出口110と第2吹出口210からそれぞれ吹き出される風量A1、A2、B1、B2は、前座席3の座部32がどの位置にあっても、その前座席3に着座する乗員に対して供給される合計空調能力がほぼ同一になるよう設定されている。
At this time, the magnitude relation of each air volume is A2> A1 ≧ 0, B1> B2 ≧ 0. Then, the air volumes A1, A2, B1 and B2 blown out from the
上述した第5実施形態の空調システム1も、下半身空調において、第1実施形態等と同一の作用効果を奏することができる。
The air-
(第6実施形態)
第6実施形態について図19〜図23を参照しつつ説明する。第6実施形態は、第1実施形態に対して第1空調装置10と第2空調装置20の制御方法の一部を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。なお、図19〜図23では、位置検出部30および制御装置40などの図示を省略している。
(Sixth Embodiment)
The sixth embodiment will be described with reference to FIGS. 19 to 23. The sixth embodiment is a modification of a part of the control method of the
第6実施形態では、第1空調装置10が備える複数のダクトのうち、フェイスダクト51の吹出口が、第1吹出口110に相当する。また、第2空調装置20が備える複数のダクトのうち、天井ダクト61の吹出口が、第2吹出口210に相当する。
In the sixth embodiment, the outlet of the
第6実施形態の制御装置40も、位置検出部30により検出される前座席3の可動部としての座部32の位置に応じて第1空調装置10と第2空調装置20の駆動を制御する。但し、制御装置40は、座部32が車両前後方向に移動する範囲を、前方領域80、中間領域81および後方領域83に分けて、それぞれの領域で異なる制御を行うものとする。
The
前方領域80とは、最前部と第1基準位置P1との間の領域をいう。中間領域81とは、第1基準位置P1と第2基準位置P2との間の領域をいう。後方領域83とは、第2基準位置P2と最後部との間の領域をいう。なお、第1基準位置P1と第2基準位置P2は、実験などにより任意に設定することが可能である。また、第1基準位置P1と第2基準位置P2は、同一の位置であってもよい。
The
ここで、図19に示すように、前座席3の座部32が最前部に位置するとき、第1吹出口110から吹き出される風量をA1とし、第2吹出口210から吹き出される風量をB1とする。図20に示すように、前座席3の座部32の中心36が前方領域80に位置するとき、第1吹出口110から吹き出される風量をA2とし、第2吹出口210から吹き出される風量をB2とする。図21に示すように、前座席3の座部32の中心36が中間領域81に位置するとき、第1吹出口110から吹き出される風量をA3とし、第2吹出口210から吹き出される風量をB3とする。図22に示すように、前座席3の座部32の中心36が後方領域82に位置するとき、第1吹出口110から吹き出される風量をA4とし、第2吹出口210から吹き出される風量をB3とする。図23に示すように、前座席3の座部32が最後部に位置するとき、第1吹出口110から吹き出される風量をA5とし、第2吹出口210から吹き出される風量をB5とする。このとき、第1吹出口110と第2吹出口210から吹き出される各風量の大小関係は、A1=A2<A3<A4<A5、B1>B2>B3>B4=B5 である。
Here, as shown in FIG. 19, when the
すなわち、制御装置40は、前座席3の座部32の中心36が前方領域80にある場合、第1吹出口110から吹き出される風量A1、A2を一定にする。そして、制御装置40は、前座席3の座部32の中心36が中間領域81と後方領域82にある場合、座部32が第1吹出口110から遠くなるほど、第1吹出口110から吹き出される風量A2〜A5を大きくする。
That is, when the
また、制御装置40は、前座席3の座部32の中心36が後方領域82にある場合、第2吹出口210から吹き出される風量B5、B4を一定にする。そして、制御装置40は、前座席3の座部32の中心36が中間領域81と前方領域80にある場合、座部32が第2吹出口210から遠くなるほど、第2吹出口210から吹き出される風量B4〜B1を大きくする。
Further, when the
これにより、第6実施形態では、前座席3の座部32が最前部から第1基準位置P1に向けて移動する際、第1吹出口110と乗員との距離が近い状態で第1吹出口110から吹き出される風量A1、A2が一定となる。そのため、前方領域80では第1吹出口110から吹き出される空調風が増加しないので、第1吹出口110から吹き出された空調風が乗員の身体の1か所に集中して送風されることが防がれる。したがって、この空調システム1は、包み込み送風による乗員の快適感をより向上させることができる。
As a result, in the sixth embodiment, when the
また、第6実施形態では、前座席3の座部32が最後部から第2基準位置P2に向けて移動する際、第2吹出口210と乗員との距離が近い状態で第2吹出口210から吹き出される風量B4、B5が一定となる。そのため、後方領域82では第2吹出口210から吹き出される空調風が増加しないので、第2吹出口210から吹き出された空調風が乗員の身体の1か所に集中して送風されることが防がれる。したがって、この空調システム1は、包み込み送風による乗員の快適感をより高めることができる。
Further, in the sixth embodiment, when the
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
(Other embodiments)
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be appropriately modified within the scope of the claims. Further, the above-described embodiments are not unrelated to each other, and can be appropriately combined unless the combination is clearly impossible. Further, in each of the above embodiments, it goes without saying that the elements constituting the embodiment are not necessarily essential except when it is clearly stated that they are essential and when they are clearly considered to be essential in principle. stomach. Further, in each of the above embodiments, when numerical values such as the number, numerical values, quantities, and ranges of the constituent elements of the embodiment are mentioned, when it is clearly stated that they are particularly essential, and in principle, the number is clearly limited to a specific number. It is not limited to the specific number except when it is done. Further, in each of the above embodiments, when referring to the shape, positional relationship, etc. of a component or the like, the shape, unless otherwise specified or limited in principle to a specific shape, positional relationship, etc. It is not limited to the positional relationship.
例えば、上記各実施形態では、各吹出口から吹き出される風量を調整するための風量調整部を各空調ユニットに設けたが、これに限らない。他の実施形態では、風量調整部は、各空調ユニットに接続されるダクト内に設けてもよい。 For example, in each of the above embodiments, each air conditioning unit is provided with an air volume adjusting unit for adjusting the air volume blown out from each outlet, but the present invention is not limited to this. In another embodiment, the air volume adjusting unit may be provided in a duct connected to each air conditioning unit.
例えば、上記各実施形態では、空調システムは、前座席と後座席を備えた2列シートの車両に搭載されるものについて説明したが、これに限らない。他の実施形態では、空調システムは、1列シートの車両、または3列シート以上の車両に搭載してもよい。 For example, in each of the above embodiments, the air conditioning system is mounted on a vehicle having two rows of seats including front seats and rear seats, but the present invention is not limited to this. In other embodiments, the air conditioning system may be mounted on a vehicle with one row of seats or a vehicle with three or more rows of seats.
(まとめ)
上述の実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、車両前後方向に移動可能な可動部を少なくとも一部に有する前座席を備えた車両に搭載される空調システムは、空調装置、位置検出部、制御装置を備える。空調装置は、空調風を送風する送風機、その送風機により送風される空調風を前座席に着座する乗員に対し車両前方から吹き出す第1吹出口、および、その送風機により送風される空調風を前座席に着座する乗員に対し車両後方から吹き出す第2吹出口を有する。位置検出部は、前座席が有する可動部の位置または角度を検出する。制御装置は、位置検出部により検出される可動部の位置または角度に応じて空調装置の駆動を制御する。ここで、制御装置は、可動部が車両前後方向に移動する範囲の全域もしくは一部において、可動部が第1吹出口に近づくほど、第1吹出口から吹き出される風量を小さくし、第2吹出口から吹き出される風量を大きくする。また、制御装置は、可動部が第2吹出口に近づくほど、第1吹出口から吹き出される風量を大きくし、第2吹出口から吹き出される風量を小さくする。
(summary)
According to the first aspect shown in part or all of the above embodiments, the air conditioning system mounted on the vehicle with the front seats having at least a part of the movable part movable in the front-rear direction of the vehicle. It is equipped with an air conditioner, a position detector, and a control device. The air conditioner is a blower that blows air-conditioning air, a first air outlet that blows air-conditioning air blown by the blower from the front of the vehicle to the occupants seated in the front seats, and air-conditioning air blown by the blower in the front seats. It has a second air outlet that blows out from the rear of the vehicle to the occupants seated in. The position detection unit detects the position or angle of the movable portion of the front seat. The control device controls the drive of the air conditioner according to the position or angle of the movable portion detected by the position detection unit. Here, the control device reduces the amount of air blown from the first outlet as the movable portion approaches the first outlet in the entire range or a part of the range in which the movable portion moves in the front-rear direction of the vehicle, and the second Increase the amount of air blown from the air outlet. Further, the control device increases the amount of air blown from the first outlet and decreases the amount of air blown from the second outlet as the movable portion approaches the second outlet.
第2の観点によれば、送風機は、第1送風機と第2送風機を有している。空調装置は、第1送風機により送風される空調風を第1吹出口から吹き出すように構成された第1空調装置と、第2送風機により送風される空調風を第2吹出口から吹き出すように構成された第2空調装置と、を有している。 According to the second aspect, the blower has a first blower and a second blower. The air conditioner is configured to blow out the air conditioning air blown by the first blower from the first outlet and the air conditioning air blown by the second blower from the second outlet. It has a second air conditioner and a second air conditioner.
これによれば、第1空調装置が有する第1送風機により送風される空調風と、第2空調装置が有する第1送風機により送風される空調風により、前座席に着座する乗員に対する空調を行うことが可能となる。そのため、第1送風機と第2送風機の両方に負荷を分散させることで、個々の送風機の負荷が軽減される。したがって、この空調システムは、第1送風機と第2送風機の寿命を延ばすことができる。 According to this, the conditioned air blown by the first blower of the first air conditioner and the air-conditioned air blown by the first blower of the second air conditioner are used to air-condition the occupants seated in the front seats. Is possible. Therefore, by distributing the load to both the first blower and the second blower, the load of each blower is reduced. Therefore, this air conditioning system can extend the life of the first blower and the second blower.
第3の観点によれば、制御装置は、可動部が第1吹出口に近づくほど、第1吹出口から吹き出される風量を小さくし、第2吹出口から吹き出される風量を大きくするよう、第1送風機と第2送風機の駆動を制御する。また、制御装置は、可動部が第2吹出口に近づくほど、第1吹出口から吹き出される風量を大きくし、第2吹出口から吹き出される風量を小さくするよう、第1送風機と第2送風機の駆動を制御する。 According to the third aspect, the control device causes the air volume blown from the first air outlet to be smaller and the air volume to be blown from the second air outlet to be larger as the moving portion approaches the first air outlet. Controls the drive of the first blower and the second blower. In addition, the control device uses the first blower and the second blower so that the closer the movable part is to the second outlet, the larger the air volume blown from the first outlet and the smaller the air volume blown from the second outlet. Control the drive of the blower.
これによれば、第1送風機と第2送風機のいずれか一方に負荷が集中することなく、両方の送風機に負荷を分散させることで、個々の送風機の負荷を軽減することができる。 According to this, the load of each blower can be reduced by distributing the load to both blowers without concentrating the load on either one of the first blower and the second blower.
第4の観点によれば、第1空調装置は、車室内空調以外の用途に用いられる空調風を吹き出すための第1他用途吹出口をさらに有する。第2空調装置は、車室内空調以外の用途に用いられる空調風を吹き出すための第2他用途吹出口をさらに有する。制御装置は、可動部が第1吹出口に近づくほど、第1吹出口から吹き出される風量を小さくし、第1他用途吹出口から吹き出される風量を大きくし、且つ、第2吹出口から吹き出される風量を大きくし、第2他用途吹出口から吹き出される風量を小さくする。また、制御装置は、可動部が第2吹出口に近づくほど、第1吹出口から吹き出される風量を大きくし、第1他用途吹出口から吹き出される風量を小さくし、且つ、第2吹出口から吹き出される風量を小さくし、第2他用途吹出口から吹き出される風量を大きくする。 According to the fourth aspect, the first air conditioner further has a first other use air outlet for blowing out air conditioning air used for purposes other than vehicle interior air conditioning. The second air conditioner further has a second air outlet for blowing out air conditioning air used for purposes other than vehicle interior air conditioning. In the control device, as the movable part approaches the first outlet, the amount of air blown from the first outlet is reduced, the amount of air blown from the first other purpose outlet is increased, and the amount of air blown from the second outlet is increased. Increase the amount of air blown out and reduce the amount of air blown out from the second and other purpose outlets. Further, in the control device, the closer the movable part is to the second outlet, the larger the air volume blown from the first outlet, the smaller the air volume blown from the first other purpose outlet, and the second blow. The air volume blown out from the outlet is reduced, and the air volume blown out from the second other purpose air outlet is increased.
これによれば、第1空調装置と第2空調装置のうち、車室内空調を行う負荷が小さい方の空調装置が有する他用途吹出口から吹き出される空調風が、車室内空調以外の用途にメインに使用される。そのため、第1空調装置と第2空調装置の一方の送風機に負荷が集中することが防がれる。したがって、個々の送風機の負荷を軽減し、個々の送風機の寿命を延ばすことができる。 According to this, of the first air conditioner and the second air conditioner, the air conditioner air blown out from the outlet for other purposes of the air conditioner having the smaller load for air conditioning in the vehicle interior is used for applications other than the air conditioner in the vehicle interior. Used for main. Therefore, it is possible to prevent the load from being concentrated on one of the blowers of the first air conditioner and the second air conditioner. Therefore, the load on each blower can be reduced and the life of each blower can be extended.
第5の観点によれば、第1空調装置は、第1吹出口から吹き出される風量と第1他用途吹出口から吹き出される風量とを調整する第1風量調整部をさらに有する。第2空調装置は、第2吹出口から吹き出される風量と第2他用途吹出口から吹き出される風量とを調整する第2風量調整部をさらに有する。制御装置は、可動部が第1吹出口に近づくほど、第1吹出口から吹き出される風量を小さくし、第1他用途吹出口から吹き出される風量を大きくするように第1風量調整部を駆動制御する。その際、制御装置は、第2吹出口から吹き出される風量を大きくし、第2他用途吹出口から吹き出される風量を小さくするように第2風量調整部を駆動制御する。また、制御装置は、可動部が第2吹出口に近づくほど、第1吹出口から吹き出される風量を大きくし、第1他用途吹出口から吹き出される風量を小さくするように第1風量調整部を駆動制御する。その際、制御装置は、第2吹出口から吹き出される風量を小さくし、第2他用途吹出口から吹き出される風量を大きくするように第2風量調整部を駆動制御する。 According to the fifth aspect, the first air conditioner further includes a first air volume adjusting unit that adjusts the air volume blown out from the first air outlet and the air volume blown out from the first other purpose air outlet. The second air conditioner further has a second air volume adjusting unit that adjusts the air volume blown out from the second air outlet and the air volume blown out from the second other purpose air outlet. In the control device, the closer the movable part is to the first air outlet, the smaller the air volume blown out from the first air outlet, and the larger the air volume blown out from the first other purpose air outlet. Drive control. At that time, the control device drives and controls the second air volume adjusting unit so as to increase the air volume blown out from the second air outlet and decrease the air volume blown out from the second other purpose air outlet. In addition, the control device adjusts the first air volume so that the closer the movable part is to the second outlet, the larger the air volume blown out from the first outlet, and the smaller the air volume blown out from the first other purpose outlet. Drive control of the unit. At that time, the control device drives and controls the second air volume adjusting unit so as to reduce the air volume blown out from the second air outlet and increase the air volume blown out from the second other purpose air outlet.
これによれば、制御装置は、第1風量調整部を駆動制御することにより、第1吹出口から吹き出される風量と、第1他用途吹出口から吹き出される風量を調整することが可能である。また、制御装置は、第2風量調整部を駆動制御することにより、第2吹出口から吹き出される風量と、第2他用途吹出口から吹き出される風量を調整することが可能である。 According to this, the control device can adjust the air volume blown out from the first air outlet and the air volume blown out from the first other purpose air outlet by driving and controlling the first air volume adjusting unit. be. Further, the control device can adjust the air volume blown out from the second air outlet and the air volume blown out from the second other purpose air outlet by driving and controlling the second air volume adjusting unit.
第6の観点によれば、第1他用途吹出口および第2他用途吹出口から吹き出される空調風は、車両に搭載されるバッテリの温度調整、温冷蔵庫の温度調整、または、車室内空気の排出のうちいずれかの用途に用いられる。これによれば、第1空調装置と第2空調装置を、車室内空調以外の種々の用途に使用することが可能である。 According to the sixth viewpoint, the conditioned air blown out from the first other-purpose air outlet and the second other-purpose air outlet is the temperature control of the battery mounted on the vehicle, the temperature control of the refrigerator, or the air inside the vehicle. It is used for any of the purposes of discharge. According to this, the first air conditioner and the second air conditioner can be used for various purposes other than the vehicle interior air conditioner.
第7の観点によれば、可動部が車両前後方向に移動する範囲のうち、所定の第1基準位置を規定する。制御装置は、可動部が第1基準位置と最前部との間にある場合、第1吹出口から吹き出される風量を一定にする。そして、制御装置は、可動部が第1基準位置と最後部との間にある場合、可動部が第1吹出口から遠くなるほど、第1吹出口から吹き出される風量を大きくする。 According to the seventh aspect, a predetermined first reference position is defined in the range in which the movable portion moves in the front-rear direction of the vehicle. When the movable part is between the first reference position and the front part, the control device makes the air volume blown out from the first air outlet constant. Then, when the movable portion is between the first reference position and the rearmost portion, the control device increases the air volume blown out from the first outlet as the movable portion is farther from the first outlet.
ところで、前座席の可動部が最前部から第1基準位置に向けて移動する際、第1吹出口と乗員との距離が近い状態で第1吹出口から吹き出される風量が増加すると、その乗員の身体の1か所に集中して送風され、包み込み送風による快適性が悪化することがある。そこで、前座席の可動部が最前部と第1基準位置との間にある場合、第1吹出口から吹き出される風量を一定にすることで、包み込み送風による快適性をより高めることが可能である。 By the way, when the movable part of the front seat moves from the frontmost part toward the first reference position, if the air volume blown out from the first air outlet increases while the distance between the first air outlet and the occupant is short, the occupant The air is concentrated on one part of the body, and the comfort due to the wrapping air may be deteriorated. Therefore, when the movable part of the front seat is between the front part and the first reference position, it is possible to further enhance the comfort by wrapping and blowing by keeping the air volume blown out from the first air outlet constant. be.
第8の観点によれば、可動部が車両前後方向に移動する範囲のうち、所定の第2基準位置を規定する。制御装置は、可動部が第2基準位置と最後部との間にある場合、第2吹出口から吹き出される風量を一定にする。そして、制御装置は、可動部が第2基準位置と最前部との間にある場合、可動部が第2吹出口から遠くなるほど、第2吹出口から吹き出される風量を大きくする。 According to the eighth viewpoint, a predetermined second reference position is defined in the range in which the movable portion moves in the front-rear direction of the vehicle. When the movable part is between the second reference position and the rearmost part, the control device makes the air volume blown out from the second outlet constant. Then, when the movable portion is between the second reference position and the frontmost portion, the control device increases the air volume blown out from the second outlet as the movable portion is farther from the second outlet.
ところで、前座席の可動部が最後部から第2基準位置に向けて移動する際、第2吹出口と乗員との距離が近い状態第2吹出口から吹き出される風量が増加すると、その乗員の身体の1か所に集中して送風され、包み込み送風による快適性が悪化することがある。そこで、前座席の可動部が最後部と第2基準位置との間にある場合、第2吹出口から吹き出される風量を一定にすることで、包み込み送風による快適性をより高めることが可能である。なお、第7の観点に記載した第1基準位置と、第8の観点に記載した第2基準位置とは、同一の位置であってもよく、または、異なる位置であってもよい。 By the way, when the movable part of the front seat moves from the rearmost part toward the second reference position, the distance between the second air outlet and the occupant is short. The air is concentrated on one part of the body, and the comfort due to the wrapping air may be deteriorated. Therefore, when the movable part of the front seat is between the rearmost part and the second reference position, it is possible to further enhance the comfort by wrapping and blowing by keeping the air volume blown out from the second air outlet constant. be. The first reference position described in the seventh viewpoint and the second reference position described in the eighth viewpoint may be the same position or may be different positions.
1 空調システム
3 前座席
10 空調装置、第1空調装置
13 送風機、第1送風機
30 位置検出部
32 座部
33 背凭れ
40 制御装置
110 第1吹出口
210 第2吹出口
1
Claims (8)
空調風を送風する送風機(13)、前記送風機により送風される空調風を前記前座席に着座する乗員(6)に対し車両前方から吹き出す第1吹出口(110)、および、前記送風機により送風される空調風を前記前座席に着座する乗員に対し車両後方から吹き出す第2吹出口(210)を有する空調装置(10)と、
前記前座席が有する前記可動部の位置または角度を検出する位置検出部(30、34)と、
前記位置検出部により検出される前記可動部の位置または角度に応じて前記空調装置の駆動を制御する制御装置(40)と、を備え、
前記制御装置は、
前記可動部が車両前後方向に移動する範囲の全域もしくは一部において、
前記可動部が前記第1吹出口に近づくほど、前記第1吹出口から吹き出される風量を小さくし、前記第2吹出口から吹き出される風量を大きくし、
前記可動部が前記第2吹出口に近づくほど、前記第1吹出口から吹き出される風量を大きくし、前記第2吹出口から吹き出される風量を小さくする、空調システム。 An air conditioning system mounted on a vehicle (2) having a front seat (3) having at least a part of movable parts (32, 33) that can move in the front-rear direction of the vehicle.
The blower (13) that blows the air-conditioning air, the first outlet (110) that blows the air-conditioning air blown by the blower to the occupant (6) seated in the front seat from the front of the vehicle, and the blower. An air conditioner (10) having a second air outlet (210) that blows the air-conditioned air from the rear of the vehicle to the occupant seated in the front seat.
Position detection units (30, 34) that detect the position or angle of the movable part of the front seat, and
A control device (40) that controls the drive of the air conditioner according to the position or angle of the movable portion detected by the position detection unit is provided.
The control device is
In the entire or part of the range in which the movable part moves in the front-rear direction of the vehicle.
As the movable portion approaches the first outlet, the amount of air blown from the first outlet is reduced, and the amount of air blown from the second outlet is increased.
An air conditioning system that increases the amount of air blown from the first outlet and decreases the amount of air blown from the second outlet as the movable portion approaches the second outlet.
前記空調装置は、前記第1送風機により送風される空調風を前記第1吹出口から吹き出すように構成された第1空調装置(10)と、前記第2送風機により送風される空調風を前記第2吹出口から吹き出すように構成された第2空調装置(20)と、を有している、請求項1に記載の空調システム。 The blower has a first blower (13) and a second blower (23).
The air conditioner includes a first air conditioner (10) configured to blow out the conditioned air blown by the first blower from the first outlet, and the first air conditioner blown by the second blower. 2. The air conditioning system according to claim 1, further comprising a second air conditioner (20) configured to blow out from an outlet.
前記可動部が前記第1吹出口に近づくほど、前記第1吹出口から吹き出される風量を小さくし、前記第2吹出口から吹き出される風量を大きくするよう、前記第1送風機と前記第2送風機の駆動を制御し、
前記可動部が前記第2吹出口に近づくほど、前記第1吹出口から吹き出される風量を大きくし、前記第2吹出口から吹き出される風量を小さくするよう、前記第1送風機と前記第2送風機の駆動を制御する、請求項2に記載の空調システム。 The control device is
The first blower and the second blower so that the closer the movable portion is to the first outlet, the smaller the air volume blown from the first outlet and the larger the air volume blown from the second outlet. Control the drive of the blower,
The first blower and the second blower so as to increase the amount of air blown from the first outlet and decrease the amount of air blown from the second outlet as the movable portion approaches the second outlet. The air conditioning system according to claim 2, which controls the drive of the blower.
前記第2空調装置は、車室内空調以外の用途に用いられる空調風を吹き出すための第2他用途吹出口(630)を有し、
前記制御装置は、
前記可動部が前記第1吹出口に近づくほど、前記第1吹出口から吹き出される風量を小さくし、前記第1他用途吹出口から吹き出される風量を大きくし、且つ、前記第2吹出口から吹き出される風量を大きくし、前記第2他用途吹出口から吹き出される風量を小さくし、
前記可動部が前記第2吹出口に近づくほど、前記第1吹出口から吹き出される風量を大きくし、前記第1他用途吹出口から吹き出される風量を小さくし、且つ、前記第2吹出口から吹き出される風量を小さくし、前記第2他用途吹出口から吹き出される風量を大きくする、請求項2に記載の空調システム。 The first air conditioner has a first other use air outlet (540) for blowing out air conditioning air used for purposes other than vehicle interior air conditioning.
The second air conditioner has a second air outlet (630) for blowing out air conditioning air used for purposes other than vehicle interior air conditioning.
The control device is
The closer the movable portion is to the first outlet, the smaller the air volume blown out from the first outlet, the larger the air volume blown out from the first other purpose outlet, and the second outlet. Increase the amount of air blown out from, and reduce the amount of air blown out from the second other purpose outlet.
The closer the movable portion is to the second outlet, the larger the air volume blown from the first outlet, the smaller the air volume blown from the first other purpose outlet, and the second outlet. The air conditioning system according to claim 2, wherein the air volume blown out from the air conditioner is reduced and the air volume blown out from the second other use outlet is increased.
前記第2空調装置は、前記第2吹出口から吹き出される風量と前記第2他用途吹出口から吹き出される風量とを調整する第2風量調整部(220)をさらに有し、
前記制御装置は、
前記可動部が前記第1吹出口に近づくほど、前記第1吹出口から吹き出される風量を小さくし、前記第1他用途吹出口から吹き出される風量を大きくするように前記第1風量調整部を駆動制御し、且つ、前記第2吹出口から吹き出される風量を大きくし、前記第2他用途吹出口から吹き出される風量を小さくするように前記第2風量調整部を駆動制御し、
前記可動部が前記第2吹出口に近づくほど、前記第1吹出口から吹き出される風量を大きくし、前記第1他用途吹出口から吹き出される風量を小さくするように前記第1風量調整部を駆動制御し、且つ、前記第2吹出口から吹き出される風量を小さくし、前記第2他用途吹出口から吹き出される風量を大きくするように前記第2風量調整部を駆動制御する、請求項4に記載の空調システム。 The first air conditioner further includes a first air volume adjusting unit (120) that adjusts the air volume blown out from the first air outlet and the air volume blown out from the first other purpose air outlet.
The second air conditioner further includes a second air volume adjusting unit (220) that adjusts the air volume blown out from the second air outlet and the air volume blown out from the second other purpose air outlet.
The control device is
The first air volume adjusting unit is such that the closer the movable portion is to the first air outlet, the smaller the air volume blown from the first air outlet and the larger the air volume blown from the first other purpose air outlet. The second air volume adjusting unit is driven and controlled so as to increase the air volume blown out from the second air outlet and decrease the air volume blown out from the second other purpose air outlet.
The closer the movable portion is to the second outlet, the larger the air volume blown out from the first outlet, and the smaller the air volume blown out from the first other purpose air outlet. The second air volume adjusting unit is driven and controlled so as to reduce the air volume blown out from the second air outlet and increase the air volume blown out from the second other purpose air outlet. Item 4. The air conditioning system according to item 4.
前記制御装置は、
前記可動部が第1基準位置と最前部との間にある場合、前記第1吹出口から吹き出される風量を一定にし、
前記可動部が第1基準位置と最後部との間にある場合、前記可動部が前記第1吹出口から遠くなるほど、前記第1吹出口から吹き出される風量を大きくする、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の空調システム。 When a predetermined first reference position (P1) is specified in the range in which the movable portion moves in the front-rear direction of the vehicle,
The control device is
When the movable part is between the first reference position and the front part, the air volume blown out from the first air outlet is made constant.
Claims 1 to 6 that when the movable portion is between the first reference position and the rearmost portion, the farther the movable portion is from the first outlet, the larger the air volume blown out from the first outlet. The air conditioning system according to any one of the above.
前記制御装置は、
前記可動部が第2基準位置と最後部との間にある場合、前記第2吹出口から吹き出される風量を一定にし、
前記可動部が第2基準位置と最前部との間にある場合、前記可動部が前記第2吹出口から遠くなるほど、前記第2吹出口から吹き出される風量を大きくする、請求項1ないし7のいずれか一項に記載の空調システム。 When a predetermined second reference position (P2) is specified in the range in which the movable portion moves in the front-rear direction of the vehicle,
The control device is
When the movable part is between the second reference position and the rearmost part, the air volume blown out from the second outlet is made constant.
Claims 1 to 7 that when the movable portion is between the second reference position and the frontmost portion, the farther the movable portion is from the second outlet, the larger the air volume blown out from the second outlet. The air conditioning system according to any one of the above.
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