JP6956912B1 - 見積提示装置、見積提示プログラムおよび記憶媒体 - Google Patents

見積提示装置、見積提示プログラムおよび記憶媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP6956912B1
JP6956912B1 JP2021500481A JP2021500481A JP6956912B1 JP 6956912 B1 JP6956912 B1 JP 6956912B1 JP 2021500481 A JP2021500481 A JP 2021500481A JP 2021500481 A JP2021500481 A JP 2021500481A JP 6956912 B1 JP6956912 B1 JP 6956912B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
quotation
processing unit
product
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021500481A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021240819A1 (ja
Inventor
林 英松
澤田 竜司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP6956912B1 publication Critical patent/JP6956912B1/ja
Publication of JPWO2021240819A1 publication Critical patent/JPWO2021240819A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/06Buying, selling or leasing transactions
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q50/00Information and communication technology [ICT] specially adapted for implementation of business processes of specific business sectors, e.g. utilities or tourism
    • G06Q50/04Manufacturing
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • Primary Health Care (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

見積提示装置(1)は、生産工程の自動化のためのシステムを構成する製品についての見積を提示する。見積提示装置(1)は、製品の買い手であるユーザの端末からの見積の依頼に対し、ユーザが利用するシステムの要件定義に関わるシステム情報を基に、見積が依頼された製品を含みかつ要件定義に適合するシステム構成を導き出す構成設定部(23)と、システム構成の構築を請け負い得る事業者を選定し、選定された事業者へ構築についての見積依頼を配信する配信処理部(24)と、見積依頼に対して事業者から返信された見積の内容をユーザへ提示する提示処理部(25)と、を備える。

Description

本開示は、製品の見積を提示する見積提示装置、見積提示プログラムおよび記憶媒体に関する。
商品の売り手と商品の買い手とがインターネット上のマーケットプレイスに参加する形態の電子商取引が一般的に行われている。マーケットプレイスでは、売り手による商品の出品を募り、出品された商品を買い手に販売する。特許文献1には、買い手による商品の見積依頼を当該商品の出品者に送り、出品者による見積の回答を依頼主である買い手に提示する電子商取引システムが開示されている。
特開2003−141376号公報
生産工程の自動化のためのシステムであるFA(Factory Automation)システムについて、FAシステムを構成する機器またはソフトウェアといった製品を購入する場合、その製品を含めたシステム構成の構築が必要となる。製品の買い手は、製品の購入を検討する際に、製品の購入費用の見積のみならず、事業者によるシステム構成の構築に要する費用を含めた見積を要望する場合がある。購入された製品を含み一体として機能可能なシステム構成を構築するための費用を見積もるためには、当該システム構成によって解決しようとする課題あるいは生産についての要望などといった目的を明確にすることが必要となる。また、製品が導入される既存のFAシステムの構成、製造物、製造工程の内容、または品質管理の内容といった情報が見積において必要となる場合もある。
上記特許文献1にかかる従来の電子取引システムは、マーケットプレイスに出品されている製品の購入についての見積を買い手に提示可能である一方、システム構成の構築に要する費用の見積を提示することは可能とされていない。このため、従来の技術において、システム構成の構築についての見積を買い手が要望する場合、買い手は、見積を依頼する事業者を検索して、事業者に直接見積を依頼する必要がある。このように、従来技術によると、購入される製品を含めたシステム構成の構築に要する費用を含めた見積を提示することができないという問題があった。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、購入される製品を含めたシステム構成の構築に要する費用を含めた見積を提示可能とする見積提示装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示にかかる見積提示装置は、生産工程の自動化のためのシステムを構成する製品についての見積と、製品を含めたシステムの構築に要する費用についての見積との提示を可能とする。本開示にかかる見積提示装置は、製品の買い手であるユーザの端末から、製品についての見積の依頼を受信し、かつ、製品を含むシステムの構築に要する費用についての見積の要否を確認する依頼処理部と、製品についての見積が依頼され、かつシステムの構築に要する費用についての見積が必要と確認された場合に、ユーザが利用するシステムの要件定義に関わるシステム情報を基に、見積が依頼された製品を含みかつ要件定義に適合するシステム構成を導き出す構成設定部と、構成が導き出されたシステムの構築を請け負い得る事業者を選定し、選定された事業者へシステムの構築に要する費用についての見積依頼を配信する配信処理部と、見積依頼に対して事業者から返信された見積の内容をユーザへ提示する提示処理部と、ユーザの属性についての情報であるユーザ情報にシステム情報を対応付けて保持するユーザ情報データベースと、を備える。構成設定部は、見積を依頼したユーザのユーザ情報に対応付けられているシステム情報に基づいて、要件定義に適合するシステム構成を導き出す。
本開示にかかる見積提示装置は、購入される製品を含めたシステム構成の構築に要する費用を含めた見積を提示することができるという効果を奏する。
実施の形態1にかかる見積提示装置を含む取引システムの構成図 実施の形態1にかかる見積提示装置が有する見積処理部およびマッチング処理部の各構成を示すブロック図 実施の形態1にかかる見積提示装置に記憶される製品データベースについて説明するための図 実施の形態1にかかる見積提示装置に記憶される実績データベースについて説明するための図 実施の形態1にかかる見積提示装置における学習に使用されるニューラルネットワークの構成例を示す図 実施の形態1にかかる見積提示装置が有する取引処理部の構成を示すブロック図 実施の形態1にかかる見積提示処理が有するシステム提案部の構成を示すブロック図
以下に、実施の形態にかかる見積提示装置、見積提示プログラムおよび記憶媒体を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる見積提示装置を含む取引システムの構成図である。図1に示す取引システムは、出品者による製品の出品を募り、出品された製品をユーザに販売するマーケットプレイスの形態をとる。実施の形態1にかかる見積提示装置1は、FAシステムを構成する製品の購入についての見積をユーザに提示する。
管理者は、取引システムを管理する人または組織である。管理者は、インターネット上に開設されたマーケットプレイスを運営する。ユーザは、マーケットプレイスから製品を購入する人または組織である。ユーザは、マーケットプレイスでの取引における製品の買い手である。出品者は、マーケットプレイスに製品を出品する人または組織である。出品者は、マーケットプレイスでの取引における製品の売り手である。
ユーザは、マーケットプレイスへの会員登録によって、マーケットプレイスに買い手としての参加が認められる。出品者は、マーケットプレイスへの会員登録によって、マーケットプレイスに売り手としての参加が認められる。
マーケットプレイスにおいて扱われる製品には、FAシステム、またはFAシステムの構成要素が含まれる。FAシステムの構成要素としては、機器、アプリケーション、およびサービスといった、有形または無形の商品が含まれる。サービスは、システムインテグレーションサービス、施工サービス、または保守サービスなどである。機器は、産業用PC(Personal Computer)、PLC(Programmable Logic Controller)、またはモーター等といった、FAシステムの構築に必要な機器である。アプリケーションは、FAシステムから得られるデータを収集、加工または診断等をするためのアプリケーションである。アプリケーションは、例えば、データ分析アプリケーション、機器の稼動状況を管理するアプリケーションなどである。
出品者には、システムインテグレータ(System Integrator:SIer)、メーカ、提供者といった事業者が含まれる。SIerは、事業または業務としてFAシステムの構築を行う事業者である。メーカは、機器またはアプリケーションを製造する事業者である。提供者は、機器またはアプリケーションを提供する事業者である。見積提示装置1は、ユーザへの見積の提示以外に、取引における決済、ユーザに事業者を引き合わせるためのマッチング処理、製品を含むシステム構成の提案を行う。
取引システムは、見積提示装置1と、ユーザ端末である端末2と、出品者端末である端末3とを有する。見積提示装置1と、端末2と、端末3とは、ネットワーク4を介して互いに接続されている。ネットワーク4には、有線または無線を問わず、インターネット、LAN(Local Area Network)またはVPN(Virtual Private Network)などの、任意の種類のネットワークを採用できる。なお、マーケットプレイスには、複数のユーザと、複数の出品者とが参加する。取引システムには、複数の端末2と複数の端末3とが含まれる。
次に、見積提示装置1の構成について説明する。見積提示装置1は、PCなどのコンピュータシステムである。コンピュータシステムには、実施の形態1にて説明する見積提示を実現するためのプログラムである見積提示プログラムがインストールされる。図1には、見積提示装置1が有する機能構成と、見積提示装置1の機能を実現するためのハードウェア構成とを示している。
見積提示装置1は、各種処理を実行する処理部であるプロセッサ10と、内蔵メモリであるメモリ11と、見積提示装置1の外部の装置と通信を行う通信装置12と、情報を記憶する記憶装置13と、入出力のためのインタフェース14とを有する。
プロセッサ10は、CPU(Central Processing Unit)である。プロセッサ10は、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、又はDSP(Digital Signal Processor)であっても良い。メモリ11は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)またはEEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)である。記憶装置13は、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)である。見積提示プログラムは、記憶装置13に格納される。
プロセッサ10は、記憶装置13に格納されている見積提示プログラムをメモリ11に読み出して、見積提示プログラムを実行する。通信装置12は、見積提示装置1の外部の装置である端末2および端末3に、ネットワーク4を介して接続される。製品管理サーバ5は、インタフェース14に接続される。製品管理サーバ5には、マーケットプレイスに出品された製品である機器、アプリケーションまたはサービスについての情報である製品情報が格納される。また、製品管理サーバ5には、製品情報に対応するアプリケーションが格納される。
なお、見積提示プログラムは、コンピュータシステムによる読み取りが可能とされた記憶媒体に記憶されたものであっても良い。見積提示装置1は、記憶媒体に記録された見積提示プログラムをメモリ11へ格納しても良い。記憶媒体は、フレキシブルディスクである可搬型記憶媒体、あるいは半導体メモリであるフラッシュメモリであっても良い。見積提示プログラムは、他のコンピュータあるいはサーバ装置からネットワークを介してコンピュータシステムへインストールされても良い。
見積提示装置1は、見積を提示するための処理を実行する見積処理部15と、システム構成の構築を請け負う事業者である出品者をユーザに引き合わせるための処理を実行するマッチング処理部16と、取引についての処理を実行する取引処理部17と、ユーザへのシステム構成の提案を行う提案処理部18とを有する。見積処理部15、マッチング処理部16、取引処理部17および提案処理部18の各部の詳細については後述する。
見積処理部15、マッチング処理部16、取引処理部17および提案処理部18の各機能は、プロセッサ10とソフトウェアの組み合わせによって実現される。当該各機能は、プロセッサ10およびファームウェアの組み合わせによって実現されても良く、プロセッサ10、ソフトウェアおよびファームウェアの組み合わせによって実現されても良い。ソフトウェアまたはファームウェアは、プログラムとして記述され、記憶装置13に格納される。
次に、見積処理部15およびマッチング処理部16の各機能について説明する。図2は、実施の形態1にかかる見積提示装置が有する見積処理部およびマッチング処理部の各構成を示すブロック図である。
ユーザ情報データベース31、出品者データベース32、製品データベース33および実績データベース34は、見積処理部15またはマッチング処理部16における処理にて使用される情報を保持するデータベースである。各データベースは、記憶装置13に格納される。
ユーザ情報データベース31は、ユーザ情報を保持する。ユーザ情報は、マーケットプレイスへの会員登録の際にマーケットプレイスに登録される情報である。ユーザ情報は、ユーザの属性についての情報であって、会社名、部署名、連絡先、業種などの情報である。また、ユーザ情報データベース31には、ユーザが利用するFAシステムの要件定義に関わるシステム情報が、ユーザ情報に対応付けられて格納される。
システム情報は、ユーザが導入を予定しているFAシステムについての情報である。ユーザ情報データベース31には、ユーザが現在利用しているFAシステムについてのシステム情報が格納されても良い。システム情報は、FAシステムの工程別の課題、課題解決のために導入が検討されているFAシステムの構成、導入が検討されているFAシステムに連動する既存のFAシステムの構成、プログラム情報といった、FAシステムの要件定義に関わる情報である。なお、プログラム情報とは、プログラムの実行によってFAシステムに付与される機能についての情報である。既存のFAシステムとは、ユーザが現在利用しているFAシステムである。
システム情報は、後述する見積依頼の際に、端末2に表示される見積申請画面を介して、ユーザによって見積提示装置1へ入力される。見積申請画面の図示は省略する。見積提示装置1は、ユーザによる入力操作によって、見積の対象であるFAシステムの要件定義、すなわち、ユーザが導入を検討しているFAシステムまたはユーザが導入を予定しているFAシステムの要件定義を取得する。
ユーザ情報データベース31は、取得された要件定義を記憶する。見積の対象であるFAシステムと連携する既存のFAシステムがある場合、ユーザ情報データベース31は、当該既存のFAシステムの情報を記憶する。また、過去に見積処理部15が見積を行ったFAシステムのうち、ユーザの工場等に実際に導入されたFAシステムがある場合、ユーザ情報データベース31は、当該導入されたFAシステムの情報を、既存のFAシステムの情報として記憶する。
マーケットプレイスには、デジタル空間におけるシミュレーションによってFAシステムの動作を検証する機能が備えられていても良い。ユーザは、シミュレーションを利用して、ユーザが所望するFAシステムの動作を検証することができる。ユーザは、検証の結果に基づいて、ユーザのニーズに合致したFAシステムの仕様を、FAシステムの要件定義として設定することができる。
シミュレーションでは、機器またはアプリケーションの選定と、機器またはアプリケーションの設定と、インタフェース情報と、ネットワークの選定などに基づいて、仮想のFAシステムが構築される。インタフェース情報は、機器と、機器に接続される外部機器との接続に関する情報である。構築された仮想のFAシステムについて、動作検証が行われる。このように、ユーザは、ユーザが所望するFAシステムの動作を検証してから、かかるFAシステムの仕様を、FAシステムの要件定義として設定することができる。
出品者データベース32は、マーケットプレイスに出品者として参加している事業者の情報を保持する。事業者の情報とは、事業者の取引の信用度、販売実績、事業者の所在地といった、取引を行うか否かの判断のための材料とされる情報である。事業者の情報は、企業情報および与信情報を提供する機関から取得することができる。また、出品者データベース32は、製品を出品する事業者ごとのシステム構築に関する情報を保持する。システム構築に関する情報には、出品者が過去に納入したシステムの構成、システムの導入時における課題、システムの導入による効果、システムを構成する製品、出品者が提案したシステム構成などについての情報が含まれる。
システム構築に関する情報は、出品者である事業者によって見積提示装置1へ提供されて、事業者ごとの情報として出品者データベース32に格納される。事業者は、システム構築に関する多くの情報を提供するほど、多くの情報が出品者データベース32に蓄積されることによって、ユーザから見積依頼を受ける機会を多くすることができる。
製品データベース33は、マーケットプレイスに出品されている製品についての情報を保持する。実績データベース34は、事業者である出品者がシステム構成の構築を請け負った実績についての情報を保持する。
図3は、実施の形態1にかかる見積提示装置に記憶される製品データベースについて説明するための図である。製品データベース33には、製品のカテゴリー、製品の名称、および製品の価格の各情報が格納される。カテゴリーのうち「システム」は、機器の組み合わせ、アプリケーションの組み合わせ、または機器およびアプリケーションの組み合わせのいずれかを指す。カテゴリーのうち「機器」は、単体の機器を指す。「アプリケーション」は、単体のアプリケーションを指す。「アプリケーション」には、特定の業務または特定の業種において汎用的に利用可能な市販のアプリケーションと、カスタマイズされて利用されるアプリケーションとが含まれる。
図2に示すように、見積処理部15は、依頼処理部21と、ユーザ情報管理部22と、構成設定部23と、配信処理部24と、提示処理部25とを有する。依頼処理部21は、端末2からの見積依頼を受信する。依頼処理部21は、見積依頼に応じた処理を実行する。
ユーザ情報管理部22は、ユーザごとの情報としてユーザ情報およびシステム情報を管理する。ユーザは、端末2を操作することによって、ユーザ情報またはシステム情報を更新するための更新指示を見積提示装置1へ送る。依頼処理部21は、端末2からの更新指示を受信すると、更新指示をユーザ情報管理部22へ出力する。ユーザ情報管理部22は、ユーザ情報データベース31に保持されている情報であるユーザ情報またはシステム情報を、更新指示に従って更新する。
依頼処理部21は、見積依頼を受信すると、システム構成の設定指示を構成設定部23へ出力する。構成設定部23は、設定指示が入力されると、ユーザ情報データベース31に格納されているシステム情報の読み出しをユーザ情報管理部22に指示する。ユーザ情報管理部22は、読み出されたシステム情報を構成設定部23へ出力する。構成設定部23は、入力されたシステム情報に基づいて、見積が依頼された製品を含み、かつFAシステムの要件定義に適合するシステム構成を導き出す。構成設定部23は、導き出されたシステム構成を示す情報を配信処理部24へ出力する。
上記のシミュレーションによって動作が検証されたFAシステムのうち、ユーザが所望するFAシステムは、「お気に入り」または「発注候補」などと設定されることにより、マーケットプレイスにおいてマーキングされる。構成設定部23は、マーキングされたFAシステムの構成を、要件定義に適合するシステム構成として導き出す。
なお、構成設定部23は、シミュレーション済みのシステム構成に、ユーザが見積を依頼した製品が含まれていない場合、シミュレーション済みのシステム構成に含まれる製品の中から、ユーザが見積を依頼した製品と同等の機能を有する製品を検索する。構成設定部23は、見積を依頼した製品と同等の機能を有する製品を、ユーザが見積を依頼した製品に置き換えて、要件定義に適合するシステム構成を導き出す。
また、構成設定部23は、ユーザによる見積依頼に対して、直接、システム構成を構築する必要がある場合に、ユーザ情報データベース31に格納されているシステム情報に基づいて、システム構成を構築する。構成設定部23は、ユーザが見積を依頼した製品を含みかつFAシステムの要件定義に適合するシステム構成を導き出すための情報が不足している場合に、不足している情報の入力をユーザに促すための通知を端末2へ送る。構成設定部23は、ユーザから入力された情報と、ユーザ情報データベース31に格納されているシステム情報とに基づいて、要件定義に適合するシステム構成を導き出す。なお、構成設定部23は、要件定義に関する情報が不足している場合、不足している情報の入力をユーザに促すための通知を端末2へ送る。要件定義に関して不足する場合がある情報としては、例えば、FAシステムのうちFAシステムの外部からデータを取得する入出力インタフェースの設定情報が挙げられる。
配信処理部24は、構成設定部23によって導き出された構成を有するFAシステムについて、構築を請け負い得る出品者を選定する。配信処理部24は、選定された出品者の端末3へ、FAシステムの構築についての見積依頼を配信する。配信処理部24は、システム構成に関連する情報に基づいて、見積依頼の対象であるFAシステムについての知見を有すると推定される出品者を選定する。配信処理部24は、推定される知見の高さを表す評価点を求めて、評価点に基づいて出品者を選定する。
配信処理部24は、システム構成に関連する情報についての複数の項目で関連する出品者を特定する。複数の項目とは、例えば、製品の取り扱い実績、および、FAシステムの導入を請け負った実績などといった項目である。配信処理部24は、システムを構成する製品である機器またはアプリケーションのメーカ、機器またはアプリケーションの提供者、システムの導入事例を見積提示装置1へ提供したシステムインテグレータ、および、ユーザへ過去にFAを導入した実績を有するシステムインテグレータなどの中から、複数の項目で関連する出品者を特定する。
配信処理部24は、複数の項目で関連する出品者を特定してから、各項目で重複度が高い出品者を特定する。配信処理部24は、各項目で重複度が多い出品者を特定してから、特定された各出品者に評価点を付与する。配信処理部24は、システムの構築において重要視される項目について、項目ごとにおける重要視の度合いに応じた評価点を求める。配信処理部24は、出品者ごとの評価点に基づいて、見積依頼を配信する対象とする出品者を選定する。
重要視される項目としては、例えば、FAシステムの導入を請け負った実績が設定される。重要視される項目として、ユーザの所在地と出品者のサービス拠点が設けられている地域とが近いか否かといった項目が設定されても良い。また、重要視される項目として、ユーザが導入を検討しているFAシステムと類似するFAシステムについて、導入を請け負った実績があるか否かといった項目が設定されても良い。配信処理部24が評価点を求める際の、重要視される項目および重要視の度合いは、ユーザが決定することができる。
配信処理部24は、選定された出品者をユーザに通知しても良い。配信処理部24は、選定された出品者に付与された評価点を、出品者に紐付けて通知しても良い。ユーザは、システム構築における出品者の信頼性を判断することができる。
配信処理部24は、選定された出品者へ、見積依頼を配信する。配信処理部24は、見積依頼に対して出品者から返信された見積を受信すると、受信された見積の情報を提示処理部25へ出力する。提示処理部25は、見積の情報が入力されると、ユーザへの見積の提示のための処理を実行する。
端末2は、ユーザによる操作に従って、購入を検討している製品についての見積依頼を見積提示装置1へ送信する。依頼処理部21において見積依頼が受信されると、依頼処理部21は、見積が依頼された製品について、当該製品を含むシステム構成の構築に要する費用についての見積の要否をユーザに確認する。
また、購入を検討している製品の価格が、例えば「メーカ希望価格」のように見積が必要となる価格である場合は、端末2は、当該製品の購入についての見積依頼を見積提示装置1へ送信する。依頼処理部21は、見積依頼を受信すると、見積依頼を受けたことをユーザへ通知する。また、依頼処理部21は、見積が依頼された製品を含むシステム構成の構築に要する費用についての見積の要否をユーザに確認する。これにより、見積提示装置1は、マーケットプレイスに掲載されている製品を購入するための費用を提示するのみならず、製品を購入した後に、当該製品を含むFAシステムを運用するまでに必要な費用を提示することができる。
構築に要する費用についての見積が必要である場合、依頼処理部21は、構成設定部23にシステム構成の設定を指示する。構成設定部23は、見積の依頼主であるユーザについてのシステム情報の読み出しをユーザ情報管理部22に指示する。ユーザ情報管理部22は、見積の依頼主であるユーザについてのシステム情報をユーザ情報データベース31から読み出し、読み出されたシステム情報を構成設定部23へ出力する。
構築に要する費用についての見積が不要である場合、依頼処理部21は、当該製品の購入についての見積の作成を提示処理部25に指示する。この場合、提示処理部25は、当該製品の価格を製品データベース33から読み出す。提示処理部25は、読み出された価格を基に見積を作成する。提示処理部25は、作成された見積の内容をユーザへ提示する。
商品購入に見積が必要である場合、依頼処理部21は、当該製品の購入についての見積の作成を提示処理部25に指示する。この場合、提示処理部25は、当該製品の価格を製品データベース33から読み出す。提示処理部25は、読み出された価格を基に見積を作成する。提示処理部25は、作成された見積の内容をユーザへ提示する。なお、当該製品の価格の情報が製品データベース33に格納されていない場合、提示処理部25は、配信処理部24を介して出品者の端末3へ、当該製品の見積依頼を配信する。提示処理部25は、端末3から受信した見積の内容をユーザへ提示する。
構成設定部23は、ユーザ情報管理部22から入力されたシステム情報に基づいて、要件定義に適合するシステム構成を導き出す。構成設定部23は、導き出されたシステム構成の内容を配信処理部24へ通知する。配信処理部24は、出品者データベース32に登録されている出品者の中から、通知されたシステム構成についての構築を請け負い得る出品者を選定する。配信処理部24によって選定される出品者の数は任意とする。配信処理部24は、選定された出品者の各々へ、導き出されたシステム構成の内容を含めた見積依頼を配信する。
構成設定部23は、要件定義に適合するシステム構成を導き出す際に、出品者データベース32に格納されているシステム構築に関する情報に基づいてシステム構成を選定する。構成設定部23は、課題の解決策となるシステム構成を選定する。構成設定部23は、選定されたシステム構成に類似するシステム構成を選定しても良い。構成設定部23は、選定されたシステム構成に含まれる製品を、ユーザが所望する製品へ置き換えても良い。構成設定部23は、ユーザが所望する製品と接続可能な製品を選定しても良い。構成設定部23は、選定された製品を、システム構成の要素である製品へ置き換えても良い。構成設定部23は、このようにして、ユーザの要望に対しシステムの仕様を最適化することができる。
見積依頼を受信した出品者は、システム構成の内容に従った見積を作成し、作成された見積を見積提示装置1へ送信する。配信処理部24は、出品者から送信された見積を受信する。配信処理部24は、受信された見積の内容を提示処理部25へ出力する。提示処理部25は、配信処理部24から入力された見積の内容をユーザへ提示する。これにより、見積提示装置1は、購入される製品を含めたシステム構成の構築に要する費用を含めた見積をユーザに提示することができる。ユーザは、システム構成の構築を請け負い得る任意の数の出品者から見積の提示を受けることができる。
なお、見積の依頼主であるユーザのシステム情報がユーザ情報データベース31に無い場合、見積提示装置1は、当該ユーザにシステム構成についての情報の登録を促す。見積処理部15は、システム情報がユーザ情報データベース31に格納されてから、当該ユーザに対し、システム構成の構築についての見積を提示する。
見積処理部15は、ユーザからの見積依頼があるたびに出品者へ見積依頼を配信することによって見積を取得し、ユーザへ見積を提示するほか、出品者から見積処理部15へあらかじめ設定された見積をユーザへ提示しても良い。見積処理部15は、あらかじめ設定された見積をユーザへ提示する際、単体の製品である機器またはアプリケーションの見積を提示するだけでなく、システム構成全体の見積をユーザへ提示する。見積処理部15は、機器、アプリケーションおよびシステムインテグレートなどを含めたシステム構成が構築される場合における見積を取得する。見積処理部15は、当該システム構成の要素ごとに紐付けられている見積額を積算することによって、システム構成全体の見積を求める。なお、見積処理部15は、事業者によるシステム構成の管理が必要である場合に、システム構成全体の見積に、当該管理に要する費用を追加しても良い。
提示された見積の内容をユーザが承諾する場合、端末2から見積を出した出品者の端末3へ承諾を通知する。提示された見積の内容をユーザが承諾しない場合、端末2から見積を出した出品者の端末3へ承諾しないことを通知する。ユーザは、再度の見積を当該出品者へ依頼しても良い。
見積処理部15は、1つの見積の内容をユーザへ提示して当該見積に対するユーザの承諾を得るものに限られない。見積処理部15は、提示処理部25により、複数の見積の内容をユーザへ提示しても良い。この場合、見積処理部15は、複数の見積の内容を一括してユーザへ提示して、複数の見積の中からユーザに見積を選択させる。ユーザは、複数の見積の中から、ユーザの要望に合う見積を得ることができる。
見積処理部15は、構成設定部23において導き出されたシステム構成の構築を請け負い得る複数の出品者を選定している場合に、選定された各出品者によって作成された見積を提示することによって、複数の見積をユーザへ提示しても良い。構成設定部23は、選定された出品者のうち、あらかじめ設定された基準に合致する各出品者によって作成された見積を提示しても良い。基準としては、上記評価点がある数値を超えていること、または、評価点が高いほうから3位以内であること、など、任意の要件を設定することができる。
見積処理部15は、あらかじめ設定された情報に基づいて見積を作成しても良い。この場合、見積処理部15は、作成された見積を出品者の端末3へ配信する。出品者は、端末3において受信された見積の内容を確認する。出品者は、見積の内容に修正が必要と判断した場合、見積の内容を修正する。端末3は、修正された見積を見積処理部15へ送信する。見積処理部15は、修正された見積をユーザへ提示する。
このようにして、見積提示装置1は、出品されている製品についての見積のみならず、製品を含むシステム構築についての見積を複数の出品者から得て、出品者ごとの見積をユーザへ提示することができる。ユーザは、出品者ごとの見積を参考に、システム構築の依頼先とする事業者とを検討することができる。
見積提示装置1は、複数の出品者の各々によって作成された見積をユーザに提示することができる。マーケットプレイスは、見積が作成された製品である機器またはアプリケーションと、見積が作成されたFAシステムとを、ユーザへ納品することができる。ユーザは、マーケットプレイスとのみの契約によって、機器、アプリケーション、またはFAシステムを購入することができる。ユーザが出品者と直接契約を締結する必要がないため、ユーザによる契約手続きを簡易にすることができる。
見積提示装置1は、要件定義に適合するシステム構成を導き出す際に、複数の出品者によって出品される複数の製品の中から製品を選定する。すなわち、見積提示装置1は、互いに類似する複数の製品の中から、システム構成に含める製品を選定する。見積提示装置1は、一度選定された製品の代替が必要となった場合に、当該互いに類似する複数の製品の中から代替品を選定することができる。見積提示装置1は、例えば、納品予定の製品を出品している出品者の倒産といった事態において、代替品を提供可能な出品者を容易に選定することができる。これにより、ユーザは、取引の安全を確保しながら、マーケットプレイスと取引することができる。
ユーザは、出品者から見積の提示を受けると、見積を提示した出品者の中から関心を持った出品者と、システム構成の構築についての交渉を行っても良い。出品者は、交渉が成立した場合に、システム構成の構築を請け負った実績についての内容を見積提示装置1へ通知する。実績データベース34は、出品者から通知された実績の内容を示す実績データを保持する。
図4は、実施の形態1にかかる見積提示装置に記憶される実績データベースについて説明するための図である。実績データベース34に保持される実績データには、交渉成立日、ユーザの名称、構築を請け負った出品者である事業者の名称、ユーザが購入した製品の名称、および価格の各データが含まれる。また、実績データには、図4に示す各項目についてのデータのほかに、構成設定部23がシステム構成を導き出す際にユーザ情報管理部22から読み出されたシステム情報と、ユーザへ提示された見積の内容とが含まれる。
マッチング処理部16は、実績データベース34から読み出された実績データを基に、システム情報と、見積依頼に対してシステム構成の構築を請け負った出品者との関係を学習するマッチング学習部26と、学習結果である学習済モデルを基に、ユーザのシステム情報から当該ユーザに引き合わせる事業者である出品者を決定する事業者決定部27とを有する。
マッチング処理部16は、システム情報と構築を請け負った出品者の名称とを含む学習用データに基づいて、ユーザに引き合わせる出品者を学習する。すなわち、マッチング処理部16は、システム情報から、ユーザに引き合わせるのに最適な出品者を推論するためのモデルである学習済モデルを生成する。学習用データは、システム情報と構築を請け負った出品者の名称とを互いに関連付けたデータセットである。マッチング処理部16は、生成された学習済モデルを事業者決定部27へ出力する。なお、マッチング処理部16は、保持されている学習済モデルをデータセットに基づいて更新することによって、更新された学習済モデルを生成しても良い。
マッチング処理部16は、例えば、ニューラルネットワークモデルに従い、いわゆる教師あり学習によって、システム情報と構築を請け負った出品者との関係を学習する。ここで、教師あり学習とは、マッチング処理部16へデータセットを大量に与えることによってデータセットの特徴をマッチング処理部16に学習させ、入力から結果を推定するモデルをいう。データセットは、ある入力と、入力に対応する結果であるラベルとを含む。ニューラルネットワークは、複数のニューロンからなる入力層と、複数のニューロンからなる中間層である隠れ層と、複数のニューロンからなる出力層とで構成される。中間層は、1層、または2層以上でもよい。
図5は、実施の形態1にかかる見積提示装置における学習に使用されるニューラルネットワークの構成例を示す図である。図5に示すニューラルネットワークは、3層のニューラルネットワークである。入力層は、ニューロンX1,X2,X3を含む。中間層は、ニューロンY1,Y2を含む。出力層は、ニューロンZ1,Z2,Z3を含む。なお、各層のニューロンの数は任意とする。入力層へ入力された複数の値は、重みW1であるw11,w12,w13,w14,w15,w16が乗算されて、中間層へ入力される。中間層へ入力された複数の値は、重みW2であるw21,w22,w23,w24,w25,w26が乗算されて、出力層から出力される。出力層から出力される出力結果は、重みW1,W2の値に従って変化する。
マッチング処理部16は、システム情報と出品者の名称との組み合わせに基づいたデータセットを作成する。マッチング処理部16のニューラルネットワークは、作成されるデータセットに従って、いわゆる教師あり学習によって、ユーザのシステム情報が有する特徴から、当該ユーザが利用するFAシステムの構築に適した出品者を学習する。すなわち、ニューラルネットワークは、システム情報である各値が入力層へ入力されることによって出力層から出力される結果が、教師データである出品者の名称に近づくように重みW1,W2を調整することによって、ユーザに引き合わせるのに最適な出品者を学習する。
ニューラルネットワークは、いわゆる教師なし学習によって、ユーザに引き合わせるのに最適な出品者を学習することもできる。教師なし学習とは、教師データを与えずに入力データをマッチング処理部16へ大量に与えることによって、入力データがどのような分布をしているかをマッチング処理部16に学習させるモデルである。
教師なし学習の手法の1つに、入力データの類似性に基づいて入力データをグループ化するクラスタリングがある。マッチング処理部16は、クラスタリングの結果を使って、何らかの基準を最適にするように出力の割り当てを行うことによって、出力の予測モデルを生成する。マッチング処理部16は、教師なし学習と教師あり学習とが組み合わせられたモデルである半教師あり学習によって、ユーザに引き合わせるのに最適な出品者を学習しても良い。入力データのうちの一部については当該入力データに対応する教師データが与えられる一方、その他の入力データには教師データが与えられない場合の学習が、半教師あり学習に該当する。
マッチング処理部16は、複数の見積提示装置1に対して作成されたデータセットに従って、ユーザに引き合わせるのに最適な出品者を学習しても良い。マッチング処理部16は、同一の拠点にて使用される複数の見積提示装置1からデータセットを取得しても良く、あるいは、互いに異なる拠点にて使用される複数の見積提示装置1からデータセットを取得しても良い。データセットは、複数の拠点において互いに独立して稼働する複数の見積提示装置1から収集されたものであっても良い。複数の見積提示装置1からのデータセットの収集を開始した後に、データセットが収集される対象に新たな見積提示装置1が追加されても良い。また、複数の見積提示装置1からのデータセットの収集を開始した後に、データセットが収集される対象から、複数の見積提示装置1のうちの一部が除外されても良い。
マッチング処理部16が使用する学習アルゴリズムには、特徴となるデータの抽出を学習する深層学習を用いることができる。マッチング処理部16は、深層学習以外の公知の方法、例えば、遺伝的プログラミング、機能論理プログラミング、サポートベクターマシンなどに従って機械学習を実行してもよい。
ユーザに引き合わせるのに最適な出品者を学習するための学習手段は、見積提示装置1に内蔵されるマッチング処理部16に限られない。学習手段は、見積提示装置1の外部の機械学習装置であっても良い。機械学習装置は、ネットワークを介して見積提示装置1に接続可能な装置であっても良い。機械学習装置は、クラウドサーバ上に存在する装置であっても良い。
事業者決定部27は、ユーザのシステム情報が入力されることによって、学習済モデルに基づいて、構築を請け負った実績がある出品者の中から当該ユーザに引き合わせるのに最適な出品者を推論する。事業者決定部27は、推論結果である出品者を端末2へ通知する。なお、マッチング処理部16は、ユーザに引き合わせる出品者を事業者決定部27が決定できなかった場合に、ユーザからの相談を受け付けるカスタマーサービスセンターへのアクセスを促す通知をユーザへ送信しても良い。なお、事業者決定部27は、マッチング処理部16により生成された学習済モデルを使用して出品者を推論するものに限られない。事業者決定部27は、見積提示装置1の外部から取得された学習済モデルを使用して出品者を推論しても良い。
マッチング処理部16は、ユーザが利用するFAシステムに近いシステム構成について構築の実績がある出品者を複数の出品者の中から選び出して、当該ユーザに引き合わせることができる。ユーザは、出品者として参加している複数の出品者の中から、構築の実績がある出品者にシステム構築の見積を依頼することができる。構築を請け負う出品者は、当該出品者が構築した実績を持つシステム構成と類似するFAシステムを利用するユーザが引き合わせられて、当該ユーザから見積依頼を受けることになるため、製品またはサービスの販売機会を得やすくすることができる。管理者は、実績データベース34に蓄積された実績データからユーザの需要を分析することができ、分析の結果を新製品の開発につなげることができる。
次に、取引処理部17の機能について説明する。図6は、実施の形態1にかかる見積提示装置が有する取引処理部の構成を示すブロック図である。取引処理部17は、注文処理部41と、決済処理部42と、入金処理部43と、ライセンス処理部44と、ポイント処理部45とを有する。
提示された見積をユーザが承認することによって、取引処理部17は、製品の注文および購入についての処理を開始する。注文処理部41は、ユーザからの注文を受け付ける。また、注文処理部41は、複数の支払方法をユーザに提示して、製品の購入のための支払方法の選択を受け付ける。注文処理部41は、注文を受け付け、かつ支払方法が確定されることによって、製品の受注決定を出品者へ通知する。決済処理部42は、選択された支払方法に応じた決済処理を行う。なお、注文処理部41は、後払いが選択された場合に、端末2へ請求書を送信しても良い。
入金処理部43は、注文時における支払方法に応じた入金を確認することによって、各種処理を実行する。入金処理部43にて入金が確認された場合に、入金処理部43は、入金が確認されたことを端末3へ通知する。メーカである出品者は、入金確認の通知があった場合、または受注決定の通知があった場合に、製品の納品を行う。
入金処理部43は、選択された支払方法による入金が確認されると、入金額の分配などの処理を実行する。入金処理部43は、入金額から徴収する手数料の額を計算する。手数料は、マーケットプレイスの利用に対し出品者が負担する手数料である。出品者は、入金額から手数料が差し引かれた残金を受け取る。なお、管理者は、製品の販売金額からの徴収以外の方法により出品者から手数料を得ることとしても良い。管理者は、一定期間におけるマーケットプレイスの利用料といった形で手数料を得ても良い。
ライセンス処理部44は、アプリケーションである製品についての入金が入金処理部43にて確認された場合に、アプリケーションの提供者から受け取ったライセンスキーを端末2へ送信する。ユーザは、ライセンスキーを用いたアクセスによって、見積提示装置1の製品管理サーバ5からアプリケーションをダウンロードする。
このように、見積提示装置1は、ユーザへの見積提示のみならず、ユーザからの注文に応じた取引に関する処理を行う。ユーザは、見積提示装置1を利用することによって、出品者ごとに見積依頼を行う場合に比べて、手間をかけずに複数の出品者から見積依頼を得ることができる。ユーザは、見積の内容を承諾した場合に、見積依頼を行った見積提示装置1において、製品の注文と、支払方法の選択とを完結させることができる。ユーザと出品者との取引をマーケットプレイスが仲介することによって、ユーザと出品者とが個別の取引を行う場合と比べて、取引の手間を低減できる。管理者は、ユーザと出品者とにとって利便性が高く価値のあるマーケットプレイスを運営することができる。
ポイント処理部45は、ポイントの付与およびポイントの利用についての処理を実行する。ポイントは、マーケットプレイスの利用によってユーザと出品者とへ付与される。ポイントは、マーケットプレイスにおける製品の購入によってユーザへ付与される。ポイントは、ユーザによるマーケットプレイスのアクセス数に応じてユーザへ付与されても良い。ポイントは、見積提示装置1へ見積依頼の回数に応じてユーザへ付与されても良い。なお、ユーザが獲得したポイントは、マーケットプレイスにおける製品の購入金額に充てられても良い。
入金処理部43は、手数料の額をポイント処理部45へ通知する。ポイント処理部45は、手数料の一部に相当するポイントを、出品者の獲得ポイントに加算する。出品者が獲得したポイントは、マーケットプレイスの手数料に充てられても良い。出品者が獲得したポイントは、マーケットプレイスにおける製品のプロモーション、製品の展示会といったプロモーション活動における費用などに充てられても良い。
実績データベース34に実績データが格納された場合に、ポイント処理部45は、契約が成立したユーザと出品者とにあらかじめ決められたポイントを付与する。ポイント処理部45は、マーケットプレイスにおける製品の評価、FAシステムへの製品の導入事例の紹介、インターネット上の展示会への参加などがあった場合に、ユーザまたは出品者にポイントを付与しても良い。
次に、提案処理部18の機能について説明する。図7は、実施の形態1にかかる見積提示装置が有する提案処理部の構成を示すブロック図である。提案処理部18は、ユーザによって見積提示装置1へ入力される検索ワードと当該ユーザについて登録されているシステム情報とを基に、ユーザへ提案するシステム構成を決定する。提案処理部18は、決定されたシステム構成についての見積をユーザへ提示する。
提案処理部18は、入力処理部51と、データ取得部52と、システム学習部53と、推論部54と、見積作成部55とを有する。ワードデータベース35は、提案処理部18における処理にて使用される情報を保持する。ワードデータベース35は、記憶装置13に格納される。
ユーザによる見積依頼において端末2から見積提示装置1へ、FAシステムにおいて解決しようとする課題あるいは生産についての要望などについての文言が入力される。入力処理部51は、入力された文言の中から、課題あるいは要望に関するワードである検索ワードを抽出する。入力処理部51は、抽出された検索ワードをデータ取得部52へ出力する。
データ取得部52は、FAシステムの要件定義について登録されたシステム情報をユーザ情報データベース31から読み出す。データ取得部52は、システム情報および検索ワードを取得する。また、データ取得部52は、図1に示す構成設定部23によって導き出されたシステム構成の情報を見積処理部15から取得する。ワードデータベース35には、互いに対応付けられたシステム情報、検索ワードおよびシステム構成の情報が蓄積される。
システム学習部53は、互いに対応付けられたシステム情報、検索ワードおよびシステム構成の情報をワードデータベース35から読み出す。システム学習部53は、検索ワードおよびシステム情報とシステム構成との関係を学習し、ユーザへ提案されるシステム構成を推論するための学習済モデルを推論部54へ出力する。
システム学習部53は、システム情報と、検索ワードと、システム構成の情報とを含む学習用データに基づいて、ユーザへ提案されるシステム構成を学習する。すなわち、システム学習部53は、システム情報および検索ワードから、ユーザへ提案するのに最適なシステム構成を推論するためのモデルである学習済モデルを生成する。学習用データは、システム情報と、検索ワードと、システム構成の情報とを互いに関連付けたデータセットである。システム学習部53は、生成された学習済モデルを推論部54へ出力する。なお、システム学習部53は、保持されている学習済モデルをデータセットに基づいて更新することによって、更新された学習済モデルを生成しても良い。
システム学習部53は、例えば、ニューラルネットワークモデルに従い、いわゆる教師あり学習によって、システム情報と、検索ワードと、システム構成の情報との関係を学習する。システム学習部53のニューラルネットワークは、作成されるデータセットに従って、いわゆる教師あり学習によって、システム情報と検索ワードとが有する特徴から、ユーザへ提案するのに最適なシステム構成を学習する。
システム学習部53は、教師なし学習または半教師あり学習によって、ユーザへ提案するのに最適なシステム構成を学習しても良い。システム学習部53は、上記のマッチング処理部16の場合と同様に、複数の見積提示装置1に対して作成されたデータセットを取得しても良い。
ユーザへ提案するのに最適なシステム構成を学習するための学習手段は、システム学習部53が使用する学習アルゴリズムには、深層学習、あるいは深層学習以外の公知の方法を用いることができる。ユーザへ提案するのに最適なシステム構成を学習するための学習手段は、見積提示装置1に内蔵されるシステム学習部53に限られない。学習手段は、見積提示装置1の外部の機械学習装置であっても良い。機械学習装置は、ネットワークを介して見積提示装置1に接続可能な装置であっても良い。機械学習装置は、クラウドサーバ上に存在する装置であっても良い。
推論部54には、見積を依頼するユーザによって入力された検索ワードと、当該ユーザについて登録されているシステム情報とが入力される。推論部54は、検索ワードとシステム情報とが学習済モデルへ入力されることによって、ユーザへ提案されるシステム構成の内容を決定する。このように、推論部54は、見積を依頼するユーザによって入力された検索ワードと当該ユーザについて登録されているシステム情報とに基づいて、当該ユーザへ提案されるシステム構成の内容を決定する。推論部54は、決定されたシステム構成の情報を見積作成部55へ出力する。なお、推論部54は、システム学習部53により生成された学習済モデルを使用してシステム構成を推論するものに限られない。推論部54は、見積提示装置1の外部から取得された学習済モデルを使用してシステム構成を推論しても良い。
見積作成部55は、実績データベース34に蓄積されている実績データの中から、推論部54において決定されたシステム構成に近いシステム構成についての見積を読み出す。見積作成部55は、読み出された見積を基に、ユーザへ提示する見積を作成する。見積作成部55において作成された見積は、図2に示す提示処理部25を経てユーザへ提示される。
提案処理部18は、ユーザによって入力された検索ワードとユーザのシステム情報とを基に、ユーザのFAシステムにおける課題または要望に見合うシステム構成についての見積をユーザへ提示することができる。なお、提案処理部18は、ユーザに提案するシステム構成を決定できなかった場合、コンシェルジュへのアクセスを促す通知をユーザへ送信しても良い。コンシェルジュは、ユーザの要望を把握し、要望に応じたシステム構成を提案する。
以上の実施の形態に示した構成は、本開示の内容の一例を示すものである。実施の形態の構成は、別の公知の技術と組み合わせることが可能である。本開示の要旨を逸脱しない範囲で、実施の形態の構成の一部を省略または変更することが可能である。
1 見積提示装置、2,3 端末、4 ネットワーク、5 製品管理サーバ、10 プロセッサ、11 メモリ、12 通信装置、13 記憶装置、14 インタフェース、15 見積処理部、16 マッチング処理部、17 取引処理部、18 提案処理部、21 依頼処理部、22 ユーザ情報管理部、23 構成設定部、24 配信処理部、25 提示処理部、26 マッチング学習部、27 事業者決定部、31 ユーザ情報データベース、32 出品者データベース、33 製品データベース、34 実績データベース、35 ワードデータベース、41 注文処理部、42 決済処理部、43 入金処理部、44 ライセンス処理部、45 ポイント処理部、51 入力処理部、52 データ取得部、53 システム学習部、54 推論部、55 見積作成部。

Claims (11)

  1. 生産工程の自動化のためのシステムを構成する製品についての見積と、前記製品を含めた前記システムの構築に要する費用についての見積との提示を可能とする見積提示装置であって、
    前記製品の買い手であるユーザの端末から、前記製品についての見積の依頼を受信し、かつ、前記製品を含む前記システムの構築に要する費用についての見積の要否を確認する依頼処理部と、
    前記製品についての見積が依頼され、かつ前記システムの構築に要する費用についての見積が必要と確認された場合に、前記ユーザが利用する前記システムの要件定義に関わるシステム情報を基に、見積が依頼された前記製品を含みかつ前記要件定義に適合する前記システム構成を導き出す構成設定部と、
    構成が導き出された前記システムの構築を請け負い得る事業者を選定し、選定された前記事業者へ前記システムの構築に要する費用についての見積依頼を配信する配信処理部と、
    前記見積依頼に対して前記事業者から返信された見積の内容を前記ユーザへ提示する提示処理部と、
    前記ユーザの属性についての情報であるユーザ情報に前記システム情報を対応付けて保持するユーザ情報データベースと、を備え、
    前記構成設定部は、見積を依頼した前記ユーザの前記ユーザ情報に対応付けられている前記システム情報に基づいて、前記要件定義に適合する前記システム構成を導き出すことを特徴とする見積提示装置。
  2. 前記ユーザに前記構築を請け負う事業者を引き合わせるための処理を実行するマッチング処理部を備え、
    前記マッチング処理部は、見積を依頼する前記ユーザについての前記システム情報に基づいて、前記ユーザに引き合わせる事業者を決定する事業者決定部を有することを特徴とする請求項1に記載の見積提示装置。
  3. 前記マッチング処理部は、見積の依頼に対して前記システムの構築を請け負った事業者と前記システム情報との関係を学習し、前記ユーザに引き合わせる事業者を前記システム情報から推論するための学習済モデルを出力するマッチング学習部を有し、
    前記事業者決定部は、見積を依頼する前記ユーザについての前記システム情報が入力されることによって、前記学習済モデルに基づいて、前記ユーザに引き合わせる事業者を決定することを特徴とする請求項2に記載の見積提示装置。
  4. 前記ユーザによる前記製品の注文と、前記製品の購入のための支払方法の選択とを受け付ける注文処理部を有し、
    前記注文処理部は、前記注文を受け付け、かつ前記支払方法が確定されることによって、前記製品の受注決定を前記製品の出品者へ通知することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の見積提示装置。
  5. 前記ユーザへの前記システム構成の提案を行う提案処理部を備え、
    前記提案処理部は、見積を依頼する前記ユーザによって入力された検索ワードと当該ユーザについて登録されている前記システム情報とに基づいて、当該ユーザへ提案される前記システム構成の内容を決定する推論部を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の見積提示装置。
  6. 前記提案処理部は、
    前記検索ワードおよび前記システム情報と、導き出された前記システム構成の情報とを取得するデータ取得部と、
    前記検索ワードおよび前記システム情報と前記システム構成との関係を学習し、前記ユーザへ提案される前記システム構成を推論するための学習済モデルを出力するシステム学習部と、を有し、
    前記推論部は、前記検索ワードと前記システム情報とが前記学習済モデルへ入力されることによって前記システム構成の内容を決定することを特徴とする請求項5に記載の見積提示装置。
  7. 前記製品を出品する事業者ごとのシステム構築に関する情報を保持する出品者データベースを備え、
    前記システム構築に関する情報は、前記製品を出品する事業者によって提供され、
    前記構成設定部は、前記システム構築に関する情報に基づいて、前記要件定義に適合するシステム構成を選定することを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の見積提示装置。
  8. 前記提示処理部は、複数の見積の内容を前記ユーザへ提示することを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載の見積提示装置。
  9. 生産工程の自動化のためのシステムを構成する製品についての見積を提示する見積提示装置であって、
    前記製品の買い手であるユーザの端末からの見積の依頼に対し、前記ユーザが利用する前記システムの要件定義に関わるシステム情報を基に、見積が依頼された前記製品を含みかつ前記要件定義に適合するシステムの構成を導き出す構成設定部と、
    構成が導き出された前記システムの構築を請け負い得る事業者を選定し、選定された前記事業者へ前記システムの構築についての見積依頼を配信する配信処理部と、
    前記見積依頼に対して前記事業者から返信された見積の内容を前記ユーザへ提示する提示処理部と、
    前記ユーザへの前記システムの構成の提案を行う提案処理部と、を備え、
    前記提案処理部は、
    見積を依頼する前記ユーザによって入力された検索ワードと当該ユーザについて登録されている前記システム情報とに基づいて、当該ユーザへ提案される前記システムの構成の内容を決定する推論部と、
    前記検索ワードおよび前記システム情報と、導き出された前記システムの構成の情報とを取得するデータ取得部と、
    前記検索ワードおよび前記システム情報と前記システムの構成との関係を学習し、前記ユーザへ提案される前記システムの構成を推論するための学習済モデルを出力するシステム学習部と、を有し、
    前記推論部は、前記検索ワードと前記システム情報とが前記学習済モデルへ入力されることによって前記システムの構成の内容を決定することを特徴とする見積提示装置。
  10. 生産工程の自動化のためのシステムを構成する製品についての見積と、前記製品を含めた前記システムの構築に要する費用についての見積との提示を可能とする見積提示装置としてコンピュータを機能させる見積提示プログラムであって、
    前記製品の買い手であるユーザの端末から、前記製品についての見積の依頼を受信し、かつ、前記製品を含む前記システムの構築に要する費用についての見積の要否を確認するステップと、
    前記製品についての見積が依頼され、かつ前記システムの構築に要する費用についての見積が必要と確認された場合に、前記ユーザが利用する前記システムの要件定義に関わるシステム情報を基に、見積が依頼された前記製品を含みかつ前記要件定義に適合する前記システム構成を導き出すステップと、
    構成が導き出された前記システムの構築を請け負い得る事業者を選定し、選定された前記事業者へ前記システムの構築に要する費用についての見積依頼を配信するステップと、
    前記見積依頼に対して前記事業者から返信された見積の内容を前記ユーザへ提示するステップと、を前記コンピュータに実行させ、
    前記システム構成を導き出すステップでは、見積を依頼した前記ユーザの属性についての情報であるユーザ情報に対応付けられて格納されている前記システム情報に基づいて、前記要件定義に適合する前記システム構成を導き出すことを特徴とする見積提示プログラム。
  11. 請求項10に記載の見積提示プログラムが記憶され、コンピュータによる読み取りが可能とされたことを特徴とする記憶媒体。
JP2021500481A 2020-05-29 2020-05-29 見積提示装置、見積提示プログラムおよび記憶媒体 Active JP6956912B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2020/021462 WO2021240819A1 (ja) 2020-05-29 2020-05-29 見積提示装置、見積提示プログラムおよび記憶媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6956912B1 true JP6956912B1 (ja) 2021-11-02
JPWO2021240819A1 JPWO2021240819A1 (ja) 2021-12-02

Family

ID=78282019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021500481A Active JP6956912B1 (ja) 2020-05-29 2020-05-29 見積提示装置、見積提示プログラムおよび記憶媒体

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6956912B1 (ja)
WO (1) WO2021240819A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7182822B1 (ja) 2022-07-22 2022-12-05 株式会社Avilen 情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002222339A (ja) * 2001-01-26 2002-08-09 Canon Inc 見積り発注システム、見積り発注管理装置、情報処理装置、見積り発注方法および記録媒体
JP2003108802A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Toppan Printing Co Ltd ターンキービジネスサーバ及び方法
JP2004310150A (ja) * 2003-04-01 2004-11-04 Nec Soft Ltd 提案サービス提供システム
JP2018116454A (ja) * 2017-01-18 2018-07-26 株式会社カブク サプライチェーン検索システムおよびサプライチェーン検索プログラム
JP2020057417A (ja) * 2019-12-12 2020-04-09 株式会社クラッソーネ サーバ及び見積方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002222339A (ja) * 2001-01-26 2002-08-09 Canon Inc 見積り発注システム、見積り発注管理装置、情報処理装置、見積り発注方法および記録媒体
JP2003108802A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Toppan Printing Co Ltd ターンキービジネスサーバ及び方法
JP2004310150A (ja) * 2003-04-01 2004-11-04 Nec Soft Ltd 提案サービス提供システム
JP2018116454A (ja) * 2017-01-18 2018-07-26 株式会社カブク サプライチェーン検索システムおよびサプライチェーン検索プログラム
JP2020057417A (ja) * 2019-12-12 2020-04-09 株式会社クラッソーネ サーバ及び見積方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7182822B1 (ja) 2022-07-22 2022-12-05 株式会社Avilen 情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラム
JP2024014314A (ja) * 2022-07-22 2024-02-01 株式会社Avilen 情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2021240819A1 (ja) 2021-12-02
JPWO2021240819A1 (ja) 2021-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Wang et al. Business Innovation based on artificial intelligence and Blockchain technology
US9245244B2 (en) System and method for enabling product development
US7912761B2 (en) Initial product offering system and method
US8775246B2 (en) System and method for enabling channel registration in an IP marketplace
US9037733B2 (en) System and method for enabling product development
US20110153517A1 (en) System and method for enabling product development
US11720955B2 (en) Offline to online management system
CA2842166A1 (en) System and method for enabling marketing channels in an ip marketplace
RU2642378C2 (ru) Автоматизированная система осуществления закупок и продаж с использованием интерактивной облачной системы
TW202205177A (zh) 用於在多階層行銷系統中結合產品及允許使用者激勵其下線之方法
JP2020102188A (ja) 中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービス提供方法
JP6956912B1 (ja) 見積提示装置、見積提示プログラムおよび記憶媒体
KR101865408B1 (ko) 고객 데이터베이스 연동을 통한 비즈니스 타겟 매칭 플랫폼 제공 시스템
US20160350835A1 (en) System and method for finding possible bartering partners in both two-party and multi-party scenarios via smartphone/mobile device application.
Giovanoli et al. E-marketplace for cloud services
US11430033B2 (en) Methods and systems of utilizing machine learning to provide trust scores in an online automobile marketplace
Supriyatin et al. Implementation of digital marketing as a strategy to improve marketing and sales
WO2000045628A2 (en) Computer system and computer-implemented method for electronic commerce
KR20190084145A (ko) 온라인 특허 경매 시스템을 이용한 유망 기술 발굴 인공지능 시스템
KR102668801B1 (ko) 상품을 콘텐츠 창작자에게 협찬하는 이커머스 플랫폼 서비스를 제공하는 서버 및 서버의 동작 방법
KR102668802B1 (ko) 이커머스 플랫폼 상에서의 정보를 이용자에게 제공하는 서버 및 서버의 동작 방법
KR101334073B1 (ko) 모듈 단위 업무 매매 시스템 및 방법
CA2848458A1 (en) System and method for searching marketing channels in an ip marketplace
KR20240011071A (ko) 계층구조의 복수의 판매자가 참여하는 이커머스 플랫폼 서비스를 제공하는 서버 및 방법
KR20230153732A (ko) 판매자와 구매자의 상품 서비스 쌍방향 거래 플랫폼 시스템 및 그 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210107

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210107

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20210107

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20210409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210413

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210604

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210907

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211005

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6956912

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150