JP6957552B2 - 回転電機 - Google Patents

回転電機 Download PDF

Info

Publication number
JP6957552B2
JP6957552B2 JP2019081779A JP2019081779A JP6957552B2 JP 6957552 B2 JP6957552 B2 JP 6957552B2 JP 2019081779 A JP2019081779 A JP 2019081779A JP 2019081779 A JP2019081779 A JP 2019081779A JP 6957552 B2 JP6957552 B2 JP 6957552B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
rotary electric
coil
inner peripheral
peripheral wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019081779A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020182260A (ja
Inventor
茂博 山口
藤久保 誠
和弥 渥美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2019081779A priority Critical patent/JP6957552B2/ja
Priority to CN202010322679.1A priority patent/CN111835104B/zh
Publication of JP2020182260A publication Critical patent/JP2020182260A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6957552B2 publication Critical patent/JP6957552B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/12Stationary parts of the magnetic circuit
    • H02K1/14Stator cores with salient poles
    • H02K1/146Stator cores with salient poles consisting of a generally annular yoke with salient poles
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/04Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors
    • H02K3/24Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors with channels or ducts for cooling medium between the conductors
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/32Windings characterised by the shape, form or construction of the insulation
    • H02K3/34Windings characterised by the shape, form or construction of the insulation between conductors or between conductor and core, e.g. slot insulation
    • H02K3/345Windings characterised by the shape, form or construction of the insulation between conductors or between conductor and core, e.g. slot insulation between conductor and core, e.g. slot insulation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Description

本発明は、複数の分割コア部を環状に配置して形成されるステータコアを備えるステータを組み込んだ回転電機に関する。
例えば、特許文献1には、複数の分割ステータコア(分割コア部)を環状に配置することでステータコアが形成され、各分割ステータコアにコイル線(コイル導線)が巻回されている場合に、コイルエンドカバーでコイルエンドの周囲を覆うことにより、コイルエンドを冷却する冷媒通路を形成することが開示されている。
特開2010−124658号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、コイルエンドの周囲をコイルエンドカバーで覆うため、回転電機が大型化するという問題がある。
そこで、本発明は、コンパクトな構成でコイルエンドを含むコイル導線を冷却可能な回転電機を提供することを目的とする。
本発明の態様は、複数の分割コア部(16)を環状に配置して形成されるステータコア(18)を備えるステータ(12)を組み込んだ回転電機(10)に関する。この場合、複数の前記分割コア部(16)は、分割鉄心(24)と、前記分割鉄心(24)の一部を囲繞するインシュレータ(26)と、前記インシュレータ(26)を介して前記分割鉄心(24)に巻回されるコイル導線(28)とをそれぞれ有する。また、複数の前記インシュレータ(26)における前記ステータコア(18)の外周面の箇所には、前記ステータコア(18)の周方向に沿って延在する外周壁(40)が設けられている。一方、複数の前記インシュレータ(26)における前記ステータコア(18)の内周面の箇所には、前記周方向に沿って延在する内周壁(38)が設けられている。そして、前記回転電機(10)は、複数の前記外周壁(40)と複数の前記内周壁(38)とを連結し、前記周方向に沿って延在することにより、前記分割鉄心(24)に巻回される前記コイル導線(28)に冷媒を供給する空間(64)を形成する蓋部(60、62)をさらに有する。
本発明によれば、インシュレータの外周壁及び内周壁と蓋部とによって、冷媒を供給する空間を形成することができる。すなわち、最小限の構成で冷媒の流路を形成することができる。これにより、コンパクトな構成でコイルエンドを含むコイル導線が冷却可能となる。
本実施形態に係る回転電機のステータの平面図である。 図1の分割コア部の斜視図である。 図2の分割コア部の分解斜視図である。 図2の分割コア部の側面図である。 図1のステータの内周面側の一部を図示した概略構成図である。 図4のVI−VI線に沿った断面図である。 変形例の分割コア部の側面図である。 変形例のステータの内周面側の一部を図示した概略構成図である。 図7のIX−IX線に沿った断面図である。
以下、本発明に係る回転電機について、好適な実施形態を掲げ、添付の図面を参照しながら、以下詳細に説明する。
[1.回転電機10の概略構成]
本実施形態に係る回転電機10は、電動機又は発電機として機能するものであり、図1に示すように、円環状のステータ12を組み込んで構成される。ステータ12の内周側には、不図示のロータが配設される。
ステータ12は、いわゆる3相Y型結線の突極巻のステータである。ステータ12は、中空状のホルダ14と、ホルダ14に設けられた3相の入力端子U、V、Wと、中性点を形成する中性端子Nと、ホルダ14の内周面に沿って複数(図1では18個)の分割コア部16を環状に配置して形成されるステータコア18とを備える。
ステータコア18は、U相、V相、W相のコイル20をそれぞれ有する分割コア部16を6つずつ含む。ステータコア18では、複数の分割コア部16を環状に配置することで、U相(U1相〜U6相)、V相(V1相〜V6相)、及び、W相(W1相〜W6相)の各コイル20が、図1の時計回りに、U1、V1、W1、U2、…、U6、V6、W6の順番に並ぶように配置される。
ここで、U1相〜U6相、V1相〜V6相及びW1相〜W6相のコイル20を有する各分割コア部16のうち、代表的に、1個の分割コア部16の構成について、図2〜図4を参照しながら説明する。なお、ここで説明する分割コア部16の一部構成は、例えば、特許第5813359号公報に開示されている分割コア部の一部構成と略同様である。また、全ての相の分割コア部16は、同じ構成を有する。そのため、ここでは、1個の分割コア部16の構成について概略的に説明する。
分割コア部16は、プレスにより打ち抜いた略T字状の金属板(鋼板)22を複数枚積層して構成される分割鉄心24と、分割鉄心24を電気的に絶縁するインシュレータ26と、インシュレータ26を介して分割鉄心24に巻回されるコイル素線28(コイル導線)により構成されるコイル20とを有する。コイル素線28は、断面長方形状の平角線である。
略T字状の分割鉄心24は、矢印B1方向(ステータコア18の外側に向かう方向)側において矢印C方向(ステータコア18の周方向)に沿って延在するヨーク部24aと、ヨーク部24aから矢印B2方向(ステータコア18の内側に向かう方向)に向かって延在する磁極部24bとから構成される。また、ヨーク部24aの矢印C2方向の端部には、略半円状の嵌合凹部24cが形成され、ヨーク部24aの矢印C1方向の端部には、嵌合凹部24cに対応した略半円状の嵌合凸部24dが形成されている。
インシュレータ26は、可撓性を有する樹脂等の電気絶縁材料で構成されている。インシュレータ26は、コイル20の巻枠であり、コイル素線28が巻回される巻回部30と、巻回部30から矢印B1方向に突出し、コイル素線28の端部(始端部又は終端部)を矢印C方向に沿って入力端子U、V、W及び中性端子Nの箇所にまで引き回すための引き回し部32とを有している。
巻回部30は、矢印A方向(上下方向であってステータ12の軸方向)に嵌合可能な上側巻回部34と下側巻回部36とから構成される。
矢印A1方向側(上側)に設けられた上側巻回部34は、断面略U字状に形成された上側巻回部本体34aと、上側巻回部本体34aの矢印B2方向の端部に立設する上側内周壁34bと、上側内周壁34bと対向するように、上側巻回部本体34aの矢印B1方向の端部に立設する上側外周壁34cとを有する。
一方、矢印A2方向側(下側)に設けられた下側巻回部36は、上側巻回部本体34aと対向するように断面略U字状に形成された下側巻回部本体36aと、上側内周壁34bと対向するように下側巻回部本体36aの矢印B2方向の端部に立設する下側内周壁36bと、下側内周壁36bと対向するように下側巻回部本体36aの矢印B1方向の端部に立設する下側外周壁36cとを有する。
そのため、分割鉄心24の磁極部24bを挟み込むように上側巻回部34と下側巻回部36とを嵌合させると、上側巻回部本体34aと下側巻回部本体36a、上側内周壁34bと下側内周壁36b、及び、上側外周壁34cと下側外周壁36cは、それぞれ、一部が重なり合って結合する。すなわち、上側巻回部34の下方から下側巻回部36が挿入されることで、上側巻回部34と下側巻回部36とが一体化されて巻回部30が構成される。
そして、上側内周壁34b及び下側内周壁36bによって、インシュレータ26におけるステータコア18の内周面の箇所において、矢印C方向(ステータコア18の周方向)に沿って延在する内周壁38が形成される。一方、上側外周壁34c及び下側外周壁36cによって、インシュレータ26におけるステータコア18の外周面の箇所において、矢印C方向に沿って延在する外周壁40が形成される。
巻回部30の中央部には、矢印B方向に沿って孔42が形成されている。孔42には、磁極部24bが嵌まり込む。巻回部30における内周壁38と外周壁40との間には、コイル素線28が巻回されることによりコイル20が構成される。なお、図2及び図4に示すように、コイル20のうち、磁極部24bから矢印A1方向及び矢印A2方向に突出する部分がコイルエンド44、46として構成される。
一方、引き回し部32は、上側外周壁34cの上端部近傍から矢印B1方向に突出するように設けられている。引き回し部32は、板状部材48と、板状部材48上に形成され、図1の平面視で略U字状の導線収納部50と、導線収納部50の背後(矢印B2方向の背面における矢印C1方向側の箇所)に形成され、巻回部30に巻回されたコイル素線28の終端部を固定する終端固定部52とから構成される。
導線収納部50は、巻回部30に巻回されたコイル素線28の始端部又は終端部を矢印C方向に収納できるように構成されている。すなわち、導線収納部50は、板状部材48の矢印C2方向側と矢印C1方向側とにそれぞれ立設するブロック50a、50bと、ブロック50a、50bの矢印B2方向の背面を連結する連結部50cとから構成される。
ブロック50aには、矢印C方向に沿って延在し、平角線のコイル素線28の始端部又は終端部を収納可能な幅(矢印A方向に沿った長さ)及び深さ(矢印B方向に沿った奥行き)を有する導線端部保持溝54aが、矢印A方向に所定間隔で設けられている。一方、ブロック50bにも、ブロック50aと同様に、矢印C方向に沿って延在し、コイル素線28の始端部又は終端部を収納可能な幅及び深さを有する導線端部保持溝54bが、矢印A方向に所定間隔で設けられている。
各分割コア部16では、同一形状の平角線のコイル素線28がそれぞれ巻回されてコイル20を構成する。導線収納部50では、コイル素線28の始端部又は終端部について、平角線の長辺側を矢印A方向に沿わせた状態で、矢印C方向に引き回し、各導線端部保持溝54a、54bに収納する。そのため、各導線端部保持溝54a、54bは、略同一の幅(高さ)を有する。また、各導線端部保持溝54a、54bのうち、最上部の導線端部保持溝54a、54bの深さは、他の導線端部保持溝54a、54bの深さよりも深い。さらに、他の導線端部保持溝54a、54bの深さは、略同一の深さである。
すなわち、U1相〜U6相のコイル20を構成する各コイル素線28の始端部は入力端子Uに接続される。V1相〜V6相のコイル20を構成する各コイル素線28の始端部は入力端子Vに接続される。W1相〜W6相のコイル20を構成する各コイル素線28の始端部は入力端子Wに接続される。また、全ての相(U1〜U6相、V1〜V6相、W1〜W6相)のコイル20を構成する各コイル素線28の終端部は中性端子Nに接続される。
そのため、最も深い導線端部保持溝54a、54bには、全ての相から合計で18本のコイル素線28の終端部が引き回されて収納される。この場合、各分割コア部16において、自己の巻回部30に巻回されたコイル素線28の終端部は、終端固定部52に固定され、最も深い導線端部保持溝54a、54bに引き回される。
また、他の導線端部保持溝54a、54bには、U1相〜U6相の合計で6本のコイル素線28の始端部が引き回されて収納される。導線端部保持溝54a、54bには、V1相〜V6相の合計で6本のコイル素線28の始端部が引き回されて収納される。導線端部保持溝54a、54bには、W1相〜W6相の合計で6本のコイル素線28の始端部が引き回されて収納される。
[2.回転電機10の特徴的な構成]
次に、本実施形態に係る回転電機10の特徴的な構成について、図1〜図6を参照しながら説明する。
特徴的な構成とは、図1、図2、図4及び図5に示すように、複数の分割コア部16の外周壁40と内周壁38とを連結し、矢印C方向に沿って延在する略円環状の蓋部60、62が回転電機10に設けられていることである。この場合、各分割コア部16の上部(矢印A1方向側)に上側の蓋部60が設けられ、各分割コア部16の下部(矢印A2方向側)に下側の蓋部62が設けられている。2つの蓋部60、62は、金属製又は樹脂製の略同一形状の円環状部材であり、コイルエンド44、46を覆うように、インシュレータ26の上部及び下部にそれぞれ設けられている。
上側の蓋部60は、上側(矢印A1方向側)のコイルエンド44を上方から覆うように、上側内周壁34b(内周壁38)の上端部と上側外周壁34c(外周壁40)の上端部とを連結する。一方、下側の蓋部62は、上側の蓋部60を上下反転させた形状を有しており、下側のコイルエンド46を下方から覆うように、下側内周壁36b(内周壁38)の下端部と下側外周壁36c(外周壁40)の下端部とを連結する。
このように、上側及び下側の各コイルエンド44、46と、内周壁38と、外周壁40と、上側及び下側の各蓋部60、62とによって、ステータ12には、各分割コア部16のコイル20が収容される空間64が形成される。なお、上側及び下側の各蓋部60、62と内周壁38及び外周壁40との間は、パッキン、シール又は接着剤等、各種の連結手段によって連結されている。要は、後述する冷媒が漏れないように、各蓋部60、62と内周壁38及び外周壁40との間を液密に塞ぐ連結手段が介挿されていればよい。
また、上側及び下側の各蓋部60、62の外側には、分割コア部16毎に、A方向に形成され、空間64に連通するノズル66、68が該蓋部60、62と一体に設けられている。上側の蓋部60に設けられるノズル66は、不図示の冷媒供給手段に接続され、該冷媒供給手段から供給される冷媒を空間64に供給する供給ノズルである。一方、下側の蓋部62に設けられるノズル68は、空間64内の冷媒を外部に排出する排出ノズルである。
なお、コイル20に通電した場合、該コイル20(コイル素線28)には、ジュール熱が発生する。冷媒は、ジュール熱が発生するコイルエンド44、46を含むコイル素線28を冷却するための冷却媒体(例えば、冷却油)である。従って、空間64は、コイル20の収容空間であると共に、コイル20(コイル素線28)を冷却する冷媒の流路を形成するための空間である。
前述のように、ステータ12には、各分割コア部16が環状に配置されている。そのため、図1及び図5に示すように、隣接する2つの分割コア部16間には、隙間70が形成されている。本実施形態では、空間64に収容されたコイル20(コイル素線28)を満遍なく冷媒で冷却すると共に、該冷媒がステータ12から漏れることを防止するための機構が設けられている。
具体的に、図4〜図6に示すように、上側及び下側の蓋部60、62の空間64側(上側の蓋部60の底面、下側の蓋部62の上面)には、C方向に隣接する2つの分割コア部16の隙間70に冷媒を誘導する冷媒ガイド72、74が形成されている。冷媒ガイド72、74は、隣接する2つの分割コア部16の間に設けられ、各蓋部60、62からA方向に沿って、ステータ12の軸方向の中心に向かい先細るテーパ形状を有する。
また、複数の冷媒ガイド72、74の先端部には、A方向に延びて、隣接する2つの分割コア部16の隙間70を分ける板状部材76が連結されている。板状部材76は、一端部が上側の蓋部60に設けられたA1方向側の冷媒ガイド72の先端部に連結され、他端部が下側の蓋部62に設けられたA2方向側の冷媒ガイド74の先端部に連結されている。また、板状部材76は、ロータ側に冷媒が漏れることを防止するため、隙間70の少なくともB2方向側(ステータ12の内周面側)に挿入されていることが望ましい。
そして、本実施形態では、図5及び図6に示すように、冷媒供給手段から上側のノズル66(供給ノズル)を介して冷媒を供給すると、該冷媒は、ノズル66から空間64に供給される。供給された冷媒は、A1方向側の冷媒ガイド72から板状部材76にガイドされ、隙間70をA方向に沿って流れる。これにより、上側のコイルエンド44と、分割鉄心24に巻回されたコイル素線28とを、該冷媒で好適に冷却することができる。
隙間70を流れた冷媒は、A2方向側の冷媒ガイド74によってノズル68側にガイドされる。これにより、下側のコイルエンド46が好適に冷却される。そして、下側のノズル68(排出ノズル)に到達した冷媒は、該ノズル68を介して外部に排出される。
なお、上記の説明では、ノズル66を供給ノズルとし、ノズル68を排出ノズルとしている。本実施形態では、ノズル68を供給ノズルとし、ノズル66を排出ノズルとした場合でも、コイル20を好適に冷却することができる。この場合、冷媒は、図6で矢印に示す方向とは逆方向に流れることに留意する。
[3.変形例]
次に、本実施形態の変形例について、図7〜図9を参照しながら説明する。
変形例では、下側の蓋部62にノズル68が設けられていない。そのため、変形例では、上側の蓋部60にのみ、分割コア部16毎にノズル66が設けられている。従って、変形例では、C方向に沿って、供給ノズルと排出ノズルとが交互に設けられることになる。
この場合、図8及び図9に示すように、冷媒供給手段から一方のノズル66(図9の左側のノズル66(供給ノズル))を介して冷媒を供給すると、該冷媒は、ノズル66から空間64に供給される。供給された冷媒は、A1方向側の冷媒ガイド72から板状部材76にガイドされ、隙間70をA方向に沿って流れる。これにより、供給ノズルが設けられている分割コア部16において、上側のコイルエンド44と、分割鉄心24に巻回されたコイル素線28とを、該冷媒で好適に冷却することができる。
隙間70を流れた冷媒は、A2方向側の冷媒ガイド74によって他方のノズル66(図9の右側のノズル66(排出ノズル))が設けられている分割コア部16にガイドされる。これにより、該分割コア部16において、下側のコイルエンド46が好適に冷却される。そして、ガイドされた冷媒は、排出ノズルが設けられている分割コア部16において、下側の蓋部62から板状部材76にガイドされ、隙間70をA方向に沿って流れる。これにより、該排出ノズルが設けられている分割コア部16において、分割鉄心24に巻回されたコイル素線28を好適に冷却することができる。
隙間70を流れた冷媒は、A1方向側の冷媒ガイド72によって排出ノズル側にガイドされる。これにより、排出ノズル側が設けられている分割コア部16において、上側のコイルエンド44が好適に冷却される。そして、排出ノズル(ノズル66)に到達した冷媒は、該ノズル66を介して外部に排出される。
[4.本実施形態の効果]
以上説明したように、本実施形態に係る回転電機10は、複数の分割コア部16を環状に配置して形成されるステータコア18を備えるステータ12を組み込んでいる。この場合、複数の分割コア部16は、分割鉄心24と、分割鉄心24の一部を囲繞するインシュレータ26と、インシュレータ26を介して分割鉄心24に巻回されるコイル素線28(コイル導線)とをそれぞれ有する。
また、複数のインシュレータ26におけるステータコア18の外周面の箇所には、C方向(ステータコア18の周方向)に沿って延在する外周壁40が設けられている。一方、複数のインシュレータ26におけるステータコア18の内周面の箇所には、C方向に沿って延在する内周壁38が設けられている。
そして、回転電機10は、複数の外周壁40と複数の内周壁38とを連結し、C方向に沿って延在することにより、分割鉄心24に巻回されるコイル素線28に冷媒を供給する空間64を形成する蓋部60、62をさらに有する。
この構成によれば、インシュレータ26の外周壁40及び内周壁38と蓋部60、62とによって、冷媒を供給する空間64を形成することができる。すなわち、最小限の構成で冷媒の流路を形成することができる。これにより、コンパクトな構成でコイルエンド44、46を含むコイル素線28が冷却可能となる。
ここで、回転電機10は、空間64に設けられ、C方向に隣接する2つの分割コア部16の隙間70に冷媒を誘導する複数の冷媒ガイド72、74をさらに有する。2つの分割コア部16のコイル20(インシュレータ26に巻回されたコイル素線28)の間に隙間70が形成されているので、該隙間70に冷媒を誘導することで、該コイル20を好適に冷却することができる。
この場合、複数の冷媒ガイド72、74は、蓋部60、62からA方向(ステータ12の軸方向)に沿った該ステータ12の中心に向かって先細るテーパ形状を有する。これにより、隙間70に冷媒を誘導しやすくなるので、コイル20に対する冷却能力が向上する。
また、回転電機10は、複数の冷媒ガイド72、74の先端部に連結され、隙間70を分ける板状部材76をさらに有する。これにより、冷媒ガイド72、74に誘導された冷媒を、隙間70の形成方向(ステータ12の軸方向であるA方向)に沿って容易に流すことができる。この結果、コイル20に対する冷却能力が一層向上する。
この場合、複数の板状部材76は、隙間70を埋めるように該隙間70に挿入されている。これにより、空間64からステータ12の内周面側(ロータ側)に冷媒が漏れることを防止することができる。
また、複数の板状部材76は、隙間70の少なくとも内周面側に挿入されている。これにより、隙間70のうち、板状部材76が設けられる箇所では、ステータ12の内周面側に冷媒が漏れることを効果的に防止することができる。一方、隙間70のうち、板状部材76が設けられていない箇所では、該隙間70を埋めるように、コイル素線28をインシュレータ26に巻回することが可能となる。
また、回転電機10は、蓋部60、62と一体に設けられ、外部から空間64に冷媒を供給するノズル66、68(供給ノズル)をさらに有する。これにより、回転電機10の部品点数を削減することができる。
この場合、ノズル66、68は、複数の分割コア部16毎に蓋部60、62に設けられる。これにより、分割コア部16毎にコイル20を冷却することができるので、冷却能力を一層向上させることができる。
以上、本発明について好適な実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は、上記の実施形態の記載範囲に限定されることはない。上記の実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることは、当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も、本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。また、特許請求の範囲に記載された括弧書きの符号は、本発明の理解の容易化のために添付図面中の符号に倣って付したものであり、本発明がその符号をつけた要素に限定されて解釈されるものではない。
10…回転電機 12…ステータ
16…分割コア部 18…ステータコア
24…分割鉄心 26…インシュレータ
28…コイル素線(コイル導線) 38…内周壁
40…外周壁 60、62…蓋部
64…空間

Claims (4)

  1. 複数の分割コア部(16)を環状に配置して形成されるステータコア(18)を備えるステータ(12)を組み込んだ回転電機(10)であって、
    複数の前記分割コア部(16)は、分割鉄心(24)と、前記分割鉄心(24)の一部を囲繞するインシュレータ(26)と、前記インシュレータ(26)を介して前記分割鉄心(24)に巻回されるコイル導線(28)とをそれぞれ有し、
    複数の前記インシュレータ(26)における前記ステータコア(18)の外周面の箇所には、前記ステータコア(18)の周方向に沿って延在する外周壁(40)が設けられ、
    複数の前記インシュレータ(26)における前記ステータコア(18)の内周面の箇所には、前記周方向に沿って延在する内周壁(38)が設けられ、
    前記回転電機(10)は、
    複数の前記外周壁(40)の前記ステータ(12)の軸方向に沿った一端部と複数の前記内周壁(38)の前記軸方向に沿った一端部とを連結し、前記周方向に沿って延在する第1蓋部(60)と、
    複数の前記外周壁(40)の前記軸方向に沿った他端部と複数の前記内周壁(38)の前記軸方向に沿った他端部とを連結し、前記周方向に沿って延在することにより、前記第1蓋部(60)と共に、前記分割鉄心(24)に巻回される前記コイル導線(28)に冷媒を供給する空間(64)を形成する第2蓋部(62)と、
    前記第1蓋部(60)において、複数の前記分割コア部(16)毎に前記第1蓋部(60)と一体に設けられた複数のノズル(66)と、
    前記周方向に隣接する2つの前記分割コア部(16)の隙間(70)の前記内周面側を埋めるように前記隙間(70)の前記内周面側に挿入された板状部材(76)と、
    をさらに有し、
    複数の前記ノズル(66)は、外部から前記空間(64)に前記冷媒を供給する供給ノズル(66)と、前記空間(64)から外部に前記冷媒を排出する排出ノズル(66)とであり、
    前記供給ノズル(66)及び前記排出ノズル(66)は、前記第1蓋部(60)で前記周方向に沿って交互に設けられている、回転電機(10)。
  2. 請求項1記載の回転電機(10)において、
    前記空間(64)に設けられ、前記隙間(70)に前記冷媒を誘導する複数の冷媒ガイド(72、74)をさらに有する、回転電機(10)。
  3. 請求項2記載の回転電機(10)において、
    複数の前記冷媒ガイド(72、74)は、前記蓋部(60、62)から前記ステータ(12)の軸方向の中心に向かって先細るテーパ形状を有する、回転電機(10)。
  4. 請求項2又は3記載の回転電機(10)において、
    前記板状部材(76)は、複数の前記冷媒ガイド(72、74)の先端部に連結されている、回転電機(10)。
JP2019081779A 2019-04-23 2019-04-23 回転電機 Active JP6957552B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019081779A JP6957552B2 (ja) 2019-04-23 2019-04-23 回転電機
CN202010322679.1A CN111835104B (zh) 2019-04-23 2020-04-22 旋转电机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019081779A JP6957552B2 (ja) 2019-04-23 2019-04-23 回転電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020182260A JP2020182260A (ja) 2020-11-05
JP6957552B2 true JP6957552B2 (ja) 2021-11-02

Family

ID=72913704

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019081779A Active JP6957552B2 (ja) 2019-04-23 2019-04-23 回転電機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6957552B2 (ja)
CN (1) CN111835104B (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3624825B2 (ja) * 2000-12-14 2005-03-02 日産自動車株式会社 回転電機および回転電機の製造方法
JP2004040924A (ja) * 2002-07-04 2004-02-05 Nissan Motor Co Ltd 回転電機の冷却構造
JP3901104B2 (ja) * 2003-02-14 2007-04-04 トヨタ自動車株式会社 ステータコイルモジュールおよびその製造方法ならびに回転電機、回転電機の製造方法
JP5386263B2 (ja) * 2009-07-30 2014-01-15 日立オートモティブシステムズ株式会社 回転電機
US8373316B2 (en) * 2011-01-12 2013-02-12 Kollmorgen Corporation Coolant flow enhancing device for stator coil end turns of fluid cooled electric motor
JP6416965B1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-31 本田技研工業株式会社 コイル巻回部品及び回転電機
KR102452689B1 (ko) * 2017-09-26 2022-10-11 현대자동차주식회사 오일 코일순환방식 모터 및 친환경차량

Also Published As

Publication number Publication date
CN111835104B (zh) 2023-05-16
JP2020182260A (ja) 2020-11-05
CN111835104A (zh) 2020-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5353366B2 (ja) 回転電機のステータ
JP5652004B2 (ja) 配電構造部品およびその製造方法
US10587175B2 (en) Double-stator rotating electric machine
KR20190096317A (ko) 브러시리스 모터
US9941764B2 (en) Electric machine with a stator and a rotor
EP3476021B1 (en) Stator and motor having the same
JP6474940B2 (ja) 電子的に整流された直流モータ
US10103596B2 (en) Stator assemblies for three phase dynamoelectric machines and related winding methods
JP6135774B2 (ja) 回転電機
JP6139723B1 (ja) 回転電機、及びその製造方法
JP5666976B2 (ja) 回転電機
JP7060419B2 (ja) 回転電機
JP6957552B2 (ja) 回転電機
JP5965207B2 (ja) モータのステータ
JP6382080B2 (ja) 回転電機の固定子、及びこれを備えた回転電機
JP6640912B2 (ja) 電動機の電機子
JP2016127681A (ja) 回転電機のステータ
JP2009089493A (ja) 電動機
KR20220130116A (ko) 전기 기계용 고정자, 전기 기계 및 차량
CN110176835B (zh) 旋转电机
JP6759798B2 (ja) レゾルバ
JP2017034873A (ja) 電動機
JP2020102981A (ja) 回転電機のステータおよびその製造方法
JP2008211862A (ja) 回転電機の固定子
JP2015201967A (ja) 回転電機のステータコア

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210323

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210521

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210928

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211006

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6957552

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150